JP2016200951A - 画面表示装置 - Google Patents

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Kenji Yamauchi
健司 山内
敦司 中池
Atsushi Nakaike
敦司 中池
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Abstract

【課題】運用メモを用いて監視対象物を監視するオペレータの操作性をいっそう向上させる。【解決手段】画面表示装置は、監視対象物である複数の機器の状態を示す情報を表示するためのベース画面と、ベース画面の一部分を拡大したビュー画面とをオペレータの操作に応じてディスプレイに表示する。画面表示装置は、ベース画面データと、オペレータにより入力されるメモの内容およびベース画面とビュー画面とのうちメモを表示対象とする画面の指定を示す運用メモデータを記憶する。画面表示装置は、オペレータからメモの入力と、入力されるメモをベース画面とビュー画面との少なくともいずれで表示させるかの指定とを受け付けて、受け付けたメモの内容および指定に基づいて、記憶される運用メモデータを更新し、運用メモデータに示される指定に基づいて、べース画面またはビュー画面にメモを合成した画像を表示させる。【選択図】図1

Description

本開示は、オペレータが監視対象物を監視するための画面表示装置において、画面上の任意の位置に、任意の文字情報を含む運用メモを表示させる技術に関する。
電力系統監視制御システムなど、オペレータが監視対象物を監視するシステムにおいて、画面表示装置は、監視対象物(例えば、開閉器など)の状態を示す情報をディスプレイに表示する。例えば、画面表示装置は、系統図を表示し、開閉器の動作状況などに応じて、逐次、表示を更新する。画面表示装置は、オペレータの操作に応じて、監視対象物である複数の機器の状態を示す情報を表示するためのベース画面と、ベース画面の一部分を拡大したビュー画面とをディスプレイに表示する。
また、画面表示装置は、運用の利便性を向上させるため、オペレータの操作に応じて、テキストを含む運用メモを、ベース画面上の任意の位置に作成可能としている。運用メモには、例えば、機器が故障していること、機器の点検期間、注意事項、オペレータが引き継ぐ際の留意事項など様々な情報がオペレータによって入力される。例えば、オペレータは、監視対象物である開閉器を示す画像の近くに、当該開閉器の点検スケジュールの情報などを含む運用メモを配置することで、運用上の利便性を向上させている。
このように、ベース画面に対して任意の位置に任意の情報を運用メモとして書き込むことで、運用上の利便性が向上するため、従来より様々な技術が検討されている。例えば、特開平5−324233号公報(特許文献1)は、ベース画面に対して任意の情報をメモ書き感覚で簡単に書き込むことができ、オペレータに対する運転監視支援機能を向上できる画面表示装置について記載している。具体的には、特許文献1に記載される画面表示装置は、ベース画面の所望位置に書き込みたいメモ情報を、ベース画面に対応する座標情報に変換して入力し、メモリから読み出した情報に基づいて、ベース画面の所望位置に、メモ情報を表示させた画面を出力する技術について記載している。
特開平5−324233号公報
しかし、ベース画面では、運用メモは、ベース画面上の座標情報に対応付けて表示されているため、オペレータがベース画面の一部を拡大したビュー画面によって操作をする場合、拡大に伴って運用メモの表示位置が離れてしまい、スクロール操作等によって表示範囲を移動させると、運用メモが見えづらくなるという課題がある。したがって、運用メモの表示位置を柔軟に指定できる画面表示装置が必要とされている。本開示の目的は、運用メモを用いて監視対象物を監視するオペレータの操作性をいっそう向上させる画面表示装置を提供することである。
一実施形態に従う画面表示装置は、オペレータが監視対象物を監視するためのものである。オペレータから入力操作を受け付けるように構成された操作受付部と、監視対象物である複数の機器の状態を示す情報を表示するためのベース画面と、ベース画面の一部分を拡大したビュー画面とをオペレータの操作に応じて表示するように構成されたディスプレイと、各複数の機器がベース画面において表示される位置を示すベース画面データと、オペレータにより操作受付部を介して入力されるメモの内容およびベース画面とビュー画面とのうちメモを表示対象とする画面の指定を示す運用メモデータとを記憶するように構成された記憶部と、画面表示装置の動作を制御するように構成された制御部とを備える。制御部は、操作受付部を介して、オペレータからメモの入力と、入力されるメモをベース画面とビュー画面との少なくともいずれで表示させるかの指定とを受け付けて、受け付けたメモの内容および指定に基づいて、記憶部に運用メモデータを記憶させるメモ入力受付部と、運用メモデータに示される指定に基づいて、べース画面またはビュー画面にメモを合成した画像をディスプレイに表示させる表示制御部とを含む。
上記一実施形態に従う画面表示装置は、オペレータから、運用メモを、ベース画面とビュー画面との少なくともいずれで表示させるかの指定を受け付ける。そのため、ビュー画面においても表示することが望ましい場合に、オペレータは、ビュー画面を指定して運用メモを作成することで、オペレータの運用時の操作内容にかかわらず画面に運用メモを表示することができ、オペレータの操作性が向上する。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
実施の形態1の画面表示装置10の機能的な構成を示す図である。 実施の形態の画面表示装置10のハードウェア的な構成を示す図である。 運用メモ情報テーブル124のデータ構造を示す図である。 画面表示装置10がオペレータから運用メモの設定を受け付けて運用メモ情報テーブル124を更新する処理を示すフローチャートである。 ベース画面とビュー画面とに運用メモを表示する表示例を示す図である。 オペレータから運用メモの設定を受け付けるための設定ダイアログの表示例を示す図である。 ベース画面またはビュー画面の表示内容を、オペレータの操作に応じて更新する処理を示すフローチャートである。 実施の形態2の画面表示装置12の機能的な構成を示す図である。 実施の形態2の画面表示装置12が記憶する運用メモ情報テーブル126のデータ構造を示す図である。 画面表示装置12がオペレータから運用メモの設定を受け付けて運用メモ情報テーブル126を更新する処理を示すフローチャートである。 機器の状態が変化するイベントが発生した場合の運用メモの表示例を示す図である。 機器を選択するイベントが発生した場合の運用メモの表示例を示す図である。 実施の形態2においてオペレータから運用メモの設定を受け付けるための設定ダイアログの表示例を示す図である。 ベース画面またはビュー画面の表示内容を、イベントの発生に応じて画面表示装置12が更新する処理を示すフローチャートである。 実施の形態3における画面表示装置の表示例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<実施の形態1>
