JP2018120256A - 設定操作入力支援装置、設定操作入力支援システム - Google Patents
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Abstract
【課題】情報システムへの設定操作において、作業者と確認者のペアで作業を行う際に確認者だけでは完全に防げないヒューマンエラーを抑止する。【解決手段】接続する業務システムの設定入力を補助する設定操作入力支援装置であって、業務システムから設定入力画面を取得し、設定入力画面に基づいて第1の入力および第2の入力を受け付ける作業用画面を作成し、作成した作業用画面を第1の入力を行う第1の外部装置および第2の入力を行う第2の外部装置へ提供する画面分割部と、第1の入力を受け付け、かつ第2の入力を受け付ける入力受付部と、受け付けた第1の入力および第2の入力を比較する入力比較部と、入力比較部による比較の結果、第1の入力および第2の入力が同一の入力と判断した場合、業務システムへ第1の入力または第2の入力を送信するシステム更新部とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は情報システムの開発や構築、または運用において、設定操作の入力ミスを抑止するシステムに関する。
情報システムの事業継続を阻害するリスクの一つに人為的なミス、すなわちヒューマンエラーがある。ヒューマンエラーは、人間が行うべき作業を適切に行わないことが原因として発生することから、一般的に作業プロセスを見直すことが多く、また情報システムへの入力処理では自動化に頼る部分が大きい。
特許文献1では情報処理装置を用いたコンピュータシステムのセットアップ処理について開示されている。この情報処理装置は、出力画面情報に応じて予め指定した画面情報と一致した場合、画面情報に対応する所定のキー/マウス入力情報を自動入力する技術が開示されている。
特許文献2では情報システムに対する作業画面を作業者端末と監視者端末に提供し、作業内容をリアルタイムで監視する作業支援システムについて開示されている。また、作業内容を情報システムへ反映させるには監視者端末の作業許可の入力が必要となり、作業禁止が入力された場合は反映されないという技術が開示されている。
情報システムへの設定操作において、ヒューマンエラーを防止するために自動化を推進しても完全な自動化の実現は困難である。特許文献1および2に示されるように現状では何らかの形で人手を介して設定操作を行う必要がある。このため、原則は作業者と確認者のペアで設定操作を実施し、確認者は設計書などをもとに作業内容を確認するが、確認者だけでは完全に防げないヒューマンエラーが発生するケースがある。例えば、長時間の作業で確認者が確認する前に作業者が次の設定項目を操作した場合、確認者の見落としが発生する。
本発明の目的は、上述した課題を解決する情報システム向け設定操作の入力支援を支援するシステムを提供する。
上記課題を解決するために、代表的な本発明の1つは、接続する業務システムの設定入力を補助する設定操作入力支援装置であって、業務システムから設定入力画面を取得し、設定入力画面に基づいて第1の入力および第2の入力を受け付ける作業用画面を作成し、作成した作業用画面を第1の入力を行う第1の外部装置および第2の入力を行う第2の外部装置へ提供する画面分割部と、第1の入力を受け付け、かつ第2の入力を受け付ける入力受付部と、受け付けた第1の入力および第2の入力を比較する入力比較部と、入力比較部による比較の結果、第1の入力および第2の入力が同一の入力と判断した場合、業務システムへ第1の入力または第2の入力を送信するシステム更新部とを備える。
本発明によれば、情報システムへの設定操作において、確認者の見落としなどヒューマンエラーのリスクを低減することができる。さらに確認者も実機を操作することで有識者を増やし、例えば運用体制のローテンションなどで突然実機操作の有識者が居なくなるケースに対応することが可能となる。
以下、本発明の情報システム向け設定操作入力支援システム101の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る設定操作入力支援システム101の全体構成を示す構成図である。同図において、本実施形態の設定操作入力支援システム101は、初期設定部111、画面分割部112、入力受付部113、入力比較部114、実機更新部115、ログ蓄積部116、エビンデンス検索/削除部117、初期設定DB120、画面項目DB130、ログ蓄積DB140を備える。作業者22は、作業者端末21から情報システム設定操作入力支援システム101を介して本番システムX11の設定操作を行う。なお、本番システムX11、作業者端末21を含めて設定操作入力支援システム101と呼ぶこともできる。
