JP2016215106A - 油水分離装置 - Google Patents

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Tamaki Kumazaki
珠起 熊崎
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Abstract

【課題】比重、粘度、含有量等の異なる多様な特性の油成分に応じて適正な分離性能を容易且つ迅速に得ることができる油水分離装置を提供する。
【解決手段】本油水分離装置1は、油成分を含む液体が導入される分離タンク3を備え、分離タンク内で比重差により液体から油成分を分離する。そして、分離タンクには、油排出管8及び液体排出管9が取り付けられ、油排出管は、一端側が分離タンクの外部に開口し且つ他端側が分離タンク内の上部に開口し、液体排出管は、一端側が分離タンクの外部において油排出管の一端側より低い位置で開口し且つ他端側が分離タンク内の底部に開口している。液体排出管には、各排出管の開口の高低差hを調整可能な高低差調整構造16が設けられ、油排出管には、油排出管内を流れる油成分の流量を調整可能な流量調整バルブ18が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、油水分離装置に関し、さらに詳しくは、分離タンク内で比重差により液体から油成分を分離する油水分離装置に関する。
従来の油水分離装置として、分離タンク内で比重差により液体から油成分を分離するものが一般に知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1には、工作機械のクーラントの廃液を対象として水溶成分と油成分とに分離する油水分離装置が開示されている。この油水分離装置101では、例えば、図6に示すように、分離タンク103に分離油排出部108及び分離水排出部109が設けられ、分離油排出部108内に分離油案内筒110が上下方向に位置調整可能に設けられている。そして、分離油案内筒110の上下の位置調整により分離油排出口の高さを調整することで、比重や粘度等の異なる多様な特性の油成分を効率良く分離することを狙っている。
特開2000−140504号公報
しかし、上記従来の油水分離装置101では、分離油案内筒110の上下の位置調整で分離油排出口の高さのみを調整しているので、多様な特性の油成分に応じて適正な分離性能を容易且つ迅速に得ることができない。特に、食用液体に含まれる油成分では、温度が下がると固形化し易く、適正な分離性能を得ることが困難となる。さらに、上記従来の油水分離装置101では、分離油排出部108内での分離油案内筒110の位置調整となるので、その調整作業が煩雑となる。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、比重、粘度、含有量等の異なる多様な特性の油成分に応じて適正な分離性能を容易且つ迅速に得ることができる油水分離装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、請求項1に記載の発明は、油成分を含む液体が導入される分離タンクを備え、該分離タンク内で比重差により液体から油成分を分離する油水分離装置であって、前記分離タンクには、該分離タンク内から分離された油成分を排出するための油排出管、及び該分離タンク内から油成分が分離された液体を排出するための液体排出管が取り付けられ、前記油排出管は、一端側が前記分離タンクの外部に開口し且つ他端側が前記分離タンク内の上部に開口し、前記液体排出管は、一端側が前記分離タンクの外部において前記油排出管の一端側より低い位置で開口し且つ他端側が前記分離タンク内の底部に開口しており、前記液体排出管には、前記油排出管の一端側の開口に対する前記液体排出管の一端側の開口の高低差を調整可能な高低差調整構造が設けられ、前記油排出管には、該油排出管内を流れる油成分の流量を調整可能な流量調整バルブが設けられていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記液体排出管は、複数の連結管を連結してなり、前記高低差調整構造は、前記複数の連結管のうちの略L字状の連結管の一端側を、上流側に隣接する連結管の一端側に対して水平軸回りに回動可能に連結して構成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記流量調整バルブは、前記油排出管の一端側に設けられていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の発明において、前記分離タンクは、上方を開放したタンク本体と、前記タンク本体の上方開放を塞ぐように該タンク本体に着脱可能に取り付けられる蓋体と、を備え、前記蓋体には、前記油排出管及び前記液体排出管が取り付けられていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の発明において、前記分離タンク内に導入される液体は、油成分を含む食用液体であることを要旨とする。
