JP2016208421A - 撮像装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 クロップ撮影において、精度良く横縞状ノイズを補正する。【解決手段】 撮像素子から画素信号を出力する領域を選択し、選択された領域の画素から撮像信号を読み出すとともに、選択されなかった領域の少なくとも一部の画素からノイズ信号を読み出し、ノイズ信号に基づいて前記ノイズ信号と同一行の撮像信号を補正する。【選択図】 図5

Description

本発明は、撮像装置およびその制御方法に関する。
近年、デジタル一眼レフカメラやビデオカメラに、CMOS撮像素子が多く使用されている。また、撮像素子の画素数が多画素化され、最近では、1000万画素を超える撮像素子が多くなってきている。このような多画素化により画素サイズが縮小傾向にあり、1画素で蓄積できる電荷が少なくなる。
一方、撮像の高速化、高ISO化が求められており、高ISO化に対応するためには、得られた撮像信号に対してより大きなゲインをかける必要がある。ゲインを大きくすると光信号成分だけではなく、回路等で発生するノイズ成分も増幅されてしまうため、高ISOの画像は低ISOの画像よりもノイズが大きくなる。
ノイズには、行または列ごとに一様のレベル差となって出力画像に現れるパターンノイズがある。例えば、撮像素子に供給する各種基準電源やグラウンド(GND)が共通であり、選択行の読み出し動作中にこれらの電源やGNDの電位が変動すると、その際に読み出されていた画素の出力信号には、ほぼ一様のレベル差が生じる。
通常、撮像素子の信号読み出しは画面左上から1行ずつ左から右へと読み出される。電源やGNDの電位変動によって発生したレベル差は、ほぼ行ごとのレベル差となって現れる。このような水平方向に一様なパターンノイズを、本出願では横縞ノイズと呼ぶ。なお、電源やGNDの変動がランダムであれば、横縞ノイズもランダムになる。
このようなランダムな横縞ノイズを補正する手法として、撮像素子の遮光されたオプティカルブラック(OB)画素の出力信号のライン平均値を算出し、その行の有効画素の画素信号からOB画素のライン平均値を減算する方法がある(特許文献1)。
特開平7−67038号
しかし、OB画素の画素信号のライン平均値を減算する方法において、ランダムノイズが多い画像中においては、縞状ノイズを補正するための補正値を算出するのが困難である。また、横縞ノイズを精度良く補正するために、CMOS撮像素子のレイアウトとしてOB画素を数百列も割り当てるのは現実的とはいえない。
本発明は、OB画素を増やすことなく、精度良く横縞ノイズを補正することのできる撮像装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、複数の画素が行列状に配置された画素領域と、前記画素領域から信号を読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段により前記画素領域の有効画素領域から信号を読み出す画素領域を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された第1の画素領域から撮像信号を読み出し、前記有効画素領域の前記第1の画素領域と異なる第2の画素領域からノイズ信号を読み出すように前記読み出し手段を制御する制御手段と、前記ノイズ信号に基づいて、前記ノイズ信号と同一行から読み出した前記撮像信号を補正する補正手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、精度良く横縞ノイズを補正することができる。
実施例に係る固体撮像装置の全体ブロック図。 実施例に係る撮像素子の構成を示すブロック図。 実施例1に係る画素回路及び列回路を説明する図。 撮像素子の有効画素領域における、信号読み出し領域を示した図。 撮像素子の信号読み出し動作例を示すタイミングチャート。 実施例2に係る画素回路及び列回路を説明する図。 実施例2の変形例に係る画素回路及び列回路を説明する図。 実施例2の変形例2に係る画素回路及び列回路を説明する図。
以下に、本発明を実施するための実施例を詳しく説明する。
(実施例1)
図1は、本発明の代表的な実施例を示す撮像装置100のブロック図である。
図1において、撮影レンズ101を通過した被写体からの像光は、絞り102を介して撮影レンズ101の焦点位置近傍にある撮像素子103上に結像する。撮像素子103は例えばCMOS撮像素子であり、撮影レンズ101により結像された被写体像を撮像して画像として取り込む。