以下、本実施形態の接続構成及び設定操作入力支援システム101が有する各構成要素の機能について説明する。設定操作入力支援システム101は、本番システムX11及び作業者端末21とLANやWANのネットワークを介して接続する。
本番システムX11は、企業の基幹系システムや基盤系システムなどを含み、機能の停止または低下がその企業または企業圏の信用失墜、経済的損失を引き起こす場合がある。なお、本番システムX11は業務システムと呼ぶこともできる。
一方、作業者端末21は、オフィスや自宅に設置されたPC、または本番システムX11向けにカスタマイズされた作業者向けのPC、またはデータセンターのラックに常設されたラックコンソールなどである。その作業者端末21を利用して作業を実施すべき作業者22は、本番システムX11の開発や構築、または運用の担当者であってもよい。作業者22は、正作業者22aと副作業者22bを選任し、本番システムX11の環境構築や、設定変更、不具合改修、調査などを目的に、設定操作入力支援システム101を介して遠隔操作を実施する。なお、作業者端末21や作業員22とする場合は、全体を示すものとする。
設定操作入力支援システム101は、本番システムX11から画面イメージを取得し、複数の作業者端末21に本番システムX11のオリジナルの設定画面401を提供する。さらに、複数の作業者22が作業者端末21で入力した本番システムX11のオリジナルの設定画面401の情報を受け取り、入力項目の比較を行い、作業者全員の入力値が一致した場合のみ本番システムX11に設定を反映する一連の動作を行う。詳細は以下で説明をする。
初期設定部111は、正作業者22aの作業者端末A21aから図2に示す初期設定画面201の入力情報を受け取り、初期設定DB120で値を保持する。さらに、初期設定DB120で保持した値をもとに、副作業者22bの作業者端末B21bに図3に示す作業依頼画面301を提示し、副作業者22bから作業の許可を受け付けた場合、本番システムX11に接続を行う。
画面分割部112は、本番システムX11から設定入力の画面イメージを取得し、設定項目とボタン情報を抽出する。なお、設定項目とボタン情報を抽出する方法は後述する。また、正作業者22aと副作業者22bのテーブルを作成し、抽出した情報を画面項目DB130に格納する。さらに、図6に示す作業者端末A21aと作業者端末B21bに入力補助ウインドウ(他の作業者の入力ステータス情報402、設定値の入力完了ボタン403)を付加した本番システムX11のオリジナルの設定画面401を作成し、提供する。なお、オリジナルの設定画面401を作業用画面401とも呼ぶことができる。
正作業者22aと副作業者22bは、本番システムX11に対して、オリジナルの設定画面401で設定操作を実施し、設定項目の入力を終えると、入力完了ボタン403を押下する。入力受付部113は、作業者端末A21aと作業者端末B21bから入力完了の情報を受け取ると、画面項目DB130の正作業者22aと副作業者22bのテーブルに入力値を格納し、オリジナルの設定画面401の入力ステータス情報402を更新する。
入力比較部114は、画面項目DB130にて正作業者22aと副作業者22bの入力値を比較し、それぞれの作業者が操作した内容が一致しているかどうかを判別する。例えば、正作業者22aと副作業者22bの入力値が一致している場合は、実機更新部115にて画面項目DB130から正作業者21aの入力値を参照し、本番システムX11に設定を反映する。正作業者22aと副作業者22bの入力値が一致していない場合は、画面分割部112にて作業者端末A21aと作業者端末B21bに本番システムX11のオリジナルの設定画面401を再度提供する。
ログ蓄積部116は、前記本番システムX11に反映した設定情報をログ蓄積DB140に格納する。エビデンス検索/削除部117は、ログ蓄積DB140を参照し、過去に格納した設定情報の検索や削除を行う。
