JP2016200155A - ロックアップ機構を搭載した車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロックアップ機構を搭載した車両であって、エンジンストールを十分に防止することができる車両を提供すること。
【解決手段】車両1が惰性走行をしているときにエンジン2にかかっている負荷に応じた車速閾値よりも車速が低いことを条件にトルクコンバータ10のロックアップ機構を解放状態にするロックアップ機構制御を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロックアップ機構を搭載した車両に関する。
従来、車両の減速運転を含む惰性走行を検知する惰性走行検知手段と、車両の設定値以上の大きな減速度を検知する急減速検知手段とからの信号に応答し、惰性走行中における車両の減速度が設定値未満である間、トルクコンバータのロックアップ機構を解放状態にすることにより、エンジンストールを防止する技術が特許文献1で提案されている。
特許第3430272号公報
しかしながら、ロックアップ機構は、油圧により締結状態が変更されるため、解放状態にするように制御されてから実際に解放状態になるまでの応答遅れ時間がかかる。この応答遅れ時間は、ロックアップ機構が伝達しているトルクが高くなるに連れて長くなる。
このため、特許文献1で提案されたような従来の技術は、ロックアップ機構を解放状態にするように制御したときに、低車速状態でエンジンにかかっている負荷が高い場合には、応答遅れ時間によってエンジンストールを引き起こしてしまうことがあり、エンジンストールを十分に防止できていないといった課題があった。
そこで、本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、ロックアップ機構を搭載した車両であって、エンジンストールを十分に防止することができる車両を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明に係るロックアップ機構を搭載した車両の一態様は、ロックアップ機構を有する変速機を備えた車両であって、車両が惰性走行をしているときにエンジンにかかっている負荷に応じた車速閾値よりも車速が低いことを条件にロックアップ機構を解放状態にするロックアップ機構制御を実行する。
本発明は、ロックアップ機構を搭載した車両であって、エンジンストールを十分に防止することができる車両を提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る車両の要部を示す構成図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る車両に設けられたトルクコンバータの概要図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態に係る車両を構成するECUによって参照されるエンジンフリクションマップを示す概念図である。 図4は、本発明の第1の実施の形態に係る車両を構成するECUによって参照されるオルタネータ負荷マップを示す概念図である。 図5は、本発明の第1の実施の形態に係る車両を構成するECUによって参照されるA/Cコンプレッサ負荷マップを示す概念図である。 図6は、本発明の第1の実施の形態に係る車両のロックアップ機構制御動作を示すフローチャートである。 図7は、本発明の第2の実施の形態に係る車両のロックアップ機構制御動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。以下、本発明の実施の形態に係るロックアップ機構を搭載した車両について説明する。
(第1の実施の形態)
図1に示すように、車両1は、内燃機関型のエンジン2と、エンジン2によって発生された動力を変速する自動変速機3と、自動変速機3に油圧を供給する油圧回路4と、ECU(Electronic Control Unit)5と、を含んで構成される。
また、車両1は、エンジン2からベルト6を介して駆動力が伝達されるオルタネータ7及びエアコンコンプレッサ8を有している。オルタネータ7は、補機に使用される電力を蓄える図示しないバッテリを充電するようになっている。
エアコンコンプレッサ8は、車両1に設けられた補機としてのエアコンディショナ9の冷媒を圧縮するようになっている。このように、オルタネータ7及びエアコンコンプレッサ8は、エンジン2の駆動力から補機を駆動するための動力に変換する動力変換装置を構成する。
