JP2003164705A - 油水分離装置 - Google Patents

油水分離装置

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JP2003164705A
JP2003164705A JP2001369684A JP2001369684A JP2003164705A JP 2003164705 A JP2003164705 A JP 2003164705A JP 2001369684 A JP2001369684 A JP 2001369684A JP 2001369684 A JP2001369684 A JP 2001369684A JP 2003164705 A JP2003164705 A JP 2003164705A
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Kokubu Nagayoshi
圀武 永良
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃水に懸濁している油分を効率よく分離して
連続的に回収できるようにした油水分離装置を提供す
る。 【解決手段】 ほぼ密閉した分離槽(10)の上部は先端に
なるほど横断面積を小さくするように縮径された形状と
なし、その上部先端には油分排出口(12)を形成する。分
離槽には廃水導入口(14)及び処理済み水排出口(20)を形
成し、処理済み水排出口には排出通路(21)の一端を接続
し、他端側は上方に延びてその先端(22)を開口させる。
排出通路の上端開口が油分排出口の高さよりも低い所望
の高さとなるように調整するアジャスト機構(23)を設
け、分離槽の上部に浮上した懸濁油分を排出通路の上端
開口の高さに対応する分離槽内の油水界面(33)の押上げ
力によって油分排出口から押し出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油水分離装置に関
し、特に廃水に懸濁している油分を効率よく分離して連
続的に回収できるようにした装置に関する。
【0002】
【従来の技術】生活廃水や産業廃水には油分が懸濁して
いることが多く、かかる廃水をそのまま自然界に排出す
ると、環境汚染を招くことから、油分を分離することが
求められる。
【0003】廃水中の油分の分離には種々な方式が提案
されている。例えば、廃水中の油分を微細空気によって
分離する方法(特開昭49−46201号公報、特開昭
51−3676号公報、特開昭52−116643号公
報、特開昭53−63743号公報、特開昭57−95
294号公報、特開昭59−183884号公報、特開
昭60−129181号公報、特開平05−32947
3号公報、特開平06−63522号公報、特開平07
−80443号公報、特開平07−108266号公
報、等参照)、電気分解を利用して油分を分離する方式
(特開昭50−137870号公報、特開昭60−14
987号公報、特開昭61−293507号公報、特開
平02−303590号公報、特開2001−1499
42号公報、等参照)、などがある。
【0004】電気分解を利用する分離方式は電気分解に
よる生成ガスによって油分を分離するとともに、電気的
エネルギーによって廃水中のBOD値やCOD値を低下
させることができるという点で、微細空気の吹き込みを
利用する分離方式に比して優れている。
【0005】しかるに、従来の電気分解を利用する分離
方式では分離された油分が比重差によって廃水表面に浮
上した後、スクレイパーによって掻き取るか、適切な部
材、例えばノズル等によって吸引することにより、廃水
から油分を除去することが行われていたが、掻き取り機
構や吸引機構が複雑である。
【0006】これに対し、分離槽の上部を円錐状又は角
錐状とし、電気分解によって分離された油分を上部に貯
留し、分離工程が終了した後、円錐上端又は角錐上端の
排出口を開放し、分離槽内に廃水を供給してその水圧で
排出口から油分を押し出す方法が提案されている(特開
2001−149942号公報、参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来公報
