JP2016198417A - 組立式家具 - Google Patents

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Abstract

【課題】組み立て作業が容易であるとともに、設置場所や用途の変更に応じて形状変更も容易である組立式家具を提供する。
【解決手段】横板部材20の内部に挿通させた連結棒31の雄ねじ部31aと、縦板部材10に装着されたナット部材32の第1雌ねじ部32aとを螺合させることにより、横板部材20および縦板部材10を結合させるように構成され、ナット部材32が、第1雌ねじ部32aが形成された反対側にも連結棒31の雄ねじ部31aと螺合する第2雌ねじ部32bを有し、この第2雌ねじ部32bに他の連結棒31′の雄ねじ部31a′を螺合させることにより他の横板部材20′を縦板部材10に取り付けることができるように構成される。
【選択図】図7

Description

本発明は、複数の縦板部材および横板部材を結合金具により結合して構成される組立式家具に関する。
従来、このような組立式家具として、一方の端部に雄ねじ部を有するとともに他方の端部に雌ねじ部を有する連結棒を備え、縦板部材の内部に板面に沿って挿通させた連結棒の雄ねじ部および雌ねじ部を、横板部材に装着されたナット部材およびボルト部材にそれぞれ螺合させることにより、縦板部材および横板部材を結合させるように構成された組立式家具が知られている(例えば、特許文献1,2を参照)。
特許第4590478号 特開平7‐322924号公報
このような組立式家具は、分解された状態で梱包されており、購入者が自分で組み立てるようになっている場合が多いため、組み立て作業が容易であることが求められる。また、設置場所の変更や用途の変更に応じて家具の形状も変更可能であることが求められ、その際の形状変更も容易であることが求められる。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、組み立て作業が容易であるとともに、設置場所や用途の変更に応じて形状変更も容易である組立式家具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る組立式家具は、複数の縦板部材および横板部材を結合金具により結合して構成されるものであって、前記結合金具は、前記縦板部材および横板部材の一方を構成する第1板部材(例えば、実施形態における横板部材20)の内部に板面に沿って挿通可能であり、両端部に雄ねじ部が形成された連結棒と、前記縦板部材および横板部材の他方を構成する第2板部材(例えば、実施形態における縦板部材10)に板面に垂直に延びて形成された貫通孔に装着可能であり、前記連結棒の雄ねじ部と螺合する第1雌ねじ部を有したナット部材とを備え、前記連結棒を前記第1板部材の内部に挿通させて前記第1板部材の端部から外方に突出した前記連結棒の雄ねじ部と、前記第2板部材の前記貫通孔に装着された前記ナット部材の第1雌ねじ部とを螺合させることにより、前記第1板部材および前記第2板部材を結合させるように構成される。そして、前記ナット部材は、前記第1雌ねじ部が形成された反対側にも前記連結棒の雄ねじ部と螺合する第2雌ねじ部を有し、前記ナット部材の前記第2雌ねじ部に他の前記連結棒の雄ねじ部を螺合させることにより他の前記第1板部材を前記第2板部材に取り付けることができるように構成される。
なお、上記構成の組立式家具において、前記ナット部材は、前記第2雌ねじ部が形成された側において、前記ナット部材を前記連結棒に締め付けるための工具が挿入される工具挿入孔(例えば、実施形態における六角孔34)が前記第2雌ねじ部と連通して形成され、前記連結棒の雄ねじ部が前記工具挿入孔を通って前記第2雌ねじ部に螺合されるように
構成され、前記第2板部材の前記貫通孔に装着された前記ナット部材の前記工具挿入孔が形成された端面と前記第2板部材の板面とが略面一になるように構成されることが好ましい。
また、上記構成の組立式家具において、前記ナット部材は、前記第1雌ねじ部が形成された方向に外形が小さくなる円錐形状に形成され、前記ナット部材が装着される前記第2板部材の前記貫通孔が、前記ナット部材の円錐形状に対応した円錐形状に形成されることが好ましい。
