JP2016197884A - 通信デバイス上で位相エラーを減らすこと - Google Patents

通信デバイス上で位相エラーを減らすこと Download PDF

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Abstract

【課題】通信デバイスにおける位相オフセット及び周波数オフセットを低減し、位相及び又は周波数エラーを緩和する。
【解決手段】通信デバイスは、受信した空間ストリームのトレーニングシンボルを使って周波数領域において和チャネルを計算し、1つまたは複数のインパルス応答を推定し、1つまたは複数の無線通信デバイスのインパルス応答を分離する。通信デバイスはまた、各無線通信デバイスの位相エラーを計算し、各無線通信デバイスの位相エラーを減らす。通信デバイスは、プロセッサとメモリに格納された命令とを含む。
【選択図】図1

Description

関連出願
本願は、「CORRECTING PHASE AND FREQUENCY ERRORS FOR UPLINK MU-MIMO ON A COMMUNICATION DEVICE」に関して、2010年1月29に出願された米国仮特許出願第61/299,642号に関連し、その優先権を主張する。
本開示は、一般的に通信システムに関する。より具体的には、本開示は、通信デバイス上で位相エラーを減らすことに関する。
無線通信システムは、データ、音声、ビデオ等のような様々なタイプの通信コンテンツを提供するように広く展開されている。これらのシステムは、複数の無線通信デバイス(例、アクセス端末)の1つまたは複数の通信デバイス(例、アクセスポイント)との同時通信をサポートすることができる多元接続システムでありうる。
通信デバイスの使用がここ数年で劇的に増加している。これらの通信デバイス(例、アクセスポイント)は、しばしば、例えばローカルエリアネットワーク(LAN)またはインターネットのようなネットワークへのアクセスを提供する。複数の無線通信デバイス(例、アクセス端末、ラップトップコンピュータ、スマートフォン、メディアプレイヤー、ゲーミングデバイス等)は、通信デバイスと同時に通信しうる。いくつかの通信デバイスおよび無線通信デバイスは、電気電子技術者協会(IEEE)802.11a,802.11b,802.11gまたは802.11n(例、ワイヤレス・フィデルティまたは「Wi−Fi」)規格のようなある産業規格に従う。無線通信デバイスのユーザは、しばしば、このような通信デバイスを使用して無線ネットワークに接続する。
無線通信デバイスおよび通信デバイスがマルチプルアンテナを(例えばマルチユーザ多入力多出力(MU−MIMO)コンテキストで)使用するとき、特有の問題が生じる可能性がある。例えば、アップリンク上で位相オフセット(例、エラー)および周波数オフセット(例、エラー)が生じる可能性があり、劣化した通信性能をもたらす場合がある。この理由より、位相および/または周波数エラーを緩和することを手助けする改善されたシステムおよび方法が有益でありうる。
位相エラーを減らすために構成される通信デバイスが開示されている。通信デバイスは、プロセッサと、そのプロセッサと電子通信しているメモリに格納された実行可能な命令を含む。通信デバイスは、周波数領域において和チャネルを計算する。通信デバイスはまた、1つまたは複数のインパルス応答を推定する。さらに、通信デバイスは、1つまたは複数の無線通信デバイスのインパルス応答を分離する。通信デバイスは、各無線通信デバイスの位相エラーをさらに計算する。通信デバイスはまた、各無線通信デバイスの位相エラーを減らす。各無線通信デバイスの位相および周波数エラーを減らすことは、行列乗算を使用して実行されうる。プロセッサは、デジタル信号プロセッサ(DSP)を含めうる。
通信デバイスはまた、各無線通信デバイスの周波数エラーを減らしうる。各無線通信デバイスの位相および周波数エラーは、1つまたは複数のインパルス応答間の位相差から通信デバイスによって導出されうる。
通信デバイスは、アクセスポイントでありうる。通信デバイスはまた、マルチプルアンテナを含めうる。無線通信デバイスはアクセス端末でありうる。
通信デバイスはまた、1つまたは複数の無線通信デバイスを見つけうる。通信デバイスはまた、各無線通信デバイスから複数のトレーニングシンボルを受信しうる。各無線通信デバイスは、少なくとも1つの空間ストリームを使用しうる、また、各無線通信デバイスは、空間ストリームごとに異なるサイクリック遅延を使用しうる。
