JP2016204116A - 後処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成装置1からの用紙を下流側へ搬送する搬入ローラー対130を有する後処理装置本体101と搬入ローラー対130の駆動を制御する駆動制御部200とを備えた後処理装置を、用紙搬送速度が異なる様々な画像形成装置1に対して適用可能にする。【解決手段】駆動制御部200は、画像形成装置1から後処理装置本体101内に搬送されてくる用紙Pの先端が搬入ローラー対130に当接して用紙Pがループ状に弛むように搬入ローラー対130を停止状態にしておき、その後は、用紙Pの弛み量δが所定上限値A2に達した時に搬入ローラー対130の回転を開始する回転開始処理と用紙Pの弛み量δが上記所定上限値A2よりも小さい所定下限値A1に達した時に搬入ローラー対130の回転を停止する回転停止処理とを交互に繰り返す。【選択図】図7
Description
本発明は、後処理装置に関する。
従来より、画像形成装置から排出される用紙に対して穿孔処理、ステープル処理、中折り処理等の後処理を行う後処理装置は知られている。後処理装置は、仕様が異なる様々な画像形成装置に対してオプション機器として装着される。後処理装置の用紙搬送速度は、通常、画像形成装置の用紙搬送速度よりも速く設定される。これにより、後処理装置内における後処理動作により画像形成装置の印刷ペースが制限されるのを防止している。後処理装置は、画像形成装置から排出される用紙を受け入れて下流側へ搬送する搬入ローラー対を備えていて、用紙が画像形成装置から後処理装置へ供給される際には、搬入ローラー対による用紙搬送速度を画像形成装置の用紙搬送速度に一致させる(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上述した従来の後処理装置では、搬入ローラー対の駆動モーターと画像形成装置の搬送モーターとの性能差等に起因して、搬入ローラー対の用紙搬送速度を画像形成装置の用紙搬送速度に一致させることができない場合がある。このため、後処理装置と画像形成装置との組み合わせのバリエーションが限定され、後処理装置の汎用性が損なわれるという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、用紙搬送速度が異なる様々な画像形成装置に対して汎用的に使用可能な後処理装置を提供することにある。
本発明に係る後処理装置は、画像形成装置から排出される用紙を受け入れて下流側へ搬送する搬入ローラー対を有する後処理装置本体と、該搬入ローラー対の駆動を制御する駆動制御部とを備えている。上記後処理装置本体内における用紙搬送速度は上記画像形成装置内における用紙搬送速度よりも速く設定されている。
上記駆動制御部は、上記画像形成装置から上記後処理装置本体内に搬送されてくる用紙の先端が上記搬入ローラー対に当接して当該用紙がループ状に弛むように上記搬入ローラー対を停止状態にしておき、その後は、当該用紙の弛み量が所定上限値に達した時に上記搬入ローラー対の回転を開始する回転開始処理と上記用紙の弛み量が上記所定上限値よりも小さい所定下限値に達した時に上記搬入ローラー対の回転を停止する回転停止処理とを交互に繰り返す繰返し制御を実行するように構成されている。
本発明によれば、用紙搬送速度が異なる様々な画像形成装置に対して汎用的に使用可能な後処理装置が提供される。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
図1は、本実施形態における画像形成装置1と該画像形成装置1が装着される後処理装置100とを示している。以下の説明において、特に断らない限り、「前側」、「後側」は、画像形成装置1の前側、後側を意味し、「左側」「右側」は、画像形成装置1を前側から見たときの左側、右側を意味する。
上記画像形成装置1は、いわゆる胴内排紙型の複写機であって、画像形成装置本体2と画像形成装置本体2の上部に配置された画像読取装置3とを備えている。上記後処理装置100は、画像形成装置1の左側面にオプション機器として装着され、画像形成後の用紙Pに対してステープル処理等の後処理を施す。画像形成装置本体2と画像読取装置3との間には、左側及び前側に開放した胴内排紙空間Sが設けられている。この胴内排紙空間Sには、画像形成装置1から排出される用紙Pを後処理装置100へと搬送する中継搬送装置4が収容されている。
画像読取装置3は、例えば自動給紙装置3aより給紙される原稿の画像をCCDセンサー等の撮像素子により光学的に読み取ってその画像データを生成する。
