JP2016214094A - 青汁 - Google Patents

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Abstract

【課題】 便秘の解消により優れ、しかも体が冷えてよく眠れない、胃腸が弱り気味、疲れがたまる、顔色が悪い、食欲がない、疲れていて寝起きが悪いというような未病状態の解消により優れる青汁の提供。
【解決手段】 (a)卵殻膜および加水分解卵殻膜の一方または両方と、(b)キダチアロエ、オリーブ葉、スピルリナ、サイリウムおよび難消化性デキストリンの少なくとも1種を含有する青汁。
【選択図】 なし

Description

本発明は青汁に関する。より詳細には、本発明は、整腸作用に優れていて腸内環境を良好に保って、便通の改善や、手足が冷える、体が冷えてよく眠れない、胃腸が弱り気味、疲れがたまる、顔色が悪い、食欲がない、疲れていて寝起きが悪いなどというような未病状態を解消する青汁に関する。
健康を維持してゆく上で、野菜を十分に摂取する必要がある。しかし、野菜は調理に手間および時間がかかり、また野菜を摂取しても満足感や満腹感が得られないとする人も多いなどの理由で、野菜の不足した、偏った食生活に陥っている人が多い。野菜の摂取不足は、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの補給不足を招いて、健康維持に支障をきたし易い。
野菜の摂取不足の問題を手軽に解決するための飲料として、野菜ジュースなど共に、いわゆる「青汁」が知られており、健康志向などから、近年、青汁の需要が伸びており、青汁に関する発明が従来から色々出願されている(例えば、特許文献1〜4など)。
青汁の多くは、通常、ケール、大麦若葉、明日葉、桑葉などのような葉緑素を多く含む緑葉植物の生の搾り汁や当該緑葉植物の粉砕物を基本成分とし、それに臭みの抑制剤、食味向上剤、風味向上剤などの成分を加えて調製されている。
青汁は、粉末、顆粒、液体を冷凍した冷凍物、錠剤などの種々の形態で流通、販売されている。粉末または顆粒の形態の青汁は、保存安定性、保存時や流通時の取扱い性、液体への溶解性などの点で優れていることから、現在最も普及しており、水、温水、牛乳などの液体を加えて液状にして飲まれている。また、冷凍物の形態の青汁は、解凍することによって作り立ての生の青汁を味わうことができる。錠剤の形態の青汁は、携帯に便利で、そのまま簡単に飲めるという利点がある。
青汁の作用効果は、基本をなす緑葉植物の種類およびそこに含まれる栄養成分の違いによって異なるが、概ね、便秘解消、生活習慣病の解消、美肌・美容、ダイエット、がん予防、皮膚疾患の予防や解消、アンチエイジング、血液さらさら化、アレルギー予防・免疫力の向上などの作用効果があるとされている。
本発明者は、従来市販されている青汁についてその作用効果について検討してきた。その結果、従来の青汁は、手足が冷える、体が冷えてよく眠れない、胃腸が弱り気味、疲れがたまる、顔色が悪い、食欲がない、疲れていて寝起きが悪いなどというような未病状態の解消や、便秘の解消の点で未だ改善の余地があることが判明した。
特公平5−001707号公報 特開平3−108469号公報 特開2008−086311号公報 特開2014−155437号公報
本発明の目的は、従来から知られている青汁の優れた作用効果を有すると共に、体が冷えてよく眠れない、胃腸が弱り気味、疲れがたまる、顔色が悪い、食欲がない、疲れていて寝起きが悪いなどというような未病状態の解消に優れ、しかも従来の青汁に比べて便秘の解消に一層優れる青汁を提供することである。
上記の目的を達成すべく、本発明者は種々検討を重ねてきた。その結果、青汁中に、卵殻膜および加水分解卵殻膜の一方または両方と共に、キダチアロエ、オリーブ葉、スピルリナ、サイリウムおよび難消化性デキストリンから選ばれる成分の少なくとも1種、好ましくは前記した成分の全てを含有させると、従来から知られている青汁の優れた作用効果と共に、体が冷えてよく眠れない、胃腸が弱り気味、疲れがたまる、顔色が悪い、食欲がない、疲れていて寝起きが悪いなどというような未病状態の解消効果により優れ、しかも便秘の解消により有効であることを見出した。
また、本発明者は、上記した成分と共に、青汁中に金時草を更に含有させると、抗酸化作用、血圧上昇抑制作用、生活習慣病の予防や解消、免疫力の向上などにより優れたものとなることを見出した。
また、本発明者は、青汁のベースをなす基本成分としては、青汁の基本成分として従来から用いられている大麦若葉、明日葉、ケールおよび桑葉から選ばれる1種または2種以上の緑葉植物が本発明でも有効に用い得ることを見出し、それらの知見に基づいて本発明を完成した。
すなわち、本発明は、
(1)(a)卵殻膜および加水分解卵殻膜の一方または両方;並びに、
(b)キダチアロエ、オリーブ葉、スピルリナ、サイリウムおよび難消化性デキストリンの少なくとも1種;
を含有することを特徴とする青汁である。
