JP2016223446A - 濃度算出装置および濃度算出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】補正後のアンモニア濃度の検出精度を向上させる【解決手段】マルチガスセンサ制御装置9(以下、制御装置9という)は、SCR触媒4と、尿素水インジェクタ5と、マルチガスセンサ8(アンモニア検出部およびNOx検出部)とを備える尿素SCRシステム1において、アンモニア検出部の検出結果に基づいて、SCR触媒4から排出される排気ガスに含まれるアンモニアの濃度である下流アンモニア濃度を算出する。そして制御装置9は、フューエルカット状態である場合に、SCR触媒4へ尿素を供給するように尿素水インジェクタ5を制御する。また制御装置9は、制御装置9による尿素水インジェクタ5の制御によりSCR触媒4へ尿素が供給された後におけるNOx検出部の検出結果と、排気ガスに含まれる酸素の濃度とに基づいて、下流アンモニア濃度の算出結果を補正する。【選択図】図1

Description

本発明は、選択還元触媒から排出されるアンモニアの濃度を算出する濃度算出装置および濃度算出方法に関する。
従来、内燃機関から排出される排気ガスに含まれるNOxを浄化するために、内燃機関の排気管にSCR(Selective Catalytic Reduction)触媒を設置し、還元剤として尿素をSCR触媒へ噴射するように構成されたシステムが存在する。このようなシステムにおいて、SCR触媒から流出するNOxを検出するNOxセンサの出力値と、SCR触媒から流出するアンモニアを検出するアンモニアセンサの出力値とを比較することにより、アンモニアセンサの出力値を補正する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2014−224504号公報
しかし、特許文献1に記載の技術では、NOxセンサの出力値をアンモニアセンサの出力値で除算した除算値、または、NOxセンサの出力値とアンモニアセンサの出力値との差分値のみでアンモニアセンサの出力値を補正しており、補正後のアンモニア濃度の検出精度が低いという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、補正後のアンモニア濃度の検出精度を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するためになされた第1発明は、選択還元触媒と、尿素供給装置と、アンモニアセンサと、NOxセンサとを備える浄化システムにおいて、アンモニアセンサの検出結果に基づいて下流アンモニア濃度を算出する濃度算出装置である。選択還元触媒は、内燃機関から排出される排気ガスに含まれるNOxを浄化するために内燃機関の排気管に設置される。尿素供給装置は、選択還元触媒へ還元剤として尿素を供給する。アンモニアセンサは、選択還元触媒から排出される排気ガスに含まれるアンモニアの濃度である下流アンモニア濃度を検出する。NOxセンサは、選択還元触媒から排出される排気ガスに含まれるNOxの濃度である下流NOx濃度を検出する。
そして、第1発明の濃度算出装置は、尿素供給制御手段と、尿素供給補正手段とを備える。尿素供給制御手段は、内燃機関への燃料供給が停止されているフューエルカット状態である場合に、選択還元触媒へ尿素を供給するように尿素供給装置を制御する。尿素供給補正手段は、尿素供給制御手段による尿素供給装置の制御により選択還元触媒へ尿素が供給された後におけるNOxセンサの検出結果と、排気ガスに含まれる酸素の濃度とに基づいて、下流アンモニア濃度の算出結果を補正する。
このように構成された第1発明の濃度算出装置は、フューエルカット状態である場合に尿素供給装置に尿素を供給させる。フューエルカット状態では、内燃機関への燃料供給が停止されているため、内燃機関から排出される排気ガスにNOxが含まれない。そしてNOxセンサは、NOxだけではなくアンモニアにも反応して濃度を検出する。すなわち、フューエルカット状態において、下流にアンモニアが漏出する程度に選択還元触媒へ尿素が供給された後におけるNOxセンサの検出結果は、アンモニアの濃度に相関のある値を示す。このため、第1発明の濃度算出装置は、アンモニアセンサの検出結果が経時変化または日間変動で安定していない場合であっても、NOxセンサの検出結果に基づいてアンモニア濃度の算出値を補正することにより、下流アンモニア濃度の算出結果の安定性を確保することができる。
そして、NOxセンサによる下流アンモニア濃度の検出結果は、排気ガスに含まれる酸素の濃度に応じて変化するため、第1発明の濃度算出装置は、下流NOx濃度を検出するNOxセンサの検出結果だけではなく、排気ガスに含まれる酸素の濃度に基づいて、下流アンモニア濃度の算出結果を補正する。これにより、第1発明の濃度算出装置は、下流アンモニア濃度の算出結果の精度を向上させることができる。
また第1発明の濃度算出装置は、アンモニアセンサの検出結果とアンモニア濃度との対応関係を示す関係式を用いて算出された第1換算アンモニア濃度と、NOxセンサの検出結果と排気ガスに含まれる酸素の濃度とから求められた第2換算アンモニア濃度との対応関係を示すアンモニア濃度補正式を用いて、アンモニアセンサの検出結果をアンモニア濃度に変換することにより、下流アンモニア濃度を算出するように構成されるようにしてもよい。この場合に、第1発明の濃度算出装置の尿素供給補正手段は、アンモニア濃度補正式を更新することにより、下流アンモニア濃度の算出結果を補正するようにしてもよい。
また第1発明の濃度算出装置は、排気ガスに含まれるNOxの濃度が予め設定された禁止判定濃度を超えている場合に、尿素供給補正手段によるアンモニア濃度補正式の更新を禁止する禁止手段を備えるようにしてもよい。
これにより、第1発明の濃度算出装置は、フューエルカット状態であっても排気ガスにNOxが多く含まれている状況におけるNOxセンサの検出結果に基づいて下流アンモニア濃度の算出結果を補正するのを回避することができ、下流アンモニア濃度の算出結果の精度を更に向上させることができる。
上記目的を達成するためになされた第2発明は、選択還元触媒と、アンモニア供給部と、アンモニアセンサと、NOxセンサとを備える浄化システムにおいて、アンモニアセンサの検出結果に基づいて下流アンモニア濃度を算出する濃度算出装置である。アンモニア供給部は、選択還元触媒へ還元剤としてアンモニアを供給する。
そして、第2発明の濃度算出装置は、アンモニア供給制御手段と、アンモニア供給補正手段とを備える。アンモニア供給制御手段は、内燃機関への燃料供給が停止されているフューエルカット状態である場合に、選択還元触媒へアンモニアを供給するようにアンモニア供給部を制御する。アンモニア供給補正手段は、アンモニア供給制御手段によるアンモニア供給部の制御により選択還元触媒へアンモニアが供給された後におけるNOxセンサの検出結果と、排気ガスに含まれる酸素の濃度とに基づいて、下流アンモニア濃度の算出結果を補正する。