また、上記構成の組立式家具において、前記結合金具は、前記連結棒の両端部にそれぞれ設けられたフランジ部を備え、前記連結棒を前記第1板部材の内部に挿通させた状態のときに前記フランジ部が前記第1板部材の内面と当接するように、前記フランジ部の外形寸法および前記第1板部材に形成された前記連結棒を挿通させるための挿通孔の内径寸法が設定されることが好ましい。
また、上記構成の組立式家具において、前記ナット部材の前記第2雌ねじ部を利用して前記第2板部材の外面側に前記第1板部材以外の物(例えば、実施形態におけるフック部材40、カゴ部材41、小物入れ50、タオルラック部材51、棚部材52、ハンガーラック部材140、キャスター部材(車輪)145)も取り付け可能に構成されることが好ましい。
本発明に係る組立式家具によれば、第1板部材の内部に挿通させた連結棒の雄ねじ部と、第2板部材に装着されたナット部材の第1雌ねじ部とを螺合させることにより、第1板部材および第2板部材を結合させるように構成され、前記ナット部材が、前記第1雌ねじ部が形成された反対側にも連結棒の雄ねじ部と螺合する第2雌ねじ部を有し、この第2雌ねじ部に他の連結棒の雄ねじ部を螺合させることにより他の第1板部材を第2板部材に取り付けることができるように構成される。そのため、連結棒の雄ねじ部とナット部材の第1雌ねじ部とを螺合させることによって第1および第2板部材を結合させることができるので、組み立て作業が容易である。また、ナット部材が第1雌ねじ部の反対側に第2雌ねじ部を有しているため、この第2雌ねじ部に他の連結棒を螺合させて他の第1板部材を第2板部材に取り付けることができるので、設置場所や用途の変更に応じて家具の形状変更も容易に行うことができる。
なお、ナット部材は、第2雌ねじ部が形成された側において第2雌ねじ部と連通する工具挿入孔が形成され、第2板部材に装着されたナット部材の工具挿入孔が形成された端面と第2板部材の板面とが略面一になるように構成されると、連結棒とナット部材を螺合させて第1および第2板部材を結合させたときに、ナット部材が第2板部材の板面から飛び出た状態とはならず、スマートな外観形状とすることができる。
また、ナット部材は、第1雌ねじ部が形成された方向に外径が小さくなる円錐形状に形成され、ナット部材が装着される第2板部材の貫通孔が、ナット部材の円錐形状に対応した円錐形状に形成されると、楔効果によって連結棒およびナット部材(第1板部材および第2板部材)をより一層強固に結合させることができる。
また、結合金具は、連結棒の両端部にそれぞれ設けられたフランジ部材を備え、連結棒を第1板部材の内部に挿通させた状態のときにフランジ部材が第1板部材の内面と当接するように、フランジ部材の外形寸法および第1板部材に形成された連結棒を挿通させるための挿通孔の内径寸法が設定されると、第1板部材内での連結棒のガタツキを防止することができる。また、第1板部材の板面にかかる荷重の一部を、第1板部材の内面とフラン
ジ部材との当接面において支持することができるので、第1板部材の板面にかかる荷重に対する強度を向上させることができる。
また、ナット部材の第2雌ねじ部を利用して第2板部材の外面側に第1板部材以外の物も取り付け可能に構成されると、例えばナット部材の第2雌ねじ部を利用してフック部材やカゴ部材等を取り付けることにより、種々の用途に対応可能な家具とすることができる。
本発明に係る組立式家具を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は分解斜視図である。 本発明に係る組立式家具を構成する縦板部材および横板部材の断面図である。 (a)は上記縦板部材および横板部材を結合する結合金具を構成する連結棒の正面図、(b)は上記結合金具を構成するフランジ部材の側面図、(c)は連結棒にフランジ部材を取り付けた状態を示す正面図である。 上記結合金具を構成するナット部材を示す図であり、(a)は断面図、(b)は側面図である。 上記結合金具を用いて縦板部材および横板部材を結合させた状態を示す断面図である。 本発明に係る組立式家具を拡張させた状態を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は分解斜視図である。 本発明に係る組立式家具を拡張させた状態を示す断面図である。 本発明に係る組立式家具の第1変形例を示す斜視図である。 