JP2016200859A - 企業統合支援システム及び方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】企業の合併・統合に当たって、企業の事業体の形態に応じて、業務プログラムのデータ移行を、労力を少なく円滑に行う。【解決手段】企業統合支援システムは、合併前の企業が業務に使用するターゲットプログラムのテーブルを保持し、合併後の企業が業務に使用するターゲットプログラムのテーブルのコードに関する使用形態を入力させて、入力されたコードに関する使用形態に基づいて、合併前の企業が業務に使用するターゲットプログラムのテーブルから、合併後の企業が業務に使用するターゲットプログラムのテーブルを生成することにより、企業が合併するときの業務データを統合する。テーブルのコードは、例えば、企業の事業体制を表す。【選択図】図1
Description
本発明は、企業統合支援システム及び方法に係り、特に、企業の合併・統合時に、企業の業務プログラムに関するデータを円滑に移行するのに好適な企業統合支援方法システム及びその方法に関する。
近年、企業間の競争激化に伴って、企業の合併・統合(M&A:Mergers and Acquisitions)が図られることが激増している。企業の合併・統合は、新規事業や市場への参入、企業グループの再編、事業統合、経営が不振な企業の救済などを目的として実施される。
ところで、企業の合併・統合の場合には、お互いの企業が使っている情報処理システムをどのように合理的に統合することが大きな問題となってくる。情報処理社会の昨今では、ある程度の企業規模になると、コンピュータなどの情報処理機器を使用して業務処理をしているのが一般的だからである。
例えば、特許文献1には、異なる企業間で、事業部門を統合したときに、実施する事業に関する事業セグメントデータを抽出し、再構成する事業統合管理システムが開示されている。
上記特許文献1は、事業部門を統合したときの各々データを統合することは開示しているが、企業の合併・統合において生じる様々なパターンに対応した作業を支援することについては考慮されていない。
合併される企業が、同じ業務プログラムを使っていても、合併に伴ってそれらに使われるマスタテーブルのコードを書き換え、さらにデータを統合するなどの作業を行なわなければならない。企業合併に伴って事業所を追加する場合や事業所を追加せずに、部門を追加する場合など各々の企業の合併の在り方は多様であるため、システムエンジニアは、個別に対応することが必要になり、作業員の労力はきわめて大きなものになりがちであった。
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、企業の合併・統合に当たって、企業の事業体の形態に応じて、業務プログラムのデータ移行を、労力を少なく円滑に行うことのできる企業統合支援システム及び方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る企業統合支援システムは、好ましくは、企業が合併するときの業務データを統合する企業統合支援システムであって、
企業統合支援プログラムを実行する中央処理装置と、記憶装置と、入力装置と、を有し、
前記記憶装置に、合併前の企業が業務に使用するターゲットプログラムのテーブルを保持し、
前記入力装置により、合併後の企業が業務に使用するターゲットプログラムのテーブルのコードに関する使用形態を入力して、
前記中央処理装置は、前記企業統合支援プログラムを実行することにより、前記入力されたコードに関する使用形態に基づいて、前記記憶装置に保持された合併前の企業が業務に使用するターゲットプログラムのテーブルから、合併後の企業が業務に使用するターゲットプログラムのテーブルを生成するように構成したものである。
企業統合支援プログラムを実行する中央処理装置と、記憶装置と、入力装置と、を有し、
前記記憶装置に、合併前の企業が業務に使用するターゲットプログラムのテーブルを保持し、
前記入力装置により、合併後の企業が業務に使用するターゲットプログラムのテーブルのコードに関する使用形態を入力して、
前記中央処理装置は、前記企業統合支援プログラムを実行することにより、前記入力されたコードに関する使用形態に基づいて、前記記憶装置に保持された合併前の企業が業務に使用するターゲットプログラムのテーブルから、合併後の企業が業務に使用するターゲットプログラムのテーブルを生成するように構成したものである。
