JP2016214206A - 苗移植機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の田植機に関しては、走行車体が前進しているときに、苗を植付けている苗植付装置に対する所定の負荷が発生した場合において、動力が安全クラッチ機構によってオフにされてから、走行車体が停止するまでの走行車体の欠株移動距離は、通常はおよそ5メートル程度であるが、正確には分からない。このため、走行車体を、欠株移動距離だけ後進させて停止させ、再び欠株移動距離だけ前進させるまでの間、所定の負荷が発生し、伝達される動力が安全クラッチ機構によってオフにされた苗植付装置に苗を植付させる作業は、容易ではなかった。
【解決手段】 動力が安全クラッチ機構130によってオフにされてから、走行車体10が停止するまでの走行車体10の欠株移動距離を、移動距離検出部150に検出させるための制御を行うコントローラー100を備える田植機である。
【選択図】 図4

Description

本発明は、田植機などの苗移植機に関する。
エンジンから伝達される動力を利用して圃場に苗を植付ける苗植付装置を有する苗植付部と、苗を植付けている苗植付装置に対する所定の負荷が発生した場合において、少なくとも所定の負荷が発生した苗植付装置に伝達される動力をオフにする安全クラッチ機構と、を備える田植機が、知られている(たとえば、特許文献1および2参照)。
このような所定の負荷は、苗植付装置の苗取口に石または泥塊などが入り込み、苗植付爪が苗取口を通過できなくなったときに発生する。
所定の負荷が発生した苗植付装置に伝達される動力は安全クラッチ機構によってオフにされ、苗植付装置が過大な負荷に起因して破損する恐れは低減される。
特開2005−323528号公報 特開2012−180875号公報
しかしながら、前述された従来の田植機に関しては、走行車体が前進しているときに、苗を植付けている苗植付装置に対する所定の負荷が発生した場合において、動力が安全クラッチ機構によってオフにされてから、走行車体が停止するまでの走行車体の欠株移動距離は、通常はおよそ5メートル程度であるが、正確には分からない。
このため、走行車体を、欠株移動距離だけ後進させて停止させ、再び欠株移動距離だけ前進させるまでの間、所定の負荷が発生し、伝達される動力が安全クラッチ機構によってオフにされた苗植付装置に苗を植付させる作業は、容易ではなかった。
本発明は、前述された従来の課題を考慮し、苗を植付けている苗植付装置に対する所定の負荷が発生した場合において、動力が安全クラッチ機構によってオフにされてからの欠株移動距離を検出することが可能な苗移植機を提供することを目的とする。
第1の本発明は、エンジン(40)から伝達される動力を利用して圃場に苗を植付ける苗植付装置(121)を有する苗植付部(120)と、
前記苗を植付けている前記苗植付装置(121)に対する所定の負荷が発生した場合において、少なくとも前記所定の負荷が発生した前記苗植付装置(121)に前記伝達される動力をオフにする安全クラッチ機構(130)と、
前記伝達される動力が前記安全クラッチ機構(130)によってオフにされたことを検出する安全クラッチ機構作動検出部(140)と、
走行車体(10)の移動距離を検出する移動距離検出部(150)と、
前記走行車体(10)が前進しているときに、前記苗を植付けている前記苗植付装置(121)に対する前記所定の負荷が発生した場合において、前記動力が前記安全クラッチ機構(130)によってオフにされてから、前記走行車体(10)が停止するまでの前記走行車体(10)の欠株移動距離を、前記移動距離検出部(150)に検出させるための制御を行うコントローラー(100)と、
を備えることを特徴とする苗移植機である。
第2の本発明は、前記苗を植付けている前記苗植付装置(121)に対する前記所定の負荷が発生した場合において、
前記所定の負荷が発生した前記苗植付装置(121)に前記伝達される動力のみが、前記安全クラッチ機構(130)によってオフにされる、または
前記所定の負荷が発生していないその他の前記苗植付装置(121)に前記伝達される動力も、オフにされることを特徴とする第1の本発明の苗移植機である。
第3の本発明は、前記エンジン(40)から車輪(32)に動力を伝達する主変速装置(50)を備え、
前記走行車体(10)が、停止し、前記作業者の指示に応じて後進する場合において、
前記走行車体(10)が前記欠株移動距離だけ後進すると、前記コントローラー(100)は、
前記作業者に報知を行うための制御、
前記主変速装置(50)をニュートラルにするための制御、および
前記主変速装置(50)から前記車輪(32)に前記伝達される動力をオフにするための制御
の内の少なくとも一つの制御を行うことを特徴とする第1の本発明の苗移植機である。
第4の本発明は、前記走行車体(10)が、前記欠株移動距離だけ後進して停止し、前記作業者の指示に応じて再び前進する場合において、
前記走行車体(10)が前記欠株移動距離だけ前進するまでの間、前記コントローラー(100)は、
前記所定の負荷が発生し、前記伝達される動力が前記安全クラッチ機構(130)によってオフにされた前記苗植付装置(121)のみが前記苗を植付けるように制御を行う、または
前記所定の負荷が発生していないが、前記伝達される動力がオフにされたその他の前記苗植付装置(121)も前記苗を植付けるように制御を行うことを特徴とする第3の本発明の苗移植機である。
第5の本発明は、前記苗植付装置(121)によって前記植付けられる苗の植付条に対応して施肥を行う施肥部(160)を備え、
前記走行車体(10)が前進しているときに、前記苗を植付けている前記苗植付装置(121)に対する前記所定の負荷が発生した場合において、
前記動力が前記安全クラッチ機構(130)によってオフにされてから、前記走行車体(10)が停止するまでの間、前記コントローラー(100)は、前記施肥部(160)が前記施肥を行うように制御を行うことを特徴とする第1の本発明の苗移植機である。
第6の本発明は、前記走行車体(10)が、停止し、前記作業者の指示に応じて後進し、前記欠株移動距離だけ後進して停止し、前記作業者の指示に応じて再び前進する場合において、
前記走行車体(10)が前記欠株移動距離だけ前進するまでの間、前記コントローラー(100)は、前記施肥部(160)が前記施肥を行わないように制御を行うことを特徴とする第5の本発明の苗移植機である。
第7の本発明は、前記苗植付装置(121)によって前記植付けられる苗の植付条に対応して施肥を行う施肥部(160)を備え、
前記走行車体(10)が前進しているときに、前記苗を植付けている前記苗植付装置(121)に対する前記所定の負荷が発生した場合において、
前記動力が前記安全クラッチ機構(130)によってオフにされてから、前記走行車体(10)が停止するまでの間、前記コントローラー(100)は、前記施肥部(160)が前記施肥を行わないように制御を行うことを特徴とする第1の本発明の苗移植機である。
