JP2016208278A - アプリケーションプログラム風呂給湯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】浴室に持ち込まれた場合に給湯設定温度を排他的に設定するための優先権を取得することのできる風呂給湯器リモートコントローラとして携帯型情報処理端末を動作させるアプリケーションプログラムを提供する。
【解決手段】アプリケーションプログラム(アプリ)によって風呂給湯器リモートコントローラの操作画面を表示して動作中の携帯型情報処理端末10が横長の姿勢になったとき、浴室で使用中と判断し、給湯設定温度を排他的に設定することのできる優先権を取得する、もしくは優先権の取得を指示する操作をユーザから受ける優先スイッチ優先切替ボタン46を表示する。一旦、優先権を取得すると、当該アプリがバックグラウンドで動作する状態になっても、あるいは自端末が縦長の姿勢に変化しても、優先権を保持し続け、当該アプリを閉じる操作を受けたとき、もしくは、優先権の解除の操作を受け付けたとき優先権の保持を解除する。
【選択図】図4

Description

本発明は、携帯型情報処理端末を、風呂給湯器のリモートコントローラとして動作させるアプリケーションプログラム、および該アプリケーションプログラムによって風呂給湯器リモートコントローラとして動作する携帯型情報処理端末が接続される風呂給湯器に関する。
近年、タブレット端末やスマートフォンなどの携帯型情報処理端末として、防水型のものが普及しており、ユーザは、浴室に持ち込んだタブレット端末でインターネットの閲覧を楽しむ、といったことが可能になっている。タブレット端末は、縦長の姿勢で使用されているか、横長の姿勢で使用されているかを検出し、使用中の姿勢に応じた画面を表示する機能を備えている(たとえば、特許文献1参照)。
ところで、従来は風呂給湯器のリモートコントローラとして、メーカが専用のリモートコントローラ(以後、リモコンとも略す)を準備していたが、ユーザが既に所有している防水型の携帯型情報処理端末に風呂給湯器用のアプリケーションプログラム(以後、風呂給湯器アプリと略す)をインストールし、当該携帯型情報処理端末を風呂給湯器のリモートコントローラとして利用すれば、専用のリモートコントローラが不要になり、風呂給湯器の導入コストを抑えることができる。
風呂給湯器においては、台所の壁面にメインのリモートコントローラ(台所用リモコン)が設置され、浴室の壁面に浴室用のサブのリモートコントローラ(風呂リモコン)が設置されるのが通常である。給湯設定温度は、ユーザの知らぬ間に変更されないように、台所用リモコンと風呂リモコンのいずれか一方のみで排他的に設定変更可能になっている。通常は、風呂リモコンが給湯設定温度を設定変更する権利(優先権)を有しており、風呂リモコンで運転スイッチが押下される、又は優先スイッチが押下されると優先権が風呂リモコンに設定され、風呂リモコンの優先スイッチが再度押下されると(優先権をOFF=放棄すると)、優先権が台所リモコンに移行するように制御される。台所リモコンが優先権を有すためには、風呂リモコンの運転スイッチに先駆けて運転スイッチを押下した場合のみで、その場合であっても、風呂リモコンで優先スイッチが押下されると優先権が風呂リモコンに移行する。風呂リモコンに優先権が設定されているときは、台所リモコンで給湯設定温度を変更できなくなり、シャワーを浴びているときに台所リモコン側の操作によって給湯設定温度が変更されて高温の湯が出てしまう、といった事態の発生が防止される。
特開2013−171584号公報
タブレットは、従来の壁面に設置される専用のリモートコントローラと異なり、自由に持ち運びができるため、様々な場所で使用され得る。たとえば、浴室以外に、台所やリビング、各自の個室などに持って行って利用される。タブレットに風呂給湯器アプリをインストールして該タブレットを風呂給湯器のリモートコントローラとして機能させる場合、浴室に持ち込まれたタブレットに優先権を設定したり、浴室に持ち込まれたタブレットに優先権を取得するための優先スイッチを設けたりしなければならない。
タブレットの使用場所が浴室内であることを特定するために、場所を測位するGPS機能を利用することも考えられるが、GPS機能ではタブレットが浴室にあるか否かを正確に判断するほどの位置精度は出ない。また、GPS機能では、たとえ高精度化されたとしても、一階の台所の真上の2階に浴室があるような間取りでは、台所と浴室を区別できない。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、浴室に持ち込まれた場合に給湯設定温度を排他的に設定するための優先権を取得することのできる風呂給湯器リモートコントローラとして携帯型情報処理端末を動作させるアプリケーションプログラムおよび該携帯型情報処理端末が接続される風呂給湯器を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]自端末の姿勢を検出する姿勢検出機能を備えた携帯型情報処理端末を、風呂給湯器の運転に関する指示を使用者から受け付ける機能および前記風呂給湯器の運転状態を表示する機能を備えた風呂給湯器リモートコントローラとして動作させるアプリケーションプログラムであって、
