JP2016211659A - セラミック配管結合構造及び連結配置したセラミック配管結合構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】経済的に配管同士の緊密な結合をすることができしかもセラミック材の脆いという特性の影響を軽減できるセラミック配管結合構造およびセラミック配管を提供する。
【解決手段】セラミック配管のフランジ101、102が、円板状セラミックフランジ本体部3、4の外周にはめ込まれる金属製の勾配付き環状金具10、20にその外周に覆いかぶさるように取り付けられる勾配付きハの字型断面の円弧状金具30が勾配付き環状金具10、20のハの字勾配12、22と同一勾配面で嵌合され、勾配付き環状金具10、20の端面に締結分割固定板40,41がボルト42,43で断熱材46介してフランジ端面3B、4Bに押し付けられていて、円弧状金具30の両端部の突起の穴にボルト・ナットを差し込んで締め上げると、フランジ本体部3、4と勾配付き環状金具10、20とが互いに緩衝材面側に圧縮固定され、セラミック配管が連結固定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、セラミック配管結合構造及び連結配置したセラミック配管結合構造に関するものである。
従来、例えばアルミニウム等の金属の鋳造物を製造する場合、溶解炉で溶融した金属を、種々の給湯手段により給湯配管を介して鋳造物製造装置へ充填し、鋳物が鋳造される。
この種の溶融金属を流す配管として金属製の配管である場合、配管内を流れる溶融金属と合金化してしまい配管を構成する金属配管が溶けて、金属配管自体が溶損してしまう問題があるので、このような溶融金属を流す配管としては、溶融金属に対して耐熱性、耐蝕性に優れたセラミックス材が用いられている。
例えば、特許文献1には、給湯配管を用いて溶融金属を供給先の鋳造装置側へ供給する給湯手段を備える溶融金属供給装置が記載されており、この溶融金属供給装置の給湯配管は耐熱性、耐蝕性のあるセラミック材料で作られていることが記載されている。
特開2014−117727号公報
ここで、特許文献1に記載のセラミック配管の結合構造は、給湯元のセラミック配管と供給先のセラミック配管との結合を、各セラミック配管に形成されたフランジ継手部により行う構造となっている。
この種のセラミック配管のフランジ継手部は、製造時にフランジ継手部にボルト等の固定具を取り付けるための穴加工を行う必要があるが、セラミック材は非常に硬くて加工が容易ではなく、また非常に脆いという特性を有しており、より経済的に配管同士の素早い結合ができ、しかもセラミック材の脆いという特性を軽減する為に穴のないフランジ構造を使ったセラミック配管結合構造およびセラミック配管が求められていた。
本発明の目的は、経済的に配管同士を素早く結合をすることができしかもセラミック材の脆いという特性を軽減する穴のないフランジ構造を使ったセラミック配管結合構造および連結配置したセラミック配管結合構造を提供することにある。
本発明のセラミック配管結合構造は、溶融金属が流れるセラミック配管部と該セラミック配管部の両端に形成されるフランジ部とからなるセラミック配管が対峙して設けられ、双方のセラミック配管が連結さ部との双方の円周側にそれぞれ装着される環状金具と、双方の環状金具に嵌合される分割円弧状金具と、各環状金具に対して双方のセラミックフランジ本体部が対向する面と反対側の横面にそれぞれ締結される固定板等からなり、
各セラミックフランジ本体部は、対向する面と反対側の横面に各固定板との間に緩衝材が設けられ、
環状金具は、外周に亘ってハの字の勾配が形成された突起部を備え、
分割円弧状金具は、中心軸側にハの字の勾配が形成された突起部を備えた分割円弧状金具と該各円弧状金具を締結する為の締結金具とからなり、
環状金具の双方の突起部に円弧状金具が覆い被せられて装着され、円弧状金具の締結金具が締結されると、環状金具のハの字の勾配と円弧状金具のハの字の勾配とが締めつけられて環状金具の双方のハの字突起部が嵌合され、それぞれのセラミックフランジ本体部が対向する面に両側から緩衝材を介して押し付けられ、もって双方のセラミック配管が連結固定されること
を特徴としている。
また、本発明のセラミック配管結合構造の緩衝材が、断熱材で形成されることを特徴としている。
また、本発明のセラミック配管結合構造の固定板は環状の固定リングで、環状金具と固定板はねじ等で固定されて一体化されることを特徴としている。
