JP2016213643A - 端末、サーバ及び通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】通話時においてプレフィックスの付与を容易にすることを可能とする技術を提供する。【解決手段】サーバと通信する端末であって、プレフィックス付与条件を示す付与規則情報を前記サーバから取得して記憶手段に格納する取得手段と、利用者から発信先電話番号を受け付けるUI手段と、前記付与規則情報に基づいて、前記UI手段で受け付けた前記発信先電話番号に付与するプレフィックスを選択する選択手段と、前記選択手段により選択されたプレフィックスを、前記UI手段で受け付けた前記発信先電話番号に付与して発信する発信手段と、を有する端末を提供する。【選択図】図10

Description

本発明は、端末、サーバ及び通信システムに関する。
音声電話及びテレビ電話等において、利用者は、通話先の電話番号の先頭にプレフィックスと呼ばれる数桁の番号を付与して発信することで、通信方法を様々に制御することが可能である。例えば、日本から国際電話を行う場合、利用者は、相手先電話番号の最初に「010」を付与することで、国際電話を行うことが可能である。「010」は国際電話であることを示すプレフィックスであり、国際プレフィックスと呼ばれている。
更に、利用者は、国際プレフィックスの前に事業者識別番号と呼ばれるプレフィックスを付与することで、国際電話を掛ける際に日本から相手国までの通話回線を中継する中継事業者を指定することができる。これにより、利用者は、国際電話の通話料が最も安価な中継事業者を選択することが可能である。
また、通話明細の複数の種別ごとに対応づけられたプレフィックスのうちいずれか1つのプレフィックスを付与して発信することで、通話明細を分計するというようなサービスも行われている。
特開2012−175224号公報
しかしながら、電話をかける度にプレフィックスを付与するのは面倒であることから、利用者は、プレフィックスを付与するのを忘れて発信してしまうことが多い。
例えば、企業から社員に業務用電話を貸与しているような場合、社員には通話料が安価な中継事業者を選択させることで、通話コストの削減を行うことが可能である。しかしながら、通話時にプレフィックスが付与されないことも多く、コスト削減に繋がらないことが多い。
更に、電話帳に予めプレフィックスを付与して電話番号を登録しておくことで、通話時に必ずプレフィックスが付与されるようにすることも考えられる。しかしながら、着信時に、ネットワークから通知される発信者番号と電話帳に登録されている発信者番号とが一致せず、発信者の名称が電話機の画面に表示されない等の不都合が生じる場合があるため、電話帳に予めプレフィックスを登録することを好まない利用者も多い。
開示の技術は上記に鑑みてなされたものであって、通話時においてプレフィックスの付与を容易にすることを可能とする技術を提供することを目的とする。
開示の技術の端末は、サーバと通信する端末であって、プレフィックス付与条件を示す付与規則情報を前記サーバから取得して記憶手段に格納する取得手段と、利用者から発信先電話番号を受け付けるUI手段と、前記付与規則情報に基づいて、前記UI手段で受け付けた前記発信先電話番号に付与するプレフィックスを選択する選択手段と、前記選択手段により選択されたプレフィックスを、前記UI手段で受け付けた前記発信先電話番号に付与して発信する発信手段と、を有する。
また、開示の技術のサーバは、端末と通信するサーバであって、プレフィックス付与条件を示す付与規則情報を記憶する記憶手段と、前記付与規則情報の入力を受け付ける入力手段と、前記端末に対して発信先電話番号にプレフィックスを付与させるために、前記端末からの要求を受けて、前記付与規則情報を前記端末に通知する通知手段と、を有する。
また、開示の技術の通信システムは、サーバと端末とを有する通信システムであって、前記サーバは、プレフィックス付与条件を示す付与規則情報を記憶する第一の記憶手段と、前記付与規則情報の入力を受け付ける入力手段と、前記端末からの要求を受けて、前記付与規則情報を前記端末に通知する通知手段と、を有し、前記端末は、前記付与規則情報を前記サーバから取得して第二の記憶手段に格納する取得手段と、利用者から発信先電話番号を受け付けるUI手段と、前記付与規則情報に基づいて、前記UI手段で受け付けた前記発信先電話番号に付与するプレフィックスを選択する選択手段と、前記選択手段により選択されたプレフィックスを、前記UI手段で受け付けた前記発信先電話番号に付与して発信する発信手段と、を有する。
開示の技術によれば、通話時においてプレフィックスの付与を容易にすることを可能とする技術が提供される。
第一の実施の形態に係る通信システムの全体構成を示す図である。 第一の実施の形態に係るサーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 第一の実施の形態に係る端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 第一の実施の形態に係るサーバのソフトウェア構成の一例を示す図である。 第一の実施の形態に係る付与規則情報の一例を示す図である。 第一の実施の形態に係る端末のソフトウェア構成の一例を示す図である。 第一の実施の形態に係る電話帳情報及び設定情報の一例を示す図である。 第一の実施の形態に係る電話番号登録処理の一例を示すシーケンス図である。 第一の実施の形態に係る発信処理の一例を示すシーケンス図である。 第一の実施の形態に係る、プレフィックス選択処理の一例を示すフローチャートである。 第二の実施の形態に係るサーバのソフトウェア構成の一例を示す図である。 第二の実施の形態に係る付与規則情報、電話帳情報及び番号変換情報の一例を示す図である。 第二の実施の形態に係る端末のソフトウェア構成の一例を示す図である。 第二の実施の形態に係る電話番号登録処理の一例を示すシーケンス図である。 第二の実施の形態に係る発信処理の一例を示すシーケンス図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
[第一の実施の形態]
<概要>
図1は、第一の実施の形態に係る通信システムの全体構成を示す図である。第一の実施の形態に係る通信システムは、プレフィックスの付与規則を管理するサーバ10と、通話機能を備える端末20とを有する。図1の例では、1つの端末20が示されているが、複数の端末20を有するようにしてもよい。サーバ10と端末20とは、それぞれネットワークを介して相互に通信することが可能である。
