JP2016213353A - チャックテーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】紫外線を照射することで硬化する特性を有する粘着層を備えた保護テープ、あるいはダイシングテープを、別途の紫外線照射器に移すことなく照射可能とするチャックテーブルを提供する。【解決手段】被加工物を保持するチャックテーブル7は、被加工物を吸引保持する保持面711を備え、該保持面711と裏面712とが通気可能な吸引プレート71と、少なくとも前記保持面711の裏面712側を覆う枠体72と、前記吸引プレート71と前記枠体72とにより囲まれ、吸引源と連結される空間とから構成され、前記吸引プレート71は前記保持面711側と前記裏面712側とを連通する複数の吸引孔74を備え、前記保持面711側には紫外線を照射可能な複数のマイクロLED8が分散して形成される。【選択図】図2

Description

本発明は、被加工物を研削、ダイシング(切削)する装置等に装備され、当該被加工物を保持するためのチャックテーブルに関する。
例えば半導体デバイス製造工程においては、被加工物である略円板形状のウエーハの表面に格子状に配列された分割予定ライン(ストリートライン)によって複数の領域が区画され、この区画された領域にIC、LSI等のデバイスを形成する。そして、当該ウエーハの裏面を研削して所定の厚みに形成した後、ダイシング装置により分割予定ラインに沿って切断することによりデバイスが形成された領域を分割して個々のデバイスを製造している。
前記ウエーハの裏面を研削する研削装置は、ウエーハの表面を吸引保持し回転可能なチャックテーブルと、該チャックテーブルに吸引保持されたウエーハを研削する研削ホイールを備えた研削手段と、該ウエーハを搬入・搬出するウエーハ着脱領域と研削手段によってウエーハを研削する研削領域とにウエーハを保持したチャックテーブルを位置づけるターンテーブルと、研削されたウエーハを洗浄する洗浄手段等を具備している(例えば、特許文献1を参照)。
ダイシング装置は、ウエーハを保持し回転可能なチャックテーブルと、該チャックテーブルに吸引保持されたウエーハを切削する切削ブレードを備えた切削手段と、切削加工されたウエーハを洗浄するスピンナーテーブル(回転可能なチャックテーブル)とを備えた洗浄手段等を具備している(例えば、特許文献2を参照)。
また、研削装置のチャックテーブルに吸引保持されるウエーハの表面には、チャックテーブルとの接触により傷が付かないように粘着層を有する保護テープを貼着し、当該保護テープに対し紫外線の照射により硬化する特性を有する粘着層を具備している(例えば、特許文献3を参照)。
特開2009−076720号 特開2006−128359号 特開2014−204089号
上記したように、切削装置、ダイシング装置には、加工時にウエーハを吸引保持するチャックテーブルが設けられており、当該ウエーハの裏面の研削時には、ウエーハのデバイスが形成された表面に対してチャックテーブルとの接触面に粘着層を備えた保護テープが貼着される。また、当該ウエーハの表面の切削時には、切削により分割されたデバイスが切削後に意図せずバラバラになることがないように粘着層を備えたダイシングテープが貼着される。
ここで、前記粘着層を紫外線の照射により硬化可能な樹脂により構成し、加工初期においては粘着層を硬化させずにウエーハと保護テープとの密着度を高めるようにし、加工の途中でウエーハと接触する保護テープの粘着層を硬化すべく紫外線を照射する場合は、一旦チャックテーブルから保護テープが貼着されたウエーハを外して、別途、紫外線照射器に当てて硬化させる必要があるため、作業効率が著しく悪化する。また、加工途中で硬化させない場合であっても、加工後に粘着層の硬度を高め粘着力を低下させて、ウエーハ基板上で切削し分割したデバイスをピックアップしやすいようにする場合、粘着層に対して紫外線を照射する工程を別途の装置により設けなければならず、作業効率が低下する。
