JP2016220346A - 多芯ケーブルのストリップ方法およびストリップ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】接触面が圧縮されることによる絶縁体の変形部を矯正して、充分な刃物の切れ込み量を確保し、安定したストリップを行うことができる多芯ケーブルのストリップ方法を提供する。【解決手段】絶縁体コーミング部201a,201bを加熱し、金属部21の対向する平面および一対の刃101を開いた状態で、多芯ケーブル1を当該開いた金属部21および刃101の間に挿入した後、当該開いた金属部21を閉じて絶縁体12を挟み込むステップと、絶縁体コーミング部201a,201bによって、絶縁体12を圧縮するステップと、金属部21の対向する平面を平行に移動させて絶縁体12を転がすステップと、開かれた刃101を閉じ、絶縁体12に切り込みを入れるステップと、刃101によって切り込みを入れた状態で、金属部21を開き、多芯ケーブル1を軸線方向に引き抜くステップとを備えた。【選択図】図5
Description
この発明は、複数の導線各々に絶縁体の被覆を施し、撚り合わせた多芯ケーブルのストリップ方法およびストリップ装置に関するものである。
従来、導線に絶縁体の被覆を施したケーブルや電線において、絶縁体をストリップする際は、専用の刃物が用いられる。その際、導線の損傷を防ぐため、絶縁体部のみに切り込みを入れて引きちぎるストリップ方法が一般に用いられる。
導線の損傷を防いでケーブルの加工を行う技術については、例えば、特許文献1には、丸形多芯ケーブルの外被剥離において、剥離始点となるケーブル端面を両側から押し楕円状に変形させる端面ツブシクランパーと、その変形の頂点に食い込ませる外被引き上げシューと、それに固定したカッタチップからなるカッターブロックを回転前進させることにより外被を剥離する技術が開示されている。
導線の損傷を防いでケーブルの加工を行う技術については、例えば、特許文献1には、丸形多芯ケーブルの外被剥離において、剥離始点となるケーブル端面を両側から押し楕円状に変形させる端面ツブシクランパーと、その変形の頂点に食い込ませる外被引き上げシューと、それに固定したカッタチップからなるカッターブロックを回転前進させることにより外被を剥離する技術が開示されている。
一方、多芯ケーブル(ヨリ線)のストリップにおいては、複数の導線各々に絶縁体の被覆が施され纏められており、当該複数の導線を覆う絶縁体を並べ、平刃を用いて、絶縁体のストリップを一度に行って、生産効率を上げることが望ましい。
しかしながら、多芯ケーブルの場合、製造の過程上、絶縁体同士の接触面が変形してしまうことにより、当該変形部に刃物があたると、充分な切り込みが入らず、不良となってしまうという問題がある。
このような問題に対し、特許文献1に開示されているような技術を用いて、ケーブルの端面を両側から押し楕円状に変形させてからストリップするようにしても、絶縁体同士の接触面の変形が大きいと、依然として充分な切り込みを入れることができないという課題があった。また、絶縁体同士の接触面の変形に差があると、加工にばらつきが生じ、安定したストリップを行うことができないという課題があった。
しかしながら、多芯ケーブルの場合、製造の過程上、絶縁体同士の接触面が変形してしまうことにより、当該変形部に刃物があたると、充分な切り込みが入らず、不良となってしまうという問題がある。
このような問題に対し、特許文献1に開示されているような技術を用いて、ケーブルの端面を両側から押し楕円状に変形させてからストリップするようにしても、絶縁体同士の接触面の変形が大きいと、依然として充分な切り込みを入れることができないという課題があった。また、絶縁体同士の接触面の変形に差があると、加工にばらつきが生じ、安定したストリップを行うことができないという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、複数の導線が纏められた多芯ケーブルのストリップ方法において、接触面が圧縮されることによる絶縁体の変形部を矯正して、充分な刃物の切れ込み量を確保し、安定したストリップを行うことができる多芯ケーブルのストリップ方法およびストリップ装置を提供することを目的とする。
この発明に係る多芯ケーブルのストリップ方法は、2本以上の導線、導線を個々に覆う絶縁体、および、絶縁体をまとめて覆うシースからなる多芯ケーブルを、対向する平面が開閉可能かつ平行移動可能な少なくとも2つの部位からなる金属部に挿入し、金属部に設けられた絶縁体コーミング部によって絶縁体を整線後、多芯ケーブルの軸線方向に対して垂直に設置される一対の刃によってストリップする多芯ケーブルのストリップ方法において、絶縁体コーミング部を加熱し、金属部の対向する平面および一対の刃を開いた状態で、多芯ケーブルを当該開いた金属部および刃の間に挿入した後、当該開いた金属部を閉じて絶縁体を挟み込むステップと、絶縁体コーミング部によって、絶縁体を圧縮するステップと、金属部の対向する平面を平行に移動させて絶縁体を転がすステップと、開かれた刃を閉じ、絶縁体に切り込みを入れるステップと、刃によって切り込みを入れた状態で、金属部を開き、多芯ケーブルを軸線方向に引き抜くステップとを備えたものである。
