JP2016198420A - 姿勢保持具 - Google Patents

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Takeshi Matsushita
剛 松下
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Abstract

【課題】着座者の姿勢を正しい状態に保持する機能を備えたまま軽量化することが可能な姿勢保持具を提供する。【解決手段】着座者40の臀部41に沿うように湾曲した表面14を有して前記臀部41を支持する臀部支持部11と、左右方向の寸法が前記着座者40の一対の腸骨44の左右方向の寸法と同等であって前記臀部支持部11の左右方向の寸法よりも小さい寸法とされ、前記左右方向における中央部よりも両側縁部が表側に位置するように湾曲した表面14を有して前記着座者40の腰部43を支持する腰部支持部13と、を備えている。【選択図】図10

Description

本発明は、着座者の姿勢を正しい状態に保持する姿勢保持具に関する。
従来、例えば椅子の座面に載せて使用することにより、その椅子に着座する者の姿勢を正しい状態に保持する姿勢保持具が知られている。この種の姿勢保持具として、例えば下記特許文献1に記載された椅子用クッションは、着座者の臀部が当接する座部と、着座者の背中が当接する背部とを備え、座部および背部はいずれも所定の厚さ寸法を有する略方形の厚板状に形成されている。そして、座部および背部の表面には、着座者の身体の各部位が納まるように各部位の当接箇所に曲面が形成されている。
特開2014−12130号公報
しかしながら、上記のような構成の姿勢保持具は、全体が略長方形の厚板状をなしていて比較的重いので、気軽に持ち運んで場所を問わず使用することには不向きであった。このため、着座者の姿勢を正しい状態に保持する機能を失うことなく軽量化された姿勢保持具が望まれていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、着座者の姿勢を正しい状態に保持する機能を備えたまま軽量化することが可能な姿勢保持具を提供することを目的とする。
本発明の姿勢保持具は、着座者の臀部に沿うように湾曲した表面を有して前記臀部を支持する臀部支持部と、左右方向の寸法が前記着座者の一対の腸骨の左右方向の寸法と同等であって前記臀部支持部の左右方向の寸法よりも小さい寸法とされ、前記左右方向における中央部よりも両側縁部が表側に位置するようにした表面を有して前記着座者の腰部を支持する腰部支持部と、を備えている。
本発明によれば、臀部支持部によって着座者の臀部が正しい位置に保持され、腰部支持部によって着座者の腸骨が左右後方両側から支持されることにより着座者の腰部が左右方向に正しい位置に保持されるから、着座者の姿勢を正しい状態に保持することができる。ここで、仮に腰部支持部の左右方向の寸法が着座者の腸骨の左右方向の寸法よりも大幅に大きい場合には、腰部支持部が腸骨ではない部分に当たりやすいため確実に腸骨を支持することが難しい。しかしながら、本発明においては、腰部支持部の左右方向の寸法が着座者の腸骨の左右方向の寸法と同等の寸法とされているから、確実に腸骨を支持することができる。また、腰部支持部の幅寸法が小さく抑えられているから軽量化することができ、もって、着座者の姿勢を正しい状態に保持する機能を備えたまま軽量化することができる。なお、一般に、着座者の身長差によって骨盤の大きさは大きく変わらないものとされている。
本実施例における姿勢保持具を示す斜視図 姿勢保持具を示す平面図 姿勢保持具を示す底面図 姿勢保持具を示す側面図 姿勢保持具を示す断面図であって、図2のA−A位置における断面に相当する断面図 姿勢保持具を示す断面図であって、図2のB−B位置における断面に相当する断面図 姿勢保持具を示す断面図であって、図6のC−C位置における断面に相当する断面図 滑り止め部の係止構造を示す姿勢保持具の一部拡大断面図 使用状態を示す姿勢保持具の側断面図であって、図2のB−B位置における断面に相当する断面図 使用状態を示す臀部支持部の断面図であって、図6のD−D位置における断面に相当する断面図 使用状態を示す大腿支持部の断面図であって、図6のE−E位置における断面に相当する断面図
本発明の好ましい形態を以下に示す。
本発明の姿勢保持具は、前記腰部支持部の上端が、前記腸骨の上部近傍に位置しているものとしてもよい。このような構成によれば、腰部支持部が着座者の腸骨を適切に支持することができ、かつ腰部支持部の高さ寸法を小さく抑えることができるから、着座者の姿勢を正しい状態に保持する機能を備えたまま、より軽量化することができる。また、仮に腰部支持部の上端が着座者の腸骨よりも大幅に上方に位置する場合には、腰部支持部が腸骨ではない部分に当たりやすいため確実に腸骨を支持することは難しい。しかしながら、上記構成によれば、確実に腸骨を支持することができる。