エンジン2には、複数の気筒が形成されている。各気筒内には、燃焼室が画成されている。本実施の形態において、エンジン2は、各気筒に対して、吸気行程、圧縮行程、膨張行程及び排気行程からなる一連の4行程を行うように構成されている。
自動変速機3は、トルクコンバータ10と、自動変速機構11とを有し、図示しないディファレンシャルギア及びドライブシャフトなどを介して駆動輪に動力を伝達するようになっている。
自動変速機構11は、クラッチおよびブレーキを構成する複数の摩擦係合要素を有し、ECU5に制御された油圧回路4から供給される油圧によって、形成される変速段が変更されるようになっている。
図2に示すように、トルクコンバータ10は、エンジン2と一体に回転するように設けられたケース20と、ケース20に取り付けられたポンプインペラ21と、自動変速機構11と一体に回転するように設けられたタービンランナ22と、ポンプインペラ21とタービンランナ22との間に設けられたステータ23と、ステータ23の一方向の回転のみを許容するワンウェイクラッチ24と、ワンウェイクラッチ24のインナレースを自動変速機構11のケースに固定するステータシャフト25と、ロックアップ機構26とを含んで構成されている。
ロックアップ機構26は、ロックアップクラッチ27を有している。ロックアップクラッチ27は、油圧回路4からロックアップ機構26に供給される油圧、詳細には、締結側室28及び開放側室29に供給される油圧の差に応じて、入力側のケース20と出力側のタービンランナ22とを直結できるようになっている。
ロックアップ機構26は、ケース20とタービンランナ22とを直結する締結状態と、ケース20とタービンランナ22とを切り離す解放状態と、締結状態と解放状態との間の半締結状態とをロックアップクラッチ27によって取り得るようになっている。
具体的には、ロックアップ機構26は、締結側室28の油圧が開放側室29の油圧よりも高い場合にはロックアップクラッチ27が締結されるように動作して、その差圧に応じた締結状態をとる。
また、ロックアップ機構26は、締結側室28の油圧が開放側室29の油圧よりも低い場合にはロックアップクラッチ27が解放されるように動作して、解放状態をとる。
図1において、ECU5は、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)と、フラッシュメモリと、入力ポートと、出力ポートとを備えたコンピュータユニットによって構成されている。
コンピュータユニットのROMには、各種定数や各種マップ等とともに、当該コンピュータユニットをECU5として機能させるためのプログラムが格納されている。すなわち、ECU5において、CPUがROMに格納されたプログラムを実行することにより、当該コンピュータユニットは、本実施の形態におけるECU5として機能する。
ECU5の入力ポートには、車速を検出する車速センサ30と、エンジン2の機関回転速度を検出するエンジン回転速度センサ31、エンジン2の吸気圧を検出する吸気圧センサ32と、大気圧を検出する大気圧センサ33とを含む各種センサ類が接続されている。
本実施の形態において、ECU5の入力ポートに接続される他の各種センサ類には、オルタネータ7の回転速度を検出するオルタネータ回転速度センサ34と、オルタネータ7の発電量を検出するための電力計35と、エアコンコンプレッサ8の回転速度を検出するコンプレッサ回転速度センサ36と、エアコンディショナ9の冷媒の圧力(以下、単に「冷媒圧」という)を検出する冷媒圧センサ37と、ロックアップ機構26に供給されている油圧を検出する油圧センサ38と、タービンランナ22の回転速度を検出するタービン回転速度センサ39とが含まれる。
油圧センサ38は、ロックアップ機構26に供給されている油圧として、トルクコンバータ10におけるロックアップクラッチ27とケース20との間の油圧を検出するように設けられている。
ECU5の出力ポートには、油圧回路4などの各種制御対象類が接続されている。ECU5は、各種センサ類から得られる情報に基づいて、各種制御対象類を制御するようになっている。
例えば、ECU5は、車両1が惰性走行をしているときにエンジン2にかかっている負荷に応じた車速閾値よりも車速が低いことを条件にロックアップ機構26を解放状態にするロックアップ機構制御を実行するようになっている。
