JP2016222425A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートの厚みと、給紙トレイの装着の有無との両方を検出可能なセンサを備える画像形成装置を提供すること。
【解決手段】検出部131のアクチュエータ143は、給紙トレイ31の装着の有無や搬送されるシートの厚みに応じて、第1〜第3位置のいずれかの位置まで回転する。アクチュエータ143の回転にともない、第2変位部155は、センサ145の検出部材145Aを回転させる。このため、制御装置は、センサ145の検出信号に応じて、給紙トレイ31の装着の有無やシートの厚みを検出することが可能となる。
【選択図】図5

Description

本明細書に開示の技術は、給紙トレイから搬送したシートを搬送路上で検出するセンサに係わる技術に関するものである。
従来、給紙トレイからシートをピックアップローラによって取り出す際に、シートの厚みを検出するためのセンサを備える給紙装置がある(例えば、特許文献1など)。特許文献1に開示される給紙装置には、シートの搬送方向においてピックアップローラの下流側となる位置にシート厚みセンサが設けられている。給紙装置は、ピックアップローラによって取り出されたシートの厚みを、シート厚みセンサによって検出し、検出結果から1枚のシートを取り出したのか、あるいは複数のシートをまとめて取り出してしまったのか、即ち、重送であるか否かを検出可能となっている。
特開平11−286345号公報
ところで、画像形成装置には、給紙トレイが装着されているのか否かを検出するためのセンサを備えているものがある。しかしながら、上記した給紙装置を画像形成装置に取り付けた場合には、給紙トレイの装着の有無を検出するためのセンサを、シート厚みセンサとは別に設ける必要がある。
本願は、上記の課題に鑑み提案されたものであって、シートの厚みと、給紙トレイの装着の有無との両方を検出可能なセンサを備える画像形成装置を提供することを目的とする。
本願に係る画像形成装置は、装置本体部と、複数のシートを収納し、装置本体部に対して着脱可能な給紙トレイと、給紙トレイに収納された複数のシートの中から1枚を分離して搬送する分離部と、分離部によるシートの搬送方向において分離部に対して下流側となる位置である検出位置に設けられる変位部材と、変位部材の位置に応じた信号を出力するセンサと、を備え、変位部材は、給紙トレイが装置本体部に装着されていない状態では第1位置となり、給紙トレイが装置本体部に装着された状態では第2位置となり、給紙トレイが装置本体部に装着されており且つ検出位置にシートが有る状態では、当該シートの厚みに応じた量だけ第2位置から第1位置へ向かう方向とは反対方向に変位した第3位置となることを特徴とする。
当該画像形成装置は、分離部に対して下流側となる位置である検出位置に設けられる変位部材と、変位部材の位置に応じた信号を出力するセンサを備える。そして、変位部材は、給紙トレイの装着の有無や搬送されるシートの厚みに応じて、第1〜第3位置のいずれかの位置に変位する。このため、当該画像形成装置は、センサから出力される信号に応じて、給紙トレイの装着の有無と、シートの厚みを検出することが可能となる。従って、当該画像形成装置では、分離部により分離されたシートの厚み、給紙トレイの装着の有無との両方を、1つのセンサによって検出することが可能となる。
本願に係る画像形成装置において、装置本体部に保持され変位部材を回転可能に保持する回転軸を備え、変位部材は、装置本体部に装着されていない状態から装着された状態への給紙トレイの移動にともなって第1位置から第1方向へ回転して第2位置となり、装置本体部に装着された給紙トレイから分離部によって搬送されたシートの厚みに応じた量だけ第2位置から第1方向へ回転して第3位置となり、センサは、変位部材の回転位置に応じた信号を出力する構成としてもよい。
当該画像形成装置では、変位部材は、回転軸を中心に回転可能に構成されており、給紙トレイの装着動作や搬送されるシートの厚みに応じて第1方向へ回転する。このため、センサは、変位部材の第1方向における回転位置を検出することによって、給紙トレイの装着の有無等を検出することが可能となる。
本願に係る画像形成装置において、付勢部材を備え、給紙トレイは、シートを搬送方向の下流側へと案内するシュート部を有し、付勢部材は、分離部によって搬送されるシートに沿うシュート部の搬送面に、第2位置となる変位部材を押し当て、変位部材は、搬送面と当該変位部材との間に搬送されるシートに押されて第2位置から第3位置へ変位する構成としてもよい。
第3位置は、シートの厚みに応じて第2位置から変位した変位部材の位置である。また、変位部材は、シュート部の搬送面に押し当てられる第2位置から、当該搬送面との間に搬送されるシートに押されて第3位置へ変位する。ここで、例えば、シュート部を樹脂材料で形成した場合、シュート部の搬送面が、印刷動作を重ねることで、搬送するシートとの摩擦によって削れてしまう虞がある。シュート部の搬送面が摩擦によって削れてしまうと、第2位置において、変位部材と搬送面とが当接しなくなってしまう。このため、シートの厚みに応じた変位量にずれが生じ、同一の厚みのシートであっても第3位置が異なる位置となってしまう。その結果、センサは、シートの厚みを適切に検出できなくなってしまう。そこで、当該画像形成装置では、付勢部材によって変位部材をシュート部の搬送面に押し当てることによって、第2位置において変位部材とシュート部の搬送面とが離間するのを防止し、シートの厚みの検出精度を維持することが可能となる。
本願に係る画像形成装置において、付勢部材は、変位部材を搬送面に押し当てる付勢力を当該変位部材に付与するバネである構成としてもよい。
当該画像形成装置では、バネである付勢部材によって、変位部材をシュート部の搬送面に押し当てることによって、検出精度を維持することが可能となる。
本願に係る画像形成装置において、装置本体部に保持され変位部材を回転可能に保持する回転軸を備え、給紙トレイは、シートを搬送方向の下流側へと案内するシュート部を有し、変位部材は、回転軸が挿通される筒形状の軸受け部と、第2位置において軸受け部の外周面から当該軸受け部の径方向外側で且つ分離部によって搬送されるシートに沿うシュート部の搬送面へ向かって形成され径方向外側の先端部が搬送面に当接する第1変位部と、を有する構成としてもよい。
当該画像形成装置では、変位部材は、軸受け部に挿通した回転軸を中心に回転可能に構成される。また、軸受け部に設けられた第1変位部は、第2位置において、その先端部をシュート部の搬送面に当接させた状態となる。この状態において、第1変位部の先端部と搬送面との間にシートを搬送すると、第1変位部は、シートに先端部を押されシートの厚みに応じて回転軸を中心に回転する。このため、当該画像形成装置は、センサの検出結果に応じて、給紙トレイの装着の有無等を判定することが可能となる。
本願に係る画像形成装置において、変位部材は、第2位置において、第1変位部の先端部と、シュート部の搬送面とが、分離部によって搬送されるシートの搬送方向の上流側でなす角度を鋭角に設定される構成としてもよい。
