JP2016219596A - 半導体装置 - Google Patents

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圭一 土屋
Keiichi Tsuchiya
圭一 土屋
修一 塚田
Shuichi Tsukada
修一 塚田
浩二 谷口
Koji Taniguchi
浩二 谷口
博昭 竹谷
Hiroaki Takeya
博昭 竹谷
耕治 濱田
Koji Hamada
耕治 濱田
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Kiyonori Oyu
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裕 鯨井
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Abstract

【課題】微細化が進展しても、不純物拡散層Dとその上面に接続される電極との接触面積を広く確保できるようにする。
【解決手段】半導体装置1は、ゲート溝GT及びSTI溝IT1のそれぞれに側面が接するように形成され、MOSトランジスタのボディ部を構成する半導体ピラーPと、ゲート溝GT内にゲート絶縁膜5を介して埋め込まれるゲート電極Gと、MOSトランジスタのソース又はドレインを構成するソース・ドレイン部SDとを備え、ソース・ドレイン部SDは、半導体ピラーPの上端部に形成される不純物拡散層Dと、ゲート溝GT内にゲート電極G上を延在するように形成され、かつ、ゲート溝GTの側壁で不純物拡散層Dの側面に接する拡張部Exとを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体装置に関し、特に、埋め込みゲート電極を有する半導体装置に関する。
DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの半導体装置は、コンピュータシステムやモバイルシステムのメインメモリとして広く採用されている。半導体装置を構成するメモリセルは一般に、1個のMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ(セルトランジスタ)と1個の記憶素子(DRAMの場合にはセルキャパシタ)が直列接続された構造を有している。
近年の半導体装置においては、半導体基板の表面に溝を設け、その中にゲート絶縁膜を介してゲート電極を埋め込むことによりMOSトランジスタを形成することが多い。この構造によれば、溝の深さによってチャネル長を制御できることから、格段の高密度化を実現できる。特許文献1,2には、このような構造を有するMOSトランジスタの例が開示されている。
特開平4−306881号公報 特開平8−306904号公報
ところで、ゲート電極が溝内に埋め込まれた構造を有するMOSトランジスタにおいては、ソース領域及びドレイン領域は溝の両側に配置されることになる。しかしながら近年、微細化の進展に伴ってMOSトランジスタの形成領域のサイズが小さくなってきていることから、ソース領域及びドレイン領域とこれらの上面に接続される電極(DRAMの場合にはビット線コンタクトプラグ及びキャパシタコンタクトプラグ)との接触面積が低下しており、結果として半導体装置の製造歩留まりの低下が顕著になってきている。
本発明の一側面による半導体装置は、それぞれ第1の方向に延在する第1のゲート溝及びSTI溝が表面に形成された第1の導電型の半導体基板と、前記第1のゲート溝及び前記STI溝のそれぞれに側面が接するように形成され、第1のMOSトランジスタのボディ部を構成する第1の半導体ピラーと、前記第1のゲート溝内にゲート絶縁膜を介して埋め込まれる第1のゲート電極と、前記第1のMOSトランジスタのソース又はドレインを構成するソース・ドレイン部とを備え、前記ソース・ドレイン部は、前記第1の半導体ピラーの上端部に形成され、かつ、前記第1の導電型とは異なる第2の導電型の不純物拡散層と、前記第1のゲート溝内に前記第1のゲート電極上を延在するように形成され、かつ、前記第1のゲート溝の側壁で前記不純物拡散層の側面に接する拡張部とを含むことを特徴とする。
本発明の他の一側面による半導体装置は、第1の導電型の半導体基板と、それぞれ前記半導体基板の表面に第1の方向に延在するように形成されたゲート溝内にゲート絶縁膜を介して埋め込まれ、かつ、前記第1の方向と直交する第2の方向に並置された複数のワード線と、それぞれ前記第2の方向に延在するように形成され、かつ、前記第1の方向に並置された複数のビット線と、前記半導体基板の表面に形成されたSTI溝により前記第1及び第2の方向と異なる第3の方向に延在するように区画された複数の島状活性領域とを備え、前記複数のワード線は、前記複数の島状活性領域のうちの第1の島状活性領域と交差する第1のゲート溝内に埋め込まれた第1のワード線を含み、前記複数のビット線は、前記第1の島状活性領域と交差する第1のビット線を含み、前記第1の島状活性領域には、第1のキャパシタの一電極と接続されることにより第1の記憶ノードを構成し、かつ、前記第1の導電型とは異なる第2の導電型の第1の不純物拡散層と、前記第1のビット線と接続されることにより第1のビット線コンタクトノードを構成する前記第2の導電型の第2の不純物拡散層と、前記第1及び第2の不純物拡散層に挟まれるように配置された前記第1のワード線とを含む第1のメモリセルが配置され、前記第1の不純物拡散層は、前記第1のゲート溝及び前記STI溝のそれぞれと側面で接するように形成された半導体ピラーの上端部に設けられ、かつ、前記第1の溝内に前記第1のワード線上を延在するように形成された拡張部と前記第1の溝の側壁で接続されることを特徴とする。
本発明のさらに他の一側面による半導体装置は、第1の導電型の半導体基板と、それぞれ前記半導体基板の表面に第1の方向に延在するように形成され、かつ、前記第1の方向と直行する第2の方向に並置された複数の第1のSTI溝と、それぞれ前記半導体基板の表面に前記第1及び第2の方向と異なる第3の方向に延在するように形成され、かつ、前記第1の方向に並置された複数の第2のSTI溝と、前記複数の第1及び第2のSTI溝によって区画される複数の島状活性領域と、それぞれ第1の方向に延在し、かつ、前記第1の方向に並ぶ複数の前記島状活性領域のそれぞれと中央で交差する複数のゲート溝と、前記複数のゲート溝のそれぞれに埋め込まれた導電材料により構成される複数のワード線と、それぞれ前記第2の方向に延在するように形成され、かつ、前記第1の方向に並置された複数のビット線とを備え、前記複数のワード線は、前記複数の島状活性領域のうちの第1の島状活性領域と交差する第1のゲート溝内に埋め込まれた第1のワード線を含み、前記複数のビット線は、前記第1の島状活性領域と交差する第1のビット線を含み、前記第1の島状活性領域には、第1のキャパシタの一電極と接続されることにより第1の記憶ノードを構成し、かつ、前記第1の導電型とは異なる第2の導電型の第1の不純物拡散層と、前記第1のビット線と接続されることにより第1のビット線コンタクトノードを構成する前記第2の導電型の第2の不純物拡散層と、前記第1及び第2の不純物拡散層に挟まれるように配置された前記第1のワード線とを含む第1のメモリセルが配置され、前記第1の不純物拡散層は、前記第1のゲート溝及び前記STI溝のそれぞれと側面で接するように形成された半導体ピラーの上端部に設けられ、かつ、前記第1の溝内に前記第1のワード線上を延在するように形成された拡張部と前記第1の溝の側壁で接続されることを特徴とする。
本発明によれば、拡張部を設けたことにより不純物拡散層を第1のゲート溝内にまで拡張できるので、微細化が進展しても、不純物拡散層とその上面に接続される電極との接触面積を広く確保することができる。したがって、半導体装置の製造歩留まりが向上する。
