JP2016208733A - 電池保護システム、電池保護装置、及び電池保護方法 - Google Patents

電池保護システム、電池保護装置、及び電池保護方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の電池保護装置間において、単線で情報を双方向に伝える。【解決手段】直列接続された複数の二次電池セル2、3、4に対して並列に接続された複数の二次電池保護装置を有し、第1の二次電池セルに接続された第1の二次電池保護装置(デバイス100)は、第1条件になると、状態に応じて電流値を可変させた電流伝達信号を生成して送信し、第1の二次電池セルと隣合せの第2の二次電池セルに接続された第2の二次電池保護装置(デバイス120)は、第2条件になると状態に応じて電圧値を可変させた電圧伝達信号を生成して送信し、電流伝達信号と電圧伝達信号は1本の通信線を共有して送信され、電圧伝達信号の電圧振幅は第1の二次電池セルと第2の二次電池セルの接続点の電位に対してそれぞれの二次電池セルの電圧よりも低い所定の電圧以下であり、所定の電圧は第1の二次電池保護装置の耐圧未満の電圧である。【選択図】図2

Description

本発明は、電池保護システム、電池保護装置、及び電池保護方法に関する。
近年では、リチウム(Li)イオン電池等の二次電池が普及している。また、二次電池は、充電器に装着され、充電される。この場合、二次電池の充電及び放電は、IC(Integrated Circuit)等によってそれぞれ制御される。即ち、二次電池の充電及び放電の制御は、二次電池を過充電及び過放電等から保護する機能並びに二次電池の残量を管理する監視機能等を有する保護回路によって行われる。
このような保護回路において、例えば、過放電が検出された状態から通常状態に復帰(以下「過放電復帰」という。)させる方法として、充電器接続復帰及び電圧復帰等が知られている。具体的には、充電器接続復帰は、電池パックに対して充電器が接続されるのを検知して、過放電の状態から通常状態に復帰させる方法等である。
図1は、充電器接続復帰を採用した従来の保護回路の例を示す図である。具体的には、図1に示す保護回路10は、充放電制御IC20、スイッチトランジスタM1、スイッチトランジスタM2、抵抗器R1、抵抗器R2、B+端子、B−端子、P+端子、及びP−端子を有する。さらに、充放電制御IC20は、コンパレータ21、基準電圧Vref、ロジック回路22、スイッチSW1、及びプルアップ抵抗器R3を有する。
B+端子とB−端子との間には、二次電池B1が接続され、P+端子とP−端子との間には、充電器又は負荷が接続される。また、P+端子とP−端子との間に充電器が接続され、二次電池B1の電池電圧が過充電検出電圧以上となると、充放電制御IC20は、二次電池B1の過充電を検出する。また、過充電が検出されると、ロジック回路22は、端子OVからスイッチトランジスタM2をオフにさせる制御信号を出力して充電を停止させる。
また、P+端子とP−端子との間に負荷が接続され、二次電池B1の電池電圧が過放電検出電圧以下となると、充放電制御IC20は、二次電池B1の過放電を検出する。また、過放電が検出されると、ロジック回路22は、端子DCHGからスイッチトランジスタM1をオフにさせる制御信号を出力して放電を停止させる。
以下、充放電制御IC20における過放電復帰の動作を説明する。まず、充放電制御IC20において過放電が検出されると、ロジック回路22がスイッチトランジスタM2をオフ、スイッチSW1をオンにするため、V−端子の電位は、負荷及びプルアップ抵抗器R3によって、VDD電位にプルアップされる。また、P+端子とP−端子との間に接続される負荷が開放され、かつ、P+端子とP−端子との間に充電器が接続されると、P−端子の電位は、VSS以下となり、V−端子の電位は、基準電圧Vref以下の電位となる。さらに、充放電制御IC20では、V−端子の電位が基準電圧Vref以下となったことが検出されると、過放電復帰が行われる。
また、例えば特許文献1には、カスケード(cascade)接続されたバッテリの状態を監視する回路を有するバッテリ装置において、過充電検出信号を送信する端子に設けられた信号出力トランジスタのゲートに、信号出力トランジスタをオフにする電位を与える制御によって、電源電圧が回路の最低動作電圧以下となっても、充電を禁止することができる方法が知られている。
特開2010−124681号公報
しかしながら、従来の方法では、二次電池セルを保護する電池保護装置が複数接続される場合、高電位側から低電位側へは、過充電や過放電、温度保護等の検出情報が信号等によって伝えられるが、低電位側から高電位側へ負荷及び充電器接続有無の情報は、伝えられない。したがって、従来の方法では、高電位側から低電位側のように、情報は、一方向にしか伝えられない場合があり、複数の電池保護装置間において、情報が双方向に伝えられず、機能が制限される虞がある。
本発明の1つの側面は、このような問題に鑑みてなされたものであり、複数の電池保護装置間において、単線で情報を双方向に伝えることができる電池保護システム、電池保護装置、及び電池保護方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様によれば、直列接続された複数の二次電池セルに対して、前記複数の二次電池セルに並列に接続された複数の二次電池保護装置を有し、前記複数の二次電池保護装置の間で通信が行われる二次電池保護システム(1)は、前記複数の二次電池セルのうち、いずれかの第1の二次電池セルに接続された第1の二次電池保護装置(100)は、第1条件になると、状態に応じて電流値を可変させた電流伝達信号(ISIG)を生成して送信する電流送信部(302)を有し、前記第1の二次電池セルと隣合せの第2の二次電池セルに接続された第2の二次電池保護装置(120)は、第2条件になると状態に応じて電圧値を可変させた電圧伝達信号(VSIG)を生成して送信する電圧送信部(305)を有し、前記電流伝達信号と前記電圧伝達信号は1本の通信線を共有して送信され、前記第1の二次電池保護装置はさらに、前記電圧伝達信号を受信する電圧判定部(303)を有し、前記第2の二次電池保護装置はさらに、前記電流伝達信号を受信する電流判定部(306)を有し、前記第2の二次電池保護装置から前記第1の二次電池保護装置に送信される前記電圧伝達信号の電圧振幅は前記第1の二次電池セルと前記第2の二次電池セルの接続点の電位に対してそれぞれの二次電池セルの電圧よりも低い所定の電圧以下であり、前記所定の電圧は前記第1の二次電池保護装置の耐圧未満の電圧であることを特徴とする。