設定操作入力支援システム101は、図1の各構成要素111〜117、120、130、140の機能を備え、正作業者21aと副作業者22bに本番システムX11の設定画面を提供し、それぞれの作業者が操作した内容が一致しているかどうかを判別し、操作した内容が一致している場合は本番システムX11に設定を反映する。なお、設定操作入力支援システム101は図示しないCPU、メモリ、HDDなどの記憶部、本番システムX11や作業端末21と通信する通信部を備えており、各機能はHDDからメモリへ展開され、CPUで実行される。
これまで、1台の作業者端末から原則は作業者と確認者のペアで本番システムX11の設定操作を実施してきた。確認者は、設計書などをもとに作業者の操作内容を確認するが、例えば確認者の見落としなどにより、確認者だけでは完全に防げないヒューマンエラーが発生していた。本実施形態では、設定操作入力支援システム101の前記一連の動作である。これにより、本番システムX11への設定操作において、確認者も副作業者として設定操作を実施することで、確認者だけでは完全に防げなかったヒューマンエラーのリスクを低減することができる。さらに、例えば情報システムの重要度に応じて、作業者の人数を増やして設定操作を行うことで、多重チェックを行うこともできる。
図2は、本発明の実施形態における初期設定画面を示す画面レイアウト図である。
初期設定画面201は、設定操作入力支援システムエージェント211を立ち上げると表示され、基本設定221とオプション設定231ボタン、及びエビデンス検索/削除241ボタンのインターフェースを提供する。また、副作業者の指定は、追加ボタンを選択することで、複数人を指定することができる。これらの初期設定情報は、図1の初期設定部111に送信する。
初期設定画面201は、設定操作入力支援システムエージェント211を立ち上げると表示され、基本設定221とオプション設定231ボタン、及びエビデンス検索/削除241ボタンのインターフェースを提供する。また、副作業者の指定は、追加ボタンを選択することで、複数人を指定することができる。これらの初期設定情報は、図1の初期設定部111に送信する。
図3は、図2のオプション項目を選択した際の画面レイアウト図である。オプション設定画面202は、吹き出しの表示232、大文字小文字の区別233、過去入力値との比較234、表示言語を変換235、作業エビデンスの取得236を含むインターフェースを提供する。
吹き出しの表示232は、有効の値を選択することで、以下の(1)〜(3)に示すケースに該当する場合、本番システムX11のオリジナルの設定画面401に吹き出しを表示することができる。(1)ログ蓄積DB140に存在する過去の設定操作と同様の設定操作を行う場合、必要な場面で事前に登録しておいた作業コメントを表示することができる。(2)作業者の入力情報が不足した場合はその旨のコメントを表示することができる。(3)作業者全員の入力が一致していない場合は他の作業者が入力した値を表示することができる。この様にオリジナルの設定画面401は、吹き出しの表示で視覚的な情報を補うことで作業者の操作効率の向上を見込むことが可能になる。
大文字小文字の区別233は、有効の値を選択することで、文字小文字を区別して正作業者22aと副作業者22bの入力値を入力比較部114で比較する。これにより、大文字小文字を区別する操作対象環境によっては、設定ミスのヒューマンエラーを事前に防ぐことが可能になる。
過去入力値との比較234は、有効の値を選択することで、オリジナルの設定画面401で入力した値と、ログ蓄積DB140に存在する過去の設定値を比較し、文字長などの傾向が異なる場合、作業者に再入力を促す。このように過去の設定値と比較を行うことで、設計ミスや入力ミスを事前に気付くことが可能になる。
表示言語の変換235は、有効の値を選択することで、本番システムX11のオリジナルの設定画面401の表示言語を変更することができる。例えば、本番システムX11の設定項目が全て英語表示である場合、日本語を指定すると、本番システムX11のオリジナルの設定画面401には設定項目を全て日本語に変換して表示する。さらに、日本語で入力した設定値は、もとの言語に変換して本番システムX11に設定を反映する。このように対象環境の言語変換をサポートすることで、多国籍者同士の操作が可能となり、グローバル化への対応が可能になる。
図4は、図2のエビデンス検索/削除を選択した際の画面レイアウト図である。エビデンス検索/削除画面203は、過去の情報システムへの設定値を検索する、または過去の情報を削除する際に必要となる入力項目241を含むインターフェースを提供する。これらの入力情報は、図1のエビデンス検索/削除部117に送信する。