サーバ10は、ユーザインタフェース(以下、「UI」という)を介して、端末の管理者等からプレフィックスの付与規則の入力を受け付け、受け付けた当該付与規則を記憶装置等に記憶する。プレフィックスの付与規則には、プレフィックスの付与対象である電話番号に関する情報、付与される具体的なプレフィックスに関する情報、プレフィックスを強制的に付与するか否かを示す情報等が含まれている。なお、端末の管理者等は、予めサーバ10にプレフィックスの付与規則を登録しておく。
端末20は、端末の利用者の操作により通話機能(例えば、ダイヤル、電話帳、又は着信履歴等)が起動された際に、サーバ10に対してプレフィックスの付与規則の送信を要求する。端末20は、サーバ10から送信されたプレフィックスの付与規則に基づいて、発信先電話番号にプレフィックスを付与して発信する。なお、端末20は、例えば、携帯電話、スマートフォン、又はタブレット端末等の通信機器である。端末20は、通話機能を備える機器であればどのような通信機器であってもよい。
<ハードウェア構成>
(サーバ)
図2は、第一の実施の形態に係るサーバのハードウェア構成の一例を示す図である。実施の形態に係るサーバ10は、CPU101と、ROM102と、RAM103と、HDD104と、操作部105と、表示部106と、ドライブ装置107と、NIC(Network Interface Card)108とを有する。
CPU101は、サーバ10の全体制御を行うプロセッサである。CPU101は、HDD104等に記憶されたオペレーティングシステム、アプリケーション、各種サービス等のプログラムを実行し、サーバ10の各種機能を実現する。ROM102には、各種のプログラムやプログラムによって利用されるデータ等が記憶される。RAM103は、プログラムをロードするための記憶領域や、ロードされたプログラムのワーク領域等として用いられる。HDD104には、各種情報及びプログラム等が記憶される。
操作部105は、ユーザからの入力操作を受け付けるためのハードウェアであり、例えばキーボード又はマウスである。表示部106は、ユーザに向けた表示を行うハードウェアである。
ドライブ装置107は、プログラムを記録した記憶媒体109からプログラムを読み取る。ドライブ装置107によって読み取られたプログラムは、例えば、HDD104にインストールされる。NIC108は、サーバ10をネットワークに接続し、データの送受信を行うための通信インタフェースである。
なお、記憶媒体109とは、非一時的(non-transitory)な記憶媒体を言う。記憶媒体109の例としては、磁気記憶媒体、光ディスク、光磁気記憶媒体、不揮発性メモリなどがある。
(端末)
図3は、第一の実施の形態に係る端末のハードウェア構成の一例を示す図である。第一の実施の形態に係る端末20は、CPU201と、主記憶装置であるRAM202及びROM203と、通信を行うための通信モジュール204と、補助記憶装置205と、入出力装置206とを有する。
CPU201は、端末20の全体制御を行うプロセッサである。CPU201は、ROM202、RAM203又は補助記憶装置205等に記憶されたオペレーティングシステム、アプリケーション、各種サービス等のプログラムを実行し、端末20の各種機能を実現する。RAM202は、プログラムをロードするための記憶領域や、ロードされたプログラムのワーク領域等として用いられる。ROM203には、各種のプログラムやプログラムによって利用されるデータ等が記憶される。補助記憶装置205には、各種プログラム又は各種プログラムによって利用されるデータ等が記憶される。
通信モジュール204は、有線又は無線ネットワークに接続し、固定又は無線の通信ネットワーク、及びサーバ10とデータの送受信を行う。
入出力装置206は、ユーザからの入力操作の受付、及びユーザに向けた画面表示を行うためのハードウェアであり、例えばボタン、ディスプレイ、タッチパネル等である。
<ソフトウェア構成>
(サーバ)
図4は、第一の実施の形態に係るサーバのソフトウェア構成の一例を示す図である。第一の実施の形態に係るサーバ10は、通信部301と、入力部302と、通知部303と、記憶部304とを有する。これらの各部は、サーバ10にインストールされた1以上のプログラムが、CPU101に実行させる処理により実現され得る。また、記憶部304は、RAM103、HDD104、又はサーバ10にネットワークを介して接続される記憶装置等を用いて実現可能である。記憶部304には、プレフィックスの付与規則を示す付与規則情報が記憶される。
図4は、サーバ10において本発明の実施の形態に特に関連するソフトウェア構成のみを示すものであり、少なくともサーバ10が動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図4に示すソフトウェア構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能部の名称はどのようなものでもよい。
通信部301は、NIC108を介して、端末20と通信を行う。
入力部302は、操作部105を介して、端末の管理者等から付与規則情報の入力を受け付ける。
通知部303は、端末20からの要求を受けて、付与規則情報を端末20に通知する。なお、通知部303は、付与規則情報が更新された場合、更新された付与規則情報を端末20に通知するようにしてもよい。
図5は、第一の実施の形態に係る付与規則情報の一例を示す図である。付与規則情報には1以上のプレフィックス付与規則が格納されており、1つのレコードが1つのプレフィックス付与規則に該当する。各レコードには、「名前」カラムと、「プレフィックス」カラムと、「付与条件」カラムと、「優先度」カラムと、「強制付与」カラムとが含まれる。
「名前」カラムは、プレフィックス付与規則の各々の名称を示すカラムであり、端末の管理者等が任意に設定することができる。
「プレフィックス」カラムは、「付与条件」カラムに合致する通話先電話番号に対して付与される具体的なプレフィックスを示すカラムである。
「付与条件」カラムは、通話先電話番号にプレフィックスを付与する際の条件を示すカラムである。「付与条件」カラムには、さまざまな付与条件を設定することができる。例えば、図5では、付与条件の例として、「登録時に選択」、「+で始まる番号」、「010で始まる番号」、「常に付与」が登録されている。