第2発明の濃度算出装置は、尿素の代わりにアンモニアを供給することにより下流アンモニア濃度の算出結果を補正するものであり、第1発明の濃度算出装置と同様の効果を得ることができる。
また第1発明および第2発明の濃度算出装置では、NOxセンサが限界電流式ガスセンサであるようにしてもよい。限界電流式のNOxセンサは、NOxセンサ内に導入された排気ガスに含まれる酸素の汲み入れ又は汲み出しを行い、NOxセンサ内に導入された排気ガスに含まれる酸素の濃度を一定に保持する。すなわち、限界電流式のNOxセンサは、汲み入れる酸素量または汲み出す酸素量に基づいて、排気ガスに含まれる酸素の濃度を検出することができる。
これにより、第1発明および第2発明の濃度算出装置は、排気ガスに含まれる酸素の濃度を検出する酸素センサを浄化システムに別途設置することを不要にし、浄化システムの構成を簡略化することができる。
また第1発明および第2発明の濃度算出装置では、アンモニアセンサとNOxセンサが、一体型のガスセンサとして構成されているようにしてもよい。これにより、アンモニアセンサとNOxセンサは、排気ガスの略同一領域における下流アンモニア濃度を検出することができる。すなわち、アンモニアセンサとNOxセンサとで、濃度検出を行う排気ガスの領域が異ならないようにすることができる。これにより、第1発明および第2発明の濃度算出装置は、下流アンモニア濃度の算出結果の精度を更に向上させることができる。
上記目的を達成するためになされた第3発明は、選択還元触媒と、尿素供給装置と、アンモニアセンサと、NOxセンサとを備える浄化システムにおいて、アンモニアセンサの検出結果に基づいて下流アンモニア濃度を算出する濃度算出方法である。
そして、第3発明の濃度算出方法は、尿素供給制御手順と、尿素供給補正手順とを備える。尿素供給制御手順は、内燃機関への燃料供給が停止されているフューエルカット状態である場合に、選択還元触媒へ尿素を供給するように尿素供給装置を制御する。尿素供給補正手順は、尿素供給制御手順による尿素供給装置の制御により選択還元触媒へ尿素が供給された後におけるNOxセンサの検出結果と、排気ガスに含まれる酸素の濃度とに基づいて、下流アンモニア濃度の算出結果を補正する。
第3発明の濃度算出方法は、第1発明の濃度算出装置にて実行される方法であり、当該方法を実行することで、第1発明の濃度算出装置と同様の効果を得ることができる。
上記目的を達成するためになされた第4発明は、選択還元触媒と、アンモニア供給部と、アンモニアセンサと、NOxセンサとを備える浄化システムにおいて、アンモニアセンサの検出結果に基づいて下流アンモニア濃度を算出する濃度算出方法である。
そして、第4発明の濃度算出方法は、アンモニア供給制御手順と、アンモニア供給補正手順とを備える。アンモニア供給制御手順は、内燃機関への燃料供給が停止されているフューエルカット状態である場合に、選択還元触媒へアンモニアを供給するようにアンモニア供給部を制御する。アンモニア供給補正手順は、アンモニア供給制御手順によるアンモニア供給部の制御により選択還元触媒へアンモニアが供給された後におけるNOxセンサの検出結果と、排気ガスに含まれる酸素の濃度とに基づいて、下流アンモニア濃度の算出結果を補正する。
第4発明の濃度算出方法は、第2発明の濃度算出装置にて実行される方法であり、当該方法を実行することで、第2発明の濃度算出装置と同様の効果を得ることができる。
尿素SCRシステム1の概略構成を示す図である。 上流NOxセンサ6とNOxセンサ制御装置7の概略構成を示す図である。 マルチガスセンサ8とマルチガスセンサ制御装置9の概略構成を示す図である。 アンモニア検出部202の概略構成を示す展開図である。 第1実施形態の濃度算出処理を示すフローチャートである。 第1実施形態の補正係数算出処理を示すフローチャートである。 アンモニア補正係数が更新される状況における下流NOx出力値と下流アンモニア出力値の変化を示すグラフである。 アンモニア補正係数が更新されない状況における下流NOx出力値と下流アンモニア出力値の変化を示すグラフである。 第2実施形態の補正係数算出処理を示すフローチャートである。 第3実施形態の濃度算出処理を示すフローチャートである。 浄化システム301の概略構成を示す図である。 第4実施形態の濃度算出処理を示すフローチャートである。
(第1実施形態)
以下に本発明の第1実施形態を図面とともに説明する。
本発明が適用された実施形態の尿素SCR(Selective Catalytic Reduction)システム1は、図1に示すように、酸化触媒2、DPF(Diesel Particulate Filter)3、SCR触媒4、尿素水インジェクタ5、上流NOxセンサ6、NOxセンサ制御装置7、マルチガスセンサ8、マルチガスセンサ制御装置9および浄化制御装置10を備える。
酸化触媒2は、ディーゼルエンジン51の排気管52を介して、ディーゼルエンジン51から排出される排気ガスを取り込み、取り込んだ排気ガス中のNOxの酸化窒素(NO)を酸化して二酸化窒素(NO)を生成する。
DPF3は、排気管52を介して、酸化触媒2から排出される排気ガスを取り込み、取り込んだ排気ガス中の粒子状物質を除去する。
SCR触媒4は、上流側から供給される尿素をアンモニアに加水分解し、排気管52を介して、DPF3から排出される排気ガスを取り込み、取り込んだ排気ガス中のNOxをこのアンモニアで還元する触媒として作用し、NOxを窒素ガスと水蒸気に転換する。これによりSCR触媒4は、NOxが還元された排気ガスを排出する。
尿素水インジェクタ5は、排気管52におけるDPF3とSCR触媒4との間に設置され、尿素水を排気ガス中に噴射する。噴射された尿素水は高温下で加水分解され、これによりアンモニアガスが生成される。このアンモニアガスは、NOx還元の還元剤として用いられる。
上流NOxセンサ6は、排気管52におけるDPF3とSCR触媒4との間に設置され、DPF3から排出された排気ガス中のNOx濃度を検出する。
NOxセンサ制御装置7は、上流NOxセンサ6を制御するとともに、上流NOxセンサ6の検出結果に基づいて、DPF3から排出された排気ガス中のNOx濃度(以下、上流NOx濃度ともいう)を算出する。NOxセンサ制御装置7は、通信線を介して、浄化制御装置10との間でデータを送受信することが可能に構成されており、上流NOx濃度を示す上流NOx濃度情報を浄化制御装置10へ送信する。
マルチガスセンサ8は、排気管52におけるSCR触媒4の下流側に設置され、SCR触媒4から排出された排気ガス中のNOx濃度と下流アンモニア濃度を検出する。