図面を参照して、本実施の形態の画面表示装置10を説明する。画面表示装置10は、例えば、電力系統監視制御システムなど、オペレータが監視対象物を監視するシステムにおいて監視対象物の状態を表示するために用いられる。画面表示装置10は、ベース画面またはビュー画面をディスプレイ102に表示して、オペレータからの操作をマウス101によって受け付ける。ベース画面は、オペレータが監視対象とする複数の機器の状態を表示するための画面である。ビュー画面は、オペレータの操作によりベース画面の一部分を拡大した画面である。
図1は、実施の形態1の画面表示装置10の機能的な構成を示す図である。図1に示すように、画面表示装置10は、マウスイベント受付部111と、マウスイベント処理部112と、ベース画面コントローラ113と、運用メモコントローラ114と、ビュー画面コントローラ115と、データベース120と、ベース画面メモリ133と、ベースメモ画面メモリ134と、ビュー画面メモリ135と、ビューメモ画面メモリ136と、画面表示用メモリ137と、画面表示部141とを含む。データベース120は、ベース画面データ123と、運用メモ情報テーブル124とを格納している。ベース画面データ123は、オペレータが監視対象とする複数の機器(例えば、開閉器など)をディスプレイ102に表示するため、各機器の座標を含むデータである。運用メモ情報テーブル124は、オペレータにより入力される運用メモを表示するベース画面、運用メモをベース画面とビュー画面とのうち少なくともいずれで表示するかの指定、運用メモを表示するための座標、運用メモの内容などを対応付けて管理するための情報である。画面表示装置10は、入力手段としてマウス101と接続している。また、画面表示装置10は、出力手段としてディスプレイ102と接続している。
マウスイベント受付部111は、マウス101から入力されるマウスの動作信号を動作イベント(例えば、クリックイベント)の入力として受け付けて、イベント内容をマウスイベント処理部112へ渡す。
マウスイベント処理部112は、マウスイベント受付部111から受け付けたマウスの動作イベントの種別を判定する。
ベース画面コントローラ113、運用メモコントローラ114およびビュー画面コントローラ115は、メモリに対する読み出し、書き込みおよび消去をするためのコントローラである。ベース画面メモリ133は、オペレータが指定するベース画面の画像データを記憶するためのメモリである。ベースメモ画面メモリ134は、オペレータが指定するベース画面に表示される運用メモを画像データとして記憶するためのメモリである。ビュー画面メモリ135は、オペレータが指定する表示範囲に応じて、ベース画面の一部分を拡大したビュー画面の画像データを記憶するためのメモリである。ビューメモ画面メモリ136は、ビュー画面において表示する運用メモを画像データとして記憶するためのメモリである。
ベース画面コントローラ113は、マウスイベント処理部112と接続し、オペレータが指定するベース画面をデータベース120のベース画面データ123から読み出して、読み出したベース画面をベース画面メモリ133へ書き込む。
運用メモコントローラ114は、マウスイベント処理部112と接続し、オペレータが入力した運用メモを運用メモ情報テーブル124に書き込む処理を、運用メモを運用メモ情報テーブル124から読み出して、読み出した運用メモを、運用メモを表示すべき画面に応じてベースメモ画面メモリ134とビューメモ画面メモリ136との少なくともいずれかへ書き込む。
ビュー画面コントローラ115は、マウスイベント処理部112と接続し、ベース画面のうち、オペレータが表示範囲とする画像データをベース画面メモリ133から読み出して、読み出した画像データに拡大処理を施してビュー画面メモリ135へ書き込む。また、ビュー画面コントローラ115は、ベース画面に表示される運用メモをベースメモ画面メモリ134から読み出して、オペレータが指定する表示範囲に応じた位置に運用メモを表示するため移動、拡大等の処理を施した運用メモの画像データをビューメモ画面メモリ136へ書き込む。ビュー画面コントローラ115は、ベース画面を表示する場合は、ベース画面メモリ133とベースメモ画面メモリ134とからデータを読み出して合成した画像データを画面表示用メモリ137へ書き込み、ビュー画面を表示する場合はビュー画面メモリ135とビューメモ画面メモリ136とからデータを読み出して合成した画像データを画面表示用メモリ137へ書き込む。
画面表示部141は、画面表示用メモリ137に保持されるデータを読み出して、ディスプレイ102に映像信号として出力する。
図2は、実施の形態の画面表示装置10のハードウェア的な構成を示す図である。図2に示すように、画面表示装置10において、入力IF(Interface)190と、出力IF191と、メモリコントローラ192と、記憶部193と、データベース120と、制御部194とがバスを介して接続される。
入力IF190は、マウス101等の入力装置の接続を受け付けるインタフェースである。入力IF190は、オペレータから入力操作を受け付けるように構成された操作受付部として機能する。
出力IF191は、ディスプレイ102等の出力装置と接続するためのインタフェースである。
メモリコントローラ192は、メモリとして機能するデータベース120および記憶部193に対し、読出し、書き込みおよび消去をするためのコントローラである。メモリコントローラ192は、図1に示すベース画面コントローラ113、運用メモコントローラ114およびビュー画面コントローラ115の機能を発揮する。
