JP2016208762A - 車両用電源制御装置 - Google Patents

車両用電源制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016208762A
JP2016208762A JP2015090352A JP2015090352A JP2016208762A JP 2016208762 A JP2016208762 A JP 2016208762A JP 2015090352 A JP2015090352 A JP 2015090352A JP 2015090352 A JP2015090352 A JP 2015090352A JP 2016208762 A JP2016208762 A JP 2016208762A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
current
semiconductor switching
duty ratio
switching element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015090352A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6124942B2 (ja
Inventor
中村 吉秀
Yoshihide Nakamura
吉秀 中村
圭祐 上田
Keisuke Ueda
圭祐 上田
宜範 生田
Yoshinori Ikuta
宜範 生田
泰行 重實
Yasuyuki Shigesane
泰行 重實
佐竹 周二
Shuji Satake
周二 佐竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2015090352A priority Critical patent/JP6124942B2/ja
Priority to PCT/JP2015/080399 priority patent/WO2016068194A1/ja
Priority to DE112015004904.5T priority patent/DE112015004904T5/de
Priority to CN201580053587.5A priority patent/CN106797117B/zh
Publication of JP2016208762A publication Critical patent/JP2016208762A/ja
Priority to US15/469,631 priority patent/US10166939B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6124942B2 publication Critical patent/JP6124942B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

【課題】負荷に電力を供給する複数の電線上の各半導体スイッチング素子が各電線の温度に基づいてオフして電力供給を遮断するタイミングを同期させる。
【解決手段】配線抵抗が互いに等しい2つの電線51,52の並列回路5を介して電源Bから負荷3に供給するのに当たり、各電線51,52上の半導体スイッチング素子aをそれぞれ流れる通過電流をIPD131,132の電流測定部bで測定し、測定電流から現状温度推定部115aで推定した各電線51,52の温度を一致させるために、電線51上のIPD131の半導体スイッチング素子aの通過電流を減らすPWM制御の目標デューティー比を目標DUTY比算出部115bで算出し、算出した目標デューティー比でIPD131の半導体スイッチング素子aをPWM/DC制御及び遮断判定部112によりオンオフさせる。
【選択図】図2

