JP2006162464A - コヒーレントクロストーク光の測定方法および装置 - Google Patents

コヒーレントクロストーク光の測定方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】コヒーレントクロストーク(CXT)光の発生量を高い精度で測定できる方法および装置を提供する。
【解決手段】鋸波状に周波数変調した測定光を光源部11で生成して被測定物DUTに与え、被測定物DUTから出射される透過光およびCXT光を可変光減衰器13を介して受光部12に送り、受光器12Aで光電変換した電気信号を周波数フィルタ12Bに与えることで透過光とCXT光の光周波数差に相当するビート成分を抽出し、そのビート成分のパワーが極大値となるように測定光の変調周期を制御し、最適化された変調周期を一定に保持しつつ、可変光減衰器13の光減衰量を変化させ、その時生じるビート成分のパワーの変化の割合を基に被測定物DUTにおけるCXT量を測定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、光伝送システムにおいて信号品質の劣化を引き起こすコヒーレントクロストーク光を測定するための方法および装置に関するものである。
光伝送システムにおいては、伝送装置または伝送路中に、光ファイバ同士の接続点が幾つも存在する。この接続点は光コネクタやスプライス(融着接続)であり、例えば光コネクタの勘合部における空隙やコネクタ端面の汚れなどが原因で、信号光の一部が反射(例えばフレネル反射など)される。このような反射点が複数箇所存在すると、例えば図22に示すように、信号光の一部は各反射点において反射を繰り返し、その多重反射光のうちの信号光と同一方向に進行する成分が最終的にコヒーレントクロストーク(coherent crosstalk;以下CXTとする)光となる。CXT光は、受信器において信号光とのビート雑音を発生させ、例えばビットエラーレート(bit error rate:BER)などの信号品質を劣化させてしまう。CXT光の発生量(以下、CXT量とする)は、一般に、複数の反射点を透過した主信号光のパワーPTRと、主信号光と同一方向に進行する多重反射光(CXT光)のパワーPXTとを用いて、次の(1)式で定義される。
CXT量=PXT/PTR …(1)
図23は、CXT量に対する信号品質(ここでは、伝送ペナルティを考える)の関係を計算した一例である。図23に示すように、CXT量が増加すると伝送ペナルティが急激に増加して信号品質が悪化する様子が分かる。
そこで、実際に発生しているCXT光が測定できれば、膨大な光部品数をもつ光伝送システムの中でどの箇所が悪影響を及ぼしているかが判明し、その対策(例えば、反射点の清掃やコネクタ交換等)を早期かつ容易に行うことができる。しかし、図22の右端に示した光スペクトルからも分かるように、CXT光の光周波数は透過光のそれと全く同一であるので、光スペクトル上では双方の光が完全に重なって区別できず、CXT光のみを直接的に測定することが困難であるという課題があった。
このため、従来の技術では、CXT光を直接測定するのではなく、反射点の場所および反射量を測定することを目的として、光時間領域反射測定(optical time domain reflectometry;OTDR)などの反射光検出による測定が一般に普及している。これは、実際に反射点から戻ってくる光を検出することにより反射点の位置や反射量を算出する方法である。しかし、現在一般的に普及している上記の方法を適用した測定器は、その構成上、数十kmに及ぶ伝送路中の反射点を測定するのには適しているが、例えば伝送装置内の光部品における反射点といった光経路の短いところで使用するには不向きである。
一方、測定距離分解能の制約が少ない手法として、例えば、光波コヒーレンス関数の合成を利用したリフレクトメトリ(OCDR)において、出力光をパルス化することにより精度の良い反射光パワーの測定を可能にする技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、装置内の各種光部品における反射点を検出する手法として、例えば、各光部品の入力ポートおよび出力ポートに反射モニタをそれぞれ設け、装置内で発生する反射光を検出する技術も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平10−148596号公報 特開2003−51785号公報
しかしながら、上記のような従来の技術は、反射点から戻ってくる光を検出するという原理上、被測定物の中に単一方向性を有する光部品(例えば光アイソレータなど)が配置されていると、そこで反射光がカットされて測定ができなくなってしまうという問題点がある。
また、前述したような従来の技術は、反射点を特定する距離分解能は充分に高いものの、反射率を精度よく測定することを目的とはしていないため、CXT量を測定するための手段としては不向きである。仮に、従来の技術の応用により反射率を精度よく測定できたとしても、実際のCXT量を求めるためには、その反射率を基にして間接的に計算によりCXT量を予測するしかない。すなわち、複数の反射点を透過した主信号光のパワーに対するCXT光のパワーの割合を直接的に測定するような技術はこれまでに実現されていなかった。
本発明は上記の点に着目してなされたもので、被測定物の中に単一方向性の光部品が配置されているか否かに関わらず、被測定物の内部を通過した透過光とそれと同一方向に進む多重反射光とを直接的に検波することにより、コヒーレントクロストーク光の発生の有無やその発生量を確実に高い精度で測定できる方法および装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明によるCXT光の測定方法は、被測定物内に存在する複数の反射点の間で光が多重反射することにより発生するCXT光を測定するための方法において、単一縦モード発振するレーザ光源から出射される光の周波数を可変の周期で鋸波状に変調した測定光を生成し、該生成された測定光を前記被測定物内を通る光路の一端に入射させる。次に、前記被測定物の光路の他端から出射される光を受光器で受光して電気信号に変換し、該変換された電気信号を周波数フィルタに与えて、前記測定光の光周波数の最大値と最小値の差分の1/2倍に対応する周波数のビート成分を抽出する。そして、該抽出されたビート成分のパワーが極大値となるように前記測定光の変調周期を制御し、該変調周期の制御によって極大値となったビート成分のパワーに基づいて、前記被測定物内でCXT光が発生しているか否かを測定することを特徴とする。