また、本発明のセラミック配管結合構造の環状金具と各固定板は分割形状の環状金具と分割円弧状固定板からなることを特徴としている。
また、本発明のセラミック配管結合構造は、複数個連続して配置されることを特徴としている。
また、本発明の連続配置のセラミック配管結合構造は、上記の連続配置のセラミック配管結合構造に直列して次に述べるセラミック配管結合構造が付加された連続配置のセラミック配管結合構造にあっては、
付加されたセラミック配管結合構造が、
円形状のセラミックフランジ本体部と、該セラミックフランジ本体部に対向配置されるセラミックフランジ本体部との双方の円周側にそれぞれ装着される環状金具と、双方の環状金具に嵌合される円弧状金具と、各環状金具の双方のセラミックフランジ本体部の対向面と反対側の横面にそれぞれ締結される固定板等からなり、
双方のセラミックフランジ本体部は、対向面と反対側の横面上の各固定板との間に緩衝材が設けられ、
他方のセラミックフランジ本体部は、周囲に金属保護管が固定され、該金属保護管には固定板が固定され、その固定板にねじ溝が形成され、ねじがねじ溝に螺合されると固定板と金属板保護管がセラミックフランジ本体部の段差に当たって固定される形態となり、
環状金具は、外周に亘ってハの字の勾配が形成された突起部を備え、
円弧状金具は、中心軸側にハの字の勾配が形成された突起部を備えた分割形状の円弧状金具と該各円弧状金具を締結する為の締結金具とからなり、
環状金具の双方の突起部に円弧状金具が覆い被せられて装着され、円弧状金具の締結金具が締結されると、ハの字の勾配とハの字の勾配とが締めつけられて環状金具の双方の突起部が嵌合され、一方側のセラミック配管のフランジの対向面と反対側の横面上に緩衝材を介して固定板が押し付けられ、他方側のセラミック配管が金属保護管と固定板と環状金具が溶接やねじ込み等によって接合され、固定板の緩衝材を介してセラミックフランジに連結されること
を特徴としている。
本発明のセラミック配管結合構造およびセラミック配管は、上述の如く構成したので、経済的に配管同士を素早く結合をすることができしかもセラミック材の脆いという特性が出ないように穴のないセラミック配管結合構造を提供することができる。
本発明の実施例のセラミック配管結合構造の基本構成を示す概略縦断正面図である。 本発明の実施例のセラミック配管結合構造の変形例を示す概略断面拡大図である。 本発明のセラミック配管結合構造の別の変形例の構成を示す概略断面拡大図である。 本発明の実施例のセラミック配管結合構造における円弧状金具の詳細構造を示す概略斜視図である。
以下、本発明の実施例のセラミック配管結合構造を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例(以下、本実施例と称する)のセラミック配管結合構造の構成を示す概略縦断正面図である。
本実施例のセラミック配管結合構造100は、溶融金属Mが流れるセラミック配管部2とこのセラミック配管部2の両端に形成されるフランジ部101、102とからなるセラミック配管1が、配管1Aと対峙して設けられ、双方のセラミック配管1、1Aを連結する構造となっている。尚、セラミック配管1のフランジ部102は、図2で詳細に説明する。
本実施例のセラミック配管結合構造100は、円形状のセラミックフランジ本体部3と、このセラミックフランジ本体部3に対向配置されるセラミックフランジ本体部4との双方の円周側にそれぞれ装着される環状金具10、20と、双方の環状金具10、20に嵌合される円弧状金具30と、各環状金具10、20の双方のセラミックフランジ本体部3、4が対向する面3A、4Aと反対側の横面3B、4Bにそれぞれ締結される固定板40、41とからなる。
また、各セラミックフランジ本体部3、4は、対向する面3A、4Aと反対側の横面3B、4B上の各固定板40、41との間に緩衝材46が設けられる。
また、環状金具10、20は、外周に亘ってハの字の勾配が形成された突起部12、22を備える。
また、円弧状金具30は、詳細は図4を用いて説明するが、配管中心軸側にハの字の勾配が形成された突起部32を備えた分割形状の円弧状金具31、36と該各円弧状金具31、36の穴34を締結する締結金具35とからなる。図4の円弧状金具30を分かりやすくするため、円弧状金具31、36は、締結金具35のところで回転し広げたもので、穴34に締結金具35を差し込み締結するものである。
