JP2016218493A - 包装硬貨処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、トレイの装着状態を判断できる包装硬貨処理装置を提供する。
【解決手段】トレイ28は、複数の包装硬貨Cを一列に収納する。装着部35は、トレイ28を着脱可能に装着する。走査手段は、装着部35に装着されるトレイ28内を走査する。特定手段は、走査手段による走査結果に基づいてトレイ28内の包装硬貨Cを特定する。記憶手段は、トレイ28が装着部35に正常に装着されている場合に走査手段による走査によって取得される走査情報を記憶する。判断手段は、走査手段による走査結果と記憶手段に記憶する走査情報とを比較し、トレイ28の装着状態を判断する。
【選択図】図1

Description

本発明は、包装硬貨を処理する包装硬貨処理装置に関する。
従来、トレイに複数の包装硬貨を一列に収納し、このトレイから必要本数の包装硬貨を順次投出するようにした包装硬貨処理装置がある。
トレイは包装硬貨処理装置の装着部に着脱可能に装着されるようになっており、トレイが装着部に正常に装着された状態で、トレイ内の包装硬貨を正常に投出することが可能となっている。
そのため、トレイが装着部に正常に装着されたか否かを判断する必要があり、その判断のために専用の検知構造を用いている。
専用の検知構造では、トレイの前方領域を光軸が上下方向に通るように上下に光学センサを対向配置している。そして、光学センサの光軸が透光状態にあればトレイの装着状態が正常、遮光状態にあればトレイの装着状態が異常と判断している。
特許第4391851号公報
トレイの装着状態を判断するために、専用の検知構造を用いており、構成が複雑化する。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、簡単な構成で、トレイの装着状態を判断できる包装硬貨処理装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の包装硬貨処理装置は、複数の包装硬貨を一列に収納するトレイと、前記トレイを着脱可能に装着する装着部と、前記装着部に装着される前記トレイ内を走査する走査手段と、前記走査手段による走査結果に基づいて前記トレイ内の前記包装硬貨を特定する特定手段と、前記トレイが前記装着部に正常に装着されている場合に前記走査手段による走査によって取得される走査情報を記憶する記憶手段と、前記走査手段による走査結果と前記記憶手段に記憶する走査情報とを比較し、前記トレイの装着状態を判断する判断手段とを具備するものである。
請求項2記載の包装硬貨処理装置は、請求項1記載の包装硬貨処理装置において、前記走査手段は、前記トレイに沿って移動して前記トレイ内を走査するものである。
請求項3記載の包装硬貨処理装置は、請求項1記載の包装硬貨処理装置において、前記走査手段は、固定配置され、前記装着部に対して着脱される前記トレイの移動に伴って前記トレイ内を走査するものである。
請求項4記載の包装硬貨処理装置は、請求項1ないし3いずれか一記載の包装硬貨処理装置において、前記走査手段は、走査に伴って波形を取得し、前記判断手段は、前記走査手段による走査結果の波形と前記記憶手段に記憶する走査情報の波形とを比較し、前記トレイの装着状態を判断するものである。
請求項5記載の包装硬貨処理装置は、請求項1ないし4いずれか一記載の包装硬貨処理装置において、前記判断手段は、前記走査手段によって走査する所定の走査位置における前記走査手段による走査結果と前記記憶手段に記憶する走査情報とを比較し、前記トレイの装着状態を判断するものである。
請求項6記載の包装硬貨処理装置は、請求項1ないし5いずれか一記載の包装硬貨処理装置において、前記走査手段は、前記トレイを前記装着部に装着したとき、前記装着部が配設された領域を開閉する扉が閉鎖されたとき、および走査指令が入力されたときの少なくともいずれかで1つのタイミングで走査するものである。
請求項7記載の包装硬貨処理装置は、請求項1ないし6いずれか一記載の包装硬貨処理装置において、前記判断手段によって前記トレイが正常に装着されていないと判断された場合、その旨を外部に出力する出力手段を具備するものである。
請求項8記載の包装硬貨処理装置は、請求項1ないし7いずれか一記載の包装硬貨処理装置において、前記走査手段は、光学センサおよび磁気センサのいずれか一方を有するものである。
請求項9記載の包装硬貨処理装置は、請求項1ないし8いずれか一記載の包装硬貨処理装置において、前記走査情報には、前記トレイに前記包装硬貨が収納されている走査パターン、および前記トレイに前記包装硬貨が収納されていない走査パターンが含まれるものである。
請求項1記載の包装硬貨処理装置によれば、トレイに収納された包装硬貨の特定に用いる走査手段を利用することにより、簡単な構成で、トレイの装着状態を判断できる。
