JP6747668B2 - 業務アプリケーション構築支援システム及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、業務アプリケーション構築支援システム及びプログラムに関する。
企業の基幹業務を管理するための業務アプリケーションはすでに広く用いられており、その開発を行うためのシステムも、例えば特許文献1等により知られている。しかし、基幹業務に関する業務アプリケーションの構築は、非常に困難で手間と時間の掛かる作業である。
業務アプリケーションの構築を依頼された開発ベンダーは、まず、顧客(依頼先企業)の業務について様々なヒアリングを行って、業務の内容や、業務に係る人・物の動き・情報の伝達、カネの流れなどを把握し、その結果をソースコード等に落とし込むことにより、業務アプリケーションを構築する。
しかし、ヒアリングは依頼先企業の様々な部署に対し個別に行われ、個別の事務毎に処理内容を仕様化することで業務アプリケーションは構築される。異なる部署に対し統一的なヒアリングが困難であるため、そのヒアリング結果も、同一の業務に関して異なる形式で表現しまうなど、統一感を欠いてしまうことがある。部署毎の個別システムではなく、企業内の複数の部署を連携させる業務基幹システムのような業務アプリケーションの開発を行う場合、開発ベンダーや、依頼先企業の情報システム部門においても、1人の担当者が全ての部署の業務に精通することが求られるが、それは非常に困難である。
その結果、業務アプリケーションを構成する複数の個別システムが連携して動作することが出来ないことが生じ得る。この場合、業務アプリケーションを企業内の全体に亘り統一的・網羅的に動作させるため、ヒアリングをやり直すなど、複数回に亘り試行錯誤が必要となり、業務アプリケーションの構築に要する時間が長くなるという問題があった。
特開2010−55562号公報
本発明は、業務アプリケーションの開発において、業務アプリケーションの構築を容易にした業務アプリケーション構築支援システムを提供することを目的とする。
本発明に係る業務アプリケーション構築支援システムは、業務俯瞰図描画部と、シナリオチャート生成部と、詳細定義ツールとを備える。業務俯瞰図描画部は、業務上の行為を示す概念であるイベント、及び業務上の対象でありイベントの遂行の対象を示すコア、及びイベント及びコアの関係性を図示した業務俯瞰図を描画する。シナリオチャート生成部は、業務俯瞰図描画部により描画された業務俯瞰図に基づき、前記イベントを記述したイベント欄、前記コアを記述したコア欄、及び前記関係性を記述したルール欄を含むシナリオチャートを生成する。詳細定義ツールは、シナリオチャートに含まれるイベント及びコアの詳細定義を生成する。業務俯瞰図描画部は、コアを表現するコアブロック、イベントを表現するイベントブロック、及びコアとイベントとの関係性を示す関係性図形をユーザからの入力に従い描画させる描画部と、記コア、イベント、及び関係性の関係を示す関係性表示部とを備える、前記シナリオチャート生成部は、前記イベント欄、前記コア欄、前記ルール欄に、それぞれ前記コアブロック、前記イベントブロック、及び前記関係性図形を配置する。
第1の実施の形態に係る業務アプリケーション構築支援システムの全体構成を示すブロック図である。 前処理エンジン100のハードウエア構成の概略を示すブロック図の一例を示している。 前処理エンジン100のアプリケーションが実行されることにより本システム100において実現される機能を示す機能ブロック図である。 前処理ツール100の動作を説明するフローチャートである。 業務俯瞰図BVの意義について説明する。 業務俯瞰図BVの意義について説明する。 業務俯瞰図BVの意義について説明する。 業務俯瞰図BVの一例を説明する。 業務俯瞰図描画アプリケーション110の実行画面の一例である。 イベント−コア一覧表D1の一例を示す。 コア−イベント一覧表D2の一例を示す。 シナリオドメイン表D3の一例を示す。 詳細定義前のシナリオチャートD4’の一例である。 シナリオチャートD4の生成方法について説明する概念図である。 第2の実施形態に係るアプリケーション構築支援システムにおける業務俯瞰図描画アプリケーション110の実行画面の一例である。
次に、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係る業務アプリケーション構築支援システムの全体構成を示すブロック図である。本システムは、前処理エンジン100、定義エンジン200、及び実行エンジン300から大略構成されている。
前処理エンジン100は、依頼先企業からの業務に関するヒアリングの結果に従って業務俯瞰図BVを生成するとともに、業務俯瞰図BVに基づいて、各種データを生成するコンピュータである。業務俯瞰図BVは、具体的には後述するが、システム化すべき業務の全体像を、「イベント」、「コア」及びそれらの関係性を示す図形により抽象化し図示したものであり、これにより企業の業務全体をマクロ的に、しかも複数人が理解可能な形で表示した俯瞰図である。前処理エンジン100は、基幹業務アプリケーションの構築の際、基幹業務中の業務及び対象を明確に洗い出し、これを業務俯瞰図という形で表現する役割を有するものである。
この業務俯瞰図の生成の他、前処理エンジン100は、生成された業務俯瞰図に含まれるデータに基づいて、各種データ、例えばイベント−コア一覧表D1、コア−イベント一覧表D2、シナリオドメイン表D3、シナリオチャートD4’、D4を生成する。これらのデータD1〜D4の詳細は後述する。
