JP2016214622A - 超音波画像診断装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】超音波画像診断装置Sは、駆動信号を用いて超音波探触子2を駆動し、波連長が前記超音波探触子の送信−6dB帯域の下限周波数成分の1.5波相当以上であり、送信−6dB帯域内の周波数成分の信号強度の標準偏差が6以下であり、最大強度を0[dB]として規格化した送信−6dB帯域の下限周波数成分の信号強度が−8[dB]以上である送信超音波を超音波探触子2に送信させる送信部12と、超音波探触子2から受信信号を受信する受信部13と、前記送信超音波を送信することより得られた受信信号の高調波成分に基づいて超音波画像データを生成する画像生成部14と、を備える。
【選択図】図2
Description
上述した問題点を解決する方法として、本願発明者は、鋭意検討の末、送信信号の周波数パワースペクトルの強度ピークを適宜設定することにより、5値以下の送信ステート数の送信駆動装置であっても分解能が特に高い高調波画像が得られる超音波診断装置を提供することが可能となった(特許文献3参照)。
被検体に向けて送信超音波の送信と反射超音波の受信とを行う超音波探触子を備え、当該超音波探触子により得られた受信信号から超音波画像データを生成する超音波画像診断装置であって、
駆動信号を生成して前記超音波探触子に出力することにより当該超音波探触子に前記送信超音波を生成させる送信部と、
前記超音波探触子から受信信号を受信する受信部と、
前記受信信号から高調波成分を抽出し、当該高調波成分に基づいて超音波画像データを生成する画像生成部と、を備え、
前記送信部は、前記駆動信号を用いて前記超音波探触子を駆動し、波連長が前記超音波探触子の送信−6dB帯域の下限周波数成分の1.5波相当以上であり、前記送信−6dB帯域内の周波数成分の信号強度の標準偏差が6以下であり、最大強度を0[dB]として規格化した後の送信−6dB帯域の下限周波数成分の信号強度が−8[dB]以上である送信超音波を前記超音波探触子に送信させ、
前記画像生成部は、前記送信超音波を送信することより得られた受信信号の高調波成分に基づいて超音波画像データを生成する。
被検体に向けて送信超音波の送信と反射超音波の受信とを行う超音波探触子を備え、当該超音波探触子により得られた受信信号から超音波画像データを生成する超音波画像診断装置であって、
駆動信号を生成して前記超音波探触子に出力することにより当該超音波探触子に前記送信超音波を生成させる送信部と、
前記超音波探触子から受信信号を受信する受信部と、
前記受信信号から高調波成分を抽出し、当該高調波成分に基づいて超音波画像データを生成する画像生成部と、を備え、
前記送信部は、駆動時間が前記超音波探触子の送信−6dB帯域の下限周波数成分の1.5波相当以上であり、前記送信−6dB帯域内の周波数成分の信号強度の標準偏差が7以下であり、前記送信−6dB帯域の下限周波数成分の信号強度が10[dB]以上である駆動信号を用いて前記超音波探触子を駆動する。
前記送信部は、AM変調及びFM変調の少なくとも一つにより変調した複数の時間波形を合成することにより前記駆動信号を生成する。
前記送信部は、AM変調及びFM変調の少なくとも一つにより変調した複数の時間波形を合成することにより得られた波形を送信部の電圧ステート数に応じて割り当てを行った波形情報を記憶しておき、これに基づいて前記駆動信号を生成する。
被検体に向けて送信超音波の送信と反射超音波の受信とを行う超音波探触子を備え、当該超音波探触子により得られた受信信号から超音波画像データを生成する超音波画像診断装置であって、
駆動信号を生成して前記超音波探触子に出力することにより当該超音波探触子に前記送信超音波を生成させる送信部と、
前記超音波探触子から受信信号を受信する受信部と、
前記受信信号から高調波成分を抽出し、当該高調波成分に基づいて超音波画像データを生成する画像生成部と、を備え、
前記送信部は、駆動時間が前記超音波探触子の送信−6dB帯域の下限周波数成分の1.5波相当以上であり、前記駆動時間の各区間を0.5波とみなして周波数換算し、当該換算した周波数を前記超音波探触子の送受信−6dB帯域の中心周波数で規格化した値の標準偏差が0.1以上0.3以下である駆動信号を用いて前記超音波探触子を駆動する。