(a)は、本発明の好ましい実施の形態による半導体装置1の構成を示す平面図であり、(b)は、(a)のA−A線に対応する半導体装置1の断面図である。 (a)は、図1に示した半導体装置1の製造工程における上面図であり、(b)は、(a)のA−A線に対応する半導体装置1の断面図である。 (a)は、図1に示した半導体装置1の製造工程(図2に続く工程)における上面図であり、(b)は、(a)のA−A線に対応する半導体装置1の断面図である。 (a)は、図1に示した半導体装置1の製造工程(図3に続く工程)における上面図であり、(b)は、(a)のA−A線に対応する半導体装置1の断面図である。 (a)は、図1に示した半導体装置1の製造工程(図4に続く工程)における上面図であり、(b)は、(a)のA−A線に対応する半導体装置1の断面図である。 (a)は、図1に示した半導体装置1の製造工程(図5に続く工程)における上面図であり、(b)は、(a)のA−A線に対応する半導体装置1の断面図である。 (a)は、図1に示した半導体装置1の製造工程(図6に続く工程)における上面図であり、(b)は、(a)のA−A線に対応する半導体装置1の断面図である。 (a)は、図1に示した半導体装置1の製造工程(図7に続く工程)における上面図であり、(b)は、(a)のA−A線に対応する半導体装置1の断面図である。 (a)は、図1に示した半導体装置1の製造工程(図8に続く工程)における上面図であり、(b)は、(a)のA−A線に対応する半導体装置1の断面図である。 (a)は、図1に示した半導体装置1の製造工程(図9に続く工程)における上面図であり、(b)は、(a)のA−A線に対応する半導体装置1の断面図である。 (a)は、本発明の好ましい実施の形態の第1の変形例による半導体装置1の構成を示す平面図であり、(b)は、(a)のA−A線に対応する半導体装置1の断面図である。 (a)は、本発明の好ましい実施の形態の第2の変形例による半導体装置1の構成を示す平面図であり、(b)は、(a)のA−A線に対応する半導体装置1の断面図である。 (a)は、本発明の好ましい実施の形態の第3の変形例による半導体装置1の製造工程における上面図であり、(b)は、(a)のA−A線に対応する半導体装置1の断面図である。 (a)は、本発明の好ましい実施の形態の第4の変形例による半導体装置1の製造工程における上面図であり、(b)は、(a)のA−A線に対応する半導体装置1の断面図である。 (a)は、本発明の好ましい実施の形態の第5の変形例による半導体装置1の構成を示す平面図であり、(b)は、(a)のA−A線に対応する半導体装置1の断面図である。 (a)は、図15に示した半導体装置1の製造工程における上面図であり、(b)は、(a)のA−A線に対応する半導体装置1の断面図である。 (a)は、図15に示した半導体装置1の製造工程(図16に続く工程)における上面図であり、(b)は、(a)のA−A線に対応する半導体装置1の断面図である。 (a)は、本発明の好ましい実施の形態の第6の変形例による半導体装置1の構成を示す平面図であり、(b)は、(a)のA−A線に対応する半導体装置1の断面図である。 (a)は、図18に示した半導体装置1の製造工程における上面図であり、(b)は、(a)のA−A線に対応する半導体装置1の断面図である。 (a)は、図18に示した半導体装置1の製造工程(図19に続く工程)における上面図であり、(b)は、(a)のA−A線に対応する半導体装置1の断面図である。 (a)は、本発明の好ましい実施の形態の第7の変形例による半導体装置1の製造工程における上面図であり、(b)は、(a)のA−A線に対応する半導体装置1の断面図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
本発明の実施の形態による半導体装置1はDRAMであり、図1に示すように、半導体基板2を備えて構成される。半導体基板2はp型(第1の導電型)の不純物を含むp型のシリコン基板であり、その表面には、DRAMのメモリセルアレイが配置されるメモリセル領域と、DRAMの周辺回路が配置される周辺回路領域とが設けられる。図1には、メモリセル領域の一部のみを図示している。
半導体基板2の表面には、それぞれ図示したy方向(第1の方向)に延在するように幅WI2で形成され、かつ、y方向と直行するx方向(第2の方向)にピッチPGXで並置された複数のSTI(Shallow Trench Isolation)溝IT1(第1のSTI溝)と、それぞれu方向(x,y方向と異なる第3の方向)に延在するように幅AWで形成され、かつ、y方向にピッチPBYで並置された複数のSTI溝IT2(第2のSTI溝)とが形成される。STI溝IT1には、図1に示すように、シリコン酸化膜からなるライナー絶縁膜3aの上にシリコン窒化膜からなる主埋設膜3bを積層してなる積層膜である素子分離用絶縁膜3が埋め込まれる。一方、STI溝IT2には、図1には図示していないが、シリコン酸化膜の単層膜である素子分離用絶縁膜4(図2参照)が埋め込まれる。
STI溝IT1,IT2の間に位置する領域は、図1(a)に示すように、一方の対辺がy方向に平行であり、他方の対辺がu方向に平行な平行四辺形の平面形状を有する島状の活性領域Kとなる。これにより、半導体基板2の表面には、複数の活性領域Kがマトリクス状に区画されている。各活性領域Kのx方向の幅は、STI溝IT1のx方向の幅WI2及びピッチPGXを用いてPGX−WI2と表される。なお、図1では活性領域Kを示す符号Kの右側に「1」などの下付数字を付しているが、これは複数の活性領域Kを区別するために付しているものである。この点は、他の各構成についても同様である。本実施の形態では、各活性領域Kに、1つのセルトランジスタ(MOSトランジスタ)及び1つのセルキャパシタCからなる1つのメモリセルMCが対応する。
半導体基板2の表面にはさらに、それぞれy方向に延在し、かつ、y方向に並ぶ複数の活性領域Kのそれぞれと交差する複数のゲート溝GTが形成される。各ゲート溝GTのx方向の幅dは、STI溝IT1のx方向の幅WI2より大きい一定値である。各ゲート溝GTのx方向の配置は、各ゲート溝GTが対応する複数の活性領域Kそれぞれの中央部分を通過するように決定される。これにより各活性領域K内には、図1(b)に示すように、一方のx方向側面でゲート溝GTと接し、他方のx方向側面でSTI溝IT1と接する2本の半導体ピラーPが形成される。各半導体ピラーPは対応するセルトランジスタのボディ部を構成しており、y方向の両側面でSTI溝IT2と接している。各半導体ピラーPのx方向の幅は、STI溝IT1のx方向の幅WI2及びピッチPGX、並びに、ゲート溝GTのx方向の幅dを用いて、(PGX−WI2−d)/2と表される。半導体装置1では、この(PGX−WI2−d)/2がSTI溝IT1のx方向の幅WI2より小さくなる(PGX−WI2−d<2WI2)ように、PGX,WI2,dの各値が決定される。
ゲート溝GTの下部には、熱酸化膜であるゲート絶縁膜5を介して、対応する複数のセルトランジスタそれぞれの制御電極を構成するゲート電極Gが埋め込まれる。ゲート電極Gは、図1(b)に示すように、窒化チタン膜であるゲートバリア層6の上に低抵抗のタングステン膜であるゲート主配線層7を積層してなる積層膜によって構成される。ゲート電極GはDRAMのワード線WLとして機能するもので、上記の構造により、それぞれ半導体基板2の表面にy方向に延在するように形成されたゲート溝GT内にゲート絶縁膜5を介して埋め込まれ、かつ、x方向に並置された複数のワード線WLが構成される。
ゲート電極Gの上面にはシリコン窒化膜であるゲートキャップ膜8が形成されており、これによってゲート電極Gと上層の構成とが絶縁される。ゲートキャップ膜8の上面はゲート溝GTの上端より下に位置しており、ゲートキャップ膜8の上面とゲート溝GTの上端との間(ゲート溝GTの内部)には、ゲート電極Gの上面を延在するように複数の拡張部Exが形成される。これら複数の拡張部Exは半導体ピラーPごとに形成されるもので、それぞれ、対応する半導体ピラーPの上端部とゲート溝GTの側面で接している。各拡張部Exは、n型(p型とは異なる第2の導電型)の不純物を含有する多結晶シリコン膜であり、不純物拡散層を構成する。各拡張部Exの間には半導体基板2の表面に形成される層間絶縁膜10が入り込んでおり、各拡張部Exはこの層間絶縁膜10によって互いに絶縁分離されている。
各半導体ピラーPの上端部には、n型の不純物拡散層Dが配置される。この不純物拡散層Dは、n型の不純物を半導体基板2内にイオン注入することによって形成されるもので、一方のx方向側面でゲート溝GTと接し、他方のx方向側面でSTI溝IT1と接している。上述した拡張部Exは、対応する半導体ピラーP内の不純物拡散層Dとゲート溝GTの側壁で接しており、こうして接する不純物拡散層Dとともに、対応するセルトランジスタのソース又はドレインを構成するソース・ドレイン部SDとして機能する。つまり、半導体装置1では、セルトランジスタのソース・ドレイン部SDがゲート電極Gの真上にまで拡張されており、半導体ピラーP内のみにソース・ドレイン部SDを形成する従来例に比べ、ソース・ドレイン部SDの上面の面積が拡大していると言える。
ゲート溝GTの下方には、n型の底部不純物拡散層BDが形成される。不純物拡散層Dと同様、底部不純物拡散層BDもn型の不純物を半導体基板2内にイオン注入することによって形成されるもので、ゲート溝GTの底部を取り囲み、該底部と接するように半導体基板2内に設けられている。底部不純物拡散層BDは、いずれの不純物拡散層Dとも接しておらず、孤立している。このような底部不純物拡散層BDを設けるのはセルキャパシタCが記憶している情報の破壊を防ぐためであるが、詳しくは後述する。
半導体基板2の表面にはシリコン酸化膜からなる層間絶縁膜10が形成されており、その上面には、それぞれx方向に延在するように形成され、かつ、y方向に並置された複数のビット線BLが形成される。各ビット線BLは、リンドープトシリコン膜13の上に高融点金属膜14を積層してなる積層膜により構成される。図示していないが、高融点金属膜14自体も、窒化チタン膜上にタングステン膜を積層してなる積層膜によって構成される。
