JP2016217163A - 燃料ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】ポンプ効率の高い燃料ポンプを提供すること。
【解決手段】互いに偏心した噛合状態でポンプハウジング10に収容されるインナギア及びアウタギアは、それら両ギア間に形成されるポンプ室の容積を拡縮させつつ回転することにより、燃料を吸入口120からポンプ室に吸入して吐出させる。ポンプハウジング10は、吸入口120から燃料を吸入する吸入領域においてポンプ室と対向して設けられ、インナギアの回転方向Rigに沿って延伸する吸入通路122と、吸入通路122のうち回転方向の中間部122f内に露出して設けられ、吸入口120内を回転方向Rigの進行側と逆側とに仕切ることにより、ポンプハウジング10を補強する吸入側補強リブ123とを、有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、燃料を吸入口からポンプ室に吸入して吐出させる燃料ポンプに、関する。
内歯を複数有するアウタギアと、外歯を有するインナギアとの間に、ポンプ室を形成する容積式の燃料ポンプは、従来より広く知られている。こうした燃料ポンプでは、インナギアがアウタギアとは偏心して噛合しつつ回転することで、それら両ギア間のポンプ室の容積が拡縮する。このとき、容積拡大する側のポンプ室には燃料が吸入され、当該ポンプ室が両ギアの回転に伴って容積減少する側へと移動することで、燃料が加圧状態にて吐出される。
さて、特許文献1には、オイルポンプのポンプハウジングにおいて燃料を吸入する吸入口内に、補強部材を設けることが開示されている。こうした補強部材を燃料ポンプにも適用することで、当該燃料ポンプにおいても両ギアを収容するポンプハウジングが補強されることになる。
特開平8−200238号公報
しかし、特許文献1のオイルポンプでは、吸入口から燃料吸入する吸入領域のポンプ室と対向してインナギアの回転方向へと延伸する吸入通路に対し、補強部材が同ギアの径方向に離間している。ここで補強部材は、吸入口内を仕切ることで燃料の整流作用を発揮するものの、インナギアの径方向に吸入通路から離間しているため、一旦整流されたオイル流れであっても、補強部材から吸入通路までの間に乱されてしまう。故に、例えば軽油の如き高粘性燃料等を吸入する燃料ポンプに、特許文献1のオイルポンプを適用すると、補強部材から吸入通路までの間にて燃料流れが乱されることで、ポンプ室への吸入燃料が不足してポンプ効率が低下してしまう。
本発明は、以上説明した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、ポンプ効率の高い燃料ポンプを提供することにある。
以下、課題を達成するための発明の技術的手段について、説明する。尚、発明の技術的手段を開示する特許請求の範囲及び本欄に記載された括弧内の符号は、後に詳述する実施形態に記載された具体的手段との対応関係を示すものであり、発明の技術的範囲を限定するものではない。
上述の課題を解決するために開示された第一発明は、
内歯(300)を複数有するアウタギア(30)と、
外歯(200)を複数有し、アウタギアとは偏心して噛合するインナギア(20)と、
燃料を吸入する吸入口(120)を有し、アウタギア及びインナギアを回転可能に収容するポンプハウジング(10)とを、備え、
インナギア及びアウタギアは、それら両ギア間に形成されるポンプ室(40)の容積を拡縮させつつ回転することにより、燃料を吸入口からポンプ室に吸入して吐出させる燃料ポンプ(1)であって、
ポンプハウジングは、
吸入口から燃料を吸入する吸入領域(Ti)においてポンプ室と対向して設けられ、インナギアの回転方向(Rig)に沿って延伸する吸入通路(122)と、
吸入通路のうち回転方向の中間部(122f)内に露出して設けられ、吸入口内を回転方向の進行側と逆側とに仕切ることにより、ポンプハウジングを補強する補強リブ(123,2123,3123,4123,5123)とを、有することを特徴とする。
このような第一発明によると、吸入口から燃料を吸入する吸入領域においてポンプ室と対向して設けられる吸入通路は、インナギアの回転方向(以下、解決手段の欄では、単に「回転方向」という)に沿って延伸する。ここで、ポンプハウジングを補強する補強リブは、吸入口内を回転方向の進行側と逆側とに仕切ることで、それらの両側へと燃料流れを整流できる。故に、吸入通路のうち回転方向の中間部内に露出する補強リブによれば、回転方向の両側へと整流された燃料流れが、そのまま直接的に当該吸入通路へと導入され得る。これにより吸入通路では、中間部から回転方向の両側へと燃料がスムーズに行き渡ることで、ポンプ室への吸入燃料が不足するのを抑制できる。故に、燃料ポンプのポンプ効率を高めることが可能となる。