この発明によれば、接触面が圧縮されることによる絶縁体の変形部を矯正して、充分な刃物の切れ込み量を確保し、安定したストリップを行うことができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
まず、図1を用いて、多芯ケーブル(ヨリ線)の構造、および、当該多芯ケーブルの絶縁体をストリップする際の一般的なストリップ方法について説明する。
図1(a)に示すように、多芯ケーブル1は、2本以上(図1(a)においては3本)の導線(単線、撚り線)11が、個々に絶縁体12により覆われ、この絶縁体12が、シース13によりまとめて覆われている。このとき、絶縁体12同士の接触面は圧縮され、変形する。
そして、一般的に、多芯ケーブル1をストリップする際は、図1(b)に示すように、コーミングツール2によってまとめて覆われていた絶縁体12をコーミング、すなわち、整線して揃え、図1(c)に示すように、絶縁体12に専用の刃101を入れることにより絶縁体12にのみ切り込みを入れ、引きちぎるようにする。
しかしながら、上述したように、2本以上の導線11がまとめられていたことにより絶縁体12同士の接触面が圧縮され変形しており、コーミングで絶縁体12を揃えても、絶縁体12は変形したままなので、充分な切り込みを入れられないという問題が発生する(図1(c)のA参照)。
実施の形態1.
まず、図1を用いて、多芯ケーブル(ヨリ線)の構造、および、当該多芯ケーブルの絶縁体をストリップする際の一般的なストリップ方法について説明する。
図1(a)に示すように、多芯ケーブル1は、2本以上(図1(a)においては3本)の導線(単線、撚り線)11が、個々に絶縁体12により覆われ、この絶縁体12が、シース13によりまとめて覆われている。このとき、絶縁体12同士の接触面は圧縮され、変形する。
そして、一般的に、多芯ケーブル1をストリップする際は、図1(b)に示すように、コーミングツール2によってまとめて覆われていた絶縁体12をコーミング、すなわち、整線して揃え、図1(c)に示すように、絶縁体12に専用の刃101を入れることにより絶縁体12にのみ切り込みを入れ、引きちぎるようにする。
しかしながら、上述したように、2本以上の導線11がまとめられていたことにより絶縁体12同士の接触面が圧縮され変形しており、コーミングで絶縁体12を揃えても、絶縁体12は変形したままなので、充分な切り込みを入れられないという問題が発生する(図1(c)のA参照)。
そこで、この実施の形態1のストリップ方法では、このように、絶縁体12が変形していることにより充分な切り込みを入れられないという問題を解決するようにした。
以下、この発明の実施の形態1に係る多芯ケーブル1のストリップ方法について説明する。
図2〜図4は、この発明の実施の形態1において、多芯ケーブル1のストリップで用いられるストリップ装置を説明する図である。
多芯ケーブル1のストリップは、図2〜図4に示すような専用のストリップ装置を用いて行うので、まず、当該専用のストリップ装置について説明する。
図2は、実施の形態1において、ストリップ加工前の状態を説明する図であって、図2(a)は、ストリップ装置において絶縁体切り込み箇所を正面から見た断面図であり、図2(b)は、図2(a)のA−A断面図である。
図3は、実施の形態1において、コーミング、すなわち、多芯ケーブル1の絶縁体12を整線する工程を説明する図であって、図3(a)は、ストリップ装置において絶縁体切り込み箇所を正面から見た断面図であり、図3(b)は、図3(a)のB−B断面図である。
図4は、実施の形態1において、多芯ケーブル1の絶縁体12に刃101を入れストリップする工程を説明する図であって、図4(a)は、ストリップ装置において絶縁体切り込み箇所を正面から見た断面図であり、図4(b)は、図4(a)のC−C断面図である。
以下、この発明の実施の形態1に係る多芯ケーブル1のストリップ方法について説明する。
図2〜図4は、この発明の実施の形態1において、多芯ケーブル1のストリップで用いられるストリップ装置を説明する図である。
多芯ケーブル1のストリップは、図2〜図4に示すような専用のストリップ装置を用いて行うので、まず、当該専用のストリップ装置について説明する。
図2は、実施の形態1において、ストリップ加工前の状態を説明する図であって、図2(a)は、ストリップ装置において絶縁体切り込み箇所を正面から見た断面図であり、図2(b)は、図2(a)のA−A断面図である。