Description

本発明は、電源から負荷に電力を供給する電線の温度に基づいた電線上の半導体スイッチング素子のオンオフにより負荷に対する電力供給及びその遮断を行う車両用電源制御装置に関する。
車両においては従来から、電源から負荷に対する電力供給を半導体スイッチング素子のオンオフにより制御することが行われている。中には、半導体スイッチング素子として、通過電流検出機能や過電流に対する自己保護機能等を付加したインテリジェントパワーデバイス(IPD)を用いるものもある。
IPDを半導体スイッチング素子として用いれば、例えば、通過電流検出機能により検出した通過電流を用いて電源と負荷とを接続する電線の温度を推定させ、その温度が所定の上限温度以上になったら、電線保護のために半導体スイッチング素子をオフさせて負荷への電力供給を遮断させる、という運用も可能になる(例えば、特許文献1)。
また、例えば1つのIPDの通電能力では負荷を駆動するのに十分な電流を負荷に供給できない場合に、同じ規格のIPDを複数並列接続して電源と負荷との間に介設することも提案されている。この提案では、各IPDを経由する配線パターンの配線抵抗を一致させることで、各IPDに流れる電流の大きさを同じにし、特定のIPDに集中して電流が流れるのを防止するようにしている(例えば、特許文献2)。
特開2009−130944号公報 特開2001−310720号公報
ところが、IPDの半導体スイッチング素子のオン抵抗や内部回路の回路抵抗には、個体間のばらつきが存在する。そのため、実際には各IPDに同じ大きさの電流が流れていても、各IPDで検出される通過電流には個体間のばらつきが生じる場合がある。
各IPDで検出される通過電流にばらつきがあると、通過電流から推定される電線の温度にもばらつきが生じ、各IPDを流れる実際の電流や各IPDを経由する配線パターンの配線抵抗は同じなのに、IPDによって電力供給が遮断されたりされなかったりする可能性がある。
このような現象が生じると、他のIPDで電力供給が遮断された後も電力供給が続くIPDが発生し、そのIPDに電流が集中して流れて異常発熱や耐性劣化が起きてしまう可能性がある。
本発明は前記事情に鑑みなされたもので、本発明の目的は、複数の電線の並列回路を介して車両の電源から負荷に供給する電力を、各電線の温度に基づいた各電線上の半導体スイッチング素子のオフにより遮断するのに当たり、各半導体スイッチング素子に個体間のばらつきがあったり各電線に設置環境等の相違があっても、各半導体スイッチング素子による電力供給の遮断タイミングを同期させることができる車両用電源制御装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、請求項1に記載した本発明の車両用電源制御装置は、
複数の電線の並列回路を介して車両の電源から負荷に供給する電力を、前記各電線の温度に基づいた該各電線上の半導体スイッチング素子のオフにより遮断する車両用電源制御装置において、
前記各半導体スイッチング素子をそれぞれ流れる通過電流を測定する電流測定部と、
前記電流測定部の測定電流から前記各電線の温度をそれぞれ推定する電線温度推定部と、
前記各電線の推定した温度を一致させるための前記各半導体スイッチング素子のPWM制御のデューティー比をそれぞれ決定するデューティー比決定部と、
前記各半導体スイッチング素子を該各半導体スイッチング素子に対応して前記デューティー比決定部が決定したデューティー比でそれぞれPWM制御するPWM制御部と、
を備えることを特徴とする。
請求項1に記載した本発明の車両用電源制御装置によれば、電流測定部で測定した各半導体スイッチング素子の通過電流から各電線毎の温度が推定され、推定された各電線の温度を一致させるための各電線毎の半導体スイッチング素子のPWM制御におけるデューティー比が決定される。
このため、一致させようとする電線の温度が半導体スイッチング素子の通過電流から推定した温度よりも低い電線については、推定した温度をそれよりも低い目標の温度に一致させるためのPWM制御におけるデューティー比が、オンデューティーを減らす内容となる。
反対に、一致させようとする電線の温度が半導体スイッチング素子の通過電流から推定した温度よりも高い電線については、推定した温度をそれよりも高い目標の温度に一致させるためのPWM制御におけるデューティー比が、オンデューティーを増やす内容となる。
そのいずれにしても、各半導体スイッチング素子の通過電流の測定値から推定した電線の温度に応じたデューティー比で半導体スイッチング素子をPWM制御することで、その後に推定される各電線の温度が一致し、各電線の温度に基づいて各半導体スイッチング素子がオフされるタイミングが一致するようになる。
よって、複数の電線の並列回路を介して車両の電源から負荷に供給する電力を、各電線の温度に基づいた各電線上の半導体スイッチング素子のオフにより遮断するのに当たり、各半導体スイッチング素子に個体間のばらつきがあったり各電線に設置環境等の相違があっても、各半導体スイッチング素子による電力供給の遮断タイミングを同期させることができる。
また、請求項2に記載した本発明の車両用電源制御装置は、請求項1に記載した本発明の車両用電源制御装置において、前記デューティー比決定部は、前記各電線の推定した温度を該推定した温度中の最低温度に一致させるための前記各半導体スイッチング素子のPWM制御のデューティー比をそれぞれ決定することを特徴とする。
請求項2に記載した本発明の車両用電源制御装置によれば、請求項1に記載した本発明の車両用電源制御装置において、電流測定部で測定した各半導体スイッチング素子の通過電流から推定された各電線毎の温度のうち最低温度に一致させるための各電線毎の半導体スイッチング素子のPWM制御におけるデューティー比が決定される。
このため、各半導体スイッチング素子の通過電流から推定した温度が最低温度とは異なる電線については、一律に、各半導体スイッチング素子の通過電流が減って通過電流から推定される温度が低下するように、PWM制御におけるデューティー比がオンデューティーを減らす内容に決定される。
したがって、各電線の温度を一致させるための補正内容に応じたデューティー比で対象の半導体スイッチング素子をPWM制御することで、その半導体スイッチング素子が接続された電線の温度を下げる方向にシフトさせて、並列回路の各電線を適切な温度に制御することができる。
本発明によれば、複数の電線の並列回路を介して車両の電源から負荷に供給する電力を、各電線の温度に基づいた各電線上の半導体スイッチング素子のオフにより遮断するのに当たり、各半導体スイッチング素子に個体間のばらつきがあったり各電線に設置環境等の相違があっても、各半導体スイッチング素子による電力供給の遮断タイミングを同期させることができる。
本発明の一実施形態に係る車両用電源制御装置の原理的な構成を示す回路図である。 図1の制御部において行われる処理を模式的に示す機能ブロック図である。 図2の電流検出部及びDUTY比検出部が負荷の通過電流及びそのデューティー比を検出する際の手順を示すタイミングチャートである。 図1の電源制御装置において行われる動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に係る電源制御装置の原理的な構成を示す回路図である。
