JP2016205026A - 自動車の施錠制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動車のドアの施錠を簡単に行うことができるようにする。【解決手段】自動車は、左右のうちの一方側(この例では左側)にスライドドアを備え、他方側(この例では右側)には、前席用のヒンジ式ドアである右前ドアと、後席用のヒンジ式ドアである右後ドアとを備える。更に自動車は、スライドドアをユーザの操作部に対する操作に応じて自動的に閉じるスライドドア制御装置を備える。この自動車に適用される施錠制御装置は、スライドドアの閉作動中に右後ドアが開状態から閉じられたか否かを判定し(S110,S120)、この判定により肯定判定した場合に、スライドドアが閉状態になったことを検知すると(S140:YES)、スライドドアを含む全ドアの施錠を実施する(S150)。【選択図】図3

Description

本発明は、スライドドアを備えた自動車の施錠制御装置に関する。
自動車に備えられたスライドドアの閉作動中に、ユーザが施錠スイッチを操作すると、スライドドアの閉完了後に、スライドドアの施錠を実施する装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−214267号公報
上記の装置では、ドアを施錠するために施錠スイッチの操作が必要であるため、ユーザの両手が何らかの理由でふさがっている状態(例えば幼児を両手で抱っこしているような状態)では、ドアの施錠を行うことができないという問題がある。
そこで、本発明は、自動車のドアの施錠を簡単に行うことができるようにすることを目的としている。
第1発明の施錠制御装置が適用される自動車は、左右のうちの一方側にスライドドアを備え、左右のうちの他方側には、前席用のヒンジ式ドアである他方側前ドアと、後席用のヒンジ式ドアである他方側後ドアとを備える。更に、この自動車は、開状態のスライドドアを、ユーザの操作部に対する操作に応じて自動的に閉じるスライドドア制御装置を備える。尚、自動車のドアが開状態とは、そのドアが開いているということであり、詳しくは、閉じていない(閉状態ではない)ということである。
そして、第1発明の施錠制御装置は、条件判定手段と、施錠実施手段とを備える。
条件判定手段は、スライドドア制御装置によるスライドドアの閉作動中に他方側後ドアが開状態から閉じられたか否かを判定する後ドア用判定手段を有する。そして、条件判定手段は、後ドア用判定手段により肯定判定した場合(つまり、スライドドアの閉作動中に他方側後ドアが開状態から閉じられたと判定した場合)に、施錠予約条件が成立したと判定する。
施錠実施手段は、条件判定手段により施錠予約条件が成立したと判定された場合に動作し、スライドドアが閉状態になったことを検知すると、スライドドアを含む自動車の全ドアの施錠を実施する。
この施錠制御装置によれば、スライドドアの閉作動中に、そのスライドドア側とは反対側の後席用ドアである他方側後ドアを閉じることで、スライドドアの閉完了後に全てのドアを自動的に施錠することができる。よって、自動車のユーザは、特別なスイッチ操作をすることなく、ドアの施錠を簡単に行うことができる。
例えば、以下のような場合に、ドアの施錠を簡単に行うことができる。
スライドドア側とは反対側の後席(他方側後ドアの席)に幼児Aが乗っており、スライドドア側とは反対側の前席(他方側前ドアの席)に大人Bが乗っており、更に、スライドドア側の前席又は後席には自分でスライドドアの操作ができる人(子供又は大人)Cが乗っているとする。そして、人Cがスライドドアから降車して、スライドドアを自動的に閉じる操作を行い、また、大人Bが他方側前ドアから降車して他方側前ドアを閉じた後に他方側後ドアを開け、幼児Aを抱っこして降車させようとしたとする。その場合、大人Bは、スライドドアの閉作動中(即ち閉状態になる前)に他方側後ドアを閉じるだけで、全てのドアを自動的に施錠することができる。
また、この施錠制御装置では、後席用のドアである他方側後ドアの「開→閉」を、施錠予約条件を成立させる一部の条件としているため、施錠予約条件が不必要に成立してしまうこと(延いては、ドアの自動施錠が不必要に行われてしまうこと)を回避することができる。例えば、前席に座っていた人が、一時的に降車したい場合に、他方側前ドアを閉じたことだけで自動施錠が実施されてしまう、といったことを回避することができる。