記憶部193は、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、RAM(Random Access Memory)等の記憶装置により構成され、画面表示装置10が使用するプログラムを記憶し、画面表示装置10が使用する各種のデータを蓄積する。ある局面において、記憶部193は、オペレータ認証情報198と、メモ合成画面199とを記憶する。オペレータ認証情報198は、画面表示装置10を操作するオペレータを認証するための情報である。画面表示装置10は、複数のオペレータが操作可能であり、各オペレータを認証する。画面表示装置10は、認証されたオペレータに応じて、ディスプレイ102に表示する運用メモを制御する。すなわち、画面表示装置10は、個々のオペレータごとに適した運用メモをディスプレイ102に表示するように構成されている。メモ合成画面199は、ディスプレイ102に出力する対象となる画面のデータであり、ベース画面またはビュー画面と、運用メモとが合成された画像である。記憶部193は、図1に示すベース画面メモリ133、ベースメモ画面メモリ134、ビュー画面メモリ135、ビューメモ画面メモリ136および画面表示用メモリ137として機能する。
制御部194は、記憶部193に記憶される制御プログラムを読み込んで実行することにより、画面表示装置10の動作を制御する。制御部194は、例えば複数のプロセッサにより実現され、GPU(Graphics Processing Unit)を含むこととしてもよい。制御部194は、プログラムに従って動作することにより、メモ入力受付部195と、表示制御部196と、認証処理部197としての機能を発揮する。また、制御部194は、図1に示すマウスイベント受付部111、マウスイベント処理部112および画面表示部141として機能する。
メモ入力受付部195は、入力IF190を介して、運用メモの入力と、入力される運用メモをベース画面とビュー画面との少なくともいずれで表示させるかの指定とをオペレータから受け付ける。メモ入力受付部195は、オペレータから受け付けた運用メモの内容および運用メモを表示させる画面の指定に基づいて、データベース120に運用メモを記憶させて運用メモ情報テーブル124を更新する。
表示制御部196は、運用メモ情報テーブル124に示される、運用メモをベース画面とビュー画面との少なくともいずれで表示させるかの指定に基づいて、ベース画面データ123として記憶されるべース画面またはビュー画面に運用メモを合成し、合成した画像を、出力IF191を介してディスプレイ102に表示させる。
認証処理部197は、オペレータからのログイン操作を受け付けて、ログイン操作の受付時にオペレータを認証する。運用メモ情報テーブル124には、ディスプレイ102に表示すべき運用メモと、各オペレータの指定とが対応付けられている。表示制御部196は、認証されたオペレータが指定された運用メモをディスプレイ102に表示する。
<データ構造>
図3を参照して、本実施の形態の画面表示装置10が使用するデータのデータ構造を説明する。
図3は、運用メモ情報テーブル124のデータ構造を示す図である。図3に示すように、運用メモ情報テーブル124の各レコードは、運用メモID124Aと、ベース画面番号124Bと、指定種別124Cと、運用メモ貼付け座標124Dと、メモ内容124Eとを含む。
運用メモID124Aは、オペレータによって入力される各運用メモを識別する情報である。
ベース画面番号124Bは、運用メモを表示する対象となるベース画面を識別する情報である。画面表示装置10は、複数種類のベース画面を表示可能に構成されており、オペレータによって指定されたベース画面をディスプレイ102に表示する。
指定種別124Cは、運用メモを表示する対象がベース画面であるか(図3において、指定「1.ベース画面指定」として示す)、ビュー画面であるか(指定「2.ビュー画面」)、ベース画面とビュー画面との両方であるか(指定「3.両画面指定」)を示す。
運用メモ貼付け座標124Dは、運用メモを表示する座標を示す。本実施形態では、画面表示装置10は、ベース画面において運用メモを表示するための座標(ベース画面座標)と、ビュー画面において運用メモを表示するための座標(ビュー画面座標)とをそれぞれ設定可能であるとしている。
メモ内容124Eは、オペレータによって入力される運用メモの内容(テキスト)を示す。
<動作>
図4から図7を参照して、画面表示装置10の動作を説明する。
図4は、画面表示装置10がオペレータから運用メモの設定を受け付けて運用メモ情報テーブル124を更新する処理を示すフローチャートである。画面表示装置10は、オペレータから、運用メモを貼り付けるための入力操作を受け付けることにより、図4に示す処理を行う。
ステップS101において、制御部194は、オペレータが指定した座標(例えば、マウスクリックがなされた座標)について、ベース画面座標とビュー画面座標とを取得する。
ステップS105において、制御部194は、ディスプレイ102に、運用メモを設定するための設定用ダイアログを表示して、オペレータからの運用メモの入力を受け付ける。画面表示装置10は、設定用ダイアログへの入力操作を受け付けることにより、運用メモの内容と、運用メモをベース画面とビュー画面との少なくともいずれで表示させるか(運用メモをベース画面でのみ表示するか、ビュー画面でのみ表示するか、またはベース画面とビュー画面との両方で表示するか)の指定を受け付ける。
ステップS109において、制御部194は、設定用ダイアログに対してなされた操作が保存ボタンへの押下操作であるか判定する。保存ボタンへの押下操作がなされた場合(ステップS109においてYES)、制御部194は、ステップS113の処理を行い、なされた操作が保存ボタンへの押下操作でない場合(ステップS109においてNO)、ステップS117の処理を行う。
ステップS113において、制御部194は、運用メモ情報テーブル124に、運用メモの新規ID(Identifier)を登録し、運用メモを設定するベース画面の番号と、ベース画面とビュー画面との少なくともいずれで運用メモを表示するかについてオペレータから受け付けた指定とを運用メモ情報テーブル124に登録する。
ステップS117において、制御部194は、設定用ダイアログに対してなされた操作が取消ボタンへの押下操作であるか判定する。取消ボタンへの押下操作がなされた場合(ステップS117においてYES)、制御部194は、ステップS125の処理を行い、なされた操作が取消ボタンへの押下操作でない場合(ステップS117においてNO)、ステップS121の処理を行う。
ステップS121において、制御部194は、設定用ダイアログに対してなされた操作が終了ボタン(「閉じるボタン」)への押下操作であるか判定する。終了ボタンへの押下操作がなされた場合(ステップS121においてYES)、制御部194は、ステップS153の処理を行い、そうでない場合(ステップS121においてNO)、ステップS105の処理を行う。
ステップS125において、制御部194は、設定用ダイアログに入力された内容を消去して、設定用ダイアログを初期状態としてステップS105の処理を行う。
