JP2016217636A - バイオマス燃料焼却炉 - Google Patents

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Abstract

【課題】生じたクリンカを確実に除去する。
【解決手段】筒状の外壁に囲まれた焼却室に設けられ、燃料を載置して焼却する焼却皿410と、前記焼却皿410の中央下方に設けられ、上方の前記焼却皿410へバイオマス燃料を供給する燃料供給室413と、前記焼却皿410の上方に設けられ、前記焼却皿410の径に沿った本体部と、該本体部から前記焼却皿方向に突出した突起部とを有するクリンカ除去部材426と、前記クリンカ除去部材426を回転させる回転軸417と、前記回転軸417を回転させる駆動手段とを具備し、前記クリンカ除去部材426の回転により前記焼却皿に発生するクリンカを除去する。
【選択図】図1

Description

この発明は、バイオマス燃料焼却炉に関するものであり、特に、焼却炉を稼働状態としながらクリンカの除去を行うことが可能なバイオマス燃料焼却炉に関するものである。
特許文献1には、筒状の燃焼炉本体の下端開口部に多孔状筒を介して繰り出しバルブを設け、回転駆動指示部によって、前記繰り出しバルブの回転を正回転・逆回転に切り換えることにより、バイオマス燃料の燃焼済みの炭が前記多孔状筒内を片寄って落下しないようにし、燃焼炉本体内壁にクリンカが発生しないようにすることが開示されている。
特許文献2には、焼却炉内にカーテン状の流水を発生させる流水管を配管することにより、カーテン状の流水に接触したダストが固化し、焼却炉の壁面に付着しにくくなる為、連続的にクリンカを防止するとともに、既に付着して成長したクリンカを除去する効果を有する焼却炉が開示されている。
更に、特許文献3には、焼却炉の底面に配置する空気供給管の下面に斜め向きに2列の空気吐出口を形成するとともに、空気供給間の間隔を焼却灰の掻き出し用のスクレーパを通せる間隔で配置することにより、空気吐出口が詰まったりスクレーパの掻き出しによって損傷したりすることを防止下焼却炉が開示されている。
特開2007−291155号公報 特開2008−82660号公報 特開2005−274001号公報
しかしながら、特許文献1の焼却炉によるとクリンカが発生する部位に直接作用するものではないので、効果は限定的にならざるを得ない。
また、特許文献2の焼却炉は、廃棄物を乾燥焼却させるロータリーキルンの出口から二次焼却炉に続く部位などのようなクリンカを生じやすい部位に流水を発生させるものであり、特殊な構成のものである。従って、バイオマス燃料を単純に焼却するタイプの焼却炉に流水を適用することはできない。
更に、特許文献3の焼却炉は、灰やクリンカの掻き出しの残存物が空気吐出口の部分を覆ったり、クリンカが空気吐出口の付近に生じたりする場合には除去することができない可能性があり、適切な焼却を確保することができない可能性がある。
本発明は上記のような焼却炉の現状に鑑みてなされたもので、その目的は、生じたクリンカによって燃焼が妨げられることを防止することであり、特に、高効率の焼却炉において連続してクリンカが発生し、高温燃焼中に、これらが溶解したガラス状になっても空気供給路を塞いで燃焼を停止させる事態を確実に防止することである。また、生じたクリンカを燃焼の中心から確実に除去することができるバイオマス燃料焼却炉を提供することである。
本発明に係るバイオマス燃料焼却炉は、筒状の外壁に囲まれた焼却室と、前記焼却室に設けられ、燃料を載置して焼却する焼却皿と、前記焼却皿の中央下方に設けられ、上方の前記焼却皿へバイオマス燃料を供給する燃料供給室と、燃料ホッパから前記燃料供給室へバイオマス燃料を搬送する燃料搬送路と、前記焼却皿の上方に設けられ、前記焼却皿の径に沿った本体部と、該本体部から前記焼却皿方向に突出した突起部とを有するクリンカ除去部材と、前記焼却室の底面の中央から前記クリンカ除去部材の本体中央へ延び、前記クリンカ除去部材を回転させる回転軸と、前記回転軸を回転させる駆動手段とを具備し、前記クリンカ除去部材の回転により前記焼却皿に発生するクリンカを除去することを特徴とする。
