JP2016212677A - 入力支援システム、入力支援方法、及び入力支援プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】IT運用作業に係わり、一人の作業者であってもコマンド入力確認及びコマンド入力誤り防止等を含むチェック作業を実現できる技術を提供する。
【解決手段】入力支援システムは、チェックリストのチェック項目の消し込みを管理する第1のシステムと、対象システムに対するコマンドの入力及び実行を支援する第2のシステムとを備える。第1のシステムは、チェックリストを表示し、ユーザによる確認コードの入力を受け付け、コマンド文字列を用いて照合用の確認コードを生成し、2つの確認コードを比較して一致する場合、コマンド文字列を用いて承認コードを生成し表示する。第2のシステムは、ユーザによるコマンドの入力を受け付け、コマンド文字列を用いて確認コードを生成し表示し、ユーザによる承認コードの入力を受け付け、照合用の承認コードを生成し、2つの承認コードを比較して一致する場合、コマンドの実行を承認する。
【選択図】図1
【解決手段】入力支援システムは、チェックリストのチェック項目の消し込みを管理する第1のシステムと、対象システムに対するコマンドの入力及び実行を支援する第2のシステムとを備える。第1のシステムは、チェックリストを表示し、ユーザによる確認コードの入力を受け付け、コマンド文字列を用いて照合用の確認コードを生成し、2つの確認コードを比較して一致する場合、コマンド文字列を用いて承認コードを生成し表示する。第2のシステムは、ユーザによるコマンドの入力を受け付け、コマンド文字列を用いて確認コードを生成し表示し、ユーザによる承認コードの入力を受け付け、照合用の承認コードを生成し、2つの承認コードを比較して一致する場合、コマンドの実行を承認する。
【選択図】図1
Description
本発明は、情報処理技術に関する。また、本発明は、IT運用業務等に係わるコマンド入力を支援する技術に関する。
IT運用業務として、データセンタ等の対象システムの運用管理保守の業務が挙げられる。IT運用業務を担当する作業者は、定例または随時の作業中、作業端末から対象システムの機器に対してコマンドを入力する。機器は、コマンドに従って処理を実行する。作業者は、作業指示に従ってコマンド文字列を入力する。その際、コマンド入力誤りが発生する場合がある。
コマンド入力作業の支援及びコマンド入力誤り防止に係わる先行技術例として、特開2007−241419号公報(特許文献1)が挙げられる。特許文献1には、入力支援装置として、以下の旨が記載されている。手順書の作成時、コマンド文字列からチェックサムを用いて入力確認用データが作成及び出力される。作業時、操作端末で作業者により入力されたコマンド文字列から同様に入力確認用データが作成及び出力される。作業者は、手順書の入力確認用データと、操作端末の入力確認用データとの照合により、コマンド入力の正しさを確認できる。
IT運用業務に係わるコマンド入力作業を支援し、作業指示通りの正しいコマンド入力を確認してコマンド入力誤り等を低減または防止できる仕組みが必要とされている。従来の仕組みとしては、複数の作業者によりコマンド入力を確認及びチェックする方式がある。例えば、データセンタで入力コマンド誤りが重大な影響を与えかねない作業に関して、二人の作業者をペアとしてチェックを行う方式が採用されている。例えば、第1の作業者がコマンドを入力し、第2の作業者がそのコマンドに誤りが無いかを確認する。コマンドの例は、重要ファイルを削除するコマンド等が挙げられる。
しかし、複数の作業者によりコマンド入力確認等を行う方式は、作業工数が増大し、作業者の負担が大きい。人手による最終確認である限り、コマンド入力誤りをゼロにはできない。また、人手でチェックを行うので、チェック項目漏れや記入誤りの可能性もある。
特許文献1のような技術を用いる場合、人が2つの入力確認用データを照合して確認する必要があり、正しい照合ができないリスクがある。また、人がコマンド実行を制御する必要があるので、照合の結果、コマンド入力誤りであった場合でも、操作ミス等によってそのコマンドを実行してしまうリスクもある。
また、従来、人手によるコマンド入力を自動化する仕組みも提案されている。しかし、その仕組みをツール等で実装するためには、多くの工数を要し、費用対効果の点で課題がある。対象システムのコマンド体系の多数のコマンドのコマンド毎に、自動化プログラム等の実装が必要であり、コマンド体系が変更された場合、実装の変更が必要になる。使用頻度が低い汎用的ではないコマンドについても実装コストを要する。
本発明の目的は、IT運用業務に係わるコマンド入力作業の支援に関して、一人の作業者であってもコマンド入力確認及びコマンド入力誤り防止等を含むチェック作業を実現でき、効率的な業務を実現でき、コマンド入力誤りによる運用品質劣化を防止できる技術を提供することである。
本発明のうち代表的な実施の形態は、IT運用業務の作業に係わるコマンドの入力を支援する情報処理を行う入力支援システムであって、以下に示す構成を有することを特徴とする。
一実施の形態の入力支援システムは、作業指示兼チェックリストであるチェックリストのチェック項目の消し込みを管理する第1のシステムと、対象システムに対するコマンドの入力及び実行を支援する第2のシステムと、を備え、前記第1のシステムは、前記ユーザの操作に基づいて、前記チェックリストを入力し、前記チェック項目、及びコマンド文字列を表示するチェックリスト入力表示部と、前記ユーザの操作に基づいて、確認コードとして第2コードの入力を受け付け、前記コマンド文字列を用いて、第2の論理に基づいて、照合用の第3コードを生成し、前記第2コードと前記第3コードとを比較して一致するか判定する確認コード入力判定部と、前記確認コードが一致の場合、前記コマンド文字列を用いて、第3の論理に基づいて、承認コードとして第4コードを生成して表示する承認コード生成表示部と、を有し、前記第2のシステムは、前記ユーザによる前記コマンドの入力を受け付け、入力されたコマンド文字列を用いて、前記第2の論理と同じである第1の論理に基づいて、前記確認コードとして第1コードを生成し表示するコマンド入力確認コード生成表示部と、前記ユーザの操作に基づいて、前記承認コードとして第5コードの入力を受け付け、前記入力されたコマンド文字列を用いて、前記第3の論理と同じである第4の論理に基づいて、照合用の第6コードを生成し、前記第5コードと前記第6コードとを比較して一致するか判定する承認コード入力判定部と、前記承認コードが一致の場合、前記入力された前記コマンドの実行を承認するコマンド実行制御部と、を有する。
また、前記第1のシステムは、チェック項目消込部を有し、前記コマンド実行制御部は、前記承認コードが一致の場合、前記入力された前記コマンドを、前記対象システムに対して実行し、前記対象システムからコマンド実行結果情報を取得し、前記コマンド実行結果情報を前記チェック項目消込部へ送信し、前記チェック項目消込部は、前記コマンド実行制御部からの前記コマンド実行結果情報、及び前記ユーザによる消し込み入力操作に基づいて、前記チェックリストの前記チェック項目の消し込み処理を行う。
本発明のうち代表的な実施の形態によれば、IT運用業務に係わるコマンド入力作業の支援に関して、一人の作業者であってもコマンド入力確認及びコマンド入力誤り防止等を含むチェック作業を実現でき、効率的な業務を実現でき、コマンド入力誤りによる運用品質劣化を防止できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において同一部には原則として同一符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
図1〜図12を用いて、本発明の実施の形態1の入力支援システムについて説明する。実施の形態1の入力支援システムは、IT運用業務に係わるコマンド入力及び確認を含む作業を支援する情報処理を行うシステムである。実施の形態1の入力支援方法は、入力支援システムで実行される手順を含む方法である。実施の形態1の入力支援プログラムは、入力支援システムに処理を実行させるプログラムである。
図1〜図12を用いて、本発明の実施の形態1の入力支援システムについて説明する。実施の形態1の入力支援システムは、IT運用業務に係わるコマンド入力及び確認を含む作業を支援する情報処理を行うシステムである。実施の形態1の入力支援方法は、入力支援システムで実行される手順を含む方法である。実施の形態1の入力支援プログラムは、入力支援システムに処理を実行させるプログラムである。
[コマンド入力支援システム]
図1は、実施の形態1のコマンド入力支援システムの構成を示す。図1では、全体を入力支援システムとした。実施の形態の入力支援システムは、チェックリスト消込システム1、コマンド実行システム2、対象システム3を有し、これらは通信により接続される。
図1は、実施の形態1のコマンド入力支援システムの構成を示す。図1では、全体を入力支援システムとした。実施の形態の入力支援システムは、チェックリスト消込システム1、コマンド実行システム2、対象システム3を有し、これらは通信により接続される。
入力支援システムは、2つのサブシステムとして、チェックリスト消込システム1と、コマンド実行システム2とを有し、これらは互いに独立して動作し、機能に関して連係する。チェックリスト消込システム1は、作業指示兼チェックリストを管理し、チェック項目の消し込みを含む作業を支援する機能を有する。コマンド実行システム2は、ユーザと対象システム3との間に介在し、コマンド入力及び実行を含む作業を支援する機能を有する。入力支援システムは、ユーザにより入力されたコマンド文字列から、入力の正しさを確認してコマンドの実行を承認するための2種類のコードとして確認コード及び承認コードを生成する機能を有する。入力支援システムは、2種類のコードを用いて、作業指示兼チェックリストの記載通りのコマンド入力になるように支援し、入力誤りの場合にはコマンドの実行を抑止する。