定義エンジン200は、前処理エンジン100で生成された各種データD1〜D4に基づき、実行エンジン300で処理可能な形式の、各種データの定義に関する定義データを生成するコンピュータである。定義データは、例えば、図1に示すように、SVO一覧E1、アクティビティ定義E2、モデル定義E3、業務項目定義E4、クライアント定義E5、アサインメント定義E6、AET定義E7、サービス定義E8などを含む。このうち、クライアント定義E5、アサインメント定義E6、AET定義E7、サービス定義E8は、シナリオチャートD4に基づいて生成される。
SVO一覧E1は、シナリオチャート上の役割(ロール)が操作対象に対しどのような操作を行うかを表示した一覧表であり、SVO一覧は、システムチャートD4上のロールと同じ粒度で、換言すればシナリオチャートD4上のロールをシステム化した際の「機能」を粒度として展開する一覧表である。また、アクティビティ定義E2は、シナリオチャートD4上の役割(ロール)が完遂するためのプロセス(工程)に関する定義である。なお、アクティビティ定義E2は、ロールのタイプ(active、又はpassive)により、操作対象(O)に対する操作のタイプが決まるため、自動展開が可能である。例えば、ロールのタイプがactiveの場合には、操作対象を作成、編集、又は登録するという形で自動展開することができる。一方で、ロールのタイプがpassiveの場合には、操作対象を検索、選択、編集、又は登録するという形で自動展開することができる。
モデル定義E3は、シナリオチャートD4上に記述されたイベント、コア、マスターなどのターゲットが保持する属性のモデル(例えば、マスタモデル、イベントモデル、コアモデルなど)を定義したものである。
業務項目定義E4は、シナリオチャートD4上に記述されたイベント、コア、マスターなどのターゲットが保持する項目を、業務項目として定義して一覧表にしたものである。
クライアント定義E5は、ある役割(ロール)を果たすために用いられるユーザ・インタフェースを定義するものである。クライアント定義E5は、ページ単位(画面単位、すなわちロール単位)、ページ内の所定のエリア単位(検索部、一覧表示部、編集部など)、コンテント単位(操作対象モデルの業務項目に対して行う処理の定義)で実行され得る。
アサインメント定義E6は、あるモデルから別のモデルへと展開する際、その展開の仕方の定義である。具体的には展開元モデル(Source)、展開先モデル(Target)、反映先モデル(Reflection)、展開元更新モデル(Update)などの間の関係、及び展開の条件などを含む。
AET定義E7(Account Entry Transaction)は、残数管理を行うべき対象を定義するものであり、具体的には、残数管理の対象となる概念的な箱(アカウント)に対し、どのような量の出入りがあるのかを定義したものである。
サービス定義E8は、シナリオチャートD4の記述内容から定義エンジン200が生成する各種定義データのうち不足分を補うための定義データである。
実行エンジン300は、定義エンジン200で生成された各種定義データE1〜E8に基づき、業務アプリケーション、及び業務アプリケーションの管理のためのクロスリファレンスツールを生成するコンピュータである。例えば、実行エンジン300は、定義エンジン200で生成された業務コンテンツ定義(SVO一覧、ステートメント)を読み込み、解釈し、動作させる機能を有する。SVOステートメントは、例えばHTMLデータに変換されて実行エンジン300に入力される。
図1で説明した前処理エンジン100、定義エンジン200、実行エンジン300のうち、定義エンジン200、及び実行エンジン300に関しては、出願人から「PEXA−WORKS」、及び「PEXA−ENGINE」という名称で既に公表されており、また、本発明の主題ではないので、詳細な説明は省略する。本システムの新規な特徴は、前処理エンジン100であるので、以下では、この前処理エンジン100の構成及び動作について詳細に説明する。この前処理エンジン100で業務俯瞰図BVが生成されることにより、業務全体の把握が容易になる。
このような業務アプリケーション構築支援システムにおいて、シナリオチャートD4を作成した後、このシナリオチャートD4が定義エンジン200に入力されることにより、各種定義データE1〜E8が生成され、更にこれが実行エンジン300に入力されて業務アプリケーションおよびクロスリファレンスツールが生成される。しかし、このシナリオチャートD4を、業務全体の流れを正確に把握して生成することは困難である。そこで、本実施の形態のシステムでは、前処理エンジン100において業務俯瞰図BVのデータを生成し、これにより業務全体の概観を把握することを容易にし、シナリオチャートD4の生成を容易にしている。
図2は、この前処理エンジン100のハードウエア構成の概略を示すブロック図の一例を示している。前処理エンジン100は一例として、CPU101、入力部102、ハードディスクドライブ(HDD)103、ROM104、RAM105、ディスプレイ106、及び通信インタフェース107を備えている。前処理エンジン100は、必要に応じて、ネットワークNWを通じてデータサーバ108と接続されてもよい。図2に示す構成要素は、一般的に知られているものと同一のものを採用し得る。