本発明によれば、複数の電池保護装置間において、単線で情報を双方向に伝えることができる。
充電器接続復帰を採用した従来の保護回路の例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電池保護システムの一例を示す全体構成図である。 本発明の一実施形態に係る電池保護装置の一例を示す回路図である。 本発明の一実施形態に係る電池保護システムによる過充電検出処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る電池保護システムによる過充電検出処理の一例を示す回路図である。 本発明の一実施形態に係る電池保護システムによる過充電検出処理の処理結果の一例を示すタイミングチャートである。 本発明の一実施形態に係る電池保護システムによる負荷接続検出処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る電池保護システムによる負荷接続検出処理の一例を示す回路図である。 本発明の一実施形態に係る電池保護システムによる負荷接続検出処理の処理結果の一例を示すタイミングチャートである。 本発明の一実施形態に係る電池保護システムの機能構成の一例を示す機能ブロック図である。 比較例の電池保護システムの一例を示す回路図である。 別の比較例の電池保護システムの一例を示す回路図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。
(全体構成例)
図2は、本発明の一実施形態に係る電池保護システムの一例を示す全体構成図である。以下、図示するように、電池保護システム1が、第一の電池保護装置の例としてデバイス100、第三の電池保護装置の例としてデバイス110、及び第二の電池保護装置の例としてデバイス120を有する例で説明する。また、図2では、図示するように、二次電池セル2と、二次電池セル3と、二次電池セル4とが直列に接続される例である。即ち、電池保護システム1は、例えば、図示するような二次電池セルが複数直列に接続される高電圧の電池セット等に用いられる。
P+端子及びP−端子は、それぞれ二次電池セルの出力となる端子である。即ち、P+端子及びP−端子には、充電器又は二次電池セルの電力を利用して駆動する負荷が接続される。
また、図2では、P+端子側が、高電位側となり、一方、P−端子側が、低電位側となる。即ち、電池保護システム1では、デバイス100が高電位側となり、デバイス110は、デバイス100に対して低電位側となる。一方、デバイス110は、デバイス120に対して高電位側となり、デバイス120は、低電位側となる。
(電池保護装置例)
図3は、本発明の一実施形態に係る電池保護装置の一例を示す回路図である。例えば、デバイス100は、図3に示す構成である。また、デバイス110及びデバイス120は、例えばデバイス100と同様の図3に示す構成である。以下、デバイス100を例に説明する。
デバイス100は、電圧クランプ(clamp)回路C1と、電流判定回路C2と、電流出力回路C3と、電圧判定回路C4と、充放電制御回路C5とを含む。また、デバイス100は、送受信端子COUTと、送受信端子SOCとを含む。また、デバイス100は、第1電源端子VDDと、第2電源端子VSS端子とを含み、図2に図示するように、デバイス100は、第1電源端子VDD及び第2電源端子VSS端子によって、二次電池セルに並列に接続される。つまり、デバイス100は、二次電池セルを電源電圧として動作する電池保護装置の例である。
さらに、デバイス100は、入力端子SELと、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)とを含み、デバイス100は、入力端子SELに入力される論理に基づいて、送受信端子COUTの出力モードを切り替えるとする。
図2に示すデバイス110及びデバイス120のように、高電位側に接続されるデバイス(以下、「上段のデバイス」という場合がある。)がある場合、送受信端子SOCは、上段のデバイスが有する送受信端子COUTと接続される。なお、図2では、デバイス100は、最も高電位側に接続されるデバイス(以下、「最上段のデバイス」という場合がある。)となる。
また、図2に示すデバイス100及びデバイス110のように、低電位側に接続されるデバイス(以下、「下段のデバイス」という場合がある。)がある場合、上段のデバイスが有する送受信端子COUTは、下段のデバイスが有する送受信端子SOCと接続される。この場合、上段のデバイスが有する送受信端子COUTは、電流伝達信号を送信し、送信される電流伝達信号は、下段のデバイスが有する送受信端子SOCによって受信される。また、下段のデバイスが有する送受信端子SOCは、電圧伝達信号を送信し、送信される電圧伝達信号は、上段のデバイスが有する送受信端子COUTによって受信される。
一方、図2に示すデバイス120のように、最も低電位側に接続されるデバイス(以下、「最下段のデバイス」という場合がある。)である場合、送受信端子COUTは、例えば、図示するように、充放電を制御するn型MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)(以下「FET5」という。)等に接続される。また、最下段のデバイスは、電位を計測するV−端子を有し、V−端子は、例えば、図2に図示するように、P−端子に接続される。したがって、最下段のデバイスは、V−端子によって、P−端子の電圧を計測できる。
FET5は、二次電池セルの充電を制御する。具体的には、最下段のデバイスは、送受信端子COUTによって、制御信号を送信する。また、最下段のデバイスが有する送受信端子COUTは、FET5が有するゲート(gate)に接続され、最下段のデバイスは、制御信号によって、二次電池セルの充電を制御し、二次電池セルを保護する。
(電圧クランプ回路例)
電圧クランプ回路C1は、図示するように、スイッチSW1を有し、電圧クランプ回路C1は、スイッチSW1を切り替えることによって、送受信端子SOCの電圧を切り替える。また、電圧クランプ回路C1は、送受信端子SOCの電圧が一定の電圧以下とならないように、クランプを行う回路である。なお、送受信端子SOCの電圧は、電圧クランプ回路により決まり、送受信端子SOCが上段のデバイスへ送信する電圧伝達信号VSIGの電圧である。