また、上記の測定方法については、前記抽出されるビート成分のパワーが極大値となるように制御された変調周期を一定に保ちつつ、前記受光器の前段に設けた可変光減衰器の光減衰量を変化させ、該光減衰量の変化によって生じるビート成分のパワーの変化の割合に基づいて、前記被測定物内でのCXT光の発生量を測定するようにしてもよい。
本発明によるCXT光の測定装置は、被測定物内に存在する複数の反射点の間で光が多重反射することにより発生するCXT光を測定する測定装置において、単一縦モード発振するレーザ光源から出射される光の周波数を可変の周期で鋸波状に変調した測定光を生成する光源部と、前記光源部で生成された測定光を前記被測定物内を通る光路の一端に入射させるための光出力ポートと、前記被測定物の光路の他端から出射される光が与えられる光入力ポートと、前記光入力ポートからの光を受光器で受光して電気信号に変換した後、該電気信号を周波数フィルタに与えて、前記測定光の光周波数の最大値と最小値の差分の1/2倍に対応する周波数のビート成分を抽出する受光部と、前記受光部で抽出されたビート成分のパワーが極大値となるように、前記光源部で生成される測定光の変調周期を制御する変調周期制御部と、前記変調周期制御部による変調周期の制御によって極大値となったビート成分のパワーに基づいて、前記被測定物内でCXT光が発生しているか否かを測定する測定部と、を含んで構成されたことを特徴とする。
また、上記の測定装置については、前記入力ポートおよび前記受光部の間の光路上に設けた可変光減衰器と、前記受光部で抽出されるビート成分のパワーが極大値となるように前記変調周期制御部によって制御された変調周期を一定に保ちつつ、前記可変光減衰器の光減衰量を変化させる光減衰量制御部と、を含み、前記測定部は、前記光減衰量制御部により前記可変光減衰器の光減衰量を変化させることで生じるビート成分のパワーの変化の割合に基づいて、前記被測定物内でのCXT光の発生量を測定するようにしてもよい。
上記のような本発明によるCXT光の測定方法および装置では、鋸波状に周波数変調された測定光が被測定物に与えられることで、被測定物から出射される透過光およびそれと同一方向に進む多重反射光(CXT光)の各光周波数にずれが生じ、被測定物からの出射光を受光器で電気信号に変換した後に周波数フィルタを通過させることで、透過光と多重反射光の光周波数差に相当するビート成分が安定して得られるようになる。そして、このビート成分のパワーが極大値で安定になるように測定光の変調周期を最適化し、その時のビート成分のパワーをモニタすることで、被測定物内でのCXT光の発生の有無を測定することができるようになる。また、最適化した変調周期を一定に保ちつつ、受光器に与えられる光のパワーを可変光減衰器により変化させて、その時のビート成分のパワーの変化の割合をモニタすることで、被測定物におけるCXT量を測定することができるようになる。
上記のような本発明によるCXT光の測定方法および装置によれば、鋸波状に周波数変調した測定光を被測定物に入射し、被測定物から出射される透過光およびCXT光のビート周波数成分を検出するようにしたことで、被測定物の中に単一方向性の光部品が配置されているか否かに関わらず、CXT光の発生の有無やその発生量を確実に高い精度で測定することが可能になる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。なお、全図を通して同一の符号は同一または相当部分を示すものとする。
まず、本発明によるCXT光の測定方法の基本的な概念について、図1を参照しながら説明する。
図1の中ほどに示すように、被測定物の内部に複数の反射点(ここでは例えば2点とする)が存在する場合、図で左方から被測定物に与えられる入射光は各反射点で多重反射し、入射光と同一方向に伝播する成分が被測定物の右方へ出射される。この際、本測定方法では、図1の左側に示すように入射光に対して周波数変調(周波数変化)を加え、被測定物から出射される透過光およびそれと同一方向に進む多重反射光の各光周波数にずれを生じさせることで、図1の右側に示すように光スペクトル上での透過光および多重反射光(CXT光)の区別ができる状態にする。そして、被測定物からの出射光を光周波数のずれた状態で受光し、これを電気信号に変換すると、透過光と多重反射光の光周波数差に相当するビート周波数成分が得られる。このビート成分のパワーは、透過光パワーと多重反射光パワーとの相関をもっているため、このビート成分を検出することにより、CXT量を直接的に測定することができるようになる。
図2は、上記の測定方法を適用したCXT測定装置の基本構成を示すブロック図である。
図2において、CXT測定装置1は、光源部11、受光部12、可変光減衰器(Variable Optical Attenuator:VOA)13および制御/演算処理部14の4つのブロックから成る。
光源部11は、単一縦モード発振する公知のレーザ光源であり、制御/演算処理部14からの出力信号に従って駆動され、周波数変調された光を出射する。この光源部11からの出射光は、出力ポートOUTを介して被測定物DUTに入射される。
受光部12は、例えば、受光器(PD)12Aおよび周波数フィルタ12Bから構成される。受光器12Aには、被測定物DUTからの出射光が入力ポートINおよび可変光減衰器13を介して入力され、その入力光を電気信号に変換して出力する。周波数フィルタ12Bは、受光器12Aから出力される電気信号から後述するような特定の周波数成分(Δf/2)のみを抽出する電気フィルタである。
可変光減衰器13は、光減衰量を変化させることが可能な一般的な光減衰器であって、入力ポートINと受光部12の間に挿入される。この可変光減衰器13の光減衰量は、後述するように制御/演算処理部14からの出力信号に従って制御される。
制御/演算処理部14は、受光部12から出力される電気信号を処理しつつ、光源部11の変調周波数および可変光減衰器13の光減衰量を制御することによって、被測定物DUTにおけるCXT量を測定する。ここでは、制御/演算処理部14が、変調周期制御部、光減衰量制御部、記憶部および測定部として機能する。
