JP2016204118A - エレベータの主ロープ給油装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、給油過多を防止しつつ、主ロープに対して効率的に給油することを目的とするものである。
【解決手段】給油装置本体16は、主ロープ8に発生している錆を検出する錆検出器17と、主ロープ8に油を塗布する油塗布器18とを有している。制御装置15は、かご9の走行中に、位置検出器22からのかご9の位置情報と錆検出器17からの情報とを受けることにより、主ロープ8の錆が発生している位置を記憶する。さらに、制御装置15は、かご9の走行中に、主ロープ8の錆が発生している部分に油を塗布するように油塗布器18を制御する。
【選択図】図2

Description

この発明は、かごを吊る主ロープに油を塗布するエレベータの主ロープ給油装置に関するものである。
従来のワイヤロープ給油装置では、一対の給油ローラが、片持ち支持部により支持され、複数本の主ワイヤロープを挟んで配置される。また、給油ローラは、フェルト又はスポンジ等の柔軟な材料を含んでいる。一方の給油ローラには、ノズルから油が供給される(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−343581号公報
上記のような従来のワイヤロープ給油装置では、主ワイヤロープの全長に渡って一律に油を塗布するため、給油過多となり易く、飛散した油によりエレベータ機器に悪影響を及ぼす恐れがある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、給油過多を防止しつつ、主ロープに対して効率的に給油することができるエレベータの主ロープ給油装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータの主ロープ給油装置は、主ロープに発生している錆を検出する錆検出器と、主ロープに油を塗布する油塗布器とを有しており、主ロープの経路上に配置される給油装置本体、及びかごの走行中に錆検出器からの情報を受け、主ロープの錆が発生している部分に油を塗布するように油塗布器を制御する制御装置を備えている。
この発明のエレベータの主ロープ給油装置は、給油装置本体に錆検出器が設けられており、制御装置が、主ロープの錆が発生している部分に油を塗布するように油塗布器を制御するので、給油過多を防止しつつ、主ロープに対して効率的に給油することができる。
この発明の実施の形態1による主ロープ給油装置が適用されるエレベータの一例を示す側面図である。 実施の形態1による主ロープ給油装置を示すブロック図である。 図2の給油装置本体の設置場所を示す側面図である。 図2の給油装置本体を示す斜視図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による主ロープ給油装置が適用されるエレベータの一例を示す側面図である。図において、昇降路1の上部には、機械室2が設けられている。機械室2内には、機械台3が設置されている。機械台3上には、巻上機4が支持されている。巻上機4は、駆動シーブ5と、駆動シーブ5を回転させる巻上機モータ(図示せず)と、駆動シーブ5の回転を制動する巻上機ブレーキ(図示せず)とを有している。
機械台3には、そらせ車6が取り付けられている。駆動シーブ5及びそらせ車6には、複数本の主ロープ(ワイヤロープ)8が、フルラップローピング方式で巻かれている。主ロープ8の第1の端部には、かご9が接続されている。主ロープ8の第2の端部には、釣合おもり10が接続されている。かご9及び釣合おもり10は、主ロープ8により昇降路1内に吊り下げられており、駆動シーブ5を回転させることにより昇降路1内を昇降する。
昇降路1内には、かご9の昇降を案内する一対のかごガイドレール11と、釣合おもり10の昇降を案内する一対の釣合おもりガイドレール12とが設置されている。
かご9は、主ロープ8が接続されたかご枠13と、かご枠13に支持されているかご室14とを有している。
機械室2内には、制御装置15が設置されている。制御装置15は、巻上機4を制御することにより、かご9の運行を制御する。
図2は実施の形態1による主ロープ給油装置(主ロープ保守装置)を示すブロック図である。主ロープ給油装置は、制御装置15及び給油装置本体16を有している。給油装置本体16は、可搬式であり、使用時には、図3に破線で示すように、機械室2内の機械台3上に配置される。
また、給油装置本体16は、主ロープ8に発生している錆を主ロープ8毎に検出する錆検出器17と、主ロープ8に油を塗布する油塗布器18とを有している。錆検出器17としては、例えば渦電流探傷試験装置が用いられている。錆検出器17は、錆の度合いも検出可能である。
油塗布器18は、主ロープ8に接する接触給油部材としての第1及び第2の給油ローラ19,20と、制御装置15からの指令に応じて、給油ローラ19,20に油を供給する供給部(給油コントローラ)21とを有している。制御装置15は、錆の度合いに応じた量の油を供給部21から給油ローラ19,20に供給させる。
制御装置15には、かご9の位置を検出する位置検出器22が接続されている。位置検出器22としては、例えば、巻上機4又は調速機(図示せず)に設けられているエンコーダ、及び昇降路1内に設置されているスイッチ等が用いられている。
また、制御装置15は、かご9の走行中に、位置検出器22からのかご9の位置情報と錆検出器17からの情報とを受けることにより、錆が発生している主ロープ8の番号(どの主ロープ8に錆が発生しているかの情報)と、主ロープ8の錆が発生している位置(範囲)とを記憶する。