マルチガスセンサ制御装置9は、マルチガスセンサ8を制御するとともに、マルチガスセンサ8の検出結果に基づいて、SCR触媒4から排出された排気ガス中のNOx濃度(以下、下流NOx濃度ともいう)と、酸素濃度(以下、下流酸素濃度ともいう)と、アンモニア濃度(以下、下流アンモニア濃度ともいう)を算出する。マルチガスセンサ制御装置9は、通信線を介して、浄化制御装置10との間でデータを送受信することが可能に構成されており、下流NOx濃度を示す下流NOx濃度情報と、下流アンモニア濃度を示す下流アンモニア濃度情報を浄化制御装置10へ送信する。
浄化制御装置10は、CPU21、ROM22、RAM23および信号入出力部24等を備えるマイクロコンピュータを主要部として構成されている。信号入出力部24には、尿素水インジェクタ5、NOxセンサ制御装置7およびマルチガスセンサ制御装置9が接続される。
浄化制御装置10は、通信線を介して、NOxセンサ制御装置7およびマルチガスセンサ制御装置9との間でデータを送受信することが可能に構成されている。さらに浄化制御装置10は、通信線を介して、ディーゼルエンジン51を制御する電子制御装置53との間でデータを送受信することが可能に構成されている。以下、電子制御装置53をエンジンECU(Electronic Control Unit)53という。
上流NOxセンサ6は、図2に示すように、絶縁層113、固体電解質層114、絶縁層115、固体電解質層116、絶縁層117、固体電解質層118、絶縁層119および絶縁層120が順次積層されて構成されている。絶縁層113,115,117,119,120は、アルミナを主体として形成されている。固体電解質層114,116,118は、酸素イオン導電性を有するジルコニアを主体として形成されている。
上流NOxセンサ6は、固体電解質層114と固体電解質層116との間に形成される第1測定室121を備える。NOx検出部101は、第1測定室121に隣接するようにして固体電解質層114と固体電解質層116との間に配置された拡散抵抗体122を介して、外部から第1測定室121の内部に排気ガスを導入する。上流NOxセンサ6は、第1測定室121を挟んで拡散抵抗体122とは反対側において第1測定室121に隣接するようにして固体電解質層114と固体電解質層116との間に配置された拡散抵抗体123を介して、排気ガスを第1測定室121の外部へ排出する。拡散抵抗体122,123は、アルミナ等の多孔質材料で形成されている。
上流NOxセンサ6は、第1ポンピングセル130を備える。第1ポンピングセル130は、固体電解質層114と、ポンピング電極131,132を備える。ポンピング電極131,132は、白金を主体として形成されている。ポンピング電極131は、固体電解質層114において第1測定室121と接触する面上に配置される。ポンピング電極131における第1測定室121側の表面は、多孔質体からなる保護層133によって覆われる。ポンピング電極132は、固体電解質層114を挟んでポンピング電極131とは反対側で固体電解質層114の面上に配置される。ポンピング電極132が配置された領域とその周辺の領域の絶縁層113は除去され、絶縁層113の代わりに多孔質体134が充填される。多孔質体134は、ポンピング電極132と外部との間でガス(酸素)の出入りを可能とする。
上流NOxセンサ6は、酸素濃度検出セル140を備える。酸素濃度検出セル140は、固体電解質層116と、検知電極141と、基準電極142を備える。検知電極141と基準電極142は、白金を主体として形成されている。検知電極141は、第1測定室121内においてポンピング電極131よりも下流側(すなわち、拡散抵抗体122よりも拡散抵抗体123に近い側)になるようにして、固体電解質層116における第1測定室121と接触する面上に配置される。基準電極142は、固体電解質層116を挟んで検知電極141とは反対側で固体電解質層116の面上に配置される。
上流NOxセンサ6は、基準酸素室146を備える。基準酸素室146は、固体電解質層116と固体電解質層118との間で基準電極142と接触するようにして形成されている。基準酸素室146の内部には、多孔質体が充填されている。
上流NOxセンサ6は、第2測定室148を備える。第2測定室148は、固体電解質層114と固体電解質層118との間で、絶縁層115、固体電解質層116および絶縁層117を貫通して形成される。上流NOxセンサ6は、第1測定室121から拡散抵抗体123を介して排出された排気ガスを第2測定室148の内部に導入する。
上流NOxセンサ6は、第2ポンピングセル150を備える。第2ポンピングセル150は、固体電解質層118と、ポンピング電極151,152を備える。ポンピング電極151,152は、白金を主体として形成されている。ポンピング電極151は、固体電解質層118において第2測定室148と接触する面上に配置される。ポンピング電極152は、基準酸素室146を挟んで基準電極142とは反対側で固体電解質層118の面上に配置される。
上流NOxセンサ6は、ヒータ160を備える。ヒータ160は、白金を主体として形成され、通電されることで発熱する発熱抵抗体であり、絶縁層119と絶縁層120との間に配置される。
NOxセンサ制御装置7は、制御回路180と、マイクロコンピュータ190(以下、マイコン190という)を備える。
制御回路180は、回路基板上に配置されたアナログ回路である。制御回路180は、Ip1ドライブ回路181、Vs検出回路182、基準電圧比較回路183、Icp供給回路184、Vp2印加回路185、Ip2検出回路186およびヒータ駆動回路187を備える。
そして、ポンピング電極131、検知電極141およびポンピング電極151は、基準電位に接続される。ポンピング電極132は、Ip1ドライブ回路181に接続される。基準電極142は、Vs検出回路182とIcp供給回路184に接続される。ポンピング電極152は、Vp2印加回路185とIp2検出回路186に接続される。ヒータ160は、ヒータ駆動回路187に接続される。
Ip1ドライブ回路181は、ポンピング電極131とポンピング電極132との間に第1ポンピング電流Ip1を供給するとともに、供給した第1ポンピング電流Ip1を検出する。
Vs検出回路182は、検知電極141と基準電極142との間の電圧Vsを検出し、検出した結果を基準電圧比較回路183へ出力する。
基準電圧比較回路183は、基準電圧(例えば、425mV)とVs検出回路182の出力(電圧Vs)とを比較し、比較結果をIp1ドライブ回路181へ出力する。そしてIp1ドライブ回路181は、電圧Vsが基準電圧と等しくなるように、第1ポンピング電流Ip1の流れる向きと第1ポンピング電流Ip1の大きさとを制御するとともに、第1測定室121内の酸素濃度を、NOxが分解しない程度の所定値に調整する。