図3は、実施の形態1において、コーミング、すなわち、多芯ケーブル1の絶縁体12を整線する工程を説明する図であって、図3(a)は、ストリップ装置において絶縁体切り込み箇所を正面から見た断面図であり、図3(b)は、図3(a)のB−B断面図である。
図4は、実施の形態1において、多芯ケーブル1の絶縁体12に刃101を入れストリップする工程を説明する図であって、図4(a)は、ストリップ装置において絶縁体切り込み箇所を正面から見た断面図であり、図4(b)は、図4(a)のC−C断面図である。
図2〜図4に示すように、ストリップ装置は、多芯ケーブル1の絶縁体12に切り込みを入れる上下一対の刃101(上刃101a,下刃101b)と、絶縁体12のコーミングを行うコーミングツール2を備える。
コーミングツール2は、対向する平面を有し、多芯ケーブル1の絶縁体12を上下方向から挟む少なくとも2つの金属部21(上側の金属部21a,下側の金属部21b)を備え、金属部21a,21bには、絶縁体12のコーミングを行う面(絶縁体コーミング部201a,201b)を設ける。
刃101および金属部21は、上下に開閉するようになっており、上側と下側の金属部21a,21bは、さらに各々左右にも平行移動可能となっている。
刃101は、金属部21により表裏面を挟み込まれるように設置され、正面から見て、絶縁体コーミング部201a,201bと重なる位置に、金属部21と平行に配置されている。
なお、図2〜図4においては、刃101およびコーミングツール2以外の部分については図示を省略している。
コーミングツール2は、対向する平面を有し、多芯ケーブル1の絶縁体12を上下方向から挟む少なくとも2つの金属部21(上側の金属部21a,下側の金属部21b)を備え、金属部21a,21bには、絶縁体12のコーミングを行う面(絶縁体コーミング部201a,201b)を設ける。
刃101および金属部21は、上下に開閉するようになっており、上側と下側の金属部21a,21bは、さらに各々左右にも平行移動可能となっている。
刃101は、金属部21により表裏面を挟み込まれるように設置され、正面から見て、絶縁体コーミング部201a,201bと重なる位置に、金属部21と平行に配置されている。
なお、図2〜図4においては、刃101およびコーミングツール2以外の部分については図示を省略している。
以上のようなストリップ装置を用いた多芯ケーブル1のストリップ方法について説明する。
まず、ストリップ加工前に、予め金属部21a,21bを加熱しておく。具体的には、例えば、ストリップ装置の加熱制御部(図示省略)が加熱するようにすればよいし、手動で加熱制御するようにしてもよい。少なくとも金属部21a,21bに設けられた絶縁体コーミング部201a,201bが加熱されていればよい。
そして、ストリップ加工前の状態においては、図2(a)に示すように、金属部21、および、刃101は、上下に開いている。
金属部21、および、刃101が上下に開いた状態で、図2(a),(b)に示すように、多芯ケーブル1の絶縁体12が、上下に開いた刃101a,101b、および、上側の金属部21aと下側の金属部21bにそれぞれ設けられた絶縁体コーミング部201a,201bに挟まれるように、多芯ケーブル1を、上側の金属部21aと下側の金属部21bとの間、かつ、上刃101aと下刃101bとの間に、平行に挿入する。なお、このとき、絶縁体コーミング部201a,201bが絶縁体12を圧縮可能な位置まで多芯ケーブル1を挿入する。そして、金属部21a,21bを閉じ、絶縁体12を挟み込む。
なお、ここでは、図2(b)に示すように、シース13端付近の絶縁体12が、絶縁体コーミング部201a,201bに挟まれる位置まで多芯ケーブル1を挿入するものとする。
また、図示は省略しているが、シース13端は、シース押さえ部によって固定されている。
まず、ストリップ加工前に、予め金属部21a,21bを加熱しておく。具体的には、例えば、ストリップ装置の加熱制御部(図示省略)が加熱するようにすればよいし、手動で加熱制御するようにしてもよい。少なくとも金属部21a,21bに設けられた絶縁体コーミング部201a,201bが加熱されていればよい。
そして、ストリップ加工前の状態においては、図2(a)に示すように、金属部21、および、刃101は、上下に開いている。
金属部21、および、刃101が上下に開いた状態で、図2(a),(b)に示すように、多芯ケーブル1の絶縁体12が、上下に開いた刃101a,101b、および、上側の金属部21aと下側の金属部21bにそれぞれ設けられた絶縁体コーミング部201a,201bに挟まれるように、多芯ケーブル1を、上側の金属部21aと下側の金属部21bとの間、かつ、上刃101aと下刃101bとの間に、平行に挿入する。なお、このとき、絶縁体コーミング部201a,201bが絶縁体12を圧縮可能な位置まで多芯ケーブル1を挿入する。そして、金属部21a,21bを閉じ、絶縁体12を挟み込む。
なお、ここでは、図2(b)に示すように、シース13端付近の絶縁体12が、絶縁体コーミング部201a,201bに挟まれる位置まで多芯ケーブル1を挿入するものとする。