前記駆動時間の最初の区間と最後の区間の少なくともいずれか一方が、全区間中の最大区間である。
前記駆動時間の最初の区間と最後の区間の間の区間全てが、最初の区間と最後の区間のいずれよりも短い区間である。
前記送信部は、それぞれ波形の異なる駆動信号を同一走査線上に時間間隔をおいて複数回出力し、
前記画像生成部は、前記複数回の駆動信号によって生成された送信超音波に対応する前記反射超音波から得られた各受信信号の演算により高調波成分を抽出し、当該高調波成分に基づいて超音波画像データを生成する。
及びプラズマディスプレイ等の表示装置が適用可能である。表示部17は、DSC16から出力された画像信号に従って表示画面上に超音波画像の表示を行う。
加えて、合成する波形のうち最も低い周波数成分はFM変調を行うことが、周波数帯域幅を保ちながら低周波成分を増加させるうえで好ましい。
また、各区間を0.5波として周波数換算した際の周波数値は、超音波探触子2の送信−20dB帯域下限値の周波数TxFL20の1/3〜超音波探触子2の送信−20dB帯域上限値の周波数TxFH20の間であることが好ましい。周波数値が周波数TxFL20の1/3より低いと周波数の1次成分のみならず、矩形波であるが故に必然的に含まれる3次高調波成分も周波数TxFL20より低くなり、送信超音波の送出に寄与しなくなる。同様に、周波数値が周波数TxFH20より高いと1次成分と3次成分のいずれもが周波数TxFH20より高くなり、こちらもまた送信超音波の送出に寄与しなくなるためである。
比較例1の駆動信号の波形を波形1(波形番号:1)とする。図12(a)は、比較例1の駆動信号の信号強度の時間特性を示す図である。図12(b)は、比較例1の駆動信号のパワースペクトルを示す図である。図13(a)は、比較例1の送信超音波の信号強度の時間特性を示す図である。図13(b)は、比較例1の送信超音波のパワースペクトルを示す図である。
比較例2の駆動信号の波形を波形2(波形番号:2)とする。図14(a)は、比較例2の駆動信号の信号強度の時間特性を示す図である。図14(b)は、比較例2の駆動信号のパワースペクトルを示す図である。図15(a)は、比較例2の送信超音波の信号強度の時間特性を示す図である。図15(b)は、比較例2の送信超音波のパワースペクトルを示す図である。
比較例3の駆動信号の波形を波形3(波形番号:3)とする。図16(a)は、比較例3の駆動信号の信号強度の時間特性を示す図である。図16(b)は、比較例3の駆動信号のパワースペクトルを示す図である。図17(a)は、比較例3の送信超音波の信号強度の時間特性を示す図である。図17(b)は、比較例3の送信超音波のパワースペクトルを示す図である。
比較例4の駆動信号の波形を波形4(波形番号:4)とする。図18(a)は、比較例4の駆動信号の信号強度の時間特性を示す図である。図18(b)は、比較例4の駆動信号のパワースペクトルを示す図である。図19(a)は、比較例4の送信超音波の信号強度の時間特性を示す図である。図19(b)は、比較例4の送信超音波のパワースペクトルを示す図である。
比較例5の駆動信号の波形を波形5(波形番号:5)とする。図20(a)は、比較例5の駆動信号の信号強度の時間特性を示す図である。図20(b)は、比較例5の駆動信号のパワースペクトルを示す図である。図21(a)は、比較例5の送信超音波の信号強度の時間特性を示す図である。図21(b)は、比較例5の送信超音波のパワースペクトルを示す図である。
比較例6の駆動信号の波形を波形6(波形番号:6)とする。図22(a)は、比較例6の駆動信号の信号強度の時間特性を示す図である。図22(b)は、比較例6の駆動信号のパワースペクトルを示す図である。図23(a)は、比較例6の送信超音波の信号強度の時間特性を示す図である。図23(b)は、比較例6の送信超音波のパワースペクトルを示す図である。
実施例1の駆動信号の波形を波形7(波形番号:7)とする。図24(a)は、実施例1の駆動信号の信号強度の時間特性を示す図である。図24(b)は、実施例1の駆動信号のパワースペクトルを示す図である。図25(a)は、実施例1の送信超音波の信号強度の時間特性を示す図である。図25(b)は、実施例1の送信超音波のパワースペクトルを示す図である。