また、本発明の姿勢保持具は、前記臀部支持部の前方に、前記左右方向における中央部よりも両側縁部が表側に位置するように湾曲した表面を有して前記着座者の大腿を支持する大腿支持部が備えられているものとしてもよい。このような構成によれば、着座者の大腿が左右両側から支持されるから、大腿が左右方向に開くことを防ぐことができる。
また、本発明の姿勢保持具は、前記臀部支持部と前記腰部支持部との境界部に、前記左右方向における両側縁部が中央側に切り込まれて切り込み部が形成されているものとしてもよい。このような構成によれば、臀部支持部および腰部支持部の弾性力が増すとともに、切り込み部を形成した分だけ軽量化されるから、臀部支持部および腰部支持部を着座者の体型に追従しやすくすることができ、かつさらなる軽量化を図ることができる。
また、本発明の姿勢保持具は、前記腰部支持部の前記左右方向における中央部に、上縁部が下側に切り込まれて切り込み部が形成されているものとしてもよい。このような構成によれば、腰部支持部の弾性力が増すとともに、切り込み部を形成した分だけ軽量化されるから、腰部支持部を着座者の体型に追従しやすくすることができ、かつさらなる軽量化を図ることができる。また、切り込み部を形成したことにより、腰部支持部が左右に分割されて着座者の一対の腸骨に対応した形態になるから、一対の腸骨をより的確に支持することができる。
また、本発明の姿勢保持具は、前記大腿支持部の左右方向における中央部に、前縁部が後側に切り込まれて切り込み部が形成されているものとしてもよい。このような構成によれば、大腿支持部の弾性力が増すとともに、切り込み部を形成した分だけ軽量化されるから、大腿支持部を着座者の体型に追従しやすくすることができ、かつさらなる軽量化を図ることができる。
<実施例>
以下、本発明を具体化した一実施例について、図1〜図11を参照しつつ詳細に説明する。
本実施例における姿勢保持具10は、着座者40の臀部41を支持する臀部支持部11と、着座者40の大腿42を支持する大腿支持部12と、着座者40の腰部43を支持する腰部支持部13と、を備え、全体として蝶に似た形状をなすとともにボウル状に湾曲している。この姿勢保持具10の表面(着座者40の各部位が当接する面)14は、着座者40の腸骨44近傍を押すことが可能な曲面によって構成されている。以下、各構成部材において、姿勢保持具10のうち表面と反対側の面(椅子50の座面51等に当接する面)を裏面とし、また、着座者40を基準としてその正面側を前方、反対側を後方、着座者40の左右を左右方向として説明する。なお、姿勢保持具10は左右対称な形状をなしている。
姿勢保持具10は、表面14の湾曲形状と概ね同じように湾曲した形状に形成されたベース部15の表側にクッション部16が接着されてなる。ベース部15は、例えばポリプロピレン等の合成樹脂製であって比較的硬く、厚さ寸法は概ね一定で薄くされている。
クッション部16は、発砲ポリウレタン等からなる柔らかいものであり、ベース部15の表面のほぼ全体を覆っている。クッション部16には、他の部分よりも薄い部分(以後、薄肉部16Nと称する)が、図2に示すように、蝶に似た形状を縁取るような線状をなして形成されている。そして、クッション部16のうち薄肉部16Nを除く部分(以後、厚肉部16Kと称する)は、姿勢保持具10の表面14の大部分を占め、厚肉部16Kの表面が姿勢保持具10の表面14の湾曲形状を形成している。厚肉部16Kの厚さ寸法は、ベース部15の厚さ寸法よりも大きく、全体において概ね一定の寸法とされている。
姿勢保持具10の裏面には、図3に示すように、一対の脚部17が設けられている。一対の脚部17は、臀部支持部11の後端寄りの位置に突設されている。一対の脚部17は、ベース部15の裏面に左右対称な形状をなして一体に形成されている。
この一対の脚部17によって、姿勢保持具10は左右方向に傾くことなく椅子50の座面51に安定して設置される。また、姿勢保持具10を椅子50の座面51に設置した状態では、臀部支持部11が座面51に対して後上がりで傾斜した状態になる。
また、姿勢保持具10の裏面には、図3に示すように、複数箇所(本実施例では3箇所)に滑り止め部18が設けられている。滑り止め部18は、臀部支持部11の左右方向における中央部と、その両側に一対とが設けられている。中央部に設けられた滑り止め部18は、他の一対の滑り止め部18よりも後方にずれて配され、一対の脚部17の前端と前後方向の位置がほぼ揃っている。