なお、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
第1実施形態の自動車を説明する説明図である。 第1実施形態の施錠制御装置とそれの周辺装置とを表す構成図である。 第1実施形態の施錠制御処理を表すフローチャートである。 第2実施形態の施錠制御処理を表すフローチャートである。 第3実施形態の施錠制御処理を表すフローチャートである。 第4実施形態の施錠制御処理を表すフローチャートである。 第5実施形態の施錠制御処理を表すフローチャートである。
以下に、本発明が適用された実施形態の施錠制御装置について説明する。
[第1実施形態]
〈本実施形態の構成〉
図1に示すように、本実施形態の施錠制御装置11(図2参照)が適用される自動車1の左側には、スライドドア3が設けられている。スライドドア3は電動式のスライドドアである。また、この例において、スライドドア3は、前席用と後席用との両方を兼ねたドアである。一方、自動車1の右側には、前席用のヒンジ式ドアである右前ドア5(他方側前ドアに相当)と、後席用のヒンジ式ドアである右後ドア7(他方側後ドアに相当)とが、設けられている。
尚、自動車1の左右とは、車両についての一般的な左右であり、自動車1の後方から前方を見た場合の左右である。また、以下の説明において、自動車1の各ドア(スライドドア3、右前ドア5、右後ドア7)を特に区別しない場合には、単に、ドアという。また、図1において、符号「3a」,「5a」,「7a」の各々が付されている部分は、各ドア3,5,7のノブである。
この例において、自動車1は右ハンドル車である。このため、自動車1においては、右側前席が運転席であり、右前ドア5は、運転席のドア(運転者用のドア)となっている。そして、左側前席が助手席であり、助手席の人は、通常、スライドドア3から乗り降りすることとなる。また、後席の人は、通常、スライドドア3と右後ドア7との何れかから乗り降りすることとなる。
次に、図2に示すように、本実施形態の施錠制御装置11には、スライドドア3の施錠装置13と、右前ドア5の施錠装置15と、右後ドア7の施錠装置17と、が接続されている。施錠装置13〜17の各々は、施錠制御装置11からの駆動信号を受けることで、各ドア3〜7を施錠する。
更に、施錠制御装置11には、スライドドア3の作動検知器21と、スライドドア3の開閉検知器23と、右前ドア5の開閉検知器25と、右後ドア7の開閉検知器27と、が接続されている。
また、自動車1には、スライドドア制御装置31と、スライドドア開閉装置32と、スライドドア3用の開閉スイッチ33,34とが、備えられている。
スライドドア開閉装置32は、スライドドア3を開閉させるための動力源であるモータや、そのモータの駆動力によりスライドドア3を開閉作動させる動力伝達機構などによって構成されている。そして、スライドドア開閉装置32は、スライドドア制御装置31からの指令に応じて、スライドドア3を開いたり閉じたりする。
開閉スイッチ33,34は、自動車1のユーザがスライドドア3を開閉させる場合に操作するスイッチである。一方の開閉スイッチ33は、車室内(自動車1の車内)に設けられており、他方の開閉スイッチ34は、車室外に設けられている。開閉スイッチ33は、例えば、押されるとオンするプッシュ式のスイッチである。開閉スイッチ34は、例えば、スライドドア3のドアノブ3aが引かれるとオンするスイッチである。開閉スイッチ33,34のオンオフ状態を示す信号は、スライドドア制御装置31に入力される。
スライドドア制御装置31は、スライドドア3が開状態の場合に、開閉スイッチ33,34の何れかがオンされると、スライドドア開閉装置32に指令を与えて、スライドドア3を自動的に閉じる。また、スライドドア制御装置31は、スライドドア3が閉状態の場合に、開閉スイッチ33,34の何れかがオンされると、スライドドア開閉装置32に指令を与えて、スライドドア3を自動的に開いて全開にする。
作動検知器21は、スライドドア開閉装置32の作動状態(例えば、上記モータへの通電の有無及び通電方向)により、少なくともスライドドア3が閉作動中であるかを判定し、その判定結果を示す信号を施錠制御装置11に出力する。尚、スライドドア3の閉作動中とは、開状態のスライドドア3がスライドドア制御装置31の制御によって自動的に閉じられている最中のことである。
