JP2016208739A - アース機能付ワイヤハーネスプロテクタ - Google Patents

アース機能付ワイヤハーネスプロテクタ Download PDF

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Abstract

【課題】アース端子とアース接続端子との接続において、組付作業性を効果的に向上させることができると共に、接点不良を安定して抑制することができる、新規な構造のアース機能付ワイヤハーネスプロテクタを提供する。
【解決手段】ワイヤハーネス62が挿通収容される収容部12を有するプロテクタ本体14と、プロテクタ本体14から突出する車両固定部34と、一端部46aが車両固定部34と共に車両ボデー17にボルト固定される一方、他端部46bにアース端子接続部18が設けられる導通金具16と、を備えており、ワイヤハーネス62から分岐して延びるアース端子66がアース端子接続部18に接続されるようになっているアース機能付ワイヤハーネスプロテクタ10において、アース端子接続部18が収容部12内に突出するボルト状部54を含んで構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車などに配索されるワイヤハーネスに外挿装着されて当該ワイヤハーネスを保護するワイヤハーネスプロテクタに係り、特に、ワイヤハーネスの車体へのアース接続機能を備えるワイヤハーネスプロテクタに関するものである。
従来から、自動車などにおいて、ワイヤハーネスを他部材との干渉から保護したり、車内の所定の位置で保持するために、ワイヤハーネスプロテクタが用いられている。かかるワイヤハーネスプロテクタでは、例えばプロテクタ本体の収容部にワイヤハーネスが挿通収容されるとともに、プロテクタ本体から突出する車両固定部を介してプロテクタ本体が車両ボデーに固定されることで、ワイヤハーネスが車両の所定位置に保持されるとともに、ワイヤハーネスプロテクタで保護されるようになっている。
ところで、一般に、ワイヤハーネスに設けられるアース端子は、自動車の車両ボデーに接続されてアースを落とすようになっている。
ところが、アース端子を直接車両ボデーに接続しようとするとアース線の長さが長くなってしまい、ワイヤハーネスの総重量やコストが増大したり、ワイヤハーネスの配索態様が限定されてしまうおそれがあった。
そこで、本出願人は、実開平4−10964号公報(特許文献1)において、アース機能を有するワイヤハーネスプロテクタを提案している。すなわち、特許文献1の第2,3図では、ワイヤハーネスプロテクタに、一端部が車両ボデーにボルト固定されるとともに他端部にアース端子接続部が設けられる導通金具を採用して、アース端子接続部とアース端子を接続することで車両ボデーへのアース接続が実現されるようになっている。かかるワイヤハーネスプロテクタでは、アース端子接続部が収容部内に設けられることでアース線の長さを短尺化することを可能としている。
ところが、上記特許文献1の第2,3図に記載のワイヤハーネスプロテクタでは、雌端子に雄端子を挿入することでアース端子とアース端子接続部とを接続しており、アース端子とアース端子接続部との接続において、作業性と確実性の点で改善の余地があった。
実開平4−10964号公報
ここにおいて、本発明は、上述の如き事情を背景として為されたものであって、その解決課題とするところは、アース端子とアース接続端子との接続において、組付作業性を効果的に向上させることができると共に、接点不良を安定して抑制することができる、新規な構造のアース機能付ワイヤハーネスプロテクタを提供することにある。
本発明の第一の態様は、ワイヤハーネスが挿通収容される収容部を有するプロテクタ本体と、該プロテクタ本体から突出する車両固定部と、一端部が前記車両固定部と共に車両ボデーにボルト固定される一方、他端部にアース端子接続部が設けられる導通金具と、を備えており、前記ワイヤハーネスから分岐して延びるアース端子が前記アース端子接続部に接続されるようになっているアース機能付ワイヤハーネスプロテクタにおいて、前記アース端子接続部が前記収容部内に突出するボルト状部を含んで構成されていることを特徴とするものである。
本態様に従う構造とされたワイヤハーネスプロテクタによれば、アース端子接続部が収容部内に突出するボルト状部を含んで構成されていることから、アース端子とアース端子接続部との接続においては、アース端子をボルト状部に外挿してナットを螺着して締結することにより実現され得る。これにより、アース端子とアース端子接続部とが、簡単に、且つ確実に接続される。それ故、これらの接続作業の作業効率が効果的に向上され得ると共に、接点不良などの不具合が安定して抑制され得る。