ECU5は、図示しないアクセルペダルの踏み込み量などからエンジン2に要求されている要求トルクが0であると判断し、車速センサ30によって検出された車速が所定速度よりも大きいことを条件に、車両1が惰性走行をしていると判断するようになっている。所定速度は、予め実験的に定められた適合値である。
本実施の形態において、ECU5は、エンジンフリクションと、オルタネータ7の負荷(以下、単に「オルタネータ負荷」という)と、エアコンコンプレッサ8の負荷(以下、単に「A/Cコンプレッサ負荷」という)とを加算することによって、エンジン2にかかっている負荷を算出するようになっている。
具体的には、ECU5のROMには、図3に示すような、エンジンフリクションマップが格納されている。エンジンフリクションマップは、エンジン2の機関回転速度と、大気圧と吸気圧との差圧とに対して、エンジンフリクションが対応付けられている。
なお、図3の矢印は、エンジン2のフリクション、エンジン2の機関回転速度、大気圧と吸気圧との差圧の大小を示しており、各矢印の示す方向に変化するにつれ、それら値が大きくなることを示している。
ECU5は、エンジンフリクションマップを参照し、エンジン回転速度センサ31によって検出されたエンジン2の機関回転速度と、大気圧センサ33によって検出された大気圧と吸気圧センサ32によって検出された吸気圧との差圧とから、エンジンフリクションを求めるようになっている。
また、ECU5のROMには、図4に示すような、オルタネータ負荷マップが格納されている。オルタネータ負荷マップは、オルタネータ7の回転速度と、オルタネータ7の発電量に対して、オルタネータ負荷が対応付けられている。
なお、図4の矢印は、オルタネータ7の負荷、オルタネータ7の回転速度、オルタネータ7の発電量の大小を示しており、各矢印の示す方向に変化するにつれ、それら値が大きくなることを示している。
ECU5は、オルタネータ負荷マップを参照し、オルタネータ回転速度センサ34によって検出されたオルタネータ7の回転速度と、電力計35によって検出されたオルタネータ7の発電量とから、オルタネータ負荷を求めるようになっている。
また、ECU5のROMには、図5に示すような、A/Cコンプレッサ負荷マップが格納されている。A/Cコンプレッサ負荷マップは、エアコンコンプレッサ8の回転速度と、エアコンディショナ9の冷媒圧に対して、A/Cコンプレッサ負荷が対応付けられている。
なお、図5の矢印は、A/Cコンプレッサ負荷、エアコンコンプレッサ8の回転速度、エアコンディショナ9の冷媒圧の大小を示しており、各矢印の示す方向に変化するにつれ、それら値が大きくなることを示している。
ECU5は、A/Cコンプレッサ負荷マップを参照し、コンプレッサ回転速度センサ36によって検出されたエアコンコンプレッサ8の回転速度と、冷媒圧センサ37によって検出された冷媒圧とから、A/Cコンプレッサ負荷を求めるようになっている。
また、ECU5のROMには、図示しない車速閾値マップが格納されている。車速閾値マップは、エンジン2にかかっている負荷に対して車速閾値が対応付けられている。詳細には、車速閾値マップは、エンジン2にかかっている負荷が高くなるに連れて車速閾値が高くなるように定められている。
ECU5は、車速閾値マップを参照し、エンジンフリクションと、オルタネータ負荷と、A/Cコンプレッサ負荷とを加算することによって算出したエンジン2にかかっている負荷から車速閾値を求めるようになっている。
以上のように構成された車両1によるロックアップ機構制御動作について図6を参照して説明する。図6に示すロックアップ機構制御動作は、車速センサ30によって検出された車速から算出される車両1の減速度が所定値以上であることを条件に、繰り返し実行される。ここで、所定値は、予め実験的に定められた適合値である。
まず、ECU5は、車両1が惰性走行をしているか否かを判断する(ステップS1)。車両1が惰性走行をしていないと判断した場合には、ECU5は、ロックアップ機構制御動作を終了する。一方、車両1が惰性走行をしていると判断した場合には、ECU5は、エンジン2にかかっている負荷を算出し、車速閾値マップを参照して車速閾値を求める(ステップS2)。
次に、ECU5は、車速センサ30によって検出された車速が車速閾値未満であるか否かを判断する(ステップS3)。車速センサ30によって検出された車速が車速閾値未満でないと判断した場合には、ECU5は、ロックアップ機構制御動作を終了する。