当該画像形成装置では、第1変位部の先端部と搬送面とのなす角度を鋭角に設定することで、上流から搬送されるシートを、先端部と搬送面との間に侵入し易くすることが可能となる。
本願に係る画像形成装置において、第1変位部は、先端部に設けられ、第2位置において搬送面と平行な方向で、且つ搬送方向の下流側に向かって形成され、当該搬送面と当接する当接部を有する構成としてもよい。
当該画像形成装置では、変位部材は、搬送面と平行で且つ当該搬送面に当接する当接部を先端部に有する。当接部は、シートの搬送方向において一定の幅を持って搬送面に当接することとなる。分離部によって搬送されるシートは、この当接部と搬送面との間に搬送される。搬送されるシートは、当接部を押すことで、第1変位部を回転させる。このため、第1変位部の第2位置から第3位置へ変位する変位量を、当接部の当接面の大きさや形状等によって調整することができ、搬送路のシートの厚みの検出精度を向上させることが可能となる。
本願に係る画像形成装置において、変位部材は、回転方向において第1変位部とは異なる位置となる軸受け部の外周面に設けられ、軸受け部の径方向外側に向かって形成される第2変位部を有し、センサは、径方向外側における第2変位部の先端部の回転位置に応じた信号を出力し、第2変位部の径方向における長さが、第1変位部の径方向における長さに比べて長い構成としてもよい。
当該画像形成装置では、軸受け部の径方向における第2変位部の長さは、第1変位部の長さに比べて長くなるように構成される。このため、軸受け部が回転した場合、第2変位部の先端部の回転方向における変位量は、第1変位部の先端部の回転方向における変位量に比べて大きくなる。従って、センサによって回転位置を検出される第2変位部の変位量を、シートの厚みに応じて変位する第1変位部の変位量に比べて大きくすることで、センサの検出可能なシートの厚み、即ちセンサの分解能を高めて検出精度を向上させることが可能となる。
本願に係る画像形成装置において、付勢部材を備え、付勢部材は、給紙トレイが装置本体部に装着されていない状態において、センサによって変位部材の位置を検出することが可能な領域外の位置である第1位置へ変位部材を付勢する構成としてもよい。
当該画像形成装置では、変位部材は、給紙トレイを装置本体部から取り外した状態では、付勢部材によってセンサの検出可能な領域外である第1位置へ移動する。これにより、給紙トレイがない状態を非検出状態として設定し、この非検出状態の第1位置を基準として他の第2位置や第3位置でのセンサの変位量を判定することで、第1〜第3位置を検出する際の処理内容が複雑化するのを防止することが可能となる。
本願に係る画像形成装置において、装置本体部に保持され変位部材を回転可能に保持する回転軸を備え、分離部は、回転軸に対して固定され、当該回転軸とともに回転する分離ローラである構成としてもよい。
当該画像形成装置では、分離部は、回転軸と一体的に回転する分離ローラとして構成される。また、分離ローラは、変位部材と回転軸を共用する。これにより、回転軸の本数を減らし、省スペース化を図り、装置全体の小型化を図ることが可能となる。
本願に係る画像形成装置において、制御装置を備え、制御装置は、分離部によって搬送されたシートに画像を形成する画像形成処理と、画像形成処理の実行に先立ち、分離部を駆動して給紙トレイからシートを取り出し、分離部によって搬送されるシートの厚みをセンサによって検出する事前検出処理と、検出したシートの厚みに基づいて、画像形成処理において使用する設定情報を変更する設定情報変更処理と、を実行する構成としてもよい。
当該画像形成装置では、制御装置は、シートに対する画像形成を行う前に、予め給紙トレイからシートを取り出す作業を実施する。また、制御装置は、取り出したシートの厚みに基づいて、画像形成処理において使用する設定情報、例えば、シートの厚みに応じて変更する定着ローラの温度やトナーをシートに転写するための転写バイアスなどを事前に変更等する。これにより、当該画像形成装置では、画像形成の要求を受け付けた後に、上記したシートPの厚さの測定や設定情報の設定をする必要がないため、要求を受け付けてから画像形成を開始するまでの応答時間を短縮することが可能となる。
本願に係る画像形成装置において、制御装置は、事前検出処理及び設定情報変更処理を、給紙トレイを装置本体部に装着したことをセンサによって検出したタイミングに応じて実行する構成としてもよい。
給紙トレイの脱着が行われた場合には、シートの種類が変更される可能性がある。そこで、当該画像形成装置では、給紙トレイを装置本体部に装着したタイミングに合わせて事前検出処理等を実施することで、シートの厚みに応じて予め設定情報を最適化することが可能となる。
本願に係る画像形成装置において、制御装置は、事前検出処理においてセンサによって取得した検出値を、変位部材が第2位置に位置する状態での検出値として設定する構成としてもよい。
給紙トレイの装着の仕方等によっては、給紙トレイの位置、即ち第2位置が微妙に変位する可能性が考えられる。そこで、当該画像形成装置では、給紙トレイを装置本体部に装着したタイミングに合わせて事前検出処理で検出した検出値を、第2位置を判定するための検出値として設定することで、給紙トレイの装着ごとに第2位置を判定するための検出値を最適化し、シートPの厚み等の検出精度を向上させることが可能となる。
本願に係る画像形成装置等によれば、シートの厚みと、給紙トレイの装着の有無との両方を検出可能となる。
本願の実施形態に係るレーザプリンタの概略構成を示す断面図である。 レーザプリンタの電気的構成を示すブロック図である。 ピックアップローラ及び分離ローラが取り付けられた装置本体の下側筐体を示す斜視図である。 給紙トレイが装着されていない状態(第1位置)での検出部の断面図である。 給紙トレイが装着された状態(第2位置)での検出部の断面図である。 シート搬送中(第3位置)における検出部の断面図である。 給紙トレイが装着及び取り外された際の制御装置による処理を示すフローチャートである。 別例の検出部の断面図である。
以下、本発明に係る画像形成装置を、レーザプリンタ1(以下、単に「プリンタ」という場合がある)に具体化した実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明において、プリンタ1(画像形成装置の一例)を使用する時のユーザの位置を基準にした方向を用いて説明する。即ち、図1において、紙面に向かって左側を「後側」、紙面に向かって右側を「前側」とし、紙面に向かって手前側を「左側」、紙面に向かって奥側を「右側」とする。また、紙面に向かって上側を「上側」、紙面に向かって下側を「下側」とする。
[プリンタの全体構成]
図1に示すように、プリンタ1は、電子写真方式のモノクロプリンタであり、装置本体2(装置本体部の一例)と、シート(用紙やOHPシート等)Pを画像形成部4に給紙するためのフィーダ部3と、シートPに画像を形成するための画像形成部4とを備えている。装置本体2は、左右一対の本体フレーム21と、各本体フレーム21の上部を連結する上パネル22と、各本体フレーム21に対して回動可能に設けられるフロントカバー23とを備えている。