また、好ましくは、コードに関する使用形態に基づく作業ごとに、ターゲットプログラムのテーブルの関連するテーブルと、処理を保持する作業ケース別情報テーブルを、記憶装置に保持し、中央処理装置は、作業ケース別情報テーブルに基づいた処理を行うようにしたものである。
さらに、好ましくは、記憶装置は、ターゲットプログラムのテーブルのテンプレートを保持し、中央処理装置は、合併後のターゲットプログラムで使用されるテーブルとして、テーブルのテンプレートをコピーするようにしたものである。
また、好ましくは、同一のターゲットプログラムを使用する第一の企業と第二の企業とが合併するときに、同一の種類のテーブルのデータについて、各々テーブルに含まれるデータを併合して、その種類のテーブルに関して新たなデータを記憶するテーブルを生成するようにしたものである。
さらに、好ましくは、入力装置により、合併後のターゲットプログラムで使われるテーブルの新たなデータを入力させるようにしたものである。
また、好ましくは、ターゲットプログラムのテーブルのコードが、企業の事業体制を表すコードであるようにしたものである。
本発明はまた、上記企業統合支援システムにおける企業統合支援方法としても構成される。
本発明はまた、上記企業統合支援システムにおける企業統合支援方法としても構成される。
本発明によれば、企業の合併・統合に当たって、企業の事業体の形態に応じて、業務プログラムのデータ移行を、労力を少なく円滑に行うことのできる企業統合支援システムを提供することができる。
以下、本発明に係る一実施形態を、図1ないし図20を用いて説明する。
先ず、図1ないし図3を用いて一実施形態に係る企業統合支援システム構成について説明する。図1は、一実施形態に係る企業統合支援システムのシステム構成図である。図2は、一実施形態に係る企業統合支援システムを実行する情報処理装置のハードウェア構成図である。図3は、派遣要員プログラムのメイン画面の一例を示す図である。
本発明の企業統合支援システムは、企業の合併・統合において、円滑かつ能率的に、合併前の企業が使っていた業務プログラムを移行するための支援を行うものである。
本発明の一実施形態に係る企業統合支援システム1は、図1に示されるように、企業統合支援プログラム10、ターゲットプログラム20からなり、企業統合支援プログラム10のテーブルとして、企業情報テーブル100、作業ケース別情報テーブル101、ターゲットプログラム20、ターゲットプログラム20のテーブルとして、マスタ200、トランザクション201がある。マスタ200、トランザクション201は、後に説明するように、それぞれ複数のテーブルの集合体である。企業統合支援プログラム10は、ユーザに企業合併の形態を問合せ、それに応じて、元の企業が使用していたターゲットプログラム20のマスタ200とトランザクション201を統合し、必要なマスタ200、トランザクション201を新たに生成する機能を有する。ターゲットプログラム20は、企業統合支援プログラム10のデータ加工の対象となる業務プログラムであり、統合するいずれかの企業が使用しており、かつ、統合後(新企業)においても使われる業務プログラムである。本実施形態では、一例として、派遣要員プログラムを例に採り説明することにする。派遣要員プログラムは、企業と派遣労働契約を結んで、派遣労働者を契約締結企業に派遣するときの派遣労働の業務、例えば、その派遣場所、契約内容、派遣要員などを管理するプログラムである。
ここで、派遣要員プログラムの実行イメージは、図3のようになる。派遣要員プログラムは、派遣要員の業務を管理するプログラムであり、派遣要員プログラムのメイン画面700には、契約内容701、派遣実績702、派遣要員情報703などが表示されている。
企業統合支援プログラム10は、制御モジュール11、ユーザインタフェースモジュール12、テーブル作成モジュール13からなる。制御モジュール11は、プログラム全体の制御をするモジュールである。ユーザインタフェースモジュール12は、画面からユーザに必要なコマンドやデータを入力させるためのモジュールである。テーブル作成モジュール13は、ユーザの入力に応じて、場合分けをして、適切なターゲットプログラム20のマスタ200とトランザクション201を作成するモジュールである。
企業統合支援プログラム10、ターゲットプログラム20は、共に、情報処理装置(ハードウェア構成は、後に詳説)で実行されるプログラムとして動作する。
なお、企業統合支援プログラム10のテーブルである企業情報テーブル100、作業ケース・テーブル対応テーブル101については、後に具体的に詳説する。また、ターゲットプログラム20のマスタ200と、トランザクション201の具体例についても、後に具体的に詳説する。