図5は、図2の初期設定画面201で指定した副作業者の作業者端末B21bに、作業の許可を求める画面レイアウト図である。作業者端末B21bは、設定操作入力支援システム101の初期設定部111から作業依頼画面301を受け取り、副作業者22bにより作業許可または作業拒否を選択し、選択情報を初期設定部111に送信する。
図6は、図2の初期設定画面201で指定した操作対象環境の本番システムX11に対して、画面分割部112からそれぞれの作業者端末21に提供する設定項目情報と入力補助ウインドウが付加されたオリジナルの設定画面の画面レイアウト図である。オリジナルの設定画面401は、作業者端末A21aにも作業者端末B22bにも同じ内容の画面を提供する。画面左下には、それぞれ相手の作業者のステータス情報402を表示する。相手が入力している場合は、入力中と表示し、入力が完了した場合は、入力完了と表示する。
設定情報の入力が完了すると、それぞれの作業者は最後に入力完了403ボタンを選択し、設定情報を入力受付部113に送出する。その後、例えば、正作業者22aと副作業者22bの入力値が一致していない場合は、不一致な設定項目の背景色がハイライトされ、再度、画面分割部112からオリジナルの設定画面401の提供を受ける。さらに、オプション設定231の吹き出しの表示232を有効としている場合は、他の作業者が入力した値を吹き出しで表示411する。
図7は、設定操作入力支援システム101の初期設定情報を格納する初期設定テーブルを説明する図である。初期設定テーブル121は、設定操作入力支援システム101の基本設定221とオプション設定231の情報を処理中だけ一時的に初期設定DB120で保持する。また、初期設定テーブル121の値は、初期設定部111が作業依頼画面301を作業者端末B21bに提示する場合、本番システムX11に接続を行い実行ファイルを実行する場合、画面分割部112がオリジナルの設定画面401で吹き出しの表示を行う場合、作業者が指定した表示言語へ全て変換して表示を行う場合、入力比較部114が大文字小文字の区別を行う場合、および、過去入力値との比較を行う場合のために保持する。
図8は、操作対象環境の作業者22の入力値を格納する画面項目テーブルである。画面項目テーブル131は、本番システムX11の設定項目、正作業者22aと副作業者22bの入力情報と、それぞれの作業者の入力情報が一致しているかどうかを判別するフラグの情報を処理中だけ一時的に画面項目DB130で保持する。また、画面項目テーブル131の値は、画面分割部112が作業者端末A21aと作業者端末B21bに再度オリジナルの設定画面401を提供する場合と、実機更新部115が正作業者21aの入力値を参照し、本番システムX11に設定を反映する場合と、ログ蓄積部116が前記本番システムX11に反映した設定情報をログ蓄積DB140に格納する場合のために保持する。
図9は、操作対象環境の設定情報を格納するログ蓄積テーブル141を説明する図である。ログ蓄積テーブル141は、本番システムX11に反映した設定情報をログ蓄積DB140で保持する。また、ログ蓄積テーブル141の値は、画面分割部112が過去入力値との比較を行う場合と、エビデンス検索/削除部117が過去の設定情報を検索または削除を行う場合のために保持する。
以上の構成から、以下に本実施形態の基本的な動作を説明する。
図10は、設定操作入力支援システムの動作を示すアクティビティ図である。ここでは、作業者22が本番システムX11の設定操作のために、作業者端末21と設定操作入力支援システム101、および設定操作入力支援システム101と本番システムX11がそれぞれの図示しないネットワークで接続しており、通信可能な状況とする。
図10は、設定操作入力支援システムの動作を示すアクティビティ図である。ここでは、作業者22が本番システムX11の設定操作のために、作業者端末21と設定操作入力支援システム101、および設定操作入力支援システム101と本番システムX11がそれぞれの図示しないネットワークで接続しており、通信可能な状況とする。
まずステップS501において、正作業者22aの作業者端末A21aで設定操作入力支援システムエージェント211を起動する。すると、作業者端末A21aの画面に設定操作入力支援システムの初期設定画面201が立ち上がる。次にステップ502において、正作業者22aは、副作業者の作業者端末B21bの情報(例えば、IPアドレスまたはホスト名)、操作対象環境の情報(例えば、IPアドレスまたはホスト名)、操作対象環境のログインアカウントおよびログインパスワードと、操作対象の実行ファイルを指定し、設定操作入力支援システム101に初期設定情報を送信する(図2)。