各ビット線BLは、x方向に並ぶ複数の活性領域Kそれぞれの一方のソース・ドレイン部SDの真上を通過するように配置されており、層間絶縁膜10を貫通して設けられるビット線コンタクトプラグBPにより、対応する一連のソース・ドレイン部SDのそれぞれと接続される。なお、ビット線コンタクトプラグBPのx方向の幅は、図1(b)から理解されるように、接続されるソース・ドレイン部SDを構成する不純物拡散層Dのx方向の幅よりも大きくなっている。こうしてビット線BLに接続されるソース・ドレイン部SDは、DRAMのビット線コンタクトノードを構成する。
ビット線BLの上面には、シリコン窒化膜からなるビット線ハードマスク膜15が形成される。また、ビット線BL及びビット線ハードマスク膜15の側面は、シリコン窒化膜からなるビット線素子分離サイドウォール膜16によって覆われている。ビット線ハードマスク膜15及びビット線素子分離サイドウォール膜16は、ビット線BLと、セルキャパシタCや後述するキャパシタコンタクトプラグCPなどとの間を絶縁する役割を果たす。ビット線素子分離サイドウォール膜16の外側にはさらに、例えばシリコン窒化膜であるビット線ライナー膜17が形成される。ビット線ライナー膜17は、詳しくは後ほど半導体装置1の製造方法を説明する際に説明するが、ビット線コンタクトプラグBPのy方向側面も覆っており、ビット線コンタクトプラグBPをキャパシタコンタクトプラグCPなどから絶縁する役割を果たす。
図1には示されていないが、層間絶縁膜10の上面には、シリコン酸化膜からなる層間絶縁膜18(図10参照)がさらに形成される。この層間絶縁膜18の上面は、ビット線ハードマスク膜15の上面と同一の平面を構成している。層間絶縁膜18の上面及びビット線ハードマスク膜15の上面には、シリコン窒化膜からなるストッパ膜20と、このストッパ膜20を貫通する下部電極LEとが配置される。下部電極LEは有底円筒形状の導電膜であり、下部がストッパ膜20を貫通している一方、ほとんどの部分はストッパ膜20の上面から突出している。下部電極LEの上端の一部と、隣接する他の下部電極LEとの間には、シリコン窒化膜からなるサポート膜22が設けられる。このサポート膜22は、縦に細長い下部電極LEが製造途中に倒壊してしまうことを防止する役割を果たすものである。下部電極LEは活性領域Kごとに設けられており、対応する活性領域K内の他方のソース・ドレイン部SDと、層間絶縁膜10,18を貫通して設けられるキャパシタコンタクトプラグCPによって接続される。なお、キャパシタコンタクトプラグCPは、図1(b)に示すように、拡張部Ex、不純物拡散層D、及びSTI溝IT1それぞれの上方に跨るように形成されており、そのx方向の幅は、接続されるソース・ドレイン部SDを構成する不純物拡散層Dのx方向の幅よりも大きくなっている。
下部電極LEのうちストッパ膜20の上面から突出している部分の表面には、キャパシタ絶縁膜23が形成される。また、キャパシタ絶縁膜23を覆うように、導電膜である上部電極UEが形成される。以上の上部電極UE、キャパシタ絶縁膜23、及び下部電極LEにより、下部電極LEごとにセルキャパシタCが構成される。これにより、下部電極LEに接続されるソース・ドレイン部SDは、DRAMの記憶ノードを構成する。なお、上部電極UEは各セルキャパシタCに共通である。
上部電極UEの上面は平坦化されており、シリコン酸化膜である層間絶縁膜25によって覆われている。層間絶縁膜25の上面には配線層27が設けられており、上部電極UEは、層間絶縁膜25を貫通して設けられる上部配線コンタクトプラグ26により、配線層27内の配線と接続されている。
以上、半導体装置1の構成について説明した。次に、図1に示した下付符号を用い、別の観点から半導体装置1の構成について再度より詳しく説明する。
半導体基板2の表面には、それぞれ半導体基板2の表面にy方向に延在するように形成され、かつ、x方向に並置された複数のSTI溝IT1(第1のSTI溝)と、それぞれ半導体基板2の表面にu方向に延在するように形成され、かつ、y方向に並置された複数のSTI溝IT2(第2のSTI溝)とが設けられ、これら複数のSTI溝IT1,IT2により、複数の島状活性領域Kが区画される。また、半導体基板2の表面にはさらに、それぞれy方向に延在し、かつ、y方向に並ぶ複数の活性領域Kのそれぞれと中央で交差する複数のゲート溝GTが設けられる。
複数のゲート溝GTのそれぞれにはゲート絶縁膜5を介して導電材料(ゲートバリア層6及びゲート主配線層7)が埋め込まれており、これにより複数のワード線WLが設けられる。この複数のワード線WLには、複数の活性領域Kのうちの活性領域K(第1の島状活性領域)と交差するゲート溝GT(第1のゲート溝)内に埋め込まれたワード線WL(第1のワード線又は第1のゲート電極)と、複数の活性領域Kのうちの活性領域K(第2の島状活性領域)と交差するゲート溝GT(第2のゲート溝)内に埋め込まれ、かつ、ワード線WLと隣接するワード線WL(第2のワード線又は第2のゲート電極)とが含まれる。また、半導体基板2の表面には、活性領域Kと交差するビット線BL(第1のビット線)と、島状活性領域Kと交差し、かつ、ビット線BLと隣接するビット線BL(第2のビット線)とを含む複数のビット線BLが設けられる。
活性領域Kには、キャパシタCの下部電極LEと接続されることにより記憶ノード(第1の記憶ノード)を構成するn型の不純物拡散層D(第1の不純物拡散層)と、ビット線BLと接続されることによりビット線コンタクトノード(第1のビット線コンタクトノード)を構成するn型の不純物拡散層D(第2の不純物拡散層)と、これら不純物拡散層D,Dに挟まれるように配置されたワード線WLとを含むメモリセルMC(第1のメモリセル)が配置される。そして、不純物拡散層Dは、ゲート溝GT及びSTI溝IT1のそれぞれと側面で接するように形成された半導体ピラーP(第1の半導体ピラー)の上端部に設けられ、かつ、ゲート溝GT内にワード線WL上を延在するように形成された拡張部Exとゲート溝GTの側壁で接続される。同様に、不純物拡散層Dは、ゲート溝GT及びSTI溝IT1のそれぞれと側面で接するように形成された半導体ピラーPの上端部に設けられ、かつ、ゲート溝GT内にワード線WL上を延在するように形成された拡張部Exとゲート溝GTの側壁で接続される。拡張部Exと拡張部Exとは、層間絶縁膜10によって互いに絶縁分離されている。
活性領域Kには、キャパシタCの下部電極LEと接続されることにより記憶ノード(第2の記憶ノード)を構成するn型の不純物拡散層D(第3の不純物拡散層)と、ビット線BLと接続されることによりビット線コンタクトノード(第2のビット線コンタクトノード)を構成するn型の不純物拡散層D(第4の不純物拡散層)と、これら不純物拡散層D,Dに挟まれるように配置されたワード線WLとを含むメモリセルMC(第2のメモリセル)が配置される。そして、不純物拡散層Dは、ゲート溝GT及びSTI溝IT1のそれぞれと側面で接するように形成された半導体ピラーPの上端部に設けられ、かつ、ゲート溝GT内にワード線WL上を延在するように形成された拡張部Exとゲート溝GTの側壁で接続される。また、不純物拡散層Dは、ゲート溝GT及びSTI溝IT1のそれぞれと側面で接するように形成された半導体ピラーP(第2の半導体ピラー)の上端部に設けられ、かつ、ゲート溝GT内にワード線WL上を延在するように形成された拡張部Exとゲート溝GTの側壁で接続される。なお、不純物拡散層Dは、STI溝IT1を介して不純物拡散層Dと隣接している。拡張部Exと拡張部Exとは、層間絶縁膜10によって互いに絶縁分離されている。
以上説明した半導体装置1の構成によれば、拡張部Exを設けたことによりソース・ドレイン部SDを対応するゲート溝GT内にまで拡張できるので、微細化が進展しても、ソース・ドレイン部SDとその上面に接続される電極(ビット線コンタクトプラグBP又はキャパシタコンタクトプラグCP)との接触面積を広く確保することができる。したがって、これらの間の接続を確実に取ることが可能になるので、半導体装置1の製造歩留まりが向上する。また、これらの間の接触抵抗を減らすことが可能になる。
逆に言えば、不純物拡散層Dの断面積が小さくてもソース・ドレイン部SDとその上面に接続される電極との接続を確実に取れるので、半導体ピラーPを細く形成することが可能になる。したがって、セルトランジスタが動作するバイアス条件下において、該セルトランジスタのボディ部を完全空乏状態で動作させることが可能になる。
また、半導体装置1では、上述したように各半導体ピラーPのx方向の幅(PGX−WI2−d)/2がSTI溝IT1のx方向の幅WI2より小さくなる(PGX−WI2−d<2WI2)ようにPGX,WI2,dの各値を決定している。つまり、各半導体ピラーPのx方向(及びu方向)の厚みを十分に薄くしていることから、ある活性領域K内を通過するゲート電極Gの電位が隣接する他の活性領域K内のボディ部に及ぼす影響を、小さく抑えることが可能になる。
さらに、半導体装置1では、1つの活性領域K内にメモリセルMCを1つだけ配置している。別の言い方をすれば、あるメモリセルMCが選択されていないとき(すなわち、そのメモリセルMCを構成するセルトランジスタのゲート電極Gであるワード線WLがハイレベルに活性化されていないとき)に選択状態(ハイレベルに活性化された状態)となり得る他のワード線WLをゲート電極とするMOSトランジスタは、そのメモリセルMCと同じ活性領域K内には形成されない。したがって、電子などのキャリアがメモリセルMC間を移動することを抑制できるので、1つの活性領域K内に2つ以上のメモリセルMCを配置する場合に比べ、各セルキャパシタCに保持されている記憶データの破壊が防止される。
