JP2016207916A - プリント基板とその製造方法 - Google Patents

プリント基板とその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016207916A
JP2016207916A JP2015090160A JP2015090160A JP2016207916A JP 2016207916 A JP2016207916 A JP 2016207916A JP 2015090160 A JP2015090160 A JP 2015090160A JP 2015090160 A JP2015090160 A JP 2015090160A JP 2016207916 A JP2016207916 A JP 2016207916A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
circuit board
conductor
printed circuit
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015090160A
Other languages
English (en)
Inventor
幸則 佐々木
Yukinori Sasaki
幸則 佐々木
裕介 三村
Yusuke Mimura
裕介 三村
藤雄 大内
Fujio Ouchi
藤雄 大内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOWA PRINT KOGYO KK
Original Assignee
TOWA PRINT KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOWA PRINT KOGYO KK filed Critical TOWA PRINT KOGYO KK
Priority to JP2015090160A priority Critical patent/JP2016207916A/ja
Publication of JP2016207916A publication Critical patent/JP2016207916A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Structure Of Printed Boards (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Circuit Boards (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Abstract

【課題】大電流を通電するパワー系回路と小電流を通電する制御回路や信号回路とをエッチング処理により形成することを可能ならしめたプリント基板を提供すること。【解決手段】厚銅箔41をエッチング処理して電流値の大きさに応じた大、中、小の肉厚の3つの回路部44a、44b、44cを備える導体回路要素44と、同様に肉厚の異なる3つの回路部51a、51b、51cを備える導体回路要素51を設け、これら回路要素44、51を接着材25と熱硬化性樹脂材26とをもって絶縁基板20に加熱圧着し、回路要素の大、中の肉厚の回路部を熱硬化性樹脂材26に埋設させて3つの回路部の表面高さを均一化し、その後、再度エッチング処理して3つの電流値の電流を各別に通電させる3つの回路部を有する導体回路21、22を形成した構成としてある。【選択図】図19