請求項2記載の包装硬貨処理装置によれば、請求項1記載の包装硬貨処理装置の効果に加えて、走査手段がトレイに沿って移動してトレイ内を走査することにより、トレイの装着状態を判断できる。
請求項3記載の包装硬貨処理装置によれば、請求項1記載の包装硬貨処理装置の効果に加えて、走査手段は、固定配置され、装着部に対して着脱されるトレイの移動に伴ってトレイ内を走査することにより、トレイの装着状態を判断できる。
請求項4記載の包装硬貨処理装置によれば、請求項1ないし3いずれか一記載の包装硬貨処理装置の効果に加えて、走査手段による走査結果の波形と記憶手段に記憶する走査情報の波形とを比較することにより、トレイの装着状態を判断できる。
請求項5記載の包装硬貨処理装置によれば、請求項1ないし4いずれか一記載の包装硬貨処理装置の効果に加えて、走査手段によって走査する所定の走査位置における走査手段による走査結果と記憶手段に記憶する走査情報とを比較することにより、トレイの装着状態を判断できる。
請求項6記載の包装硬貨処理装置によれば、請求項1ないし5いずれか一記載の包装硬貨処理装置の効果に加えて、トレイを装着部に装着したとき、装着部が配設された領域を開閉する扉が閉鎖されたとき、および走査指令が入力されたときの少なくともいずれかで1つのタイミングで、走査手段が走査し、トレイの装着状態を判断できる。
請求項7記載の包装硬貨処理装置によれば、請求項1ないし6いずれか一記載の包装硬貨処理装置の効果に加えて、トレイが正常に装着されていないと判断された場合、その旨を外部に出力できる。
請求項8記載の包装硬貨処理装置によれば、請求項1ないし7いずれか一記載の包装硬貨処理装置の効果に加えて、光学センサおよび磁気センサのいずれか一方によってトレイ内を走査できる。
請求項9記載の包装硬貨処理装置によれば、請求項1ないし8いずれか一記載の包装硬貨処理装置の効果に加えて、走査情報には、トレイに包装硬貨が収納されている走査パターン、およびトレイに包装硬貨が収納されていない走査パターンが含まれるため、トレイの装着状態の判断の精度を向上できる。
本発明の第1の実施の形態を示す包装硬貨処理装置であり、(a)はトレイが装着部に正常に装着されていない異常状態1において走査手段の各センサの走査波形を示す説明図、(b)はトレイが装着部に正常に装着されていない異常状態2において走査手段の各センサの走査波形を示す説明図である。 同上包装硬貨処理装置であり、(a)はトレイが装着部に正常に装着されていて硬貨が収納されている状態において走査手段の各センサの走査波形を示す説明図、(b)はトレイが装着部に正常に装着されていて硬貨が収納されていない状態において走査手段の各センサの走査波形を示す説明図である。 同上包装硬貨処理装置を備えた貨幣処理システムの正面図である。 同上包装硬貨処理装置の概略断面図である。 同上包装硬貨処理装置の一部の断面図である。 同上包装硬貨処理装置のトレイの斜視図である。 同上包装硬貨処理装置の精査手段の駆動機構を示す斜視図である。 同上包装硬貨処理装置のブロック図である。 同上貨幣処理システムのブロック図である。 同上包装硬貨処理装置によるトレイの装着状態を判断するフローチャートである。 第2の実施形態を示す包装硬貨処理装置の概略断面図である。
以下、本発明の第1の実施の形態を、図1ないし図10を参照して説明する。
図3に、貨幣処理システム10を示す。貨幣処理システム10は、硬貨を入出金する硬貨入出金機11、および紙幣を入出金する紙幣入出金機12を備えている。さらに、貨幣処理システム10は、この貨幣処理システム10を制御するターミナル部13を備えているとともに、取引情報等をプリントアウトするプリンタ部14、損券等を収納する現外ボックス15、および新券紙幣を出金する新券紙幣出金機16等を備えている。
硬貨入出金機11は、本体20、この本体20の左側領域に設けらればら硬貨を入出金するばら硬貨処理装置21、および本体20の右側領域に設けられ包装硬貨を出金する包装硬貨処理装置22を備えている。包装硬貨とは、金種別に例えば50枚等の所定枚数の硬貨を集積し、その周囲に包装紙を巻き付けるとともに集積方向の両端面に包装紙の両端をかしめて包装したもので、いわゆる棒金と呼ばれるものである。
包装硬貨処理装置22には、本体20の内部に包装硬貨を収納する収納庫23が設けられ、この収納庫23の前面に扉24が開閉可能に設けられている。本体20の上部には、包装硬貨を出金する出金部25が設けられている。出金部25には、開閉駆動されるシャッタ26が配設されている。
また、図4に示すように、包装硬貨処理装置22は、金種別に包装硬貨Cを収納するトレイ28を上下方向に複数段(この例では、11段)配設する収納庫23、この収納庫23の前方に昇降可能に設けられた払出ユニット29、およびトレイ28内の包装硬貨Cを走査する走査手段としての走査ユニット30を備えている。