また、図示は省略しているが、シース13端は、シース押さえ部によって固定されている。
次に、図3に示すように、金属部21a,21bを閉じ、絶縁体12を挟みこむ。具体的には、例えば、ストリップ装置の挟持制御部(図示省略)が、図2を用いて上述したように、金属部21a,21bおよび刃101a,101bを開いた状態で多芯ケーブル1を挿入し、ここで、上下に開いた金属部21a,21bを閉じて絶縁体12を挟み込むようにすればよいし、手動で絶縁体12を挟み込ませる制御を行うようにしてもよい。
そして、多芯ケーブル1の絶縁体12を絶縁体コーミング部201a,201bによって整線する。具体的には、絶縁体コーミング部201aは、絶縁体12を上下方向から挟んで、挟んだ空間内に、軸が平行に設置されるように平面状に並べ、当該平面状に並べた絶縁体12を圧縮する。具体的には、例えば、ストリップ装置の加圧制御部(図示省略)が、絶縁体コーミング部201a,201bに、挟み込んだ絶縁体を、挟んだ空間内に軸が平行に設置されるように平面状に並べ、圧縮させるようにすればよいし、手動で、圧縮させる制御を行うようにしてもよい。
なお、このとき、上刃101aと下刃101bは、まだ図2に示したように、上下に開いたままである。
その後、上側の金属部21aを横方向(図3のX方向)に平行移動させることにより、絶縁体12を転がして、90°回転させる。具体的には、例えば、ストリップ装置の平行移動制御部(図示省略)が、上側の金属部21aを平行移動させるようにすればよいし、手動で、上側の金属部21aを平行移動させる制御を行うようにしてもよい。
これにより、絶縁体12同士の接触により、接触面が圧縮され変形していた絶縁体12の変形部が矯正される。
そして、多芯ケーブル1の絶縁体12を絶縁体コーミング部201a,201bによって整線する。具体的には、絶縁体コーミング部201aは、絶縁体12を上下方向から挟んで、挟んだ空間内に、軸が平行に設置されるように平面状に並べ、当該平面状に並べた絶縁体12を圧縮する。具体的には、例えば、ストリップ装置の加圧制御部(図示省略)が、絶縁体コーミング部201a,201bに、挟み込んだ絶縁体を、挟んだ空間内に軸が平行に設置されるように平面状に並べ、圧縮させるようにすればよいし、手動で、圧縮させる制御を行うようにしてもよい。
なお、このとき、上刃101aと下刃101bは、まだ図2に示したように、上下に開いたままである。
その後、上側の金属部21aを横方向(図3のX方向)に平行移動させることにより、絶縁体12を転がして、90°回転させる。具体的には、例えば、ストリップ装置の平行移動制御部(図示省略)が、上側の金属部21aを平行移動させるようにすればよいし、手動で、上側の金属部21aを平行移動させる制御を行うようにしてもよい。
これにより、絶縁体12同士の接触により、接触面が圧縮され変形していた絶縁体12の変形部が矯正される。
ここで、図5は、実施の形態1において、絶縁体コーミング部201a,201bによって絶縁体12が圧縮され変形部が矯正されてからストリップされる仕組みを説明する図である。
金属部21a,21bは加熱されているため、絶縁体12は、絶縁体コーミング部201a,201bによって上下方向から押さえられ、圧縮されることで、図5(a)に示すように、潰れる。それと同時に、ポアソン比の関係で、絶縁体12は、図5(b)に示すように、膨張する。その結果、絶縁体12の変形部が膨張により矯正され、楕円状になる。
そして、上側の絶縁体コーミング部201aを図3のX方向に平行移動させると、図5(c)に示すように、絶縁体12の加工面である、絶縁体コーミング部201a,201bに挟まれた部分が揃う。図5(d)のストリップ工程については後述する。
金属部21a,21bは加熱されているため、絶縁体12は、絶縁体コーミング部201a,201bによって上下方向から押さえられ、圧縮されることで、図5(a)に示すように、潰れる。それと同時に、ポアソン比の関係で、絶縁体12は、図5(b)に示すように、膨張する。その結果、絶縁体12の変形部が膨張により矯正され、楕円状になる。
そして、上側の絶縁体コーミング部201aを図3のX方向に平行移動させると、図5(c)に示すように、絶縁体12の加工面である、絶縁体コーミング部201a,201bに挟まれた部分が揃う。図5(d)のストリップ工程については後述する。
ストリップ方法の説明に戻る。
次に、図4に示すように、刃101を閉じ、上刃101aと下刃101bによって、絶縁体12に切り込みを入れる。具体的には、例えば、ストリップ装置の切込制御部(図示省略)が、上刃101aと下刃101bに、絶縁体コーミング部201a,201bが圧縮した絶縁体12を切り込ませるようにすればよいし、手動で、切り込ませる制御を行うようにしてもよい。