そして、本発明は、
(2) 上記の成分(b)として、キダチアロエ、オリーブ葉、スピルリナ、サイリウムおよび難消化性デキストリンを含有する前記(1)の青汁;
(3) 金時草を更に含有する前記(1)または(2)の青汁;
(4) 大麦若葉、明日葉、ケールおよび桑葉から選ばれる1種または2種以上の緑葉植物を基本成分として含有する前記(1)〜(3)のいずれかの青汁;および、
(5) 顆粒、粉末、錠剤、カプセル剤または液体凍結物の形態をなす前記した(1)〜(4)のいずれかの青汁;
である。
卵殻膜および加水分解卵殻膜の一方または両方と共に、キダチアロエ、オリーブ葉、スピルリナ、サイリウムおよび難消化性デキストリンから選ばれる成分の少なくとも1種を含有する本発明の青汁は、従来から知られている青汁の優れた作用効果と共に、体が冷えてよく眠れない、胃腸が弱り気味、疲れがたまる、顔色が悪い、食欲がない、疲れていて寝起きが悪いなどというような未病状態の解消効果により優れており、しかも便秘の解消により有効である。
上記した成分と共に、金時草を更に含有する本発明の青汁は、抗酸化作用、血圧上昇抑制作用、生活習慣病の予防や解消、免疫力の向上などにより優れている。
以下に本発明について詳細に説明する。
本発明の青汁は、成分(a)として、卵殻膜および加水分解卵殻膜の一方または両方を含有する。
本発明の青汁は、成分(a)として、卵殻膜だけを含有していてもよいし、加水分解卵殻膜だけを含有していてもよいし、または卵殻膜と加水分解卵殻膜の両方を含有していてもよい。
本発明の青汁で用いる卵殻膜は、鶏などの鳥類の卵の殻部(卵殻)の内側にある膜であってタンパク質から主としてなっている。本発明では、卵殻膜として、卵殻から採取した膜(卵殻膜)のいずれもが使用でき、一般的にはニワトリの卵の殻部(卵殻)から採取したものが用いられる。
卵殻膜としては、乾燥したもの、湿潤状態のもののいずれもが使用でき、特に乾燥した粉末状の卵殻膜が、他の成分と混合し易くて、青汁中に均一に混合・分散させることができて、品質の均一な青汁を円滑に製造できる点から好ましく用いられる。
その際の卵殻膜粉末の粒度は特に制限されないが、体積平均粒子径D50(メディアン径)が6μm以下であるもの、特に4〜6μmのものが、均一混合性に優れ、ダマになりにくく、生産性等実用上の観点から好ましく用いられる。
本発明の青汁で用いる加水分解卵殻膜は、卵殻膜を、酸、アルカリ、蛋白分解酵素などを用いて部分加水分解したものである。卵殻膜は水に溶けないが、加水分解卵殻膜は加水分解の程度によって、水に溶けるもの、水に溶けないが卵殻膜に比べて親水性の増加したものなどがあり、本発明では加水分解の程度の高い加水分解卵殻膜および加水分解の程度の低い加水分解卵殻膜のいずれもが使用可能である。
青汁中に加水分解卵殻膜を含有させる場合は、他の成分との混合のし易さ、青汁中での卵殻膜粉末の均一な混合・分散、青汁の製造の容易性などの点から、体積平均粒子径D50(メディアン径)での粒度が、30μm以下、更には10μm以下、特に4〜10μm程度であることが好ましい。加水分解卵殻膜としては、重量平均分子量が1,000〜100,000もの、更には5,000〜50,000のもの、特に10,000〜35,000のものが、水への溶解性(特に凍結物の形態の青汁の場合)、青汁を摂取したときの消化吸収性などの点から好ましく用いられる。
ここで、本明細書でいう「加水分解卵殻膜の分子量」とは、高速液体クロマトグラフによるゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法によって測定した重量平均分子量をいう。
本発明の青汁における卵殻膜および/または加水分解卵殻膜の含有量(乾物換算;乾燥したものとしての含有量)(卵殻膜と加水分解卵殻膜の両方を含有する場合は両者の乾物換算での合計含有量)は、青汁の乾燥質量(青汁の乾物換算の全質量)に基づいて、0.5〜15質量%であることが好ましく、1〜10質量%であることがより好ましく、2〜6質量%であることが更に好ましい。
卵殻膜および/または加水分解卵殻膜の含有量が少なすぎると、青汁に卵殻膜および/または加水分解卵殻膜を含有させたことによる効果、特に未病状態の解消効果および便秘の解消効果が低くなり、一方卵殻膜および/または加水分解卵殻膜の含有量が多すぎると青汁の風味の低下、コストの上昇などを招く。
卵殻膜および加水分解卵殻膜は、美肌化、皮膚再生、育毛、発毛促進、脱毛防止、生体内に生成した活性酸素の低減または消去、活性酸素によって傷んだ赤血球の正常状態への回復、ヘモグロビンの増加、繊維芽細胞の接着・増殖、悪酔いの予防、肩凝りの解消、食欲増進、疲労の除去、生体の活性化などの効果があることが従来から報告されており、卵殻膜および/または加水分解卵殻膜を含有する本発明の青汁は、卵殻膜および加水分解卵殻膜が有する従来から報告されている前記した種々の効果に加えて、未病状態の解消効果および便秘の解消効果を有する。