ステップS129において、制御部194は、設定用ダイアログにおいて、ベース画面とビュー画面とのうち、オペレータが運用メモを表示する画面をビュー画面のみとしたか否かを判定する。運用メモを表示する画面の指定がビュー画面のみである場合(ステップS129においてYES)、制御部194は、ステップS133の処理を行い、そうでない場合(ステップS129においてNO)、ステップS137の処理を行う。
ステップS133において、制御部194は、運用メモ情報テーブル124に、運用メモを貼り付けるビュー画面座標を保存する。
ステップS137において、制御部194は、設定用ダイアログにおいて、ベース画面とビュー画面とのうち、オペレータが運用メモを表示する画面をベース画面のみとしたか否かを判定する。運用メモを表示する画面の指定がベース画面のみである場合(ステップS137においてYES)、制御部194は、ステップS141の処理を行い、そうでない場合(ステップS137においてNO)、すなわちオペレータが設定用ダイアログにおいて、ベース画面とビュー画面との両方の画面に運用メモを表示することを指定した場合、ステップS145の処理を行う。
ステップS141において、制御部194は、運用メモ情報テーブル124に、運用メモを貼り付けるベース画面座標を保存する。
ステップS145において、制御部194は、運用メモ情報テーブル124に、運用メモを貼り付けるベース画面座標とビュー画面座標とを保存する。
ステップS149において、制御部194は、運用メモ情報テーブル124に、設定用ダイアログにおいてオペレータが入力したメモ内容を登録する。
ステップS153において、制御部194は、設定用ダイアログを終了させる(設定用ダイアログを閉じる)処理を実行する。
このようにして、画面表示装置10は、オペレータから、運用メモの設定を受け付けて運用メモ情報テーブル124を更新する。
<ベース画面とビュー画面との表示例>
図5と図6とを参照して、画面表示装置10における画面の表示例を説明する。
図5は、ベース画面とビュー画面とに運用メモを表示する表示例を示す図である。図5の状態(A)は、画面表示装置10がディスプレイ102に表示するベース画面の表示例を示す。図5の状態(B)は、画面表示装置10がディスプレイ102に表示するビュー画面の表示例を示す。
図5の状態(A)に示すように、画面表示装置10は、オペレータが指定したベース画面番号に示されるベース画面をベース画面データ123から読み出す。画面表示装置10は、運用メモ情報テーブル124を参照し、指定種別124Cにおいてベース画面が指定されている運用メモ(指定種別「1.ベース画面指定」および「3.両画面指定」)を特定して、ディスプレイ102に、ベース画面と、ベース画面において表示する運用メモ(運用メモ221、運用メモ225)とを表示する。
ここで、画面表示装置10が、オペレータの入力操作を受け付けて、ベース画面のうちビュー表示範囲211に示される表示範囲を選択してビュー画面表示のための操作を受け付けたとする。この場合、状態(B)に示すように、画面表示装置10は、ベース画面の一部分(ビュー表示範囲211に示される範囲)を拡大したビュー画面をディスプレイ102に表示する。画面表示装置10は、運用メモ情報テーブル124を参照し、ビュー画面に、指定種別124Cにおいてビュー画面が指定されている運用メモ(指定種別「2.ビュー画面指定」および「3.両画面指定」)を特定して、ディスプレイ102に、ベース画面の一部分を拡大した画面(ビュー画面)と、ビュー画面において表示する運用メモ(運用メモ223、運用メモ227)とを表示する。画面表示装置10は、ビュー画面を表示している状態で、オペレータがベース画面の表示範囲を変更させた場合(ビュー表示範囲211に示される範囲を拡大、縮小、移動させた場合)、オペレータの操作に応じて、ベース画面の一部分をディスプレイ102に表示させる。しかし、ビュー画面においては、オペレータがベース画面の表示範囲を変更させたとしても、ビュー画面で表示する運用メモ223および運用メモ227の表示位置は運用メモ貼付け座標124Dに示される座標である。すなわち、画面表示装置10は、ビュー画面において、オペレータがベース画面の表示範囲を変更する操作をした場合においても、ビュー画面で表示する運用メモ223および運用メモ227の表示位置を固定する。なお、ベース画面に貼り付けられた運用メモは、ベース画面上の座標と対応付けられているため、オペレータがビュー画面を表示させるためベース画面を拡大または縮小させる操作に伴って移動する。
このように構成することで、画面表示装置10は、オペレータの操作に応じて、運用メモを、ベース画面座標と、ビュー画面座標とのうち少なくともいずれかまたは両方を指定して画面に貼り付けることができる。
<運用メモ設定ダイアログの表示例>
図6は、オペレータから運用メモの設定を受け付けるための設定ダイアログの表示例を示す図である。
図6に示すように、画面表示装置10は、運用メモ設定ダイアログ241をディスプレイ102に表示して、オペレータから運用メモの設定を受け付ける。座標種別指定部242は、オペレータから、運用メモを貼り付ける対象となる画面がベース画面とビュー画面とのうちいずれであるか、またはその両方であるかの指定を受け付けるための領域である。画面表示装置10は、座標種別指定部242において受け付けた指定に基づいて、運用メモ情報テーブル124の指定種別124Cを更新する。メモ内容入力部243は、運用メモの内容の入力をオペレータから受け付けるための領域である。画面表示装置10は、メモ内容入力部243において受け付けた内容に基づいて、運用メモ情報テーブル124のメモ内容124Eを更新する。取消ボタン244は、運用メモ設定ダイアログ241においてオペレータから受け付けた入力内容を消去し、初期化するための操作を受け付けるボタンである。保存ボタン245は、運用メモ設定ダイアログ241においてオペレータから受け付けた内容を運用メモ情報テーブル124に保存するための操作を受け付けるボタンである。終了ボタン246は、運用メモ設定ダイアログ241においてオペレータから、運用メモの設定を終了するための操作を受け付けるボタンである。
<画面の表示内容を更新する動作>
図7を参照して、オペレータが画面をスクロールさせる操作やベース画面を切り替える操作を行った場合など、画面表示装置10がディスプレイ102に表示する画面を更新する処理を説明する。
図7は、ベース画面またはビュー画面の表示内容を、オペレータの操作に応じて更新する処理を示すフローチャートである。
ステップS201において、マウスイベント受付部111は、マウスイベントの入力を受け付けて、受け付けたイベント内容をマウスイベント処理部112へ渡す。