画像形成装置本体2は、画像形成部5を備えている。この画像形成部5は、画像読取装置3にて生成された画像データに基づき画像を用紙Pに転写する。画像形成部5の下方には、レーザー光を照射する露光装置6が配置され、画像形成部5の上方には、転写ベルト7が配置されている。露光装置6の下方には、用紙Pを貯留する用紙貯留部8が配置されている。転写ベルト7の右側端部の上側には、用紙Pに転写された画像に定着処理を施す定着部9が配置されている。尚、図中の符号10は、現像剤であるトナーが収容されるトナーコンテナである。
画像形成部5は、転写ベルト7に沿って一列に配置された4つの画像形成ユニット11を備えている。これら画像形成ユニット11は、感光体ドラム12とその側方に配置された現像装置13とを有している。感光体ドラム12の周面には、露光装置6より照射されるレーザー光によって静電潜像が形成される。かかる静電潜像に現像装置13から現像剤が供給されて、各感光体ドラム12の周面にイエロー、マゼンタ、シアン、又はブラックのトナー像が形成される。これらトナー像は、転写ベルト7にそれぞれ重ねて転写された後、転写ベルト7の右側端部に当接する転写ローラー14によって用紙Pに転写される。尚、用紙Pは、用紙貯留部8から胴内排紙空間Sに至る用紙搬送経路L1に沿って搬送される。
定着部9は、加熱ローラー91と加圧ローラー92とを備え、これら加熱ローラー91と加圧ローラー92とにより用紙Pを挟持して加圧しながら加熱し、用紙Pに転写されたトナー像を用紙Pに定着させる。定着処理後の用紙Pは胴内排紙空間Sに臨む縦壁部に形成された排紙口20から排出される。
中継搬送装置4は、全体視が略直方体状に形成されている。中継搬送装置4の右側壁には、画像形成装置本体2の排紙口20に連通する給紙口21が形成され、左側壁には後処理装置100の搬入口105に連通する排紙口22が形成されている。中継搬送装置4内には中継搬送路L2が設けられている。中継搬送路L2は、給紙口301から排紙口302に向かって略水平に延びている。中継搬送路L2は、3つの搬送ローラー対23によって形成されている。3つの搬送ローラー対23は、不図示の中継搬送モーターにより駆動される。中継搬送路L2における用紙搬送速度は、画像形成装置1の用紙搬送速度に等しい。画像形成装置1の排紙口20から排出された用紙Pは、中継搬送装置4内の中継搬送路L2を通って後処理装置100に搬入される。
後処理装置100は、画像形成装置本体2に隣接して配置される後処理装置本体101と、後処理装置本体101内に配置された後処理部とを有している。本実施形態では、後処理部として、パンチ装置102、ステープル処理装置103、及び中折り装置104が備えられている。パンチ装置102は、用紙Pに対して綴り孔を穿孔するパンチ処理を実行する。ステープル処理装置103は、複数枚の用紙Pからなる用紙束に対してステープル針を打ち込むステープル処理を実行する。中折り装置104は、用紙束の中央部にステープルを打ち込むと共に該中央部で2つ折りに折り畳む中折り処理を実行する。
後処理装置本体101における画像形成装置本体2と対向する側面(右側面)には搬入口105が形成されている。後処理装置本体101における前記側面と反対側の側面(左側面)には、後処理装置本体101から用紙を排出するメイン排紙口106及びサブ排紙口107が形成されている。後処理装置本体101におけるメイン排紙口106の下側にはメイン排出トレイ111が接続され、後処理装置本体101におけるサブ排紙口107の下側にはサブ排出トレイ112が接続されている。後処理装置本体101内には、搬入口105からメイン排紙口106に至る第一搬送路113と、該第一搬送路113の途中の分岐部Bから分岐してサブ排紙口107に至る第二搬送路114と、この分岐部Bの下側に設けられた待機搬送路115と、待機搬送路115から分岐して中折り装置104に向かって延びる第三搬送路116とが設けられている。用紙Pは、ユーザーが要求する後処理の種類に応じた適切な搬送路113〜116に沿って搬送される。
後処理装置100における用紙Pの搬送速度は、起動時及び停止時を除いて常時一定である。後処理装置100の起動時及び停止時以外の用紙Pの搬送速度は、画像形成装置1の用紙Pの搬送速度(=中継搬送装置4の用紙Pの搬送速度)よりも速く設定されている。これにより、用紙Pの後処理速度が遅いために画像形成装置1における用紙Pの印刷ペースが制限されるのを回避している。
第一搬送路113における搬入口105から分岐部Bまでの領域は水平に延びている。パンチ装置102は、第一搬送路113の水平領域に配置されている。パンチ装置102は、用紙Pに対して所定のタイミングでパンチ処理を行う。このパンチ処理の際、第一搬送路113の水平領域において用紙Pは一時的に停止される。