Description

本発明は、一つの絶縁基板の面上に、通電する電流の電流値に応じた肉厚の複数の回路部を有する導体回路をエッチング形成してなるプリント基板に関する。
従来から一般的に、大電流のパワー系回路を設けたプリント基板と、電流の少ない制御回路などを設けたプリント基板とは2枚の基板に分けた構成のものが広く知られている。
ただし、パワー系回路と制御回路とを備えたプリント基板が既に提案されている。
図20は、パワー系回路と制御回路とを備えたプリント基板の従来例として示した部分図、図21は図20上のA−A線断面図である。
これらの図面に示すように、このプリント基板は、ガラスエポキシ材などからなる絶縁基板10の面上に、銅または銅合金よりなる金属バー11がパワー系回路となる導電路として設けてあり、また、このプリント基板には、小電流の制御回路が銅箔のエンチングパターン12として配設されている。
また、上記した金属バー11はパワー系回路のスルーホール部をなすバーリング加工部11aが絶縁基板10のぬき孔10aに挿入されており、さらに、金属バー11に設けられた突起部11bが絶縁基板10のぬき孔10bに挿入されている。
そして、金属バー11の突起部11bが絶縁基板10の裏面に設けられたエッチングパターン13にはんだ付けされることで、金属バー11が絶縁基板10の面上に固着されている。
なお、バーリング加工部11aの内径面には、パワー回路部品の端子部を螺合させて接合するネジが挿入されるようになっている。
特開平5−167207号公報
導体回路をエッチング処理で形成するプリント基板は銅箔の厚みが、例えば、70μmや105μmとエッチング可能な厚さに制限されるため、導体回路の断面積の大きいパワー系回路を備えることが困難となっているが、金属バー11を備えた上記のプリント基板はこの問題を解決している。
すなわち、パワー系回路と制御回路とを1枚の絶縁基板上に備えることができ、プリント基板の組み込みスペースの縮小化と組み込み工数の削減などに有利な回路基板となっている。
ところが、金属バー11を備えるプリント基板は、エッチング処理による導体回路の形成の他に、銅または銅合金の資材を使って金属バー11を作成した上、この金属バー11を絶縁基板10に固着させなければならない。
したがって、このようなプリント基板は、金属バー11の作成作業と金属バー11である部品の増加に加え、プリント基板の製造コストがアップすると言う問題がある。
そこで本発明では、上記した実情に鑑み、大電流を通電するパワー系回路と小電流を通電する制御回路や信号回路などをエッチング処理により形成することを可能ならしめ、構成の簡単化と製造コストの低廉化を図ったプリント基板を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明では第1の発明として、一つの絶縁基板の板面上に、電流値の異なる複数の電流を各々通電する複数の導体回路を備えたプリント基板において、通電する電流の電流値の大きいものから小さいものの順序で厚銅箔を順次エッチング処理し、通電する電流の電流値毎に形成した肉厚の複数の回路部を有する導体回路を備えたことを特徴とするプリント基板を提案する。
第2の発明としては、上記した第1の発明のプリント基板において、通電する電流の電流値に応じて大、中、小の肉厚の3つの回路部を形成した導体回路を設けたことを特徴とするプリント基板を提案する。
第3の発明としては、一つの絶縁基板の板面上に、電流値の異なる複数の電流を各々通電する複数の回路部を有する導体回路を備えたプリント基板の製造方法において、通電する電流の電流値の大きいものから小さいものの順序で厚銅箔を順次エッチング処理し、通電する電流の電流値毎に形成した肉厚の複数の回路部を一体形成した導体回路要素を作成する手段と、この導体回路要素を接着剤を介在させて絶縁基板に固着させる手段と、その後、再度エッチング処理して複数の電流値の各電流を通電させる各回路部を設けた導体回路を形成する手段とを含むことを特徴とするプリント基板の製造方法を提案する。
第4の発明としては、上記した第3の発明のプリント基板の製造方法において、前記した導体回路要素を絶縁基板に固着させる手段として、前記した導体回路要素を接着剤と熱硬化性樹脂材とを介在させて絶縁基板に加熱圧着することによって、導体回路要素の肉厚部分を熱硬化性樹脂材に埋設させて各回路部の表面高さを均一化させ、導体回路要素を絶縁基板に固着させる手段を設けたことを特徴とするプリント基板の製造方法を提案する。