本実施形態の電源制御装置1(請求項中の車両用電源制御装置に相当)は、不図示の車両に搭載された電源Bから負荷3に対する、配線抵抗が互いに等しい2つの電線51,52の並列回路5を介した電力供給をオンオフさせる、各電線51,52上に設けたインテリジェントパワーデバイス(IPD)131,132の動作を、制御部11により制御するものである。なお、負荷3は、本実施形態では、例えばヘッドライト等の電装品であるものとする。
各インテリジェントパワーデバイス(IPD)131,132は、半導体スイッチング素子aと電流測定部bとをそれぞれ内蔵している。半導体スイッチング素子aは、入力スイッチSWのオンオフ操作に応じて制御部11が各IPD131,132に出力する駆動信号DR1,DR2によりそれぞれオンオフされる。電流測定部bは、オン時の半導体スイッチング素子aを経て対応する電線51,52を流れる通過電流を測定する。
なお、各IPD131,132の半導体スイッチング素子aは、電流測定部bが測定する通過電流から制御部11により推定される対応する各電線51,52の温度が、その電線51,52に設定された遮断温度(例えば、電線51,52の発煙温度150℃よりも低温の130℃)まで上昇すると、制御部11の制御によりオフされる。
制御部11は、プログラムの実行により各種処理を実現するマイクロコンピュータやカスタムIC等によって構成される。そして、制御部11は、入力端子IN、出力端子OUT1,OUT2、検出電流入力端子SI1,SI2を有している。
入力端子INは、入力スイッチSWのオンオフ状態をモニタするための端子で、入力スイッチSWのオンオフ状態に応じたスイッチ信号Sが入力される。
出力端子OUT1,OUT2は、原則的に、入力端子INのスイッチ信号Sがオン状態のときに、対応するIPD131,132の半導体スイッチング素子aをDC駆動又はPWM駆動によりオンさせるための駆動信号DR1,DR2をそれぞれ出力する。検出電流入力端子SI1,SI2には、対応するIPD131,132の電流測定部bで測定した通過電流の値を示す電流検出信号I1,I2がそれぞれ入力される。
制御部11は、出力端子OUT1,OUT2から出力する駆動信号DR1,DR2により、対応するIPD131,132の半導体スイッチング素子aをDC駆動又はPWM駆動でオンさせる。
また、制御部11は、検出電流入力端子SI1,SI2に入力される各IPD131,132の電流測定部bからの電流検出信号I1,I2により各電線51,52の温度を推定する。そして、推定した温度がその電線51,52に対して予め定められた遮断温度まで上昇すると、制御部11は、駆動信号DR1,DR2の出力を強制終了して、対応するIPD131,132の半導体スイッチング素子aを強制的にオフさせる。
ここで、電流検出信号I1,I2からの電線51,52の温度推定には、例えば、特開2013−85469号公報に記載の方法を用いることができる。
具体的には、各電線51,52の単位長さ当たりの抵抗をRon1,Ron2とし、検出電流入力端子SI1,SI2の電流検出信号I1,I2を制御部11の後述する電流検出部113(図2参照)がサンプリングする周期(サンプリング時間)をΔtとして、各電線51,52の発熱量X1,X2を、枝番号を省略した下記の一般式
X=I^2×Ron×Δt
によって求める。
次に、各電線51,52の単位長さ当たりの熱容量を擬似熱容量Cth*1,Cth*2とし、各電線51,52の単位長さ当たりの熱抵抗をRth1,Rth2として、各電線51,52の放熱量Y1,Y2を、枝番号を省略した下記の一般式
Y=Q/{(Cth*×Rth)/Δt}
によって求める。
そして、今回のサンプリング周期における各電線51,52の温度変化量ΔT1,ΔT2を、枝番号を省略した下記の一般式
ΔT=(X−Y)/Cth*
によって求める。
さらに、求めた温度変化量ΔT1,ΔT2を前回のサンプリング周期において求めた電線51,52の推定温度Tp1,Tp2に加算して、今回のサンプリング周期における電線51,52の推定温度Tn1,Tn2を、枝番号を省略した下記の一般式
Tnn=Tpn+ΔT
によって求める。
なお、各電線51,52の擬似熱容量Cth*1,Cth*2は、電線に継続して電流を流したときの電線温度T2を求める式として知られている下記の一般式
T2=T1+I^2×Ron×Rth{1−exp(−t/(Cth×Rth)}
から求めることができる。ここで、T1は電線の周辺温度、tは電線に継続して電流を流した時間である。
この一般式によって求まる各電線51,52の熱容量Cth1,Cth2を、特開2013−85469号公報に記載の方法における熱容量Cthに置き換えると、同公報に記載の電線の擬似熱容量Cth*として、各電線51,52の擬似熱容量Cth*1,Cth*2を求めることができる。
ところで、IPD131,132の半導体スイッチング素子aのオン抵抗や内部回路の回路抵抗には、個体間のばらつきが存在する。そのため、同じ条件で半導体スイッチング素子aをオンさせたIPD131,132の個体間でも、電流測定部bが測定する各電線51,52の通過電流にばらつきが生じる場合がある。
電流測定部bで検出される各電線51,52の通過電流にこのようなばらつきがあると、実際には各電線51,52に同じ大きさの電流が流れていても、制御部11が電流検出信号I1,I2から推定する各電線51,52の推定温度Tn1,Tn2にばらつきが生じる。
すると、電線51,52を通過する電流や配線抵抗は互いに同じなのに、制御部11が、例えば、電線51,52のうち一方については遮断温度まで温度が上昇したと判断し、他方については遮断温度まで温度が上昇していないと判断して、判断の内容が一致しなくなる可能性がある。その結果、通電条件が同じでも、半導体スイッチング素子aの強制オフによる電力供給の遮断が、電線51,52によって行われたり行われなかったりする可能性がある。
このような現象が生じると、IPD131,132のうち一方で電力供給が遮断された後も他方では電力供給が続き、電力供給が続く方の電線51,52やIPD131,132に電流が集中して流れて異常発熱や耐性劣化が起きてしまう可能性がある。
そこで、制御部11は、各電線51,52の推定温度Tn1,Tn2同士を比較し、互いの推定温度Tn1,Tn2が一致するように、出力端子OUT1,OUT2から対応する各IPD131,132に出力する半導体スイッチング素子aの駆動信号DR1,DR2のデューティー比を調整する制御を行う。
即ち、制御部11は、各IPD131,132の電流測定部bでそれぞれ検出される通過電流から推定した推定温度Tn1,Tn2の比較に基づいて、対応するIPD131,132の半導体スイッチング素子aのデューティー比をそれぞれ調整する制御を行う。
図2は、制御部11の内部で実行される処理を模式的に示すブロック図である。制御部11は、不図示のメモリに格納されたプログラムを実行することで、入力判定制御部111と、IPD131,132用の各制御ロジック11a,11bとの各機能を実現する。各制御ロジック11a,11bは、PWM/DC制御及び遮断判定部112、電流検出部113、DUTY比検出部114及び電線温度推定部115の各機能を含んでいる。