開閉検知器23は、スライドドア3の開閉状態を示す信号を施錠制御装置11に出力する。開閉検知器25は、右前ドア5の開閉状態を示す信号を施錠制御装置11に出力する。開閉検知器27は、右後ドア7の開閉状態を示す信号を施錠制御装置11に出力する。
このため、施錠制御装置11は、各開閉検知器23〜27からの信号に基づいて、各ドア3〜7の開閉状態を判定することができ、また、作動検知器21からの信号に基づいて、スライドドア3が閉作動中であるか否かを判定することができる。
そして、施錠制御装置11は、当該施錠制御装置11の動作を司るマイコンの構成要素として、CPU41、ROM42及びRAM43などを備えている。
〈本実施形態の処理〉
次に、施錠制御装置11が自動車1のドア3〜7を施錠するために行う施錠制御処理について、図3を用い説明する。尚、施錠制御装置11の動作は、実際には、CPU41がROM42内のプログラムを実行することで実現される。
施錠制御装置11は、例えばスライドドア3の閉作動が開始されると、図3に示す施錠制御処理の実行を開始する。
図3に示すように、施錠制御装置11は、施錠制御処理を開始すると、S110にて、スライドドア3が閉作動中であるか否かを判定する。そして、スライドドア3が閉作動中ではないと判定した場合には(S110:NO)、そのまま当該施錠制御処理を終了するが、スライドドア3が閉作動中であると判定した場合には(S110:YES)、S120に進む。
施錠制御装置11は、S120では、右後ドア7が開状態から閉じられたか否かを判定する。そして、右後ドア7が開状態から閉じられていないと判定した場合には(S120:NO)、S110に戻るが、右後ドア7が開状態から閉じられたと判定した場合には(S120:YES)、S125に進む。
施錠制御装置11は、S125では、自動車1のドアのうち、スライドドア3以外の全てのドア(この例では右前ドア5と右後ドア7)が閉状態であるか否かを判定する。尚、本実施形態では、スライドドア3以外のドアが、右前ドア5と右後ドア7との2つであり、S120からS125に進んだ場合には、右後ドア7が既に閉状態であるため、S125では、右前ドア5についてだけ閉状態であるか否かを判定するようになっていても良い。右前ドア5が閉状態であれば、スライドドア3以外の全てのドア5,7が閉状態であると判定することができるからである。
施錠制御装置11は、上記S125にて、スライドドア3以外の全てのドア5,7が閉状態であると判定しなかった場合、つまり、スライドドア3以外の何れかのドアが開状態である場合(この例では右前ドア5が開状態である場合)には、S110に戻る。
一方、施錠制御装置11は、上記S125にて、スライドドア3以外の全てのドア5,7が閉状態であると判定した場合には、施錠予約条件が成立したと判定して、S130に進む。施錠予約とは、スライドドア3が閉作動により閉じてから全ドア3〜7を施錠することの予約であり、施錠予約条件とは、施錠予約を発生させる条件である。
施錠制御装置11は、S130では、施錠予約を確定させ、その後、S140に進む。
例えば、S130では、記憶手段としてのRAM43に記憶される施錠予約フラグの値を、施錠予約条件が成立したことを示す値(この例では“1”)にする。値が“1”である施錠予約フラグは、施錠予約条件が成立したことを示す履歴情報に相当する。また、施錠予約フラグの初期値は“0”である。尚、このS130の処理は無くても良い。
施錠制御装置11は、S140では、スライドドア3が閉状態になったか否かを判定して、スライドドア3が閉状態になるまで待つ。そして、このS140にてスライドドア3が閉状態になったと判定すると、S150に進む。
施錠制御装置11は、S150では、全ドア3〜7の施錠を実施する。具体的には、各施錠装置13〜17に駆動信号を与えることで、全てのドア3〜7を施錠する。そして、ステップとしての図示は省略しているが、施錠制御装置11は、全ドア3〜7の施錠を実施すると、前述の施錠予約フラグを“0”に初期化し、その後、当該施錠制御処理を終了する。尚、上記S130で施錠予約フラグの値を“1”にしないのであれば、施錠予約フラグを“0”に初期化する処理を行う必要はない。
〈本実施形態による効果〉