さらに、制御装置15は、かご9の走行中に、主ロープ8の錆が発生している部分に油を塗布するように油塗布器18を制御する。さらにまた、制御装置15は、演算部及び記憶部を含むコンピュータを有している。
図4は図2の給油装置本体16を示す斜視図である。給油装置本体16は、フレーム22と、第1及び第2のスプリング23,24と、第1及び第2の給油パイプ25,26とをさらに有している。錆検出器17及び供給部21は、フレーム22内に設けられている。
第1の給油ローラ19は、第1のスプリング23を介してフレーム22に支持されている。第2の給油ローラ20は、第2のスプリング24を介してフレーム22に支持されている。供給部21からの油は、第1の給油パイプ25を通して第1の給油ローラ19に供給されるとともに、第2の給油パイプ26を通して第2の給油ローラ20に供給される。
主ロープ8は、駆動シーブ5とそらせ車6との間で全数横並びに配置されている。第1及び第2の給油ローラ19,20は、主ロープ8の駆動シーブ5とそらせ車6との間の部分を挟むように配置されている。
なお、主ロープ8の本数が多い場合には、図4の2点鎖線で示すように、2台以上の給油装置本体16を並べて配置してもよい。
主ロープ8の保守時には、給油装置本体16を機械台3上の図3に示す位置に設置するとともに、伝送線を介して給油装置本体16を制御装置15に電気的に接続する。そして、かご9を低速(例えば20m/sec)で手動走行させながら、錆検出器17により主ロープ8の錆の有無を検出するとともに、錆が発生している主ロープ8の番号と、錆が発生している位置(錆検出器17が錆を検出したときのかご位置)とを制御装置15で記憶する。
このとき、給油ローラ19,20は、錆検出器17に対して主ロープ8の移動方向の下流側に位置している。そして、主ロープ8の錆が検出された部分が給油ローラ19,20間に移動する直前に、錆の度合いに応じた量の油を供給部21から給油ローラ19,20に供給する。この状態で給油ローラ19,20に対して主ロープ8が移動することにより、給油ローラ19,20が回転しながら主ロープ8に油が塗布される。
このような主ロープ給油装置では、給油装置本体16に錆検出器17が設けられており、制御装置15が、主ロープ8の錆が発生している部分に油を塗布するように油塗布器18を制御するので、給油過多を防止しつつ、主ロープ8に対して効率的に給油することができる。
また、全ての主ロープ8に対する給油を効率的に行うことができ、メンテナンスに費やす作業時間を短縮することができる。特に、高層エレベータの場合、数100m以上の主ロープ8が用いられているので、作業時間を大幅に短縮することができる。また、エレベータの設置環境及び利用状況等により、主ロープ8には錆が発生し易い箇所があり、そのような箇所を容易に探し出し、適量の油を全数の主ロープ8に一度に塗布することができる。
さらに、どの主ロープ8のどの位置に錆が発生しているかを、制御装置15に記憶されている情報から容易に把握することができる。
さらにまた、主ロープ8の点検時に、制御装置15に記憶された情報に基づいてかご9を移動させることにより、技術者による給油状態の点検及び管理をより確実かつ速やかに行うことができる。
また、錆の度合いに応じた量の油を塗布するので、給油過多をより確実に防止することができる。
なお、上記の例では、錆の検出と油の塗布とをかご9の1回の走行で行ったが、2回の走行に分けて行うこともできる。
また、給油装置本体は、かご及び釣合おもりと干渉せずに給油できれば、主ロープの経路のうちの他の場所に配置してもよい。但し、全数の主ロープが横並びに配置される場所が好ましい。
さらに、主ロープ給油装置における制御装置は、かごの通常運転を制御するエレベータ制御装置(制御盤)から切り離して別に設けてもよい。
さらにまた、接触給油部材は、給油ローラに限定されるものではなく、主ロープに対して接触しながら相対的にスライドする部材であってもよい。
また、給油装置本体は、必ずしも可搬式でなくてもよく、通常運転を阻害しなければ常時設置としてもよい。
さらに、エレベータのレイアウトは、図1の例に限定されるものでない。
さらにまた、この発明は、例えば機械室レスエレベータ、ダブルデッキエレベータ、又はワンシャフトマルチカー方式のエレベータなど、種々のタイプのエレベータに適用できる。
8 主ロープ、9 かご、15 制御装置、16 給油装置本体、17 錆検出器、18 油塗布器、19 第1の給油ローラ(接触給油部材)、20 第2の給油ローラ(接触給油部材)、21 供給部。

Claims (4)

  1. 主ロープに発生している錆を検出する錆検出器と、前記主ロープに油を塗布する油塗布器とを有しており、前記主ロープの経路上に配置される給油装置本体、及び
    かごの走行中に前記錆検出器からの情報を受け、前記主ロープの錆が発生している部分に油を塗布するように前記油塗布器を制御する制御装置
    を備えているエレベータの主ロープ給油装置。
  2. 前記制御装置は、前記かごの走行中に前記かごの位置情報と前記錆検出器からの情報とを受けることにより、前記主ロープの錆が発生している位置の情報を記憶する請求項1記載のエレベータの主ロープ給油装置。
  3. 前記油塗布器は、
    前記主ロープに接する接触給油部材と、
    前記制御装置からの指令に応じて、前記接触給油部材に油を供給する供給部と
    を有している請求項1又は請求項2に記載のエレベータの主ロープ給油装置。
  4. 前記錆検出器は、錆の度合いを検出可能であり、
    前記制御装置は、錆の度合いに応じた量の油を前記供給部から前記接触給油部材に供給させる請求項3記載のエレベータの主ロープ給油装置。
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