入力判定制御部111は、入力端子INに入力されるスイッチ信号Sに基づいて、入力スイッチSWのオンオフ状態を判定し、入力スイッチSWのオン状態においてSW入力信号S1を出力する。
各制御ロジック11a,11bのPWM/DC制御及び遮断判定部112(請求項中のPWM制御部に相当)は、入力判定制御部111からのSW入力信号S1が入力されている間、出力端子OUT1,OUT2に駆動信号DR1,DR2を出力する。各駆動信号DR1,DR2のデューティー比(本実施形態ではオンデューティー期間の割合)は、DC駆動の場合は100%、PWM駆動の場合は100%未満に設定される。
このデューティー比は、入力スイッチSWのオン直後は、負荷3の駆動内容に応じた初期値とされ、その後は、電線温度推定部115の後述する目標DUTY比算出部115bが算出するデューティー比に、PWM/DC制御及び遮断判定部112によって変更される。
各制御ロジック11a,11bの電流検出部113及びDUTY比検出部114は、検出電流入力端子SI1,SI2にそれぞれ入力される電流検出信号I1,I2から、対応するIPD131,132内の電流測定部bが検出する各電線51,52の通過電流及びそのデューティー比をそれぞれ検出し、検出結果を示す電流データ信号及びDUTY比信号をそれぞれ出力する。
図3は、電流検出部113及びDUTY比検出部114が各電線51,52の通過電流及びそのデューティー比を検出する際の手順を示すタイミングチャートである。図3の上段に示す入力判定制御部111からのSW入力信号S1がオフからオンに切り替わると、駆動信号DR1,DR2によりオンオフ駆動されたIPD132,132を介して負荷3に電源Bからの電力が供給される。
そして、図3の中段に示すように、IPD131,132の電流測定部bが測定した各電線51,52の通過電流に応じた電流検出信号I1,I2が、検出電流入力端子SI1,SI2に入力される。電流検出部113及びDUTY比検出部114は、図3の下段に示すサンプルタイミングで検出電流入力端子SI1,SI2の電流検出信号I1,I2をサンプリングする。
電流検出部113は、電流検出信号I1,I2の立ち上がりから立ち下がりまでのレベルが0でない連続区間(オン区間)の各サンプリング値の平均値を、各電線51,52の通過電流として検出する。DUTY比検出部114は、電流検出信号I1,I2の立ち上がりと立ち下がりのタイミングから、電流検出信号I1,I2における各電線51,52の通過電流のオン区間及びオフ区間を特定し、特定したオン区間及びオフ区間から、各電線51,52の通過電流のオンオフ周期乃至デューティー比を検出する。
なお、DUTY比検出部114は、PWM/DC制御及び遮断判定部112が設定した駆動信号DR1,DR2のデューティー比を、各電線51,52の通過電流のオンオフのデューティー比として検出してもよい。
図2に示す各制御ロジック11a,11bの電線温度推定部115は、現状温度推定部115aと目標DUTY比算出部115bとを有している。
現状温度推定部115a(請求項中の電線温度推定部に相当)は、電流検出部113で検出した各電線51,52の通過電流(電流検出信号I1,I2によって示される電流値)から、電線51,52の温度を推定する。この推定には、例えば、先に概略を説明した特開2013−85469号公報に記載の方法を用いることができるが、その他の方法を用いてもよい。
各制御ロジック11a,11bの現状温度推定部115aが推定した電線51,52の温度は、電線51,52の温度が遮断温度に上昇したか否かを判定するために、同じ制御ロジック11a,11bのPWM/DC制御及び遮断判定部112に通知される。
また、現状温度推定部115aが推定した電線51,52の温度は、同じ電線温度推定部115の目標DUTY比算出部115bに通知されると共に、他方の制御ロジック11a,11bの目標DUTY比算出部115bにも通知される。
目標DUTY比算出部115b(請求項中のデューティー比決定部に相当)は、各制御ロジック11a,11bの現状温度推定部115aが推定した電線51,52の温度に基づいて、対応するIPD131,132に対して各制御ロジック11a,11bのPWM/DC制御及び遮断判定部112が出力する、半導体スイッチング素子aの駆動信号DR1,DR2のデューティー比を算出する。
具体的には、現状温度推定部115aが推定した電線51,52の温度を、各制御ロジック11a,11bで現状温度推定部115aがそれぞれ推定した電線51,52の温度のうち低い方の温度(最低温度)に一致させるための、駆動信号DR1,DR2のデューティー比を算出する。
例えば、負荷3が車両のバルブ(定格電圧12V、消費電力60W)であり、各制御ロジック11a,11bのPWM/DC制御及び遮断判定部112が対応するIPD131,132の半導体スイッチング素子aをDC駆動しているものとする。この場合、各電線51,52には2.5Aの電流が流れる。
この状態で、例えば、制御ロジック11aの電流検出部113が、IPD131の電流測定部bが測定した電線51の通過電流を3.0Aであると検出し、これに基づいて、制御ロジック11aの電線温度推定部115の現状温度推定部115aが、電線51の温度を95℃であると推定したものとする。
また、制御ロジック11bの電流検出部113は、IPD132の電流測定部bが測定した電線52の通過電流を2.5Aであると検出し、これに基づいて、制御ロジック11bの電線温度推定部115の現状温度推定部115aが、電線52の温度を90℃であると推定したものとする。
この場合は、制御ロジック11aの現状温度推定部115aが推定した電線51の温度(95℃)の方が、制御ロジック11bの現状温度推定部115aが推定した電線52の温度(90℃)よりも高い。
そこで、制御ロジック11bの現状温度推定部115aが推定する電線52の温度(90℃)と同じ温度を、制御ロジック11aの現状温度推定部115aが電線51の温度として推定するように、制御ロジック11aの目標DUTY比算出部115bが、制御ロジック11aのPWM/DC制御及び遮断判定部112が出力端子OUT1に出力する駆動信号DR1の目標デューティー比を算出する。
ここで、目標デューティー比のPWM駆動でIPD131の半導体スイッチング素子aをオンオフさせたときに電線51を通過する電流(実効電流)は、半導体スイッチング素子aのオン区間にIPD131の電流測定部bが測定する電線51の通過電流に、目標デューティー比の平方根を乗じた、
実効電流=IPD131の電流測定部bが測定する電線51の通過電流×(目標デューティー比)^0.5
の式で求まる値となる。
この実効電流が、半導体スイッチング素子aのDC駆動時にIPD132の電流測定部bが電線52の通過電流として測定した2.5Aと一致すると、電線52の温度(90℃)と同じ温度を電線51の温度として制御ロジック11aの現状温度推定部115aが推定するようになる。
そこで、上式から、
2.5=3.0×(駆動信号DR1の目標デューティー比)^0.5
となり、駆動信号DR1の目標デューティー比は、
(2.5/3.0)^2=69.44(%)
となる。
