JP2016207274A - 圧縮器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 幹線と分岐線とを圧縮スリーブにより分岐接続する作業において圧縮器及び絶縁操作棒の重量から起因する作業者の負担を軽減する。【解決手段】 幹線1と分岐線2とを分岐接続する圧縮スリーブ10の圧縮を行う圧縮器20において、圧縮器20にフック32を設け、該フック32を幹線1に係止した状態で圧縮スリーブ10を圧縮するようにする。【選択図】 図5

Description

この発明は、圧縮スリーブを圧縮するための圧縮器に関する。詳しくは、例えば、架空配電されている幹線と該幹線に接続される高圧引下線としての分岐線とを圧縮スリーブにより接続するときに用いられる圧縮器に関し、特にその圧縮スリーブの圧縮作業の操作性を向上させる圧縮器に関する。
近年、安全性をより確保するために、架空配電線の作業において間接活線工具を用いて通電状態のままで作業を行う間接活線工法が多く採用されている。しかしながら、間接活線工法は、各作業を手元ではできず、その作業の操作性や正確性に問題があった。
例えば、幹線と分岐線とを圧縮スリーブにより分岐接続する作業にあっては、絶縁操作棒の先端に圧縮器を取り付け、手元から離れた箇所で圧縮スリーブの圧縮作業を行わなくてはならない。そのため、重量が重く、手元でない作業を行うことは、作業者の負担が大きく、圧縮スリーブの位置ずれ、圧縮不良などが起き易いという問題があった。
そのため、たとえば特許文献1のように圧縮器にミラーを設け、圧縮スリーブを作業者から目視できるようにするものがある。
これにより、作業者は絶縁操作棒先端に取り付けた圧縮器での圧縮スリーブの圧縮を遠目ではあるが目視しながら作業することができ、従来に比べ圧縮スリーブの圧縮不良を軽減することができる。
特開2014−193049号公報
しかしながら、特許文献1の圧縮器にあっても、絶縁操作棒の先端に比較的重量のある圧縮器を取り付けており、これを下方から支えなければならず、作業性が悪く、また、疲労が大きかった。
そのため、このような圧縮器によるスリーブの圧縮作業は正確性および迅速性に欠け、さらに圧縮スリーブの圧縮不良を起こす原因ともなっていた。
そこでこの発明は、間接活線工法で圧縮スリーブによる幹線と分岐線との分岐接続作業において作業者への負担を軽減し、圧縮スリーブによる圧縮不良を軽減することができる圧縮器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、幹線と分岐線とを分岐接続する圧縮スリーブの圧縮を行う圧縮器において、圧縮器にフックを設け、該フックを幹線に係止した状態で圧縮スリーブを圧縮するようにした、ことを特徴とする。
この発明によれば、幹線に圧縮器のフックを係止した状態で圧縮スリーブの圧縮作業を行う。
請求項2の発明は、請求項1に記載の圧縮器において、フックを圧縮器の幹線が単線となる側に設けた、ことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の圧縮器において、圧縮スリーブの圧縮時に可動する下部ダイスにフックを設けた、ことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1または請求項2に記載の圧縮器において、圧縮器の下部ダイスを可動する可動部にフックを設けたこと、ことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載の圧縮器において、圧縮器の下部ダイスを可動する可動部に着脱自在にフックを取付けたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、圧縮器にフックを設け、該フックを幹線に係止した状態で圧縮スリーブの圧縮するようにしたので、圧縮器やこれを連結する絶縁操作棒などの荷重を作業者のみでなく幹線にも分散することができ、作業者にとって重量的負担を軽減することができるとともに、先端が幹線に触れていることにより手振れを防止することができ、圧縮スリーブの圧縮作業の安定に行うことができ、分岐接続を確実にかつ迅速に行うことができる。
請求項2の発明によれば、フックを圧縮器の幹線が単線となる側に設けたので、圧縮器のフックを幹線に係止した状態から圧縮スリーブが位置する側にスライドさせたとき、圧縮器よりも先行して圧縮スリーブを通過するものが無いため、圧縮スリーブに干渉するものが無く、よって圧縮スリーブの位置ズレを未然に防止することができる。
