JP2016220723A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】クロック信号が入力されるがシリアルデータが正常に入力されないときに、デバイスを確実に非駆動状態にすることができる遊技機を提供する。
【解決手段】クロック信号がドライバ120に入力されるがシリアルデータが正常に入力されない異常事態が生じたときに、反転回路130により、ドライバ120の入力端子dI3の入力レベルをLに維持することにより、ドライバ120の出力レベルを駆動モータ101の励磁相A,Bが非励磁状態にするHに保持し、駆動モータ101を確実に非駆動状態に保持する。
【選択図】図5
【解決手段】クロック信号がドライバ120に入力されるがシリアルデータが正常に入力されない異常事態が生じたときに、反転回路130により、ドライバ120の入力端子dI3の入力レベルをLに維持することにより、ドライバ120の出力レベルを駆動モータ101の励磁相A,Bが非励磁状態にするHに保持し、駆動モータ101を確実に非駆動状態に保持する。
【選択図】図5
Description
本発明は、シリアルデータに基づいて生成した駆動信号を出力して所定のデバイスを駆動制御するドライバを備える遊技機に関する。
従来、スロットマシンやパチンコ機等の遊技機は、演出等に利用される可動部材を駆動するステッピングモータ、点滅による演出を行うLED、リールを回転駆動するステッピングモータなどの各種のデバイスと、これらのデバイスを駆動制御するために各デバイスそれぞれに対応して設けられた複数のドライバとを備える。そして、演出制御用の制御装置から、ステッピングモータの励磁パターンやLEDの点灯パターンを規定するシリアルデータが各々のドライバに入力されると、各ドライバにより、入力されるシリアルデータに基づく駆動信号が生成されて対応するデバイスそれぞれに出力され、デバイスであるステッピングモータやLEDが、所定の励磁パターンや所定の点灯パターンで駆動制御される。
例えば、特許文献1に記載の遊技機は、シリアル通信装置と、LEDを駆動制御するLEDドライバとを備えている。このシリアル通信装置は、LEDの点灯パターンを規定するシリアルデータをLEDドライバに伝送するためのパルス信号、同期用のクロック信号、LEDドライバのLEDに対する駆動信号の出力状態を制御するためのイネーブル信号、などの各種信号を生成して出力するものであって、これら各種信号を出力するための複数の出力ポートを有する。ここで、各出力ポートは各種信号に1対1に対応して設けられており、スイッチング素子を有するスイッチ回路により形成されている。
そして、シリアル通信装置は、ビットデータにより構成されるシリアルデータを出力する際に、クロック信号に同期した各ビットの出力タイミングにおいて、当該ビットの内容に応じてスイッチ回路をオンまたはオフに切り換えることにより、クロック信号に同期して出力レベルがシリアルデータのビット内容に応じてH(ハイ)またはL(ロー)に切り換わるパルス信号を生成して出力する。
また、クロック信号用の出力ポートにおいて、シリアル通信装置は、予め設定されたタイミングでスイッチ回路をオンからオフまたはオフからオンに切り換えることにより、出力レベルが一定期間に例えばHとなるクロック信号を生成して出力する。さらに、イネーブル信号用の出力ポートにおいて、シリアル通信装置は、LEDドライバのLEDに対する駆動信号の出力状態を切り換えるタイミングでスイッチ回路のオン、オフを切り換えることによって、当該タイミングで出力レベルがH、L間で切り換わるイネーブル信号を生成して出力する。
そして、LEDドライバは複数の入力ポートを有し、シリアル通信装置から出力される各種信号それぞれは、LEDドライバの対応する入力ポートに入力されるようになっており、LEDドライバのクロック信号用の入力ポートに入力されるクロック信号に同期して、シリアルデータ用の入力ポートにビットデータにより構成されるシリアルデータが入力されることにより、シリアルデータがシリアル通信装置からLEDデバイスに伝送される。
すなわち、LEDドライバは、シリアル通信装置から出力されるシリアルデータを取り込む際に、シリアル通信装置からクロック信号用の入力ポートへのクロック信号に同期した各ビットの入力タイミングにおいて、シリアルデータ用の入力ポートに入力される信号のHまたはLの入力レベルに応じて、当該ビットの内容を決定し駆動信号を生成する。そして、イネーブル信号用の入力ポートにシリアル通信装置からのイネーブル信号が入力されると、LEDドライバは、生成した駆動信号をLEDに出力して、デバイスであるLEDを所定の点灯パターンで駆動制御する。
ところで、上記した従来の遊技機のように、シリアル通信装置と各種のデバイスの駆動制御用のドライバとの間でパルス信号を用いたシリアル通信によるデータ伝送を行う場合、一般には伝送速度が増大しても安定したデータ伝送を行えるように、シリアルデータやクロック信号、イネーブル信号などの各種信号をそれぞれ伝送する信号線を、プルアップ抵抗やプルダウン抵抗を介して所定の電源に接続することにより、耐ノイズ性を高める工夫がなされている。
しかしながら、遊技機の組み立ての際や移動の際の衝撃などにより、一部の信号線、例えばシリアルデータ伝送用の信号線が損傷すると、シリアルデータ伝送用の信号線に所定の電源が接続されていることから、ドライバのシリアルデータ用の入力ポートの入力レベルが所定の電源電圧によるHまたはLの基準レベルに維持されるが、クロック信号伝送用の信号線は損傷せずに正常なままであるために、ドライバのクロック信号用の入力ポートにはシリアル通信装置からのクロック信号は正常に入力されることになる。
そうすると、実際にはシリアル通信装置から出力されるシリアルデータがドライバに正常に入力されない異常が生じているにも関わらず、所定の電源により基準レベルに維持された信号がドライバに伝送され、基準レベルの信号が疑似的なシリアルデータ(以下、これを「疑似シリアルデータ」と称する場合もある)がドライバのシリアルデータ用の入力ポートに入力されることになり、以下のような不都合が生じる。
例えば、シリアルデータ用の入力ポートに基準レベル(HまたはL)の信号が入力されているときに、ステッピングモータの励磁相を励磁し、LEDを点灯するなどデバイスを駆動状態にする駆動信号がドライバにより生成されるように構成されている場合において、上記したように基準レベルに維持された信号が疑似シリアルデータとしてドライバに入力される状態では、ステッピングモータは励磁されたままになり、LEDは点灯したままとなる。特に、ステッピングモータの場合、励磁されたままの状態が長時間継続すると、リールに位置ずれが生じたり、モータの発熱により遊技機内の温度が上昇しCPUの動作が不安定になって遊技に不具合が発生したりするなどの問題がある。なお、シリアル通信装置およびドライバが互いに異なる基板に搭載されコネクタを介して接続されている場合において、遊技機の組み立てや移動時の衝撃などによってコネクタが部分的に抜けてしまうような場合にも、上記した問題が生じる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、クロック信号が入力される状態でシリアルデータが正常に入力されない場合であっても、デバイスを確実に非駆動状態に保持することが可能な遊技機を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明にかかる遊技機は、シリアルデータを出力する第1の出力端子と、クロック信号を出力する第2の出力端子とを有するシリアル通信コントローラと、第1の信号線を介して前記第1の出力端子に接続される第1の入力端子と、第2の信号線を介して前記第2の出力端子に接続される第2の入力端子とを有し、前記クロック信号に同期して前記第1の入力端子に入力される前記シリアルデータに基づいて生成した駆動信号を出力して所定のデバイスを駆動制御するドライバと、前記第1の信号線に設けられ制御端子および一端が前記第1の出力端子および前記第1の信号線にそれぞれ接続されたスイッチング素子を有するスイッチ回路と、一端が前記スイッチング素子の前記一端に接続され他端が第1の電源に接続された第1の抵抗素子と、前記クロック信号が前記第2の入力端子に入力されるが前記シリアルデータが前記第1の入力端子に正常に入力されないときに、前記ドライバの出力レベルを前記デバイスが非駆動状態となるレベルに保持する保持手段とを備えることを特徴としている。
かかる構成によれば、シリアル通信コントローラの第1の出力端子からシリアルデータがスイッチ回路のスイッチング素子の制御端子に出力され、シリアルデータに応じてスイッチング素子がオン、オフに切り換えられ、スイッチング素子のオン、オフによりシリアルデータに基づいて生成される信号が第1の信号線を介してドライバの第1の入力端子に入力され、第1の入力端子への信号により、ドライバの第2の入力端子に入力されるクロック信号に同期してシリアルデータに基づいて駆動信号が生成され、この駆動信号が所定のデバイスに出力されてデバイスが駆動制御される。このとき、クロック信号がドライバに入力されるがシリアルデータがドライバに正常に入力されない状態であれば、保持手段により、デバイスが非駆動状態となるレベルにドライバの出力レベルが保持される。したがって、シリアル通信コントローラからドライバにクロック信号が入力されるがシリアルデータが正常に入力されないという異常が生じた場合であっても、保持手段によってデバイスを確実に非駆動状態に保持することができ、デバイスを駆動状態に継続することによる不都合が生じるのを未然に防止することができる。
また、前記スイッチング素子は、オープンドレイン型またはオープンコレクタ型に接続されているとよい。
かかる構成によれば、スイッチ回路のスイッチング素子の他端が接地され、第1の抵抗素子が第1の電源およびスイッチング素子の一端に接続されることにより、スイッチング素子がプルアップされてオープンドレイン型またはオープンコレクタ型に接続される。そのため、シリアル通信コントローラからドライバにシリアルデータをシリアル通信により伝送する際の伝送速度の関係からオープンドレイン型またはオープンコレクタ型のスイッチング素子を使用する場合においても、シリアル通信コントローラからドライバにクロック信号が入力されるがシリアルデータが正常に入力されないときに、保持手段によりデバイスを確実に非駆動状態に保持することができる。