一方、制御ロジック11bの目標DUTY比算出部115bは、IPD132の半導体スイッチング素子aがDC駆動を続けて、制御ロジック11bの現状温度推定部115aが現在と同じ温度(90℃)を電線52の温度として推定するように、制御ロジック11bのPWM/DC制御及び遮断判定部112が出力端子OUT2に出力する駆動信号DR2のデューティー比として100%を算出する。
以上に、各制御ロジック11a,11bのPWM/DC制御及び遮断判定部112が対応するIPD131,132の半導体スイッチング素子aをDC駆動している場合の例を説明した。
次に、各制御ロジック11a,11bのPWM/DC制御及び遮断判定部112が対応するIPD131,132の半導体スイッチング素子aをPWM駆動している場合の例を説明する。
例えば、各制御ロジック11a,11bのPWM/DC制御及び遮断判定部112が対応するIPD131,132の半導体スイッチング素子aを50%デューティー比のPWM駆動しているものとする。この場合、各電線51,52には、IPD131,132の半導体スイッチング素子aのオン区間において2.5Aの電流が流れる。
この状態で、例えば、制御ロジック11aの電流検出部113が、半導体スイッチング素子aのオン区間においてIPD131の電流測定部bが測定した電線51の通過電流を3.0Aであると検出し、これに基づいて、制御ロジック11aの電線温度推定部115の現状温度推定部115aが、電線51の温度を40℃であると推定したものとする。
また、制御ロジック11bの電流検出部113は、半導体スイッチング素子aのオン区間においてIPD132の電流測定部bが測定した電線52の通過電流を2.5Aであると検出し、これに基づいて、制御ロジック11bの電線温度推定部115の現状温度推定部115aが、電線52の温度を35℃であると推定したものとする。
この場合は、制御ロジック11aの現状温度推定部115aが推定した電線51の温度(40℃)の方が、制御ロジック11bの現状温度推定部115aが推定した電線52の温度(35℃)よりも高い。
そこで、制御ロジック11bの現状温度推定部115aが推定する電線52の温度(35℃)と同じ温度を、制御ロジック11aの現状温度推定部115aが電線51の温度として推定するように、制御ロジック11aの目標DUTY比算出部115bが、制御ロジック11aのPWM/DC制御及び遮断判定部112が出力端子OUT1に出力する駆動信号DR1の目標デューティー比を算出する。
ここで、駆動信号DR1の目標デューティー比のPWM駆動でIPD131の半導体スイッチング素子aをオンオフさせたときの電線51の実効電流が、50%のデューティー比で半導体スイッチング素子aをPWM駆動したときの電線52の実効電流と一致すると、電線52の温度(35℃)と同じ温度を電線51の温度として制御ロジック11aの現状温度推定部115aが推定するようになる。
50%のデューティー比で半導体スイッチング素子aをPWM駆動したときの電線52の実効電流は、半導体スイッチング素子aのオン区間にIPD132の電流測定部bが測定する電線52の通過電流に、デューティー比(50%)の平方根を乗じた、
電線52の実効電流=IPD132の電流測定部bが測定する電線52の通過電流×(50%)^0.5=2.5×(0.5)^0.5
の式で求まる値(≒1.77)となる。
また、駆動信号DR1の目標デューティー比のPWM駆動でIPD131の半導体スイッチング素子aをオンオフさせたときの電線51の実効電流は、
電線51の実効電流=IPD131の電流測定部bが測定する電線51の通過電流(=3.0A)×(駆動信号DR1の目標デューティー比)^0.5
の式で求まる。
以上から、
1.77=3.0×(駆動信号DR1の目標デューティー比)^0.5
となり、駆動信号DR1の目標デューティー比は、
(1.77/3)^2=34.81(%)
となる。
一方、制御ロジック11bの目標DUTY比算出部115bは、IPD132の半導体スイッチング素子aが50%のデューティー比でPWM駆動を続けて、制御ロジック11bの現状温度推定部115aが現在と同じ温度(35℃)を電線52の温度として推定するように、制御ロジック11bのPWM/DC制御及び遮断判定部112が出力端子OUT2に出力する駆動信号DR2のデューティー比として50%を算出する。
なお、IPD131,132の半導体スイッチング素子aをPWM駆動する際の駆動信号DR1,DR2の周波数は、例えば100Hzとすることができる。
次に、上述した構成の電源制御装置1において行われる動作(作用)について、制御部11の制御ロジック11aが行う処理に関する動作を抜粋して、図4のフローチャートを参照して説明する。電源制御装置1においては、一定の周期毎に図4のフローチャートに示す動作が繰り返し行われる。
まず、スイッチ信号Sの信号レベルから、入力スイッチSWがオンであるか否かを確認する(ステップS1)。入力スイッチSWがオンでない場合は(ステップS1でNO)、IPD131の半導体スイッチング素子aの駆動により負荷3に対する電力供給を制御する機能を停止させる(ステップS3)。そして、PWM/DC制御及び遮断判定部112による駆動信号DR1の出力を停止してIPD131をオフさせた後(ステップS5)、後述するステップS25に進む。
一方、入力スイッチSWがオンである場合は(ステップS1でYES)、PWM/DC制御及び遮断判定部112において、電流検出部113が検出した電線51の通過電流が過電流遮断に該当する電流に上昇したか否かを確認する(ステップS7)。
電線51の通過電流が過電流遮断に該当する電流に上昇しておらず、かつ、前回のステップS7で電線51の通過電流が過電流遮断に該当する電流に上昇したと既に判定されてもいない場合は(ステップS7でNO)、後述するステップS15に進む。
また、電線51の通過電流が過電流遮断に該当する電流に上昇した場合と、前回のステップS7で電線51の電線51の通過電流が過電流遮断に該当する電流に上昇したと既に判定されている場合は(ステップS7でYES)、IPD131の遮断を解除する条件が成立したか否かを確認する(ステップS9)。
ここで、IPD131の遮断解除条件とは、例えば、
(1)入力スイッチSWのオフが一定時間継続すること、
(2)現状温度推定部115aが推定した電線51の温度が安全な温度(例えば周囲雰囲気の温度)に低下したこと、
の2点が両方とも満たされることとすることができる。
IPD131の遮断解除条件が成立していない場合は(ステップS9でNO)、IPD131による負荷3への電力供給を遮断すると判定し(ステップS11)、PWM/DC制御及び遮断判定部112による駆動信号DR1の出力を停止してIPD131をオフさせた後(ステップS13)、ステップS25に進む。
一方、ステップS7で電線51の通過電流が過電流遮断に該当する電流に上昇していないと判定された場合に進むステップS15では、PWM/DC制御及び遮断判定部112において、現状温度推定部115aが推定した電線51の温度が遮断温度以内であるか否かを確認する。
電線51の温度が遮断温度以内でない場合は(ステップS15でNO)、IPD131による負荷3への電力供給を遮断すると判定し(ステップS11)、PWM/DC制御及び遮断判定部112による駆動信号DR1の出力を停止してIPD131をオフさせた後(ステップS13)、ステップS25に進む。