ここで、キャリアの移動によってセルキャパシタCに保持されている記憶データが破壊される現象について、図1(b)の例を参照しながら詳しく説明する。例えばワード線WL(ゲート電極G)が選択されると(ハイレベルになると)、メモリセルMCを構成するセルトランジスタのチャネル領域(ゲート溝GTの周囲に位置する半導体基板2内の領域)に反転層が形成される。その後、ワード線WLが非選択状態になると(ローレベルになると)、反転層内の電子の多くはソース・ドレイン部SD,SDに吸収されるが、一部が半導体基板2の内部に放出される。こうして放出された電子が半導体基板2内を拡散し、隣接するメモリセルMCのソース・ドレイン部SD(記憶ノード)に達する電子の量が一定量を上回ると、セルキャパシタCに記憶される記憶データが破壊される。
半導体装置1では、メモリセルMCが形成される活性領域Kと、ソース・ドレイン部SDとの間にSTI溝IT1が存在している。その結果、STI溝IT1が存在しない場合に比べ、上記の拡散によってソース・ドレイン部SDに達する電子の量が格段に少なくなるので、セルキャパシタCに保持されている記憶データの破壊が防止されることになる。
この他、半導体装置1では、各ゲート溝GTの下方にn型の底部不純物拡散層BDを設けている。この孤立した底部不純物拡散層BDは一時的に電子を保持可能であるため、底部不純物拡散層BDを設けることによっても、上記のようにして拡散する電子の量を減らすことができる。したがって、半導体装置1によれば、一層効果的に、各セルキャパシタCに保持されている記憶データの破壊が防止されていると言える。
底部不純物拡散層BDは、セルトランジスタの駆動能力を向上させる効果も有する。すなわち、ゲート溝GTの幅が狭くなるとゲート溝GT底部の曲率が小さくなるが、チャネル部分がこのような小さい曲率で屈曲することは、しきい値電圧が上昇する原因となる。底部不純物拡散層BDを設けることでゲート溝GT底部をチャネルとして利用しないことになるので、上記のようなしきい値電圧の上昇が発生しなくなり、したがってセルトランジスタの駆動能力が向上する。
次に、本実施の形態による半導体装置1の製造方法について、図2〜図10を参照しながら説明する。
半導体装置1の製造では、まず初めに図2に示すように、半導体基板2の表面に、それぞれu方向に延在する複数のSTI溝IT2を、図示するようにラインアンドスペース状に形成する。STI溝IT2の幅及びy方向のピッチは、上述したようにそれぞれAW及びPBYとする。また、STI溝IT2のx方向のピッチは、上述したSTI溝IT1のピッチ(図1参照)と同じPGXとする。ピッチPBYとピッチPGXとは、本実施の形態では同じ値とするが、互いに異なっていてもよい。以下の説明では、u方向とx方向のなす角をθとする。
次に、STI溝IT2を埋める膜厚でシリコン酸化膜を成膜し、半導体基板2の表面が露出する程度まで表面を平坦化することにより、STI溝IT2内にシリコン酸化膜である素子分離用絶縁膜4を埋め込む。これにより、それぞれu方向に延在する複数の活性領域Kaが形成される。その後、エネルギー100KeV、ドーズ量2×1013atoms/cmの条件で、例えばホウ素などの不純物を半導体基板2の表面にイオン注入することにより、半導体基板2の表面にPウエルを形成する。なお、図2では、このPウエルの図示を省略している。
次に、半導体基板2の表面にさらに例えばリンなどの不純物をイオン注入することにより、各活性領域Kaの表面にn型の不純物拡散層Daを形成する。なお、この不純物拡散層Da(又は図1に示した不純物拡散層D)の形成は、例えば、STI溝IT1を形成するためのマスク膜51(図3参照)を形成した段階で行ってもよいし、層間絶縁膜10を形成した段階(図7参照)で拡張部Exへの不純物注入とともに行ってもよい。
次に、図3に示すように、全面にシリコン酸化膜からなるマスク膜50と、シリコン膜からなるマスク膜51とを順次成膜する。そして、これらマスク膜50,51をパターニングすることにより、STI溝IT1のパターンをマスク膜50,51に形成し、さらにマスク膜50,51をマスクとして半導体基板2をエッチングすることにより、それぞれy方向に延在する複数のSTI溝IT1を、図示するようにラインアンドスペース状に形成する。STI溝IT1のx方向の幅及びピッチは、図1にも示したように、それぞれWI2及びPGXとする。これにより、STI溝IT1のu方向の幅WI2'及びピッチPGX'はそれぞれ、図2に示した角度θを用いて、WI2'=WI2/cosθ、PGX'=PGX/cosθとなる。
次に、シリコン酸化膜を薄く成膜した後、STI溝IT1を埋める膜厚でシリコン窒化膜を成膜し、半導体基板2の表面が露出する程度まで表面を平坦化することにより、STI溝IT1内に、シリコン酸化膜からなるライナー絶縁膜3aの上にシリコン窒化膜からなる主埋設膜3bを積層してなる積層膜である素子分離用絶縁膜3を埋め込む。これにより、複数の活性領域Kaそれぞれがx方向に分割され、マトリクス状に並ぶ複数の活性領域Kが形成される。また、各不純物拡散層Daが活性領域Kごとの不純物拡散層Dbに分割される。活性領域Kのy方向のピッチはSTI溝IT2のy方向のピッチと同じPBY、x方向のピッチはSTI溝IT1のx方向のピッチと同じPGX、u方向のピッチはSTI溝IT1のu方向のピッチと同じPGX'となる。
次に、マスク膜51を選択的に除去した後、露出したマスク膜50を選択的に除去する。このとき、ライナー絶縁膜3aのうち半導体基板2の表面上に位置する部分も除去される。これにより、STI溝IT1内の主埋設膜3bが半導体基板2の表面から突出した状態となる。
続いて、シリコン窒化膜を成膜してエッチバックを行うことにより、図4に示すように、突出した素子分離用絶縁膜3の側面を覆うサイドウォール膜9aを形成する。サイドウォール膜9aのx方向の膜厚tsは、同一の活性領域K内でx方向(又はu方向)に対向する2つのサイドウォール膜9aの表面間のx方向距離が、上述したゲート溝GTのx方向の幅d(図1参照)に等しくなるように設定される。なお、サイドウォール膜9aのu方向の膜厚ts'は、図2に示した角度θを用いて、ts'=ts/cosθと表される。
次に、サイドウォール膜9a及び素子分離用絶縁膜3をマスクとして半導体基板2及び素子分離用絶縁膜4のそれぞれを等速でエッチングすることにより、一様な底面を有するゲート溝GTを形成する。この方法で形成したゲート溝GTは、x方向の幅dでy方向に延在する溝となる。ゲート溝GTのu方向の幅d'は、図2に示した角度θを用いて、d'=d/cosθと表される。エッチング量は、所定のゲート長が得られるように設定される。
ここで、上述したように、セルトランジスタのチャネル領域から半導体基板2の内部に放出されるキャリアの移動によってセルキャパシタCに保持されている記憶データの破壊が引き起こされ得るが、このような記憶データ破壊の原因となるキャリアの移動を防ぐため、素子分離用絶縁膜3,4の下端は、ゲート溝GT内に埋め込まれるゲート電極Gの下端より低い位置にあることが好ましい。したがって、STI溝IT1,IT2は、ゲート溝GTよりも深くなるように形成される。
ゲート溝GTの形成により、図4に示すように、各活性領域K内に2つの半導体ピラーPが形成される。また、各活性領域K内の不純物拡散層Db(図3参照)はそれぞれ、一方の半導体ピラーPの上端部に配置される不純物拡散層D(例えば、活性領域K内の不純物拡散層D)と、他方の半導体ピラーPの上端部に配置される他方の不純物拡散層D(例えば、活性領域K内の不純物拡散層D)とに分割される。各半導体ピラーPのx方向の一方端部は素子分離用絶縁膜3により画定され、x方向の他方端部はゲート溝GTにより画定される。y方向については、両端部ともに素子分離用絶縁膜4により画定される。また、各半導体ピラーP(及び各不純物拡散層D)の平面形状は、y方向に平行な各辺の長さがAW/cosθ(AWは、図2に示したSTI溝IT2の幅)であり、x方向の幅が(PGX−WI2−d)/2である平行四辺形となり、1つの活性領域Kに対応する2つの半導体ピラーP(及び不純物拡散層D)の平面形状は、活性領域Kの平面的な中心に対して点対称となる。
本製造方法では、サイドウォール膜9aを用いてゲート溝GTを形成していることから、活性領域Kに対するゲート溝GTの位置が自己整合的に決定される。したがって、活性領域Kに対するゲート溝GTの位置ズレが防止されるので、半導体ピラーP及び不純物拡散層Dを上述したサイズで均一に形成することが可能になる。
次に、ゲート溝GTの底面に露出した半導体基板2の表面にリンなどの不純物をイオン注入することにより、ゲート溝GTの底面にn型の不純物拡散層を形成する。これにより、いずれの不純物拡散層Dとも接しておらず、孤立している底部不純物拡散層BDが形成される。