請求項3の発明によれば、可動する下部ダイスにフックを設けたので、幹線にフックを係止した状態では上部ダイスが圧縮スリーブに接触しておらず、圧縮器の荷重が圧縮スリーブに加わることが無く、その後行われる圧縮時まで圧縮スリーブの位置ズレなどを起すことが無く、よって、圧縮不良を回避することができる。
また、一対のダイスのうち一方の下部ダイスを従来のものから変更するだけで、作業者の重量的負担を軽減し、作業性を向上するという目的を達成することができる。
請求項4の発明によれば、圧縮器の下部ダイスを取付ける可動部にフックを設けたので、一対のダイス自体は従来のままでよく、圧縮器側の可動部に簡単な加工を施すだけで、圧縮器などの荷重を幹線1と作業者とに分散されるという目的を達成することができ、また、圧縮時にフックは幹線から上方に離間するため幹線に無理な力が加わることはない。
請求項5の発明によれば、圧縮器の可動部に着脱自在にフックを取付けたので、幹線や分岐線の太さなど異なった種別の電線を分岐接続するときに、フックのみを交換するだけで対応することができる。
仮押え片を曲げる前の状態のH型の圧縮スリーブの斜視図である。 幹線及び分岐線を収容したH型の圧縮スリーブを示し、(a)は仮押え片を曲げる前の状態の側面図、(b)は仮押え片を折り曲げた状態の側面図である。 圧縮スリーブに幹線及び分岐線を収容した圧縮スリーブの断面図である。 図4〜図13はこの発明の第1の実施の形態にかかる圧縮器を示し、本図は側面図である。 正面図である。 圧縮器の下部ダイスのみを示す平面図である。 圧縮器の下部ダイスのみを示す斜視図である。 図8〜図13は圧縮器を幹線に宛がい、圧縮スリーブを圧縮するまでの工程を示すもので、本図は圧縮器を幹線に宛がった状態を示す側面図である。 図8の状態の正面図である。 圧縮器を圧縮スリーブの位置までスライドさせた状態を示す側面図である。 図10の状態の正面図である。 圧縮器で圧縮スリーブを圧縮した状態を示す側面図である。 図12の状態の正面図である。 図14〜図17はこの発明の第2の実施の形態にかかる圧縮器を示し、本図は圧縮器全体を示す側面図である。 図16、図17と共に可動部とフックとを示し、本図は可動部にフックを取り付けた状態の正面図である。 可動部の右側面図である。 可動部にフックを取り付けた状態の左側面図である。
以下、この発明を図示の各実施の形態に基づいて説明する。
一般に電線分岐用圧縮スリーブは、被覆電線内の導体の材質によって使い分けられており、被覆電線内の導体がアルミニウムまたはアルミ合金の場合には圧縮スリーブもアルミ合金のものを、また、被覆電線内の導体が銅または銅合金の場合には圧縮スリーブも銅合金のものが用いられる。また、一般にアルミ合金製の圧縮スリーブはその断面形状がH型に、銅合金製の圧縮スリーブはその断面形状がC型に形成され、それぞれH型圧縮スリーブ、C型圧縮スリーブと呼ばれている。
この各実施の形態にかかる圧縮器を説明する前に、この実施の形態を適用する架空電線としての幹線1と分岐線2とを分岐接続するH型の圧縮スリーブ10について説明する。
圧縮スリーブ10は、断面が縦長な楕円状を呈した柱体で、上方に開口する上部収容溝11と下方に開口する下部収容溝12が形成されている(図1参照)。
上部収容溝11の幅は下部収容溝12の幅より大きく形成され、上部収容溝11には幹線1の被覆が剥がされ電線露出部1aが収容され、下部収容溝12には分岐線2の被覆が剥がされ電線露出部2aが収容される。
上部収容溝11及び下部収容溝12の一方の開口縁には薄肉の仮押え片13、14がそれぞれ一体に形成されている。
仮押え片13、14はそれぞれ内側に折れ曲げられたときに上部収容溝11又は下部収容溝12を覆うようになっている。
圧縮器20は、絶縁操作棒(図示は省略する)の先端に連結されて使用されるもので、全体が人間の拳をやや拡げた形状を呈する圧縮器本体22にその中央部空間21の上部と下部とにそれぞれ上部ダイス30、下部ダイス31が配設されている(図4、図5参照)。
上部ダイス30は上記中央部空間21の上部のベース部23に着脱自在に取付けられ、また、下部ダイス31は上記中央部空間21の下部に上下動可能に設けられた可動部24に着脱自在に取付けられている(図4参照)。
2つのダイス30、ダイス31がベース部23、可動部24にそれぞれ着脱自在に取付けられているのは、圧縮スリーブ10の種類(大きさ、形状(H型、C型)など)によってダイス30、31の形状が異なるため、その形状に適応したダイスに適宜交換できるようにするためである。