実施例2の駆動信号の波形を波形8(波形番号:8)とする。図26(a)は、実施例2の駆動信号の信号強度の時間特性を示す図である。図26(b)は、実施例2の駆動信号のパワースペクトルを示す図である。図27(a)は、実施例2の送信超音波の信号強度の時間特性を示す図である。図27(b)は、実施例2の送信超音波のパワースペクトルを示す図である。
比較例7の駆動信号の波形を波形9(波形番号:9)とする。図28(a)は、比較例7の駆動信号の信号強度の時間特性を示す図である。図28(b)は、比較例7の駆動信号のパワースペクトルを示す図である。図29(a)は、比較例7の送信超音波の信号強度の時間特性を示す図である。図29(b)は、比較例7の送信超音波のパワースペクトルを示す図である。
比較例8の駆動信号の波形を波形10(波形番号:10)とする。図30(a)は、比較例8の駆動信号の信号強度の時間特性を示す図である。図30(b)は、比較例8の駆動信号のパワースペクトルを示す図である。図31(a)は、比較例8の送信超音波の信号強度の時間特性を示す図である。図31(b)は、比較例8の送信超音波のパワースペクトルを示す図である。
実施例3の駆動信号の波形を波形11(波形番号:11)とする。図32(a)は、実施例3の駆動信号の信号強度の時間特性を示す図である。図32(b)は、実施例3の駆動信号のパワースペクトルを示す図である。図33(a)は、実施例3の送信超音波の信号強度の時間特性を示す図である。図33(b)は、実施例3の送信超音波のパワースペクトルを示す図である。
実施例4の駆動信号の波形を波形12(波形番号:12)とする。図34(a)は、実施例4の駆動信号の信号強度の時間特性を示す図である。図34(b)は、実施例4の駆動信号のパワースペクトルを示す図である。図35(a)は、実施例4の送信超音波の信号強度の時間特性を示す図である。図35(b)は、実施例4の送信超音波のパワースペクトルを示す図である。
実施例5の駆動信号の波形を波形13(波形番号:13)とする。図36(a)は、実施例5の駆動信号の信号強度の時間特性を示す図である。図36(b)は、実施例5の駆動信号のパワースペクトルを示す図である。図37(a)は、実施例5の送信超音波の信号強度の時間特性を示す図である。図37(b)は、実施例5の送信超音波のパワースペクトルを示す図である。
比較例9の駆動信号の波形を波形14(波形番号:14)とする。図38(a)は、比較例9の駆動信号の信号強度の時間特性を示す図である。図38(b)は、比較例9の駆動信号のパワースペクトルを示す図である。図39(a)は、比較例9の送信超音波の信号強度の時間特性を示す図である。図39(b)は、比較例9の送信超音波のパワースペクトルを示す図である。
比較例10の駆動信号の波形を波形15(波形番号:15)とする。図40(a)は、比較例10の駆動信号の信号強度の時間特性を示す図である。図40(b)は、比較例10の駆動信号のパワースペクトルを示す図である。図41(a)は、比較例10の送信超音波の信号強度の時間特性を示す図である。図41(b)は、比較例10の送信超音波のパワースペクトルを示す図である。
実施例1〜5、比較例1〜10の駆動信号及び送信超音波の各種指標値と、超音波画像診断装置Sにおいて、当該駆動信号及び送信超音波を用いて生成された画像データの超音波画像の画質評価結果を次表1〜表3に示す。
先ず、駆動信号波形の信号強度(周波数成分信号強度)は実際の駆動電圧の値にかかわらず、正極側と負極側の最大電圧値が±50[V]となるような倍率を乗じて換算用駆動信号波形を得、駆動信号波形を含む5[μsec]の時間領域を周波数換算して得た値に基づく。正極側と負極側の最大電圧絶対値が不同である場合には、大きい方の電圧絶対値が50[V]以内に収まるような倍率を乗じて換算用駆動信号波形を得る。
駆動信号波形の「最大強度周波数」とは、超音波探触子2の送信−6dB帯域内の駆動信号の最大の信号強度(感度)の周波数[MHz]である。駆動信号波形の「規格化後信号強度標準偏差」とは、超音波探触子2の送信−6dB帯域内の最大信号強度を0[dB]として規格化した駆動信号波形の規格化信号強度(感度)について、式(1)を用いて算出した標準偏差である。駆動信号波形の「TxFL6周波数信号強度」とは、超音波探触子2の送信−6dB帯域内の周波数TxFL6における駆動信号の信号強度(感度)の絶対値[dB]である。