まず、「登録時に選択」は、利用者が電話帳に通話先電話番号を登録する際に、利用者に任意に選択させるプレフィックスであることを示している。付与条件に「登録時に選択」が設定されているレコードが存在する場合、利用者が電話帳に新たな通話先電話番号を登録しようとすると、端末20の電話帳画面に当該レコードの「プレフィックス」カラムに設定されているプレフィックスが、「優先度」カラムに設定されている優先度順に一覧表示される。利用者が一覧表示されたプレフィックスの中から選択したプレフィックスは、新たな通話先電話番号に対する既定の(デフォルトの)プレフィックスとして端末20内に登録されることになる。
次に、「+1で始まる番号」、「+で始まる番号」及び「010で始まる番号」は、これらの付与条件に合致する通話先電話番号に対して、特定のプレフィックスを付与させたい場合に用いられる付与条件である。「常に付与」は、通話先電話番号に関わらずプレフィックスを付与させたい場合に用いられる付与条件である。
「優先度」カラムは、通話先電話番号が複数の付与条件に合致する場合に、レコード間の優先度を示すカラムである。例えば、「付与条件」カラムに「常に付与」が設定されているレコードが複数存在する場合、「優先度」カラムに設定されている優先度順に処理が行われる。また、例えば、「付与条件」カラムに「+で始まる番号」が設定されているレコードと「+1で始まる番号」が設定されているレコードが同時に存在する場合、「優先度」カラムに設定されている優先度が最も高いレコードのプレフィックスが、通話先電話番号に付与されることになる。
「強制付与」カラムは、通話先電話番号が「付与条件」カラムに設定されている付与条件に合致する場合、強制的にプレフィックスを付与するのか否かを設定するカラムである。当該カラムに「有効」が設定されている場合、「付与条件」カラムに設定されている付与条件に合致する通話先電話番号に対して、プレフィックスが強制的に付与される。当該カラムに「無効」が設定されている場合、「付与条件」カラムに設定されている付与条件に合致する通話先電話番号に対して、利用者に選択を促すためのプレフィックス一覧が端末20の画面に表示される。
なお、「強制付与」カラムは、「付与条件」カラムに「登録時に付与」が設定されているレコードについては「無効」のみを設定可能とするようにしてもよい。
(端末)
図6は、第一の実施の形態に係る端末のソフトウェア構成の一例を示す図である。第一の実施の形態に係る端末20は、通信部401と、UI部402と、取得部403と、選択部404と、発信処理部405と、記憶部406とを有する。これらの各部は、端末20にインストールされた1以上のプログラムが、CPU201に実行させる処理により実現され得る。また、記憶部406は、RAM202、補助記憶装置205等を用いて実現可能である。記憶部406には、プレフィックスの付与規則を示す付与規則情報と、1以上の通話先電話番号が格納される電話帳情報と、通話先電話番号に対する既定の(デフォルトの)プレフィックスが格納される設定情報とが記憶される。
図6は、端末20において本発明の実施の形態に特に関連するソフトウェア構成のみを示すものであり、少なくとも端末20が動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図6に示すソフトウェア構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能部の名称はどのようなものでもよい。
通信部401は、通信モジュール204を介して、サーバ10と通信を行う。また、通信部401は、固定又は無線の通信ネットワークと通話回線の接続等を行う。
UI部402は、通話機能に関する各種操作画面、電話帳画面、及びダイヤル画面等を入出力装置206に表示し、端末の利用者からの各種操作を受け付ける。また、UI部は、端末の利用者から新たな通話先電話番号の登録を受け付けて記憶部406に格納する。
取得部403は、端末の利用者が通話機能を起動する際、サーバ10から付与規則情報を取得して記憶部406に格納する。また、取得部403は、端末の利用者が通話機能を終了する際、記憶部406に格納されている付与規則情報を消去するようにしてもよい。
選択部404は、記憶部406に記憶されている付与規則情報を検索し、端末の利用者がUI部402を介して指定した通話先電話番号に付与するプレフィックスを選択する。また、選択部404は、記憶部406に記憶されている付与規則情報を検索し、必要に応じて、端末の利用者に選択させるプレフィックス一覧をUI部402に表示させる。
発信処理部405は、端末の利用者からの指示に基づき、通話先電話番号にプレフィックスを付与して音声電話(又はTV電話等)の発信処理を行う。
記憶部406に格納されている付与規則情報は、サーバ10の記憶部304に記憶されている付与規則情報と同一であるため説明は省略する。
図7は、第一の実施の形態に係る電話帳情報及び設定情報の一例を示す図である。図7(a)は、電話帳情報の一例であり、図7(b)は設定情報の一例である。
電話帳情報には、1以上のレコードが格納されており、各レコードは「氏名」カラムと「電話番号」カラムとを有する。「氏名」カラムには、通話相手の氏名(又は名称)が格納される。「電話番号」カラムには、通話相手の通話先電話番号が格納される。なお、電話帳情報には、各レコードを一意に識別するIDが含まれるようにしてもよい。
設定情報には、1以上のレコードが格納されており、各レコードは「電話番号」カラムと「プレフィックス」カラムとを有する。「電話番号」カラムには、通話相手の通話先電話番号が格納される。「プレフィックス」カラムには、「電話番号」カラムに格納されている通話先電話番号に付与される既定の(デフォルトの)プレフィックスが格納される。なお、「電話番号」カラムに加えて(又は代えて)、電話帳情報の各レコードを一意に識別するID等を格納するようにしてもよい。仮に電話帳情報に同一の電話番号を有する複数のレコードが登録されている場合であっても、当該複数のレコードの各々に異なるプレフィックスを付与することができる。
<処理手順>
(電話番号登録処理)
図8は、第一の実施の形態に係る電話番号登録処理の一例を示すシーケンス図である。図8を用いて、端末の利用者の指示により、新たな通話先電話番号と当該新たな通話先電話番号に対する既定の(デフォルトの)プレフィックスとが端末20に格納される際の処理手順について説明する。
ステップS501で、端末20のUI部402は、端末の利用者からの指示を受けて電話帳機能を起動し、電話帳登録画面を入出力装置206に表示する。