上パネル22には、装置本体2の外に排出されるシートPを積層状態で載置するための排紙トレイ22Aが形成されている。また、装置本体2の前側下部には、後述する給紙トレイ31を着脱するための着脱口24が形成されている。
フィーダ部3は、装置本体2内の下部に設けられ、給紙トレイ31と、給紙トレイ31内に設けられた圧板32と、ピックアップローラ33(分離部の一例)と、分離ローラ34(分離部の一例)とを備えている。給紙トレイ31内には、画像形成前の複数のシートP(図示略)が載置されている。給紙トレイ31は、各本体フレーム21によって前後方向に着脱可能に支持されている。給紙トレイ31は、前側から着脱口24内へスライドさせて挿入し装置本体2に対して装着される。
圧板32は、後端32Aが給紙トレイ31の底壁に回動可能に支持され、前端32Bが上下方向に向かって動作可能に構成され、押上部材32Cにより前端32Bが押し上げられるように構成されている。圧板32は、給紙トレイ31内のシートPを、上方に位置するピックアップローラ33に向けて付勢する。
ピックアップローラ33は、給紙トレイ31内に積載されるシートPの前端部の上方に設けられている。分離ローラ34は、ピックアップローラ33に対してシートPの搬送方向における下流側に設けられている。分離ローラ34の前斜め下側には、当該分離ローラ34との間でシートPを挟み込むことで一枚ずつに分離する分離部材38を保持するシュート部35が設けられている。シュート部35は、シートPの搬送方向に沿って形成される搬送面35Aを有する(図5参照)。
また、フィーダ部3は、分離ローラ34の搬送方向における下流側に設けられる紙粉取りローラ36Aと、紙粉取りローラ36Aと前後方向で対向する搬送ローラ36Bと、紙粉取りローラ36Aに対して搬送方向における下流側に位置する一対のレジストローラ37とを備えている。なお、ピックアップローラ33、分離ローラ34及び搬送ローラ36Bは、装置本体2(図3に示す下側筐体25)に保持されている。一方、分離部材38、シュート部35及び紙粉取りローラ36Aは、給紙トレイ31に保持されている。
このように構成されるフィーダ部3では、ピックアップローラ33が給紙トレイ31内のシートPを取り出し、分離ローラ34及び分離部材38が、ピックアップローラ33によって取り出されたシートPを確実に一枚ずつに分離して搬送する。紙粉取りローラ36A、搬送ローラ36B、レジストローラ37は、給紙トレイ31から画像形成部4までの搬送路においてシートPを搬送する。
画像形成部4は、装置本体2内において、給紙トレイ31の上方に設けられ、スキャナユニット5と、プロセスカートリッジ6と、定着部7とを備えている。スキャナユニット5は、装置本体2内の上部に設けられ、ポリゴンミラー5Aや反射ミラー5Bなどを備えている。スキャナユニット5は、所望の画像データに基づくレーザ光を図示しないレーザ発光部から出射し、ポリゴンミラー5Aや反射ミラー5Bなどを介して、後述する感光体ドラム61の表面上にレーザ光を走査する。
プロセスカートリッジ6は、フロントカバー23の開放により形成される開口を通して装置本体2に着脱可能であり、感光体ドラム61と、帯電器64と、トナー収容室65と、供給ローラ67と、現像ローラ68と、転写ローラ69などを備えている。感光体ドラム61は、接地された金属製のドラム本体を備え、その表層を正帯電性の感光層で被覆することにより構成される。帯電器64は、例えば、スコロトロン型の帯電器であり、感光体ドラム61の上方に設けられ、コロナ放電を発生させることで、感光体ドラム61の表面を一様に正極性に帯電させる。感光体ドラム61は、帯電器64によって正帯電した後、スキャナユニット5からのレーザ光で走査されることにより露光される。これにより、感光体ドラム61の表面に画像データに基づく静電潜像が形成される。
供給ローラ67及び現像ローラ68は、回転することでトナー収容室65内のトナーを感光体ドラム61の静電潜像に供給し、感光体ドラム61の表面上に形成された静電潜像を現像する。これにより、静電潜像がトナーにより可視化され、トナー像として感光体ドラム61上に担持される。転写ローラ69は、感光体ドラム61の下方に設けられている。転写ローラ69には負極性の転写バイアスが印加され、転写バイアスを印加された転写ローラ69は、感光体ドラム61上のトナー像を、感光体ドラム61と当該転写ローラ69との間を通過するシートP上に転写する。
定着部7は、ハロゲンヒータなどを備えた加熱ユニット71と、加熱ユニット71との間でシートPを挟持する加圧ローラ72とを備えている。定着部7は、シートP上に転写されたトナー像を熱定着する。定着部7でトナー像を熱定着されたシートPは、定着部7の下流側に配設される排紙ローラ8によって、排紙トレイ22A上に排出される。
[プリンタの電気的構成]
図2は、プリンタ1の電気的構成を示した図である。プリンタ1の制御装置91は、CPU93と、ROM94と、RAM95などを有する。制御装置91は、ROM94に記憶されている各種のプログラムをCPU93で実行することによってプリンタ1の各部を制御する。ここでいう各部とは、上記した画像形成部4、定着部7等や後述する駆動部97である。ROM94には、制御プログラムや各種のデータなどが記憶されている。RAM95は、揮発性メモリと不揮発性メモリとを有し、CPU93が各種の処理を実行する際の作業用のメモリとして用いられたり、各種センサにより検出した値を記憶するメモリとして用いられたりする。なお、制御装置91を、ASICなどの専用のハードウェアで構成してもよい。あるいは、制御装置91は、CPU93とASICとの両方を備える構成でもよい。
また、プリンタ1は、各種の情報を表示する表示部98を有する。表示部98は、例えば、静電容量方式のタッチパネルと、液晶表示式の表示パネルを厚さ方向に重ねた構成であり、タッチパネル上に表示された操作キーを押圧操作することで、各種の入力操作を行うことが可能な構成となっている。制御装置91は、ユーザからの表示部98のタッチパネルに対する操作指示の内容に応じて、表示パネルの表示内容を変更したり、コピー機能やFAX機能を実現したりする。さらに、プリンタ1は、後述するセンサ145を有する。制御装置91は、センサ145から出力される信号に応じた各種処理を実行する。
[ピックアップローラ及び分離ローラが取り付けられている部分の構造]
次に、ピックアップローラ33及び分離ローラ34が取り付けられている部分の構造について詳細に説明する。図3は、装置本体2の前方側下方における内部の一部であり、ピックアップローラ33及び分離ローラ34が取り付けられ、装置本体2の下部を構成する下側筐体25の斜視図を示している。図4は、下側筐体25の検出部131を主に示す断面図である。