図示するように、スイッチSW1がクローズの状態の送受信端子SOCの電圧をVSOCとする。これに対して、スイッチSW1がオープンになると、送受信端子SOCの電圧は、ダイオード(diode)DIOによって電圧が下がる。ここで、各ダイオードによって下がる電圧をそれぞれVfとする。例えば、図示するように、電圧クランプ回路C1が2つのダイオードDIOを有する場合、スイッチSW1がオープンの状態となると、2つのダイオードDIOによって、送受信端子SOCの電圧は、2×Vf下がる。なお、ダイオードDIOの数は、2つに限られず、切り替えられる送受信端子SOCの電圧の値によって変更されてもよい。
即ち、電圧クランプ回路C1は、スイッチSW1によって、送受信端子SOCの電圧を「VSOC」又は「VSOC−2×Vf」のいずれかの電圧にする。この場合、一方の電圧を検出電圧とする。以下、検出電圧が「VSOC−2×Vf」である例で説明する。さらに、電圧クランプ回路C1は、送受信端子SOCの電圧が「VSOC−2×Vf」以下にならないように、クランプを行う。なお、電圧クランプ回路C1によってクランプされる電圧は、上段のデバイスから送受信端子SOCに送信される電流伝達信号ISIGの電流に影響されない。
(電流判定回路例)
電流判定回路C2は、送受信端子SOCへ入力される電流を判定する。具体的には、電流判定回路C2は、電流伝達信号ISIGの電流が検出電流であるか否かを判定する。なお、電流伝達信号ISIGの電流は、電流伝達信号ISIGを送信する上段のデバイスが電流を切り替える。
(電流出力回路例)
電流出力回路C3は、電流伝達信号ISIGを検出電流で出力する。具体的には、電流出力回路C3は、下段のデバイスに電流伝達信号ISIGを送信する。送受信端子COUTから送信される電流伝達信号ISIGは、下段のデバイスでは、送受信端子SOCによって受信される。なお、電流出力回路C3によって出力される電流は、下段のデバイスが有する送受信端子SOCから送受信端子COUTに送信される電圧伝達信号VSIGの電圧に影響されない。
また、電流出力回路C3は、1つ以上の定電流源PWRを有する。電流出力回路C3は、所定の条件となると、SW2によって、オンオフ制御を行う。オンオフ制御によって、電流出力回路C3は、送受信端子COUTが、電流伝達信号ISIGを検出電流で送信するか検出電流以外の電流で送信するかを切り替えることができる。
(電圧判定回路例)
電圧判定回路C4は、電圧伝達信号VSIGの電圧を判定する。即ち、電圧判定回路C4は、電圧伝達信号VSIGの電圧が検出電圧であるか否かを判定する。なお、電圧伝達信号VSIGの電圧は、下段のデバイスによって切り替えられる。
(充放電制御回路例)
充放電制御回路C5は、送受信端子COUTから二次電池セルの充電及び放電を制御する制御信号を送信する。なお、送受信端子COUTが送信する信号は、デバイスが最下段のデバイスであるか否かによって異なる。具体的には、図2に示すデバイス120のように、最下段のデバイスである場合、スイッチSW3が図示するように設定され、送受信端子COUTは、二次電池セルの充電を制御する制御信号を出力する。この場合、図2に示すデバイス120のように、送受信端子COUTは、FET5に接続される。
一方、図2に示すデバイス100及びデバイス110のように、最下段のデバイスでない場合、スイッチSW3が切り替えられ、送受信端子COUTは、電流出力回路C3によって、電流伝達信号ISIGを下段のデバイスに送信し、電圧判定回路C4によって、電圧伝達信号VSIGを受信する。
図示するように、各デバイスが最下段のデバイスであるか否かに基づいて、スイッチSW3を切り替えることによって、送受信端子COUTが、制御信号を送信する送信端子であるか、電流伝達信号ISIGを送信し、かつ、電圧伝達信号VSIGを受信する送受信端子であるかが切り替えられると、送受信端子COUTを共通して使用することができ、デバイスが有する端子数を減らすことができる。
なお、電流伝達信号ISIGを送信する端子と、二次電池セルの充電及び放電を制御する制御信号を送信する端子とは、それぞれ別の端子が設けられてもよい。
(過充電検出処理例)
図4は、本発明の一実施形態に係る電池保護システムによる過充電検出処理の一例を示すフローチャートである。即ち、図4に示す過充電検出処理は、第1条件を二次電池セルの過充電が検出された場合とし、最上段のデバイスから下段のデバイスに過充電の検出結果を通信によって伝える例である。
(最上段のデバイスによる過充電の検出例(ステップS01))
ステップS01では、デバイス100は、過充電を検出する。具体的には、デバイス100は、第1電源端子VDD及び第2電源端子VSS端子によって、二次電池セルの電圧を計測し、電圧が所定の電圧以上となると、過充電であると検出する。
(最上段のデバイスによる検出電流で下段のデバイスに第1電流伝達信号を送信する例(ステップS02))
ステップS02では、デバイス100は、過充電を検出すると、検出電流でデバイス110に第1電流伝達信号を送信する。
(下段のデバイスによる第1電流伝達信号の電流が検出電流であるか否かの判定例(ステップS03))
ステップS03では、デバイス110は、デバイス100から送信される第1電流伝達信号の電流が検出電流であるか否かを判定する。例えば、デバイス110は、第1電流伝達信号の電流が検出電流を示す閾値以上であるか否かによって、検出電流であるか否かを判定する。
第1電流伝達信号の電流が検出電流であると(ステップS03でYES)、デバイス110は、ステップS04に進む。一方、第1電流伝達信号の電流が検出電流でないと(ステップS03でNO)、デバイス110は、ステップS05に進む。
(下段のデバイスによる検出電流で最下段のデバイスに第2電流伝達信号を送信する例(ステップS04))
ステップS04では、デバイス110は、検出電流でデバイス120に第2電流伝達信号を送信する。
(最下段のデバイスによる第2電流伝達信号の電流が検出電流であるか否かの判定例(ステップS05))
ステップS05では、デバイス120は、デバイス110から送信される第2電流伝達信号の電流が検出電流であるか否かを判定する。例えば、デバイス120は、ステップS03と同様の手順で、検出電流であるか否かを判定する。
第2電流伝達信号の電流が検出電流であると(ステップS05でYES)、デバイス120は、ステップS06に進む。一方、第2電流伝達信号の電流が検出電流でないと(ステップS05でNO)、デバイス120は、過充電検出処理を終了する。