なお、本態様におけるボルト状部は、スタッドボルトが導通金具に挿通されることにより構成されることが好適であるが、例えば導通金具とボルト状部とを一体的に形成してもよい。
本発明の第二の態様は、前記第一の態様に係るアース機能付ワイヤハーネスプロテクタにおいて、前記導通金具と前記ボルト状部とが前記プロテクタ本体に対してインサート成形されているものである。
本態様に従う構造とされたワイヤハーネスプロテクタによれば、導通金具とボルト状部とがプロテクタ本体に対してインサート成形されているものであることから、例えばワイヤハーネスプロテクタの製造後に輸送する際においても、振動などにより導通金具とボルト状部とがプロテクタ本体から外れることが効果的に防止され得る。
本発明の第三の態様は、前記第二の態様に係るアース機能付ワイヤハーネスプロテクタにおいて、前記導通金具の前記一端部が水平方向に広がっていると共に前記導通金具の前記他端部が水平方向に広がっている一方、これら一端部と他端部とが鉛直方向に広がる縦壁部により接続されているものである。
本態様に従う構造とされたワイヤハーネスプロテクタによれば、プロテクタ本体に対してインサート成形される導通金具が鉛直方向に延びる縦壁部を備えていることから、縦壁部が板厚方向の両側からプロテクタ本体に挟まれることとなる。これにより、導通金具の一端側が車両固定部とともに車両ボデーにボルト固定される際に、ボルトの締結に伴う回転トルクが縦壁部に及ぼされたとしても、縦壁部がプロテクタ本体に対して相対的に回転することが制限される。それ故、導通金具の他端側にまでボルトの締結に伴う回転トルクが及ぼされることが回避されて、車両ボデーへの組付けの際にも、アース端子とアース端子接続部との接続に影響を与えることが効果的に防止され得る。
本発明の第四の態様は、前記第一〜第三の態様に係るアース機能付ワイヤハーネスプロテクタにおいて、前記アース端子接続部の周囲には仕切壁部が設けられており、前記アース端子接続部が前記収容部内のハーネス挿通領域から前記仕切壁部により仕切られているものである。
本態様に従う構造とされたワイヤハーネスプロテクタによれば、アース端子接続部が収容部内のハーネス挿通領域から仕切壁部により仕切られていることから、ワイヤハーネスから分岐して延びるアース端子とアース端子接続部とを組み付ける作業中に工具がワイヤハーネスに干渉してワイヤハーネスが損傷するおそれが低減され得る。また、アース端子接続部とアース端子を接続した後にナットなどで締結する際にも、ワイヤハーネスを構成する電線などを挟み込むおそれが低減され得る。
本発明の第五の態様は、前記第一〜第四の態様に係るアース機能付ワイヤハーネスプロテクタにおいて、前記プロテクタ本体には、前記アース端子接続部を外部から視認可能とする開口窓が設けられているものである。
本態様に従う構造とされたワイヤハーネスプロテクタによれば、開口窓を通じてアース端子接続部が外部から視認可能とされていることから、ワイヤハーネスプロテクタの製造後でも、アース端子とアース端子接続部とが正しく接続されているかを確認することができる。
本発明に従う構造とされたアース機能付ワイヤハーネスプロテクタによれば、アース端子接続部が収容部内に突出するボルト状部を含んで構成されていることから、ボルト状部に対してアース端子を外挿することで簡単に、且つより確実にアース端子とアース端子接続部とを接続することができる。それ故、アース端子とアース端子接続部との接続において、組付作業性の向上が効果的に図られ得るとともに、接点不良が安定して抑制され得る。
本発明の一実施形態としてのアース機能付ワイヤハーネスプロテクタを示す斜視図。 図1に示されるワイヤハーネスプロテクタの正面図。 図2のIII−III断面における要部を拡大して示す断面図。 図1に示されるワイヤハーネスプロテクタの分解斜視図。 図1に示されるワイヤハーネスプロテクタを構成する本体下部を示す斜視図。 図5に示される本体下部の平面図。 図1に示されるワイヤハーネスプロテクタにおいてワイヤハーネスの配索態様を説明するための説明図。 図1に示されるワイヤハーネスプロテクタにおいてアース端子接続部にアース端子を接続させた状態を説明する説明図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1〜4には、本発明の一実施形態としてのアース機能付ワイヤハーネスプロテクタ(以下、プロテクタ)10が示されている。このプロテクタ10は、ワイヤハーネスが収容される収容部12を有するプロテクタ本体14を備えており、当該プロテクタ本体14には導通金具16が設けられている。また、この導通金具16の一方の端部が車両ボデー17に固定されるとともに、他方の端部からはアース端子接続部18が突出している。そして、ワイヤハーネスから延び出すアース端子がアース端子接続部18に接続されることで、ワイヤハーネスがプロテクタ10により保護されるとともに、車両ボデー17にアース接続されるようになっている。なお、以下の説明において、上下方向とは、アース端子接続部18の延出方向である、図3中の上下方向を言う。また、先端側とは、ワイヤハーネスの端部が位置する側である図2中の左側を言う一方、基端側とは図2中の右側を言う。
