JP2016223356A - 内燃機関の排気浄化システム - Google Patents

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Yoshio Yamashita
芳雄 山下
寛真 西岡
Hiromasa Nishioka
寛真 西岡
藤原 清
Kiyoshi Fujiwara
清 藤原
大地 今井
Daichi Imai
大地 今井
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Abstract

【課題】フィルタ再生処理時におけるフィルタの過昇温を回避する。【解決手段】内燃機関の排気通路に設けられたフィルタにおいて複数に区分けられた部分領域ごとに、粒子状物質の堆積量を推定し、その推定結果に基づいて、各領域に堆積しているPMを酸化除去する内燃機関の排気浄化システムにおいて、下流側部分領域における粒子状物質の堆積量が下流側基準堆積量を超えた場合、該下流側部分領域の上流側に位置し該最上流部分領域を含む部分領域の何れかのうち粒子状物質の堆積量が最大である上流側対象部分領域の温度が、前記再生温度より高く該上流側対象部分領域が過昇温状態とならない温度範囲に収まるように前記フィルタ再生処理のための熱量を供給し、且つ、該上流側対象部分領域における粒子状物質の堆積量が多いときには、少ないときと比べて、該フィルタ再生処理における、該下流側部分領域の昇温のための単位時間当たりの供給熱量が小さくされる。【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関の排気浄化システムに関する。
内燃機関において排気中の粒子状物質(以下、「PM」と称する)が外部に放出されることを抑制すべく、排気通路にフィルタが設けられる。このフィルタには、内燃機関の運転とともに排気中のPMが捕集され次第に堆積していくため、その目詰まりを防止するためにフィルタ再生処理が行われる。例えば、ディーゼルエンジンでは、一般には排気の空燃比が継続的にリーン側の空燃比であることから、排気中に未燃燃料を供給し排気通路に設けられた酸化触媒等で酸化させて排気温度を上昇させ、以て、堆積PMの酸化除去が行われる。
ここで、フィルタ再生処理時のフィルタ温度を適切に制御するために、フィルタの静電容量を検出し、その検出結果に基づいてフィルタにおけるPM堆積量とフィルタ温度を推定する技術が、特許文献1に開示されている。当該技術では、推定されたフィルタ温度が目標温度以下となるように、フィルタ再生のための燃料供給量がフィードバック制御されている。
特開2014−159780号公報
一般にフィルタは排気の流れに沿った本体部分を有し、そこで排気中のPM捕集が行われる。しかしながら、フィルタにおけるPMの堆積状況は必ずしも均一ではなく、排気の流れや内燃機関での負荷推移等に起因するフィルタにおける温度分布によって、局所的にPM堆積量がばらつく可能性がある。このようにフィルタでの局所的なPM堆積量のばらつきは、上記フィルタ再生処理時にフィルタの過昇温を招く原因となる可能性があり、フィルタを溶損等させるおそれがあるため好ましくない。
例えば、内燃機関の運転状態によって、フィルタの下流側の部位に多くPMが堆積する場合があるが、このような場合、当該下流側の部位に堆積しているPMを酸化除去するためにフィルタの上流側から高温の排気を流入させると、少なからず該下流側の部位より上流側に位置する部位での堆積PMも酸化されることになる。その結果、上流側に位置する部位で温度が過度に上昇し、フィルタが溶損等するおそれがある。一方で、その下流側の部位は昇温しにくい位置にあるため、フィルタへの高温排気の流入を積極的に行う必要がある。
本発明は、上記した問題点に鑑みてなされたものであり、フィルタ再生処理時におけるフィルタの過昇温を回避しつつフィルタの下流側部位における堆積PMの酸化除去を効率的に行う技術を提供することを目的とする。
本発明において、上記課題を解決するために、複数の部分領域が画定されたフィルタにおいて、そのうちの最上流側の部分領域以外の下流側部分領域に、フィルタ再生処理を行うべき程度にPMが堆積している場合には、当該下流側部分領域より上流側の部分領域に
おけるPM堆積量に応じて、フィルタ再生処理のための供給熱量を調整する構成を採用した。このような構成により、堆積PMの酸化除去のための下流側部分領域の昇温過程において、その上流側の部分領域における堆積PMが酸化されることで生じる発熱量を抑制し、その過昇温を回避しつつ下流側部分領域での堆積PMの酸化除去を促進できる。
具体的には、本発明は、内燃機関の排気通路に設けられ且つ排気中の粒子状物質を捕集するフィルタにおいて排気の流れ方向に沿って複数に区分けられた部分領域ごとに、粒子状物質の堆積量を推定する推定手段と、前記複数の部分領域ごとに前記推定手段によって推定された粒子状物質の堆積量が、該部分領域に対応した基準堆積量を超えたときに、該部分領域の温度が該部分領域に堆積している粒子状物質が酸化除去される再生温度に到達するように、前記フィルタをその上流側から昇温させるフィルタ再生処理を行う再生手段と、を備える、内燃機関の排気浄化システムである。そして、前記複数の部分領域のうち最上流側に位置する最上流部分領域以外の部分領域の何れかである下流側部分領域における粒子状物質の堆積量が、該下流側部分領域に対応する前記基準堆積量である下流側基準堆積量を超えた場合、前記再生手段は、該下流側部分領域の上流側に位置し該最上流部分領域を含む部分領域の何れかのうち粒子状物質の堆積量が最大である上流側対象部分領域の温度が、前記再生温度より高く該上流側対象部分領域が過昇温状態とならない温度範囲に収まるように前記フィルタ再生処理のための熱量を供給し、且つ、該上流側対象部分領域における粒子状物質の堆積量が多いときには、少ないときと比べて、該フィルタ再生処理における、該下流側部分領域の昇温のための単位時間当たりの供給熱量を小さくする。
本発明によれば、フィルタ再生処理時におけるフィルタの過昇温を回避しつつフィルタの下流側部位における堆積PMの酸化除去を効率的に行うことが可能となる。
