JP2017198152A - Dpf手動再生制御装置 - Google Patents

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【課題】エンジン個体差に応じた必要最低限の回転数での手動再生を可能とする。
【解決手段】DPF手動再生制御装置は、エンジン11の排気通路12に設けられたDPF13と、DPF13よりも排気通路12の上流側に設けられた酸化触媒14と、排気通路12の酸化触媒14より上流側の排ガス温を確認する排ガス温確認手段(温度センサ15)と、DPF13の手動再生手段とを備えたエンジンの排気浄化装置におけるDPF手動再生制御装置である。そして、手動再生手段の手動再生時におけるエンジン11の目標回転数を、予め設定された基準回転数と、エンジン11の個体差を調整するための個体差調整量(ΔNE)を含むフィードバック補正項との和によって演算する演算手段(制御装置30)を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、DPF手動再生制御装置に係り、詳しくはDPFの手動再生手段を備えたエンジンの排気浄化装置におけるDPF手動再生制御装置に関する。
従来、ディーゼルエンジンの排気ガスに含まれるPM(粒子状物質)をDPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルタ)と称されるフィルタで捕集している。
一般的なDPFシステムでは、DPFへのPM堆積量をECU内部でカウントして、PM堆積量が所定値を超えた場合、走行中に自動的にDPFを再生(自動再生)する。自動再生は排ガス温が所定値以上に達した時にしか行えないため、排ガス温が低いアイドリングや渋滞等の低速走行が続いた場合はDPFへPMが堆積し続ける。
自動再生不可能状態が継続しPM堆積量が所定値を超えた場合、ECUは自動再生を禁止し、アイドリングでの強制再生(手動再生)をユーザーへ要求する。ユーザーによる手動再生が行われない状態が継続しPM堆積量が所定値を超えた場合、アクセルペダル開度や最大噴射量の制限などでエンジン出力を制限し,DPFの損傷を回避する。
手動再生を行うエンジン回転数は、ECU内に設定した環境(外気温または吸気温、大気圧)に対する目標回転数マップから求める。目標回転数は、エンジン個体差による排ガス温バラツキを考慮し、排ガス温が低いエンジンでも必要排ガス温が得られる値に設定する。したがって、排ガス温が高いエンジンは必要以上に高い回転数で運転することになり、無駄な燃料消費が生じる。
特許文献1には、手動再生時に、エンジン回転数をエンジン個体差に応じて制御する技術が開示されている。特許文献1では、DPF入りガス温をモニターしながら回転数を所定幅ずつ徐々に上昇させ,所定待ち時間経過後のDPF入りガス温が所定温度を上回った時点で徐変を止める。これにより,過剰に高い回転数で手動再生を行うことによる燃費悪化を回避できる。
特開2011−185178号公報
特許文献1では、初めにエンジン回転数を低い値に設定し、排ガス温安定待ち→所定温より低ければ回転数上昇→排ガス温安定待ち→・・・、というステップを繰り返しながら手動再生実施回転数を探索する。したがって、もともと排ガス温が高いエンジンの場合は探索開始から短時間で回転数が決まり、かつ低い回転数で手動再生を行えるため、手動再生中の燃料消費量を低減できるメリットがある。
しかし、もともと排ガス温が低いエンジンの場合は、手動再生実施回転数が決まるまでに時間を要するため、初めから高い回転数で手動再生を行った場合に比べ余分に燃料を消費するのに加え、所要時間の長期化によりユーザーに時間的負担も強いる。
本発明は、前記の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、エンジン個体差に応じた必要最低限の回転数での手動再生が可能となるDPF手動再生制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するDPF手動再生制御装置は、エンジンの排気通路に設けられたDPFと、前記DPFよりも前記排気通路の上流側に設けられた酸化触媒と、前記排気通路の前記酸化触媒より上流側の排ガス温を確認する排ガス温確認手段と、前記DPFの手動再生手段とを備えたエンジンの排気浄化装置におけるDPF手動再生制御装置である。そして、前記手動再生手段の手動再生時におけるエンジンの目標回転数を、予め設定された基準回転数と、エンジンの個体差を調整するための個体差調整量を含むフィードバック補正項との和によって演算し、個体差調整量の個体に対するアイドル運転時の噴射量差の予測にISCフィードバック項を用いる演算手段を備える。
