JP2016204330A - 舌苔除去用ゲルを調製するための組成物、及び舌苔除去用ゲル - Google Patents

舌苔除去用ゲルを調製するための組成物、及び舌苔除去用ゲル Download PDF

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Abstract

【課題】舌表面に強固に固着した舌苔を除去でき、かつ対象者への負担を極力低減することが可能な舌苔除去剤及び舌苔除去方法を提供する。
【解決手段】舌苔除去用ゲルを調製するための組成物であって、システインプロテアーゼ、並びにキサンタンガム、グアーガム、ヒアルロン酸、及びヒドロキシエチルセルロースからなる群から選択される少なくとも1種の増粘多糖類を含む、組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、舌苔除去用ゲルを調製するための組成物、及び当該組成物に関する。
舌苔(ぜったい)は、食物残渣、剥離した口内粘膜細胞、唾液成分(タンパク質等)、細菌、細菌の代謝物などが舌表面に付着することにより形成されるものであり、口臭発生の原因とされている。舌表面には舌乳頭と呼ばれる小さな突起(襞)が存在しており、舌苔は舌乳頭の隙間などに付着・堆積することにより形成されるため、歯磨きやうがいなどの日常の口腔ケアでは十分に除去することが困難である。特に、高齢や服薬による副作用などにより唾液の分泌量が減少すると口内が乾燥することから、舌苔が舌表面に強固に付着するため、その除去はさらに困難となる。
また、病気・事故等による寝たきりの入院中又は在宅の要介護者においては、自分自身で口内ケアを行うことができず、さらには上記のような高齢や服薬による副作用等による唾液の分泌量の減少などの要因が重なることによって、舌苔の除去はますます困難を極める。さらに、舌苔の蓄積は口臭発生の原因となることから、病室内の臭いの原因となり、要介護者のQOLを低下させてしまうなどの問題が生じ得る。
一般に、舌苔の除去方法としては、例えば、舌ブラシなどの専用の除去具を用いて舌表面をブラッシングし、舌苔を物理的に除去することが行われている(特許文献1等)。しかしながら、このような物理的な除去方法は、要介護者が自分自身でケアを行うことはできない。さらに、医師、歯科医師、看護師、歯科衛生士等の医療従事者、家族や介護ヘルパー等の介護者が行う場合であっても、ブラッシングの力加減が難しく、舌苔が強固に付着しているような場合には必要以上の力をかけてしまうことにより舌表面を傷つけてしまうおそれがある。
また、舌苔を物理的に除去する方法以外の方法としては、例えば、舌苔を酵素により化学的に分解する方法が報告されている。舌苔の分解能を有する酵素としてはプロテアーゼが知られており、具体的な形態としては、プロテアーゼを含む、可食性フィルム(特許文献2)、油脂状組成物(特許文献3)、キャンディー(特許文献4)、タブレット(特許文献5)などの食品が報告されている。
しかしながら、上記のような食品により舌苔の除去を行おうとする場合、当該食品を口内(特に、舌上)に保持しておくことと、フィルム、キャンディーやタブレットを溶解するための唾液が出ていることが重要である。要介護者は嚥下困難であることも多いため、誤嚥を引き起こす恐れがある。さらに、要介護者等は上記の通り、舌苔が舌表面に強固に付着しており、唾液の分泌低下をきたしているため、仮にこれらの食品を口内に保持できたとしても唾液による溶解ができず、舌苔の除去を十分に行うことができない。
上記のように、一般的な舌苔の除去方法は、健常者の舌苔の除去においては有効であるといえるものの、要介護者等のように舌苔が強固に付着しているなどの特殊な事情がある者を対象とする場合には必ずしも有効であるとは限らない。そのため、臨床現場では、舌表面に強固に付着した舌苔を除去でき、かつ対象者への負担を極力低減できるような除去剤や舌苔除去方法等が切望されている。
特開平8−47422号公報 特開2011−92068号公報 特開2009−227597号公報 国際公開第2007/105661号 国際公開第2007/026755号
