JP2016205509A - トルクコンバータにおけるブレードの取付構造 - Google Patents

トルクコンバータにおけるブレードの取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成で、ブレードがシェルに安定して強固に固定されるトルクコンバータにおけるブレードの取付構造を提供する。
【解決手段】トルクコンバータにおけるブレードの取付構造1は、凹部20を有するシェル2と、凹部20に挿入されるタブ31を有するブレードと、を備える。タブ31は、凹部20の深さ方向に圧縮されることで、凹部20の幅方向に広がるように塑性変形された屈曲片311を備える。記屈曲片311は、上記塑性変形に伴って凹部20の両側面21,22及び底面23の各々に圧接される角部311a,311b,311cを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、シェルに複数のブレードが取り付けられたトルクコンバータにおけるブレードの取付構造に関する。
従来、自動車などに搭載される自動変速機の流体伝動装置として、トルクコンバータが利用されている。トルクコンバータは、入力側のポンプインペラと、出力側のタービンランナと、両者間に介在されてオイルの流れを制御するステータと、を備える。
ポンプインペラ及びタービンランナは、代表的には、図2に示すように椀状のシェル2と、シェル2の内周面2iに固定される複数のブレード3と、を備える。各ブレード3は、シェル2への固定部分として複数のタブを備え、シェル2は、タブがそれぞれ挿入される複数の凹部を備える。
ブレードは、凹部にタブを挿入した後ロウ付けしたり、溶接したり、凹部近傍をかしめたりして、シェルに固定される。シェルにブレードをかしめて固定する例として、タブに折り曲げ突起を設け、このタブを凹部に挿入後、凹部近傍にポンチを打ち付けてシェルの凹部近傍領域を塑性変形させ、タブの折り曲げ突起を固定するかしめ部を形成する、ことが挙げられる(特許文献1)。
特開平7−259951号公報
シェルとブレードとをロウ付けしたり、溶接したりすれば、両者を強固に固定できる。しかし、ロウ付けは、タブの挿入、ロウ材の充填、ロウ材の固化、といった工程が必要なため工程数が多く、製造性に劣る。また、ロウ付けは、重量の増大、原価が高い、といった問題もある。溶接は、ブレードと溶接設備との位置合わせに時間が掛かり、製造性に劣る。隣り合うブレード間の間隔が狭いことからも、作業性に劣る。上記位置合わせを高精度に行わないと、溶接不良によるブレードの固定強度の低下を招く。
一方、かしめによる固定は、ロウ付けよりも工程数が少なく、溶接設備が不要であり、原価も低い。しかし、ポンチの打ち付けによるかしめ部の形成では、ポンチの打ち込みの調整が難しく、かしめ部のかしめ量が安定し難い。そのため、シェルに対するブレードの固定状態にばらつきが生じる虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的の一つは、簡易な構成で、ブレードがシェルに安定して強固に固定されるトルクコンバータにおけるブレードの取付構造を提供することにある。
本発明の一態様に係るトルクコンバータにおけるブレードの取付構造は、凹部を有するシェルと、前記凹部に挿入されるタブを有するブレードと、を備える。前記タブは、前記凹部の深さ方向に圧縮されることで、前記凹部の幅方向に広がるように塑性変形された屈曲片を備える。前記屈曲片は、前記塑性変形に伴って前記凹部の両側面及び底面の各々に圧接される角部を備える。
上記のトルクコンバータにおけるブレードの取付構造は、凹部に挿入されたタブが屈曲片の角部によって凹部の両側面及び底面の各々に圧接して固定されるため、ブレードがシェルに強固に固定される。シェルに対するブレードの固定は、ブレードを凹部の深さ方向に押圧することで容易に行うことができる。それは、ブレードを凹部の深さ方向に押圧すると、屈曲片の角部が凹部の両側面及び底面という異なる三か所に対してバランスよく圧接されるからである。ブレードを凹部の深さ方向に押圧することでシェルに対するブレードの固定を行えるため、凹部近傍をかしめる場合に問題となり得る固定状態のばらつきを抑制できる。よって、上記のトルクコンバータにおけるブレードの取付構造は、簡易な構成で、ブレードがシェルに強固に固定されている上に、その固定状態が安定している。