アナログ信号処理回路(AFE)104は、撮像素子103から出力される画像信号に対して相関二重サンプリング処理、信号増幅、基準レベル調整、A/D変換処理等を行う。デジタル信号処理回路(DFE)105は、AFE104から出力される画像信号に対して基準レベル調整等のデジタル画像処理を行う。
画像処理回路106は、DFE105から出力された画像信号に対して、後述するA像、B像の相関演算や焦点検出、また所定の画像処理や欠陥補正等を施す。メモリ回路107は、画像処理回路106から出力された画像信号等を記録保持する不揮発性メモリである。記録回路108は、メモリカード等の記録媒体であり、メモリ回路107と同様に画像処理回路106から出力された画像信号等を記録保持する。
制御回路109は、撮像素子103や画像処理回路106等の撮像装置全体を統括的に駆動制御する。操作回路110は、撮像装置100に備え付けられた操作部材からの信号を受け付け、制御回路109に対してユーザーの命令を反映する。表示回路111は、撮影された画像やライブビュー画像、各種設定画面等を表示する。
次に、撮像素子103の構成を図2及び図3を用いて説明する。図2は、本発明の実施例における撮像素子103の構成例を示すブロック図である。
図2に示すように撮像素子103の画素領域には、複数の画素200が行列状に配置されている。なお、図2では説明を簡略にするために画素200を8行8列の計64個として図示するが、実際には数百万、数千万の画素200が配置されている。各画素にはそれぞれ赤(R)、緑(G)、青(B)のカラーフィルタが設けられ、画素200はベイヤー配列に従って配列されている。
図2において、画素200の各々に記載されている文字及び数字は、設けられるカラーフィルタの色と画素アドレスを示している。例えばG01は、0行1列目のG画素である。画素領域の各列には、列信号線201が設けられている。列信号線201には、垂直走査回路208の駆動制御により各列の各画素200からノイズ信号と画素信号が読み出される。電流源202は、各列信号線201に接続される。
列信号線201には列回路203が接続され、各列信号線201に読み出されたノイズ信号と画素信号が入力される。列回路203に読み出されたノイズ信号と画素信号は、nチャネルトランジスタ320、321を介して差動増幅器325に入力される。差動増幅器325は、画素信号とノイズ信号の差分を出力する。
列回路203は画素領域の上下に配置されており、奇数列の列信号線201がチャンネル1(CH1)の列回路203に接続され、偶数列の列信号線201がチャンネル2(CH2)の列回路203に接続されている。水平走査回路207は、トランジスタ320、321のオン/オフを制御する。
垂直走査回路208は、各行ごとに接続される制御信号線209を介して各行の画素200を選択的に駆動することで、選択した行に配置されている画素200から信号を読み出す。なお、図2では0行目の制御信号線209のみ記載しているが、実際には各行に配置されている。
図3は、実施例1における撮像素子103の画素回路及び列回路の一例を示す図である。
画素200は、フォトダイオード(光電変換部、以下PDと表記)301、MOSトランジスタで構成される転送スイッチ302、リセットスイッチ303、フローティングディフュージョン(電荷電圧変換部、以下FDと表記)304を有する。さらに、ソースフォロワアンプ(SF)305、選択スイッチ306を有する。
PD301は、撮像レンズによって結像された光学像を受けて電荷を発生し、蓄積する。PD301で蓄積された電荷は、転送スイッチ302を介してFD304に転送される。FD304に転送された電荷は、電圧に変換されてSF305から出力される。各画素を列信号線307と接続する選択スイッチ306がオンになることで、画素信号がSF305から列信号線307に出力される。
リセットスイッチ303は、FD304の電位をリセット電源電圧VDDにリセットするとともに、転送スイッチ302を介してPD301の電位をリセット電源電圧VDDにリセットする。転送スイッチ302、リセットスイッチ303、選択スイッチ306は、それぞれ垂直走査回路208に接続されている制御信号線209に出力される制御信号PTX、PRES、PSELによってオン/オフが制御される。
スイッチ308は、水平走査回路207から出力される制御信号PVLにより列ごとにオン/オフが制御され、列信号線307と列回路310とを接続/遮断する。なお、スイッチ308がオフしたときにスイッチ309がオンし、列回路310はグラウンドに接地される。
続いて、列回路310の回路構成について説明する。列回路310は、クランプ容量311、基準電源314、オペアンプ313、フィードバック容量312、容量316,317、スイッチ315,318〜321を備えている。