本発明は、上記した従来技術の現状及び問題点に鑑みてなされたものであり、舌表面に強固に固着した舌苔を除去でき、かつ対象者への負担を極力低減することが可能な舌苔除去剤及び舌苔除去方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記した課題を解決するために鋭意検討を重ねた。本発明者らは、まず、舌苔を分解することができる酵素としてシステインプロテアーゼを用いることに着目した。また、臨床現場では、要介護者の舌表面にゲル状の保湿剤などを塗布することにより乾燥した舌苔を軟化させる(ふやかす)手法が採用されている。そこで、本発明者らは、医療従事者や介護者が要介護者等における舌苔の除去を好適に行うことが可能な舌苔除去剤の剤型として、ゲル剤に着目した。
しかしながら、要介護者等の対象者の舌表面にゲル剤を塗布する場合、ゲルから離水が起こると、誤嚥を引き起こすおそれがある。また、舌苔では口内細菌が繁殖している場合もあり、ゲルから離水した水を誤嚥することにより、咽喉の細菌感染や誤嚥性肺炎を引き起こすおそれもある。そこで、本発明者らは、離水を起こさない、つまり、保水性の高いゲルとすることが不可欠であるという結論に至った。
一方、ゲル剤とする場合、当該剤には当然水が含まれる。システインプロテアーゼは、水の存在下では経時安定性が悪く、酵素活性が低減してしまう可能性があるため、ゲル剤の形態で市場に流通させることは困難である。そこで、本発明者らは、使用時に水を添加することによりゲル剤を調製する(即ち、用時調製する)必要があるという結論に至った。
さらに、臨床現場においてゲル剤を用時調製する場合、当該ゲル剤を歯ブラシ、舌ブラシ、口腔ケア用スポンジブラシ等の器具や指などに付着させて対象者の舌表面にゲル剤を塗布することが想定される。この場合、ゲルの保型性が悪いと、ゲル剤が器具や指などから落下する可能性が高く、迅速なケアに支障をきたすおそれがある。また、患者の口内でゲルが崩壊すると誤嚥につながるおそれもある。さらに、対象者の舌表面にゲル剤を塗布する場合、ゲル剤を対象者の舌上にのせ、上記した器具や指などによりゲル剤を延ばし、ゲル剤を舌苔に満遍なく接触させる必要がある。例えば、対象者の口内が乾燥している場合、ゲルが固すぎるとゲル剤を延ばす際に舌表面を傷つけて出血等を引き起こすおそれがある一方で、ゲルが柔らかすぎると舌上に停滞せず、誤嚥を引き起こすおそれがある。そのため、ゲルの固さが非常に重要となる。そこで、本発明者らは、良好な保型性を有していながらも、容易に延ばせる程度の適度な固さを有するゲル、即ち、良好な保型性及び良好な延展性を両立させたゲルとすることが不可欠であるという結論に至った。
本発明者らは、上記した事項を全て充足し得るゲル剤を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、特定の増粘多糖類を採用することにより、良好な保水性を有し、かつ保型性及び延展性が共に優れたゲル剤を調製できることを見出した。本発明者は、かかる知見に基づき、さらなる研究を重ねることにより本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明は、代表的には、以下の項に記載の主題を包含する。
[項1]
舌苔除去用ゲルを調製するための組成物であって、
システインプロテアーゼ、並びに
キサンタンガム、グアーガム、ヒアルロン酸、及びヒドロキシエチルセルロースからなる群から選択される少なくとも1種の増粘多糖類
を含む、組成物。
[項2]
システインプロテアーゼが、パパインファミリーのシステインプロテアーゼ、ショウガプロテアーゼ、オリザイン、及びカテプシン類からなる群から選択される少なくとも1種である、上記項1に記載の組成物。
[項3]
パパインファミリーのシステインプロテアーゼが、パパイン、キモパパイン、ブロメライン、フィシン、及びアクチニジンからなる群から選択される少なくとも1種である、上記項2に記載の組成物。
[項4]
実質的に水を含まないことを特徴とする、上記項1〜3のいずれかに記載の組成物。
[項5]
上記項1〜4のいずれかに記載の組成物と水性溶媒とを混合することにより得られる、舌苔除去用ゲル。
[項6]
増粘多糖類の濃度が、ゲル全量を基準として0.25〜6質量%である、上記項5に記載の舌苔除去用ゲル。
本発明の組成物によれば、良好な保水性を有し、かつ良好な保型性及び延展性を共に有する舌苔除去用ゲルを調製することができる。