図3に示すように、ピックアップローラ33及び分離ローラ34を収納するローラ用筐体100は、下側筐体25の下面に設けられ、当該下側筐体25に対して着脱可能に取り付けられている。ピックアップローラ33は、左右方向に延びる回転軸33Aを中心に回転可能に設けられたローラ部33Bを有している。ローラ部33Bは、円筒状をなし、円柱状の回転軸33Aを挿通して、当該回転軸33Aに対して固定されている。回転軸33Aは、左右方向に沿った軸線を中心に回転可能にローラ用筐体100によって保持されている。ローラ部33Bは、回転軸33Aと一体的に回転してシートPに圧接される。
同様に、分離ローラ34は、左右方向に延びる回転軸34Aを中心に回転可能に設けられたローラ部34Bを有している。回転軸34Aは、左右方向に沿った軸線を中心に回転可能にローラ用筐体100によって保持されている。ローラ部34Bは、円筒状をなし、左右方向に沿った回転軸34Aの軸線を中心に回転してシートPに圧接される。
ローラ用筐体100は、下側筐体25に装着された状態において、上方側に設けられた上壁部103と、左右方向で互いに対向する側壁部105と、後方側に設けられた後壁部107とに囲まれ、前方側及び下方側に開口を設けた略箱型に構成されている。ピックアップローラ33のローラ部33Bと分離ローラ34のローラ部34Bとは、ローラ用筐体100の開口からその一部が突出している。
ピックアップローラ33の回転軸34A及び分離ローラの回転軸34Aは、側壁部105によって回転可能に保持されている。また、左側の側壁部105とピックアップローラ33との左右方向の間には、回転軸33Aと一体的に回転可能に設けられたギア111が設けられている。ギア111は、ピックアップローラ33の回転にともなって回転する。
また、左側の側壁部105と分離ローラ34との左右方向の間には、回転軸34Aと一体的に回転可能に設けられたギア113が設けられている。また、ギア111とギア113とは、互いの間に設けられたギア115によって駆動連結されている。このため、分離ローラ34の回転駆動力は、3つのギア111,113,115を介してピックアップローラ33の回転軸33Aに伝達される。ピックアップローラ33は、分離ローラ34とともに回転する。
また、右側の側壁部105の外側には、分離ローラ34の回転軸34Aの右側端部部分を下側筐体25に対して回転可能に支持する軸受部材121が設けられている。また、回転軸34Aの左側端部部分は、下側筐体25に回転可能に設けられた駆動軸123に連結されている。ローラ用筐体100は、分離ローラ34の両端部分を軸受部材121と駆動軸123とで支持することで、回転軸34Aを中心にして上下方向に向かって揺動可能となっている。
また、ローラ用筐体100の後壁部107には、上下方向に揺動する揺動アーム(図示略)が取り付けられている。制御装置91は、駆動部97(図2参照)を制御して揺動アームを上下動させることで、ピックアップローラ33等をシートPに圧接させる給紙位置や、シートPから離れた離間位置に移動(揺動)させることが可能となっている。
また、制御装置91は、駆動部97を制御して駆動軸123を回転可能に構成されている。上記したように駆動軸123は、分離ローラ34の回転軸34Aに連結されており、駆動部97からの駆動力を分離ローラ34に伝達する。分離ローラ34に伝達された駆動力は、ローラ用筐体100内に設けられた3つのギア111,113,115を介してピックアップローラ33に伝達される。
[検出部の構成]
次に、シートPを検出する検出部131の構成について説明する。図3及び図4に示すように、下側筐体25には、ローラ用筐体100を取り付けた位置よりも左側に、分離ローラ34によって分離されたシートPを検出する検出部131を収納するための収容部133が設けられている。収容部133は、略箱型に形成され、下面を取り除いた開口134が形成されている。
検出部131は、軸受け部141(変位部材の一例)と、アクチュエータ143(変位部材の一例)と、センサ145とを有している。軸受け部141は、左右方向に長い円筒状に形成され、当該軸受け部141を左右方向に貫通した貫通孔には駆動軸123が挿通されている。軸受け部141は、駆動軸123によって保持されており、駆動軸123の回転とは無関係に自由に回転可能となっている。
アクチュエータ143は、円筒部151と、第1変位部153と、第2変位部155とを有している。円筒部151は、左右方向に長い略円筒状に形成され、軸受け部141に対して取り付けられている。円筒部151には、切り欠き部151Aが形成されている。切り欠き部151Aは、円筒部151における左右方向の中央部から左側の端部まで、周方向の幅を一定としながら形成されている。円筒部151の切り欠き部151Aを設けた部分は、左右方向からみた場合に、略半円筒形状をなしている(図4参照)。
第1変位部153は、円筒部151における右側部分であって、切り欠き部151Aを設けていない、即ち、円筒形状をなしている部分に設けられている。第1変位部153は、円筒部151の外周面151Bから当該円筒部151の径方向外側に向かって形成されている。
第1変位部153は、回転部153Aと、当接部153Bとを有する。回転部153Aは、左右方向の幅を一定としながら円筒部151の外周面151Bから径方向外側に向かって、径方向に沿うように形成された板状をなしている。当接部153Bは、当該回転部153Aの径方向外側の先端部を、一定の角度を持って屈曲し形成されている。なお、詳細については後述するが、当接部153Bは、図5に示す第2位置において、シュート部35の搬送面35Aに沿った方向となるように構成されている。
第2変位部155は、アクチュエータ143の回転方向において、上記した第1変位部153とは異なる位置となる円筒部151の外周面151Bに形成されている。また、円筒部151は、左右方向において、第2変位部155を設けた位置と、第1変位部153を設けた位置とが一致している。第2変位部155は、円筒部151の外周面151Bから径方向外側に向かって形成され、径方向に長い板状をなしている。また、アクチュエータ143の回転中心Oから第1変位部153の径方向外側の先端部分までの径方向に沿った長さL1(図5参照)は、回転中心Oから第2変位部155の径方向外側の先端部分までの径方向に沿った長さL2に比べて短くなっている。なお、この回転中心Oは、駆動軸123の回転中心と一致している。
第1変位部153と第2変位部155とは、連結部157によって互いに連結されている。連結部157は、円筒部151の周方向において、第1変位部153と第2変位部155との互いの平面を連結するように形成されている。連結部157は、第2変位部155の平面に略直交する平面を有する板状に形成されている。連結部157は、円筒部151の外周面151B、第1変位部153、及び第2変位部155に囲まれた部分に形成されている。連結部157の径方向外側の側縁部は、第1変位部153の当接部153Bの先端から第2変位部155に向かって、円筒部151の径方向の直交方向に沿うように形成されている。