これに対し、電線51の温度が遮断温度以内である場合は(ステップS15でYES)、PWM/DC制御及び遮断判定部112において、制御ロジック11aの現状温度推定部115aが推定した電線51の温度(IPD131の現状温度)が、制御ロジック11bの現状温度推定部115aが推定した電線52の温度(IPD132の現状温度)よりも高いか否かを確認する(ステップS17)。
電線51の推定温度(IPD131の現状温度)が電線52の推定温度(IPD132の現状温度)よりも高い場合は(ステップS17でYES)、電線51の推定温度(IPD131の現状温度)を電線52の推定温度(IPD132の現状温度)と一致させるための、IPD131の半導体スイッチング素子aに出力する駆動信号DR1の目標デューティー比を、目標DUTY比算出部115bにおいて算出する(ステップS19)。
そして、算出した目標デューティー比の駆動信号DR1を、PWM/DC制御及び遮断判定部112からIPD131の半導体スイッチング素子aに出力して(ステップS21)、ステップS25に進む。
また、ステップS17において、電線51の推定温度(IPD131の現状温度)が電線52の推定温度(IPD132の現状温度)よりも高くない場合(NO)は、両者が同じ温度であるものと認められる。そこで、電線51のIPD131をこれまでと同じデューティー比で駆動させる。ここでは電線51のIPD131がこれまでDC駆動されていたものとして、PWM/DC制御及び遮断判定部112からIPD131の半導体スイッチング素子aに、半導体スイッチング素子aをDC駆動するための駆動信号DR1を出力する(ステップS23)。その後、ステップS25に進む。
ステップS25では、IPD131の発する熱を放熱する処理を行う。この処理では、ステップS5又はステップS13でIPD131をオフさせた状態を、一定期間継続する。あるいは、ステップS21又はステップS23でPWM/DC制御及び遮断判定部112から出力した駆動信号DR1によってIPD131の半導体スイッチング素子aをPWM駆動又はDC駆動する状態を、一定期間継続する。即ち、これらの状態を一定期間継続することによってIPD131の発熱による電線51の加熱状態(温度)に変化が生じるかどうかの様子を見る。一定期間が経過したら、一連の処理を終了する。
なお、制御部11の制御ロジック11bが行う処理は、図4のフローチャートに示す各ステップで行う判定や動作、制御の対象を、IPD132やその半導体スイッチング素子a、制御ロジック11bの各部111〜115、電線52に入れ替えた内容となる。
また、ステップS17では、PWM/DC制御及び遮断判定部112において、制御ロジック11bの現状温度推定部115aが推定した電線52の温度(IPD132の現状温度)が、制御ロジック11aの現状温度推定部115aが推定した電線51の温度(IPD131の現状温度)よりも高いか否かを確認することになる。
上述した動作を行う本実施形態の電源制御装置1では、配線抵抗が互いに等しい2つの電線51,52の並列回路5を介して電源Bから負荷3に供給する電力を、各電線51,52の温度に基づいた各電線51,52上のIPD131,132の半導体スイッチング素子aのオフにより遮断するのに当たり、各電線51,52上の半導体スイッチング素子aをそれぞれ流れる通過電流をIPD131,132の電流測定部bで測定し、測定電流から各電線51,52の温度を現状温度推定部115aで推定する。
そして、各電線51,52の推定温度を一致させるために、電線51上のIPD131の半導体スイッチング素子aの通過電流を減らすPWM制御の目標デューティー比を目標DUTY比算出部115bで算出し、算出した目標デューティー比でIPD131の半導体スイッチング素子aをPWM/DC制御及び遮断判定部112によりオンオフさせる。
このため、目標デューティー比でIPD131の半導体スイッチング素子aをPWM制御することで、各IPD131,132の半導体スイッチング素子aの通過電流の測定値から推定される各電線51,52の温度が一致し、各電線51,52の温度に基づいて各半導体スイッチング素子aがオフされるタイミングが一致するようになる。
よって、配線抵抗が互いに等しい2つの電線51,52の並列回路5を介して電源Bから負荷3に供給する電力を、各電線51,52の温度に基づいた各電線51,52上の半導体スイッチング素子aのオフにより遮断するのに当たり、各電線51,52や各半導体スイッチング素子aに個体間のばらつきや設置環境等の相違があっても、各半導体スイッチング素子aによる電力供給の遮断タイミングを同期させることができる。
これにより、一方のIPD131(又は132)で半導体スイッチング素子aがオフされて負荷3に対する電力供給が遮断された後も、他方のIPD132(又は131)で半導体スイッチング素子aがオンされたままとなって負荷3に対する電力供給が続き、そのIPD132(又は131)に電流が集中して流れて異常発熱や耐性劣化が起きるのを、防止することができる。
なお、上述した実施形態では、負荷3に電源Bの電力を供給する並列回路5が、IPD131,132をそれぞれ介設した2つの電線51,52で構成されている場合について説明した。しかし、IPDをそれぞれ介設した3つ以上の電線によって並列回路を構成した場合にも、本発明は適用可能である。
また、各電線のIPDの電流測定部による測定温度から推定した各電線の温度が異なる場合に、上述した実施形態では、低い方の温度に温度が高い方の電線の温度を一致させるものとした。しかし、高い方の温度に温度が低い方の電線の温度を一致させたり、電線が3つ以上ある場合に、中間の温度に他の電線の温度を一致させても良い。
そして、本実施形態のように、全ての電線51,52のうち一番低い推定温度に他の電線51の推定温度を一致させるようにすれば、全電線51,52の温度を下げる方向にシフトさせて、並列回路5の各電線51,52を適切な温度に制御することができる。
さらに、本実施形態では、各電線51,52の配線抵抗が互いに等しい場合について説明したが、本発明は、各電線51,52の配線抵抗が互いに異なる場合についても適用可能である。
また、上述した実施形態ではIPD131,132を用いたが、パワー半導体スイッチ等、IPD131,132以外の半導体スイッチング素子を用いて負荷3に対する電力供給を制御する場合にも、本発明は適用可能である。
本発明は、複数の電線の並列回路を介して車両の電源から負荷に供給する電力を、各電線の温度に基づいた各電線上の半導体スイッチング素子のオフにより遮断する電源制御を行う際に用いて極めて有用である。
1 電源制御装置(車両用電源制御装置)
3 負荷
5 並列回路
11 制御部
11a,11b 制御ロジック
51,52 電線
111 入力判定制御部
112 PWM/DC制御及び遮断判定部(PWM制御部)
113 電流検出部
114 DUTY比検出部
115 電線温度推定部
115a 現状温度推定部(電線温度推定部)
115b 目標DUTY比算出部(デューティー比決定部)
131,132 インテリジェントパワーデバイス(IPD)
a 半導体スイッチング素子
b 電流測定部
B 電源
DR1,DR2 駆動信号
I1,I2 電流検出信号
IN 入力端子
OUT1,OUT2 出力端子
S スイッチ信号
S1 SW入力信号
SI1,SI2 検出電流入力端子
SW 入力スイッチ