そして、収納庫23は、トレイ28を着脱可能に装着するフレーム33を有している。このフレーム33内に、トレイ28が、前方へ下降する傾斜状態で、上下方向に複数段配設されている。なお、本実施の形態において、収納庫23には、上から順に、2段の1円包装硬貨用のトレイ28(1)、1段の5円包装硬貨用のトレイ28(5)、3段の10円包装硬貨用のトレイ28(10)、1段の50円包装硬貨用のトレイ28(50)、3段の100円包装硬貨用のトレイ28(100)、1段の500円包装硬貨用のトレイ28(500)が、それぞれ配設されている。
フレーム33は、両側の側枠34、およびこれら両側の側枠34の間に取り付けられた複数段の装着部35を備えている。装着部35は、上面が平板状で、前方へ下降する傾斜状態にあり、その上面にトレイ28を載置するとともにその載置したトレイ28が前方へ滑り落ちるように移動させる。図1および図2に示すように、装着部35の両側には、トレイ28の前方への移動を規制するストッパ36が立設されている。ストッパ36の後部側には、装着部35から略垂直に突出するストッパ部37、およびこのストッパ部37の上端から後方へ突出する引掛り部38がそれぞれ設けられ、装着部35の前部側には、ストッパ部37の上端側から装着部35上に向けて傾斜する傾斜面39が形成されている。なお、側枠34には、この側枠34の外側に配設される走査ユニット30によって側枠34の内側に配置されるトレイ28内の包装硬貨Cの走査が可能なように、走査用の開口部34aが形成されている。
図1、図2、図4ないし図6に示すように、トレイ28は、前後方向である傾斜方向に長く、傾斜方向に沿って複数本の包装硬貨Cを径方向一列に配列して収納するとともに、その傾斜によって包装硬貨Cを前端側に寄せて整列状態に収納する。
トレイ28は、1枚の金属板からプレス成形によって形成されており、複数本の包装硬貨Cを径方向一列に配列して載置する底板部42を有し、この底板部42の幅方向両側から側板部43がそれぞれ立ち上げ形成され、底板部42の前端から係止部44が立ち上げ形成され、底板部42の後端から後板部45が立ち上げ形成され、各側板部43から底板部42の上方に対向するように天板部46が折曲形成されている。これら底板部42、両側の側板部43、後板部45および天板部46によって囲まれた空間に、複数本の包装硬貨Cを径方向一列に配列して載置する包装硬貨収納部47が形成されている。
トレイ28の前端には、両側の天板部46が切り欠かれて、包装硬貨Cを上方へ取り出し可能とする取出口48が形成されている。なお、トレイ28の後端側においても、両側の天板部46が切り欠かれている。
トレイ28の両側の側板部43には、複数の第1の検知孔49および複数の第2の検知孔50がそれぞれ包装硬貨配列方向に沿って形成されている。複数の第1の検知孔49は、孔有り金種である50円と5円の包装硬貨の孔部分が外部から見えるような大きさでその孔部分に対応して形成されているとともに、包装硬貨配列方向に沿って収納対象金種の直径に対応するピッチで等間隔毎に形成されている。さらに、第1の検知孔49は、トレイ28の最後部にも形成されている。また、複数の第2の検知孔50は、第1の検知孔49の上方で、適合金種の包装硬貨Cの端面の中央部より上側の弦部分に対応して形成されるとともに、包装硬貨配列方向に沿って適合金種の包装硬貨Cの直径に対応するピッチで等間隔毎に形成されている。さらに、図5に示すように、50円包装硬貨用および100円包装硬貨用のトレイ28のみは、トレイ28の両側の側板部43に、第1および第2の検知孔49,50に加えて、複数の第3の検知孔51が包装硬貨配列方向に沿って形成されている。複数の第3の検知孔51は、第1の検知孔49の下方で、適合金種の包装硬貨Cの端面の中央部より下側の弦部分に対応して形成されるとともに、包装硬貨配列方向に沿って適合金種の包装硬貨Cの直径に対応するピッチで等間隔毎に形成されている。
トレイ28の両側の側板部43には、トレイ28が装着部35に装着された状態で、装着部35のストッパ36に当接して前方への移動が規制される規制部52が突設されている。規制部52は、側板部43の側方(外方)に切り起こされた切起片によって構成されている。
トレイ28の前端で幅方向の2箇所に、払出ユニット29により取出口48から包装硬貨Cを取り出す際に利用する一対の溝部(図6参照)53が底板部42から係止部44に亘って形成されている。
トレイ28は、包装硬貨Cの長さ方向に対応する両側の側板部43間の間隔、および包装硬貨Cの直径方向に対応する底板部42と天板部46との間の間隔が、それぞれ適合金種の包装硬貨Cを収納可とする寸法に設定されており、適合金種の包装硬貨Cより大きな寸法の金種の包装硬貨Cは収納不可としている。
そして、トレイ28は、装着部35上に傾斜方向に沿って移動可能に配置され、トレイ28の規制部52が装着部35のストッパ36に当接して前方への移動が規制された位置をトレイ28の定位置とし、この定位置から後方へ移動可能としている。トレイ28の定位置は、トレイ28が装着部35に正常に装着された位置でもある。