上述の構成により、本実施例のセラミック配管結合構造100は、環状金具10、20の双方の突起部12、22に円弧状金具30が覆い被せられて装着され、円弧状金具30の締結金具35が締結されると、環状金具10と20のハの字の勾配と円弧状金具30のハの字の勾配とが締めつけられて環状金具10、20の双方の突起部12、22が嵌合され、それぞれのセラミックフランジ本体部3、4が対向する面3A、4Aと反対側の横面3B、4Bに固定板40、41がねじ42、43にて環状金具10と20にそれぞれ結合され、かつ両側から緩衝材46を介して固定板40、41が3B、4B面にそれぞれ押し付けられ、もって双方のセラミック配管1、1Aが連結固定される。
本実施例のセラミック配管結合構造は、上述のごとく、配管にセラミック材を用い、フランジを形成する金属製の環状金具と固定板と円弧状金具によって、経済的にセラミック配管同士手際よく結合を行うことができる構造を有している。
以下、本実施例のセラミック配管結合構造100の構成について詳述する。
本実施例のセラミック配管結合構造100を構成するフランジ101は、セラミックフランジ本体部3、4と、金属製の環状金具10、20と、その金属製の環状金具の突起部12、22および固定板40、41とから構成されており、このフランジ101の構成によって経済的に配管同士手際よく結合をすることができ、しかもセラミック材の脆いという特性を軽減する為に穴がないフランジ構造をそのまま使い、元来均一な圧縮応力に強いセラミックスの特徴を生かしそのセラミックフランジ本体部3、4と金属製固定板40、41との熱膨張差を吸収しながら断熱もできる緩衝材を介して均一な面圧で締め込むことができる。
セラミック配管1、1A内を流れる溶融金属Mは、例えばアルミニウム合金等の金属が溶融した溶融金属である。この溶融したアルミニウム合金は、他の金属と合金化しやすい性質を有しており、配管の材質が金属である場合に、この配管自身が溶融したアルミニウム合金に溶けてしまう問題があった。このため、このような現場においては本実施例におけるセラミック材を用いた配管構造を用いることが適している。
また、セラミックフランジ本体部3、4の接触面3A、4Aの間には、円環状のガスケット等のシール部材であるパッキング5が設けられる。このパッキング5は、セラミックフランジ本体部4に形成された溝部51に設けられている。このパッキング5により、セラミックフランジ本体部3、4間の封止がなされる。なお、溝部51およびパッキング5は、セラミックフランジ本体部4ではなく、セラミックフランジ本体部3に形成してもよい。
セラミックフランジ本体部3、4の外周面3C、4Cには、円周に取り付けられる環状金具10、20が設けられる。これら環状金具10、20は、接触面が形成されており、これら接触面により環状金具10、20が固定板40、41をともなって緩衝材を介してセラミックフランジ本体部3、4に接触する。
また、これら環状金具10、20は、外周に亘ってハの字の勾配が形成された突起部12、22が一体に形成されている。ここで、突起部22には、溝部23が形成されており、この溝部23には円環状の黒鉛パッキング等のシール部材26が設けられる。このシール部材26により、各環状金具10、20間の封止がなされる。なお、この溝部23およびシール部材26は、突起部22には設けず、突起部12に設けてもよい。
また、これら環状金具10、20には、図示しないが、それぞれ接触面に段部を形成してもよい。このようにすることで、これら段部を嵌め合わせて環状金具10、20を取り付けることで、環状金具10、20の軸とセラミックフランジ本体部3、4の軸とを同心に保つことができる。
また、環状金具10、20とセラミックフランジ本体部3、4の外周面3C、4Cとの接触面には、マイカ等の断熱材を巻回して形成したシール部材6が設けられる。このシール部材6により、環状金具10、20とセラミックフランジ本体部3、4の外周面3C、4Cとの接触面の間の断熱および封止がなされる。
また、パッキング5が設けられた端面3A、4Aと反対の端面である、セラミックフランジ本体部の他方側端面3B、4Bと環状金具の端面10A、20Aとに接触する端面40A、41Aを備えた固定板40、41が設けられる。
環状金具10、20には、それぞれボルト等の締結手段42、43を螺合して締め付けるためのねじ部47、49がそれぞれ形成されている。これら締結手段42、43は、ばね座金44や平座金45及び固定板40、41に形成された貫通孔を通って、ねじ部47、49に螺合される。