各無線通信デバイス間のサイクリック遅延差は、予期されたチャネルにフィルタリング長を足したもの(an expected channel plus a filtering length)よりも大きいことがある。サイクリック遅延差は、1つまたは複数の無線通信デバイスの各々のインパルス応答を分離するのに十分大きいことがある。サイクリック遅延差は、200ナノ秒よりも大きいことがある。
通信デバイスはまた、チャネルを推定しうる。通信デバイスはまた、1つまたは複数の無線通信デバイスからデータシンボルを受信しうる。通信デバイスは、推定されたチャネルを使用してデータシンボルをさらに復調しうる。
通信デバイス上で位相エラーを減らすための方法もまた開示されている。方法は、周波数領域において和チャネルを計算することを含む。方法はまた、通信デバイス上で、1つまたは複数のインパルス応答を推定することを含む。さらに、方法は、通信デバイス上で、1つまたは複数の無線通信デバイスのインパルス応答を分離することを含む。方法はさらに、通信デバイス上で、各無線通信デバイスの位相エラーを計算することを含む。方法はまた、通信デバイス上で、各無線通信デバイスの位相エラーを減らすことを含む。
位相エラーを減らすためのコンピュータプログラムプロダクトもまた開示されている。コンピュータプログラムプロダクトは、命令を備える非一時的なタンジブルコンピュータ可読媒体(non-transitory tangible computer-readable medium)を含む。命令は、通信デバイスに周波数領域において和チャネルを計算させるためのコードを含む。命令はさらに、通信デバイスに1つまたは複数のインパルス応答を推定させるためのコードを含む。さらに、命令は、通信デバイスに1つまたは複数の無線通信デバイスのインパルス応答を分離させるためのコードを含む。命令はさらに、通信デバイスに各無線通信デバイスの位相エラーを計算させるためのコードを含む。命令はまた、通信デバイスに各無線通信デバイスの位相エラーを減らさせるためのコードを含む。
位相エラーを減らすための装置もまた開示されている。装置は、周波数領域において和チャネルを計算するための手段を含む。装置はまた、1つまたは複数のインパルス応答を推定するための手段を含む。さらに、装置は、1つまたは複数の無線通信デバイスのインパルス応答を分離するための手段を含む。装置は、さらに、各無線通信デバイスの位相エラーを計算するための手段を含む。装置はまた、各無線通信デバイスの位相エラーを減らすための手段を含む。
図1は、通信デバイス上で位相エラーを減らすためのシステムおよび方法が実装されうる通信デバイスの一構成を図示するブロック図である。 図2は、通信デバイス上で位相エラーを減らすための方法の一構成を図示するフロー図である。 図3は、ここで開示されるシステムおよび方法によるサイクリック遅延を使用する空間ストリームの例を図示するブロック図である。 図4は、変動サイクリック遅延(varying cyclic delays)を伴う様々な空間ストリームに含まれるいくつかのトレーニングシンボルの一構成の例を図示する図である。 図5は、通信デバイス上で位相エラーを減らすための方法の一構成を図示するフロー図である。 図6は、通信デバイス上で位相エラーを減らすための方法のより具体的な構成を図示するフロー図である。 図7は、いくつかの無線通信デバイスのインパルス応答を分離する一例を図示するグラフである。 図8は、通信デバイス上で位相エラーを減らすためのシステムおよび方法が実装されうる通信デバイスのある構成を図示するブロック図である。 図9は、通信デバイス、アクセスポイントまたは基地局内に含まれうるあるコンポーネントを図示する。 図10は、無線通信デバイスまたはアクセス端末内に含まれうるあるコンポーネントを図示する。
詳細な説明
アップリンクのマルチユーザ多入力多出力(MU−MIMO)では、各無線通信デバイス(例、アクセス端末)について、通信デバイス(例、アクセスポイント)上で異なる位相オフセットおよび周波数オフセットを推定することは、有益でありうる。例えば、通信デバイスは、(例えば通信デバイスによって感知または受信されるとき)通信デバイス上で位相および/または周波数オフセットを訂正しうる。このことは、電気電子技術者協会(IEEE)802.11ac規格のような無線通信規格に適用されるとき、特に有益でありうる。例えば、無線通信デバイス(例、アクセス端末)は、通信デバイスと同期する必要がある場合がある。しかしながら、残余周波数オフセット(例、約1kHz)が生じうる。例えば、数度以上の相対的周波数オフセットおよび/またはドリフトがある場合には、干渉が生じることがある。さらに、各無線通信デバイス(例、「ユーザ」または「クライアント」)および/またはストリームは、異なる周波数エラーおよび/または位相雑音を有することがある。これらの周波数および/または位相エラーは、通信デバイスによって、(例えば、他のストリームによる干渉を得ることなく)個々に解決されうる。ある構成では、残余周波数オフセットは、サブキャリアスペーシングよりもずっと小さいので、通信デバイスは、時間領域の代わりに(例えば、高速フーリエ変換またはFFT後に)周波数領域において訂正または縮小の技法を適用しうる。