Icp供給回路184は、検知電極141と基準電極142との間に微弱な電流Icpを流す。これにより、酸素が第1測定室121から固体電解質層116を介して基準酸素室146に送り込まれるため、基準酸素室146は、基準となる所定の酸素濃度に設定される。
Vp2印加回路185は、ポンピング電極151とポンピング電極152との間に、一定電圧Vp2(例えば、450mV)を印加する。これにより、第2測定室148では、第2ポンピングセル150を構成するポンピング電極151,152の触媒作用によって、NOxが解離(還元)される。この解離により得られた酸素イオンがポンピング電極151とポンピング電極152との間の固体電解質層118を移動することにより第2ポンピング電流Ip2が流れる。Ip2検出回路186は、第2ポンピング電流Ip2を検出する。
ヒータ駆動回路187は、発熱抵抗体であるヒータ160の一端にヒータ通電用の正電圧を印加するともに、ヒータ160の他端にヒータ通電用の負電圧を印加することにより、ヒータ160を駆動する。
マイコン190は、CPU191、ROM192、RAM193および信号入出力部194を備える。
CPU191は、ROM192に記憶されたプログラムに基づいて、上流NOxセンサ6を制御するための処理を実行する。信号入出力部194は、Ip1ドライブ回路181、Vs検出回路182、Ip2検出回路186およびヒータ駆動回路187に接続される。
CPU191は、第1ポンピングセル130のポンピング動作により第1測定室121の酸素濃度を調整し、第2測定室148の酸素濃度をNOx検知が可能なNOx検知用濃度に設定して、第2ポンピング電流Ip2の電流値に基づきNOx濃度を算出する。またCPU191は、信号入出力部194を介してヒータ駆動回路187へ駆動信号を出力することによりヒータ160を制御する。
マルチガスセンサ8は、図3に示すように、NOx検出部201と、アンモニア検出部202を備える。
NOx検出部201は、上流NOxセンサ6の絶縁層113上に固体電解質層112が積層され、更に固体電解質層112上に絶縁層111が積層された点以外は上流NOxセンサ6と同一である。絶縁層111は、アルミナを主体として形成されている。固体電解質層112は、酸素イオン導電性を有するジルコニアを主体として形成されている。
アンモニア検出部202は、検知電極211と、基準電極212と、選択反応層213と、拡散層214を備える。
検知電極211と基準電極212は、図4に示すように、固体電解質層112の上において互いに離間するように配置される。検知電極211は、金を主成分とする材料で形成される。基準電極212は、白金を主成分とする材料で形成される。基準電極212よりも検知電極211の方がアンモニアとの反応性が高いため、検知電極211と基準電極212との間で起電力が生じる。
選択反応層213は、金属酸化物を主成分として形成され、検知電極211と基準電極212を覆うようにして配置される。選択反応層213は、アンモニア以外の可燃性ガス成分を燃焼させる機能を有する。すなわち、アンモニア検出部202は、選択反応層213により、可燃性ガス成分の影響を受けずに排気ガス中のアンモニアを検出することができる。
拡散層214は、多孔質材料で形成され、選択反応層213を覆うようにして配置される。拡散層214は、外部からアンモニア検出部202に流入する排気ガスの拡散速度を調整可能に構成される。
図3に示すように、マルチガスセンサ制御装置9は、制御回路220とマイコン230を備える。
制御回路220は、起電力検出回路221が追加された点が、NOxセンサ制御装置7の制御回路180と異なる。起電力検出回路221は、検知電極211と基準電極212との間の起電力(以下、アンモニア起電力EMFという)を検出し、検出結果を示す信号をマイコン230へ出力する。
マイコン230は、CPU231、ROM232、RAM233、EEPROM234および信号入出力部235を備える。
CPU231は、ROM232に記憶されたプログラムに基づいて、マルチガスセンサ8を制御するための処理を実行する。信号入出力部235は、Ip1ドライブ回路181、Vs検出回路182、Ip2検出回路186、ヒータ駆動回路187および起電力検出回路221に接続される。
CPU231は、CPU191と同様にして、NOx濃度を算出する。またCPU231は、第1ポンピング電流Ip1の通電方向および電流値に基づいて酸素濃度を算出する。
またCPU231は、アンモニア起電力EMFおよび酸素濃度との関係式から得られたアンモニア濃度(以下、起電力換算アンモニア濃度)と、下流NOx出力値と下流酸素濃度から求められたアンモニア濃度(以下、NOx出力値換算アンモニア濃度)との対応関係を示すアンモニア濃度補正式を用いて、アンモニア起電力EMFをアンモニア濃度に変換することによりアンモニア濃度を算出する。アンモニア濃度補正式は、オフセット値と傾きを係数とし、アンモニア起電力EMFと酸素濃度から得られた起電力換算アンモニア濃度を変数とする一次式である。アンモニア濃度補正式のオフセット値および傾きはそれぞれ、第1アンモニア補正係数および第2アンモニア補正係数としてEEPROM234に記憶される。
またCPU231は、信号入出力部235を介してヒータ駆動回路187へ駆動信号を出力することによりヒータ160を制御する。
また、マルチガスセンサ制御装置9のマイコン230は、濃度算出処理を実行する。
ここで、濃度算出処理の手順を説明する。この濃度算出処理は、マルチガスセンサ制御装置9のマイコン230が起動した直後に、その処理を開始する。
この濃度算出処理が実行されると、マイコン230のCPU231は、図5に示すように、まずS2にて、アンモニア濃度を算出するために設けられた各種パラメータを予め設定された初期値に設定する。なお、S2の処理で、上述の第1アンモニア補正係数および第2アンモニア補正係数は初期値に設定され、後述の初回フラグはクリアされる。
そしてS4にて、ディーゼルエンジン51への燃料供給が停止されているフューエルカット状態であるか否かを判断する。具体的には、浄化制御装置10から受信したフューエルカット信号がオン状態である場合に、フューエルカット状態であると判断し、フューエルカット信号がオフ状態である場合に、フューエルカット状態でないと判断する。フューエルカット信号は、フューエルカット状態であるか否かを示すものである。フューエルカット信号は、フューエルカット状態である場合に電圧がハイレベルになる。この状態の場合に、「フューエルカット信号がオン状態である」という。またフューエルカット信号は、フューエルカット状態でない場合に電圧がローレベルになる。この状態の場合に、「フューエルカット信号がオフ状態である」という。フューエルカット信号は、エンジンECU53から浄化制御装置10へ送信され、更に、浄化制御装置10からマルチガスセンサ制御装置9へ送信される。