本発明に係る組立式家具の第2変形例を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。 (a)は本発明に係る組立式家具の第3変形例を示す正面図であり、(b)は本発明に係る組立式家具の第4変形例を示す正面図である。 本発明に係る組立式家具の第5変形例を示す図であり、(a)は分解斜視図、(b)はラック部材を取り付ける状態を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。本発明の実施形態に係る組立式家具1は、図1に示すように、左右の縦板部材10と、3枚の横板部材20と、これらの縦板部材10および横板部材20をそれぞれ結合させる複数の結合金具30とを備えて構成される。なお、本実施形態では、図1に示す各矢印の方向をそれぞれ、上下方向、前後方向、左右方向として説明する。
縦板部材10は、図2に示すように、矩形枠状に組み付けられた枠木と、枠木の左右両面にそれぞれ接着された表面板とを有し、全体として一枚の矩形状の板部材に形成されている。上記枠木は上下方向の中間位置にも設けられており、これら上中下の3つの枠木の位置において、3枚の横板部材20をそれぞれ取り付けるための貫通孔11が縦板部材10を板面に垂直な方向(左右方向)に貫通して形成されている。貫通孔11は、縦板部材10の上中下の枠木において前後2つの貫通孔11a,11bがそれぞれ形成されており、内部形状が後述するナット部材32の外形形状に対応した円錐形状に形成されている。
横板部材20は、縦板部材10と同様に、矩形枠状に組み付けられた枠木と、枠木の左右両面にそれぞれ接着された表面板とを有し、全体として一枚の矩形状の板部材に形成されている。左右の枠木には、後述する連結棒31を横板部材20の内部に板面に沿って挿通させるための挿通孔21が板面に沿った方向(左右方向)に貫通して横板部材20の内
部空間に連通するように形成されている。挿通孔21は、縦板部材10の貫通孔11a,11bの前後間隔に対応した間隔で前後2つの挿通孔21a,21bが形成されている。
結合金具30は、図1、図3および図4に示すように、両端部にそれぞれ雄ねじ部31aが形成された円柱棒状の連結棒31と、連結棒31の雄ねじ部31aと螺合する第1雌ねじ部32aを有した2つのナット部材32と、連結棒31の両端部にそれぞれ設けられる円柱状のフランジ部材33とを備えて構成される。
連結棒31は、両端部のそれぞれ外径が中央部よりも一段細くなっており、この一段細くなった両端部に雄ねじ部31aが形成されている。連結棒31は、横板部材20の左右一方の挿通孔21から挿入されて横板部材20の内部に板面に沿って挿通された状態において、連結棒31の雄ねじ部31aが横板部材20の左右の側面からそれぞれ外方に突出するように、連結棒31の長さ寸法が設定されている。
フランジ部材33は、連結棒31の外径よりも大きな外径を有する円柱形状であり、連結棒31の雄ねじ部31aに螺合する雌ねじ部33aが円柱の両側平面の中央部を貫通して形成されている。この雌ねじ部33aを連結棒31の雄ねじ部31aに螺合させることにより、フランジ部材33が連結棒31の両端部にそれぞれ取り付けられるようになっている(図3(c)を参照)。フランジ部材33は、連結棒31を横板部材20の内部に挿通させた状態のときに、横板部材20の挿通孔21内に配置されるように連結棒31に取り付けられる。そして、フランジ部材33の外周面と挿通孔21の内周面とが当接するように、フランジ部材33の外径寸法および挿通孔21の内径寸法が設定されている。なお、フランジ部材33は、上記のように連結棒31の両端部に取り付けられた状態において溶接や接着によって固定されるようにしてもよい。
ナット部材32は、連結棒31の雄ねじ部31aと螺合する第1雌ねじ部32aが形成された方向に外径が小さくなる円錐形状に形成されている。ナット部材32は、第1雌ねじ部32aが形成された反対側(円錐形状の底面)に、ナット部材32を連結棒31に締め付けるための六角棒レンチが挿入される六角孔34が形成されている。また、ナット部材32の内部には、第1雌ねじ部32aと六角孔34とを連通するように第2雌ねじ部32bが形成されており、ナット部材32は、第1雌ねじ部32aが形成された反対側からも、連結棒31の雄ねじ部31aが六角孔34を通って第2雌ねじ部32bに螺合されるように構成されている。ナット部材32は、六角孔34が形成された側の端部外周面に環状の鍔部35が形成されている。ナット部材32は、縦板部材10の貫通孔11内に装着されるようになっており、貫通孔11内に装着された状態において、ナット部材32の六角孔34が形成された底面と縦板部材10の板面とが略面一になるように、ナット部材32および貫通孔11が形成されている。