基準電源314は、オペアンプ313に基準電圧Vrefを供給する。スイッチ315は、リセット信号PC0Rによりオン/オフが制御され、フィードバック容量312の両端をショートさせる。
容量316,317は、オペアンプ313により増幅された信号の信号電圧を保持する。スイッチ318,319は、それぞれ制御信号PTS,PTNによりオン/オフが制御され、容量316,317への信号の書き込みを制御する。
スイッチ320,321は、それぞれ水平走査回路207からの制御信号PHS,PHNによりオン/オフが制御され、容量316,317に保持された信号を水平出力線323,324を介して差動増幅器325に出力する。
ところで、本実施例の撮像装置は、撮像素子における画素領域の一部領域の画素から撮像信号を読み出して画像を取得するクロップ撮影機能を備えている。クロップ撮影機能は、カメラの液晶モニタに撮像した画像を表示するライブビュー機能における拡大表示や、動画撮影において使用される。例えば、撮像素子の中央領域の画素から撮像信号を読み出せば、疑似的にズームアップされた画像を得ることができる。そして、画像処理で画像を切り出す場合と比べて撮像素子から画像処理部まで転送するデータ量が少なくなるため、撮像処理の高速化の観点で有利である。
本実施例における、クロップ撮影時の信号読み出し制御について説明する。図4は、撮像素子の有効画素領域におけるクロップ撮影時の撮像信号読み出し領域を示した図である。
図4における横方向(水平方向)の座標をX、縦方向(垂直方向)の座標をYとした場合に、座標(X2、Y1)、(X2、Y2)、(X3、Y1)、(X3、Y2)で囲まれた矩形領域がクロップ撮影領域である。
また、クロップ撮影に使用されない画素領域の一部領域を後述する横縞ノイズ検出のための横縞ノイズ信号の取得領域として使用する。例えば、座標(X1、Y1)、(X1、Y2)、(X2、Y1)、(X2、Y2)で囲まれた矩形領域と、座標(X3、Y1)、(X3、Y2)、(X4、Y1)、(X4、Y2)で囲まれた矩形領域を横縞ノイズ取得領域として使用する。
クロップ撮影を行う場合、垂直走査回路208および水平走査回路207により読み出し画素領域を制御することで有効画素領域において必要な領域のみから撮像信号を読み出すことができる。すなわち、垂直走査回路208により画素領域の所望の行の画素に対して各種制御信号を供給するとともに、水平走査回路207により画素領域の所望の列に対して制御信号PHS,PHNを供給するように制御する。このように制御することで、クロップ撮影領域(第1の画素領域)を選択する。また、同様にして、横縞ノイズ取得領域(第2の画素領域)を選択する。
図5は、図3の回路構成の撮像素子に対する読み出し駆動制御の一例を示すタイミングチャートである。
クロップ撮影領域(第1の画素領域)から撮像信号を読み出す場合には、水平走査回路207の制御により、クロップ撮影領域に対応した列に対して制御PVLをHighレベルとなるように駆動する。制御信号PVLをHighレベルとすることでスイッチ308がオンし、列信号線307と列回路310は接続された状態となる。以下に説明する制御は、垂直走査制御208により選択された行の全画素に対して同時に行う。
時刻t0において、PD301からの電荷の読み出しに先立ち、リセットスイッチ303の制御信号PRESがHighレベルになる。これによって、SF305のゲートであるFD304がリセット電源電圧VDDにリセットされる。
時刻t1において、制御信号PSELをHighレベルとして選択スイッチ306をオンし、SF305を動作状態とする。時刻t2において、制御信号PRESをLowレベルとすることでFD304のリセットを解除する。このときのFD304の電位が列信号線307にリセット信号レベル(リセットノイズ成分)として読み出され、列回路310に入力される。
時刻t3において、リセット信号PC0RをLowレベルとすることでスイッチ315をオフする。
時刻t4において制御信号PTNをHighレベル、時刻t5において制御信号PTNをLowレベルとしてスイッチ319をオンオフ動作させることにより、オペアンプ313により増幅されたリセット信号レベルが容量317に書き込まれる。
時刻t6において制御信号PTXをHighレベル、時刻t7において制御信号PTXをLowレベルとして転送スイッチ302をオンオフ動作させることにより、PD301に蓄積された光電荷をFD304に転送する。そして、FD304に転送された電荷量に応じた電位変動が列信号線307に光信号レベル(光成分+リセットノイズ成分)として読み出され、列回路310に入力される。
時刻t8において制御信号PTSをHighレベル、時刻t9において制御信号PTSをLowレベルとしてスイッチ318をオンオフ動作させることにより、オペアンプ313により増幅された光信号レベルが容量316に書き込まれる。