本発明に係るバイオマス燃料焼却炉では、前記燃料供給室の下部には第1の空気室が設けられ、前記回転軸における前記第1の空気室の部位から前記回転軸の軸方向の軸内及び前記クリンカ除去部材の本体部と突起部には空気流路が形成され、前記突起部には空気流路から外部へ通じる空気孔が形成され、前記第1の空気室には、空気を供給する第1の空気供給路が取り付けられていることを特徴とする。
本発明に係るバイオマス燃料焼却炉では、前記焼却皿の下部には、第2の空気室が設けられ、前記焼却皿には前記第2の空気室と前記焼却皿の表面側を連通する連通穴が形成されており、前記第2の空気室には、外部から空気を供給する第2の空気供給路が取り付けられていることを特徴とする。
本発明に係るバイオマス燃料焼却炉では、前記燃料搬送路と前記燃料供給室から前記焼却皿の中央部へ、バイオマス燃料と共に空気の供給がなされることを特徴とする。
本発明に係るバイオマス燃料焼却炉では、前記焼却皿の外周部と前記焼却室の壁部との間には、間隙が設けられており、前記焼却室の底部には、焼却灰一次蓄積室が設けられ、前記焼却皿上の焼却灰及びクリンカが前記間隙から前記焼却灰一次蓄積室へ落下されることを特徴とする。
本発明に係るバイオマス燃料焼却炉では、前記焼却灰一次蓄積室の床面の所定位置には、下部の焼却灰スタッカに焼却灰及びクリンカを導入する穴が形成されており、前記焼却灰一次蓄積室の床面には、床面中央の回転軸により床面に蓄積する焼却灰及びクリンカを前記穴から落下させる床掃除回転羽が設けられていることを特徴とする。
本発明に係るバイオマス燃料焼却炉では、前記焼却灰一次蓄積室の床面に形成された穴と、前記焼却灰スタッカとの間には、落下するクリンカを破砕する破砕手段が設けられていることを特徴とする。
本発明に係るバイオマス燃料焼却炉では、前記クリンカ除去部材より上方の前記焼却室における壁部には、前記焼却室へ空気を送る空気ノズルが設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、燃料を載置して焼却する焼却皿の上方に、前記焼却皿の径に沿った本体部と、該本体部から前記焼却皿方向に突出した突起部とを有するクリンカ除去部材が設けられ、クリンカ除去部材の回転により前記焼却皿に発生するクリンカを除去するので、高効率の焼却炉において連続してクリンカが発生し、高温燃焼中に、これらが溶解したガラス状になっても焼却皿において一体化クリンカを焼却皿から確実の除去することができる。
また、第1の空気供給路から第1の空気室燃焼室へ空気を供給すると、上記第1の空気室の部位から回転軸の軸方向の軸内及びクリンカ除去部材の本体とクリンカ除去部材にはこれらに形成されている空気流路を介して空気が送られ、クリンカ除去部材に形成された空気孔から空気を燃焼室内に送り込むことができ、燃焼のために必要な空気を確実に送ることができ高効率の焼却炉において連続してクリンカが発生し、高温燃焼中に、これらが溶解したガラス状になっても空気供給路を塞いで燃焼を停止させる事態を確実に防止することが可能である。
本発明の実施形態に係るバイオマス燃料焼却炉の正面断面図。 本発明の実施形態に係るバイオマス燃料焼却炉の要部平面図。 図1のI−I断面図。 本発明の実施形態に係るバイオマス燃料焼却炉の要部正面断面図。
以下添付図面を参照して、本発明に係るバイオマス燃料焼却炉の実施形態を説明する。各図において同一の構成要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。図1に、実施形態に係るバイオマス燃料焼却炉の正面断面図を示す。バイオマス燃料焼却炉は、筒状の外壁401Aに囲まれた焼却室401を有する。焼却室401の所要の高さの位置には、焼却皿410が設けられている。焼却皿410は、平らな円盤状の中央部411と、この中央部411の周囲に連続する中央部に穴が形成されたリング状の外周部412とを有する。