例えば、アップリンクMU−MIMOの受諾を高めるために、アップリンクMU−MIMOがダウンリンクMU−MIMOと同じプリアンブルを使用することが望ましいことがある。しかしながら、チャネル推定に使用されるロングトレーニングシンボル(LTS)で生じる1つの問題は、アップリンクパケットに存在しうる異なる残余周波数エラーまたはオフセットについて推定および訂正することが難しい場合があるということである。
受信された各トレーニングシンボルについての位相オフセットを推定することは、位相雑音に対し、チャネルトレーニングをよりロバストにしうる。ある構成(例、超高スループット−ロングトレーニングフィールド)では、チャネルトレーニングは8シンボルの持続時間を有する。残余周波数推定値のみが利用可能である場合、トレーニングインターバルにわたる線形位相の傾きが訂正されることができるが、8シンボルの間のいずれの非線形位相雑音の変化もかなりのチャネル推定値エラーを依然と引き起こす可能性がある。ここで開示されるシステムおよび方法は、これらの推定エラーを回避するのに役立つことがある。ある構成では、ここで開示されるシステムおよび方法は、802.11nのようなウォルシュ符号化された超高スループット−ロングトレーニングフィールド(VHT−LTF)のチャネルトレーニングプリアンブル内で位相オフセットを推定および縮小または訂正することを可能にしうる。位相オフセットは、無線通信デバイス(例、アクセス端末またはクライアント)ごとに、異なる残余周波数オフセットおよび/または異なる位相雑音によって生じる。ここで開示されるシステムおよび方法のある利益は、それらが、802.11nのようなチャネルトレーニングを使用して、アップリンクMU−MIMOを可能にし、802.11acにおけるダウンリンクMU−MIMOに使用されうる、ということである。
位相エラーを推定するために、空間ストリームにつきアップリンク無線通信デバイス(例、アクセス端末)ごとに異なるサイクリック遅延(例、サイクリックシフト)が使用されうる。これらの異なるサイクリック遅延は、通信デバイス(例、アクセスポイント)が無線通信デバイス(例、アクセス端末)を区別することを可能にしうる。より具体的には、異なるサイクリック遅延は、通信デバイスが、シンボルごとに各無線通信デバイス(例、「ユーザ」または「クライアント」)の位相オフセットを推定することを可能にしうる。ある構成では、サイクリック遅延差は、予期されたチャネルにフィルタリング長を足したものよりも大きい。例えば、サイクリック遅延差は、(例えば、IEEE802.11nによって使用される無線通信デバイスあたり)200ナノ秒(ns)の倍数(multiple)よりも大きい場合がある。例えば、サイクリック遅延差は、無線通信デバイス間で400nsまたはそれよりも大きいことがある。無線通信デバイスごとの位相および周波数エラーは、インパルス応答間の位相差から通信デバイスによって導出されうる。位相および周波数エラーは、その後で(例えば行列乗算を使用して)縮小または訂正されうる。ここで使用されるように、用語「訂正する(correct)」、「訂正(correction)」、「について訂正する(correct for)」および「訂正する」の他の形式は、ある訂正レベル、あるエラーの縮小、または、エラーを減らそうとしてとった少なくともいくつかの動作を示す。すなわち、位相および周波数のオフセットまたはエラーを訂正することは、位相および周波数のオフセットまたはエラーを縮小のみしうる。したがって、ある量の位相および周波数のオフセットまたはエラーは、「訂正」の後で依然として残る。
様々な構成は、図面を参照して説明され、同様な参照番号は、機能的に同様な構成要素を示すことができる。ここで一般的に説明され図面の中で図示されるシステムおよび方法は、多種多様の別の構成で配置かつ設計されることができる。したがって、図面で表されている、いくつかの構成の下記のより詳細な説明は、特許請求の範囲を限定するようには意図されてはおらず、そしてそれはシステムおよび方法の例にすぎない。