次に、一実施形態に係る企業統合支援システムを実行する情報処理装置のハードウェア構成について説明する。
情報処理装置300のハードウェア構成としては、例えば、図2に示されるような一般的なパーソナルコンピュータ(PC:Personal Computer)で実現される。
情報処理装置300は、CPU(Central Processing Unit)302、主記憶装置304、ネットワークI/F306、表示I/F308、入出力I/F310、補助記憶I/F312が、バスにより結合された形態になっている。CPU302は、情報処理装置300の各部を制御し、主記憶装置304に必要なプログラムをロードして実行する。主記憶装置304は、通常、RAMなどの揮発メモリで構成され、CPU302が実行するプログラム、参照するデータが記憶される。ネットワークI/F306は、ネットワーク370と接続するためのインタフェースである。
表示I/F308は、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置30を接続するためのインタフェースである。入出力I/F310は、入出力装置を接続するためのインタフェースである。図2の例では、キーボード331とポインティングデバイスのマウス332が接続されている。
補助記憶I/F312は、HDD(Hard Disk Drive)350や光学ドライブ340などの補助記憶装置を接続するためのインタフェースである。
HDD350は、大容量の記憶容量を有しており、本実施形態を実行するためのプログラムが格納されている。情報処理装置300には、図1より説明した企業統合支援プログラム10、ターゲットプログラム20がインストールされている。また、データとして、企業情報テーブル100、作業ケース別情報テーブル101、ターゲットプログラム20、マスタ200、トランザクション201を保持している。
光学ドライブ(DVDドライブ、BDドライブなど)340は、DVDやCDなどの光学ディスクにデータを書き込んだり、光学ディスクからデータを読み込んだりする装置であり、企業統合支援プログラム10は、例えば、CD−ROMにより提供されたものをインストールすることができる。
次に、図4ないし図7Cを用いて一実施形態に係る企業統合支援システムと、そのターゲットプログラムとなる派遣要員プログラムのデータ構造について説明する。図4は、企業情報テーブルの一例を示す図である。図5は、作業ケース別情報テーブルの一例を示す図である。図6Aは、メンテナンス権限マスタの一例を示す図である。図6Bは、発注者マスタの一例を示す図である。図6Cは、バイヤーマスタの一例を示す図である。図6Dは、会社情報マスタの一例を示す図である。図6Eは、事業所情報マスタの一例を示す図である。図6Fは、部門情報マスタの一例を示す図である。図6Gは、取引先情報マスタの一例を示す図である。図7Aは、派遣注文トランザクションの一例を示す図である。図7Bは、納品情報トランザクションの一例を示す図である。図7Cは、派遣先情報トランザクションの一例を示す図である。
なお、実際の業務に使われるテーブルは、複雑多岐にわたるため、本実施形態の説明では、企業統合支援プログラム10の動作を理解するための最必要低限のものにしぼって説明することにする。
図4から図5に示されるテーブルは、企業統合支援プログラム10の制御のために使われるテーブルである。企業情報テーブル100は、図4に示されるように、企業ごとにターゲットプログラムが導入されたか、未導入であるかを記憶するテーブルである。例えば、会社コードが「CA」の企業(会社略称が「A社」の企業、後出)は、ターゲットプログラム20(派遣要員プログラム)を導入しており、会社コードが「CC」の企業(会社略称が「C社」の企業)は、未導入であることを示している。作業ケース別情報テーブル200は、作業ケースごとに、関連テーブルとその処理の内容を保持するテーブルである。この作業ケース、関連テーブル、処理の具体的な内容については、後に詳説する。例えば、作業ケースが「事業所追加」のときには、関連するテーブルは、メンテナンス権限マスタM01、発注者マスタM02、バイヤーマスタM03、事業所情報マスタM05、部門情報マスタM06、取引先情報マスタM07であり、処理としては、関連テーブルのマスタのテンプレート(ターゲットプログラムマスタテンプレート102)をコピーすることを示している。