ここで、フューエルカット状態でない場合には(S4:NO)、S8に移行する。一方、フューエルカット状態である場合には(S4:YES)、S6にて、後述する補正係数算出処理を実行し、S8に移行する。
そしてS8に移行すると、上述のように、アンモニア起電力EMFおよび酸素濃度との関係式から起電力換算アンモニア濃度する。さらにS8では、アンモニア濃度補正式を用いて起電力換算アンモニア濃度をNOx出力値換算アンモニア濃度に変換し、このNOx出力値換算アンモニア濃度をアンモニア濃度として算出する。S8の処理が終了すると、S4に移行する。
次に、S6で実行される補正係数算出処理の手順を説明する。
この補正係数算出処理が実行されると、マイコン230のCPU231は、図6に示すように、まずS12にて、初回フラグがセットされているか否かを判断する。なお、初回フラグは、初期値として0が設定されている。すなわち、初回フラグの初期状態は、クリアされた状態である。
ここで、初回フラグがセットされている場合には(S12:YES)、S50に移行する。一方、初回フラグがセットされていない場合には(S12:NO)、S20にて、上流NOx濃度情報が示す上流NOx濃度が予め設定された噴射判定濃度以下であるか否かを判断する。噴射判定濃度は0ppm近傍の値に設定される。マルチガスセンサ制御装置9は、浄化制御装置10との間の通信により上流NOx濃度情報を取得する。ここで、上流NOx濃度が噴射判定濃度を超えている場合には(S20:NO)、補正係数算出処理を終了する。一方、上流NOx濃度が噴射判定濃度以下である場合には(S20:YES)、S22にて、初回フラグをセットする。そしてS30にて、補正用尿素噴射命令を浄化制御装置10へ送信する。これにより、浄化制御装置10は、補正用に予め設定された補正用噴射量の尿素水を尿素水インジェクタ5に噴射させる。さらにS40にて、尿素噴射停止命令を浄化制御装置10へ送信する。これにより、浄化制御装置10は、尿素水インジェクタ5の尿素水噴射の制御を一旦停止する。
そしてS50にて、RAM233にデータを記憶可能であるか否かを判断する。具体的には、S60で実行されるデータ記憶に必要なデータ量として予め設定さえた記憶判定データ量以上の空き容量がRAM233に存在しているか否かを判断する。ここで、RAM233にデータを記憶可能でない場合には(S50:NO)、S80に移行する。
一方、RAM233にデータを記憶可能である場合には(S50:YES)、S60にて、マルチガスセンサ8から取得した最新の下流NOx出力値、下流アンモニア出力値および下流酸素出力値をRAM233に記憶する。下流NOx出力値は、第2ポンピング電流Ip2の値である。下流アンモニア出力値は、アンモニア起電力EMFの値である。下流酸素出力値は、第1ポンピング電流Ip1の値である。
そしてS70にて、S4と同様にして、フューエルカット状態であるか否かを判断する。ここで、フューエルカット状態である場合には(S70:YES)、補正係数算出処理を終了する。一方、フューエルカット状態でない場合には(S70:NO)、S80に移行する。
そしてS80に移行すると、NOx出力差が予め設定された補正NOx判定値以上であるか否かを判断する。NOx出力差は、RAM233に記憶されている複数の下流NOx出力値の中の最大値と最小値との差である。ここで、NOx出力差が補正NOx判定値未満である場合には(S80:NO)、S130に移行する。
一方、NOx出力差が補正NOx判定値以上である場合には(S80:YES)、S90にて、RAM233に記憶されている複数の下流NOx出力値の中の最大値と最小値に対応するアンモニア濃度を算出する。具体的には、下流NOx出力値とアンモニア濃度との対応関係が予め設定されたアンモニア濃度算出マップを参照することにより、下流NOx出力値の中の最大値と最小値に対応するアンモニア濃度を算出する。アンモニア濃度算出マップは、ROM232に記憶されている。以下、下流NOx出力値の最大値に対応するアンモニア濃度を最大アンモニア濃度という。また、下流NOx出力値の最小値に対応するアンモニア濃度を最小アンモニア濃度という。
次にS100にて、下流酸素濃度に応じて、最大アンモニア濃度と最小アンモニア濃度を補正する。具体的には、まず、下流酸素出力値と酸素濃度調整係数との対応関係が予め設定された調整係数設定マップを参照することにより、下流NOx出力値の最大値に対応する下流酸素出力値における酸素濃度調整係数(以下、最大調整係数という)を、調整係数設定マップから抽出する。調整係数設定マップは、ROM232に記憶されている。同様にして、調整係数設定マップを参照することにより、下流NOx出力値の最小値に対応する下流酸素出力値における酸素濃度調整係数(以下、最小調整係数という)を、調整係数設定マップから抽出する。そして、最大アンモニア濃度に最大調整係数を乗じた乗算値を補正最大アンモニア濃度として算出する。同様に、最小アンモニア濃度に最小調整係数を乗じた乗算値を補正最小アンモニア濃度として算出する。
さらにS105にて、下流NOx出力値の最大値と最小値に対応する下流アンモニア出力値(すなわち、アンモニア起電力EMF)および下流酸素出力値から起電力換算アンモニア濃度を算出する。
そしてS110にて、補正最大アンモニア濃度と補正最小アンモニア濃度を用いて、上述の第1アンモニア補正係数および第2アンモニア補正係数を算出する。具体的には、起電力換算アンモニア濃度をX軸とし、NOx出力値換算アンモニア濃度をY軸とした二次元直交座標系において、補正最大アンモニア濃度に対応する座標点(以下、最大座標点という)と、補正最小アンモニア濃度に対応する座標点(以下、最小座標点という)とを結ぶ直線を示す一次式のオフセット値および傾きをそれぞれ第1アンモニア補正係数および第2アンモニア補正係数とする。最大座標点は、補正最大アンモニア濃度に対応する起電力換算アンモニア濃度をx1と表記し、補正最大アンモニア濃度をy1と表記した場合に、二次元直交座標系において、(x1,y1)に位置する点である。最小座標点は、補正最小アンモニア濃度に対応する起電力換算アンモニア濃度をx2と表記し、補正最小アンモニア濃度をy2と表記した場合に、二次元直交座標系において、(x2,y2)に位置する点である。
そしてS120にて、S110で算出された第1アンモニア補正係数および第2アンモニア補正係数をEEPROM234に上書きすることで、第1アンモニア補正係数および第2アンモニア補正係数を更新し、S130に移行する。
そしてS130に移行すると、RAM233に記憶されている全ての下流NOx出力値、下流アンモニア出力値および下流酸素出力値を消去する。またS132にて、初回フラグをクリアする。そしてS140にて、尿素噴射再開命令を浄化制御装置10へ送信し、S10に移行する。これにより、浄化制御装置10は、尿素水インジェクタ5による尿素水噴射の制御を再開する。