上部ダイス30と下部ダイス31とは互いに対抗する面が半円状面をしており、この対向面が後述するように圧縮スリーブ10を上下から圧縮する面となっている。
下部ダイス31は、上部ダイス30とほぼ同じ形状及び大きさをしており、上下逆さに配置される点と、これにフック32が一体に形成されている点で上部ダイス30と相違する。
具体的には、フック32は、下部ダイス31の左側面から側方に延出された延出片32aと、その先端が上方に伸びかつ幹線1を取り巻く周方向に湾曲されたフック片32bとから形成されている(図5、図6、図7参照)。
このような圧縮器20は絶縁操作棒の先端に連結されて、絶縁操作棒の下端を把持した作業者が架空電線の下方において操作する。この操作により上記可動部24が上下に駆動され、上部ダイス30と下部ダイス31とが離接するようになっている。この可動部24は例えば油圧により駆動されるようになっている。
なお、この実施の形態にかかる圧縮器20おける向き(方向)は、その中央部空間21が開口する方向を前方とし、左右方向を側方と定義する。よって後述するように幹線1及び分岐線2の線が伸びる方向と圧縮器20の左右方向とが一致する。
次に、幹線1と分岐線2とについて説明する。
幹線1は絶縁被覆された架空配電線で、分岐線2と接続される部位が絶縁被覆を剥いた露出導体部1aとされ、また、分岐線2の先端部も絶縁被覆を剥いた露出導体部2aとされており、両露出導体部1a、2aの長さは圧縮スリーブ10の左右幅寸法のよりやや長くされている。これは、絶縁被覆の剥ぎ取り作業も高所で行うことから露出導体部1a、2aの寸法、位置などの精度を良くすることが難しく、確実に露出導体部1a、2a同士を圧縮スリーブ10で接続するようにするためである。
以下に、幹線1と分岐線2との圧縮スリーブ10による分岐接続を作業手順に従って説明する。
1.先ず、幹線1と分岐線2とを所定の位置関係(幹線1が上側で分岐線2が下側の位置で互いに平行な位置関係)で固定する。これには、ストレーリンクトング40により幹線1と分岐線2とをそれぞれの露出導体部1a、2aとが上下で一致する状態で結束する(図3参照)。この作業は補助者により行われる。なお、補助者は圧縮スリーブ10による幹線1と分岐線2との分岐接続が完了するまでストレーリンクトング40で幹線1と分岐線2とを結束状態に維持する。
2.幹線1の露出導体部1aと分岐線2の露出導体部2aとに圧縮スリーブ10を宛がう。この作業は主務者(作業者)が絶縁ヤットコ(図示せず)で圧縮スリーブ10を把持して行う。このとき圧縮スリーブ10の仮押え片13、14は曲げていない状態で幹線1及び分岐線2に近づけ、これらの露出導体部1aと2aとの間に押し込むようにして行う。このとき、幹線1の露出導体部1aが圧縮スリーブ10の上部収容溝11に、分岐線2の露出導体部2aが圧縮スリーブ10の下部収容溝12に収容される(図2、図3参照)。これにより、圧縮スリーブ10は幹線1と分岐線2とに挟まれた状態となり絶縁ヤットコから離してもその状態が維持される。
3.絶縁ヤットコにより圧縮スリーブ10の仮押え片13、14を折り曲げる。これにより、圧縮スリーブ10は幹線1と分岐線2との間で所定位置に位置される(図3参照)。
4.次に、圧縮器20を幹線1が単線となっている部分にアプローチする。幹線1が単線になっている部分とは、ストレーリンクトング40により結束された幹線1と分岐線2とが重なっていない部分である(図8、図9参照)。
圧縮器20の中央部空間21の前面開口21aの大きさは幹線1の被覆された部分よりやや大きく形成され、幹線1を前面開口21aから中央部空間21内に挿入する(図8参照)。またこのとき圧縮器20の下部ダイス31に一体に形成されたフック32のフック片32bが圧縮スリーブ10の位置より左方に寄った幹線1の部位においてそのやや上方に位置される(図8、図9参照)。なお、フック片32bは感電防止及び滑り性を良好にするための絶縁樹脂製カバーにより覆われている。
5.圧縮器20のフック32を幹線1に係止する。これにより、圧縮器20とこれが連結された絶縁操作棒との荷重を作業者のみが支えるのではなく、幹線1にも分散される(図8、9の状態から圧縮器20を下方にやや移動させた状態でフック片32bが幹線1に係止した状態である。)。