第5の発明としては、上記した第3又は第4の発明のプリント基板の製造方法において、厚銅箔をエッチング処理して電流値の大きさに応じた大、中、小の肉厚の3つの回路部を一体形成した導体回路要素を作成する手段と、この導体回路要素を接着剤と熱硬化性樹脂材とを介在させて絶縁基板に加熱圧着することによって、導体回路要素の大、中の肉厚部分を熱硬化性樹脂材に埋設させて前記した3つの回路部の表面高さを均一化し、導体回路要素を絶縁基板に固着させる手段と、その後、再度エッチング処理して3つの電流値の電流を各別に通電させる三つの回路部を有する導体回路を形成する手段と、を含むことを特徴とするプリント基板の製造方法を提案する。
第1の発明のプリント基板によれば、通電する電流の電流値の大きいものから小さいものの順序で厚銅箔を順次エッチング処理して導体回路を形成するので、
従来から可能な70μmや105μmのエッチング処理で、異なる電流値毎にエッチング処理を繰り返すことで電流値に対応させた肉厚の複数の回路部を有する導体回路を作成することができる。
したがって、第2の発明のように、肉厚が大、中、小の3つの回路部を有する導体回路を備えたプリント基板の提供が可能になる。
具体的には、一つの絶縁基板に、パワー系回路(大電流回路)、制御回路(中電流回路)、信号回路(小電流回路)を備えたプリント基板の提供ができる。
また、第3の発明のプリント基板の製造方法によれば、異なる電流値にしたがって厚銅箔を順次エッチングし、通電する電流の電流値に対応させた肉厚の複数の回路部を一体形成した導体回路要素を予め作成する。
そして、この導体回路要素は接着剤を介在させて絶縁基板に固着させた後に、再度エッチング処理し、電流値に対応させた複数の回路部を有する導体回路を形成してプリント基板を製造することが特徴となっている。
このプリント基板の製造方法は、第4の発明のように、導体回路要素を接着剤と熱硬化性樹脂材を介在させて絶縁基板に加熱圧着させることによって、導体回路要素の肉厚部分が熱硬化性樹脂材に埋設するので、各回路部の表面高さを均一にすることができる。
第5の発明のプリント基板の製造方法によれば、肉厚が大、中、小の3つの回路部を設けた導体回路を備えたプリント基板が厚銅箔のエッチング処理にしたがって生産することができる。
したがって、一つの絶縁基板に、パワー系回路、制御回路、信号回路を備えたプリント基板の提供が可能になる。
上記した通り、本発明では、通電する異なる電流値の電流に対応させた各回路部を有する導体回路を備えたプリント基板となっているため、例えば、一つの絶縁基板に、パワー系回路、制御回路、信号回路を備えることが可能になる他、特に、複数の回路部を設けた導体回路が厚銅箔のエッチング処理で形成されているので、電流値の異なる電流を通電するプリント基板であっても構成部品を増加させない簡単な構成となり、生産コストの低廉化に有利なプリント基板となる。
本発明の実施形態として示したプリント基板の簡略的な正面図である。 図1に示したプリント基板の背面図である。 図1上のB−B線拡大断面図である。 図1上のC−C線拡大断面図である。 上記したプリント基板の裏側に備える導体回路の導体回路要素を作成する第1工程を示す簡略断面図である。 同導体回路要素を作成する第2工程を示す簡略断面図である。 同導体回路要素を作成する第3工程を示す簡略断面図である。 同導体回路要素を作成する第4工程を示す簡略断面図である。 同回路要素を作成する第5工程を示す簡略断面図である。 同導体回路要素を作成する第6工程を示す簡略断面図である。 同導体回路要素の断面図である。 プリント基板の表側に備える図11同様の導体回路要素の断面図である。 上記した導体回路要素を接着剤と熱硬化性樹脂材を介在させて絶縁基板に固着する準備工程を示す断面図である。 上記した導体回路要素を絶縁基板に固着した状態であるプリント基板の半製品を示す断面図である。 スルーホールを設けるための通孔を設けた上記プリント基板の半製品の断面図である。 スルーホールを設けた上記プリント基板の半製品の断面図である。 上記プリント基板の半製品にエッチングレジストを設けた状態を示す断面図である 上記プリント基板の半製品にエッチング処理する過程を示す断面図である。 製造したプリント基板の断面図である。 従来例として示したプリント基板の部分的な正面図である。 図20上のA−A線断面図である。
次に、本発明の実施形態について図面に沿って説明する。
図1はプリント基板の簡略的な正面図、図2は同プリント基板の背面図、図3は図1上のB−B線拡大断面図、図4は図1上のC−C線拡大断面図である。
これらの図面において、20はガラスエポキシ材からなる絶縁基板を示し、この絶縁基板20の表裏面(上下面)にはエッチングパターンとして設けられた導体回路21、22を配設し、また、これら導体回路21、22はスルーホール23、24によって接続してある。
このプリント基板の導体回路21、22については、パワー系回路(電流20A回路)21a、22aと、制御回路(電流5A回路)21b、22bと、信号回路(電流0.1A回路)21c、22cとして形成してある。