前処理エンジン100は、HDD103などにおいて、業務俯瞰図の生成、その他の前処理を行うためのアプリケーション(コンピュータプログラム)を格納しており、アプリケーションを読み出してCPU101において必要な演算やデータ処理を実行させることができるよう構成されている。
入力部102は、このアプリケーションの実行中においてユーザからの入力・命令を受け付けるものであり、例えばキーボード、マウス、タッチパネルなどである。ディスプレイ106には、アプリケーションの実行画面、例えば業務俯瞰図の描画・編集画面が表示される。
図3は、このアプリケーションが実行されることにより本システム100において実現される機能を示す機能ブロック図である。業務俯瞰図描画アプリケーション110は、業務俯瞰図を描画・編集するための画面、アイコン、ツールバーなど、業務俯瞰図を描画・編集するための環境を提供するアプリケーションである。
イベント−コア一覧表変換ツール120は、描画された業務俯瞰図よりイベントブロックを抽出してリスト化し、当該イベントブロックより延びる矢印符号によって関連付けられるイベントブロック及びコアブロックを、矢印符号の属性(参照、更新、展開)と共に一覧表化したイベント−コア一覧表に変換する機能を有する。イベント−コア一覧表は、イベントブロックに主眼を置いて、他のイベントブロック及びコアブロックとの関係を示した一覧表である。
これに対し、コア−イベント一覧表変換ツール130は、描画された業務俯瞰図よりコアブロックを抽出してリスト化し、当該コアブロックより延びる矢印符号によって関連付けられるイベントブロックを、矢印符号の属性(参照、更新、展開)と共に一覧表化したコア−イベント一覧表に変換する機能を有する。コア−イベント一覧表は、コアブロックに主眼を置いて、他のイベントブロックとの関係を示した一覧表である。
このようなイベント−コア一覧表、及びコア−イベント一覧表が生成されることにより、ユーザは、これら一覧表に基づき、イベントとコアの関係を一覧表で把握することができ、より一層イベントとコアの関係を明確に把握可能となり、シナリオチャートの生成を容易にすることができる。また、シナリオドメイン表変換ツール140は、処理エンジン200に入力されるシナリオチャートに識別番号を振るためのマトリクス表としてのシナリオドメイン表に変換するツールである。
また、シナリオチャート変換ツール150は、業務俯瞰図描画アプリケーション110で生成された業務俯瞰図をシナリオチャートに変換するツールである。シナリオチャートは、後述するように、業務俯瞰図に含まれるイベント、コアなどを、ロール単位で、それぞれ対応する記載欄に振り分けて記載したチャート図である。シナリオチャート変換ツール150は、イベントを記述するイベント欄、前記コアを記述したコア欄、及び前記関係性を記述したルール欄を含むシナリオチャートのテンプレートデータを保持しており、入力された業務俯瞰図データに配置されたイベント、コア等をシナリオチャート変換ツール150中の分類機能により対応する欄に配置する機能を有する。詳細定義ツール160は、シナリオチャート150で生成されたシナリオチャート中のイベント、コア、及び関係性データ等に関する詳細定義をユーザに入力させるものためのツールである。
次に、図4のフローチャートを参照して、この前処理ツール100の動作を説明する。まず、本システム100のユーザは、顧客企業に対しヒアリングを行って、業務俯瞰図描画アプリケーション110を用いて業務俯瞰図を生成する(ステップS11)。続いて、シナリオチャート変換ツール150により、ステップS11で生成された業務俯瞰図に基づいてシナリオチャートを生成する(S12)。シナリオチャート変換ツール150においては、業務俯瞰図に配置されたイベント、コアなどがシナリオチャートのテンプレートの所定の欄に配置される。
続いて、詳細定義ツール160を用いて、イベント・コア・ロールの詳細定義がユーザによって入力される(S13)。更に、「アサイン」の詳細定義が、ユーザによって入力される(S14)。アサイン定義は、所定の役割(「ロール」)によりある「イベント」が実行されることにより、コアや他のイベントに与えられる影響についての定義である。
次に、詳細定義ツール160を用いて、アカウント・マスターの詳細定義がユーザによって入力される(S15)。「アカウント」とは、役割(「ロール」)によりあるイベントが実行されることで、何らかの実体に関し移動が発生する場合において、その移動を定義するものである(例えば、何処から何処へ、実体に関しどのような移動がなされるのかについて)。また、「マスター」とは、イベント、コア等の詳細定義の際に検討すべき項目(マスター管理)を定義したものである。あるイベント、コアが、マスター管理の対象であれば、マスターが参照され、対応するマスターが特定され、当該イベント、コアの詳細定義に用いられる。
次に、この実施の形態で描画される業務俯瞰図BVの意義について、図5〜図7を参照して説明する。