また、前記保持手段は、前記第1の抵抗素子と前記第1の入力端子との間の前記第1の信号線に直列に挿入された反転回路を有し、前記ドライバの前記第1の入力端子に前記シリアルデータが正常に入力されないときに、前記反転回路により所定レベルに維持することによって前記出力レベルを前記デバイスが非駆動状態となるレベルに保持するとよい。
かかる構成によれば、保持手段が、第1の抵抗素子とドライバの第1の入力端子との間の第1の信号線に直列に挿入された反転回路を有するため、クロック信号がドライバに入力されるがドライバの第1の入力端子にシリアルデータが正常に入力されないときには、反転回路により、ドライバの第1の入力端子の入力レベルが所定レベルに維持され、ドライバの出力レベルが、デバイスが非駆動状態となるレベルに保持される。したがって、シリアル通信コントローラからドライバにクロック信号が入力されるがシリアルデータが正常に入力されないときに、保持手段によりドライバの出力レベルをデバイスが非駆動状態となるレベルに保持することができる。
また、前記保持手段は、一端が前記第1の抵抗素子と前記第1の入力端子との間の前記第1の信号線に接続され、他端が第1の電源とは極性が異なる第2の電源に接続される第2の抵抗素子を有し、前記ドライバの前記第1の入力端子に前記シリアルデータが正常に入力されないときに、前記第2の抵抗素子により所定レベルに維持することによって前記出力レベルを前記デバイスが非駆動状態となるレベルに保持するとよい。
かかる構成によれば、保持手段が、第1の抵抗素子とドライバの第1の入力端子との間の第1の信号線、および、第1の電源とは極性が異なる第2の電源に両端が接続された第2の抵抗素子を有するため、クロック信号がドライバに入力されるがドライバの第1の入力端子にシリアルデータが正常に入力されないときに、第2の抵抗素子により、ドライバの第1の入力端子の入力レベルが第2の電源による所定レベルに維持され、ドライバの出力レベルがデバイスを非駆動状態とするレベルに保持される。したがって、シリアル通信コントローラからドライバにクロック信号が入力されるがシリアルデータが正常に入力されないときに、保持手段によりドライバの出力レベルをデバイスが非駆動状態となるレベルに保持することができる。
また、前記ドライバは、イネーブル信号が入力される第3の入力端子と、前記第3の入力端子に前記イネーブル信号が入力された場合に前記駆動信号を出力する駆動信号出力端子とを有し、前記保持手段は、前記ドライバの前記第1の入力端子に前記シリアルデータが正常に入力されないときに、前記第3の入力端子に入力される前記イネーブル信号の論理値を非活性とすることによって前記出力レベルを前記デバイスが非駆動状態となるレベルに保持するとよい。
かかる構成によれば、ドライバの第3の入力端子にイネーブル信号が入力された場合に、ドライバの駆動信号出力端子からデバイスを駆動する駆動信号が出力され、クロック信号がドライバに入力されるがドライバの第1の入力端子にシリアルデータが正常に入力されないときには、保持手段により、ドライバの第3の入力端子に入力されるイネーブル信号の論理値が非活性とされてドライバの出力レベルがデバイスを非駆動状態とするレベルに保持されるため、シリアル通信コントローラからドライバにクロック信号が入力されるがシリアルデータが正常に入力されないときに、保持手段によりドライバの出力レベルをデバイスが非駆動状態となるレベルに保持することができる。
また、前記ドライバに駆動用電圧を供給する直流電源をさらに備え、前記保持手段は、前記ドライバの前記第1の入力端子に前記シリアルデータが正常に入力されないときに、前記ドライバに駆動用電圧である前記直流電源の給電を停止することによって、前記出力レベルを前記デバイスが非駆動状態となるレベルに保持するとよい。
かかる構成によれば、クロック信号がドライバに入力されるがドライバの第1の入力端子にシリアルデータが正常に入力されないときに、保持手段により、ドライバに駆動用電圧である直流電源の給電が停止されて、ドライバの出力レベルがデバイスを非駆動状態とするレベルに保持されるため、シリアル通信コントローラからドライバにクロック信号が入力されるがシリアルデータが正常に入力されないときに、保持手段によりドライバの出力レベルをデバイスが非駆動状態となるレベルに保持することができる。
また、前記シリアルデータが前記第1の入力端子に正常に入力されないときに異常状態が発生したことを検知する検知手段と、前記検知手段により前記異常状態の発生が検知されたときに、前記ドライバの出力レベルを前記デバイスが非駆動状態となるレベルに保持するように前記保持手段を制御する制御手段とを備えるとよい。
かかる構成によれば、クロック信号がドライバに入力されるがシリアルデータがドライバの第1の入力端子に正常に入力されない異常状態が発生したことが検知手段により検知されると、制御手段により、ドライバの出力レベルがデバイスを非駆動状態とするレベルに保持するように保持手段が制御されるため、シリアル通信コントローラからドライバにクロック信号が入力されるがシリアルデータが正常に入力されないときに、保持手段によりドライバの出力レベルをデバイスが非駆動状態となるレベルに保持することができる。
また、前記ドライバは、前記第1の入力端子に入力された前記シリアルデータと同一のデータを出力するデータ出力端子を有し、前記検知手段は、前記シリアル通信コントローラの前記第1の出力端子から出力された前記シリアルデータと、前記データ出力端子の出力データとを比較して、異なるときに前記異常状態が発生したことを検知するとよい。
かかる構成によれば、検知手段により、ドライバのデータ出力端子から出力されたデータと、シリアル通信コントローラの第1の出力端子から出力されたシリアルデータとが比較され、両者が異なるときに異常状態の発生が検知されるため、クロック信号がドライバに入力されるがドライバの第1の入力端子にシリアルデータが正常に入力されない異常状態が発生したか否かを確実に検知することができる。
また、前記検知手段は、前記シリアルデータが前記第1の入力端子に正常に入力されない状態が予め定められた所定時間継続するときに前記異常状態が発生したことを検知するとよい。
かかる構成によれば、検知手段により、クロック信号がドライバに入力されるがドライバの第1の入力端子にシリアルデータが正常に入力されない状態が予め定められた所定時間継続するときに異常状態が発生したことが検知されるため、ドライバの第1の入力端子に入力されない異常状態を誤って検出することを防止でき、より確実に異常状態の発生を検知することができる。
また、前記デバイスは駆動モータであるとよい。
この場合、クロック信号がドライバに入力されるがドライバにシリアルデータが正常に入力されないときに、駆動モータが非駆動状態に保持されることになり、異常状態の発生により駆動モータが誤って駆動状態を継続することによる発熱や焼損などの不具合の発生を未然に防止することができる。
本発明によれば、シリアル通信コントローラからドライバにクロック信号が入力されるがシリアルデータが正常に入力されないという異常が生じた場合であっても、保持手段によってデバイスを確実に非駆動状態に保持し、デバイスを駆動状態に継続することによる不都合が生じるのを未然に防止することができる。
<第1実施形態>
本発明の遊技機をスロットマシンに適用した第1実施形態について、図1ないし図5を参照して説明する。なお、本実施形態では、後に詳述するように左・中・右の各リールの前方に設けられた演出用のシャッターを開閉駆動するステッピングモータをデバイスとし、このステッピングモータを制御する構成を備えたスロットマシンを例示している。
本発明の遊技機をスロットマシンに適用した第1実施形態について、図1ないし図5を参照して説明する。なお、本実施形態では、後に詳述するように左・中・右の各リールの前方に設けられた演出用のシャッターを開閉駆動するステッピングモータをデバイスとし、このステッピングモータを制御する構成を備えたスロットマシンを例示している。
(スロットマシンの概要)
図1に示すスロットマシン1は、メダルなどの遊技媒体が規定数投入されることを条件とする遊技者の操作に基づいて一回の遊技が実行されるものであって、筐体3の前面が前面扉5により開閉自在に閉塞され、この前面扉5のほぼ中央高さの位置に操作板7が配設されると共に、この操作板7の上方に正面板9が配設されている。
図1に示すスロットマシン1は、メダルなどの遊技媒体が規定数投入されることを条件とする遊技者の操作に基づいて一回の遊技が実行されるものであって、筐体3の前面が前面扉5により開閉自在に閉塞され、この前面扉5のほぼ中央高さの位置に操作板7が配設されると共に、この操作板7の上方に正面板9が配設されている。
この正面板9には横長矩形の表示窓11が設けられている。また、図2に示すように、表示窓11の内側には複数種類の図柄を可変表示する左・中・右リール13L,13M,13Rが配置されている。左・中・右リール13L,13M,13Rには、例えば「赤7」「白7」「BAR」「ベル(BE)」「リプレイ(RP)」「オレンジ(OR)」「チェリー(CH)」「ハナ(HA)」「ナマズ(NA)」の複数種類(本実施形態では9種類)の図柄が合計21個、所定の配列でそれぞれ設けられている。ここで、各図柄には、0番から20番までのコマ番号が順に付されている。
そして、例えば、コマ番号0番から20番までの図柄が印刷されたリールテープがリールの周面に貼り付けられて各リール13L,13M,13Rがそれぞれ形成される。そして、各リール13L,13M,13Rが回転すると、コマ番号20番、19番、…、0番、20番、…の順に複数の図柄がそれぞれ表示窓11越しに視認可能な状態で変動表示される。表示窓11からは、各リール13L,13M,13Rの回転が停止すると、図柄が上段、中段および下段にそれぞれ1個の合計3個ずつ覗くように設定されている。すなわち、3個すべての各リール13L,13M,13Rが停止すると、縦3列横3行に配列された合計9個の図柄が表示窓11に停止表示されるようになっている。