また、開示された第二発明によると、補強リブは、吸入口内から中間部内に跨って設けられることを特徴とする。このように第二発明の補強リブは、吸入口内から吸入通路の中間部内へと跨ることで、当該中間部内まで燃料を整流し得る。これにより吸入通路では、中間部から回転方向の両側へと確実に行き渡らせた燃料を、ポンプ室に吸入させることができる。したがって、高いポンプ効率を保証することが可能となる。
第一実施形態による燃料ポンプを示す部分断面正面図である。 図1のポンプカバーを拡大して示す断面図である。 図1のIII−III線矢視図である。 図1のIV−IV線断面図である。 図1のV−V線断面図である。 図1のVI−VI線断面図である。 図2のVII−VII線断面図である。 図6に対応する模式図である。 第二実施形態による燃料ポンプを示す図であって、図7に対応する断面図である。 第三実施形態による燃料ポンプを示す図であって、図3に対応する断面図である。 第三実施形態による燃料ポンプを示す図であって、図7に対応する断面図である。 第四実施形態による燃料ポンプを示す図であって、図3に対応する断面図である。 第四実施形態による燃料ポンプを示す図であって、図7に対応する断面図である。 第五実施形態による燃料ポンプを示す図であって、図3に対応する断面図である。 図7の変形例を示す断面図である。 図7の変形例を示す断面図である。 図7の変形例を示す断面図である。 図7の変形例を示す断面図である。 図9の変形例を示す断面図である。 図7の変形例を示す断面図である。 図2の変形例を示す断面図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合せることができる。
(第一実施形態)
以下、本発明の第一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本発明の第一実施形態による燃料ポンプ1は、容積式のトロコイドポンプである。燃料ポンプ1は、円筒状のポンプボディ2内部に収容されたポンプ本体3及び電動モータ4を、備えている。それと共に燃料ポンプ1は、ポンプボディ2のうち電動モータ4を軸方向に挟んでポンプ本体3とは反対側端から外部へ張り出したサイドカバー5を、備えている。ここでサイドカバー5は、電動モータ4に通電するための電気コネクタ5aと、燃料を吐出するための吐出ポート5bとを、一体に有している。こうした燃料ポンプ1では、電気コネクタ5aを介した外部回路からの通電により、電動モータ4が回転駆動される。その結果、電動モータ4の回転駆動力を利用してポンプ本体3により吸入及び加圧された燃料は、吐出ポート5bから吐出されることになる。尚、本実施形態の燃料ポンプ1は、特にガソリンよりも粘性の高い軽油を、燃料として処理する。
以下、ポンプ本体3について詳細に説明する。ポンプ本体3は、ポンプハウジング10、インナギア20、アウタギア30及びジョイント50を備えている。ここでポンプハウジング10は、ポンプカバー12とポンプケーシング14とを重ね合わせてなる。
ポンプカバー12は、例えば鉄系の金属により、円盤状に形成されている。ポンプカバー12は、ポンプボディ2のうち電動モータ4を軸方向に挟んでサイドカバー5とは反対側の開口端2aよりも、外部へ張り出している。
図1〜4に示すようにポンプカバー12は、外部から燃料を吸入するために、円筒孔状の吸入口120及び円弧溝状の吸入通路122を有している。吸入口120は、ポンプカバー12のうちインナギア20の中心線Cigから偏心した箇所を、同カバー12の軸方向に沿って貫通している。吸入口120内には、同口120の入口部120aから燃料が吸入される。そこで吸入口120内には、燃料圧力により発生する力に対してポンプカバー12を補強するために、平板状(図7も参照)の吸入側補強リブ123が設けられている。また、特に本実施形態の吸入側補強リブ123は、ポンプボディ2のうち開口端2aの加締め(図2,3参照)によりポンプカバー12に発生する力に対しても、補強機能を発揮する。
吸入通路122は、ポンプカバー12において実質一定深さで凹むことで、ポンプケーシング14側へと向かって開口している。図4に示すように吸入通路122の内周部122aは、インナギア20の回転方向Rig(図6も参照)に沿って半周未満の長さに延伸している。吸入通路122の外周部122bは、アウタギア30の回転方向Rog(図6も参照)に沿って半周未満の長さに延伸している。こうした内周部122a及び外周部122bを有する吸入通路122は、始端部122cから回転方向Rig,Rogの終端部122dに向かって、漸次拡幅している。これにより吸入通路122の通路断面積は、回転方向Rig,Rogの進行側へ向かうほど漸次増大している。