図5を参照して、組織における業務の発生、及び組織の存在意義について説明する。図5は、市場における組織・仕入先・販売先の関係・それらの間におけるモノ・ヒト・カネなどの流れについて図解したものである。すなわち、図5は、組織やその周辺(仕入先・販売先など)において様々な業務が遂行されることによってモノ・ヒト・カネなどが移動し、又は別のものに変換される様子を示したものである。具体的には、組織は製造設備、人材、原材料などのリソースを仕入先その他から確保し、この原材料に対し、人材や製造設備を利用して業務を行うことにより、原材料を仕掛品に転換する。さらに仕掛品は、更に別の業務が施されることにより最終製品やサービスに転換される。そして、この最終製品やサービスにさらに業務を実行することにより販売を行い、組織は請求書を発行するなどの業務を実行することにより収入を得る。収入(カネ)は販売先から組織に移動し、更に仕入先に対する支払金の源泉となる。このようにして様々な業務が遂行されることにより、ヒト、モノ、カネなどのリソースが増減し、移動し、また別のものに転換される。
図6に示すように、このような各種業務を、本システムの業務俯瞰図では、「イベント」という形式で抽象化して示す。また、ヒト、モノ、カネなど、業務の遂行の対象となるべきものを本システムの業務俯瞰図では「コア」いう形式で抽象化して示す。換言すれば、「コア」とは、働きかけを行う対象であり、例えば、ヒト、モノ、カネ、情報などである。また、「イベント」とは、対象(コア)に対して働きかける行為である。組織の活動は「イベント」の総体であり、組織のある時点における状況は、それまでに組織において行われた全ての「イベント」の結果であると考えることができる。イベント、コアとともに、それらイベントとコアの関係性も適宜把握され、符号として業務俯瞰図に入力される。こうして業務を構成する対象及び行為がすべてイベント及びコアとして特定され、それらの関係性も特定されると、業務の全体が業務俯瞰図として表現される。
なお、本システムでは、図6に示すように、組織がヒト、モノ、カネなどの「コア」に対し何らかの働きかけ(「「イベント」)を行うことにより、新たに「コア」が発生したり、「コア」に変化が生じたりする、という考え方を採用している。この明細書では、業務により新たにコアが発生することを「展開」と称する。また、業務により「コア」の状態に変化を生じさせることを「更新」と称する。また、「コア」の状態を確認することを「参照」と称する。これらの「展開」、「更新」、「参照」が、イベントとコアの関係性を抽象的に示す符号として表現されている。
このように、業務俯瞰図とは、1つの企業又は組織の業務を俯瞰的に捉え、業務の枠組みを「コア」と「イベント」、及びコアとイベントの「関係性」を示す符号により抽象化して表した図面である。このように業務やその対象を抽象化した「イベント」や「コア」を含む業務俯瞰図により、システム開発業者は、業務を俯瞰的に把握することができる。また、抽象化がなされていることにより、システム開発業者における複数の担当者が、把握された業務に関し共通の認識を持つことができる。換言すれば、複数の担当者が、イベントやコアの詳細、及びその関係性について意識することなく、単にそのような存在があることを認識することができる。業務アプリケーションは、通常、複数人により部分ごとに分担をして構築される。この業務俯瞰図によれば、複数人の間で構築すべきシステムについての全体像を共有することが容易になる。
図7は、「イベント」と「コア」、及びそれに対応する実体、更にその「イベント」が行われる場合における判断(判定)との関係を、レイヤー毎に分けて表記したものである。この図7では、現実の業務におけるヒト・モノ・カネの移動や変化を「実体レイヤー」に表記し、それらヒト・モノ・カネ・及び業務を抽象化した「イベント」及び「コア」を「実行レイヤー」に表記している。ここでの抽象化は、開発ベンダーの担当者等が、依頼先企業に対し行う、業務全体に関するヒアリングの結果に従って行われる。なお、図7では、イベントA、B、Cと、これらのイベントA、B、Cの対象となるコアD及びEが表記されている。イベントA、B、Cには、そのイベントを所定のコアに対して実行する場合における所定の判定条件が付されている。判定条件に基づく判定結果が「是」である場合に、そのイベントが実行され、判定結果が得られる。判定条件は、「判断レイヤー」に表記される。
コアに対してあるイベントが実行されることにより、所定の量の実体(カネやモノ、情報など)が移動・移転したり、あるいはカネ・モノ・情報などが他のものに変換されたりする。例えば、移送業務が行われることにより、場所AからBへと在庫が移動したり、在庫検査業務により、在庫の良品と不良品が選別されたり、原材料に加工という業務が施されることで、原材料が中間品や最終生成物に変換される。実体レイヤーは、そのような実体の移動や変換を示している。この図7に示すようなイベント・コアの存在、イベントにおける判定条件、イベントとコアとの関係、及びイベントの実行による実体の移動・変換などがヒアリングの結果に従い把握されることにより、業務俯瞰図BVが作成され得る。
図8は、図7のような分析により作成され得る業務俯瞰図BVの一例である。
「イベント」及び「コア」は、それぞれイベントブロックBe、コアブロックBcとして表現され、これらのブロックの中にはイベント及びコアの内容(定義)が記載される。図8において、イベントブロックBeはその下部に二重線を有するブロックとして表現され、コアブロックBcはその下部に1本の太線を有するブロックとして表現されているが、ブロックの形式はこれに限定されるものではない。