6.この状態から圧縮器20を右方にスライドさせ、圧縮器20の上部ダイス30と下部ダイス31との間に圧縮スリーブ10を位置させる(図10、図11参照)。圧縮器20をスライドさせるときフック32のフック片32bは幹線1上を滑るようになされる。フック片32bが幹線1の上縁を接触した状態であるため、圧縮器20及び絶縁操作棒(図示は省略する。)の荷重がフック32を介して幹線1と作業者とに分散される。よって作業者への重量的な負担が軽減され、作業者の手振れが生じにくく安定したスライドを行うことができる。よって、圧縮器20をスライドさせたときに上部ダイス30及び下部ダイス31が圧縮スリーブ10に干渉しにくく、圧縮スリーブ10の位置ズレを防止することができる。
7.圧縮器20を駆動し圧縮スリーブ10の圧縮を行う(図12、図13参照)。圧縮器20は油圧駆動でも電動駆動でもよく、その駆動により上記可動部24が上下動して、下部ダイス31が上部ダイス30に対して離接し、近接したときに上下のダイス30、31で圧縮スリーブ10を上下から挟み込むようにして圧縮する。
圧縮スリーブ10の圧縮直前までフック32が幹線1上に接触させているため圧縮スリーブ10に圧縮器20の荷重がかからず、圧縮動作(下部ダイス31の上方への移動)だけで圧縮スリーブ10を圧縮することができる。これにより、「圧縮スリーブに無理な荷重を加えない。」という規格上の留意点もクリアすることができ、圧縮スリーブ10の圧縮不良を回避することができる。
また、圧縮スリーブ10を上下から挟み込むようにして圧縮したとき、下部ダイス31が上方に移動するので、フック32も上方に移動して幹線1から上方に離間する。これにより、圧縮スリーブ10の圧縮時に幹線1からフック32が離脱するので幹線1に無理な力が加わることがない。
ここでは詳述しないが、圧縮器20による圧縮スリーブ10の圧縮は、圧縮スリーブ10の数箇所において行う。1箇所の圧縮を行った後、上下のダイス30、31を離間させ、圧縮器20を左方または右方にスライドさせて再び圧縮を行う。これは圧縮スリーブ10のほぼ全長に亘って圧縮を行い、幹線1と分岐線2との分岐接続を強固にするためである。
以上のように、上記第1の実施の形態に係る圧縮器20にあっては、フック32を設けたので、このフック32を幹線1に係止することより、圧縮器20及び絶縁操作棒の荷重を幹線1にも分散させることができ、また、幹線1に接触させた状態で作業を行うことができるため作業者の手振れを防ぐことができる。これにより幹線1と分岐線2との圧縮スリーブ10による分岐接続作業を安定して行うことができ、また、圧縮不良も防ぐことができる。
また、この第1の実施の形態にかかる圧縮器20にあってはフック32を下部ダイス31に一体に設けたので、幹線1や分岐線2の太さなど異なった種別の電線を分岐接続するときは異なった形状のフック付ダイスを用意しておけば簡単に対応することができる。
尚、この実施の形態において、フック32を圧縮器20のスライド方向の後方(図9、図11、図13における左方)に設けたものについて説明した。これは、スライド方向の前方にフック32を設けた場合、フック32が圧縮器20よりも先行して圧縮スリーブ10を通過することになり、このときフック32が圧縮スリーブ10に干渉してしまうことがことを懸念したためである。しかし、フック32が圧縮器20に先行して圧縮スリーブ10を通過しても干渉しないように留意しながら行うことを前提に考えた場合、フック32は圧縮器20のスライド方向の前後に2つ設けても良い。フック32をスライド方向の前後に2つ設けた方が2箇所で幹線1に係止することができ、さらに安定性が増すことが期待できる。
図14〜図17はこの発明の第2の実施の形態にかかる圧縮器50を示す。
この第2の実施の形態にかかる圧縮器50が、上記第1の実施の形態にかかる圧縮器20と相違する点は、下部ダイス61が取付けられる可動部54にフック70が設けられている点である。よって、この第2の実施の形態にかかる圧縮器50の説明はその相違する部分について主に行い、他の部分については同一の符号を付すことによりその説明を省略する。
圧縮器50の圧縮器本体52の中央部空間51にはその上部と下部とにそれぞれ配設され上部ダイス60、下部ダイス61が配設されており、上部ダイス60は中央部空間51の上部に設けられたベース部53に取付けられ、下部ダイス61は中央部空間51の下部に上下動可能に設けられた可動部54に取付けられている(図14参照)。
そして、この第2の実施の形態にかかる圧縮器50の可動部54にフック70が着脱自在に取付けられている。