次に、図6Aから図6Gに示されるテーブルは、ターゲットプログラム20のマスタ200に属するテーブルである。ここで、マスタとは、データベース用語で、有る程度、その値が固定されており、頻繁には変わらずに、プログラムから参照されるテーブルであり、トランザクションとは対になる概念である。また、図6Aないし図6Gの(a)は、会社略称が「A社」で使われたデータの例であり、(b)は、「B社」の例であるものとする。
メンテナンス権限マスタM01は、管理者とテーブルのアクセス権限を示すテーブルである。図6A(a)に示される例では、氏名が「日立A太郎」には、テーブルのアクセス権限として、三種類定義されており、テーブル権限01に対しては、「0」、テーブル権限02に対しては、「2」、テーブル権限03に対しては、「8」と定められている。ここで、テーブル権限の意味のコードの意味としては、例えば、「0」のときは、「アクセス禁止」、「2」のときは、「読み出しのみ可」、「4」のときは、「読み出し、書き込み可」、「8」のときは、「作成、削除を含む全ての権限の行使可」であるものと約束する。
発注者マスタM02は、派遣要員の発注者の情報を保持するテーブルである。図6B(b)には、会社コードが「CA」、氏名が「東京A次郎」、Eメールのアドレスが「ajiro@y12.co.jp」、事業所コードが「PA」、部門コードが「DA」、職位コードが「RA」、電話番号が「03-4456-XXX1」である例が示されている。
バイヤーマスタM03は、生産資材の購入責任者の情報を保持するテーブルである。図6C(a)には、会社コードが「CA」、氏名が「山○三郎」、事業所コードが「PA」、部門コードが「DA」、職位コードが「RC」、Eメールのアドレスが「saburo@yyy12x.co.jp」である例が示されている。
会社情報マスタM04は、企業の会社名などの情報を保持するテーブルである。図6D(a)には、会社コードが「CA」、会社名が「株式会社 A社」、会社略称が「A社」の例が示されている。
事業所情報マスタM05は、各企業の事業所の情報を保持するテーブルである。図6E(a)には、会社コードが「CA」、事業所コードが「PA」、事業名が「A事業所」、事業所略称が「A事」、電話番号が「03-4456-XXX0」、住所が「東京A区…」である例が示されている。
部門情報マスタM06は、各企業の事業所に属する部門の情報を保持するテーブルである。図6F(a)には、会社コードが「CA」、事業所コードが「PA」、部門コードが「DA」、部門名が「サンプルA部門」、部門略称が「サンA部門」である例が示されている。
取引先情報マスタM07は、各企業の取引先の情報を保持するテーブルである。図6G(a)には、会社コードが「CA」、取引先コードが「CLA」、取引先名が「(株)サンプルAシステムズ」、取引先住所が「神奈川県Y市…」、電話番号が「045-3456-CCC0」、FAX番号が「045-3456-CCC1」である例が示されている。
次に、図7Aから図7Cに示されるテーブルは、ターゲットプログラム20のトランザクション201に属するテーブルである。ここで、トランザクションとは、データベース用語で、次々発生する処理単位を一つにまとめて記録するテーブルであり、マスタとは対になる概念である。また、図7Aないし図7Cの(a)は、会社略称が「A社」で使われたデータの例であり、(b)は、「B社」の例であるものとする。
派遣注文トランザクションT01は、派遣業務の注文を記録するトランザクションである。図7A(a)に示される例では、会社コードが「CA」、取引先コードが「CLA」、派遣番号が「TE10」、派遣契約名「TEA」である例が示されている。派遣契約名は、詳細は説明しないが、派遣業務の契約の際に、派遣単価、派遣時間などの契約者間で交わされる詳細な契約内容を表すものとする。
納品トランザクションT02は、資材などの納品業務を記録するトランザクションである。図7B(a)に示される例では、会社コードが「CA」、事業所コードが「PA」、納品番号が「PB」、納品場所が「A事業所」である例が示されている。
派遣場所トランザクションT03は、派遣業務の派遣先を記録するトランザクションである。図7B(a)に示される例では、会社コードが「CA」、取引先コードが「CLA」、派遣番号が「TE10」、派遣先名が「A事業所 R棟 2階」、派遣先住所が「東京都A区」、電話番号が「03-4456-XXX0」である例が示されている。
次に、図8ないし図20を用いて一実施形態に係る企業統合支援システムの処理について説明する。