Claims (2)

  1. 複数の電線の並列回路を介して車両の電源から負荷に供給する電力を、前記各電線の温度に基づいた該各電線上の半導体スイッチング素子のオフにより遮断する電源制御装置において、
    前記各半導体スイッチング素子をそれぞれ流れる通過電流を測定する電流測定部と、
    前記電流測定部の測定電流から前記各電線の温度をそれぞれ推定する電線温度推定部と、
    前記各電線の推定した温度を一致させるための前記各半導体スイッチング素子のPWM制御のデューティー比をそれぞれ決定するデューティー比決定部と、
    前記各半導体スイッチング素子を該各半導体スイッチング素子に対応して前記デューティー比決定部が決定したデューティー比でそれぞれPWM制御するPWM制御部と、
    を備えることを特徴とする車両用電源制御装置。
  2. 前記デューティー比決定部は、前記各電線の推定した温度を該推定した温度中の最低温度に一致させるための前記各半導体スイッチング素子のPWM制御のデューティー比をそれぞれ決定することを特徴とする請求項1記載の車両用電源制御装置。
JP2015090352A 2014-10-30 2015-04-27 車両用電源制御装置 Active JP6124942B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015090352A JP6124942B2 (ja) 2015-04-27 2015-04-27 車両用電源制御装置
PCT/JP2015/080399 WO2016068194A1 (ja) 2014-10-30 2015-10-28 車両用電源制御装置
DE112015004904.5T DE112015004904T5 (de) 2014-10-30 2015-10-28 Fahrzeugenergieversorgungssteuervorrichtung
CN201580053587.5A CN106797117B (zh) 2014-10-30 2015-10-28 车用电源控制装置及其控制方法
US15/469,631 US10166939B2 (en) 2014-10-30 2017-03-27 Vehicular power supply control device and a controlling method of the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015090352A JP6124942B2 (ja) 2015-04-27 2015-04-27 車両用電源制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016208762A true JP2016208762A (ja) 2016-12-08
JP6124942B2 JP6124942B2 (ja) 2017-05-10