本発明に係る内燃機関の排気浄化システムの概略構成を示す図である。 図1に示す排気浄化システムで、フィルタを3つの領域に分けた場合の、フィルタの部分PM堆積量を算出する際に行われる昇温処理によるフィルタ温度の推移、及びフィルタ前後での排気差圧の推移を示す図である。 図1に示す排気浄化システムが備えるフィルタにおける部分PM堆積量の算出手法を説明するための図である。 図1に示す排気浄化システムで実行される、フィルタの部分堆積量を算出するための処理に関する第1のフローチャートである。 図1に示す排気浄化システムで実行される、フィルタの部分堆積量を算出するための処理に関する第2のフローチャートである。 図4A及び図4Bに示す部分堆積量算出処理を利用した、フィルタの再生処理を行うためのフィルタ再生制御に関する第1のフローチャートである。 図4A及び図4Bに示す部分堆積量算出処理を利用した、フィルタの再生処理を行うためのフィルタ再生制御に関する第2のフローチャートである。 図5A及び図5Bに示すフィルタ再生制御が実行された際の、フィルタの各領域の温度推移の一例を示す図である。 図5A及び図5Bに示すフィルタ再生制御において、フィルタ再生処理のために供給する熱量を決定するための制御マップである。 図1に示す排気浄化システムで、フィルタを2つの領域に分けた場合の、フィルタの部分PM堆積量を算出する際に行われる昇温処理によるフィルタ温度の推移、及びフィルタ前後での排気差圧の推移を示す図である。
以下、本発明の具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。本実施例に記載さ
れている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に記載がない限りは発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1の上段(a)は、本発明に係る内燃機関1の排気浄化装置の概略構成を示す。内燃機関1は車両駆動用のディーゼルエンジンである。内燃機関1には排気通路2が接続されている。排気通路2には、排気中のPMを捕集するパティキュレートフィルタ4(以下、単に「フィルタ」という。)が設けられている。このフィルタ4は、ウォールフロータイプのフィルタであり、その基材には酸化触媒が担持されている。また、排気通路2におけるフィルタ4より上流側であって、フィルタ4の上流端面に概ね隣接するようにヒータ3が配置されている。このヒータ3は、隣接するフィルタ4の上流端面を加熱可能なように構成されており、具体的には、外部電源からの供給電力によりフィルタ4の上流端面に熱エネルギーを供給し、フィルタ4をその上流側から昇温させ得る。なお、ヒータ3は、フィルタ4の上流側に配置されているものの、フィルタ4への排気の流入を妨げることがないようにその形状や配置位置が調整されている。
そして、ヒータ3の上流側に、フィルタ4に流れ込む排気に燃料(未燃燃料)を供給する燃料供給弁5が設けられている。また、フィルタ4に流れ込む排気温度を検出可能となる位置、すなわち、ヒータ3とフィルタ4との間の排気通路2に温度センサ7が設置され、また、フィルタ4の下流側の排気通路2を流れる排気の温度を検出する温度センサ9が設置されている。更に、フィルタ4を挟んだ上流側および下流側の排気通路2における排気圧力の差(以下、単に「排気差圧」ともいう)を検出する差圧センサ8も設けられている。
また、内燃機関の吸気通路13には、該吸気通路13を流れる吸気流量を計測可能なエアフローメータ10が配置されている。そして、内燃機関1には電子制御ユニット(ECU)20が併設されており、該ECU20は内燃機関1の運転状態等を制御するユニットである。このECU20には、上述した燃料供給弁5や温度センサ7、9、差圧センサ8、エアフローメータ10、クランクポジションセンサ11及びアクセル開度センサ12等が電気的に接続され、燃料供給弁5は、ECU20からの指示に従い排気への燃料供給制御を行い、また、各センサによる検出値がECU20に渡されている。例えば、クランクポジションセンサ11は内燃機関1のクランク角を検出し、アクセル開度センサ12は内燃機関1を搭載した車両のアクセル開度を検出し、ECU20へと送る。その結果、ECU20は、クランクポジションセンサ11の検出値に基づいて内燃機関1の機関回転速度を導出し、アクセル開度センサ12の検出値に基づいて内燃機関1の機関負荷を導出する。また、ECU20は、温度センサ7の検出値に基づいてフィルタ4に流れ込む排気温度を検出し、また排気温度センサ9の検出値に基づいてフィルタ4の温度を推定することができる。また、ECU20は、差圧センサ8を通して排気差圧を検出可能である。また、ECU20は、エアフローメータ10の検出値及び燃料噴射量に基づいて、排気流量を取得することも可能である。
ここで、本実施例では、図1の下段(b)に示すように、フィルタを排気流れ方向に沿って最上流側に位置するフロント領域4Aと、最下流側に位置するリア領域4C、両領域の間に位置するセンタ領域とに分割し、それぞれの領域におけるPMの部分堆積量が算出される。なお、図1(b)において、白抜きの矢印が排気の流れを示す。また、フロント領域4AにおけるPM堆積量をフロント領域堆積量PM_Frといい、センタ領域4BにおけるPM堆積量をセンタ領域堆積量PM_Ceといい、リア領域4CにおけるPM堆積量をリア領域堆積量PM_Rrという。
上記の通り構成される内燃機関1の排気浄化装置では、概略的には、排気に含まれるP
Mはフィルタ4によって捕集され、外部への放出が抑制される。その他、図示されない排気浄化用の触媒(NOx浄化用の触媒等)が設けられてもよい。ここで、フィルタ4はウォールフロータイプのフィルタであり、フィルタ4の基材上には酸化能を有する酸化触媒、例えば白金族金属PGMが担持されている。酸化触媒は、フィルタ内壁面及びフィルタ基材の細孔内の上流側から下流側にわたって担持されている。この酸化触媒の酸化能により、排気中の未燃燃料やNOを酸化させることが可能となる。なお、NOが酸化されNOとなると、NO自身の酸化能により、フィルタ4に堆積したPMの酸化除去を促進させることが可能となる。
ここで、フィルタ4に堆積したPMは、フィルタ4での限界堆積量まで堆積すると排気通路2における背圧が上昇するため、フィルタ4の昇温により酸化除去される。当該酸化除去のための処理を、本明細書では、「フィルタ再生処理」という。具体的に、フィルタ再生処理では、燃料供給弁5から所定量の燃料が排気中に供給されて、フィルタ4に担持されている酸化触媒で酸化されることで、フィルタ4が昇温され、それによりフィルタ4に堆積しているPMの酸化除去が行われる。なお、本願において、フィルタ再生処理の用語は、後述するようにフィルタ4の各領域に堆積したPMを酸化除去するための処理にも適用される。