図2〜4に示すように吸入通路122は、回転方向Rig,Rogにおける始端部122c及び終端部122d間の中間部122fに吸入口120を開口させることで、当該吸入口120と連通している。ここで吸入口120は、中間部122fにおいて吸入通路122の溝底部122eに、開口している。この開口箇所において吸入通路122の幅は、吸入口120の直径よりも小さく設定されている。また、この開口箇所において吸入側補強リブ123は、吸入口120内から中間部122f内へと跨って設けられることで、当該中間部122f内に露出して内周部122a及び外周部122b間を接続している。これらの構成により吸入側補強リブ123は、回転方向Rig,Rogの進行側と逆側とに、吸入口120及び吸入通路122を仕切っている。
図1に示すようにポンプケーシング14は、例えば鉄系の金属により、有底円筒状に形成されている。ポンプケーシング14のうち開口部140は、ポンプカバー12により覆われることで、全周に亘って密閉されている。ポンプケーシング14の内孔147は、図5,6に示すように、インナギア20の中心線Cigからは偏心して形成されている。
ポンプケーシング14は、図1に示すポンプボディ2及び電動モータ4間の燃料通路6を通じて燃料を吐出ポート5bから吐出するために、円弧孔状の吐出通路142を有している。吐出通路142は、ポンプケーシング14を軸方向に沿って貫通している。図5に示すように吐出通路142の内周部142aは、インナギア20の回転方向Rigに沿って半周未満の長さに延伸している。吐出通路142の外周部142bは、アウタギア30の回転方向Rogに沿って半周未満の長さに延伸している。こうした内周部142a及び外周部142bを有する吐出通路142は、始端部142cから回転方向Rig,Rogの終端部142dに向かって、漸次縮幅している。これにより吐出通路142の通路断面積は、回転方向Rig,Rogの進行側へ向かうほど漸次縮小している。
吐出通路142内には、燃料圧力により発生する応力に対してポンプケーシング14を補強するために、平板状の吐出側補強リブ143が設けられている。ここで吐出側補強リブ143は、回転方向Rig,Rogの進行側と逆側とに、吐出通路142を仕切っている。これにより、吐出側補強リブ143を挟んで始端部142c側と終端部142d側とに分断される吐出通路142は、それらの各側にて燃料通路6と連通している。
図1,5に示すようにポンプケーシング14は、円弧溝状の吸入溝144を有している。吸入溝144は、両ギア20,30間のポンプ室40(後に詳述)を軸方向に挟んで吸入通路122とは反対側に、設けられている。吸入溝144は、吸入通路122を軸方向に投影した平面視形状に形成されることで、ポンプケーシング14では吐出通路142と線対称に位置している。また、特に同一の偏角θ(後に詳述)では、吸入溝144の深さよりも吸入通路122の深さが大きく設定されることで、吸入溝144の溝断面積よりも吸入通路122の通路断面積が大きくなっている。
図1,3,4に示すようにポンプカバー12は、円弧溝状の吐出溝124を有している。吐出溝124は、ポンプ室40を軸方向に挟んで吐出通路142とは反対側に、設けられている。吐出溝124は、吐出通路142を軸方向に投影した平面視形状に形成されることで、ポンプカバー12では吸入通路122と線対称に位置している。
図1,5に示すようにポンプケーシング14には、インナギア20の中心線Cig上にて電動モータ4の回転軸4aを径方向に軸受するために、ラジアル軸受146が嵌合固定されている。また、図1,2に示すようにポンプカバー12には、中心線Cig上にて回転軸4aを軸方向に軸受するために、スラスト軸受126が嵌合固定されている。さらにポンプカバー12には、中心線Cig上にてポンプケーシング14側へと向かって開口するように、有底円筒孔状の開口凹部128が設けられている。
図1,6に示すようにポンプケーシング14の内孔147は、ポンプカバー12と共同して収容空間148を画成している。この収容空間148には、インナギア20及びアウタギア30が収容されている。インナギア20及びアウタギア30は、例えば鉄系の金属により、平歯車状に形成されている。インナギア20及びアウタギア30は、それぞれの歯200,300の歯形曲線をトロコイド曲線した、所謂トロコイドギアである。
インナギア20は、中心線Cigを電動モータ4の回転軸4aと共通にすることで、収容空間148内では偏心して配置されている。インナギア20の内周部202は、ラジアル軸受146により径方向に軸受されていると共に、ポンプケーシング14とポンプカバー12とにより軸方向に軸受されている。さらにインナギア20は、ジョイント50を介して回転軸4aに連結されている。ここでジョイント50は、例えばポリフェニレンサルファイド等の樹脂により形成され、図1に示す開口凹部128内を通じてインナギア20及び回転軸4a間を連結している。こうした構成によりインナギア20は、回転軸4aから回転駆動力を伝達されることで、中心線Cig周りの回転方向Rigへ回転可能となっている。