なお、刃101は、挿入される多芯ケーブル1の挿入方向、すなわち、多芯ケーブル1の軸線方向と垂直に設置されている。したがって、絶縁体12は、上刃101aと下刃101bによって、軸線方向に対して垂直に切り込まれる。
図3で説明したコーミング工程により、図5(c)に示したように、絶縁体12の加工面は揃っているので、絶縁体12に切り込みを入れる際には、図5(d)に示すように、シース13により纏められていた全ての絶縁体12において、充分な切れ込み量を確保することができる。
次に、図4に示すように、刃101を閉じ、上刃101aと下刃101bによって、絶縁体12に切り込みを入れる。具体的には、例えば、ストリップ装置の切込制御部(図示省略)が、上刃101aと下刃101bに、絶縁体コーミング部201a,201bが圧縮した絶縁体12を切り込ませるようにすればよいし、手動で、切り込ませる制御を行うようにしてもよい。
なお、刃101は、挿入される多芯ケーブル1の挿入方向、すなわち、多芯ケーブル1の軸線方向と垂直に設置されている。したがって、絶縁体12は、上刃101aと下刃101bによって、軸線方向に対して垂直に切り込まれる。
図3で説明したコーミング工程により、図5(c)に示したように、絶縁体12の加工面は揃っているので、絶縁体12に切り込みを入れる際には、図5(d)に示すように、シース13により纏められていた全ての絶縁体12において、充分な切れ込み量を確保することができる。
その後、刃101によって切り込みを入れた状態で、金属部21a,21bを上下に開き、多芯ケーブル1を軸線方向に引き抜く(図4のZの方向に引き抜く)ことによって、多芯ケーブル1をストリップする。
なお、多芯ケーブル1を引き抜くのは、例えば、ストリップ装置の引抜制御部(図示省略)によって自動で行ってもよいし、手動で、引き抜かせる制御を行うようにしてもよい。
なお、多芯ケーブル1を引き抜くのは、例えば、ストリップ装置の引抜制御部(図示省略)によって自動で行ってもよいし、手動で、引き抜かせる制御を行うようにしてもよい。
このようにすることで、2本以上の導線(単線、撚り線)12が、個々に絶縁体12により覆われ、この絶縁体12が、シース13によりまとめて覆われている多芯ケーブル1であっても、安定したストリップを行うことができる。
また、この実施の形態1では、上述したように、シース13端付近の絶縁体12が、絶縁体コーミング部201a,201bに挟まれる位置まで多芯ケーブル1を挿入し、シース13端付近の絶縁体12の変形部が、絶縁体コーミング部201a,201bにより矯正されるようにした。シース13によりまとめられている際に、2本以上の絶縁体は撚られているが、これにより、シース13端付近の絶縁体12のヨレがなくなり、この後の工程、例えば、ケーブルインサート成形において、型締めを行う金型に多芯ケーブル1を配置する際に、スムーズに配置することができ、インサート部品をはめやすくすることができる。
また、この実施の形態1では、上述したように、シース13端付近の絶縁体12が、絶縁体コーミング部201a,201bに挟まれる位置まで多芯ケーブル1を挿入し、シース13端付近の絶縁体12の変形部が、絶縁体コーミング部201a,201bにより矯正されるようにした。シース13によりまとめられている際に、2本以上の絶縁体は撚られているが、これにより、シース13端付近の絶縁体12のヨレがなくなり、この後の工程、例えば、ケーブルインサート成形において、型締めを行う金型に多芯ケーブル1を配置する際に、スムーズに配置することができ、インサート部品をはめやすくすることができる。
なお、この実施の形態1では、上側の金属部21aを横方向(図3のX方向)に平行移動させることにより、絶縁体12を90°回転させるようにしていたが、これに限らず、下側の金属部21bを横方向に平行移動させることにより、絶縁体12を90°回転させるようにしてもよいし、上側の金属部21aと下側の金属部21bの両方を同時に、反対方向に平行移動させることにより絶縁体12を90°回転させるようにしてもよい。
以上のように、実施の形態1によると、絶縁体コーミング部201a,201bを加熱し、金属部21の対向する平面および一対の刃101を開いた状態で、多芯ケーブル1を当該開いた金属部21および刃101の間に挿入した後、当該開いた金属部21を閉じて絶縁体12を挟み込むステップと、絶縁体コーミング部201a,201bによって、絶縁体12を圧縮するステップと、金属部21の対向する平面を平行に移動させて絶縁体12を転がすステップと、開かれた刃101を閉じ、絶縁体12に切り込みを入れるステップと、刃101によって切り込みを入れた状態で、金属部21を開き、多芯ケーブル1を軸線方向に引き抜くステップとを備えるように構成したので、接触面が圧縮されることによる絶縁体の変形部を矯正して、充分な切れ込み量を確保し、加工のばらつきを低減し、安定したストリップを行うことができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、絶縁体12の変形部を矯正する際に、金属部21により、絶縁体12を、90°だけ回転させるようにしていた。この実施の形態2では、金属部21の平行移動を複数回繰り返すことによって、シース13によって纏められていた複数の絶縁体12の形状をさらに均等に整える実施の形態について説明する。