次に、上記CXT測定装置1の動作原理について説明する。ここでは、被測定物DUTについて、例えば図3に示すように2箇所の反射点が距離L[m]を隔てて存在する場合を想定して説明を行う。ただし、本発明は、原理上、被測定物DUT内に3箇所以上の反射点が存在してもCXT量の測定が可能であり、その詳細については後述することにする。
図4は、CXT測定装置1内の各場所(A)〜(C)における光波形または電気波形の様子を示す図である。
まず、図4の最上段に示すように、光源部11において光波形(時間に対する光周波数)が鋸波状となるように周波数変調された測定光を生成する。
すなわち、ある時刻t0での光周波数をf2とした場合、時刻(t0+T)に光周波数がf1となるように光周波数を時刻の一次関数として増加させ、時刻(t0+T)でf1からf2に制御することを周期Tにて繰り返す波形となるように制御して、測定光を生成する。
ここで、周波数変調の周期をT、周波数の最大値と最小値をそれぞれf1,f2(f1>f2)とし、その差分をΔf=f1−f2とする。また、上記の周波数変調時における光源部11の出力光パワーは、ここでは説明のためにある一定値を保つものとする。ただし、本発明は、測定の原理上、出力光パワーを厳密に一定値に保つ必要はない。さらに、上記の例では時間Tをかけて光周波数をf2からf1に増加させるものとしたが、f1からf2に減少させる構成も適用できることは原理上明らかである。
上記のような光波形を有する測定光を被測定物DUTの一端に入射すると、被測定物DUT内では、図3の下側に示したように、測定光の一部が2つの反射点で反射され、各反射点を透過した透過光と、その透過光と同一方向に進む多重反射光(CXT光)とが被測定物DUTの他端から出射される。この被測定物DUTからの出射光は、CXT測定装置1の光入力ポートINに与えられ、可変光減衰器13を介して受光部12に送られる。受光部12に入力される光は、図4の2段目に示すように、透過光(実線)と多重反射光(破線)とが被測定物DUT内の反射点間の距離Lに応じた時間差τを持った光波形となる。
このような受光部12への入力光が受光器12Aで受光されると、受光器12Aから出力される電気信号は、図4の3段目に示すように、透過光と多重反射光の光周波数差(ビート周波数)成分が現れる。測定光の変調周期Tと遅延時間τが適当でない場合、このビート成分はΔf/2を中心に高周波側と低周波側の成分に分割される。図4の3段目の信号波形は、分割された状態の一例を示している。このような受光器12Aの出力電気信号が、図4の3段目右側に示すような通過周波数Δf/2の伝達特性を有するバンドパス周波数フィルタ12Bを通過すると、殆どのビート成分が周波数フィルタ12Bで除去され、受光部12からの出力電流値は略零となる。
一方、図4の4段目の白抜き矢印線に示すように、測定光(透過光)の変調周期Tを図4の2段目の状態から序々に長くしていくと、変調周期Tが透過光および多重反射光の遅延時間τのちょうど2倍(T=2τ)になった時、図4の5段目に示すように、受光器12Aから出力される全てのビート成分の周波数がΔf/2に一致するようになる。これを前述した周波数フィルタ12Bに通すと、全てのビート成分が周波数フィルタ12Bを通過するため、受光部12からの出力電流は最大になる。これら一連の様子を変調周期Tの変化に対応させて纏めると図5に示すようになる。このように変調周期Tを調整することで、周波数フィルタ12Bを通過するビート成分(電流値)が変化するため、制御/演算処理部14では、受光部12からの出力電流値をモニタしつつ、光源部11の変調周期Tを変化させ、図6に示すように電流値が最大ピークとなる点に変調周期Tの制御を収束させる。
なお、変調周期Tが遅延時間τよりも短くなる周波数領域(図6中の斜線部分)については、本測定方法における最小距離分解能を下回る測定領域に相当する。最小距離分解能に関しては後で具体的に説明することにする。また、ここでは被測定物DUT内に反射点が2箇所ある場合について説明したが、被測定物DUT内に反射点が3箇所以上あり、多重反射光の経路が複数存在する場合には、図7に示すように各経路における遅延時間に対応した複数のピーク(図7の一例では4つのピーク)が現れることになる。このような場合には、各ピーク(極大値)に順次対応させて変調周期Tの制御を収束させ、各々のピークごとに測定を行うようにすればよい。
ここで、上述した各パラメータについての具体的な一例を示しておく。
実際の使用条件を考慮し、被測定物DUTが例えば光伝送装置の場合を想定すると、光伝送装置内の反射点間の距離は数十m程度のオーダーとなるので、反射点間の距離Lを例えば10mとすると、遅延時間τは、光速c、光ファイバ中の屈折率nを用いた次式の関係に従って求められる。
τ=(2nL)/c≒0.1[μs] …(2)
このとき、光源部11から出射される測定光の変調周期Tを2τまで制御したとすると、変調周期はT=0.2[μs]、変調周波数は(1/T)=5[MHz]となる。
なお、反射点間の距離が上記の一例よりも長い場所を測定したい場合には、変調周期Tを長くすればよい。このため、CXT測定装置1の機能としては、被測定物DUTに応じて変調周期Tの初期値設定を切り替えることのできるような測定距離ダイナミックレンジの切替え機能を備えておくのが好ましい。
一方、鋸波状に変調される測定光の光周波数の最大値f1および最小値f2については、その周波数差Δf(=f1−f2)が受光器12Aの帯域(通常、〜数GHz程度)に収まる範囲であれば問題ないため、例えば光通信用の光波長1.55μm帯で考えれば、f1=193.000[THz]、f2=193.001[THz]の時にちょうどΔf=1[GHz]となる。光周波数f1,f2の絶対値から比べると、その差分Δfは非常に僅かな値であるが、例えば一般的な半導体レーザでも、駆動電流(バイアス電流)に対する光周波数の変化量は数百MHz/mA程度のものもあるので、上記のような光周波数の設定における変調周期Tの制御は既存の技術によって実現可能である。