図6に示すようにインナギア20は、回転方向Rigに等間隔に並ぶ複数の外歯200を、外周部204に有している。各外歯200は、図1に示す軸方向にて、通路122,142及び溝124,144と対向可能となっている。これにより各外歯200は、ポンプケーシング14及びポンプカバー12への摺動時の張り付きを抑制されている。
図1,6に示すようにアウタギア30は、インナギア20の中心線Cigからは偏心することで、収容空間148内に同軸上に配置されている。これによりアウタギア30に対しては、一径方向としての偏心方向Deにインナギア20が偏心している。アウタギア30の外周部302は、ポンプケーシング14の内孔147により径方向に軸受されていると共に、ポンプケーシング14とポンプカバー12とにより軸方向に軸受されている。さらにインナギア20は、アウタギア30に対しては、偏心方向Deへの相対的な偏心により、当該偏心方向Deにて噛合している。これらの構成によりアウタギア30は、回転軸4aからインナギア20を通じて回転駆動力を伝達されることで、中心線Cigからは偏心した中心線Cog周りの回転方向Rogへ回転可能となっている。
図6に示すようにアウタギア30は、回転方向Rogに等間隔に並ぶ複数の内歯300を、内周部304に有している。ここでアウタギア30における内歯300の数は、インナギア20における外歯200の数よりも一つ多くなるように、設定されている。各内歯300は、図1に示す軸方向にて、通路122,142及び溝124,144と対向可能となっている。これにより各内歯300も、各外歯200と同様、ポンプケーシング14及びポンプカバー12への摺動時の張り付きを抑制されている。
図6に示すように、収容空間148のうちインナギア20及びアウタギア30間には、複数のポンプ室40が回転方向Rig,Rogに複数並んで形成されている。ここで図8に示すように、アウタギア30に対するインナギア20の偏心方向Deに、基準軸Aeを定義し、インナギア20の回転方向Rigに、当該基準軸Aeからの偏角θを定義する。さらに、吸入通路122及び吸入溝144の延伸範囲を含むように、偏角θが0度〜180度となる領域を、吸入領域Tiとして定義する。これらの定義下、吸入領域Tiにて吸入通路122及び吸入溝144と対向するポンプ室40については、形成箇所の偏角θが大きくなるに従って、容積が拡大する。即ち吸入領域Tiでは、回転方向Rigの進行側へ向かうほど、ポンプ室40が容積拡大する。その結果としてポンプ室40には、燃料が吸入口120から吸入通路122を通して吸入される。このとき、回転方向Rigの進行側へ向かうほど通路断面積が増大している吸入通路122によると、吸入される燃料量は、ポンプ室40の容積拡大量に応じたものとなる。
こうした吸入領域Tiに対して、吐出通路142及び吐出溝124の延伸範囲を含むように、基準軸Aeからの偏角θが180度〜360度となる領域を、吐出領域Toとして定義する。この定義下、吐出領域Toにて吐出通路142及び吐出溝124と対向するポンプ室40については、形成箇所の偏角θが大きくなるに従って、容積が縮小する。即ち吐出領域Toでは、回転方向Rigの進行側へ向かうほど、ポンプ室40が容積縮小する。その結果としてポンプ室40からは、燃料が吐出通路142を通して燃料通路6へ吐出される。このとき、回転方向Rigの進行側へ向かうほど通路断面積が縮小している吐出通路142によると、吐出される燃料量は、ポンプ室40の容積縮小量に応じたものとなる。またこのとき、吐出通路142を通した燃料通路6への吐出燃料は、当該燃料通路6を経由することで、吐出ポート5bから外部へと吐出される。
このように燃料ポンプ1では、両ギア20,30が回転しつつ、それら両ギア20,30間にて各ポンプ室40の容積が拡縮する。その結果、燃料が吸入口120から各ポンプ室40に順次吸入されて、吐出ポート5bから吐出されることになる。
(吸入側補強リブの詳細構成)
以下、第一実施形態による吸入側補強リブ123の詳細構成につき、説明する。
図2〜4,7に示すように、上流側端123aから下流側端123bまでの全域にて吸入側補強リブ123は、吸入口120の入口部120a側での中心線Cm上に配置されている。また図3,4に示すように、内周側端123gから外周側端123hまでの全域にて吸入側補強リブ123は、インナギア20の特定径方向線L上にも配置されている。ここで特定径方向線Lは、吸入口120の中心線Cmとインナギア20の中心線Cigとに対し、実質直角に交わる径方向線により規定される。