先ず、設定された駆動信号波形にて超音波探触子2の1素子のみを駆動し、送出された超音波を水中の3[mm]以内の距離にて30[MHz]以上の帯域を有するハイドロフォンにて受信して得られた送信超音波電圧時間波形を用い、送出超音波信号を含む5[μsec]の時間領域を周波数換算する。こうして得られた周波数成分強度の最大値を0[dB]として規格化した値に基づく。すなわち、最大強度の周波数成分強度が−50[dB]で求めるべき周波数の成分強度が−60[dB]の場合、規格化後の求めるべき周波数成分強度は−10[dB]となる。
送信超音波波形の「最大強度周波数」とは、超音波探触子2の送信−6dB帯域内の送信超音波の最大の信号強度(感度)の周波数[MHz]である。送信超音波波形の「規格化後信号強度標準偏差」とは、上記送信超音波の規格化後周波数成分信号強度で得られた値に基づき、超音波探触子2の送信−6dB帯域内の周波数成分信号強度値から式(1)により算出する標準偏差である。送信超音波波形の「規格化後TxFL6周波数信号強度」とは、上記送信超音波の規格化後周波数成分信号強度で得られた値に基づき、超音波探触子2の送信−6dB帯域内の周波数TxFL6における送信超音波の規格化後周波数成分信号強度[dB]である。
画質評価結果における「Phantom−PSF(Point Spread Function:点像強度関数)」の項目は、Gammex RMI 404GS-LE0.5と同一の音響等価材の深度15mm位置に50μmのSUS(ステンレス)ワイヤーを埋設し、送信焦点15mmで超音波送受信・画像化を行い、生成した画像データの超音波画像のワイヤー描出輝度を音響強度[dB]に変換し、その20dB分解能を得る画質評価方法において、得た評価結果としての20dB分解能(距離分解能[μm]、方位分解能[μm])である。
画質評価結果における「スペックル均一性」の項目はGammex RMI 404GS-LE0.5を用い、そのマトリクス部を送信焦点30mmで超音波送受信・画像化を行い、生成した画像データを用いて評価を行う。画像データの深度10mmを中心とした10mm四方の領域と深度35mmを中心とした10mm四方の領域の2箇所について輝度値の標準偏差を求めた値を示している。標準偏差値が小さいほどマトリクス部のスペックルが高精細で均一に描出されていることを示し、10mm深度領域と35mm深度領域の値に大きな差がなければ深度方向に対して均一に描写されていることを示す。
10=組織状態の把握に対して申し分のない描出性
8=組織状態の把握に対して実用上問題のない描出性
6=良好ではないが組織状態の把握は可能なレベルの描出性
4=組織状態の把握に支障があるレベルの描出性
2=組織状態の把握は困難なレベルの描出性
上記のうち、手根およびMP関節屈筋腱は浅部に位置するため、浅部の解像度、S/Nを評価可能な部位となる。膝蓋下脂肪体部は深度が深く、深部描出の解像度、S/Nを評価することが可能で、下肢(腓腹筋およびヒラメ筋)は浅部から深部まで観察対象が存在するため、浅部から深部までの描出均一性が描出性スコアに影響する。
また同様の理由により、表2の実施例1,2の駆動信号の各区間時間に示すように、駆動時間の最初の区間と最後の区間の間の区間全てが最初の区間と最後の区間のいずれよりも短い区間であることが好ましい。
受信部13が、超音波探触子2から受信信号を受信し、画像生成部14が受信信号から高調波成分を抽出し、当該高調波成分に基づいて超音波画像データを生成する。送信部12は、駆動信号を用いて超音波探触子2を駆動し、波連長が超音波探触子2の送信−6dB帯域の下限周波数成分の1.5波相当以上であり、前記送信−6dB帯域内の周波数成分の信号強度の標準偏差が6以下であり、最大強度を0[dB]として規格化した後の送信−6dB帯域の下限周波数成分の信号強度が−8[dB]以上である送信超音波を超音波探触子2に送信させる。画像生成部14は、送信超音波を送信することより得られた受信信号の高調波成分に基づいて超音波画像データを生成する。
1 超音波画像診断装置本体
11 操作入力部
12 送信部
121 クロック発生回路
122 パルス発生回路
123 時間及び電圧設定部
124 遅延回路
13 受信部
14 画像生成部
14a 高調波成分抽出部
15 画像処理部