図8は、企業統合支援システムの概要処理を示すフローチャートである。図9は、事業追加ケースのときの処理を示すフローチャートである。図10は、部門追加(移行)ケースのときの処理を示すフローチャートである。図11は、部門追加(新規)ケースのときの処理を示すフローチャートである。図12は、社名変更ケースのときの処理を示すフローチャートである。図13は、新規環境構築ケースのときの処理を示すフローチャートである。図14は、企業統合支援システムのメイン画面の例を示す図である。図15は、部門情報入力画面の例を示す図である。図16は、会社情報入力画面の例を示す図である。図17Aは、部門追加(移行)ケースのときに作成されるメンテナンス権限マスタの一例を示す図である。図17Bは、部門追加(移行)ケースのときに作成される発注者マスタの一例を示す図である。図17Cは、部門追加(移行)ケースのときに作成される部門情報マスタの一例を示す図である。図18Aは、部門追加(移行)ケースのときに作成される派遣注文トランザクションの一例を示す図である。図18Bは、部門追加(移行)ケースのときに作成される納品情報トランザクションの一例を示す図である。図18Cは、部門追加(移行)ケースのときに作成される派遣先情報トランザクションの一例を示す図である。図19Aは、部門追加(新規)ケースのときに作成されるメンテナンス権限マスタの一例を示す図である。図19Bは、部門追加(新規)ケースのときに作成される発注者マスタの一例を示す図である。図19Cは、部門追加(新規)ケースのときに作成される部門情報マスタの一例を示す図である。図20は、社名変更ケースのときに作成される会社情報マスタの一例を示す図である。
先ず、図8及び図14を用いて企業統合支援システムの概要処理について説明する。
ユーザは、図14に示した企業統合支援システムのメイン画面400に入力することにより、必要な情報を企業統合支援プログラム10に渡すことになる。入力データ欄401は、ターゲットプログラム20の対象とする入力(統合前)データを入力する欄である。図14の例では、「A社」のデータと「B社」のデータが指定されている。出力フォルダ欄402は、ファイルシステムに依存する出力フォルダ(ディレクトリ)を指定する欄である。図14の例では、「D:\派遣要員プログラムフォルダ」が指定されている。確認事項の欄410は、企業の統合にあたって統合の形態を問い合わせる欄である。確認事項の欄410は、図14に示されるように、「システムを統合しますか?」411、「会社コードを現行利用しますか?」412、「事業所コードを分割しますか?」413、「部門を追加しますか?」414の内容を、チェックボックスを利用することにより、「はい」「いいえ」形式で問い合わせて、ユーザに入力させる欄である。対応処理420の欄は、確認事項の欄410に入力された内容にしたがって、企業統合支援のプログラムが実行した処理を表示する欄である。図14の例では、「システムを統合しますか?」411が「はい」、「会社コードを現行利用しますか?」412が「はい」、「事業所コードを分割しますか?」413が「いいえ」、「部門を追加しますか?」414が「はい(移行)」であり、確認事項の欄410に「部門追加(移行)」と表示される例が示されている。
このようなメイン画面400の入力にしたがい、企業統合支援システムの処理は、図8に示されるようになる。システム統合か否かを判定し(S01)、否のときには、社名変更よる対応を行う(S13:後出)。システム統合のときには、マスタに使われているコードを現行利用するか否かを判定し(S02)、利用しないときには、新規環境作成データ移行を行う(S14:後出)。マスタに使われているコードを現行利用するときには、事業所コード分割を行うか否かを判定し(S03)、分割するときには、事業所追加による対応を行う(S10:後出)。事業所コード分割を行なわないときには、部門追加タイプを判定し(S04)、部門追加タイプが(移行)のときには、部門追加(移行)処理を行ない(S11:後出)、部門追加タイプが(新規)のときには、部門追加(新規)処理を行う(S12:後出)。
次に、図8のフローチャートで示したS10〜S14で示した処理の詳細について説明する。
事業所追加ステップS10では、図9に示されように、図5に示した作業ケース別情報テーブル101の事業所追加ケース101aに記載された関連テーブルと処理の内容にしたがって、ターゲットプログラムマスタテンプレート201(図1)にあるメンテナンス権限マスタM01、発注者マスタM02、バイヤーマスタM03、事業所情報マスタM05、部門情報マスタM06のテンプレートを、ターゲットプログラム20のマスタとしてコピーする(S101)。