さらに、紫外線を照射することにより粘着層が硬化するダイシングテープをウエーハの裏面に貼着してダイシング装置にセットし分割予定ラインに沿って切削する際、ウエーハに対するダイシングテープの粘着力を保持しながらウエーハ裏面の欠けが生じないように、分割予定ラインのみに対して紫外線を照射するためには、分割予定ラインに対応する領域のみが紫外線を透過するようなマスクをダイシングテープに位置づけて紫外線を照射する必要があり、生産性が悪化するという問題がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、少なくともウエーハに貼着され、紫外線を照射することで硬化する特性を有する粘着層を備えた保護テープ、あるいはダイシングテープを、別途の紫外線照射器に移すことなく照射可能とするチャックテーブルを提供することにある。
上記した課題を解決するため、本発明によれば、被加工物を保持するチャックテーブルであって、該チャックテーブルは、被加工物を吸引保持する保持面を備え、該保持面と裏面とが通気可能な吸引プレートと、少なくとも前記保持面の裏面側を覆う枠体と、前記吸引プレートと前記枠体とにより囲まれる空間に連結される吸引源とから構成され、前記吸引プレートは前記保持面側と前記裏面側とを連通する複数の吸引孔を備え、前記保持面側には紫外線を照射可能な複数のマイクロLEDが分散して形成されていることを特徴とするチャックテーブルを提供する。
さらに、上記複数の紫外線を照射可能なマイクロLEDは、前記吸引プレートの前記保持面上に格子状に配設される。
本発明に係るチャックテーブルにより、被加工物を保持するチャックテーブルであって、該チャックテーブルは、被加工物を吸引保持する保持面を備え、該保持面と裏面とが通気可能な吸引プレートと、少なくとも前記保持面の裏面側を覆う枠体と、前記吸引プレートと前記枠体とにより囲まれる空間に連結される吸引源とから構成され、前記吸引プレートは前記保持面側と前記裏面側とを連通する複数の吸引孔を備え、前記保持面側には紫外線を照射可能な複数のマイクロLEDが分散して形成されているので、被加工物の加工途中で、保護テープ、あるいはダイシングテープに紫外線を照射し粘着層を適宜硬化させる場合であっても、加工を中断してチャックテーブルから被加工物を取り出す必要がなく、加工途中に別の紫外線照射器によることなく、紫外線を照射して粘着層を適宜硬化させることが可能となり、生産性が良好となる。
本発明に従って構成されたチャックテーブルが装備された研削装置の斜視図。 本発明の実施形態1のチャックテーブルの一部を構成する吸引プレート、枠体及び吸引プレートの一部拡大領域Aを示す図。 本発明のチャックテーブルの吸引プレートのマイクロLEDに対する配線構成を示す断面図。 図2の拡大領域Aに対応させてマイクロLEDに対する配線構成を説明するための図。 本発明の実施形態2のチャックテーブルの一部を構成する吸引プレート、吸引プレートに載置された半導体ウエーハ10、及び拡大領域Bを示す図。
以下に、本発明によって構成されたチャックテーブルの好適な実施形態1について、添付図面を参照して、さらに詳細に説明する。
図1には、本発明に従って構成されたチャックテーブルが装備された加工装置としての研削装置1の斜視図が示されている。図1に示す研削装置1は、全体を番号2で示す装置ハウジングを具備している。この装置ハウジング2は、細長く延在する直方体形状の主部21と、該主部21の後端部(図1において右上端)に設けられ上方に延びる直立壁22とを有している。直立壁22の前面には、上下方向に移動可能な移動基台3が摺動可能に装着されている。移動基台3の前面には前方に突出した支持部32が設けられ、当該支持部32に研削手段としてのスピンドルユニット4が取り付けられる。
スピンドルユニット4は、支持部32に装着された円筒状のスピンドルハウジング41と、該スピンドルハウジング41に回転自在に配設された回転スピンドル42と、該回転スピンドル42を回転駆動するための駆動源としてのサーボモータ43とを具備している。スピンドルハウジング41に回転可能に支持された回転スピンドル42は、一端部がスピンドルハウジング41の下端から突出して配設されており、その一端にホイールマウント44が設けられている。そして、このホイールマウント44の下面に研削ホイール5が取り付けられる。
装置ハウジング2の主部21には研削対象となる被加工物を保持するためのチャックテーブル7が配設されている。このチャックテーブル7について、図2ないし4を参照して詳述する。
