JP2016206996A - 情報処理装置及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 画像形成装置を、強制的に省電力状態を解除させてデータ取得を行うことを削減可能な技術を提供することを目的とする。【解決手段】 複数の電源状態と、電源状態毎に取得可能なデータとを関連付けた関連情報を保持し、画像形成装置の電源状態を取得し、要求データを、実データと、キャッシュデータとから選択する。関連情報と電源状態を用いて、選択された要求データを、画像形成装置が電源状態を変更することなく、画像形成装置から取得できるかを判定し、取得できると判定された場合、画像形成装置へ、要求データの取得要求を送信する。取得できないと判定された場合、画像形成装置へ、要求データの取得要求と電源状態の遷移指示とを送信する。【選択図】 図6
Description
本発明は、画像形成装置の電源状態遷移制御を行う技術に関するものである。
近年、複写機等の画像形成装置における省電力化を求める声が高まっており、省エネに関わる要件は重要なものとなっている。また、画像形成装置からあらゆるデータ(カウンタ、ジョブログ、ステータス情報等)を取得し、画像形成装置の管理を行う管理装置(監視装置)の存在もよく知られている。従来の管理装置は、画像形成装置からデータを取得する際、画像形成装置が省電力状態であったとしても、強制的に省電力状態を解除させてデータ取得を行うことがある。これは画像形成装置の省電力化の観点からは好ましくなく、その対策手段として、画像形成装置の使用頻度に基づき、使用頻度が少ない画像形成装置に対する省電力状態でのアクセス回数を減らすこと等が検討されている(特許文献1)。
しかしながら、データ取得のタイミングが決められている場合など、アクセス回数を減らすことができない場合は、特許文献1の技術は使えない。データ取得のタイミングが決められている場合など、アクセス回数を減らすことができない場合であっても、画像形成装置を、強制的に省電力状態を解除させてデータ取得を行う回数を減らす必要がある。
本発明は、上述の問題点に鑑みなされたものであり、画像形成装置を、強制的に省電力状態を解除させてデータ取得を行うことを削減可能な技術を提供することを目的としている。
本発明は、上述の問題点に鑑みなされたものであり、画像形成装置を、強制的に省電力状態を解除させてデータ取得を行うことを削減可能な技術を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するために、本発明の情報処理装置は以下の構成を有する。すなわち、複数の電源状態と、前記電源状態毎に取得可能なデータとを関連付けた関連情報を保持する保持手段と、画像形成装置の電源状態を取得する取得手段と、要求データを、実データと、キャッシュデータとから選択する選択手段と、前記関連情報と前記電源状態を用いて、前記選択された要求データを、前記画像形成装置が電源状態を変更することなく、前記画像形成装置から取得できるかを判定する判定手段と、前記判定手段で、取得できると判定された場合、前記画像形成装置へ、前記要求データの取得要求を送信し、取得できないと判定された場合、前記画像形成装置へ、前記要求データの取得要求と電源状態の遷移指示とを送信する送信手段を有する。
本発明により、画像形成装置を、強制的に省電力状態を解除させてデータ取得を行うことを削減可能となる。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
[実施形態1]
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態を示すシステムの全体図である。100はプリンタ、複写機等の画像形成装置である。通常は、ネットワーク等を介して、ホストコンピュータから印刷データを受信して印刷等を行う。管理装置101は、ネットワーク102を介して、画像形成装置100を管理する情報処理装置である。
図2(a)は、画像形成装置100の内部構成の一例を示すブロック図である。CPU201はROM202もしくはハードディスク(HDD)205に記憶された画像形成装置全体の制御を行うソフトウェアを実行し、システムバス206に接続する各デバイスを統括的に制御する。RAM203は、CPU201のワークエリア等として機能する。HDC204はHDD205を制御するハードディスクコントローラである。リーダI/F207及びプリンタI/F208は、それぞれリーダ部212及びプリンタ部213に接続され、これらデバイスを制御する。操作部I/F209は操作部214に接続され、操作部214への表示や、操作部214からのユーザー入力を制御する。214は操作部であり、操作のためのボタン及び表示部等より構成される。スイッチI/F210はスイッチ部215に接続され、スイッチ部からの操作を制御する。