ステップS502で、端末20の取得部403は、付与規則情報取得要求をサーバ10に送信する。付与規則情報取得要求には、端末20を一意に識別する端末ID又はユーザIDが含まれるようにしてもよい。
ステップS503で、サーバ10の通知部303は、記憶部304から付与規則情報を取得し、取得した付与規則情報が含まれる付与規則情報取得応答を端末20に送信する。端末20の取得部403は、サーバから受信した付与規則情報を記憶部406に格納する。
ステップS504で、端末20のUI部402は、端末の利用者から、新たな通話先電話番号の入力を受け付ける。
ステップS505で、端末20のUI部402は、記憶部406に記憶されている付与規則情報の各レコードのうち、「付与条件」カラムに「登録時に選択」が設定されているレコードを検索する。続いて、UI部402は、当該レコードの「優先度」カラム及び「プレフィックス」カラムを検索し、「優先度」カラムに設定されている優先度順に、「プレフィックス」カラムに設定されているプレフィックスを電話帳登録画面に一覧表示して端末の利用者に選択を促す。図5に示す付与規則情報を用いて具体例を説明すると、「1234」及び「1235」のプレフィックスが、優先度順に、電話帳登録画面に一覧表示されることになる。なお、「付与条件」カラムに「登録時に選択」が設定されているレコードが存在しない場合、ステップS507の処理手順に進む。
ステップS506で、端末20のUI部402は、ステップS504の処理手順で入力された新たな通話先電話番号と、ステップS505の処理手順で端末の利用者により選択されたプレフィックスとを対応づけて、設定情報に新たなレコードを追加して格納する。
ステップS507で、端末20のUI部402は、端末の利用者から新たな通話先電話番号に対応する氏名の入力を受け付け、ステップS504の処理手順で入力された新たな通話先電話番号と、入力された氏名とを対応づけて、電話帳情報に新たなレコードを追加して登録する。なお、端末20の取得部403は、ステップS507の処理手順が完了した後、サーバから受信した付与規則情報を記憶部406から消去するようにしてもよい。
なお、端末20の取得部403は、ステップS507の処理手順において、サーバ10から受信した付与規則情報を記憶部406から消去しないようにしてもよい。この場合、端末20の取得部403は、次に電話帳が起動された場合(S501)、ステップS502の処理手順を行わずに(付与規則情報をサーバ10から取得せずに)、記憶部406に記憶されている付与規則情報を再利用するようにしてもよい。更に、サーバ10の通知部303は、端末20が付与規則情報を再利用する場合、付与規則情報が更新された際に、更新された付与規則情報を含む信号を端末20に送信するようにしてもよい。
以上、端末の利用者の指示により、新たな通話先電話番号と当該新たな通話先電話番号に対する既定の(デフォルトの)プレフィックスとが端末20に設定される際の処理手順について説明した。
(発信手順)
図9は、第一の実施の形態に係る発信処理の一例を示すシーケンス図である。図9を用いて、端末の利用者の指示により、通話先電話番号にプレフィックスが付与されて発信処理が行われる際の処理手順について説明する。
ステップS601で、端末20のUI部402は、端末の利用者からの指示を受けて通話機能に関する画面を起動する。
ステップS602で、端末20の取得部403は、付与規則情報取得要求をサーバ10に送信する。付与規則情報取得要求には、端末20を一意に識別する端末ID又はユーザIDが含まれるようにしてもよい。
ステップS603で、サーバ10の通知部303は、記憶部304から付与規則情報を取得し、取得した付与規則情報が含まれる付与規則情報取得応答を端末20に送信する。端末20の取得部403は、サーバから受信した付与規則情報を記憶部406に格納する。
ステップS604で、端末20のUI部402は、電話帳画面又はダイヤル画面等を介して端末の利用者から通話先電話番号の選択(又は入力)を受け付ける。続いて、端末20の選択部404は、記憶部406に記憶されている付与規則情報を検索し、入力された通話先電話番号に付与するプレフィックスを選択する。また、端末20の選択部404は、必要に応じて、付与するプレフィックスの選択を、UI部402を介して端末の利用者に促す。
ステップS605で、端末20の発信処理部405は、ステップS604の処理手順で選択されたプレフィックスを通話先電話番号の先頭に付与して音声電話(又はTV電話等)の発信処理を行う。
ステップS606で、音声電話(又はTV電話等)が終了し、端末の利用者の指示により通話機能に関する画面が閉じられる。このとき、端末20の取得部403は、サーバから受信した付与規則情報を記憶部406から消去するようにしてもよい。
なお、端末20の取得部403は、ステップS606の処理手順において、サーバ10から受信した付与規則情報を記憶部406から消去しないようにしてもよい。この場合、端末20の取得部403は、次に通話機能が起動された場合(S601)、ステップS602の処理手順を行わずに(付与規則情報をサーバ10から取得せずに)、記憶部406に記憶されている付与規則情報を再利用するようにしてもよい。更に、サーバ10の通知部303は、端末20が付与規則情報を再利用する場合、付与規則情報が更新された際に、更新された付与規則情報を含む信号を端末20に送信するようにしてもよい。
(プレフィックス選択処理)
図10は、第一の実施の形態に係る、プレフィックス選択処理の一例を示すフローチャートである。図10を用いて、図9のステップS604の処理手順で行われるプレフィックス選択処理について詳細に説明する。図10のフローチャートは、端末20のUI部402が、電話帳画面又はダイヤル画面等を介して端末の利用者から通話先電話番号の選択(又は入力)を受け付けてから実行される。
ステップS701で、UI部402は、利用者による通話先電話番号の選択(又は入力)方法を検出する。電話帳画面から通話先電話番号が選択された場合はステップS702の処理手順に進み、ダイヤル画面から通話先電話番号が直接入力された場合、又は、電話帳画面以外(例えば発着信履歴など)から通話先電話番号が選択された場合はステップS704の処理手順に進む。
ステップS702で、選択部404は、ステップS701の処理手順で選択された通話先電話番号が、設定情報の各レコードのうち、「電話番号」カラムに設定されている電話番号と一致するレコードが存在するかを検索する。一致するレコードが存在する場合、ステップS703の処理手順に進み、一致するレコードが存在しない場合、ステップS704の処理手順に進む。
