JP2016221487A - 清掃装置およびウエブ案内システム - Google Patents

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Abstract

【課題】異物除去部が内周面に設けられたカバー部をウエブ案内ロールの軸線方向の一方向に移動させる動作を一回行うだけでウエブ案内ロールの外周面から異物を除去することができるためシンプルな構成で作業性を向上させることができる清掃装置およびウエブ案内システムを提供する。【解決手段】清掃装置10は、帯状のウエブが掛け渡されるウエブ案内ロール20の外周面の全周を覆うよう設けられ、当該ウエブ案内ロール20から取り外し可能となっているカバー部(例えば、第1カバー部分12および第2カバー部分13)と、カバー部の内周面に設けられ、可撓性を有しており、ウエブ案内ロール20の外周面から異物を除去する異物除去部(例えば、ブラシ16)とを備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、帯状のウエブが掛け渡されるウエブ案内ロールの外周面の清掃を行う清掃装置、ならびにウエブ案内ロールおよび清掃装置を備えたウエブ案内システムに関する。
紙やフィルム等の帯状のウエブが掛け渡されるウエブ案内ロールの外周面には、当該ウエブ案内ロールの周方向に沿って当該ウエブ案内ロールの全周に亘って延びる溝が形成されており、このような溝により、ウエブ案内ロールの外周面とウエブとの間に空気が入ることによってウエブとウエブ案内ロールとの間に働く摩擦力が低下してウエブ案内ロール上でウエブが蛇行してしまうことが抑制されるようになっている。より詳細には、このような溝はウエブ案内ロールの軸線方向に沿って並列に並ぶよう複数設けられており、各溝の幅の大きさは例えば1〜2mm、深さは例えば1mmとなっている。このような溝がウエブ案内ロールの外周面に設けられていることにより、搬送されているウエブがウエブ案内ロールの外周面に接する際に当該ウエブによりウエブ案内ロールの外周面に巻き込まれる空気が溝の中に逃げるようになり、このことによりウエブ案内ロールの外周面とウエブとの間に空気が入ってしまうことが抑制され、ウエブとウエブ案内ロールとの間に働く摩擦力が低下してしまうことが防止されるため、ウエブ案内ロール上でウエブが蛇行してしまうことが防止される。
このような溝が設けられたウエブ案内ロールでは、当該ウエブ案内ロールを長期間使用すると溝の中にゴミ等の異物が付着してしまうおそれがある。これに対し、特許文献1には、ウエブ案内ロールの外周面に案内ウエブを接触させながら当該案内ウエブをウエブ案内ロールの軸線方向に沿って蛇行させ、この蛇行した案内ウエブでウエブ案内ロールの外周面を清掃するクリーニング方法が開示されている。このようなクリーニング方法では、簡単な構成でウエブ案内ロールの外周面の全域を清掃することができる。
特開平7−81820号公報
しかしながら、特許文献1等に開示されるような従来のクリーニング方法では、溝が外周面に設けられたウエブ案内ロールと案内ウエブとの間で働く摩擦力が大きく、案内ウエブがウエブ案内ロールの軸線方向に沿って蛇行することで案内ウエブとウエブ案内ロールとの間の擦れにより発塵が生じてしまうおそれがある。また、上記のような従来のクリーニング方法では、ウエブ案内ロールが設けられた印刷機等の機械自体を停止させ、ウエスに溶剤を付けて軸線方向の一方向に移動させる動作を数回繰り返すことによりウエブ案内ロールの外周面全域を清掃する必要があるため作業性が悪いという問題がある。さらに、上記のような従来のクリーニング方法は作業者が手動で行うため清掃ムラが多く、溝の内部に異物が溜まりやすいという問題がある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、異物除去部が内周面に設けられたカバー部をウエブ案内ロールの軸線方向の一方向に移動させる動作を一回行うだけでウエブ案内ロールの外周面から異物を除去することができるためシンプルな構成で作業性を向上させることができる清掃装置およびウエブ案内システムを提供することを目的とする。
本発明の清掃装置は、帯状のウエブが掛け渡されるウエブ案内ロールの外周面の全周を覆うよう設けられ、当該ウエブ案内ロールから取り外し可能となっているカバー部と、前記カバー部の内周面に設けられ、可撓性を有しており、前記ウエブ案内ロールの外周面から異物を除去する異物除去部と、を備えたことを特徴とする。