215はスイッチ部であり、操作のためのスイッチ等により構成される。216はネットワークインターフェースガード(NIC)で、ネットワーク217を介してホストコンピュータ等の外部装置とデータのやりとりをする。ここで、図中破線で囲まれた部分を全体制御部211と呼ぶことにする。全体制御部211は、画像形成装置に接続された各種装置及びインターフェースを制御すると共に、画像形成装置全体の動作を制御する部分である。リーダ部212は原稿の画像を読み取り、ユーザーからの指示により、その原稿画像に応じた画像データを、プリンタ部213に出力する、或いは、画像形成装置の記憶装置に保存する。更に、ネットワークI/F216を介してネットワーク217に接続されたホストコンピュータに画像データを送信することも可能である。プリンタ部213は、リーダ部212により読み取られた原稿や、画像形成装置本体内の記憶装置205に格納された画像データを印刷する。更に、ネットワーク217に接続されたホストコンピュータからの印刷ジョブを、ネットワークI/F部216を介して受信し、印刷する。ネットワークI/F部216は、ネットワーク217を介して接続され、全体制御部211が、ネットワーク217上の他の情報機器と相互通信するために用いられる。操作部214は、ボタン及び表示装置、或いは、タッチパネル入力付き液晶表示画面、或いはその組み合わせにより、全体制御部211からのユーザーへの情報表示や、ユーザーの入力を全体制御部211へと通知する。スイッチ部215は、全体制御部211の電源状態を制御する。
図2(b)は、画像形成装置100の機能構成の一例を示すブロック図である。インターフェース部301は、ネットワーク等を介して、ホストコンピュータ等の外部機器と接続を行う。状態管理部302は、現在の電源状態の管理や状態遷移における電源状態の管理等を行う。記憶部303は、各種データの記録等を行う。状態遷移部304は、外部機器からの指示や画像形成装置内部での判定をもとに、電源状態の遷移等を行う。データ管理部305は、データキャッシュを行うタイミングかの判定やデータのキャッシュフラグの管理、キャッシュ取得処理等を行う。ジョブ管理部306は、ジョブが実行されか否かの管理等を行う。
図3(a)は、管理装置101の内部構成の一例を示すブロック図である。
管理装置101は、CPU402、RAM403、ROM404、外部記憶装置409を備える。CPU402は、ROM404や外部記憶装置409に記憶された、或いはネットワーク413よりダウンロードしたソフトウェアを実行し、システムバス411に接続された各デバイスを総括的に制御する。RAM403は、CPU402の主メモリあるいはワークエリアなどとして機能する。外部記憶装置409は、ハードディスク(HD)等からなる。外部記憶装置409は、ブートプログラム、オペレーティングシステム、認証サーバ、認証クライアントを含む各種のアプリケーション、データベースデータ、ユーザファイル等を記憶する。さらに管理装置101において、406はキーボードコントローラ(KBDC)であり、キーボード(KBD)405や図示しないポインティングデバイスからの入力情報をCPU402に送る。408はビデオコントローラ(VC)であり、CRTやLDC等からなる表示装置407の表示を制御する。410はディスクコントローラ(DKC)であり、外部記憶装置409とのアクセスを制御する。412は通信コントローラ(COMM I/F)であり、これを介してネットワーク413に接続される。
図3(b)は、管理装置101の機能構成の一例を示すブロック図である。
インターフェース部501は、ネットワーク等を介して、画像形成装置等の外部機器と接続を行う。状態管理部502は、画像形成装置100から通知されてきた電源状態の管理等を行う。取得部503は、画像形成装置から各種データ等の取得を行う。データ管理部504は、画像形成装置の電源状態とその電源状態で取得可能なデータの種類を紐付けた管理、また取得すべきデータの管理等を行う。指示部505は、指定する電源状態に遷移するよう画像形成装置側に通知を行う。記憶部506は、画像形成装置から取得した各種データの記録等を行う。
図6は、画像形成装置からのデータ取得における処理の一例を示すフローチャートである。S601において、取得部503は、データ取得の指示を検知する。これは、例えば、データ取得のスケジュールを予め作っておき、それを用いてもよいし、指示部505からのデータ取得の指示を検知してもよい。