上記の施錠制御装置11は、図3におけるS110及びS120の判定処理(以下、後ドア用判定処理という)により、スライドドア3の閉作動中に右後ドア7が開状態から閉じられたか否かを判定している。そして、この後ドア用判定処理で肯定判定した場合(つまり、スライドドア3の閉作動中に右後ドア7が開状態から閉じられたと判定した場合)に、施錠予約条件が成立したと判定する。そして更に、施錠予約条件が成立したと判定した場合に、スライドドア3が閉状態になったことを検知すると(S140:YES)、全てのドア3〜7の施錠を実施する(S150)。
この施錠制御装置11によれば、自動車1のユーザは、スライドドア3の閉作動中に、右後ドア7を閉じることで、スライドドア3の閉完了後に全てのドア3〜7を自動的に施錠することができる。よって、自動車1のユーザは、特別なスイッチ操作をすることなく、ドア3〜7の施錠を簡単に行うことができる。
1つの状況例を挙げて説明する。
例えば、自動車1において、右後席に(右後ドア7の席)に幼児Aが乗っており、運転席(右前ドア5の席)に大人Bが乗っており、更に、助手席又は左後席には自分でスライドドア3の操作ができる人(子供又は大人)Cが乗っているとする。そして、人Cがスライドドア3から降車して、スライドドア3を自動的に閉じる操作(この例では開閉スイッチ34をオンする操作)を行い、また、大人Bが右前ドア5から降車して右前ドア5を閉じた後に右後ドア7を開け、幼児Aを抱っこして降車させようとしたとする。その場合、大人Bは、スライドドア3の閉作動中に右後ドア7を閉じるだけで、全てのドア3〜7を自動的に施錠することができるため、非常に便利である。
また、この施錠制御装置11では、右後ドア7の「開→閉」を、施錠予約条件を成立させる一部の条件としているため、施錠予約条件が不必要に成立してしまうこと(延いては、ドアの自動施錠が不必要に行われてしまうこと)を回避することができる。例えば、運転者が、一時的に降車したい場合に、右前ドア5を閉じたことだけで自動施錠が実施されてしまう、といったことを回避することができる。
更に、施錠制御装置11は、施錠予約条件を成立させる条件として、スライドドア3以外の全てのドアが閉状態であるか否かも判定している(S125)。つまり、後ドア用判定処理によって肯定判定し(S110及びS120:YES)、且つ、S125の判定処理でスライドドア3以外の全てのドア5,7が閉状態であると肯定判定した場合に、施錠予約条件が成立したと判定する。
このため、スライドドア3が閉状態になって施錠を実施する際には、全てのドア3〜7が閉じていることとなる。よって、全てのドア3〜7の施錠を確実に行うことができる。換言すると、何れかのドアが開いている状態で施錠を実施しても、その開いているドアは施錠されないため、無駄な施錠動作(延いては施錠のための電力消費)を防ぐことができる。
尚、本第1実施形態では、S110〜S125処理が、条件判定手段としての処理の一例に相当し、そのうちで、S110,S120の処理が、後ドア用判定手段としての処理の一例に相当し、S125の処理が、状態判定手段としての処理の一例に相当している。また、S140,S150の処理が、施錠実施手段としての処理の一例に相当している。
〈第1実施形態の変形例1〉
図3の施錠制御処理において、S125の判定を削除しても良い。その場合、S110,S120の処理が、条件判定手段としての処理の一例に相当する。尚、S125を設ける方が、前述したように、全てのドア3〜7の施錠を確実に行うことができるという利点がある。
〈第1実施形態の変形例2〉
図3の施錠制御処理において、例えばS130では、施錠予約が確定したこと(換言すれば施錠予約条件が成立したこと)を、ユーザに通知する処理も行うようにしても良い。ユーザへ通知する処理としては、例えば、自動車1のハザードランプを所定のパターンで点滅させたり、所定の音を鳴らしたりする処理などが考えられる。
〈第1実施形態の変形例3〉
図3の施錠制御処理において、例えばS150では、施錠を実施したことを、ユーザに通知する処理も行うようにしても良い。ユーザへ通知する処理としては、例えば、自動車1のハザードランプを所定のパターンで点滅させたり、所定の音を鳴らしたりする処理や、自動車1のサイドミラーを格納動作させる処理などが考えられる。
尚、上記変形例1〜3は、後述する他の実施形態についての同様に適用することができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態の施錠制御装置について説明するが、施錠制御装置の符号としては、第1実施形態と同じ“11”を用いる。また、第1実施形態と同様の構成要素や処理についても、第1実施形態と同じ符号を用いる。そして、このことは、後述する他の実施形態についても同様である。