焼却皿410の中央下方には、上方の上記焼却皿410へバイオマス燃料を供給する燃料供給室413が設けられている。燃料供給室413は、焼却皿410の中央部411と同径の円筒状の壁により囲まれた室である。この燃料供給室413には、そのラジアル方向にバイオマス燃料を燃料供給室413へ搬送するスクリュー414Aを構成要素とする燃料搬送路414が接続されている。スクリュー414Aは、スプロケットやチェーンなどの動力伝達手段を介してモータ415により回転される。
燃料搬送路414の外端側の上方には、バイオマス燃料が入れられ、燃料搬送路414へ供給するためのホッパ416が設けられている。また、燃料供給室413の中央には、垂直方向に延びる回転軸417が設けられており、回転軸417にはスクリュー418が設けられている。回転軸417は、装置の土台部420の軸受421、422まで延びており、軸受421、422により支持されている。回転軸417はモータ423により回転される。ホッパ416から燃料搬送路414と燃料供給室413を介して焼却皿410の上部へバイオマス燃料と空気の供給が行われる。
例えば、回転軸417には、スプロケット419が設けられており、モータ423の軸にはスプロケット424が嵌合されており、スプロケット419とスプロケット424の間をチェーンにより結合して、回転軸417をモータ423により回転する。モータ423、スプロケット419、424は、回転軸417の回転駆動手段であり、回転駆動可能な手段であれば他の構成であってもよい。回転軸417の回転によりスクリュー418も回転し、燃料供給室413のバイオマス燃料を上方へ押し上げて、焼却皿410の中央の穴から焼却皿410へ供給する。
焼却皿410の上方には、クリンカ除去部材426が設けられている。クリンカ除去部材426は、図2に平面図を示すように、焼却皿410の径に沿って延びる略棒状の本体部430を備える。本体部430は、回転軸417に嵌合する軸穴427Aを有する平面形状が円形の中央部427と、この中央部427から左右に延びるアーム部428、428とから構成される。本実施形態では、2本のアーム部428、428を備えるが、3本以上を備えるものであってもよい。
本体部430のアーム部428、428の下面からは、焼却皿410の外周部412に近接する位置まで複数本の突起部431が延びている。また、本体部430の中央部427の下面には、円錐台形状の連結部432を介して回転体433が結合されている。回転体433は、連結部432と逆向きの円錐台形状であり、底面の外周部から回転軸417に近接する位置まで下側に突出した爪体434を備えている。
焼却皿410の下部には、第2の空気室440が設けられている。即ち、焼却皿410の外周部412の外周縁からは下方に垂直壁441が延び、外周部412との中央部411との境界部の下面からはラジアル方向に平たい底板442が垂直壁441と交差する位置まで延びている。底板442と垂直壁441とは、交差する位置で結合されている。
図1の一部拡大図に示すように、焼却皿410には、第2の空気室440との焼却皿410表面側を連通する無数の連通穴429が形成されている。第2の空気室440には、外部から空気を供給する第2の空気供給路443が取り付けられている。
クリンカ除去部材426の本体部430の内部と突起部431の内部には、空気流路435が形成されている。突起部431には、空気流路435と外部を連通する無数の空気孔436が形成されている。
燃料供給室413の下部には第1の空気室450が設けられている。また、回転軸417内部には、軸方向に延びる空気流路である軸内孔438が形成されている。軸内孔438には、第1の空気室450と通じる孔451と、クリンカ除去部材426の空気流路435に通じる孔452と、焼却皿410の中央部411付近に通じる孔453とが、連絡している。第1の空気室450には、空気を供給する第1の空気供給路454が取り付けられている。第1の空気供給路454は、第2の空気供給路443と一体化して構成されてもよい。