次に、図5に示すように、熱酸化によってゲート溝GTの内壁にゲート絶縁膜5を形成し、その上に窒化チタン膜及び低抵抗のタングステン膜を順次成膜する。窒化チタン膜はごく薄く形成し、タングステン膜はゲート溝GTの全体が埋設される膜厚で形成する。続いて、タングステン膜及び窒化チタン膜をエッチバックすることにより、ゲート溝GTの下部に、窒化チタン膜であるゲートバリア層6の上に低抵抗のタングステン膜であるゲート主配線層7を積層してなる積層膜によって構成されるゲート電極Gを埋め込む。
続いて、シリコン窒化膜を成膜し、エッチバックを行うことにより、ゲート電極Gの上面をゲートキャップ膜8で覆う。このエッチバックは、ゲートキャップ膜8の上面がゲート溝GTの上端(半導体基板2の表面)より下に位置するように行う。必要に応じ、表面平坦化のための塗布膜を形成してもよい。その後、露出したゲート絶縁膜5を除去し、不純物拡散層Dの側面をゲート溝GT内に露出させる。
次に、n型の不純物を含有する多結晶シリコン膜を成膜し、エッチバックを行うことにより、ゲート溝GTの上部に多結晶シリコン膜52を埋設する。このエッチバックは、多結晶シリコン膜52の上面が半導体基板2の表面と同一の平面を構成するように行う。必要に応じ、表面平坦化のための塗布膜を形成してもよい。
次に、図6に示すように、全面にフォトレジスト53を成膜し、STI溝IT2(図2参照)上が明部となるようにパターニングを行う。そして、パターニングされたフォトレジスト53をマスクとしてゲート溝GT内に形成された多結晶シリコン膜52を選択的にエッチングする。これにより、STI溝IT2上に形成された多結晶シリコン膜52が除去され、活性領域K内にのみ多結晶シリコン膜52が残存することになる。
次に、フォトレジスト53を除去した後、シリコン窒化膜を成膜し、エッチバックを行う。これにより、図7に示すように、サイドウォール膜9aの側面を覆うサイドウォール膜9bが形成される。サイドウォール膜9a,9bはともにシリコン窒化膜であり、一体化するので、以下ではこれらをサイドウォール膜9と総称する。なお、サイドウォール膜9bは多結晶シリコン膜52のy方向側面にも形成されるが、以後の工程に影響するものではないので、ここでは図示を省略している。
続いて、サイドウォール膜9を含むシリコン窒化膜をマスクとして、多結晶シリコン膜52を選択的にエッチングする。これにより、図7に示すように、各活性領域K内の多結晶シリコン膜52がx方向に分割され、拡張部Exとなる。このエッチングでは、サイドウォール膜9をマスクとしているので、多結晶シリコン膜52の分割は各活性領域Kのちょうど中央で自己整合的に行われる。また、分割によってできる溝の幅をリソグラフィー解像限界寸法未満とすることができるので、各拡張部Exのx方向の幅が最大化される。こうして拡張部Exが形成されることにより、各活性領域K内に2つのソース・ドレイン部SDが形成される。
次に、シリコン酸化膜を成膜し、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法によって表面を平坦化することにより、図8に示す層間絶縁膜10を形成する。その後、フォトリソグラフィ及びドライエッチングを用いてシリコン酸化膜及びシリコン窒化膜を選択的にエッチングすることにより、それぞれy方向に延在する複数の溝55aを形成する。溝55aのx方向の配置は、STI溝IT1と同じx方向のピッチPGXで、かつ、各活性領域Kに形成される2つのソース・ドレイン部SDのうちの一方(ビット線コンタクトノードとなるソース・ドレイン部SD)の上面が溝55aの底面に露出するように決定される。
溝55aを形成した後には、溝55aを埋設する膜厚で導電膜を形成した後、層間絶縁膜10の上面より上に形成された導電膜を除去することにより、溝55a内にビット線コンタクト導電膜55を埋設する。こうして形成されるビット線コンタクト導電膜55は、y方向に延在する直線状の配線となる。
次に、リンドープトシリコン膜、窒化チタン膜、タングステン膜、シリコン窒化膜、及びシリコン酸化膜を順次成膜することにより、図9に示すように、層間絶縁膜10の上面にリンドープトシリコン膜13、窒化チタン膜とタングステン膜の積層膜である高融点金属膜14、シリコン窒化膜であるビット線ハードマスク膜15、及び、シリコン酸化膜であるビット線キャップ膜56からなる積層膜を形成する。そして、この積層膜を図1に示したビット線BLのパターンにパターニングする。これにより、それぞれx方向に延在する複数のビット線BLが形成される。
続いて、全面にシリコン窒化膜を形成し、エッチバックを行う。これにより、リンドープトシリコン膜13、高融点金属膜14、ビット線ハードマスク膜15、及びビット線キャップ膜56それぞれの側面を覆うビット線素子分離サイドウォール膜16が形成される。
次に、ビット線キャップ膜56、ビット線ハードマスク膜15、及びビット線素子分離サイドウォール膜16をマスクとしてビット線コンタクト導電膜55を含む各膜をエッチングすることにより、半導体基板2の表面を露出させる。このエッチングによりビット線コンタクト導電膜55は活性領域Kごとに分割され、各ビット線BLを対応するソース・ドレイン部SDに接続するビット線コンタクトプラグBPとなる。また、エッチングにより生ずる溝の底面には、図9(a)に示すように、素子分離用絶縁膜3,4、サイドウォール膜9、層間絶縁膜10、及びソース・ドレイン部SDがそれぞれ露出することになる。なお、図9(a)の例では、ビット線コンタクトノードとなるソース・ドレイン部SDも一部が露出しているが、ビット線コンタクトノードとなるソース・ドレイン部SDが露出しないように、ビット線BL及びビット線素子分離サイドウォール膜16の一方又は両方のy方向の幅を調節することとしてもよい。
次に、シリコン窒化膜を成膜してエッチバックを行うことにより、図10に示すように、ビット線素子分離サイドウォール膜16の側面を覆うビット線ライナー膜17を形成する。これにより、ビット線コンタクトプラグBPのy方向側面がビット線ライナー膜17で覆われた状態となる。そしてさらにシリコン酸化膜を成膜し、表面を平坦化することにより、層間絶縁膜18を形成する。この平坦化の後の上面には、層間絶縁膜18の他、ビット線ハードマスク膜15、ビット線素子分離サイドウォール膜16、ビット線ライナー膜17が露出する。
次に、フォトリソグラフィ法及びドライエッチング法を用いて、層間絶縁膜18に複数のコンタクトホールCPaを形成する。コンタクトホールCPaは活性領域Kごとに設けられ、対応する活性領域K内の記憶ノードとなるソース・ドレイン部SDを露出させる位置に配置される。コンタクトホールCPaを形成する際に用いるレジストマスクとしては、図示していないが、y方向に並ぶ複数のコンタクトホールCPaそれぞれの形成領域をまとめて露出させるライン状のマスクを用いることが好適である。こうすることで、図10に示すように、コンタクトホールCPaのy方向の側面はビット線ライナー膜17により画定され、x方向側面は層間絶縁膜18により確定されることになる。
その後、例えばリンドープトシリコン膜などの導電膜を成膜し、CMP法などを用いてビット線ハードマスク膜15などの上面が露出する程度まで平坦化を行うことにより、各コンタクトホールCPa内にキャパシタコンタクトプラグCPを埋設する。キャパシタコンタクトプラグCPの底面は、対応する活性領域K内の記憶ノードとなるソース・ドレイン部SDと接している。
次に、シリコン窒化膜、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜を順に成膜することにより、図1に示したように、シリコン窒化膜からなるストッパ膜20と、シリコン酸化膜からなるキャパシタ層間膜(図示せず)と、シリコン窒化膜からなるサポート膜22とを形成する。そして、これらの各膜を貫通し、底面に対応するキャパシタコンタクトプラグCPの上面を露出させるキャパシタホールをキャパシタコンタクトプラグCPごとに形成し、その内壁を覆うように導電膜を形成することにより、セルキャパシタCの下部電極LEを形成する。
ここで、半導体装置1では、上述したようにピッチPGXとピッチPBYを同じ値としている。これにより、図1(a)に示したように、円形の下部電極LEを六方最密格子構造に配置することが可能になっており、したがって、平面積を有効に活用してセルキャパシタCを配置することが実現されることから、半導体装置1では、大きなサイズないし大きな容量を有するセルキャパシタCが実現されている。
次に、図示していないが、エッチングによりサポート膜22に開口部を形成し、この開口部を通じてシリコン酸化膜のウエットエッチングを行うことにより、キャパシタ層間膜を除去する。これにより、各下部電極LEの表面が露出する。また、サポート膜22が残存している部分では、隣り合う2つ以上の下部電極LEが上端部に接続されたサポート膜22を通じて支えあう構造が得られる。これにより、この段階での下部電極LEの倒壊が防止される。