(充電の制限例(ステップS06))
ステップS06では、デバイス120は、充電を停止させる等を行って、充電を制限する。具体的には、ステップS06では、デバイス120は、FET5をオフ(off)にする制御等を行う。
図5は、本発明の一実施形態に係る電池保護システムによる過充電検出処理の一例を示す回路図である。具体的には、図2に示す電池保護システム1によって、図4に示す過充電検出処理が行われる場合を説明する。即ち、図5では、第1条件は、過充電が検出された場合の例である。
二次電池セルの電圧VCELLに基づいて、デバイス100が過充電を検出すると(図4のステップS01)、デバイス100は、検出電流で第1電流伝達信号ISIG1を送信する(図4のステップS02)。次に、デバイス110は、デバイス100が送信する第1電流伝達信号ISIG1を送受信端子SOCによって受信する。これによって、電池保護システム1では、デバイス100からデバイス110に過充電の検出結果を伝えることができる。
第1電流伝達信号ISIG1の電流が検出電流であるとデバイス110によって判定されると(図4のステップS03でYES)、デバイス110は、検出電流で第2電流伝達信号ISIG2を送信する(図4のステップS04)。次に、デバイス120は、デバイス110が送信する第2電流伝達信号ISIG2を送受信端子SOCによって受信する。これによって、電池保護システム1では、デバイス110からデバイス120に過充電の検出結果を伝えることができる。
第2電流伝達信号ISIG2の電流が検出電流であると(図4のステップS05でYES)、デバイス120は、制御信号VOUTによるFET5をオフにする制御等によって、充電を制限する(図4のステップS06)。
図6は、本発明の一実施形態に係る電池保護システムによる過充電検出処理の処理結果の一例を示すタイミングチャートである。具体的には、図6は、図4及び図5に示す各処理が行われた場合、各電流及び各電圧のそれぞれの変化をタイミングチャートで説明する図である。
まず、充電開始時刻T1のタイミングで、図5に示す電池保護システム1に接続される二次電池セルの出力であるP+端子とP−端子間に対して充電器が接続され、二次電池セルの充電が開始される例で説明する。
なお、図6に示す二次電池セルの電圧VCELLは、図5に示す第1電源端子VDD及び第2電源端子VSS端子間の電圧に相当する。また、図6に示す第1電流伝達信号ISIG1の電流は、図5に示すデバイス100が有する送受信端子COUTから出力される電流及びデバイス110が有する送受信端子SOCへ入力される電流に相当する。さらに、図6に示す第2電流伝達信号ISIG2の電流は、図5に示すデバイス110が有する送受信端子COUTから出力される電流及びデバイス120が有する送受信端子SOCへ入力される電流に相当する。さらにまた、図6に示す第1電圧伝達信号VSIG1の電圧は、図5に示すデバイス100が有する送受信端子COUTへ入力される電圧及びデバイス110が有する送受信端子SOCから出力される電圧に相当する。また、図6に示す第2電圧伝達信号VSIG2の電圧は、図5に示すデバイス110が有する送受信端子COUTへ入力される電圧及びデバイス120が有する送受信端子SOCから出力される電圧に相当する。さらに、図6に示すP−端子の電圧は、図5に示すデバイス120が有するV−端子によって計測される充電器又は二次電池セルの電力を利用して駆動する負荷の負電位である。さらにまた、図6に示す制御信号VOUTの電圧は、図5に示すデバイス120が有する送受信端子COUTからFET5に送信される制御信号VOUTの電圧及びFET5が有するゲートにかかる電圧に相当する。
充電器によって充電が開始されると、二次電池セルの電圧VCELLは、図示するように、充電開始時刻T1から電圧が上がっていく。次に、過充電検出電圧の閾値をSH1とすると、二次電池セルの電圧VCELLが過充電検出電圧SH1となると、デバイス100は、過充電を検出する(図4のステップS01)。また、デバイス100によって過充電が検出されたタイミングを過充電検出時刻T2とする。
デバイス100によって過充電が検出されると、デバイス100は、検出電流DIで第1電流伝達信号ISIG1を送信する(図4のステップS02)。なお、デバイス100によって過充電が検出された時刻から検出電流DIで第1電流伝達信号ISIG1が送信されるまでの遅延時間を検出遅延tdetとする。
検出電流DIで第1電流伝達信号ISIG1がデバイス100からデバイス110に送信されると(図4のステップS03でYES)、デバイス110は、検出電流DIで第2電流伝達信号ISIG2をデバイス110からデバイス120に送信する(図4のステップS04)。また、デバイス110が第1電流伝達信号ISIG1を受信して、第2電流伝達信号ISIG2を送信するまでの遅延時間を送信遅延delとする。
検出電流DIで第2電流伝達信号ISIG2がデバイス110からデバイス120に送信されると(図4のステップS05でYES)、最下段のデバイスとなるデバイス120は、制御信号VOUTをVon(High)からVoff(Low)とする(図4のステップS06)。なお、制御信号VOUTがVonであると、FET5は、オン(on)となり、充電が可能となる。一方、制御信号VOUTがVoffであると、FET5は、オフとなり、充電が制限される。
なお、検出電流DIで第1電流伝達信号ISIG1及び第2電流伝達信号ISIG2がそれぞれ送信される場合でも、図示するように、第1電圧伝達信号VSIG1の電圧及び第2電圧伝達信号VSIG2の電圧は、一定である。
また、デバイス120が制御信号VOUTをVonからVoffとするタイミングを制限時刻T3とすると、過充電検出時刻T2から、制限時刻T3までには、検出遅延tdet及び送信遅延delがあるため、遅延tdelがある。
充電が制限されると、制限時刻T3以降の二次電池セルの電圧VCELLが図示するように、電圧が上がるのが抑えられ、二次電池セルが過充電状態となることを防ぐことが出来る。また、電池保護システムでは、最上段のデバイスによって検出される過充電の検出結果は、電流伝達信号の電流によって高電位側から低電位側に伝えられる。即ち、下段のデバイスは、電流伝達信号の電流が検出電流DIであるか否かを判定することによって、上段のデバイスから過充電の検出結果等の情報を受け取ることができる。したがって、複数の保護デバイス間において、過充電の検出結果の情報を共有することができる。