また、収容部133の前方側の前壁部133Aには、上記した連結部157の形状に合わせた挿入溝133B(図3参照)が形成されている。挿入溝133Bは、前壁部133Aの開口134側の端部から上方に向かって形成されている。挿入溝133Bの左右方向の幅は、連結部157を挿通可能な幅で、第1変位部153及び第2変位部155を挿通できない幅となっている。このため、アクチュエータ143は、連結部157を挿入溝133Bに挿通する位置では自由に回転可能である。また、アクチュエータ143は、第1変位部153又は第2変位部155と、前壁部133Aとが当接する位置で、当該前壁部133Aによって回転を規制される。
センサ145は、収容部133の後方側の後壁部に固定された基板146に実装されている。センサ145は、例えば、光学式の変位センサであり、第2変位部155における前壁部133Aと当接する面とは反対側の面と対向する位置に設けられている。センサ145は、円筒部151の回転に応じて、第2変位部155と接触する検出部材145Aを有している。検出部材145Aは、センサ145の本体に対して、回転軸145Bを中心に所定の範囲内で回転可能に設けられた部材である。センサ145は、検出部材145Aの回転位置に応じて、例えば、互いに位相の異なる複数のパルス信号を制御装置91(図2参照)に出力する。なお、本実施形態においては、検出部材145Aが第2変位部155によって押されて回転する量が多いほど、センサ145は、単位時間当たりのパルス数の多い信号を出力する。これにより、制御装置91は、センサ145の検出信号に基づいて、第2変位部155(アクチュエータ143)の回転位置を判定可能となっている。
また、検出部131は、アクチュエータ143を回転方向の一方側に回転させる付勢力を付与するためのバネ161を有する。円筒部151の切り欠き部151Aを設けた半円筒部分の外周面151Bには、係合部151Cが形成されている。また、収容部133の上方側の上壁部の内壁であって、係合部151Cと略上下方向で対向する位置には、係合部133Cが形成されている。バネ161は、この2つの係合部133C,151Cの各々に両端を係合されることによって、アクチュエータ143を回転させる付勢力を付与する。
[検出部の動作]
次に、上記した構成の検出部131の動作について図4〜図6を参照して説明する。まず、検出部131は、給紙トレイ31(図1参照)が装置本体2から取り外された状態では図4の状態となる。アクチュエータ143は、バネ161の付勢力によって、駆動軸123の回転中心Oに対して図4における時計回り方向に回転する付勢力を付与される。アクチュエータ143は、第2変位部155と前壁部133Aとが当接することで回転が規制され、図4に示す所定の回転位置(以下、「第1位置」という)となる。第1位置では、アクチュエータ143の第2変位部155は、検出部材145Aとは接触しない位置となる。このため、センサ145は、アクチュエータ143の位置に応じた検出信号を制御装置91へ出力しない非検出状態となり、パルス信号を制御装置91へ出力しない状態となる。
次に、図5は、給紙トレイ31が装置本体2(図1参照)に装着された状態を示している。給紙トレイ31は、前方側から後方側へ向かって、装置本体2の着脱口24(図1参照)に挿入される。給紙トレイ31の移動にともなってシュート部35の搬送面35Aは第1変位部153の当接部153Bに当接し、当接部153Bを押す。アクチュエータ143は、当接部153Bを押されることで図5における反時計回り方向(第1方向の一例)へと回転する。アクチュエータ143の第2変位部155は、センサ145の検出部材145Aに当接し、検出部材145Aを押す。検出部材145Aは、回転軸145Bを中心に反時計回り方向へと回転する。このため、センサ145は、検出部材145Aの回転に応じたパルス数の検出信号を制御装置91に出力する。制御装置91は、センサ145の検出信号のパルス数等に基づいて、給紙トレイ31の装着の有無を判定することが可能となる。給紙トレイ31の装置本体2への装着が完了すると、アクチュエータ143は、当接部153Bがシュート部35の搬送面35Aに押された状態で、所定の回転位置(以下、「第2位置」という)で停止する(図5参照)。
また、バネ161によって時計回り方向への付勢力がアクチュエータ143に付与されているため、アクチュエータ143の当接部153Bは、第2位置において、シュート部35の搬送面35Aに押し当てられた状態となる。第2位置において、第1変位部153の回転部153Aは、搬送面35Aに対し所定の角度θ1をもって保持された状態となる。本実施形態の検出部131は、回転部153Aと搬送面35AとがシートPの搬送方向における上流側でなす角度θ1が鋭角となるように、アクチュエータ143の回転位置、第1変位部153の長さL1、シュート部35の角度等が設定されている。なお、図5に示す状態から給紙トレイ31が取り外されると、アクチュエータ143は、バネ161の付勢力によって時計回り方向へと回転し、図4に示す第1位置となる。
次に、図6は、装置本体2に装着された給紙トレイ31からピックアップローラ33によって取り出された後、分離ローラ34と分離部材38によって1枚に分離されたシートPが、シュート部35と当接部153Bとの間に挟持されている状態を示している。シートPは、図5に示す角度θ1をなした状態で当接する当接部153Bと搬送面35Aとの間に侵入する。シートPは、分離ローラ34等によって搬送方向の下流側へと移動する力を付与される。当接部153Bと搬送面35Aとの間にシートPが侵入すると、アクチュエータ143は、図5における第2位置から反時計回り方向へと回転し、図6における所定の回転位置(以下、「第3位置」という)を維持する。換言すれば、アクチュエータ143は、図5に示す第2位置から図4に示す第1位置へ向かう方向とは反対方向に変位した、図6に示す第3位置となる。
第1変位部153及び第2変位部155は、シートPの厚みに応じた量だけ図5における第2位置から反時計回り方向へと回転する。センサ145の検出部材145Aは、第2変位部155に押されて、回転軸145Bを中心に反時計回り方向へと回転する。従って、センサ145は、シートPの厚みに応じたパルス数の検出信号を制御装置91へ出力する。これにより、制御装置91は、センサ145の検出信号のパルス数等に基づいて、シートPの有無、シートPの厚みを判定することが可能となる。なお、センサ145は、シートPの厚みを検出可能な分解能を要求されるため、例えば、最小検出分解能として5μmの性能を有している。
[給紙トレイの取り外し及び装着の際における制御装置による処理]
次に、給紙トレイ31の取り外し及び装着の際における制御装置91による処理について図7のフローチャートを参照しつつ説明する。制御装置91は、プリンタ1の電源がオンされたことに応じて、電源がオンされている間、例えば、ROM94(図2参照)に記憶されているプログラムを実行し、図7に示す各処理を繰り返し実行する。まず、図7に示すステップ(以下、単位「S」と表記する)11において、制御装置91は、ユーザが給紙トレイ31を装置本体2から取り外したか否かを判定する。即ち、制御装置91は、アクチュエータ143が第2位置(図5参照)に位置するときにセンサ145から出力されるパルス信号を検出する状態から、アクチュエータ143が第1位置(図4参照)に位置するときにセンサ145から出力される信号を検出する状態に変化したか否かを判定する。なお、アクチュエータ143が第1位置に位置するときにセンサ145から出力される信号は、上述したように、パルス信号ではなく、例えば、ロウレベルの信号となる。