また、各リール13L,13M,13Rをそれぞれ独立して回転駆動できるように、各リール13L,13M,13Rには、それぞれステッピングモータにより構成されるリールモータ14L,14M,14R(図4参照)が連結されている。
さらに、操作板7には、遊技者所有の遊技媒体として内部に貯留されているクレジットメダルから1枚ずつのメダル投入を指示するためのベットスイッチ15、クレジットメダルから1ゲーム(遊技)あたりの最大投入枚数(本実施形態では、遊技状態に応じて1枚または3枚に設定されている)のメダル投入を指示するための最大ベットスイッチ17、各リール13L,13M,13Rの回転を開始させるための操作レバーを有するスタートスイッチ19、左・中・右リール13L,13M,13Rの回転をそれぞれ停止させるための左・中・右ストップスイッチ21L,21M,21R、クレジットメダルを払い出すための精算スイッチ23、およびメダル投入口25が設けられている。
また、正面板9の上方のほぼ中央には、映像などを表示して遊技者に当選や入賞などを告知する演出を行うための液晶表示器27が設けられ、液晶表示器27のすぐ上方には、各種の入賞図柄が表示された説明パネル29が設けられ、これら液晶表示器27および説明パネル29の左右には、音楽などによる演出を行うためのスピーカ31L,31Rがそれぞれ設けられている。また、説明パネル29およびスピーカ31L,31Rの上部には中央ランプ部33Mが配設され、その左右には左・右ランプ部33L,33Rがそれぞれ配設されている。各ランプ部33M,33L,33Rには、それぞれLED(発光ダイオード)などの光源が配設されている。これらのランプ部33M,33L,33Rは一体的に形成され、遊技者に当選や入賞を告知するなどの演出を行うための上部ランプ部33を構成している。
また、操作板7の下方には、装飾画などが表示された下部パネル35が設けられ、この下部パネル35の左右には、それぞれ複数の光源が例えば2列に並んで配置された下部ランプ部37L,37Rが設けられている。また、下部パネル35の下方には、メダルの払出口39や、この払出口39から払い出されるメダルを受けるメダル受け41が設けられている。また、正面板9には入賞ラインが描かれ、正面板9の左下隅にはクレジットメダルの貯留枚数を表示するクレジット表示器45が配設されている。このクレジット表示器45は、例えば2個の7セグメントLEDで構成され、2桁の貯留枚数(最大で50枚)が表示可能になっている。
各リール13L,13M,13Rは、筐体3の内部に設けられた支持枠体により支持され、支持枠体は筐体3の背壁に固定されており、支持枠体の下方には、メダルを払出口39に排出するためのホッパーユニット43(図4参照)が配設されている。また、メダル投入口25付近の裏面側には、メダル投入口25に投入されたメダルが正規のものか否かを選別して正規のメダルのみをホッパーユニット43に導くメダルセレクタ48(図4参照)が配設されている。また、ホッパーユニット43の横には操作ボックスが配設されて筐体3の左側壁に固定されており、この操作ボックスには、電源のオンオフを切り換える電源スイッチが設けられるとともに、役抽選における当選役への当選確率の高低を設定するための設定変更処理のためのキーシリンダおよび押しボタン式の設定変更ボタンが設けられている。
ところで、図2に示すように、筐体3内には役物として長矩形状の板状体からなるシャッター50が設けられ、このシャッター50は、各リール13L,13M,13Rの前方に設定された前方位置に移動可能に配置されている。そして、図2(c)に示すように、シャッター50の前方位置は表示窓11の真後ろの位置に設定され、シャッター50は、この前方位置と前方位置から上方に退避した同図(a)の退避位置との間において、同図(b)の状態を経て上下方向に移動可能に後述する支持機構により支持されており、シャッター50が上下に移動することにより、各リール13L,13M,13R上の図柄が見えたり遮蔽されたりする演出が行われる。
ここで、シャッター50を支持する支持機構は、図3に示すように構成され、上下方向に長尺の支持体51に板状のシャッター50の左端部が固定され、支持体51の裏面側には、ピニオンギヤ101bに噛合するラックが形成され、本発明におけるデバイスであるステッピングモータから成る駆動モータ101の回転軸101aに固定されたピニオンギヤ101bに支持体51のラックが噛合し、駆動モータ101が回転駆動されることにより、モータ101aの回転運動がピニオンギヤ101bおよびラックにより支持体51の上下運動に変換され、シャッター50が上下に移動するようになっている。なお、シャッター50の支持機構は、駆動モータ101の回転によりシャッター50が上下移動するものであればどのような構成であってもよい。
そして、スロットマシン1の遊技状態に応じて駆動モータ101が駆動制御されることにより、図2(a)〜図2(c)それぞれに示すようにシャッター50の位置が切り換えられ、遊技者の興趣を高めるための演出が行われる。さらに、シャッター50の下端縁部には、LEDなどの複数の光源102aが配設されて形成されたランプ部102が設けられている。ランプ部102は、シャッター50の移動に応じて所定の点灯パターンで駆動制御され、ランプ部102の点灯、消灯によっても遊技状態に応じた演出が行われるようになっている。
ところで、図1のスロットマシン1の電気的構成は、図4に示すようになっている。図4において、投入センサ53は、筐体3内部のメダル投入口25の近傍に設けられ、メダル投入口25に投入されたメダルを1枚ずつ検出するものであり、払出センサ54は、ホッパーユニット43の出口に設けられ、払出口39に払い出されるメダルを1枚ずつ検出するものである。
図4に示す左・中・右位置センサ55L,55M,55Rは、左・中・右リール13L,13M,13Rの回転位置をそれぞれ検出するものであり、例えば左・中・右リール13L,13M,13Rにそれぞれ設けられた突起部を検出するフォトインタラプタからなり、左・中・右リール13L,13M,13Rが回転すると、一周ごとに突起部を検出してその検出信号をメイン制御基板63に出力する。このとき、例えば左・中・右位置センサ55L,55M,55Rが上記突起部を検出したときに、それぞれコマ番号20番の図柄が表示窓11の中段に位置するような構成になっている。また、ホッパーモータ57はホッパーユニット43に配設されており、このホッパーモータ57の駆動により、メダルが払出口39に向けて払い出される。
そして、図4に示すように、スロットマシン1では、遊技に関する制御を行うメインCPU61が実装されたメイン制御基板63と、遊技に関連する演出の制御を行うサブCPU71が実装されたサブ制御基板73とが別々に設けられている。
(メイン制御基板)
メイン制御基板63はメインCPU61、ROM65およびRAM67を有し、メインCPU61は、タイマ割込などの割込機能を有し、ROM65に記憶された遊技機用プログラムを実行することにより、遊技の進行に関する各部の制御を行う。このROM65は、予め設定されたデータ(役抽選テーブル、停止テーブル)を含む遊技機用プログラム(スロットマシン1用のプログラム)を記憶する。また、メインCPU61は、スロットマシン1の遊技状態を示すデータや、役抽選手段の役抽選結果等の遊技の進行に関するデータなど、種々のデータをコマンド形式でサブ制御基板73(サブCPU71)に送信する。
メイン制御基板63はメインCPU61、ROM65およびRAM67を有し、メインCPU61は、タイマ割込などの割込機能を有し、ROM65に記憶された遊技機用プログラムを実行することにより、遊技の進行に関する各部の制御を行う。このROM65は、予め設定されたデータ(役抽選テーブル、停止テーブル)を含む遊技機用プログラム(スロットマシン1用のプログラム)を記憶する。また、メインCPU61は、スロットマシン1の遊技状態を示すデータや、役抽選手段の役抽選結果等の遊技の進行に関するデータなど、種々のデータをコマンド形式でサブ制御基板73(サブCPU71)に送信する。
また、メイン制御基板63のRAM65は、スロットマシン1の遊技状態を示すデータや、役抽選手段の役抽選結果等の遊技の進行に関するデータなどを一時的に記憶するものであり、その他に投入センサ53により検出されたメダルの枚数やクレジットメダルの枚数等も記憶する。
一方、サブ制御基板73はサブCPU71およびメモリ75を有し、メモリ75は、各種データを一時的に記憶するRAM部と、演出用の各種プログラムなどを記憶するROM部とを備えており、サブCPU71は、タイマ割込などの割込機能を有し、メインCPU61から送信されるスロットマシン1の遊技の進行に関する各種のデータに基づき、メモリ75に格納された演出用のプログラムを実行し、遊技の進行に関連する演出の内容を決定する。
また、サブCPU71は、決定した演出の内容に基づき、サブ制御基板73が有するI/Oポートを介して液晶表示器27やスピーカ31L,31R、上部ランプ部33、下部ランプ部37L,37Rおよび動作制御部100などの制御を行う。ここで、動作制御部100は、上記したようにシャッター50を上下動する駆動モータ101の駆動、および、ランプ部102の点灯、消灯に関する制御を司り、サブ制御基板73のサブCPU71からの信号に基づきこれらの制御を行う。
(サブ制御基板および動作制御部)
サブ制御基板73および動作制御部100の接続関係および各々の具体的な電気的構成は、図5に示すようになっている。そして、サブ制御基板73と動作制御部100との間で何らかの接続不良が生じた場合におけるデバイスの異常防止策を施したことが本発明の最大の特徴であり、以下にその特徴的構成について説明する。
サブ制御基板73および動作制御部100の接続関係および各々の具体的な電気的構成は、図5に示すようになっている。そして、サブ制御基板73と動作制御部100との間で何らかの接続不良が生じた場合におけるデバイスの異常防止策を施したことが本発明の最大の特徴であり、以下にその特徴的構成について説明する。
1.サブ制御基板73