実施例1−2における薄層板試験において、水が拡散した場合の状況を示す図である。
以下、本発明について詳細に説明する。なお、本明細書において、「本発明の舌苔除去用ゲルを調製するための組成物」を「本発明の組成物」と記載することがある。
本発明の組成物は、システインプロテアーゼ、及び特定の増粘多糖類を含む。
本発明の組成物に含まれるシステインプロテアーゼは、舌苔を分解する作用を有するものであれば特に限定されず、このような作用を有するシステインプロテアーゼとしては、例えば、パパインファミリーのシステインプロテアーゼ、ショウガプロテアーゼ、オリザイン、及びカテプシン類などが挙げられる。これらの中でもパパインファミリーのシステインプロテアーゼが好ましい。パパインファミリーのシステインプロテアーゼとしては、パパイン、キモパパイン、ブロメライン、フィシン及びアクチニジンなどが挙げられ、これらの中でもパパイン及びブロメラインが好ましく、パパインが特に好ましい。本発明の組成物に含まれるシステインプロテアーゼとしては、上記したシステインプロテアーゼを1種単独で用いてもよいし、2種以上組み合わせて用いてもよい。また、2種以上組み合わせて用いる場合、その配合比率は、舌苔を分解する作用が損なわれない範囲において適宜設定することができる。
また、システインプロテアーゼは果物の果実や果皮等の植物体、樹液等の植物体の分泌物などに含まれることが知られている。例えば、パパインはパパイアの果実に、ブロメラインはパイナップルの果実に、フィシンはイチジクの樹液に、アクチニジンはキウイフルーツの果実に、ショウガプロテアーゼはショウガに、オリザインは米糠にそれぞれ含まれることが知られている。従って、本発明の組成物に含まれるシステインプロテアーゼとしては、システインプロテアーゼを含む植物体の抽出物であってもよい。なお、後述するように、システインプロテアーゼは、水の存在下においては酵素活性の経時安定性が悪いことから、植物体抽出物を用いる場合には、当該抽出物は水分が実質的に除去された乾燥抽出物であることが好ましい。また、植物体抽出物にはシステインプロテアーゼの酵素活性の失活を引き起こす成分が含まれている場合があるため、このような成分が除去された抽出物を用いることが好ましい。システインプロテアーゼの酵素活性の失活を引き起こす成分としては、例えば、果物の果実や果皮などに含まれる果糖や乳糖などの糖類が挙げられる。植物体抽出物は市販品を使用してもよいし、植物体から常法に従って抽出・濃縮等を行ってもよい。また、植物体抽出物の乾燥、及び植物体抽出物からのシステインプロテアーゼの酵素活性の失活を引き起こす成分の除去は、常法に従って行うことができる。
本発明の組成物に含まれる増粘多糖類は、キサンタンガム、グアーガム、ヒアルロン酸、及びヒドロキシエチルセルロースである。これらの増粘多糖類は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。換言すると、本発明の組成物に含まれる増粘多糖類は、キサンタンガム、グアーガム、ヒアルロン酸、及びヒドロキシエチルセルロースからなる群から選択される少なくとも1種の増粘多糖類である。
本発明の組成物は、後述するように、水性溶媒を添加して舌苔除去用ゲルを調製するために用いられる。従って、本発明の組成物に含まれるシステインプロテアーゼ及び増粘多糖類の含有量は、添加する水性溶媒の量に応じて適宜設定することができる。また、後述するように、水性溶媒の添加量は、舌苔除去用ゲルにおけるシステインプロテアーゼ及び増粘多糖類の含有量が後述する範囲となるように適宜設定することができる。例えば、本発明の組成物1質量部に対して4倍量の水性溶媒を添加することにより舌苔除去用ゲルを調製する場合、本発明の組成物に含まれるシステインプロテアーゼ及び増粘多糖類の含有量は、本発明の組成物全量を基準として、システインプロテアーゼにあっては0.0005〜50質量%程度(好ましくは0.005〜5質量%程度、より好ましくは0.005〜0.5質量%程度、さらに好ましくは0.025〜0.5質量%程度、特に好ましくは0.05〜0.5質量%程度)、増粘多糖類にあっては、1.25〜30質量%程度(好ましくは1.25〜25質量%程度、より好ましくは1.5〜25質量%程度、さらに好ましくは2〜25質量%程度、より一層好ましくは2.5〜25質量%程度、よりさらに一層好ましくは2.5〜17.5質量%程度、特に好ましくは2.5〜16.25質量%程度、最も好ましくは2.5〜10質量%程度)である。