ここで、固定板40、41の端面40A、41Aがセラミックフランジ本体部3、4の他方側端面3B、4Bに緩衝材46を介して接触する。この緩衝材は、断熱材としての機能と弾性材としての機能を有する。これにより、セラミックフランジ本体部3、4の熱膨張と固定板40、41の端面40A、41Aとの間の熱膨張差を吸収しながら封止および断熱がそれぞれなされる。
これにより、環状金具の端面10A、20Aが、セラミックフランジ本体部3、4の他方側端面3B、4Bと接触することとなる。このようにすることで、締結手段42、43を堅固に締め付けることで、セラミックフランジ本体部3、4の固定板40、41にそれぞれ固定されることになる。
以上の構成である本実施例のセラミック配管結合構造100は次の手順にして対峙するセラミック配管1、1Aが堅固に連結固定される。
まず、双方のセラミック配管1、1Aがそれぞれ対峙して設けられる。次に、環状金具10、20と固定板40、41とが、セラミックフランジ本体部3、4の外周に設けられる。次に、締結手段42、43による締結がされることで、環状金具10、20と固定板40、41とがそれぞれ固定される。
次に、円弧状金具30が双方の突起部12、22に覆いかぶされて装着され、締結金具35の締結により、環状金具10、20と円弧状金具30とが結合されることで、もって円弧状金具30が固定板40、41の付いた環状金具10、20を押さ付けられる。
ここで、円弧状金具30の締結金具35が締結されると、環状金具10、20の突起部12、22のハの字の勾配が円弧状金具30の突起部32のハの字の勾配により締め付けられることで双方の環状金具10、20がそれぞれ内側に変位する。双方の環状金具10、20が内側に変位することに伴い、この環状金具10、20に固定されている固定板40、41も双方が内側に変位する。これにより、固定板40、41と接触するセラミックフランジ本体部3、4が両側から固定板40、41により締め付けられることになる。
このようにして、セラミックフランジ本体部3、4の締結が確実になされて、もって対峙するセラミック配管1、1Aが連結固定される。
以上の構成によれば、セラミック配管同士を金属製の環状金具により堅固に連結固定することができるので、セラミック配管を複雑な加工することを要せず一般的なフランジ構造品だけを使って、脆いというセラミックス材の特性を気にせず配管系の連結ができる。
ここで、本実施例において、円弧状金具30の突起部32のハの字の勾配は、水平線に対して直角をなすものも含むが、図示する例のように、直角に対して開いた角度、つまりハの字の形状をなす角度のものも含まれる。
図2は、本実施例のセラミック配管結合構造の変形例を示す概略断面拡大図である。図2は、フランジ102側の構造を示す。また、図1と同様の構造と同様の構成については同じ符号を付している。
この変形例による本実施例のセラミック配管結合構造110は、一方のセラミック配管1Bが金属の配管部7で保護されている場合の例を示したものでセラミック配管1B側の固定板は、環状の固定板48が用いられる。また、この固定板48は、環状金具10と固定されて一体化される。これら環状金具10と固定板48は、例えば、環状金具10と固定板48にそれぞれ形成された嵌合部15においてそれぞれを接触させ、その周囲をスポット溶接等の固定手段によって一体に固定することでなされる。
セラミック配管1Bは、セラミック材からなり、金属製の配管部7の内部に収容されており、これら金属製の配管部7と固定板48により外周面が保護される構造となっている。
また、凹状空間9には、ねじ部9Aが形成されており、締結手段42が固定板48に形成された貫通孔49を介してねじ部9Aに螺合されて締め付けられることで、配管部7と固定板48とこれに固定された環状金具10がセラミック配管1Bの凹状空間9に固定される。
このように、変形例による本実施例のセラミック配管結合構造110は、一方の固定板41は締結手段43によって環状金具20に固定され、他方の固定板48は、締結手段42によって環状金具10に固定されると共に、セラミック配管1Bを収容する金属製の配管部7と固定板48とこれに固定された環状金具10に固定される構造となる。
以上の構成である変形例による本実施例のセラミック配管結合構造110は、次の手順にして対峙するセラミック配管2、1Bが堅固に連結固定される。