また、イベント及びコアの関係が、矢印符号(関係性符号Br)により記載されている。あるイベントにより新しくコアが生成される場合には、関係性符号Brの横に「展開」と表記する。また、あるイベントによりコアに変更が加わる場合には、関係性符号Br(矢印符号)の横に「更新」と表記する。また、あるイベントを行う場合にあるコアが参照される場合には、関係性符号Brの横に「参照」と表記する。「展開」、「更新」、「参照」等の表記は一例であって、他の類似の表現に置き換えてもよいことはいうまでもない。なお、図8では図示されていないが、あるイベントの実行が、新たなイベントを生じさせる場合がある。その場合には、2つのイベントブロックBeが、「展開」の関係性符号Brにより接続される。
図9は、業務俯瞰図描画アプリケーション110の実行画面の一例である。この業務俯瞰図描画アプリケーション110は、業務俯瞰図描画・編集画面(描画部)201、命令入力部202、アイコン群203、業務俯瞰図サンプル提示部204、及びコア/イベント関係性表示部205を備える。
業務俯瞰図描画・編集部201は、コアを表現するコアブロックBc、イベントを表現するイベントブロックBe、及びコアとイベントとの関係性を示す関係性図形Brをユーザからの入力に従い描画させる。ユーザは、業務に関するヒアリングが終了し、図8の如く業務の全体像が把握された場合、その結果に従って業務俯瞰図は例えば以下のようにして描画される。
コアブロックBc、イベントブロックBe、または関係性図形Brの描画は、命令入力部202又はアイコン群203においてそれらの追加を指示することにより開始される。例えば、入力部102を用いた命令入力部202又はアイコン群203の操作により、コアブロックBc、イベントブロックBe、または関係性図形Brの追加が指定されると、空欄のコアブロックBc、空欄のイベントブロックBe、又は定義の指定のない、図形のみの関係性図形Brが、業務俯瞰図描画・編集画面201に表示される。関係性図形Brは例えば、上述のように「展開」、「更新」、「参照」の3種類を含む。この「展開」、「更新」、「参照」の指定は、関係性図形Brの描画の当初に行ってもよいし、例えば矢印のみの関係性図形Brの描画がされた後の段階で入力するようにしてもよい。図9は、前者の方式が採用された場合における編集画面を示している。なお、関係性図形Brは、例えばマウス(図示せず)のドラッグアンドドロップ動作により、コアブロックBcとイベントブロックBeとを接続するように描画することができる。
その後、ユーザは、入力部102(キーボードなど)により、空欄のコアブロックBc、空欄のイベントブロックBeに対し、その内容を入力するとともに、空欄の関係性図形Brに対し、その内容を入力する。さらにユーザは、入力部102により、イベントが実行されるための条件を示す条件ブロックBifも入力する。条件ブロックBifは、イベントブロックBeやコアブロックBcと同様に、入力部102により、入力命令部202又はアイコン群203を操作することにより入力され得る。なお、入力に際し、業務俯瞰図サンプル提示部204を操作して、把握された業務に近似するサンプルを選んで描画部201に表示させて、そのサンプルを編集してもよい。
以上のようにして入力されたコア、イベント、及びその関係性の間の関連は、コアブロックBc、イベントブロックBe、及び関係性符号Brとして描画部201に図示されるとともに、コア/イベント関係性表示部205において文字情報としても表示される。コア/イベント関係性表示部205は、コア、イベント、その関係性(依存の種類:「展開」「更新」又は「参照」)の関連を一覧表として表示するものである。
以上のようにして業務俯瞰図BVが描画されると、この業務俯瞰図BVに基づき、イベント−コア一覧表D1、コア−イベント一覧表D2、シナリオドメイン表D3、及びシナリオチャートD4’(詳細定義前)が、前処理エンジン100中のイベント−コア一覧表変換ツール120、コア−イベント一覧表変換ツール130、シナリオドメイン表変換ツール140、及びシナリオチャート変換ツール150により生成される。
図10に、イベント−コア一覧表D1の一例を示す。イベント−コア一覧表D1は、イベントを軸とした(主役とした)一覧表であり、具体的にはイベントをマトリクス表の一番左側に記載し、そのイベントに対応するコアや関係性に関するデータを、その右側に並べて記載したものである。この図10のイベント−コア一覧表D1は、一例として、マトリクス表の右側から、イベント欄301、展開元イベント欄302、行う内容欄303、関連コア欄304、関連イベント欄305、EC参照欄306、EC参照条件欄307、EC更新欄308、EC更新条件欄309、EC展開欄310、EC展開条件欄311、EE展開欄312、及びEE展開条件欄313を備える。
イベント欄301は、イベントの内容を記述する欄であり、業務俯瞰図BVに含まれるイベントブロックBeに記述されたイベントの内容が、イベント−コア一覧表変換ツール120によりイベント欄301に記述される。イベント−コア一覧表変換ツール120は、イベントブロックBe、コアブロックBcを、それらの内部に含まれる識別子などに基づいて判別し、イベントブロックBeの記述内容を抽出してイベント欄301に記述する。また、展開元イベント欄302は、あるイベントが別のイベントの実行により新たに生じた(展開された)ものである場合に、その元となったイベントを記述する欄である。