前記携帯型情報処理端末を
当該アプリケーションプログラムによって前記風呂給湯器リモートコントローラの操作画面を表示して前記風呂給湯器リモートコントローラとして動作中の自端末が横長の姿勢になったとき、給湯設定温度を排他的に設定することのできる優先権を取得する、もしくは前記優先権の取得を指示する操作をユーザから受ける優先スイッチを表示する
ように動作させる
ことを特徴とするアプリケーションプログラム。
上記発明では、当該アプリケーションプログラムによって風呂給湯器リモートコントローラとしてその操作画面を表示する状態で動作しているときに、自端末(当該アプリケーションプログラムが動作している携帯型情報処理端末)が横長の姿勢になったとき、給湯設定温度を排他的に設定することのできる優先権を取得する、もしくは優先権を取得するための操作をユーザから受ける優先スイッチを表示する。すなわち、風呂給湯器の操作画面を表示中に横長の姿勢になったとき、風呂給湯器リモートコントローラとして動作中の自端末が浴室で使用されていると推定して、給湯設定温度を排他的に設定することのできる優先権の取得、もしくは優先スイッチの表示を行う。優先権の取得する任意は適宜でよい。たとえば、風呂給湯器やマスタの風呂給湯器リモートコントローラに対して優先権の取得を要求して優先権を取得する、あるいは、他の風呂給湯器リモートコントローラと調停あるいは協調動作して優先権を取得する、などの方法が考えられる。優先スイッチを表示する場合には、優先スイッチが押下されたら優先権を取得する。
[2]前記携帯型情報処理端末を
前記優先権を取得した後は、当該アプリケーションプログラムがバックグラウンドで動作する状態、もしくは、自端末が縦長の姿勢に変化しても、前記優先権を保持し続ける、
ように動作させる
ことを特徴とする[1]に記載のアプリケーションプログラム。
上記発明では、一旦、優先権を取得すると、当該アプリケーションプログラムがバックグラウンドで動作する状態になっても、あるいは自端末が縦長の姿勢に変化しても、優先権を保持し続けるように動作する。たとえば、浴室で使用中のユーザが当該携帯型情報処理端末で他のアプリ(たとえば、インターネットのWebページを閲覧するためのブラウザなど)を稼働させた場合、当該アプリケーションプログラムがバックグラウンドに移行し、また、端末が縦長の姿勢に変更されて使用されることが多い。そこで、そのような状態になっても、優先権の保持を継続する。
[3]前記携帯型情報処理端末を
前記優先権を保持しているときに、他の風呂給湯器リモートコントローラが前記優先権を取得しようとしたとき、自端末の表示部にその旨を表示する、
ように動作させる
ことを特徴とする[1]または[2]に記載のアプリケーションプログラム。
上記発明では、浴室から出たユーザが優先権を解除し忘れることもあるため、自端末が優先権を保持しているときに、浴室で使用中の他の風呂給湯器リモートコントローラが優先権を取得しようとした場合に、自端末の表示部にその旨を表示して、優先権の不必要な保持を解除するように促す。
[4]前記携帯型情報処理端末を、
自端末が前記優先権を保持しているときに、当該アプリケーションプログラムを閉じる操作を受けたとき、もしくは、前記優先権の解除の操作を受け付けたとき、前記優先権の保持を解除する、
ように動作させる
ことを特徴とする[1]乃至[3]のいずれか1つに記載のアプリケーションプログラム。
[5]前記優先権を取得する際に、自装置に前記優先権を設定するように前記風呂給湯器に要求する
ことを特徴とする[1]乃至[4]のいずれか1つに記載のアプリケーションプログラム。
上記発明では、どの風呂給湯器リモートコントローラに優先権を設定するかの制御を風呂給湯器が行うシステムにおいては、風呂給湯器に対して優先権の取得を要求する。
[6][5]に記載のアプリケーションプログラムによって風呂給湯器リモートコントローラとして動作している携帯型情報処理端末から前記要求を受けたとき、前記優先権を保持している風呂給湯器リモートコントローラが無ければ前記要求の送信元の携帯型情報処理端末に前記優先権を設定する
ことを特徴とする風呂給湯器。
上記発明では、風呂給湯器が優先権の設定を制御する。風呂給湯器はいずれかの風呂給湯器リモートコントローラから優先権の取得の要求を受けたとき、既に優先権を保持している風呂給湯器リモートコントローラが無ければ、優先権の取得の要求元の携帯型情報処理端末(風呂給湯器リモートコントローラ)に優先権を設定する。