図2に示すように、第一搬送路113の水平領域には搬入ローラー対130が設けられている。搬入ローラー対130は、パンチ装置102の上流側近傍に設けられている。搬入ローラー対130は、画像形成装置本体2から中継搬送装置4を介して排出される用紙Pを受け入れて下流側へ搬送する。搬入ローラー対130は、駆動ローラー130aと該駆動ローラー130aに圧接された従動ローラー130bとを有している。搬入ローラー対130は、駆動ローラー130aと従動ローラー130bとで用紙Pを挟持しながら搬送する。駆動ローラー130aは、給紙モーター131(図3にのみ示す)により駆動される。給紙モーター131は、後述のコントローラー200により制御される。搬入ローラー対130以外の後処理装置本体101内の搬送ローラー対は、搬入ローラー対130の回転に合わせて回転する。
コントローラー200は、CPU、ROM及びRAM等を有するマイクロコンピューターからなり、後処理装置本体101内に収容されている。図3に示すように、コントローラー200には、給紙モーター131に加えて検知センサー134が接続されている。コントローラー200は、検知センサー134からの信号を基に給紙モーター131の作動を制御する。
検知センサー134は、回転板132の回転を検知するためのセンサーであって、発光部134a及び受光部134bを有する光センサーからなる。回転板132は、搬入ローラー対130の上流側近傍に配置されている。回転板132は、搬入ローラー対130の軸方向と平行に延びる軸部133に対して揺動可能に支持されている。回転板132は該軸方向から見て、先端側ほど先細りになる形状に形成されており、その基端部が軸部133に支持されている。検知センサー134は、発光部134a及び受光部134b間の光路が透光状態にあるときには透光信号を出力する一方、該光路が回転板132により遮断されて遮光状態になると遮光信号を出力する。
図2は、用紙Pの後端が回転板132の先端を通過する直前の状態を示している。この状態では、回転板132が用紙Pにより押圧されて初期位置(図2の二点鎖線の位置)よりも時計回り方向に回転している。この結果、検知センサー134の光路が回転板132により遮断され、検知センサー134から遮光信号が出力される。用紙Pの後端が回転板132の先端を通過し終えると、回転板132が自重により初期位置に戻る。この結果、検知センサー134の光路が透光状態に切り替わり、検知センサー134から透光信号が出力される。コントローラー200は、検知センサー134の出力信号が遮光信号から透光信号に切り替わると、用紙Pの後端が回転板132の先端を通過したと判断する。コントローラー200は、用紙Pに対してパンチ処理を実行する場合には、この信号の切替わり時から所定時間が経過した時に、給紙モーター131の駆動を停止することで、用紙Pをパンチ装置102の所定位置で停止させる。この所定時間は、コントローラー200内の計時部によって計測される。そうして、検知センサー134は、用紙Pの後端を検知する後端検知センサーとして機能する。
本実施形態ではさらに、検知センサー134を用紙Pの弛み検知センサーとしても利用するようにしている。用紙Pの弛みは、用紙Pが中継搬送装置4から後処理装置本体101に進入する際に意図的に形成される。図5を参照して、第一搬送路113の水平領域よりも用紙厚さ方向の一側(図5の上側)には、用紙Pが用紙厚さ方向の他側(図5の下側)にのみ弛むように用紙Pを規制する一側規制板135が設けられている。一側規制板135は、第一搬送路113の水平領域に沿って水平に延びている。第一搬送路113の水平領域よりも用紙厚さ方向の他側(図5の下側)には、用紙Pの過度の弛みを規制する他側規制板136が設けられている。他側規制板136は、用紙搬送方向の下流側から上流側に向かって用紙厚さ方向の他側に傾斜している。そして他側規制板136と第一搬送路113の水平領域との間には、用紙Pの弛みを受け入れる弛み受入空間Tが形成されている。
用紙Pの弛み形成制御は、コントローラー200により給紙モーター131の作動を制御することで行われる。以下、図5〜図7を参照して、コントローラー200における用紙Pの弛み形成制御について説明する。コントローラー200は、中継搬送装置4との通信結果に基づいて、用紙Pの先端が中継搬送装置4の最下流の搬送ローラー対23を通過したと判断すると、給紙モーター131の駆動を停止して搬入ローラー対130を停止状態で待機させる。用紙Pは、中継搬送装置4の搬送ローラー対23によってさらに下流側へと搬送され、用紙Pの先端が搬入口105から後処理装置本体101内に進入する。ここで、用紙Pはある程度の剛性を持っているので、用紙Pの先端が搬入ローラー対130に当接するまでの間は用紙Pに弛みが生じることはない(図5参照)。