このような清掃装置によれば、カバー部をウエブ案内ロールに取り付けた後、ウエブ案内ロールを手動または自動で回転させながらカバー部を当該ウエブ案内ロールの軸線方向の一方向に移動させる動作を一回行うだけでウエブ案内ロールの外周面から異物を除去することができ、よってシンプルな構成で作業性を向上させることができる。
本発明の清掃装置においては、前記異物除去部は、ブラシ、スポンジおよびウエスのうち少なくとも1つのものからなっていてもよい。
また、前記異物除去部は、前記カバー部の内周面に形成された突起と、前記突起を覆うよう前記カバー部の内周面に設けられたウエスとを有していてもよい。
本発明の清掃装置においては、前記カバー部は、周方向に沿って分割された複数のカバー部分を有しており、各前記カバー部分は互いに取付可能となっていてもよい。
本発明の清掃装置は、前記ウエブ案内ロールの軸線方向に沿って前記カバー部をスライドさせるスライド機構を更に備えていてもよい。
本発明のウエブ案内システムは、帯状のウエブが掛け渡されるウエブ案内ロールと、前記ウエブ案内ロールの外周面の清掃を行う清掃装置と、を備え、前記清掃装置は、前記ウエブ案内ロールの外周面の全周を覆うよう設けられ、当該ウエブ案内ロールから取り外し可能となっているカバー部と、前記カバー部の内周面に設けられ、可撓性を有しており、前記ウエブ案内ロールの外周面から異物を除去する異物除去部とを有していることを特徴とする。
このようなウエブ案内システムによれば、清掃装置のカバー部をウエブ案内ロールに取り付けた後、ウエブ案内ロールを手動または自動で回転させながらカバー部を当該ウエブ案内ロールの軸線方向の一方向に移動させる動作を一回行うだけでウエブ案内ロールの外周面から異物を除去することができ、よってシンプルな構成で作業性を向上させることができる。
本発明のウエブ案内システムは、前記ウエブ案内ロールを回転駆動させる駆動部を更に備えていてもよい。
本発明の清掃装置およびウエブ案内システムによれば、シンプルな構成で作業性を向上させることができる。
本発明の実施の形態による清掃装置およびこのような清掃装置により外周面が清掃されるべきウエブ案内ロールの構成の一例を示す斜視図である。 図1に示す清掃装置およびウエブ案内ロールの断面図である。 本発明の実施の形態による他の構成の清掃装置およびこのような清掃装置により外周面が清掃されるべきウエブ案内ロールの断面図である。 本発明の実施の形態による更に他の構成の清掃装置およびこのような清掃装置により外周面が清掃されるべきウエブ案内ロールの断面図である。 本発明の実施の形態による清掃装置においてウエブ案内ロールの軸線方向に沿ってカバー部をスライドさせるスライド機構が設けられたときの構成を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図5は、本実施の形態による清掃装置およびこのような清掃装置により外周面が清掃されるべきウエブ案内ロールを示す図である。
まず、紙やフィルム等の帯状のウエブが掛け渡されるウエブ案内ロール20の構成について図1を用いて簡単に説明する。図1に示すように、円筒形状のウエブ案内ロール20の中心部分には軸24が設けられており、当該軸24はウエブ案内ロール20の両側方にそれぞれ設けられた図示しない軸受により受けられるようになっている。また、軸24は駆動モータ26により回転駆動させられるようになっており、このことによりウエブ案内ロール20は軸24と一体的に回転するようになっている。なお、本実施の形態による清掃装置10により清掃されるべきウエブ案内ロール20は、駆動モータ26により回転させられるものに限定されることはない。本実施の形態による清掃装置10により清掃されるべきウエブ案内ロール20として、軸24に駆動モータ26が接続されておらず、フリーで回転するもの(すなわち、フリーロール)が用いられるようになっていてもよい。