設定操作入力支援システム101の初期設定部111は、作業者端末A21aから初期設定情報を受け取ると、ステップ503で値を初期設定テーブル121に格納する(図7)。さらに、ステップ504では、初期設定テーブル121から副作業者21bの値を参照して、作業者端末B21bに作業依頼画面301を提示する。
副作業者22bは、ステップ505で正作業者22aからの本番システムX11に対する作業依頼画面301を確認し、作業を許可するか拒否するかを選択し、設定操作入力支援システム101に選択結果を送信する(図5)。作業拒否であれば正作業者21aからの作業依頼を拒否して処理を終了する。
作業許可の場合、ステップ506で初期設定テーブル121から操作対象環境の値、ログインアカウントおよびログインパスワードの値と実行ファイルの値を参照して、操作対象環境である本番システムX11に接続を行う。
設定操作入力支援システム101は、ステップ507で本番システムX11の環境へのログインが成功すると、ステップ508で実行ファイルを実行する。なお、ログインが失敗すると、作業者端末A21aの画面にログインエラーを通知する。また、本実施例における実行ファイルとは、本番システムX11上でインスタンスを作成するために実行されるソフトウェアとするが、別のソフトウェアであっても問題はない。正作業者22aは、初期設定情報の再入力を実施し、再びステップ502以降の処理を繰り返す。ステップ509では、ステップ508における実行ファイルの操作対象画面を表示する。
設定操作入力支援システム101の画面分割部112は、ステップ510で本番システムX11から前記操作対象画面の画面イメージを取得し、設定項目とボタン情報を抽出する。画面の設定項目やボタン情報の抽出は、例えばHTMLタグ情報をもとに、スクリプトを用いた実装としても良い。上記する以外の抽出方法であってもよいことは言うまでもない。
抽出した情報は、画面項目テーブル131に格納する(図8)。さらに、ステップ511で作業者向けに本番システムX11の作業用画面401を作成し、作業者端末A21aおよび作業者端末B21bに提供する。作業用画面401は、本番システムX11の操作対象画面に入力補助ウインドウ(他の作業者の入力ステータス情報402、設定値の入力完了ボタン403)を付加したオリジナルの設定画面401とする(図6)。また、画面項目テーブル131の各作業者のステータス情報を [入力中]の値とする。
図11は、図10に続く動作を示すアクティビティ図である。
正作業者22aは、ステップ512で本番システムX11に対するオリジナルの設定画面401を確認する。ステップ513では、設計書などをもとに本番システムX11に対する設定操作を実施する。オリジナルの設定画面401内の全ての設定項目の入力を終えると、同一画面内の入力完了ボタン403を選択して、設定操作入力支援システム101に作業画面情報を送信する。設定操作入力支援システム101の入力受付部113は、ステップ514で作業者端末A21aから作業画面情報を受け取り、画面項目テーブル131に正作業者22aの設定情報を格納する(図8)。さらに、ステップ515で画面項目テーブル131の正作業者22aAのステータス情報を [入力中]から[入力完了]の値に更新する。作業者端末B21bは、設定操作入力支援システム101から更新情報を受け取り、ステップ516でオリジナルの設定画面401内の入力ステータス情報402を“作業者A[入力中]”から“作業者A[入力完了]”に表示を更新する。
正作業者22aは、ステップ512で本番システムX11に対するオリジナルの設定画面401を確認する。ステップ513では、設計書などをもとに本番システムX11に対する設定操作を実施する。オリジナルの設定画面401内の全ての設定項目の入力を終えると、同一画面内の入力完了ボタン403を選択して、設定操作入力支援システム101に作業画面情報を送信する。設定操作入力支援システム101の入力受付部113は、ステップ514で作業者端末A21aから作業画面情報を受け取り、画面項目テーブル131に正作業者22aの設定情報を格納する(図8)。さらに、ステップ515で画面項目テーブル131の正作業者22aAのステータス情報を [入力中]から[入力完了]の値に更新する。作業者端末B21bは、設定操作入力支援システム101から更新情報を受け取り、ステップ516でオリジナルの設定画面401内の入力ステータス情報402を“作業者A[入力中]”から“作業者A[入力完了]”に表示を更新する。