第8の本発明は、前記走行車体(10)が、停止し、前記作業者の指示に応じて後進し、前記欠株移動距離だけ後進して停止し、前記作業者の指示に応じて再び前進する場合において、
前記走行車体(10)が前記欠株移動距離だけ前進するまでの間、前記コントローラー(100)は、前記施肥部(160)が前記施肥を行うように制御を行うことを特徴とする第7の本発明の苗移植機である。
第9の本発明は、前記苗植付装置(121)によって前記植付けられる苗の植付条に対応してローター整地を行う整地ローター部(170)を備え、
前記走行車体(10)が前進しているときに、前記苗を植付けている前記苗植付装置(121)に対する前記所定の負荷が発生した場合において、
前記動力が前記安全クラッチ機構(130)によってオフにされてから、前記走行車体(10)が停止するまでの間、前記コントローラー(100)は、前記整地ローター部(170)が前記ローター整地を行うように制御を行うことを特徴とする第1の本発明の苗移植機である。
第10の本発明は、前記走行車体(10)が、停止し、前記作業者の指示に応じて後進し、前記欠株移動距離だけ後進して停止し、前記作業者の指示に応じて再び前進する場合において、
前記走行車体(10)が前記欠株移動距離だけ前進するまでの間、前記コントローラー(100)は、前記整地ローター部(170)が前記ローター整地を行わないように制御を行うことを特徴とする第9の本発明の苗移植機である。
第11の本発明は、前記苗植付装置(121)によって前記植付けられる苗の植付条に対応してフロート整地を行う整地フロート部(180)を備え、
前記走行車体(10)が前進しているときに、前記苗を植付けている前記苗植付装置(121)に対する前記所定の負荷が発生した場合において、
前記動力が前記安全クラッチ機構(130)によってオフにされてから、前記走行車体(10)が停止するまでの間、前記コントローラー(100)は、前記整地フロート部(180)が所定の油圧感度で前記フロート整地を行うように制御を行うことを特徴とする第1の本発明の苗移植機である。
第12の本発明は、前記走行車体(10)が、停止し、前記作業者の指示に応じて後進し、前記欠株移動距離だけ後進して停止し、前記作業者の指示に応じて再び前進する場合において、
前記走行車体(10)が前記欠株移動距離だけ前進するまでの間、前記コントローラー(100)は、前記整地フロート部(180)が前記所定の油圧感度と比べてより鋭敏な油圧感度で前記フロート整地を行うように制御を行うことを特徴とする第11の本発明の苗移植機である。
第1の本発明によって、走行車体(10)が停止するまでの走行車体(10)の欠株移動距離を移動距離検出部(150)に検出させるための制御を行うことにより、苗を植付けている苗植付装置(121)に対する所定の負荷が発生した場合において、動力が安全クラッチ機構(130)によってオフにされてからの欠株移動距離を検出することが可能である。
第2の本発明によって、第1の本発明の効果に加えて、所定の負荷が発生した苗植付装置(121)に伝達される動力のみが、安全クラッチ機構(130)によってオフにされる、または所定の負荷が発生していないその他の苗植付装置(121)に伝達される動力も、オフにされることにより、設計の自由度を大きくすることが可能である。
第3の本発明によって、第1の本発明の効果に加えて、作業者に報知を行うための制御、主変速装置(50)をニュートラルにするための制御、および主変速装置(50)から車輪(32)に伝達される動力をオフにするための制御の内の少なくとも一つの制御を行うことにより、ユーザビリティを向上させることが可能である。
第4の本発明によって、第3の本発明の効果に加えて、所定の負荷が発生し、伝達される動力が安全クラッチ機構(130)によってオフにされた苗植付装置(121)のみが苗を植付けるように制御を行う、または所定の負荷が発生していないが、伝達される動力がオフにされたその他の苗植付装置(121)も苗を植付けるように制御を行うことにより、苗を植付けるための制御の自由度を大きくすることが可能である。
第5の本発明によって、第1の本発明の効果に加えて、動力が安全クラッチ機構(130)によってオフにされてから、走行車体(10)が停止するまでの間、施肥部(160)が施肥を行うように制御を行うことにより、施肥を行うための制御の自由度を大きくすることが可能である。
第6の本発明によって、第5の本発明の効果に加えて、走行車体(10)が欠株移動距離だけ前進するまでの間、施肥部(160)が施肥を行わないように制御を行うことにより、効果的な施肥を行うことが可能である。
第7の本発明によって、第1の本発明の効果に加えて、動力が安全クラッチ機構(130)によってオフにされてから、走行車体(10)が停止するまでの間、施肥部(160)が施肥を行わないように制御を行うことにより、施肥を行うための制御の自由度を大きくすることが可能である。
第8の本発明によって、第7の本発明の効果に加えて、走行車体(10)が欠株移動距離だけ前進するまでの間、施肥部(160)が施肥を行うように制御を行うことにより、効果的な施肥を行うことが可能である。
第9の本発明によって、第1の本発明の効果に加えて、動力が安全クラッチ機構(130)によってオフにされてから、走行車体(10)が停止するまでの間、整地ローター部(170)がローター整地を行うように制御を行うことにより、簡素な制御でローター整地を行うことが可能である。
第10の本発明によって、第9の本発明の効果に加えて、走行車体(10)が欠株移動距離だけ前進するまでの間、整地ローター部(170)がローター整地を行わないように制御を行うことにより、効果的なローター整地を行うことが可能である。
第11の本発明によって、第1の本発明の効果に加えて、動力が安全クラッチ機構(130)によってオフにされてから、走行車体(10)が停止するまでの間、整地フロート部(180)が所定の油圧感度でフロート整地を行うように制御を行うことにより、簡素な制御でフロート整地を行うことが可能である。
第12の本発明によって、第11の本発明の効果に加えて、走行車体(10)が欠株移動距離だけ前進するまでの間、整地フロート部(180)が所定の油圧感度と比べてより鋭敏な油圧感度でフロート整地を行うように制御を行うことにより、効果的なフロート整地を行うことが可能である。
本発明における実施の形態の田植機の左側面図 本発明における実施の形態の田植機の上面図 本発明における実施の形態の田植機の正面図 本発明における実施の形態の田植機の動力伝達系および制御系のブロック図 本発明における実施の形態の田植機の動力伝達系および制御系の部分ブロック図 本発明における実施の形態の田植機の、田植作業時の上面図(その一) 本発明における実施の形態の田植機の、田植作業時の上面図(その一二) 本発明における実施の形態の田植機の、田植作業時の上面図(その三) 本発明における別の実施の形態(その一)の田植機の部分左側面図 本発明における別の実施の形態(その二)の田植機の、田植作業時の上面図 本発明における別の実施の形態(その二)の田植機の部分上面図 本発明における別の実施の形態(その二)の田植機の部分左側面図