次に、下部電極LEの表面を覆うキャパシタ絶縁膜23を形成し、さらに、例えば窒化チタン膜と不純物ドーブトシリコン膜の積層膜を形成してパターニングを行うことにより、上部電極UEを形成する。そして、上面を平坦化した後にシリコン酸化膜を全面に成膜することによって層間絶縁膜25を形成した後、層間絶縁膜25に貫通孔を設け、その内部に導電膜を埋め込むことにより、上部配線コンタクトプラグ26を形成する。最後に、層間絶縁膜25の上面に配線層27を形成し、さらに必要に応じてパッシベーション膜(図示せず)などを形成することにより、半導体装置1が完成する。
以上説明した半導体装置1の製造方法によれば、素子分離用絶縁膜3の側面に形成したサイドウォール膜9aをマスクとするエッチングによりゲート溝GTを形成していることから、上述したように、半導体ピラーPを均一なサイズで形成することが可能になる。したがって、しきい値電圧の変動に直結するセルトランジスタのボディ部のサイズを安定させることができるので、しきい値電圧の変動を抑制することが可能になる。また、ゲート溝GTの幅によらず半導体ピラーPを均一なサイズで形成することができるので、ゲート溝GTの幅を最大化することができ、したがってゲート電極Gの電気抵抗を抑えることが可能になる。さらに、ボディ部を薄く形成することができるので、隣接する他のメモリセルMC内のゲート電極Gの電位によるセルトランジスタの電気的特性の変化も抑制することが可能になる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
図11は、上記実施の形態の第1の変形例を示す図である。同図と図1を比較すると理解されるように、本変形例による半導体装置1は、底部不純物拡散層BDが、ゲート溝GTの底部を取り囲むように形成される高濃度部HDと、その周囲に形成される低濃度部LDとにより構成される点で、上記実施の形態による半導体装置1と異なっている。
高濃度部HDは、上記実施の形態における底部不純物拡散層BDと同じものである。したがって、高濃度部HDの形成は、上記実施の形態と同様にして行うことができる。一方、低濃度部LDの形成は、上述した不純物拡散層Daを形成する際に、半導体基板2のより深い位置にも不純物を注入することによって行うことが好適である。
別の方法として、高濃度部HDと低濃度部LDを同時に形成することも可能である。この場合、ゲート溝GTを形成した後、拡散速度の異なる2種類の不純物(例えば、ヒ素とリン)をゲート溝GTの底面に露出した半導体基板2の表面にイオン注入し、熱処理を行う。これにより、主として相対的に拡散の遅い不純物によって高濃度部HDが構成され、主として相対的に拡散の速い不純物によって低濃度部LDが構成される。
低濃度部LDは、一方の端部がSTI溝IT1に接し、それによって半導体ピラーPの水平断面の全体が底部不純物拡散層BDによって占められる状態となるように形成される。こうすることで、ゲート溝GTの下方から記憶ノードであるソース・ドレイン部SDに向かうキャリアの移動経路が、底部不純物拡散層BDによって完全に遮断されることになる。
以上説明したように、本変形例による半導体装置1によれば、底部不純物拡散層BDにより、ゲート溝GTの下方から記憶ノードであるソース・ドレイン部SDに向かうキャリアの移動経路が完全に遮断される。したがって、上記したような理由で記憶ノードであるソース・ドレイン部SDに到達する電子の量を減らすことができるので、より効果的にセルキャパシタCに記憶される記憶データの破壊を防止することが可能になる。
なお、本変形例では半導体ピラーPの水平断面の全体が底部不純物拡散層BDによって占められることとしたが、一部に底部不純物拡散層BDとなっていない部分があっても、上記と同様の効果を得ることは可能である。ただし、半導体ピラーPの水平断面に占める底部不純物拡散層BDの割合が大きいほど、より大きな効果を得ることができる。
図12は、上記実施の形態の第2の変形例を示す図である。同図と図1を比較すると理解されるように、本変形例による半導体装置1は、素子分離用絶縁膜3内にエアーギャップAG(空洞部)を有する点で、上記実施の形態による半導体装置1と異なっている。
エアーギャップAGの形成は、主埋設膜3bを構成するシリコン窒化膜を成膜する際に、段差被覆性が劣る成膜方法を採用することによって行う。具体的には、CVD(Chemical Vapor Deposition)法、特にプラズマCVD法などを採用することが好ましい。なお、後の工程においてエアーギャップAGが露出してしまうことを防止する観点から、半導体基板2の表面より下にエアーギャップAGが形成されるように成膜条件を調節することが好ましい。
以上説明したように、本変形例による半導体装置1によれば、素子分離用絶縁膜3内にエアーギャップAGが形成されるので、素子分離用絶縁膜3を挟んで隣接するソース・ドレイン部SD間(例えば、ソース・ドレイン部SDとソース・ドレイン部SDの間)に発生する寄生容量を低減することができる。その結果、ビット線BLの寄生容量を減らすことができるので、半導体装置1のセンスマージンを向上させることが可能となる。
図13は、上記実施の形態の第3の変形例を示す図である。同図には、ゲートキャップ膜8の形成後、ゲート溝GT内に露出したゲート絶縁膜5を除去し、不純物拡散層Dの側面をゲート溝GT内に露出させた後の工程を示している。本変形例は、選択エピタキシャル成長法を用いて拡張部Exを形成する点で、上記実施の形態と異なっている。
本変形例では、不純物拡散層Dの側面をゲート溝GT内に露出させた後、基板温度を600℃として、露出した不純物拡散層Dの側面にシリコン層60を選択エピタキシャル成長させる。こうして形成されたシリコン層60は、図13に示すように、不純物拡散層Dごとに分離されたものとなる。なお、シリコン層60がz方向に過剰に成長した場合には、CMP法もしくはエッチバック法を用いて上面を平坦化すればよい。シリコン層60を形成した後には、形成したシリコン層60内にリンなどの不純物をイオン注入することにより、上記実施の形態と同様の拡張部Exを得る。
以上説明したように、本変形例による半導体装置1の製造方法によれば、選択エピタキシャル成長法によって、上記実施の形態と同様の拡張部Exを形成することが可能になる。また、図6及び図7に示した拡張部Exの分離工程が実施不要となる。
図14は、上記実施の形態の第4の変形例を示す図である。同図には、図13と同様、ゲートキャップ膜8の形成後、ゲート溝GT内に露出したゲート絶縁膜5を除去し、不純物拡散層Dの側面をゲート溝GT内に露出させた後の工程を示している。本変形例は、固相エピタキシャル成長法を用いて拡張部Exを形成する点で、上記実施の形態と異なっている。
本変形例では、不純物拡散層Dの側面をゲート溝GT内に露出させた後、基板温度を600℃として、ゲート溝GT内にシリコンを固相エピタキシャル成長させ、さらにシリコンのエッチバックを行う。これにより、図14に示すように、ゲート溝GTの両側面が直線状のシリコン層61によって覆われた状態となる。この後、図6に示した工程と同様にして各シリコン層61をy方向に分離し、さらにリンなどの不純物をイオン注入することにより、上記実施の形態と同様の拡張部Exを得る。図7に示したような、拡張部Exをx方向に分離する工程は実施不要である。
以上説明したように、本変形例による半導体装置1の製造方法によれば、固相エピタキシャル成長法によって、上記実施の形態と同様の拡張部Exを形成することが可能になる。また、図7に示した拡張部Exの分離工程が実施不要となる。
図15は、上記実施の形態の第5の変形例を示す図である。同図と図1を比較すると理解されるように、本変形例による半導体装置1は、ビット線コンタクトノード側の半導体ピラーP内にn型の不純物拡散層62を有し、記憶ノード側の半導体ピラーP内にp型の不純物拡散層63を有する点で、上記実施の形態による半導体装置1と異なっている。
不純物拡散層62,63の形成方法について、図16及び図17を参照しながら説明する。以下で説明する工程は、図4に示した底部不純物拡散層BDの形成に続いて行われる工程である。
ゲート溝GTの底部に底部不純物拡散層BDを形成した後、ビット線コンタクトノード側のゲート溝GTの内側面に、ソース・ドレイン部SDと同じ導電型(n型)の不純物をイオン注入する。これにより、図16に示すように、ゲート溝GTの内側面に沿って不純物拡散層62aが形成される。不純物の注入は、斜めイオン注入法を用い、傾斜角度89度、エネルギー10KeV、ドーズ量3×1013atoms/cmの条件で行う。不純物は、具体的にはヒ素とすることが好適である。なお、ドーズ量は、1×1013atoms/cm〜1×1015atoms/cmの範囲であればよい。
続いて、記憶ノード側のゲート溝GTの内側面に、p型の不純物をイオン注入する。これにより、図17に示すように、不純物拡散層62aとは反対側のゲート溝GTの内側面に沿って不純物拡散層63aが形成される。不純物の注入は、ここでも斜めイオン注入法を用い、傾斜角度89度、エネルギー10KeV、ドーズ量2×1013atoms/cmの条件で行う。不純物は、具体的にはホウ素とすることが好適である。なお、ドーズ量は、1×1012atoms/cm〜1×1015atoms/cmの範囲であればよい。不純物拡散層63aの不純物濃度を高くし過ぎると、不純物拡散層62,63の界面に形成されるPN接合において接合容量が大きくなり、ビット線BLの容量の増大や、リーク電流の増大によるスタンバイ電流の増大などといった問題が生ずることがあるので、実際に不純物拡散層63aを設けるにあたっては、上記のような問題の発生しない条件を見つけるための条件出しを行う必要がある。