実施の形態1では、絶縁体12の変形部を矯正する際に、金属部21により、絶縁体12を、90°だけ回転させるようにしていた。この実施の形態2では、金属部21の平行移動を複数回繰り返すことによって、シース13によって纏められていた複数の絶縁体12の形状をさらに均等に整える実施の形態について説明する。
なお、この実施の形態2においても、実施の形態1同様、図2〜図4で説明したようなストリップ装置を用いるので、ストリップ装置についての重複した説明は省略する。
また、この実施の形態2における多芯ケーブル1のストリップ方法についても、ストリップ加工前の多芯ケーブル1を挿入する工程と、絶縁体12に刃101を入れストリップする工程については、実施の形態1において、図2,図4を用いて説明した方法と同様であるため、重複した説明を省略する。
この実施の形態2における多芯ケーブル1のストリップ方法は、実施の形態1における多芯ケーブル1のストリップ方法とは、コーミングの工程が異なるのみである。従って、実施の形態1とは異なる、コーミング工程についてのみ説明する。
また、この実施の形態2における多芯ケーブル1のストリップ方法についても、ストリップ加工前の多芯ケーブル1を挿入する工程と、絶縁体12に刃101を入れストリップする工程については、実施の形態1において、図2,図4を用いて説明した方法と同様であるため、重複した説明を省略する。
この実施の形態2における多芯ケーブル1のストリップ方法は、実施の形態1における多芯ケーブル1のストリップ方法とは、コーミングの工程が異なるのみである。従って、実施の形態1とは異なる、コーミング工程についてのみ説明する。
図6は、この実施の形態2において、コーミング、すなわち、多芯ケーブル1の絶縁体12を整線する工程を説明する図であって、図6(a)は、ストリップ装置において絶縁体切り込み箇所を正面から見た断面図であり、図6(b)は、図6(a)のB−B断面図である。
図6は、実施の形態1で図3を用いて説明したコーミングとは、上側と下側の金属部21a,21bを閉じて多芯ケーブル1の絶縁体12を絶縁体コーミング部201a,201bによって上下方向から押さえた後、金属部21を移動させる動きが異なるのみである。
実施の形態1では、図3(a)を用いて説明したように、例えば、上側の金属部21aを横方向(図3のX方向)の、一方向のみに、絶縁体12が90°回転する分だけ平行移動させていた。
この実施の形態2では、例えば、上側の金属部1aを左右両方向(図6のX方向およびY方向)に複数回、繰り返し平行移動させるようにする。
これにより、絶縁体12同士の接触により、接触面が圧縮され変形していた絶縁体12の変形部が、より矯正され、2本以上の導線(単線、撚り線)12を覆う絶縁体12各々の形状がより均等になり、加工のばらつきをさらに低減し、より安定したストリップを行うことができるようになる。
なお、ここでは、上述したように、上側の金属部21aを左右両方向に複数回、繰り返し平行移動させるようにしたが、これに限らず、下側の金属部21bを左右両方向に複数回、繰り返し平行移動させるようにしてもよいし、上側と下側両方の金属部21a,21bを左右両方向に複数回、繰り返し平行移動させるようにしてもよい。また、平行移動させる方向も、一方向のみとしてもよく、金属部21a,21bを平行移動させることにより、2本以上の導線(単線、撚り線)12を覆う絶縁体12各々の形状を均等にするようになっていればよい。
図6は、実施の形態1で図3を用いて説明したコーミングとは、上側と下側の金属部21a,21bを閉じて多芯ケーブル1の絶縁体12を絶縁体コーミング部201a,201bによって上下方向から押さえた後、金属部21を移動させる動きが異なるのみである。
実施の形態1では、図3(a)を用いて説明したように、例えば、上側の金属部21aを横方向(図3のX方向)の、一方向のみに、絶縁体12が90°回転する分だけ平行移動させていた。
この実施の形態2では、例えば、上側の金属部1aを左右両方向(図6のX方向およびY方向)に複数回、繰り返し平行移動させるようにする。
これにより、絶縁体12同士の接触により、接触面が圧縮され変形していた絶縁体12の変形部が、より矯正され、2本以上の導線(単線、撚り線)12を覆う絶縁体12各々の形状がより均等になり、加工のばらつきをさらに低減し、より安定したストリップを行うことができるようになる。