以下、図面を参照しながら、本発明における実施の形態について詳細に説明する。
はじめに、図1〜3を参照しながら、本実施の形態の田植機の構成および動作について具体的に説明する。
ここに、図1は、本発明における実施の形態の田植機の左側面図であり、図2は、本発明における実施の形態の田植機の上面図であり、図3は、本発明における実施の形態の田植機の正面図である。
図1〜3においては、乗用型の4条植えの田植機が示されている。いくつかの構成要素の図示は理解を容易にするために省略されており、たとえば、図3においては苗植付部120が示されていない。
はじめに説明されるのは、本実施の形態の田植機の基本的な構成および動作である。
したがって、走行車体10が前進しているときに、苗を植付けている苗植付装置121に対する所定の負荷が発生した場合において、動力が安全クラッチ機構130によってオフにされてから、走行車体10が停止するまでの走行車体10の欠株移動距離D(図6参照)を、移動距離検出部150に検出させるための制御を行うコントローラー100などの構成および動作については、後に詳しく説明する。
いうまでもなく、このような所定の負荷は、苗植付装置121の苗取口に石または泥塊などが入り込み、苗植付爪が苗取口を通過できなくなったときに発生する。
さて、苗移植機の一例である本実施の形態の田植機は、走行車体10、メインフレーム20、前輪31、後輪32、エンジン40、HST(Hydro Static Transmission)50、操縦ユニット60、苗植付部120、施肥部160、および昇降機構260などを備える。
走行車体10は、メインフレーム20に架装されている。
前輪31および後輪32は、メインフレーム20などを支持する手段である。
エンジン40は、駆動力を供給する手段である。
HST50は、エンジン40からの駆動力を変速し、変速された駆動力を前輪31および後輪32などに伝達する手段である。
操縦ユニット60には、操舵ハンドル61などの操作具が配置されている。
苗植付部120は、苗載せ台110に載置されている苗の苗植付を行う手段である。
施肥部160は、肥料タンクに貯留されている肥料の施肥を行う手段である。
走行車体10の後部には、その一端が走行車体10に回動可能に取り付けられるとともに、その他端に苗植付部120が回動可能に取り付けられる昇降機構260が配置されている。
本実施の形態の田植機の基本的な構成および動作についてより詳しく説明すると、つぎの通りである。
田植機は、走行車体10の後側に昇降機構260を介して苗植付部120が昇降可能に装着され、走行車体10の後部上側に施肥部160の本体部分が設けられている。
エンジン40は、メインフレーム20の上に搭載されており、エンジン40の回転動力が、ベルト伝動装置およびHST50を介してトランスミッションケースに伝達される。
HST50は、エンジン40から車輪としての後輪32に動力を伝達する主変速装置としての手段である。
移動距離検出部150は、走行車体10の移動距離を検出する手段である。
より具体的には、移動距離検出部150は、たとえば、後輪32の回転数を検出する回転センサーである。したがって、たとえば、自動畦ぎわターン機構によって利用される回転センサーが兼用されるので、価格上昇をともないやすい部品点数の増加が招来される恐れはほとんどない。
なお、後輪32の回転数を検出する回転センサーの代わりに、GPS(Global Positioning System)が利用される別の実施の形態も、考えられる。
トランスミッションケースに伝達された回転動力は、トランスミッションケース内のトランスミッション機構により変速された後、走行動力と外部取出動力に分離して取り出される。そして、走行動力は、一部が前輪ファイナルケースに伝達されて前輪31を駆動するとともに、残りが後輪ギヤケースに伝達されて後輪32を駆動する。
そして、外部取出動力は、走行車体10の後部に設けた植付クラッチ機構230に伝達され、それから植付伝動軸によって苗植付部120へ伝動されるとともに、施肥伝動機構によって施肥部160へ伝動される。
苗植付部120は、エンジン40から伝達される動力を利用して圃場に苗を植付ける苗植付装置121を有する手段である。
施肥部160は、苗植付装置121によって植付けられる苗の植付条に対応して施肥を行う手段である。
昇降機構260は平行リンク構成であって、1本の上リンクと左右一対の下リンクを備えている。
メインフレーム20に固着した支持部材と上リンクに一体形成したスイングアーム(図示せず)の先端部との間に昇降油圧シリンダーが設けられており、昇降油圧シリンダーを油圧で伸縮させることにより、上リンクが上下に回動し、苗植付部120が略一定姿勢のまま昇降する。
整地フロート部180は、苗植付装置121によって植付けられる苗の植付条に対応してフロート整地を行う手段である。
より具体的には、苗植付部120の下部には中央にセンターフロート181、その左右両側にサイドフロート182がそれぞれ設けられている。センターフロート181およびサイドフロート182を圃場の泥面に接地させた状態で機体を進行させると、センターフロート181およびサイドフロート182が泥面を整地しつつ滑走し、その整地跡に苗植付装置121により苗が植え付けられる。
センターフロート181およびサイドフロート182は、圃場表土面の凹凸に対応して前端側が上下動する如く回動自在に取り付けられており、植付作業時にはセンターフロート181の前部の上下動が迎角制御センサー(図示せず)により検出され、その検出結果に対応して昇降油圧シリンダーを制御する油圧バルブを切り替えて苗植付部120を昇降させることにより、苗の植付深さを常に一定に維持する。
施肥部160は、肥料タンクに貯留されている粒状の肥料を繰出部によって一定量ずつ繰り出し、その肥料を施肥ホースでセンターフロート181およびサイドフロート182の左右両側に取り付けた施肥ガイド(図示せず)まで導き、施肥ガイドの前側に設けた作溝体(図示せず)によって苗植付条の側部近傍に形成される施肥構内に落とし込む構成となっている。
整地ローター部170は、苗植付装置121によって植付けられる苗の植付条に対応してローター整地を行う手段である。
より具体的には、苗植付部120には第1整地ローター171および第2整地ローター172が取り付けられている。
そして、苗載せ台110は、苗植付部120の全体を支持する左右方向と上下方向に幅一杯の矩形の支持枠体の支持ローラを利用してレール上を左右方向にスライドする構成である。