また、図1に示すように、ウエブ案内ロール20の外周面には、当該ウエブ案内ロール20の周方向に沿ってこのウエブ案内ロールの全周に亘って延びる溝22が形成されており、このような溝22により、ウエブ案内ロール20の外周面とウエブとの間に空気が入ることによってウエブとウエブ案内ロール20との間に働く摩擦力が低下してウエブ案内ロール20上でウエブが蛇行してしまうことが抑制されるようになっている。より詳細には、このような溝22はウエブ案内ロール20の軸線方向に沿って並列に並ぶよう複数設けられており、各溝22の幅の大きさは例えば1〜2mm、深さは例えば1mmとなっている。このような溝22がウエブ案内ロール20の外周面に設けられていることにより、搬送されているウエブがウエブ案内ロール20の外周面に接する際に当該ウエブによりウエブ案内ロール20の外周面に巻き込まれる空気が溝22の中に逃げるようになり、このことによりウエブ案内ロール20の外周面とウエブとの間に空気が入ってしまうことが抑制され、ウエブとウエブ案内ロール20との間に働く摩擦力が低下してしまうことが防止されるため、ウエブ案内ロール20上でウエブが蛇行してしまうことが防止される。なお、ウエブ案内ロール20の外周面に形成される溝は、当該ウエブ案内ロール20の軸線方向に沿って並列に並ぶような構成のものに限定されることはない。他の構成の溝の一例として、アヤメロールやスパイラルロール等、ウエブ案内ロール20の外周面に螺旋形状の溝が形成されるようになっていてもよい。
次に、このようなウエブ案内ロール20の外周面の清掃を行う清掃装置10の構成について図1および図2を用いて説明する。なお、図2は、図1に示す清掃装置10およびウエブ案内ロール20の断面図である。
本実施の形態による清掃装置10は、ウエブ案内ロール20の外周面の全周を覆うよう設けられ、当該ウエブ案内ロール20から取り外し可能となっているカバー部11と、カバー部11の内周面に設けられ、可撓性を有しており、ウエブ案内ロール20の外周面から異物を除去する異物除去部とを有している。ここで、カバー部11はその断面がいわゆるドーナツ形状となるような構造となっている。また、カバー部11は、周方向に沿って分割された複数のカバー部分(具体的には、第1カバー部分12および第2カバー部分13)を有しており、各カバー部分12、13は互いに取付可能となっている。より詳細には、第1カバー部分12および第2カバー部分13は蝶番14により互いに接続されており、第2カバー部分13は蝶番14を中心として第1カバー部分12に対して回転可能となっている。また、第1カバー部分12における蝶番14が設けられた側とは反対側の箇所には取付部材18が設けられているとともに、第2カバー部分13における蝶番14が設けられた側とは反対側の箇所には上記の取付部材18により取り付けられる被取付部材19が設けられている。そして、第1カバー部分12および第2カバー部分13でウエブ案内ロール20を囲った状態で第1カバー部分12の取付部材18を第2カバー部分13の被取付部材19に取り付けることにより、図1に示すようにウエブ案内ロール20の外周面の全周が第1カバー部分12および第2カバー部分13により覆われるようになる。
第1カバー部分12および第2カバー部分13からなるカバー部11の内周面には、可撓性を有する異物除去部が設けられている。ここで、本実施の形態では、異物除去部としてブラシ、スポンジおよびウエスのうち少なくとも1つのものが用いられるようになっている。図2は、第1カバー部分12および第2カバー部分13の内周面にそれぞれ設けられた異物除去部としてブラシ16が用いられるような構成を示している。異物除去部としてブラシ16が用いられるような清掃装置10では、カバー部11をウエブ案内ロール20に取り付けた後、ウエブ案内ロール20の軸線方向に沿ってカバー部11をスライドさせながら当該ウエブ案内ロール20を回転させることにより、ウエブ案内ロール20の外周面、とりわけ溝22の内部に付着した異物がブラシ16によって掻き落とされ、ウエブ案内ロール20の外周面から異物の除去を行うことができるようになる。なお、本実施の形態では、ウエブ案内ロール20を回転させずに清掃装置10のカバー部11をスライドさせても、当該ウエブ案内ロール20の外周面(具体的には、溝22の内部)に付着した異物をブラシ16によって掻き落とし、当該ウエブ案内ロール20の外周面から異物の除去を行うことができる。