本発明の青汁は、成分(b)として、キダチアロエ、オリーブ葉、スピルリナ、サイリウムおよび難消化性デキストリンの少なくとも1種を含有する。
キダチアロエは、ユリ科アロエ属の植物の1種であり、本発明では、キダチアロエの生葉(表皮および果肉)、乾燥した葉、キダチアロエエキスのいずれもが使用でき、そのうちでも、取り扱い性、青汁の製造のし易さ、青汁の品質、青汁の飲み易さなどの点から、キダチアロエエキスが好ましく用いられる。
成分(b)の1つであるキダチアロエは、液状であってもまたは粉末状であってもいずれでもよく、保存安定性、取り扱い性などの点から粉末状のキダチアロエエキスが好ましく用いられる。
限定されるものではないが、液状のキダチアロエエキスは、例えば、キダチアロエの生葉(表皮および果肉)を粉砕―搾液―加熱殺菌―濾過、または粉砕―搾液―濾過―加熱殺菌などの工程で処理することによって製造することができる。また、粉末状のキダチアロエエキスは液状のキダチアロエエキスを乾燥して粉末状にすることにより製造することができる。
液状のキダチアロエエキスおよび粉末状のキダチアロエエキスはいずれも市販されており、本発明では、市販されている液状のキダチアロエエキスおよび/または粉末状のキダチアロエエキスを使用してもよい。
キダチアロエは、傷の治癒促進作用などと共に便秘の改善作用があることが知られているが、本発明では、青汁中に、卵殻膜および/または加水分解卵殻膜と共にキダチアロエを含有させることによって、便秘の解消に一層効果があり、しかも体が冷えてよく眠れない、胃腸が弱り気味、疲れがたまる、顔色が悪い、食欲がない、疲れていて寝起きが悪いなどというような未病状態の解消にも有効である。
成分(b)の1つであるオリーブ葉は、モクセイ科の常緑高木であるオリーブの葉であり、本発明では、オリーブ葉として、生のオリーブ葉、乾燥したオリーブ葉、オリーブ葉を水やアルコールで抽出処理して得られるオリーブ葉エキスのいずれを用いてもよい。そのうちでも、オリーブ葉として、粉末を用いることが生産性等の点から好ましい。
オリーブ葉は、高血圧低下作用、抗菌・抗ウイルス作用、美肌作用、コレステロール低下作用などと共に便秘の改善作用があるとされているが、本発明では、青汁中に、卵殻膜および/または加水分解卵殻膜と共にオリーブ葉を含有させることによって、便秘の解消に一層効果があり、しかも体が冷えてよく眠れない、胃腸が弱り気味、疲れがたまる、顔色が悪い、食欲がない、疲れていて寝起きが悪いなどの未病状態の解消により効果がある。
成分(b)の1つであるスピルリナは、藍藻類の1種で、らせん形をした濃緑色の単細胞微細藻類である。スピルリナは18種類のアミノ酸を含みタンパク質含量が高く、食物繊維を多く含み、葉緑素やカロチノイド(βカロチンなど)、フィコシアニンなどの植物性色素を含有し、鉄やカルシウムなどのミネラルを含有し、多価不飽和脂肪酸の1種であるγ―リノレン酸を含有する。
本発明では、スピルリナとして、粉末状、粒状または錠剤状のスピルリナのいずれもが使用でき、そのうちでもスピルリナ粉末が他の成分と均一に混合し易く、また液状の青汁の場合には水に溶けやすい点から好ましく用いられる。
スピルリナは、消化吸収性に優れており、免疫力アップ作用、アレルギー抑制作用、貧血の改善作用、血糖値の正常化作用、ダイエット効果などと共に便秘の改善作用があるとされているが、本発明では、青汁中に、卵殻膜および/または加水分解卵殻膜と共にスピルリナを含有させることによって、便秘の解消に一層効果があり、しかも体が冷えてよく眠れない、胃腸が弱り気味、疲れがたまる、顔色が悪い、食欲がない、疲れていて寝起きが悪いなどの未病状態が解消される。
成分(b)の1つであるサイリウムは、オオバコ科の雑草であり、種皮および種子に食物繊維が含まれており、特定保健用食品として認められている。サイリウムの種皮および/または種子、特に種皮を乾燥して粉末化したサイリウム粉末が流通、販売されており、本発明では当該サイリウム粉末が好ましく用いられる。
サイリウムは、コレステロールの低下作用、ダイエット効果などと共に便秘の改善作用があるとされている。本発明では、青汁中に、卵殻膜および/または加水分解卵殻膜と共にサイリウムを含有させることによって、便秘の改善が一層促進される。
難消化性デキストリンは、ジャガイモやトウモロコシなどのデンプンを原料として用いて、デンプン消化酵素であるアミラーゼで加水分解し、加水分解物に含まれる消化されにくいデンプン分解物を分離・回収して調製した水溶性食物繊維である。
難消化性デキストリンは、腸内で食べ物の水分を取り込んでゲル化するという特性があり、糖の吸収スピードの遅延作用、脂肪の吸収スピードの遅延作用、整腸作用、内臓脂肪の低減作用、ミネラルの吸収促進作用があるとされている。本発明では、青汁中に、卵殻膜および/または加水分解卵殻膜と共に難消化性デキストリンを含有させることによって、便秘の改善が一層促進される。
本発明の青汁は、成分(b)として、
《1》キダチアロエだけを含有してもよいし;