次に、上記のように構成される組立式家具1の組み立て手順について、図1および図5を用いて説明する。組立式家具1を組み立てるには、まず、連結棒31の雄ねじ部31aにフランジ部材33の雌ねじ部33aを螺合させて、フランジ部材33を連結棒31の両端部にそれぞれ取り付ける(図3(c)を参照)。このように全ての連結棒31にフランジ部材33を取り付ける。そして、この連結棒31を横板部材20の左右一方の挿通孔21から挿入して横板部材20の内部に板面に沿って挿通させる。このように横板部材20の前後の挿通孔21a,21bに連結棒31をそれぞれ挿入して横板部材20の内部に2本の連結棒31を挿通させる。また、このように3枚全ての横板部材20の内部に連結棒31を挿通させる。
次に、縦板部材10の前後の貫通孔11a,11bにナット部材32をそれぞれ装着し、これらのナット部材32の第1雌ねじ部32aと、横板部材20内に挿通された2本の
連結棒31の雄ねじ部31aとをそれぞれ螺合させる(図5を参照)。このとき、ナット部材32の六角孔34に六角棒レンチを挿入し、この六角棒レンチを用いてナット部材32を連結棒31に締め付けることにより、縦板部材10に横板部材20が結合される。このように左右の縦板部材10と上中下3枚の横板部材20とを結合させることによって、組立式家具1の組み立て作業が完了となる。
このように組み立てられる組立式家具1では、横板部材20内に挿通させた連結棒31の雄ねじ部31aと縦板部材10に装着したナット部材32の第1雌ねじ部32aとを螺合させることによって縦板部材10および横板部材20を結合させることができるので、組み立て作業が容易である。また、図5に示すように、縦板部材10の貫通孔11に装着されたナット部材32の六角孔34が形成された側面が縦板部材10の板面と略面一になるようになっているため、ナット部材32が縦板部材10の板面から飛び出た状態とならず、スマートな外観形状とすることができる。
また、ナット部材32が円錐形状に形成されているとともに、縦板部材10の貫通孔11がナット部材32の円錐形状に対応した円錐形状に形成されているため、楔効果によって連結棒31およびナット部材32(縦板部材10および横板部材20)をより一層強固に結合させることができる。また、連結棒31の両端部にそれぞれ取り付けられたフランジ部材33の外周面と、横板部材20の挿通孔21の内面とが当接するようになっているため、横板部材20内での連結棒31のガタツキを防止することができる。さらに、横板部材20の板面にかかる荷重の一部を、挿通孔21の内面とフランジ部材33の外周面との当接面において支持することができるので、横板部材20の板面にかかる荷重に対する強度を向上させることができる。
また、組立式家具1では、設置場所や用途の変更に応じて形状変更も容易に行うことができる。この形状変更の一例として、上述した組立式家具1の右側に上中下3枚の横板部材20′および1枚の縦板部材10′を取り付けて組立式家具1を拡張させる場合について、図6および図7を用いて説明する。なお、これから説明する縦板部材10′、横板部材20′および結合金具30′は、上述した縦板部材10、横板部材20および結合金具30と同一構成のものであるため、同一符番に「′」を付し、構成の説明は省略する。
組立式家具1を拡張させるには、まず、全ての連結棒31′の両端部にフランジ部材33をそれぞれ取り付ける。そして、これらの連結棒31′を3枚全ての横板部材20′の挿通孔21′から挿入して横板部材20′の内部に板面に沿って挿通させる。次に、横板部材20′内に挿通された2本の連結棒31′の雄ねじ部31a′をそれぞれ、組立式家具1の右側の縦板部材10に装着されているナット部材32の六角孔34を通って第2雌ねじ部32bに螺合させる。また、横板部材20′内に挿通された2本の連結棒31′の反対側の雄ねじ部31a′と、縦板部材10′の前後の貫通孔11a′,11b′にそれぞれ装着したナット部材32′の第1雌ねじ部32a′とをそれぞれ螺合させる。このとき、ナット部材32′の六角孔34′に六角棒レンチを挿入し、この六角棒レンチを用いてナット部材32′を連結棒31′に締め付けることにより、反対側における連結棒31′の雄ねじ部31a′とナット部材32の第2雌ねじ部32bとの螺合も締め付けられ、組立式家具1の右側の縦板部材10に横板部材20′および縦板部材10′が結合される。このように上中下3枚の横板部材20′と1枚の縦板部材10′とを結合させることによって、組立式家具1の拡張作業が完了となる。