ここで、フィルタ4の上流端面を含むフロント領域4Aは、フィルタ再生処理により未燃燃料が燃料供給弁5から供給され、該未燃燃料がフロント領域4Aに担持されている酸化触媒によって酸化されても、フィルタ4を流れる排気流量の条件次第では、その酸化反応熱は排気の流れによって下流側に移りやすく、フロント領域4A自身の温度を、堆積PMが酸化除去となる温度に維持しにくくなる場合がある。したがって、フィルタ再生処理が行われたとしても、フロント領域4AにはPMが燃え残り、その後、フィルタ4によるPM捕集が行われていく過程で、フロント領域4Aの方がセンタ領域4Bやリア領域4CよりもPM堆積量が偏って存在する場合も生じ得る。また、別の場面としては、フィルタ4での排気流れの状況によっては、フィルタ再生処理が実行されたものの熱がセンタ領域4Bやリア領域4Cまで十分に移行しないうちにフィルタ再生処理が終了してしまった場合、その後、フィルタ4によるPM捕集が行われていく過程で、特にリア領域4Cの方がフロント領域4AよりもPM堆積量が偏って存在する場合も生じ得る。
すなわち、フィルタ4でフィルタ再生処理が行われたとしても、フィルタ4におけるPMの堆積分布は、様々な条件次第で変動し得る。特に、フィルタ4全体としての堆積量は比較的少なくても、フィルタ4の部分的な領域において局所的に多量のPMが堆積している状態でフィルタ再生処理が行われると、当該領域でフィルタ温度が局所的に過昇温し、フィルタそのものの劣化や酸化触媒の劣化等が懸念される。そこで、本実施例では、フィルタ4における局所的なPM堆積量、すなわちフロント領域4AでのPM堆積量と、センタ領域4BでのPM堆積量と、リア領域4CでのPM堆積量の算出が行われ、それぞれの局所的なPM堆積量を考慮して、各領域において局所的な過昇温が生じないようにフィルタ再生処理が行われる。
そこで、図2及び図3に基づいて、フロント領域4AでのPM堆積量と、センタ領域4BでのPM堆積量と、リア領域4CでのPM堆積量の算出について説明する。なお、本実施例において、フィルタ4全体でのPM堆積量と、フロント領域4AでのPM堆積量、センタ領域4BでのPM堆積量、リア領域4CでのPM堆積量を区別するために、これらの領域でのPM堆積量を部分堆積量と呼ぶ場合もある。図2の上段(a)は、各領域でのPM堆積量を算出する際に行われるフィルタ4の昇温処理(以下、「算出時昇温処理」という)による各領域の温度推移を表し、下段(b)は、その際の差圧センサ8の検出値の推移を表している。また、図3は、各領域でのPM堆積量のロジックを説明するための図であり、上段(a)は、フィルタ4全体でのPM堆積量と差圧センサ8により検出される排
気差圧との相関を概略的に表しており、下段(b)は、フィルタ4でのPM堆積量と堆積PMの酸化速度との相関を概略的に表している。
各領域でのPM堆積量の算出に当たっては、上記の通り算出時昇温処理が行われる。当該処理は、フィルタ4を上流側から昇温させて、その昇温によりフィルタの各領域に堆積しているPMの一部を酸化燃焼させる処理である。具体的には、ヒータ3によりフィルタ4の上流側端面が加熱されることで、当該算出時昇温処理が実行される。その際に、ヒータ3からフィルタ4への加熱は、上記の通り、堆積PMを酸化燃焼させることが可能となるように供給エネルギー量が制御される。
そして、この算出時昇温処理が行われた際のフロント領域4Aの温度推移が、図2(a)において線L11で示され、センタ領域4Bの温度推移が、図2(a)において線L12で示され、リア領域4Cの温度推移が図2(a)において線L13で示されている。なお、各領域の温度推移としては、算出時昇温処理によりヒータ3からフィルタ4に対して供給される熱量と、フィルタ4における熱伝播に関する諸パラメータ(例えば、フィルタ4の熱容量、フィルタ4を流れる排気流量、フィルタ4での放熱係数等)に基づいて、各領域の代表点での温度推移がECU20によって推定される。本実施例における当該代表点は、フロント領域4A、センタ領域4B、リア領域4Cの排気流れ方向の中央点である。また、別法として、各領域に温度センサを埋め込んで直接各領域の温度を計測してもよい。
具体的には、タイミングT11で算出時昇温処理が開始されるとともに、上流側に位置するフロント領域4Aの温度が上昇を開始する。このとき、下流側のセンタ領域4B、リア領域4Cには多くの熱がまだ伝播していないため、その温度の動きは少ない。そして、タイミングT12において、フロント領域4Aの温度が酸化開始温度Tpmに到達する。この頃からセンタ領域4Bの温度も次第に上昇していき、タイミングT13においてセンタ領域4Bの温度も酸化開始温度Tpmに到達する。更に、この頃からリア領域4Cの温度も次第に上昇していき、タイミングT14においてリア領域4Cの温度も酸化開始温度Tpmに到達する。その後、タイミングT15において、算出時昇温処理が終了され、各領域の温度も降下していく。
このようにフィルタ4の各領域の温度が推移すると、その温度が酸化開始温度Tpmを超えるとそこに堆積しているPMが酸化燃焼されることで、フィルタ4におけるPMの堆積状態が変化するための、その変化が差圧センサ8による排気差圧に反映されることになる。具体的には、タイミングT12〜T13の期間では、酸化開始温度Tpmを超えているのはフロント領域4Aのみであるから、当該領域に堆積しているPMのみが酸化燃焼して排気差圧の低下が生じ、その低下量はΔdP_Frとされる。また、タイミングT13〜T14の期間では、酸化開始温度Tpmを超えているのはフロント領域4Aとセンタ領域4Bである。そこで、両領域に堆積しているPMが酸化燃焼して排気差圧の低下が生じることになる。そして、当該期間でのフロント領域4Aでの堆積PMの酸化燃焼による排気差圧の低下量は、ΔdP_Fr2とされ、センタ領域4Bでの堆積PMの酸化燃焼による排気差圧の低下量は、ΔdP_Ceとされ、以て、タイミングT13〜T14の期間での排気差圧の低下量は両低下量の和(ΔdP_Ce+ΔdP_Fr2)となる。
更に、タイミングT14〜T15の期間では、酸化開始温度Tpmを超えているのはリア領域4Cを含む全領域である。そこで、全領域に堆積しているPMが酸化燃焼して排気差圧の低下が生じることになる。そして、当該期間でのフロント領域4Aでの堆積PMの酸化燃焼による排気差圧の低下量は、ΔdP_Fr3とされ、センタ領域4Bでの堆積PMの酸化燃焼による排気差圧の低下量は、ΔdP_Ce2とされ、リア領域4Cでの堆積PMの酸化燃焼による排気差圧の低下量は、ΔdP_Rrとされる。したがって、タイミ
ングT14〜T15の期間での排気差圧の低下量はこれらの低下量の和(ΔdP_Rr+ΔdP_Ce2+ΔdP_Fr3)となる。
ここで、算出時昇温処理が行われた際の、フィルタ4の各領域での堆積PMの酸化速度に注目する。先ず、タイミングT12〜T13の期間では、フロント領域4Aでの堆積PMが酸化燃焼している。したがって、当該期間で生じる排気差圧の低下量ΔdP_Frに対応するフィルタ4での堆積PMの減少量ΔXpm(図3(a)参照)は、フロント領域4Aでの堆積PMの減少量を表すことになる。そして、この堆積PMの減少は、タイミングT12〜T13の期間において生じたものであるから、当該期間でのフロント領域4Aでの堆積PMの酸化速度は、減少量ΔXpmを当該期間の長さで除した値Z0で表すことができる。