しかし、用紙Pの先端が搬入ローラー対130に当接した後は、用紙Pの先端側は搬入ローラー対130により進行が妨げられる一方、用紙Pの後端側は搬送ローラー対23によって下流側に送り出されるので、用紙Pは次第に弛み始める(図6参照)。これに伴い、回転板132は、自重により図の反時計回り方向に回転する。そして、用紙Pの弛み量δが所定下限値A1になった時(図6の状態の時)に、回転板132が検知センサー134の光路の内側から外側に移動する。この結果、検知センサー134の出力信号が遮光信号から透光信号に切り替わる。コントローラー200は、この切り替わり時から予め設定した設定時間が経過すると、図7に示すように用紙Pの弛み量δが所定下限値A1よりも大きい所定上限値A2に達したと判定する。上記設定時間は、弛み量δが所定下限値A1から所定上限値A2になるまでの予測時間であって、例えば画像形成装置1(中継搬送装置4)の用紙Pの搬送速度を基にコントローラー200により予測(設定)される。コントローラー200は、検知センサー134の出力信号が遮光信号から透光信号に切り替わった時から上記設定時間が経過した時に、つまり用紙Pの弛み量δが所定上限値A2になったと判定した時に給紙モーター131の駆動を開始して搬入ローラー対130を回転させる。上記搬入ローラー対130の回転速度(用紙Pの搬送速度)は、中継搬送装置4の搬送ローラー対23の回転速度(用紙Pの搬送速度)よりも十分に大きい(例えば2倍以上)。尚、上記設定時間はコントローラー200の計時部により計測される。
搬入ローラー対130の回転が開始することにより、用紙Pの弛み量δは時間の経過と共に徐々に減少する。そして、コントローラー200は、用紙Pの弛み量δが所定下限値A1まで減少したと判断した時、つまり検知センサー134の出力信号が透光信号から遮光信号に切り替わった時(図6参照)に、給紙モーター131の駆動を停止して搬入ローラー対130の回転を停止する。
そして、コントローラー200は、用紙Pの後端が中継搬送装置4の最下流の搬送ローラー対23を通過し終えるまで、上述した搬入ローラー対130の回転停止処理と回転開始処理とを交互に繰り返す。コントローラー200は、用紙Pの後端が上記最下流の搬送ローラー対23を通過し終えた後はこの繰返し制御を終了し、後処理装置本体101により用紙Pを後処理装置100から排出する。
以上説明したように、上記実施形態では、コントローラー200は、用紙Pが中継搬送装置4から後処理装置100に進入する際(用紙Pが中継搬送装置4と後処理装置100とに跨って搬送される際)には、搬入ローラー対130の回転停止処理と回転開始処理とを交互に繰り返して、用紙Pの弛み量δを所定の範囲内で変化させながら用紙Pの搬送制御を行う。
これにより、中継搬送装置4の用紙搬送速度(=画像形成装置1の用紙搬送速度)と後処理装置100の用紙搬送速度の差を用紙Pの弛みにより吸収しながら用紙Pを搬送することができる。よって、後処理装置100を用紙搬送速度が異なる様々な画像形成装置1に対して適用することができ、後処理装置100の汎用性を高めることができる。
また、上記実施形態では、後処理装置100内の搬入ローラー対130の回転/停止の繰り返しだけで用紙Pを搬送するようになっているので、用紙搬送速度が異なる画像形成装置1に後処理装置100を装着する場合に、後処理装置100の用紙搬送速度を各画像形成装置1ごとに異なる速度に切り替える必要がない。したがって、後処理装置100の用紙搬送速度を切替えるために高価なモーターや制御基板を備える必要がなくなり、後処理装置100の低コスト化を図ることができる。
また、上記実施形態では、コントローラー200は、画像形成装置1から後処理装置本体101内に用紙Pが搬送されてくる際に、搬送ローラー対130を予め停止させるようになっている。これにより、用紙Pの先端位置を揃えることができる。
また、上記実施形態では、コントローラー200は、用紙Pの後端検知センサーとして備えられた既存の検知センサー134の検知結果を基に、用紙Pの弛み量δが所定下限値A1に達したか否かの判定と上記所定上限値A2に達したかの判定を行い、該各判定の結果を基に上記繰返し制御を実行するようにしている。したがって、用紙Pの弛み量δを検知するためのセンサーを別途用意する場合に比べてコストを削減することができる。また、仮に搬入ローラー対130の回転停止及び回転開始をタイマー制御に基づいてのみ実行したとすると、例えば搬入ローラー対130にて用紙Pがスリップした場合に、用紙Pの弛み量δが必要以上に大きくなる等の問題が発生する。これに対して、上記実施形態では、タイマー制御と検知センサー134(回転板132)による用紙検知とを併用することによって、搬入ローラー対130と用紙Pとの間でスリップが発生したとしても、搬入ローラー対130の回転停止及び回転開始を適切なタイミングで実行して用紙Pの弛み量δを十分に確保することができる。