図1は、通信デバイス上で位相エラーを減らすためのシステムおよび方法が実装されうる通信デバイス102の一構成を図示するブロック図である。通信デバイス102(例、アクセスポイント)は、ネットワーク(例、無線LAN、インターネットまたは他のネットワーク)へのアクセスを提供しうる。通信デバイス102の例は、アクセスポイント、基地局、無線ルータ等を含む。通信デバイス102は、1つまたは複数の無線通信デバイス(例、アクセス端末)122と無線で通信するために2以上のアンテナ112a−bを使用しうる。無線通信デバイス122はまた、通信デバイス102と通信するために使用される2以上のアンテナ126a−bを含めうる。無線通信デバイス122は、例えば、アクセス端末、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、スマートフォン、セル電話、e−bookリーダー、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ワイヤレスカード、ネットブック、タブレット、ゲーミングシステム、または他の何らかの通信デバイスでありうる。
通信デバイス102について意図される無線通信デバイス122からの通信チャネル114にわたって送信される1つまたは複数の信号はアップリンク116を備えうる。アップリンク116は、例えば、1つまたは複数のキャリア、サブキャリア、および/または空間ストリームを含めうる。通信デバイス102から無線通信デバイス122までの通信チャネル114にわたって送信された信号はダウンリンク120を備えうる。1つまたは複数の無線通信デバイス122は、アップリンク116上で通信デバイス102へ1つまたは複数のシンボル118を送信しうる。シンボル118は、無線通信デバイス122によって送信されたデータを含めうる、または、表しうる。いくつかのシンボル118は、チャネル114の特性を見つけるために使用される「トレーニングシンボル」でありうる。これらのトレーニングシンボル118は、通信デバイス102上で知られているシンボル118の所定シーケンスでありうる。
位相オフセット142(例、エラー)および/または周波数オフセット134(例、エラー)は、通信デバイス102によって受信されたシンボル118に影響を与えうる。これらの位相オフセット142および/または周波数オフセット134は、無線通信デバイス位相エラー152および/または無線通信デバイス周波数エラー150によって引き起こされうる。例えば、無線通信デバイス122上でシンボル118を生成するために使用される無線通信デバイスクロック124は、通信デバイス102上で通信デバイスクロック110に精密に同期され得ない、それにより、エラー152、150を引き起こす。図1の無線通信デバイス(例、アクセス端末)122の下の図は、これらのエラー152、150を図示する。例えば、送信時間範囲148で送信されたシンボル118は、時間140aにおいて無線通信デバイス位相エラー152によって所望受信時間範囲136bからオフセットされうる(例、送信遅延をネグレクトしている)。さらに、信号(例、サブキャリア信号)は、所望受信周波数帯域130bからオフセットされる送信周波数帯域146において送信されうる、そして無線通信デバイスの周波数エラー150(すなわち、周波数132aの領域で図示される)を引き起こす。
まとめると、各無線通信デバイス122(例、アクセス端末またはクライアント)は、通信デバイス102(例、アクセスポイント)のそれにマッチするよう、その送信周波数を調節することを試みうる。しかしながら、測定エラーおよび/または位相雑音により、完璧に達成されないことがある。結果、アップリンクパケットにおける各無線通信デバイス122は、異なる周波数および位相雑音を有しうる。
シンボル118が通信デバイス102によって受信されるとき、それらは、時間および/または周波数においてオフセットされうる。図1の通信デバイス102の下の図はこれらのオフセットを図示する。すなわち、無線通信デバイス122の位相エラー152の結果、シンボル118は、所望受信時間範囲136aから時間140bでオフセットされる受信された時間範囲138で受信されうる、そして、それによって、位相オフセット142を引き起こす。さらに、無線通信デバイス122の周波数エラー150は、受信周波数帯域128に所望受信周波数帯域130aからオフセットさせられうる、それにより、周波数オフセット134をもたらす(すなわち、周波数132b軸に図示される)。ある構成では、所望受信周波数帯域130aは、無線通信デバイス122にデータを送信するために通信デバイス102が使用する周波数帯域である。例えば、周波数オフセット134は、受信周波数帯域128に所望受信周波数帯域130aから約1kHzオフセットさせられうる。さらに、位相オフセット142は、受信時間範囲138が所望受信時間範囲136aから数度、位相の不一致があるということを示しうる。