つぎに、図4および5を主として参照しながら、本実施の形態の田植機の動力伝達系および制御系の構成および動作について具体的に説明する。
ここに、図4は、本発明における実施の形態の田植機の動力伝達系および制御系のブロック図であり、図5は、本発明における実施の形態の田植機の動力伝達系および制御系の部分ブロック図である。
図4および5においては、動力伝達系が太い実線を利用して示されるとともに、制御系が細い実線を利用して示されている。
図5においては、苗植付部120近傍の動力伝達系が詳しく示されている。
より具体的には、所定の負荷が発生した場合において、第1および第2の植付条用の二つの苗植付具122を有する苗植付装置121、および第3および第4の植付条用の二つの苗植付具122を有する苗植付装置121に伝達される動力をそれぞれオフにする二つの安全クラッチ131が、二つの苗植付装置121に対して個別に設けられている。そして、二つの安全クラッチ131が伝達される動力をそれぞれオフにしたか否かが、安全クラッチ機構作動検出部140によって個別に検出される。
なお、苗植付装置121が二つの苗植付具122を有するのではなく、苗植付装置121が一つまたは三つ以上の苗植付具122を有する別の実施の形態も、考えられる。
外部取出動力は、フィードケース240に伝達された後、苗植付具122に伝達されるとともに、施肥部160にも伝達され、横送りネジ軸(図示せず)に伝達されて苗載せ台110を左右方向に往復移動させるために利用され、苗送り駆動軸(図示せず)に伝達されて苗送りベルトを駆動するためにも利用される。
つまり、外部取出動力は、つぎのように利用される。
エンジン40からHST50を介して伝達される駆動力を利用して、苗載せ台110は左右方向に往復移動し、苗植付具122は苗載せ台110に載せられた苗を植付ける。そして、植付クラッチ機構230は、苗載せ台110および苗植付具122などへの駆動力の伝達モードとして、オンモードまたはオフモードを選択する。
より具体的には、苗載せ台110は、リードカム軸にリードメタルが接触させられているリードカム機構などの摺動機構によって左右方向に往復移動させられる。そして、植付クラッチサーボモーターなどの植付クラッチオンオフアクチュエーターを利用する植付クラッチ機構230の接続と切断との切り替えは、作業者の植付クラッチオンオフ操作に基づいた植付クラッチレバー231からの命令、またはコントローラー100からの命令に応じて行われる。さらに、植付クラッチ機構230が接続されているか切断されているかは、植付クラッチセンサー232によって検出される。
安全クラッチ機構130は、苗を植付けている苗植付装置121に対する所定の負荷が発生した場合において、少なくとも所定の負荷が発生した苗植付装置121に伝達される動力をオフにする手段である。
安全クラッチ機構作動検出部140は、伝達される動力が安全クラッチ機構130によってオフにされたことを検出する手段である。
より具体的には、安全クラッチ機構作動検出部140は、二つの安全クラッチ131が伝達される動力をそれぞれオフにしたか否かを個別に検出する手段であり、接触スイッチによって検出された安全クラッチ131の接触状態を認識する方式、苗植付部120のロータリ伝動軸に設けられた加速度センサーによって検出された異常な回転挙動を認識する方式、またはロータリ伝動軸に設けられた回転センサーによって検出された回転の急激な変化を示唆する異常な回転パルスを認識する方式などが、利用される。
HSTレバー222は、HST50の出力値を、レバー操作位置に応じて指示する。
より具体的には、HSTサーボモーター221などのHST出力可変アクチュエーターを利用するHSTトラニオン軸の開度の変更は、作業者のHSTレバー操作に基づいたHSTレバー222からの命令、またはコントローラー100からの命令に応じて行われる。そして、HSTレバー操作量は、ポテンショメーターなどを利用するHSTセンサー223によって検出され、HSTトラニオン軸の開度も、HSTセンサー223によって検出される。
部分条クラッチ250の切断が行われると、対応する植付休止条での、苗送りベルトによる苗送り、および施肥部160による施肥も休止される。
つぎに、図6〜8を主として参照しながら、本実施の形態の田植機の動力伝達系および制御系の構成および動作についてより具体的に説明する。
ここに、図6〜8は、本発明における実施の形態の田植機の、田植作業時の上面図(その一からその三)である。
図6においては、部分条クラッチ250の切断が全く行われていない、つまり、全条植えである4条植えが実行されるべきであるが、第1および第2の植付条用の二つの苗植付具122(図5参照)を有する苗植付装置121に対する所定の負荷が走行車体後部位置P1で発生し、走行車体10が作業者の指示に応じて走行車体後部位置P2で停止するまでの間、第3および第4の植付条用の二つの苗植付具122(図5参照)を有する苗植付装置121による植付のみが実行された場合が示されている。
したがって、つぎに詳しく説明されるのは、このような場合が前提とされている、本実施の形態の田植機の動作である。
(走行車体10の前進の中断)
前述されたように、苗取口に石または泥塊などが入り込み、第1および第2の植付条用の二つの苗植付具122を有する苗植付装置121に対する所定の負荷が走行車体後部位置P1で発生する。
すると、所定の負荷が発生した苗植付装置121に伝達される動力は安全クラッチ機構130によってオフにされ、苗植付装置121が過大な負荷に起因して破損する恐れは低減される。
そして、走行車体10は、苗植付装置121に伝達される動力のオフにともなう異常音などに気付いた作業者の指示に応じて走行車体後部位置P2で停止する(図6参照)。
走行車体10は、自動的に停止するのではなく、作業者によるHSTレバー222の操作に応じて停止するので、作業者の姿勢が不意に崩れてしまう恐れはほとんどない。
なお、HST50の出力が自動制御によって段階的に漸減させられた後に停止させられ、走行車体10がゆっくりと自動的に停止する別の実施の形態も、考えられる。
コントローラー100は、走行車体10が前進しているときに、苗を植付けている苗植付装置121に対する所定の負荷が発生した場合において、動力が安全クラッチ機構130によってオフにされてから、走行車体10が停止するまでの走行車体10の欠株移動距離Dを、移動距離検出部150に検出させるための制御を行う。
欠株移動距離Dは、田植作業時の走行車体10の速度は比較的に大きいので、通常はおよそ5メートル程度であるが、移動距離検出部150によって正確に検出され、コントローラー100のメモリなどに記録される。
本実施の形態においては、苗を植付けている苗植付装置121に対する所定の負荷が発生した場合において、所定の負荷が発生した苗植付装置121に伝達される動力のみが、安全クラッチ機構130によってオフにされる。