S602において、データ管理部504は、要求データを特定する。これは、例えば、予め生成されているデータ取得のスケジュールに要求データを記入しておき、それを用いてもよいし、指示部505から入力してもよい。本実実施形態では、要求データは、例えば、図7に記載のカウンタジョブログ情報の実データや、カウンタジョブログ情報のキャッシュ値である。つまり、カウンタジョブログ情報であっても、実データ、あるいは、キャッシュ値(キャッシュデータ)のいずれかを、選択する。実データとは、取得要求されたときの、画像形成装置における実際のデータである。また、キャッシュ値(キャッシュデータ)とは、取得要求される前に、予め、画像形成装置内で、キャッシュしていたデータである。
S603において、データ管理部504は、状態管理部502で管理している画像形成装置の電源状態を取得する。画像形成装置は、電源状態が変化するたびに、状態管理部502へ通知を行い、状態管理部502では通知された電源状態を管理してある。そのため、S603では、画像形成装置への問合せはしない。
S604において、データ管理部504は、画像形成装置の電源状態を変更することなく、要求データを、画像形成装置から取得できるか否かの判定を、管理テーブルを用いて行う。
図7は、画像形成装置の電力状態とその電力状態で取得可能な各種データ内容を示している管理テーブルの一例である。管理テーブルは、複数の電源状態と、前記電源状態毎に取得可能なデータとを関連付けた関連情報である。例えば、「STANDBY(1)」の状態では、各種データは全て実データで取得できることを示している。また「SLEEP(1)」の状態では、トナー残量や用紙残量、パンチ屑情報等は実データではなく、キャッシュの情報しか取得できないことを示している。「STANDBY(1)」と「STANDBY(2)」のように、同じSTANDBY状態でも異なる電源状態として定義しているものがあるが、これは消費電力が異なるために、違う電源状態として定義してある。例えば、「STANDBY(1)」と「STANDBY(2)」の違いとして、画像形成装置の操作パネルのバックライトがONになっているか否か等が挙げられる。S604におけるデータ管理部504の処理では、例えば、カウンタ情報の実データが取得したくて、現在の電源状態が「STANDBY(1)」の状態であった場合を想定する。そのような場合、管理テーブルではカウンタ情報の実データが「STANDBY(1)」の電源状態で取得可能であることを示しているため、その情報をもとに現在の電源状態で取得したい情報が取得可能だと判定する。
図6の説明に戻る。S604において、取得できると判定した場合には、S607に処理を進める。一方、S604において、取得できないと判定した場合には、S605に処理を進める。
S605において、データ管理部504は、要求データを取得するために遷移させなければならない電源状態を、管理テーブルを用いて定める。尚、遷移する電源状態は、消費電力量が低い状態を選択する。例えば、取得したい情報が、トナー残量用紙情報の実データであり、現在の電状状態がSLEEP(2)の場合、STANDBY(1)でも、STANDBY(2)でも、取得できるが、消費電力量の低いSTANDBY(2)を選択する。S606において、指示部505は、S605の処理において定めた電源状態への遷移指示と、要求データの取得要求を、画像形成装置に送る。
S607において、取得部503は、要求データの取得要求を、画像形成装置に送り、S608において、取得部503は、画像形成装置からデータを取得する。
以上示したように、管理装置側では画像形成装置の電力状態をもとにデータの取得を行う。ただし、どうしても現在のタイミングで取得しなければならないデータが現在の電力状態で取得できない場合には、取得できる電源状態に遷移させてからデータ取得を行う。例えば、毎月のジョブログレポート等を作成する場合、ある月の締め日には、確実に実データを取得しなければならない。そのようなケースにおいて、その日のある取得タイミングで、画像形成装置の電源状態がジョブログの実データを取得できないような電源状態であれば、ジョブログの実データを取得できる電源状態にまで遷移させてから、データ取得を行う必要がある。このような仕組みを設けることで、画像形成装置の消費電力を極力抑制することが可能になる。
<実施形態1の変形例>
実施形態1では、現在の画像形成装置の電源状態に応じてデータ取得を行い、取得できるタイミングで取得しておくことで、極力、強制的に電源状態を遷移させたデータ取得(強制取得)を抑止していた。実施形態1の変形例として、その他の強制取得を抑止する方法を説明する。実施形態1と異なる箇所のみ、説明する。
実施形態1では、現在の画像形成装置の電源状態に応じてデータ取得を行い、取得できるタイミングで取得しておくことで、極力、強制的に電源状態を遷移させたデータ取得(強制取得)を抑止していた。実施形態1の変形例として、その他の強制取得を抑止する方法を説明する。実施形態1と異なる箇所のみ、説明する。
図8は、画像形成装置からのデータ取得における処理のフローチャートである。S801、S802における処理以外は、実施形態1と同様であるので、説明は省略する。