ここで、フィルタ4における堆積PMの酸化速度は、物理的には以下の式1に従う。
Z0 = k [PM] [O2]α [NO2]β (式1)
Z0: 酸化速度
k: 反応速度定数
[PM]: PM堆積量
[O2]α: 酸素量
[NO2]β: 二酸化窒素量
また、反応速度定数kは、以下の式2に従う。
k = A exp(-Ea/R T) (式2)
A: 頻度因子
Ea: 活性化エネルギ
R: 気体定数
T: 酸化温度(絶対温度)
上記式1からも理解できるように、フィルタ4のフロント領域4Aにおける堆積PMの酸化速度Z0は、PM堆積量やPMを酸化させる様々な物質に関するパラメータの積で表すことができ、特に、PM堆積量に比例する相関を有している。そして、このようなPM堆積量と酸化速度の相関に基づいて、図3(b)に示すように、上記の酸化速度Z0より、フロント領域4AでのPM堆積量Ypmを算出することができる。ここで、酸化速度Z0は、直接的には減少量ΔXpmをタイミングT12〜T13の期間の長さで除したものであるが、減少量ΔXpmと排気差圧の低下量ΔdP_Frとの相関を踏まえると、酸化速度Z0は、当該期間の長さに対する排気差圧の低下量ΔdP_Frの大きさの比率であるフロント側比率に対応する。したがって、図3(b)に示す相関を考慮すると、フロント領域4AでのPM堆積量は、フロント側比率が大きくなるほど多くなるように算出されることになる。
また、センタ領域4BにおけるPM堆積量も、タイミングT13〜T14の期間での排気差圧の低下量と、当該期間の長さに基づいて、フロント領域4Aの場合と同じように算出することができる。ただし、当該期間では、上記の通り、センタ領域4Bでの堆積PMだけでなくフロント領域4Aでの堆積PMも酸化燃焼され、その結果が、差圧低下量ΔdP_Ce+ΔdP_Fr2に反映されている。したがって、センタ領域4BにおけるPM堆積量を算出するためには、差圧低下量ΔdP_Ce+ΔdP_Fr2のうちセンタ領域4Bに起因する分の低下量であるΔdP_Ceを利用する必要がある。そして、フロント領域4Aの場合と同じように、センタ領域4Bでの酸化速度は、タイミングT13〜T14の期間の長さに対する排気差圧の低下量ΔdP_Ceの大きさの比率であるセンタ側比率に対応する。したがって、図3(b)に示す相関を考慮すると、センタ領域4BでのPM堆積量は、センタ側比率が大きくなるほど多くなるように算出されることになる。
ここで、タイミングT13〜T14の期間での排気差圧の低下量ΔdP_Ce+ΔdP_Fr2から、低下量ΔdP_Ceを抽出する手法としては、以下の手法が例示できる。第1の抽出手法としては、タイミングT13〜T14の期間においてフロント領域4Aで酸化燃焼されるPM堆積量が、タイミングT12〜T13の期間においてフロント領域4Aで酸化燃焼されるPM堆積量と同程度となるように、タイミングT13〜T14の期間を設定する。その設定の一例としては、タイミングT13〜T14の期間を、タイミングT12〜T13の期間と同じ長さとする。このような条件の下で計測されたタイミングT13〜T14の期間での低下量ΔdP_Ce+ΔdP_Fr2のうち低下量dP_Fr2は、タイミングT12〜T13の期間での低下量ΔdP_Frと同量になる。そこで、タイミングT13〜T14の期間での低下量ΔdP_Ce+ΔdP_Fr2からタイミングT12〜T13の期間での低下量ΔdP_Frを減じることで、低下量ΔdP_Ceを算出できる。
また、第2の抽出手法としては、算出時昇温処理が行われている間での、タイミングT12〜T13の期間におけるフロント領域4Aでの堆積PMの酸化燃焼速度が、タイミングT13〜T14の期間におけるフロント領域4Aでの堆積PMの酸化燃焼速度と同程度であるとの想定の下、低下量ΔdP_Ceが算出される。具体的には、タイミングT12〜T13の期間での低下量ΔdP_Frに、タイミングT12〜T13の期間の長さに対するタイミングT13〜T14の期間の長さの割合を乗じて、タイミングT13〜T14の期間におけるフロント領域4Aでの堆積PMの酸化燃焼に起因する低下量ΔdP_Fr2が算出される。そして、タイミングT13〜T14の期間での低下量ΔdP_Ce+ΔdP_Fr2から、当該算出された低下量ΔdP_Fr2を差し引くことで、低下量ΔdP_Ceが算出される。
更に、リア領域4CでのPM堆積量の算出についても、上記センタ領域4BでのPM堆積量の算出の場合と同じように、タイミングT14〜T15の期間での排気差圧の低下量と、当該期間の長さに基づいて算出することができる。この場合、当該期間での低下量であるΔdP_Rr+ΔdP_Ce2+ΔdP_Fr3のうち、リア領域4Cに起因する分の低下量である低下量ΔdP_Rrに基づいて、リア領域4CでのPM堆積量が算出されることになる。なお、当該低下量ΔdP_Rrの算出にてついては、上記第1の抽出手法に従えば、タイミングT14〜T15の期間での排気差圧の低下量からタイミングT13〜T14の期間での排気差圧の低下量を減じることで算出できる。
以上より、図1に示す内燃機関1の排気浄化システムでは、フィルタ4におけるフロント領域4A、センタ領域4B、リア領域4CでのPM堆積量を、算出時昇温処理の実行とともに差圧センサ8の検出値を用いて容易に算出することが可能となる。また、算出時昇温処理において、ヒータ3からフィルタ4に供給される単位時間当たりの熱量は、少なくともT12〜T13の期間と、T13〜T14の期間と、T14〜T15の期間とで同一となるようにヒータ3を制御するのが好ましい。これにより、各期間でのフロント領域4A、センタ領域4B、リア領域4Cでの堆積PMの酸化燃焼条件をより同一に近い状態とすることができるため、上述した各領域でのPM堆積量の算出精度を高めることができる。
<部分堆積量算出処理>
ここで、上述したフロント領域4A、センタ領域4B、リア領域4Cでの部分堆積量を算出するための処理である部分堆積量算出処理について、図4A及び図4Bに基づいて説明する。両図には、部分堆積量算出処理を分割して記載している。この部分堆積量算出処理は、ECU20のメモリに格納されている制御プログラムが実行されることで行われる。先ず、S101では、フィルタ4の各領域の部分堆積量の算出要求があるか否かが判定される。当該算出要求は、所定の制御において、各領域での部分堆積量が必要とされる場
合等に出されるものである。例えば、後述する図5A、図5Bに示すフィルタ再生制御において、本部分堆積量算出処理が呼び出される場合、当該算出要求が出されることになる。S101で肯定判定されるとS102へ進み、否定判定されると本部分堆積量算出処理を終了する。
