JP2016201225A - 電線及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】電線の切断端部において導体を傷つけることなく簡便に露出させることができる電線及びその製造方法を提供する。【解決手段】電線10は、導体1と導体1の外周に被覆された絶縁体2とを備え、絶縁体2が電線切断時に電線長手方向に収縮し、切断端部において導体1が剥き出しになることを特徴とする。【選択図】図2
Description
本発明は、電線及びその製造方法に関する。
従来、電線の切断端部において導体を露出させるためには、刃物などの工具を用いて絶縁体を切除していた(例えば、特許文献1参照)。
しかし、従来の方法によれば、工具による切除作業の労力・時間を要する上、切断作業時に導体を傷つける恐れがあった。
そこで、本発明の目的は、電線の切断端部において導体を傷つけることなく簡便に露出させることができる電線及びその製造方法を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために、下記の電線及びその製造方法を提供する。
[1]導体と前記導体の外周に被覆された絶縁体とを備え、前記絶縁体が電線切断時に電線長手方向に収縮し、切断端部において前記導体が剥き出しになることを特徴とする電線。
[2]前記絶縁体は、ふっ素樹脂であることを特徴とする前記[1]記載の電線。
[3]前記[2]に記載の電線の製造方法であって、導体の外周にふっ素樹脂を押出温度300℃以下、導体加熱無し、線速30m/分以上の条件下で押出被覆する工程を有することを特徴とする電線の製造方法。
[2]前記絶縁体は、ふっ素樹脂であることを特徴とする前記[1]記載の電線。
[3]前記[2]に記載の電線の製造方法であって、導体の外周にふっ素樹脂を押出温度300℃以下、導体加熱無し、線速30m/分以上の条件下で押出被覆する工程を有することを特徴とする電線の製造方法。
本発明によれば、電線の切断端部において導体を傷つけることなく簡便に露出させることができる電線及びその製造方法を提供することができる。
〔電線〕
図1は、本発明の実施の形態に係る電線の一例を示す横断面図である。また、図2は、本発明の実施の形態に係る電線の切断端部を示す斜視図である。以下、図を参照して、本発明の実施形態に係る電線を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る電線の一例を示す横断面図である。また、図2は、本発明の実施の形態に係る電線の切断端部を示す斜視図である。以下、図を参照して、本発明の実施形態に係る電線を説明する。
本発明の実施形態に係る電線10は、導体1と導体1の外周に被覆された絶縁体2とを備え、絶縁体2が電線切断時に電線長手方向に収縮し、切断端部において導体1が剥き出しになる。
本実施の形態における導体1は、汎用の材料、例えば、純銅や錫めっき銅、アルミニウム等からなる。導体1は、図1のように1本である場合に限られず、複数本の素線を撚合せたものであってもよい。好ましくは、錫めっき軟銅撚線が用いられる。
本実施の形態における絶縁体2は、ふっ素樹脂であることが好ましい。ポリエチレン等を用いることもできる。絶縁体2は、単層で構成しても、多層構造としてもよい。
ふっ素樹脂としては、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、エチレン・テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(EFEP)及びエチレン・テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)等を用いることができる。これらは、1種で用いても併用してもよい。
上記ふっ素樹脂は、2種以上をブレンドして用いてもよい。
上記ふっ素樹脂は、架橋させることが望ましい。
絶縁体2には、必要に応じて、プロセス油、加工助剤、難燃剤、難燃助剤、架橋剤、架橋助剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、銅害防止剤、滑剤、無機充填剤、相溶化剤、安定剤、発泡剤、帯電防止剤、カーボンブラック、着色剤等の添加物を加えることも可能である。
絶縁体2は、電線10を切断すると同時に電線10の長手方向に自動的に収縮する。絶縁体2が長手方向に縮むため、切断端部において導体1が剥き出しになる。
収縮量は、製造条件によって調整することができ、適当な長さの導体1が剥き出しになるように、押出温度や線速等を適宜、調整する。導体1の剥き出し長さが所望の長さよりも短いと、工具による絶縁体の切除作業が必要になるため、剥き出し長さが丁度良い長さ又は長めになるように調整することが望ましい。剥き出し長さが長すぎた場合には、適当な長さになるように導体1を切断すればよい。
〔電線の製造方法〕
本発明の実施の形態に係る上記電線の製造方法は、導体の外周にふっ素樹脂を押出温度300℃以下、導体加熱無し、線速30m/分以上の条件下で押出被覆する工程を有する。
本発明の実施の形態に係る上記電線の製造方法は、導体の外周にふっ素樹脂を押出温度300℃以下、導体加熱無し、線速30m/分以上の条件下で押出被覆する工程を有する。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず種々に変形実施が可能である。また、本発明はケーブルにも適用でき、シースをケーブル切断時にケーブル長手方向に収縮させて、切断端部において導体等が剥き出しになるようにしてもよい。
10:電線、1:導体、2:絶縁体
Claims (3)
- 導体と前記導体の外周に被覆された絶縁体とを備え、
前記絶縁体が電線切断時に電線長手方向に収縮し、切断端部において前記導体が剥き出しになることを特徴とする電線。 - 前記絶縁体は、ふっ素樹脂であることを特徴とする請求項1記載の電線。
- 請求項2に記載の電線の製造方法であって、
導体の外周にふっ素樹脂を押出温度300℃以下、導体加熱無し、線速30m/分以上の条件下で押出被覆する工程を有することを特徴とする電線の製造方法。
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JP2015079806A JP2016201225A (ja) | 2015-04-09 | 2015-04-09 | 電線及びその製造方法 |
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2015
- 2015-04-09 JP JP2015079806A patent/JP2016201225A/ja active Pending
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