より詳細には、プロテクタ本体14は全体として横向きの略有底筒形状とされており、上方に開口する略樋状の本体下部20と、当該本体下部20を上方から覆蓋する蓋体22とから構成されている。
すなわち、本体下部20は、図5,6に示されるように、略水平方向(図3中の左右方向)に広がる底壁24と、当該底壁24の端縁部から上方に突出する周壁26を備えている。この周壁26は基端側に開口部28を有しており、すなわち、図6中の上方に設けられる周壁26aと、図6中の左方に設けられる周壁26bと、図6中の下方に設けられる周壁26cとから構成されている。なお、本実施形態において、周壁26aと周壁26cにおける複数箇所には、上方に開口する切欠部30が形成されている。また、周壁26a,26b,26cの外周面には、外方に突出する被ロック部32が複数設けられている。
さらに、本体下部20の外周面には、複数の車両固定部34が突出して設けられており、本実施形態では3つの車両固定部34, 34,34が設けられている。これらの車両固定部34は、中央にボルト挿通孔36を有して水平に広がる固定板部38から構成されており、本実施形態では、固定板部38が底壁24よりも下方に位置している。
更にまた、本実施形態では、1つの車両固定部34(図6中の下方に設けられた車両固定部34)の形成位置において、周壁26cには、上方に開口する切欠部40が形成されている。また、この切欠部40よりも底壁24の幅方向(図6中の上下方向)内方には、仕切壁部42が立設されている。この仕切壁部42は、図6中の左右方向と図6中の上下方向に延びる板状体が湾曲する板状体で接続されたような形状とされており、アース端子接続部18が設けられる、後述するハーネス挿通領域64と隣接する領域が仕切壁部42によって囲われるようになっている。
一方、蓋体22は全体として略水平方向に延びる板状とされており、平面視において、底壁24と略同形状とされている。また、蓋体22の端縁部からは、被ロック部32と対応する位置において、下方に突出する複数のロック部44が設けられている。
なお、上記の如き形状とされた本体下部20および蓋体22は、例えば硬質の合成樹脂材料による射出成形などにより好適に形成され得る。
ここにおいて、プロテクタ本体14の本体下部20には、導通金具16が設けられている。この導通金具16は、例えば略矩形状の金属素板をプレス加工などすることにより形成されており、例えば鉄やアルミニウム、銅などの導電性の材質が採用され得る。そして、図3などにも示されているように、導通金具16の両端部46a,46bのそれぞれが水平方向に広がっている一方、これら両端部46a,46bが鉛直方向(上下方向)に広がる縦壁部48により相互に接続されている。また、これら両端部46a,46bのそれぞれの略中央部分には、ボルト挿通孔50,52が貫通形成されている。そして、導通金具16の一端部46aが図6中の下方に設けられた車両固定部34に重ね合わされており、当該車両固定部34のボルト挿通孔36と一端部46a中央のボルト挿通孔50が平面視で重なる位置に設けられている。一方、導通金具16の他端部46bが底壁24上において、図6中の下方に設けられた車両固定部34よりも幅方向内方に、且つ仕切壁部42により囲まれた領域に位置している。
また、導通金具16の他端部46bにはアース端子接続部18が設けられている。このアース端子接続部18は導通金具16の他端部46bから上方に突出するボルト状部によって構成されており、本実施形態ではスタッドボルト54を含んで構成されている。すなわち、両端にねじ部を有するボルトが他端部46bのボルト挿通孔52に対して下方から挿入されるとともに、当該ボルトの下端のねじ部に対してナット56が螺着されている。かかるスタッドボルト54および/またはナット56が導通金具16の他端部46bと当接することにより、アース端子接続部18と導通金具16とが電気的に接続されるようになっている。なお、スタッドボルト54の上方への突出先端は、本体下部20に蓋体22を組み付けた際に、蓋体22までは至らない大きさとされており、アース端子接続部18は収容部12内に突出するようにされている。
なお、本実施形態では、導通金具16、スタッドボルト54およびナット56が本体下部20に対して埋設されて一体的にインサート成形により形成されている。すなわち、導通金具16の一端部46aおよび縦壁部48が板厚方向の両側において底壁24および車両固定部34により挟まれているとともに、導通金具16の他端部46bが底壁24上に露出している。そして、スタッドボルト54から構成されるアース端子接続部18が底壁24から導通金具16の他端部46bを貫通して上方に突出している。