この構成によれば、手動再生時におけるエンジンの目標回転数の算出に、基準となる個体に対するアイドル運転時の噴射量差の予測にISCフィードバック項が使用されるため、手動再生時におけるエンジンの目標回転数の算出に個体差調整量が適切に反映され、エンジン個体差に応じた必要最低限の回転数での手動再生が可能となる。
前記演算手段は、前記目標回転数を、前記フィードバック補正項を構成する前記個体差調整量は一定として演算してもよい。この構成によれば、個体差調整量の分もフィードバック制御により算出する場合に比べて、その分だけ目標回転数が決定するまでの時間を短縮でき、余分な燃料消費が不要となる。
前記演算手段は、前記目標回転数を、前記フィードバック補正項を構成する前記個体差調整量に関してもフィードバック制御を行ってもよい。この構成によれば、個体差調整量は一定として個体差調整量のフィードバック制御をしない場合に比べて、より適切な目標回転数が得られる。
本発明によれば、エンジン個体差に応じた必要最低限の回転数での手動再生が可能となる。
排気浄化装置の概略構成図。 (a)は燃料噴射量と排ガス温の関係を示す図、(b)はアイドル回転数と排ガス温の関係を示す図。 ISCフィードバック項と必要回転数調整量の関係を示す図。 DPF手動再生制御のフローチャート。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。
図1に示すように、エンジン11の排気側に接続された排気通路12には、DPF13と、酸化触媒(DOC)14が設けられ、酸化触媒14はDPF13よりも排気通路12の上流側に設けられている。排気通路12の酸化触媒14より上流側には排ガス温を確認する排ガス温確認手段としての温度センサ15が設けられている。排気通路12の酸化触媒14より上流側で温度センサ15より下流側には、燃料(例えば、軽油)を噴霧状態で噴射するインジェクタ16が設けられている。また、排気通路12には、DPF13の排気上流側とその排気下流側との差圧を検出する差圧センサ17が設けられている。
エンジン11の各種制御は、制御装置(ECU)30により実施される。制御装置30は、各種演算処理を実行するCPU、その制御に必要なプログラムやデータの記憶されたROM、CPUの演算結果等が一時記憶されるRAM、外部との間で信号を入・出力するための入・出力ポート等を備えている。制御装置30は、DPF13に堆積したPMを燃焼除去させるフィルタ再生処理を、車両の走行時に自動的に実行させる自動再生制御手段と、運転者の操作入力により車両の停車時に実行させる手動再生制御手段を構成する。
なお、制御装置(ECU)30の入力ポートには、上述した各センサに加え、車両の走行に必要な各種センサ、例えば、アクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルセンサ18、エンジン回転数センサ19及びON操作により手動再生制御を開始させる手動再生スイッチ21が接続されている。また、出力ポートには、DPF13に堆積したPM堆積量が後記する所定値を超えたときに運転者に警告を発する警告手段22が接続されている。警告手段22としては、例えば警告表示灯が使用される。
制御装置30は、エンジン11の運転によりDPF13で捕集されたPMを除去するために、DPF13に堆積したPMを燃焼させて浄化するフィルタ再生制御を行う。フィルタ再生制御は、酸化触媒14に未燃燃料成分を供給することで行われる。そして、未燃燃料成分の排気中や酸化触媒14上での酸化に伴う発熱によりDPF13の温度を上昇させ、DPF13に堆積したPMを燃焼除去させる。フィルタ再生制御時の未燃燃料成分の供給は、インジェクタ16から燃料噴射によって行われる。