なお、ここでは、上述したように、上側の金属部21aを左右両方向に複数回、繰り返し平行移動させるようにしたが、これに限らず、下側の金属部21bを左右両方向に複数回、繰り返し平行移動させるようにしてもよいし、上側と下側両方の金属部21a,21bを左右両方向に複数回、繰り返し平行移動させるようにしてもよい。また、平行移動させる方向も、一方向のみとしてもよく、金属部21a,21bを平行移動させることにより、2本以上の導線(単線、撚り線)12を覆う絶縁体12各々の形状を均等にするようになっていればよい。
以上のように、実施の形態2によれば、金属部21の対向する平面を平行に複数回移動させて、絶縁体12を転がすように構成したので、より加工のばらつきを低減し、より安定したストリップを行うことができる。
なお、上述した実施の形態1,2では、多芯ケーブル1を挿入し、金属部21a,21bを閉じて、多芯ケーブル1の絶縁体12を絶縁体コーミング部201a,201bによって上下方向から押さえると(図3,図6参照)、多芯ケーブル1のストリップ装置に対する前後の位置は固定され、押さえられた位置で刃101を入れるようにしていたが、これに限らない。例えば、多芯ケーブル1を挿入し、金属部21a,21bを閉じて、多芯ケーブル1の絶縁体12を絶縁体コーミング部201a,201bによって上下から押さえた後、一旦、金属部21a,21bを上下に開き、多芯ケーブル1をストリップ装置に対して前後方向、すなわち、軸線方向にずらして、再度金属部21a,21bを閉じ、絶縁体12に刃101を入れるようにしてもよい。なお、前後方向にずらす度合いは、少なくとも、刃101の厚さ分だけずらすようにすればよい。このようにすることで、絶縁体12の、変形部が矯正された位置に確実に刃101を入れることができ、より安定したストリップを行うことができる。
また、上述した実施の形態1,2では、シース13端付近の絶縁体12が、絶縁体コーミング部201a,201bに挟まれる位置まで多芯ケーブル1を挿入するものとした(図2(b)参照)が、これに限らない。
例えば、図7に示すように、多芯ケーブル1の絶縁体12の先端が、絶縁体コーミング部201a,201bに挟まれる位置まで多芯ケーブル1を挿入するようにしてもよい。このように、絶縁体12の先端が、絶縁体コーミング部201a,201bに挟まれるようにすれば、絶縁体12の先端の変形部が矯正されるようになる。これにより、絶縁体12の先端の、撚られ、圧縮されていたことによるクセがとれ、この後の、例えば、基板にはんだ付けするような工程において、多芯ケーブル1の先端まで冶具に嵌めやすくすることができ、また、多芯ケーブル1の先端が浮いてくる等により冶具から外れやすくなってしまうのを防ぐことができる。
例えば、図7に示すように、多芯ケーブル1の絶縁体12の先端が、絶縁体コーミング部201a,201bに挟まれる位置まで多芯ケーブル1を挿入するようにしてもよい。このように、絶縁体12の先端が、絶縁体コーミング部201a,201bに挟まれるようにすれば、絶縁体12の先端の変形部が矯正されるようになる。これにより、絶縁体12の先端の、撚られ、圧縮されていたことによるクセがとれ、この後の、例えば、基板にはんだ付けするような工程において、多芯ケーブル1の先端まで冶具に嵌めやすくすることができ、また、多芯ケーブル1の先端が浮いてくる等により冶具から外れやすくなってしまうのを防ぐことができる。
また、上述した実施の形態1,2では、刃101によって絶縁体12に切り込みを入れた状態で、金属部21a,21bを上下に開き、多芯ケーブル1を軸線方向に引き抜くことによって絶縁体12を引きちぎり、多芯ケーブル1をストリップするようにしたが、これに限らず、刃101を水平動作させることによって絶縁体12を引きちぎり、多芯ケーブル1をストリップするようにしてもよい。
また、上述した実施の形態1,2では、金属部21a,21bを予め加熱しておくものとしたが、これに限らず、金属部21a,21bを閉じ、絶縁体12を挟みこんでから、金属部21a,21bを加熱するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態1,2では、金属部21a,21bを上下に開き、左右に平行移動させるようにしたが、これに限らない。
また、上述した実施の形態1,2では、金属部21a,21bを上下に開き、左右に平行移動させるようにしたが、これに限らない。
また、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 多芯ケーブル
2 コーミングツール
11 導線
12 絶縁体
13 シース
21 金属部
101 刃
201 絶縁体コーミング部
2 コーミングツール
11 導線
12 絶縁体
13 シース
21 金属部
101 刃
201 絶縁体コーミング部
Claims (5)
- 2本以上の導線、前記導線を個々に覆う絶縁体、および、前記絶縁体をまとめて覆うシースからなる多芯ケーブルを、対向する平面が開閉可能かつ平行移動可能な少なくとも2つの部位からなる金属部に挿入し、前記金属部に設けられた絶縁体コーミング部によって前記絶縁体を整線後、前記多芯ケーブルの軸線方向に対して垂直に設置される一対の刃によってストリップする多芯ケーブルのストリップ方法において、