そして、本実施の形態においては、走行車体10が前進しているときに、苗を植付けている苗植付装置121に対する所定の負荷が発生した場合において、動力が安全クラッチ機構130によってオフにされてから、走行車体10が停止するまでの間、コントローラー100は、施肥部160が施肥を行うように制御を行う。
なお、外部取出動力の代わりに、走行動力が施肥部160に供給される別の実施の形態も、考えられる。このような別の実施の形態においても、施肥部160は、苗植付装置121に伝達される動力が安全クラッチ機構130によってオフにされたか否かにかかわらず、施肥部160に伝達される動力が施肥クラッチアクチュエーターの駆動で施肥クラッチ機構161によってオフにされなければ、施肥を行う。
さらに、走行車体10が前進しているときに、苗を植付けている苗植付装置121に対する所定の負荷が発生した場合において、動力が安全クラッチ機構130によってオフにされてから、走行車体10が停止するまでの間、コントローラー100は、整地ローター部170がローター整地を行うように制御を行い、整地フロート部180が所定の油圧感度でフロート整地を行うように制御を行う。
作業者は、走行車体10の前進が中断された後に、遅くとも、後述されるような走行車体10の再前進が実行される前に、苗植付装置121に対する所定の負荷が発生した原因を取り除く。
そして、所定の負荷が発生した苗植付装置121に伝達される動力が安全クラッチ機構130によってオフにされている状態から正常な状態への復旧が行われる。
(走行車体10の後進の実行)
走行車体10は、作業者の指示に応じて走行車体後部位置P2から後進し、欠株移動距離Dだけ走行車体後部位置P1まで後進すると、停止する(図7参照)。
本実施の形態においては、走行車体10が、停止し、作業者の指示に応じて後進する場合において、走行車体10が欠株移動距離Dだけ後進すると、コントローラー100は、作業者に報知を行うための制御を行う。
より具体的には、コントローラー100は、たとえば、作業者に報知を行うために、ブザー101を鳴動させる、またはランプ(図示せず)を点滅させる制御を行う。かくして、後方確認が走行車体10の後進が実行されるときには上昇させられている苗植付部120のために困難であっても、走行車体10が欠株移動距離Dだけ走行車体後部位置P1まで後進したときに、走行車体10は作業者によるHSTレバー222の的確な操作に応じて停止する。したがって、後述されるような、第1および第2の植付条用の二つの苗植付具122(図5参照)を有する苗植付装置121による植付は、走行車体後部位置P1から正確に実行される。
なお、走行車体10が、停止し、作業者の指示に応じて後進する場合において、走行車体10が欠株移動距離Dだけ後進すると、コントローラー100は、HST50をニュートラルにするための制御を行う別の実施の形態も、考えられる。
このような別の実施の形態においては、コントローラー100は、たとえば、HSTサーボモーター221を動作させ、HSTレバー222のレバー操作位置を調節してHST50の出力値をゼロにする制御を行う。もちろん、コントローラー100は、(1)HST50の出力を直ちに停止させる制御を行ってもよいし、(2)前述された走行車体10の前進の中断の場合と同様に、HST50の出力を段階的に漸減させた後に停止させる制御を行ってもよい。かくして、走行車体10が欠株移動距離Dだけ走行車体後部位置P1まで後進したときに、走行車体10は作業者の指示を必要とせずに自動的に停止する。
また、走行車体10が、停止し、作業者の指示に応じて後進する場合において、走行車体10が欠株移動距離Dだけ後進すると、コントローラー100は、HST50から車輪32に伝達される動力をオフにするための制御を行う別の実施の形態も、考えられる。
このような別の実施の形態においては、コントローラー100は、たとえば、(1)走行伝動機構210の走行伝動アクチュエーターを駆動してサイドクラッチおよびサイドブレーキを動作させる制御を行ってもよいし、(2)ブレーキペダルを動作させる制御を行ってもよい。かくして、走行車体10が欠株移動距離Dだけ走行車体後部位置P1まで後進したときに、走行車体10は作業者の指示を必要とせずに自動的に停止する。
(走行車体10の再前進の実行)
走行車体10は、作業者の指示に応じて走行車体後部位置P1から再び前進し、欠株移動距離Dだけ走行車体後部位置P2まで前進する(図8参照)。
本実施の形態においては、走行車体10が、欠株移動距離Dだけ後進して停止し、作業者の指示に応じて再び前進する場合において、走行車体10が欠株移動距離Dだけ前進するまでの間、コントローラー100は、所定の負荷が発生し、伝達される動力が安全クラッチ機構130によってオフにされた苗植付装置121のみが苗を植付けるように制御を行う。
そして、本実施の形態においては、走行車体10が、停止し、作業者の指示に応じて後進し、欠株移動距離Dだけ後進して停止し、作業者の指示に応じて再び前進する場合において、走行車体10が欠株移動距離Dだけ前進するまでの間、コントローラー100は、施肥部160が施肥を行わないように制御を行う。
より具体的には、コントローラー100は、たとえば、施肥部160に伝達される動力が施肥クラッチアクチュエーターの駆動で施肥クラッチ機構161によってオフにされる制御を行う。したがって、重複的な施肥が行われないので、肥料の浪費、および苗の過成長または枯死をともないやすい過剰施肥が招来される恐れはほとんどない。
なお、全条植えが実行されるのではなく、部分条クラッチレバー251のレバー操作に基づいた部分条クラッチ250の切断が行われ、対応する植付休止条での植付および施肥などはそもそも休止されている別の実施の形態も、考えられる。いうまでもなく、このような別の実施の形態においては、コントローラー100は、走行車体10の再前進の実行にかかわらず、植付休止条での植付および施肥などは引き続いて休止されるように制御を行う。
さらに、走行車体10が、停止し、作業者の指示に応じて後進し、欠株移動距離Dだけ後進して停止し、作業者の指示に応じて再び前進する場合において、走行車体10が欠株移動距離Dだけ前進するまでの間、コントローラー100は、整地ローター部170がローター整地を行わないように制御を行い、整地フロート部180が所定の油圧感度と比べてより鋭敏な油圧感度でフロート整地を行うように制御を行う。
より具体的には、コントローラー100は、走行車体10が欠株移動距離Dだけ前進するまでの間、第1整地ローター171および第2整地ローターを駆動させず、整地フロート部油圧感度レバー183のレバー操作にかかわらず、センターフロート181およびサイドフロート182を柔軟な泥面の滑走に対応したモードにおける油圧感度で駆動する制御を行う。したがって、重複的なローター整地が行われないので、苗の倒れをともないやすい過剰ローター整地が招来される恐れはほとんどなく、過剰なフロート整地が行われないので、整地性の悪化をともないやすい過剰に深いフロート跡が形成される恐れはほとんどない。