なお、ウエブ案内ロール20の外周面の清掃を行う清掃装置として、図1や図2に示すような構成のものが用いられることに限定されることはない。変形例に係る清掃装置として、図3に示すような構成のものが用いられてもよい。図3に示す清掃装置30では、図1や図2に示す清掃装置10と同様に、その断面がいわゆるドーナツ形状となっているカバー部31は、周方向に沿って分割された複数のカバー部分(具体的には、第1カバー部分32および第2カバー部分33)を有しており、各カバー部分32、33は互いに取付可能となっているが、これらのカバー部分32、33が蝶番により連結される代わりに、第1カバー部分32の両端部に2つの取付部材34、38がそれぞれ設けられるとともに、第2カバー部分33の両端部には各取付部材34、38により取り付けられる2つの被取付部材35、39がそれぞれ設けられている。そして、このような清掃装置30では、第1カバー部分32および第2カバー部分33でウエブ案内ロール20を囲った状態で第1カバー部分32の各取付部材34、38を第2カバー部分33の各被取付部材35、39にそれぞれ取り付けることにより、ウエブ案内ロール20の外周面の全周が第1カバー部分32および第2カバー部分33により覆われるようになる。また、図3に示すような清掃装置30でも、第1カバー部分32および第2カバー部分33の内周面にそれぞれ異物除去部としてブラシ36が設けられている。このような清掃装置30では、図1や図2に示す清掃装置10と同様に、カバー部31をウエブ案内ロール20に取り付けた後、ウエブ案内ロール20の軸線方向に沿ってカバー部31をスライドさせながら当該ウエブ案内ロール20を回転させることにより、ウエブ案内ロール20の外周面、とりわけ溝22の内部に付着した異物がブラシ36によって掻き落とされ、ウエブ案内ロール20の外周面から異物の除去を行うことができるようになる。
また、別の変形例に係る清掃装置として、図4に示すような構成のものが用いられてもよい。図4に示す清掃装置40では、断面がいわゆるドーナツ形状となっているカバー部41(厳密には、複数に分割された複数のカバー部分の各々)の内周面に設けられる異物除去部として、ブラシが用いられる代わりにウエス46が用いられるようになっている。より詳細には、図4に示す清掃装置40では、カバー部41の内周面に複数の突起44が設けられるとともに、各突起44を覆うようカバー部41の内周面にウエス46が設けられている。このような清掃装置40によれば、ウエブ案内ロール20の外周面の清掃を行うにあたり、カバー部41をウエブ案内ロール20に取り付けた後、当該ウエブ案内ロール20の軸線方向に沿ってカバー部41をスライドさせながらこのウエブ案内ロール20を回転させることにより、ウエブ案内ロール20の外周面、とりわけ溝22の内部に付着した異物がウエス46によって取り除かれ、ウエブ案内ロール20の外周面から異物の除去を行うことができるようになる。とりわけ、各突起44を覆うようウエス46が設けられていることにより、当該突起44により凸形状となったウエス46が溝22の内部に入り込むことができるようになり、このことにより溝22の内部に付着した異物をより確実に除去することができるようになる。なお、図4に示す清掃装置40において、突起44の数や位置に特段の限定はなく、カバー部41の内周面における複数の突起44の配置には自由度がある。
また、更に別の変形例に係る清掃装置では、断面がいわゆるドーナツ形状となっているカバー部(厳密には、複数に分割された複数のカバー部分の各々)の内周面に設けられる異物除去部として、ブラシやウエスの代わりに他の種類の可撓性を有する材料(例えば、スポンジ等)が用いられるようになっていてもよい。
また、本実施の形態による清掃装置10では、図5に示すように、ウエブ案内ロール20の軸線方向に沿ってカバー部11を自動でスライドさせるスライド機構50が設けられていてもよい。図5に示すように、スライド機構50は、ウエブ案内ロール20の軸線方向と平行に延びる棒状の案内部材52と、案内部材52に沿って移動可能となっているスライド部材54と、スライド部材54に設けられ、清掃装置10のカバー部11がその先端に取り付けられている接続部材56とを有するリニアガイドからなり、スライド部材54が案内部材52に沿って移動することにより清掃装置10のカバー部11がウエブ案内ロール20の軸線方向に沿って自動で移動するようになっている。図5に示すようなスライド機構50が設けられている場合には、清掃装置10のカバー部11をウエブ案内ロール20の軸線方向に沿って自動で移動させることができるようになるため、ウエブ案内ロール20の外周面の清掃する際の作業性をより一層向上させることができる。