対象システム3は、IT運用作業対象及びコマンド実行対象である情報システムであり、例えばデータセンタや顧客の情報システムである。対象システム3は、通信網30と、複数の機器31とを含む。通信網30は、専用回線またはインターネットやLAN等である。機器31は、コマンド実行対象の機器であり、例えばPCやサーバ装置である。機器31は、図示しないプロセッサ、メモリ、入出力インタフェース、通信インタフェース等のハードウェア、及び、OS、ファイルシステム、アプリケーションプログラム等のソフトウェアを備える。機器31は、コマンド実行部としてコマンド実行プログラムを備える。機器31は、コマンド実行システム2から受信したコマンドに応じた処理を、コマンド実行部であるコマンド実行プログラムにより実行する。機器31は、コマンド実行結果情報をログとして保持し、コマンド実行システム2へ送信する。
対象システム3の運用管理保守を行う事業者における、IT運用作業を行う作業者である一人のユーザは、チェックリスト消込システム1とコマンド実行システム2を利用し、それらに対して入出力操作を行う。
実施の形態1で扱うコマンドは、IT運用業務の作業に係わるコマンドであり、対象システム3の機器31で実行されるコマンドである。コマンドの例としては以下が挙げられる。コマンドは、機器31や機器31上のプログラムやソフトウェアプロセスの起動及び停止を指示するためのコマンドがある。コマンドは、対象の機器31におけるファイル処理を制御するコマンドとして、ファイルの追加、削除、更新、移動、ファイルからの情報収集、等を行うためのコマンドがある。コマンドは、作業端末200から対象の機器31へログインし、その際にセキュリティ確保のために認証を行うためのコマンドがある。
チェックリスト消込システム1は、タブレット端末100等の情報処理装置と、タブレット端末100にインストールされるソフトウェアであるチェックリスト消込ツール10と、を有する。チェックリスト消込システム1、チェックリスト消込ツール10及びタブレット端末100は、入力支援のうち、チェックリストのチェック項目の消し込みを支援する。
タブレット端末100は、制御部101、記憶部102、入出力部103、通信部104を含む。制御部101は、図示しないプロセッサ、メモリ等により構成され、タブレット端末100の全体を制御し、チェックリスト消込ツール10のプログラム処理を実行する。これにより、チェックリスト消込ツール10に対応した処理部として、チェックリスト入力表示部111等が実現される。
記憶部102は、各種のプログラム、データ等を記憶する。入出力部103は、入出力インタフェースとして入力装置や出力装置が接続されており、GUIとして画面等を提供する。通信部104は、例えば無線通信インタフェース部であり、コマンド実行システム2との無線通信を行う。
チェックリスト消込ツール10は、処理部として、チェックリスト入力表示部111、確認コード入力判定部112、承認コード生成表示部113、チェック項目消込部114を有する。
コマンド実行システム2は、作業端末200等の情報処理装置と、作業端末200にインストールされるソフトウェアであるコマンド実行ツール20と、を有する。コマンド実行システム2は、入力支援のうち、コマンドの入力及び実行制御を支援する。
作業端末200は、制御部201、記憶部202、入出力部203、通信部204を含む。制御部201は、図示しないプロセッサ、メモリ等により構成され、作業端末200の全体を制御し、コマンド実行ツール20のプログラム処理を実行する。これにより、コマンド実行ツール20に対応した処理部として、コマンド入力確認コード生成表示部211等が実現される。
コマンド実行ツール20は、処理部として、コマンド入力確認コード生成表示部211、承認コード入力判定部212、コマンド実行制御部213を有する。
図1の入力支援システムの動作概要は以下である。チェックリスト消込システム1は、作業指示兼チェックリストを管理し、チェック項目及びコマンドを含む情報をユーザに表示する。コマンド実行システム2は、ユーザによるコマンドの入力を受けて、確認コードを生成し、表示する。チェックリスト消込システム1は、ユーザによる確認コードの入力を受けて、確認コードの正しさを判定し、正しさを確認できた場合には、承認コードを生成し、表示する。コマンド実行システム2は、ユーザによる承認コードの入力を受けて、承認コードの正しさを判定し、正しさを確認できた場合には、コマンドの実行を承認し、対象システム3に対してコマンドを実行する。コマンド実行システム2は、対象システム3からコマンド実行結果を取得し、チェックリスト消込システム1へ送信する。チェックリスト消込システム1は、コマンド実行結果及びユーザによる消し込み入力に基づいて、チェック項目の消し込みを行う。
各処理部の概要は以下である。チェックリスト入力表示部111は、作業指示兼チェックリストを入力及び管理し、チェックリストの内容であるチェック項目やコマンド等の情報を含む画面をユーザに表示する。
コマンド入力確認コード生成表示部211は、画面でユーザによるコマンドの入力を受け付け、入力されたコマンドから確認コードを生成し、生成した確認コードをユーザに表示する。
確認コード入力判定部112は、ユーザによる確認コードの入力を受け付け、内部で生成した確認コードとの照合により、入力された確認コードが正しいかを判定する。
承認コード生成表示部113は、確認コードの判定結果で正しさが確認された場合に、承認コードを生成し、ユーザに表示する。
承認コード入力判定部212は、ユーザによる承認コードの入力を受け付け、内部で生成した承認コードとの照合により、入力された承認コードが正しいかを判定する。
コマンド実行制御部213は、承認コードの判定結果で正しさが確認された場合に、コマンドの実行を承認し、当該コマンドを対象システム3の機器31へ送信し、機器31で処理を実行させる。そして、コマンド実行制御部213は、当該機器31からコマンド実行結果を取得し、チェック項目消込部114へ送信する。
チェック項目消込部114は、コマンド実行結果及びユーザによる消し込み入力に基づいて、チェック項目の消し込み処理を行う。
上記確認コード及び承認コードは、それぞれ、コマンド入力の日付に応じて一意に定まるランダム値であり、元のコマンド文字列よりもサイズが小さい値であり、2つのサブシステム間で共通の論理に基づいて生成される共通の値である。
[チェックリスト消込システム及びコマンド実行システム]
図2は、チェックリスト消込システム1及びコマンド実行システム2の構成を示す。
図2は、チェックリスト消込システム1及びコマンド実行システム2の構成を示す。
チェックリストファイル5のチェックリストは、作業指示兼チェックリストである。チェックリスト消込システム1は、ユーザの操作に基づいて、外部からチェックリストファイル5を読み込み、読み込んだ情報をチェックリスト管理表50に格納して管理する。チェックリスト消込システム1は、チェックリスト管理表50を用いて、チェックリストを含む画面を表示し、ユーザによるチェック項目の消し込みを含む作業を支援する。チェックリスト消込システム1は、チェックリストのチェック項目毎に、チェック済みに対応する消し込みの状態を管理する。チェックリスト消込システム1は、チェックリストのチェック項目のうち、ユーザによるコマンドの実行が必要なチェック項目については、コマンド文字列から、確認コード51及び承認コード52を内部で生成する機能を有する。
コマンド実行システム2は、コマンド管理表60に、コマンド実行制御のための情報を管理する。コマンド実行システム2は、画面でユーザによるコマンド入力を受け付け、入力されたコマンドを実行する前に、当該コマンドがチェックリストの記載通りの正しいコマンドかどうかを、2種類のコードを用いてチェックする。コマンド実行システム2は、ユーザにより入力されたコマンド文字列から、確認コード61及び承認コード62を内部で生成する機能を有する。コマンド実行システム2は、入力されたコマンドの正しさを確認できた場合、当該コマンドの実行を承認し、自動実行する機能を有する。
図1のチェックリスト消込ツール10の詳しい構成は以下である。チェックリスト入力表示部111は、チェックリスト入力部11、チェックリスト表示部12を含む。確認コード入力判定部112は、確認コード入力部13、確認コード生成部14、確認コード判定部15を含む。承認コード生成表示部113は、承認コード生成部16、承認コード表示部17を有する。
図1のコマンド実行ツール20の詳しい構成は以下である。コマンド入力確認コード生成表示部211は、コマンド入力部21、コマンド表示部22、確認コード生成部23、確認コード表示部24を含む。承認コード入力判定部212は、承認コード入力部25、承認コード生成部26、承認コード判定部27を含む。
チェックリスト入力部11は、ユーザの操作に基づいて、外部からチェックリストファイル5を入力し、入力したチェックリストファイル5のチェック項目やコマンド等の情報を、チェックリスト管理表50に格納する。
チェックリスト表示部12は、チェックリスト管理表50に基づいて、チェックリストのチェック項目、作業内容、コマンド、ユーザに指示や状態を伝える情報、等の情報を含むページを構成し、そのページによる画面をユーザに表示する。
コマンド入力部21は、コマンド入力のためのコンソールを含むページを構成し、そのページによる画面をユーザに表示し、画面を通じてユーザにより入力されたコマンド文字列を取得し、コマンド管理表60に格納する。なお、コマンド文字列は、パラメータ等を含む文字列である。パラメータの例は、ファイルや機器31を指定する情報である。
コマンド表示部22は、上記コンソールの画面において、ユーザにより入力されたコマンドや、承認の結果や、コマンド実行結果情報や、ユーザに指示や状態を伝える情報、等の情報を表示する。
確認コード生成部23は、ユーザにより入力されたコマンド文字列を用いて、第1の論理に基づいて、確認コード61を生成する。第1の論理は、所定のチェックサム生成処理を含む。
確認コード表示部24は、生成された確認コード61を上記コンソールの画面に表示する。上記生成及び表示された確認コード61を、説明上、区別して、確認コードC1とする。
確認コード入力部13は、上記チェックリストの画面で、ユーザによる確認コード51の入力を受け付け、入力された確認コード51を取得する。入力された確認コード51を、確認コードC2とする。確認コードC2の値は、確認コードC1の値と同じ値が正しく入力されることが期待されるが、誤って入力される可能性があり、誤った値が入力された場合には、確認コードC1の値と異なる。