時刻t10において、制御信号PRESをHighレベルとすることで、FD304をリセット状態にする。
続いて、容量316,317に保持された信号を水平走査回路207により読み出す。時刻t11から時刻t12の間に、列回路310ごとに制御信号PHS、PHNを順次Highレベル、Lowレベルとしスイッチ320,321を動作させる。そして、容量316,317に保持された信号が水平出力線323,324を介して差動増幅器325に出力される。差動増幅器325は、光信号レベル(光成分+リセットノイズ成分)とリセット信号レベル(リセットノイズ成分)との差分を差動増幅して、光成分に対応する信号を出力する。
一方、横縞ノイズ取得領域(第2の画素領域)から横縞ノイズ信号を読み出す場合には、水平走査回路207の制御により、横縞ノイズ取得領域に対応した列に対しては制御信号PVLをLowレベルとなるように駆動する。制御信号PVLをLowレベルとすることでスイッチ309がオンするとともにスイッチ308がオフになり、列信号線307と列回路310は切り離された状態となる。このとき、列回路310には、スイッチ309を介してグラウンド電位が入力されることになる。
ここで、電源やグラウンドの電位が変動すると、その際に読み出されていた行の画素の出力信号には、ほぼ一様のレベル差が発生する。すなわち、同時に読み出される同じ行の画素の出力信号には、ほぼ同じレベルのノイズ成分が含まれることになり、一様のパターンノイズとなって出力画像に現れる。このような水平方向に一様なパターンノイズを、本出願では横縞ノイズと呼ぶ。
列信号線307と列回路310とが切り離され、スイッチ309を介してグラウンド電位が列回路310に入力された状態で読み出された信号には、読み出し動作中の電源電位やグラウンド電位の変動の影響による横縞ノイズの原因となるノイズ成分が含まれる。
次に、本実施例における横縞ノイズの補正処理について説明する。横縞ノイズ補正処理は、横縞ノイズ取得領域から読み出した横縞ノイズ信号を用いてDFE105や画像処理回路106などで実施する。
まず、横縞ノイズ取得領域から読み出された横縞ノイズ信号の平均値Naveを各行ごとに算出する。例えば、i行目の横縞ノイズ信号の平均値をNave(i)とする。図4の場合、平均値Nave(i)は、i行目におけるX1〜X2−1,X3〜X4−1列の画素から出力される信号の平均値となる。
次に、以下に示す式1を用いて、クロップ撮影領域から読み出されたi行目j列目の撮像信号S(i、j)からi行目の横縞ノイズ信号の平均値Nave(i)を引くことにより、横縞ノイズが補正された補正後の撮像信号S‘(i、j)を得ることができる。すなわち、横縞ノイズ信号に基づいて、横縞ノイズ信号を読み出した画素と同一行にある画素から読み出した撮像信号の横縞ノイズを補正することができる。
S‘(i、j)=S(i、j)−Nave(i) ・・・(式1)
なお、横縞ノイズの補正方法はこれに限らず、例えば、左側の画素領域で得られた横縞ノイズ信号の左側平均値Nave_L(i)と右側の領域で得られた横縞ノイズ信号の右側平均値Nave_R(i)をそれぞれ算出してもよい。そして、撮像信号の補正の際には、補正対象となる画素が位置する列によって左側平均値Nave_L(i)を用いて補正するか、右側平均値Nave_R(i)を用いて補正するのかを切り替えても良い。また、左側平均値Nave_L(i)と右側平均値Nave_R(i)の重みづけにより各列に対応した補正値を演算しても良い。
ここで、図2に示したような画素領域の上下に列回路203が配置されているような撮像素子の場合、読み出し動作中に受ける電源やグラウンドの電位変動の影響は画素領域の上下で異なる。このような構成では、上側の列回路203から読み出した撮像信号は上側の列回路203から読み出した横縞ノイズ信号を用いて補正することが望ましい。また、下側の列回路203から読み出した撮像信号は、下側の列回路203から読み出した横縞ノイズ信号を用いて補正することが望ましい。
また、横縞ノイズ取得領域として使用する列数を撮影条件に応じて変更しても良い。例えば、画素信号の読み出し時間を短くしたい高いフレームレートで撮像素子を駆動する場合や、ノイズが少ない低ISO感度設定時には使用する列数を減らし、ノイズが増加する高ISO感度設定時には使用する列数を増やしてもよい。
以上のように本実施例によれば、撮像素子の一部の画素領域の撮像信号のみを読み出して画像を取得するクロップ撮影において、画像取得に使用しない画素を用いて横縞ノイズ信号を読み出して同一行の撮像信号を補正するように構成した。そして、OB画素数を増やすことなく、また、撮像画像に影響を与えることなく、サンプリングされた横縞ノイズ信号から補正値を算出することができるため、精度良く横縞ノイズを補正することが可能となる。