ステップS703で、選択部404は、ステップS702の処理手順で検索されたレコードの「プレフィックス」カラムに設定されているプレフィックスを読出し、当該プレフィックスを、通話先電話番号に付与するプレフィックスとして選択する。
ステップS704で、選択部404は、ステップS701の処理手順で選択された通話先電話番号が、付与規則情報の各レコードのうち、「強制付与」カラムに「有効」が設定されているレコードの「付与条件」に合致するかを検索する。合致するレコードが存在する場合、ステップS705の処理手順に進み、一致するレコードが存在しない場合、ステップS706の処理手順に進む。
ステップS705で、選択部404は、ステップS704の処理手順で検索されたレコードのうち、「優先度」カラムに設定されている優先度が最も高いレコードを選択する。続いて、選択部404は、当該レコードの「プレフィックス」カラムに設定されているプレフィックスを読出し、当該プレフィックスを、通話先電話番号に付与するプレフィックスとして選択する。
ステップS706で、選択部404は、ステップS701の処理手順で選択された通話先電話番号が、付与規則情報の各レコードのうち、「強制付与」カラムに「無効」が設定されているレコードの「付与条件」に合致するかを検索する。合致するレコードが存在する場合、ステップS707の処理手順に進み、一致するレコードが存在しない場合、処理を終了する。
ステップS707で、選択部404は、ステップS706の処理手順で検索されたレコードの「プレフィックス」カラムに設定されているプレフィックスと、「優先度」カラムに設定されている優先度とを読み出す。続いて、UI部402は、読み出されたプレフィックスを優先度の高い順に入出力装置206に表示させ、端末の利用者に対して、通話先電話番号に付与するプレフィックスの選択を促す。
ステップS708で、選択部404は、端末の利用者により通話先電話番号に付与するプレフィックスが選択された場合、ステップS709の処理手順に進み、端末の利用者により通話先電話番号に付与するプレフィックスが選択されなかった場合(すなわち、端末の利用者が、プレフィックスを付与せずに発信することを選択した場合)、処理を終了する。
ステップS709で、選択部404は、ステップS708の処理手順で選択されたプレフィックスを、通話先電話番号に付与するプレフィックスとして選択する。
ここで、図5及び図7(b)を用いて、プレフィックス選択処理の具体例を説明する。例えば、通話先電話番号が「03−xxxx」である場合、図10に示すプレフィックス選択処理においてステップS703の処理手順が行われ、「1234」のプレフィックスが選択されることになる。また、通話先電話番号が、「+1−xxxx」である場合、図10に示すプレフィックス選択処理においてステップS705の処理手順が行われ、「0033」のプレフィックスが選択されることになる。また、通話先電話番号が、「010−xxxx」である場合、図10に示すプレフィックス選択処理においてステップS705の処理手順が行われ、「0033」のプレフィックスが選択されることになる。また、通話先電話番号が「001−xxxx」である場合、図10に示すプレフィックス選択処理においてステップS707の処理手順が行われ、入出力装置206には「002345」及び「003456」のプレフィックスが、優先度順に表示されることになる。
<効果>
以上、第一の実施の形態では、サーバ10に、プレフィックスの付与規則を示す付与規則情報を設定可能にした。また、端末20は、音声電話(又はTV電話等)の発信処理が行われる場合、サーバ10からプレフィックスの付与規則を示す付与規則情報を取得し、取得した付与規則情報に従って、発信先電話番号に付与するプレフィックスを選択することを可能にした。これにより、第一の実施の形態に係る端末20は、通話開始時において、発信先電話番号に適切なプレフィックスを自動的に付与することが可能になる。
また、第一の実施の形態に係る通信システムは、端末20の画面に、発信先電話番号に対応するプレフィックスを一覧表示させるようにした。これにより、端末の利用者は、発信時にプレフィックスを手入力することなく、容易にプレフィックスを付与して発信することが可能になる。
また、第一の実施の形態に係る通信システムは、端末20に対して強制的に付与させるプレフィックスの登録を可能とした。これにより、第一の実施の形態に係る端末20は、特定の発信先電話番号に対して確実にプレフィックスを付与して発信することが可能になる。また、これにより、例えば、企業等において社員に業務用電話を貸与しているような場合に、料金の安い中継事業者を強制的に選択させることで、通話コストの削減等を確実に行うことが可能になる。
また、第一の実施の形態に係る通信システムは、端末の利用者が新たな発信先電話番号を電話帳に登録する際、当該新たな通話先電話番号に対する既定の(デフォルトの)プレフィックスの設定を可能にした。これにより、端末の利用者は、発信時にプレフィックスを手入力することなく、容易にプレフィックスを設定して発信することが可能になる。
また、第一の実施の形態に係る通信システムによれば、端末の利用者は、プレフィックスを付与した電話番号を予め電話帳に登録しておく必要がない。これにより、着信時にネットワークから通知される発信者番号と電話帳に登録されている発信者番号とが一致せずに、発信者の名称が電話機の画面に表示されない等の不都合が生じるという問題を解決することが可能になる。
[第二の実施の形態]
次に、第二の実施の形態について図面に基づいて説明する。なお、第一の実施の形態と同一構成部分についての説明は省略する。また、特に言及しない点については、第一の実施の形態と同様でよい。
<概要>
第一の実施の形態に係る端末20は、電話帳情報を端末20の記憶部406に保持していたが、第二の実施の形態に係る通信システムは、電話帳情報をサーバ10の記憶部304に格納しておき、端末の利用者が通話機能を起動させた際に、電話帳情報をサーバ10から端末20に送信するようにする。すなわち、端末20からは、電話帳がネットワーク上に存在するように見えることになる。
また、第二の実施の形態に係る通信システムは、サーバ10で管理している電話帳情報に、端末20の状態(プレゼンス情報、位置情報等)を含めるようにする。また、第二の実施の形態に係る通信システムは、特定の通話先電話番号を予め設定された電話番号に変換する機能を有する。例えば、端末20が特定の通話先電話番号に発信しようとする場合、端末20は、当該通話先電話番号を予め設定された電話番号に変換して発信するようにする。