また、システインプロテアーゼは、水の存在下において酵素活性の経時安定性が悪いため、本発明の組成物は、実質的に水を含まないことが好ましい。なお、本明細書において、「実質的に水を含まない」とは、原料に含まれる水(原料由来の水分)以外の水を含有しないことを意味する。即ち、本発明の組成物は、本発明の組成物に含まれるシステインプロテアーゼ及び増粘多糖類、並びに後述するその他の成分に含まれる水(システインプロテアーゼ及び増粘多糖類、並びに後述するその他の成分由来の水分)以外の水を含まないことが好ましい。本発明の組成物に含まれる水の含有量(水分含有量)は、本発明の組成物の性状や酵素活性に影響を与えない程度の量であればよく、具体的には、組成物全量を基準として、10質量%程度以下、好ましくは8質量%以下、より好ましくは5質量%以下、さらに好ましくは3質量%以下、よりさらに好ましくは2質量%以下、より一層好ましくは1質量%以下、よりさらに一層好ましくは0.5質量%以下、特に好ましくは0.1質量%以下、特に一層好ましくは0.01質量%以下、最も好ましくは0質量%(即ち、水を全く含まない)である。なお、水分含有量は、例えば、第十六改正日本薬局方の水分測定法(カールフィッシャー法)に記載の容量滴定法により測定することができる。
さらに、本発明の組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、その他の成分を含んでいてもよい。その他の成分としては、例えば、基剤、pH調整剤、着色料、矯味料、湿気防止剤などが挙げられる。
本発明の組成物は、上記の通り、実質的に水を含まないことが好ましいことから、本発明の組成物は、実質的に水を含まない形態であることが好ましい。具体的な形態としては、粉末状、粒状、顆粒状、錠剤状、カプセル状、ペレット状などの形態を例示することができる。
本発明の組成物は、舌苔除去用ゲルを調製するために用いられる(即ち、舌苔除去用ゲルを調製するための組成物である。)。本発明の舌苔除去用ゲルは、本発明の組成物と水性溶媒とを混合することにより調製することができる。
本発明の舌苔除去用ゲルを調製するために用いる水性溶媒は、水、又は水と口腔内に適用可能な有機溶媒との混合溶液である。口腔内に適用可能な有機溶媒としては、例えば、1価のアルコール(エタノール、プロパノール等)、多価アルコール(1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ペンチレングリコール(1,2−ペンタンジオール)、グリセリン、ジプロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、イソプレングリコール(イソペンチルジオール)等)などのアルコール類が挙げられる。水と口腔内に適用可能な有機溶媒との混合溶液は、水を主成分とするものであれば特に限定されず、具体的には、水を、50質量%以上、好ましくは60質量%以上、より好ましくは70質量%以上、さらに好ましくは80質量%以上、よりさらに好ましくは90質量%以上、特に好ましくは95質量%以上含む溶媒が挙げられる。なお、口腔内に適用可能な有機溶媒は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明の舌苔除去用ゲルを調製する際に添加する水性溶媒の量は、舌苔除去用ゲルに含まれるシステインプロテアーゼの含有量及び増粘多糖類の含有量がそれぞれ後述する範囲内となる量とすることが好ましい。
本発明の舌苔除去用ゲルに含まれるシステインプロテアーゼの含有量は、舌苔を分解する作用を発揮できる範囲であれば特に制限されず、例えば、ゲル全量を基準として、0.0001〜10質量%程度、好ましくは0.001〜1質量%程度、より好ましくは0.001〜0.1質量%程度、さらに好ましくは0.005〜0.1質量%程度、特に好ましくは0.01〜0.1質量%程度である。