《2》オリーブ葉だけを含有してもよいし;
《3》スピルリナだけを含有してもよいし;
《4》サイリウムだけを含有してもよいし;
《5》難消化性デキストリンだけを含有してもよいし;
《6》キダチアロエとオリーブ葉の2種を含有してもよいし;
《7》キダチアロエとスピルリナの2種を含有してもよいし;
《8》キダチアロエとサイリウムの2種を含有してもよいし;
《9》キダチアロエと難消化性デキストリンの2種を含有してもよいし;
《10》オリーブ葉とスピルリナの2種を含有してもよいし;
《11》オリーブ葉とサイリウムの2種を含有してもよいし;
《12》オリーブ葉と難消化性デキストリンの2種を含有してもよいし;
《13》スピルリナとサイリウムの2種を含有してもよいし;
《14》スピルリナと難消化性デキストリンの2種を含有してもよいし;
《15》サイリウムと難消化性デキストリンの2種を含有してもよいし;
《16》キダチアロエとオリーブ葉とスピルリナの3種を含有してもよいし;
《17》キダチアロエとオリーブ葉とサイリウムの3種を含有してもよいし;
《18》キダチアロエとオリーブ葉と難消化性デキストリンの3種を含有してもよいし;
《19》キダチアロエとスピルリナとサイリウムの3種を含有してもよいし;
《20》キダチアロエとスピルリナと難消化性デキストリンの3種を含有してもよいし;
《21》オリーブ葉とスピルリナとサイリウムの3種を含有してもよいし;
《22》オリーブ葉とスピルリナと難消化性デキストリンの3種を含有してもよいし;
《23》オリーブ葉とサイリウムと難消化性デキストリンの3種を含有してもよいし;
《24》スピルリナとサイリウムと難消化性デキストリンの3種を含有してもよいし;
《25》キダチアロエとオリーブ葉とスピルリナとサイリウムの4種を含有してもよいし;
《26》キダチアロエとオリーブ葉とスピルリナと難消化性デキストリンの4種を含有してもよいし;
《27》キダチアロエとオリーブ葉とサイリウムと難消化性デキストリンの4種を含有してもよいし;
《28》キダチアロエとスピルリナとサイリウムと難消化性デキストリンの4種を含有してもよいし;
《29》オリーブ葉とスピルリナとサイリウムと難消化性デキストリンの4種を含有してもよいし;
《30》キダチアロエとオリーブ葉とスピルリナとサイリウムと難消化性デキストリンの5種の全てを含有してもよい。
本発明の青汁は、便秘の解消作用、未病状態の解消作用、健康増進作用、腸内フローラ環境の改善などが一層優れたものとなることから、成分(b)として、キダチアロエ、オリーブ葉、スピルリナ、サイリウムおよび難消化性デキストリンのうちの2種以上を含有することが好ましく、3種以上を含有することがより好ましく、4種以上を含有することが更に好ましく、5種の全てを含有することが一層好ましい。
青汁中に、成分(b)として、キダチアロエ、オリーブ葉およびスピルリナの少なくとも1種を含有させることによって、便秘の解消と共に、未病状態の解消がより確実になされる。
青汁中に成分(b)としてキダチアロエを含有させる場合は、キダチアロエの含有量は、キダチアロエの作用効果を発揮させるために、乾物換算(乾燥したキダチアロエの質量)で、青汁の乾燥質量(青汁の乾物換算の全質量)に基づいて、0.2〜4質量%であることが好ましく、0.5〜2質量%であることがより好ましく、0.7〜1.5質量%であることが更に好ましい。キダチアロエの含有量が多すぎると、風味の低下、コストの上昇などが生じ易くなる。
青汁中に成分(b)としてオリーブ葉を含有させる場合は、オリーブ葉の含有量は、オリーブ葉の作用効果を発揮させるために、乾物換算(乾燥したオリーブ葉)で、青汁の乾燥質量に基づいて、0.1〜3質量%であることが好ましく、0.2〜2質量%であることがより好ましく、0.3〜1質量%であることが更に好ましい。オリーブ葉の含有量が多すぎると、風味の低下、コストの上昇などが生じ易くなる。
青汁中に成分(b)としてスピルリナを含有させる場合は、スピルリナの含有量は、スピルリナの作用効果を発揮させるために、乾物換算(乾燥したスピルリナの質量)で、青汁の乾燥質量に基づいて、0.3〜7質量%であることが好ましく、0.5〜5質量%であることがより好ましく、1〜3質量%であることが更に好ましい。スピルリナの含有量が多すぎると、風味の低下、物臭、コストの上昇などが生じ易くなる。
青汁中に成分(b)としてサイリウムを含有させる場合は、サイリウムの含有量は、サイリウムの作用効果を発揮させるために、乾物換算(乾燥したサイリウムの質量)で、青汁の乾燥質量(青汁の乾物換算の全質量)に基づいて、0.2〜4質量%であることが好ましく、0.5〜2質量%であることがより好ましく、0.7〜1.5質量%であることが更に好ましい。サイリウムの含有量が多すぎると、風味の低下、コストの上昇などが生じ易くなる。