<ソフトウェア構成>
(サーバ)
図11は、第二の実施の形態に係るサーバのソフトウェア構成の一例を示す図である。第二の実施の形態に係るサーバ10は、通信部801と、入力部802と、通知部803と、記憶部804と、格納部805とを有する。これらの各部は、サーバ10にインストールされた1以上のプログラムが、CPU101に実行させる処理により実現され得る。また、記憶部804は、RAM103、HDD104、又はサーバ10にネットワークを介して接続される記憶装置等を用いて実現可能である。記憶部804には、付与規則情報と、電話帳情報と、特定の通話先電話番号を予め設定された電話番号に変換するために用いられる番号変換情報とが記憶されている。
通信部801と入力部802は、それぞれ第一の実施の形態に係る通信部301及び入力部302と同一であるため説明は省略する。
通知部803は、端末20からの要求を受けて、各種情報(付与規則情報、電話帳情報、番号変換情報等)を端末20に通知する。なお、通知部803は、付与規則情報が更新された場合、更新された付与規則情報を端末20に通知するようにしてもよい。
格納部805は、端末20から電話帳又は端末の状態の通知を受けて、電話帳情報に格納する。
図12は、第二の実施の形態に係る付与規則情報、電話帳情報及び番号変換情報の一例を示す図である。図12(a)は、付与規則情報の一例である。図12(b)は、電話帳情報の一例である。図12(c)は、番号変換情報の一例である。第二の実施の形態に係る付与規則情報は、第一の実施の形態に係る付与規則情報と同一であるため説明は省略する。
第二の実施の形態に係る電話帳情報は、第一の実施の形態において端末20に記憶されている電話帳情報に加えて、「端末ID」カラムと、「端末状態」カラムとを有する。
「端末ID」カラムは、端末20を一意に識別するIDであり、例えば、端末20の電話番号、端末の管理者等が定める識別子、又はユーザIDであってもよい。すなわち、第二の実施の形態に係る電話帳情報には、複数の端末20の各々に対応する電話帳情報がまとめて格納されている。
「端末状態」カラムには、端末20の端末状態が格納される。例えば、図12(b)の例では、電話番号が「090−xxxx」である端末20は、通話可能な状態にあり、電話番号が「080−xxxx」である端末20は、通話できない状態にあることを示している。なお、端末状態が把握できない場合、「端末状態」カラムには「−」を格納するようにしてもよい。端末20の機種によっては、サーバ10に端末状態を通知する機能を有しない場合も想定されるためである。なお、図12(b)の「端末状態」カラムは一例であり、通話可能か否かの状態以外の状態を格納するようにしてもよい。また、電話帳情報に、複数の「端末状態」カラムが含まれるようにしてもよい。
番号変換情報には、1以上のレコードが格納されており、各レコードは「端末ID」カラムと「電話番号」カラムと「変換後電話番号」カラムとを有する。「変換後電話番号」カラムには、「電話番号」カラムに格納されている発信先電話番号に対して、変換すべき電話番号が格納されている。なお、番号変換情報に「端末ID」を含めることで、番号変換情報には、複数の端末20の各々に対応する番号変換情報をまとめて格納することができる。
(端末)
図13は、第二の実施の形態に係る端末のソフトウェア構成の一例を示す図である。第二の実施の形態に係る端末20は、通信部901と、UI部902と、取得部903と、選択部904と、発信処理部905と、記憶部906と、端末状態検出部907と、端末状態通知部908とを有する。これらの各部は、端末20にインストールされた1以上のプログラムが、CPU201に実行させる処理により実現され得る。また、記憶部906は、RAM202、補助記憶装置205等を用いて実現可能である。記憶部906には、サーバ10から取得した付与規則情報及び電話帳情報と、通話先電話番号に対する既定の(デフォルトの)プレフィックスが格納される設定情報とが記憶される。
通信部901とUI部902と選択部904と発信処理部905は、それぞれ第一の実施の形態に係る通信部401とUI部402と選択部404と発信処理部405と同一であるため説明は省略する。
取得部903は、端末の利用者が通話機能を起動する際、サーバ10から付与規則情報及び電話帳情報を取得して記憶部906に格納する。また、取得部903は、端末の利用者が通話機能を終了する際、記憶部906に格納されている電話帳情報をサーバ10に送信し、更に、記憶部906に格納されている付与規則情報及び電話帳情報を消去するようにしてもよい。
端末状態検出部907は、例えば、端末20の位置情報、端末の利用者により設定された通話可否状態等に基づいて、端末20の状態を検出する。
端末状態通知部908は、端末状態検出部907により検出された端末20の状態をサーバ10に通知する。
<処理手順>
(電話番号登録処理)
図14は、第二の実施の形態に係る電話番号登録処理の一例を示すシーケンス図である。図14を用いて、端末の利用者の指示により、新たな通話先電話番号が電話帳情報に登録され、当該新たな通話先電話番号に対する既定の(デフォルトの)プレフィックスが端末20に登録される際の処理手順について説明する。
ステップS1001で、端末20のUI部902は、端末の利用者からの指示を受けて電話帳機能を起動し、電話帳登録画面を入出力装置206に表示する。
ステップS1002で、端末20の取得部903は、電話帳情報取得要求をサーバ10に送信する。電話帳情報取得要求には、端末20を一意に識別する端末IDが含まれる。
ステップS1003で、サーバ10の通知部803は、記憶部804から、電話帳情報取得要求に含まれる端末IDに対応する電話帳情報を抽出し、抽出した電話帳情報が含まれる電話帳情報取得応答を端末20に送信する。例えば、端末IDが「0001」であり、記憶部804に図12(b)に示す電話帳情報が格納されている場合、通知部803は、電話帳情報から端末IDが「0001」である3つのレコードを抽出し、当該3つのレコードが格納された電話帳情報を端末20に送信する。
ステップS1004で、端末20の取得部903は、付与規則情報取得要求をサーバ10に送信する。付与規則情報取得要求には、端末20を一意に識別する端末IDが含まれる。