[7][5]に記載のアプリケーションプログラムによって風呂給湯器リモートコントローラとして動作している携帯型情報処理端末から前記要求を受けたときに、他の風呂給湯器リモートコントローラが前記優先権を保持している場合は、前記優先権を保持している風呂給湯器リモートコントローラの表示部に他の風呂給湯器リモートコントローラが前記優先権を要求している旨を表示させる
ことを特徴とする風呂給湯器。
上記発明では、浴室から出たユーザが優先権を解除し忘れることもあるため、いずれかの風呂給湯器リモコンが優先権を保持している状態で他の風呂給湯器リモートコントローラから優先権の取得の要求を受けたとき、優先権を保持している端末の表示部に、他の風呂給湯器リモートコントローラが優先権の取得を要求している旨を表示して、優先権の不必要な保持を解除するように促す。
[8]他の風呂給湯器リモートコントローラが前記優先権を要求している旨を表示させた風呂給湯器リモートコントローラから前記優先権を解除する通知を受けたら、前記優先権を、前記要求の送信元の携帯型情報処理端末に移す
ことを特徴とする[7]に記載の風呂給湯器。
上記発明では、他の風呂給湯器リモートコントローラが優先権の取得を要求している旨の通知を受けた優先権保持中の風呂給湯器リモートコントローラから優先権の解除の通知を受けたら、優先権の取得の要求元の端末に優先権を移行させる。これにより、他の風呂給湯器リモートコントローラが優先権を保持しているときに優先権の取得を要求した風呂給湯器リモートコントローラは、他の風呂給湯器リモートコントローラが優先権を解除した後に改めて優先権の取得の要求を行うことなく、優先権を取得することができる。
本発明に係るアプリケーションプログラムおよび風呂給湯器によれば、風呂給湯器のリモートコントローラとして動作する携帯型情報処理端末が、浴室に持ち込まれたときに、給湯設定温度を排他的に設定するための優先権を、該携帯型情報処理端末に設定することができる。
本発明の実施の形態に係るアプリケーションプログラムがインストールされた携帯型情報処理端末と風呂給湯器とを含む風呂給湯システムの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るアプリケーションプログラムがインストールされた携帯型情報処理端末の概略構成を示すブロック図である。 風呂給湯器のリモートコントローラとして動作中の携帯型情報処理端末を縦長の姿勢で使用する場合に表示される第1リモコン画面の一例を示す図である。 風呂給湯器のリモートコントローラとして動作中の携帯型情報処理端末を横長の姿勢で使用する場合に表示される第1リモコン画面の一例を示す図である。 情報表示エリアに警告メッセージが表示された状態の風呂給湯器リモコンを示す図である。 優先権を取れなかった理由等を示すメッセージが情報表示エリアに表示された状態の風呂給湯器リモコンを示す図である。 優先権の取得に関して風呂給湯器アプリが行う制御を示す流れ図である。 優先権を保持しているときに風呂給湯器アプリが行う制御を示す流れ図である。 優先権の設定・解除に関する風呂給湯器の動作を示す流れ図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る風呂給湯器システム4の構成例を示している。風呂給湯器システム4は、風呂給湯器5と、1または複数台のタブレット端末やスマートフォンなどの携帯型情報処理端末10とから構成される。携帯型情報処理端末10には、該携帯型情報処理端末10を、風呂給湯器5のリモートコントローラとして機能させるためのアプリケーションプログラム(風呂給湯器アプリと略する)がインストールされている。
風呂給湯器5は、給水を加熱して所定の出湯栓3(たとえば、浴室内のシャワーや台所の水栓)へ出湯する機能、浴槽2へ注湯(湯張り)する機能、浴槽2内の湯水を追い焚きする機能などを備えている。
風呂給湯器5と携帯型情報処理端末10は、無線LAN(Local Area Network)や近距離無線通信による無線通信で接続されて各種の情報を授受する。例えば風呂給湯器5のゲートウエイアドレス(無線LANルータのLAN側アドレス)と風呂給湯器リモートコントローラ(携帯型情報処理端末)10のゲートウエイアドレスを一致させる(風呂給湯器5と風呂給湯器リモートコントローラ10とをホームネットワークに接続する)。これにより、風呂給湯器5と風呂給湯器リモートコントローラ10は無線ルータを介した無線LANを通じて通信する。
同じホームネットワークに接続されることで、風呂給湯器5と携帯型情報処理端末10とが紐付けされる。なお、風呂給湯器5と携帯型情報処理端末10との紐付けは他の方法で行われてもよい。たとえば、風呂給湯器5に携帯型情報処理端末10のIPアドレスや識別情報を登録することで紐付ける。