また、行う内容欄303は、イベントにより実行される行為の内容を入力する欄である。また、関連コア欄304は、イベント欄301に記述されたイベントと関連するコアを入力する欄であり、業務俯瞰図BVにおいて、該当するイベントブロックBeと関係性符号Brで接続されたコアブロックBcのコアの内容が記述される。関連イベント欄305は、イベント欄301に記述されたイベントと関連するイベントを入力する欄である。
また、EC参照欄306は、イベント欄301に対応するイベントと、関連コア欄304に対応するコアとの関係性が「参照」である場合に、それを示す符号(例えば黒丸)が表示される欄である。EC参照条件欄307は、イベント欄301に対応するイベントと、関連コア欄304に対応するコアとの関係が「参照」である場合に、その参照をする条件を記述した欄である。
また、EC更新欄308は、イベント欄301に対応するイベントと、関連コア欄304に対応するコアとの関係性が「更新」である場合に、それを示す符号(例えば黒丸)が表示される欄である。EC更新条件欄309は、イベント欄301に対応するイベントと、関連コア欄304に対応するコアとの関係が「更新」である場合に、その更新をする条件を記述した欄である。
また、EC展開欄310は、イベント欄301に対応するイベントと、関連コア欄304に対応するコアとの関係性が「展開」である場合に、それを示す符号(例えば黒丸)が表示される欄である。EC展開条件欄311は、イベント欄301に対応するイベントと、関連コア欄304に対応するコアとの関係が「展開」である場合に、その展開をする条件を記述した欄である。
また、EE展開欄312は、イベント欄301に対応するイベントと、展開元イベント欄302に対応するイベントとの関係性が「展開」である場合に、それを示す符号(例えば黒丸)が表示される欄である。EE展開条件欄313は、イベント欄301に対応するイベントと、展開元イベント欄302に対応するイベントとの関係が「展開」である場合に、その展開をする条件を記述した欄である。
このようなイベント−コア一覧表D1によれば、ユーザは、どのような行為がどのような業務と関連するのかを把握することができ、業務俯瞰図BVに基づいてシナリオチャートを生成する場合の一助とすることができる。すなわち、イベントがどのコアに影響を及ぼすのかという観点ですべてのイベントを理解することができ、シナリオチャートを生成することが容易になる。
図11に、コア−イベント一覧表D2の一例を示す。コア−イベント一覧表D2は、イベント−コア一覧表D1とは逆に、コアを軸とした(主役とした)一覧表であり、具体的にはコアをマトリクス表の一番左側に記載し、そのコアに対応するイベントや関係性に関するデータを、その右側に並べて記載したものである。この図11のコア−イベント一覧表D2は、一例として、マトリクス表の右側から、関連コア欄321、コア概要欄322、イベント欄323、イベント概要欄324、EC展開欄325、EC展開条件欄326、EC参照欄327、EC参照条件欄328、EC更新欄329、EC更新条件欄330、EE展開欄331、及びEE展開条件欄332を備える。
関連コア欄321は、コアの内容を記述する欄であり、業務俯瞰図BVに含まれるコアブロックBcに記述されたコアの内容が、コア−イベント一覧表変換ツール130により関連コア欄321に記述される。コア−イベント一覧表変換ツール130は、イベントブロックBe、コアブロックBcを、それらの内部に含まれる識別子などに基づいて判別し、コアブロックBcの記載内容を抽出して関連コア欄321に記載する。また、コア概要欄322は、関連コア欄321に記述されるコアの概要を記述する欄である。また、イベント欄323は、関連コア欄321に対応するコアと関係性を有するイベントブロックBeのイベントを記述する欄であり、イベント概要欄324は、イベント欄323に記述のイベントの概要を記載するものである。欄325〜332については、イベント−コア一覧表D1の同名の欄と同じものであるので、説明は省略する。
このようなコア−イベント一覧表D1によれば、ユーザは、対象に対してどのような業務が発生し得るのかを一覧で把握することができ、業務俯瞰図BVに基づいてシナリオチャートD4’D4を生成する場合の一助とすることができる。
図12は、シナリオドメイン表D3の一例を示す。シナリオドメイン表データは、詳細定義が終了した後のシナリオチャートD4を定義エンジン200に入力する上で必要な基礎資料となるシナリオチャートの識別番号を割り当てるためのマトリクス表である。シナリオドメイン表D3のデータは、アプリケーションを構築する際の機能メニューの順序に影響を与える。
具体的にシナリオドメイン表D3は、業務俯瞰図DVに基づいて作成され、シナリオドメイン表D3中の縦軸である「シナリオ」欄に記述の事項は、業務俯瞰図BV中の「コア」に相当する事項である。また、シナリオドメイン表D4中の横軸である「ドメイン」欄に記述の事項は、業務俯瞰図BV中の「イベント」における行為・振る舞いを名称として記載したものである。シナリオ欄、及びドメイン欄には、それぞれ識別番号(001、002・・・)が割り当てられている。そして、そして、「シナリオ」と「ドメイン」の交点にあるマトリクス表は、黒丸又は白丸が付されている。
黒丸は、あるシナリオにおいて対応するドメインがどれであるかを示す符号である。例えば、シナリオ「顧客」(コア)においては、「顧客登録」、及び「顧客更新登録」というドメインが対応することが、黒丸により示されている。