ステップS1005で、サーバ10の通知部803は、記憶部804から付与規則情報を取得し、取得した付与規則情報が含まれる付与規則情報取得応答を端末20に送信する。端末20の取得部903は、サーバから受信した付与規則情報を記憶部906に格納する。
ステップS1006〜ステップS1008の処理手順は、それぞれ図8のステップS504〜ステップS506の処理手順と同一であるため説明は省略する。
ステップS1009で、端末20のUI部902は、端末の利用者から新たな通話先電話番号に対応する氏名の入力を受け付け、ステップS1006の処理手順で入力された新たな通話先電話番号と、入力された氏名とを対応づけて、記憶部906に記憶されている電話帳情報に新たなレコードを追加して登録する。
ステップS1010で、端末20の取得部903は、端末IDと電話帳情報とを含む電話帳情報登録要求をサーバ10に送信する。続いて、サーバ10の格納部805は、端末20から受信した電話帳情報を、記憶部804に格納されている電話帳情報に、必要に応じてレコードを追加して格納する。
ステップS1011で、サーバ10の格納部805は、電話帳情報登録完了応答を端末20に送信する。なお、端末20の取得部903は、電話帳情報登録完了応答を受信した後、ステップS1005の処理手順でサーバ10から受信した付与規則情報、及びステップS1009の処理手順でレコードを追加した電話帳情報を記憶部906から消去するようにしてもよい。
なお、端末20の取得部903は、ステップS1011の処理手順において、サーバ10から受信した付与規則情報を記憶部906から消去しないようにしてもよい。この場合、端末20の取得部903は、次に電話帳が起動された場合(S1001)、ステップS1004の処理手順を行わずに(付与規則情報をサーバ10から取得せずに)、記憶部906に記憶されている付与規則情報を再利用するようにしてもよい。更に、サーバ10の通知部803は、端末20が付与規則情報を再利用する場合、付与規則情報が更新された際に、更新された付与規則情報を含む信号を端末20に送信するようにしてもよい。
以上、端末の利用者の指示により、新たな通話先電話番号が電話帳情報に登録され、当該新たな通話先電話番号に対する既定の(デフォルトの)プレフィックスが端末20に登録される際の処理手順について説明した。
(発信手順)
図15は、第二の実施の形態に係る発信処理の一例を示すシーケンス図である。図15を用いて、端末の利用者の指示により、通話先電話番号にプレフィックスが付与されて発信処理が行われる際の処理手順について説明する。
ステップS1101で、端末20のUI部402は、端末の利用者からの指示を受けて通話機能に関する画面を起動する。
ステップS1102〜ステップS1105の処理手順は、それぞれ図14のステップS1002〜ステップS1005の処理手順と同一であるため説明は省略する。また、ステップS1106は、図9のステップS604の処理手順と同一であるため説明は省略する。
ステップS1107で、端末20の発信処理部905は、ステップS1106の処理手順で選択されたプレフィックスを通話先電話番号の先頭に付与して音声電話(又はTV電話等)の発信処理を行う。ここで、発信処理を行う前に、端末20の発信処理部905は、ステップS1106の処理手順で端末の利用者により入力された通話先電話番号に対して、電話番号の変換が必要であるかをサーバ10に問い合わせるようにしてもよい。問い合わせを行う場合、ステップS1108の処理手順に進み、問い合わせを行わない場合は、発信処理を行った後、ステップS1110の処理手順に進む。
ステップS1108で、端末20の発信処理部905は、端末IDと、ステップS1106の処理手順で端末の利用者により入力された通話先電話番号とを含む変換番号検索要求をサーバ10に送信する。
ステップS1109で、サーバ10の通知部803は、記憶部804に格納されている番号変換情報を検索し、ステップS1108の処理手順で端末20から通知された通話先電話番号に対応する変換後電話番号が存在するかを確認する。変換後電話番号が存在する場合、サーバ10の通知部803は、当該変換後電話番号を含む変換番号検索応答を端末20に送信する。変換後電話番号が存在しない場合、サーバ10の通知部803は、変換後電話番号が存在しないことを示す情報を含む変換番号検索応答を端末20に送信する。続いて、端末20の発信処理部905は、サーバ10から変換後電話番号が通知された場合、当該変換後電話番号で発信処理を行う。サーバ10から変換後電話番号が存在しないことを示す情報が通知された場合、ステップS1106の処理手順で選択されたプレフィックスを通話先電話番号の先頭に付与して音声電話(又はTV電話等)の発信処理を行う。
ステップS1110で、音声電話(又はTV電話等)が終了し、端末の利用者の指示により通話機能に関する画面が閉じられる。このとき、端末20の取得部903は、ステップS1103の処理手順でサーバ10から受信した電話帳情報と、ステップS1105の処理手順でサーバ10から受信した付与規則情報とを、記憶部906から消去するようにしてもよい。
なお、端末20の取得部903は、ステップS1110の処理手順において、サーバ10から受信した付与規則情報を記憶部906から消去しないようにしてもよい。この場合、端末20の取得部903は、次に通話機能が起動された場合(S1101)、ステップS1104の処理手順を行わずに(付与規則情報をサーバ10から取得せずに)、記憶部906に記憶されている付与規則情報を再利用するようにしてもよい。更に、サーバ10の通知部803は、端末20が付与規則情報を再利用する場合、付与規則情報が更新された際に、更新された付与規則情報を含む信号を端末20に送信するようにしてもよい。
<効果>
以上、第二の実施の形態に係る通信システムは、電話帳情報をサーバ10の記憶部304に格納しておき、端末の利用者が通話機能を起動させた際に、電話帳情報をサーバ10から端末20に送信するようにした。また、端末の利用者が通話機能を終了させた際に、電話帳情報を端末20から消去するようにした。これにより、第二の実施の形態に係る通信システムは、端末20に電話帳情報を保持し続けることがなく、個人情報の漏えい防止など、セキュリティを強化することができる。
また、第二の実施の形態に係る通信システムは、サーバ10で管理している電話帳情報に、端末20の状態(プレゼンス情報、位置情報等)を含めるようにした。これにより、第二の実施の形態に係る通信システムは、利用者に対して、通話相手の状態を確認してから発信させることができる。また、利用者が、取り込み中などの通話相手に電話を掛けてしまうということを防止でき、コミュニケーションの効率化を図ることが可能になる。