制御装置91は、アクチュエータ143が第1位置に位置するときにセンサ145から出力される信号を検出すると(S11:YES)、ユーザが給紙トレイ31を装置本体2に装着したか否かを判定する(S13)。なお、制御装置91による、給紙トレイ31の装置本体2への装着が完了したか否かの判定方法として、例えば、検出信号の単位時間当たりのパルス数が予め設定された第1閾値を上回り、且つ検出信号のパルス数が一定である時間が予め設定された時間を経過したか否かを判定する方法がある。ここで、検出信号のパルス数が一定である時間が予め設定された時間を経過したか否かを判定するのは、検出信号の単位時間当たりのパルス数が予め設定された第1閾値を上回った直後は、未だユーザにより給紙トレイ31の装置本体2への装着が行われている途中である可能性が十分に考えられるためである。一方、第1閾値を上回る検出信号のパルス数が一定である時間が予め設定された時間を経過すれば、ユーザによる給紙トレイ31の装置本体2への装着が完了した可能性が高いとみなせる。
制御装置91は、センサ145の検出信号に基づいて、給紙トレイ31が装置本体2に装着されたことを検出すると(S13:YES)、駆動部97等を駆動してシートPを取り出す処理を印刷動作の事前に実行する(S15)。これは、ユーザから印刷指示を受け付けて印刷動作を開始する前に、後述する各種設置情報を設定するためである。
制御装置91は、駆動部97を駆動して駆動軸123を回転させ、ピックアップローラ33や分離ローラ34を回転させることで、給紙トレイ31内に載置されたシートPの最も上のシートPを1枚だけ取り出す制御を実行する(S15)。
また、S15において、制御装置91は、シートPの取り出しを開始する際の検出部材145A(アクチュエータ143)の位置を、センサ145の検出信号に基づいて検出する。より具体的には、制御装置91は、例えば、駆動部97の給紙用のモータから駆動軸123への動力の伝達を断続するクラッチ機構(給紙ソレノイドなど)を駆動するタイミングに合わせて位置を検出する。
制御装置91は、検出した検出部材145A(アクチュエータ143)の位置を、第2位置としてRAM95(図2参照)に保存する(S17)。制御装置91は、給紙トレイ31が装置本体2に装着された後、シートPに対する印刷処理を実行する場合、このRAM95に保存した第2位置を基準として処理を行う。
次に、制御装置91は、給紙トレイ31から取り出されたシートPが、アクチュエータ143の当接部153Bと、シュート部35の搬送面35Aとの間に挟まれた状態で駆動部97の駆動を停止し、図6に示す第3位置でのセンサ145の検出信号を検出する(S19)。これにより、制御装置91は、当接部153Bと搬送面35Aとの間に挟まれたシートPの厚みを検出することができ、装着された給紙トレイ31内に補給された残りのシートPの厚みを推定することが可能となる。なお、シートPの厚みを検出する方法として、例えば、S19で測定した第3位置と、S17でRAM95に保存した第2位置との差分から検出する方法がある。
次に、制御装置91は、S19において検出したシートPの一枚の厚みに基づいて、印刷処理において使用する設定情報の設定・変更を行う(S21)。ここでいう「印刷処理で使用する設定情報」とは、例えば、定着部7の加熱ユニット71を加熱する目標温度や転写ローラ69に印加する転写バイアスの電圧値などである。これらの設定情報は、印刷画質を向上させるためにシートPの厚みに応じて変更するのが望ましい。ただし、印刷指示をユーザから受け付けてから図7に示す一連の処理を実行すると、一連の処理が完了するまで印刷動作を中断させることになってしまい、生産性が低下してしまう。このため、本実施形態において、制御装置91は、印刷指示をユーザから受け付ける前に、これらの一連の処理を事前に実行しておく。
そして、制御装置91は、S21における設定情報の設定・変更を行った後、取り出したシートPを給紙トレイ31に戻すのに必要な所定時間、駆動部97を駆動してピックアップローラ33等を逆回転させる(S23)。制御装置91は、所定時間だけ駆動部97を駆動すると、図7に示す処理を終了する。そして、制御装置91は、ユーザから印刷指示を受け付けると、駆動部97を駆動してピックアップローラ33や分離ローラ34等、フィーダ部3の各種ローラを回転させる。これにより、給紙トレイ31内に載置されたシートPが取り出され、取り出されたシートPが1枚に分離されて画像形成部4に向けて搬送される。そして、制御装置91は、画像形成部4に搬送されてきたシートPに対し、上記した事前に設定した各種情報を用いて印刷処理(画像形成処理の一例)を実行する。
因みに、レーザプリンタ1は、画像形成装置の一例である。装置本体2は、装置本体部の一例である。ピックアップローラ33及び分離ローラ34は、分離部の一例である。駆動軸123は、回転軸の一例である。軸受け部141及びアクチュエータ143は、変位部材の一例である。円筒部151は、軸受け部の一例である。バネ161は、付勢部材の一例である。図7に示すS19は、事前検出処理の一例である。S21は、設定情報変更処理の一例である。
上記した実施形態では、以下の効果を奏する。
検出部131のアクチュエータ143は、給紙トレイ31の装着の有無や搬送されるシートPの厚みに応じて、図4〜図6に示す第1〜第3位置のいずれかの位置まで回転する。制御装置91は、検出部131のセンサ145の検出信号に応じて、給紙トレイ31の装着の有無と、シートPの厚みを検出することが可能となっている。従って、本実施形態のプリンタ1では、シートPの厚み及び給紙トレイ31の装着の有無の両方を、1つのセンサ145によって検出可能となっている。
また、制御装置91は、センサ145の検出信号に基づいて、上記したシートPの厚みが0でないか否かを検出することにより、アクチュエータ143の当接部153Bと、シュート部35の搬送面35Aとの間に、シートPが存在するか否かも判定可能となっている。
また、バネ161がアクチュエータ143の当接部153Bをシュート部35の搬送面35Aに押し当てる構成となっている。これにより、印刷を重ねることでシートPとの摩擦で搬送面35Aが削れてしまった場合にも、第2位置において当接部153Bと搬送面35Aとが離間するのを防止し、シートPの厚みの検出精度を維持することが可能となっている。
また、図5に示す第2位置において、第1変位部153の回転部153Aは、搬送面35Aに対して角度θ1(鋭角)で保持された状態となる。これにより、上流から搬送されるシートPを、当接部153Bと搬送面35Aとの間に侵入し易くすることが可能となっている。