図3,7に示すように吸入側補強リブ123は、吸入口120内の上流側端123aにおいて、案内部123eを有している。案内部123eは、吸入口120内にて下流側へ向かうほど回転方向Rig,Rogの幅が漸次拡大する形状に、形成されている。ここで特に案内部123eは、吸入口120の中心線Cmに対して回転方向Rig,Rogの進行側と逆側とへ平面状に傾斜する側面123c,123dにより、拡幅している。こうした拡幅構造により吸入口120内では、上流側の入口部120aから下流側の吸入通路122へと向かって流通する燃料は、案内部123eの側面123c,123dに沿うことで、回転方向Rig,Rogの進行側と逆側とへ分流される。
図2,4,7に示すように吸入側補強リブ123は、吸入通路122内の下流側端123bにおいて、離間部123fを有している。離間部123fは、ポンプカバー12において両ギア20,30の摺動する摺動面129よりも奥側に、平面状に形成されている。これにより離間部123fは、図1に示すように、両ギア20,30から軸方向に離間して設けられている。尚、吸入側補強リブ123に準じて吐出側補強リブ143は、ポンプケーシング14において両ギア20,30の摺動する内底面141(図1,5参照)よりも奥側に設けられることで、それら両ギア20,30から軸方向に離間している。
(作用効果)
以上説明した第一実施形態の作用効果を、以下に説明する。
第一実施形態によると、吸入口120から燃料を吸入する吸入領域Tiにおいてポンプ室40と対向して設けられる吸入通路122は、インナギア20の回転方向Rigに沿って延伸する。ここで、ポンプハウジング10を補強する吸入側補強リブ123は、吸入口120内を回転方向Rigの進行側と逆側とに仕切ることで、図3,4,7に示す破線矢印の如く、それらの両側へと燃料流れを整流できる。故に、吸入通路122のうち回転方向Rigの中間部122f内に露出する吸入側補強リブ123によれば、回転方向Rigの両側へと整流された燃料流れが、そのまま直接的に当該吸入通路122へと導入され得る。これにより吸入通路122では、中間部122fから回転方向Rigの両側へと燃料がスムーズに行き渡ることで、ポンプ室40への吸入燃料が不足するのを抑制できる。ここで特に第一実施形態では、高粘性燃料としての軽油であっても、吸入通路122にスムーズに行き渡らせて、ポンプ室40への吸入燃料の不足を抑制できる。したがって、燃料ポンプ1のポンプ効率を高めることが可能となる。
また、第一実施形態による吸入側補強リブ123は、吸入口120内から吸入通路122の中間部122f内へと跨ることで、当該中間部122f内まで燃料を整流し得る。これにより吸入通路122では、中間部122fから回転方向Rigの両側へと確実に行き渡らせた燃料を、ポンプ室40に吸入させることができる。したがって、高いポンプ効率を保証することが可能となる。
さらに、第一実施形態による吸入側補強リブ123は、ポンプハウジング10においてインナギア20及びアウタギア30の摺動する摺動面129よりも、中間部122f内にて、それら両ギア20,30から離間する。これにより両ギア20,30は、中間部122f内にまで整流作用をもたらす吸入側補強リブ123との干渉を、抑制され得る。故に、吸入側補強リブ123と干渉したインナギア20又はアウタギア30の摩耗によりポンプ室40から燃料が漏れるのを、抑制できる。したがって、ポンプ室40からの燃料漏れに起因してポンプ効率が低下することにつき、回避が可能となる。
またさらに、吸入口120内での上流側端123aに吸入側補強リブ123が有する第一実施形態の案内部123eは、下流側へ向かうほど回転方向Rigに拡幅する形状に沿って燃料を案内するので、当該燃料を回転方向Rigの両側へスムーズに分流させ得る。これにより、吸入側補強リブ123を回転方向Rigに挟む両側では、分流された燃料がさらに整流作用を受けることで、スムーズに吸入通路122へと行き渡る。故に、吸入通路122での燃料流れの乱れによりポンプ室40への吸入燃料が不足するのを抑制して、ポンプ効率を高めることが可能となる。
加えて、第一実施形態の吸入領域Tiによると、ポンプ室40を挟んで吸入通路122とは反対側を回転方向Rigに沿って延伸する吸入溝144の溝断面積よりも、同通路122の通路断面積が大きくなっている。こうした通路断面積の大きな吸入通路122においても、当該吸入通路122内に露出する吸入側補強リブ123の整流作用により、燃料が中間部122fから回転方向Rigの両側へとスムーズに行き渡る。これによれば、ポンプ室40に吸入させる燃料量を吸入通路122の全域にて確保して、ポンプ効率を高めることが可能となる。