サブ制御基板73は、メイン制御基板63から遊技の進行に関するデータが所定の形式の通信コマンドとして送信されるとこれを受信し、メイン制御基板63の動作や状態に応じた演出を行うために、サブ制御基板73は、メモリ75に格納されたプログラムの実行により実現される機能、ハードウェアにより実現される機能、これらの組み合わせにより実現される機能など、種々の機能を備えている。特に、図5に示すように、ランプ部102およびシャッター50の移動制御のための駆動モータ101の動作をそれぞれ制御するためのドライバ110,120が動作制御部100に設けられ、サブ制御基板73は、これらドライバ110,120にシリアルデータから成る制御指令を送信する通信部77を備えており、サブ制御基板73側のコネクタ87と動作制御部100側のコネクタ103とがコネクタ付ケーブル88により接続されている。
サブ制御基板73は、メイン制御基板63から遊技の進行に関するデータが所定の形式の通信コマンドとして送信されるとこれを受信し、メイン制御基板63の動作や状態に応じた演出を行うために、サブ制御基板73は、メモリ75に格納されたプログラムの実行により実現される機能、ハードウェアにより実現される機能、これらの組み合わせにより実現される機能など、種々の機能を備えている。特に、図5に示すように、ランプ部102およびシャッター50の移動制御のための駆動モータ101の動作をそれぞれ制御するためのドライバ110,120が動作制御部100に設けられ、サブ制御基板73は、これらドライバ110,120にシリアルデータから成る制御指令を送信する通信部77を備えており、サブ制御基板73側のコネクタ87と動作制御部100側のコネクタ103とがコネクタ付ケーブル88により接続されている。
この通信部77は、図5に示すように、シリアル通信コントローラ80と、オープンコレクタ(またはオープンドレイン)型の出力ポートP1,P2をそれぞれ形成するスイッチ回路81,82とを備える。そして、シリアル通信コントローラ80は、動作制御部100に設けられた駆動モータ101の励磁パターンやランプ部102の点灯パターンを規定するシリアルデータを出力する出力端子dO1(本発明の第1の出力端子)と、クロック信号を出力する出力端子cO1(本発明の第2の出力端子)とを有する。
スイッチ回路81は、NPNバイポーラトランジスタ(またはNチャネル電界効果トランジスタ)から成るスイッチング素子83を有し、スイッチング素子83は、制御端子B(ベース)が入力抵抗rを介して出力端子dO1に接続され、一端C(コレクタ)がシリアルデータ用の出力ポートP1を介して基板側データ線85(本発明の第1の信号線)に接続され、他端E(エミッタ)が接地されることにより、オープンコレクタ型に接続されている。なお、Nチャネル電界効果トランジスタの場合、制御端子Bはゲート、一端Cはドレイン、他端Eはソースとなり、スイッチング素子83はオープンドレイン型に接続される。
他方、スイッチ回路82も同様に、NPNバイポーラトランジスタまたはNチャネル電界効果トランジスタ)から成るスイッチング素子84を有し、スイッチング素子84は、制御端子B(ベース)が入力抵抗rを介して出力端子cO1に接続され、一端C(コレクタ)がクロック信号用の出力ポートP2を介して基板側クロック線86(本発明の第2の信号線)に接続され、他端E(エミッタ)が接地されることにより、オープンコレクタ型に接続されている。なお、Nチャネル電界効果トランジスタの場合、制御端子Bはゲート、一端Cはドレイン、他端Eはソースとなり、スイッチング素子84はオープンドレイン型に接続される。
また、基板側データ線(第1の信号線)85および基板側クロック線(第2の信号線)86は、それぞれ、プルアップ抵抗R1,R2を介して所定電圧(例えば、5V)の電源V1に接続され、それぞれ、サブ制御基板73に設けられた外部接続用のコネクタ87に接続されている。
そして、通信部77のシリアル通信コントローラ80は、シリアルデータ用の出力端子dO1ポートから“1”,“0”のビットデータにより構成されるシリアルデータをクロック信号に同期して出力し、クロック信号に同期した各ビットの出力タイミングにおいて、当該ビットの内容に応じてスイッチ回路81のスイッチング素子83をオン、オフに切り換える。
例えば、通信部77から伝送されるビットが”1”であるときは、出力ポートP1から出力されるパルス信号の出力レベルがH(ハイ)となるように、スイッチ回路81のスイッチング素子83をオフする信号がシリアル通信コントローラ80の出力端子dO1から出力される一方、通信部77から伝送されるビットが”0”であるときは、出力ポートP1から出力されるパルス信号の出力レベルがL(ロー)となるように、スイッチ回路81のスイッチング素子83をオンする信号がシリアル通信コントローラ80の出力端子dO1から出力される。
また、通信部77は、シリアル通信コントローラ80のクロック信号用の出力端子cO1から、予め設定された所定周期でスイッチ回路82のスイッチング素子84をオン、オフに切り換える信号が出力される。これにより、出力レベルが所定クロック周期の間の一定期間に例えばHとなるクロック信号が生成され、このクロック信号が出力ポートP2から後段の動作制御部100のドライバ110,120に伝送される。こうして、クロック信号に同期して、出力レベルがシリアルデータの各ビットの内容に応じてHおよびLのいずれか切り換わる信号が通信部77により生成される。そして、この信号が通信部77の出力ポートP1から出力され、デバイスを制御するためのシリアルデータが動作制御部100のドライバ110,120にシリアル伝送される。
2.動作制御部100
動作制御部100は、ランプ部102に設けられた各光源102aを駆動制御するドライバ110と、駆動モータ101を駆動制御するドライバ120と、本発明の保持手段である反転回路130と、コネクタ103とを備えている。
動作制御部100は、ランプ部102に設けられた各光源102aを駆動制御するドライバ110と、駆動モータ101を駆動制御するドライバ120と、本発明の保持手段である反転回路130と、コネクタ103とを備えている。
ドライバ110は、通信部77の出力ポートP1からのシリアルデータが入力される入力端子dI2と、通信部77の出力ポートP2からのクロック信号が入力される入力端子cI2と、入力端子dI2に入力されるシリアルデータと同一のデータ内容の信号を出力する出力端子dO2と、ランプ部102の各光源102aの駆動用の駆動信号を出力する出力端子O2a,O2b,O2cとを有する。
さらに、コネクタ103とドライバ110の入力端子dI2とが制御部側データ線104(本発明の第1の信号線)を介して接続され、コネクタ103とドライバ110の入力端子cI2とが制御部側クロック線105(本発明の第2の信号線)を介して接続される。
また、プルアップ抵抗R3,R4の一端が、制御部側データ線104および制御部側クロック線105にそれぞれ接続され、プルアップ抵抗R3,R4の他端がともに、本発明の第1の電源である所定電圧(例えば、5V)の電源V2にそれぞれ接続されている。ここで、プルアップ抵抗R3が、本発明の第1の抵抗素子に相当する。
さらに、各出力端子O2a〜O2cそれぞれに、直列接続された2個の光源102aのカソード側が接続され、アノード側が直流電源E1に接続されており、各出力端子O2a〜O2cからHの駆動信号が出力されると、Hの駆動信号を出力する出力端子に接続された光源102aが消灯し、各出力端子O2a〜O2cからLの駆動信号が出力されると、Lの駆動信号を出力する出力端子に接続された光源102aが点灯することになる。
ドライバ120は、通信部77の出力ポートP1からのシリアルデータが入力される入力端子dI3(本発明の第1の入力端子)と、通信部77の出力ポートP2からのクロック信号が入力される入力端子cI3(本発明の第2の入力端子)と、駆動モータ101の駆動用の駆動信号を出力する出力端子O3a,O3bとを有する。そして、通信部77の出力ポートP1からのシリアルデータと同一のデータを出力するドライバ110の出力端子dO2と、ドライバ120の入力端子dI3とが制御部側データ線106(本発明の第1の信号線)を介して接続され、コネクタ103と入力端子cI3とが制御部側クロック線105を介して接続されている。
また、ドライバ120の両出力端子O3a,O3bそれぞれに、駆動モータ101の励磁相A,Bそれぞれの一端が接続され、励磁相A,Bそれぞれの他端は直流電源E2に接続されているため、両出力端子O3a,O3bからHの駆動信号が出力されると、Hの駆動信号が出力されている出力端子に接続された励磁相が非励磁となり、Lの駆動信号が出力されると、Lの駆動信号が出力されている出力端子に接続された励磁相が励磁される。
また、上記したように、サブ制御基板73のコネクタ87と、動作制御部100のコネクタ103とがコネクタ付ケーブル88により接続されるため、基板側データ線85、コネクタ付ケーブル88、制御部側データ線104,106を介して、通信部77のシリアルデータ用の出力ポートP1と、ドライバ110,120それぞれのシリアルデータ用の入力端子dI2,dI3とが接続されるとともに、基板側クロック線86、コネクタ付ケーブル88、制御部側クロック線105を介して、通信部77のクロック信号用の出力ポートP2と、ドライバ110,120それぞれのクロック信号用の入力端子cI2,cI3とが接続される。
動作制御部100のドライバ110,120は、上記したように構成されているため、ドライバ110,120のクロック信号用の入力端子cI2,cI3にそれぞれ入力されるクロック信号に同期して、シリアルデータ用の入力端子dI2,dI3それぞれにシリアルデータが入力される。具体的には、ドライバ110,120それぞれは、通信部77の出力ポートP1から出力されるシリアルデータを取り込む際に、クロック信号用の入力端子cI2,cI3への通信部77からのクロック信号に同期したタイミングで、シリアルデータ用の入力端子dI2,dI3それぞれに入力されるシリアルデータのレベルのHまたはLに応じて、シリアルデータのビット内容を決定する。
続いて、ドライバ110,120それぞれは、上記したように入力されるビット構成のシリアルデータに基づく駆動信号を生成し、所定のタイミングで、生成した駆動信号を各出力端子O2a〜O2cおよび出力端子O3a,O3bから出力する。これにより、ドライバ110は、所定の点灯パターンでランプ部102を駆動制御し、ドライバ120は、所定の励磁パターンでステッピングモータから成る駆動モータ101を駆動制御する。