確認コード生成部14は、確認コードC2の入力に基づいて、照合用の確認コード51を、第2の論理に基づいて生成する。生成される確認コード51を、確認コードC3とする。第2の論理は、第1の論理と対応しており、同じく所定のチェックサム生成処理を含む。
確認コード判定部15は、確認コード入力部13で入力された確認コードC2と、確認コード生成部14で生成された確認コードC3とを比較照合し、一致するかどうかを判定し、これにより確認コードの正しさを確認する。最初のコマンド入力が正しく、かつ、確認コードの入力が正しい場合には、確認コードC2,C3の値が一致し、最初のコマンド入力が誤りの場合や、確認コードの入力が誤りの場合には、確認コードC2,C3の値が一致しない。
承認コード生成部16は、上記確認コードの正しさが確認できた後に、第3の論理に基づいて、承認コード52を生成する。生成される承認コード52を、承認コードC4とする。第3の論理は、所定のチェックサム生成処理を含む。
承認コード表示部17は、生成された承認コードC4を、上記チェックリストの画面に表示する。上記確認コードの正しさが確認できない場合には、承認コード52は生成及び表示されない。
承認コード入力部25は、上記コンソールを含む画面で、ユーザによる承認コード62の入力を受け付けて、入力された承認コード62を取得する。入力された承認コード62を、承認コードC5とする。承認コードC5の値は、承認コードC4の値と同じ値が正しく入力されることが期待されるが、誤って入力される可能性があり、誤った値が入力された場合には、承認コードC4の値と異なる。
承認コード生成部26は、上記承認コードC5の入力に基づいて、照合用の承認コード62を、第4の論理に基づいて生成する。生成された承認コード62を、承認コードC6とする。第4の論理は、第3の論理と対応しており、同じく所定のチェックサム生成処理を含む。
承認コード判定部27は、承認コード入力部25で入力された承認コードC5と、承認コード生成部26で生成された承認コードC6とを比較照合し、一致するかどうかを判定し、これにより承認コードの正しさを確認する。承認コードの入力が正しい場合には、承認コードC5,C6の値が一致し、承認コードの入力が誤りの場合には、承認コードC5,C6の値が一致しない。
コマンド実行制御部213は、承認コード判定部27により承認コードの正しさが確認できた場合、最初にコマンド入力部21で入力されたコマンドについての実行を承認し、当該コマンドを自動実行、即ち当該コマンドを対象システム3の対象の機器31へ送信する。コマンド実行制御部213は、対象の機器31からコマンド実行結果情報を取得し、コマンド管理表60に格納し、コマンド実行結果情報を上記コンソールの画面に表示し、コマンド実行結果情報をチェック項目消込部114へ送信する。
コマンド実行制御部213は、承認コード判定部27により承認コードの正しさが確認できない場合、最初にコマンド入力部21で入力されたコマンドについての実行を不承認とする。コマンド実行制御部213は、コマンド実行不承認の旨を画面に表示する。
チェック項目消込部114は、コマンド実行制御部213から取得したコマンド実行結果情報を、チェックリスト管理表50に格納し、上記チェックリストの画面に表示する。チェック項目消込部114は、ユーザによる当該チェック項目の消し込み入力操作を受けた場合、その消し込み状態をチェックリスト管理表50に格納し、上記チェックリストの画面に表示し、次のチェック項目の処理に移る。
[チェックリスト]
図3は、チェックリスト消込システム1におけるチェックリスト管理表50の構成例を示す。図3のチェックリスト管理表50の表は、列として、チェック項目番号、種別、説明、コマンド文字列、確認コード、承認コード、結果(消込)、を有する。図3は、あるIT運用作業に対応した1つのチェックリスト分の管理情報を示すが、同様に複数のチェックリストを管理できる。
図3は、チェックリスト消込システム1におけるチェックリスト管理表50の構成例を示す。図3のチェックリスト管理表50の表は、列として、チェック項目番号、種別、説明、コマンド文字列、確認コード、承認コード、結果(消込)、を有する。図3は、あるIT運用作業に対応した1つのチェックリスト分の管理情報を示すが、同様に複数のチェックリストを管理できる。
「チェック項目番号」列は、作業指示兼チェックリストを構成する複数のチェック項目の識別番号を示し、作業手順に対応した順序となっている。「種別」列は、チェック項目の種別を示し、種別の1つとして「コマンド入力」がある。「コマンド入力」種別は、ユーザによるコマンドの入力が必要な作業に対応したチェック項目を示す。「説明」列は、チェック項目の作業の説明を示す。「コマンド文字列」列は、当該チェック項目の中にコマンドの入力を含む場合に、その入力すべきコマンドの文字列を示す。「確認コード」列は、「コマンド文字列」列のコマンド文字列から確認コード生成部14により生成される照合用の正しい確認コードC3の値を示す。「承認コード」列は、「コマンド文字列」列のコマンド文字列から承認コード生成部16により生成される承認コードC4の値を示す。
「結果(消込)」列は、チェック項目の結果及び消し込みの状態を表す値を示す。最初、チェック前、消し込み前の状態では、この「結果」列の値は、「未」であり、フラグ値0が格納されている。チェック項目消込部114は、チェック項目の結果として、コマンド実行結果が正常な戻り値、例えば「完了」となり、ユーザにより消し込み入力操作が行われた場合、この「結果」列を、「済」とし、フラグ値1を格納する。
本例では、第1行は、「サーバ#1にログインする。」という作業指示に対応した、コマンド入力を含むチェック項目であり、コマンド文字列は「login server1」である。「サーバ#1(server1)」は機器31の1つを示す。このコマンドから生成された確認コードC3は「1234」であり、承認コードC4は「4321」である。正しい入力の結果、チェック項目の消し込みがされ、「結果」列が「済」となっている。第3行は、「下記のコマンドを入力し、ファイルを削除する。」という作業指示に対応した、コマンド入力を含むチェック項目であり、コマンド文字列は「delete abc.txt」である。このコマンドから生成された確認コードC3は「5678」であり、承認コードC4は「8765」である。入力誤り等により、チェック項目の消し込みがまだされておらず、「結果」列が「未」となっている。
[コマンド管理表]
図4は、コマンド実行システム2におけるコマンド管理表60の構成例を示す。図4のコマンド管理表60は、列として、番号、日時、入力コマンド文字列、確認コード、承認コード、照合結果、コマンド実行結果、を有する。
図4は、コマンド実行システム2におけるコマンド管理表60の構成例を示す。図4のコマンド管理表60は、列として、番号、日時、入力コマンド文字列、確認コード、承認コード、照合結果、コマンド実行結果、を有する。
「番号」列は、管理上の識別番号を示し、コマンド実行順序と対応している。コマンド入力に応じてコマンド管理表60に行が追加される。「日時」列は、コマンドが入力された日時を示す。「入力コマンド文字列」は、ユーザにより入力されたコマンド文字列を示す。「確認コード」列は、確認コード生成部23により生成された確認コードC1の値を示す。「承認コード」列は、承認コード生成部26により生成された照合用の正しい承認コードC6の値を示す。
「照合結果」列は、承認コード判定部27による照合の結果、承認コードの正しさが確認できたか否か、即ちコマンドの実行が承認されるか否か、といった状態を表す値を示す。例えば、承認コードの正しさが確認できない場合には、この「照合結果」列に、「NG」としてフラグ値0が格納され、承認コードの正しさが確認できた場合には、この「照合結果」列に、「OK」としてフラグ値1が格納される。「コマンド実行結果」列は、コマンドが実行された場合のコマンド実行結果情報を示し、例えば「完了」、「エラー」等の状態を表す値、あるいは詳しいログ情報、等が格納される。
本例では、第1行は、図3の第1行のチェック項目に対応しており、入力コマンド文字列が「login server1」であり、確認コードC1の値が「1234」であり、承認コードC6の値が「4321」であり、「照合結果」が「OK」であり、コマンドが実行され、「コマンド実行結果」が「完了」となっている。第3行は、図3の第3行のチェック項目に対応しており、入力コマンド文字列が「delete abc.txt」であり、確認コードC1の値が「5678」であり、承認コードC6の値が「8765」であり、「照合結果」が「NG」であり、まだコマンドが実行されず、「コマンド実行結果」が未格納となっている。
[シーケンス]
図5は、実施の形態1の入力支援システムにおける、チェックリスト消込システム1と、ユーザと、コマンド実行システム2との間での動作や処理を含むシーケンスを示す。以下、図5のステップS101〜S117を順に説明する。
図5は、実施の形態1の入力支援システムにおける、チェックリスト消込システム1と、ユーザと、コマンド実行システム2との間での動作や処理を含むシーケンスを示す。以下、図5のステップS101〜S117を順に説明する。
(S101) チェックリスト消込システム1は、ユーザの操作に基づいて、チェックリスト入力部11により、チェックリストファイル5を入力し、チェックリスト管理表50に格納する。このステップは、予め済んでいる場合には省略できる。
(S102) チェックリスト表示部12は、チェックリスト管理表50に基づいて、チェック項目及びコマンド等を含むチェックリストの画面を表示する。ユーザは、IT運用作業の開始時、この画面を見て、作業指示項目に対応したチェック項目、作業指示内容、及び入力すべきコマンド等を認識する。
(S103) ユーザは、コマンド入力作業の際、コマンド実行システム2のコンソールの画面において、S102で認識したコマンドを入力する。入力はエンターキー押下を含む。コマンド入力部21は、画面を通じてこのコマンドを受け付け、入力されたコマンド文字列を取得する。コマンド入力部21は、入力コマンド文字列を、コマンド管理表60に格納する。コマンド表示部22は、入力されたコマンドを含む情報を画面に表示する。