ステップS205において、マウスイベント処理部112は、マウスイベント受付部111からマウスイベントの内容を受け付けて、受け付けたマウスイベントの種別を判定する。
ステップS209において、マウスイベント処理部112は、マウスイベントの種別が画面のスクロール操作であるか否かを判定する。マウスイベントの種別が画面のスクロール操作である場合(ステップS209においてYES)、画面表示装置10は、ステップS213の処理を行う。すなわち、マウスイベントの種別が画面のスクロール操作である場合、ベース画面のうち、ビュー画面として表示する範囲が変更されることとなる。マウスイベントの種別が画面のスクロール操作でない場合(ステップS209においてNO)、ステップS217の処理を行う。
ステップS213において、ビュー画面コントローラ115は、ベース画面メモリ133から、新たにビュー画面の表示範囲となる範囲の画像データを読み出してビュー画面メモリ135へ書き込む。なお、ステップS213において、ビュー画面コントローラ115は、ビュー画面の表示範囲の指定をオペレータから受け付けていない場合は、画像データのビュー画面メモリ135への書き込みを行わないか、ベース画面のうち予め定められた表示範囲の画像データをビュー画面メモリ135へ書き込む。
ステップS217において、マウスイベントの種別がベース画面の切替要求である場合(ステップS217においてYES)、画面表示装置10は、ステップS221の処理を行い、そうでない場合(ステップS217においてNO)、処理を終了する。
ステップS221において、ベース画面コントローラ113は、マウスイベントで受け付けたベース画面の切替要求に基づいて、切替先となるベース画面番号を取得する。
ステップS225において、ベース画面コントローラ113は、ステップS221で特定したベース画面番号のベース画面をベース画面データ123から読み出してベース画面メモリ133へ書き込む。
ステップS229において、運用メモコントローラ114は、運用メモ情報テーブル124から、切替先となるベース画面番号において表示する運用メモを運用メモ情報テーブル124から読み出してベースメモ画面メモリ134へ書き込む。画面表示装置10は、ステップS229の処理に続いてステップS213の処理を行う。
ステップS233において、運用メモコントローラ114は、運用メモ情報テーブル124から、ビュー画面に表示することが指定されている運用メモを、指定種別124Cを参照して特定し、特定した運用メモを読み出してビューメモ画面メモリ136へ書き込む。運用メモコントローラ114は、ベース画面に表示される運用メモのうちビュー画面の表示範囲に含まれる運用メモを運用メモ情報テーブル124から読み出してビューメモ画面メモリ136へ書き込む。例えば、運用メモコントローラ114は、運用メモ情報テーブル124を参照し、運用メモ貼付け座標124Dにおいてベース画面座標の座標値が、ベース画面のうちビュー画面として拡大して表示する表示範囲に含まれるか否かを判定することで、ベース画面に表示される運用メモのうちビュー画面の表示範囲に含まれる運用メモを特定する。
このように構成することで、画面表示装置10は、オペレータの操作に応じて、運用メモを、ベース画面座標と、ビュー画面座標とのうち少なくともいずれかまたは両方を指定して画面に貼り付けることができる。これにより、運用メモの表示位置を柔軟に指定する画面表示装置を実現することができ、運用メモを用いて監視対象物を監視するオペレータの操作性をいっそう向上させることができる。
<実施の形態2>
別の実施形態の画面表示装置について説明する。実施の形態2の画面表示装置12は、監視対象物(例えば、開閉器)の状態の変化時(異常発生時など)や、監視対象物をオペレータが選択した時や、一定期間が経過した時や、予め定められた期間(例えば、夏期期間として定められた期間、機器が検査されている期間)にあるときなど、監視対象物を監視する運用に関する所定の条件が満たされるか否かを画面表示装置12が判定し、所定の条件が満たされる場合に、運用メモをディスプレイ102に表示する。例えば、ベース画面やビュー画面においてオペレータが指定した座標に運用メモを常時表示する構成とする他に、常時表示するのではなく、イベントが発生した場合など所定の条件が満たされた場合に運用メモを表示したい場合もある。また、イベントの種別に応じて、表示すべき運用メモを変更したい場合もある。
<構成>
図8は、実施の形態2の画面表示装置12の機能的な構成を示す図である。図8に示すように、画面表示装置12は、実施の形態1の画面表示装置10と比較すると、さらに、状態変化イベント受付部151と、状態変化イベント処理部152と、期間イベント受付部161と、期間イベント処理部162とを含む。状態変化イベント受付部151、状態変化イベント処理部152、期間イベント受付部161、および期間イベント処理部162は、監視対象物を監視する運用に関する所定の条件が満たされたことを画面表示装置12が検出するための構成である。また、画面表示装置12は、データベース120において運用メモ情報テーブル126を記憶する。
状態変化イベント受付部151は、監視対象物である機器の状態が変化した場合にイベントとして受け付ける。例えば、画面表示装置12は、通信部を備え、監視対象物の状態を示す情報(事故の発生など)を、通信部を介して逐次受信する。状態変化イベント処理部152は、状態変化イベント受付部151が受け付けたイベントの種別を判定する。
期間イベント受付部161は、画面表示装置12がオペレータの操作により監視対象物の監視を行っている場合に、任意の時点から一定期間が経過した場合にイベントとして受け付ける。また、期間イベント受付部161は、予めオペレータにより定められた時点(例えば、一定の時間間隔ごと)に到来していること、または予めオペレータにより定められた一定期間において、期間に関するイベントの発生を受け付ける。期間イベント処理部162は、期間イベント受付部161で受け付けたイベントの種別を判定する。
<データ構造>
図9は、実施の形態2の画面表示装置12が記憶する運用メモ情報テーブル126のデータ構造を示す図である。図9に示すように、運用メモ情報テーブル126の各レコードは、運用メモID126Aと、機器種別情報126Bと、機器特定情報126Cと、イベント種別126Dと、指定種別126Eと、運用メモ貼付け座標126Fと、メモ内容126Gとを含む。画面表示装置12は、ベース画面番号ごとに、運用メモ情報テーブル126のテーブルを保持することとしてもよい。
運用メモID126Aは、オペレータによって入力される各運用メモを識別する情報である。
機器種別情報126Bは、運用メモと関連付けられる機器の種別を示す情報である。例えば、機器の種別として、断路器、遮断器その他の装置がある。