また、本発明の舌苔除去用ゲルに含まれる増粘多糖類の含有量は、ゲル全量を基準として、0.25〜6質量%程度であることが好ましく、0.25〜5質量%程度であることがより好ましく、0.3〜5質量%程度であることがさらに好ましく、0.4〜5質量%程度であることがよりさらに好ましく、0.5〜5質量%程度であることがより一層好ましく、0.5〜3.5質量%程度であることがよりさらに一層好ましく、0.5〜3.25質量%程度であることが特に好ましい。舌苔除去用ゲルに含まれる増粘多糖類の含有量が上記した範囲であることによって、良好な保水性を有し、かつ良好な保型性を有していながらも、良好な延展性を有するゲルとなる。また、上記した範囲の中でも、増粘多糖類の含有量が0.5〜2質量%程度である場合には、本発明の組成物に水性溶媒を添加する際、各成分の水性溶媒への溶解性が高く、本発明の舌苔除去用ゲルを迅速に調製することができる。
本発明の舌苔除去用ゲルは、対象者の舌表面に塗布して使用される。本発明の舌苔除去用ゲルを舌表面に塗布することにより、舌苔除去用ゲルに含まれるシステインプロテアーゼの酵素作用により、舌苔が分解される。また、舌苔除去用ゲルに含まれる水分により舌苔自体が軟化される(ふやける)。従って、本発明の舌苔除去用ゲルは、換言すると、舌苔分解用ゲル、あるいは舌苔軟化用ゲルであるともいえる。
本発明の舌苔除去用ゲルの適用対象者は特に制限されず、健常者であってもよいし、病気・事故等による寝たきりの入院中又は在宅の要介護者であってもよい。上述の通り、本発明の舌苔除去用ゲルは、舌表面に強固に付着した乾燥した舌苔の除去も可能であることから、上記した適用対象者の中でも、特に、舌表面に舌苔が強固に付着している者であることが好ましい。舌表面に舌苔が強固に付着している者としては、例えば、高齢者、要介護者、唾液分泌量が低下した者、口呼吸の多い者、口腔乾燥を引き起こす副作用を有する薬剤を服用している者、人工呼吸器や胃ろうを装着している患者、放射線治療などにより唾液腺が損傷した患者、脳機能障害などの後遺症により舌運動障害のある患者などが挙げられる。
また、本発明は、本発明の舌苔除去用ゲルを対象者の舌表面に塗布する工程(塗布工程)を含む舌苔軟化方法を包含する。
本発明の舌苔軟化方法において、塗布工程は、例えば、歯ブラシ、舌ブラシ、口腔ケア用スポンジブラシ等の器具や指などに舌苔除去用ゲルを付着させて対象者の舌上に当該ゲルをのせた後、当該器具や指などによりゲルを延ばすことにより行われる。当該工程によって、舌苔除去用ゲルと舌苔とが接触し、当該ゲルに含まれるシステインプロテアーゼの酵素作用及び水分により、舌苔が分解・軟化される。
さらに、本発明は、上記した本発明の舌苔除去用ゲルを対象者の舌表面に塗布する工程(塗布工程)、及び舌苔を除去する工程(除去工程)を含む舌苔除去方法を包含する。
本発明の舌苔除去方法において、塗布工程は、上記した舌苔軟化方法における塗布工程と同様にして行うことができる。
また、除去工程は、例えば、塗布工程を経た後、当該塗布工程において用いた器具や指などにより舌奥から舌先に向かって舌苔を掻き出すようにして行われる。なお、除去工程は、塗布工程により舌表面に塗布したゲルにより、舌苔が十分に軟化したことを確認した上で行うことが好ましい。
本発明の舌苔軟化方法及び舌苔塗布方法における対象者は、上記した本発明の舌苔除去用ゲルの適用対象者と同様である。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は下記の例に限定されるものではない。なお、以下の実施例1〜3では、システインプロテアーゼの代表例としてパパインを用いて試験を行った。
実施例1:増粘多糖類の検討
<実施例1−1:保水性試験(遠心分離試験)>
下記表1に示す各成分を下記表1に示す割合で配合し、撹拌することにより、No.1〜23のサンプル(ゲル)10gを調製した。次いで、各サンプルをそれぞれ50ml容チューブに充填し、15000rpmの条件で5分間遠心分離を行った後、各サンプルが水(上層)とゲル(下層)とに分離したか否かを目視により確認した。その後、水(上層)とゲル(下層)とに分離したものを「離水した」と、分離が確認されなかったサンプルを「離水無し」とそれぞれ評価した。結果を下記表1の「遠心分離試験」欄に示す。
<実施例1−2:保水性試験(薄層板試験)>