また、アクチュエータ143は、第1変位部153の先端部に当接部153Bを有する。当接部153Bは、図5に示す第2位置において、シュート部35の搬送面35Aに沿った方向となり、且つ、搬送方向において一定の幅を持って搬送面35Aに当接している。搬送されるシートPは、当接部153Bを押すことで、第1変位部153を回転させる。このため、第1変位部153の第2位置から第3位置へ変位する変位量を、当接部153Bの当接面の大きさや形状等によって調整することができ、シートPの厚みの検出精度を向上させることが可能となる。
また、アクチュエータ143の回転中心Oから第2変位部155の径方向外側の先端部分までの径方向に沿った長さL2(図5参照)は、回転中心Oから第1変位部153の径方向外側の先端部分までの径方向に沿った長さL1に比べて長くなっている。このため、円筒部151が回転した場合、第2変位部155の先端部の回転方向における変位量は、第1変位部153の先端部の回転方向における変位量に比べて大きくなる。従って、センサ145によって回転位置を検出される第2変位部155の変位量を、シートPの厚みに応じて変位する第1変位部153の変位量に比べて大きくすることで、センサ145の検出可能なシートPの厚み、即ちセンサ145の分解能を高めて検出精度を向上させることが可能となる。
また、アクチュエータ143は、第1位置では、センサ145の検出部材145Aと第2変位部155とが接触しない位置へ、バネ161によって移動させられる。給紙トレイ31がない第1位置では、センサ145は、非検出状態となる。このため、制御装置91は、非検出状態(第1位置)を基準として他の第2位置や第3位置でのセンサ145の変位量を判定することで、検出処理の処理内容を簡略化することが可能となる。
また、プリンタ1は、分離ローラ34の駆動軸123を、アクチュエータ143の回転軸と共用する構成となっている。これにより、部品点数の削減や、省スペース化による装置の小型化を図ることが可能となる。
また、制御装置91は、ユーザからの印刷指示を受け付ける前の事前処理として、給紙トレイ31を装着した際に(図7のS13:YES)、給紙トレイ31からシートPを取り出して当該シートPの厚みをセンサ145によって検出する(S19)。制御装置91は、S19において検出したシートPの厚みに基づいて、転写ローラ69に印加する転写バイアス等の設定情報の設定等を行う(S21)。これにより、本実施形態のプリンタ1では、印刷要求をユーザから受け付けた後に、シートPの厚さの測定等をする必要がないため、要求を受け付けてから印刷を開始するまでの応答時間を短縮することが可能となる。
また、制御装置91は、上記したシートPの厚みの測定や設定情報の設定を、給紙トレイ31を装着したタイミングに合わせて実施しているため、給紙トレイ31内のシートPの種類が変更された場合に、迅速に設定情報を最適化することが可能となる。
また、制御装置91は、シートPの取り出し開始時であり、給紙トレイ31の装着完了の直後であるS15において検出した検出部材145A(アクチュエータ143)の位置を、第2位置としてRAM95に保存する(S17)。制御装置91は、シートPに対する印刷処理を実行する場合、このRAM95に保存した第2位置を基準として処理を行う。ここで、給紙トレイ31の装着の仕方等によっては、給紙トレイ31の位置、即ち第2位置が微妙に変位する可能性が考えられる。これに対し、本実施形態の制御装置91は、給紙トレイ31の装着完了時の検出値を、第2位置を判定するための検出値として設定することで、給紙トレイ31の装着ごとに第2位置を判定するための検出値を最適化し、シートPの厚み等の検出精度を向上させることが可能となっている。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内での種々の改良、変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態の検出部131の構成は一例であり、適宜変更可能である。図8は、別例の検出部201の構成を示している。なお、以下の説明では、上記実施形態と同様の構成については同一符号を付し、その説明を適宜省略する。
検出部201は、上記実施形態のアクチュエータ143に替えて、棒状のアクチュエータ203を有している。アクチュエータ203は、図8に示す第2位置において、先端部に設けられた当接部203Aを、搬送面35Aに押しつけた状態となっている。当接部203Aは、上記実施形態のアクチュエータ143の当接部153Bと同様に、第2位置においては、搬送面35Aに沿った状態で当接している。
また、検出部201は、アクチュエータ203を収容部133の前壁部133Aに対して保持する筒状部205を有している。筒状部205は、前壁部133Aに対して固定されており、アクチュエータ203を挿通可能な穴が形成されている。アクチュエータ203は、筒状部205に保持されることで、先端部の当接部203Aをシュート部35で押されると、基端部によってセンサ145の検出部材145Aを押す。また、筒状部205は、図示しないバネが内部に設けられており、当該バネによってアクチュエータ203に対してシュート部35側へ移動する向きの付勢力を付与する。このような構成の検出部201であっても、上記実施形態の検出部131と同様に、給紙トレイ31の有無やシートPの厚さを検出することが可能となる。
また、上記実施形態において、検出部131は、バネ161(付勢部材)を有しない構成でもよい。例えば、アクチュエータ143は、自重で図4における時計回り方向へと回転する構成であってもよい。
また、本願における付勢部材は、バネに限らず、他の弾性部材でもよい。
また、第1変位部153の回転部153Aと搬送面35Aとのなす角度θ1は、鋭角に限らず、90度や鈍角でもよい。
また、第1変位部153は、当接部153Bを備えずに、径方向に沿って形成され、その先端部をシュート部35の搬送面35Aに当接させる構成でもよい。
また、第2変位部155の長さL2は、第1変位部153の長さL1と同一、あるいは長さL1に比べて短くともよい。
また、上記実施形態では、図4に示す第1位置は、アクチュエータ143の第2変位部155を、検出部材145Aと接触しない位置としたが、これに限らず、第2変位部155と検出部材145Aとを接触する位置を第1位置として設定してもよい。
また、上記実施形態において、検出部131は、アクチュエータ143の回転軸を、分離ローラ34の駆動軸123とは別部材で備えてもよい。
また、上記実施形態では、制御装置91は、給紙トレイ31の装着完了時に、シートPを給紙トレイ31から予め取り出して設定情報の設定等を実施したが、これに限らない。例えば、制御装置91は、事前に設定情報の設定等をせずに、ユーザからの印刷指示を受け付けた際に、シートPの取り出しや設定情報の設定等してもよい。あるいは、制御装置91は、設定情報を変更しない構成でもよい。
また、上記実施形態では、本願の画像形成装置としてモノクロプリンタを例に説明したが、これに限らず、本願における画像形成装置としては、複数のプロセスカートリッジ6等を備えるカラーのプリンタを適用してもよい。また、画像形成装置として、コピー機能、ファクシミリ機能が単独で、あるいは適宜の組み合わせにより実装される複合機に適用してもよい。