上記の如き形状とされた本体下部20に対して蓋体22が上方から重ね合わされて、各ロック部44と被ロック部32が係合することにより、本実施形態のプロテクタ10が構成されている。これにより、本体下部20の上方開口部が蓋体22により覆蓋されて、プロテクタ本体14が基端側に開口部28を有する横向きの略有底筒形状とされるとともに、プロテクタ本体14の内部に収容部12が形成されるようになっている。
そして、周壁26a,26cに設けられた各切欠部30の上方開口部が蓋体22により覆蓋されることにより、プロテクタ本体14にはハーネス挿通孔58が形成されて、当該ハーネス挿通孔58を通じて収容部12が外部空間へ連通されている。また、周壁26cに設けられた切欠部40の上方開口部が蓋体22により覆蓋されることにより、プロテクタ本体14には開口窓60が形成されて、当該開口窓60を通じてアース端子接続部18が外部から視認可能とされている。
上記の如き形状とされたプロテクタ10には、図7に示すように、ワイヤハーネス62が挿通収容される。なお、図7においては、ワイヤハーネス62の外形が太線で示されている。このワイヤハーネス62は、例えば一方の端部が、収容部12の開口部28や基端側のハーネス挿通孔58を通じてプロテクタ10の外部に延びている一方、他方の端部が、収容部12の先端側に位置している、または先端側のハーネス挿通孔58を通じてプロテクタ10の外部に位置している。すなわち、収容部12において、開口部28や基端側のハーネス挿通孔58から収容部12の先端または先端側のハーネス挿通孔58に至る領域がハーネス挿通領域64とされている。
そして、底壁24から収容部12内に突出するアース端子接続部18は、仕切壁部42によりハーネス挿通領域64に対して仕切られている。具体的には、アース端子接続部18に対して図7中の左方と上方に仕切壁部42が設けられてハーネス挿通領域64から仕切られている一方、アース端子接続部18に対する図7中の右方には仕切壁部が設けられておらず、アース端子接続部18が設けられる空間とハーネス挿通領域64とが相互に連通されている。
ここにおいて、ワイヤハーネス62からはアース端子66が分岐して延び出している。すなわち、ワイヤハーネス62を構成する電線束からアース線67が延び出しており、当該アース線67の先端にアース端子66が設けられている。そして、アース線67が収容部12内で仕切壁部42を回り込むように延びており、アース線67の先端に設けられたアース端子66がアース端子接続部18に接続されている。本実施形態では、アース端子66は、丸型のリングターミナルとされており、図8に示すように、アース端子66がアース端子接続部18に外挿されて、アース端子接続部18(スタッドボルト54)の上方のねじ部に対してナット68が螺着されることにより、アース端子66とアース端子接続部18とが接続されている。なお、図8では、アース端子66以外のワイヤハーネスの図示を省略している。
上記の如くワイヤハーネス62が収容部12内のハーネス挿通領域64に収容されるとともに、アース端子66とアース端子接続部18が接続された状態で、車両固定部34と車両ボデー17が重ね合わされてボルト挿通孔36にボルト72(図3参照)が挿通される。これにより、本実施形態のプロテクタ10が車両ボデー17に取り付けられるようになっている。その際、車両固定部34のボルト挿通孔36とともに導通金具16の一端部46aのボルト挿通孔50にもボルト72が挿通されて車両にボルト固定されることから、導通金具16がボルト72を介して車両ボデー17に電気的に接続されるようになっている。
これにより、アース端子66が、アース端子接続部18、導通金具16、ボルト72を介して車両ボデー17に電気的に接続されることから、車両アースが実現されるようになっている。
上記の如き構造とされた本実施形態のアース機能付ワイヤハーネスプロテクタ10では、アース端子接続部18がスタッドボルト54を含んで構成されているとともに、アース端子66がリングターミナル形状とされていることから、アース端子66をアース端子接続部18に外挿してナット68を螺着することで、アース端子66とアース端子接続部18とが容易に、且つ確実に接続され得る。これにより、アース端子66とアース端子接続部18との接続作業における作業効率が効果的に向上され得るとともに、安定して接続されないことに伴う接点不良のおそれが低減され得る。
また、導通金具16およびアース端子接続部18(スタッドボルト54およびナット56)が本体下部20に対してインサート成形されていることから、プロテクタ10の輸送中などに振動などで導通金具16やアース端子接続部18がプロテクタ10より脱落するおそれが低減され得る。