滑り止め部18は、ゴム等によって形成された略円形の薄板状をなす本体部19と、本体部19の一面に立設された一対の係止部21とを備えている(図8参照)。一対の係止部21は対向配置されるとともに、その先端には、ベース部15に設けられた係止孔23に係止可能な係止爪22が設けられている。
ベース部15の係止孔23は、ベース部15を表裏方向に貫通している。係止孔23のうち裏面側の端部には、滑り止め部18の本体部19が嵌合可能な略円形をなす嵌合凹部24が凹み形成されている。また、係止孔23のうち表面側の端部には、係止爪22が係止可能な係止受け部25が形成されている。そして、一対の係止部21を係止孔23に差し入れると、係止爪22が係止受け部25に係止し、本体部19が嵌合凹部24に嵌合して滑り止め部18がベース部15に固定される。滑り止め部18は、本体部19の厚さ方向における一部が嵌合凹部24から裏側に突出した状態で固定される。
さて、臀部支持部11は、着座者40の臀部41に沿うように湾曲している。詳しくは、臀部支持部11は、図10に示すように、左右方向における中央部よりも両側縁部が表側に位置するように湾曲した形状をなすとともに、図9に示すように、前部よりも後部が上側に位置するように湾曲した形状をなしている。すなわち、臀部支持部11は、全体として球面をなして裏面側に凹んだ形状をなしている。
大腿支持部12は、臀部支持部11の前方に設けられている。大腿支持部12は、図11に示すように、全体として左右方向における中央部よりも両側縁部が表側に位置するように湾曲した形状をなしている。
また、大腿支持部12には、左右方向における中央部に突出部26が設けられている。この突出部26によって、着座者40の臀部41が前方に滑って姿勢が崩れることを防ぐことができる。そして、突出部26を間にした左右両側には、着座者40の大腿42に沿うように湾曲して凹んだ凹部27が形成されている。
大腿支持部12の左右方向における中央部には、図7に示すように、切り込み部(以後、下切り込む部28と称する)が形成されている。下切り込み部28は、大腿支持部12の前縁部が後側に切り込まれて形成されている。下切り込み部28は、前側が広いV字形状をなしている。下切り込み部28の後端は、突出部26の近傍に至っている。
腰部支持部13は、図7に示すように、左右方向における中央部よりも両側縁部が表側に位置するように湾曲した形状をなすとともに、図5に示すように、下部よりも上部が前側に位置するように湾曲した形状をなしている。そして、図2に示すように、腰部支持部13の左右方向の寸法は臀部支持部11の左右方向の寸法よりも小さくされている。
腰部支持部13は、図10に示すように、着座者40の腸骨44の左右方向の寸法と同等の幅寸法を有するとともに、上端が腸骨44の上部近傍に位置するだけの高さ寸法を有し、腸骨44を適切に支持することが可能となっている。具体的には、腰部時支部13の上端は、椅子50の座面51から約20cmの高さに位置する。
腰部支持部13の外縁は、腸骨44の外縁に沿うように湾曲し、また腰部支持部13の表面14は、腸骨44の後面に沿うように湾曲している。すなわち、腰部支持部13を前側から見ると、腰部支持部13の上縁および左右両側縁が腸骨44の上縁および左右両側縁に沿うように湾曲し、上側から見ると、図7に示すように、腰部支持部13の表面14が腸骨44の後面に沿うように後方に膨らむように湾曲している。なお、腰部支持部13の上縁および左右両側縁に沿う部分には、薄肉部16Nによって分断されることなく連続して厚肉部16Kが配置されている(図11参照)。
そして、腰部支持部13の左右方向における中央部には、図10に示すように、切り込み部(以後、上切り込み部29と称する)が形成されている。上切り込み部29は、腰部支持部13の上縁部が下側に切り込まれて形成されている。上切り込み部29は、上側が広いV字形状をなしている。上切り込み部29の下端は、着座者40の仙骨45と同等の高さ位置に至っている。上切り込み部29により、腰部支持部13は、左右に分割された形態をなしている。
また、臀部支持部11と腰部支持部13との境界部には、図2に示すように、切り込み部(以後、左右切り込み部31と称する)が形成されている。左右切り込み部31は、姿勢保持具10の左右両側縁部が中央側に切り込まれて形成されている。左右切り込み部31は、左右両側が広いV字形状をなしている。