青汁中に成分(b)として難消化性デキストリンを含有させる場合は、難消化性デキストリンの含有量は、難消化性デキストリンの作用効果を発揮させるために、乾物換算(乾燥した難消化性デキストリンの質量)で、青汁の乾燥質量(青汁の乾物換算の全質量)に基づいて、5〜20質量%であることが好ましく、7〜18質量%であることがより好ましく、10〜15質量%であることが更に好ましい。難消化性デキストリンの含有量が多すぎると、食味の低下などが生じ易くなる。
本発明の青汁では、本発明の効果を十分に発揮させる点、風味、コストなどの点から、キダチアロエ、オリーブ葉、スピルリナおよびサイリウムの4種の合計含有量(乾物換算)が、青汁の乾燥質量に基づいて、10質量%以下であることが好ましく、2〜8質量%であることがより好ましく、3〜7質量%であることが更に好ましい。
本発明の青汁では、本発明の効果を十分に発揮させる点、風味、食味、コストなどの点から、キダチアロエ、オリーブ葉、スピルリナ、サイリウムおよび難消化性デキストリンの5種の合計含有量(乾物換算)が、青汁の乾燥質量に基づいて、7〜30質量%であることが好ましく、10〜25質量%であることがより好ましく、特に13〜20質量%であることが更に好ましい。
本発明の青汁は、上記した成分(a)(卵殻膜および/または加水分解卵殻膜)および成分(b)と共に、金時草を更に含有していることが好ましい。
金時草は、別名、水前寺菜、ナンダマ(沖縄地方)、式部草とも称されるキク科ギヌラ属に属する多年草であって、抗酸化作用を有するポリフェノールや、γ―アミノ酸およびベータカロチンを豊富に含み、カリウム、カルシウム、ビタミンB1、B2、鉄物なども含んでおり、血糖値の上昇抑制作用、血圧の上昇抑制作用、生活習慣病の防止作用、免疫力の向上作用などを有するとされている。
本発明の青汁中に、金時草を含有させると、金時草の上記した作用に加えて、眼精疲労の回復作用や美肌作用などを有する青汁を得ることができる。
本発明では、生の金時草、乾燥した金時草、金時草を水やアルコールで抽出処理して得られる金時草エキスのいずれを用いてもよい。そのうちでも、金時草として、乾燥粉末を用いることが生産上の点から好ましい。
青汁中に金時草を更に含有させる場合は、金時草の含有量は、金時草の作用効果を発揮させるために、乾物換算(乾燥した金時草)で、青汁の乾燥質量に基づいて、0.1〜3質量%であることが好ましく、0.2〜2質量%であることがより好ましく、0.3〜1質量%であることが更に好ましい。金時草の含有量が多すぎると、風味の低下、コストの上昇などが生じ易くなる。
本発明の青汁は、緑葉植物よりなる基本成分を主成分として含有する。
青汁の基本成分をなす緑葉植物としては、青汁の製造に従来から用いられている緑葉植物を用いることができ、そのうちでも、大麦若葉、明日葉、ケールおよび桑葉の1種または2種以上が好ましく用いられる。
大麦若葉は、穂をつける前の20〜30cmに生育した大麦の若葉であり、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄などのミネラル類、ビタミンB1,C、E、カロチンなどのビタミン類、葉緑素、活性酸素抑制酵素(SOD酵素)、食物繊維などを多く含み、ケールなどに比べて苦味がなく、腸内環境の調整作用、貧血、動脈硬化の抑制作用、アレルギー予防作用、免疫力向上作用、美肌・美白作用などを有するとされている。
本発明では、生の大麦若葉、乾燥した大麦若葉のいずれもが使用できる。
明日葉は、セリ科の緑葉植物で、各種ビタミンを含有し、特にビタミンEを多く含み、さらにβ―カロチン、ミネラル類、タンパク質、カルコン、クマリン、食物繊維などを含み、ケールに比べて苦味がなく、抗酸化作用、抗炎症作用、抗菌作用、抗ウイルス作用、便秘防止作用、高血圧の予防作用、美容効果などを有するとされている。
本発明では、生の明日葉、乾燥した明日葉のいずれもが使用できる。
ケールは、アブラナ科の緑葉野菜で、黄色野菜で、ビタミン、ミネラル、葉緑素(クロロフィル)、GABA(ギャバ)、食物繊維、葉酸、たんぱく質、抗酸化物質であるルテインを多く含み、青汁の原料として従来から汎用されており、便秘の解消作用、血中の脂質バランスのコントロール作用、高血圧や動脈硬化の予防作用、抗酸化作用などを有するとされている。
本発明では、生のケール、乾燥したケールのいずれもが使用できる。
桑葉は、各種ビタミン類(ビタミンA、B1、B2、Cなど)、ミネラル類(亜鉛、鉄、マグネシウム、カルシウムなど)、各種フラボノイド、カロチン、γ−アミノ酪酸、1−デオキシノジリマイシンなどを含み、血糖値の上昇抑制作用、コレステロールや中性脂肪の低下作用、抗酸化作用などを有するとされている。
本発明では、生の桑葉、乾燥した桑葉のいずれもが使用できる。