上述したような一連の動作により、透過光パワーと多重反射光パワーとの相関をもったビート成分を取り出すことができるため、次の段階では、このビート成分を基にCXT量の算出を行う。ここで問題となるのは、測定したビート成分のパワーとCXT量とが必ずしも1対1で対応しない点である。すなわち、図8の上段に示すように、透過光パワーおよび多重反射光パワーの3つの組み合わせ(PTR1,PCXT1)、(PTR2,PCXT2)、(PTR3,PCXT3)について、透過光パワーと多重反射光パワーの各相対量(CXT量)が互いに等しく(PCXT1/PTR1=PCXT2/PTR2=PCXT3/PTR3=a)、各々のパワーがそれぞれ異なる(PTR1≠PTR2≠PTR3、PCXT1≠PCXT2≠PCXT3)場合を考えると、受光部12から出力される電流値(ビート成分のパワー)は、図8の下段に示すように、透過光および多重反射光の各パワーに依存するため、それぞれ異なってしまう。すなわち、ビート成分のパワー(絶対値)のみからでは、CXT量を一意に決めることができない。
ここで、光周波数の異なる2つの光が受光器12Aに入射された場合の様子を数式に従って説明する。
上記2つの光の角周波数をω1,ω2、電界の包絡線をE1(t)、E2(t)とし、各光の電界E1,E2を次の(3)式および(4)式で表すことにする。
E1=(1/2)・E1(t)・exp(jω1t)
+(1/2)・E1 *(t)・exp(−jω1t) …(3)
E2=(1/2)・E2(t)・exp(jω2t)
+(1/2)・E2 *(t)・exp(−jω2t) …(4)
ただし、E*(t)は複素共役を表す。
上記の光が受光器12Aで受光されて電流に変換されると、その電流の強度i(t)は、次の(5)式に示すように入射された光の電界(E1+E2)の二乗に比例する。
i(t)∝(E1+E2)2
={(1/2)・E1(t)・exp(jω1t)
+(1/2)・E1 *(t)・exp(−jω1t)
+(1/2)・E2(t)・exp(jω2t)
+(1/2)・E2 *(t)・exp(−jω2t)}2 …(5)
この(5)式を計算すると、以下の(6)式が得られる。ただし、ω1,ω2は各光の角周波数でありTHzオーダーであるため、受光器12Aでは検出不可である。従って、exp(j2ω1t)、exp(j2ω2t)、exp{j(ω1+ω2)t}で振動する成分は全て無視している。
i(t)∝(1/2)・E1(t)・E1 *(t)+(1/2)・E2(t)・E2 *(t)
+(1/2)・E1(t)・E2 *(t)・exp{j(ω1−ω2)t}
+(1/2)・E1 *(t)・E2(t)・exp{−j(ω1−ω2)t}
…(6)
上記(6)式の第1項および第2項は直流(CW)成分であり、第3項および第4項は2つの光の周波数差(Δω=ω1−ω2:ビート周波数)で振動するビート成分となる。したがって、このビート周波数が受光器12Aの周波数特性の帯域内に収まる程度であれば、ビート成分を容易に検出することができる。
図9は、上記の計算式を利用してビート成分のパワーに対するCXT量の関係を計算した結果の一例である。前述したように、ビート成分のパワーが測定できても、それに対応するクロストーク量は光パワー(PTR+PCXT)に依存して無数に存在することが図9の計算結果からも分かる。
しかしここで、例えば図10に示すように、CXT量をパラメータにして、ビート成分のパワーと光パワー(PTR+PCXT)の関係を計算すると、その傾きがCXT量に応じて異なることが分かる。つまり、前述の方法により変調周期をT=2τに制御して一旦ビート成分を抽出した後、光パワー(PTR+PCXT)を変化させて、その時のビート成分のパワーの変化の割合をモニタすれば、上記の傾きが求められるようになるため、ビート成分のパワーからCXT量を特定することが可能となる。
そこで、CXT測定装置1では、受光部12の前段に可変光減衰器13を配置し、その光減衰量を制御/演算処理部14からの出力信号に従って制御することで光パワー(PTR+PCXT)を変化させ、受光部12で検出されるビート成分の変化量を制御/演算処理部14でモニタする構成としている(図2)。また、図10における直線の傾きとCXT量の関係については、予め計算または実測によりテーブル化し、これを制御/演算処理部14に記憶させておく構成や、CXT測定装置1の内部にキャリブレーション機能を持たせておく構成などが可能である。
このような構成を適用したCXT測定装置1によれば、被測定物DUTの中に光アイソレータ等の単一方向性の光部品が配置されている場合であっても、従来のOTDRのように被測定物DUTの透過光とは逆方向に進む反射光の検出による測定方法とは異なるため、透過光およびCXT光を直接的に検波することができ、CXT量を高い精度で測定することが可能になる。
なお、上記のCXT測定装置1では、受光部12の前段に可変光減衰器13を設けてCXT量を測定できるようにしたが、例えば、被測定物DUTの内部でCXT光が発生しているか否かを判別できればよく、CXT量までを測定する必要がないような場合には、可変光減衰器13を省略することが可能である。この場合には、変調周期がT=2τに制御された時に受光部12から出力される電流値(ビート成分のパワー)に従って被測定物DUT内でのCXT光の発生の有無を判別すればよい。
ここで、前述したCXT測定装置1の最小距離分解能について図11および図12を用いて具体的に説明する。
本CXT測定装置1では、複数の多重反射光を調べるために、変調周期Tを幅広くスキャンする。この時、仮に多重反射光の経路が1つ(反射点が2点)しかなかった場合、図11に例示したように、変調周期Tが短くなってくると、周波数フィルタ12Bから出力される電流値に2次ピーク(c点)や3次ピーク(d点)などといった複数のピークが現れるようになる。これら2次以上のピークは同一経路の多重反射光によるピークなので、最初の1次ピーク(b点)以外は測定には不要であり、かつ、別経路の多重反射光によるピークと間違えてしまう可能性もある。従って、1次ピークと2次ピークの間で電流値が最小になる変調周期T=τをCXT測定装置1の最小距離分解能とするが適当である。
ただし、CXT測定装置1の最小距離分解能をT=τと考える場合においても、図12の2段目以降に示すように、電流値のピークの現れ方には規則性があり、次の(7)式の関係に従った周期Tでピークが必ず出現する。
T=2/(2k+1)・τ (k=0,1,2,…) …(7)
このため、CXT量を測定する際には、最初のピーク(T=2τ)を検出した時点でそれ以降のピークを予測し、それらを無視するように設定すれば、変調周期Tがτ以下となる領域でも測定を行うことが可能となる。
次に、上述したCXT測定装置1の具体的な実施例について説明する。
図13は、上記実施例の全体構成を示すブロック図である。