前記の通り、副作業者22bにおいても正作業者22aと同様の処理フローを行う。
副作業者22bは、ステップ517で本番システムX11に対するオリジナルの設定画面401を確認する。ステップ518では、設計書などをもとに本番システムX11に対する設定操作を実施する。オリジナルの設定画面401内の全ての設定項目の入力を終えると、同一画面内の入力完了ボタン403を選択して、設定操作入力支援システム101に作業画面情報を送信する。設定操作入力支援システム101の入力受付部113は、ステップ519で作業者端末B21bから作業画面情報を受け取り、画面項目テーブル131に副作業者22bの設定情報を格納する(図8)。さらに、ステップ520で画面項目テーブル131の作業者B22bのステータス情報を [入力中]から[入力完了]の値に更新する。作業者端末A22aは、設定操作入力支援システム101から更新情報を受け取り、ステップ521でオリジナルの設定画面401内の入力ステータス情報402を“作業者B[入力中]”から“作業者B[入力完了]”に表示を更新する。
副作業者22bは、ステップ517で本番システムX11に対するオリジナルの設定画面401を確認する。ステップ518では、設計書などをもとに本番システムX11に対する設定操作を実施する。オリジナルの設定画面401内の全ての設定項目の入力を終えると、同一画面内の入力完了ボタン403を選択して、設定操作入力支援システム101に作業画面情報を送信する。設定操作入力支援システム101の入力受付部113は、ステップ519で作業者端末B21bから作業画面情報を受け取り、画面項目テーブル131に副作業者22bの設定情報を格納する(図8)。さらに、ステップ520で画面項目テーブル131の作業者B22bのステータス情報を [入力中]から[入力完了]の値に更新する。作業者端末A22aは、設定操作入力支援システム101から更新情報を受け取り、ステップ521でオリジナルの設定画面401内の入力ステータス情報402を“作業者B[入力中]”から“作業者B[入力完了]”に表示を更新する。
なお、図11では正作業者22aを先に説明し、副作業者22bを後に説明したが、実際には正作業者22aおよび副作業者22bの入力は時間差はなく平行して行われる。
図12は、図11に続く動作を示すアクティビティ図である。
設定操作入力支援システム101の入力比較部114は、ステップ522で画面項目テーブル131の比較フラグを更新し、正作業者22aと副作業者22bの操作内容が一致しているかどうかを判別する。不一致であれば、ステップ523で画面項目テーブル131の背景色フラグを更新し、再びステップ511以降の処理を繰り返す。なお、ステップ511では、画面項目テーブル131の背景色フラグを参照し、不一致な設定項目のみ背景色を付加して作業者向けに本番システムX11の作業用画面を再作成する。
設定操作入力支援システム101の入力比較部114は、ステップ522で画面項目テーブル131の比較フラグを更新し、正作業者22aと副作業者22bの操作内容が一致しているかどうかを判別する。不一致であれば、ステップ523で画面項目テーブル131の背景色フラグを更新し、再びステップ511以降の処理を繰り返す。なお、ステップ511では、画面項目テーブル131の背景色フラグを参照し、不一致な設定項目のみ背景色を付加して作業者向けに本番システムX11の作業用画面を再作成する。
また、一致している場合は、設定操作入力支援システム101の実機更新部115に処理が遷移する。ステップ524で画面項目テーブル131の正作業者の設定情報を参照し、ステップ510で取得した本番システムX11の操作対象画面の画面イメージに値を反映する。ステップ525では、本番システムX11の操作対象画面がさらに画面遷移するかどうかを確認する。操作画面が遷移した場合は、ステップ509で次画面の操作対象画面を表示し、再びステップ509以降の処理を繰り返す。操作画面が終了する場合は、処理を終了する。また、設定操作入力支援システム101のログ蓄積部116は、ステップ526で本番システムX11の画面情報と、本番システムX11に反映した正作業者の設定情報を画面項目テーブル131からログ蓄積テーブル141にデータをコピーし、設定操作の記録を蓄積する。