また、図4に示すように、払出ユニット29は、本体20の出金部25の下方でかつ複数のトレイ28の前方の領域を昇降可能とする昇降体56、およびこの昇降体56を昇降させる昇降手段57を備えている。
昇降体56には、トレイ28から包装硬貨Cを取り出す取出手段としての取出レバー58、この取出レバー58によって取り出された包装硬貨Cを受け入れる受入部59が設けられている。そして、取出レバー58は、トレイ28の前端面に平行な軸58aを中心にモータによって回転駆動され、トレイ28の最前部に位置する包装硬貨Cを取出口48から上方へ取り出す。取出レバー58はトレイ28の溝部53の位置と対応しており、取出レバー58の回転時にトレイ28とは干渉しない。
昇降手段57は、昇降領域の上下に配設されたプーリ61、およびこれらプーリ61間に張設されたベルト62を有し、ベルト62に昇降体56が連結されている。プーリ61をモータで駆動してベルト62を回転させることにより、昇降体56が、昇降し、各トレイ28から包装硬貨Cを投出する各投出位置、および出金部25の下側の出金位置にそれぞれ移動する。
また、図4および図5に示すように、走査ユニット30は、トレイ28内の包装硬貨Cを特定するため、および装着部35に対するトレイ28の装着状態を判断するために、各装着部35に装着された各トレイ28内および各トレイ28自体を走査する。
走査ユニット30は、トレイ28の幅方向両側であってフレーム33の側枠34の両外側に配置されるセンサ部として上下方向に細長い一対の走査基板65を有し、これら一対の走査基板65がトレイ28の包装硬貨配列方向である走査方向に沿って移動可能としている。
一対の走査基板65の互いに対向する内面には、各装着部35に正常に装着された各トレイ28の位置に対応して、センサとしての孔有無検知用の孔センサ66、および径測定用の径センサとしての上径センサ67を一組としてそれぞれ取り付けられている。さらに、50円包装硬貨用および100円包装硬貨用のトレイ28のみは、取得する走査データを多くして包装硬貨Cを特定する精度を高めるために、孔センサ66および上径センサ67に加えて、径測定用の下径センサ68を一組としてそれぞれ取り付けられている。これら各センサ66,67,68は、一方の走査基板65に取り付けられた例えば発光ダイオードなどの発光部と、他方の走査基板65に取り付けられた例えば受光トランジスタなどの受光部とを有する光学センサであり、これら発光部と受光部とが互いに対向し、発光部から発したセンサ光を受光部で受光可能とする。
孔センサ66は、トレイ28の第1の検知孔49を通じてトレイ28内の包装硬貨Cの端面の中央部に対応してセンサ光を投受光する。上径センサ67は、トレイ28の第2の検知孔50を通じてトレイ28内の包装硬貨Cの端面の中央部より上側の弦部分に対応してセンサ光を投受光する。下径センサ68は、トレイ28の第3の検知孔51を通じてトレイ28内の包装硬貨Cの端面の中央部より下側の弦部分に対応してセンサ光を投受光する。
一対の走査基板65は、移動機構69によって支持されている。この移動機構69により、一対の走査基板65は、トレイ28の包装硬貨配列方向に対応した走査方向に沿って移動する。一対の走査基板65は、最も前進した位置を前定位置とし、最も後進した位置を後定位置とし、これら前定位置と後定位置との間で往復移動する。
この移動機構69は、フレーム33の側枠34に走査方向に沿って配設されたガイド軸70を有し、このガイド軸70によって走査基板65を走査方向に沿って移動可能に支持する。さらに、フレーム33の側枠34には各走査基板65の上部近傍および下部でかつ移動領域の前後部に対応してプーリ71がそれぞれ配設され、前後のプーリ71間にベルト72がそれぞれ掛け回され、これらベルト72に走査基板65がそれぞれ連結されている。後部両側のプーリ71は連動軸73によってそれぞれ一体に連結されているとともに、上下の連動軸73がベルト等の連動機構で連動回転するように構成されている。
そして、下側の連動軸73が走査モータ74(図7参照)によって正逆転駆動されることにより、全てのベルト72が連動回転され、一対の走査基板65が一定の対向状態を保ったまま走査方向に移動する。
図7に示すように、走査モータ74によって駆動される駆動軸75にプーリ76が固定され、このプーリ76と下側の連動軸73に固定されているプーリとの間にベルト77が張設され、走査モータ74の駆動力が下側の連動軸73に伝達される。
さらに、走査モータ74の駆動によって移動する走査基板65の移動量(位置)を検知する検知手段78が設けられている。検知手段78では、駆動軸75にプーリ79が固定され、このプーリ79と検出軸80に固定されているプーリ81との間にベルト82が張設されており、駆動軸75に連動して検出軸80が回転する。検出軸80には周辺部に複数のスリット83aを設けた検出板83が固定され、この検出板83の周辺部に両側から対向するフォトインタラプタである検出センサ84が配設されている。検出センサ84は、検出板83の面に対向して遮光、スリット83aに対向して透光となり、遮光と透光とに応じたパルス状の検知信号を出力する。