本発明の青汁では、基本成分をなす緑葉植物として、1種類の緑葉植物のみを用いてもよいし(例えば、大麦若葉のみを用いても、明日葉のみを用いても、ケールのみを用いても、または桑葉のみを用いてもよい)、2種類の緑葉植物を併用してもよいし(例えば、大麦若葉と明日葉の2種を併用しても、大麦若葉とケールの2種類を併用しても、大麦若葉と桑葉の2種類を併用しても、または明日葉とケールの2種類を併用してもよい)、3種類の緑葉植物を併用してもよいし(例えば、大麦若葉と明日葉とケールの3種類の緑葉植物を併用しても、大麦若葉と明日葉と桑葉の3種類の緑葉植物を併用しても、大麦若葉とケールと桑葉の3種類の緑葉植物を併用しても、または明日葉とケールと桑葉の3種類の緑葉植物を併用してもよい)、4種類の緑葉植物を併用してもよい(例えば、大麦若葉と明日葉とケールと桑葉の4種類を併用してもよい)。
そのうちでも、本発明では、基本成分をなす緑葉植物として、大麦若葉および明日葉の一方または両方、特に大麦若葉を用いることが、苦味がなくて摂取し易く、しかも本発明の効果を十分に発揮し得る青汁が得られる点から好ましい。
本発明の青汁における基本成分をなす緑葉植物の含有量は、乾物換算(乾燥した緑葉植物量)で、青汁の乾燥質量に基づいて、20〜60質量%であることが好ましく、25〜55質量%であることがより好ましく、35〜45質量%であることが更に好ましい。基本成分をなす緑葉植物の含有量が少なすぎると、青汁としての効能が低くなり、しかも 青汁の食味や風味の低下となり易く、一方基本成分をなす緑葉植物の含有量が多すぎると、青汁の食味や風味の低下、青汁中に含有させる成分(b)による効能の低下などが生じ易くなる。
本発明の青汁は、基本成分をなす緑葉植物、成分(a)をなす卵殻膜および/または加水分解卵殻膜並びに成分(b)と共に、必要に応じて他の成分を含有することができる。
本発明の青汁が必要に応じて含有し得る他の成分の例としては、成分(b)に含まれている食物繊維以外の食物繊維(例えばグアーガム分解物、リンゴ食物繊維など)、成分(b)および基本成分をなす緑葉植物以外の野菜類、ビタミン類、ミネラル類、酵母粉末、乳酸菌、糖類、甘味料、果汁(果汁粉末)、香辛料、澱粉などを挙げることができ、これらの1種または2種以上を含有することができる。
本発明の青汁の形態は特に制限されず、顆粒、粉末、錠剤、カプセル剤、液体を冷凍した冷凍物などのいずれの形態であってもよい。
顆粒状の青汁は、水分含量が少なくて保存安定性に優れ、凝集や粉塵が生じにくく、水、温水、牛乳などの液体に容易に溶解または分散する。顆粒状の青汁は、顆粒薬と同じようにそのまま直接摂取してもよいし、水、温水、牛乳などの液体に加えて液状にして飲んでもよい。
粉末状の青汁は、水分含量が少なくて保存安定性に優れているが、顆粒状の青汁に比べて、凝集や粉塵が生じ易い。粉末状の青汁は、そのまま直接摂取してもよいし、液体に加えて液状にして飲んでもよい。
錠剤状の青汁およびカプセル剤状の青汁は、保存安定性および携帯性に優れ、そのまま直接摂取することができる。
冷凍物の形態の青汁は、解凍して、作り立ての生の青汁と同様にして味わうことができる。
本発明の青汁の製法は特に制限されず、最終的な製品形態に応じて、それぞれの形態に適した方法を採用して製造することができる。
顆粒状の青汁は、例えば、粉末状の青汁原料を湿らせ、必要に応じて結合剤(例えば澱粉など)を添加して、流動層造粒法、転動(攪拌)造粒法、押出し造粒法などによって製造することができる。流動層造粒法で製造した青汁顆粒は、液体に溶け易いため、液体に溶かして摂取するのに適している。転動(攪拌)造粒法で製造した青汁顆粒および押出し造粒法で製造した青汁顆粒は、流動層造粒法で製造した青汁顆粒に比べて液体に溶けにくく、顆粒状のままで直接摂取するのに適しているが、それに限定されず、水に加えて液状にして摂取してもよい。
粉末状の青汁は、粉末状の原料を混合し、必要に応じて粉砕処理して製造するか、または乾燥してない原料を用いて青汁用混合物を調製し、当該青汁用混合物を必要に応じて粉砕した後に噴霧乾燥したり凍結乾燥することによって製造することができる。
錠剤状の青汁は、粉末状の青汁原料、顆粒状の青汁原料を用い、必要に応じて、湿分、結合剤、賦形剤などを添加して、常法によって圧縮成形などによって成形(打錠)することによって製造することができる。
カプセル剤状の青汁は、顆粒状または粉末状の青汁を、ゼラチン、ヒドロキシプロピルメチルセルロースやその他の材料からなるカプセル中に充填することによって製造することができる。
冷凍物状の青汁は、基本成分をなす緑葉植物として乾燥してない生の材料を用いて液状の青汁を製造し、それを凍結することによって製造するのがよく、解凍すると出来立ての青汁(フレッシュな青汁)と同じようにして喫食することができる。
以下に実施例によって本発明について具体的に説明するが、本発明は以下の実施例により何ら限定されない。
《調製例1》
卵殻膜粉末[キューピー株式会社製「EMパウダー」、体積平均粒子径(D50)=35μm]をジェットミル(株式会社セイシン企業製「シングルトラックジェットミルFS−4」)を使用して、目開き20μmの篩を通過する粒度の粉末の割合が90質量%になるまで粉砕し、体積平均粒子径(D50)が5.8μmの卵殻膜粉末を調製した。
《実施例1》