ここで、ドライバ110,120は、出力端子O2a〜O2cのうちのいずれかに接続された光源102a、および、出力端子O3a,O3bのいずれかに接続された励磁相AまたはBの動作状態を規定するビット内容のシリアルデータが入力されるタイミングにおいて、シリアルデータ用の入力端子dI2,dI3それぞれのレベルがHであれば、当該出力端子からLの駆動信号を出力することにより、その出力端子に接続されている光源および励磁相をそれぞれ点灯および励磁状態にする。一方、ドライバ110,120は、シリアルデータ用の入力端子dI2,dI3それぞれのレベルがLであれば、当該出力端子からHの駆動信号を出力することにより、その出力端子に接続されている光源および励磁相をそれぞれ消灯および非励磁状態にする。
また、図5に示す本発明の保持手段に相当する反転回路130は、ドライバ110の出力端子dO2とドライバ120の入力端子dI3とを接続する制御部側データ線106に直列に挿入されており、これにより通信部77の出力ポートP1からドライバ110の入力端子dI2に入力されるシリアルデータと同じデータがドライバ110の出力端子dO2から出力され、さらに反転回路130によりレベルが反転されてドライバ120の入力端子dI3に入力される。
3.動作
次に、図5に示す通信部77および動作制御部100の動作の一例について説明する。
次に、図5に示す通信部77および動作制御部100の動作の一例について説明する。
まず、通信部77は、それぞれランプ部102の点灯パターンを規定する予め設定された複数のシリアルデータのうち、ドライバ110に伝送するシリアルデータ(以下では、「点灯パターン」と称する)と、それぞれ駆動モータ101の励磁パターンを規定する予め設定された複数のシリアルデータのうち、ドライバ120に伝送するシリアルデータ(以下では、「励磁パターン」と称する)とを決定する。
続いて、通信部77は、図5では図省略されている通信部77からドライバ110,120へのイネーブル信号ENを活性状態にすることにより、点灯パターンを出力ポートP1から出力する。ドライバ110は、通信部77の出力ポートP1から出力された点灯パターンを受信し、受信した点灯パターンに基づき駆動信号を生成して各出力端子O2a〜O2cから出力し、ランプ部102を通信部77から伝送された点灯パターンで駆動制御する。
また、通信部77は、イネーブル信号ENを活性状態にすることにより、励磁パターンを出力ポートP1から出力する。ドライバ120は、通信部77の出力ポートP1から出力された励磁パターンを受信し、受信した励磁パターンに基づき駆動信号を生成して各出力端子O3a,O3bから出力し、駆動モータ101を通信部77から伝送された励磁パターンで駆動制御する。ここで、通信部77の出力ポートP1から出力される励磁パターン(シリアルデータ)については、反転回路130により反転された状態でドライバ120の入力端子dI3に入力されるため、通信部77の出力ポートP1からは、反転回路130がない場合のシリアルデータを反転したシリアルデータ(励磁パターン)が出力される。なお、ドライバ110,120がデータ線に対して並列に接続されている場合には、通信部77からドライバ110,120を指定するアドレスデータを出力ポートP1から出力し、その後アドレスデータにより指定したドライバに点灯パターンや励磁パターンのデータを出力すればよい。
ところで、スロットマシン1の組み付けの際や移動の際の衝撃により、コネクタ付ケーブル88とコネクタ87,103との接続が一部で外れたり、信号線85,86,104,105,106の一部が破損したりすることがあるが、例えばクロック信号伝送用のクロック線86,105は正常な状態であるものの、動作制御部100のプルアップ抵抗R3よりも上流側のデータ線85,104に断線が生じた場合には、ドライバ110,120それぞれのクロック信号用の入力端子cI2,cI3には、通信部77の出力ポートP2からのクロック信号が正常に入力される一方、通信部77の出力ポートP1からの正常なシリアルデータがシリアルデータ用の入力端子dI2,dI3それぞれに入力されない異常事態が生じることになる。
このような異常事態が生じても、上記しように、制御部側データ線104にプルアップ抵抗R3を介して電源V2が接続されていることから、ドライバ110のシリアルデータ用の入力端子dI2の入力レベルはHに維持され、ドライバ120のシリアルデータ用の入力端子dI3の入力レベルは反転回路130によりLに維持されるため、実際には通信部77の出力ポートP1からの正常なシリアルデータが入力端子dI2,dI3それぞれに入力されないにも関わらず、Hの信号がドライバ110の入力端子dI2に常時入力されて出力端子O2a〜O2cがLとなって光源102a〜102cが常時点灯状態になるとともに、Lの信号がドライバ120の入力端子dI3に常時入力されて出力端子O3a,O3bがHとなり、駆動モータ101の励磁相A,Bが非励磁状態になって駆動モータ101が非駆動状態に維持される。
したがって、ドライバ110では、クロック信号に同期したタイミングでプルアップ抵抗R3によるHの信号が入力端子dI2に連続して入力されることになり、各出力端子O2a〜O2cの出力レベルが各光源102aを点灯(駆動)状態にするLに保持される。一方、ドライバ120では、クロック信号に同期したタイミングで、プルアップ抵抗R3によるHの信号を反転回路130によりLに反転した信号が入力端子dI3に連続して入力されることになり、出力端子O3a,O3bの出力レベルが駆動モータ101の励磁相A,Bを非励磁にして駆動モータ101を非駆動状態にするHに保持されるため、連続励磁による温度上昇を防止することができる。
なお、本実施形態では、通信部77は、シリアルデータ用の出力ポートP1からアドレスデータを出力することにより、シリアルデータの伝送先のドライバ110,120のいずれかを指定するようにした場合について説明したが、別途、専用の信号線により転送先のデバイスを指定するための選択信号を出力することにより、シリアルデータの伝送先のドライバを指定するようにしてもよい。
以上のように、第1実施形態によれば、コネクタの接続不良等により、シリアル通信コントローラ80からのクロック信号はドライバ110,120それぞれに正常に入力されるが、シリアルデータがドライバ110,120それぞれに正常に入力されない異常事態が生じたときに、プルアップ抵抗R3によりHに保持されたドライバ110の入力端子dI2への信号と同じHの信号が出力端子dO2から出力され、このHの信号が反転回路130によりLに反転されてドライバ120の入力端子dI3に入力されるため、ドライバ120の駆動信号の出力レベルを駆動モータ101の励磁相A,Bを非励磁状態にするHに保持し、駆動モータ101を確実に非駆動状態に保持することができる。そのため、駆動モータ101の励磁相A,Bが継続的に励磁状態になることによる発熱などの不具合を確実に防止することができる。
また、コネクタの接続不良等により、シリアル通信コントローラ80からのクロック信号はドライバ110,120それぞれに正常に入力されるが、シリアルデータがドライバ110,120それぞれに正常に入力されない異常事態が生じたときに、プルアップ抵抗R3によりドライバ110の入力端子dI2の入力レベルがHに維持されるため、ドライバ110の駆動信号の出力レベルを各光源102aが駆動状態になるLに保持し、各光源102を点灯状態に保持することができる。そのため、各光源102aが本来点滅駆動されるべきものがすべて点灯状態にあることから、光源102aの点灯状態を見ることによって何らかの異常が生じていると判断することが可能になる。
さらに、スイッチング素子83の他端Eが接地され、プルアップ抵抗R1がスイッチング素子83の一端C(基板側データ線85)に接続されることにより、スイッチング素子83がオープンコレクタ型(またはオープンドレイン型)に接続されていても、コネクタの接続不良等により、シリアル通信コントローラ80からのクロック信号はドライバ110,120それぞれに正常に入力されるが、シリアルデータがドライバ110,120それぞれに正常に入力されない異常事態が生じたときに、駆動モータ101を確実に非駆動状態に保持することができる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態について図6を参照して説明する。
本発明の第2実施形態について図6を参照して説明する。
第2実施形態において、上記した第1実施形態と相違するのは、図6に示すように、動作制御部100にドライバ110およびランプ部102が設けられておらず、コネクタ103に接続された制御部側データ線104が反転回路130を介してドライバ120のシリアルデータ用の入力端子dI3に接続されている点である。その他の構成および動作は、上記した第1実施形態と同様であるため説明は省略する。
図6に示す構成であっても、上記した第1実施形態と同様に、クロック信号がドライバ120に入力されるがシリアルデータが正常に入力されない異常事態が生じたときに、反転回路130により、動作制御部100のドライバ120の入力端子dI3の入力レベルをLに維持することによって、ドライバ120の駆動信号の出力レベルを駆動モータ101の励磁相A,Bが非励磁状態にするHに保持し、駆動モータ101を確実に非駆動状態に保持することができる。
<第3実施形態>
図7を参照して本発明の第3実施形態について説明する。なお、第3実施形態において、上記した第1実施形態と相違するのは、第1実施形態における反転回路130に代え、図7に示すように、制御部側データ線106により伝送されるシリアルデータ(パルス信号)を反転させない非反転状態と、反転させる反転状態とを切換可能に構成された反転回路131(本発明の「保持手段」に相当)、および、反転回路131の切換制御を行う制御手段140を設けた点である。