そして、走査ユニット30は、トレイ28を装着部35に装着したとき、装着部35が配設された領域を開閉する扉24が閉鎖されたとき、および走査指令が入力されたときの少なくともいずれかで1つのタイミングで走査動作する。
また、図8に、包装硬貨処理装置22のブロック図を示す。
包装硬貨処理装置22は、この包装硬貨処理装置22を制御する制御部90を備えている。制御部90には、出金部25(モータ等の駆動部およびセンサ類を含む)、払出ユニット29(モータ等の駆動部およびセンサ類を含む)、および走査ユニット30(モータ等の駆動部およびセンサ類を含む)等が接続されている。
制御部90には、記憶手段としての記憶部91、およびターミナル部13と接続するインターフェース部92等が接続されている。記憶部91には、トレイ28が装着部35に正常に装着されている場合に、走査ユニット30による走査によって取得される走査情報等が記憶されている。この走査情報には、トレイ28に該当金種の包装硬貨Cが収納されている場合、およびトレイ28に包装硬貨Cが収納されていない場合の両方が含まれる。
そして、制御部90は、走査ユニット30による走査結果と記憶部91に予め記憶されている走査情報とを比較し、トレイ28内の包装硬貨Cを特定する特定手段90a、走査ユニット30による走査結果と記憶部91に予め記憶されている正常時の走査情報とを比較し、トレイ28の装着状態を判断する判断手段90b、および判断手段90bによってトレイ28が正常に装着されていないと判断された場合、その旨を外部に出力する出力手段90cの機能等を備えている。
特定手段90aおよび判断手段90bは、走査ユニット30の走査時に、走査基板65の移動を検出する検出センサ84が遮光から透光に切り換わった際に、各センサ66,67,68が遮光か透光かを確認する。
特定手段90aは、走査ユニット30の走査結果に基づいて、孔センサ66で検知された包装硬貨Cの孔の有無を判断するとともに、上径センサ67(50円包装硬貨用および100円包装硬貨用のみは下径センサ68も含む)で検知される包装硬貨Cの遮光幅、隣り合う包装硬貨Cの間隔、および包装硬貨Cのピッチ等を記憶部91の走査情報と比較し、トレイ28内の包装硬貨Cの金種と本数を特定し、あるいは異金種が混入していることを特定する。
判断手段90bは、走査ユニット30による走査結果の波形と記憶部91に予め記憶されている走査情報の波形とを比較し、トレイ28の装着状態を判断する。さらに、判断手段90bは、走査ユニット30の孔センサ66によって走査する所定の走査位置であるチェックポイントPにおいて、遮光か透光かを確認し、トレイ28の装着状態を判断する。このチェックポイントPは、装着部35に正常に装着されたトレイ28の後端近傍位置であって、トレイ28によって遮光される位置である。
また、図9に、貨幣処理システム10のブロック図を示す。
貨幣処理システム10は、ターミナル部13を備えるとともに、このターミナル部13に接続された硬貨入出金機11および紙幣入出金機12等を備えている。
ターミナル部13は、硬貨入出金機11および紙幣入出金機12等を含む貨幣処理システム10を制御する上位制御部13aを備えている。さらに、ターミナル部13は、表示部13b、および例えばタッチパネルによって構成される操作部13cを備えている。
次に、第1の実施の形態の作用を説明する。
まず、包装硬貨処理装置22による包装硬貨Cの出金動作について説明する。
ターミナル部13から包装硬貨処理装置22に入力される出金指令に基づいて、最下部で待機していた払出ユニット29の昇降体56を上昇させて、昇降体56を出金金種のトレイ28の位置に移動させ、取出レバー58を回転させ、この取出レバー58で出金金種のトレイ28の最前部に位置する1本の包装硬貨Cを取り出して受入部59に送り込む。
1本の包装硬貨Cのみを取り出す場合には、取出レバー58の回転を停止させ、また、複数本の包装硬貨Cを取り出す場合には、取出レバー58を継続回転させて複数本の包装硬貨Cを取り出し、必要本数の包装硬貨Cを取り出したら取出レバー58の回転を停止させる。
複数の金種の包装硬貨Cを出金する場合には、取り出し対象となる包装硬貨Cが収納されたトレイ28のうち最下位のトレイ28から包装硬貨Cを取り出し、昇降体56を上昇させて次の取り出し対象のトレイ28の位置に移動し、同様にして包装硬貨Cを取り出す。
出金指令に基づく全ての金種および本数の包装硬貨Cを取り出し終えたら、昇降体56を出金部25に上昇させ、出金部25のシャッタ26を開き、昇降体56の受入部59に収納されている包装硬貨Cを取出可能とする。