腰部支持部13において左右に分割されてなる一対の分割体13Sは、上切り込み部29と左右切り込み部31とによって、一対の腸骨44と類似した形状に形成されている。一対の分割体13Sは、それぞれが概ね斜め方向に延びる片持ち形状、詳しくは、各分割体13Sの先端側が自由端、反対側(上切り込み部29の下端と左右切り込み部31の中央側の端との間に配される部分)が固定端とされた片持ち形状をなしている。これにより、腰部支持部13は前後方向および左右方向に弾性変形しやすくなっている。すなわち、各分割体13Sが表裏方向に弾性変位することによって、その先端部は左右方向および前後方向に変位する。
なお、上下左右に形成されたいずれの切り込み部28,29,31においても、切り込み深さよりも切り込み幅が大きい形状をなしている。すなわち、下切り込み部28は、前後方向の寸法よりも左右方向の寸法が大きく(図7参照)、上切り込み部29は、上下方向の寸法よりも左右方向の寸法が大きく(図11参照)、左右切り込み部31は、左右方向(前後方向)の寸法よりも上下方向の寸法が大きくされている(図4参照)。
次に、本実施例の姿勢保持具10を使用する場合の一例について説明する。
まず、姿勢保持具10を使用したい場所に運ぶ。このとき、姿勢保持具10は、腰部支持部13の幅寸法および高さ寸法がともに小さくされて全体がコンパクト化され、さらに四方に切り込み部28,29,31が形成されているから、かなり軽量化されている。したがって、容易に姿勢保持具10を持ち運ぶことかできる。
そして、姿勢保持具10を椅子50の座面51に載置する。すると、姿勢保持具10は、一対の脚部17によって適正な姿勢で座面51に設置される。詳しくは、姿勢保持具10は、臀部支持部11が後ろ上がりに傾いた姿勢で設置される。なお、着座者40の体重によってこのような前傾姿勢に正されるものとしてもよい。
次いで、着座者40が姿勢保持具10に着座する。すると、図10に示すように、着座者40の臀部41が臀部支持部11によって左右両側から支持されることにより、臀部41が左右方向に正しい位置に保持される。また、臀部支持部11の傾斜によって、臀部41が後ろ上がりの姿勢で保持されることにより、着座者40の骨盤が後側に倒れることなく立ち上がった状態になり、それに伴って背骨が前後方向に緩やかに湾曲して立ちあがった状態になる(図9参照)。したがって、背骨が大きく湾曲して猫背のような姿勢になることを防ぐことができる。
また、図11に示すように、着座者40の大腿42が大腿支持部12の各凹部27に支持されることにより左右方向に正しい位置に定まり、略平行をなす状態に保持される。
そして、着座者40の腰部43が腰部支持部13によって左右後方両側から支持される。腰部支持部13は、一対の分割体13Sが若干後方に弾性変形し、着座者40の腸骨44の上部および左右両側縁部を後方から包むようにして腰部43を押圧する。これにより、着座者40の腸骨44が左右方向に振れたり前後方向に傾くことが規制され、正しい位置に保持される。こうして腸骨44が正しい位置に保持されることにより骨盤の歪みが正され、着座者40の姿勢が正しい状態に保持される。なお、着座者40の体型によっては、腰部支持部13が弾性変形することなく着座者40の腰部43を押圧する。
こうして、着座者40の姿勢は姿勢保持具10により正しい状態に保持される。
次に、上記のように構成された実施例の作用および効果について説明する。
本実施例の姿勢保持具10は、着座者40の臀部41に沿うように湾曲した表面14を有して着座者40の臀部41を支持する臀部支持部11と、左右方向の寸法が着座者40の左右の腸骨44の左右方向の寸法と同等であって臀部支持部11の左右方向の寸法よりも小さい寸法とされ、左右方向における中央部よりも両側縁部が表側に位置するように湾曲した表面14を有して着座者40の腰部43を支持する腰部支持部13と、を備えている。
この構成によれば、臀部支持部11によって着座者40の臀部41が正しい位置に保持され、腰部支持部13によって着座者40の腸骨44が左右後方両側から支持されることにより着座者40の腰部43が左右方向に正しい位置に保持されるから、着座者40の姿勢を正しい状態に保持することができ、また、腰部支持部13の幅寸法が小さく抑えられているから軽量化することができる。すなわち、着座者40の姿勢を正しい状態に保持する機能を備えたまま軽量化することができる。
また、腰部支持部13の上端が、腸骨44の上部近傍に位置している。この構成によれば、腰部支持部13が着座者40の腸骨44を適切に支持することができ、かつその高さ寸法を小さく抑えることができるから、着座者40の姿勢を正しい状態に保持する機能を備えたまま、より軽量化することができる。
また、臀部支持部11の前方に、左右方向における中央部よりも両側縁部が表側に位置するように湾曲した表面14を有して着座者40の大腿42を支持する大腿支持部12が備えられている。この構成によれば、着座者40の大腿42が左右両側から支持されるから、大腿42が左右方向に開くことを防ぐことができる。