すなわち、パワー系回路21a、22aは、例えば175μmの大厚回路、制御回路21b、22bは、例えば105μmの中厚回路、信号回路21c、22cは、例えば50μmの小厚回部となっている。
上記の導体回路21、22については、詳細には後述するが、図3及び図4に示すように、各導体回路21、22が接着剤25と熱硬化性樹脂材26を介在させて絶縁基板20の表裏面に固着してある。
そして、このプリント基板は、一例として一点鎖線で示したところの電気部品を実装させて使用する。
すなわち、パワー系回路21a、22a間には、レギュレータ27を介して一定のDC電圧を印加することによって25Aの電流を供給し、各制御回路21bには5Aの電流を分流させるようになっている。
また、レギュレータ27はパワー系回路21aに設けたバーリング加工部21pから+DC電圧を加え、パワー系回路22aに設けたスルーホール22pから−DC電圧を加える構成としてある。
なお、パワー系回路22aのバーリング加工部(或いは、スルーホール部)22pは絶縁基板20の表面に露出させ、レギュレータ27に接続させてある。
さらに、表面側の導体回路21のうち、3つの制御回路21bにはランプ負荷28a〜28cとスイッチング装置29a〜29cが実装させてあり、さらに、表面の今一つの制御回路21bと信号回路21cとの間にはレギュレータ30を実装し、信号回路21cには0. 5Aの電流を供給する構成としてある。
さらに、信号回路21cには、操作指令装置31の操作下に制御信号を出力する制御装置32を実装し、この制御装置32が信号回路21cを介して給電されるようになっている。
この制御装置32は操作指令装置31の操作にしたがってスイッチング装置29a〜29cを選択的にON、OFFさせて適宜のランプ負荷28を点灯制御する。
例えば、スイッチング装置29aをONさせると、制御回路21bの端部S1,S2が電気接続されるから、ランプ負荷28aが5Aの電流で給電される。
なお、ランプ負荷28aの給電端が制御回路21bの端部S3、S4に接続されている。
その他のランプ負荷28b、28cもスイッチング装置29b、29cのON によって同様に給電される。
このように、このプリントの基板は、パワー系回路21a、制御回路21b、スイッチング装置29a〜29c、ランプ負荷28a〜29c、スルーホール23、制御回路22b、パワー系回路22aの経路で通電回路が形成される。
同様に、パワー系回路21a、制御回路21b、レギュレータ30、信号回路21c、制御装置32、スルーホール24、信号回路22c、制御回路22b、パワー系回路22aの経路で通電回路が形成される。
次に、図5〜図18を参照しながら上記したプリント基板の製造方法について説明する。
そして、これらの図面のうち、図5〜図11は導体回路21、22の導体回路要素の作成方法を工程順に示した断面図、図12〜図18は絶縁基板に対する導体回路要素の圧着と最終的なエッチング処理を工程順に示した断面図である。
なお、これらの図面は,説明の便宜上、プリント基板の厚み方向幅を拡張して示してある。
先ず、図5に示すように、厚さ175μmの厚銅箔41の表裏面に感光性ドライフイルムをラミネートし、その後、露光、現像して第1のエッチングレジスト42と開口部41aを形成する。
続いて、図6に示すように、上面側にエッチング液をスプレーを使って吹き付けて70μmまたはその近くの値の銅箔のエッチダウン(第1ハーフエッチング43)を行う。
この場合、テスト板でエッチングレイトとして秒/μmを求めてエッチングスピードを決定し、エッチングを行う。
続いて、図7に示すように、第1のエッチングレジスト42を剥離除去する。
剥離除去には、液温50℃、3.5%の苛性ソーダの剥離ラインで処理後、水洗い、乾燥を行い、厚さ大(175μm)のパワー系回路22aとなる回路部44aを作成する。
続いて、銅箔表面の粗化処理を行った後、図8に示すように、感光性ドライフイルム45をラミネートする。
そして、感光性ドライフイルム45の表面の保護フイルムを剥がし、さらに、感光性ドライフイルム45の上に重ねるようにした今一つの感光性ドライフイルム46をラミネートして熱圧着する。
このように、2枚の感光性ドライフイルム45、46を重ねてラミネートすることによって、第1のハーフエッチング43に生じた段差(70μm)47が形成されていても、厚銅箔41に対する感光性ドライフイルム45の密着性と感光性ドライフイルム46の平坦度が保たれ、エッチング処理が容易となる。
続いて、図9に示したように、感光性ドライフイルム45、46に製造フイルム(図示せず)を密着させ、露光、現像して第2のエッチングレジスト48と第3のエッチングレジスト49を形成する。