(S104) 確認コード生成部23は、S103で入力されたコマンド文字列を用いて、確認コードC1を生成する。この際、確認コード生成部23は、ランダム値を生成するための情報として、現在日時に対応した日付文字列を用いる。この日付文字列をT1とする。確認コード生成部13は、OSから日付文字列T1を取得する。確認コード生成部23は、入力コマンド文字列と、日付文字列T1とを用いて、第1の論理で、確認コードC1を生成する。
(S105) 確認コード表示部24は、S104で生成された確認コードC1を、画面に表示する。ユーザは、画面で、この確認コードC1の値を認識する。
(S106) ユーザは、チェックリスト消込システム1のチェックリストの画面において、S105で認識した確認コードC1を確認コードC2として入力する。チェックリスト消込システム1は、確認コード入力部13により、確認コードC2の入力を受け付け、ユーザにより入力された確認コードC2を取得する。
(S107) 確認コード生成部14は、S106での確認コードC2の入力に基づいて、チェックリスト管理表50の当該チェック項目のコマンド文字列と、OSから取得した現在日時に対応した日付文字列とを用いて、第2の論理で、照合用の確認コードC3を生成する。第2の論理は、確認コード生成部23の第1の論理と同じである。確認コード生成部14は、確認コード生成部23と同様に、ランダム値を生成するための情報として、現在日時に対応した日付文字列T1を用い、確認コードC3を生成する。
実施の形態1の入力支援システムでは、運用として、ユーザによる1つのコマンド入力を含む作業は、同じ日付内で行われる。コマンド実行システム2でユーザがコマンドを入力して確認コードC1を得る日時と、チェックリスト消込システム1でユーザが確認コードC2を入力する日時とは、あまり離れておらず、両者の日付は同じである。即ち、2つのサブシステムでは、同じ日付文字列T1が使用される。よって、入力に誤りが無い場合、確認コードC1,C2,C3の値は同じになる。この仕組みは、承認コードC4,C5,C6についても同様である。
なお、日付を超えて所定の期間内で作業を行う場合には、日付文字列の代わりに、期間内で同じである所定の文字列を使用すればよい。
(S108) 確認コード判定部15は、S106で入力された確認コードC2と、S107で生成された確認コードC3とを比較照合し、一致するかどうかにより、確認コードの正しさを判定する。確認コード判定部15は、確認コードC2と確認コードC3とが一致の場合(S108−OK)、判定結果として、確認コードの正しさを確認済みと判定し、S109へ進む。確認コード判定部15は、確認コードC2と確認コードC3とが不一致の場合(S108−NG)、判定結果として、入力誤り等により確認コードの正しさが未確認と判定し、S103に戻る。上記2つの確認コードが一致した場合、S103で正しいコマンドが入力されており、かつ、S106で正しい確認コードが入力されていることを意味する。
(S109) 上記確認コードの確認済みの場合、承認コード生成部16は、チェックリスト管理表50の当該チェック項目のコマンド文字列と、OSから取得した日付文字列T1とを用いて、第3の論理で、承認コードC4を生成する。
実施の形態1では、確認コードの生成の際と、承認コードの生成の際とで、同じ日付文字列T1を使用する。また、確認コードC3の値と承認コードC4の値としては、異なる値が生成されるようにする。即ち、実施の形態1では、同じコマンド文字列と日付文字列T1とを用いて、異なる論理により、異なるコードである確認コードC3及び承認コードC4を生成する。そのため、第2の論理と第3の論理は、異なるチェックサム生成論理を含む異なる論理とする。
(S110) 承認コード表示部17は、S109で生成された承認コードC4を画面に表示する。ユーザは、画面で、承認コードC4の値を認識する。入力された確認コードC2が、確認コードC1と同じ正しい値である場合のみ、S110で承認コードC4が表示される。
(S111) ユーザは、S110で認識した承認コードC4に基づいて、コマンド実行システム2のコンソールの画面で、承認コードC4を承認コードC5として入力する。承認コード入力部25は、画面を通じて承認コードC5の入力を受け付けて、ユーザにより入力された承認コードC5を取得する。
(S112) 承認コード生成部26は、S111の承認コードC5の入力に基づいて、照合用の承認コードC6を生成する。承認コード生成部26は、S103で入力されたコマンド文字列と、OSから取得した日付文字列T1とを用いて、承認コード生成部16の第3の論理と同じである第4の論理で、承認コードC6を生成する。
(S113) 承認コード判定部27は、S111で入力された承認コードC5と、S112で生成された承認コードC6とを比較照合して、一致するかどうかにより、承認コードの正しさを判定する。承認コード判定部27は、承認コードC5と承認コードC6とが一致の場合(S113−OK)、判定結果として、承認コードの正しさを確認済みと判定し、S114へ進む。承認コード判定部27は、承認コードC5と承認コードC6とが不一致の場合(S113−NG)、判定結果として、入力誤り等により承認コードの正しさを未確認と判定し、S111に戻る。上記2つの承認コードの値が一致した場合、S103で正しいコマンドが入力されており、かつ、S106で正しい確認コードが入力されており、かつ、S111で正しい承認コードが入力されていることを意味する。
(S114) コマンド実行制御部213は、上記承認コードの正しさの確認済みの場合、S103で入力されたコマンド文字列によるコマンドの実行を承認し、そのコマンドを自動実行する。即ち、コマンド実行制御部213は、そのコマンドを、通信網30を通じて、対象システム3の対象の機器31へ送信する。当該コマンドを受信した機器31は、前述のコマンド実行部により当該コマンドを実行し、コマンド実行結果情報をコマンド実行制御部213へ送信する。
(S115) コマンド実行制御部213は、対象システム3の対象の機器31から、コマンド実行結果情報を取得し、コマンド管理表60に格納し、画面にコマンド実行結果情報を表示する。また、コマンド実行制御部213は、コマンド実行結果情報を、無線通信を通じてチェックリスト消込システム1のチェック項目消込部114へ送信する。
(S116) ユーザは、チェックリストの画面で、コマンド実行結果を認識し、「完了」等の正常な結果である場合、当該チェック項目をチェック済みとし、消し込み入力操作として、例えば完了ボタンを押す。
(S117) チェック項目消込部114は、コマンド実行制御部213からのコマンド実行結果情報を受信し、S116のユーザによる消し込み入力操作を受けた場合、当該チェック項目について、チェック済み、消し込み済みの状態とし、その状態を表す値を、図3のようにチェックリスト管理表50に格納する。チェックリスト消込システム1は、次のチェック項目がある場合、S102に戻り、同様に繰り返す。
[チェックリスト消込システムの処理フロー]
図6は、チェックリスト消込システム1の処理フローを示す。以下、図6のステップS201〜S217について説明する。
図6は、チェックリスト消込システム1の処理フローを示す。以下、図6のステップS201〜S217について説明する。
(S201) チェックリスト入力部11は、チェックリストファイル5を読み込み、チェックリスト管理表50に格納する。
(S202) チェックリスト入力部11は、チェックリスト管理表50の情報について、作業指示項目であるチェック項目毎に、S202〜S217の処理を繰り返す。
(S203,S204) チェックリスト入力部11は、チェック項目の種別が「コマンド入力」である場合(S203−Y)、S204へ進む。S204で、チェックリスト表示部12は、チェック項目と、その中に含まれるコマンド文字列と、確認コード入力欄や承認コード表示欄と、を含む画面を表示する。種別が「コマンド入力」ではない場合(S203−N)、S202へ戻り、次のチェック項目に関する処理が行われる。
(S205,S206) S205で、確認コード入力部13は、S204の画面の確認コード入力欄で、ユーザにより確認コードC2が入力されるのを待つ。確認コード入力部13は、確認コードC2が入力された場合(S206−Y)には、S206で、その確認コードC2の値を取得する。
(S207,S208) S207で、確認コード生成部14は、コマンド文字列と日付文字列T1とを用いて、前述の第2の論理で、照合用の確認コードC3を生成する。確認コード生成部14は、1つのコマンド文字列と日付文字列T1とから、チェックサム生成論理を用いて、1つの確認コードC3を生成する。
確認コードC3は、コマンド文字列から日付文字列T1に応じて一意に定まるデータであり、元の文字列の文字数よりも少ない文字数によるデータであり、例えば4桁の数字である。
確認コードC3を生成する第2の論理におけるチェックサム生成論理の一例は以下である。確認コード生成部14は、対象コマンド文字列を、所定ビット数のブロック毎に複数のブロックに分割し、各ブロックの値を加算し、その加算値から所定の計算により、4桁の数字の形式のチェックサム値を得る。
S208で、確認コード判定部15は、S206で入力された確認コードC2と、S207で生成された確認コードC3とを比較照合し、一致するかどうかを判定する。
(S210,S211) 上記2つの確認コードC2,C3が一致する場合(S208−Y)、承認コード生成部16は、S210で、前述の第3の論理で、承認コードC4を生成する。承認コード生成部16は、1つのコマンド文字列と日付文字列T1とから、チェックサム生成論理を用いて、1つの承認コードC4を生成する。
承認コードC4は、コマンド文字列から日付文字列T1に応じて一意に定まるデータであり、確認コードC3とは異なる値であり、元の文字列の文字数よりも少ない文字数によるデータであり、例えば4桁の数字である。
承認コードC4を生成する第3の論理におけるチェックサム生成論理は、確認コードC3を生成する第2の論理のチェックサム生成論理とは異なる論理であればよく、各種が適用可能である。
S211で、承認コード表示部17は、生成された承認コードC4を、S204の画面内の承認コード表示欄に表示する。
(S209) また、上記2つの確認コードC2,C3が一致しない場合(S208−N)、承認コード判定部17は、S209で、不一致の旨をユーザに伝える情報を画面に表示し、S205に戻り、正しい確認コードの入力を待つ。