まず、双方のセラミック配管2、1Bがそれぞれ対峙して設けられる。次に、環状金具10、20と固定板48、41とが、セラミックフランジ本体部3、4の外周に設けられる。
次に、固定板48がセラミック配管1Bの凹状空間9外周に設けられ、貫通孔49を介して締結手段42によりねじ部9Aに螺合されて、凹状空間9に固定される。また、締結手段43による締結がされることで、環状金具20と固定板41とがそれぞれ固定される。
次に、円弧状金具30が双方の突起部12、22に覆いかぶされて装着され、締結金具35の締結により、環状金具10、20と円弧状金具30とが結合されることで、もって円弧状金具30と固定板48、41とが固定される。次に、環状金具10と固定板48は、固定手段により固定されて一体化される。
ここで、円弧状金具30の締結金具35が締結されると、環状金具20の突起部22のハの字の勾配が円弧状金具30の突起部32のハの字の勾配により締め付けられることで環状金具20が内側に変位する。そして、環状金具20が内側に変位することに伴い、この環状金具20に固定されている固定板41も内側に変位する。これにより、固定板41と接触するセラミックフランジ本体部3、4が固定板41により締め付けられることになる。
このようにして、セラミックフランジ本体部3、4が確実に連結されて、もって対峙するセラミック配管1B、2が連結固定される。
また、ここで、固定板48の締結手段42がセラミック配管1Bを凹状空間9に固定されており、またこの固定板48と環状金具10とが固定されているので、セラミック配管1Bが重力により位置が移動されることが防がれて、セラミックフランジ本体部3、4の締め付けが緩むことなくできる。
以上の構成によっても、図1に示した例と同様に、金属の配管部7が有ってもセラミック配管同士を堅固に連結固定することができるので、フランジ付きセラミック配管を、脆いというセラミックス材の特性を気にせず配管系の連結ができる。
図3は、本発明のセラミック配管結合構造の別の変形例の構成を示す概略断面拡大図である。図1と同様の構造と同様の構成については同じ符号を付している。
これは対峙する配管のうち一方の配管が金属製である場合に適用できる構成であり、図3の例において、一方の配管8は、金属製の配管部8Aとフランジ部8Bで構成されており、フランジ部8Bは突起部82を有する環状金具81と一体化されている。
以上の構成であるセラミック配管結合構造は次の手順にして対峙するセラミック配管1、と配管8が堅固に連結固定される。
まず、セラミック配管1と配管8が対峙して設けられる。次に、環状金具20と固定板52と固定板54とが、セラミックフランジ本体部3の外周に設けられる。次に、締結手段43による締結で、固定板52と固定板54とがそれぞれ固定される。次に、環状金具20と固定板52とがそれぞれ溶接等の固定手段によって一体に固定され、もって環状金具20と固定板52と固定板54とが固定される。
次に、円弧状金具30が双方の突起部22、82に覆いかぶされて装着され、締結金具35の締結により、環状金具20、81と円弧状金具30とが結合されることで、もって円弧状金具30と固定板52、54とが固定される。
ここで、円弧状金具30の締結金具35が締結されると、環状金具20の突起部22のハの字の勾配が円弧状金具30の突起部82のハの字の勾配により締め付けられることで環状金具20が配管8側に変位する。この環状金具20が配管8側に変位することに伴い、この環状金具20に固定されている固定板52、54も配管8側に変位する。これにより、固定板52、54と接触するセラミックフランジ本体部3が固定板52、54により締め付けられることになる。
このようにして、セラミックフランジ本体部3と配管8とが確実に締結されて、もって対峙するセラミック配管1と配管8とが連結固定される。
以上の構成により、セラミック配管と金属配管同士を環状金具により堅固に連結固定することができるので、フランジ付きセラミック配管を、脆いというセラミックス材の特性を気にせず配管系の連結ができる。
図4は、本発明の実施例のセラミック配管結合構造の円弧状金具の詳細構造を示す概略斜視図である。環状金具10、20の突起部12、22は突端に向けてテーパ状に形成されたハ字状面を備え、円弧状金具30は内側にハ字状面32を備え、ハ字状面と環状金具10、20の突起部12、22のハの字の勾配が接触することで環状金具10、20の突起部12、22と円弧状金具30が嵌合される。