(負荷接続検出処理例)
図7は、本発明の一実施形態に係る電池保護システムによる負荷接続検出処理の一例を示すフローチャートである。なお、図7に示す処理は、例えば、二次電池セルの過充電を検出して充電を制限し、その後、二次電池セルの電力を利用する負荷が接続される場合に行われる処理である。即ち、図7に示す負荷接続検出処理は、第2条件を二次電池セルの電力を使用する負荷が接続されたのが検出された場合とし、最下段のデバイスから上段のデバイスに負荷接続の検出結果を通信によって伝える例である。
(最下段のデバイスによる負荷接続の検出例(ステップS11))
ステップS11では、デバイス120は、負荷接続を検出する。具体的には、デバイス120は、V−端子によって、P−端子の電圧を計測し、電圧が所定の電圧以上上がると、負荷が接続されたと検出する。即ち、負荷が接続され放電電流が流れると、FET5が有するボディダイオード(寄生ダイオード又は内蔵ダイオードともいう。)によって、P−端子の電圧が上がる。これに対して、デバイス120は、V−端子によって、電圧が上がるのを検出して、負荷が接続されるのを検出することができる。
(最下段のデバイスによる上段のデバイスに検出電圧で第2電圧伝達信号を送信する例(ステップS12))
ステップS12では、デバイス120は、負荷接続が検出されると、デバイス110に第2電圧伝達信号を検出電圧で送信する。
(上段のデバイスによる第2電圧伝達信号の電圧が検出電圧であるか否かの判定例(ステップS13))
ステップS13では、デバイス110は、デバイス120から送信される第2電圧伝達信号の電圧が検出電圧であるか否かを判定する。例えば、デバイス110は、第2電圧伝達信号の電圧が検出電圧を示す閾値以下であるか否かによって、検出電圧であるか否かを判定する。
第2電圧伝達信号の電圧が検出電圧であると(ステップS13でYES)、デバイス110は、ステップS14に進む。一方、第2電圧伝達信号の電圧が検出電圧でないと(ステップS13でNO)、デバイス110は、ステップS15に進む。
(上段のデバイスによる最上段のデバイスに検出電圧で第1電圧伝達信号を送信する例(ステップS14))
ステップS14では、デバイス110は、デバイス100に第1電圧伝達信号を検出電圧で送信する。
(最上段のデバイスによる第1電圧伝達信号の電圧が検出電圧であるか否かの判定例(ステップS15))
ステップS15では、デバイス100は、デバイス110から送信される第1電圧伝達信号の電圧が検出電圧であるか否かを判定する。例えば、デバイス100は、ステップS13と同様の手順等で、検出電圧であるか否かを判定する。
第1電圧伝達信号の電圧が検出電圧であると(ステップS15でYES)、デバイス100は、ステップS16に進む。一方、第1電圧伝達信号の電圧が検出電圧でないと(ステップS15でNO)、デバイス100は、負荷接続検出処理を終了する。
(各デバイスによる充電の制御例(ステップS16))
ステップS16では、デバイス100、デバイス110、及びデバイス120は、充電を制御する。例えば、負荷接続が検出され、かつ、二次電池セルの電圧が過充電検出電圧SH1未満となると、デバイス120は、図4のステップS06等による充電の制限を解除する等を行う。具体的には、ステップS16では、デバイス120は、FET5をオンにする制御等を行う。
また、充電の制御は、例えば、負荷が接続されたことを示す受け取った情報に基づいて、充電の制限を解除するタイミングを早くする又は負荷が接続されるまで充電の制限を解除するのを行わずに維持する、いわゆるラッチ(latch)制御等である。
図8は、本発明の一実施形態に係る電池保護システムによる負荷接続検出処理の一例を示す回路図である。具体的には、図2に示す電池保護システム1によって、図7に示す負荷接続検出処理が行われる場合を説明する。即ち、図8では、第2条件は、負荷の接続が検出された場合の例である。
V−端子の電圧VPに基づいて、デバイス120は、V−端子の電圧VPが所定の電圧以上上がると、負荷が接続されたと検出する(図7のステップS11)。次に、デバイス120が負荷接続を検出すると、デバイス120は、検出電圧で第2電圧伝達信号VSIG2を送信する(図7のステップS12)。これによって、電池保護システム1では、デバイス120からデバイス110に負荷接続の検出結果を伝えることができる。
第2電圧伝達信号VSIG2の電圧が検出電圧であるとデバイス110によって判定されると(図7のステップS13でYES)、デバイス110は、検出電圧で第1電圧伝達信号VSIG1を送信する(図7のステップS14)。これによって、電池保護システム1では、デバイス110からデバイス100に負荷接続の検出結果を伝えることができる。
第1電圧伝達信号VSIG1の電圧が検出電圧であると(図7のステップS15でYES)、各デバイスは、充電の制限を解除する等の充電の制御を行う(図7のステップS16)。
図9は、本発明の一実施形態に係る電池保護システムによる負荷接続検出処理の処理結果の一例を示すタイミングチャートである。具体的には、図9は、図7及び図8に示す各処理が行われた場合、各電流及び各電圧のそれぞれの変化をタイミングチャートで説明する図である。
まず、図6と同様に、充電開始時刻T1のタイミングで、図5に示す電池保護システム1に接続される二次電池セルの出力であるP+端子とP−端子間に対して充電器が接続され、二次電池セルの充電が開始される例で説明する。なお、図9に示す各電流及び各電圧をそれぞれ示すタイミングチャートは、図6と同様の電流、電圧、及び信号をそれぞれ示すため、説明を省略する。
図6と同様に、図9では、充電開始時刻T1から充電が開始され、過充電検出時刻T2に過充電が検出された後、制限時刻T3から充電が制限されるとする。その後、充電器取り外し時刻T4で、充電器が二次電池セルから取り外されると、電池パックの出力であるP+端子とP−端子との間は、「open」となる。次に、負荷接続時刻T5で、負荷が接続されるとする。
負荷接続時刻T5から負荷が二次電池セルの出力であるP+端子とP−端子間に接続されると、負荷は、二次電池セルに充電されている電力を利用する。したがって、負荷が接続されると、二次電池セルの電圧VCELLは、図示するように、負荷接続時刻T5から電圧が下がっていく。