また、第二の実施の形態に係る通信システムは、特定の通話先電話番号を予め設定された電話番号に変換する機能を有するようにした。これにより、第二の実施の形態に係る通信システムは、利用者に対して、端末の管理者等が予め設定した電話番号に自動的に変換してから発信させることが可能になる。また、利用者が、内線通話による通話が可能であるにも関わらず外線発信してしまうという問題を抑止でき、通話コストの削減を図ることが可能になる。
<実施形態の補足>
上記複数の実施の形態において、通信システムは、複数の端末20をグループ分けして管理するようにしてもよい。これにより、端末の管理者は、グループごとに異なる付与規則情報を管理することが可能になる。
また、上記複数の実施の形態において、通信システムは、端末20ごとに異なる付与規則情報を管理することを可能にしてもよい。これにより、端末の管理者は、端末20ごとに異なるプレフィックスを設定させることが可能になる。
また、上記複数の実施の形態において、サーバ10はクラウドサーバであってもよい。すなわち、図4又は図11に示すサーバ10の各機能部を、クラウドサーバに実装するようにしてもよい。
以上、本発明は実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。
以上、上記複数の実施の形態で述べたシーケンス及びフローチャートは、矛盾の無い限り順序を入れ替えてもよい。
以上、上記複数の実施の形態の全部又は一部は、プログラムによって実装され得る。このプログラムは、記憶媒体に格納することができる。
なお、取得部403又は取得部903は、取得手段の一例である。UI部402又はUI部902はUI手段の一例である。選択部404又は選択部904は、選択手段の一例である。発信処理部405又は発信処理部905は、発信手段の一例である。記憶部406又は記憶部906は、記憶手段の一例である。入力部302又は入力部802は、入力手段の一例である。通知部303又は通知部803は、通知手段の一例である。記憶部304又は記憶部804は第一の記憶手段の一例である。記憶部406又は記憶部906は第二の記憶手段の一例である。
10 サーバ
20 端末
301 通信部
302 入力部
303 通知部
304 記憶部
401 通信部
402 UI部
403 取得部
404 選択部
405 発信処理部
406 記憶部
801 通信部
802 入力部
803 通知部
804 記憶部
805 格納部
901 通信部
902 UI部
903 取得部
904 選択部
905 発信処理部
906 記憶部
907 端末状態検出部
908 端末状態通知部

Claims (7)

  1. サーバと通信する端末であって、
    プレフィックス付与条件を示す付与規則情報を前記サーバから取得して記憶手段に格納する取得手段と、
    利用者から発信先電話番号を受け付けるUI手段と、
    前記付与規則情報に基づいて、前記UI手段で受け付けた前記発信先電話番号に付与するプレフィックスを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択されたプレフィックスを、前記UI手段で受け付けた前記発信先電話番号に付与して発信する発信手段と、
    を有する端末。
  2. 前記付与規則情報は、特定の情報と前記特定の情報に対応するプレフィックスとを含み、
    前記選択手段は、前記UI手段で受け付けた前記発信先電話番号と前記付与規則情報とを比較し、当該発信先電話番号の少なくとも一部と前記特定の情報とが一致する場合に、前記特定の情報に対応するプレフィックスを、前記UI手段で受け付けた前記発信先電話番号に付与するプレフィックスとして選択する、請求項1に記載の端末。
  3. 前記選択手段は、前記UI手段により、前記付与規則情報に含まれる複数のプレフィックスのうちいずれか1つのプレフィックスの選択を利用者から受け付けることで、前記発信先電話番号に付与するプレフィックスを選択する、請求項1又は2に記載の端末。
  4. 前記付与規則情報は、電話番号登録の際に予め選択可能な1以上のプレフィックスを含み、
    前記UI手段は、利用者から新たな発信先電話番号の登録を受付ける際に、前記予め選択可能な1以上のプレフィックスの選択を利用者に促し、選択されたプレフィックスと、利用者から登録を受け付けた新たな発信先電話番号とが対応づけられた設定情報を前記記憶手段に格納し、
    前記選択手段は、前記設定情報に基づいて、前記UI手段で受け付けた前記発信先電話番号に付与するプレフィックスを選択する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の端末。
  5. 端末と通信するサーバであって、
    プレフィックス付与条件を示す付与規則情報を記憶する記憶手段と、
    前記付与規則情報の入力を受け付ける入力手段と、
    前記端末に対して発信先電話番号にプレフィックスを付与させるために、前記端末からの要求を受けて、前記付与規則情報を前記端末に通知する通知手段と、
    を有するサーバ。
  6. サーバと端末とを有する通信システムであって、
    前記サーバは、
    プレフィックス付与条件を示す付与規則情報を記憶する第一の記憶手段と、
    前記付与規則情報の入力を受け付ける入力手段と、
    前記端末からの要求を受けて、前記付与規則情報を前記端末に通知する通知手段と、
    を有し、
    前記端末は、
    前記付与規則情報を前記サーバから取得して第二の記憶手段に格納する取得手段と、
    利用者から発信先電話番号を受け付けるUI手段と、
    前記付与規則情報に基づいて、前記UI手段で受け付けた前記発信先電話番号に付与するプレフィックスを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択されたプレフィックスを、前記UI手段で受け付けた前記発信先電話番号に付与して発信する発信手段と、
    を有する通信システム。
  7. コンピューターを、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の端末又は請求項5に記載のサーバとして機能させるためのプログラム。
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