本発明の油水分離装置によると、分離タンクには、分離タンク内から分離された油成分を排出するための油排出管、及び分離タンク内から油成分が分離された液体を排出するための液体排出管が取り付けられ、油排出管は、一端側が分離タンクの外部に開口し且つ他端側が分離タンク内の上部に開口し、液体排出管は、一端側が分離タンクの外部において油排出管の一端側より低い位置で開口し且つ他端側が分離タンク内の底部に開口している。そして、液体排出管には、油排出管の一端側の開口に対する液体排出管の一端側の開口の高低差を調整可能な高低差調整構造が設けられ、油排出管には、油排出管内を流れる油成分の流量を調整可能な流量調整バルブが設けられている。これにより、分離タンク内で比重差により液体から油成分が分離され、分離タンク内の上部に浮上する油成分が油排出管を介して排出され、分離タンク内の底部に集まる油成分が分離された液体が液体排出管を介して排出される。また、高低差調整構造で各排出管の排出口の高低差を調整するとともに、流量調整バルブで油排出管内を流れる油成分の流量を調整することで、比重、粘度、含有量等の異なる多様な特性の油成分に応じて適正な分離性能を容易且つ迅速に得ることができる。
また、前記液体排出管が、複数の連結管を連結してなり、前記高低差調整構造が、前記複数の連結管のうちの略L字状の連結管の一端側を、上流側に隣接する連結管の一端側に対して水平軸回りに回動可能に連結して構成されている場合は、高低差調整構造により各排出管の排出開口の高低差を容易に調整できる。
また、前記流量調整バルブが、前記油排出管の一端側に設けられている場合は、流量調整バルブにより油排出管内を流れる油成分の流量を容易に調整できる。さらに、流量調整バルブを容易に洗浄できる。
また、前記分離タンクが、タンク本体と、蓋体と、を備え、前記蓋体に、前記油排出管及び前記液体排出管が取り付けられている場合は、分離タンクをタンク本体と蓋体とを分離することで、タンク本体、蓋体及び各排出管を容易に洗浄できる。
さらに、前記分離タンク内に導入される液体が、油成分を含む食用液体である場合は、食用液体から油成分を好適に分離できる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施例に係る油水分離装置の正面図である。 図1のII矢視図である。 図1のIII矢視図である。 実施例に係る高低差調整構造及び流量調整バルブを説明するための説明図である。 上記油水分離装置の洗浄方法を説明するための説明図である。 従来の油水分離装置を説明するための説明図である。
ここで示される事項は例示的なものおよび本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
<油水分離装置>
本実施形態に係る油水分離装置は、油成分を含む液体が導入される分離タンク(3)を備え、分離タンク内で比重差により液体から油成分を分離する油水分離装置(1)であって、分離タンクには、分離タンク内から分離された油成分を排出するための油排出管(8)、及び分離タンク内から油成分が分離された液体を排出するための液体排出管(9)が取り付けられ、油排出管(8)は、一端側が分離タンクの外部に開口し且つ他端側が分離タンク内の上部に開口し、液体排出管(9)は、一端側が分離タンクの外部において油排出管の一端側より低い位置で開口し且つ他端側が分離タンク内の底部に開口している(例えば、図1〜図3等参照)。上記液体排出管(9)には、油排出管(8)の一端側の開口に対する液体排出管(9)の一端側の開口の高低差(h)を調整可能な高低差調整構造(16)が設けられ、油排出管(8)には、油排出管内を流れる油成分の流量を調整可能な流量調整バルブ(18)が設けられている(例えば、図3及び図4等参照)。
本実施形態に係る油水分離装置としては、例えば、上記液体排出管(9)は、複数の連結管(9a〜9c)を連結してなり、高低差調整構造(16)は、複数の連結管のうちの略L字状の連結管(9b)の一端側を、上流側に隣接する連結管(9c)の一端側に対して水平軸回りに回動可能に連結して構成されている形態(例えば、図3及び図4等参照)を挙げることができる。