車両の走行時に自動的に実行される自動再生(自動再生処理)は、自動再生制御手段としての制御装置30により実行され、車両の走行時にDPF13に捕集されたPMの量(以下、PM堆積量という)が第1の所定値を超えたときに、フィルタ再生制御を自動的に行うものである。一方、手動再生は、手動再生制御手段としての制御装置30により実行され、DPF13に堆積したPM堆積量が第2の所定値を超えたときに警告手段22により警告を発するとともに、運転者による手動再生スイッチ21の操作入力により車両の停車時にDPF13の再生制御を行うものである。
運転者の操作入力、すなわち、手動再生スイッチ21のON操作により車両の停車時に実行される手動再生(手動再生処理)は、車両の走行中における自動再生だけではDPF13の再生が十分に行われないような場合に行われ、車両の停車時においてもフィルタ再生制御を実行することでPMの燃焼除去を確実に行うようにするものである。このため、手動再生開始時に用いられる第2の所定値は、自動再生開始時に用いられる第1の所定値よりも大きい値に設定されている。また、DPF13におけるPM堆積量は、差圧センサ17により検出されるDPF13の上流側と下流側との差圧によって推定される。すなわち、PM堆積量の増加に伴って前記差圧が大きくなることを利用し、この差圧に基づいて、すなわち、差圧センサ17の検出値によりPM堆積量を推定する。PM堆積量はPMカウンタ(図示せず)のカウント値として記憶され、カウンタのカウント値はPM堆積量の変化に対応して更新される。
手動再生手段の手動再生時におけるエンジン11の目標回転数を演算する演算手段としての制御装置30は、予め設定された基準回転数と、エンジンの個体差を調整するための個体差調整量を含むフィードバック補正項との和によって目標回転数を演算する。
次にエンジンの排気浄化装置の作用を説明する。エンジンの排気浄化装置は、DPF13に捕集されたPM堆積量が所定の再生開始値を超えると、DPF13の再生処理が開始されてインジェクタ16から燃料が噴射される。この噴射された燃料は、酸化触媒14に達すると燃焼され、これにより排気温度の上昇が図られる。そして、酸化触媒14にて昇温された排気がDPF13に流入することにより、DPF13は昇温され、これによりDPF13に堆積したPMが燃焼処理されてDPF13の再生が図られる。そして、PM堆積量が所定の再生終了値以下にまで減少すると、インジェクタ16からの燃料噴射が終了されて、再生処理は終了される。この再生処理は、制御装置30による制御によって行われる。
自動再生は排ガス温が所定値以上に達した時にしか行えないため、排ガス温が低いアイドリングや渋滞等の低速走行が続いた場合は、DPF13へPMが堆積し続ける。自動再生不可能状態が継続しPM堆積量が所定値を超えた場合、制御装置30は、自動再生を禁止し、アイドリングでの強制再生(手動再生)を運転者(ユーザー)へ要求する。
制御装置30は、手動再生制御を図4に示すフローチャートによって行う。即ち、手動再生制御は、PMカウンタが手動再生開始閾値以上か否かの判断(ステップS1)、停車判定=ONか否かの判断(ステップS2)、手動再生スイッチ=ONか否かの判断(ステップS3)、手動再生時の目標エンジン回転数の設定(ステップS4)、DPF再生(ステップS5)、PMカウンタが手動再生終了閾値未満か否かの判断(ステップS6)、エンジン回転数を通常値に戻す処理(ステップS7)の7ステップで行われる。
すなわち、制御装置30は、先ずステップS1でPMカウンタが手動再生開始閾値以上か否かを判断し、PMカウンタが手動再生開始閾値以上であればステップS2に進み、ステップS1でPMカウンタが手動再生開始閾値未満であればDPF手動再生制御を終了する。ステップS2で停車判定がONで有るか否かが判断され、停車判定がONであればステップS3に進み、ステップS3で手動再生スイッチがONであるか否かが判断される。ステップS3で手動再生スイッチがONであればステップS4に進み、ステップS4で目標エンジン回転数の設定を行った後、ステップS5でDPF再生が開始される。
DPF再生開始後、ステップS6でPMカウンタが手動再生終了閾値未満か否かが判断され、PMカウンタが手動再生終了閾値未満であればステップS7に進みエンジン回転数を通常値に戻す処理を行った後、手動再生制御を終了する。
このうち、手動再生時の目標エンジン回転数を設定するステップS4の制御が従来と異なる。次に目標エンジン回転数の設定について説明する。