(S212) チェック項目消込部114は、コマンド実行制御部213からのコマンド実行結果情報を待ち、また、ユーザによる消し込み入力操作を待ち、コマンド実行結果情報を受信した場合にはその情報を画面に表示する。消し込み入力操作は、例えば完了ボタン押下であり、チェック項目のコマンド実行を含む作業を正常に完了したことを表す。
(S213,S214) S213で、チェック項目消込部114は、コマンド実行結果が正常な結果である場合、かつ、ユーザによる消し込み入力操作を受けた場合(S213−Y)、S214で、当該チェック項目を、チェック済み、消し込み済みの状態とするように、チェックリスト管理表50の情報を更新する。
(S215,S216) また、チェック項目消込部114は、コマンド実行結果が正常な結果ではない場合や、所定時間経過しても消し込み入力操作が無い場合や、ユーザによる途中終了操作を受けた場合(S213−N)、S215で、その旨を伝える情報をエラー情報として画面に表示する。そして、S216で、チェック項目消込部114は、当該チェック項目を、未チェック、未消し込みの状態として、チェックリスト管理表50に記録し、当該チェックリストに関する繰り返しの処理を、途中でエラーとして抜け、図6の処理を終了する。
[コマンド実行システムの処理フロー]
図7は、コマンド実行システム2の処理フローを示す。以下、図7のステップS301〜S312について説明する。
図7は、コマンド実行システム2の処理フローを示す。以下、図7のステップS301〜S312について説明する。
(S301) コマンド実行システム2のコマンド入力部21は、コンソールを含む画面を表示し、ユーザによりコマンドが入力されるのを待つ。
(S302) コマンド入力部21は、ユーザによりコマンドが入力された場合(S302−Y)、入力されたコマンド文字列を取得する。コマンド表示部22は、ユーザにより入力されたコマンドを画面に表示する。
(S303) 確認コード生成部23は、入力されたコマンド文字列と、日付文字列T1とを用いて、第1の論理で、確認コードC1を生成する。第1の論理は、チェックサム生成論理を含む。
確認コードC1は、コマンド文字列から日付文字列T1に応じて一意に定まるデータであり、元の文字列の文字数よりも少ない文字数によるデータであり、例えば4桁の数字である。
確認コードC1を生成する第1の論理におけるチェックサム生成論理の一例は以下である。確認コード生成部23は、対象コマンド文字列を、所定ビット数のブロック毎に複数のブロックに分割し、各ブロックの値を加算し、その加算値から所定の計算により、4桁の数字の形式のチェックサム値を得る。
(S304) 確認コード表示部24は、生成された確認コードC1を画面内に表示する。
(S305,S306) S305で、承認コード入力部25は、画面でユーザにより承認コードC5が入力されるのを待つ。承認コード入力部25は、承認コードC5が入力された場合(S306−Y)には、その承認コードC5の値を取得する。
(S307,S308) S307で、承認コード生成部26は、コマンド文字列と日付文字列T1とを用いて、第4の論理で、照合用の承認コードC6を生成する。第4の論理は、承認コード生成部16の第3の論理と同じである。S308で、承認コード判定部27は、S306で入力された承認コードC5と、S307で生成された承認コードC6とを比較照合し、一致するかどうかを判定する。上記2つの承認コードが一致する場合(S308−Y)、承認コード判定部27は、コマンドの実行を承認し、コマンド実行制御部213へその旨を指示し、S310へ進む。
上記2つの承認コードが一致しない場合(S308−N)、承認コード判定部27は、S309で、不一致の旨をユーザに伝える情報を画面に表示し、S305に戻り、正しい承認コードの入力を待つ。
(S310,S311,S312) S310で、コマンド実行制御部213は、指示に従い、S302で入力されたコマンドを実行する。即ち、コマンド実行制御部213は、コマンド管理表60の情報に基づいて、そのコマンドを、対象システム3の対象の機器31へ送信する。S311で、コマンド実行制御部213は、対象の機器31から、コマンド実行結果情報を取得し、コマンド管理表60に格納する。S312で、コマンド実行制御部213は、コマンド実行結果情報を、画面内に表示し、また、チェックリスト消込システム1のチェック項目消込部114へ送信する。S312の後、コマンド実行システム2は、S301に戻り、次に入力されるコマンドについても同様の処理を繰り返し、ユーザによる終了操作を受けた場合には図7の処理を終了する。
[画面(1)]
図8は、チェックリスト消込システム1の第1の画面例を示し、第1のステップとして、図5のS102に対応して、チェックリストを表示する際の画面例を示す。チェックリスト表示部12は、作業指示兼チェックリストであるチェックリストの内容を含む画面を表示する。図8の画面は、チェックリストの所定順序の複数のチェック項目のうち、1つのコマンド入力指示を含む1つのチェック項目の情報を表示する例を示す。図8の画面では、上から順に、まず、チェック項目の番号、例えば「3」を表示し、チェック項目の種別、例えば「コマンド入力」を表示する。図8の画面は、欄801、欄802、欄803、欄804、完了ボタン805を含む。
図8は、チェックリスト消込システム1の第1の画面例を示し、第1のステップとして、図5のS102に対応して、チェックリストを表示する際の画面例を示す。チェックリスト表示部12は、作業指示兼チェックリストであるチェックリストの内容を含む画面を表示する。図8の画面は、チェックリストの所定順序の複数のチェック項目のうち、1つのコマンド入力指示を含む1つのチェック項目の情報を表示する例を示す。図8の画面では、上から順に、まず、チェック項目の番号、例えば「3」を表示し、チェック項目の種別、例えば「コマンド入力」を表示する。図8の画面は、欄801、欄802、欄803、欄804、完了ボタン805を含む。
欄801は、作業指示内容やチェック内容やコマンド入力指示等を表示する欄である。このコマンド入力指示は、コマンド入力説明と、コマンド文字列とを含む。コマンド入力説明の例として「下記のコマンドを入力し、ファイルを削除する。」を示す。コマンド文字列の例として「delete abc.txt」を示す。
欄802は、確認コードを入力及び表示する欄を示す。欄802は、チェック項目の種別が「コマンド入力」である場合のみ、入力受け付け可能なように制御される。欄803は、承認コードを表示する欄を示す。図8の状態では、確認コード及び承認コードの値は表示されていない。欄804は、チェックリスト消込システム1からユーザへ指示や状態を伝える情報、システムメッセージ等を表示する欄を示す。図8の例では、この情報として、「コンソールでコマンドを入力し、確認コードを取得し、確認コードを入力してください。」と表示されている。完了ボタン805は、当該チェック項目の作業が完了して当該チェック項目の消し込み入力の際に用いるボタンである。最初、当該チェック項目は未チェックの状態である。チェック項目消込部114は、当該チェック項目がチェック済み、消し込み可能な状態になるまでは、ユーザが完了ボタン805を押下できないように表示を制御する。
[画面(2)]
図9は、コマンド実行システム2の第1の画面例を示し、第2のステップとして、図5のS103,S105に対応して、ユーザによるコマンドの入力に応じて確認コードを表示する際の画面例を示す。図9の画面は、欄901と、ファイル出力ボタン902とを含む。
図9は、コマンド実行システム2の第1の画面例を示し、第2のステップとして、図5のS103,S105に対応して、ユーザによるコマンドの入力に応じて確認コードを表示する際の画面例を示す。図9の画面は、欄901と、ファイル出力ボタン902とを含む。
欄901は、コンソールであるコマンドラインインタフェースが表示される欄である。ユーザは、欄901で、コマンド実行システム2による指示や状態を表す情報を確認し、コマンドや承認コード等を入力する。
ファイル出力ボタン902は、コンソールの欄901の内容、コマンド実行結果情報を含む情報を、ファイルに出力する場合に用いられる。これにより出力及び保存されたファイルは、作業のエビデンス情報として利用できる。特に、ファイル出力ボタン902は、コマンド実行結果情報を含むエビデンス情報を、チェックリスト消込システム1へ送信するためのボタンとしてもよい。
欄901内で、第1行に示すコマンド911は、ユーザにより入力されたコマンドの例を示し、「delete abc.txt」が入力されている。第2行に示す確認コード912は、ユーザにより入力されたコマンド911に対応して生成された確認コードC1の値として「5678」が表示された例を示す。第3行に示す承認コード913は、承認コードの入力を受け付けるための情報が表示された例を示す。本例では、「承認コード(中止する場合はq) > 」と表示されている。なお、ユーザは、作業を中止する場合、「q」を入力する。
[画面(3)]
図10は、チェックリスト消込システム1の第2の画面例として、第3のステップとして、図5のS106に対応して、ユーザにより確認コードが入力された際の画面例を示す。上側の(3−A)は、入力された確認コードが正しい場合の画面例を示し、下側の(3−B)は、入力された確認コードが誤りの場合の画面例を示す。
図10は、チェックリスト消込システム1の第2の画面例として、第3のステップとして、図5のS106に対応して、ユーザにより確認コードが入力された際の画面例を示す。上側の(3−A)は、入力された確認コードが正しい場合の画面例を示し、下側の(3−B)は、入力された確認コードが誤りの場合の画面例を示す。
ユーザは、図9の画面の欄801の確認コード812である確認コードC1から認識した確認コードC2を、(3−A)の欄802に入力する。本例では、確認コードC2の値として「5678」が入力されている。
チェックリスト消込システム1は、欄802に入力された確認コードC2を、生成した確認コードC3と照合し、両者の一致により確認コードの正しさが確認できた場合、承認コードC4を生成し、生成した承認コードC4を、欄803に表示する。本例では、欄803に、承認コードC4の値として「8765」が表示されている。また、チェックリスト消込システム1は、欄804に、現状に対応する説明、確認コード照合結果、次動作指示等を表示する。本例では、欄804に、「正しい確認コードが入力されました。コンソールで承認コードを入力し、コマンドを実行してください。」と表示されている。