この場合、現像は1%濃度炭酸ソーダ水溶液の現像ラインで処理し、処理スピードは感光性ドライフイルムの厚さが2倍となっている関係で1/2に減速させる。
図9の状態でエッチング液をスプレーを使って吹き付け、図10に示すように、50μmまたはこれに近い値の銅箔のエッチダウン(第2ハーフエッチング50)を行う。
この場合、テスト板でエッチングレイトとして秒/μmを求めてエッチングスピードを決定し、エッチングを行う。
続いて、図11に示すように、第2のエッチングレジスト48と第3のエッチングレジスト49を剥離除去する。
この場合、剥離除去には、液温50℃、3.5%の苛性ソーダの剥離ラインで処理するが、ドライフイルムの厚さが2倍となっているので、1/2に減速して処理する。
その後、水洗い、乾燥を行い、中厚(105μm)の制御回路22bとなる回路部44bと、小厚(55μm)の信号回路22cとなる回路部44cとを作成する。
上記の作成工程によって、図11に示すように、プリント基板裏側の導体回路22の導体回路要素44が作成される。
また、上記した作成工程と同様にして、図12に示したところのプリント基板表面側の導体回路21の導体回路要素51を作成する。
なお、図12において、51aはパワー系回路21aとなる回路部を、51bは制御回路21bとなる回路部を、51cは信号回路21cとなる回路部をそれぞれ示している。
図13は絶縁基板20の表面に、絶縁材25としてプリプレグと熱硬化性樹脂材26とを介在させて導体回路要素51を、同様にその裏面に絶縁体25としてプリプレグと熱硬化性樹脂材26とを介在させて導体回路要素44をそれぞれ固着させる準備工程を示した断面図である。
また、この準備工程では、絶縁基板20と導体回路要素44、51は、絶縁材25と熱硬化性樹脂材26との密着性を高めるため、積層プレスの前処理として黒化処理またはブラウン処理を施す。
なお、絶縁材25は設計の総板厚に応じて厚さ0.05mm〜0.2mmとし、熱硬化性樹脂材26は導体回路要素44、51の内側突部長さに相当させた厚さのものが使用してある。
続いて、図14に示すように、真空積層プレスで加熱しながら圧接し導体回路要素44、51を絶縁基板20に固着する。
真空積層プレスは、圧力3MPa、175℃、保持時間60分とする。
さらに、図15に示すように、導体回路要素44,51の間を貫通させた貫通孔52を設け、この貫通孔52に電解銅メッキでスルーホール24を形成し、図16に示す通り、絶縁基板20の表裏面の導体回路要素44、51を電気的に接続する。
その後、図17に示した如く、感光性ドライフイルムをラミネートし、露光、現像を行い、第4のエッチングレジスト53を形成する。
この場合、表側のエッチングレジストは、導体回路21の回路部と同じ位置となるようにレジストを形成する。
続いて、エッチング液をスプレーを使って吹き付け、図18に示すように、レジスト外となる導体回路要素44、51の回路部51cを熱硬化性樹脂材26の面上までエッチングし、そして、図19に示すように、第4のエッチングレジスト53を剥離除去する。
以上の製造工程をもって、図19に断面図で示す通り、パワー系回路21a、22a、制御回路21b、22b、信号回路21c、22cを備えたプリント基板が製造される。
なお、このプリント基板の断面図は図4に示した断面図に相当するものである。
上記のように製造したプリンと基板は、絶縁基板20の中心から各回路部表面までの高さを同じ高さとすることができる。
具体的には、絶縁基板20の中心から、パワー系回路21a、制御回路21b、信号回路21cの各回路部の表面高さを均一することができるので、平坦なエッチングパターン上に電気部品を実装させることができると言うメリットがある。
以上、パワー系回路、制御回路、信号回路を備えたプリント基板について説明したが、本発明はそれ以外のプリント基板として、パワー系回路と信号回路などの2種類の回路部を有する導体回路、或いは、通電する電流の電流値が異なる3種類以上の回路部を有する導体回路を備えるプリント基板として実施することができる。
通電する電流の複数の電流値に対応させた回路部を有する導体回路を備えたプリント基板とその製造方法に適する。
20 絶縁基板
21 導体回路
21a パワー系回路
21b 制御回路
21c 信号回路
22 導体回路
22a パワー系回路
22b 制御回路
22c 信号回路
23、24 スルーホール
41 厚銅箔
42 第1のエッチングレジスト
44 導体回路要素
45、46 感光性ドライフイルム
48 第2のエッチングレジスト
49 第3のエッチングレジスト
51 導体回路要素
53 第4のエッチングレジスト
