携帯型情報処理端末10は、風呂給湯器アプリを使用することで、風呂給湯器5のリモートコントローラとして機能する。すなわち、風呂給湯器5の運転に関する指示を使用者から受け付ける機能および風呂給湯器5の運転状態を表示する機能などを果たす。たとえば、給湯設定温度の設定変更、風呂設定温度の設定変更、風呂に自動湯張りを行う時刻の予約設定、風呂の自動運転(浴槽2に注湯し、風呂設定温度に保持する機能)のオン/オフ、などの指示を受け付けたり、これらに関する情報やエラー情報を表示したりする。
風呂給湯器5のリモコンとして機能する携帯型情報処理端末10は、使用者から受け付けた設定や指示の内容を風呂給湯器5に送信する。また、風呂給湯器5から各種の情報を受信して表示する。
図2は、携帯型情報処理端末10の構成を示している。携帯型情報処理端末10は、当該携帯型情報処理端末10の動作を統括制御する制御部としてのCPU(Central Processing Unit)11を備えている。CPU11には、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、不揮発メモリ14、操作部15、表示部16、通信部17、姿勢検出部18、音声入出力部19、などが接続されている。
ROM12には、各種の固定データが格納される。不揮発メモリ14は、電源をオフにしても記憶内容を保持する書き換え可能なメモリであり、OS(Operating System)のプログラム、風呂給湯器アプリを含む各種のアプリケーションプログラム、各種の設定内容などが記憶される。
CPU11が不揮発メモリ14に格納された風呂給湯器アプリを実行することで、携帯型情報処理端末10は風呂給湯器5のリモートコントローラとして機能する。RAM13はCPU11がアプリケーションプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリや表示データを一時記憶するメモリとして使用される。
表示部16は、操作画面や設定画面など任意の内容の画面を表示可能な液晶ディスプレイなどで構成される。操作部15は、ユーザから各種の操作を受け付ける機能を果たす。操作部15は、表示部16の表示面上に設けられ、指やペンなどによって押下された位置を検出するタッチパネル15aのほか、少数のハードキーなどで構成される。
通信部17は、無線LANや近距離無線通信によって風呂給湯器5や他の外部装置と通信する機能を果たす。
姿勢検出部18は、ジャイロ(角度センサ)を利用して携帯型情報処理端末10の姿勢を検出する。姿勢検出部18により、携帯型情報処理端末10が縦長の姿勢(向き)で使用されているか、横長の姿勢(向き)で使用されているか等が検出される。
音声入出力部19は、音波を捉えて電気信号に変換するマイク、電気的な音声信号を音波に変換して出力するためのアンプやスピーカなどで構成される。
図3は、風呂給湯器のリモートコントローラとして動作中の携帯型情報処理端末10を縦長の姿勢で使用する場合に該携帯型情報処理端末10の表示部16に表示される第1リモコン画面30の一例を示している。第1リモコン画面30は、台所リモコンを模したものになっている。
第1リモコン画面30には、給湯設定温度や現在時刻などが表示される情報表示エリア31、風呂の自動運転のオンオフを指示する操作を受け付けるための自動ボタン32、給湯設定温度を変更する操作を受け付けるための上下ボタン33、風呂給湯器5の運転の入り切りを指示する操作を受け付けるための運転ボタン34、風呂の追い焚きを指示する操作を受け付けるためのおいだきボタン35、外部との通話の開始、終了を指示する操作を受け付けるための通話ボタン36などの各種の操作ボタンが配置されている。
図4は、風呂給湯器のリモートコントローラとして動作中の携帯型情報処理端末10を横長の姿勢で使用する場合に表示される第2リモコン画面40の一例を示している。第2リモコン画面40は、従来の風呂リモコンを模したものになっている。
第2リモコン画面40には、給湯設定温度や風呂設定温度、現在時刻などが表示される情報表示エリア41、風呂の自動運転のオンオフを指示する操作を受け付けるための自動ボタン42、給湯設定温度や風呂設定温度を変更する操作を受け付けるための上下ボタン43、風呂給湯器5の運転の入り切りを指示する操作を受け付けるための運転ボタン44、風呂の追い焚きを指示する操作を受け付けるおいだきボタン45、外部との通話の開始、終了を指示する操作を受け付けるための通話ボタン48などの各種の操作ボタンが配置されている。さらに第2リモコン画面40には、優先権の取得と解除を指示する操作を受け付けるための優先切替ボタン46が表示される。