部門追加(移行)ステップS11では、図10に示されるように、図5に示した作業ケース別情報テーブル101の部門追加(移行)ケース101bに記載された関連テーブルと処理の内容にしたがって、合併する企業のメンテナンス権限マスタM01、発注者マスタM02、部門情報マスタM06のデータ統合を、行う(S112)。次に、派遣注文トランザクションT1、納品情報トランザクションT2、派遣先情報トランザクション(2)のデータを統合する。
A社(ターゲットプログラム導入)とB社(ターゲットプログラム導入)の間で、部門追加(移行)が行なわれる場合は、それぞれのマスタは、図17A〜図17Cに示されようになり、それぞれのトランザクションは、図18A〜図18Cに示されるようになる。
部門追加(新規)ステップS12では、図11に示されるように、図5に示した作業ケース別情報テーブル101の部門追加(移行)ケース101cに記載された関連テーブルと処理の内容にしたがって、合併する企業のメンテナンス権限マスタM01、発注者マスタM02、部門情報マスタM06のデータ統合を、行う(S121)。次に、図15に示される部門情報入力画面500を表示し、新規に追加する部門に関する情報を入力させる(S122)。部門情報入力画面500は、部門コード入力欄501、部門名入力欄502、部門略称503に、それぞれ部門コード、部門名、部門略称が入力できるようになっている。図15の例では、部門コード入力欄501に、部門コードとして「DF」、部門名入力欄502に、部門名として「サンプルF部門」、部門略称503として、部門略称「サンF部門」が入力されている。次に、部門情報入力画面500より入力された情報を、部門情報マスタM06に反映する(S123)。
A社(ターゲットプログラム導入)とC社(ターゲットプログラム未導入)の間で、部門追加(新規)が行なわれる場合は、それぞれのマスタは、図19A〜図19Cに示されるようになる。
社名変更ステップS13では、図12に示されるように、図5に示した作業ケース別情報テーブル101の社名変更ケース101dに記載された関連テーブルと処理の内容にしたがって、図16に示される部門情報入力画面600を表示し、統合後の企業に関する情報を入力させる(S131)。会社情報入力画面600は、会社コード入力欄601、会社名入力欄602、会社略称603に、それぞれ会社コード、会社名、会社略称が入力できるようになっている。図16の例では、会社コード入力欄601に、会社コードとして「CAB」、会社名入力欄602に、会社名として「株式会社 AB社」、会社略称603として、会社略称「AB社」が入力されている。次に、会社情報入力画面600より入力された情報を、会社情報マスタM04に反映する(S132)。
A社(ターゲットプログラム導入)とB社(ターゲットプログラム導入)の間で、企業名変更が行なわれる場合は、会社情報マスタM04は、図20に示されようになる。
会社コード現行利用ステップS14では、図13に示されるように、図5に示した作業ケース別情報テーブル101の会社コード現行利用ケース101eに記載された関連テーブルと処理の内容にしたがって、ターゲットプログラムマスタテンプレート201(図1)にある全マスタをコピーする(S141)。詳細な過程の説明は、省略するが、この場合には、マスタのコードは、使わないので、別途、統合前の企業のマスタのコードを統合後の企業のマスタに合うように、コンバータなどで変換する必要がある。
以上のように、本実施形態による企業統合支援システムでは、合併後の企業の組織とそれを表現するマスタのコードに着目して、作業ケースを場合分けして、それに合うように、ターゲットプログラムのマスタとトランザクションを自動的に生成したり、データを合併したり、データ入力の誘導を行う。そのため、システムエンジニアは、業務プログラムのデータ移行を、省労力にて円滑に行うことができる。
1…企業統合支援システム 10…企業統合支援プログラム
11…制御モジュール 12…ユーザインタフェースモジュール
13…テーブル作成モジュール 100…企業情報テーブル
101…作業ケース別情報テーブル 102…ターゲットプログラムマスタテンプレート
20…ターゲットプログラム(派遣要員プログラム)
200…マスタ 201…トランザクション。
11…制御モジュール 12…ユーザインタフェースモジュール