本実施形態に係る油水分離装置としては、例えば、上記流量調整バルブ(18)は、油排出管(8)の一端側に設けられている形態(例えば、図4等参照)を挙げることができる。
本実施形態に係る油水分離装置としては、例えば、上記分離タンク(3)は、上方を開放したタンク本体(4)と、タンク本体の上方開放を塞ぐようにタンク本体に着脱可能に取り付けられる蓋体(5)と、を備え、蓋体には、油排出管(8)及び液体排出管(9)が取り付けられている形態(例えば、図5等参照)を挙げることができる。
上述の形態の場合、例えば、上記油排出管(8)及び液体排出管(9)のそれぞれは、複数の連結管(8a〜8c、9a〜9c)を着脱可能に連結してなされていることができる(例えば、図5等参照)。これにより、各排出管の洗浄性が更に高められる。
上述の形態の場合、例えば、上記蓋体(5)は、傘状に形成されていることができる(例えば、図5等参照)。これにより、分離タンクの上部空間が錐状となり、分離タンク内で浮上する油成分を効率良く排出できる。
本実施形態に係る油水分離装置としては、例えば、上記分離タンク(3)内に導入される液体は、油成分を含む食用液体である形態を挙げることができる。
なお、上記実施形態で記載した各構成の括弧内の符号は、後述する実施例に記載の具体的構成との対応関係を示すものである。
以下、図面を用いて実施例により本発明を具体的に説明する。なお、本実施例では、食品加工工場で用いられ、食用液体(例えば、牛丼やラーメンなどのタレ等)に含まれる油成分(例えば、油脂等)を分離するための油水分離装置を例示する。
(1)油水分離装置の構成
本実施例に係る油水分離装置1は、図1〜図3に示すように、油成分を含む液体が導入される分離タンク3を備えている。この分離タンク3は、耐食性に優れたステンレス材からなるタンク本体4及び蓋体5を備えている。このタンク本体4は、上方を開放した容器状に形成されている。また、蓋体5は、タンク本体4の上方開放を塞ぐようにタンク本体4に配管継手(「へルール継手」とも称される。)Fを介して着脱可能に取り付けられている(図5参照)。さらに、蓋体5は、傘状に形成されている。よって、分離タンク3の上部空間Sは、上方に向かって尖る円錐状に形成されている。なお、上記タンク本体4の底部には、排水用の開閉バルブ22が設けられている。
上記分離タンク3(具体的に、蓋体5)には、耐食性に優れたステンレス材からなる液体導入管7、油排出管8及び液体排出管9が溶接等により取り付けられている。この液体導入管7は、分離タンク3内に油成分を含有する液体を導入するための管である。また、油排出管8は、分離タンク内から分離された油成分を排出するための管である。さらに、液体排出管9は、分離タンク内から油成分が分離された液体を排出するための管である。
上記液体排出管7は、複数(図中3本)の連結管7a〜7cを配管継手Fで着脱可能に連結してなされている(図5参照)。この液体導入管7は、上下方向に略直線状に延びている。また、液体導入管7は、その一端側が分離タンク3の外部で開口し、その他端側が分離タンク3内の上部(具体的に、分離タンク3の上部空間Sの底側)で開口している。さらに、液体導入管7の一端側には、投入される液体を受ける貯留容器11が溶接等により取り付けられている。
上記油排出管8は、複数(図中3本)の連結管8a〜8cを配管継手Fで着脱可能に連結してなされている(図5参照)。この油排出管8は、略L字状に延びている。また、油排出管8は、その一端側の排出口13が分離タンク3の外部で開口し、その他端側が分離タンク3内の上部(具体的に、分離タンク3の上部空間Sの頂点側)で開口している。
上記油排出管8には、図3及び図4に示すように、油排出管8内を流れる油成分の流量を調整可能な流量調整バルブ18が設けられている。この流量調整バルブ18は、油排出管8を構成する複数の連結管8a〜8cのうちの油排出管8の一端側をなす連結管8aの先端側に取り付けられている。また、流量調整バルブ18は、操作ハンドル19の操作により流路の開口量を調整可能なボール20を備えている。
上記液体排出管9は、図1〜図3に示すように、複数(図中3本)の連結管9a〜9cを配管継手Fで着脱可能に連結してなされている(図5参照)。この液体排出管9は、複数(図中2つ)の箇所で屈曲して延びている。また、液体排出管9は、図1及び図4に示すように、その一端側が分離タンク3の外部において油排出管8の一端側より低い位置で開口し、その他端側が分離タンク3内の底部で開口している。よって、液体排出管9の排出口14は、油排出管8の排出口13(具体的に、流量調整バルブ18の排出口)より低い位置で開口している。具体的に、油排出管8の排出口13の中心と液体排出管9の排出口14の中心とは、所定の高低差(即ち、高さ間隔)hをもって上下に離れている。