焼却皿410、燃料供給室413、第2の空気室440の構造物、第1の空気室450の構造物は、一体化され、図1のI−I断面図である図3に示されるように、焼却室401の下部に設けられた外壁460から延びる2本のアーム461と連結部材462とにより支持されている。
焼却室401の底部は、焼却灰一次蓄積室463となっている。焼却皿410の外周部と焼却室401の壁部との間には、間隙Sが設けられており、焼却皿410上の焼却灰及びクリンカが上記間隙Sから焼却灰一次蓄積室463へ落下される。
焼却灰一次蓄積室463の床面の所定位置には、下部の焼却灰スタッカ(図示せず)に焼却灰及びクリンカを導入する穴464が形成されている。また、焼却灰一次蓄積室463の床面には、床面中央の回転軸417により床面に蓄積する焼却灰及びクリンカを穴464から落下させる3本の床掃除回転羽465が設けられている。3本は、一例に過ぎない。
焼却灰一次蓄積室463の床面に形成された穴464と、図示しない焼却灰スタッカとの間には、落下するクリンカを破砕する破砕手段であるラチェットロールクラッシャー466、466が設けられている。ラチェットロールクラッシャー466、466は、軸466A、466Aを中心として回転する破砕歯により、落下するクリンカを破砕するものである。軸466A、466Aは、モータ467によりスプロケットやチェーンを介して回転駆動される。
焼却室401を構成する外壁401Aの部分は、図4に示されるように構成することができる。内壁401Bを設け、外壁401Aと内壁401Bの間に空気室471を設ける。空気室471の外壁401Aを断熱材で被覆してもよい。
480は着火ノズルを示し、初期時に焼却皿410上のバイオマス燃料に着火する。空気室471の下方の外壁401Aには、空気供給管481が接続され、バルブ482を介して空気が供給される。また、空気室471の上方の外壁401Aには、排出管483が接続される。排出管483には例えば図示しないファンを設けることができる。空気室471において焼却室401の熱により熱せられた空気を排出管483から取り込むことができる。排出管483から取り込んだ空気は第1の空気室450と第2の空気供給路443へ送ることができる。
更に、焼却室401の上方の内壁401Bには、先端が下方へ向いた複数の空気ノズル485が設けられる。空気ノズル485からは、焼却室401の下方へ向かって空気が排出され、不完全燃焼ガスやバイオマス燃料の気化ガスを下方の火炎中へ戻して効率の良く燃焼させることができる。
また、焼却室401の下方の内壁401Bは、先端が水平方向へ向いた複数の空気ノズル486が設けられる。空気ノズル486からは、焼却室401内の焼却皿410のやや上方へ向かって空気が排出され、焼却皿410上のバイオマス燃料の燃焼に寄与する。
燃焼排ガスは、焼却室401の上方に設けられた排気口から外へ排出して湯沸かしに用いたり、農業施設の暖房などに用いたりすることができる。また、排気口をロータリーキルンの側壁に向けて設け、ロータリーキルン内で乾燥させるバイオマス燃料の原料を熱するために用いても良い。
以上のように構成されたバイオマス燃料焼却炉においては、バイオマス燃料焼却が次の通りに行われる。ホッパ416にバイオマス燃料が投入され、モータ415、423、467等の駆動手段の回転を開始する。これによってバイオマス燃料は、ホッパ416から燃料供給室413へスクリュー414Aによって搬送され、更に、スクリュー418により上方へ送られて焼却皿410の上へ到る。
バイオマス燃料が焼却皿410の上へ到着する僅か前の時刻から着火バーナ480が点火される。着火バーナ480により焼却皿410のバイオマス燃料が着火され燃焼が始まる。着火バーナ480による燃焼時間はバイオマス燃料の状態により変更されるが、概ね15分程度とすることができる。