実施形態1に係るトルクコンバータにおけるブレードの取付構造について、(A)は、取付構造の構築後におけるブレードのタブとシェルとの近傍を拡大して示す部分断面図であり、(B)は、取付構造の構築前におけるシェルにブレードのタブを挿入した状態を説明する部分断面図である。 トルクコンバータのポンプインペラの一部であって、その内側を回転軸の軸方向から見た部分平面図である。 実施形態1に係るトルクコンバータにおけるブレードの取付構造について、シェルにタブを挿入する前のブレードを示す斜視図である。 トルクコンバータのポンプインペラの一部であって、ブレードがシェルとコアリングとに取り付けられている部分を回転軸に平行な平面で切断した部分断面図である。
以下、図面を参照して、本発明のトルクコンバータにおけるブレードの取付構造の具体例を説明する。図において同一符号は同一名称物を示す。なお、図示したタブ及び凹部の個数は例示であり、適宜変更できる。
《実施形態1》
・全体構成
実施形態1のトルクコンバータにおけるブレードの取付構造1は、図1〜図4に示すように、ポンプインペラのシェル2と、シェル2に固定される複数のブレード3と、を備える。シェル2は、図2,4に示すように、椀状であり、その内周面2iに凹部20(図4)を備える。複数のブレード3は、図2に示すように、シェル2の内周面2iに回転軸Oを中心として等角度の間隔で固定されている。各ブレード3は、図3,4に示すように、シェル2の内周面2iに沿った湾曲した外周縁を有する円弧状のブレード本体30と、ブレード本体30の外周縁から突出する複数のタブ31(ここでは三つのタブ)と、を備える。ブレード3は、タブ31がシェル2の凹部20に挿入されることで、シェル2に固定される。本実施形態1のトルクコンバータにおけるブレードの取付構造1の主たる特徴とするところは、タブ31が、角部311a,311b,311cを有する屈曲片311を備えることにある。タブ31の角部311a,311b,311cが、凹部20の両側面21,22及び底面23の各々に対する固定部分となる。以下、詳細を説明する。
・タブ
タブ31は、図1,3,4に示すように、ブレード本体30の外周縁から外方に突出して形成されている。タブ31は、凹部20に挿入されて凹部20の深さ方向に圧縮されることで、凹部20の幅方向に広がるように塑性変形される屈曲片311を備える(図1)。この屈曲片311は、上記塑性変形に伴って凹部20の両側面21,22及び底面23の各々に圧接される角部311a,311b,311cを備える。つまり、各角部311a,311b,311cは、屈曲片311のうち、凹部20の一側面21、他側面22、底面23のそれぞれに対向する位置に設けられている。
屈曲片311は、ブレード本体30側から順に、凹部20の一側面21、底面23、他側面22に向かって屈曲しながら延設された部材である。具体的には、屈曲片311は、凹部20の底面23に対向する角部311cが、ブレード本体30の外周縁と凹部20の底面23とを繋ぐ直線上に位置し、凹部20の両側面21,22に対向する角部311a,311bが、上記直線を挟んで対称に位置するように屈曲している。この屈曲形状によって、タブ31が凹部20の深さ方向に圧縮されると、屈曲片311の塑性変形に伴い、各角部311a,311b,311cが各面21,22,23に対して略垂直方向にバランスよく圧接力を作用することができる(詳細は後述する)。
屈曲片311は、一端部がブレード本体30の外周縁と直接的又は間接的に接続され、他端部が自由端となっている。ここでは、屈曲片311は、一端部がブレード本体30と間接的に接続され(詳細は後述する)、他端部が角部311bとなっている。タブ31(屈曲片311)は、ブレード本体30と一体物であり、プレス成形によって形成されている。なお、図1に示すブレード3のうち、白抜き部分がタブ31であり、ハッチング部分がブレード本体30である。また、ハッチング部分の下端が後述する当接面30cに相当する。