図7を参照して本発明の第3実施形態について説明する。なお、第3実施形態において、上記した第1実施形態と相違するのは、第1実施形態における反転回路130に代え、図7に示すように、制御部側データ線106により伝送されるシリアルデータ(パルス信号)を反転させない非反転状態と、反転させる反転状態とを切換可能に構成された反転回路131(本発明の「保持手段」に相当)、および、反転回路131の切換制御を行う制御手段140を設けた点である。
そして、上記したような異常が発生していない状態では、反転回路131は非反転状態に切り換えられており、ドライバ110の入力端子dI2に入力されるシリアルデータと同じく、ドライバ120の入力端子dI3に対して通信部77から反転されないシリアルデータが入力される。また、反転回路131の切り換えを制御する制御手段140にはカウンタ140aが設けられ、このカウンタ140aのカウント値に基づき、クロック信号がドライバ120に入力されるがドライバ120の入力端子dI3にシリアルデータが正常に入力されない異常状態の発生が制御手段140により検知されたときに、反転回路131が制御手段140により非反転状態から反転状態に切換制御される。
すなわち、反転回路131は、図5に示す反転回路130と同様に、ドライバ110の出力端子dO2とドライバ120の入力端子dI3とを接続する制御部側データ線106に直列に挿入され、制御手段140から反転回路131の制御端に切換信号CSが入力されると、反転回路131は非反転状態から反転状態に切り換わる。
ところで、図7に示すように、制御手段140にはカウンタ140aが設けられ、制御手段140の第1の入力端は制御部側クロック線105に接続されてシリアル通信コントローラ80からのクロック信号が入力され、制御手段140の第2の入力端は制御部側データ線106に接続されてドライバ120へのシリアルデータが分岐して入力される。そして、例えば上記した第1実施形態において説明したのと同様に、クロック信号がドライバ120に入力されるがシリアルデータが正常に入力されない異常事態が生じたときに、異常初期には、制御回路140から反転信号CSが反転回路131に入力されず、反転回路131は非反転状態に切り換わった状態にあり、ドライバ110の出力端子dO2からのプルアップ抵抗R3により電源V2の電圧にプルアップされたHの信号がドライバ120の入力端子dI3に入力される。
ここで、制御手段140のカウンタ140aは、ドライバ120の入力端子dI3がHになってからのクロック信号のクロック数をカウントし、入力端子dI3の入力レベルがHに保持されている時間、つまりクロック信号がドライバ120に入力されるがシリアルデータが正常に入力されなくなってからの経過時間を計時する。
そして、上記したカウンタ140aによる計時時間が予め定められた所定時間以上になると、制御手段140により、シリアルデータがドライバ120の入力端子dI3に入力されない異常状態が発生したと判断されることによって異常検知され、制御手段140から反転信号CSが反転回路131に出力されて反転回路131が反転状態に切り換わり、ドライバ120の入力端子dI3の入力レベルがHからLに反転することにより、ドライバ120の駆動信号の出力レベルが駆動モータ101の励磁相A,Bを非励磁状態にするHに保持され、これにより上記した第1実施形態と同様に駆動モータ101は確実に非駆動状態に維持される。ここで、カウンタ14aを備えた制御手段140が本発明の「検知手段」に相当する。
したがって、上記した第3実施形態によれば、クロック信号がドライバ120に入力されるがシリアルデータがドライバ120の入力端子dI3に入力されない状態が所定時間以上継続すると、制御手段140により異常の発生が検知されて反転回路131が反転状態に切り換えられるため、制御手段140により、ドライバ120の駆動信号の出力レベルを、駆動モータ101が非駆動状態となるHに保持することができ、駆動モータ101を確実に非駆動状態に保持することができる。また、通常状態では反転回路131は動作しないため、上記した第1実施形態のように、通信部77から出力されるデータの反転制御が不要になって制御の簡略化を図ることができる。
さらに、シリアルデータがドライバ120の入力端子dI3に入力されない状態が所定時間継続すれば異常を検知するため、ノイズ等により瞬間的にシリアルデータがドライバ120の入力端子dI3に入力されない状態を異常と誤って判断することを防止でき、制御手段140による異常状態の誤検出を未然に防止することができる。また、例えばサブ制御基板73のサブCPU71が熱暴走等することにより、通信部77から、クロック信号とシリアルデータとが出力され続けるという異常が生じた場合に、カウンタ140aのカウント値に基づいて制御手段140によりこの異常を検知し、ドライバ120の駆動信号の出力レベルを駆動モータ101が非駆動状態となるHレベルに保持するように反転回路131を制御することもできる。
<第4実施形態>
本発明の第4実施形態について図8を参照して説明する。
本発明の第4実施形態について図8を参照して説明する。
第4実施形態が、上記した第1実施形態と相違するのは、図8に示すように、ランプ部102用の3個のドライバ110a,110b,110cと、駆動モータ101用のドライバ120とが、制御部側データ線106a,106b,106c(本発明の「第1の信号線」に相当)により直列に接続され、図5の反転回路130に代えて、各制御部側データ線106a,106b,106cそれぞれに、プルダウン抵抗R5,R6,R7(本発明の「第2の抵抗素子」、「保持手段」に相当)がそれぞれ接続されている点である。
このように、第4実施形態ではドライバ120の前段に反転回路130が設けられていないので、上記した第3実施形態と同様に、ドライバ120に対して通信部77から反転されていない状態のシリアルデータが伝送される。なお、その他の構成および動作は上記した第1実施形態と同様であるため、同一符号を引用することによりその他の構成および動作の説明を省略し、以下の説明では、主として上記した第1実施形態と異なる点について説明する。
各ドライバ110a〜110cは、いずれも図5に示すドライバ110とほぼ同様に構成され、各々の出力端子O2aにランプ部102が接続されている。また、プルアップ抵抗R3の後段のドライバ110aの出力端子dO2とドライバ110bの入力端子dI2とを接続する制御部側データ線106aにプルダウン抵抗R5の一端が接続され、ドライバ110bの出力端子dO2とドライバ110cの入力端子dI2とを接続する制御部側データ線106bにプルダウン抵抗R6の一端が接続され、ドライバ110cの出力端子dO2とドライバ120の入力端子dI3とを接続する制御部側データ線106cにプルダウン抵抗R7の一端が接続され、各プルダウン抵抗R5,R6,R7の他端が、プルアップ抵抗R3に接続された電源V2とは極性が異なる電源V3(本発明の「第2の電源」に相当)に接続されている。
そして、クロック信号がドライバ120に入力されるがシリアルデータがドライバ120の入力端子dI3に正常に入力されない異常事態が生じた場合、例えば動作制御部100のプルダウン抵抗R5よりも上流側の制御部側データ線106aが断線した状態になり、通信部77の出力ポートP1から出力されるシリアルデータが、断線箇所よりも下流側のドライバ110b,110c,120の入力端子dI2,dI3に正常に入力されない異常事態が生じると、断線した制御部側データ線106aの上流に位置するランプ部102用のドライバ110aのシリアルデータ用の入力端子dI2には正常にシリアルデータが入力されるため、ドライバ110aの出力端子O2aからのシリアルデータに基づく駆動信号により、ランプ部102の各光源102aがシリアルデータに応じて点滅される。
一方、ランプ部102用のドライバ110b,110cでは、シリアルデータ用の入力端子dI2の入力レベルがプルダウン抵抗R5,R6により電源V3によるLに維持されるため、ドライバ110b,110cの出力端子O2aから出力される駆動信号の出力レベルがランプ部102の各光源102aを非駆動(消灯)状態にするHに保持される。さらに、駆動モータ101用のドライバ120では、シリアルデータ用の入力端子dI3の入力レベルがプルダウン抵抗R7により電源V3によるLに維持されるため、ドライバ120の出力端子O3a,O3bから出力される駆動信号の出力レベルが駆動モータ101の励磁相A,Bを非励磁状態にするHに保持される。
また、動作制御部100のプルダウン抵抗R6よりも上流側の制御部側データ線106bが断線した状態になり、通信部77の出力ポートP1から出力されるシリアルデータが、断線箇所よりも下流側のドライバ110c,120のシリアルデータ用の入力端子dI2,dI3に正常に入力されない異常事態が生じると、断線した制御部側データ線106bの上流に位置するランプ部102用のドライバ110a,110bのシリアルデータ用の入力端子dI2には正常にシリアルデータが入力されるため、ドライバ110a,110bそれぞれの出力端子O2aからのシリアルデータに基づく駆動信号により、ランプ部102の各光源102aがシリアルデータに応じて点滅される。
一方、ランプ部102用のドライバ110cでは、シリアルデータ用の入力端子dI2の入力レベルがプルダウン抵抗R6により電源V3によるLに維持されるため、出力端子O2aから出力される駆動信号の出力レベルがランプ部102の各光源102aを非駆動(消灯)状態にするHに保持される。また、駆動モータ101用のドライバ120では、シリアルデータ用の入力端子dI3の入力レベルがプルダウン抵抗R7により電源V3によるLに維持されるため、ドライバ120の出力端子O3a,O3bから出力される駆動信号の出力レベルが駆動モータ101の励磁相A,Bを非励磁状態にするHに保持される。
また、動作制御部100のプルダウン抵抗R7よりも上流側の制御部側データ線106cが断線した状態になり、通信部77からのクロック信号は入力されるが出力ポートP1から出力されるシリアルデータが、断線箇所よりも下流側に配置されたドライバ120の入力端子dI3に正常に入力されない事態が生じると、断線した制御部側データ線106cの上流に位置するランプ部102用のドライバ110a,110b,110cのシリアルデータ用の入力端子dI2には正常にシリアルデータが入力されるため、各ドライバ110a〜110cそれぞれの出力端子O2aからのシリアルデータに基づく駆動信号により、各ランプ部102の各光源102aがシリアルデータに応じて点滅される。