13…テーブル作成モジュール 100…企業情報テーブル
101…作業ケース別情報テーブル 102…ターゲットプログラムマスタテンプレート
20…ターゲットプログラム(派遣要員プログラム)
200…マスタ 201…トランザクション。
Claims (7)
- 企業が合併するときの業務データを統合する企業統合支援システムであって、
企業統合支援プログラムを実行する中央処理装置と、
記憶装置と、
入力装置と、を有し、
前記記憶装置に、合併前の企業が業務に使用するターゲットプログラムのテーブルを保持し、
前記入力装置により、合併後の企業が業務に使用するターゲットプログラムのテーブルのコードに関する使用形態を入力して、
前記中央処理装置は、前記企業統合支援プログラムを実行することにより、前記入力されたコードに関する使用形態に基づいて、前記記憶装置に保持された合併前の企業が業務に使用するターゲットプログラムのテーブルから、合併後の企業が業務に使用するターゲットプログラムのテーブルを生成することを特徴とする企業統合支援システム。 - 前記コードに関する使用形態に基づく作業ごとに、前記ターゲットプログラムのテーブルの関連するテーブルと、処理を保持する作業ケース別情報テーブルを、前記記憶装置に保持し、前記中央処理装置は、前記作業ケース別情報テーブルに基づいた処理を行うことを特徴とする請求項1記載の企業統合支援システム。
- 前記記憶装置は、ターゲットプログラムのテーブルのテンプレートを保持し、前記中央処理装置は、合併後のターゲットプログラムで使用されるテーブルとして、前記テーブルのテンプレートをコピーすることを特徴とする請求項1記載の企業統合支援システム。
- 同一のターゲットプログラムを使用する第一の企業と第二の企業とが合併するときに、同一の種類のテーブルのデータについて、各々テーブルに含まれるデータを併合して、その種類のテーブルに関して新たなデータを記憶するテーブルを生成することを特徴とする請求項1記載の企業統合支援システム。
- 前記入力装置により、合併後のターゲットプログラムで使われるテーブルの新たなデータを入力させることを特徴とする請求項1記載の企業統合支援システム。
- 前記ターゲットプログラムのテーブルのコードが、企業の事業体制を表すコードであることを特徴とする請求項1記載の企業統合支援システム。
- 企業が合併するときの業務データを統合する企業統合支援システムにおける企業統合支援方法であって、
前記企業統合支援システムは、企業統合支援プログラムを実行する中央処理装置と、記憶装置と、入力装置と、を有し、
前記記憶装置に、合併前の企業が業務に使用するターゲットプログラムのテーブルを保持するステップと、
前記入力装置により、合併後の企業が業務に使用するターゲットプログラムのテーブルのコードに関する使用形態を入力するステップと、
前記中央処理装置は、前記企業統合支援プログラムを実行することにより、前記入力されたコードに関する使用形態に基づいて、前記記憶装置に保持された合併前の企業が業務に使用するターゲットプログラムのテーブルから、合併後の企業が業務に使用するターゲットプログラムのテーブルを生成するステップと、を有することを特徴とする企業統合支援システムにおける企業統合支援方法。
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JP (1) | JP2016200859A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019121092A (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-22 | 株式会社リコー | 情報処理装置、情報処理システム、統合方法 |
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2015
- 2015-04-07 JP JP2015078338A patent/JP2016200859A/ja active Pending
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JP2019121092A (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-22 | 株式会社リコー | 情報処理装置、情報処理システム、統合方法 |
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