(3−B)の欄802では、誤った確認コードの値、本例では「3456」が入力されている。チェックリスト消込システム1は、欄802に入力された確認コードC2を、生成した確認コードC3と照合し、両者の不一致により入力誤りと判定した場合、承認コードC4を生成せず、欄802を例えば赤色表示として確認コードの誤りを伝え、欄803には何も表示しない。また、チェックリスト消込システム1は、欄804に、現状に対応する説明等を表示する。本例では、欄804に、ユーザに再入力を促すメッセージとして、「入力された確認コードが正しくありません。コンソールでコマンドを入力し直してください。」と表示されている。
[画面(4)]
図11は、コマンド実行システム2の第2の画面例を示し、第4のステップとして、図5のS111〜S115に対応して、ユーザにより承認コードを入力し、コマンドを実行する際の画面例を示す。上側の(4−A)は、入力された承認コードが正しい場合の画面例、下側の(4−B)は、入力された承認コードが誤りの場合の画面例を示す。
図11は、コマンド実行システム2の第2の画面例を示し、第4のステップとして、図5のS111〜S115に対応して、ユーザにより承認コードを入力し、コマンドを実行する際の画面例を示す。上側の(4−A)は、入力された承認コードが正しい場合の画面例、下側の(4−B)は、入力された承認コードが誤りの場合の画面例を示す。
ユーザは、図10の(3−A)の画面で欄803から認識した承認コードを、図11の(4−A)の欄901で入力する。欄901内の承認コード914は、ユーザにより入力された正しい承認コードの値、本例では「8765」を示す。コマンド実行システム2は、ユーザにより入力された承認コード914である承認コードC5を、生成した承認コードC6と照合し、両者の一致により承認コードの正しさが確認できた場合、コマンドの実行を承認し、自動的に実行する。欄901内のコマンド実行915は、コマンド実行システム2によるコマンドの実行及びその実行結果をユーザに伝える情報を示し、本例では「コマンドを実行します...完了」と表示されている。コマンド実行結果として正常に完了した場合、「完了」等と表示される。コマンド実行915の他の表示例としては、「正しい承認コードが入力されました。」等でもよい。本例では、承認コード914で承認コードが入力され、エンターキーが押下され、承認コードの正しさが確認されたので、自動的にコマンドが実行され、コマンド実行結果が表示されている。
なお、コマンドの自動実行の前に、ユーザによる実行確認入力操作としてエンターキー押下等を介在する形態でもよい。
(4−B)の欄901の承認コード916は、ユーザにより入力された誤った承認コード、本例では「6543」が表示されている。チェックリスト消込システム1は、入力された承認コードC5を、生成した承認コードC6と照合し、両者の不一致により入力誤りと判定した場合、コマンドの実行を承認せず、欄901内に、対応する説明等を表示する。本例では、欄901内に、エラー通知、承認コードの再入力を促すメッセージとして、「入力された承認コードが正しくありません(中止する場合はq)>」と表示されている。
[画面(5)]
図12は、チェックリスト消込システム1の第3の画面例として、第5のステップとして、図5のS117に対応して、コマンド実行結果に基づいてチェック項目の消し込みが行われる際の画面例を示す。図12の画面では、欄804に、コマンド実行結果情報が表示されている。チェック項目消込部114は、コマンド実行制御部213から取得したコマンド実行結果情報の内容を、欄804に表示する。ユーザは、欄804でコマンド実行結果を確認し、「完了」等の状態である場合には、このチェック項目に関してチェック済みとし、このチェック項目の消し込みのために、消し込み入力に対応する完了ボタン805を押す。チェック項目消込部114は、コマンド実行結果情報が「完了」等の状態である場合には、当該チェック項目を消し込み可能な状態とし、ユーザが完了ボタン805を押下できるように表示を制御する。
図12は、チェックリスト消込システム1の第3の画面例として、第5のステップとして、図5のS117に対応して、コマンド実行結果に基づいてチェック項目の消し込みが行われる際の画面例を示す。図12の画面では、欄804に、コマンド実行結果情報が表示されている。チェック項目消込部114は、コマンド実行制御部213から取得したコマンド実行結果情報の内容を、欄804に表示する。ユーザは、欄804でコマンド実行結果を確認し、「完了」等の状態である場合には、このチェック項目に関してチェック済みとし、このチェック項目の消し込みのために、消し込み入力に対応する完了ボタン805を押す。チェック項目消込部114は、コマンド実行結果情報が「完了」等の状態である場合には、当該チェック項目を消し込み可能な状態とし、ユーザが完了ボタン805を押下できるように表示を制御する。
チェック項目消込部114は、完了ボタン805が押されると、チェックリスト管理表50における当該チェック項目の結果として、チェック済み、消し込み済みの状態を表す値を格納する。
また、チェックリスト消込システム1では、チェック項目に応じて、コマンド実行結果情報とは別にエビデンス情報を入力することができる機能を有する。チェックリストにおける作業指示項目であるチェック項目は、定義に応じて、ユーザによるエビデンス情報の入力を必須項目または付随項目として設定可能である。チェック項目消込部114は、チェック項目に応じて、画面に、図12のように、エビデンス入力ボタン806を表示する。このチェック項目の作業では、ユーザは、エビデンス情報を入力する。エビデンス情報は、例えば、対象システム3や機器31から得られる所定のファイルやログ情報、あるいは、前述のファイル出力ボタン902に応じてコマンド実行制御部213から送信される情報、あるいはユーザが作業結果をカメラにより撮影した画像、等がある。
ユーザは、画面で、エビデンス入力ボタン806を押し、それに応じて表示される図示しない入力欄で、エビデンス情報を入力する。チェック項目消込部114は、入力されたエビデンス情報を、チェックリスト管理表50のチェック項目に関連付けて保存する。チェック項目消込部114は、当該チェック項目において、エビデンス情報入力が必須項目である場合、ユーザによりエビデンス入力済み状態になると、当該チェック項目を消し込み可能状態にする。
チェックリスト消込システム1は、チェックリストにおけるチェック項目の消し込みが終わると、次のチェック項目に関する処理へ移る。上記図8等のチェックリストの画面例は、作業手順に対応したチェック項目を、消し込み操作に応じて順に表示する形式に対応している。チェックリストの画面は、これに限らず可能であり、例えば、画面内にチェックリストの順序付けられた複数のチェック項目の情報をまとめて表示してもよい。
[効果等]
以上説明したように、実施の形態1の入力支援システムによれば、IT運用業務に係わるコマンド入力作業の支援に関して、一人の作業者であってもコマンド入力確認及びコマンド入力誤り防止等を含むチェック作業を実現でき、効率的な業務を実現でき、コマンド入力誤りによる運用品質劣化を防止できる。例えば、作業者がデータセンタ内で特定の機器に対する重大なコマンドを実行する際に、ペアチェックや複数の人の立会いが無くても、入力誤り等を確実に回避できる。よって、運用品質の確保、及び作業工数の削減に貢献できる。
以上説明したように、実施の形態1の入力支援システムによれば、IT運用業務に係わるコマンド入力作業の支援に関して、一人の作業者であってもコマンド入力確認及びコマンド入力誤り防止等を含むチェック作業を実現でき、効率的な業務を実現でき、コマンド入力誤りによる運用品質劣化を防止できる。例えば、作業者がデータセンタ内で特定の機器に対する重大なコマンドを実行する際に、ペアチェックや複数の人の立会いが無くても、入力誤り等を確実に回避できる。よって、運用品質の確保、及び作業工数の削減に貢献できる。
実施の形態1の入力支援システムは、チェックリスト消込システム1とコマンド実行システム2との2つのサブシステムの間で相互に分担して、確認コード及び承認コードの2種類のコードを生成及び表示し、ユーザ入力によるコードを照合する、といった2段階の処理を行う。これにより、入力支援システムは、コマンド入力の正しさを確認し、コマンド実行を承認し、チェックリストのチェック項目の記載通りのコマンドが入力及び実行されることを保証する。また、入力支援システムは、チェック項目に従った作業者によるコマンド入力等を含む操作が、チェック項目の消し込みの操作を兼ねる仕組みを有する。これにより、チェック項目の消し込み忘れを防止し、作業工数の増加を回避できる。
この仕組みでは、ユーザにより入力されたコマンド文字列が、チェックリストに記載のコマンド文字列とは異なり、入力誤りである場合や、確認コードの入力誤りである場合、確認コードの正しさが確認できない。その場合、承認コードが表示されないので、コマンド実行も承認されない。また、承認コード表示後、承認コードの入力誤りである場合、承認コードの正しさが確認できず、その場合にはコマンド実行が承認されない。このように、一人の作業者でもチェック作業ができ、対象システム3に対する誤ったコマンド実行を抑止できる。また、この仕組みでは、作業者は、長いコマンド文字列や確認用情報を比較して確認する必要は無く、少ない手間で入力誤り等を防止できる。
(実施の形態2)
次に、図13を用いて、本発明の実施の形態2の入力支援システムについて説明する。実施の形態2の基本的な構成は、実施の形態1の構成と同じであり、実施の形態1よりも詳しい構成部分として、確認コード及び承認コードの生成の際の処理例を示す。
次に、図13を用いて、本発明の実施の形態2の入力支援システムについて説明する。実施の形態2の基本的な構成は、実施の形態1の構成と同じであり、実施の形態1よりも詳しい構成部分として、確認コード及び承認コードの生成の際の処理例を示す。
実施の形態2の全体のシーケンスは、実施の形態1の図5のシーケンスに対して、以下のような点が異なる。実施の形態2では、下記のように、チェックリスト消込システム1と、コマンド実行システム2との間で、ユーザ入力時の日付に応じて異なるランダム値を生成するための情報である日付文字列をやり取りする。