S801において、データ管理部504は、取得する情報(要求データ)が現在の画像形成装置の電力状態よりも省電力の電源状態で取得できるか否かの判定を、管理テーブル(図7)を用いて行う。例えば、取得したい情報がカウンタ情報の実データで、現在の電源状態が「SLEEP(1)」であった場合を想定する。その場合、カウンタ情報の実データは「SLEEP(1)」より消費電力量が少ない「SLEEP(2)」、「SLEEP(3)」でカウンタ情報の実データが取得可能か判定を行う。この例では、「SLEEP(2)」のみで取得可能と判定できる。ここで現在の電力状態よりも省電力の電源状態で取得できると判定した場合には、S802に処理を進める。一方、現在の電力状態よりも省電力の電源状態で取得できないと判定した場合には、S607に処理を進める。
S802において、指示部505は、S801の処理において定めた電源状態に遷移するよう画像形成装置に指示を行う。
以上示したように、管理装置からのデータ取得時に、画像形成装置の電力状態がより省電力状態に遷移可能な場合に、その電源状態に遷移させることで、更なる省電力効果を生むことが可能になる。
[実施形態2]
管理装置から画像形成装置に対してデータ取得を行う際に、実施形態1でも示した通り、強制的に電源状態遷移を行うケース(強制取得)が存在することもある。また強制取得を行うタイミングも、決められたタイミングで行うこと(定期強制取得)や、一定期間、期待しているデータが取得できていない場合に行うこと等(不定期強制取得)様々なケースが考えられる。これら管理装置から強制取得を行う際の処理についても省エネの観点から考慮する必要がある。
管理装置から画像形成装置に対してデータ取得を行う際に、実施形態1でも示した通り、強制的に電源状態遷移を行うケース(強制取得)が存在することもある。また強制取得を行うタイミングも、決められたタイミングで行うこと(定期強制取得)や、一定期間、期待しているデータが取得できていない場合に行うこと等(不定期強制取得)様々なケースが考えられる。これら管理装置から強制取得を行う際の処理についても省エネの観点から考慮する必要がある。
図9は、管理装置における電源状態遷移指示処理のフローチャートである。
またここでの処理内容は、一定期間期待しているデータが取得できていない場合に強制取得を行うこと(不定期強制取得)を前提として説明を行う。
S901において、取得部503は、強制取得を行うタイミングか否かを判定する。強制取得を行うタイミングと判定した場合には、S902に処理を進める。一方、強制取得を行うタイミングでないと判定した場合には、S903に処理を進める。S902において、取得部503は、強制取得要求を行う。強制取得とは、データを取得するために必要な電源状態になるよう画像形成装置に指示を行ってから、データ取得を行うことである。S906において、取得部503は、画像形成装置からデータを取得する。
S903において、取得部503は、前回データ取得時刻から次回強制取得予定時刻を算出する。例えば、下記のような算出式で導き出す。
「次回強制取得予定時刻」=「前回データ取得時刻」+「あらかじめ定めた一定期間」(式1)
ここでは、強制取得タイミングであるか否かの判定の後に、毎回、次回強制取得予定時刻を算出しているが、前回データ取得時に次回強制取得予定時刻を算出しておいてもよい。
ここでは、強制取得タイミングであるか否かの判定の後に、毎回、次回強制取得予定時刻を算出しているが、前回データ取得時に次回強制取得予定時刻を算出しておいてもよい。
S904において、取得部503は、次回取得タイミングで強制取得を行う必要があるか否かを判定する。判定方法としては、次回取得時刻が、次回強制取得予定時刻より前かどうかである。つまり、次回取得時刻が、14時で、次回強制取得予定時刻が、15時である場合は、次回取得タイミングで強制取得を行うと判定する。次回取得タイミングで強制取得を行う必要があると判定した場合には、S905に処理を進める。
S905において、指示部505は、画像形成装置側に、次回取得タイミングに合わせて、指定する電源状態になるように設定指示を行う。
また、ここでは不定期強制取得における説明を行ったが、定期強制取得の場合は、あらかじめ指定の時間に、指定する電源状態になるように設定指示を行っておけばよい。
図10は、画像形成装置における電源状態遷移処理の一例を示すフローチャートである。
S1001において、状態遷移部304は、電源状態移行タイミングか否かを判定する。電源状態移行タイミングと判定した場合には、S1002に処理を進める。