次に、フューエルカット状態で尿素水噴射が行われた場合の下流NOx出力値と下流アンモニア出力値の変化の具体例を図7(a),(b)および図8(a),(b)に示す。
図7(a),(b)および図8(a),(b)は、フューエルカット信号がオン状態になり(矢印FC1を参照)、上流NOx濃度が噴射判定濃度以下である場合に、尿素水インジェクタ5による尿素水噴射が行われ、その後にフューエルカット信号がオフ状態になる(矢印FC2を参照)状況を示している。
図7(a)は、尿素水噴射後における下流NOx出力値L1の最大値が高く、且つ、下流NOx出力値L1の最大値と下流アンモニア出力値L2の最大値が略一致している状況を示している。この場合には、NOx出力差DNが補正NOx判定値以上であるため、第1,2アンモニア補正係数が更新される。
図7(b)は、尿素水噴射後における下流NOx出力値L1の最大値が高く、且つ、下流アンモニア出力値L2の最大値が下流NOx出力値L1の最大値よりも低い状況を示している。この場合には、NOx出力差DNが補正NOx判定値以上であるため、第1,2アンモニア補正係数が更新される。
図8(a)は、尿素水噴射後における下流NOx出力値L1の最大値が低く、且つ、下流NOx出力値L1の最大値と下流アンモニア出力値L2の最大値が略一致している状況を示している。この場合には、NOx出力差DNが補正NOx判定値未満であるため、第1,2アンモニア補正係数が更新されない。
図8(b)は、尿素水噴射後における下流NOx出力値L1の最大値が低く、且つ、下流アンモニア出力値L2の最大値が下流NOx出力値L1の最大値よりも高い状況を示している。この場合には、NOx出力差DNが補正NOx判定値未満であるため、第1,2アンモニア補正係数が更新されない。
このように構成されたマルチガスセンサ制御装置9は、SCR触媒4と、尿素水インジェクタ5と、アンモニア検出部202と、NOx検出部201とを備える尿素SCRシステム1において、アンモニア検出部202の検出結果に基づいて下流アンモニア濃度を算出する。
そしてマルチガスセンサ制御装置9は、ディーゼルエンジン51への燃料供給が停止されているフューエルカット状態である場合に、SCR触媒4へ尿素を供給するように尿素水インジェクタ5を制御する(S2,S30)。
またマルチガスセンサ制御装置9は、マルチガスセンサ制御装置9による尿素水インジェクタ5の制御によりSCR触媒4へ尿素が供給された後におけるNOx検出部201の検出結果と、排気ガスに含まれる酸素の濃度とに基づいて、第1,2アンモニア補正係数を更新することにより、下流アンモニア濃度の算出結果を補正する(S50〜S120)。
このようにマルチガスセンサ制御装置9は、フューエルカット状態である場合に尿素水インジェクタ5に尿素を供給させる。フューエルカット状態では、ディーゼルエンジン51への燃料供給が停止されているため、ディーゼルエンジン51から排出される排気ガスにNOxが含まれない。そしてNOx検出部201は、NOxだけではなくアンモニアにも反応して濃度を検出する。すなわち、フューエルカット状態においてSCR触媒4へ尿素が供給された後におけるNOx検出部201の検出結果は、アンモニアの濃度と相関のある値を示す。このため、マルチガスセンサ制御装置9は、アンモニア検出部202の検出結果が経時変化または日間変動で安定していない場合であっても、NOx検出部201の検出結果に基づいて補正することにより、下流アンモニア濃度の算出結果の安定性を確保することができる。
そして、NOx検出部201による下流アンモニア濃度の検出結果は、排気ガスに含まれる酸素の濃度に応じて変化するため、マルチガスセンサ制御装置9は、下流NOx濃度を検出するNOx検出部201の検出結果だけではなく、排気ガスに含まれる酸素の濃度に基づいて、下流アンモニア濃度の算出結果を補正する。これにより、マルチガスセンサ制御装置9は、下流アンモニア濃度の算出結果の精度を向上させることができる。
またマルチガスセンサ制御装置9は、上流NOx濃度が噴射判定濃度を超えている場合に(S20:NO)、第1,2アンモニア補正係数の更新を禁止することにより、下流アンモニア濃度の算出結果の補正を禁止する(S20)。これにより、マルチガスセンサ制御装置9は、フューエルカット状態であっても排気ガスにNOxが多く含まれている状況におけるNOxセンサの検出結果に基づいて下流アンモニア濃度の算出結果を補正するのを回避することができ、下流アンモニア濃度の算出結果の精度を更に向上させることができる。
またNOx検出部201は、限界電流式ガスセンサである。NOx検出部201は、第1測定室121に導入された排気ガスに含まれる酸素の汲み入れ又は汲み出しを第1ポンピングセル130により行い、第1測定室121に導入された排気ガスに含まれる酸素の濃度を一定に保持する。すなわち、NOx検出部201は、第1ポンピング電流Ip1の通電方向および電流値に基づいて、排気ガスに含まれる酸素の濃度を検出することができる。これにより、マルチガスセンサ制御装置9は、排気ガスに含まれる酸素の濃度を検出する酸素センサを尿素SCRシステム1に別途設置することを不要にし、尿素SCRシステム1の構成を簡略化することができる。
また、アンモニア検出部202とNOx検出部201が、一体型のマルチガスセンサ8として構成されている。これにより、マルチガスセンサ制御装置9では、アンモニア検出部202とNOx検出部201は、排気ガスの略同一領域における下流アンモニア濃度を検出することができる。すなわち、アンモニア検出部202とNOx検出部201とで、濃度検出を行う排気ガスの領域が異ならないようにすることができる。これにより、マルチガスセンサ制御装置9は、下流アンモニア濃度の算出結果の精度を更に向上させることができる。
以上説明した実施形態において、マルチガスセンサ制御装置9は本発明における濃度算出装置、ディーゼルエンジン51は本発明における内燃機関、SCR触媒4は本発明における選択還元触媒、尿素水インジェクタ5は本発明における尿素供給装置、アンモニア検出部202は本発明におけるアンモニアセンサ、NOx検出部201は本発明におけるNOxセンサ、尿素SCRシステム1は本発明における浄化システムである。
また、S2,S30の処理は本発明における尿素供給制御手段および尿素供給制御手順、S50〜S120の処理は本発明における尿素供給補正手段および尿素供給補正手順、S20の処理は本発明における禁止手段である。
また、起電力換算アンモニア濃度は本発明における第1換算アンモニア濃度、NOx出力値換算アンモニア濃度は本発明における第2換算アンモニア濃度である。
(第2実施形態)
以下に本発明の第2実施形態を図面とともに説明する。なお第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分を説明する。