本発明に係る風呂給湯器システム4では、風呂給湯器アプリがフォアグラウンド(第1リモコン画面30あるいは第2リモコン画面40が表示された状態)で動作する携帯型情報処理端末10が横長の姿勢になったとき、該携帯型情報処理端末10が給湯設定温度を排他的に設定することのできる優先権を自動的に取得する、もしくは優先権の取得を指示する操作をユーザから受けるための優先スイッチ(優先切替ボタン46)をリモコン画面に表示する。
すなわち、風呂給湯器アプリは、当該風呂給湯器アプリがフォアグラウンド(第1リモコン画面30あるいは第2リモコン画面40が表示された状態)で動作中の携帯型情報処理端末10が横長の姿勢になったとき、当該携帯型情報処理端末10が浴室で使用されていると判定して、優先権を自動的に取得する、もしくは優先切替ボタン46をリモコン画面に表示する。その理由は以下の通りである。
風呂給湯器5のリモートコントローラは、浴室で使用されるほか、台所などでも使用される。ユーザが浴室で携帯型情報処理端末10を風呂給湯器5のリモートコントローラとして使用する場合、給湯設定温度を変更するなどの操作を行う間は携帯型情報処理端末10を手に持つが、操作していないときは、携帯型情報処理端末10をどこかに立て掛けて使用する。特に、浴槽に入浴中は、浴槽の縁に立てかけて使用するか、浴槽の一部を蓋で閉じ、その蓋の上に携帯型情報処理端末10を置いて使用することになる。
住宅事情から浴室に割り当て可能な床面積は狭くなっており、その狭い浴室において、できるだけ浴槽の容量を大きくするために、浴槽の縁は細くなっている。そのため、浴槽の縁に縦長の向きで携帯型情報処理端末10を立て掛けて使用すると、横長の向きで立て掛ける場合に比べて、携帯型情報処理端末10が浴槽の縁から滑って水没する可能性は高い。
また、浴槽の蓋の上に携帯型情報処理端末10を置いて使用する場合には、蓋に足などを引っ掛ける可能性が高く、その際、蓋の上に置いていた携帯型情報処理端末10が浴槽2に水没してしまう。
防水型といっても携帯型情報処理端末10の防水性能はそれほど高くないので、深い浴槽に落下して水没すると浸水する。そのため、多くのユーザは、浴室に持ち込んだ携帯型情報処理端末10を横長の向きにして浴槽の縁に立て掛けて使用する。
そこで、本実施の形態に係る風呂給湯器アプリは、風呂給湯器アプリがフォアグラウンドで動作中の携帯型情報処理端末10が横長の姿勢になった場合に、当該携帯型情報処理端末10がたとえ浴室で使用されていなくても、浴室で使用されていると判定する。
風呂給湯器アプリによって風呂給湯器リモートコントローラとして動作中の携帯型情報処理端末10は、ひとたび優先権を取得すると、その後、風呂給湯器アプリがバックグラウンドで動作する状態になっても、自端末が縦長の姿勢に変化しても、優先権を保持し続ける。
携帯型情報処理端末10でインターネットを行う場合など他のアプリケーションを起動する場合、風呂給湯器アプリはバックグラウンドに移行する。また、インターネットを行う場合などにユーザは携帯型情報処理端末10を縦長の姿勢にして手に持って操作する。また、風呂給湯器5の各種の設定変更操作を行う際にもユーザは携帯型情報処理端末10を縦長の姿勢にして手に持って操作する場合もある。そのため、風呂給湯器アプリはバックグラウンドになったり、風呂給湯器アプリが動作中の携帯型情報処理端末10が縦長の姿勢に変化したりした場合に、優先権を解除すると、携帯型情報処理端末10が浴室内にあるにもかかわらず、他の風呂給湯器リモートコントローラからの操作で給湯設定温度が変更されてしまう恐れがある。
そこで、風呂給湯器アプリは、優先権を保持しているときに、風呂給湯器アプリがバックグラウンドに移行したり、携帯型情報処理端末10が縦長の姿勢にされたりしても、優先権を解除せずに保持し続ける。
優先権の解除は、優先権を保持しているときに風呂給湯器アプリを閉じる操作を受けたとき、もしくは、優先権を保持しているときに優先権の解除の操作(優先切替ボタン46の押下操作)を受け付けたときに行う。風呂給湯器アプリによって風呂給湯器リモコンとして動作中の携帯型情報処理端末10を使用していたユーザは、通常、入浴を終えて浴室から出ると、携帯型情報処理端末10を風呂給湯器リモコンとして動作させる必要がなくなるので、風呂給湯器アプリを閉じる操作を行う。そこで、この操作を受けた場合は優先権を解除する。
一方、入浴を終えたユーザが、その後、台所等に移動して、携帯型情報処理端末10を風呂給湯器リモコン(従来の台所リモコン)として使い続ける場合も考えられる。このような場合、少なくとも別の者が入浴するときは、優先権を解除できるようにする必要がある。そこで、ユーザの操作で優先権を任意のタイミングで解除できるようになっている。