通信デバイス102は、位相および/または周波数エラー縮小モジュール104を含めうる。位相/周波数エラー縮小モジュール104は、通信デバイス102によって経験された位相オフセット142および/または周波数オフセット134を縮小しうる。1つまたは複数の位相オフセット推定値106は、位相/周波数エラー縮小モジュール104に含まれうる。各位相オフセット推定値106は、無線通信デバイス122に対応しうる。各位相オフセット推定値106は、1つまたは複数のシンボル位相オフセット推定値108をさらに含めうる。言い換えれば、位相/周波数オフセットモジュール106は、無線通信デバイス122の各々から各受信されたトレーニングシンボル118の位相オフセット142を推定することができる。シンボル位相オフセット推定値108は、位相オフセット142および/または周波数オフセット134における縮小を含むチャネル114の推定を得るために使用される。例えば、通信デバイス102は、無線通信デバイス122ごとにインパルス応答を比較しうる。異なるシンボルから、位相の進行は、シンボル118あたりの無線通信デバイス122ごとの位相オフセット142の推定値を得るために、(例えば、トレーニングのチャネル部分の間に)決定されうる。言い換えると、位相オフセット142は、残余周波数エラー(例、周波数オフセット134)、さらに、トレーニングシンボル118の送信の間のいずれのランダム位相雑音またはドリフト(例、位相オフセット142)も両方カバーしうる。したがって、シンボル位相オフセット推定値108は、位相オフセット142ならびに周波数オフセット134の両方を縮小または訂正するために使用されうる。図1で図示されるように、ここで開示されるシステムおよび方法は、マルチユーザ多入力多出力(MU−MIMO)のコンテキストで適用されうる。
図2は、通信デバイス上で位相エラーを減らすための方法200の一構成を図示するフロー図である。通信デバイス(例、アクセスポイント)102は、1つまたは複数の無線通信デバイス(例、アクセス端末)122を見つけることができる254。例えば、通信デバイス102は、通信デバイス102のリソースへのアクセスを要求する無線通信デバイス122からのメッセージを受信しうる(例、ネットワーク接続、通信デバイス102によるインターネット接続等)。通信デバイス102は、1つまたは複数の無線通信デバイス122から1つまたは複数のトレーニングシンボル118を受信しうる256、そしてそれは、通信デバイス102が位相および/または周波数エラー縮小を用いてチャネル114の推定値を決定するために使用しうる。通信デバイス102は、そのあとで、受信されたシンボルを復調するためにチャネル推定値を使用して、1つまたは複数の無線通信デバイス122からデータを受信しうる258。例えば、1つまたは複数の無線通信デバイス122は、データに沿って「パイロット」信号(例、シンボル)を送信しうる、そしてそれは、通信デバイス102が、(例えば、縮小された位相および/または周波数エラーを伴う)受信されたシンボルを復調するためにチャネル推定値と併せて使用しうる。
図3は、ここで開示されるシステムおよび方法によるサイクリック遅延362を使用して空間ストリーム360の例を図示するブロック図である。図3では、便宜上、「サイクリック遅延」は、「CD」と省略され、「サイクリック遅延差」は、「ΔCD」と省略される。いくつかの無線通信デバイス(例、アクセス端末)322は、空間ストリーム360を使用して通信デバイス302と通信しうる。空間ストリーム360は、例えば、特定のサイクリック遅延量(すなわち、図3の「CD」)を伴ってアップリンク116上で送信された信号でありうる。通信デバイス302は、各無線通信デバイス322に1つまたは複数の空間ストリーム360を割り当てうる。
一例では、通信デバイス302は、空間ストリームA360aを端末A322aに割り当て、空間ストリームC360cを端末B322bに割り当てる。この例では、空間ストリームA360aは、0nsのサイクリック遅延362aを有し、空間ストリームC360cは、−800nsのサイクリック遅延362cを有し、800nsのサイクリック遅延差(すなわち、ΔCD)364aを生じさせる。空間ストリーム360間のサイクリック遅延差364は、通信デバイス302が無線通信デバイス322を区別することを可能にする(その結果、各トレーニングシンボル118についての無線通信デバイス322ごとの異なるインパルス応答は、例えば通信デバイス302によって推定されうる)。