15a 画像メモリー部
16 DSC
17 表示部
18 制御部
2 超音波探触子
2a 振動子
3 ケーブル
Claims (8)
- 被検体に向けて送信超音波の送信と反射超音波の受信とを行う超音波探触子を備え、当該超音波探触子により得られた受信信号から超音波画像データを生成する超音波画像診断装置であって、
駆動信号を生成して前記超音波探触子に出力することにより当該超音波探触子に前記送信超音波を生成させる送信部と、
前記超音波探触子から受信信号を受信する受信部と、
前記受信信号から高調波成分を抽出し、当該高調波成分に基づいて超音波画像データを生成する画像生成部と、を備え、
前記送信部は、前記駆動信号を用いて前記超音波探触子を駆動し、波連長が前記超音波探触子の送信−6dB帯域の下限周波数成分の1.5波相当以上であり、前記送信−6dB帯域内の周波数成分の信号強度の標準偏差が6以下であり、最大強度を0[dB]として規格化した後の送信−6dB帯域の下限周波数成分の信号強度が−8[dB]以上である送信超音波を前記超音波探触子に送信させ、
前記画像生成部は、前記送信超音波を送信することより得られた受信信号の高調波成分に基づいて超音波画像データを生成する超音波画像診断装置。 - 被検体に向けて送信超音波の送信と反射超音波の受信とを行う超音波探触子を備え、当該超音波探触子により得られた受信信号から超音波画像データを生成する超音波画像診断装置であって、
駆動信号を生成して前記超音波探触子に出力することにより当該超音波探触子に前記送信超音波を生成させる送信部と、
前記超音波探触子から受信信号を受信する受信部と、
前記受信信号から高調波成分を抽出し、当該高調波成分に基づいて超音波画像データを生成する画像生成部と、を備え、
前記送信部は、駆動時間が前記超音波探触子の送信−6dB帯域の下限周波数成分の1.5波相当以上であり、前記送信−6dB帯域内の周波数成分の信号強度の標準偏差が7以下であり、前記送信−6dB帯域の下限周波数成分の信号強度が10[dB]以上である駆動信号を用いて前記超音波探触子を駆動する超音波画像診断装置。 - 前記送信部は、AM変調及びFM変調の少なくとも一つにより変調した複数の時間波形を合成することにより前記駆動信号を生成する請求項1又は2に記載の超音波画像診断装置。
- 前記送信部は、AM変調及びFM変調の少なくとも一つにより変調した複数の時間波形を合成することにより得られた波形を送信部の電圧ステート数に応じて割り当てを行った波形情報を記憶しておき、これに基づいて前記駆動信号を生成する請求項1又は2に記載の超音波診断装置。
- 被検体に向けて送信超音波の送信と反射超音波の受信とを行う超音波探触子を備え、当該超音波探触子により得られた受信信号から超音波画像データを生成する超音波画像診断装置であって、
駆動信号を生成して前記超音波探触子に出力することにより当該超音波探触子に前記送信超音波を生成させる送信部と、
前記超音波探触子から受信信号を受信する受信部と、
前記受信信号から高調波成分を抽出し、当該高調波成分に基づいて超音波画像データを生成する画像生成部と、を備え、
前記送信部は、駆動時間が前記超音波探触子の送信−6dB帯域の下限周波数成分の1.5波相当以上であり、前記駆動時間の各区間を0.5波とみなして周波数換算し、当該換算した周波数を前記超音波探触子の送受信−6dB帯域の中心周波数で規格化した値の標準偏差が0.1以上0.3以下である駆動信号を用いて前記超音波探触子を駆動する超音波画像診断装置。 - 前記駆動時間の最初の区間と最後の区間の少なくともいずれか一方が、全区間中の最大区間である請求項5記載の超音波診断装置。
- 前記駆動時間の最初の区間と最後の区間の間の区間全てが、最初の区間と最後の区間のいずれよりも短い区間である請求項5又は6記載の超音波診断装置。
- 前記送信部は、それぞれ波形の異なる駆動信号を同一走査線上に時間間隔をおいて複数回出力し、
前記画像生成部は、前記複数回の駆動信号によって生成された送信超音波に対応する前記反射超音波から得られた各受信信号の演算により高調波成分を抽出し、当該高調波成分に基づいて超音波画像データを生成する請求項1から7のいずれか一項に記載の超音波画像診断装置。
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