タブ31は、屈曲片311の圧縮前の状態(取付構造1の構築前)では、ブレード本体30からの突出量がシェル2の凹部20の深さよりも大きく(図1(B))、屈曲片311の圧縮後の状態(取付構造1の構築後)では、その突出量がシェル2の凹部20の深さと実質的に同じとなる(図1(A))。つまり、屈曲片311の圧縮前におけるタブ31の突出量は、凹部20の深さと屈曲片311の所望の圧縮量との合計とすればよい。そうすることで、ブレード本体30の外周縁(当接面30c、図3,4)がシェル2の内周面2iに当接する(図4)までタブ31(ブレード3)を押圧すれば、屈曲片311は所望の圧縮状態となり、各角部311a,311b,311cは凹部20の各面21,22,23を圧接して固定されることになる。
タブ31の屈曲片311は、その圧縮前の状態では、凹部20の両側面21,22に対向する角部311a,311b間の距離が、凹部20の幅(図1の左右方向の距離)と同等以下程度であることが挙げられる。そうすることで、タブ31を凹部20に挿入し易く、かつ上記タブ31のブレード本体30からの突出量(屈曲片311の圧縮前)を小さくすることができる。それは、タブ31を凹部20に挿入した状態において、屈曲片311の角部311a,311bが凹部20の両側面21,22に近接しているため、角部311a,311bを各面21,22に圧接させるために必要な屈曲片311の広がり(凹部20の幅方向の広がり)を小さくできるからである。
この例では、タブ31は、そのブレード本体30側に、屈曲片311の圧縮状態を調整する調整部312を備える。調整部312は、一端部がブレード本体30の外周縁と接続され、他端部が屈曲片311の一端部と接続される直線状の部材である。調整部312は、凹部20の深さ方向に沿って形成される。調整部312は、屈曲片311の圧縮前の状態において、屈曲片311の形状・大きさなどを一定としたとき、調整部312の長さを調整することで、屈曲片311の圧縮状態として例えば凹部20の幅方向への広がりを調整することができる。調整部312の長さを長くすることで、屈曲片311への圧縮(圧縮量)が大きくなるため、屈曲片311の広がりを大きくできる。一方、調整部312の長さを短くすることで、屈曲片311への圧縮(圧縮量)が小さくなるため、屈曲片311の広がりを小さくできる。調整部312の長さは、ブレード本体30の当接面30cがシェル2の内周面2iに当接したときに、屈曲片311が所望の圧縮状態となり、各角部311a,311b,311cが凹部20の両側面21,22及び底面23のそれぞれに適切に圧接された状態となる長さを選択する。
・ブレード本体
ブレード本体30は、シェル2の内周面2iに対して立設するように固定されている(図4)。本実施形態1では、ブレード本体30は、その外周縁側領域にシェル2の内周面2iに略平行となる面(加圧面30p)を備える(図1(B),3)。具体的には、ブレード本体30は、内周側から外周側に向かって立設するように設けられるが、外周縁側領域でシェル2の内周面2iに平行する方向に若干延設され、さらにシェル2の内周面2iに直交する方向に延設されたクランク状となっている。
シェル2に対するブレード3の固定は、タブ31をシェル2の凹部20に挿入し、ブレード3を凹部20の深さ方向に押圧することで行う。ブレード本体30に加圧面30pが形成されているため、この加圧面30pをハンマーHなどの押圧部材で押圧できる。加圧面30pの幅は、ハンマーHなどで押圧可能な程度であればよく、狭い方がブレード3の幅を狭くできて小型化できる。ブレード本体30の外周縁は、シェル2の内周面2iに当接される当接面30cである(図3)。
・取付方法
実施形態1の取付構造1は、例えば、ブレード3のタブ31をシェル2の凹部20に挿入⇒ブレード3を押圧、という工程を経て構築することができる。挿入及び押圧は、ブレード3の枚数及びタブ31の個数に応じて繰り返し行う。