図13に示す実施例の構成は、前述したビート成分のパワーとCXT量の関係を事前計算しておく手法として、キャリブレータを用いた場合の一例に対応する。具体的には、測定の前に後述するキャリブレータを接続するためのインターフェースIFがCXT測定装置1に設けられ、そのキャリブレータインターフェースIFは制御/演算処理部14に接続されている。また、制御/演算処理部14は、ここでは例えば、光源部11の動作を制御するための制御回路14Aおよび変調波形生成回路14Bと、受光部12から出力される電流を測定する電流モニタ14Cと、可変光減衰器13の光減衰量を制御するための制御回路14Dと、内部に記憶部14Fを備えた演算回路14Eとから構成される。
さらに本実施例では、光源部11の具体的な一例として、分布帰還型レーザダイオード(distributed feedback laser diode:DFB−LD)11Aを使用する。DFB−LDは注入電流を変化させると発振周波数が変化するため、バイアス用の電流Ibと周波数変調用の電流Imを混合して駆動する構成を光源部11に適用する。なお、このような光源部11の構成では、周波数変調用の電流ImによってDFB−LD11Aの光出力パワーも変化してしまうことになる。しかし、受光部12の周波数フィルタ12Bから出力される電流のピーク(図6参照)が検出可能な範囲内であれば、光出力パワーが変化しても問題はない。詳しくは、周波数フィルタ12Bの通過帯域幅が狭いほど、光出力パワーの変化の許容量は大きくなる。また、FM変調効率[Hz/A]の良いDFB−LD11Aを使用することによって光出力パワーの変化は相対的に小さくなる。
上記のような構成のCXT測定装置1では、まず、測定の前にキャリブレータを接続して擬似的に多重反射状態をつくりCXT光を発生させ、各CXT量と各光パワー(PTR+PCXT)におけるビート成分のパワーとを測定して、前述の図10に相当する情報を取得する。そして、その測定結果を演算回路14E内の記憶部14Fに格納する。
キャリブレータの具体的な構成としては、例えば図14に示すような可変光減衰器を利用したものを適用することが可能である。図14の構成例では、CXT測定装置1の出力ポートOUTを介してキャリブレータ20の入力ポートINに与えられる測定光を、光分岐器21で擬似的に透過光と多重反射光に相当する成分に分岐し、多重反射光については可変の光伝播遅延を与える光遅延器22および可変光減衰器(VOA)23を通過させ、その多重反射光と光分岐器21からの透過光とが光合波器24で再び合波される。ここまでの部分でまず任意のCXT量を発生させる。引き続き、光合波器24で合波された光が可変光減衰器(VOA)25に与えられ、その光減衰量を変化させることで光パワー(PTR+PCXT)が任意の値に調整される。この際の光遅延器22および可変光減衰器23,25の制御は、CXT測定装置1からインターフェースIFを介して与えられる信号に従って行われる。また、透過光のパワーは光カプラ26Aおよび受光器27Aによってモニタされ、多重反射光のパワーは光カプラ26Bおよび受光器27Bによってモニタされる。さらに、可変光減衰器25で調整された光パワー(PTR+PCXT)は光カプラ26Cおよび受光器27Cによってモニタされる。これにより、CXT量および光パワー(PTR+PCXT)の各パラメータを変化させた時のビート成分のパワーがCXT測定装置1で測定され、その測定結果が各パラメータに対応させて演算回路14Eの記憶部14Fに格納されることでキャリブレーションが行われる。
なお、図14に示したキャリブレータ20の構成例では、擬似的な多重反射光が伝播する光路上に可変光減衰器23を設けてCXT量を調整するようにしたが、擬似的な透過光が伝播する光路上にも可変光減衰器を設けるようにしてもよい。可変光減衰器を双方の光路上に配置することでより広い範囲のCXT量を設定することが可能になる。また、キャリブレータ20の構成例として可変光減衰器を利用したものを説明したが、これ以外にも、例えば図15に示すように分岐比可変型光カプラ21’を図14の光分岐器21および可変光減衰器23に代えて用いた構成を適用することも可能である。この構成例では、CXT測定装置1からインターフェースIFを介して与えられる信号に従って分岐比可変型光カプラ21’の分岐比を調整することで任意のCXT量が実現される。さらに、ここではCXT測定装置1とキャリブレータ20が分離された構成を例示したが、CXT測定装置1の内部にキャリブレータを設けた一体型の構成を適用しても構わない。
上記のようなキャリブレータ20を使用したキャリブレーションが完了することにより、CXT測定装置1による被測定物DUTのCXT量の測定が可能になる。実際の測定時には、上述したように、まず光源部11の変調周波数を制御して変調周期がT=2τとなるように制御を収束させ、引き続き可変光減衰器13を変化させながらビート成分のパワーがモニタされ、そのモニタ結果と測定前に記憶部14Fに格納した情報と比較することで被測定物DUTのCXT量が特定される。
なお、図13に示した構成例では、光源部11の具体例として、バイアス用電流Ibおよび周波数変調用電流Imを混合した信号をDFB−LD11Aに直接与えて変調駆動する構成を示したが、本発明の光源部の構成は上記の一例に限定されるものではない。例えば図16に示すように、DFB−LD11Aおよび周波数シフタ11Bを用いて光源部11を構成してもよい。この構成では、DFB−LD11Aはバイアス用電流Ibによって駆動され、DFB−LD11Aから出射されるCW光が周波数シフタ11Bに与えられて、周波数変調用電流Imに従って周波数変調される。この場合、DFB−LD11Aを直接変調するときのように測定光のパワーが周波数変調用電流Imに応じて変化するようなことがなくなるため、CXT量の測定をより安定して行うことが可能になる。