機器特定情報126Cは、機器種別情報126Bに示される機器の種別において、ベース画面に含まれる各機器を識別するための情報である。
イベント種別126Dは、運用メモと関連付けられるイベントの種別を示す。図9に示すように、イベント種別126Dにおいて、監視対象物を監視する運用に関する所定の条件として、監視対象物の状態が変化したことを条件とする種別「1.事故状態変化」、監視対象物をオペレータが選択する操作を条件とする種別「2.機器選択操作」、一定期間が経過した場合などを条件とする種別「3.指定期間」の指定を受け付けている。
指定種別126Eは、運用メモを表示する対象がベース画面であるか(図3において、指定「1.ベース画面指定」として示す)、ビュー画面であるか(指定「2.ビュー画面」)、ベース画面とビュー画面との両方であるか(指定「3.両画面指定」)を示す。
運用メモ貼付け座標126Fは、運用メモを表示する座標を示す。実施の形態2では、画面表示装置12は、ベース画面において運用メモを表示するための座標(ベース画面座標)と、ビュー画面において運用メモを表示するための座標(ビュー画面座標)とをそれぞれ設定可能であるとしている。
メモ内容126Gは、オペレータによって入力される運用メモの内容(テキスト)を示す。
図9に示すように、画面表示装置12は、機器の指定とともに運用メモの設定を受け付けることができる。これにより、画面表示装置12は、指定された機器について状態が変化した場合や機器を選択する操作が行われた場合に運用メモを表示することができる。また、画面表示装置12は、機器の指定を受け付けず(図9の運用メモID「0004」など)運用メモの設定を受け付ける。これにより、特定の機器ではなく、指定期間の到来時など一定の条件が満たされる場合に(例えば、予め定められた夏期期間の到来)、運用メモを表示することができる。
<動作>
図10から図14を参照して、実施の形態2の画面表示装置12の動作を説明する。
図10は、画面表示装置12がオペレータから運用メモの設定を受け付けて運用メモ情報テーブル126を更新する処理を示すフローチャートである。
ステップS301において、制御部194は、ベース画面またはビュー画面においてオペレータが指定した座標(例えば、マウスクリックがなされた座標)において機器が配置されている場合、当該機器の種別を示す情報(機器種別情報)と、当該機器を特定する情報(機器特定情報)とをベース画面データ123に基づき取得する。
ステップS305において、制御部194は、機器を指定して運用メモを設定するための設定用ダイアログを表示して、オペレータからの運用メモの入力を受け付ける。
ステップS309において、制御部194は、設定用ダイアログに対してなされた操作が保存ボタンへの押下操作であるか判定する。保存ボタンへの押下操作がなされた場合(ステップS309においてYES)、制御部194は、ステップS313の処理を行い、なされた操作が保存ボタンへの押下操作でない場合(ステップS309においてNO)、ステップS317の処理を行う。
ステップS313において、制御部194は、運用メモ情報テーブル126に、運用メモの新規IDを登録し、取得した機器の種別を示す情報と、機器を特定する情報とを運用メモ情報テーブル126に登録する。
ステップS317において、制御部194は、設定用ダイアログに対してなされた操作が取消ボタンへの押下操作であるか判定する。取消ボタンへの押下操作がなされた場合(ステップS317においてYES)、制御部194は、ステップS325の処理を行い、なされた操作が取消ボタンへの押下操作でない場合(ステップS317においてNO)、ステップS321の処理を行う。
ステップS321において、制御部194は、設定用ダイアログに対してなされた操作が終了ボタン(「閉じるボタン」)への押下操作であるか判定する。終了ボタンへの押下操作がなされた場合(ステップS321においてYES)、制御部194は、ステップS333の処理を行い、そうでない場合(ステップS321においてNO)、ステップS305の処理を行う。
ステップS325において、制御部194は、設定用ダイアログに入力された内容を消去して、設定用ダイアログを初期状態としてステップS305の処理を行う。
ステップS329において、制御部194は、運用メモを表示させるための座標の情報を設定用ダイアログで受け付けた場合に、受け付けた座標を運用メモ情報テーブル126に保存し、設定用ダイアログにおいてオペレータから指定を受け付けたイベントの種別と、メモの内容とを運用メモ情報テーブル126に登録する。
ステップS333において、制御部194は、設定用ダイアログを終了させる(設定用ダイアログを閉じる)処理を実行する。
このようにして、画面表示装置12は、運用メモの設定をオペレータから受け付けるときに、機器を指定した場合は、機器の状態変化イベントの発生や機器を選択する操作がなされた時に、予め登録された運用メモをディスプレイ102に表示させることができる。また、予め定められた条件が満たされた場合に運用メモを表示するため、オペレータの利便性が高まる。
<画面の表示例>
図11から図13を参照して、画面表示装置12における画面の表示例を説明する。
図11は、機器の状態が変化するイベントが発生した場合の運用メモの表示例を示す図である。図11の状態(A)は、画面表示装置12がディスプレイ102に表示するベース画面の例を示す。状態(B)は、監視対象物の状態が変化することで運用メモを表示する場合の表示例を示す図である。状態(A)に示す監視対象物260において、事故が発生して監視対象物260の状態に変化が発生したとする(事故の発生により、監視対象物の状態が変化するイベントが発生したとする)。このとき、状態(B)に示すように、画面表示装置12は、事故状態変化イベントの発生を契機として、状態変化時運用メモ261をディスプレイ102に表示する。画面表示装置12は、例えば、機器にトリップが発生した時にのみ運用メモを表示することができる。
図12は、機器を選択するイベントが発生した場合の運用メモの表示例を示す図である。図12の状態(A)は、画面表示装置12がディスプレイ102に表示するベース画面の例を示す。状態(B)は、監視対象物がオペレータによって選択されることで運用メモを表示する場合の表示例を示す。状態(A)において、カーソル画像262がオペレータの操作によって監視対象物260を指し示すようになったとする。このとき、状態(B)に示すように、画面表示装置12は、オペレータが監視対象物260をカーソル画像262によって選択するイベントの発生を契機として、選択操作時運用メモ263をディスプレイ102に表示する。
<運用メモ設定ダイアログの表示例>