特に、導通金具16には縦壁部48が設けられていることから、インサート成形とすることにより、縦壁部48が板厚方向両側で底壁24や車両固定部34に挟まれることとなる。これにより、ボルト72がボルト挿通孔36およびボルト挿通孔50に挿通されて車両ボデー17に螺着される際に、回転トルクが導通金具16の他端部46bにまで及ぼされることが回避され得る。したがって、プロテクタ10が車両ボデー17に装着される際に、アース端子66とアース端子接続部18との接続に影響を与えることが効果的に防止され得る。
また、アース端子接続部18の周囲には仕切壁部42が設けられてワイヤハーネス挿通領域64と仕切られていることから、アース端子66とアース端子接続部18とを接続する際、またはアース端子接続部18(スタッドボルト54)にナット68を螺着する際において、工具などでワイヤハーネス62を損傷させたり、ワイヤハーネス62を噛み込んだりするおそれが低減され得る。
さらに、プロテクタ本体14には、アース端子接続部18を外部から視認可能とする開口窓60が形成されていることから、プロテクタ10の製造後に、アース端子66とアース端子接続部18が正規状態で接続されているかを、例えば本体下部20から蓋体22を取り外したりすることなく容易に確認することができる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はかかる実施形態における具体的な記載によって限定的に解釈されるものでなく、当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良などを加えた態様で実施可能である。
たとえば、前記実施形態では、ボルト状部がスタッドボルト54により構成されて、導通金具16の下方から挿通されていたが、ボルト状部と導通金具は別体とされる必要はなく、ボルト状部が一体的に設けられている導通金具を採用してもよい。なお、かかる場合においても、ボルト状部の先端にねじ部が設けられていることが好適であり、これによりナットを螺着することができて、アース端子を安定して接続することができる。
また、前記実施形態では、導通金具16およびスタッドボルト54が本体下部20に対してインサート成形されて一体的に形成されていたが、かかる態様に限定されない。すなわち、例えば本体下部を製造した後に導通金具やスタッドボルトを後固着してもよい。
さらに、導通金具は前記実施形態の形状に限定されるものではなく、プロテクタ本体などの形状に合わせて設計され得る。すなわち、例えば縦壁部48は必須なものではなく、導通金具は、例えば水平方向に広がる板形状であってもよい。
10:アース機能付ワイヤハーネスプロテクタ、12:収容部、14:プロテクタ本体、16:導通金具、17:車両ボデー、18:アース端子接続部、34:車両固定部、42:仕切壁部、46a:一端部、46b:他端部、48:縦壁部、54:スタッドボルト(ボルト状部)、60:開口窓、62:ワイヤハーネス、64:ハーネス挿通領域、66:アース端子

Claims (5)

  1. ワイヤハーネスが挿通収容される収容部を有するプロテクタ本体と、
    該プロテクタ本体から突出する車両固定部と、
    一端部が前記車両固定部と共に車両ボデーにボルト固定される一方、他端部にアース端子接続部が設けられる導通金具と、を備えており、
    前記ワイヤハーネスから分岐して延びるアース端子が前記アース端子接続部に接続されるようになっているアース機能付ワイヤハーネスプロテクタにおいて、
    前記アース端子接続部が前記収容部内に突出するボルト状部を含んで構成されていることを特徴とするアース機能付ワイヤハーネスプロテクタ。
  2. 前記導通金具と前記ボルト状部とが前記プロテクタ本体に対してインサート成形されている請求項1に記載のアース機能付ワイヤハーネスプロテクタ。
  3. 前記導通金具の前記一端部が水平方向に広がっていると共に前記導通金具の前記他端部が水平方向に広がっている一方、これら一端部と他端部とが鉛直方向に広がる縦壁部により接続されている請求項2に記載のアース機能付ワイヤハーネスプロテクタ。
  4. 前記アース端子接続部の周囲には仕切壁部が設けられており、前記アース端子接続部が前記収容部内のハーネス挿通領域から前記仕切壁部により仕切られている請求項1〜3の何れか1項に記載のアース機能付ワイヤハーネスプロテクタ。
  5. 前記プロテクタ本体には、前記アース端子接続部を外部から視認可能とする開口窓が設けられている請求項1〜4の何れか1項に記載のアース機能付ワイヤハーネスプロテクタ。
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