入浴を終えたユーザがそのまま風呂給湯器アプリを閉じるのを忘れたり、優先権を解除するのを忘れたりすると、別のユーザが入浴するときに携帯型情報処理端末10を横長の姿勢にしても優先権を取得できずに困ってしまう。
そこで、優先権を保持しているときに、他の風呂給湯器リモートコントローラが優先権を取得しようとした場合には、優先権を保持している携帯型情報処理端末10の表示部16にその旨を表示等して、ユーザに不必要な優先権の解除を促す警告を行う。警告音を発してもよい。
たとえば図5に示すように、情報表示エリア41に警告メッセージが表示される。これに気付いたユーザは、優先権を解除する操作を行う。たとえば、警告メッセージと共に表示された優先権を解除するためのボタンを押下する(図5の「はい」ボタン49)、あるいは、優先切替ボタン46を押下する、あるいは、風呂給湯器アプリを閉じることによって優先権を解除することができる。
一方、優先権を取得しようとしたが、他の風呂給湯器リモコンが優先権を保持しているために優先権を取得できなった携帯型情報処理端末10においては、たとえば、図6に示すように、優先権を取れなかった理由等を示すメッセージが情報表示エリア41に表示される。これにより、ユーザは優先権を取得できなかったことやその理由を知ることができる。他の携帯型情報処理端末10が優先権を保持していることを知ったユーザは、たとえば、通話ボタン48を押下すると他の風呂給湯器リモコンのユーザと通話が可能になるので、該通話にて優先権を解除するように依頼することができる。
図7は、優先権の取得に関して風呂給湯器アプリが行う制御を示す流れ図である。この処理は、優先権を保持していないときに行われる。風呂給湯器アプリがフォアグラウンドで動作中に(ステップS101;Yes)、自端末(当該風呂給湯器アプリが動作中の携帯型情報処理端末10)が横長の姿勢に変化したならば(ステップS102;Yes)、風呂給湯器5に対して優先権の取得を要求する(ステップS103)。
該要求に対して風呂給湯器5から優先権の取得に成功した旨の応答を受けたら(ステップS104;Yes)、優先権を保持していることを示す表示(優先表示)を行い、給湯設定温度の設定変更の操作をユーザから受け付ける状態に移行して(ステップS105)、本処理を終了する。
優先権の取得の要求に対して風呂給湯器5から受けた応答が優先権の取得成功でなければ(ステップS104;No)、優先権の取得に失敗した旨の表示(たとえば、図6のような表示)を行って(ステップS106)、ステップS101に戻る。
図8は、優先権を保持しているときに風呂給湯器アプリが行う制御を示す流れ図である。優先権を保持しているときは、風呂給湯器アプリがバックグラウンドで動作する状態に変化しても、自端末が縦長の姿勢になっても優先権の保持を継続する(ステップS201)。
他の風呂給湯器リモコンが優先権の取得を要求しているときは(ステップS202;Yes)、図5に示すような警告メッセージを表示してステップS203)、ステップS204に移行する。ここでは、他の風呂給湯器リモコンが優先権を取得しようとしていることが風呂給湯器5から通知される。
他の風呂給湯器リモコンが優先権の取得を要求していないときは(ステップS202;No)、ステップS204に移行する。
ステップS204では、優先権の解除の操作を受けたか否かを判定する。優先権の解除の操作を受けた場合は(ステップS204;Yes)、優先権を解除して(ステップS206)本処理を終了する。ここでは、優先権の解除の通知を風呂給湯器5に送信する。
優先権の解除の操作を受けない場合は(ステップS204;No)、風呂給湯器アプリを閉じる操作を受けたか否かを判定する(ステップS205)。閉じる操作を受けた場合は(ステップS205;Yes)、優先権を解除し(ステップS206)本処理を終了し、当該風呂給湯器アプリケーションを閉じる。閉じる操作を受けない場合は(ステップS205;No)、ステップS201に戻って処理を継続する。
図9は、優先権の設定・解除に関する風呂給湯器5の動作を示す流れ図である。いずれかの風呂給湯器リモコンから優先権の取得の要求を受信したときは(ステップS301;Yes)、既に、いずれかの風呂給湯器リモコンに優先権を設定済みか否かを判定する(ステップS302)。
優先権を設定済みでなければ(ステップS302;No)。優先権の取得の要求元の風呂給湯器リモコンに優先権を設定する(ステップS306)。また、優先権の取得の要求元の風呂給湯器リモコンに対して、優先権の取得に成功した旨を通知して(ステップS307)、ステップS301に戻る。
優先権が設定済みならば(ステップS302;Yes)、優先権を保持している風呂給湯器リモコンに対して、他の風呂給湯器リモコンが優先権の取得を要求している旨を通知する(ステップS303)。この通知から所定時間内に、優先権を解除する通知を受けた場合は(ステップS304;Yes)、優先権の取得の要求元の風呂給湯器リモコンに優先権を設定する(ステップS306)。また、優先権の取得の要求元の風呂給湯器リモコンに対して、優先権の取得に成功した旨を通知して(ステップS307)、ステップS301に戻る。