S102では、内燃機関1が、部分堆積量の算出が可能な状態にあるか否かが判定される。上記の通り部分堆積量の算出を行う場合、算出時昇温処理を行う必要がある。このとき、各領域における堆積PMの一部の酸化燃焼を生じさせるが、算出精度の低下を避けるために、算出時昇温処理を行う期間においてその酸化燃焼条件が大きく変動しないことが好ましい。そこで、例えば、内燃機関1からの排気流量や排気温度が安定しているアイドル運転時の場合に、内燃機関1が部分堆積量の算出が可能な状態にあると判定してもよい。S102で肯定判定されるとS103へ進み、否定判定されると本部分堆積量算出処理を終了する。
次に、S103では、フロント領域4A及びリア領域4Cの温度推定が開始される。具体的には、上記の通り、ヒータ3による加熱条件(例えば、ヒータ3からフィルタ4に対して供給される単位時間当たりの熱量等)と、フィルタ4における熱伝播に関する諸パラメータ(例えば、フィルタ4の熱容量、フィルタ4を流れる排気流量、フィルタ4での放熱係数等)に基づいてECU20が温度推定を開始する。このとき、フロント領域4Aの温度を代表する当該領域内の位置と、センタ領域4Bの温度を代表する当該領域内の位置と、リア領域4Cの温度を代表する当該領域内の位置との間の離間距離も考慮される。
次にS104では、算出時昇温処理が開始され、ヒータ3に駆動電流が供給される。これにより、単位時間当たりの熱供給量が一定の条件の下で、ヒータ3からフィルタ4へ熱エネルギーが供給される。なお、この算出時昇温処理での単位時間当たりの熱供給量は、上記の通り、フィルタ4の温度が、堆積PMが燃焼可能となる酸化開始温度Tpmに到達し得る値とされる。なお、当該算出時昇温処理が開始されたタイミングが、図2(a)におけるタイミングT11である。その後、S105で、推定されているフロント領域4Aの温度Tfrが、酸化開始温度Tpmを超えたか否かが判定される。S105で肯定判定されるとS106へ進み、否定判定されると再びS105の処理を繰り返す。なお、S105で肯定判定されたタイミングが、図2(a)におけるタイミングT12である。
次にS106では、フロント領域4Aの温度が酸化開始温度Tpmを超えたことをもって、上流側に位置するフロント領域4Aでの堆積PMのみが酸化燃焼する第1酸化期間Δt1のカウントが開始される。したがって、第1酸化期間Δt1の始点は、図2(a)におけるタイミングT12である。そして、当該カウントとともに、フロント領域4Aでの堆積PMのみが酸化燃焼することに起因する排気差圧の低下量である第1差圧低下量ΔdP1の測定が開始される。この第1差圧低下量ΔdP1は、第1酸化期間Δt1の始点であるタイミングT12での排気差圧を始点として計測されていくことになる。S106の処理が終了すると、S107へ進む。
次に、S107では、推定しているセンタ領域4Bの温度Tceが、酸化開始温度Tpmを超えたか否かが判定される。S107で肯定判定されるとS108へ進み、否定判定されると再びS107の処理を繰り返す。なお、S107で肯定判定されたタイミングが、図2(a)におけるタイミングT13である。その後、S108では、センタ領域4Bの温度が酸化開始温度Tpmを超えたことをもって、第1酸化期間Δt1が決定される。すなわち、第1酸化期間Δt1は、上記始点であるタイミングT12から終点となるタイミングT13までの期間として決定される。それと同時に、タイミングT12での排気差圧を始点としタイミングT13における排気差圧を終点として、第1差圧低下量ΔdP1が決定される。S108の処理が終了すると、S109へ進む。
S109では、センタ領域4Bの温度が酸化開始温度Tpmを超えたことをもって、下流側に位置するセンタ領域4Bでの堆積PMが酸化燃焼し始める第2酸化期間Δt2のカウントが開始される。したがって、第2酸化期間Δt2の始点は、図2(a)におけるタイミングT13である。そして、当該カウントとともに、センタ領域4Bでの堆積PM及びフロント領域4Aでの堆積PMが酸化燃焼することに起因する排気差圧の低下量である第2差圧低下量ΔdP2の測定が開始される。この第2差圧低下量ΔdP2は、第2酸化期間Δt2の始点であるタイミングT13での排気差圧を始点として計測されていくことになる。S109の処理が終了すると、S110へ進む。
次に、S110では、推定しているリア領域4Cの温度Trrが、酸化開始温度Tpmを超えたか否かが判定される。S110で肯定判定されるとS111へ進み、否定判定されると再びS110の処理を繰り返す。なお、S110で肯定判定されたタイミングが、図2(a)におけるタイミングT14である。その後、S111では、リア領域4Cの温度が酸化開始温度Tpmを超えたことをもって、第2酸化期間Δt2が決定される。すなわち、第2酸化期間Δt2は、上記始点であるタイミングT13から終点となるタイミングT14までの期間として決定される。それと同時に、タイミングT13での排気差圧を始点としタイミングT14における排気差圧を終点として、第2差圧低下量ΔdP2が決定される。S111の処理が終了すると、S112へ進む。
S112では、リア領域4Cの温度が酸化開始温度Tpmを超えたことをもって、最下流側に位置するリア領域4Cでの堆積PMが酸化燃焼し始める第3酸化期間Δt3のカウントが開始される。したがって、第3酸化期間Δt3の始点は、図2(a)におけるタイミングT14である。そして、当該カウントとともに、リア領域4Cでの堆積PM及びフロント領域4A、センタ領域4Bでの堆積PMが酸化燃焼することに起因する排気差圧の低下量である第3差圧低下量ΔdP3の測定が開始される。この第3差圧低下量ΔdP3は、第3酸化期間Δt3の始点であるタイミングT14での排気差圧を始点として計測されていくことになる。S112の処理が終了すると、S113へ進む。
S113では、第3酸化期間Δt3が規定時間を超えたか否かが判定される。当該規定時間としては、リア領域4Cでの堆積PM及びフロント領域4A、センタ領域4Bでの堆積PMが酸化燃焼することに起因する第3差圧低下量ΔdP3として有意の差圧低下量が計測される限りにおいて、任意の時間を設定することができる。本実施例では、規定時間は、第2酸化期間Δt2と同じ長さの時間とする。S113で肯定判定されるとS114へ進み、否定判定されると再びS113の処理を繰り返す。なお、S113で肯定判定されたタイミングが、図2(a)におけるタイミングT15である。その後、S114では、第3酸化期間Δt3が規定時間を超えたことをもって、第3酸化期間Δt3が決定される。すなわち、第3酸化期間Δt3は、上記始点であるタイミングT14から終点となるタイミングT15までの期間として決定される。それと同時に、タイミングT14での排気差圧を始点としタイミングT15における排気差圧を終点として、第3差圧低下量ΔdP3が決定される。S114の処理が終了すると、S115へ進む。