このように組立式家具1では、ナット部材32が第1雌ねじ部32aの反対側に第2雌ねじ部32bを有しているため、この第2雌ねじ部32bに連結棒31′を螺合させて組立式家具1の縦板部材10の外面側に横板部材20′を取り付けることができる。従って、設置場所や用途の変更に応じて、組立式家具1の形状変更(拡張)を容易に行うことが
できる。
なお、上述した組立式家具1の形状変更(拡張)は一例であって、設置場所や用途の変更に応じて種々の形状変更が可能である。例えば、図8に示すように、縦板部材10を縦寸法がより大きい板部材に変更して横板部材20による段数を増やしたり、底板および天板を構成する横板部材20を省略したりしてもよい。また、帽子等を掛けるためのフック部材40や小物などを入れることができるカゴ部材41を、ナット部材32の第2雌ねじ部32bを利用して縦板部材の外面側に取り付けてもよい。
さらに、図9に示すように、観音開きの扉部材を正面に備えて内部に食器等を収納可能であるとともに、炊飯器や電子レンジ等を載置可能な食器棚において、この食器棚の縦板部材および横板部材を上述した結合金具30を用いて結合するようにしてもよい。このような食器棚においても、ナット部材32の第2雌ねじ部32bを利用して、小物入れ50、タオル等を掛けるためのタオルラック部材51、小物などを載置可能な棚部材52等を、縦板部材の外面側に取り付けてもよい。また、図10(a)に示すような衣類を収納するための収納家具や、図10(b)に示すようなテレビ載置台やマガジンラックを備えるようなユニット家具等において、これらの家具の縦板部材および横板部材を上述した結合金具30を用いて結合するようにしてもよい。また、例えば姿見(ミラー)のフレーム部材等、収納家具以外の組立式家具において上述した結合金具30を用いて結合するようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、横板部材20の内部に連結棒31を挿通させ、縦板部材10にナット部材32を装着し、これらの連結棒31およびナット部材32を螺合させて縦板部材10および横板部材20を結合させる構成について説明したが、図11(a)に示すように、縦板部材110の内部に連結棒31を挿通させ、横板部材120(底板および天板を構成する横板部材)にナット部材32を装着し、これらの連結棒31およびナット部材32を螺合させることにより縦板部材110および横板部材120を結合させるように構成してもよい。またこのとき、中間の横板部材は、内部に連結棒31を挿通させて縦板部材110に結合させるようにしてもよい。また、図11(b)に示すように、天板を構成する横板部材120に装着された左右のナット部材32の第2雌ねじ部32bを利用して、衣類等を掛けるためのハンガーラック部材140を取り付けてもよい。さらに、図11(a)に示すように、底板を構成する横板部材120に装着された4つのナット部材32の第2雌ねじ部32bを利用して、配置移動を容易にするための4つのキャスター部材(車輪)145を取り付けてもよい。また、天板を構成する横板部材120に装着された左右のナット部材32の第2雌ねじ部32bを利用して、高さ方向に左右の縦板部材110および横板部材120を拡張してもよい。
なお、上述の実施形態では、結合金具30において、フランジ部材33が、連結棒31とは別の部材によって構成されているが、連結棒31の両端部にそれぞれ一体に形成されたフランジ部によって構成されてもよい。また、フランジ部材33(フランジ部)の側面(連結棒31中央側の面)にテーパー状に細くなる部分を形成し、横板部材20の挿入孔21の内側開口部にテーパー状に広がる部分を形成してもよい。このようなテーパー部を設けることにより、連結棒31を横板部材20の挿入孔21に挿入するとき、もしくは挿入孔21から引き抜くときに、フランジ部材33(フランジ部)が横板部材20に引っ掛かることを防ぐことができる。