以上のような構成からなる本実施の形態による清掃装置10、30、40によれば、帯状のウエブが掛け渡されるウエブ案内ロール20の外周面の全周を覆うよう設けられ、当該ウエブ案内ロール20から取り外し可能となっているカバー部11、31、41と、カバー部11、31、41の内周面に設けられ、可撓性を有しており、ウエブ案内ロール20の外周面から異物を除去する異物除去部とを備えているため、清掃装置10、30、40のカバー部11、31、41をウエブ案内ロール20に取り付けた後、ウエブ案内ロール20を手動または自動で回転させながらカバー部11、31、41を当該ウエブ案内ロール20の軸線方向の一方向に移動させる動作を一回行うだけでウエブ案内ロール20の外周面から異物を除去することができ、よってシンプルな構成で作業性を向上させることができる。なお、上述したように、本実施の形態では、ウエブ案内ロール20を回転させずに清掃装置10、30、40のカバー部11、31、41をスライドさせても、当該ウエブ案内ロール20の外周面(具体的には、溝22の内部)に付着した異物を掻き落とし、当該ウエブ案内ロール20の外周面から異物の除去を行うことができる。
なお、カバー部11、31、41がウエブ案内ロール20の外周面の全周を覆うような構成となっていない場合には、言い換えると、ウエブ案内ロール20の外周面の一部(例えば、ウエブ案内ロール20の外周面の半周)だけ覆うようなカバー部が用いられる場合には、ウエブ案内ロール20の外周面の清掃を行う際にこのウエブ案内ロール20の外周面の一部をカバー部が覆った状態で当該ウエブ案内ロール20を回転させると、ウエブ案内ロール20の外周面に付着している異物がカバー部の端部(言い換えると、ウエブ案内ロール20がカバー部により覆われている箇所とカバー部により覆われていない箇所との境界)で滞留してしまい、この箇所に異物が溜まってしまうという問題がある。これに対し、本実施の形態による清掃装置10、30、40では、ウエブ案内ロール20から取り外し可能となっているカバー部11、31、41が当該ウエブ案内ロール20の外周面の全周を覆うような構成となっているため、このような問題が生じてしまうことを防止することができるようになる。
また、本実施の形態による清掃装置10、30、40においては、上述したように、カバー部11、31、41の内周面に設けられた異物除去部は、ブラシ、スポンジおよびウエスのうち少なくとも1つのものからなっていてもよい。
また、図4に示すような清掃装置40では、上述したように、異物除去部は、カバー部41の内周面に形成された突起44と、突起44を覆うようカバー部41の内周面に設けられたウエス46とを有している。このような構成の清掃装置40によれば、突起44により凸形状となったウエス46が溝22の内部に入り込むことができるようになり、このことにより溝22の内部に付着した異物をより確実に除去することができるようになる。なお、上述したように、突起44の数や位置に特段の限定はなく、カバー部41の内周面における複数の突起44の配置には自由度があるため、凸形状となったウエス46の数や位置にも自由度がある。
また、本実施の形態による清掃装置10、30、40においては、上述したように、カバー部11、31、41は、周方向に沿って分割された複数のカバー部分(例えば、第1カバー部分12、32および第2カバー部分13、33)を有しており、各カバー部分は互いに取付可能となっている。この場合には、ウエブ案内ロール20へのカバー部11、31、41の着脱を容易に行うことができるようになる。
また、図5に示すような清掃装置10では、上述したように、ウエブ案内ロール20の軸線方向に沿ってカバー部11をスライドさせるスライド機構50が設けられている。この場合には、清掃装置10のカバー部11をウエブ案内ロール20の軸線方向に沿って自動で移動させることができるようになるため、ウエブ案内ロール20の外周面の清掃する際の作業性をより一層向上させることができる。
また、本発明では、上記の清掃装置10、30、40およびウエブ案内ロール20を組み合わせることによりウエブ案内システムが構成されている。このようなウエブ案内システムにおいて、ウエブ案内ロール20を回転駆動させる駆動部(具体的には、駆動モータ26)が設けられている場合には、清掃装置10、30、40のカバー部11、31、41をウエブ案内ロール20に取り付けた後、駆動モータ26によってウエブ案内ロール20を自動で回転させながら当該カバー部11、31、41をウエブ案内ロール20の軸線方向に沿って手動または自動でスライドさせることにより、ウエブ案内ロール20の外周面の清掃を行う際の作業性をより一層向上させることができる。