図2に示すチャックテーブル7は、被加工物を保持する保持面711を備えた吸引プレート71と、該吸引プレート71の外周および保持面711の裏面712側を覆い該吸引プレート71との間で空間713を形成する枠体72とを具備している。また、枠体72の底部中心部には、図示しない吸引源(吸引ポンプ)と連通する開口73が設けられている。
前記吸引プレート71は、前記保持面711と反対側の裏面712とを連通するための複数の吸引孔74を有するポーラスセラミックスによって形成されている。そして、前記吸引プレート71の保持面711側には、領域Aの拡大図にてその一部が示されているように紫外線が照射可能な複数の微細なマイクロLED8が格子状に複数配置されたシート状部材80を張り付けており、当該シート状部材80の当該各マイクロLED8間には吸引プレート71の吸引孔74からの吸引を許容するための孔75が設けられている。
前記マイクロLED8は、それぞれ約20μm×20μmの大きさで、1cmあたり約50,000〜100,000個程度が配置されている。ここで、図3に示されているように、吸引プレート71の保持面711側に配置されたシート状部材80上のマイクロLED8には、枠体72に設けられた電力供給源9から、シート状部材内に配策された各マイクロLED8の正極、負極を電気的に導通する配線が配置される配線層9a、9bを介して電流が供給される。本実施形態においては、シート状部材80内の配線層9aに配置され、x軸方向(図3中の左右方向)に並んだ各マイクロLEDの正極を導通する配線X1〜Xnと、配線層9aよりも上層に位置し、配線層9aとは絶縁された配線層9bに配置され、前記正極を導通する配線X1〜Xnの配線方向と直交するy軸方向(図3中の奥行方向)に並んだ各マイクロLED8の負極を導通する配線Y1〜Ynとを備えている。
前記配線X1〜Xn、及び配線Y1〜Ynのすべてに電源からの電流が供給された場合には、前記吸引プレート71の保持面711上の各マイクロLED8すべてが点灯する。また、例えば、配線X1と、配線Y1〜Ynのすべてに電力を供給した場合は配線X1上に直列に配置されたマイクロLED1列のみを点灯させることができる。すなわち、格子状に配置されたマイクロLED8は、配線X1〜Xn及び配線Y1〜Ynのいずれかを選択して電力供給回路を形成することにより、前記吸引プレート上の任意の位置で点灯させることができる。ただし、本実施形態では、紫外線を照射することにより粘着層を硬化させるべく直交する列に配置されたマイクロLEDを点灯させる場合は、後に詳述するように、x軸方向の点灯とy軸方向の点灯とで2回に分け点灯する。
前記シート状部材80の各マイクロLED8間の領域には、前記吸引プレート71の吸引孔74を保持面上に開口するように孔75が設けられており、当該吸引プレート71上の保持面711に対して被加工物を吸引保持可能に構成するとともに、紫外線を照射することを可能にしている。なお、図3におけるシート状部材80、及びマイクロLED8は、内部構造を説明する都合上実際よりも大きめに記載がなされている。
次に、前記研削装置による具体的な研削手順について説明する。図1に示す研削装置を用いて被加工物を研削するには、先ず図1に示す被加工物載置域に位置付けられているチャックテーブル7の吸引プレート71の保持面711上に被加工物である例えば半導体ウエーハ10を載置する。このとき、半導体ウエーハ10の表面(デバイスが形成されている面)に保護テープ11を貼着し、該保護テープ11が前記保持面711と接するようにする。よって、半導体ウエーハ10は、裏面を上側にして吸引プレート71上に載置されることになる。このようにして吸引プレート71上に半導体ウエーハ10を載置するとともに、図示しない吸引源に連通された開口73から吸引プレート71と枠体72とで囲まれた空間713の空気を吸引する。
しかるに、開口73を介して吸引プレート71に設けられた吸引孔74と吸引源とが連通するため、該吸引プレート71の保持面711に負圧が作用し、半導体ウエーハ10が保護テープ11を介して吸引保持される。
ここで、前記保護テープ11は、ポリオレフィンからなるシート基材に、粘着力を有する粘着層を備えたものであり、少なくとも当該粘着層は、紫外線を照射されることにより硬化する材料から構成されている。当該材料としては紫外線の照射により硬化する公知のアクリル系樹脂が使用される。