焼却皿410の上においてバイオマス燃料が燃焼するとき、第2の空気供給路443から第2の空気室440へ空気の供給が行われ、第2の空気室440内の空気は、焼却皿410表面の無数の連通穴429から焼却皿410の上方へ供給される。
また、第1の空気供給路454から第1の空気室450へ空気が供給されており、第1の空気室450の空気は、孔451を介して回転軸417内の軸内孔438を介して孔453から焼却皿410の中央部411付近に排出されるとともに、軸内孔438から空気流路435へ到り、突起部431の無数の空気孔436から焼却皿410の上方へ供給される。
バイオマス燃料の燃焼中にもクリンカ除去部材426や回転体433が回転軸417により回転されているため、焼却皿410上においてバイオマス燃料は攪拌されながら燃焼する。バイオマス燃料の燃焼が進むと、焼却皿410上には焼却灰やクリンカが生じるが、クリンカはクリンカ除去部材426や回転体433の回転によって掻き取られ焼却皿410上で固着することはない。即ち、特に、高効率の焼却炉において連続してクリンカが発生し、高温燃焼中に、これらが溶解したガラス状になっても空気供給路を塞いで燃焼を停止させる事態を確実に防止することが可能である。
クリンカ除去部材426や回転体433の回転によって掻き取られたクリンカや焼却灰は、焼却皿410の外周部と焼却室401の壁部との間の間隙Sから焼却灰一次蓄積室463の床面へ落下される。焼却灰一次蓄積室463の床面においては、3本の床掃除回転羽465が回転しており、焼却灰一次蓄積室463の床面に落下してきたクリンカや焼却灰を掃くようにして移動させ、穴464からラチェットロールクラッシャー466、466の噛合部へ落下させる。
上記のようにクリンカ除去部材426や回転体433が回転軸417により回転されていることによって、焼却皿から溶融状態のクリンカが除去され、焼却灰一次蓄積室463の床面に落下して冷却され固化し、ガラス状の固体となる。この固体のクリンカは羽465の回転により、ラチェットロールクラッシャー466、466の噛合部へ到来し、クリンカや焼却灰は、ここで細かく破砕されて図示しない焼却灰スタッカへ落下される。つまり、特に、高効率の焼却炉において連続して発生して溶融化したクリンカが溶融状態で空気供給の機能が集中する焼却皿の部分から大きな溶融塊のまま除去され、冷却固化されて粉砕され細かい廃棄物となり、焼却灰スタッカに蓄積されてゆく一連の過程が確保される。焼却灰スタッカに蓄積された焼却灰は、農業用肥料として用いることが可能である。
401 焼却室
401A 外壁
401B 内壁
410 焼却皿
413 燃料供給室
414 燃料搬送路
414A スクリュー
416 ホッパ
417 回転軸
426 クリンカ除去部材
428 アーム部
429 連通穴
430 本体部
431 突起部
432 連結部
433 回転体
434 爪体
435 空気流路
436 空気孔
438 軸内孔
440 第2の空気室
443 第2の空気供給路
450 第1の空気室
454 第1の空気供給路
463 第1の焼却灰一次蓄積室
466 第1のラチェットロールクラッシャー
471 第1の空気室
480 第1の着火バーナ
481 第1の空気供給管

本発明に係るバイオマス燃料焼却炉は、筒状の外壁に囲まれた焼却室と、前記焼却室に設けられ、燃料を載置して焼却する焼却皿と、前記焼却皿の中央下方に設けられ、上方の前記焼却皿へバイオマス燃料を供給する燃料供給室と、燃料ホッパから前記燃料供給室へバイオマス燃料を搬送する燃料搬送路と、前記焼却皿の上方に設けられ、前記焼却皿の径に沿った本体部と、該本体部から前記焼却皿方向に突出した突起部とを有するクリンカ除去部材と、前記焼却室の底面の中央から前記クリンカ除去部材の本体中央へ延び、前記クリンカ除去部材を回転させる回転軸と、前記回転軸を回転させる駆動手段とを具備し、前記クリンカ除去部材の回転により前記焼却皿に発生するクリンカを除去するように構成され、前記焼却皿の外周部と前記焼却室の壁部との間には、間隙が設けられており、前記焼却室の底部には、焼却灰一次蓄積室が設けられ、前記焼却皿上の焼却灰及びクリンカが前記間隙から前記焼却灰一次蓄積室へ落下されるように構成され、前記焼却灰一次蓄積室の床面の所定位置には、下部の焼却灰スタッカに焼却灰及びクリンカを導入する穴が形成されており、前記焼却灰一次蓄積室の床面には、床面中央の回転軸により床面に蓄積する焼却灰及びクリンカを前記穴から落下させる床掃除回転羽が設けられていることを特徴とする。