ステップS303の通知から所定時間内に優先権を解除する通知を受けない場合は(ステップS304;No)、優先権の取得の要求元の風呂給湯器リモコンに対して、優先権の取得に失敗した旨を通知して(ステップS305)、ステップS301に戻る。
優先権の取得の要求を受信しない場合は(ステップS301;No)、風呂給湯器リモコンから優先権の解除の通知を受信したか否かを判定する(ステップS308)、優先権の解除の通知を受信した場合は(ステップS308;Yes)、優先権の設定を解除して(ステップS309)、ステップS301に戻る。優先権の解除の通知を受信しない場合は(ステップS308;No)、ステップS301に戻る。
なお、風呂給湯器5は、いずれかの風呂給湯器リモコンに優先権を設定しているときは、その優先権を保持している風呂給湯器リモコンからのみ給湯設定温度の設定変更を受け付ける。一方、風呂給湯器5は、どの風呂給湯器リモコンにも優先権を設定していない場合には、すべての風呂給湯器リモコンから給湯設定温度の設定変更を受け付ける。
風呂給湯器5は、風呂給湯器アプリが動作中の携帯型情報処理端末10が1台もなくなり、接続している風呂給湯器リモコンがない場合は、それ以前の最後に設定された状態で動作する。たとえば、最後に設定された給湯設定温度を維持して給湯動作を行う。あるいは、予め登録してあるデフォルトの設定値(たとえば、給湯設定温度40℃)で動作する。
なお、台所の壁等に取り付ける専用の風呂給湯器リモコンを1台は設置するようにしてもよい。この場合、風呂給湯器アプリによって風呂給湯器リモコンとして動作しているすべての携帯型情報処理端末10が優先権を保持していないときは、専用の風呂給湯器リモコンが優先権を保持するように動作し、専用の風呂給湯器リモコンが優先権を保持しているときに他の風呂給湯器リモコンから優先権の取得が要求されたら、ただちに優先権を解除し、要求元の風呂給湯器リモコンに優先権を設定する。
専用の風呂給湯器リモコンを設ける構成では、図9に示す処理は、風呂給湯器5の代わりに専用の風呂給湯器リモコンが行ってもよい。この場合、風呂給湯器アプリによって風呂給湯器リモコンとして動作するすべての携帯型情報処理端末10は専用の風呂給湯器リモコンに接続され、該専用の風呂給湯器リモコンがマスタになって風呂給湯器5に対して給湯設定温度やその他の設定内容を指示するように構成すればよい。
また、風呂給湯器アプリによって風呂給湯器リモコンとして動作している携帯型情報処理端末10の中のいずれかがマスタになって、あるいは互いが共同して、優先権の設定・解除に関する制御を行うように構成されてもよい。
以上のように本発明に係る風呂給湯器システム4では、風呂給湯器アプリがフォアグラウンドで動作中の携帯型情報処理端末10が横長の姿勢になった場合に、該携帯型情報処理端末10が浴室で使用されていると判定し、給湯設定温度を排他的に設定する優先権を該携帯型情報処理端末10に設定するので、浴室で使用される携帯型情報処理端末10に優先権を適切に設定することができる。
また、優先権の取得後は、縦長の姿勢になっても、風呂給湯器アプリがバックグラウンドで動作する状態になっても、優先権を保持し続けるので、ユーザが携帯型情報処理端末10で他のアプリを起動したりインターネットを楽しんだりしている状態においても優先権が保持され、他の風呂給湯器リモコンで給湯設定温度が変更されて、高温のシャワーを浴びてしまう、といった事態を防止することができる。
さらに、いずれかの風呂給湯器リモコンが優先権を保持しているときに、他の風呂給湯器リモコンが優先権の取得を要求した場合は、優先権を保持している風呂給湯器リモコンに対して他の風呂給湯器リモコンが優先権の取得を要求している旨を警告するので、浴室を出ても優先権を不必要に保持しているような場合に、該警告によって優先権の解除を促すことができる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
実施の形態では、風呂給湯器アプリがフォアグラウンドで動作中に携帯型情報処理端末10が横長の姿勢になった場合に、浴室にあると判定して優先権を取得するようにしたが、浴室にあることを判定するための条件として、さらに別の条件を付加してもよい。たとえば、湿度、温度、音(たとえば、シャワーの音)などが浴室内の特徴を呈することを条件に加えてもよい。また、風呂給湯器を操作するタブレットアプリについて説明を行ったが、給湯暖房機、給湯単能器のリモコン等、優先権が必要な機器で用いてもかまわない。