ここで、円弧状金具30は、円弧形状38、39を呈する二個割れの部品31、36と締め付けボルト33とこの締め付けボルトを螺合するねじ部34により形成される。この種の円弧状金具30としては、例えば、市販のクイッククランプや、グレイロックなどが適用できる。
また環状金具10、20の、突起部12、22は、例えば突端に向けて形成される面はテーパ状面ではなく凸状面としてもよく、この場合、円弧状金具30の内側の面は逆テーパ状面ではなく凹状面によって形成してもよく、この構成においても上述の実施例のセラミック配管結合構造と同様の効果を奏することができる。その他、上述の実施例のセラミック配管結合構造ごとく、円弧状金具30による環状金具10、20の突起部12、22の結合が行えるものであれば、別の形状であってもよい。例えば、円弧状金具30は、4個割れの部品により構成してもよい。
上述の実施例のセラミック配管結合構造は、セラミック配管を複数個連結する場合において、連結するセラミック配管ごとに複数個連続して配置されて、連続配置のセラミック配管結合構造とされて用いられる。
この場合において、連続配置のセラミック配管結合構造は、上記のセラミック配管結合構造100に直列して次に述べるセラミック配管結合構造が付加された連続配置のセラミック配管結合構造をそなえる。
図2を用いて説明すると、セラミック配管結合構造が付加された連続配置のセラミック配管結合構造は、円形状のセラミックフランジ本体部3と、該セラミックフランジ本体部3に対向配置されるセラミックフランジ本体部4との双方の円周側にそれぞれ装着される環状金具10、20と、双方の環状金具10、20に嵌合される円弧状金具30と、各環状金具10、20の双方のセラミックフランジ本体部3、4が対向な面と反対側の横面にそれぞれ締結される固定板48、41とからなる。
また、双方のセラミックフランジ本体部3、4は、対向する面と反対側の横面上であって各固定板48、41との間に緩衝材46が設けられ、セラミックフランジ本体部3の凹状空間9の外側にはねじ溝9Aが形成された固定板48が有り、ねじがねじ溝9Aに螺合されると固定板48と配管部7と環状金具10がセラミックフランジ本体部3を固定する形態となる。
また、環状金具10、20は、先端部に外側全周に亘ってハの字の勾配が形成された突起部12、22を備え、円弧状金具30は、図4に示す先端部の内側にハの字の勾配が形成された突起部32を備えた分割形状の円弧状金具31、36と該各円弧状金具31、36を締結する締結金具35とからなる。
そして、環状金具10、20の双方の突起部12、22に円弧状金具30が覆い被せられて装着され、円弧状金具30の締結金具35が締結されると、ハの字の勾配とハの字の勾配とが締めつけられて環状金具10、20の双方の突起部12、22が嵌合され、一方側のセラミック配管2が対向する面側に緩衝材46を介して押し付けられ、他方側のセラミック配管1Bが固定板48に連結される。
このようなセラミック配管結合構造を、連結するセラミック配管毎に直列して設ける構成であっても、上述の実施例と同様の効果を奏することができる。
本実施例のセラミック配管結合構造は、上述の各固定板は分割形状の分割円弧状固定板から構成してもよい。このようにすることで、セラミック配管に径が大きくなった場合に、分割円弧状固定板を締め付けに用いることで、円環状の固定板と比較して、各分割円弧状固定板の締め付け状態を調整しながら、環状金具への固定を行うことができるので、セラミック配管に径が大きくなった場合においても、容易に固定板の環状金具への固定を行うことができる。
本実施例のセラミック配管結合構造は、上述のとおり、締結手段は締付ボルトおよび環状金具に設けられたねじ部とからなる構造について説明したが、上述のとおり各環状金具を固着できる構造であれば、別の締付手段を用いてもよい。
本実施例のセラミック配管結合構造およびセラミック配管は、上述の如く構成したので、溶融金属に溶けないセラミック配管によって内部の溶融金属を外部に漏れ出すことなくセラミック配管を結合することができるセラミック配管結合構造およびセラミック配管を提供することができる。
また、本実施例のセラミック配管結合構造およびセラミック配管は、鋳造機に溶融アルミニウム等の溶融金属を供給する溶融金属供給装置に用いられる、溶融金属の配管であるダクト等に適用することができ、またこの種の溶融金属を給湯する装置の配管としても好適に用いることができる。