(1) 大麦若葉粉末(セイシン企業社製「大麦若葉」)400質量部、調製例1で調製した卵殻膜粉末40質量部、キダチアロエエキス粉末(丸善製薬社製「アロエエキスパウダーC−MF」)10質量部、オリーブ葉粉末(ふる里食効研究所社製「オリーブ葉抹茶パウダー」)5質量部、スピルリナ粉末(DICライフテック社製「スピルリナパウダー ST」)20質量部、サイリウム粉末(三栄薬品貿易社製「殺菌サイリウムハスク末」)10質量部、難消化性デキストリン粉末(松谷化学工業社製「パインファイバー」)130質量部、金時草粉末(テラ・サイエンス社製「金時草乾燥粉末」)5質量部、国産野菜ミックスパウダー(こだま食品社製「国産野菜ミックスパウダー」)120質量部、グアーガム分解物(三菱商事フードテック社製「NEWGELIN G−100」)20質量部、リンゴ食物繊維(Fiニュートリション社製「ビタセルAF401」)30質量部、ビタミンB2 0.2質量部、ビタミンC 30質量部、酵母乾燥粉末(研光通商社製「サッカロミセス(鉄酵母)」)20質量部、有胞子乳酸菌(三菱化学フーズ社製「ラクリス―S」)10質量部、ステビア甘味料粉末(守田化学工業社製「レバウディオGRA−90P」)13質量部、リンゴ果汁粉末(焼津水産化学工業社製「アップルパウダーNo.1」)50質量部およびリンゴ香料粉末(高砂香料工業社製「アップル ミクロン ZD−1140−C」)20質量部を均一に混合して、青汁用の粉末混合物を調製した。
(2) 上記(1)で調製した粉末混合物を、流動層造粒装置に供給し、流動層造粒装置の下部から温度80〜90℃の熱風を供給して装置内の粉末混合物を流動させながら、装置の上部から澱粉水溶液(澱粉濃度10質量%)よりなる造粒液体を流動状態の粉末混合物に噴霧しながら流動層造粒を行って、顆粒状の青汁粉末を製造した(青汁粉末の体積平均粒子径D50=56μm、青汁粉末中の澱粉含量約3質量%)。
(3) 上記(2)で得られた青汁粉末を、難酸素透過性で非透湿性の包装フィルム[レンゴー社製PTセロファンと東陽アルミ社製のALアルミ箔をPE(ポリエチレン)押出し加工にて貼り合わせたもの]よりなる小袋に3.3gずつ充填して、小分け包装した青汁製品を製造した。
《比較例1》
実施例1の(1)において、卵殻膜粉末の配合量をゼロにし、その代わりに大麦若葉粉末の配合量を440質量部に変えた以外は実施例1の(1)と同様にして、青汁用の粉末混合物を調製した。
(2) 上記(1)で調製した粉末混合物を、流動層造粒装置に供給し、実施例1の(2)と同様にして流動層造粒を行って、顆粒状の青汁粉末を製造した(青汁粉末の体積平均粒子径D50=68μm、青汁粉末中の澱粉含量約3質量%)。
(3) 上記(2)で得られた青汁粉末を、実施例1の(3)で用いたのと同じ難酸素透過性で非透湿性の包装フィルムよりなる小袋に3.3gずつ充填して、小分け包装した青汁製品を製造した。
《比較例2》
実施例1の(1)において、キダチアロエエキス粉末、オリーブ葉粉末、スピルリナ粉末、サイリウム粉末および難消化性デキストリン粉末の配合量をいずれもゼロにし、その代わりに大麦若葉粉末の配合量を575質量部に変えた以外は実施例1の(1)と同様にして、青汁用の粉末混合物を調製した。
(2) 上記(1)で調製した粉末混合物を、流動層造粒装置に供給し、実施例1の(2)と同様にして流動層造粒を行って、顆粒状の青汁粉末を製造した(青汁粉末の体積平均粒子径D50=74μm、青汁粉末中の澱粉含量約3質量%)。
(3) 上記(2)で得られた青汁粉末を、実施例1の(3)で用いたのと同じ難酸素透過性で非透湿性の包装フィルムよりなる小袋に3.3gずつ充填して、小分け包装した青汁製品を製造した。
《試験例1》
(1) 便秘がち(排便の回数が週3回以下)で、しかも手足の冷え、疲労、食欲不振、寝つきの悪さなどの未病状態にある女性の被験者18名(30歳台6名、40歳台6名および50歳台6名)を、6名ずつ(30歳台2名、40歳台2名および50歳台2名)、3つのグループA、BおよびCに分けた。
(2) グループAの被験者6名には、14日間継続して、実施例1で得られた青汁製品の1袋(顆粒状の青汁3.3g)[卵殻膜と成分(b)を含有する青汁]を水150mLに溶かした青汁液を就寝前に飲んでもらい(1日1回の割合)、14日後に、便通の状態および体調(未病状態の有無)を、下記の表1に記載する基準にしたがって評価してもらった。
その結果を下記の表2に示す。
(3) グループBの被験者6名には、14日間継続して、比較例1で得られた青汁製品の1袋(顆粒状の青汁3.3g)[成分(b)を含有するが卵殻膜を含有しない青汁]を水150mLに溶かした青汁液を就寝前に飲んでもらい(1日1回の割合)、14日後に、便通の状態および体調(未病状態の有無)を、下記の表1に記載する基準にしたがって評価してもらった。
その結果を下記の表2に示す。