実施例1−1と同様にして、No.1〜23のサンプル(ゲル)10gを調製した後、各サンプルを内径が15mm、高さが10mmの円柱型の開放系容器に充填した。次いで、各サンプルを充填した容器の底部を上面にしてセルロース製の薄層板(HPTLC Cellulose;MERCK社製)上に10分間静置した後、薄層板が各サンプルから水を吸水したか否かを目視により確認した。薄層板が各サンプルから水を吸水した場合、図1に示すように、毛細管現象により薄層板上に各サンプルを充填した容器の静置位置を中心とする円状に水が拡散する。水の拡散が確認されたサンプルについては薄層板上に形成された円の直径(mm)を測定し、水の拡散が確認されなかったサンプルは「離水なし」と評価した。結果を下記表1の「薄層板試験」欄に示す。
<実施例1−3:保型性試験(歯ブラシ逆さ試験)>
臨床現場における実際の使用態様を想定し、次のようにしてゲルの保型性試験を行った。下記表1に示す各成分を下記表1に示す割合で配合し、3列歯ブラシを用いて15秒間撹拌し、No.1〜23のサンプルを調製した。次いで、15秒間撹拌し、さらに45秒間静置した後(即ち、撹拌開始から1分経過後)の各サンプル2g程度を歯ブラシに付着させた後、歯ブラシのブラシ毛先端部を下にすることにより、歯ブラシからサンプルが落下するか否かを目視により確認した。
次いで、撹拌開始から1分経過後に行った落下試験において落下が確認されたサンプルについて、撹拌開始から3分経過後のサンプルについて同様の落下試験を行った。さらに、撹拌開始から3分経過後に行った落下試験において落下が確認されたサンプルについて、撹拌開始から5分経過後のサンプルについて同様の落下試験を行い、歯ブラシから落下するか否かを確認した。以上の手順により、下記の評価基準に基づいて各サンプルの保型性を1〜4の4段階で評価した。
1:いずれの落下試験においても落下が確認された
2:撹拌開始から5分経過後に行った落下試験において落下が確認されなかった
3:撹拌開始から3分経過後に行った落下試験において落下が確認されなかった
4:撹拌開始から1分経過後に行った落下試験において落下が確認されなかった
結果を下記表1の「歯ブラシ逆さ試験」欄に示す。
なお、上記表1の「成分」欄に記載の数値は「質量%」を示し、「遠心分離試験」欄における「離水」は離水が確認されたことを示し、「無し」は離水が確認されなかったことを示し、「薄層板試験」欄における数値は薄層板上に形成された円の直径(mm)を示し、「無し」は水の拡散が確認されなかったことを示している。
上記表1から明らかなように、No.2〜4、13、16、17及び19〜23のサンプルは、遠心分離試験及び薄層板試験のいずれにおいても良好な結果を示すことが確認された。なお、薄層板試験において用いたセルロース製の薄層板は非常に吸水能が高いことから、当該薄層板試験において水の拡散が確認されなかったサンプルは保水性が極めて高いといえる。よって、以上の実施例1−1及び1−2の結果から、λカラギーナン、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、グアーガム、アルギン酸プロピレングリコールエステル、カルボキシメチルセルロース、タマリンドガム、ヒアルロン酸、ローカストビーンガム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、及びヒドロキシエチルセルロースをそれぞれ用いる場合には、保水性の極めて高いゲルを調製できることが分かった。
上記表1から明らかなように、No.4、13、20及び23のサンプルは、調製開始から1〜3分程度の短時間で使用した場合であっても歯ブラシからの落下が確認されず、良好な保型性を有することが確認された。なお、臨床現場では、システインプロテアーゼ及び増粘多糖類を含む組成物に水性溶媒を添加して、ゲルを調製し、当該ゲルを歯ブラシ、舌ブラシ、口腔ケア用スポンジブラシ等の器具や指などに付着させて患者の口腔内にゲルを塗布することが想定される。この場合、保型性が悪いと、ゲルが器具や指などから落下する可能性が高く、迅速なケアに支障をきたすおそれがあり、また、患者の口腔内でゲルが崩壊すると誤嚥につながるおそれもある。そのため、キサンタンガム、グアーガム、ヒアルロン酸、又はヒドロキシエチルセルロースを用いた良好な保型性を有するゲルであれば、このような臨床現場においても好適に使用できるものと期待される。