また、負荷接続時刻T5で、負荷が接続されると、V−端子の電圧VPは、FET5が有するボディダイオードに放電電流が流れることにより、電圧が上がる。これを利用して、FET5が有するボディダイオードによる電圧上昇を検出できる閾値を負荷接続検出閾値SH2とする。これによって、図示するように、デバイス120は、V−端子の電圧VPが負荷接続検出閾値SH2以上であるか否かによって、負荷が接続されたことを検出できる。即ち、負荷接続時刻T5では、デバイス120は、V−端子の電圧VPが負荷接続検出閾値SH2以上になると、負荷が接続されたと検出する(図7のステップS11)。
デバイス120によって負荷接続が検出されると、検出電圧DVで第2電圧伝達信号VSIG2を送信する(図7のステップS12)。なお、デバイス120によって負荷接続が検出された負荷接続時刻T5から第2電圧伝達信号VSIG2の電圧が検出電圧DVで送信されるまでの遅延時間を検出遅延tdetとする。また、検出遅延tdetは、図6に示す検出遅延tdetと同じ遅延になるとは限らない。
なお、検出電圧DVは、図3に示すデバイスでは、ダイオードDIOによって「2×Vf」分下がる(電圧振幅)電圧である。
デバイス120が検出電圧DVで第2電圧伝達信号VSIG2を送信すると(図7のステップS13でYES)、デバイス110は、検出電圧DVで第1電圧伝達信号VSIG1を送信する(図7のステップS14)。また、デバイス110によって、第2電圧伝達信号VSIG2の電圧が検出電圧DVであると判定されてから、検出電圧DVで第1電圧伝達信号VSIG1が送信されるまでの遅延時間を送信遅延delとする。なお、送信遅延delは、図6に示す送信遅延delと同じ遅延になるとは限らない。
デバイス100に負荷接続の検出結果が伝わるタイミングを負荷接続検出時刻T6とすると、デバイス120によって負荷接続が検出される負荷接続時刻T5から、最上段のデバイスであるデバイス100に検出結果が伝わる負荷接続検出時刻T6までには、遅延tdelがある。
さらに、負荷接続が検出された後、負荷接続によって二次電池セルの電圧VCELLが下がり、二次電池セルの電圧VCELLが過充電検出電圧SH1未満となると、各デバイスは、充電の制御を行う(図7のステップS16)。なお、二次電池セルの電圧VCELLが過充電検出電圧SH1未満となる時刻を過充電解消時刻T7とする。
例えば、図示するように、デバイス100が負荷接続、かつ、二次電池セルの電圧VCELLが過充電検出電圧SH1未満となるのを検出すると、デバイス100は、検出電流以外の電流(以下「解除電流CI」という。)で第1電流伝達信号ISIG1を送信する。次に、デバイス110は、デバイス100が送信する第1電流伝達信号ISIG1を送受信端子SOCによって受信する。これによって、電池保護システム1では、デバイス100からデバイス110に充電の制限を解除することを伝えることができる。なお、図9では、デバイス100が解除電流CIで第1電流伝達信号ISIG1を送信するのは、第1伝達信号送信時刻T8のタイミングである。
さらに、デバイス110は、解除電流CIで第2電流伝達信号ISIG2を送信する。次に、デバイス120は、デバイス110が送信する第2電流伝達信号ISIG2を送受信端子SOCによって受信する。これによって、電池保護システム1では、デバイス110からデバイス120に充電の制限を解除することを伝えることができる。なお、図9では、デバイス110が解除電流CIで第2電流伝達信号ISIG2を送信するのは、第2伝達信号送信時刻T9のタイミングである。
解除電流CIで第2電流伝達信号ISIG2がデバイス110からデバイス120に送信されると、最下段のデバイスとなるデバイス120は、制御信号VOUTをVoffからVonとする(図7のステップS16)。したがって、制御信号VOUTがVonであると、FET5は、オンとなり、充電が可能となる。即ち、図4のステップS06等で行われる充電の制限が解除される。
二次電池セルの電圧VCELLが所定の値未満になると、電池保護システム1は、充電許可の制御を行う。例えば、充電の制限を解除する所定の値を過充電解除電圧SH3とする。即ち、充電は、二次電池セルの電圧VCELLが過充電解除電圧SH3未満となるまで、制限される。
これに対して、電池保護システム1では、二次電池セルの電圧VCELLが過充電解除電圧SH3未満となる前に、負荷接続が検出されるため、二次電池セルの電圧VCELLが過充電検出電圧SH1未満となると、充電許可の制御を行う。即ち、電池保護システム1では、過充電解除電圧SH3に基づいて充電の制限を解除する場合と比較して、充電許可の制御が早く開始できる。
充電を制限するために、FET5がオフになっていると、FET5が有するボディダイオードを経由して放電が行われる。そのため、FET5は、発熱する場合が多い。したがって、電池保護システム1は、早く充電の制限を解除する等の充電の制御によって、FET5の発熱を少なくするのが望ましい。ゆえに、電池保護システム1は、負荷接続の検出結果の情報を複数のデバイスで共有することで、充電の制御を行うタイミングを早くすることができる。
(変形例)
複数のデバイスで共有する情報は、過充電の検出結果及び負荷接続の検出結果に限られない。即ち、第1条件が過充電が検出された場合及び第2条件が二次電池セルに負荷が接続されたのが検出された場合であるに限られない。例えば、情報は、温度に係る保護を行う場合、温度に係る情報であってもよい。即ち、第1条件又は第2条件が温度に係る条件であってもよい。温度に係る情報を複数のデバイスで共有すると、図9に示す負荷接続の検出結果と同様に、各デバイスは、温度に係る情報に基づいて充電の制御を行うことができる。
また、検出電流DI及び検出電圧DVの閾値は、複数設定されてもよい。複数の閾値が設定されると、電池保護システム1は、複数の種類の情報を伝える又は各情報をそれぞれ複数の段階で示す等ができる。
さらに、電池保護システム1では、上段のデバイスから下段のデバイスには、検出電流に基づいて、情報を伝えたが、検出電圧によって情報が伝えられてもよい。この場合、電池保護システム1では、下段のデバイスから上段のデバイスには、情報は、検出電流に基づいて伝えられる。即ち、電池保護システム1では、検出電流及び検出電圧の使い方が逆でもよい。
また、電池保護システム1は、3つ以上のデバイスを有してもよい。例えば、電池保護システム1は、最上段のデバイスと最下段のデバイスとの間に接続される第三の電池保護装置を2つ以上有してもよい。具体的には、第三の電池保護装置は、例えば、図2では、第三の電池保護装置は、デバイス110である。