さらに、上記実施形態では、第一搬送路113の水平領域よりも用紙厚さ方向の一側(上側)には、用紙Pが用紙厚さ方向の他側(下側)にのみ弛むように、用紙Pを規制する一側規制板135が設けられている。これによれば、用紙Pが用紙厚さ方向の一側と他側とのいずれの側に弛むかによって用紙Pの弛み量δの判定アルゴリズムを異ならせる必要がなくなる。よって、コントローラー200における用紙Pの弛み量δの判定を効率良く行うことができる。
上記実施形態では、画像形成装置1が複写機である例について説明したが、これに限ったものではなく、画像形成装置1は例えばプリンターや複合機(MFP)等であってもよい。
また、上記実施形態では、画像形成装置1から排出される用紙Pが中継搬送装置4を介して後処理装置100に供給される例について説明したが、これに限ったものではなく、画像形成装置1から排出された用紙Pが直接、後処理装置100に供給されるものであってもよい。
以上説明したように、本発明は、画像形成装置について有用である。
δ 弛み量
A1 所定下限値
A2 所定上限値
P 用紙
T 弛み受入空間
100 後処理装置
101 後処理装置本体
113 第一搬送路(用紙搬送路)
130 搬入ローラー対
132 回転板
133 軸部
134 検知センサー
135 一側規制板
200 コントローラー(駆動制御部)
A1 所定下限値
A2 所定上限値
P 用紙
T 弛み受入空間
100 後処理装置
101 後処理装置本体
113 第一搬送路(用紙搬送路)
130 搬入ローラー対
132 回転板
133 軸部
134 検知センサー
135 一側規制板
200 コントローラー(駆動制御部)
Claims (3)
- 画像形成装置から排出される用紙を受け入れて下流側へ搬送する搬入ローラー対を有する後処理装置本体と、該搬入ローラー対の駆動を制御する駆動制御部とを備え、上記後処理装置本体内における用紙搬送速度が上記画像形成装置内における用紙搬送速度よりも速く設定された後処理装置であって、
上記駆動制御部は、上記画像形成装置から上記後処理装置本体内に搬送されてくる用紙の先端が上記搬入ローラー対に当接して当該用紙がループ状に弛むように上記搬入ローラー対を停止状態にしておき、その後は、当該用紙の弛み量が所定上限値に達した時に上記搬入ローラー対の回転を開始する回転開始処理と上記用紙の弛み量が上記所定上限値よりも小さい所定下限値に達した時に上記搬入ローラー対の回転を停止する回転停止処理とを交互に繰り返す繰返し制御を実行する、後処理装置。 - 請求項1記載の後処理装置において、
上記搬入ローラー対の上流側の用紙搬送路よりも用紙厚さ方向の一側に設けられ、該搬入ローラー対の軸方向と平行に配置された軸部と、
上記軸部に支持され、上記用紙搬送路内を用紙が通過する際に当該用紙により押圧されて上記軸部回りに回転する回転板と、
上記回転板の回転を検知する検知センサーと、
上記用紙搬送路よりも用紙厚さ方向の他側に設けられ、上記用紙の弛みを受入れる弛み受入空間とを備え、
上記駆動制御部は、上記検知センサーによる検知結果を基に、上記弛み受入空間内における用紙の弛み量が上記所定上限値に達したか否かの判定と上記所定下限値に達したかの判定とを実行して、該各判定の結果を基に上記繰返し制御を実行するように構成されている、後処理装置。 - 請求項2記載の後処理装置において、
上記用紙搬送路よりも用紙厚さ方向の一側に配置され、上記用紙が用紙厚さ方向の他側に弛むように該用紙を規制する一側規制板をさらに備えている、後処理装置。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020121857A (ja) * | 2019-01-30 | 2020-08-13 | 株式会社リコー | シート受渡装置、シート折り装置、及び、画像形成システム |
JP2021066579A (ja) * | 2019-10-25 | 2021-04-30 | 株式会社リコー | シート案内装置、後処理システム、及び、画像形成システム |
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- 2015-04-22 JP JP2015087881A patent/JP2016204116A/ja active Pending
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JP7190108B2 (ja) | 2019-01-30 | 2022-12-15 | 株式会社リコー | シート受渡装置、シート折り装置、及び、画像形成システム |
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JP7349065B2 (ja) | 2019-10-25 | 2023-09-22 | 株式会社リコー | 後処理システム、及び、画像形成システム |
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