Claims (8)

  1. 筒状の外壁に囲まれた焼却室と、
    前記焼却室に設けられ、燃料を載置して焼却する焼却皿と、
    前記焼却皿の中央下方に設けられ、上方の前記焼却皿へバイオマス燃料を供給する燃料供給室と、
    燃料ホッパから前記燃料供給室へバイオマス燃料を搬送する燃料搬送路と、
    前記焼却皿の上方に設けられ、前記焼却皿の径に沿った本体部と、該本体部から前記焼却皿方向に突出した突起部とを有するクリンカ除去部材と、
    前記焼却室の底面の中央から前記クリンカ除去部材の本体中央へ延び、前記クリンカ除去部材を回転させる回転軸と、
    前記回転軸を回転させる駆動手段と
    を具備し、前記クリンカ除去部材の回転により前記焼却皿に発生するクリンカを除去することを特徴とするバイオマス燃料焼却炉。
  2. 前記燃料供給室の下部には第1の空気室が設けられ、
    前記回転軸における前記第1の空気室の部位から前記回転軸の軸方向の軸内及び前記クリンカ除去部材の本体部と突起部には空気流路が形成され、
    前記突起部には空気流路から外部へ通じる空気孔が形成され、
    前記第1の空気室には、空気を供給する第1の空気供給路が取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のバイオマス燃料焼却炉。
  3. 前記焼却皿の下部には、第2の空気室が設けられ、前記焼却皿には前記第2の空気室と前記焼却皿の表面側を連通する連通穴が形成されており、
    前記第2の空気室には、外部から空気を供給する第2の空気供給路が取り付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のバイオマス燃料焼却炉。
  4. 前記燃料搬送路と前記燃料供給室から前記焼却皿の中央部へ、バイオマス燃料と共に空気の供給がなされることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のバイオマス燃料焼却炉。
  5. 前記焼却皿の外周部と前記焼却室の壁部との間には、間隙が設けられており、
    前記焼却室の底部には、焼却灰一次蓄積室が設けられ、
    前記焼却皿上の焼却灰及びクリンカが前記間隙から前記焼却灰一次蓄積室へ落下されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のバイオマス燃料焼却炉。
  6. 前記焼却灰一次蓄積室の床面の所定位置には、下部の焼却灰スタッカに焼却灰及びクリンカを導入する穴が形成されており、
    前記焼却灰一次蓄積室の床面には、床面中央の回転軸により床面に蓄積する焼却灰及びクリンカを前記穴から落下させる床掃除回転羽が設けられていることを特徴とする請求項5に記載のバイオマス燃料焼却炉。
  7. 前記焼却灰一次蓄積室の床面に形成された穴と、前記焼却灰スタッカとの間には、落下するクリンカを破砕する破砕手段が設けられていることを特徴とする請求項5または6に記載のバイオマス燃料焼却炉。
  8. 前記クリンカ除去部材より上方の前記焼却室における壁部には、前記焼却室へ空気を送る空気ノズルが設けられていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のバイオマス燃料焼却炉。


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