昇降体56の受入部59から包装硬貨Cが取り出されたら、出金部25のシャッタ26を閉じ、昇降体56が最下部に移動して次の出金に待機する。
次に、包装硬貨処理装置22に対するトレイ28の装着時のチェック動作について説明する。包装硬貨処理装置22には、包装硬貨Cを収納したトレイ28を装着することにより、包装硬貨Cを装填または補充する。
包装硬貨処理装置22の扉24を開け、包装硬貨Cを収納したトレイ28を該当金種の装着部35に装着し、扉24を閉じる。扉24を閉じると、走査ユニット30が走査動作を行い、走査結果に基づいて、判断手段90bによるトレイ28の装着状態の判断、および特定手段90aによるトレイ28内の包装硬貨Cの特定(精査)を行う。
図10に、トレイ28の装着状態を判断するフローチャートを示す。トレイ28の装着後に扉24が閉鎖されると、チェック条件が成立したと判断し(ステップS1のYES)、走査ユニット30が走査処理を実行する(ステップS2)。
走査ユニット30の走査処理では、一対の走査基板65をトレイ28に沿って移動させ、孔センサ66によりトレイ28の第1の検知孔49を通じてトレイ28内の包装硬貨Cの端面の中央部に対応してセンサ光を走査し、上径センサ67によりトレイ28の第2の検知孔50を通じてトレイ28内の包装硬貨Cの端面の上側弦部分に対応してセンサ光を走査する。さらに、50円包装硬貨用および100円包装硬貨用のトレイ28については、下径センサ68によりトレイ28の第3の検知孔51を通じてトレイ28内の包装硬貨Cの端面の下側弦部分に対応してセンサ光を走査する。
走査ユニット30の走査処理後、判断手段90bによるトレイ28の装着状態の判断処理を実行する(ステップS3)。
図2(a)に、トレイ28が装着部35に正常に装着されていて、トレイ28に包装硬貨Cが収納されている状態を示す。なお、図2(a)(b)には10円包装硬貨用のトレイ28を示す。また、図2(a)(b)には、それぞれ、トレイ28および装着部35を示すとともに、理解を容易にするために、トレイ28および装着部35の下側には孔センサ66の走査波形を示し、トレイ28および装着部35の上側には上径センサ67の走査波形を示す。
孔センサ66の走査波形は、最前方から最後方の直前までの走査領域が包装硬貨Cおよびトレイ28で遮光されてLレベルとなり、最後方で第1の検知孔49を通じて透光となってHレベルとなる。チェックポイントPはトレイ28で遮光されていてLレベルとなっている。
上径センサ67の走査波形は、包装硬貨Cで遮光される位置がLレベル、包装硬貨Cと包装硬貨Cとの間で透光となる位置がHレベルとなっている。
したがって、包装硬貨C(ここでは、孔の無い10円硬貨)が収納されているトレイ28が装着部35に正常に装着されている装着状態では、孔センサ66の走査波形が、略全域で遮光、およびチェックポイントPも遮光であり、かつ、上径センサ67の走査波形が、遮光と透光とを一定間隔で繰り返している。そして、この正常時の走査波形が走査情報として記憶部91に予め記憶されている。
また、図2(b)には、トレイ28が装着部35に正常に装着されているが、包装硬貨Cが収納されていない状態を示す。
孔センサ66の走査波形は、トレイ28で遮光される位置がLレベル、第1の検知孔49で透光となる位置がHレベルとなる。チェックポイントPはトレイ28で遮光されていてLレベルとなっている。
上径センサ67の走査波形は、トレイ28で遮光される位置がLレベル、トレイ28の側板部43が切り欠かれている箇所および第2の検知孔50の箇所が透光となってHレベルとなる。
したがって、包装硬貨Cが収納されていないトレイ28が装着部35に正常に装着されている装着状態では、孔センサ66の走査波形が、遮光と透光とを一定間隔で繰り返す領域があり、およびチェックポイントPも遮光であり、かつ、上径センサ67の走査波形が、前側領域で遮光と透光とを一定間隔で繰り返し、後側領域で透光となる。そして、この正常時の走査波形が走査情報として記憶部91に予め記憶されている。
そして、判断手段90bによる判断処理では、走査ユニット30による走査結果と記憶部91に予め記憶されている正常時の走査情報とを比較、すなわち走査結果の走査波形と正常な走査情報の走査波形とを比較する。
比較の結果、トレイ28の装着状態を判断し、装着状態に異常なしと判断すれば(ステップS4のNO)、チェック動作のうちのトレイ28の装着状態の判断を終了する。
また、トレイ28の装着状態が異常なしと判断されれば、特定手段90aによるトレイ28内の包装硬貨Cの特定を行う。特定手段90aは、走査ユニット30の走査結果に基づいて、孔センサ66で検知された包装硬貨Cの孔の有無を判断するとともに、上径センサ67、さらに50円包装硬貨用および100円包装硬貨用のみに適用される下径センサ68で検知される包装硬貨Cの遮光幅、隣り合う包装硬貨Cの間隔、および包装硬貨Cのピッチ等を記憶部91の走査情報と比較し、トレイ28内の包装硬貨Cの金種と本数を特定し、あるいは異金種が混入していることを特定する。特定情報は出力手段90cによってターミナル部13に出力し、トレイ28内に異金種が混入していた場合には、その旨をターミナル部13の表示部13bで表示したり、ブザーや音声によって報知する。