次に、熱処理を行うことにより、不純物拡散層62a,63aそれぞれの内部に存在する不純物を半導体ピラーP内に拡散させる。これにより、不純物拡散層62a,63aのそれぞれが半導体ピラーPの全体に広がって、図15に示した不純物拡散層62,63が形成される。この後の工程は、上記実施の形態と同様である。
以上説明したように、本変形例による半導体装置1によれば、記憶ノード側の半導体ピラーP内にp型の不純物拡散層63を設けるので、チャネル不純物領域の不純物濃度を半導体基板2の表面に形成したPウエルと異なる濃度とすることが可能になる。また、ビット線コンタクトノード側の半導体ピラーP内にn型の不純物拡散層62を設けるので、ビット線コンタクトノード側のソース・ドレイン部SDを半導体ピラーPの全体に拡張することが可能になる。
なお、不純物拡散層62a,63aを設けるための不純物のイオン注入では、y方向に隣接する2つの活性領域K内の不純物拡散層62,63が素子分離用絶縁膜4によって十分に分離されるよう、深くなりすぎないように注意する必要がある。また、本変形例ではビット線コンタクトノードにn型の不純物拡散層62を設け、記憶ノード側にp型の不純物拡散層63を設けたが、逆にすることも可能である。
図18は、上記実施の形態の第6の変形例による半導体装置1を示す図である。本変形例は、不純物拡散層Dの形成方法の点で、上記実施の形態と異なっている。以下、本変形例による不純物拡散層Dの形成方法について、図19及び図20を参照しながら詳しく説明する。
まず、ゲート電極Gの形成まで、上記実施の形態と同様に行う。ただし、図2に示した工程において実施した不純物拡散層Daの形成は行わない。
次に、ビット線コンタクトノード側のゲート溝GTの内側面に、n型の不純物をイオン注入する。これにより、図19に示すように、ビット線コンタクトノード側のゲート溝GTの内側面に沿って不純物拡散層Dが形成される。不純物の注入は、斜めイオン注入法を用い、傾斜角度89度、エネルギー10KeV、ドーズ量4×1013atoms/cmの条件で行う。不純物は、具体的にはリンとすることが好適である。
続いて、記憶ノード側のゲート溝GTの内側面に、n型の不純物をイオン注入する。これにより、図20に示すように、記憶ノード側のゲート溝GTの内側面に沿って不純物拡散層Dが形成される。不純物の注入は、ここでも斜めイオン注入法を用い、傾斜角度89度、エネルギー10KeV、ドーズ量2×1013atoms/cmの条件で行う。不純物は、具体的にはリンとすることが好適である。
この後は、上記実施の形態と同様の工程を行うことにより、最終的に図18に示した半導体装置1が得られる。なお、図18には特に明示していないが、半導体装置1の製造工程中で行われる熱処理により、上述した方法でゲート溝GTの内側面に形成した不純物拡散層Dは、多少、半導体ピラーPの内部方向に広がることになる。
以上説明したように、本変形例による半導体装置1によれば、斜めイオン注入法により、半導体ピラーPの上端部に自己整合的に不純物拡散層Dを形成する。この形成方法によれば、不純物拡散層Dとゲート電極Gが重なり合う長さ(図18に示した長さL1,L2)を精度よく制御することができるので、セルトランジスタの駆動能力のバラつきを抑制することが可能になる。
また、ビット線コンタクトノードを構成する不純物拡散層Dと、記憶ノードを構成する不純物拡散層Dとを別々に形成することができるので、これらの間で、不純物濃度やゲート電極Gと重なり合う長さ(図18に示した長さL1,L2)を異ならせることができる。記憶ノードを構成する不純物拡散層Dを薄く形成すれば、接合リークを低減し、もってDRAMのデータ保持特性を改善することが可能になる。また、ビット線コンタクトノードを構成する不純物拡散層Dを濃く形成すれば、セルトランジスタの寄生抵抗を低減し、もってDRAMの書き込み速度及び読み出し速度を向上することが可能となる。ただし、ビット線コンタクトノードを構成する不純物拡散層Dと、記憶ノードを構成する不純物拡散層Dとで不純物濃度やゲート電極Gと重なり合う長さを異ならせることは必須ではなく、不純物濃度及びゲート電極Gと重なり合う長さの一方又は両方を同じ値としてもよい。
図21は、上記実施の形態の第7の変形例による半導体装置1を示す図である。本変形例は、ゲート溝GTの底面が一様でなく、活性領域Kに相当する部分に半導体基板2の突出部2aを有する点で、上記実施の形態と異なっている。
突出部2aの形成は、図4に示した工程において、サイドウォール膜9a及び素子分離用絶縁膜3をマスクとして半導体基板2及び素子分離用絶縁膜4のそれぞれをエッチングする際、半導体基板2に比べて素子分離用絶縁膜4(シリコン酸化膜)を高速でエッチングすることにより行う。ゲート溝GT形成後の工程は、上記実施の形態で説明したものと同様である。
本変形例によれば、上記実施の形態に比べてチャネル幅を長くすることができる。したがって、各セルトランジスタの駆動能力を向上させることが可能になる。
1 半導体装置
2 半導体基板
2a 突出部
3,4 素子分離用絶縁膜
3a ライナー絶縁膜
3b 主埋設膜
5 ゲート絶縁膜
6 ゲートバリア層
7 ゲート主配線層
8 ゲートキャップ膜
9,9a,9b サイドウォール膜
10,18,25 層間絶縁膜
13 リンドープトシリコン膜
14 高融点金属膜
15 ビット線ハードマスク膜
16 ビット線素子分離サイドウォール膜
17 ビット線ライナー膜
20 ストッパ膜
22 サポート膜
23 キャパシタ絶縁膜
26 上部配線コンタクトプラグ
27 配線層
50,51 マスク膜
52 多結晶シリコン膜
53 フォトレジスト
55 ビット線コンタクト導電膜
55a 溝
56 ビット線キャップ膜
60,61 シリコン層
62,62a,63,63a,D,Da,Db 不純物拡散層
BD 底部不純物拡散層
BL ビット線
BP ビット線コンタクトプラグ
C セルキャパシタ
CP キャパシタコンタクトプラグ
CPa コンタクトホール
Ex 拡張部
G ゲート電極
GT ゲート溝
HD 高濃度部
IT1,IT2 STI溝
K,Ka 各活性領域
LD 低濃度部
LE 下部電極
MC メモリセル
P 半導体ピラー
SD ソース・ドレイン部
UE 上部電極
WL ワード線

Claims (25)

  1. それぞれ第1の方向に延在する第1のゲート溝及びSTI溝が表面に形成された第1の導電型の半導体基板と、
    前記第1のゲート溝及び前記STI溝のそれぞれに側面が接するように形成され、第1のMOSトランジスタのボディ部を構成する第1の半導体ピラーと、
    前記第1のゲート溝内にゲート絶縁膜を介して埋め込まれる第1のゲート電極と、
    前記第1のMOSトランジスタのソース又はドレインを構成するソース・ドレイン部とを備え、
    前記ソース・ドレイン部は、
    前記第1の半導体ピラーの上端部に形成され、かつ、前記第1の導電型とは異なる第2の導電型の不純物拡散層と、
    前記第1のゲート溝内に前記第1のゲート電極上を延在するように形成され、かつ、前記第1のゲート溝の側壁で前記不純物拡散層の側面に接する拡張部とを含む
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1のゲート溝の底部と接するように前記半導体基板内に設けられ、かつ、前記ソース・ドレイン部と接続されていない前記第2の導電型の底部不純物拡散層
    をさらに備える請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記底部不純物拡散層は、前記STI溝の側面に接するように形成される
    請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記底部不純物拡散層は、
    前記第1のゲート溝の底部と接するように形成される高濃度部と、
    前記高濃度部の周囲に形成される低濃度部とを含む
    請求項2又は3に記載の半導体装置。
  5. 前記STI溝は、前記第1のゲート溝よりも深く形成される
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 前記半導体基板の表面には、前記STI溝を挟んで前記第1のゲート溝と平行に延在する第2のゲート溝がさらに形成され、
    前記第2のゲート溝内にゲート絶縁膜を介して埋め込まれる第2のゲート電極と、
    前記第2のゲート溝及び前記STI溝のそれぞれに側面が接するように形成され、第2のMOSトランジスタのボディ部を構成する第2の半導体ピラーとをさらに備え、
    前記STI溝内には空洞部が設けられる
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の半導体装置。
  7. 前記不純物拡散層及び前記拡張部それぞれの上面を覆うように形成される絶縁膜と、