以上の構成を備えることで、従来、1台の作業者端末から原則は作業者と確認者のペアで本番システムX11の設定操作を実施し、例えば確認者の見落としなどにより、確認者だけでは完全に防げないヒューマンエラーが発生していた問題に対して、確認者も副作業者として設定操作を実施することで、確認者だけでは完全に防げなかったヒューマンエラーのリスクを低減することができる。さらに、例えば情報システムの重要度に応じて、作業者の人数を増やして設定操作を行うことで、多重チェックを行うこともできる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
11・・・本番システムX、21・・・作業者端末、21a・・・作業者端末A、21b・・・作業者端末B、22・・・作業者、22a・・・正作業者、22b・・・副作業者、101・・・設定操作入力支援システム、111・・・初期設定部、112・・・画面分割部、113・・・入力受付部、114・・・入力比較部、115・・・実機更新部、116・・・ログ蓄積部、117・・・エビデンス検索/削除部、120・・・初期設定DB、130・・・画面項目DB、140・・・ログ蓄積DB
Claims (7)
- 接続する業務システムの設定入力を補助する設定操作入力支援装置であって、
前記業務システムから設定入力画面を取得し、前記設定入力画面に基づいて第1の入力および第2の入力を受け付ける作業用画面を作成し、作成した前記作業用画面を前記第1の入力を行う第1の外部装置および前記第2の入力を行う第2の外部装置へ提供する画面分割部と、
前記第1の入力を受け付け、かつ、前記第2の入力を受け付ける入力受付部と、
受け付けた前記第1の入力および前記第2の入力を比較する入力比較部と、
前記入力比較部による比較の結果、前記第1の入力および前記第2の入力が同一の入力と判断した場合、前記業務システムへ、前記第1の入力または前記第2の入力を送信するシステム更新部とを備えることを特徴とする設定操作入力支援装置。 - 請求項1に記載の設定操作入力支援装置であって、
前記画面分割部は、前記第1の入力を受け付ける作業用画面の所定箇所に前記第2の入力を表示させ、前記第2の入力を受け付ける作業用画面の所定箇所に前記第1の入力を表示させるか否かを設定させる設定部を備えることを特徴とする設定操作入力支援装置。 - 請求項2に記載された設定操作入力支援装置であって、
前記画面分割部は、前記システム更新部の送信により次の設定入力が必要な場合、次の設定入力画面を取得し、第3の入力および第4の入力を受け付ける次の作業用画面を作成することを特徴とする設定操作入力支援装置。 - 請求項3に記載の設定操作入力支援装置であって、
前記同一の入力と判断された入力を記憶する記憶部をさらに備え、
前記入力比較部は、前記記憶部に記憶された過去の入力情報とも比較をすることを特徴とする設定操作入力支援装置。 - 請求項4に記載の設定操作入力支援装置であって、
前記所定箇所への表示は前記過去の入力情報、不足している入力情報を含むことを特徴とする設定操作入力支援装置。 - 請求項2に記載の設定操作入力支援装置であって、
前記入力比較部により同一の入力でないと判断した場合、
前記画面分割部は、前記第1の入力を受け付ける作業用画面と前記第2の入力を受け付ける作業用画面のうち、前記同一の入力がなされなかった入力箇所を特定する表示をすることを特徴とする設定操作入力支援装置。 - 業務システムと、前記業務システムにネットワークを介して接続し、設定操作を支援する設定操作入力支援装置と、設定情報を入力する複数の入力端末とを備える設定入力支援システムであって、
設定操作入力支援装置は、前記業務システムを設定するための入力画面を取得し、取得した前記入力画面から前記複数の入力端末に前記設定情報を入力させるための複数の入力画面をそれぞれ作成し、
前記複数の入力端末は、それぞれ表示された前記複数の入力画面の前記設定情報を入力し、
前記設定操作入力支援装置は、前記複数の入力画面に入力された複数の前記設定情報をそれぞれ比較し、一致している場合、前記業務システムへ少なくとも複数の設定情報の1つを送信することを特徴とする設定入力支援システム。
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JP2022095019A (ja) * | 2020-12-16 | 2022-06-28 | 株式会社日立製作所 | リモート作業支援装置及び方法 |
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