記載の油水分離装置では油分の分離工程と分離槽からの
油分の除去工程とが別の工程となるので、作業が複雑に
なるばかりでなく、処理に時間がかかり、さらには一旦
油分を除去した後に油分の分離を再開する必要があり、
連続作業ができない。
【0008】また、廃水中の懸濁油分の量が少ない場
合、油分の除去中に廃水の供給量が多くなり過ぎると、
分離槽の排出口から廃水も溢れてしまい、除去した油分
に廃水が混ざり、その再処理が必要となるという問題も
あった。
【0009】本発明はかかる問題点に鑑み、油分を分離
しながら油分だけを確実に除去できるようにした油水分
離装置を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで,本発明に係る油
水分離装置は、分離槽内に廃水を導入し、上記分離槽内
の電極ユニットにおける電解作用によって廃水中の懸濁
油分の電荷を中和するとともに、上記電極ユニットから
発生するコロイダルエアーの上昇力と拡散力とによって
廃水中の懸濁油分を分離浮上させるようにした油水分離
装置において、上記分離槽はほぼ密閉されかつその上部
が先端になるほど横断面積を小さくするように縮径され
た形状をなし、その上部先端には油分排出口が形成さ
れ、上記分離槽には処理すべき廃水を導入するための廃
水導入口が形成されるとともに、処理済み水を排出する
ための処理済み水排出口が形成され、該処理済み水排出
口には排出通路の一端が接続され、他端側は上方に延び
てその先端が開口され、上記排出通路にはその上端開口
が上記油分排出口の高さよりも低い所望の高さとなるよ
うに調整するアジャスト機構が設けられており、上記分
離槽の上部に浮上した懸濁油分を上記排出通路の上端開
口の高さに対応する上記分離槽内の油水界面の押上げ力
によって上記油分排出口から押し出すようになしたこと
を特徴とする。
【0011】本発明の特徴の1つは処理済み水の排出通
路を立設し、その先端を分離槽上端の油分排出口の高さ
よりも低く調整できるようにした点にある。
【0012】これにより、廃水中の懸濁油分が分離され
て分離槽の上部に溜まり、分離槽内には上方の油分と下
方の廃水との油水界面が形成されるが、分離槽への廃水
の供給量を所定量に制御すると、処理済み水が排出通路
の先端から適宜排出されて分離槽内の廃水の圧力がほぼ
一定となるので、油水界面が油分排出口を越えることが
なく、上方の油分のみが油水界面によって油分排出口か
ら押し出される。
【0013】このように、廃水の混入しない油分を回収
できるので、油分の再処理を必要とせず、そのままボイ
ラー等の燃料に利用できる。
【0014】また、油水界面が油分排出口を越えること
なく、上方の油分のみが油水界面の圧力によって油分排
出口から押し出されるので、従来公報記載の装置のよう
に油分の分離を行った後に油分を除去する必要がなく、
廃水から油分を分離しながら、分離した油分を分離槽か
ら除去することができ、作業を連続して行うことができ
る。
【0015】分離槽には単に廃水の供給ポンプによって
廃水を圧送するようにしてもよいが、ポンプの機能上、
脈動があり、分離槽に分離槽への廃水の供給量が微妙に
変動するおそれがある。そこで、廃水の供給量を安定に
制御する上で、廃水導入口には導入通路の一端を接続
し、該導入通路は上方に延設してその最高高さを油分排
出口よりも高い位置に設定し、その最高高さの部位に廃
水供給ポンプで廃水を供給するように構成するのがよ
い。
【0016】電極ユニットは分離槽に設ければよいが、
コロイダルエアーの上昇力と拡散力を有効に活用する上
で、電極ユニットを分離槽の底部に配設するのがよい。
また、分離槽の側壁面に単に処理済み水排出口を形成す
ると、油分分離の不十分な廃水が排出されるおそれがあ
る。そこで、処理済み水排出口にも電極ユニットを設け
て排出口に流れ込む廃水の油分を更に分離するのがよ
い。
【0017】即ち、分離槽の底部には主電極ユニットが
配置され、処理済み水排出口には補助電極ユニットが配
置されており、該補助電極ユニットから発生するコロイ
ダルエアーの上昇力と拡散力とによって懸濁油分を更に
分離させた処理済み水を処理済み水排出口から排出する