さらに、No.4、20及び23のサンプルは、調製開始から1分という極めて短時間で使用した場合であっても歯ブラシからの落下が確認されず、極めて良好な保型性を有するゲルであることが確認された。臨床現場において、患者の口腔ケアに要する時間を短縮することは患者への負担を軽減することに繋がり得る。そのため、キサンタンガム、ヒアルロン酸、又はヒドロキシエチルセルロースを用いたゲルであれば、迅速性が求められる臨床現場において特に好適に使用できるものと期待される。
以上の実施例1−1〜1−3の結果から、キサンタンガム、グアーガム、ヒアルロン酸、及びヒドロキシエチルセルロースをそれぞれ用いた場合には、良好な保水性及び保型性を有するゲルを調製できることが分かった。
実施例2:増粘多糖類の濃度によるゲル形成能への影響の検討
増粘多糖類の濃度によるゲル形成能への影響を検討した。具体的には、上記した実施例1の全ての試験において良好な結果を示した増粘多糖類のうち、キサンタンガムを代表例として用い、下記の通り、実施例1−2の薄層板試験及び実施例1−3の歯ブラシ逆さ試験と同様の試験、並びに延展性試験を行った。
<実施例2−1:薄層板試験>
下記表2に示す各成分を下記表2に示す割合で配合し、3列歯ブラシを用いて15秒間撹拌後、2分45秒分間静置することによりNo.4−1〜4−17のサンプル10gをそれぞれ調製した後、実施例1−2と同様にして薄層板試験を行った。結果を下記表2の「薄層板試験」欄に示す。
<実施例2−2:延展性試験>
実施例2−1と同様にして、No.4−1〜4−17のサンプルをそれぞれ調製した後、各サンプル1g程度を3列歯ブラシに付着させ、歯ブラシのブラシ部を薄層板(HPTLC Cellulose;MERCK社製)に垂直に接触させた状態で、100g程度の荷重をかけた歯ブラシを薄層板に対して水平方向に20cm程度移動させることにより、各サンプルを薄層板に塗布した。そして、下記の評価基準に基づいて各サンプルの延展性(塗布の容易性)を1〜5の5段階で評価した。
1:歯ブラシを薄層板に接触させた直後にサンプルが拡散し、かつ塗布時にサンプルの偏りがあり、均一に塗布することができなかった
2:歯ブラシを薄層板に接触させた直後にサンプルは拡散しなかったものの、塗布時にサンプルの偏りがあり、均一に塗布することができなかった
3:歯ブラシを薄層板に接触させた直後にサンプルは拡散せず、塗布時にサンプルの偏りは少ないものの、かすれが若干確認された
4:歯ブラシに付着させたサンプルが歯ブラシにゆるく保持された状態で均一に塗布できた
5:歯ブラシに付着させたサンプルが歯ブラシに保持された状態で均一に塗布できた
結果を下記表2の「延展性試験」の欄に示す。
<実施例2−3:歯ブラシ逆さ試験>
下記表2に示す各成分を下記表2に示す割合で配合し、歯ブラシを用いて15秒間撹拌後静置してNo.4−1〜4−17のサンプルをそれぞれ調製した後、実施例1−3と同様にして歯ブラシ逆さ試験を行った。結果を下記表2の「歯ブラシ逆さ試験」欄に示す。
なお、上記表2の「成分」欄に記載の数値は「質量%」を示し、「薄層板試験」欄における数値は薄層板上に形成された円の直径(mm)を示し、「無し」は水の拡散が確認されなかったことを示している。
上記表2から明らかなように、No.4−5〜4−17のサンプルは、薄層板試験において水の拡散が確認されなかった。また、No.4−4〜4−15のサンプルは、延展性試験においてサンプルの偏りが少なく、容易に塗布できることが確認された。さらに、No.4―5〜4−17のサンプルは、撹拌開始から1〜5分程度という短時間で使用した場合であっても歯ブラシからの落下が確認されなかった。以上の結果から、増粘多糖類を0.25〜6質量%程度含むゲルは、良好な保水性を有し、かつ保型性及び延展性に共に優れることが分かった。
中でも、No.4−5〜4−15のサンプルは、延展性試験においてサンプルを均一に塗布できることが確認されていることから、増粘多糖類を0.25〜3.5質量%程度含むゲルは、より延展性に共に優れることが分かった。さらにその中でも、No.4−9〜No.4−13のサンプルは、歯ブラシ逆さ試験及び延展性試験の両方において極めて良好な結果を示していることから、増粘多糖類を0.5〜3.5質量%程度含むゲルは、良好な保水性を有し、かつ極めて良好な保型性及び延展性を有することが分かった。
実施例3:増粘多糖類による酵素活性への影響の検討