また、上述の実施形態では、連結棒31およびナット部材32を締め付ける工具として六角棒レンチを用いるため、ナット部材32に六角孔34が形成された構成について説明したが、締め付け工具は六角棒レンチに限らず種々の工具を用いるようにしてもよく、その工具に対応した形状の工具挿入孔をナット部材32の六角孔34に換えて形成した構成
としてもよい。また、上述の実施形態では、第1雌ねじ部32aおよび第2雌ねじ部32bがナット部材32の内部において繋がった構成となっているが、第1雌ねじ部32aおよび第2雌ねじ部32bが繋がっていない構成であってもよい。また、上述の実施形態では、縦板部材10および横板部材20が枠木とその両面に接着された表面板を有して構成されているが、縦板部材10および横板部材20は無垢材によって構成されてもよい。
1 組立式家具
10 縦板部材
11 貫通孔
20 横板部材
21 挿通孔
30 結合金具
31 連結棒
31a 雄ねじ部
32 ナット部材
32a 第1雌ねじ部
32b 第2雌ねじ部
33 フランジ部材
34 六角孔(工具挿入孔)

Claims (5)

  1. 複数の縦板部材および横板部材を結合金具により結合して構成される組立式家具であって、
    前記結合金具は、
    前記縦板部材および横板部材の一方を構成する第1板部材の内部に板面に沿って挿通可能であり、両端部に雄ねじ部が形成された連結棒と、
    前記縦板部材および横板部材の他方を構成する第2板部材に板面に垂直に延びて形成された貫通孔に装着可能であり、前記連結棒の雄ねじ部と螺合する第1雌ねじ部を有したナット部材とを備え、
    前記連結棒を前記第1板部材の内部に挿通させて前記第1板部材の端部から外方に突出した前記連結棒の雄ねじ部と、前記第2板部材の前記貫通孔に装着された前記ナット部材の第1雌ねじ部とを螺合させることにより、前記第1板部材および前記第2板部材を結合させるように構成され、
    前記ナット部材は、前記第1雌ねじ部が形成された反対側にも前記連結棒の雄ねじ部と螺合する第2雌ねじ部を有し、
    前記ナット部材の前記第2雌ねじ部に他の前記連結棒の雄ねじ部を螺合させることにより他の前記第1板部材を前記第2板部材に取り付けることができるように構成されたことを特徴とする組立式家具。
  2. 前記ナット部材は、前記第2雌ねじ部が形成された側において、前記ナット部材を前記連結棒に締め付けるための工具が挿入される工具挿入孔が前記第2雌ねじ部と連通して形成され、前記連結棒の雄ねじ部が前記工具挿入孔を通って前記第2雌ねじ部に螺合されるように構成され、
    前記第2板部材の前記貫通孔に装着された前記ナット部材の前記工具挿入孔が形成された端面と前記第2板部材の板面とが略面一になるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の組立式家具。
  3. 前記ナット部材は、前記第1雌ねじ部が形成された方向に外径が小さくなる円錐形状に形成され、
    前記ナット部材が装着される前記第2板部材の前記貫通孔が、前記ナット部材の円錐形状に対応した円錐形状に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の組立式家具。
  4. 前記結合金具は、前記連結棒の両端部にそれぞれ設けられたフランジ部を備え、
    前記連結棒を前記第1板部材の内部に挿通させた状態のときに前記フランジ部が前記第1板部材の内面と当接するように、前記フランジ部の外形寸法および前記第1板部材に形成された前記連結棒を挿通させるための挿通孔の内径寸法が設定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の組立式家具。
  5. 前記ナット部材の前記第2雌ねじ部を利用して前記第2板部材の外面側に前記第1板部材以外の物も取り付け可能に構成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の組立式家具。

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