上記液体排出管9には、図3及び図4に示すように、各排出管8、9の排出口13、14の高低差hを調整可能な高低差調整構造16が設けられている。この高低差調整構造16は、複数の連結管9a〜9cのうちの略L字状の連結管9bの一端側を、上流側に隣接する連結管9cの水平方向に延びる一端側に対して水平軸回りに回動可能に連結して構成されている。そして、連結管9cに対して連結管9a及び連結管9bを水平軸回りに回動させることで、各排出管8、9の排出口13、14の高低差hが調整される。
(2)油水分離装置の作用
次に、上記構成の油水分離装置1の作用について説明する。なお、本実施例では、分離タンク3内に所定量の水が充填された状態で油成分を含有する液体が導入されるものとする。図1に破線矢印で示すように、分離タンク3内に液体L1が導入されると、液体L1中に含まれる油成分Oは、比重差により分離タンク3の上部空間S内に浮上され、油排出管8を介して分離タンク3内から排出される。一方、油成分Oが分離された液体L2は、比重差により分離タンク3内の底部に集まり、液体排出管9を介して分離タンク3内から排出される。なお、上記分離タンク3内から排出された油成分O及び液体L2は、二次使用されてもよいし、廃棄されてもよい。
ここで、分離対象である油成分の比重、粘度、含有量等が変更された場合、先ず、高低差調整構造16で各排出管8、9の排出口13、14の高低差hを調整する。その後、流量調整バルブ18で油排出管8内を流れる油成分の流量を微調整する。例えば、油成分の含有率が比較的少なくなった場合には、各排出管8、9の排出口13、14の高低差hが大きくなるように高低差調整構造16を調整して油成分が分離された液体の排出量を多くして、流量調整バルブ18で油成分の流量を微調整する。一方、油成分の含有率が比較的多くなった場合には、各排出管8、9の排出口13、14の高低差hが小さくなるように高低差調整構造16を調整して油成分が分離された液体の排出量を少なくして、流量調整バルブ18で油成分の流量を微調整する。
また、油水分離装置1の洗浄作業は、図5に示すように、分離タンク3をタンク本体4と蓋体5とに分離するとともに、各管7、8、9を複数の連結管7a〜7c、8a〜8c、9a〜9cに分離して行われる。
(3)実施例の効果
本実施例の油水分離装置1によると、分離タンク3には、分離タンク3内から分離された油成分を排出するための油排出管8、及び分離タンク3内から油成分が分離された液体を排出するための液体排出管9が取り付けられ、油排出管8は、一端側が分離タンク3の外部に開口し且つ他端側が分離タンク3内の上部に開口し、液体排出管9は、一端側が分離タンク3の外部において油排出管8の一端側より低い位置で開口し且つ他端側が分離タンク3内の底部に開口している。そして、液体排出管9には、油排出管8の一端側の開口に対する液体排出管9の一端側の開口の高低差hを調整可能な高低差調整構造16が設けられ、油排出管8には、油排出管8内を流れる油成分の流量を調整可能な流量調整バルブ18が設けられている。これにより、分離タンク3内で比重差により液体から油成分が分離され、分離タンク3内の上部に浮上する油成分が油排出管8を介して排出され、分離タンク3内の底部に集まる油成分が分離された液体が液体排出管9を介して排出される。また、高低差調整構造16で各排出管8、9の排出口13、14の高低差hを調整するとともに、流量調整バルブ18で油排出管8内を流れる油成分の流量を調整することで、比重、粘度、含有量等の異なる多様な特性の油成分に応じて適正な分離性能を容易且つ迅速に得ることができる。
また、本実施例では、液体排出管9は、複数の連結管9a〜9cを連結してなり、高低差調整構造16は、複数の連結管9a〜9cのうちの略L字状の連結管9bの一端側を、上流側に隣接する連結管9cの一端側に対して水平軸回りに回動可能に連結して構成されている。これにより、高低差調整構造16により各排出管8、9の排出口13、14の高低差hを容易に調整できる。
また、本実施例では、流量調整バルブ18は、油排出管8の一端側に設けられている。これにより、流量調整バルブ18により油排出管8内を流れる油成分の流量を容易に調整できる。さらに、流量調整バルブ18を容易に洗浄できる。