図13は、実施の形態2においてオペレータから運用メモの設定を受け付けるための設定ダイアログの表示例を示す図である。
図13に示すように、画面表示装置12は、運用メモ設定ダイアログ271をディスプレイ102に表示して、オペレータから運用メモの設定を受け付ける。また、画面表示装置12は、オペレータから、ベース画面又はビュー画面に表示される機器を指定する操作とともに、運用メモ設定ダイアログ271を表示して運用メモの設定を受け付けることもできる。座標種別指定部272は、オペレータから、運用メモを貼り付ける対象となる画面がベース画面とビュー画面とのうちいずれであるか、またはその両方であるかの指定を受け付けるための領域である。メモ内容入力部273は、運用メモの内容の入力をオペレータから受け付けるための領域である。画面表示装置12は、メモ内容入力部273において受け付けた内容に基づいて、運用メモ情報テーブル126のメモ内容126Gを更新する。取消ボタン274は、運用メモ設定ダイアログ271においてオペレータから受け付けた入力内容を消去し、初期化するための操作を受け付けるボタンである。保存ボタン275は、運用メモ設定ダイアログ271においてオペレータから受け付けた内容を運用メモ情報テーブル126に保存するための操作を受け付けるボタンである。終了ボタン276は、運用メモ設定ダイアログ271においてオペレータから、運用メモの設定を終了するための操作を受け付けるボタンである。イベント種別指定部277は、オペレータから、運用メモを表示させるイベントの種別の指定を受け付けるための領域である。画面表示装置12は、イベント種別指定部277において、オペレータがイベントの種別として種別「指定期間」を選択した場合に、期間(特定の日または一定の期間)の入力を受け付ける。
<イベント発生時の画面の表示内容を更新する処理>
図14を参照して、実施の形態2における画面表示装置12がディスプレイ102に表示する画面を更新する処理を説明する。
図14は、ベース画面またはビュー画面の表示内容を、イベントの発生に応じて画面表示装置12が更新する処理を示すフローチャートである。
ステップS401において、状態変化イベント受付部151は、監視対象物を監視する運用に関するイベントの発生(機器の状態変化、機器をオペレータが選択)を受け付けて、受け付けたイベント内容を状態変化イベント処理部152へ渡す。また、期間イベント受付部161は、予め指定した日時または指定期間が到来すると、イベントが発生したとしてイベントの内容を期間イベント処理部162へ渡す。
ステップS405において、状態変化イベント処理部152と153wとは、イベントの種別を判定する。
ステップS409において、状態変化イベント処理部152は、イベントの種別が事故状態変化イベントであるか否かを判定する。イベントの種別が事故状態変化イベントである場合(ステップS409においてYES)、画面表示装置12は、ステップS413の処理を行い、そうでない場合(ステップS409においてNO)、画面表示装置12は、ステップS417の処理を行う。
ステップS413において、運用メモコントローラ114は、運用メモ情報テーブル126から、判定したイベントの種別「事故状態変化」に対応する機器種別情報、機器特定情報、およびメモ内容を読み出す。
ステップS417において、状態変化イベント処理部152は、イベントの種別が機器選択操作イベントであるか否かを判定する。イベントの種別が機器選択操作イベントである場合(ステップS417においてYES)、画面表示装置12は、ステップS421の処理を行い、そうでない場合(ステップS417においてNO)、ステップS425の処理を行う。
ステップS421において、運用メモコントローラ114は、運用メモ情報テーブル126から、判定したイベントの種別「機器選択操作」に対応する機器種別情報、機器特定情報、およびメモ内容を読み出す。
ステップS425において、期間イベント処理部162は、イベントの種別が期間を示すイベントであるか否かを判定する。イベントの種別が期間を示すイベントである場合(ステップS425においてYES)、画面表示装置12は、ステップS429の処理を行い、そうでない場合(ステップS425においてNO)、処理を終了する。
ステップS429において、運用メモコントローラ114は、運用メモ情報テーブル126から、判定したイベントの種別「指定期間」に対応する機器種別情報、機器特定情報、およびメモ内容を読み出す。
ステップS433において、運用メモコントローラ114は、読み出した運用メモにおいて、運用メモを貼り付ける座標が運用メモ貼付け座標126Fによって指定されている場合、運用メモ貼付け座標126Fから座標値を取得する。運用メモコントローラ114は、ベース画面データ123から、ステップS413、ステップS421またはステップS429で読み出した機器種別情報および機器特定情報に示される機器のシンボル(機器を示す画像)の座標値を取得する。
ステップS437において、運用メモコントローラ114は、運用メモを、運用メモ貼付け座標126Fから取得した座標値、またはステップS433で取得したシンボルの座標の近傍に貼り付けるようベースメモ画面メモリ134にデータを書き込む。
このように構成することで、画面表示装置12は、イベントの発生を契機として運用メモをディスプレイ102に表示することができる。
<実施の形態3>
別の実施形態の画面表示装置について説明する。
実施の形態1では、画面表示装置がオペレータの操作に応じて運用メモをベース画面とビュー画面のいずれか一方または両方に表示させることを説明した。実施の形態2では、機器の状態変化イベントが発生した時、オペレータによる機器を選択する操作を受け付けた時、または指定期間が到来した時など一定の条件が満たされた場合に画面表示装置12が運用メモをディスプレイ102に表示させることを説明した。実施の形態3の画面表示装置は、一定の条件が満たされた場合に、ベース画面またはビュー画面のいずれかに表示される運用メモを、もう一方の画面に表示する。すなわち、運用メモがベース画面にのみ表示されるよう指定されている場合、画面表示装置は、一定の条件が満たされた場合に、運用メモをビュー画面にもコピーして表示させる(またはビュー画面に移動させる)。同様に、運用メモがビュー画面にのみ表示されるよう指定されている場合、画面表示装置は、一定の条件が満たされた場合に、運用メモをベース画面にもコピーして表示させる(またはベース画面に移動させる)。ここで、一定の条件が満たされた場合とは、実施の形態2と同様に、機器の状態変化イベントが発生した時(例えば、トリップが発生した場合、異常が発生した場合など)、オペレータによる機器を選択する操作を受け付けた時、または指定期間が到来した時(指定日の当日、または指定日の一定期間より前の日の到来)などがある。