一方、電池保護システム1は、第一の電池保護装置及び第二の電池保護装置の2つのデバイスを有する全体構成でもよい。
また、電池保護システム1では、電流伝達信号がハイ(High)レベルで過充電を検出したことを伝えるに限られない。例えば、電流伝達信号がロー(Low)レベルで過充電を検出したことを伝えてもよい。同様に、電池保護システム1では、電圧伝達がローレベルで充電の制限を解除することを伝えるに限られない。例えば、電圧伝達信号がハイレベルで充電の制限を解除することを伝えてもよい。即ち、ハイレベル及びローレベルの使い方は、説明した方法と逆の使い方でもよい。
(機能構成例)
図10は、本発明の一実施形態に係る電池保護システムの機能構成の一例を示す機能ブロック図である。図示するように、電池保護システム1は、第一の電池保護装置の例であるデバイス100と、第二の電池保護装置の例であるデバイス120とを含む。
デバイス100は、電流送信部302と、電圧判定部303とで構成される電流の送信、電圧の受信を行う第1送受信部301を含む。また、デバイス120は、電圧送信部305と、電流判定部306とで構成される電圧の送信、電流の受信を行う第2送受信部304と、制御部307とを含む。
第1送受信部301は、電流伝達信号ISIGを送信する電流送信部302と電圧伝達信号VSIGを受信する電圧判定部303で構成される。また、電流送信部302は、第1条件となると、検出電流で電流伝達信号ISIGを送信し、電圧判定部303は、電圧伝達信号VSIGの電圧が検出電圧か否かを判定する。なお、第1送受信部301は、電流出力回路C3(図3)及び電圧判定回路C4、送受信端子COUT(図3)によって実現される。
第2送受信部304は、第1送受信部301が送信する電流伝達信号ISIGを受信する電流判定部306と、電圧伝達信号VSIGを送信する電圧送信部305で構成される。また、電圧送信部305は、第2条件となると、電圧伝達信号VSIGを送信し、電流判定部306は、電流伝達信号ISIGの電流が検出電流か否かを判定する。なお、第2送受信部304は、電流判定回路C2、電圧クランプ回路C1、送受信端子SOC(図3)によって実現される。
制御部307は、電流判定部306による判定に基づいて、二次電池セルの充電を制御信号VOUT等によって制御する。なお、制御部307は、充放電制御回路C5(図3)及び送受信端子COUT(図3)によって実現される。
上段のデバイスが有する第1送受信部301と、下段のデバイスが有する第2送受信部304とは、単線で接続され、電流伝達信号ISIG及び電圧伝達信号VSIGが1つの配線で送受信される。過充電が検出される等の第1条件となると、最上段のデバイスは、第1送受信部301が電流伝達信号ISIGを検出電流で送信するため、下段のデバイスは、電流判定部306によって、過充電の検出結果等の情報を受け取ることができる。また、さらに下段のデバイスがある場合、下段のデバイスには、上段のデバイスが有する第1送受信部301によって、電流伝達信号ISIGが検出電流で送信されるため、最上段のデバイスから最下段のデバイスまで、過充電の検出結果等の情報を各デバイスにそれぞれ伝えることができる。
一方、負荷接続が検出される等の第2条件となると、最下段のデバイスは、第2送受信部304及び電圧送信部305によって電圧伝達信号VSIGが検出電圧で送信されるため、上段のデバイスは、電圧判定部303によって、負荷接続の検出結果等の情報を受け取ることができる。また、さらに上段のデバイスがある場合、上段のデバイスには、下段のデバイスが有する第2送受信部304及び電圧送信部305によって、電圧伝達信号VSIGが検出電圧で送信されるため、最下段のデバイスから最上段のデバイスまで、負荷接続の検出結果等の情報を各デバイスにそれぞれ伝えることができる。
したがって、電池保護システム1は、例えば、上段のデバイスから下段のデバイスには、電流によって、情報を伝えることができる。一方、電池保護システム1は、下段のデバイスから上段のデバイスには、電圧によって、情報を伝えることができる。ゆえに、電池保護システム1では、各デバイス間は、単線で双方向に情報をそれぞれ伝えることができる。また、単線であるため、各デバイスは、情報を伝えるための端子数がそれぞれ少なくできる。また、上段のデバイスから下段のデバイスへ送信される電流伝達信号と、下段のデバイスから上段のデバイスへ送信される電圧伝達信号は、互いに影響を与えない為、上段のデバイスと下段のデバイスを同期させる必要がなく、常時双方向で信号の送受信が可能となる。
(比較例)
図11は、比較例の電池保護システムの一例を示す回路図である。
電池保護システム1Aは、電池保護装置以外にさらに、信号合成回路130を有する。電池保護システム1Aでは、信号合成回路130は、各電池保護装置が出力する信号を合成する。これによって、各電池保護装置は、複数の電池保護装置間で、各種情報を共有する。
信号合成回路130は、いわゆる外付けの回路である。そのため、信号合成回路130を構成するため、部品点数が増える。また、上段から下段及び下段から上段の双方向に情報を伝えるようにするためには、さらに部品点数が増える場合がある。そのため、電池保護システム1Aは、回路が複雑になる、実装面積が増える、及び品質不良が増える等のデメリットがある。さらに、二次電池セル数が増えると、信号合成回路130は、高耐圧の部品が必要となり、コストが増加する等のデメリットがある。
図12は、別の比較例の電池保護システムの一例を示す回路図である。
電池保護システム1Bでは、上段から下段に情報を伝えるため、電池保護装置は、受信端子SOCをそれぞれ有する。電池保護システム1Bでは、各電池保護装置は、異常を伝える信号をそれぞれ下段のデバイスに送信する。したがって、電池保護システム1Bでは、上段から下段への一方向には、情報が伝わる。しかし、最下段のデバイスが検出する情報等は、上段のデバイスに伝えるには、さらに下段から上段に信号を送る必要があるため、外付け回路の追加が必要となり、部品点数が増えるデメリットがある。また、下段から上段に信号を送るため、下段のデバイスに送信端子を追加し、かつ、上段のデバイスに受信端子を追加すると、端子数が増えて、コストが増加する等のデメリットがある。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は、上述の実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。