なお、第1整地ローター171および第2整地ローターが駆動させられないのではなく、第1整地ローター171および第2整地ローターが上昇させられて待機する別の実施の形態も、考えられる。
走行車体10が走行車体後部位置P2まで前進した後は、施肥などをともなう4条植えが走行車体10の前進の中断の前の如くに実行される。
そこで、走行車体10の再前進の実行が完了すると、コントローラー100は、4条植えが走行車体10の前進の中断の前の如くに実行されるように、作業者に報知を行うための制御を行ってもよいし、HST50をニュートラルにするための制御を行ってもよいし、HST50から車輪32に伝達される動力をオフにするための制御を行ってもよい。もちろん、4条植えへの復帰制御は、作業者の指示に応じて行われてもよいし、作業者の指示を必要とせずに自動的に行われてもよい。
なお、前述された本実施の形態は、苗を植付けている苗植付装置121に対する所定の負荷が発生した場合において、所定の負荷が発生した苗植付装置121に伝達される動力のみが、安全クラッチ機構130によってオフにされ、走行車体10が、欠株移動距離Dだけ後進して停止し、作業者の指示に応じて再び前進する場合において、走行車体10が欠株移動距離Dだけ前進するまでの間、コントローラー100は、所定の負荷が発生し、伝達される動力が安全クラッチ機構130によってオフにされた苗植付装置121のみが苗を植付けるように制御を行う実施の形態である。
しかしながら、つぎのような変形例としての別の実施の形態も、考えられる。
すなわち、苗を植付けている苗植付装置121に対する所定の負荷が発生した場合において、所定の負荷が発生していないその他の苗植付装置121に伝達される動力も、オフにされ、走行車体10が、欠株移動距離Dだけ後進して停止し、作業者の指示に応じて再び前進する場合において、走行車体10が欠株移動距離Dだけ前進するまでの間、コントローラー100は、所定の負荷が発生していないが、伝達される動力がオフにされたその他の苗植付装置121も苗を植付けるように制御を行う別の実施の形態も、考えられる。
また、前述された本実施の形態は、走行車体10が前進しているときに、苗を植付けている苗植付装置121に対する所定の負荷が発生した場合において、動力が安全クラッチ機構130によってオフにされてから、走行車体10が停止するまでの間、コントローラー100は、施肥部160が施肥を行うように制御を行い、走行車体10が、停止し、作業者の指示に応じて後進し、欠株移動距離Dだけ後進して停止し、作業者の指示に応じて再び前進する場合において、走行車体10が欠株移動距離Dだけ前進するまでの間、コントローラー100は、施肥部160が施肥を行わないように制御を行う実施の形態である。
しかしながら、つぎのような変形例としての別の実施の形態も、考えられる。
すなわち、走行車体10が前進しているときに、苗を植付けている苗植付装置121に対する所定の負荷が発生した場合において、動力が安全クラッチ機構130によってオフにされてから、走行車体10が停止するまでの間、コントローラー100は、施肥部160が施肥を行わないように制御を行い、走行車体10が、停止し、作業者の指示に応じて後進し、欠株移動距離Dだけ後進して停止し、作業者の指示に応じて再び前進する場合において、走行車体10が欠株移動距離Dだけ前進するまでの間、コントローラー100は、施肥部160が施肥を行うように制御を行う別の実施の形態も、考えられる。
前述された二つの変形例を同時に実現するためには、たとえば、苗を植付けている苗植付装置121に対する所定の負荷が発生した場合において、コントローラー100は、植付クラッチ機構230が伝達される動力をオフにするように制御を行えばよい。なぜならば、植付クラッチ機構230が伝達される動力をオフにすると、苗植付部120および施肥部160などに伝達される動力が全てオフにされるからである。このような制御が行われる別の実施の形態においては、作業者の指示を必要とする部分条クラッチ250の切断などは不要になり、走行車体10の再前進が実行されるときの制御が簡潔になるのみならず、走行車体10の再前進の実行が完了した後の復帰制御も結果的に不要になる。
図9を主として参照しながら、このような、植付クラッチ機構230が伝達される動力をオフにする別の実施の形態の田植機の構成および動作についてより詳しく説明すると、つぎの通りである。
ここに、図9は、本発明における別の実施の形態(その一)の田植機の部分左側面図である。
図9においては、植付クラッチ機構230近傍が詳しく示されている。
さて、田植作業時においては、トランスミッションケースの内部で植付PTO(Power Take Off)軸237に伝達される動力は、植付クラッチ233によってオンにされている(図6参照)。
しかしながら、安全クラッチ機構作動検出部140が、所定の負荷が発生した苗植付装置121に伝達される動力は安全クラッチ機構130によってオフにされたことを検出してコントローラー100に通知すると、コントローラー100は、走行車体10の後部側に設けられ、ロッドを介して植付クラッチ入切ピンの抜き差しを行う植付クラッチサーボモーター(図示せず)に対して、植付クラッチ機構230が動力をオフにするように制御を行う(図4参照)。
すると、植付クラッチサーボモーターは植付クラッチ入切ピンを植付クラッチ構成体の表面に形成された傾斜溝の壁部に接触させ、植付クラッチ移動体234を植付クラッチ固定体235に対して押し付ける付勢スプリング236は圧縮され、植付クラッチ構成体は植付クラッチ移動体234と植付クラッチ固定体235とに分離される。
そして、植付クラッチセンサー232は、植付クラッチ機構230が動力をオフにしたことを検出してコントローラー100に通知する。植付クラッチセンサー232は、たとえば、接触式センサーまたは非接触式センサーであるが、植付クラッチセンサー232が接触式センサーである場合には、植付クラッチ移動体234は接触式センサースイッチがオンにされるように植付クラッチセンサー232に対して移動させられる。
さらに、コントローラー100は、植付クラッチ機構230が動力をオフにしたことを認識することで、動力が安全クラッチ機構130によってオフにされたことを信頼し、欠株移動距離Dを移動距離検出部150に検出させるための制御を行う(図4参照)。
欠株移動距離Dは、制御に有用な種々の場面における後輪32の回転数の一つとして、コントローラー100のメモリなどに記録される。
以上においては、動力が安全クラッチ機構130によってオフにされてから、走行車体10が停止するまでの走行車体10の欠株移動距離Dを、移動距離検出部150に検出させるための制御を行うコントローラー100などの構成および動作に関して詳しく説明した。
(A)つぎに、図10を主として参照しながら、つぎの植付列の目安となる直線状のマークMを圃場面に形成する電動リアマーカー300を備える、別の実施の形態の田植機の構成および動作について具体的に説明する。