増粘多糖類を配合した場合におけるシステインプロテアーゼの酵素活性への影響の有無を検討した。具体的には、システインプロテアーゼの代表例としてパパインを用い、食品添加物公定書第8版「成分規格・保存規格」の「パパイン」の項(523〜524頁)に記載の「酵素活性測定法」に準じて以下のようにして行った。
L−システイン塩酸塩8.75gを水約800mlに加えて溶かし、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム2.23gを加えて溶解した後、1mol/L水酸化ナトリウム溶液でpH4.5に調整し、水を加えて1000mlとし、希釈液を調製した。次いで、下記表3に示す各成分(粉末)を混合し、下記表2に記載の濃度となるように水を加え、サンプルNo.3、4、6、10、13、15、20及び23のサンプル(ゲル)10gをそれぞれ調製し、各ゲルを1.250gずつ秤量し、上記で調製した希釈液で希釈し、試料溶液25mlをそれぞれ調製した。
カゼイン試液(pH8.0)5mlを正確に量り、試験管に入れ、約37℃で5分間加温した後、上記で調製した試料溶液1mlを加え、直ちに振り混ぜ、混合溶液とした。次いで、当該混合溶液を約37℃で10分間反応させた後、トリクロロ酢酸試液5mlを加えて振り混ぜ、約37℃で30分間放置し、定量分析用ろ紙(5種C)を用いてろ過した。最初の3mlを除いたろ液につき、水を対照とし、波長275nmにおける吸光度(A)を測定した。また、別途、試料溶液1mlにトリクロロ酢酸試液5mlを加えてよく振り混ぜた後、さらにカゼイン試液(pH8.0)5mlを加えてよく振り混ぜ、約37℃で30分間放置し、上記と同様にしてろ過及び吸光度(A)の測定を行った。また、0.1mol/L塩酸を用いて、その1ml中にチロシン50.0μgを含むチロシン標準液を作製し、水を対照として、波長275nmの吸光度(A)を測定した。さらに、0.1mol/L塩酸について、水を対象とし、波長275nmにおける吸光度(AS0)を測定した。
上記で測定した各吸光度から、下記式(1)により、酵素活性(unit/g)を測定した。
また、増粘多糖類を含まない試料溶液についても上記と同様にして酵素活性を算出し、これを基準(100%)として、上記で算出した各サンプルの酵素活性値から酵素活性の残存率を算出した。当該結果を、下記表3の「酵素活性残存率」欄に示す。
なお、上記表3で示される数値は、特に断りのない限り、「質量%」を示している。
上記表3から明らかなように、実施例1において良好な結果を示したNo.4、13、20及び23のサンプルでは、増粘多糖類を配合した場合であっても酵素活性残存率が80%以上であることが確認された。中でも、No.4、13及び23のサンプルでは、いずれも増粘多糖類の配合による酵素活性への影響が極めて少ないことが分かった。よって、システインプロテアーゼ及び増粘多糖類を含むゲルを調製した場合であっても、システインプロテアーゼの酵素活性を損なうことなく、良好な舌苔除去効果を発揮することが期待される。

Claims (6)

  1. 舌苔除去用ゲルを調製するための組成物であって、
    システインプロテアーゼ、並びに
    キサンタンガム、グアーガム、ヒアルロン酸、及びヒドロキシエチルセルロースからなる群から選択される少なくとも1種の増粘多糖類
    を含む、組成物。
  2. システインプロテアーゼが、パパインファミリーのシステインプロテアーゼ、ショウガプロテアーゼ、オリザイン、及びカテプシン類からなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の組成物。
  3. パパインファミリーのシステインプロテアーゼが、パパイン、キモパパイン、ブロメライン、フィシン、及びアクチニジンからなる群から選択される少なくとも1種である、請求項2に記載の組成物。
  4. 実質的に水を含まないことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の組成物と水性溶媒とを混合することにより得られる、舌苔除去用ゲル。
  6. 増粘多糖類の濃度が、ゲル全量を基準として0.25〜6質量%である、請求項5に記載の舌苔除去用ゲル。
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