第2実施形態の尿素SCRシステム1は、補正係数算出処理が変更された点以外は第1実施形態と同じである。
第2実施形態の補正係数算出処理は、S20の処理の代わりにS25の処理が実行される点以外は第1実施形態と同じである。
すなわち、図9に示すように、初回フラグがセットされていない場合に(S12:NO)、S25にて、マルチガスセンサ制御装置9が算出した最新の下流NOx濃度が噴射判定濃度以下であるか否かを判断する。ここで、下流NOx濃度が噴射判定濃度を超えている場合には(S25:NO)、補正係数算出処理を終了する。一方、下流NOx濃度が噴射判定濃度以下である場合には(S25:YES)、S22に移行する。
このように構成されたマルチガスセンサ制御装置9は、下流NOx濃度が噴射判定濃度を超えている場合に(S25:NO)、第1,2アンモニア補正係数の更新を禁止することにより、下流アンモニア濃度の算出結果の補正を禁止する(S25)。これにより、マルチガスセンサ制御装置9は、フューエルカット状態であっても排気ガスにNOxが多く含まれている状況におけるNOxセンサの検出結果に基づいて下流アンモニア濃度の算出結果を補正するのを回避することができ、下流アンモニア濃度の算出結果の精度を更に向上させることができる。
以上説明した実施形態において、S25の処理は本発明における禁止手段である。
(第3実施形態)
以下に本発明の第3実施形態を図面とともに説明する。なお第3実施形態では、第1実施形態と異なる部分を説明する。
第3実施形態の尿素SCRシステム1は、濃度算出処理が変更された点以外は第1実施形態と同じである。
第3実施形態の濃度算出処理は、S3の処理が追加される点以外は第1実施形態と同じである。
すなわち、図10に示すように、S2の処理が終了すると、S3にて、エンジン回転数が予め設定された開始判定回転数以上であるか否かを判断する。ここで、エンジン回転数が開始判定回転数未満である場合には(S3:NO)、S8に移行する。一方、エンジン回転数が開始判定回転数以上である場合には(S5:YES)、S4に移行する。
また、S8の処理が終了すると、S3に移行する。
このように構成されたマルチガスセンサ制御装置9は、排気管52内における排気ガスの流速が所定値以上である場合に、第1,2アンモニア補正係数の算出を行うようにすることができる。これにより、マルチガスセンサ制御装置9は、排気ガスの流速が小さい場合において上流NOxセンサ6内に導入されたアンモニアガスが上流NOxセンサ6の熱で燃焼してしまい、上流NOxセンサ6によるアンモニア濃度の検出精度が低下するのを回避することができる。
(第4実施形態)
以下に本発明の第4実施形態を図面とともに説明する。
第4実施形態の浄化システム301は、図11に示すように、酸化触媒2と尿素水インジェクタ5が省略された点と、NOx吸蔵還元触媒302(以下、NSR触媒302)が追加された点が第1実施形態と異なる。
NSR触媒302は、排気管52におけるディーゼルエンジン51とDPF3との間に設置される。NSR触媒302は、排気管52内の排気ガスが、理論空燃比よりも燃料が希薄なリーン状態である場合に、排気ガス中のNOxを吸蔵する。そして、排気管52内の排気ガスが、理論空燃比よりも燃料が過剰なリッチ状態である場合に、NSR触媒302に吸蔵されているNOxが排気ガス中のHC,CO等により還元されて窒素となり、NSR触媒302から窒素が排出される。
排気ガスがリッチ状態である場合には、NSR触媒302においてアンモニアも生成される。例えば、以下の反応式(1),(2)に示すように、COおよびHOによりNOが還元されることで、アンモニアが生成される。
CO+HO → H+CO ・・・(1)
2NO+3H+2CO → 2NH+2CO ・・・(2)
また、第4実施形態の浄化システム301は、補正係数算出処理が変更された点が第1実施形態と異なる。
第4実施形態の補正係数算出処理は、S30,S40,S140の処理が省略された点と、S35の処理が追加された点以外は第1実施形態と同じである。
すなわち、図12に示すように、S22の処理が終了すると、S35にて、補正用アンモニア生成命令を浄化制御装置10へ送信し、S50に移行する。そして浄化制御装置10は、補正用アンモニア生成命令をエンジンECU53へ送信するように構成されている。これにより、エンジンECU53は、リッチスパイク制御を実行する。リッチスパイク制御は、空燃比を一時的にリッチにした状態でディーゼルエンジン51を作動させる制御である。リッチスパイク制御が実行されることにより、未燃成分を大量に含み酸素が欠乏したリッチガスがディーゼルエンジン51から排出される。これにより、NSR触媒302においてアンモニアが生成される。
またS132の処理が終了すると、補正係数算出処理を終了する。
このように構成されたマルチガスセンサ制御装置9は、SCR触媒4と、NSR触媒302と、アンモニア検出部202と、NOx検出部201とを備える浄化システム301において、アンモニア検出部202の検出結果に基づいて下流アンモニア濃度を算出する。
そしてマルチガスセンサ制御装置9は、ディーゼルエンジン51への燃料供給が停止されているフューエルカット状態である場合に、SCR触媒4へアンモニアを供給するようにNSR触媒302を制御する(S10,S35)。
またマルチガスセンサ制御装置9は、マルチガスセンサ制御装置9によるNSR触媒302の制御によりSCR触媒4へアンモニアが供給された後におけるNOx検出部201の検出結果と、排気ガスに含まれる酸素の濃度とに基づいて、第1,2アンモニア補正係数を更新することにより、下流アンモニア濃度の算出結果を補正する(S50〜S120)。
このようにマルチガスセンサ制御装置9は、フューエルカット状態である場合にNSR触媒302にアンモニアを供給させる。このため、マルチガスセンサ制御装置9は、第1実施形態と同様に、下流アンモニア濃度の算出結果の安定性を確保することができる。
以上説明した実施形態において、NSR触媒302は本発明におけるアンモニア供給部、S10,S35の処理は本発明におけるアンモニア供給制御手段およびアンモニア供給制御手順、S50〜S120の処理は本発明におけるアンモニア供給補正手段およびアンモニア供給補正手順である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採ることができる。
例えば上記実施形態では、NOxセンサ制御装置7、マルチガスセンサ制御装置9および浄化制御装置10を備えるものを示した。しかし、制御装置7,9,10の代わりに、制御装置7,9,10の機能を備えた一体型の制御装置を備えるようにしてもよい。
また上記実施形態では、2つの下流NOx出力値を用いて、第1,2アンモニア補正係数を算出するものを示したが、3つ以上の下流NOx出力値を用いるようにしてもよい。