ここに、図10は、本発明における別の実施の形態(その二)の田植機の、田植作業時の上面図である。
図10においては、部分条クラッチ250の切断が行われ、第1、第2および第3の植付条用の三つの苗植付具122(図5参照)による3条植えが実行されている場合が示されている。
電動リアマーカー300は、直線状のマークMを圃場面に形成する線引き水車310、線引き水車310よりも走行車体10に近い内側の本体竿状部分320、および線引き水車310よりも走行車体10から遠い外側の延長竿状部分321を有する。
本体竿状部分320は内側の植付条の位置に対応する二つの植付条目印322を有し、延長竿状部分321は外側の植付条の位置に対応する二つの植付条目印322を有する。
作業者は、最も外側の植付条の位置に対応する棒状の植付条目印322のみが圃場外の畦際Fを通過することを容易に視察する。したがって、全条植えである4条植えを最後の直線植付走行において実行したい作業者は、最後の直線植付走行の直前の直線植付走行においては第4の植付条を植付休止条とすればよいことを容易に認識し、3条植えを実行している。
そして、延長竿状部分321は、線引き水車310から外側へ向かって手動で自由に伸縮させることができる伸縮式ラジオアンテナの如き構成を有している。したがって、作業者は、延長竿状部分321が畦際Fと干渉する恐れがある場合には、延長竿状部分321を伸張させずに収縮させることができる。
さらに、図11に示されているように、少なくとも本体竿状部分320には、線引き水車310を着脱自在に取り付ける二つのピン323がそれぞれ挿入される二つのピン孔324がおよそ30センチメートル程度である植付条間距離δの間隔でそれぞれ設けられている。
ここに、図11は、本発明における別の実施の形態(その二)の田植機の部分上面図である。
図11においては、電動リアマーカー300近傍が詳しく示されている。いくつかの構成要素の図示は理解を容易にするために省略されており、たとえば、植付条目印322が示されていない。
作業者は、つぎの直線植付走行における走行車体10の左右方向中心線の位置に対応させて、線引き水車310を電動リアマーカー300の長手方向に手動で移動させる。したがって、作業者は、走行車体10の左右方向中心線が直前の直線植付走行において形成された直線状のマークMと一致するように、正確なつぎの直線植付走行を容易に実行することができる。
なお、線引き水車310が手動で移動させられるのではなく、線引き水車310が部分条クラッチ250または苗載せ台110の苗ストッパーによる苗押さえの操作などに応じたモーターの駆動を利用して自動的にスライド移動させられる別の実施の形態も、考えられる。
(B)つぎに、図12を主として参照しながら、施肥部160に対するエア噴射を行う施肥部エア噴射機構400を備える、別の実施の形態の田植機の構成および動作について具体的に説明する。
ここに、図12は、本発明における別の実施の形態(その二)の田植機の部分左側面図である。
図12においては、施肥部160近傍が詳しく示されている。いくつかの構成要素は理解を容易にするために模式的に示されており、たとえば、レバー操作位置がコンプレッサー噴射モードおよび残肥排出モードに対応している状態のエア噴射モード選択レバー410は実線を利用して示されており、レバー操作位置が施肥モードに対応している状態のエア噴射モード選択レバー410は破線を利用して示されている。
コンプレッサー噴射ホース420の先端にはコンプレッサー噴射ノズル421が装着されており、コンプレッサー噴射ホース420は、田植作業時にはホルダー422に係止されて走行車体10に収納されている(図11参照)。
作業者は、エア噴射モード選択レバー410のレバー操作位置を調節して、施肥部160に対するブロアからのエア噴射を行うための三つのモードである、コンプレッサー噴射モード、残肥排出モードおよび施肥モードを選択することができる。
コンプレッサー噴射モードは、洗車または降雨などに起因して濡れてしまった施肥部160のホッパーおよびロールなどの水をエア噴射によって除去し、施肥部160を乾燥させるためのモードである。したがって、施肥部160を乾燥させたい作業者は、走行車体10に収納されているコンプレッサー噴射ホース420をホルダー422から取り外し、エア噴射モード選択レバー410のレバー操作位置を調節してコンプレッサー噴射モードを選択することで、施肥部160の水をエア噴射によって除去し、つぎの施肥時の肥料詰まりの発生を抑制することができる。
本発明における苗移植機は、苗を植付けている苗植付装置に対する所定の負荷が発生した場合において、動力が安全クラッチ機構によってオフにされてからの欠株移動距離を検出することが可能であり、田植機などの苗移植機に利用する目的に有用である。
10 走行車体
20 メインフレーム
31 前輪
32 後輪
40 エンジン
50 HST
60 操縦ユニット
61 操舵ハンドル
100 コントローラー
101 ブザー
110 苗載せ台
120 苗植付部
121 苗植付装置
122 苗植付具
130 安全クラッチ機構
131 安全クラッチ
140 安全クラッチ機構作動検出部
150 移動距離検出部
160 施肥部
161 施肥クラッチ機構
170 整地ローター部
171 第1整地ローター
172 第2整地ローター
180 整地フロート部
181 センターフロート
182 サイドフロート
183 整地フロート部油圧感度レバー
210 走行伝動機構
221 HSTサーボモーター
222 HSTレバー
223 HSTセンサー
230 植付クラッチ機構
231 植付クラッチレバー
232 植付クラッチセンサー
233 植付クラッチ
234 植付クラッチ移動体
235 植付クラッチ固定体
236 付勢スプリング
237 植付PTO軸
240 フィードケース
250 部分条クラッチ
251 部分条クラッチレバー
260 昇降機構
300 電動リアマーカー
310 線引き水車
320 本体竿状部分
321 延長竿状部分
322 植付条目印
323 ピン
324 ピン孔
400 施肥部エア噴射機構
410 エア噴射モード選択レバー
420 コンプレッサー噴射ホース
421 コンプレッサー噴射ノズル
422 ホルダー

Claims (12)

  1. エンジン(40)から伝達される動力を利用して圃場に苗を植付ける苗植付装置(121)を有する苗植付部(120)と、
    前記苗を植付けている前記苗植付装置(121)に対する所定の負荷が発生した場合において、少なくとも前記所定の負荷が発生した前記苗植付装置(121)に前記伝達される動力をオフにする安全クラッチ機構(130)と、
    前記伝達される動力が前記安全クラッチ機構(130)によってオフにされたことを検出する安全クラッチ機構作動検出部(140)と、