また加えて、第一実施形態の吸入領域Tiによると、ポンプ室40が容積拡大する回転方向Rigの進行側へ向かうほど、吸入通路122の通路断面積が増大する。故に吸入通路122では、増大した通路断面積に従って多量に且つ吸入側補強リブ123の整流作用でスムーズに行き渡され得る燃料を、容積拡大したポンプ室40に確実に吸入させることができる。これによれば、互いに偏心した両ギア20,30間でのポンプ室40の容積拡大に起因してポンプ効率が低下することにつき、回避が可能となる。
(第二実施形態)
図9に示すように本発明の第二実施形態は、第一実施形態の変形例である。第二実施形態の吸入側補強リブ2123において上流側端2123aの案内部2123eは、断面円弧形の湾曲凸面状に傾斜する側面2123c,2123dにより、第一実施形態に準じた拡幅構造を実現している。
こうした第二実施形態によっても吸入口120内では、上流側の入口部120aから下流側の吸入通路122へと向かう燃料は、案内部2123eの側面2123c,2123dに沿うことで、回転方向Rig,Rogの進行側と逆側とへ分流される。したがって、第一実施形態と同様な作用効果の発揮が可能である。
(第三実施形態)
図10,11に示すように本発明の第三実施形態は、第一実施形態の変形例である。第三実施形態の吸入側補強リブ3123は、上流側端3123aから下流側端3123bまでの全域にて、吸入口120の中心線Cmよりも回転方向Rig,Rogの逆側に偏って配置されている。また、内周側端3123gから外周側端3123hまでの全域にて吸入側補強リブ3123は、特定径方向線Lに対して実質平行に配置されている。
このように第三実施形態の吸入側補強リブ3123は、吸入通路122に沿った回転方向Rigの逆側に、吸入口120の中心線Cmよりも偏っている。これにより、吸入側補強リブ3123よりも回転方向Rigの進行側(以下、「回転進行側」ともいう)では、吸入口120内にて流通する燃料流量を増加させ得る。即ち、吸入通路122の通路断面積が増大する回転進行側へと向かって整流される燃料流量を、増加させ得る。故に吸入通路122では、ポンプ室40の容積拡大する回転進行側へと燃料をスムーズに行き渡らせて、当該ポンプ室40にて吸入燃料量が不足するのを抑制できる。したがって、高いポンプ効率を保証することが可能となる。
(第四実施形態)
図12,13に示すように本発明の第四実施形態は、第一実施形態の変形例である。第四実施形態の吸入側補強リブ4123は、上流側端4123aから下流側端4123bに到るまでの一部のみにて、吸入口120の中心線Cm上に配置されている。また、吸入側補強リブ4123は、吸入口120の下流側へ向かうほど、同口120の中心線Cmに対して回転方向Rig,Rogの進行側に傾斜する姿勢を、内周側端4123gから外周側端4123hまでの全域にて確保している。
このように第四実施形態の吸入側補強リブ4123は、吸入口120の下流側へ向かうほど、吸入口120の中心線Cmに対して、吸入通路122に沿った回転方向Rigの進行側に傾斜している。これにより燃料は、吸入口120内を流通することで、吸入側補強リブ4123よりも回転進行側へと向かい易くなる。即ち、吸入通路122の通路断面積が増大する回転進行側へ向かって、燃料を整流し易くなる。故に吸入通路122では、ポンプ室40の容積拡大する回転進行側へと燃料をスムーズに行き渡らせて、当該ポンプ室40にて吸入燃料量が不足するのを抑制できる。したがって、高いポンプ効率を保証することが可能となる。
(第五実施形態)
図14に示すように本発明の第五実施形態は、第一実施形態の変形例である。第五実施形態の吸入側補強リブ5123は、吸入通路122の内周側へ向かうほど、特定径方向線Lに対して回転方向Rig,Rogの進行側に傾斜する姿勢を、内周側端5123gから外周側端5123hまでの全域にて確保している。
このように第五実施形態の吸入側補強リブ5123は、吸入通路122の内周側へ向かうほど、特定径方向線Lに対して、吸入通路122に沿った回転方向Rigの進行側に傾斜している。これにより燃料は、吸入口120内を流通することで、吸入側補強リブ5123よりも回転進行側へと向かい易くなる。即ち、吸入通路122の通路断面積が増大する回転進行側へ向かって、燃料を整流し易くなる。故に吸入通路122では、ポンプ室40の容積拡大する回転進行側へと燃料をスムーズに行き渡らせて、当該ポンプ室40にて吸入燃料量が不足するのを抑制できる。したがって、高いポンプ効率を保証することが可能となる。
(他の実施形態)
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明は、それらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