Claims (5)

  1. 一つの絶縁基板の板面上に、電流値の異なる複数の電流を各々通電する複数の回路部を有する導体回路を備えたプリント基板において、
    通電する電流の電流値の大きいものから小さいものの順序で厚銅箔を順次エッチング処理し、通電する電流の電流値毎に形成した肉厚の複数の回路部を有する導体回路を備えたことを特徴とするプリント基板。
  2. 請求項1に記載したプリント基板において、
    通電する電流の電流値に応じて大、中、小の肉厚の3つの回路部を形成した導体回路を設けたことを特徴とするプリント基板。
  3. 一つの絶縁基板の板面上に、電流値の異なる複数の電流を各々通電する複数の回路部を有する導体回路を備えたプリント基板の製造方法において、
    通電する電流の電流値の大きいものから小さいものの順序で厚銅箔を順次エッチング処理し、通電する電流の電流値毎に形成した肉厚の複数の回路部を一体形成した導体回路要素を作成する手段と、
    この導体回路要素を接着剤を介在させて絶縁基板に固着させる手段と、
    その後、再度エッチング処理して複数の電流値の各電流を通電させる各回路部を設けた導体回路を形成する手段と、
    を含むことを特徴とするプリント基板の製造方法。
  4. 請求項3に記載したプリント基板の製造方法において、
    前記した導体回路要素を絶縁基板に固着させる手段として、
    前記した導体回路要素を接着剤と熱硬化性樹脂材とを介在させて絶縁基板に加熱圧着することによって、導体回路要素の肉厚部分を熱硬化性樹脂材に埋設させて各回路部の表面高さを均一化させ、導体回路要素を絶縁基板に固着させる手段を設けたことを特徴とするプリント基板の製造方法。
  5. 請求項3又は4に記載したプリント基板の製造方法において、
    厚銅箔をエッチング処理して電流値の大きさに応じた大、中、小の肉厚の3つの回路部を一体形成した導体回路要素を作成する手段と、
    この導体回路要素を接着剤と熱硬化性樹脂材とを介在させて絶縁基板に加熱圧着することによって、導体回路要素の大、中の肉厚部分を熱硬化性樹脂材に埋設させて前記した3つの回路部の表面高さを均一化し、導体回路要素を絶縁基板に固着させる手段と、
    その後、再度エッチング処理して3つの電流値の電流を各別に通電させる3つの回路部を有する導体回路を形成する手段と、
    を含むことを特徴とするプリント基板の製造方法。
