白丸は、あるドメインが、複数のシナリオにより共有される場合を示している。例えば、ドメイン「顧客契約更新」は、シナリオ「顧客契約」とも関係性を有する一方で、シナリオ「顧客サービス案件」とも関係性を有するため、白丸がマトリクス表中に付されている。
次に、業務俯瞰図BVに基づいてシナリオチャートD4’、D4を生成する手順・方法について説明する。詳細定義前のシナリオチャートD4’は、シナリオチャート生成ツール150によって、半自動的に生成される。そして、詳細定義後のシナリオチャートD4は、詳細定義ツール160により、イベント、コアなどの詳細定義がユーザにより入力されることにより生成される。
図13は、詳細定義前のシナリオチャートD4’の一例である。シナリオチャートD4’は、イベント欄401、ルール欄402、コア欄403、アカウント欄404、マスター欄405、及びロール欄406を備えたチャートである。シナリオチャート406は、イベントが果たすロール単位で、1つのロール毎に1ページにまとめた形で記述される。図13に示した例は、「収納行為」というイベント及びこれに対応するロールに着目したシナリオチャートの一例を示したものであり、別のロールについては、別のページにおいて別のシナリオチャートが生成される。
イベント欄401、コア欄403は、前述のイベント、コアを記述する欄である。イベントブロックBe、及びコアブロックBcがシナリオチャート生成ツール150により業務俯瞰図BVから自動的に抽出され、シナリオチャートD4’のイベント欄402、コア欄403に配置される。
また、ルール欄402は、前述の関係性符号Brに対応する関係性に関する内容が記述される欄である。関係性符号Brがシナリオチャート生成ツール150により業務俯瞰図BVから自動的に抽出され、このルール欄402の所定箇所(対応するイベント、コアを結ぶ位置)に対応する内容が記述される。また、アカウント欄404は、前述のアカウントを記述する欄であり、マスター欄405は、前述のマスターを記述する欄である。いずれも詳細定義ツール160によりユーザがアカウント定義及びマスター定義を入力することにより、その入力内容がこのアカウント欄404及びマスター欄405に反映される。また、ロール欄406は、イベントに対応するロールが記載される欄である。
このように、シナリオチャートD4’は、業務俯瞰図BVとは異なり、イベント、ルール、コア等に関し、それぞれ独立した欄を有している。図14に示すように、シナリオチャート生成ツール150におけるイベント欄401、ルール欄402、コア欄403へのデータ入力は、シナリオチャート生成ツール150により、シナリオチャート生成ツール150内の業務俯瞰図解釈ツールに基づいて業務俯瞰図BVを解釈することにより行われる。例えば、「収納行為」というイベントにより「収納」というコアが新たに生成(展開)される場合、その収納行為というイベントはイベント欄401に記述され、収納というコアはコア欄に自動的に記述される。また、関係性符号Brに対応する符号も、イベント欄401とコア欄403に記述されるイベント、及びコアをつなぐ符号として自動的に記述される。アカウント、及びマスターの定義については、詳細定義ツール160により、ユーザの入力に従って行われる。このようにして、詳細定義後のシナリオチャートD4が生成され、定義エンジン200に入力可能な状態となる。
(効果)
以上説明したように、本実施の形態では、前処理エンジン100により業務俯瞰図BVが生成される。業務俯瞰図BVは、業務の中での各種の行為や対象を「イベント」や「コア」という形で抽象化しているため、複数人の中で業務の構造に関し理解の共有が得られやすい。この業務俯瞰図BVを土台としてコンセンサスを得た後、併せて生成したイベント−コア一覧表D1、コア−イベント一覧表D2、シナリオドメイン表D3も参照しつつ、シナリオチャートD4が生成される。したがって、本実施の形態によれば、統合的な仕様策定前の検証が可能となるとともに、業務全体の流れに関し開発チームの中で共通の理解を得ることが容易となり、ヒアリングをやり直しなど、複数回に亘り試行錯誤することが不要とし又は少なくすることが可能となり、業務アプリケーションの構築に要する時間を短縮することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態に係る業務アプリケーション構築支援システムを、図15を参照して説明する。この第2の実施の形態は、業務俯瞰図描画アプリケーション110の実行内容が第1の実施の形態と異なっている。その他の基本的構成は第1の実施の形態と同一であるので重複する説明は省略する。
この第2の実施の形態では、関係性符号Brの入力において、更に、通常の情報に関する符号と、個人情報に関する符号と、特別個人情報(秘匿性がより高い情報)とに分けて入力する点において、第1の実施の形態と異なっている。
例えば、関係性符号Br「参照」を入力する場合には、「参照」、「個参照」、「特個参照」の3種類に分けて入力がなされる。「参照」は、個人情報に無関係な(個人情報を含まない)情報の参照を意味し、「個参照」は、個人情報に関わる情報の参照を意味し、「特個参照」は、個人情報のうち特に秘匿性の高い情報を参照することを意味する。
また、図示は省略するが、例えば、関係性符号Br「更新」を入力する場合には、「更新」、「個更新」、「特個更新」の3種類に分けて入力がなされる。「更新」は、個人情報に無関係な情報の更新を意味し、「個更新」は、個人情報に関わる情報の更新を意味し、「特個更新」は、個人情報のうち特に秘匿性の高い情報を更新することを意味する。