一方、駆動モータ101用のドライバ120では、シリアルデータ用の入力端子dI3の入力レベルがプルダウン抵抗R7により電源V3によるLに維持されるため、ドライバ120の出力端子O3a,O3bから出力される駆動信号の出力レベルが駆動モータ101の励磁相A,Bを非励磁状態にするHに保持される。
このような構成により、ドライバ120の入力端子cI3にクロック信号は入力されるがドライバ120の入力端子dI3にシリアルデータが正常に入力されないときに、電源V3に接続されたプルダウン抵抗R7により、ドライバ120の入力端子dI3の入力レベルをLに維持することによって、ドライバ120の駆動信号の出力レベルを駆動モータ101が非駆動状態となるHに保持し、駆動モータ101を確実に非駆動状態に保持することができる。各制御部側データ線106a〜106cのうちのいずれかが断線した場合に、断線箇所よりも下流側に配置されたプルダウン抵抗R5〜R7により、断線箇所よりも下流側のドライバ110b,110c,120に接続されたランプ部102または駆動モータ101を確実に非駆動状態に保持することができる。
また、シリアルデータ用の各データ線106a〜106cのいずれかに不具合が生じた場合には、各ランプ部102の点灯状態を確認することにより、不具合が生じている箇所を容易に特定することが可能である。すなわち、コネクタ付ケーブル88のコネクタが半差し状態でかつ各制御部側データ線106a〜106cのうちのいずれかが断線したときには、断線箇所よりも上流側のランプ部102は点灯で駆動モータ101が非駆動状態に保持され、コネクタ付ケーブル88のコネクタは正常に接続されて各制御部側データ線106a〜106cのうちのいずれかの断線が生じたときには、全てのランプ部102は点灯パターンのデータに従って点滅し、駆動モータ101が非駆動状態に保持されることになり、不具合の発生箇所を特定することができる。
<第5実施形態>
図9を参照して本発明の第5実施形態について説明する。
図9を参照して本発明の第5実施形態について説明する。
本実施形態が、上記した第1実施形態と主に相違するのは、図9に示すように、駆動モータ101用のドライバ120が、入力端子dI3に入力されるシリアルデータと同一のビット内容の信号を出力する出力端子dO3(本発明の「データ出力端子」に相当)を有し、出力端子dO3から出力される信号が、制御部側データ線107、コネクタ付ケーブル88、基板側データ線89を介してシリアル通信コントローラ80にフィードバックされるように構成した点である。なお、図9では、図5で図示省略したイネーブル信号ENを図示している。また、ドライバ120の動作電圧が、前段のドライバ110a,110bと異なるため、レンジを上げるために別途電源V4およびプルアップ抵抗R8を設けている。以下の説明においては、上記した第1実施形態と異なる点について主として説明することとし、上記した第1実施形態と同一の構成および動作については、同一符号を引用することによりその構成および動作の説明を省略する。
図9に示すように、ランプ部102用の2個のランプ用ドライバ110a,110bと、駆動モータ101用の駆動モータ用ドライバ120とが、上記した第4実施形態とほぼ同様に制御部側データ線106a,106bにより直列に接続され、ドライバ110bの出力端子dO2とドライバ120の入力端子dI3とを接続する制御部側データ線106bにプルアップ抵抗R8を介して電源V4が接続されている。また、図9に示すように、電源部90が、ランプ部102とランプ用ドライバ110a,110bに駆動用電圧を供給する直流電源E1と、駆動モータ101と駆動モータ用ドライバ120に駆動用電圧を供給する直流電源E2とを備え、直流電源E1とドライバ110a,110b(ランプ部102)とがヒューズ91を介して接続され、直流電源E2とドライバ120(駆動モータ101)とがヒューズ92を介して接続されている。
電源部90(本発明の「保持手段」に相当)は、通信部77の出力ポートP1からシリアルデータが出力されているにも関わらずドライバ120の入力端子dI3にシリアルデータが正常に入力されない事態が生じたときに、ドライバ120と駆動モータ101の駆動用電圧である直流電源E2の給電を停止することによって、各出力端子O3a,O3bそれぞれから出力される駆動信号の出力レベルを駆動モータ101の励磁相A,Bを非励磁状態にするレベルに保持する。
また、各ドライバ110a,110b,120は、シリアル通信コントローラ80からのイネーブル信号ENが入力される入力端子eI2,eI3を備え、入力端子eI2,eI3にシリアル通信コントローラ80の出力端子eO1から出力されるイネーブル信号ENが、コネクタ付ケーブル88を介して入力され、その値が活性状態であるときに、出力端子O2a,O3a,O3bから駆動信号を出力するようになっている。
さらに、シリアル通信コントローラ80は、切換部80aと、検知部80bと、制御部80cとを備えている。
この切換部80a(本発明の「保持手段」に相当)は、クロック信号に同期した所定のタイミングで、各ドライバ110a,110b,120に対して出力端子eO1からイネーブル信号ENを活性状態とし、このイネーブル信号ENの入力により各ドライバ110a,110b,120の出力端子O2a,O3a,O3bから所定のタイミングでランプ部102または駆動モータ101に対して駆動信号を出力する。また、切換部80aは、通信部77の出力ポートP1からシリアルデータが出力されているにも関わらずドライバ120の入力端子dI3にシリアルデータが正常に入力されない異常事態が生じたときに、ドライバ120の入力端子eI3に入力されるイネーブル信号ENの論理値を非活性とすることによって、ドライバ120の出力端子O3a,O3bから出力される駆動信号の出力レベルを駆動モータ101の励磁相A,Bを非励磁状態にするHに保持する。
続いて、検知部80a(本発明の「検知手段」に相当)は、シリアル通信コントローラ80の出力端子dO1から出力されたシリアルデータと、駆動モータ101用のドライバ120の出力端子dO3から出力されてシリアル通信コントローラ80にフィードバックされるデータとを比較し、両者が異なるときにシリアルデータがドライバ120の入力端子dI3に正常に入力されない異常状態の発生と判断して異常検知する。
さらに、制御部80c(本発明の「制御手段」に相当)は、検知部80bにより異常検知されたときに、直流電源E2の給電を停止するように電源部90を制御するとともに、ドライバ120の入力端子eI3に入力されるイネーブル信号ENの論理値を非活性とするように切換部80aを制御する。
次に、図9に示す通信部77および動作制御部100の動作の一例について説明する。
直流電源E1に接続されたヒューズ91が何らかの要因により溶断すると、ランプ部102用の各ドライバ110a,110bに電源部90からの給電がなくなるため、ドライバ110bの出力端子dO2からのデータの出力が不安定となり、通信部77の出力ポートP1からシリアルデータが出力されているにも関わらずドライバ120の入力端子dI3にシリアルデータが正常に入力されない異常状態になる。このような場合に、ドライバ120の入力端子dI3の入力レベルがプルアップ抵抗R8により電源V4によるHに維持されるため、ドライバ120の出力端子O3a,O3bから出力される駆動信号の出力レベルが駆動モータ101の励磁相A,Bを励磁状態にするLに保持される。
一方、ドライバ120の入力端子dI3に入力されるHの信号と同一の信号が出力端子dO3から出力されてシリアル通信コントローラ80にフィードバックされ、検知部80bにより、シリアル通信コントローラ80の出力端子dO1から出力されたシリアルデータを反転したものと、ドライバ120の出力端子dO3から出力されてシリアル通信コントローラ80にフィードバックされるデータとが比較され、両者が異なっていればシリアルデータがドライバ120の入力端子dI3に入力されていないという異常状態の発生と判断されて異常検知される。こうして、異常検知されると、制御部80cにより、直流電源E2の給電を停止するように電源部90が制御されるととともに、ドライバ120の入力端子eI3に入力されるイネーブル信号ENの論理値を非活性とするように切換部80aが制御され、駆動モータ101が非駆動状態に保持される。
なお、ランプ部102用のドライバ110a,110bについても、その駆動信号の出力状態がドライバ120と同様に制御されるようにしてもよい。
したがって、第5実施形態では、駆動モータ120用のドライバ120は、入力端子eI3にイネーブル信号ENが活性状態であるときに出力端子O3a,O3bから駆動モータ101を駆動する駆動信号を出力する一方、ドライバ120にクロック信号は入力されるが入力端子dI3にシリアルデータが正常に入力されないときには、入力端子eI3に入力されるイネーブル信号ENの論理値を非活性とすることによって、ドライバ120の駆動信号の出力レベルを駆動モータ101が非駆動状態となるレベルに保持することができる。
また、ドライバ120にクロック信号は入力されるが入力端子dI3にシリアルデータが正常に入力されないときに、ドライバ120および駆動モータ101に駆動用電圧である直流電源E2の給電を停止することによって、電源部90により、ドライバ120の駆動信号の出力レベルを駆動モータ101が非駆動状態にするレベルに保持することができる。
また、検知部80bにより、ドライバ120の出力端子dO3から出力されるデータと、シリアル通信コントローラ80の出力端子dO1から出力されるシリアルデータを反転したものとが比較され、両者が異なっているときに、クロック信号はドライバ120に入力されるがシリアルデータがドライバ120の入力端子dI3に正常に入力されないという異常状態の発生を確実に検知することができる。