S1002において、状態遷移部304は、現在の電源状態が指定された電源状態へ移行する必要がある電源状態か否かを判定する。移行する必要があると判定した場合には、S1003に処理を進める。ここで、判定条件の一例を、図7で示している電源状態を用いて説明を行う。例えば、現在の電源状態が「STANDBY(1)」で、「SLEEP(1)」に遷移するよう管理装置から指示がなされている場合、「SLEEP(1)」になることで、ユーザーが使用したい機能が即時に使用できなくなることも考えられる。そのような場合には、指定された電源状態への移行を取りやめる。
S1003において、状態遷移部304は、指定された電源状態へ移行を行う。
また電源状態遷移におけるその他の一例として、現在の電源状態が「STANDBY(1)」で、「SLEEP(1)」に遷移するよう管理装置から指示がなされている場合、「SLEEP(1)」に移行する直前に「SLEEP(2)」へ自動移行することも考えられる。そのような場合、「SLEEP(2)」移行直後に「SLEEP(1)」に移行するのは、無駄な状態遷移であり、消費電力も増大してしまう。そのため、管理装置から指定された電源状態遷移の直前に、異なる電源状態への遷移が行われる場合は、その状態遷移を取りやめ、管理装置から指定された電源状態遷移を行ってもよい。ただし、電源状態によっては状態遷移を取りやめる必要はなく、その電源状態で管理装置が期待するデータが取得できるのであれば、そのまま状態遷移を行い、管理装置から指定された電源状態遷移を取りやめてもよい。そのあたりの判定条件等をあらかじめ画像形成装置側で保持していてもよいし、管理装置側から指定しておいてもよい。
以上示したように、管理装置側からあらかじめ指定の時間に指定の電源状態に遷移するよう画像形成装置に指示を行い、画像形成装置側で電源状態遷移制御を行うことで、無駄な状態遷移を抑止でき、それに伴う無駄な消費電力も抑制することが可能になる。
[実施形態3]
実施形態2でも説明を行ったが、管理装置から強制取得を行うケースが存在する。強制取得を極力抑止するためにも、画像形成装置側の制御も更に検討する必要がある。
実施形態2でも説明を行ったが、管理装置から強制取得を行うケースが存在する。強制取得を極力抑止するためにも、画像形成装置側の制御も更に検討する必要がある。
図4は、画像形成装置におけるデータキャッシュフラグ管理処理のフローチャートである。
S1101において、データ管理部305は、データキャッシュを行う時間帯であるか否かを判定する。データキャッシュを行う時間帯であると判定した場合には、S1102に処理を進める。一方、データキャッシュを行う時間帯でないと判定した場合には、S1103に処理を進める。データキャッシュを行う時間帯とは、例えば、下記のような算出式で求めてもよい。
「データキャッシュを行う開始時間」=「管理装置が取得を行う時刻」−「既定の時間」(式2)
「データキャッシュ処理の終了時間」=「管理装置が取得を行う時間」(式3)
常にキャッシュを行うことは画像形成装置の処理負担にもなるので、管理装置からデータ取得が行われる、あらかじめ定めておいた時間前から開始することで、その問題を解決する。無論、これはあくまで一例であり、キャッシュを行うタイミングはどのように定めてもよい。
「データキャッシュ処理の終了時間」=「管理装置が取得を行う時間」(式3)
常にキャッシュを行うことは画像形成装置の処理負担にもなるので、管理装置からデータ取得が行われる、あらかじめ定めておいた時間前から開始することで、その問題を解決する。無論、これはあくまで一例であり、キャッシュを行うタイミングはどのように定めてもよい。
S1102において、データ管理部305は、キャッシュフラグが立っているか否かを判定する。キャッシュフラグが立っていないと判定した場合には、S1104に処理を進める。キャッシュフラグは記憶装置等で管理を行う。S1103において、データ管理部305は、キャッシュフラグが立っているか否かを判定する。キャッシュフラグが立っていると判定した場合には、S1105に処理を進める。S1104において、データ管理部305は、キャッシュフラグを立てる。S1105において、データ管理部305は、キャッシュフラグを削除する。
図5は、画像形成装置におけるデータキャッシュ取得処理の一例を示すフローチャートである。S1201において、ジョブ管理部306は、ジョブが実行されたか否かを判定する。ジョブが実行されたと判定した場合には、S1202に処理を進める。S1202において、データ管理部305は、キャッシュフラグが立っているか否かを判定する。キャッシュフラグが立っていると判定した場合には、S1203に処理を進める。S1203において、データ管理部305は、SLEEP状態ではキャッシュ値しか取得できないような情報(トナー情報/用紙残量情報等)のデータキャッシュを行い、記憶装置(HDD等)に保存を行う。