また、上記実施形態では、シートPにトナー像を直接転写する直接転写方式のプリンタ1を例示したが、本願はこれに限定されず、例えば、中間転写体又は中間搬送ベルトなどを介してトナー像をシートPに転写する中間転写方式のプリンタにも適用することができる。
1 レーザプリンタ(画像形成装置)、2 装置本体、31 給紙トレイ、33 ピックアップローラ、34 分離ローラ、35 シュート部、123 駆動軸、141 軸受け部、143,203 アクチュエータ、145 センサ、151 円筒部、151B 外周面、153 第1変位部、153B,203A 当接部、155 第2変位部、161 バネ、P シート。

Claims (13)

  1. 装置本体部と、
    複数のシートを収納し、前記装置本体部に対して着脱可能な給紙トレイと、
    前記給紙トレイに収納された複数のシートの中から1枚を分離して搬送する分離部と、
    前記分離部によるシートの搬送方向において前記分離部に対して下流側となる位置である検出位置に設けられる変位部材と、
    前記変位部材の位置に応じた信号を出力するセンサと、を備え、
    前記変位部材は、前記給紙トレイが前記装置本体部に装着されていない状態では第1位置となり、前記給紙トレイが前記装置本体部に装着された状態では第2位置となり、前記給紙トレイが前記装置本体部に装着されており且つ前記検出位置にシートが有る状態では、当該シートの厚みに応じた量だけ前記第2位置から前記第1位置へ向かう方向とは反対方向に変位した第3位置となることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記装置本体部に保持され前記変位部材を回転可能に保持する回転軸を備え、
    前記変位部材は、前記装置本体部に装着されていない状態から装着された状態への前記給紙トレイの移動にともなって前記第1位置から第1方向へ回転して前記第2位置となり、前記装置本体部に装着された前記給紙トレイから前記分離部によって搬送されたシートの厚みに応じた量だけ前記第2位置から前記第1方向へ回転して前記第3位置となり、
    前記センサは、前記変位部材の回転位置に応じた信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 付勢部材を備え、
    前記給紙トレイは、シートを搬送方向の下流側へと案内するシュート部を有し、
    前記付勢部材は、前記分離部によって搬送されるシートに沿う前記シュート部の搬送面に、前記第2位置となる前記変位部材を押し当て、
    前記変位部材は、前記搬送面と当該変位部材との間に搬送されるシートに押されて前記第2位置から前記第3位置へ変位することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記付勢部材は、前記変位部材を前記搬送面に押し当てる付勢力を当該変位部材に付与するバネであることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記装置本体部に保持され前記変位部材を回転可能に保持する回転軸を備え、
    前記給紙トレイは、シートを搬送方向の下流側へと案内するシュート部を有し、
    前記変位部材は、前記回転軸が挿通される筒形状の軸受け部と、前記第2位置において前記軸受け部の外周面から当該軸受け部の径方向外側で且つ前記分離部によって搬送されるシートに沿う前記シュート部の搬送面へ向かって形成され径方向外側の先端部が前記搬送面に当接する第1変位部と、を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記変位部材は、前記第2位置において、前記第1変位部の先端部と、前記シュート部の搬送面とが、前記分離部によって搬送されるシートの搬送方向の上流側でなす角度を鋭角に設定されることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1変位部は、前記先端部に設けられ、前記第2位置において前記搬送面と平行な方向で、且つ搬送方向の下流側に向かって形成され、当該搬送面と当接する当接部を有することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記変位部材は、回転方向において前記第1変位部とは異なる位置となる前記軸受け部の外周面に設けられ、前記軸受け部の径方向外側に向かって形成される第2変位部を有し、
    前記センサは、前記径方向外側における前記第2変位部の先端部の回転位置に応じた信号を出力し、
    前記第2変位部の前記径方向における長さが、前記第1変位部の前記径方向における長さに比べて長いことを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 付勢部材を備え、
    前記付勢部材は、前記給紙トレイが前記装置本体部に装着されていない状態において、前記センサによって前記変位部材の位置を検出することが可能な領域外の位置である前記第1位置へ前記変位部材を付勢することを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記装置本体部に保持され前記変位部材を回転可能に保持する回転軸を備え、
    前記分離部は、前記回転軸に対して固定され、当該回転軸とともに回転する分離ローラであることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 制御装置を備え、
    前記制御装置は、
    前記分離部によって搬送されたシートに画像を形成する画像形成処理と、
    前記画像形成処理の実行に先立ち、前記分離部を駆動して前記給紙トレイからシートを取り出し、前記分離部によって搬送されるシートの厚みを前記センサによって検出する事前検出処理と、
    検出したシートの厚みに基づいて、前記画像形成処理において使用する設定情報を変更する設定情報変更処理と、を実行することを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 前記制御装置は、前記事前検出処理及び前記設定情報変更処理を、前記給紙トレイを前記装置本体部に装着したことを前記センサによって検出したタイミングに応じて実行することを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記制御装置は、前記事前検出処理において前記センサによって取得した検出値を、前記変位部材が前記第2位置に位置する状態での検出値として設定することを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の画像形成装置。
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