第2実施形態の施錠制御装置11は、第1実施形態と比較すると、図3の施錠制御処理に代えて、図4の施錠制御処理を実行する点が異なる。また、図4の施錠制御処理は、スライドドア3が閉状態から開状態になったときに、実行が開始される。
そして、図4の施錠制御処理は、図3の施錠制御処理と比較すると、S110の前にS100とS105が追加されている点と、S110で「NO」と判定された場合に、S100へ戻るようになっている点とが異なる。
図4に示すように、第2実施形態の施錠制御装置11は、施錠制御処理を開始すると、S100にて、スライドドア3が開状態であるか否かを判定する。そして、スライドドア3が開状態でなければ(閉状態であれば:S100:NO)、そのまま当該施錠制御処理を終了するが、スライドドア3が開状態であれば(S100:YES)、S105に進む。
施錠制御装置11は、S105では、スライドドア3が今回開状態になってから、右前ドア5が1回でも開状態から閉じられたか否かを判定する。そして、右前ドア5が開状態から閉じられていないと判定した場合には(S105:NO)、S100に戻るが、右前ドア5が開状態から閉じられたと判定した場合には(S105:YES)、S110に進む。
施錠制御装置11は、S110にて、スライドドア3が閉作動中ではないと判定した場合には、S100に戻る。よって、スライドドア3が今回開状態になってから、右前ドア5が開状態から閉じられた時点で、スライドドア3の閉作動が未だ開始されていなければ、スライドドア3の閉作動が開始されるまでS100〜S110の処理が繰り返される。そして、スライドドア3の閉作動が開始されると、施錠制御装置11は、S110で「YES」と判定して、S120に進むこととなる。また、右前ドア5が開状態から閉じられた時点で、既にスライドドア3の閉作動が開始されていた場合には、S110からS120へすぐに進むこととなる。
つまり、第2実施形態の施錠制御装置11は、S100及びS105の判定処理(以下、前ドア用判定処理という)により、スライドドア3が開状態の場合に右前ドア5が開状態から閉じられたか否かを判定している。そして、この前ドア用判定処理で肯定判定(つまり、スライドドア3が開状態の場合に右前ドア5が開状態から閉じられたと判定)した後、前述の後ドア用判定処理でスライドドア3の閉作動中に右後ドア7が開状態から閉じられたと肯定判定した場合に、施錠予約条件が成立したと判定している。
この第2実施形態によれば、スライドドア3が開いている最中に、運転者が右前ドア5から降車して右前ドア5を閉じ、その後、運転者がスライドドア3の閉作動中に右後ドア7を開け閉めした、という場合に、施錠予約条件を成立させることができる。
このため、例えば前述した状況例の場合においてドア3〜7の施錠を簡単に行うことができるようにしつつ、第1実施形態よりも、施錠予約条件の成立頻度を適切に下げることができる。
尚、本第2実施形態では、S100〜S125の処理が、条件判定手段としての処理の一例に相当し、そのうちで、S100,S105の処理が、前ドア用判定手段としての処理の一例に相当している。
[第3実施形態]
第3実施形態の施錠制御装置11は、第2実施形態と比較すると、図4の施錠制御処理に代えて、図5の施錠制御処理を実行する点が異なる。そして、図5の施錠制御処理は、図4の施錠制御処理と比較すると、S130とS140との間にS132,S135が追加されている点が異なる。
図5に示すように、第3実施形態の施錠制御装置11は、S130で施錠予約を確定させた後、S132に進む。
施錠制御装置11は、S132では、スライドドア3以外の何れかのドア(この例では右前ドア5又は右後ドア7)が閉状態から開かれたか否かを判定する。そして、スライドドア3以外の何れかのドアが閉状態から開かれたと判定した場合には(S132:YES)、S135に進み、S130で確定した施錠予約を解除する。具体的には、RAM43内の施錠予約フラグを“1”から“0”に書き換える。施錠予約フラグを“0”に書き換えることは、前述した履歴情報の消去に相当する。そして、その後、当該施錠制御処理を終了する。よって、この場合には、施錠予約条件が成立したにも拘わらず、ドア3〜7の施錠が禁止される。