半導体ウエーハ10をチャックテーブル7の吸引プレート71上に吸引保持したならば、図示しないチャックテーブル移動手段を作動してチャックテーブル7をスピンドルユニット4の下方に移動し、吸引プレート71上に保持された半導体ウエーハ10を研削ホイール5の下方の研削域に位置付ける。次に、チャックテーブル7を構成するモータに電力を印加し、当該モータの回転軸を例えば300rpmの回転速度で回転駆動する。従って、当該回転軸に連結された吸引プレート71が300rpmの回転速度で回転せしめられる。そして、上記研削手段としてのスピンドルユニット4のモータを駆動して研削ホイール5を例えば6000rpmで回転するとともに、当該スピンドルユニット4を徐々に下降せしめて、研削ホイール5を構成する研削砥石の研削面である下面を吸引プレート71上に保持された半導体ウエーハ10の上面(裏面)に作用せしめる。そして、研削ホイール5を所定量下降せしめて、半導体ウエーハ10を所定の厚さに研削する。なお、この研削工程においては、研削加工部に研削水が供給される。
本実施形態1では、前記研削工程において、研削開始から研削途中まで前記保護テープ11の粘着層を硬化させずに研削を実行する。研削初期においては、半導体ウエーハ10と保護テープ11の密着度が低く、該保護テープの粘着層は硬化させない方がよい。前記スピンドルユニット4を降下させながら研削工程を進め、半導体ウエーハ10を硬化前の保護テープ11に押さえつけて密着度が高まった後、一旦研削作業を中止し、前記保護テープ11に対して紫外線を照射し、粘着層を硬化させる。より具体的には、チャックテーブル7に半導体ウエーハ10を載置したまま、チャックテーブル7の枠体72から、吸引プレートの配線X1〜Xnと、配線Y1〜Ynを介して保持面711上の全マイクロLED8に対して電力を供給する。
上記したように、研削工程をある程度進めて半導体ウエーハ10と前記保護テープ11の粘着層の密着度が高まった後に粘着層を硬化させた後、再度研削工程を進めて、半導体ウエーハ10が所望の厚さになるまで加工を行い、研削工程を終了する。
以上の実施形態1に係る研削装置のチャックテーブル7によれば、通気性を有するポーラスセラミックにより構成されるチャックテーブル7の吸引プレート71の保持面711に、紫外線を照射可能なマイクロLEDを分散させて配置している。よって、研削装置において研削工程を実施する際の任意のタイミングで、保護テープ11に対して紫外線を照射し、その粘着層を硬化させることができる。そして、研削加工の終了時には、硬化され粘着力が低下した保護テープを半導体ウエーハ10から容易に剥がすことが可能となる。
次に、本発明によって構成されたチャックテーブルの好適な実施形態2について、添付図面を参照してさらに説明する。図5には、加工装置としてのダイシング装置(図示省略)に採用される本発明に従って構成されたチャックテーブル7が示されており、当該チャックテーブル7には、フレームFの開口を塞ぐダイシングテープTを裏面に貼着された半導体ウエーハ10が載置されている。当該ダイシング装置は、前記半導体ウエーハ10を分割予定ラインSx、Syに沿って切削(ダイシング)して該半導体ウエーハ10上に構成された複数のデバイスを個々に分割、洗浄する装置である。
前記半導体ウエーハ10の裏面に貼着されたダイシングテープTは、前記実施形態1の保護テープ11と同様に、ポリオレフィンからなるシート基材に、粘着力を有する粘着層を備えたものであり、少なくとも当該粘着層は、紫外線を照射されることにより硬化する公知のアクリル系樹脂で構成されている。
当該実施形態2におけるダイシング装置はスピンドルユニット先端に設けられた円形の切削ブレードにより、半導体ウエーハ10上に形成され各デバイスを区分する分割予定ラインSx、Syに沿って切削する。当該ダイシング装置に採用されるチャックテーブル7は前記実施形態1のチャックテーブル7と同様の構成を有している。このチャックテーブル7を構成する吸引プレート71の保持面711側に配置されたシート状部材80上のマイクロLED8には、枠体72に設けられた電力供給源9から、シート状部材内に配策された各マイクロLED8の正極、負極を電気的に導通する配線が配置される配線層9a、9bを介して電流が供給される。