一方、車速センサ30によって検出された車速が車速閾値未満であると判断した場合には、ECU5は、ロックアップ機構26を解放状態にするように油圧回路4を制御し(ステップS4)、ロックアップ機構制御動作を終了する。
以上のように、本実施の形態は、車両1が惰性走行をしているときにエンジン2にかかっている負荷に応じた車速閾値よりも車速が低いことを条件にロックアップ機構26を解放状態にすることにより、低車速状態でエンジン2にかかっている負荷が高いことによるエンジンストールを十分に防止することができる。
また、本実施の形態は、エンジン2にかかっている負荷が高くなるに連れて車速閾値が高くなるようにしているため、トルクコンバータ10の損失をロックアップ機構26によって低減しつつ、低車速状態でエンジン2にかかっている負荷が高いことによるエンジンストールを十分に防止することができる。
また、本実施の形態は、エンジンフリクションと、オルタネータ負荷と、A/Cコンプレッサ負荷とを加算することによって、エンジン2にかかっている負荷を算出するため、エンジン2にかかっている負荷を走行環境及び走行状態に依存せずに算出することができる。
なお、本実施の形態は、車両1の減速度に応じてロックアップ機構制御を実行してもよい。具体的には、本実施の形態は、車両1の減速度が大きいほど、ステップS2で求める車速閾値を大きくしてもよい。車両1の減速度が大きい場合には、ロックアップクラッチ27を介して駆動輪からエンジンに大きな負荷がかかる。そのため、車両1の減速度に応じてロックアップクラッチ27を解放する時期を変更することにより、エンジンストールが発生することを防止できる。
また、本実施の形態において、変速機として自動変速機3を適用した例について説明したが、車両1がロックアップ機構26を有するトルクコンバータ10を備えていれば、変速機として無段変速機などの他の変速機を適用してもよい。
また、本実施の形態において、車両1がオルタネータ回転速度センサ34及びコンプレッサ回転速度センサ36を有する構成について説明したが、ベルト6の滑りや撓みなどが無視できる程度であれば、オルタネータ回転速度センサ34及びコンプレッサ回転速度センサ36を省き、ECU5が、オルタネータ7の回転速度及びエアコンコンプレッサ8の回転速度をエンジン回転速度センサ31の検出値から求めるようにしてもよい。
また、本実施の形態において、ECU5のROMにエンジンフリクションマップ、オルタネータ負荷マップ、A/Cコンプレッサ負荷マップ及び車速閾値マップを格納した例について説明したが、ECU5は、上述した各種センサ類の検出結果を基に、それぞれ固有の演算式にしたがって、エンジンフリクション、オルタネータ負荷、A/Cコンプレッサ負荷及び車速閾値を算出するようにしてもよい。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態については、本発明の第1の実施の形態との相違点について説明する。また、本実施の形態における構成要素のうち、本発明の第1の実施の形態と同様なものについては、同一の符号で示す。
なお、本実施の形態は、本発明の第1の実施の形態と同一なハードウェア構成によって実現することができるため、本実施の形態については、図1及び図2も参照しながら説明する。
本発明の第1の実施の形態においては、ECU5は、車両1が惰性走行をしているときにエンジン2にかかっている負荷に応じた車速閾値よりも車速が低いことを条件にロックアップクラッチ27を解放状態にするロックアップ機構制御を実行するものとして説明した。
これに対し、本実施の形態においては、ECU5は、車両1が惰性走行をしているときにロックアップ機構26に供給されている油圧が油圧閾値以上となったことを条件にロックアップクラッチ27を解放状態にするようになっている。
本実施の形態において、ECU5のROMには、エンジンフリクションマップ、オルタネータ負荷マップ、A/Cコンプレッサ負荷マップ及び車速閾値マップに代えて、油圧閾値マップが格納されている。
油圧閾値マップは、ロックアップ機構26に供給されている油圧の低下量に対して油圧閾値が対応付けられている。詳細には、油圧閾値マップは、ロックアップ機構26に供給されている油圧の低下量が小さくなるに連れて、油圧閾値が高くなるように定められている。ECU5は、油圧閾値マップを参照し、油圧センサ38によって検出された油圧から油圧閾値を求めるようになっている。