なお、本実施の形態による清掃装置やこのような清掃装置およびウエブ案内ロールを組み合わせることにより構成されるウエブ案内システムは、上述したような態様に限定されることはなく、様々な変更を加えることができる。
例えば、清掃装置のカバー部は、2つのカバー部分に分割されたものに限定されることはない。清掃装置のカバー部として、3つ以上のカバー部分に分割されたものが用いられてもよい。また、各カバー部分を互いに取り付ける方法として、上述したような一方のカバー部分に取付部材を設けるとともに他方のカバー部分に被取付部材を設ける方法に限定されることはない。
また、上記の説明では、清掃装置として、溝が設けられたウエブ案内ロールの外周面を清掃するものについて述べたが、本実施の形態による清掃装置は、このようなウエブ案内ロールの外周面を清掃するものに限定されることはない。本実施の形態による清掃装置として、溝が設けられていないウエブ案内ロールの外周面を清掃するものが用いられてもよい。この場合でも、清掃装置自体の構成は上記で述べた構成のものと略同一となる。
また、上述したように、本実施の形態による清掃装置において、カバー部の内周面に設けられた異物除去部はブラシ、スポンジ、ウエスに限定されることはない。可撓性を有しておりウエブ案内ロールの外周面(とりわけ、ウエブ案内ロールに設けられた溝の内部)から異物を除去することができるものであれば、異物除去部として他の材料のものを用いてもよい。
10 清掃装置
11 カバー部
12 第1カバー部分
13 第2カバー部分
14 蝶番
16 ブラシ
18 取付部材
19 被取付部材
20 ウエブ案内ロール
22 溝
24 軸
26 駆動モータ
30 清掃装置
31 カバー部
32 第1カバー部分
33 第2カバー部分
34 取付部材
35 被取付部材
36 ブラシ
38 取付部材
39 被取付部材
40 清掃装置
41 カバー部
44 突起
46 ウエス
50 スライド機構
52 案内部材
54 スライド部材
56 接続部材

Claims (7)

  1. 帯状のウエブが掛け渡されるウエブ案内ロールの外周面の全周を覆うよう設けられ、当該ウエブ案内ロールから取り外し可能となっているカバー部と、
    前記カバー部の内周面に設けられ、可撓性を有しており、前記ウエブ案内ロールの外周面から異物を除去する異物除去部と、
    を備えた、清掃装置。
  2. 前記異物除去部は、ブラシ、スポンジおよびウエスのうち少なくとも1つのものからなる、請求項1記載の清掃装置。
  3. 前記異物除去部は、前記カバー部の内周面に形成された突起と、前記突起を覆うよう前記カバー部の内周面に設けられたウエスとを有している、請求項1記載の清掃装置。
  4. 前記カバー部は、周方向に沿って分割された複数のカバー部分を有しており、
    各前記カバー部分は互いに取付可能となっている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の清掃装置。
  5. 前記ウエブ案内ロールの軸線方向に沿って前記カバー部をスライドさせるスライド機構を更に備えた、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の清掃装置。
  6. 帯状のウエブが掛け渡されるウエブ案内ロールと、
    前記ウエブ案内ロールの外周面の清掃を行う清掃装置と、
    を備え、
    前記清掃装置は、前記ウエブ案内ロールの外周面の全周を覆うよう設けられ、当該ウエブ案内ロールから取り外し可能となっているカバー部と、前記カバー部の内周面に設けられ、可撓性を有しており、前記ウエブ案内ロールの外周面から異物を除去する異物除去部とを有している、ウエブ案内システム。
  7. 前記ウエブ案内ロールを回転駆動させる駆動部を更に備えた、請求項6記載のウエブ案内システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109436896A (zh) * 2018-11-06 2019-03-08 周煜皓 一种带有防尘机构的织带卷袋机的使用方法

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