また、例えば図17に示すように波長可変光源を利用して光源部11を構成してもよい。具体的に図17の構成例では、波長可変レーザとして分布ブラッグ反射型レーザダイオード(Distributed Bragg Reflector Laser Diode:DBR−LD)11Cが用いられ、制御/演算処理部14からのバイアス用電流Ibおよび周波数変調用電流ImによってDBR−LD11Cが駆動されると共に、DBR−LD11Cの波長が波長制御用信号Iλに従って制御される。また、DBR−LD11Cから出射される測定光の一部が光カプラ11Dで分岐され、その分岐光が波長計11Eに与えられて測定光の波長がモニタされ、そのモニタ結果を示す波長モニタ信号が制御/演算処理部14に出力される。前述の図13または図16に示した光源部11の構成例では、測定光の波長がDFB−LD11Aの発振波長で固定されているため、例えば波長多重(WDM)光伝送システムで用いられる波長合分波装置の各波長ポートにそれぞれ対応させてCXT量の測定を行いたくても、DFB−LD11Aの発振波長と合致する波長ポートのみについてしか測定を行うことができない。これに対して図17に示した光源部11の構成例では、例えばWDMシステムで規定されているITU−Tに準拠した波長グリッドに従って、図18に例示するようにDBR−LD11Cの波長をλ1,λ2,λ3とステップ的に変化させることにより、上記波長合分波器の各波長ポートに対応させてCXT光の測定を行うことが可能になる。
次に、上述したCXT測定装置1をWDM光伝送システムに適用した具体的な実施例について説明する。
図19は、上記WDM光伝送システムの実施例の全体構成を示す図である。
図19において、本WDM光伝送シスは、例えば、波長の異なる複数の光信号を合波したWDM信号光を伝送路30に送信する光送信局40と、伝送路30上に所要の間隔で配置された複数の光中継局50と、光送信局40から伝送路30および各光中継局50を介して中継伝送されたWDM信号光を受信する光終端局60とを備えて構成される。また、上記の各局に対して上述したCXT測定装置1が組み込まれ、各々のCXT測定装置1により自局でCXT光が発生しているか否かの測定が行われ、その測定結果が監視モニタ70で集中管理される。
CXT測定装置1が組み込まれた光中継局50は、例えば図20に示すような構成とすることができる。具体的に、光中継局50の入出力ポート間には、例えば、複数の光アンプ51A〜51D(一般的に光アイソレータを含む)が多段接続されていると共に、各光アンプの段間に可変光減衰器(VOA)52A,52Bや分散補償ファイバ(DCF)53が設けられている。このような構成では、各光部品の接続箇所等がWDM信号光の反射点となる可能性があり、複数の反射点で多重反射した光がCXT光になり得る状態にある。そこで、このCXT光を検出するために、初段の光アンプ51Aの前段に光合波器54を設けると共に、最終段の光アンプ51Dの後段に光分岐器55を設け、CXT測定装置1の光出力ポートOUTから出力される測定光を光合波器54を介して主信号系に送り、各光部品を通過した光を光分岐器55で取り出してCXT測定装置1の光入力ポートINに戻すようにする。なお、ここでは、光中継局内でCXT光が発生しているか否かをCXT測定装置1で検出し、CXT光の発生が検出された場合にCXT測定装置1からアラーム信号を発生するものとする。この場合、CXT測定装置1で具体的なCXT量を測定する必要は特にないので、CXT測定装置1内の可変光減衰器13(図2または図13参照)は省略することが可能である。
CXT測定装置1からアラーム信号が発出された場合には、そのアラーム信号が測定制御部56に伝えられ、測定制御部56から監視モニタ70にCXT警報信号が送信される。また、測定制御部56は、CXT測定装置1にCXT光の測定を実行させるための制御信号も生成する。上記のCXT警報信号は、各局間で伝送される監視光(SV光)などに乗せて監視モニタ70まで伝えられるようにしてもよい。
また、CXT測定装置1が組み込まれた光終端局60については、例えば図21に示すような構成とすることができる。具体的に、図21の光終端局60では、伝送路30を伝播して入力ポートに与えられるWDM信号光が光アンプ61で所要のレベルまで増幅された後に光波長分波器62で波長ごとに分波され、各波長の光信号が各々に対応する波長ポートから出力される。光波長分波器62の各波長ポートから出力された光信号は、ここでは各々のレベルを調整する可変光減衰器(VOA)63等を介して図示を省略した光受信器に送られる。このような構成では、光アンプ61や光波長分波器62、可変光減衰器63の接続箇所等が光信号の反射点となる可能性があり、複数の反射点で多重反射した光がCXT光になり得る状態にある。このため、前述した光中継局50の場合と同様に、光アンプ51の前段に光合波器64を設ける共に、光波長分波器62の各波長ポートに対応した各々の各可変光減衰器63の後段にそれぞれ光分岐器65を設け、さらに、各光分岐器65で分岐される光の切り替えを行う光スイッチ66を配置し、CXT測定装置1の出力ポートOUTから出力される測定光を光合波器64を介して主信号系に送り、各光部品を通過した光を光分岐器65および光スイッチ66で取り出してCXT測定装置1の入力ポートINに戻すようにする。光終端局60に組み込まれるCXT測定装置1としては、光波長分波器62の各波長ポートに対応した波長の測定光を生成するために、前述の図17に例示したような光源部11に波長可変光源を利用したものを適用する。また、ここでも光終端局内でCXT光が発生しているか否かを検出してアラーム信号を発生するものとして、可変光減衰器13を省略したCXT測定装置1を用いることが可能である。
CXT測定装置1からアラーム信号が発出された場合には、そのアラーム信号が測定制御部67に伝えられ、測定制御部67から監視モニタ70にCXT警報信号が送信される。また、測定制御部67は、CXT測定装置1にCXT光の測定を実行させ、かつ、測定光の波長を制御する制御信号を生成すると共に、測定光の波長に対応させて光スイッチ66の光路の切替えを行う制御信号を生成する。
上記のような構成のWDM光伝送システムによれば、光送信局40および光終端局60の間の主信号系の光路上におけるCXT光の発生に関する情報が監視モニタ70で集中して監視されるようになるため、膨大な光部品から構成されるシステム全体のどの箇所でCXT光が発生しているかを確実に検出でき、その対策を早期かつ容易に行うことが可能になる。
なお、上記WDM光伝送システムでは、各局でCXT光の発生の有無を検出してアラーム信号を発出するようにしたが、例えば、自局における具体的なCXT量を測定し、その測定結果が予め定めたCXT量の閾値を超えた場合にアラーム信号を発出するようにしてもよい。この場合、各局に組み込まれるCXT測定装置1には光パワー(PTR+PCXT)を変化させるための可変光減衰器13を設けるようにする。また、図21に示した光終端局60の構成例では、光スイッチ66により各光分岐器65からの分岐光の切替えを行うようにしたが、光スイッチ66に代えて例えばスターカプラを設けるようにしても各波長に対応したCXT光の発生の有無またはCXT量を測定することが可能である。さらに、本発明のCXT測定装置1を用いてWDM光伝送システムを構成した場合について説明したが、本発明のCXT測定装置が適用可能なシステムの構成は上記の一例に限定されるものではない。