コマンド実行システム2は、S104で確認コードC1を生成する際、実施の形態1と同様に現在日時に対応した日付文字列を用い、この日付文字列から所定の論理でコードを生成し、このコードを埋め込む形で確認コードC1を生成する。チェックリスト消込システム1は、S109で確認コードC3を生成する際、S108で入力された確認コードC2から、埋め込まれている日付文字列を取り出す処理を行う。チェックリスト消込システム1は、チェック項目のコマンド文字列と、上記取り出した日付文字列とを用いて、コマンド実行システム2側の論理と同じ論理で、確認コードC3を生成する。
チェックリスト消込システム1は、承認コードについても、上記確認コードと同様に、日付文字列を埋め込むようにして生成する。コマンド実行システム2は、入力されたコマンド文字列と、入力された承認コードC5から取り出した日付文字列とを用いて、チェックリスト消込システム1側の論理と同じ論理で、照合用の承認コードを生成する。
[確認コード生成処理]
図13は、実施の形態2における、確認コード生成処理を示す。図13の右側には、コマンド実行システム2の確認コード生成部23における、確認コードC1を生成する処理及び論理を示す。図13の左側には、チェックリスト消込システム1の確認コード生成部14における、確認コードC3を生成する処理及び論理を示す。
図13は、実施の形態2における、確認コード生成処理を示す。図13の右側には、コマンド実行システム2の確認コード生成部23における、確認コードC1を生成する処理及び論理を示す。図13の左側には、チェックリスト消込システム1の確認コード生成部14における、確認コードC3を生成する処理及び論理を示す。
確認コード生成部23は、ユーザ入力によるコマンド文字列cs1と、OSから取得した現在日時に対応した日付文字列ds1とを入力として、以下のステップ(1)〜(4)で、確認コードC1を生成する。
(1) 確認コード生成部23は、まず、コマンド文字列cs1から、所定のコード生成の論理LG1により、コマンド文字列コードa1を生成する。
(2) また、確認コード生成部23は、OSから取得した現在日時の日付文字列ds1から、所定のコード生成の論理LG2により、日付文字列コードa2を生成する。
(3) 確認コード生成部23は、コマンド文字列コードa1と日付文字列コードa2との連結を含む論理により、コードa3を生成する。例えば、確認コード生成部23は、コマンド文字列コードa1と日付文字列コードa2との間に所定の区切り文字を入れて連結する。
(4) 確認コード生成部23は、コードa3から、所定のコード生成の論理LG3により、確認コードC1を生成する。
チェックリスト消込システム1の確認コード生成部14は、チェック項目のコマンド文字列cs2と、ユーザ入力による確認コードC2から取り出した日付文字列とを用いて、以下のステップ(1)〜(5)で、照合用の確認コードC3を生成する。
(1) 確認コード生成部14は、ユーザ入力による確認コードC2から、所定の論理LG4により、日付文字列ds2を取り出す。ここでは、取り出された日付文字列をds2とする。日付文字列ds2は、入力が正しい場合には、日付文字列ds1と同じ値になる。なお、確認コード生成部14は、確認コードC2から日付文字列ds2が取り出せない場合、確認コード判定部15にエラーとして通知し、確認コード判定部15は、結果をエラーとして判定する。
(2) 確認コード生成部14は、日付文字列ds2から、論理LG2により、日付文字列コードa5を生成する。日付文字列コードa5は、入力が正しい場合には、日付文字列コードa2と同じ値になる。
(3) また、確認コード生成部14は、チェックリスト管理表50のチェック項目に基づいたコマンド文字列cs2から、論理LG1により、コマンド文字列コードa4を生成する。コマンド文字列コードa4は、入力が正しい場合には、コマンド文字列コードa1と同じ値になる。
(4) 確認コード生成部14は、コマンド文字列コードa4と日付文字列コードa5との連結を含む論理により、コードa6を生成する。コードa6を生成する論理も、コードa3を生成する論理と同じである。
(5) 確認コード生成部14は、コードa6から、論理LG3により、照合用の確認コードC3を生成する。その後、確認コード判定部15は、実施の形態1と同様に、上記確認コードC2と確認コードC3とを比較照合して確認コードの正しさを判定する。
実施の形態2における承認コード生成処理についても上記確認コード生成処理と同様である。実施の形態2でも、確認コード生成処理と承認コード生成処理とで異なるチェックサム生成論理等を用いて、異なるコードである確認コード及び承認コードを生成すればよい。承認コード生成部16は、コマンド文字列と、現在日時に対応した日付文字列とを入力として、図13の右側の論理と同様にして、承認コードC4を生成する。承認コード生成部26は、コマンド文字列と、入力された承認コードから取り出された日付文字列とを入力として、図13の左側の論理と同様にして、承認コードC6を生成する。
以上のように、実施の形態2の入力支援システムによれば、実施の形態1と同様の効果が得られる。
(他の実施の形態)
他の実施の形態の入力支援システムとして、以下が挙げられる。
他の実施の形態の入力支援システムとして、以下が挙げられる。
(1) 図5で、チェック項目消込部114は、コマンド実行制御部213からのコマンド実行結果情報または他の情報に応じて、ユーザの消し込み入力操作を介在せずに、自動的にチェック項目の消し込みを行ってもよい。この形態では、ユーザによるコマンド、確認コード、及び承認コードの入力が正しい場合、その入力操作が消し込み操作にも対応し、自動的にチェック項目の消し込みが実現されるので、ユーザの手間が少ない。
この形態では、チェックリスト消込システム1は、チェックリスト管理表50に、コマンド実行結果情報における正常な戻り値を保持してもよい。チェックリスト消込システム1は、コマンド実行システム2から受信したコマンド実行結果情報と、チェックリスト管理表50の正常な戻り値とを比較して、実行結果が正常か判定する。チェック項目消込部114は、実行結果が正常の場合、自動的に当該チェック項目の消し込みを行う。
この形態では、コマンド実行制御部213は、承認コードの正しさを確認し、コマンドの実行を承認する場合、コマンドの実行を承認する旨の情報を、チェック項目消込部114へ送信してもよい。チェック項目消込部114は、その承認する旨の情報に従い、チェック項目の消し込みを制御する。
(2) チェックリスト消込システム1及びコマンド実行システム2は、ランダム値を生成するための情報として、日付文字列に限らず適用可能であり、2つのサブシステム間で共通の所定の情報を使用すればよい。
(3) 実施の形態1では、確認コードの生成の際と、承認コードの生成の際とで、同じ日付文字列T1を用いて、異なる論理で、異なるコードである確認コード及び承認コードを生成した。これに限らず、確認コードの生成の際と、承認コードの生成の際とで、異なる情報を使用して、同じ論理に基づいて、異なるコードである確認コード及び承認コードを生成してもよい。異なる情報としては、一例として、日付文字列のみの情報と、日付文字列に作業者情報を追加した情報と、が挙げられる。作業者情報としては、作業者ID等が挙げられる。
(4) チェックリスト消込システム1及びコマンド実行システム2は、確認コード及び承認コードを生成する際、チェックサムに限らず、誤り検出符号、ハッシュ等、他の手段を適用可能である。
(5) ユーザに対する確認コード及び承認コードの入出力については、画面表示に限らず、他の手段を適用してもよい。例えば、各サブシステムは、各コードを、バーコードとして出力し、バーコードとして入力し照合する。例えば、コマンド実行システム2は、確認コードをバーコードで出力する。チェックリスト消込システム1は、ユーザの操作に基づいて、確認コードのバーコードを、バーコードリーダで読み取って入力する。チェックリスト消込システム1は、同様に、承認コードをバーコードで出力する。コマンド実行システム2は、承認コードのバーコードをバーコードリーダで読み取って入力する。上記確認コード及び承認コードの両方にバーコードを用いる形態でもよいし、一方のみでバーコードを用いる形態でもよい。この形態では、バーコードリーダ等の具備が必要になる代わりに、ユーザの手入力の手間を軽減でき、コード値をより複雑な値にできる。
(6) チェックリスト消込システム1は、確認コードC2が入力された時に確認コードC3を生成することに限らず、事前に確認コードC3を生成しておいてもよい。例えば、チェックリスト消込システム1は、チェックリストの入力時や表示時に、予め、日付文字列に応じた確認コードC3を生成し、表示せずに保持しておき、確認コードC2が入力された時に、保持しておいた確認コードC3を参照する。同様に、コマンド実行システム2は、承認コードC5が入力された時よりも事前に、日付文字列に応じた承認コードC6を生成しておいてもよい。
(7) 一人の作業者であるユーザによりコマンド入力のチェックを含む作業ができることを前提として、更に、複数の作業者である複数のユーザが、実施の形態1等の入力支援システムを並列的に利用することも可能である。まず、各ユーザは、それぞれ、自分のタブレット端末100及び作業端末200を使用して別々に作業を行ってもよい。この場合、複数のタブレット端末100で、それぞれ、チェックリスト消込ツール10が稼動し、複数の作業端末200で、それぞれ、コマンド実行ツール20が稼動する。また、コマンド実行システム2については、1台の作業端末200内で、ユーザ毎に別々のコマンド実行ツール20のプロセスが稼動してもよい。各ユーザは、自分のタブレット端末100のチェックリスト消込ツール10から、作業端末200のコマンド実行ツール20のプロセスにアクセスし、各自の作業を行う。
以上、本発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
本発明は、手作業によるコマンド等の入力が必要な各種のシステム、例えばIT運用アウトソーシングサービス等に利用可能である。