また、図示は省略するが、例えば、関係性符号Br「展開」を入力する場合には、「展開」、「個展開」、「特個展開」の3種類に分けて入力がなされる。「展開」は、個人情報に無関係な情報の展開を意味し、「個展開」は、個人情報に関わる情報の展開を意味し、「特個展開」は、個人情報のうち特に秘匿性の高い情報を展開することを意味する。
(その他)
以上、本発明のいくつかの実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100・・・前処理エンジン、 101・・・CPU、 102・・・入力部、 103・・・HDD、 104・・・ROM、 105・・・RAM、 ディスプレイ、 200・・・定義エンジン、 300・・・実行エンジン。

Claims (8)

  1. 業務上の行為を示す概念であるイベント、及び業務上の対象であり前記イベントの遂行の対象を示すコア、及び前記イベント及びコアの関係性を図示した業務俯瞰図を描画するための業務俯瞰図描画部と、
    前記業務俯瞰図描画部により描画された業務俯瞰図に基づき、前記イベントを記述したイベント欄、前記コアを記述したコア欄、及び前記関係性を記述したルール欄を含むシナリオチャートを生成するシナリオチャート生成部と、
    前記シナリオチャートに含まれる前記イベント及び前記コアの詳細定義を生成する詳細定義ツールと
    を備え、
    前記業務俯瞰図描画部は、
    前記コアを表現するコアブロック、前記イベントを表現するイベントブロック、及び前記コアと前記イベントとの関係性を示す関係性図形をユーザからの入力に従い描画させる描画部と、
    前記コア、前記イベント、及び前記関係性の関係を示す関係性表示部と
    を備え、
    前記シナリオチャート生成部は、
    前記イベント欄、前記コア欄、前記ルール欄に、それぞれ前記コアブロック、前記イベントブロック、及び前記関係性図形を配置する
    ことを特徴とする、業務アプリケーション構築支援システム。
  2. 前記シナリオチャートは更に、前記イベントが実行されることで発生する実体の移動を定義するアカウント欄と、イベント及びコアの詳細定義の際に検討すべき項目を定義するマスター欄を備える、請求項1記載の業務アプリケーション構築支援システム。
  3. 前記業務俯瞰図描画部により描画された業務俯瞰図より前記イベントブロックを抽出してリスト化し、前記イベントブロックより延びる矢印符号によって関連付けられる前記イベントブロック及び前記コアブロックを、前記矢印符号の属性と共に一覧表化したイベント−コア一覧表を生成するイベント−コア一覧表生成部をさらに備えた、請求項1記載の業務アプリケーション構築支援システム。
  4. 前記業務俯瞰図描画部により描画された業務俯瞰図より前記コアブロックを抽出してリスト化し、前記コアブロックより延びる矢印符号によって関連図けられる前記イベントブロックを、前記矢印符号の属性と共に一覧表化したコア−イベント一覧表を生成するコア−イベント一覧表生成部をさらに備えた、請求項1記載の業務アプリケーション構築支援システム。
  5. 業務上の行為を示す概念であるイベント、及び業務上の対象であり前記イベントの遂行の対象を示すコア、及び前記イベント及びコアの関係性を図示した業務俯瞰図をディスプレイ上に描画させ、
    描画された業務俯瞰図に基づき、前記イベントを記述したイベント欄、前記コアを記述したコア欄、及び前記関係性を記述したルール欄を含むシナリオチャートを生成し、
    前記シナリオチャートに含まれる前記イベント及び前記コアの詳細定義を生成し、
    前記業務俯瞰図の描画では、
    前記コアを表現するコアブロック、前記イベントを表現するイベントブロック、及び前記コアと前記イベントとの関係性を示す関係性図形をユーザからの入力に従いディスプレイ上に描画させ、
    前記コア、前記イベント、及び前記関係性を表示させ、
    前記シナリオチャートの生成では、
    前記イベント欄、前記コア欄、前記ルール欄に、それぞれ前記コアブロック、前記イベントブロック、及び前記関係性図形を配置させる
    ことをコンピュータに実行させるよう構成されたことを特徴とする、業務アプリケーション構築支援用プログラム。
  6. 前記シナリオチャートは更に、前記イベントが実行されることで発生する実体の移動を定義するアカウント欄と、イベント及びコアの詳細定義の際に検討すべき項目を定義するマスター欄を備える、請求項5記載の業務アプリケーション構築支援用プログラム。
  7. 描画された業務俯瞰図より前記イベントブロックを抽出してリスト化し、前記イベントブロックより延びる矢印符号によって関連付けられる前記イベントブロック及び前記コアブロックを、前記矢印符号の属性と共に一覧表化したイベント−コア一覧表を生成させる、請求項5記載の業務アプリケーション構築支援用プログラム。
  8. 描画された業務俯瞰図より前記コアブロックを抽出してリスト化し、前記コアブロックより延びる矢印符号によって関連図けられる前記イベントブロックを、前記矢印符号の属性と共に一覧表化したコア−イベント一覧表を生成させる、請求項5記載の業務アプリケーション構築支援用プログラム。
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