    前記絶縁膜を貫通する開口部内に埋め込まれ、前記不純物拡散層及び前記拡張部それぞれの上面に接する電極とをさらに備え、
    前記第1の方向と交差する第2の方向における前記電極の幅は、該第2の方向における前記不純物拡散層の幅より大きい
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の半導体装置。
  8. 前記電極は、前記拡張部、前記不純物拡散層、及び前記STI溝それぞれの上方に跨るように形成される
    請求項7に記載の半導体装置。
  9. 第1の導電型の半導体基板と、
    それぞれ前記半導体基板の表面に第1の方向に延在するように形成されたゲート溝内にゲート絶縁膜を介して埋め込まれ、かつ、前記第1の方向と直交する第2の方向に並置された複数のワード線と、
    それぞれ前記第2の方向に延在するように形成され、かつ、前記第1の方向に並置された複数のビット線と、
    前記半導体基板の表面に形成されたSTI溝により前記第1及び第2の方向と異なる第3の方向に延在するように区画された複数の島状活性領域とを備え、
    前記複数のワード線は、前記複数の島状活性領域のうちの第1の島状活性領域と交差する第1のゲート溝内に埋め込まれた第1のワード線を含み、
    前記複数のビット線は、前記第1の島状活性領域と交差する第1のビット線を含み、
    前記第1の島状活性領域には、
    第1のキャパシタの一電極と接続されることにより第1の記憶ノードを構成し、かつ、前記第1の導電型とは異なる第2の導電型の第1の不純物拡散層と、
    前記第1のビット線と接続されることにより第1のビット線コンタクトノードを構成する前記第2の導電型の第2の不純物拡散層と、
    前記第1及び第2の不純物拡散層に挟まれるように配置された前記第1のワード線とを含む第1のメモリセルが配置され、
    前記第1の不純物拡散層は、前記第1のゲート溝及び前記STI溝のそれぞれと側面で接するように形成された半導体ピラーの上端部に設けられ、かつ、前記第1のゲート溝内に前記第1のワード線上を延在するように形成された拡張部と前記第1のゲート溝の側壁で接続される
    ことを特徴とする半導体装置。
  10. 前記複数のワード線は、前記複数の島状活性領域のうちの第2の島状活性領域と交差する第2のゲート溝内に埋め込まれ、かつ、前記第1のワード線と隣接する第2のワード線を含み、
    前記複数のビット線は、前記第2の島状活性領域と交差し、かつ、前記第1のビット線と隣接する第2のビット線を含み、
    前記第2の島状活性領域には、
    第2のキャパシタの一電極と接続されることにより第2の記憶ノードを構成する前記第2の導電型の第3の不純物拡散層と、
    前記第2のビット線と接続されることにより第2のビット線コンタクトノードを構成する前記第2の導電型の第4の不純物拡散層と、
    前記第3及び第4の不純物拡散層に挟まれるように配置された前記第2のワード線とを含む第2のメモリセルが配置され、
    前記第1の不純物拡散層と前記第4の不純物拡散層とは、前記STI溝を介して隣接している
    請求項9に記載の半導体装置。
  11. 前記第1のゲート溝の底部と接するように前記半導体基板内に設けられ、かつ、前記第1及び第2の不純物拡散層と接続されていない前記第2の導電型の底部不純物拡散層
    をさらに備える請求項9又は10に記載の半導体装置。
  12. 前記底部不純物拡散層は、前記STI溝の側面に接するように形成される
    請求項11に記載の半導体装置。
  13. 前記STI溝は、前記第1のゲート溝よりも深く形成される
    請求項9乃至12のいずれか一項に記載の半導体装置。
  14. 前記STI溝内には空洞部が設けられる
    請求項9乃至13のいずれか一項に記載の半導体装置。
  15. 前記第1の島状活性領域には、前記第1のワード線が選択されていないときに選択状態となり得る他の前記ワード線をゲート電極とするMOSトランジスタは形成されない
    請求項9乃至14のいずれか一項に記載の半導体装置。
  16. 第1の導電型の半導体基板と、
    それぞれ前記半導体基板の表面に第1の方向に延在するように形成され、かつ、前記第1の方向と直行する第2の方向に並置された複数の第1のSTI溝と、
    それぞれ前記半導体基板の表面に前記第1及び第2の方向と異なる第3の方向に延在するように形成され、かつ、前記第1の方向に並置された複数の第2のSTI溝と、
    前記複数の第1及び第2のSTI溝によって区画される複数の島状活性領域と、
    それぞれ第1の方向に延在し、かつ、前記第1の方向に並ぶ複数の前記島状活性領域のそれぞれと中央で交差する複数のゲート溝と、
    前記複数のゲート溝のそれぞれに埋め込まれた導電材料により構成される複数のワード線と、
    それぞれ前記第2の方向に延在するように形成され、かつ、前記第1の方向に並置された複数のビット線とを備え、
    前記複数のワード線は、前記複数の島状活性領域のうちの第1の島状活性領域と交差する第1のゲート溝内に埋め込まれた第1のワード線を含み、
    前記複数のビット線は、前記第1の島状活性領域と交差する第1のビット線を含み、
    前記第1の島状活性領域には、
    第1のキャパシタの一電極と接続されることにより第1の記憶ノードを構成し、かつ、前記第1の導電型とは異なる第2の導電型の第1の不純物拡散層と、
    前記第1のビット線と接続されることにより第1のビット線コンタクトノードを構成する前記第2の導電型の第2の不純物拡散層と、
    前記第1及び第2の不純物拡散層に挟まれるように配置された前記第1のワード線とを含む第1のメモリセルが配置され、
    前記第1の不純物拡散層は、前記第1のゲート溝及び前記STI溝のそれぞれと側面で接するように形成された半導体ピラーの上端部に設けられ、かつ、前記第1の溝内に前記第1のワード線上を延在するように形成された拡張部と前記第1の溝の側壁で接続される
    ことを特徴とする半導体装置。
  17. 前記複数のワード線は、前記複数の島状活性領域のうちの第2の島状活性領域と交差する第2のゲート溝内に埋め込まれ、かつ、前記第1のワード線と隣接する第2のワード線を含み、
    前記複数のビット線は、前記第2の島状活性領域と交差し、かつ、前記第1のビット線と隣接する第2のビット線を含み、
    前記第2の島状活性領域には、
    第2のキャパシタの一電極と接続されることにより第2の記憶ノードを構成する前記第2の導電型の第3の不純物拡散層と、
    前記第2のビット線と接続されることにより第2のビット線コンタクトノードを構成する前記第2の導電型の第4の不純物拡散層と、
    前記第3及び第4の不純物拡散層に挟まれるように配置された前記第2のワード線とを含む第2のメモリセルが配置され、
    前記第1の不純物拡散層と前記第4の不純物拡散層とは、前記複数の第1のSTI溝のうちのひとつを介して隣接している
    請求項16に記載の半導体装置。
  18. 前記第1のゲート溝の底部と接するように前記半導体基板内に設けられ、かつ、前記第1及び第2の不純物拡散層と接続されていない前記第2の導電型の底部不純物拡散層
    をさらに備える請求項16又は17に記載の半導体装置。
  19. 前記底部不純物拡散層は、前記複数の第1のSTI溝のうちのひとつの側面に接するように形成される
    請求項18に記載の半導体装置。
  20. 前記底部不純物拡散層は、
    前記第1のゲート溝の底部と接するように形成される高濃度部と、
    前記高濃度部の周囲に形成される低濃度部とを含む
    請求項18又は19に記載の半導体装置。
  21. 前記複数の第1のSTI溝はそれぞれ、前記第1のゲート溝よりも深く形成される
    請求項16乃至20のいずれか一項に記載の半導体装置。
  22. 前記複数の第1のSTI溝それぞれの内部には空洞部が設けられる
    請求項16乃至21のいずれか一項に記載の半導体装置。
  23. 前記第1の島状活性領域には、前記第1のワード線が選択されていないときに選択状態となり得る他の前記ワード線をゲート電極とするMOSトランジスタは形成されない
    請求項16乃至22のいずれか一項に記載の半導体装置。
  24. 前記第1の不純物拡散層及び前記拡張部それぞれの上面を覆うように形成される絶縁膜と、
    前記絶縁膜を貫通する開口部内に埋め込まれ、前記第1の不純物拡散層及び前記拡張部それぞれの上面に接する電極とをさらに備え、
    前記第2の方向における前記電極の幅は、前記第2の方向における前記第1の不純物拡散層の幅より大きい
    請求項16乃至23のいずれか一項に記載の半導体装置。
  25. 前記電極は、前記拡張部、前記第1の不純物拡散層、及び該第1の不純物拡散層と隣接する前記第1のSTI溝それぞれの上方に跨るように形成される
    請求項24に記載の半導体装置。
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