前記絶縁体コーミング部を加熱し、前記金属部の対向する平面および前記一対の刃を開いた状態で、前記多芯ケーブルを当該開いた金属部および刃の間に挿入した後、当該開いた金属部を閉じて前記絶縁体を挟み込むステップと、
前記絶縁体コーミング部によって、前記絶縁体を圧縮するステップと、
前記金属部の対向する平面を平行に移動させて前記絶縁体を転がすステップと、
前記開かれた刃を閉じ、前記絶縁体に切り込みを入れるステップと、
前記刃によって前記切り込みを入れた状態で、前記金属部を開き、前記多芯ケーブルを軸線方向に引き抜くステップと
を備えた多芯ケーブルのストリップ方法。 - 前記金属部の対向する平面を平行に移動させて、前記絶縁体を90°転がす
ことを特徴とする請求項1記載の多芯ケーブルのストリップ方法。 - 前記金属部の対向する平面を平行に複数回移動させて、前記絶縁体を転がす
ことを特徴とする請求項1記載の多芯ケーブルのストリップ方法。 - 前記多芯ケーブルの先端を、前記絶縁体コーミング部が圧縮可能な位置まで挿入する
ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の多芯ケーブルのストリップ方法。 - 2本以上の導線、前記導線を個々に覆う絶縁体、および、前記絶縁体をまとめて覆うシースからなる多芯ケーブルを挿入して前記絶縁体をストリップするストリップ装置において、
対向する平面を有し、当該対向する平面が開閉可能かつ平行移動可能な少なくとも2つの部位からなる金属部と、
前記金属部の対向する平面各々に設けられ、前記絶縁体を整線する絶縁体コーミング部と、
前記挿入された多芯ケーブルの軸線方向に対して垂直に設置される一対の刃と、
前記絶縁体コーミング部を加熱する加熱制御部と、
前記金属部に、前記絶縁体を挟み込ませる挟持制御部と、
前記絶縁体コーミング部に、前記挟み込んだ絶縁体を圧縮させる加圧制御部と、
前記金属部を平行移動させる平行移動制御部と、
前記一対の刃に、前記絶縁体コーミング部が圧縮した絶縁体を切り込ませる切込制御部とを備えたストリップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015101157A JP2016220346A (ja) | 2015-05-18 | 2015-05-18 | 多芯ケーブルのストリップ方法およびストリップ装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2016220346A true JP2016220346A (ja) | 2016-12-22 |
Family
ID=57578737
Family Applications (1)
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JP2015101157A Pending JP2016220346A (ja) | 2015-05-18 | 2015-05-18 | 多芯ケーブルのストリップ方法およびストリップ装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2016220346A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109842007A (zh) * | 2019-03-07 | 2019-06-04 | 苏州开铂机器人有限公司 | 用于编织线端子插壳机的可前后移动中空摆动烫线机构 |
CN117060284A (zh) * | 2023-10-11 | 2023-11-14 | 天津滨电电力工程有限公司 | 基于架空绝缘的导线热切式自动剥线器及其剥线方法 |
-
2015
- 2015-05-18 JP JP2015101157A patent/JP2016220346A/ja active Pending
Cited By (4)
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CN109842007B (zh) * | 2019-03-07 | 2020-03-31 | 苏州开铂机器人有限公司 | 用于编织线端子插壳机的可前后移动中空摆动烫线机构 |
CN117060284A (zh) * | 2023-10-11 | 2023-11-14 | 天津滨电电力工程有限公司 | 基于架空绝缘的导线热切式自动剥线器及其剥线方法 |
CN117060284B (zh) * | 2023-10-11 | 2024-01-30 | 天津滨电电力工程有限公司 | 基于架空绝缘的导线热切式自动剥线器及其剥线方法 |
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