なお、本発明は上記した各実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であり、上記した各実施形態を適宜組み合わせてもよい。例えば、図8を参照して説明した第4実施形態において、各プルダウン抵抗R5,R6,R7それぞれと制御部側データ線106a,106b,106cとを接続状態切換用のスイッチを介して接続し、このスイッチのオン、オフの状態を図7に示す制御手段140や図9に示す制御部80cと同様の構成の手段により切り換えるようにしてもよい。具体的には、正常時に接続状態切換用のスイッチをオフにしておき、各ドライバ110b,110c,120のシリアルデータ用の入力端子dI2,dI3にシリアルデータが正常に入力されないという異常が検知されたときに、スイッチをオンに切り換えて、各プルダウン抵抗R5,R6,R7が制御部側データ線106a,106b,106cに接続されるようにする構成が考えられる。
また、通信部の出力ポートP1,P2をオープンエミッタ型の回路により構成してもよい。また、各プルアップ抵抗R1〜R4,R8と、各プルダウン抵抗R5〜R7との関係は相対的なものであり、各抵抗の接続状態については上記した例に限定されるものではなく、本発明の第1の抵抗素子がプルダウン抵抗により構成され、本発明の第2の抵抗素子がプルアップ抵抗により構成されていてもよい。
また、各ドライバ110b,110c,120内におけるソフトウェア処理により本発明の保持手段を構成し、各ドライバ110b,110c,120のシリアルデータ用の入力端子dI2,dI3にシリアルデータが正常に入力されない異常状態が検出された場合に、各ドライバ110b,110c,120内に構成された保持手段により、それぞれの駆動信号の出力レベルを各デバイスが非駆動状態となるレベルに保持するようにしてもよい。
また、本発明のデバイスは上記した例に限定されるものではなく、リールモータ14L,14M,14Rや各ランプ部33,37L,37R、スピーカ31L,31Rなどの種々のデバイスを上記した各実施形態と同様に制御するようにしてもよい。
また、上記した各実施形態では、本発明の遊技機としてスロットマシン1を例に挙げて説明したが、スロットマシンとパチンコ機とを組み合わせた遊技機(所謂、パロット)に本発明を適用してもよいし、パチンコ機に本発明を適用してもよく、一般的な遊技機に本発明を広く適用することができる。
1…スロットマシン(遊技機)、80…シリアル通信コントローラ、80a…切換部(保持手段)、80b…検知部(検知手段)、80c…制御部(制御手段)、81…スイッチ回路、83…スイッチング素子、85…基板側データ線(第1の信号線)、86…基板側クロック線(第2の信号線)、90…電源部(保持手段)、101…駆動モータ(デバイス)、104,106,106a,106b,106c…制御部側データ線(第1の信号線)、105…制御部側クロック線(第2の信号線)、110a,110b,110c,120…ドライバ、130,131…反転回路(保持手段)、140…制御手段(検知手段)、140a…カウンタ(検知手段)、B…制御端子、C…一端、cI3…入力端子(第2の入力端子)、dI3…入力端子(第1の入力端子)、eI3…入力端子(第3の入力端子)、cO1…出力端子(第2の出力端子)、dO1…出力端子(第1の出力端子)、dO3…出力端子(データ出力端子)、O3a,O3b…出力端子(駆動信号出力端子)、EN…イネーブル信号、E2…直流電源、R3…プルアップ抵抗(第1の抵抗素子)、R5,R6,R7…プルダウン抵抗(第2の抵抗素子、保持手段)、V2…電源(第1の電源)、V3…電源(第2の電源)
上記した目的を達成するために、本発明にかかる遊技機は、シリアルデータを出力する第1の出力端子と、クロック信号を出力する第2の出力端子とを有するシリアル通信コントローラと、第1の信号線を介して前記第1の出力端子に接続される第1の入力端子と、第2の信号線を介して前記第2の出力端子に接続される第2の入力端子とを有し、前記クロック信号に同期して前記第1の入力端子に入力される前記シリアルデータに基づいて生成した駆動信号を出力して所定のデバイスを駆動制御するドライバと、制御端子が前記第1の出力端子に接続され一端が前記第1の信号線に接続されて前記シリアル通信コントローラから出力された前記シリアルデータに応じてオン、オフが切り換わるスイッチング素子を有するスイッチ回路と、一端が前記スイッチング素子の前記一端に前記第1の信号線を介して接続され他端が第1の電源に接続された第1の抵抗素子と、前記クロック信号が前記第2の入力端子に正常に入力されているが前記シリアルデータが前記第1の入力端子に正常に入力されないときに、前記ドライバの出力レベルを前記デバイスが非駆動状態となるレベルに保持する保持手段とを備え、前記シリアルデータは、前記スイッチング素子のオン、オフが切り換わることにより生成されるハイレベルおよびローレベルを有する信号により伝送され、前記保持手段は、前記第1の入力端子の入力レベルが、前記第1の信号線に前記第1の抵抗素子を介して接続された前記第1の電源により前記ハイレベルおよび前記ローレベルのいずれか一方に維持されるという異常が生じることで、前記ドライバの前記第1の入力端子に前記シリアルデータが正常に入力されないときに、前記出力レベルを前記デバイスが非駆動状態となるレベルに保持することを特徴としている。
Claims (10)
- シリアルデータを出力する第1の出力端子と、クロック信号を出力する第2の出力端子とを有するシリアル通信コントローラと、
第1の信号線を介して前記第1の出力端子に接続される第1の入力端子と、第2の信号線を介して前記第2の出力端子に接続される第2の入力端子とを有し、前記クロック信号に同期して前記第1の入力端子に入力される前記シリアルデータに基づいて生成した駆動信号を出力して所定のデバイスを駆動制御するドライバと、
前記第1の信号線に設けられ制御端子および一端が前記第1の出力端子および前記第1の信号線にそれぞれ接続されたスイッチング素子を有するスイッチ回路と、
一端が前記スイッチング素子の前記一端に接続され他端が第1の電源に接続された第1の抵抗素子と、
前記クロック信号が前記第2の入力端子に入力されるが前記シリアルデータが前記第1の入力端子に正常に入力されないときに、前記ドライバの出力レベルを前記デバイスが非駆動状態となるレベルに保持する保持手段と
を備えることを特徴とする遊技機。 - 前記スイッチング素子は、オープンドレイン型またはオープンコレクタ型に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記保持手段は、
前記第1の抵抗素子と前記第1の入力端子との間の前記第1の信号線に直列に挿入された反転回路を有し、前記ドライバの前記第1の入力端子に前記シリアルデータが正常に入力されないときに、前記反転回路により所定レベルに維持することによって前記出力レベルを前記デバイスが非駆動状態となるレベルに保持する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。 - 前記保持手段は、
一端が前記第1の抵抗素子と前記第1の入力端子との間の前記第1の信号線に接続され、他端が第1の電源とは極性が異なる第2の電源に接続される第2の抵抗素子を有し、前記ドライバの前記第1の入力端子に前記シリアルデータが正常に入力されないときに、前記第2の抵抗素子により所定レベルに維持することによって前記出力レベルを前記デバイスが非駆動状態となるレベルに保持する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。 - 前記ドライバは、イネーブル信号が入力される第3の入力端子と、前記第3の入力端子に前記イネーブル信号が入力された場合に前記駆動信号を出力する駆動信号出力端子とを有し、
前記保持手段は、
前記ドライバの前記第1の入力端子に前記シリアルデータが正常に入力されないときに、前記第3の入力端子に入力される前記イネーブル信号の論理値を非活性とすることによって前記出力レベルを前記デバイスが非駆動状態となるレベルに保持する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。 - 前記ドライバに駆動用電圧を供給する直流電源をさらに備え、
前記保持手段は、
前記ドライバの前記第1の入力端子に前記シリアルデータが正常に入力されないときに、前記ドライバに駆動用電圧である前記直流電源の給電を停止することによって、前記出力レベルを前記デバイスが非駆動状態となるレベルに保持する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。 - 前記シリアルデータが前記第1の入力端子に正常に入力されないときに異常状態が発生したことを検知する検知手段と、
前記検知手段により前記異常状態の発生が検知されたときに、前記ドライバの出力レベルを前記デバイスが非駆動状態となるレベルに保持するように前記保持手段を制御する制御手段と
を備えることを特徴とする請求項3ないし6のいずれかに記載の遊技機。 - 前記ドライバは、前記第1の入力端子に入力された前記シリアルデータと同一のデータを出力するデータ出力端子を有し、
前記検知手段は、前記シリアル通信コントローラの前記第1の出力端子から出力された前記シリアルデータと、前記データ出力端子の出力データとを比較して、異なるときに前記異常状態が発生したことを検知することを特徴とする請求項7に記載の遊技機。 - 前記検知手段は、前記シリアルデータが前記第1の入力端子に正常に入力されない状態が予め定められた所定時間継続するときに前記異常状態が発生したことを検知することを特徴とする請求項7または8に記載の遊技機。
- 前記デバイスは駆動モータであることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の遊技機。
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JP2022029665A (ja) * | 2020-08-05 | 2022-02-18 | 株式会社藤商事 | 遊技機 |
JP7229206B2 (ja) | 2020-08-05 | 2023-02-27 | 株式会社藤商事 | 遊技機 |
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