一方、図1(a)(b)には、包装硬貨Cを収納したトレイ28が装着部35に正常に装着されていない異常状態1および2を示す。
図1(a)には、トレイ28の規制部52が装着部35のストッパ36上に乗り上げ、トレイ28の前端側が装着部35から浮き上がっている異常状態1を示す。
この異常状態1の場合、孔センサ66の走査波形は、略全域で遮光、およびチェックポイントPも遮光であるが、上径センサ67の走査波形が、走査方向に沿って遮光と透光との間隔が異なり、遮光と透光とを一定間隔で繰り返していない。
そのため、判断手段90bは、走査ユニット30による走査結果と記憶部91に予め記憶されている正常時の走査情報とを比較し、上径センサ67の走査波形が遮光と透光とを一定間隔で繰り返していないことから、異常有りと判断する(ステップS4のYES)。
図1(b)には、トレイ28が装着部35上に配置されているが、トレイ28の規制部52が装着部35のストッパ36に引っ掛からず、トレイ28の前端が払出ユニット29の昇降体56の昇降領域に突出している異常状態2を示す。
この異常時用体2の場合、孔センサ66の走査波形が略全域で遮光、上径センサ67の走査波形が遮光と透光とを一定間隔で繰り返しているが、孔センサ66のチェックポイントPは透光状態にある。
そのため、判断手段90bは、走査ユニット30による走査結果と記憶部91に予め記憶されている正常時の走査情報とを比較し、チェックポイントPが遮光状態にないことから、異常有りと判断する(ステップS4のYES)。
そして、異常有りと判断すると(ステップS4のYES)、出力手段90cによって異常情報をターミナル部13に出力し、その旨をターミナル部13の表示部13bで表示したり、ブザーや、例えば「○○のトレイの装着が異常です。装着しなおしてください。」というような音声等によって、報知する(ステップS5)。
報知を確認した作業者は、扉24を開け、トレイ28の装着状態を確認し、トレイ28を再装着し、扉24を閉じる。
トレイ28の再装着により(ステップS6のYES)、再度、走査処理および判断処理等を開始する。
以上のように、包装硬貨処理装置22によれば、トレイ28に収納された包装硬貨Cの特定に用いる走査ユニット30を利用することにより、専用センサ等を別途用いることなく、簡単な構成で、トレイ28の装着状態を判断できる。
また、走査ユニット30のセンサ部である走査基板65がトレイ28に沿って移動してトレイ28内を走査することにより、トレイ28の装着状態を走査できる。
また、判断手段90bは、走査ユニット30による走査結果の波形と記憶部91に記憶する走査情報の波形とを比較することにより、トレイ28の装着状態を判断できる。
また、判断手段90bは、走査ユニット30によって走査する所定の走査位置であるチェックポイントPにおける走査ユニット30による走査結果と記憶部91に記憶する走査情報とを比較することにより、トレイ28の装着状態の判断の精度を向上できる。
また、トレイ28を装着部35に装着したとき、装着部35が配設された領域を開閉する扉24が閉鎖されたとき、およびターミナル部13から走査指令が入力されたときの少なくともいずれかで1つのタイミングで、走査ユニット30が走査し、判断手段90bによってトレイ28の装着状態を判断できる。
また、トレイ28が正常に装着されていないと判断された場合、その旨を外部に出力できるため、トレイ28が正常に装着されていないまま包装硬貨処理装置22が運用されてしまうのを防止できる。
また、走査ユニット30は、光学センサを用いることにより、包装硬貨Cの孔の有無および径から、包装硬貨Cを正確に特定することができる。
また、記憶部91に記憶される走査情報には、トレイ28に包装硬貨Cが収納されている走査パターン、およびトレイ28に包装硬貨Cが収納されていない走査パターンが含まれるため、トレイ28の装着状態の判断の精度を向上できる。
次に、図11に第2の実施の形態を示す。なお、第1の実施の形態と同様の構成については、同じ符号を用い、その構成および作用効果についての説明を省略する。
走査ユニット30は、両側の走査基板65間に各トレイ28の上下から対向する一対の磁気センサ95をそれぞれ配設している。
そして、走査ユニット30の走査時に、トレイ28に沿って移動する一対の磁気センサ95によって、トレイ28内の包装硬貨Cを走査し、包装硬貨Cの磁気特性を検出するとともに、包装硬貨Cの径に応じた磁気センサ95と包装硬貨Cとのギャップを検出する。
特定手段90aは、走査結果の磁気特性から包装硬貨Cの金種を特定するとともに、ギャップから包装硬貨Cの径を判断して包装硬貨Cの金種を特定する。