1 電池保護システム
100、110、120 デバイス
C1 電圧クランプ回路
C2 電流判定回路
C3 電流出力回路
C4 電圧判定回路
C5 充放電制御回路
5 FET
COUT 送受信端子
SOC 送受信端子

Claims (12)

  1. 直列接続された複数の二次電池セルに対して、
    前記複数の二次電池セルに並列に接続された複数の二次電池保護装置を有し、
    前記複数の二次電池保護装置の間で通信が行われる二次電池保護システムであって、
    前記複数の二次電池セルのうち、いずれかの第1の二次電池セルに接続された第1の二次電池保護装置は、
    第1条件になると、状態に応じて電流値を可変させた電流伝達信号を生成して送信する電流送信部を有し、
    前記第1の二次電池セルと隣合せの第2の二次電池セルに接続された第2の二次電池保護装置は、
    第2条件になると状態に応じて電圧値を可変させた電圧伝達信号を生成して送信する電圧送信部を有し、
    前記電流伝達信号と前記電圧伝達信号は1本の通信線を共有して送信され、
    前記第1の二次電池保護装置はさらに、
    前記電圧伝達信号を受信する電圧判定部を有し、
    前記第2の二次電池保護装置はさらに、
    前記電流伝達信号を受信する電流判定部を有し、
    前記第2の二次電池保護装置から前記第1の二次電池保護装置に送信される前記電圧伝達信号の電圧振幅は前記第1の二次電池セルと前記第2の二次電池セルの接続点の電位に対してそれぞれの二次電池セルの電圧よりも低い所定の電圧以下であり、前記所定の電圧は前記第1の二次電池保護装置の耐圧未満の電圧であることを特徴とする二次電池保護システム。
  2. 前記第1の二次電池保護装置は前記第1の二次電池セルを電源とし、前記第2の二次電池保護装置は前記第2の二次電池セルを電源とする請求項1に記載の二次電池保護システム。
  3. 前記電流送信部は、1つ以上の定電流源を含み、
    前記定電流源をオンオフ制御することで前記電流伝達信号を生成する
    請求項1又は2に記載の二次電池保護システム。
  4. 前記電圧送信部は、1つ以上の定電圧回路をさらに含み、
    前記定電圧回路を制御して前記電圧伝達信号を生成する請求項1から3のいずれか一項に記載の二次電池保護システム。
  5. 前記定電圧回路は、1つ以上のダイオードを有し、前記ダイオードの順方向電圧に基づいて定電圧を生成することを特徴とする
    請求項4に記載の二次電池保護システム。
  6. 前記電流判定部又は前記電圧判定部の何れか一方の受信結果に基づいて前記二次電池セルの充電又は放電を切り替える制御信号を出力する制御部を有し、
    他方の受信結果に基づいて充放電保護状態から通常動作状態への復帰処理を行うことを特徴とする
    請求項1から5のいずれか一項に記載の二次電池保護システム。
  7. 前記制御信号が出力される端子と、前記電流伝達信号が送信され、かつ、前記電圧伝達信号を受信する端子とが共通である請求項6に記載の二次電池保護システム。
  8. 前記制御信号を出力する端子とするか、前記電流伝達信号を送信し、かつ、前記電圧伝達信号を受信する端子とするかを切り替えるスイッチをさらに含む請求項7に記載の二次電池保護システム。
  9. 前記第1条件は、前記二次電池セルの過充電、過放電、過電流の何れか一つの異常が検出された場合である請求項1から8のいずれか一項に記載の二次電池保護システム。
  10. 前記第2条件は、前記二次電池セルに負荷接続を検出した場合、負荷開放が検出された場合、充電器接続が検出された場合、充電器開放が検出された場合のいずれかである
    請求項1から9のいずれか一項に記載の二次電池保護システム。
  11. 直列接続された複数の二次電池セルに対して、
    複数のセルに並列に接続された複数の二次電池保護装置を有し、
    前記複数の二次電池保護装置の間で通信が行われる二次電池保護方法であって、
    第1の二次電池セルに接続された第1の二次電池保護装置は、
    第1条件になると状態に応じて電流値を可変させた電流伝達信号を生成して送信する電流送信手段を有し、
    前記第1の二次電池セルと隣合せの第2の二次電池セルに接続された第2の二次電池保護装置は、
    第2条件になると状態に応じて電圧値を可変させた電圧伝達信号を生成する電圧送信手段を有し、
    前記電流伝達信号と前記電圧伝達信号は1本の通信線を共有して送信され、
    前記第1の二次電池保護装置はさらに、
    前記電圧伝達信号を受信する電圧判定手段を有し、
    前記第2の二次電池保護装置はさらに、
    前記電流伝達信号を受信する電流判定手段を有し、
    前記第2の二次電池保護装置から前記第1の二次電池保護装置に送信される電圧伝達信号の電圧振幅は前記第1の二次電池セルと前記第2の二次電池セルの接続点の電位に対してそれぞれの二次電池セルの電圧よりも低い所定の電圧以下とし、前記所定の電圧は前記第1の二次電池保護装置の耐圧未満の電圧とすることを特徴とする
    二次電池保護方法。
  12. 直列接続された複数の二次電池セルに対して、
    複数の二次電池セルに並列に接続され、接続された二次電池セルを電源として駆動する複数の二次電池保護装置を有し、
    前記複数の二次電池保護装置の間で通信が行われる二次電池保護システムを構成する二次電池保護装置であって、
    第1条件になると状態に応じて電流値を可変させた第1の電流伝達信号を生成して送信する電流送信部と、
    前記第1の電流伝達信号と1本の通信路を共有して、
    対向する二次電池保護装置から送信される第1の電圧伝達信号を受信する電圧判定部と、
    第2条件になると状態に応じて電圧値を可変させた第2の電圧伝達信号を生成して送信する電圧送信部と、
    前記第2の電圧伝達信号と1本の通信路を共有して、
    対向する二次電池保護装置から送信される第2の電流伝達信号を受信する電流判定部を有し、
    前記第2の電圧伝達信号の電圧振幅は高電位側電源電圧又は低電位側電源電圧からそれぞれの二次電池セルの電圧よりも低い所定の電圧以下であり、前記所定の電圧は二次電池保護装置の耐圧未満の電圧であることを特徴とする
    二次電池保護装置。
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