JP2016210443A - ボトル - Google Patents

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【課題】打栓によるキャップ装着時にネックリング部の変形を防止することが可能なボトルを提供する。【解決手段】本発明のボトル1は、打栓によりキャップを係合させる係合凸部3と、係合凸部3の下方に設けられ、厚肉に形成されたネックリング5と、係合凸部3の下方の口部側面4からネックリング5の上面へと延びる円錐台側面形状を有する連結部7とを備え、連結部7の外壁とネックリング5の上面との交線9の半径方向位置は、ネックリング5の内壁と外壁との間の位置であることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、打栓等によりキャップ装着を行うボトルに関するものである。
押し出しブロー成形(Extrusion Blow Molding)されたボトルに内容液を充填する際に、内溶液を加熱した状態で行う充填方式がある。特にポリオレフィン樹脂製ボトルを用いた場合、このような加熱充填を行うと、加熱によりボトルの剛性が一時的に低下し、キャップを打栓により装着する際に支持部となるネックリングが変形することがある。また、内容液が温度低下して室温に戻ったときにはボトル内が減圧状態となり、ボトル壁面が内側に変形し外観を損ねてしまうことがある。特に、近年のボトルの薄肉化に伴い、これらの問題が顕著に表れるようになってきたといえる。
このような問題に対して、ボトル内に減圧が生じたときに、特定の部分のみに変形を生じさせ、ボトル全体としての外観を維持しようとする技術として、例えば、ボトルの胴部に撓み変形可能なパネル(減圧吸収パネル)を配置して圧力減少を吸収するものがある(例えば、特許文献1参照)。
登録実用新案第3050587号公報
しかしながら、特許文献1に記載された発明では、キャップ打栓時のネックリングの変形に対しては有効に機能しないため、ネックリングの変形によりボトルの外観を損ねてしまう他、打栓を確実に行うことができないという問題があった。
本発明は、このような現状に鑑み開発されたもので、打栓によるキャップ装着時にネックリング部の変形を防止することが可能なボトルを提供することを目的とする。
本発明の要旨構成は以下のとおりである。
1.打栓によりキャップを係合させる係合凸部と、
該係合凸部の下方に設けられ、厚肉に形成されたネックリングと、
前記係合凸部の下方の口部側面から前記ネックリングの上面へと延びる円錐台側面形状を有する連結部と
を備え、
前記連結部の外壁と前記ネックリングの上面との交線の半径方向位置は、前記ネックリングの内壁と外壁との間の位置である、ボトル。
2.前記連結部は、前記口部側面から前記ネックリングの上面へとストレートに延びる外壁を含み、
前記交線が、キャップを打栓するときの最大屈曲部となる、前記1に記載のボトル。
3.押し出しブロー成形された熱充填ボトルである、前記1又は2に記載のボトル。
本発明によれば、口部側面からネックリングの上面へと延びる円錐台側面形状を有する連結部を備え、連結部の外壁とネックリング上面との交線の半径方向位置がネックリングの内壁と外壁との間の位置するように構成した。これにより、打栓時の応力がネックリングの内壁と外壁との間の厚肉部にかかるため、ネックリング部の変形を防止することができる。
本発明の一実施形態に係るボトルの形状を示し、左半分は正面図、右半分はその半断面図である。 図1のボトルの口部の拡大断面図である。 本発明の実施例に係るボトルの口部の拡大断面図である。 従来のボトルの口部の拡大断面図である。
以下、図1〜図2を参照して、本発明の一実施形態に係るボトルについて詳細に例示説明する。なお、本明細書、特許請求の範囲、要約書および図面では、後述する口部20が位置する側を上方(図1における上側)とし、底部40が位置する側を下方(図1における下側)とする。
図1に示すように、ボトル1は、例えばキャップなどを装着可能な口部20と、口部20に肩部25を介して繋がる胴部30と、胴部30に繋がる底部40とを備える。ボトル1は、本例では、PP(ポリプロピレン)層を主体とする積層体(例えば、一部の層にEVOH(エチレンビニルアルコール共重合体)層を備えるもの)からなる合成樹脂で形成されることによって、ボトル1のガスバリア性が高められている。なお、ボトル1は、PPのみから形成してもよい。
口部20には、キャップを打栓により装着するための係合凸部3と、係合凸部3の下方に垂直に延びる口部側面4と、口部側面4の下方に設けられ口部20の剛性を確保するためのネックリング5と、口部側面4からネックリング5の上面へと延びる円錐台側面形状を有する連結部7(図2参照)とが設けられている。
係合凸部3は、口部20の上端付近に設けられ、キャップを上方から押圧することによりキャップに設けられた爪部等が係合するように、半径方向外側に凸となる円環形状を有している。
ネックリング5は、係合凸部3及び口部側面4の下方に設けられている。ネックリング5は、係合凸部3よりも更に半径方向外側に突出した厚肉部11を有することにより剛性を確保して、内容物の充填時及び打栓時においてネックリング5がつぶれ変形しないようにしている。
連結部7は、図2の拡大断面図に示すように、口部側面4から、ネックリング5の上面へとストレートに延びる円錐台側面の形状を有している。そして、連結部7の外壁とネックリング5上面との交線9の半径方向位置が、ネックリング5の内壁と外壁との間に位置するように構成されている。