また、臀部支持部11と腰部支持部13との境界部に、左右方向における両側縁部が中央側に切り込まれて左右切り込み部31が形成されている。この構成によれば、臀部支持部11および腰部支持部13の弾性力が増すとともに、左右切り込み部31を形成した分だけ軽量化されるから、臀部支持部11および腰部支持部13を着座者40の体型に追従しやすくすることができ、かつさらなる軽量化を図ることができる。
また、腰部支持部13の左右方向における中央部に、上縁部が下側に切り込まれて上切り込み部29が形成されている。この構成によれば、腰部支持部13の弾性力が増すとともに、上切り込み部29を形成した分だけ軽量化されるから、腰部支持部13を着座者40の体型に追従しやすくすることができ、かつさらなる軽量化を図ることができる。
また、大腿支持部12の左右方向における中央部に、前縁部が後側に切り込まれて下切り込み部28が形成されている。この構成によれば、大腿支持部12の弾性力が増すとともに、下切り込み部28を形成した分だけ軽量化されるから、大腿支持部12を着座者40の体型に追従しやすくすることができ、かつさらなる軽量化を図ることができる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、ベース部15が、表面14の湾曲形状と概ね同じように湾曲した形状に形成されるとともに厚さ寸法が一定で薄いものとされているが、これに限らず、例えば表面を姿勢保持具の表面に沿った湾曲面にして裏面をフラットな面としてもよく、また、表裏両面をフラットな面としてクッション部の厚さ寸法を変えることによって姿勢保持具の表面形状を形成するようにしてもよい。
(2)上記実施例では、腰部支持部13の上端が、腸骨44の上部近傍に位置しているが、これに限らず、腰部支持部の上端が腸骨よりも上方の位置に配されるようにしてもよい。
(3)上記実施例では、姿勢保持具10が大腿支持部12を備えているが、必ずしも大腿支持部を備えなくてもよい。
(4)上記実施例では、切り込み部28,29,31が姿勢保持具10の上下左右に形成されているが、必ずしもすべての切り込み部を設けなくてもよい。
(5)上記実施例では、腰部支持部13の表面は、左右方向における中央部よりも両側縁部が表側に位置するように湾曲した形状をなすとともに、下部よりも上部が前側に位置するように湾曲した形状をなしているが、必ずしも腰部支持部の表面は湾曲していなくてもよく、例えば腰部支持部の表面は、各方向において浅いV字形状やU字形状等をなすものとしてもよい。
10…姿勢保持具
11…臀部支持部
12…大腿支持部
13…腰部支持部
14…表面
28…下切り込み部(切り込み部)
29…上切り込み部(切り込み部)
31…左右切り込み部(切り込み部)
40…着座者
41…臀部
42…大腿
43…腰部
44…腸骨

Claims (6)

  1. 着座者の臀部に沿うように湾曲した表面を有して前記臀部を支持する臀部支持部と、
    左右方向の寸法が前記着座者の一対の腸骨の左右方向の寸法と同等であって前記臀部支持部の左右方向の寸法よりも小さい寸法とされ、前記左右方向における中央部よりも両側縁部が表側に位置するようにした表面を有して前記着座者の腰部を支持する腰部支持部と、を備えた姿勢保持具。
  2. 前記腰部支持部の上端が、前記腸骨の上部近傍に位置している請求項1に記載の姿勢保持具。
  3. 前記臀部支持部の前方に、前記左右方向における中央部よりも両側縁部が表側に位置するように湾曲した表面を有して前記着座者の大腿を支持する大腿支持部が備えられている請求項1または請求項2に記載の姿勢保持具。
  4. 前記臀部支持部と前記腰部支持部との境界部に、前記左右方向における両側縁部が中央側に切り込まれて切り込み部が形成されている請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の姿勢保持具。
  5. 前記腰部支持部の前記左右方向における中央部に、上縁部が下側に切り込まれて切り込み部が形成されている請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の姿勢保持具。
  6. 前記臀部支持部の前方に、前記着座者の大腿を支持する大腿支持部が備えられ、
    前記大腿支持部の左右方向における中央部に、前縁部が後側に切り込まれて切り込み部が形成されている請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の姿勢保持具。
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