ようになすのが好ましい。
【0018】また、油分分離が不十分で、浮上し難い廃
水は主電極ユニットまで戻してコロイダルエアーと会合
させて再浮上させるのがよい。即ち、分離槽内には主電
極ユニットの上方に案内板が上下方向に対して所定の角
度をもって傾斜して配設され、案内板の下方にコロイダ
ルエアーの半分以上を流通するようになす一方、分離槽
内には補助電極ユニットの下方に傾斜板が上下方向に対
して所定の角度をもって傾斜して配設され、分離しきれ
ない油分を傾斜板によって案内板の下端と主電極ユニッ
トとの間に案内するようになすのが好ましい。
【0019】分離槽は上部が先端になるほど横断面積を
小さくするように縮径された形状であればよく、具体的
には円錐状、角錐状、円錐台状又は角錐台状となすこと
ができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す具体例
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る油水分
離装置の好ましい実施形態を示す。図において、分離槽
10はほぼ密閉された槽状をなし、その上部11は先端
になるほど横断面積を小さくするように縮径された円錐
台状(又は角錐台状)に構成され、その上端壁面には油
分排出口12が突出して形成され、又分離槽10の下部
13は縮径された円筒状(又は角筒状)に構成されてい
る。
【0021】分離槽10の側壁面にはほぼ中段に廃水導
入口14が開口され、該廃水導入口14には導入通路1
5の一端が接続され、該導入通路15は油分排出口12
よりも高い位置まで上方に延設され、その上端には廃水
受けタンク16が設けられている。
【0022】この廃水受けタンク16には供給通路17
の一端が接続され、該供給通路17は下方に延びて廃水
の原水槽19に至り、供給通路17の途中には供給量可
変式の供給ポンプ18が介設されている。
【0023】分離槽10の側壁面にはほぼ下段の廃水導
入口14と対向する側に処理済み水排出口20が形成さ
れ、該処理済み水排出口20には排出通路21の一端が
接続され、該排出通路21は上方に延設されて、その先
端22は油分排出口12の高さよりも低い位置に開口さ
れている。
【0024】この排出通路21の途中には排出通路21
の先端開口22を油分排出口12の高さよりも低い所望
の位置に調整するアジャスト機構23が設けられてい
る。アジャスト機構23は排出通路21の長さを調整で
きればどのような方式や構造でもよく、例えば図1に示
されるように排出通路21の下段部分に少し大径の通路
を接続し、該通路内に排出通路21の上段部分をスライ
ド可能にかつ水密的に挿入した方式を採用することがで
きる。
【0025】分離槽10の上端には油分排出口12から
排出された油分を受ける油分受槽26が設けられ、該油
分受槽26の底面には排油通路27の一端が接続され、
該排油通路27の他端は排油槽28に至っている。
【0026】また、排出通路21の上端には処理済み水
受槽29が設けられ、該処理済み水受槽29の底面には
排水通路30の一端が接続されている。
【0027】分離槽10の底部13には主電極ユニット
24が配設され、処理済み水排出口20には補助電極ユ
ニット25が配設され、両電極ユニット24、25は1
又は複数の陽極及び負極の電極板を交互に配置して構成
され、主電極ユニット24及び補助電極ユニット25に
は整流器(図示せず)から直流電流が通電されるように
なっている。
【0028】分離槽10の底方には主電極ユニット24
の上方に案内板31が上下方向に対して所定の角度をも
って傾斜してかつ下端が主電極ユニット24の半分以
上、例えば2/3を覆う位置になるように配設されてお
り、主電極ユニット24からのコロイダルエアーの半分
以上、例えば2/3が案内板31の下方に流通するよう
になっている。
【0029】また、分離槽10の底方には補助電極ユニ
ット25の下方に2枚の傾斜板32が上下方向に対して
所定の角度をもってかつ案内板31とは逆方向に傾斜し
て配設され、分離しきれない油分が傾斜板32によって
案内板31の下端と主電極ユニット24との間に案内さ
れるようになっている。
【0030】廃水中の油分を分離する場合、原水槽19