無線通信デバイス322間のサイクリック遅延差364は、サイクリック遅延差364に基づいて無線通信デバイス(例、アクセス端末またはクライアント)322を区別することを可能にするために、予期されたチャネルにフィルタリング長を足したものよりも大きいことがある。すなわち、特定の無線通信デバイス322についての2つのシンボル間の位相オフセット142を推定するために、無線通信デバイス322のインパルス応答間のかなりのオーバラップを回避することは有益でありうる。例えば、インパルス応答がかなりオーバラップする場合には、無線通信デバイス322間で干渉がありうる。インパルス応答の幅は、チャネルインパルス応答の長さにすべてのフィルタリングの長さを加えたものと等しい。したがって、合計のインパルス応答長さよりも大きい無線通信デバイス322間のサイクリック遅延差364は、有益でありうる。図3で図示される例では、無線通信デバイス322間のサイクリック遅延差364は、200nsよりも大きいことがある、または、400nsまたは800nsの倍数でありうる。
別の例では、通信デバイス302は、0nsのサイクリック遅延362aを伴う空間ストリームA360aと−400nsまたは−100nsのサイクリック遅延362bを伴う空間ストリームB360bの両方を無線通信デバイスA322aに割り当てる。さらに、−800nsのサイクリック遅延362cを伴う空間ストリームC360cと、−1200nsまたは−900nsのサイクリック遅延362dを伴う空間ストリームD360dは、通信デバイス302によって無線通信デバイスB322bに割り当てられうる。この構成は、無線通信デバイスA322aによって使用される空間ストリームB360bおよび無線通信デバイスB322bによって使用される空間ストリームC360c間の400nsまたは700nsのサイクリック遅延差364bをもたらす。したがって、ある構成では、同じ無線通信デバイス322に割り当てられた複数の空間ストリーム360は、400nsの整数倍のサイクリック遅延差364を有しうる。例えば、この例では双方とも無線通信デバイスA322aに割り当てられる、空間ストリームA360aと空間ストリームB360bの間のサイクリック遅延差は、400ns364cでありうる。さらに、この例では双方とも無線通信デバイスB322bに割り当てられる、空間ストリームC360cおよび空間ストリームD360dとの間のサイクリック遅延差は、400ns364dでありうる。
別の構成では、同じ無線通信デバイス322に割り当てられた空間ストリーム間のサイクリック遅延差364は、異なる無線通信デバイス322に割り当てられた空間ストリーム間により多くのサイクリック遅延差があるように、より小さいまたは縮小する場合がある。例えば、無線通信デバイスA322aによって使用される空間ストリームA360aと空間ストリームB360bとの間のサイクリック遅延差364cは、400nsから100nsまでに縮小されうるので、無線通信デバイスA322aによって使用される空間ストリームB360bと無線通信デバイスB322bによって使用される空間ストリームC360cとの間で、700nsのサイクリック遅延差364bがある。さらに、この例では双方とも無線通信デバイスB322bに割り当てられる空間ストリームC360cと空間ストリームD360dとの間のサイクリック遅延364dは、他の無線通信デバイス322によって使用される追加の空間ストリームと空間ストリームD360dとの間のより多くのサイクリック遅延差を可能にするために、100ns364dに縮小されうる。しかしながら、いくつかの構成では、この手法は、各々1つの空間ストリーム360を伴う4より多い無線通信デバイス122があるときには機能しない場合がある。
多くの他の構成が使用されうる。例えば、最大4つの無線通信デバイス322の場合、空間ストリームA360a、空間ストリームC360c、空間ストリームE360e、および空間ストリームG360gのみが、無線通信デバイスA322a、無線通信デバイスB322b、無線通信デバイスC322c、および無線通信デバイスD322dによってそれぞれ使用されうる。このように、無線通信デバイスA、B、CおよびD322a,322b,322c,322dによって使用される空間ストリームA360a,空間ストリームC360c,空間ストリームE360eおよび空間ストリームG360g間の800nsサイクリック遅延差364a,364e,364fがある。