また、本実施例では、分離タンク3は、タンク本体4と、蓋体5と、を備え、蓋体5には、油排出管8及び液体排出管9が取り付けられている。これにより、分離タンク3をタンク本体4と蓋体5とを分離することで、タンク本体4、蓋体5及び各排出管8、9を容易に洗浄できる。さらに、本実施例では、油排出管8及び液体排出管9のそれぞれは、複数の連結管8a〜8c、9a〜9cを着脱可能に連結してなされている。これにより、各排出管8、9の洗浄性が更に高められる。特に、食用液体に含まれる油成分を分離するための油水分離装置1では、衛生管理の観点から洗浄性に優れることが好ましい。
さらに、本実施例では、蓋体5は、傘状に形成されている。これにより、分離タンク3の上部空間Sが錐状となり、分離タンク3内で浮上する油成分を効率良く排出できる。
尚、本発明においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。すなわち、上記実施例では、略L字状の連結管9bを上流側に隣接する連結管9cに対して水平軸回りに回動可能に設けてなる高低差調整構造16を例示したが、これに限定されず、例えば、上下の連結管を伸縮可能に連結してなる高低差調整構造を採用してもよい。
また、上記実施例では、ボールバルブである流量調整バルブ18を例示したが、これに限定されず、例えば、バタフライバルブ、玉形バルブ、ダイヤフラムバルブ等である流量調整バルブを採用してもよい。さらに、上記実施例では、流量調整バルブ18を油排出管8の軸方向の一端側に設けるようにしたが、これに限定されず、例えば、流量調整バルブ18を油排出管8の軸方向の途中に設けるようにしてもよい。
さらに、上記実施例では、食用液体から油成分を分離する油水分離装置1を例示したが、これに限定されず、例えば、海水に含まれる油成分を分離する油水分離装置としたり、生活廃水又は産業廃水に含まれる油成分を分離する油水分離装置としたりしてもよい。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲または精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本発明をここにおける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
本発明は、比重差により液体中に含まれる油成分を分離する油水分離に関する技術として広く利用される。
1;油水分離装置、3;分離タンク、4;タンク本体、5;蓋体、8;油排出管、9;液体排出管、9a〜9c;連結管、16;高低差調整構造、18;流量調整バルブ、h;高低差。

Claims (5)

  1. 油成分を含む液体が導入される分離タンクを備え、該分離タンク内で比重差により液体から油成分を分離する油水分離装置であって、
    前記分離タンクには、該分離タンク内から分離された油成分を排出するための油排出管、及び該分離タンク内から油成分が分離された液体を排出するための液体排出管が取り付けられ、
    前記油排出管は、一端側が前記分離タンクの外部に開口し且つ他端側が前記分離タンク内の上部に開口し、
    前記液体排出管は、一端側が前記分離タンクの外部において前記油排出管の一端側より低い位置で開口し且つ他端側が前記分離タンク内の底部に開口しており、
    前記液体排出管には、前記油排出管の一端側の開口に対する前記液体排出管の一端側の開口の高低差を調整可能な高低差調整構造が設けられ、
    前記油排出管には、該油排出管内を流れる油成分の流量を調整可能な流量調整バルブが設けられていることを特徴とする油水分離装置。
  2. 前記液体排出管は、複数の連結管を連結してなり、前記高低差調整構造は、前記複数の連結管のうちの略L字状の連結管の一端側を、上流側に隣接する連結管の一端側に対して水平軸回りに回動可能に連結して構成されている請求項1記載の油水分離装置。
  3. 前記流量調整バルブは、前記油排出管の一端側に設けられている請求項1又は2に記載の油水分離装置。
  4. 前記分離タンクは、上方を開放したタンク本体と、前記タンク本体の上方開放を塞ぐように該タンク本体に着脱可能に取り付けられる蓋体と、を備え、前記蓋体には、前記油排出管及び前記液体排出管が取り付けられている請求項1乃至3のいずれか一項に記載の油水分離装置。
  5. 前記分離タンク内に導入される液体は、油成分を含む食用液体である請求項1乃至4のいずれか一項に記載の油水分離装置。
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