以上、本明細書で開示した主な発明について以下にまとめる。
(付記1)被測定物内に存在する複数の反射点の間で光が多重反射することにより発生するコヒーレントクロストーク光を測定するための方法において、
単一縦モード発振するレーザ光源から出射される光の周波数を可変の周期で鋸波状に変調した測定光を生成し、
該生成された測定光を前記被測定物内を通る光路の一端に入射させ、
前記被測定物の光路の他端から出射される光を受光器で受光して電気信号に変換し、
該変換された電気信号を周波数フィルタに与えて、前記測定光の光周波数の最大値と最小値の差分の1/2倍に対応する周波数のビート成分を抽出し、
該抽出されたビート成分のパワーが極大値となるように前記測定光の変調周期を制御し、
該変調周期の制御によって極大値となったビート成分のパワーに基づいて、前記被測定物内でコヒーレントクロストーク光が発生しているか否かを測定することを特徴とする測定方法。
(付記2)付記1に記載の測定方法であって、
前記抽出されるビート成分のパワーが極大値となるように制御された変調周期を一定に保ちつつ、前記受光器の前段に設けた可変光減衰器の光減衰量を変化させ、
該光減衰量の変化によって生じるビート成分のパワーの変化の割合に基づいて、前記被測定物内でのコヒーレントクロストーク光の発生量を測定することを特徴とする測定方法。
(付記3)付記1に記載の測定方法であって、
前記レーザ光源から出射される光の波長を可変にし、測定光の波長に対応したコヒーレントクロストーク光の測定を行うことを特徴とする測定方法。
(付記4)付記2に記載の測定方法であって、
コヒーレントクロストーク光の発生量とビート成分のパワーとの関係を示す情報を予め取得して記憶し、
前記光減衰量を変化によって生じるビート成分のパワーの変化の割合と、前記記憶した情報とを比較することによって、前記被測定物内でのコヒーレントクロストーク光の発生量を特定することを特徴とする測定方法。
(付記5)被測定物内に存在する複数の反射点の間で光が多重反射することにより発生するコヒーレントクロストーク光を測定する測定装置において、
単一縦モード発振するレーザ光源から出射される光の周波数を可変の周期で鋸波状に変調した測定光を生成する光源部と、
前記光源部で生成された測定光を前記被測定物内を通る光路の一端に入射させるための光出力ポートと、
前記被測定物の光路の他端から出射される光が与えられる光入力ポートと、
前記光入力ポートからの光を受光器で受光して電気信号に変換した後、該電気信号を周波数フィルタに与えて、前記測定光の光周波数の最大値と最小値の差分の1/2倍に対応する周波数のビート成分を抽出する受光部と、
前記受光部で抽出されたビート成分のパワーが極大値となるように、前記光源部で生成される測定光の変調周期を制御する変調周期制御部と、
前記変調周期制御部による変調周期の制御によって極大値となったビート成分のパワーに基づいて、前記被測定物内でコヒーレントクロストーク光が発生しているか否かを測定する測定部と、
を含んで構成されたことを特徴とする測定装置。
(付記6)付記5に記載の測定装置であって、
前記入力ポートおよび前記受光部の間の光路上に設けた可変光減衰器と、
前記受光部で抽出されるビート成分のパワーが極大値となるように前記変調周期制御部によって制御された変調周期を一定に保ちつつ、前記可変光減衰器の光減衰量を変化させる光減衰量制御部と、を含み、
前記測定部は、前記光減衰量制御部により前記可変光減衰器の光減衰量を変化させることで生じるビート成分のパワーの変化の割合に基づいて、前記被測定物内でのコヒーレントクロストーク光の発生量を測定することを特徴とする測定装置。
(付記7)付記5に記載の測定装置であって、
前記光源部は、バイアス用電流および周波数変調用電流を混合した駆動信号を前記レーザ光源に与えて測定光を生成することを特徴とする測定装置。
(付記8)付記5に記載の測定装置であって、
前記光源部は、バイアス用電流信号により駆動される前記レーザ光源と、周波数変調用電流信号に従って、前記レーザ光源から出射される連続光を周波数変調した測定光を生成する周波数シフタとを有することを特徴とする測定装置。
(付記9)付記5に記載の測定装置であって、
前記光源部は、前記レーザ光源から出射される光の波長が可変であり、
前記測定部は、前記光源部で生成される測定光の波長に対応したコヒーレントクロストーク光の測定を行うことを特徴とする測定装置。
(付記10)付記6に記載の測定装置であって、
コヒーレントクロストーク光の発生量とビート成分のパワーとの関係を示す情報を予め取得して記憶する記憶部を含み、
前記測定部は、前記光減衰量制御部により前記可変光減衰器の光減衰量を変化させることで生じるビート成分のパワーの変化の割合と、前記記憶部に記憶された情報とを比較することによって、前記被測定物内でのコヒーレントクロストーク光の発生量を特定することを特徴とする測定装置。
(付記11)付記10に記載の測定装置であって、
前記記憶部に記憶される情報は、コヒーレントクロストーク光を擬似的に発生させることのできるキャリブレータを利用して予め取得されることを特徴とする測定装置。
(付記12)付記11に記載の測定装置であって、
前記キャリブレータは、入力光を2つに分岐する光分岐器と、該光分岐器で分岐された2つの光を再び合波する光合波器と、前記光分岐器および前記光合波器の間を接続する2つの光路のうちの一方を伝播する光に対して可変の光伝播遅延を与える光遅延器と、前記2つの光路のうちの少なくとも一方を伝播する光のパワーを調整する第1の可変光減衰器と、前記光合波器で合波された光のパワーを調整する第2の可変光減衰器と、を備えたことを特徴とする測定装置。
(付記13)付記11に記載の測定装置であって、
前記キャリブレータは、入力光を任意の割合で2つに分岐する分岐比可変型光カプラと、該分岐比可変型光カプラで分岐された2つの光を再び合波する光合波器と、前分岐比可変型光カプラおよび前記光合波器の間を接続する2つの光路のうちの一方を伝播する光に対して可変の光伝播遅延を与える光遅延器と、前記光合波器で合波された光のパワーを調整する可変光減衰器と、を備えたことを特徴とする測定装置。