    走行車体(10)の移動距離を検出する移動距離検出部(150)と、
    前記走行車体(10)が前進しているときに、前記苗を植付けている前記苗植付装置(121)に対する前記所定の負荷が発生した場合において、前記動力が前記安全クラッチ機構(130)によってオフにされてから、前記走行車体(10)が停止するまでの前記走行車体(10)の欠株移動距離を、前記移動距離検出部(150)に検出させるための制御を行うコントローラー(100)と、
    を備えることを特徴とする苗移植機。
  2. 前記苗を植付けている前記苗植付装置(121)に対する前記所定の負荷が発生した場合において、
    前記所定の負荷が発生した前記苗植付装置(121)に前記伝達される動力のみが、前記安全クラッチ機構(130)によってオフにされる、または
    前記所定の負荷が発生していないその他の前記苗植付装置(121)に前記伝達される動力も、オフにされることを特徴とする請求項1に記載の苗移植機。
  3. 前記エンジン(40)から車輪(32)に動力を伝達する主変速装置(50)を備え、
    前記走行車体(10)が、停止し、前記作業者の指示に応じて後進する場合において、
    前記走行車体(10)が前記欠株移動距離だけ後進すると、前記コントローラー(100)は、
    前記作業者に報知を行うための制御、
    前記主変速装置(50)をニュートラルにするための制御、および
    前記主変速装置(50)から前記車輪(32)に前記伝達される動力をオフにするための制御
    の内の少なくとも一つの制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機。
  4. 前記走行車体(10)が、前記欠株移動距離だけ後進して停止し、前記作業者の指示に応じて再び前進する場合において、
    前記走行車体(10)が前記欠株移動距離だけ前進するまでの間、前記コントローラー(100)は、
    前記所定の負荷が発生し、前記伝達される動力が前記安全クラッチ機構(130)によってオフにされた前記苗植付装置(121)のみが前記苗を植付けるように制御を行う、または
    前記所定の負荷が発生していないが、前記伝達される動力がオフにされたその他の前記苗植付装置(121)も前記苗を植付けるように制御を行うことを特徴とする請求項3に記載の苗移植機。
  5. 前記苗植付装置(121)によって前記植付けられる苗の植付条に対応して施肥を行う施肥部(160)を備え、
    前記走行車体(10)が前進しているときに、前記苗を植付けている前記苗植付装置(121)に対する前記所定の負荷が発生した場合において、
    前記動力が前記安全クラッチ機構(130)によってオフにされてから、前記走行車体(10)が停止するまでの間、前記コントローラー(100)は、前記施肥部(160)が前記施肥を行うように制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機。
  6. 前記走行車体(10)が、停止し、前記作業者の指示に応じて後進し、前記欠株移動距離だけ後進して停止し、前記作業者の指示に応じて再び前進する場合において、
    前記走行車体(10)が前記欠株移動距離だけ前進するまでの間、前記コントローラー(100)は、前記施肥部(160)が前記施肥を行わないように制御を行うことを特徴とする請求項5に記載の苗移植機。
  7. 前記苗植付装置(121)によって前記植付けられる苗の植付条に対応して施肥を行う施肥部(160)を備え、
    前記走行車体(10)が前進しているときに、前記苗を植付けている前記苗植付装置(121)に対する前記所定の負荷が発生した場合において、
    前記動力が前記安全クラッチ機構(130)によってオフにされてから、前記走行車体(10)が停止するまでの間、前記コントローラー(100)は、前記施肥部(160)が前記施肥を行わないように制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機。
  8. 前記走行車体(10)が、停止し、前記作業者の指示に応じて後進し、前記欠株移動距離だけ後進して停止し、前記作業者の指示に応じて再び前進する場合において、
    前記走行車体(10)が前記欠株移動距離だけ前進するまでの間、前記コントローラー(100)は、前記施肥部(160)が前記施肥を行うように制御を行うことを特徴とする請求項7に記載の苗移植機。
  9. 前記苗植付装置(121)によって前記植付けられる苗の植付条に対応してローター整地を行う整地ローター部(170)を備え、
    前記走行車体(10)が前進しているときに、前記苗を植付けている前記苗植付装置(121)に対する前記所定の負荷が発生した場合において、
    前記動力が前記安全クラッチ機構(130)によってオフにされてから、前記走行車体(10)が停止するまでの間、前記コントローラー(100)は、前記整地ローター部(170)が前記ローター整地を行うように制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機。
  10. 前記走行車体(10)が、停止し、前記作業者の指示に応じて後進し、前記欠株移動距離だけ後進して停止し、前記作業者の指示に応じて再び前進する場合において、
    前記走行車体(10)が前記欠株移動距離だけ前進するまでの間、前記コントローラー(100)は、前記整地ローター部(170)が前記ローター整地を行わないように制御を行うことを特徴とする請求項9に記載の苗移植機。
  11. 前記苗植付装置(121)によって前記植付けられる苗の植付条に対応してフロート整地を行う整地フロート部(180)を備え、
    前記走行車体(10)が前進しているときに、前記苗を植付けている前記苗植付装置(121)に対する前記所定の負荷が発生した場合において、
    前記動力が前記安全クラッチ機構(130)によってオフにされてから、前記走行車体(10)が停止するまでの間、前記コントローラー(100)は、前記整地フロート部(180)が所定の油圧感度で前記フロート整地を行うように制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機。
  12. 前記走行車体(10)が、停止し、前記作業者の指示に応じて後進し、前記欠株移動距離だけ後進して停止し、前記作業者の指示に応じて再び前進する場合において、
    前記走行車体(10)が前記欠株移動距離だけ前進するまでの間、前記コントローラー(100)は、前記整地フロート部(180)が前記所定の油圧感度と比べてより鋭敏な油圧感度で前記フロート整地を行うように制御を行うことを特徴とする請求項11に記載の苗移植機。
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