以上のように構成された車両1によるロックアップ機構制御動作について図7を参照して説明する。図7に示すロックアップ機構制御動作は、車速センサ30によって検出された車速から算出される車両1の減速度が所定値以上であることを条件に、繰り返し実行される。ここで、所定値は、予め実験的に定められた適合値である。
まず、ECU5は、車両1が惰性走行をしているか否かを判断する(ステップS11)。車両1が惰性走行をしていないと判断した場合には、ECU5は、ロックアップ機構制御動作を終了する。一方、車両1が惰性走行をしていると判断した場合には、ECU5は、油圧閾値マップを参照して油圧閾値を求める(ステップS12)。
次に、ECU5は、油圧センサ38によって検出された油圧が油圧閾値以上であるか否かを判断する(ステップS13)。油圧センサ38によって検出された油圧が油圧閾値以上でないと判断した場合には、ECU5は、ロックアップ機構制御動作を終了する。
一方、油圧センサ38によって検出された油圧が油圧閾値以上であると判断した場合には、ECU5は、ロックアップ機構26を解放状態にするように油圧回路4を制御し(ステップS14)、ロックアップ機構制御動作を終了する。
以上のように、本実施の形態は、車両1が惰性走行をしているときにロックアップ機構26に供給されている油圧が油圧閾値以上となったことを条件にロックアップ機構26を解放状態にすることにより、ロックアップ機構26に供給されている油圧の増圧の遅れによるエンジンストールを防止することができる。
また、本実施の形態は、ロックアップ機構26に供給されている油圧の低下量が小さくなるに連れて、油圧閾値を高くするため、ロックアップクラッチ27の締結度が高くなるに連れて、ロックアップクラッチ27を解放状態にしやすくする。
したがって、本実施の形態は、ロックアップ機構26に供給されている油圧の増圧の遅れによって、ロックアップクラッチ27の解放が間に合わずに起こるエンジンストールを防止することができる。
なお、本実施の形態において、ECU5のROMに油圧閾値マップを格納した例について説明したが、ECU5は、上述した各種センサ類の検出結果を基に、固有の演算式にしたがって、油圧閾値を算出するようにしてもよい。
また、本実施の形態は、車両1の減速度に応じて、ロックアップ機構制御を実行してロックアップクラッチ27を解放してもよい。具体的には、本実施の形態は、車両1の減速度が大きいほど、ステップS12で求める油圧閾値を大きい値に変更するようにしてもよい。このように、車両1の減速度に応じてロックアップクラッチ27を解放する時期を変更することにより、エンジンストールが発生することを防止できる。
以上、本発明の実施の形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正及び等価物が特許請求の範囲に記載された請求項に含まれることが意図されている。
1 車両
2 エンジン
3 自動変速機(変速機)
7 オルタネータ(動力変換装置)
8 エアコンコンプレッサ(動力変換装置)
26 ロックアップ機構

Claims (6)

  1. ロックアップ機構を有する変速機を備えた車両であって、
    前記車両が惰性走行をしているときにエンジンにかかっている負荷に応じた車速閾値よりも車速が低いことを条件に前記ロックアップ機構を解放状態にするロックアップ機構制御を実行する車両。
  2. 前記エンジンにかかっている負荷が高くなるに連れて前記車速閾値を高くする請求項1に記載の車両。
  3. 前記エンジンの駆動力から補機を駆動するための動力に変換する動力変換装置を更に備え、
    前記動力変換装置の負荷とエンジンフリクションとから前記エンジンにかかっている負荷を求める請求項1又は請求項2に記載の車両。
  4. ロックアップ機構を有する変速機を備えた車両であって、
    前記車両が惰性走行をしているときに前記ロックアップ機構に供給されている油圧が油圧閾値以上となったことを条件に前記ロックアップ機構を解放状態にするロックアップ機構制御を実行する車両。
  5. 前記ロックアップ機構に供給されている油圧の低下量が小さくなるに連れて、前記油圧閾値を高くする請求項4に記載の車両。
  6. 前記車両の減速度に応じて、前記ロックアップ機構制御を実行する請求項1ないし請求項5のいずれか1つの請求項に記載の車両。
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