本発明によるCXT光の測定方法の基本的な概念を説明するための図である。 本発明によるCXT測定装置の基本構成を示すブロック図である。 被測定物内に存在する反射点の一例を示した図である。 図2のCXT測定装置内の各場所における光波形または電気波形の様子を示す図である。 変調周期を変化させたときのビート成分の様子を示す図である。 反射点が2点の場合における周波数フィルタの出力電流値のピークを示す図である。 反射点が4点の場合における周波数フィルタの出力電流値のピークを示す図である。 ビート成分のパワーからCXT量を求める際の問題点を説明する図である。 CXT量とビート成分のパワーとの関係を算出した一例を示す図である。 ビート成分のパワーと光パワー(PTR+PCXT)との関係を算出した一例を示す図である。 本発明のCXT測定装置の最小距離分解能について説明する図である。 周波数フィルタから出力される電流値のピーク出現の規則性を説明する図である。 本発明によるCXT測定装置の具体的な実施例の全体構成を示すブロック図である。 上記CXT測定装置に用いられるキャリブレータの構成例を示す図である。 上記CXT測定装置に用いられるキャリブレータの他の構成例を示す図である。 上記CXT測定装置の光源部の他の構成例を示す図である。 上記CXT測定装置の光源部に波長可変光源を用いたときの構成例を示す図である。 図17の光源部から出力される測定光の一例を示した図である。 本発明のCXT測定装置をWDM光伝送システムに適用した実施例の全体構成を示す図である。 図19のWDM光伝送システムにおける光中継局の構成例を示す図である。 図19のWDM光伝送システムにおける光終端局の構成例を示す図である。 一般的なCXT光の発生状態を説明するための図である。 CXT量に対する信号品質の関係を計算した一例を示す図である。
符号の説明
1…CXT測定装置
11…光源部
11A…分布帰還型レーザダイオード(DFB−LD)
11B…周波数シフタ
11C…分布ブラッグ反射型レーザダイオード(DBR−LD)
12…受光部
12A…受光器(PD)
12B…周波数フィルタ
13,23,25,52A,52B,63…可変光減衰器(VOA)
14…制御/演算処理部
14A,14D…制御回路
14B…変調波形生成回路
14C…電流モニタ
14E…演算回路
14F…記憶部
OUT…光出力ポート
IN…光入力ポート
DUT…被測定物
IF…キャリブレータインターフェース
20…キャリブレータ
21,55,65…光分岐器
21’…分岐比可変型光カプラ
22…光遅延器
24,54,64…光合波器
30…伝送路
40…光送信局
50…光中継局
51A〜51D,61…光アンプ
53…分散補償ファイバ(DCF)
56,67…測定制御部
60…光終端局
62…光波長分波器
66…光スイッチ
70…監視モニタ

Claims (5)

  1. 被測定物内に存在する複数の反射点の間で光が多重反射することにより発生するコヒーレントクロストーク光を測定するための方法において、
    単一縦モード発振するレーザ光源から出射される光の周波数を可変の周期で鋸波状に変調した測定光を生成し、
    該生成された測定光を前記被測定物内を通る光路の一端に入射させ、
    前記被測定物の光路の他端から出射される光を受光器で受光して電気信号に変換し、
    該変換された電気信号を周波数フィルタに与えて、前記測定光の光周波数の最大値と最小値の差分の1/2倍に対応する周波数のビート成分を抽出し、
    該抽出されたビート成分のパワーが極大値となるように前記測定光の変調周期を制御し、
    該変調周期の制御によって極大値となったビート成分のパワーに基づいて、前記被測定物内でコヒーレントクロストーク光が発生しているか否かを測定することを特徴とする測定方法。
  2. 請求項1に記載の測定方法であって、
    前記抽出されるビート成分のパワーが極大値となるように制御された変調周期を一定に保ちつつ、前記受光器の前段に設けた可変光減衰器の光減衰量を変化させ、
    該光減衰量の変化によって生じるビート成分のパワーの変化の割合に基づいて、前記被測定物内でのコヒーレントクロストーク光の発生量を測定することを特徴とする測定方法。
  3. 被測定物内に存在する複数の反射点の間で光が多重反射することにより発生するコヒーレントクロストーク光を測定する測定装置において、
    単一縦モード発振するレーザ光源から出射される光の周波数を可変の周期で鋸波状に変調した測定光を生成する光源部と、
    前記光源部で生成された測定光を前記被測定物内を通る光路の一端に入射させるための光出力ポートと、
    前記被測定物の光路の他端から出射される光が与えられる光入力ポートと、
    前記光入力ポートからの光を受光器で受光して電気信号に変換した後、該電気信号を周波数フィルタに与えて、前記測定光の光周波数の最大値と最小値の差分の1/2倍に対応する周波数のビート成分を抽出する受光部と、
    前記受光部で抽出されたビート成分のパワーが極大値となるように、前記光源部で生成される測定光の変調周期を制御する変調周期制御部と、
    前記変調周期制御部による変調周期の制御によって極大値となったビート成分のパワーに基づいて、前記被測定物内でコヒーレントクロストーク光が発生しているか否かを測定する測定部と、
    を含んで構成されたことを特徴とする測定装置。
  4. 請求項3に記載の測定装置であって、
    前記入力ポートおよび前記受光部の間の光路上に設けた可変光減衰器と、
    前記受光部で抽出されるビート成分のパワーが極大値となるように前記変調周期制御部によって制御された変調周期を一定に保ちつつ、前記可変光減衰器の光減衰量を変化させる光減衰量制御部と、を含み、
    前記測定部は、前記光減衰量制御部により前記可変光減衰器の光減衰量を変化させることで生じるビート成分のパワーの変化の割合に基づいて、前記被測定物内でのコヒーレントクロストーク光の発生量を測定することを特徴とする測定装置。
  5. 請求項3に記載の測定装置であって、
    前記光源部は、前記レーザ光源から出射される光の波長が可変であり、
    前記測定部は、前記光源部で生成される測定光の波長に対応したコヒーレントクロストーク光の測定を行うことを特徴とする測定装置。
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