DPF13の再生は、DPF13の上流に設けた酸化触媒(DOC)14への燃料供給により発生する酸化反応熱で昇温した高温の排ガスをDPF13へ流入させることで行う。酸化触媒14での酸化反応が生じるためには酸化触媒入りガス温が酸化触媒14の活性温度以上であることが必要である。
一般的にアイドル運転時の酸化触媒入りガス温、すなわちエンジン排ガス温は酸化触媒14の活性温度より低い。例えば、アイドル運転時のエンジン回転数は600〜800rpmで、排ガス温は100〜150℃である。また、一般的にアイドル運転時の排ガス温はエンジン回転数に比例する。そこで、DPF手動再生時はエンジン回転数を通常時より高い値、例えば、2000rpm程度に変更し、排ガス温を200℃程度に上昇させる。
しかし、エンジン11の個体差により同じ回転数においても排ガス温が高い個体と低い個体が存在する。そのため、同じ排ガス温で制御したい場合は、排ガス温が高い個体は低い回転数にし、排ガス温が低い個体は高い回転数にする必要がある。
エンジン個体差による排ガス温差が生じる原因としては、エンジンフリクションの差や燃料噴射量の差など様々あるが、同一環境(外気温・水温・大気圧)では燃料噴射量の差が最も支配的である。
そのため、手動再生を行う前に、基準とする性能を有する個体に対するアイドル運転時の噴射量差が予め分かれば、手動再生実施時に必要なエンジン回転数を予測できる。その噴射量差の予測にISC(アイドル・スピード・コントロール)フィードバック項を用いる。
ディーゼルエンジンの燃料噴射量はエンジン回転数とアクセルペダル開度に応じて制御している。例えば、ECU内に設定したエンジン回転数とアクセルペダル開度に対するマップを用いて行う。
しかし、アイドル運転時においてはエンジン回転数を一定に保つ必要があるため、上記マップで算出した噴射量に加え噴射量フィードバック制御を行うことでエンジン個体差を吸収している。
この時の噴射量調整量がISCフィードバック項(ISC F/B項)である。そして、ISCフィードバック項と噴射量及び排ガス温とは下記関係が成立する。
・ISCフィードバック項が大きいと、アイドル回転数を維持するために多くの噴射量が必要で、アイドル回転時の排ガス温が高い。
・ISCフィードバック項が小さいと、少しの噴射量でアイドル回転数を維持でき、アイドル回転時の排ガス温が低い。
また、図2(a)に示すように、排ガス温の噴射量に対する感度はほぼ一定であり、図2(b)に示すように、アイドル運転におけるエンジン回転数と排ガス温の関係もほぼ一定である。そのため、ISCフィードバック項(ISC F/B項)と図2(a),(b)の関係から図3のような関係を導出し、図3の関係を制御装置(ECU)30内に設定することで、基準となるエンジンで手動再生を行う時に必要なエンジン回転数に対するその個体の必要回転数調整量、すなわち個体差調整量(ΔNE)を予測することができる。
また、図3で予測した個体差調整量(ΔNE)から求めた目標回転数において、所定の排ガス温とならなかった場合は、所定の排ガス温と現在の排ガス温との差に応じてエンジン回転数を微調整するフィードバック制御を実施する。制御装置(ECU)30は、ISCフィードバック項の演算を、例えば8〜18msの周期で行い、常に最新の状態から個体差調整量(ΔNE)を演算する。
すなわち、手動再生時目標回転数を式1で求める。
目標回転数=基準回転数+個体差調整量(ΔNE)+フィードバック補正項…式1
基準回転数は、固定値としてECU内に予め設定されている。
個体差調整量(ΔNE)は、図3から導出する。
フィードバック補正項は、「基準回転数+個体差調整量(ΔNE)」の回転数で運転した時の目標排ガス温と現在値(排ガス温センサ出力や排ガス温推定値)の差から算出する。
上述したことにより、手動再生時において、エンジン個体差に応じた必要最低限の回転数での手動再生が可能となる。
なお、式1において個体差調整量(ΔNE)も含めたフィードバック制御としない理由は、個体差調整量(ΔNE)の分もフィードバック制御により算出していると、その分だけ目標回転数を決定するまでの時間がかかり、その間に余分な燃料消費が必要となるからである。