Family

ID=57490874

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015090352A Active JP6124942B2 (ja) 2014-10-30 2015-04-27 車両用電源制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6124942B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018152995A (ja) * 2017-03-13 2018-09-27 矢崎総業株式会社 電線保護装置
US11239837B2 (en) 2017-12-15 2022-02-01 Rohm Co., Ltd. Switch device

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09129821A (ja) * 1995-10-31 1997-05-16 Mitsubishi Electric Corp 半導体パワーモジュールおよび複合パワーモジュール
JPH11252785A (ja) * 1998-03-04 1999-09-17 Toshiba Corp 半導体スタック及び半導体装置
JP2002185295A (ja) * 2000-12-12 2002-06-28 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置
JP2005295738A (ja) * 2004-04-02 2005-10-20 Nikon Corp 保護装置、モータ装置、ステージ装置、および露光装置
JP2009130944A (ja) * 2007-11-19 2009-06-11 Autonetworks Technologies Ltd 電線保護方法および電線保護装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09129821A (ja) * 1995-10-31 1997-05-16 Mitsubishi Electric Corp 半導体パワーモジュールおよび複合パワーモジュール
JPH11252785A (ja) * 1998-03-04 1999-09-17 Toshiba Corp 半導体スタック及び半導体装置
JP2002185295A (ja) * 2000-12-12 2002-06-28 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置
JP2005295738A (ja) * 2004-04-02 2005-10-20 Nikon Corp 保護装置、モータ装置、ステージ装置、および露光装置
JP2009130944A (ja) * 2007-11-19 2009-06-11 Autonetworks Technologies Ltd 電線保護方法および電線保護装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018152995A (ja) * 2017-03-13 2018-09-27 矢崎総業株式会社 電線保護装置
US11239837B2 (en) 2017-12-15 2022-02-01 Rohm Co., Ltd. Switch device
US11876508B2 (en) 2017-12-15 2024-01-16 Rohm Co., Ltd. Switch device

Also Published As

Publication number Publication date
JP6124942B2 (ja) 2017-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2016068194A1 (ja) 車両用電源制御装置
US9293907B2 (en) Protective device for load circuit
EP2741568B1 (en) Heater control device, method, and program
US9413159B2 (en) Switching circuit protector
US9136199B2 (en) Monitoring and controlling temperatures in a semiconductor structure
KR950035085A (ko) 직렬회로 반도체 스위치의 구동 방법 및 회로장치
US9351343B2 (en) Heater control device, and control method and control program for heater control device
ATE449992T1 (de) Temperaturüberwachung bei leistungsschaltern
JP6472076B2 (ja) 負荷電流制御装置
JP6124942B2 (ja) 車両用電源制御装置
US20150343969A1 (en) Vehicle power supply control device
JP2017222267A (ja) 制御システム
JP6539100B2 (ja) 車両用電源制御装置
US10707676B2 (en) Electric wire protection device
JP5469362B2 (ja) 調光用点灯装置
US20090102400A1 (en) Method for driving a ptc electrical load element
TWI714433B (zh) 繼電器的控制方法
JP2002142492A (ja) 負荷制御装置
US20020157541A1 (en) Temperature probe controller circuit
JP5708744B2 (ja) 発熱検出装置
JP5862600B2 (ja) 発熱検出装置
KR20130035822A (ko) 칠러 장비에 적용하기 위하여 출력전압의 극성을 변경할 수 있는 전원장치 및 그 전원장치의 제어 방법
JP2018152989A (ja) 電線保護装置および電線保護装置の制御方法
KR20180122821A (ko) 히터 병렬부하 단선 정밀검출 방법
JP2002162049A (ja) 電気床暖房装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170321

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170404

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6124942

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250