JP2015090160A 2015-04-27 2015-04-27 プリント基板とその製造方法 Pending JP2016207916A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015090160A JP2016207916A (ja) 2015-04-27 2015-04-27 プリント基板とその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015090160A JP2016207916A (ja) 2015-04-27 2015-04-27 プリント基板とその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016207916A true JP2016207916A (ja) 2016-12-08

Family

ID=57487414

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015090160A Pending JP2016207916A (ja) 2015-04-27 2015-04-27 プリント基板とその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016207916A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111107709A (zh) * 2018-10-26 2020-05-05 和硕联合科技股份有限公司 印刷电路板及其电源铜面配置方法
CN112654169A (zh) * 2020-11-09 2021-04-13 龙南骏亚柔性智能科技有限公司 一种弯折要求柔性线路板制作方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01266786A (ja) * 1988-04-18 1989-10-24 Sanyo Electric Co Ltd 混成集積回路の製造方法
JPH05299816A (ja) * 1992-04-23 1993-11-12 Hitachi Chem Co Ltd 配線板の製造法
JP2002043699A (ja) * 2000-07-27 2002-02-08 Sony Chem Corp フレキシブル配線板及びフレキシブル配線板製造方法
JP2012015465A (ja) * 2010-07-05 2012-01-19 Kyocera Chemical Corp 層間接着シートおよび多層フレキシブル配線板の製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01266786A (ja) * 1988-04-18 1989-10-24 Sanyo Electric Co Ltd 混成集積回路の製造方法
JPH05299816A (ja) * 1992-04-23 1993-11-12 Hitachi Chem Co Ltd 配線板の製造法
JP2002043699A (ja) * 2000-07-27 2002-02-08 Sony Chem Corp フレキシブル配線板及びフレキシブル配線板製造方法
JP2012015465A (ja) * 2010-07-05 2012-01-19 Kyocera Chemical Corp 層間接着シートおよび多層フレキシブル配線板の製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111107709A (zh) * 2018-10-26 2020-05-05 和硕联合科技股份有限公司 印刷电路板及其电源铜面配置方法
CN111107709B (zh) * 2018-10-26 2021-01-05 和硕联合科技股份有限公司 印刷电路板及其电源铜面配置方法
CN112654169A (zh) * 2020-11-09 2021-04-13 龙南骏亚柔性智能科技有限公司 一种弯折要求柔性线路板制作方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4334996B2 (ja) 多層配線板用基材、両面配線板およびそれらの製造方法
JP4756710B2 (ja) 屈曲式リジットプリント配線板およびその製造方法
JP2006344828A (ja) 多層基板及びその製造方法
JP2001053438A (ja) 多層プリント配線板の製造方法
EP2563105B1 (en) Printed substrate manufacturing method and printed substrate employing same
JP2008016817A (ja) 埋立パターン基板及びその製造方法
JP2016134624A (ja) 電子素子内蔵型印刷回路基板及びその製造方法
KR101516531B1 (ko) 회로판, 및 회로판의 제조 방법
TW201637522A (zh) 具有輪廓化導電層的印刷電路板及其製造方法
JP4825832B2 (ja) 印刷回路基板の製造方法
JP2016207916A (ja) プリント基板とその製造方法
KR100752017B1 (ko) 인쇄회로기판의 제조방법
CN104780723A (zh) 布线基板的制造方法
JP5163547B2 (ja) プリント配線基板のカードエッジ端子製造方法
KR20180117010A (ko) Multi layer Printed Circuit Board (이하 PCB라 칭한다.)내 일부 회로를 일정 전압 전류 이상의 고압 또는 고전류가 흐르도록 회로를 구성하고자, 필요한 회로를 절연 wire로 대체함에 있어 절연 wire를 접합하는 방법 및 그러한 방식으로 제조된 PCB
JP4482613B2 (ja) 多層配線基板の製造方法
JP2008016651A (ja) 部品内蔵配線板、部品内蔵配線板の製造方法。
JP2001085801A (ja) 高電流・高電圧用回路基板及びその製造方法
JPH04335596A (ja) スルーホールプリント配線基板の製造方法
US6557250B2 (en) Multilayer board compound and method for the manufacture thereof
TWI569701B (zh) 大電流基板之製作方法
JP2004007010A (ja) 回路基板およびその製造方法
JPH07235756A (ja) 回路基板及びその製造方法
WO2011135670A1 (ja) 部品内蔵基板の製造方法及びこれを用いた部品内蔵基板
JP2006093303A (ja) プリント配線板およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180313

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20180313

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181113

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190521