まず、ブレード3のタブ31をシェル2の凹部20に挿入する(図1(B))。タブ31の屈曲片311の幅(角部311a,311b間の距離)が、凹部20の幅と同等以下程度であるため、タブ31を凹部20に挿入し易い。このとき、タブ31は、屈曲片311の角部311cが凹部20の底面23に接触した状態で、ブレード本体30側の部分(調整部312)が凹部20の開口側から若干突出している。
次に、ブレード3を押圧する(図1(B))。ここでは、ブレード本体30の加圧面30pをハンマーHで押圧する。そうすると、加圧面30pからの荷重が調整部312に作用する(白矢印)。そして、この荷重によって、屈曲片311の角部311cが凹部20の底面23に圧接されると共に、その角部311cを支点として、屈曲片311が凹部20の深さ方向に圧縮され、屈曲片311の角部311a,311bが互いに離反する方向(凹部20の幅方向)に広がり、角部311a,311bが凹部20の両側面21,22に圧接される。このとき、各角部311a,311b,311cから各面21,22,23に圧接力が作用する(黒矢印)。ブレード3の押圧は、ブレード本体30の当接面30c(図3)がシェル2の内周面2iに当接するまで行う。
取付構造1が構築されると、図1(A)に示すように、屈曲片311の各角部311a,311b,311cは、凹部20の各面21,22,23にそれぞれ圧接し、さらに各面21,22,23に食い込んで固定される。
・その他
ブレード3は、外周縁側がシェル2に固定されると共に、内周縁側が円環状のコアリング5に固定される(図2,4)。そのため、ブレード3は、その内周縁から突出する複数のタブ35を円環状のコアリング5への固定部分として備える。コアリング5は、図2に示すように、タブ35がそれぞれ挿通される複数のタブ孔50を備える。
ブレード3のコアリング5への固定は、上述した取付構造1の構築後、コアリング5のタブ孔50にタブ35を挿入し(図4の二点鎖線を参照)、タブ35を折り曲げる(図2,4)。このとき、ブレード3は、シェル2に強固に固定されているため、タブ35の折り曲げを安定して行える。
・効果
実施形態1のトルクコンバータにおけるブレードの取付構造1は、屈曲片311の各角部311a,311b,311cが、凹部20の両側面21,22及び底面23のそれぞれに食い込んで固定されているため、ブレード3がシェル2に対して強固に固定される。取付構造1の構築前におけるタブ31の屈曲片311の形状・大きさを調整することで、ブレード本体30の外周縁(当接面30c)がシェル2の内周面2iに当接するまでブレード3を押圧すれば、屈曲片311が所望の圧縮状態に塑性変形され、その塑性変形に伴って各角部311a,311b,311cが各面21,22,23に対してバランスよく圧接される。よって、タブ31をシェル2の凹部20に挿入して、ブレード3を凹部20の深さ方向に押圧するだけで、シェル2に対するブレード3の固定を容易に行うことができる上に、固定力が実質的に一定となるように管理し易い。そのため、上記の取付構造1は、シェル2に対するブレード3の固定を、安定して精度良く行うことができる。
上記の取付構造1は、ブレード本体30にシェル2の内周面2iに略平行となる加圧面30pが形成されているため、この加圧面30pをハンマーHなどの押圧部材で押圧でき、タブ31を凹部20の深さ方向に押圧し易い。加圧面30pがブレード本体30の外周縁近傍に形成されていることでタブ31に近く、また加圧面30pがシェル2の内周面2iに略平行となっているため、加圧面30pに作用する荷重をタブ31に効果的に伝達できる。
上記の取付構造1は、タブ31が調整部312を備えることで、屈曲片311の圧縮状態を制御し易い。調整部312が凹部20の深さ方向に沿った直線状であるため、調整部312の長さを調整することで、屈曲片311の圧縮量を画一化し、作業者による圧縮量のばらつきを抑制することができる。