この実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)DPF手動再生制御装置は、エンジン11の排気通路12に設けられたDPF13と、DPF13よりも排気通路12の上流側に設けられた酸化触媒14と、排気通路12の酸化触媒14より上流側の排ガス温を確認する排ガス温確認手段(温度センサ15)と、DPF13の手動再生手段とを備えたエンジンの排気浄化装置におけるDPF手動再生制御装置である。そして、手動再生手段の手動再生時におけるエンジン11の目標回転数を、予め設定された基準回転数と、エンジンの個体差を調整するための個体差調整量(ΔNE)を含むフィードバック補正項との和によって演算する演算手段(制御装置30)を備える。
この構成によれば、手動再生時におけるエンジン11の目標回転数の算出において、基準となる個体に対するアイドル運転時の噴射量差の予測にISCフィードバック項が使用されるため、手動再生時におけるエンジンの目標回転数の算出に個体差調整量(ΔNE)が適切に反映され、エンジン個体差に応じた必要最低限の回転数での手動再生が可能となる。そのため、無駄な燃料消費の抑制、騒音の抑制、排気管出口付近の熱害の抑制の効果が期待できる。
(2)制御装置30は、手動再生時におけるエンジン11の目標回転数を、フィードバック補正項を構成する個体差調整量(ΔNE)は一定として演算する。この構成によれば、個体差調整量(ΔNE)の分もフィードバック制御により算出する場合に比べて、その分だけ目標回転数を決定するまでの時間を短縮でき、余分な燃料消費が不要となる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
○ 排ガス温確認手段は排ガス温を直接検出する温度センサ15に限らず、排ガス温を推定値として算出する構成であってもよい。排ガス温推定値算出の代表例としては、ECU内に設定したエンジン回転数と燃料噴射量に対するマップからの算出や、さらにその値に吸気温、エンジン冷却水温、大気圧、排気管内圧力等を用いた補正を加えるもの等がある。
○ 制御装置30は、手動再生の目標回転数を、フィードバック補正項を構成する個体差調整量(ΔNE)を一定として演算せずに、個体差調整量(ΔNE)に関してもフィードバック制御を行うようにしてもよい。この場合、個体差調整量(ΔNE)は一定として個体差調整量(ΔNE)のフィードバック制御をしない場合に比べて、より適切な目標回転数が得られる。
○ 制御装置30は、寒い朝の始動直後は、目標回転数を高めに設定してもよい。
○ 排気ガス中への燃料添加手法は排気管(排気通路12)にインジェクタ16を設けたものだけなく、燃焼室へ燃料を噴射するインジェクタを利用したポスト噴射(爆発後の排気ガスへ燃料を噴射する)でもよい。
○ PM堆積量は差圧センサ17を利用した手法のほかに、制御装置30内に設定したPM排出量マップを用いた推定でもよい。
11…エンジン、12…排気通路、13…DPF、14…酸化触媒、15…排ガス温確認手段としての温度センサ、30…手動再生手段及び演算手段としての制御装置。

Claims (3)

  1. エンジンの排気通路に設けられたDPFと、前記DPFよりも前記排気通路の上流側に設けられた酸化触媒と、前記排気通路の前記酸化触媒より上流側の排ガス温を確認する排ガス温確認手段と、前記DPFの手動再生手段とを備えたエンジンの排気浄化装置におけるDPF手動再生制御装置であって、
    前記手動再生手段の手動再生時におけるエンジンの目標回転数を、予め設定された基準回転数と、エンジンの個体差を調整するための個体差調整量を含むフィードバック補正項との和によって演算し、個体差調整量の個体に対するアイドル運転時の噴射量差の予測にISCフィードバック項を用いる演算手段を備えることを特徴とするDPF手動再生制御装置。
  2. 前記演算手段は、前記目標回転数を、前記フィードバック補正項を構成する前記個体差調整量は一定として演算する請求項1に記載のDPF手動再生制御装置。
  3. 前記演算手段は、前記目標回転数を、前記フィードバック補正項を構成する前記個体差調整量に関してもフィードバック制御を行う請求項1に記載のDPF手動再生制御装置。
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