具体的に、第一〜第五実施形態に関する変形例1では、吸入口120内にて下流側へ向かうほど回転方向Rigの幅が漸次拡大する拡幅構造を実現可能であれば、図15〜17に示す如き形状の案内部1123eを設けてもよい。ここで、図15に示す第一実施形態の変形例1では、案内部1123eの側面1123c,1123dを、断面円弧状の湾曲凹面状に傾斜形成している。また、図16に示す第一実施形態の変形例1では、回転方向Rigの進行側のみにて案内部1123eの側面1123cを傾斜させて、回転方向Rigの逆側では案内部1123eの側面1123dを中心線Cmに実質平行に形成している。一方、図17に示す第一実施形態の変形例1では、回転方向Rigの逆側のみにて案内部1123eの側面1123dを傾斜させて、回転方向Rigの進行側では案内部1123eの側面1123cを中心線Cmに実質平行に形成している。
第一〜第五実施形態に関する変形例2では、図18,19に示すように、吸入口120内にて下流側へ向かうほど回転方向Rigの幅が漸次縮小する形状に、離間部1123fを形成してもよい。この場合、離間部1123fの側面1123i,1123jに与える形状は、そうした縮幅構造を実現可能であれば、案内部123e,2123eに準じた形状であってもよいし、案内部123e,2123eとは異なる形状であってもよい。ここで、図18に示す第一実施形態の変形例2では、離間部1123fの側面1123i,1123jを、案内部123eに準じた平面状に傾斜形成している。また、図19に示す第二実施形態の変形例2では、離間部1123fの側面1123i,1123jを、案内部2123eに準じた湾曲凸面状に傾斜形成している。これらいずれの変形例2であっても、案内部123e,2123eにより分流作用を受ける燃料は、離間部1123fの露出する吸入通路122において、回転方向Rgの進行側と逆側とへ確実に整流され得る。
第一〜第五実施形態に関する変形例3では、図20に示すように、平面状に形成されることで離間部123fと二面幅を構成する平面部1123kを、上流側端123a,2123a,3123a,4123aに設けてもよい。ここで図20は、第一実施形態の変形例3を示している。
第一〜第五実施形態に関する変形例4では、図21に示すように、摺動面129と実質面一となることで両ギア20,30の摺動する摺動部1123lを、下流側端123b,3123b,4123bに設けてもよい。ここで図21は、第一実施形態の変形例4を示している。
第一〜第五実施形態に関する変形例5では、吸入側補強リブ123,2123,3123,4123,5123を中間部122f内には設けずに、吸入口120内から当該中間部122f内へと露出させてもよい。また、第四実施形態に関する変形例6では、中心線Cmに対してだけでなく、第五実施形態に準じて特定径方向線Lに対しても、吸入側補強リブ4123を傾斜させてもよい。さらにまた、第三実施形態に関する変形例7では、第四及び第五実施形態の少なくとも一方に準じて、中心線Cm及び特定径方向線Lの少なくとも一方に対して傾斜する吸入側補強リブ3123を、設けてもよい。
第三実施形態に関する変形例8では、中心線Cmに対して吸入側補強リブ3123を、回転方向Rigの進行側へ偏らせてもよい。また、第四実施形態に関する変形例9では、中心線Cmに対して、吸入口120の下流側へ向かうほど回転方向Rigの逆側に傾斜させてもよい。さらにまた、第五実施形態に関する変形例10では、特定径方向線Lに対して、吸入通路122の内周側へ向かうほど回転方向Rigの逆側に傾斜させてもよい。
第一〜第五実施形態に関する変形例11では、変形例4に準じて、両ギア20,30を吐出側補強リブ143に摺動させてもよい。また、第一〜第五実施形態に関する変形例12では、吐出側補強リブ143を設けなくてもよい。
第一〜第五実施形態に関する変形例13では、インナギア20の回転方向Rigに沿わせた吸入通路122の幅及び通路断面積を、偏角θによらず実質一定値に設定してもよい。また、第一〜第五実施形態に関する変形例14では、インナギア20の回転方向Rigに沿わせた吐出通路142の幅及び通路断面積を、偏角θによらず実質一定値に設定してもよい。
第一〜第五実施形態に関する変形例15では、同一の偏角θにおいて吸入通路122の通路断面積を、吸入溝144の溝断面積に対して実質同一に又は小さく設定してもよい。また、第一〜第五実施形態に関する変形例16では、吸入溝144及び吐出溝124の少なくとも一方を、設けなくてもよい。
第一〜第五実施形態に関する変形例17では、吸入口120を円筒孔状以外、例えば楕円孔状や矩形孔状等に形成してもよい。また、第一〜第五実施形態に関する変形例18では、ポンプカバー12において軸方向とは斜めに、吸入口120を貫通させてもよい。