また、トレイ28には、磁気センサ95によって走査される位置に、トレイ28の装着状態を判断するための被検出部を設ける。被検出部は、磁気センサ95で検出される磁性部または磁気センサ95で検出されない非磁性部で構成し、例えば、トレイ28の底板部42の前端部や、天板部46の前端部に設ける。さらに、チェックポイントPとして、被検出部を後板部45等に設ける。
そして、走査ユニット30の走査時に、磁気センサ95によってトレイ28の被検出部を走査する。
判断手段90bは、走査結果と予め記憶部に記憶されている正常装着状態での磁気センサ95による走査情報とを比較し、トレイ28の装着状態を判断する。
したがって、第2の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、包装硬貨処理装置22は、本体20の前面側からトレイ28を装着部35に装着する構成に限らず、本体20の背面側からトレイ28を装着部35に装着する構成でもよい。
また、本体20の前面側または背面側からトレイ28を装着部35に装着する入口部分に走査手段を固定配置し、装着部35に装着されるトレイ28の移動に伴って走査手段でトレイ28内を走査するようにしてもよい。この場合、トレイ28を装着部35に正常に装着した状態で、走査手段のセンサ部に対向するトレイ28の位置に、所定の被検出部が設けられていればよい。所定の被検出部は、センサ部に光学センサを用いる場合には孔部または遮光部であり、センサ部に磁気センサを用いる場合には磁性部または非磁性部である。そして、このような走査手段の場合にも、走査結果からトレイ28の装着状態を判断することができる。
また、判断手段は、ターミナル部13の上位制御部13aが備えていてもよい。
また、走査手段は、光学センサや磁気センサ以外でもよく、例えばトレイ28および包装硬貨Cに対して接触しながら走査するような機構でもよい。
22 包装硬貨処理装置
24 扉
28 トレイ
30 走査手段としての走査ユニット
35 装着部
90a 特定手段
90b 判断手段
90c 出力手段
91 記憶手段としての記憶部
C 包装硬貨

Claims (9)

  1. 複数の包装硬貨を一列に収納するトレイと、
    前記トレイを着脱可能に装着する装着部と、
    前記装着部に装着される前記トレイ内を走査する走査手段と、
    前記走査手段による走査結果に基づいて前記トレイ内の前記包装硬貨を特定する特定手段と、
    前記トレイが前記装着部に正常に装着されている場合に前記走査手段による走査によって取得される走査情報を記憶する記憶手段と、
    前記走査手段による走査結果と前記記憶手段に記憶する走査情報とを比較し、前記トレイの装着状態を判断する判断手段と
    を具備することを特徴とする包装硬貨処理装置。
  2. 前記走査手段は、前記トレイに沿って移動して前記トレイ内を走査する
    ことを特徴とする請求項1記載の包装硬貨処理装置。
  3. 前記走査手段は、固定配置され、前記装着部に対して着脱される前記トレイの移動に伴って前記トレイ内を走査する
    ことを特徴とする請求項1記載の包装硬貨処理装置。
  4. 前記走査手段は、走査に伴って波形を取得し、
    前記判断手段は、前記走査手段による走査結果の波形と前記記憶手段に記憶する走査情報の波形とを比較し、前記トレイの装着状態を判断する
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載の包装硬貨処理装置。
  5. 前記判断手段は、前記走査手段によって走査する所定の走査位置における前記走査手段による走査結果と前記記憶手段に記憶する走査情報とを比較し、前記トレイの装着状態を判断する
    ことを特徴とする請求項1ないし4いずれか一記載の包装硬貨処理装置。
  6. 前記走査手段は、前記トレイを前記装着部に装着したとき、前記装着部が配設された領域を開閉する扉が閉鎖されたとき、および走査指令が入力されたときの少なくともいずれかで1つのタイミングで走査する
    ことを特徴とする請求項1ないし5いずれか一記載の包装硬貨処理装置。
  7. 前記判断手段によって前記トレイが正常に装着されていないと判断された場合、その旨を外部に出力する出力手段を具備する
    ことを特徴とする請求項1ないし6いずれか一記載の包装硬貨処理装置。
  8. 前記走査手段は、光学センサおよび磁気センサのいずれか一方を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし7いずれか一記載の包装硬貨処理装置。
  9. 前記走査情報には、前記トレイに前記包装硬貨が収納されている走査パターン、および前記トレイに前記包装硬貨が収納されていない走査パターンが含まれる
    ことを特徴とする請求項1ないし8いずれか一記載の包装硬貨処理装置。
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