内に処理すべき廃水を貯留しておき、廃水が所定量以上
になると、供給ポンプ18を作動させ、廃水受けタンク
16に一定量ずつ供給する。供給された廃水は導入通路
15及び廃水導入口14から分離槽10内に導入され
る。
【0031】分離槽10内の廃水の水位が所定の高さに
達すると、整流器(図示せず)から主電極ユニット24
及び補助電極ユニット25に低電圧高電流の直流電流を
通電する。すると、廃水が電気分解されて主電極ユニッ
ト24及び補助電極ユニット25から気泡径10〜20
μmの酸素ガスと気泡径10〜20μmの水素ガスから
なる微細なコロイダルエアーが発生する。
【0032】すると、主電極ユニット24から発生した
コロイダルエアーのうち、その2/3は案内板31の下
側を、残り1/3は案内板31の上側を通過し、案内板
31の下側を通過したコロイダルエアーは狭い部分を通
過するので、素早く上昇し、案内板31を通過すると十
分な上昇力と拡散力が得られるので、廃水中の油分は主
電極ユニット24及び補助電極ユニット25からのコロ
イダルエアーによって水から分離されるとともに浮上さ
れ、分離槽10の上部に貯留され、分離された油分と廃
水との間の境界には油水界面33が形成される。
【0033】また、廃水中の油滴の表面は負電荷に帯電
しており、油滴は相互に反発して浮上しにくく、廃水中
での滞留時間が(HRT)が長くなるが、主電極ユニッ
ト24及び補助電極ユニット25によって電気分解を行
うと、油滴表面の負電荷が中和されるので、油滴は急激
に浮上することができる。
【0034】また、主電極ユニット24及び補助電極ユ
ニット25からのコロイダルエアーによって十分に浮上
されない懸濁油分は案内板31からのコロイダルエアー
の上昇力及び拡散力の影響を受けて傾斜板32の側に移
動し、傾斜板32によって主電極ユニット24の直上に
下降し、主電極ユニット24からのコロイダルエアーと
会合して再びコロイダルエアーと接触して分離されて浮
上し、こうして廃水中の油分は確実に分離されて浮上す
る。主電極ユニット24上で油分を分離された処理済み
の水は傾斜板32の下側を通過して処理済み水排出口2
0に向けて上昇し、処理済み水排出口20から排出され
る。
【0035】他方、廃水導入口14から所定量の廃水が
導入されているので、分離槽10内の廃水量が一定量を
越えると、油水界面33が分離油分を押し上げ、油分は
油分排出口12がら油分受槽26に溢れ、排油通路27
を経て排油槽28に溜まる。同時に、処理済みの水は処
理済み水排出口20から排出通路21を経て処理済み水
受槽29に溢れ、更に排水通路30を経て系外に排水さ
れるが、油分を殆ど含まないので、環境汚染等の問題は
発生せず、他の汚染物質が含まれている場合にはそれに
応じた処理工程に移せばよい。
【0036】また、上述のように排出通路21の上端開
口22から絶えず処理済み水が溢れているので、分離槽
10内の水圧が上昇し過ぎて油水界面33が油分を押し
上げ、廃水が油分排出口12から溢れて油分に廃水が混
じることはない。
【0037】処理すべき廃水によっては懸濁油分が少な
い場合と多い場合とがあるが、かかる場合にはアジャス
ト機構23によって排水通路21の先端開口の高さを適
宜調整する。例えば、廃水中の懸濁油分が少ない場合に
は排水通路21の先端開口を高くすると、油水界面33
も高くなるので、分離槽10上部に分離された少量の油
分も確実に押し出すことができる。
【0038】他方、廃水中の懸濁油分が多い場合には排
水通路21の先端開口を低くすると、油水界面33が低
くなるので、廃水が溢れることなく、分離槽10上部に
溜まった大量の油分のみを確実に押し出すことができ
る。なお、分離槽10内での油分の分離浮上を確実に行
う上で、廃水中の懸濁油分の量に応じ、供給ポンプ18
をコントロールして廃水の導入量を調整するとともに、
主電極ユニット24及び補助電極ユニット25への通電
量を制御するのが望ましい。
【0039】また、廃水中にはBOD原因物質やCOD
原因物質が含まれてBOD値やCOD値が高くなってい
ることがあるが、処理済み水中のBOD原因物質及びC
OD原因物質は主電極ユニット24の陽極で酸化(電子