M…溶融金属、1、1A、1B…セラミック配管、2…セラミック配管部、3、4…セラミックフランジ本体部、3A、4A…セラミックフランジ本体部の端面、3B、4B…セラミックフランジ本体部の他方側端面、5、46…パッキング、10、20…環状金具、12、22…突起部、30…円周状金具、32…突起部、40、41…固定板、40A、41A…端面、42、43…締結手段、100、110、120…セラミックフランジ結合構造。

Claims (6)

  1. 溶融金属が流れるセラミック配管部と該セラミック配管部の両端にフランジ部が形成されたセラミック配管が対峙して設けられ、双方のセラミック配管が連結されるセラミック配管結合構造において、
    円形状のセラミックフランジ本体部と、該セラミックフランジ本体部に対向配置されるセラミックフランジ本体部の双方のフランジ外周側にそれぞれ装着される環状金具と、双方の環状金具に嵌合される円弧状金具と、各環状金具の双方のセラミックフランジ本体部が対向する面と反対側の横面にそれぞれ締結される固定板とからなり、
    各セラミックフランジ本体部は、対向する面と反対側の横面上に各固定板との間に緩衝材が設けられ、
    環状金具は、外周に亘ってハの字の勾配が形成された突起部を備え、
    円弧状金具は、先端部の内側にハの字の勾配が形成された突起部を備えた分割形状の円弧状金具と該各円弧状金具を締結する締結金具とからなり、
    環状金具の双方の突起部に円弧状金具が覆い被せられて装着され、円弧状金具の締結金具が締結されると、環状金具のハの字の勾配と円弧状金具のハの字の勾配とが締めつけられて環状金具の双方の突起部が嵌合され、それぞれのセラミックフランジ本体部が対向する面側に両側から緩衝材を介して押し付けられ、もって双方のセラミック配管が連結固定されることを特徴とするセラミック配管結合構造。
  2. 請求項1に記載のセラミック配管結合構造において、緩衝材が、断熱材で形成されることを特徴とするセラミック配管結合構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載のセラミック配管結合構造において、固定板は環状に形成され、環状金具と固定板は固定されて一体化されることを特徴とするセラミック配管結合構造。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のセラミック配管結合構造において、各固定板は分割形状の分割円弧状固定板からなることを特徴とするセラミック配管結合構造。
  5. 請求項1から請求項4に記載のセラミック配管結合構造が、複数個連続して配置されることを特徴とする連続配置のセラミック配管結合構造。
  6. 請求項5に記載の連続配置のセラミック配管結合構造に直列して次に述べるセラミック配管結合構造が付加された連続配置のセラミック配管結合構造であって、
    付加されたセラミック配管結合構造は、
    円形状のセラミックフランジ本体部と、該セラミックフランジ本体部に対向配置されるセラミックフランジ本体部の双方のフランジ外周側にそれぞれ装着される環状金具と、双方の環状金具に嵌合される円弧状金具と、各環状金具の双方のセラミックフランジ本体部が対向する面と反対側の横面にそれぞれ締結される固定板とからなり、
    双方のセラミックフランジ本体部は、対向する面と反対側の横面上であって各固定板との間に緩衝材が設けられ、
    他方のセラミックフランジ本体部は、周囲に金属保護管と固定板が固定され、該金属保護管の固定板にはねじ溝が形成され、ねじがねじ溝に螺合されると固定板がセラミック本体部を金属板保護管に固定する形態となり、
    環状金具は、先端部に外側全周に亘ってハの字の勾配が形成された突起部を備え、
    円周状金具は、先端部の内側にハの字の勾配が形成された突起部を備えた分割形状の円弧状金具と該各円弧状金具を締結する締結金具とからなり、
    環状金具の双方の突起部に円弧状金具が覆い被せられて装着され、円弧状金具の締結金具が締結されると、環状金具のハの字の勾配と円弧状金具のハの字の勾配とが締めつけられて環状金具の双方の突起部が嵌合され、一方側のセラミック配管が対向する面側に緩衝材を介して押し付けられ、他方側のセラミック配管が金属保護管と固定板に連結されることを特徴とする連続配置のセラミック配管結合構造。
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