第一〜第五実施形態に関する変形例19では、電動モータ4による回転軸4aの回転駆動に代えて、例えば内燃機関のクランク軸等により回転軸4aをメカ的に回転駆動してもよい。また、第一〜第五実施形態に関する変形例20では、燃料としてのガソリンを、燃料ポンプ1により処理してもよい。
1 燃料ポンプ、10 ポンプハウジング、12 ポンプカバー、14 ポンプケーシング、20 インナギア、30 アウタギア、40 ポンプ室、120 吸入口、122 吸入通路、122f 中間部、123,2123,3123,4123,5123 吸入側補強リブ、123a,2123a,3123a,4123a 上流側端、123b,3123b,4123b 下流側端、123c,123d,1123c,1123d,2123c,2123d 側面、123e,1123e,2123e 案内部、123f,1123f 離間部、123g,3123g,4123g,5123g 内周側端、123h,3123h,4123h,5123h 外周側端、129 摺動面、144 吸入溝、200 外歯、300 内歯、Cig,Cog,Cm 中心線、De 偏心方向、L 特定径方向線、Rig,Rog 回転方向、Ti 吸入領域

Claims (9)

  1. 内歯(300)を複数有するアウタギア(30)と、
    外歯(200)を複数有し、前記アウタギアとは偏心して噛合するインナギア(20)と、
    燃料を吸入する吸入口(120)を有し、前記アウタギア及び前記インナギアを回転可能に収容するポンプハウジング(10)とを、備え、
    前記インナギア及び前記アウタギアは、それら両ギア間に形成されるポンプ室(40)の容積を拡縮させつつ回転することにより、燃料を前記吸入口から前記ポンプ室に吸入して吐出させる燃料ポンプ(1)であって、
    前記ポンプハウジングは、
    前記吸入口から燃料を吸入する吸入領域(Ti)において前記ポンプ室と対向して設けられ、前記インナギアの回転方向(Rig)に沿って延伸する吸入通路(122)と、
    前記吸入通路のうち前記回転方向の中間部(122f)内に露出して設けられ、前記吸入口内を前記回転方向の進行側と逆側とに仕切ることにより、前記ポンプハウジングを補強する補強リブ(123,2123,3123,4123,5123)とを、有することを特徴とする燃料ポンプ。
  2. 前記補強リブは、前記吸入口内から前記中間部内に跨って設けられることを特徴とする請求項1に記載の燃料ポンプ。
  3. 前記ポンプハウジングは、
    前記インナギア及び前記アウタギアの摺動する摺動面(129)を、さらに有し、
    前記補強リブは、前記中間部内において前記摺動面よりも前記インナギア及び前記アウタギアから離間して設けられることを特徴とする請求項2に記載の燃料ポンプ。
  4. 前記補強リブは、前記吸入口内の上流側端(123a,2123a,3123a,4123a)において、下流側へ向かうほど前記回転方向の幅が拡大する形状により燃料を案内する案内部(123e,1123e,2123e)を、有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の燃料ポンプ。
  5. 前記ポンプハウジングは、
    前記吸入領域において前記ポンプ室を挟んで前記吸入通路とは反対側に設けられ、前記回転方向に沿って延伸する吸入溝(144)を、さらに有し、
    前記吸入通路の通路断面積は、前記吸入溝の溝断面積よりも大きいことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の燃料ポンプ。
  6. 前記吸入領域において前記ポンプ室の容積は、前記回転方向の進行側へ向かうほど拡大し、
    前記吸入通路の通路断面積は、前記回転方向の進行側へ向かうほど増大することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の燃料ポンプ。
  7. 前記補強リブは、前記吸入口の中心線(Cm)よりも前記回転方向の逆側に偏って設けられることを特徴とする請求項6に記載の燃料ポンプ。
  8. 前記補強リブは、前記吸入口の中心線(Cm)に対して、前記吸入口の下流側へ向かうほど前記回転方向の進行側に傾斜して設けられることを特徴とする請求項6又は7に記載の燃料ポンプ。
  9. 前記補強リブは、前記吸入口の中心線(Cm)と前記インナギアの中心線(Cig)と交わる特定径方向線(L)に対して、前記吸入通路の内周側へ向かうほど前記回転方向の進行側に傾斜して設けられることを特徴とする請求項6〜8のいずれか一項に記載の燃料ポンプ。
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