また、風呂の自動運転中か否かをさらに判定要素に加えてもよい。たとえば、風呂給湯器アプリがフォアグラウンドで動作中、かつ風呂の自動運転中、かつ携帯型情報処理端末10が横長の姿勢となった場合に、携帯型情報処理端末10が浴室にあると判定して優先権を取得するようにしてもよい。また、優先権の解除を、風呂の自動運転がオフになった場合に行うようにしてもよい。
また、姿勢検出は、ジャイロ(3軸角速度センサ)ではなく3軸加速度センサ、3軸地磁気センサを用いても良いし、組み合わせて精度をあげるようにしても良い。
2…浴槽
3…出湯栓
4…風呂給湯器システム
5…風呂給湯器
10…携帯型情報処理端末
11…CPU
12…ROM
13…RAM
14…不揮発メモリ
15…操作部
15a…タッチパネル
16…表示部
17…通信部
18…姿勢検出部
19…音声入出力部
30…第1リモコン画面
31…情報表示エリア
32…自動ボタン
33…上下ボタン
34…運転ボタン
35…おいだきボタン
36…通話ボタン
40…第2リモコン画面
41…情報表示エリア
42…自動ボタン
43…上下ボタン
44…運転ボタン
45…おいだきボタン
46…優先切替ボタン
48…通話ボタン
49…はいボタン

Claims (8)

  1. 自端末の姿勢を検出する姿勢検出機能を備えた携帯型情報処理端末を、風呂給湯器の運転に関する指示を使用者から受け付ける機能および前記風呂給湯器の運転状態を表示する機能を備えた風呂給湯器リモートコントローラとして動作させるアプリケーションプログラムであって、
    前記携帯型情報処理端末を
    当該アプリケーションプログラムによって前記風呂給湯器リモートコントローラの操作画面を表示して前記風呂給湯器リモートコントローラとして動作中の自端末が横長の姿勢になったとき、給湯設定温度を排他的に設定することのできる優先権を取得する、もしくは前記優先権の取得を指示する操作をユーザから受ける優先スイッチを表示する
    ように動作させる
    ことを特徴とするアプリケーションプログラム。
  2. 前記携帯型情報処理端末を
    前記優先権を取得した後は、当該アプリケーションプログラムがバックグラウンドで動作する状態、もしくは、自端末が縦長の姿勢に変化しても、前記優先権を保持し続ける、
    ように動作させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のアプリケーションプログラム。
  3. 前記携帯型情報処理端末を
    前記優先権を保持しているときに、他の風呂給湯器リモートコントローラが前記優先権を取得しようとしたとき、自端末の表示部にその旨を表示する、
    ように動作させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のアプリケーションプログラム。
  4. 前記携帯型情報処理端末を、
    自端末が前記優先権を保持しているときに、当該アプリケーションプログラムを閉じる操作を受けたとき、もしくは、前記優先権の解除の操作を受け付けたとき、前記優先権の保持を解除する、
    ように動作させる
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載のアプリケーションプログラム。
  5. 前記優先権を取得する際に、自装置に前記優先権を設定するように前記風呂給湯器に要求する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載のアプリケーションプログラム。
  6. 請求項5に記載のアプリケーションプログラムによって風呂給湯器リモートコントローラとして動作している携帯型情報処理端末から前記要求を受けたとき、前記優先権を保持している風呂給湯器リモートコントローラが無ければ前記要求の送信元の携帯型情報処理端末に前記優先権を設定する
    ことを特徴とする風呂給湯器。
  7. 請求項5に記載のアプリケーションプログラムによって風呂給湯器リモートコントローラとして動作している携帯型情報処理端末から前記要求を受けたときに、他の風呂給湯器リモートコントローラが前記優先権を保持している場合は、前記優先権を保持している風呂給湯器リモートコントローラの表示部に他の風呂給湯器リモートコントローラが前記優先権を要求している旨を表示させる
    ことを特徴とする風呂給湯器。
  8. 他の風呂給湯器リモートコントローラが前記優先権を要求している旨を表示させた風呂給湯器リモートコントローラから前記優先権を解除する通知を受けたら、前記優先権を、前記要求の送信元の携帯型情報処理端末に移す
    ことを特徴とする請求項7に記載の風呂給湯器。
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