S115では、フロント領域4AでのPM堆積量を算出するためのフロント領域低下量である上記dP_Frが、第1差圧低下量ΔdP1に基づいて決定される。具体的には、第1酸化期間Δt1においてはフロント領域4Aでの堆積PMのみが酸化燃焼するため、フロント領域低下量dP_Frは、第1差圧低下量ΔdP1そのものとなる。次に、センタ領域4BでのPM堆積量を算出するためのセンタ領域低下量である上記dP_Ceが、第2差圧低下量ΔdP2に基づいて決定される。具体的には、上述の第2の抽出手法に従い、第2酸化期間Δt2と第1酸化期間Δt1の長さの比率を考慮して、センタ領域低下量dP_Ceが算出される。また、リア領域4CでのPM堆積量を算出するためのリア領
域低下量である上記dP_Rrが、第3差圧低下量ΔdP3に基づいて決定される。具体的には、上述の第1の抽出手法に従い、第3酸化期間Δt3を第2酸化期間Δt2と同じ長さとしたことにより、第3酸化期間Δt3におけるフロント領域4Aとセンタ領域4Bでの堆積PMの酸化量は、第2酸化期間Δt2におけるフロント領域4Aとセンタ領域4Bでの堆積PMの酸化量と同量とみなすことができる。そこで、リア領域低下量dP_Rrは、第3差圧低下量ΔdP3から第2差圧低下量ΔdP2を減じた値となる。
次に、S116では、上記フロント側比率に相当する、第1酸化期間Δt1の長さに対するフロント領域低下量dP_Frの大きさの比率に基づいて、図3に基づいて説明したようにフロント領域4AでのPM堆積量PM_Frが算出される。具体的には、当該比率が大きくなるほど、フロント領域4AでのPM堆積量PM_Frが多くなるように算出される。また、上記センタ側比率に相当する、第2酸化期間Δt2の長さに対するセンタ領域低下量dP_Ceの比率に基づいて、図3に基づいて説明したようにセンタ領域4BでのPM堆積量PM_Ceが算出される。具体的には、当該比率が大きくなるほど、センタ領域4BでのPM堆積量PM_Ceが多くなるように算出される。そして、上記リア側比率に相当する、第3酸化期間Δt3の長さに対するリア領域低下量dP_Rrの比率に基づいて、図3に基づいて説明したようにリア領域4CでのPM堆積量PM_Rrが算出される。具体的には、当該比率が大きくなるほど、リア領域4CでのPM堆積量PM_Rrが多くなるように算出される。
その後、S117では、次回の部分堆積量算出のために、第1酸化期間Δt1、第2酸化期間Δt2、第3酸化期間Δt3のカウンタをクリアし、更に、第1差圧低下量ΔdP1、第2差圧低下量ΔdP2、第3差圧低下量ΔdP2の測定値をクリアする。
<フィルタ再生制御>
ここで、上記の部分堆積量算出処理を利用したフィルタ4のフィルタ再生処理を行うフィルタ再生制御について、図5A及び図5Bに基づいて説明する。両図には、フィルタ再生制御を分割して記載している。このフィルタ再生制御は、ECU20のメモリに格納されている制御プログラムが実行されることで、繰り返し行われる。当該フィルタ再生制御では、フィルタ4に設定された各領域におけるPM堆積量が基準堆積量を超えたときに、その領域に堆積しているPMを酸化除去するためのフィルタ再生処理が実行される。
先ず、S201では、図4A及び図4Bに示した部分堆積量算出処理が実行される。この結果、フロント領域4AでのPM堆積量PM_Fr、センタ領域4BでのPM堆積量PM_Ce、リア領域4CでのPM堆積量PM_Rrが算出される。S201が終了すると、S202へ進む。
S202では、フロント領域4AでのPM堆積量PM_Frが、フロント領域4Aに対応して設定されている基準堆積量Fr0を超えているか否かが判定される。この基準堆積量Fr0は、フロント領域4Aにおける堆積PMが酸化除去すべき程度の量であることを判定するための閾値である。S202で肯定判定されるとS203へ進み、否定判定されるとS210へ進む。
次に、S203では、フロント領域4AにおけるPM堆積量が基準堆積量Fr0を超えていることをもって、当該領域の堆積PMを酸化除去するためのフィルタ再生処理が開始される。具体的には、上記の通り燃料供給弁5から排気へ燃料供給が行われることで、フィルタ4に担持されている酸化触媒による酸化反応を利用してフロント領域4Aが酸化開始温度Tpmを超える温度まで昇温され、その温度の維持が図られる。このフロント領域4Aの堆積PMの酸化除去のための燃料供給条件については、事前に実験等で決定しておき、その条件をECU20内のメモリに格納しておく。
このようにフロント領域4Aのためのフィルタ再生処理が実行されると、フロント領域4Aに堆積しているPMが酸化除去されるとともに、センタ領域4Bやリア領域4Cにもその酸化熱が伝播したり、また、燃料供給弁5により供給された燃料がセンタ領域4Bやリア領域4Cにも到達したりすることで各領域が昇温し、各領域の堆積PMの一部も酸化除去されることになる。そこで、S204では、フロント領域4Aのためのフィルタ再生処理の結果、各領域で酸化除去されたPM堆積量に基づいて、その領域でのPM堆積量の更新を行う。当該更新においては、フロント領域4Aのためのフィルタ再生処理が行われたときの、センタ領域4B及びリア領域4Cの温度推移を事前の実験等で測定しECU20のメモリ内に格納しておくとともに、フィルタ再生処理によって酸化除去される単位時間当たりのPM量と、フィルタ再生処理により各領域の温度が酸化開始温度Tpmに到達してからの経過時間等が考慮される。
そして、S205では、S204で更新された各領域のPM堆積量のうち、フロント領域4AのPM堆積量PM_Frが、基準PM堆積量Fr1以下となっているか否かが判定される。当該基準PM堆積量Fr1は、フロント領域4Aのためのフィルタ再生処理の終了を判断するための閾値である。そして、S205で肯定判定されると上記フィルタ再生処理を終了し、本制御を終了する。また、S205で否定判定されるとS204以降の処理が繰り返される。このようにS204以降の処理が繰り返される場合には、S203で開始されたフロント領域4Aのためのフィルタ再生処理が継続されている状態にある。
次に、S202で否定判定され、S210に処理が進んだ場合について説明する。S210では、センタ領域4BでのPM堆積量PM_Ceが、センタ領域4Bに対応して設定されている基準堆積量Ce0を超えているか否か、又は、リア領域4CでのPM堆積量PM_Rrが、リア領域4Cに対応して設定されている基準堆積量Rr0を超えているか否かが判定される。この基準堆積量Ce0は、センタ領域4Bにおける堆積PMが酸化除去すべき程度の量であることを判定するための閾値であり、基準堆積量Rr0は、リア領域4Cにおける堆積PMが酸化除去すべき程度の量であることを判定するための閾値である。S210で肯定判定されると、すなわちセンタ領域4Bかリア領域4Cの何れかが、対応する基準堆積量を超えていると判定されるとS211へ進み、それ以外の場合は(すなわち否定判定されると)本制御を終了する。なお、基準堆積量Ce0、Rr0は、各領域に対応して設定されている閾値であり、基準堆積量Fr0を含めて、何れも同じ値でもよく、又は、各領域に対応してそれぞれ異なる値でもよい。