胴部30は、図1に示すように、上下方向に延びる円筒側面形状を有し、肩部25を介してネックリング5の下面と連結されている。そして、胴部30の底部40寄りの高さ位置には、上下に弾性変形可能な周溝31が1本周設されている。周溝31は、ボトル1内の減圧時に、当該周溝31が上下に弾性変形することによって減圧を吸収する。
この周溝31は、ボトル1を押し出しブロー成形する際に用いる金型に、周溝31と相補形状をなす突条を予め形成しておくことによって、ボトル1の押し出しブロー成形時に形成することができる。
底部40は、図1に示すように上げ底形状に形成され、ボトル1を押し出しブロー成形する際に形成されるピンチオフ41を有する。
次に、本実施形態に係る、熱充填されたボトル1に対してキャップを打栓して装着する場合について説明する。
ボトル1に対してキャップを打栓する際には、まず、ネックリング5の下面をネックサポートにより支持する。その状態でキャップを口部20の上端に押圧すると、係合凸部3の外径よりもやや小さい内径を有するキャップ下端に設けられた爪部が、係合凸部3の凸部を乗り越えて係合する。この打栓の際には、ネックリング5に上下方向の圧縮応力が加わる。図2に示すように口部側面4とネックリング5とは、ストレートに延びる円錐台側面形状を有する連結部7により連結されている。そのため、打栓時には、連結部7の外壁とネックリング5上面との交線9に応力が集中する。本実施形態において、この交線9の半径方向位置は、厚肉部11として形成されたネックリング5の内壁と外壁との間に位置するように構成されているため、打栓時の応力は厚肉部11上に集中する。従って、熱充填されて剛性が一時的に低下した本実施形態のボトル1に対して打栓によりキャップを装着しても、厚肉部11に応力が集中するため、ネックリング5につぶれ変形が生じることがない。
以上述べたように、本実施形態によれば、熱充填されたキャップをボトル1に打栓しても、打栓時の応力が連結部7を介してネックリング5の厚肉部11に集中するため、ネックリング5につぶれ変形が生じることがない。従って、熱充填されたボトル1にキャップを打栓してもボトル1の外観を損ねることがなく、打栓を確実に行うことができる。
次に、本発明の効果を確認するために、本発明の実施例であるボトル(図3に口部拡大断面を示す。)のネックリング5の下面をネックサポート冶具で押さえ、ネックリング強度を測定した。なお、本実施例のボトルのネックリング5は、半径方向に1.470mm、上下方向に2.461mmの大きさを有する。測定に際しては、精密万能試験機を用いてテストスピード50mm/min.でボトルを圧縮し、変形開始時における圧縮力をネックリング強度として採用した。なお、比較対象として、従来品のボトル(図4に口部拡大断面を示す。)についても同一の測定を行った。表1に測定結果を示す。
Figure 2016210443
表1の結果から理解されるように、連結部がR形状を有する従来品(図4参照)ではネックリング強度が361Nであったのに対して、本実施例(図3参照)では、432Nへと約20%の向上がみられる。これは、従来品では、ネックリング5の内壁よりも半径方向内側に屈曲部9'が存在するために、打栓による圧縮応力をネックリング5の厚肉部11で支持することができないからであると考えられる。一方、本実施例では、連結部7をストレートな形状である円錐台側面形状とした結果、打栓時の圧縮応力は、連結部7の外壁とネックリング5の上面との交線9に集中する。本実施例では、交線9の半径方向位置が、厚肉部11として構成したネックリング5の内壁と外壁の間に位置するようにしたので、圧縮応力を厚肉部11で支持することができる。そのため、ネックリング5につぶれ変形が生じにくい。
なお、上述したところは、本発明の一実施形態を示したにすぎず、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。例えば、連結部7の外壁が僅かに凸又は凹となる形状を有していても、屈曲部となる交線9の半径方向位置がネックリング5の内壁と外壁との間に位置するように構成すれば本発明の効果を奏するものと考えられる。よって、そのような構成は本発明の範囲内であると理解すべきである。
1 ボトル
3 係合凸部
4 口部側面
5 ネックリング
7 連結部
9 交線(屈曲部)
9' 屈曲部
11 厚肉部
20 口部
25 肩部
30 胴部
31 周溝
40 底部
41 ピンチオフ

Claims (3)

  1. 打栓によりキャップを係合させる係合凸部と、
    該係合凸部の下方に設けられ、厚肉に形成されたネックリングと、
    前記係合凸部の下方の口部側面から前記ネックリングの上面へと延びる円錐台側面形状を有する連結部と
    を備え、
    前記連結部の外壁と前記ネックリングの上面との交線の半径方向位置は、前記ネックリングの内壁と外壁との間の位置である、ボトル。
  2. 前記連結部は、前記口部側面から前記ネックリングの上面へとストレートに延びる外壁を含み、
    前記交線が、キャップを打栓するときの最大屈曲部となる、請求項1に記載のボトル。
  3. 押し出しブロー成形された熱充填ボトルである、請求項1又は2に記載のボトル。
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