上記の取付構造1は、ブレード3のタブ31をシェル2の凹部20に挿入⇒ブレード3を押圧、という簡易な工程で構築することができる。よって、従来のようなかしめ作業を不要とでき、作業性に優れる。もちろん、上記の取付構造1の構築後に、従来のようなかしめ作業を行ってもよい。この場合、上記の取付構造1によってブレード3はシェル2に強固に固定できているため、かしめ量を削減することができる。
《変形例1−1》
実施形態1では、ブレード本体30の外周縁近傍をクランク状に形成し、ブレード本体30に加圧面30pを設ける形態を説明した。その他、ブレード本体は、内周側から外周側に亘って一様に平坦であってもよい。この場合、ブレード本体の内周縁をハンマーなどで押圧することで、実施形態1と同様に、屈曲片を所望の圧縮状態に塑性変形でき、その塑性変形に伴う各角部の圧接による凹部への固定を行うことができる。
《変形例1−2》
実施形態1では、タブ31が調整部312を備え、屈曲片311がブレード本体30に対して調整部312を介して間接的に接続される形態を説明した。その他、タブは調整部を備えず屈曲片からなり、屈曲片がブレード本体に直接的に接続されていてもよい。この場合であっても、取付構造の構築前における屈曲片の形状・大きさを調整することで、ブレードの押圧によって屈曲片を所望の圧縮状態に塑性変形でき、その塑性変形に伴う各角部の圧接による凹部への固定を行うことができる。
《実施形態2》
実施形態1では、屈曲片311が、ブレード本体30側から順に、凹部20の一側面21、底面23、他側面22に向かって屈曲しながら延設された形状(図1を参照)である形態を説明した。その他、屈曲片は、ブレード本体側から順に、図1に示す凹部20の他側面22、底面23、一側面21に向かって屈曲しながら延設された形状であってもよい。また、屈曲片は、ブレード本体側から順に、図1に示す凹部20の一側面21、他側面22、底面23に向かって屈曲しながら延設されたジグザグ形状であってもよい。このジグザグ形状は、ブレード本体側から順に、図1に示す凹部20の他側面22、一側面21、底面23に向かって屈曲しながら延設されてもよい。
ブレード本体が備える複数のタブは、屈曲片が全て同一形状であってもよいし、上述した形状を組み合わせてもよい。また、ブレード本体が備える複数のタブは、屈曲片を備えるタブと、屈曲片を備えないタブ(従来用いていた直線状などのタブ)とを組み合わせてもよい。屈曲片を備えないタブの場合、かしめによって固定すればよい。例えば、図3における右端のタブを従来の直線状のタブとし、他のタブを本発明における屈曲片を備えるタブとしても良い。但し、直線状のタブをブレードのどの位置のタブに用いるかは、この例に限定されるわけではない。
《実施形態3》
実施形態1,2では、トルクコンバータのポンプインペラのシェルにブレードを固定する場合について説明した。その他、トルクコンバータのタービンランナのシェルにブレードを固定する場合に、実施形態1,2の取付構造を適用できる。
本発明のトルクコンバータにおけるブレードの取付構造は、自動車のエンジンなどの動力を自動変速機に伝達するトルクコンバータにおいて、ポンプインペラのシェルやタービンランナのシェルとブレードとの固定に利用できる。
1 トルクコンバータにおけるブレードの取付構造
2 シェル 2i 内周面
20 凹部 21 一側面 22 他側面 23 底面
3 ブレード
30 ブレード本体 30p 加圧面 30c 当接面
31 タブ 311 屈曲片 311a,311b,311c 角部
312 調整部
35 タブ
5 コアリング 50 タブ孔
H ハンマー

Claims (1)

  1. 凹部を有するシェルと、
    前記凹部に挿入されるタブを有するブレードと、を備え、
    前記タブは、前記凹部の深さ方向に圧縮されることで、前記凹部の幅方向に広がるように塑性変形された屈曲片を備え、
    前記屈曲片は、前記塑性変形に伴って前記凹部の両側面及び底面の各々に圧接される角部を備えるトルクコンバータにおけるブレードの取付構造。
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