ここで、センタ領域4B及びリア領域4Cは、フィルタ4において最上流側に位置するフロント領域4A以外の領域であるから、本願発明に係る下流側部分領域に相当することになる。なお、図4Bにおいては、記載を簡便にするため、下流側部分領域を「対象領域」と記載している。この対象領域は、フィルタ4において少なからず最上流側に位置する部分領域ではなく昇温しにくいため、対象領域に堆積しているPMを酸化除去しようとする場合、フィルタ4の上流側からその酸化除去のための熱エネルギーを積極的に投入する必要がある。一方で、そのように酸化除去のための熱エネルギーをフィルタ4の上流側から供給すると、対象領域の上流側に位置する領域(対象領域がセンタ領域4Bである場合は、フロント領域4Aが上流側に位置する領域に相当し、対象領域がリア領域4Cである場合は、フロント領域4A及びセンタ領域4Bが上流側に位置する領域に相当する)にも多くの熱エネルギーが到達するため、当該上流側に位置する領域の温度が過度に上昇するおそれがある。
そこで、S210で肯定判定され、対象領域における堆積PMの酸化除去を行おうとする場合、対象領域の堆積PMの効率的な酸化除去と上述した上流側に位置する領域での過昇温の抑制を両立する熱量供給が行われることになる。先ず、S211では、対象領域の
温度が、堆積PMを酸化除去するための目標温度Tpm以上となっているか否かが判定される。なお、対象領域の温度は、後述する対象領域の昇温処理や温度維持処理が行われたときの対象領域の温度推移を事前の実験等で測定しECU20のメモリ内に格納しておくことで、適宜推定される。S211で肯定判定されるとS212へ進み、否定判定されるとS215へ進む。
S212では、対象領域での堆積PMの酸化除去を継続できるように、既に目標温度Tpmに到達している対象領域の温度の維持処理が行われる。なお、この場合、対象領域の温度は既に目標温度Tpmとなっており、且つ、上流側に位置する領域の温度は、後述するように過昇温状態とはなっていない。そして、S212では、上流側に位置する領域の温度が過昇温状態とならないように、排気の流れによる対象領域からの持ち去り熱等を考慮して、対象領域の目標温度の維持に必要な燃料の供給量が決定され、燃料供給弁5から供給されることになる。S212の処理が終了すると、S213へ進む。
また、S211で否定判定されてS215へ進んだ場合、S215では、本発明に係る上流側対象領域が決定される。上流側対象領域とは、上記対象領域の上流側に位置する領域のうち、PM堆積量が最大である領域を指す。例えば、対象領域がセンタ領域4Bである場合には、上流側対象領域は、一義的にフロント領域4Aとなる。また、対象領域がリア領域4Cである場合には、上流側対象領域は、フロント領域4Aとセンタ領域4Bのうち、PM堆積量が多い方の領域となる。なお、この上流側対象領域の決定においては、後述のS213におけるPM堆積量の更新結果が随時反映されることになる。このように上流側対象領域を決定するのは、対象領域に堆積しているPMを酸化除去する際に、その上流側に位置している領域における過昇温状態は、そこに相対的に多くのPMが堆積していることに起因しているとの考えに基づく。S215の処理が終了すると、S216へ進む。
S216では、対象領域における堆積PMを酸化除去するための供給熱量、すなわち、対象領域の温度を目標温度Tpmに到達させるための供給熱量が決定される。具体的には、上流側対象領域の温度が、図6に示すようにフィルタ4が過昇温により溶損し得る温度であるTohより低くなる範囲で、図7に示すようにS215で決定された上流側対象領域のPM堆積量に基づいて、当該供給熱量が調整される。図6は、対象領域がリア領域4Cである場合にフィルタ再生処理が行われた際の、各領域の温度推移の一例を示すグラフであり、線L14はフロント領域4Aの温度推移を表し、線L15はセンタ領域4Bの温度推移を表し、線L16はリア領域4Cの温度推移を表している。このように最下流側に位置するリア領域4Cを目標温度Tpmまで昇温させる過程において、上流側対象領域の温度が、そこに堆積したPM量によっては目標温度を超える可能性がある。しかし、その温度が溶損温度Tohを超えなければ、フィルタ4においては過昇温による障害は発生しないことになる。このような上流側対象領域における温度推移と実際に生じるフィルタ4での障害を考慮して、S216では、上流側対象領域の温度が溶損温度Tohを超えない範囲で、上流側対象領域のPM堆積量が多くなるほど、フィルタ4への供給熱量が少なくなるように燃料供給弁5からの燃料供給量が少なく設定される。S216の処理が終了するとS217へ進み、S216で決定された量の燃料が、燃料供給弁5から供給される。S217の処理が終了すると、S213へ進む。
ここで、S212の温度維持処理やS217の昇温処理が実行されると、対象領域の堆積PMだけではなく、対象領域の上流側や下流側に位置している領域に堆積しているPMも酸化除去され得る。そこで、S213では、S212の温度維持処理やS217の昇温処理の結果、各領域で酸化除去されたPM堆積量に基づいて、その領域でのPM堆積量の更新を行う。当該更新においては、S212の温度維持処理やS217の昇温処理が行われたときの、各領域4の温度推移を事前の実験等で測定しECU20のメモリ内に格納し
ておくとともに、各処理によって酸化除去される単位時間当たりのPM量と、各処理により各領域の温度が酸化開始温度Tpmに到達してからの経過時間等が考慮される。S213の処理が終了すると、S214へ進む。
S214では、対象領域でのPM酸化除去が完了したか否かが判定される。具体的には、対象領域がセンタ領域4Bである場合には、S213での更新が反映されたセンタ領域堆積量PM_Ceが、基準PM堆積量Ce1以下であるか否かが判定される。当該基準PM堆積量Ce1は、センタ領域4Bにおいて堆積PMが十分に酸化除去されたと判断するための閾値である。また、対象領域がリア領域4Cである場合には、S213での更新が反映されたリア領域堆積量PM_Rrが、基準PM堆積量Rr1以下であるか否かが判定される。当該基準PM堆積量Rr1は、リア領域4Cにおいて堆積PMが十分に酸化除去されたと判断するための閾値である。