可動部54の後端部に左右方向に貫通する貫通孔54aが形成されている(図15〜図17参照)。
フック70は、左右方向に延び上記可動部54の貫通孔54aに貫通される貫通軸71と該貫通軸71の左側端部から上方に伸びかつ幹線1を取り巻く周方向に湾曲されたフック片72とから形成されている(図14〜図17参照)。
フック70の貫通軸71はその断面形状が非円形で上記貫通孔54aの断面形状よりひと回り小さく形成されており貫通された状態で回転されないようになっている(図16、図17一部拡大図参照)。
また、貫通軸71の先端は貫通孔54aから突出しており(図15参照)、可動部54から突出した部分にピン孔71aが形成され、このピン孔71aにスナップピン73が挿入されて(図17参照)、フック70は可動部54に着脱自在に取付けられる。
圧縮スリーブ10を上下から挟み込むようにして圧縮したとき、可動部54が上方に移動するので、フック70も上方に移動して幹線1から上方に離間する。これにより、圧縮スリーブ10の圧縮時に幹線1からフック70が離脱するので幹線1に無理な力が加わることがない。
これによりフック70を可動部54に取付けることにより、上述の第1の実施の形態にかかるフック32と全く同様に機能させることができる。すなわち、圧縮器50を幹線1にアプローチするときフック70のフック片72を幹線1に係止し、圧縮器50及び絶縁操作棒の荷重を幹線1にも分散させることができ、また、幹線1に接触させた状態で作業を行うことができるため作業者の手振れを防ぐことができる。これにより幹線1と分岐線2との圧縮スリーブ10による分岐接続作業を安定して行うことができ、また、圧縮不良も防ぐことができる。
また、この第2の実施の形態にかかる圧縮器50にあってはフック70を可動部54に取付けたので、従来のダイスをそのまま使うことができ、かつ、可動部54に貫通孔54aのみ形成するだけで良いので、既存の圧縮器50に簡単な加工を施すだけで、圧縮器50及び絶縁操作棒の荷重を幹線1と作業者とに分散されるという目的を達成することができる。
さらにこの第2の実施の形態にかかる圧縮器50にあってはフック70を可動部54に着脱自在に取付けたので、異なった大きさのフック70に交換することができる。これは、幹線1や分岐線2の太さなど異なった種別の電線を分岐接続するときに有効である。
以上、この発明の各実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の各実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の各実施の形態では、H型圧縮スリーブの圧縮について説明したが、これに限らず、C形圧縮スリーブの圧縮に適用することもできる。
1 幹線
2 分岐線
10 圧縮スリーブ
11 上部収容溝
12 下部収容溝
13 仮押え片
14 仮押え片
20 圧縮器
21 中央部空間
21a 中央部空間の前面開口
22 圧縮器本体
23 ベース部
24 可動部
30 上部ダイス
31 下部ダイス
32 フック
32a 延出片
32b フック片
50 圧縮器50
51 中央部空間
51a 中央部空間の前面開口
52 圧縮器本体
53 ベース部
54 可動部
54a 貫通孔
60 上部ダイス
61 下部ダイス
70 フック
71 貫通軸
72 フック片

Claims (5)

  1. 幹線と分岐線とを分岐接続する圧縮スリーブの圧縮を行う圧縮器において、
    圧縮器にフックを設け、該フックを幹線に係止した状態で圧縮スリーブを圧縮するようにした
    ことを特徴とする圧縮器
  2. フックを圧縮器の幹線が単線となる側に設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の圧縮器。
  3. 圧縮スリーブの圧縮時に可動する下部ダイスにフックを設けた
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の圧縮器。
  4. 圧縮器の下部ダイスを可動する可動部にフックを設けたこと
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の圧縮器。
  5. 圧縮器の下部ダイスを可動する可動部にフックを着脱自在に取付けた
    ことを特徴とする請求項4に記載の圧縮器。

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