図15は、実施の形態3における画面表示装置の表示例を示す図である。
図15の状態(A)は、ある時点Aにおけるベース画面の表示例を示す。状態(B)は、状態(A)に示すベース画面のビュー表示範囲211に示す範囲を拡大したビュー画面の表示例を示す。状態(C)は、状態(A)または状態(B)に示すある時点A以降において、一定の条件が満たされたある時点Bにおけるベース画面の表示例を示す。状態(D)は、状態(C)に示すベース画面のビュー表示範囲211に示す範囲を拡大したビュー画面の表示例を示す。
状態(A)に示すベース画面において、画面表示装置は、運用メモ281と運用メモ282とをディスプレイ102に表示している。このうち、運用メモ281は、一定の条件が満たされた場合に、ベース画面からビュー画面へと移動する。状態(B)に示すビュー画面において、画面表示装置は、運用メモ283を表示している。また、状態(B)において、ベース画面に表示される運用メモである運用メモ282がディスプレイ102に表示されている。
状態(C)および状態(D)に示すように、ビュー画面に表示される運用メモ283は、所定の条件が満たされた場合に、ベース画面にコピーされる。また、ベース画面に表示される運用メモ281は、所定の条件が満たされた場合に、ビュー画面へと移動する。
また、所定の条件として、運用メモに対する重要度の指定をオペレータから受け付けた場合に、ベース画面またはビュー画面に表示される運用メモをコピーまたは移動させることとしてもよい。
また、運用メモに示される指示に対しオペレータが処置を完了した場合に、当該処置が完了したことを運用メモ情報テーブル124に登録できることとしてもよい。
ある局面において、本実施の形態に係る画面表示装置は、プロセッサと、当該プロセッサで実行されるプログラムとにより実現される。本実施の形態を実現するプログラムは、通信インタフェースを介してネットワークを利用した送受信等により提供される。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 画面表示装置、12 画面表示装置、101 マウス、102 ディスプレイ、111 マウスイベント受付部、112 マウスイベント処理部、113 ベース画面コントローラ、114 運用メモコントローラ、115 ビュー画面コントローラ、120 データベース、123 ベース画面データ、124 運用メモ情報テーブル、126 運用メモ情報テーブル、133 ベース画面メモリ、134 ベースメモ画面メモリ、135 ビュー画面メモリ、136 ビューメモ画面メモリ、137 画面表示用メモリ、141 画面表示部、151 状態変化イベント受付部、152 状態変化イベント処理部、161 期間イベント受付部、162 期間イベント処理部、190 入力IF、191 出力IF、192 メモリコントローラ、193 記憶部、194 制御部、195 メモ入力受付部、196 表示制御部、197 認証処理部、198 オペレータ認証情報、199 メモ合成画面、211 ビュー表示範囲、241 運用メモ設定ダイアログ、242 座標種別指定部、243 メモ内容入力部、244 取消ボタン、245 保存ボタン、246 終了ボタン、260 監視対象物、261 状態変化時運用メモ、262 カーソル画像、263 選択操作時運用メモ、271 運用メモ設定ダイアログ、272 座標種別指定部、273 メモ内容入力部、274 取消ボタン、275 保存ボタン、276 終了ボタン、277 イベント種別指定部。

Claims (5)

  1. オペレータが監視対象物を監視するための画面表示装置であって、
    前記オペレータから入力操作を受け付けるように構成された操作受付部と、
    監視対象物である複数の機器の状態を示す情報を表示するためのベース画面と、前記ベース画面の一部分を拡大したビュー画面とを前記オペレータの操作に応じて表示するように構成されたディスプレイと、
    各前記複数の機器が前記ベース画面において表示される位置を示すベース画面データと、前記オペレータにより前記操作受付部を介して入力されるメモの内容および前記ベース画面と前記ビュー画面とのうち前記メモを表示対象とする画面の指定を示す運用メモデータとを記憶するように構成された記憶部と、
    前記画面表示装置の動作を制御するように構成された制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記操作受付部を介して、前記オペレータから前記メモの入力と、入力される前記メモを前記ベース画面と前記ビュー画面との少なくともいずれで表示させるかの指定とを受け付けて、受け付けた前記メモの内容および前記指定に基づいて、前記記憶部に前記運用メモデータを記憶させるメモ入力受付部と、
    前記運用メモデータに示される前記指定に基づいて、前記べース画面または前記ビュー画面に前記メモを合成した画像を前記ディスプレイに表示させる表示制御部とを含む、画面表示装置。
  2. 前記表示制御部が前記画像を前記ディスプレイに表示させることには、
    前記オペレータによる前記監視対象物の監視時に、所定の条件が満たされることにより、前記運用メモデータにおいて、前記ベース画面または前記ビュー画面のいずれか一方が指定される前記メモの少なくとも一部を未指定の画面に表示させること、または、当該メモの少なくとも一部を前記未指定の画面に移動させることのうち少なくともいずれかを実行することで、前記ディスプレイに前記画像を表示させることが含まれる、請求項1に記載の画面表示装置。
  3. 前記表示制御部は、前記オペレータによる前記監視対象物の監視時に、予め指定された時間が経過したことを計測することにより前記所定の条件が満たされたと判断する、請求項2に記載の画面表示装置。
  4. 前記表示制御部は、前記監視対象物である複数の機器の状態が変化したことを検出したときに、前記所定の条件が満たされたと判断する、請求項2に記載の画面表示装置。
  5. 前記画面表示装置は、複数のオペレータがログイン可能に構成されており、
    前記制御部は、ログイン操作の受付時に前記オペレータを認証する認証処理部を含み、
    前記記憶部が記憶する前記運用メモデータは、各前記メモを表示する対象とする前記オペレータの指定を含み、
    前記表示制御部は、認証された各前記オペレータが指定された前記メモを前記ディスプレイに表示するように構成されている、請求項1から4のいずれか1項に記載の画面表示装置。
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