このように構成されるフィルタ再生制御では、最上流側に位置するフロント領域4A以外の領域での堆積PMを酸化除去する際には、その昇温過程において当該領域よりも上流側に位置する領域でのPM堆積量を考慮して、酸化除去のために供給される熱量が調整されることになる。その結果、対象となる領域での堆積PMの酸化除去を効率的に実行しつつ、フィルタ4での局所的な過昇温を回避することが可能となる。
本実施例では、フィルタ4を排気流れに沿って2つの領域であるフロント領域4a、リア領域4bに区分した場合の、各領域でのPM堆積量の算出について、図8に基づいて説明する。なお、本実施例におけるフィルタ4の区分けについては、図8の下段(c)に示している。ここで、図8の上段(a)は、算出時昇温処理による各領域の温度推移を表し、線L1による推移がフロント領域4aの温度推移であり、線L2による推移がリア領域4bの温度推移である。これらの各領域の温度推移は、上記の実施例と同じように、ヒータ3からフィルタ4に対して供給される熱量と、フィルタ4における熱伝播に関する諸パラメータに基づいてECU20が推定する。また、図8の下段(b)は、その際の差圧センサ8の検出値の推移を表している。
具体的には、タイミングT1で算出時昇温処理が開始されるとともに、上流側に位置するフロント領域4aの温度が上昇を開始する。このとき、下流側のリア領域4bには多くの熱がまだ伝播していないため、その温度の動きは少ない。そして、タイミングT2において、フロント領域4aの温度が、堆積PMが酸化燃焼を開始する酸化開始温度Tpmに到達する。この頃からリア領域4bの温度も次第に上昇していき、タイミングT3においてリア領域4bの温度も酸化開始温度Tpmに到達する。その後、タイミングT4において、算出時昇温処理が終了され、各領域の温度も降下していく。
このようにフィルタ4の各領域の温度が酸化開始温度Tpmを超えると、そこに堆積しているPMが酸化燃焼される。それにより、フィルタ4におけるPMの堆積状態が変化する。その結果、PMの堆積状態の変化が差圧センサ8による排気差圧に反映される。例えば、図8(b)に示すように、排気差圧は、フロント領域4aの温度が酸化開始温度Tpmに到達するタイミングT2から低下し始め、算出時昇温処理が行われている間、各領域での堆積PMの酸化燃焼に伴い排気差圧が低下していく。
具体的には、タイミングT2〜T3の期間では、酸化開始温度Tpmを超えているのはフロント領域4aのみであるから、当該領域に堆積しているPMのみが酸化燃焼して排気差圧の低下が生じ、その低下量はΔdP_Frとされる。また、タイミングT3〜T4の期間では、酸化開始温度Tpmを超えているのはフロント領域4aとリア領域4bである。そのため、タイミングT3〜T4の期間では、両領域に堆積しているPMが酸化燃焼し
て排気差圧の低下が生じることになる。したがって、タイミングT3〜T4の期間でのフロント領域4aでの堆積PMの酸化燃焼による排気差圧の低下量がΔdP_Fr2とされ、リア領域4bでの堆積PMの酸化燃焼による排気差圧の低下量がΔdP_Rrとされると、同期間での排気差圧の低下量は、両低下量の和(ΔdP_Rr+ΔdP_Fr2)となる。
そして、上記の実施例で示した第1の抽出手法を用いて、タイミングT3〜T4の期間での排気差圧の低下量のうちリア領域4b分の差圧低下量に相当するΔdP_Rrを算出する。例えば、タイミングT2〜T3の期間とタイミングT3〜T4の期間が同じ長さである場合には、各期間でのフロント領域4aにおける堆積PMの酸化量を同程度とみなすことができる。そこで、リア領域4b分の差圧低下量に相当するΔdP_Rrは、タイミングT3〜T4の期間での排気差圧の低下量からタイミングT2〜T3の期間での排気差圧の低下量を減じることで算出される。
そして、各領域に対応する差圧低下量であるΔdP_Fr、ΔdP_Rrと、タイミングT2〜T3の期間の長さ、タイミングT3〜T4の期間の長さに基づいて、図3に基づいて示した算出ロジックに従い、各領域での部分堆積量が算出される。このとき、タイミングT2〜T3の期間の長さに対するΔdP_Frの大きさの比率が大きくなるほど、フロント領域4aでの部分堆積量は多くなるように算出され、タイミングT3〜T4の期間の長さに対するΔdP_Rrの大きさの比率が大きくなるほど、リア領域4bでの部分堆積量は多くなるように算出される。
そして、本実施例のようにフィルタ4を2つの領域に分割し、各領域での部分堆積量を算出した場合であっても、その算出された部分堆積量を利用して、図5A、5Bに示すフィルタ再生制御に実質的に相当する制御を実現することが可能である。この場合、リア領域4bが、本発明に係る下流側部分領域に相当し、上記対象領域に相当することになる。そして、リア領域4bが対象領域とされる場合、フロント領域4aが一義的に上流側対象領域として、上記S215で決定されることになる。
1 内燃機関
2 排気通路
3 ヒータ
4 フィルタ
4a、4A フロント領域
4b、4C リア領域
4B センタ領域
5 燃料供給弁
7、9 排気温度センサ
8 差圧センサ
10 エアフローメータ
11 クランクポジションセンサ
12 アクセル開度センサ
13 吸気通路
20 ECU

Claims (1)

  1. 内燃機関の排気通路に設けられ且つ排気中の粒子状物質を捕集するフィルタにおいて排気の流れ方向に沿って複数に区分けられた部分領域ごとに、粒子状物質の堆積量を推定する推定手段と、
    前記複数の部分領域ごとに前記推定手段によって推定された粒子状物質の堆積量が、該部分領域に対応した基準堆積量を超えたときに、該部分領域の温度が該部分領域に堆積している粒子状物質が酸化除去される再生温度に到達するように、前記フィルタをその上流側から昇温させるフィルタ再生処理を行う再生手段と、
    を備える、内燃機関の排気浄化システムであって、
    前記複数の部分領域のうち最上流側に位置する最上流部分領域以外の部分領域の何れかである下流側部分領域における粒子状物質の堆積量が、該下流側部分領域に対応する前記基準堆積量である下流側基準堆積量を超えた場合、前記再生手段は、該下流側部分領域の上流側に位置し該最上流部分領域を含む部分領域の何れかのうち粒子状物質の堆積量が最大である上流側対象部分領域の温度が、前記再生温度より高く該上流側対象部分領域が過昇温状態とならない温度範囲に収まるように前記フィルタ再生処理のための熱量を供給し、且つ、該上流側対象部分領域における粒子状物質の堆積量が多いときには、少ないときと比べて、該フィルタ再生処理における、該下流側部分領域の昇温のための単位時間当たりの供給熱量を小さくする、
    内燃機関の排気浄化システム。
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