1…チェックリスト消込システム、2…コマンド実行システム、3…対象システム、5…チェックリストファイル、10…チェックリスト消込ツール、11…チェックリスト入力部、12…チェックリスト表示部、13…確認コード入力部、14…確認コード生成部、15…確認コード判定部、16…承認コード生成部、17…承認コード表示部、20…コマンド実行ツール、21…コマンド入力部、22…コマンド表示部、23…承認コード入力部、24…承認コード生成部、25…承認コード判定部、31…機器、50…チェックリスト管理表、60…コマンド管理表、100…タブレット端末、101,201…制御部、102,202…記憶部、103,203…入出力部、104,204…通信部、111…チェックリスト入力表示部、112…確認コード入力判定部、113…承認コード生成表示部、114…チェック項目消込部、200…作業端末、211…コマンド入力確認コード生成表示部、212…承認コード入力判定部、213…コマンド実行制御部。
Claims (10)
- IT運用業務の作業に係わるコマンドの入力を支援する情報処理を行う入力支援システムであって、
作業指示兼チェックリストであるチェックリストのチェック項目の消し込みを管理する第1のシステムと、
対象システムに対するコマンドの入力及び実行を支援する第2のシステムと、
を備え、
前記第1のシステムは、
ユーザの操作に基づいて、前記チェックリストを入力し、前記チェック項目、及びコマンド文字列を表示するチェックリスト入力表示部と、
前記ユーザの操作に基づいて、確認コードとして第1コードに対応した第2コードの入力を受け付け、前記コマンド文字列を用いて、第2の論理に基づいて、照合用の確認コードとして第3コードを生成し、前記第2コードと前記第3コードとを比較して一致するか判定する確認コード入力判定部と、
前記確認コードが一致の場合、前記コマンド文字列を用いて、第3の論理に基づいて、承認コードとして第4コードを生成して表示する承認コード生成表示部と、
を有し、
前記第2のシステムは、
前記ユーザによる前記コマンドの入力を受け付け、入力コマンド文字列を用いて、前記第2の論理と同じである第1の論理に基づいて、前記確認コードとして前記第1コードを生成し表示するコマンド入力確認コード生成表示部と、
前記ユーザの操作に基づいて、前記承認コードとして前記第4コードに対応した第5コードの入力を受け付け、前記入力コマンド文字列を用いて、前記第3の論理と同じである第4の論理に基づいて、照合用の承認コードとして第6コードを生成し、前記第5コードと前記第6コードとを比較して一致するか判定する承認コード入力判定部と、
前記承認コードが一致の場合、前記入力された前記コマンドの実行を承認するコマンド実行制御部と、
を有する、入力支援システム。 - 請求項1記載の入力支援システムにおいて、
前記第1のシステムは、チェック項目消込部を有し、
前記コマンド実行制御部は、前記承認コードが一致の場合、前記入力された前記コマンドを、前記対象システムに対して実行し、前記対象システムからコマンド実行結果情報を取得し、前記コマンド実行結果情報を前記チェック項目消込部へ送信し、
前記チェック項目消込部は、前記コマンド実行制御部からの前記コマンド実行結果情報、及び前記ユーザによる消し込み入力操作に基づいて、前記チェックリストの前記チェック項目の消し込み処理を行う、
入力支援システム。 - 請求項1記載の入力支援システムにおいて、
前記第1の論理及び前記第2の論理は、チェックサム生成論理を含み、
前記確認コードは、少なくとも、日付毎に異なるランダム値であり、前記コマンド文字列よりも文字数が少ない値である、
入力支援システム。 - 請求項1記載の入力支援システムにおいて、
前記第3の論理及び前記第4の論理は、チェックサム生成論理を含み、
前記承認コードは、少なくとも、日付毎に異なるランダム値であり、前記コマンド文字列よりも文字数が少ない値である、
入力支援システム。 - 請求項1記載の入力支援システムにおいて、
前記コマンド入力確認コード生成表示部は、前記第1の論理で、現在日時の日付文字列を用いて、前記第1コードを生成し、
前記確認コード入力判定部は、前記第2の論理で、現在日時の日付文字列を用いて、前記第3コードを生成する、
入力支援システム。 - 請求項1記載の入力支援システムにおいて、
前記承認コード生成表示部は、前記第3の論理で、現在日時の日付文字列を用いて、前記第4コードを生成し、
前記承認コード入力判定部は、前記第4の論理で、現在日時の日付文字列を用いて、前記第6コードを生成し、
前記第1の論理と前記第4の論理とが異なり、前記第2の論理と前記第3の論理とが異なり、前記確認コードの値と前記承認コードの値とが異なる、
入力支援システム。 - 請求項1記載の入力支援システムにおいて、
前記コマンド入力確認コード生成表示部は、前記第1の論理で、現在日時の日付文字列を埋め込むようにして、前記第1コードを生成し、
前記確認コード入力判定部は、前記第2の論理で、前記第2コードから前記日付文字列を取り出し、当該日付文字列を用いて、前記第3コードを生成する、
入力支援システム。 - 請求項1記載の入力支援システムにおいて、
前記承認コード生成表示部は、前記第3の論理で、前記日付文字列を埋め込むようにして、前記第4コードを生成し、
前記承認コード入力判定部は、前記第4の論理で、前記第5コードから前記日付文字列を取り出し、当該日付文字列を用いて、前記第6コードを生成する、
入力支援システム。 - IT運用業務の作業に係わるコマンドの入力を支援する情報処理を行う入力支援システムにおける入力支援方法であって、
前記入力支援システムは、
作業指示兼チェックリストであるチェックリストのチェック項目の消し込みを管理する第1のシステムと、
対象システムに対するコマンドの入力及び実行を支援する第2のシステムと、
を備え、
前記入力支援方法は、
前記第1のシステムで実行されるステップとして、
ユーザの操作に基づいて、前記チェックリストを入力し、前記チェック項目、及びコマンド文字列を表示するチェックリスト入力表示ステップと、
前記ユーザの操作に基づいて、確認コードとして第1コードに対応した第2コードの入力を受け付け、前記コマンド文字列を用いて、第2の論理に基づいて、照合用の確認コードとして第3コードを生成し、前記第2コードと前記第3コードとを比較して一致するか判定する確認コード入力判定ステップと、
前記確認コードが一致の場合、前記コマンド文字列を用いて、第3の論理に基づいて、承認コードとして第4コードを生成して表示する承認コード生成表示ステップと、
を有し、
前記第2のシステムで実行されるステップとして、
前記ユーザによる前記コマンドの入力を受け付け、入力コマンド文字列を用いて、前記第2の論理と同じである第1の論理に基づいて、前記確認コードとして前記第1コードを生成し表示するコマンド入力確認コード生成表示ステップと、
前記ユーザの操作に基づいて、前記承認コードとして前記第4コードに対応した第5コードの入力を受け付け、前記入力コマンド文字列を用いて、前記第3の論理と同じである第4の論理に基づいて、照合用の承認コードとして第6コードを生成し、前記第5コードと前記第6コードとを比較して一致するか判定する承認コード入力判定ステップと、
前記承認コードが一致の場合、前記入力された前記コマンドの実行を承認するコマンド実行制御ステップと、
を有する、入力支援方法。 - IT運用業務の作業に係わるコマンドの入力を支援する情報処理を行う入力支援システムにおける前記情報処理を実行させる入力支援プログラムであって、
前記入力支援システムは、
作業指示兼チェックリストであるチェックリストのチェック項目の消し込みを管理する第1のシステムと、
対象システムに対するコマンドの入力及び実行を支援する第2のシステムと、
を備え、
前記入力支援プログラムは、
前記第1のシステムに実行させる処理として、
前記ユーザの操作に基づいて、前記チェックリストを入力し、前記チェック項目、及びコマンド文字列を表示するチェックリスト入力表示処理と、
ユーザの操作に基づいて、確認コードとして第1コードに対応した第2コードの入力を受け付け、前記コマンド文字列を用いて、第2の論理に基づいて、照合用の確認コードとして第3コードを生成し、前記第2コードと前記第3コードとを比較して一致するか判定する確認コード入力判定処理と、
前記確認コードが一致の場合、前記コマンド文字列を用いて、第3の論理に基づいて、承認コードとして第4コードを生成して表示する承認コード生成表示処理と、
を有し、
前記第2のシステムに実行させる処理として、
前記ユーザによる前記コマンドの入力を受け付け、入力コマンド文字列を用いて、前記第2の論理と同じである第1の論理に基づいて、前記確認コードとして前記第1コードを生成し表示するコマンド入力確認コード生成表示処理と、
前記ユーザの操作に基づいて、前記承認コードとして前記第4コードに対応した第5コードの入力を受け付け、前記入力コマンド文字列を用いて、前記第3の論理と同じである第4の論理に基づいて、照合用の承認コードとして第6コードを生成し、前記第5コードと前記第6コードとを比較して一致するか判定する承認コード入力判定処理と、
前記承認コードが一致の場合、前記入力された前記コマンドの実行を承認するコマンド実行制御処理と、
を有する、入力支援プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015096498A JP2016212677A (ja) | 2015-05-11 | 2015-05-11 | 入力支援システム、入力支援方法、及び入力支援プログラム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20220044255A1 (en) * | 2020-08-04 | 2022-02-10 | Dell Products L.P. | Risk mitigation for service delivery |
-
2015
- 2015-05-11 JP JP2015096498A patent/JP2016212677A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20220044255A1 (en) * | 2020-08-04 | 2022-02-10 | Dell Products L.P. | Risk mitigation for service delivery |
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