また、施錠制御装置11は、上記S132で「NO」と判定(否定判定)した場合には、そのままS140に進む。そして、施錠制御装置11は、S140にて、スライドドア3が未だ閉状態になっていないと判定した場合には、S132に戻る。
つまり、第3実施形態の施錠制御装置11は、S130で施錠予約を確定させてから(換言すれば、施錠予約条件が成立したと判定してから)、S150で施錠を実施するまでの間に、スライドドア3以外の何れかのドア(5又は7)が閉状態から開かれたか否かを判定している(S132)。そして、スライドドア3以外の何れかのドアが閉状態から開かれたと判定した場合には(S132:YES)、S140へ進まずに、そのまま当該施錠制御処理を終了することにより、その後、スライドドア3が閉状態になってもドア3〜7の施錠が実施されるのを禁止している。
このため、自動車1のユーザは、施錠予約条件を成立させてから、スライドドア3が閉じる前に、スライドドア3以外の何れかのドアを開くことで、自動施錠が実施されることを故意にキャンセルすることができる。よって、利便性が更に向上する。
尚、S135の処理は無くても良く、S132で「YES」と判定した場合には、そのまま施錠制御処理を終了するように構成しても良い。また、第3実施形態の内容は、第1実施形態に対しても同様に適用することができる。また、本第3実施形態では、S132の処理が、施錠キャンセル手段としての処理の一例に相当している。
[第4実施形態]
第4実施形態の施錠制御装置11は、第3実施形態と比較すると、図5の施錠制御処理に代えて、図6の施錠制御処理を実行する点が異なる。そして、図6の施錠制御処理は、図5の施錠制御処理と比較すると、S132で「YES」と判定した場合に、S110に戻るようになっている。
つまり、第4実施形態の施錠制御装置11では、S132で「YES」と判定して、S140へ進まない場合(つまり、施錠を禁止した場合)には、S110に戻ることで、右後ドア7がスライドドア3の閉作動中に再び開状態から閉じられたか否かを判定している(S110,S120)。そして、右後ドア7が再び開状態から閉じられたことを条件にして、S150による施錠が許可されるようにしている。
このため、自動車1のユーザは、自動施錠が実施されることを故意又は無意識にキャンセルした場合でも、スライドドア3が閉状態になる前に右後ドア7を再び開状態から閉じることで、スライドドア3の閉完了後に自動施錠が実施されるようにすることができる。よって、利便性を一層向上させることができる。
尚、第4実施形態の内容は、第1又は第2実施形態に対しても同様に適用することができる。また、本第4実施形態では、S132で「YES」と判定された場合のS110,S120の処理が、許可手段としての処理の一例に相当している。
[第5実施形態]
第5実施形態の施錠制御装置11は、第4実施形態と比較すると、図6の施錠制御処理に代えて、図7の施錠制御処理を実行する点が異なる。そして、図7の施錠制御処理は、図6の施錠制御処理と比較すると、S127が追加されている点が異なる。
図6に示すように、施錠制御装置11は、S125で「YES」と判定した場合に、S127に進む。そして、施錠制御装置11は、S127では、車室内に自動車1のキーがあるか否かを判定し、車室内にキーがあると判定した場合にはS110に戻り、車室内にキーがないと判定した場合には、施錠予約条件が成立したと判定して、S130に進む。
例えば、自動車1のキーが、イグニッションキーシリンダーに差し込まれるメカニカルなキーであれば、イグニッションキーシリンダーにキーが差し込まれているか否かを検出するスイッチからの信号により、車室内にキーがあるか否かを判定することができる。また例えば、キーが、車室内の通信装置と通信する電子キーであれば、その通信装置の通信結果に基づいて、車室内にキーがあるか否かを判定することができる。
つまり、第5実施形態では、施錠予約条件として、車室内に自動車1のキーが無いことを加えている。このような第5実施形態によれば、車室内にキーがあるのに施錠してしまうこと(いわゆるキーの綴じ込み)を防止することができる。
尚、第5実施形態の内容は、第1〜第3実施形態に対しても同様に適用することができる。また、本第5実施形態では、S100〜S127の処理が、条件判定手段としての処理の一例に相当している。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得る。