以上示したように、管理装置からの取得処理が行われる際に、画像形成装置側であらかじめ最新のデータをキャッシュしておくことで、実データが取得できない電源状態時でも、実データに相当する値をキャッシュ値から取得することが可能になる。このことにより、電源状態を遷移することが不必要になるため、無駄な消費電力の発生を抑制することが可能になる。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能をソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給して格納し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能をソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給して格納し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
Claims (8)
- 複数の電源状態と、前記電源状態毎に取得可能なデータとを関連付けた関連情報を保持する保持手段と、
画像形成装置の電源状態を取得する取得手段と、
要求データを、実データと、キャッシュデータとから選択する選択手段と、
前記関連情報と前記電源状態を用いて、前記選択された要求データを、前記画像形成装置が電源状態を変更することなく、前記画像形成装置から取得できるかを判定する判定手段と、
前記判定手段で、取得できると判定された場合、前記画像形成装置へ、前記要求データの取得要求を送信し、取得できないと判定された場合、前記画像形成装置へ、前記要求データの取得要求と電源状態の遷移指示とを送信する送信手段を有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記判定手段で取得できないと判定され、かつ、前記要求データを取得可能な電源状態が複数ある場合、前記送信手段は、消費電力量が低い電源状態への遷移指示を送信することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記判定手段で取得できると判定され、かつ、前記画像形成装置の電源状態よりも消費電力量が低い電源状態で前記要求データが取得できる場合、前記送信手段は、前記要求データの取得要求と、前記画像形成装置の電源状態よりも消費電力量が低い電源状態への遷移指示を送信することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 情報処理装置の制御方法であって、
複数の電源状態と、前記電源状態毎に取得可能なデータとを関連付けた関連情報を保持する保持工程と、
画像形成装置の電源状態を取得する取得工程と、
要求データを、実データと、キャッシュデータとから選択する選択工程と、
前記関連情報と前記電源状態を用いて、前記選択された要求データを、前記画像形成装置が電源状態を変更することなく、前記画像形成装置から取得できるかを判定する判定工程と、
前記判定工程で、取得できると判定された場合、前記画像形成装置へ、前記要求データの取得要求を送信し、取得できないと判定された場合、前記画像形成装置へ、前記要求データの取得要求と電源状態の遷移指示とを送信する送信工程を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。 - 前記判定工程で取得できないと判定され、かつ、前記要求データを取得可能な電源状態が複数ある場合、前記送信工程は、消費電力量が低い電源状態への遷移指示を送信することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置の制御方法。
- 前記判定工程で取得できると判定され、かつ、前記画像形成装置の電源状態よりも消費電力量が低い電源状態で前記要求データが取得できる場合、前記送信工程は、前記要求データの取得要求と、前記画像形成装置の電源状態よりも消費電力量が低い電源状態への遷移指示を送信することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置の制御方法。
- コンピュータを、請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理装置が有する各手段として機能させるためのプログラム。
- 請求項7に記載のプログラムを格納した、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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JP2020091569A (ja) * | 2018-12-04 | 2020-06-11 | セイコーエプソン株式会社 | 提供装置及び処理システム |
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