(実施例2)
上記した実施例1では、横縞ノイズ取得領域から横縞ノイズ信号を読み出す場合には、列信号線307と列回路310は切り離した状態で読み出された信号に基づいて、横縞ノイズを補正する構成について説明した。これに対し、本実施例では、横縞ノイズ信号読み出しの他の実施例について説明する。
横縞ノイズ取得領域から横縞ノイズ信号を読み出す場合、横縞ノイズ信号の読み出しに使用する画素について、図5の時刻t6から時刻t7において制御信号PTXにより転送スイッチ302をオンオフしないように駆動制御する。なお、本実施例では、列信号線307と列回路310とを切り離し可能な構成とする必要がない。
図6は、実施例2における撮像素子103の画素回路及び列回路の一例を示す図である。なお、図3で説明した実施例1の撮像素子103の画素回路及び列回路と同じ構成要素には同じ符号を付し、説明を省略する。図6では、列信号線307と列回路310の接続/遮断を制御するスイッチ308,309及び制御信号PVLを供給する信号線がない。
その代わりに、転送スイッチ302のオンオフを制御する信号線にAND回路601が接続された構成となっている。AND回路601には、垂直走査回路208から供給される制御信号PTXと、水平走査回路207から供給される制御信号PTX_SWが入力される。
制御信号PTX_SWをHighレベルにすれば、制御信号PTXに応じて転送スイッチ302がオンオフ駆動されるが、制御信号PTX_SWがLowレベルの場合には、制御信号PTXの信号レベルにかかわらず転送スイッチ302はオフ状態が保たれる。
すなわち、図5の時刻t6から時刻t7において、横縞ノイズ取得領域の画素については制御信号PTX_SWがLowレベルとなるように制御し、クロップ撮影領域の画素については制御信号PTX_SWがHighレベルとなるように制御する。なお、時刻t0から時刻t5までの処理および時刻t8以降の処理は、実施例1で説明した図5と同様であるため、ここでは説明を省略する。
このようにして読み出された信号には、読み出し動作中の電源電位やグラウンド電位の変動の影響による横縞ノイズの原因となるノイズ成分が含まれる。横縞ノイズ補正処理は、横縞ノイズ取得領域から読み出した横縞ノイズ信号を用いてDFE105や画像処理回路106などで実施する。なお、本実施例における横縞ノイズの補正処理については、実施例1と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図7は、実施例2における撮像素子103の画素回路及び列回路の変形例を示す図である。図3で説明した実施例1の撮像素子103の画素回路及び列回路と同じ構成要素には同じ符号を付し、説明を省略する。図7でも、列信号線307と列回路310の接続/遮断を制御するスイッチ308,309及び制御信号PVLを供給する信号線がない。
その代わりに、リセットスイッチ303のオンオフを制御する信号線にOR回路701が接続された構成となっている。OR回路701には、垂直走査回路208から供給される制御信号PRESと、水平走査回路207から供給される制御信号PRES_SWが入力される。
制御信号PRES_SWをHighレベルにすれば、制御信号PRESの信号レベルにかかわらずリセットスイッチ303は常にオン状態に保たれる。
すなわち、図5の時刻t6から時刻t7において、横縞ノイズ取得領域の画素については制御信号PRES_SWがHighレベルとなるように制御し、クロップ撮影領域の画素については制御信号PRES_SWがLowレベルとなるように制御する。なお、時刻t0から時刻t5までの処理および時刻t8以降の処理は、実施例1で説明した図5と同様であるため、ここでは説明を省略する。
このようにして読み出された信号には、読み出し動作中の電源電位やグラウンド電位の変動の影響による横縞ノイズの原因となるノイズ成分が含まれる。横縞ノイズ補正処理は、横縞ノイズ取得領域から読み出した横縞ノイズ信号を用いてDFE105や画像処理回路106などで実施する。なお、本実施例における横縞ノイズの補正処理については、実施例1と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図8は、実施例2の変形例2のCMOS撮像素子103の画素回路及び列回路のさらに他の変形例を示す図である。なお、図3で説明した実施例1の撮像素子103の画素回路及び列回路と同じ構成要素には同じ符号を付し、説明を省略する。図8では、列信号線307と列回路310の接続/遮断を制御するスイッチ308,309及び制御信号PVLを供給する信号線がない。