(4) グループCの被験者6名には、14日間継続して、比較例2で得られた青汁製品の1袋(顆粒状の青汁3.3g)[卵殻膜を含有するが成分(b)を含有しない青汁]を水150mLに溶かした青汁液を就寝前に飲んでもらい(1日1回の割合)、10日以降の便通の状態および体調(未病状態の有無)を、下記の表1に記載する基準にしたがって評価してもらった。
その結果を下記の表2に示す。
Figure 2016214094
Figure 2016214094
上記の表2にみるように、卵殻膜と成分(b)の両方を含有する実施例1の青汁を14日間継続して摂取したグループAでは、便秘および未病状態が大幅に改善している。
それに対して、成分(b)を含有するが卵殻膜を含有しない比較例1の青汁を14日間継続して摂取したグループB、卵殻膜を含有するが成分(b)を含有しない比較例2の青汁を14日間継続して摂取したグループCでは、青汁を摂取する前に比べて便秘および未病状態が改善してはいるものの、実施例1の青汁を摂取したグループAに比べて、その改善効果が小さい。
《試験例2》
(1) 試験例1で採用した被験者18名に、試験例1の試験が終了した後、青汁を摂取せずに2か月間通常どおりの生活を送ってもらった。
(2) その後、この試験例2では、試験例1におけるグループAに相当する被験者6名に、比較例1で得られた青汁製品の1袋(顆粒状の青汁3.3g)[成分(b)を含有するが卵殻膜を含有しない青汁]を水150mLに溶かした青汁液を、14日間継続して就寝前に飲んでもらい(1日1回の割合)、10日以降の便通の状態および体調(未病状態の有無)を、上記の表1に記載する基準にしたがって評価してもらった。
その結果を下記の表3に示す。
(3) また、試験例1におけるグループBに相当する被験者6名には、青汁を摂取せずに2か月間通常どおりの生活を送った後に、14日間継続して、比較例2で得られた青汁製品の1袋(顆粒状の青汁3.3g)[卵殻膜を含有するが成分(b)を含有しない青汁]を水150mLに溶かした青汁液を就寝前に飲んでもらい(1日1回の割合)、10日以降の便通の状態および体調(未病状態の有無)を、上記の表1に記載する基準にしたがって評価してもらった。
その結果を下記の表3に示す。
(4) 試験例1におけるグループCに相当する被験者6名には、青汁を摂取せずに2か月間通常どおりの生活を送った後に、14日間継続して、実施例1で得られた青汁製品の1袋(顆粒状の青汁3.3g)[卵殻膜および成分(b)を含有する青汁]を水150mLに溶かした青汁液を就寝前に飲んでもらい(1日1回の割合)、10日以降の便通の状態および体調(未病状態の有無)を、上記の表1に記載する基準にしたがって評価してもらった。
その結果を下記の表3に示す。
Figure 2016214094
上記の表3にみるように、卵殻膜および成分(b)の両方を含有する実施例1の青汁を14日間継続して摂取したグループCでは、便秘および未病状態が大幅に改善している。
それに対して、成分(b)を含有するが卵殻膜を含有しない比較例1の青汁を14日間継続して摂取したグループA、卵殻膜を含有するが成分(b)を含有しない比較例2の青汁を14日間継続して摂取したグループBでは、青汁を摂取する前に比べて便秘および未病状態が改善してはいるが、実施例1の青汁を摂取したグループCに比べて、その改善効果が小さい。
上記の表2および表3の結果は、被験者が異なっても、卵殻膜および成分(b)の両方を含有する本発明の青汁(実施例1の青汁)は、便秘および未病状態の改善により有効であることを示している。
卵殻膜および加水分解卵殻膜の一方または両方と共に、キダチアロエ、オリーブ葉、スピルリナ、サイリウムおよび難消化性デキストリンから選ばれる成分の少なくとも1種を含有する本発明の青汁は、従来から知られている青汁の優れた作用効果と共に、体が冷えてよく眠れない、胃腸が弱り気味、疲れがたまる、顔色が悪い、食欲がない、疲れていて寝起きが悪いなどというような未病状態の解消効果により優れており、しかも便秘の解消により優れているので、健康状態の維持および/または促進のためのサプリメントして有用である。

Claims (5)

  1. (a)卵殻膜および加水分解卵殻膜の一方または両方;並びに、
    (b)キダチアロエ、オリーブ葉、スピルリナ、サイリウムおよび難消化性デキストリンの少なくとも1種;
    を含有することを特徴とする青汁。
  2. 上記の成分(b)として、キダチアロエ、オリーブ葉、スピルリナ、サイリウムおよび難消化性デキストリンを含有する請求項1に記載の青汁。
  3. 金時草を更に含有する請求項1または2に記載の青汁。
  4. 大麦若葉、明日葉、ケールおよび桑葉から選ばれる1種または2種以上の緑葉植物を基本成分として含有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の青汁。
  5. 顆粒、粉末、錠剤、カプセル剤または液体凍結物の形態をなす請求項1〜4のいずれか1項に記載の青汁。
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