受容)を受け、又処理済み水排出口20で補助電極ユニ
ット25の陽極でも酸化を受け、BOD値及びCOD値
を低下させることができる。同時に、処理済み水に残存
した油分は補助電極ユニット25からのコロイダルエア
ーによって分離されるので、処理済み水内には油分はほ
とんと含まれない。
【0040】以上のように、廃水中の油分を分離しなが
ら、分離した油分を分離槽10から除去できるので、作
業が簡単であるばかりでなく、連続作業ができ、処理時
間を大幅に短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る油水分離装置の好ましい実施形
態を示す構成図である。
【符号の説明】
10 分離槽 11 分離槽上部 12 油分排出口 14 廃水導入口 15 導入通路 16 廃水受けタンク(最高高さの部分) 20 処理済み水排出口 21 排出通路 22 先端開口 23 アジャスト機構 24 主電極ユニット 25 補助電極ユニット 31 案内板 32 傾斜板
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/24 C02F 1/24 A ZAB ZABD 1/40 1/40 A 1/463 1/46 102 1/465

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分離槽内に廃水を導入し、上記分離槽内
    の電極ユニットにおける電解作用によって廃水中の懸濁
    油分の電荷を中和するとともに、上記電極ユニットから
    発生するコロイダルエアーの上昇力と拡散力とによって
    廃水中の懸濁油分を分離浮上させるようにした油水分離
    装置において、 上記分離槽はほぼ密閉されかつその上部が先端になるほ
    ど横断面積を小さくするように縮径された形状をなし、
    その上部先端には油分排出口が形成され、 上記分離槽には処理すべき廃水を導入するための廃水導
    入口が形成されるとともに、処理済み水を排出するため
    の処理済み水排出口が形成され、該処理済み水排出口に
    は排出通路の一端が接続され、他端側は上方に延びてそ
    の先端が開口され、上記排出通路にはその上端開口が上
    記油分排出口の高さよりも低い所望の高さとなるように
    調整するアジャスト機構が設けられており、 上記分離槽の上部に浮上した懸濁油分を上記排出通路の
    上端開口の高さに対応する上記分離槽内の油水界面の押
    上げ力によって上記油分排出口から押し出すようになし
    たことを特徴とする油水分離装置。
  2. 【請求項2】 上記廃水導入口には導入通路の一端が接
    続され、該導入通路は上方に延びてその最高高さが上記
    油分排出口よりも高い位置に設定されている請求項1記
    載の油水分離装置。
  3. 【請求項3】 上記分離槽の底部には主電極ユニットが
    配置され、上記処理済み水排出口には補助電極ユニット
    が配置されており、該補助電極ユニットから発生するコ
    ロイダルエアーの上昇力と拡散力とによって懸濁油分を
    更に分離させた処理済み水を上記処理済み水排出口から
    排出するようになした請求項1又は2記載の油水分離装
    置。
  4. 【請求項4】 上記分離槽内には上記主電極ユニットの
    上方に案内板が上下方向に対して所定の角度をもって傾
    斜して配設され、上記案内板の下方にコロイダルエアー
    の半分以上を流通するようになす一方、 上記分離槽内には上記補助電極ユニットの下方に傾斜板
    が上下方向に対して所定の角度をもって傾斜して配設さ
    れ、分離しきれない油分を上記傾斜板によって上記案内
    板の下端と主電極ユニットとの間に案内するようになし
    た請求項1ないし3のいずれかに記載の油水分離装置。
  5. 【請求項5】 上記分離槽はその上部が円錐状、角錐
    状、円錐台状又は角錐台状をなしている請求項1ないし
    4のいずれかに記載の油水分離装置。
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