本実施形態2のチャックテーブル7は、すでに図3、4に示しているようにシート状部材80内の配線層9aに配置され、x軸方向に並んだ各マイクロLEDの正極を導通する配線X1〜Xnと、配線層9aよりも上層に位置し、配線層9aとは絶縁された配線層9bに配置され、前記正極を導通する配線X1〜Xnの配線方向と直交するy軸方向に並んだ各マイクロLEDの負極を導通する配線Y1〜Ynとを備えている。
ダイシングテープTを介してフレームFに載置された半導体ウエーハ10をチャックテーブル7に保持させる際には、チャックテーブル7の吸引プレート71上に配置されたマイクロLED8が配列されたx−y軸方向と、半導体ウエーハ10上のデバイスを区分する分割予定ラインのx−y軸方向とが一致するように位置調整され一体化される。
チャックテーブル7に半導体ウエーハ10をセットした後、ダイシング装置において切削する方向に沿い、かつ分割予定ラインSx、Syに対応する吸引プレート71上のマイクロLED8の列を確認する。そして、図5の領域B部の拡大図に示されているように、分割予定ラインSxに対応する吸引プレート71の配線Xn、Xn+1、Xn+2上のマイクロLEDを点灯させ紫外線を照射する。分割予定ラインSxに沿ってダイシングテープTの粘着層を硬化させた後、さらに分割予定ラインSyに対応する吸引プレート71の配線Yn、Yn+1、Yn+2上のマイクロLEDを点灯させる。なお、図5では、拡大された領域BのみマイクロLED8が点灯するように記載されているが、半導体ウエーハ10のx軸方向、及びy軸方向に沿った分割予定ラインに対応するすべてのマイクロLED8が点灯させられる。そして、半導体ウエーハ10の分割予定ラインに沿って裏面に貼着されたダイシングテープTを硬化した後、半導体ウエーハ10上の複数のデバイスを個々に分割すべく分割予定ラインに沿って切削加工が行われる。
以上の構成により、半導体ウエーハに対してマスク処理を施すことなく分割予定ラインに沿った部位に対してのみ紫外線が照射可能となり、ダイシングテープTの粘着層を硬化させることができるとともに、それ以外の領域は、硬化されずに粘着力が維持される。そうすることで、半導体ウエーハ10の分割予定ラインに沿って切削加工が行われる際に、半導体ウエーハ10の分割予定ラインの裏面に欠けが生じることが防止されつつ、紫外線が照射されず硬化されなかった領域は粘着力が維持され、切削加工中に半導体ウエーハ10とダイシングテープTの接着力の低下を極力抑制することが容易に実現可能となる。
なお、上記した実施形態では、本発明のチャックテーブルを、ウエーハの研削装置、及びダイシング装置に適用した例を説明したが、本発明のチャックテーブルは、上記実施形態に限定されず、例えば、ウエーハの裏面にダイシングテープを貼着するテープマウンター装置におけるチャックテーブルにて、テープ貼着後に各分割予定ラインに沿って紫外線を照射するようにしてもよく、また、ダイシング装置の切削加工後に行われるウエーハの洗浄工程にて使用されるチャックテーブルに本発明を適用し、洗浄した後に紫外線を照射して貼着されたテープの硬化を行ってもよい。
1:研削装置
2:装置ハウジング
4:スピンドルユニット
7:チャックテーブル
71:吸引プレート
711:保持面
72:枠体
8:マイクロLED
9a、9b:配線層
10:半導体ウエーハ
11:保護テープ
F:フレーム
T:ダイシングテープ

Claims (2)

  1. 被加工物を保持するチャックテーブルであって、該チャックテーブルは、被加工物を吸引保持する保持面を備え、該保持面と裏面とが通気可能な吸引プレートと、少なくとも前記保持面の裏面側を覆う枠体と、前記吸引プレートと前記枠体とにより吸引源に連結される空間が構成され、前記吸引プレートは前記保持面側と前記裏面側とを連通する複数の吸引孔を備え、前記保持面側には紫外線を照射可能な複数のマイクロLEDが分散して形成されていることを特徴とするチャックテーブル。
  2. 前記紫外線を照射可能な複数のマイクロLEDは前記吸引プレートの前記保持面上に格子状に配設されている請求項1記載のチャックテーブル。
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