また上記実施形態では、フューエルカット状態であり且つ上流NOx濃度が噴射判定濃度以下である場合に、第1,2アンモニア補正係数を算出するものを示した。しかし、フューエルカット状態になってから一定時間経過した後に、第1,2アンモニア補正係数を算出するようにしてもよい。
1…尿素SCRシステム1、4…SCR触媒、5…尿素水インジェクタ、6…上流NOxセンサ、7…NOxセンサ制御装置、8…マルチガスセンサ、9…マルチガスセンサ制御装置、10…浄化制御装置、201…NOx検出部、202…アンモニア検出部、301…浄化システム、302…NSR触媒

Claims (8)

  1. 内燃機関から排出される排気ガスに含まれるNOxを浄化するために前記内燃機関の排気管に設置される選択還元触媒と、前記選択還元触媒へ還元剤として尿素を供給する尿素供給装置と、前記選択還元触媒から排出される前記排気ガスに含まれるアンモニアの濃度である下流アンモニア濃度を検出するアンモニアセンサと、前記選択還元触媒から排出される前記排気ガスに含まれるNOxの濃度である下流NOx濃度を検出するNOxセンサとを備える浄化システムにおいて、前記アンモニアセンサの検出結果に基づいて前記下流アンモニア濃度を算出する濃度算出装置であって、
    前記内燃機関への燃料供給が停止されているフューエルカット状態である場合に、前記選択還元触媒へ尿素を供給するように前記尿素供給装置を制御する尿素供給制御手段と、
    前記尿素供給制御手段による前記尿素供給装置の制御により前記選択還元触媒へ尿素が供給された後における前記NOxセンサの検出結果と、前記排気ガスに含まれる酸素の濃度とに基づいて、前記下流アンモニア濃度の算出結果を補正する尿素供給補正手段とを備える
    ことを特徴とする濃度算出装置。
  2. 前記濃度算出装置は、前記アンモニアセンサの検出結果とアンモニア濃度との対応関係を示す関係式を用いて算出された第1換算アンモニア濃度と、前記NOxセンサの検出結果と前記排気ガスに含まれる酸素の濃度とから求められた第2換算アンモニア濃度との対応関係を示すアンモニア濃度補正式を用いて、前記アンモニアセンサの検出結果をアンモニア濃度に変換することにより、前記下流アンモニア濃度を算出するように構成され、
    前記尿素供給補正手段は、前記アンモニア濃度補正式を更新することにより、前記下流アンモニア濃度の算出結果を補正する
    ことを特徴とする請求項1に記載の濃度算出装置。
  3. 前記排気ガスに含まれるNOxの濃度が予め設定された禁止判定濃度を超えている場合に、前記尿素供給補正手段による前記アンモニア濃度補正式の更新を禁止する禁止手段を備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の濃度算出装置。
  4. 内燃機関から排出される排気ガスに含まれるNOxを浄化するために前記内燃機関の排気管に設置される選択還元触媒と、前記選択還元触媒へ還元剤としてアンモニアを供給するアンモニア供給部と、前記選択還元触媒から排出される前記排気ガスに含まれるアンモニアの濃度である下流アンモニア濃度を検出するアンモニアセンサと、前記選択還元触媒から排出される前記排気ガスに含まれるNOxの濃度である下流NOx濃度を検出するNOxセンサとを備える浄化システムにおいて、前記アンモニアセンサの検出結果に基づいて前記下流アンモニア濃度を算出する濃度算出装置であって、
    前記内燃機関への燃料供給が停止されているフューエルカット状態である場合に、前記選択還元触媒へアンモニアを供給するように前記アンモニア供給部を制御するアンモニア供給制御手段と、
    前記アンモニア供給制御手段による前記アンモニア供給部の制御により前記選択還元触媒へアンモニアが供給された後における前記NOxセンサの検出結果と、前記排気ガスに含まれる酸素の濃度とに基づいて、前記下流アンモニア濃度の算出結果を補正するアンモニア供給補正手段とを備える
    ことを特徴とする濃度算出装置。
  5. 前記NOxセンサは、限界電流式ガスセンサである
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の濃度算出装置。
  6. 前記アンモニアセンサと前記NOxセンサが、一体型のガスセンサとして構成されている
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の濃度算出装置。
  7. 内燃機関から排出される排気ガスに含まれるNOxを浄化するために前記内燃機関の排気管に設置される選択還元触媒と、前記選択還元触媒へ還元剤として尿素を供給する尿素供給装置と、前記選択還元触媒から排出される前記排気ガスに含まれるアンモニアの濃度である下流アンモニア濃度を検出するアンモニアセンサと、前記選択還元触媒から排出される前記排気ガスに含まれるNOxの濃度である下流NOx濃度を検出するNOxセンサとを備える浄化システムにおいて、前記アンモニアセンサの検出結果に基づいて前記下流アンモニア濃度を算出する濃度算出方法であって、
    前記内燃機関への燃料供給が停止されているフューエルカット状態である場合に、前記選択還元触媒へ尿素を供給するように前記尿素供給装置を制御する尿素供給制御手順と、
    前記尿素供給制御手順による前記尿素供給装置の制御により前記選択還元触媒へ尿素が供給された後における前記NOxセンサの検出結果と、前記排気ガスに含まれる酸素の濃度とに基づいて、前記下流アンモニア濃度の算出結果を補正する尿素供給補正手順とを備える
    ことを特徴とする濃度算出方法。
  8. 内燃機関から排出される排気ガスに含まれるNOxを浄化するために前記内燃機関の排気管に設置される選択還元触媒と、前記選択還元触媒へ還元剤としてアンモニアを供給するアンモニア供給部と、前記選択還元触媒から排出される前記排気ガスに含まれるアンモニアの濃度である下流アンモニア濃度を検出するアンモニアセンサと、前記選択還元触媒から排出される前記排気ガスに含まれるNOxの濃度である下流NOx濃度を検出するNOxセンサとを備える浄化システムにおいて、前記アンモニアセンサの検出結果に基づいて前記下流アンモニア濃度を算出する濃度算出方法であって、
    前記内燃機関への燃料供給が停止されているフューエルカット状態である場合に、前記選択還元触媒へアンモニアを供給するように前記アンモニア供給部を制御するアンモニア供給制御手順と、
    前記アンモニア供給制御手順による前記アンモニア供給部の制御により前記選択還元触媒へアンモニアが供給された後における前記NOxセンサの検出結果と、前記排気ガスに含まれる酸素の濃度とに基づいて、前記下流アンモニア濃度の算出結果を補正するアンモニア供給補正手順とを備える
    ことを特徴とする濃度算出方法。
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