例えば、自動車1の右側にスライドドア3が設けられ、自動車1の左側にドア5,7が設けられていても良い。また、自動車1は左ハンドル車でも良い。また、自動車1において、スライドドア3が設けられる側にも、前席用のヒンジ式ドアが設けられていても良い。また、上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合させたりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言によって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。また、上述した施錠制御装置の他、当該施錠制御装置を構成要素とするシステム、当該施錠制御装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した媒体、施錠制御方法など、種々の形態で本発明を実現することもできる。
1…自動車、3…スライドドア、5…右前ドア(他方側前ドア)、7…右後ドア(他方側後ドア)、11…施錠制御装置、31…スライドドア制御装置、33,34…開閉スイッチ

Claims (5)

  1. 左右のうちの一方側にスライドドア(3)を備え、左右のうちの他方側には、前席用のヒンジ式ドアである他方側前ドア(5)と、後席用のヒンジ式ドアである他方側後ドア(7)とを備え、更に、開状態の前記スライドドアを、ユーザの操作部(33,34)に対する操作に応じて自動的に閉じるスライドドア制御装置(31)を備えた自動車(1)に適用される施錠制御装置(11)であって、
    前記スライドドア制御装置による前記スライドドアの閉作動中に前記他方側後ドアが開状態から閉じられたか否かを判定する後ドア用判定手段(S110,S120)を有し、この後ドア用判定手段により肯定判定した場合に、施錠予約条件が成立したと判定する条件判定手段(S100〜S127)と、
    前記条件判定手段により前記施錠予約条件が成立したと判定された場合に動作し、前記スライドドアが閉状態になったことを検知すると、前記スライドドアを含む前記自動車の全ドアの施錠を実施する施錠実施手段(S140,S150)と、
    を備えることを特徴とする自動車の施錠制御装置。
  2. 請求項1に記載の自動車の施錠制御装置において、
    前記条件判定手段は、
    前記自動車のドアのうち、前記スライドドア以外の全てのドアが閉状態であるか否かを判定する状態判定手段(S125)も有し、前記後ドア用判定手段により肯定判定し、且つ、前記状態判定手段により肯定判定した場合に、前記施錠予約条件が成立したと判定すること、
    を特徴とする自動車の施錠制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の自動車の施錠制御装置において、
    前記条件判定手段は、
    前記スライドドアが開状態の場合に前記他方側前ドアが開状態から閉じられたか否かを判定する前ドア用判定手段(S100,S105)も有し、前記前ドア用判定手段により肯定判定した後、前記後ドア用判定手段により肯定判定した場合に、前記施錠予約条件が成立したと判定すること、
    を特徴とする自動車の施錠制御装置。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の自動車の施錠制御装置において、
    前記条件判定手段により前記施錠予約条件が成立したと判定されてから、前記施錠実施手段が前記施錠を実施するまでの間に、前記自動車のドアのうち、前記スライドドア以外の何れかのドアが閉状態から開かれたことを検知した場合に、前記施錠実施手段による前記施錠を禁止する施錠キャンセル手段(S132)、を備えること、
    を特徴とする自動車の施錠制御装置。
  5. 請求項4に記載の自動車の施錠制御装置において、
    前記施錠キャンセル手段が前記施錠を禁止した場合に、前記他方側後ドアが前記スライドドアの閉作動中に再び開状態から閉じられたことを条件にして、前記施錠実施手段による前記施錠を許可する許可手段(S110,S120)、を備えること、
    を特徴とする自動車の施錠制御装置。
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