その代わりに、選択スイッチ306のオンオフを制御する信号線にAND回路801が接続された構成となっている。AND回路801には、垂直走査回路208から供給されている制御信号PSELと、水平走査回路207から供給される制御信号PSEL_SWが入力される。
制御信号PSEL_SWをHighレベルにすれば、制御信号PSELに応じて選択スイッチ306がオンオフ駆動される。これに対し、制御信号PSEL_SWがLowレベルの場合、制御信号PSELの信号レベルにかかわらず選択スイッチ302はオフ状態に保たれる。
すなわち、図5の時刻t6から時刻t7において、横縞ノイズ取得領域の画素については制御信号PSEL_SWがLowレベルとなるように制御し、クロップ撮影領域の画素については制御信号PSEL_SWがHighレベルとなるように制御する。なお、時刻t0から時刻t5までの処理および時刻t8以降の処理は、実施例1で説明した図5と同様であるため、ここでは説明を省略する。
このようにして読み出された信号には、読み出し動作中の電源電位やグラウンド電位の変動の影響による横縞ノイズの原因となるノイズ成分が含まれる。横縞ノイズ補正処理は、横縞ノイズ取得領域から読み出した横縞ノイズ信号を用いてDFE105や画像処理回路106などで実施する。なお、本実施例における横縞ノイズの補正処理については、実施例1と同様であるため、ここでは説明を省略する。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
103 撮像素子
105 DFE
106 画像処理回路

Claims (6)

  1. 複数の画素が行列状に配置された画素領域と、
    前記画素領域から信号を読み出す読み出し手段と、
    前記読み出し手段により前記画素領域の有効画素領域から信号を読み出す画素領域を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された第1の画素領域から撮像信号を読み出し、前記有効画素領域の前記第1の画素領域と異なる第2の画素領域からノイズ信号を読み出すように前記読み出し手段を制御する制御手段と、
    前記ノイズ信号に基づいて、前記ノイズ信号と同一行から読み出した前記撮像信号を補正する補正手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第2の画素領域として使用する列数を撮影条件に応じて変更することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記画素領域の各列に設けられた列信号線と、
    前記列信号線に接続された列回路と、
    前記列信号線と前記列回路とを接続または遮断するスイッチ手段とを有し、
    前記制御手段は、前記第2の画素領域から前記ノイズ信号を読み出す際に、前記スイッチ手段により前記列信号線と前記列回路とを遮断するように制御することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記画素領域に配置された各画素は、光電変換部と、電荷電圧変換部と、前記光電変換部の電荷を前記電荷電圧変換部に転送する転送スイッチとを備え、
    前記制御手段は、前記第2の画素領域から前記ノイズ信号を読み出す際に、前記第2の画素領域における各画素の前記転送スイッチをオフ状態にするように制御することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  5. 前記画素領域に配置された各画素は、光電変換部と、電荷電圧変換部と、前記電荷電圧変換部をリセットするリセットスイッチとを備え、
    前記制御手段は、前記第2の画素領域から前記ノイズ信号を読み出す際に、前記第2の画素領域における各画素の前記リセットスイッチをオン状態にするように制御することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  6. 前記画素領域に配置された各画素は、前記列信号線と接続する選択スイッチを備え、
    前記制御手段は、前記第2の画素領域から前記ノイズ信号を読み出す際に、前記選択スイッチをオフ状態にするように制御することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022011615A1 (zh) * 2020-07-15 2022-01-20 深圳市汇顶科技股份有限公司 图像传感器、图像生成的方法和电子设备

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