別の例では、無線通信デバイスA322aは、空間ストリームA360aおよびB360bを割り当てられ、無線通信デバイスB322bは、空間ストリームC360cおよびD360dを割り当てられ、無線通信デバイスC322cは、空間ストリームE360eを割り当てられ、無線通信デバイスD322dは、空間ストリームF360fおよびG360gを割り当てられ、無線通信デバイスE322eは、空間ストリームH360hを割り当てられる。この例では、空間ストリームA360aは、0nsのサイクリック遅延362aを有し、空間ストリームB360bは、−400nsのサイクリック遅延362bを有し、空間ストリームC360cは、−800nsのサイクリック遅延362cを有し、空間ストリームD360dは、−1200nsのサイクリック遅延362dを有し、空間ストリームE360eは、−1600nsのサイクリック遅延362eを有し、空間ストリームF360fは、−2000nsのサイクリック遅延362fを有し、空間ストリームG360gは、−2400nsのサイクリック遅延362gを有し、空間ストリームH360hは、−2800nsのサイクリック遅延362hを有する。したがって、無線通信デバイス322の各々によって使用される空間ストリーム360間のサイクリック遅延差は400nsである。例えば、無線通信デバイスA322aおよびB322b,B322bおよびC322c,C322cおよびD322dおよびD322dおよびE322e間のそれぞれのサイクリック遅延差364b,364g,364h,364iは400nsである。
図4は、変動サイクリック遅延を伴ういくつかの空間ストリームに含まれるいくつかのトレーニングシンボルの一構成の例を図示する図である。図4では、便宜上、トレーニングシンボルは、「TS」と省略されており、サイクリック遅延は、「CD」と省略されている。空間ストリーム460a−hの各々は、いくつかのトレーニングシンボル418を含めうる。トレーニングシンボル418は、無線通信デバイス122から通信デバイス102へ、メッセージのプリアンブル466で送信されうる。例えば、トレーニングシンボル418は、超高スループットロングトレーニングフィールド(VHT−LTF)シンボルでありうる。
図4で図示される例では、各トレーニングシンボル418は、時間459において4マイクロ秒(μs)を占める。さらに、トレーニングシンボル418の各々は、対応する空間ストリーム460のサイクリック遅延にしたがってサイクリック遅延とともに送信される。例えば、空間ストリームA460a上のトレーニングシンボル418aa−ahは、0nsのサイクリック遅延とともに送信される。さらに、空間ストリームB460b上のトレーニングシンボル418ba−418bhは−400nsのサイクリック遅延とともに送信され、空間ストリームC460c上のトレーニングシンボル418ca−chは−800nsのサイクリック遅延とともに送信され、空間ストリームD460d上のトレーニングシンボル418da−dhは、−1200nsのサイクリック遅延とともに送信され、空間ストリームE460e上のトレーニングシンボル418ea−ehは−1600nsのサイクリック遅延とともに送信され、空間ストリームF460f上のトレーニングシンボル418fa−fhは、−2000nsのサイクリック遅延とともに送信され、空間ストリームG460g上のトレーニングシンボル418ga−ghは−2400nsのサイクリック遅延とともに送信され、空間ストリームH460h上のトレーニングシンボル418ha−hhは、−2800nsのサイクリック遅延とともに送信される。
図4の例では、空間ストリーム460a−h上のトレーニングシンボル418aa−hhがウォルシュアダマール符号を形成しうる、そしてそれは、各空間ストリーム460を他の空間ストリーム460に直交させる、ということも観察されることができる。このパターンは、8×8行列が直交のままである限り、変更されうる。例えば、行列の行は切り替えられうるおよび/または列は−1で乗算されうる。さらに、最初の4つのシンボル418aa−ddおよび最初の4つの空間ストリーム(すなわち、空間ストリームA460a,B460b,C460cおよびD460d)のパターンがIEEE802.11nP行列と等しくなるように、トレーニングシンボルパターン(例、VHT−LTFパターン)を作ることが可能である。これを達成するために、8×8P行列は、式(1)で示されるように構築されうる。
Figure 2016197884
ある構成では、P行列は、すべての空間ストリームおよびすべてのVHT−LTFシンボルについてのコンスタレーション値を含む。例えば、VHT−LTFシンボル番号2のストリーム5は、P行列の行2、列5でコンスタレーション値を使用する。
図5は、通信デバイス上で位相エラーを減らすための方法500の一構成を図示するフロー図である。通信デバイス(例、アクセスポイント)102は、周波数領域において和チャネルを計算しうる566。例えば、通信デバイス102は、受信されたシンボル118の高速フーリエ変換(FFT)を取り、それを既知データパターンで乗算し、和チャネルをもたらす。
通信デバイス102は、各受信されたシンボル118のインパルス応答を推定しうる568。ある構成では、通信デバイス102は、(例えば、インパルス応答推定値をもたらすために)和チャネルとウィンドーイング関数の積の逆高速フーリエ変換(IFFT)を取る。ウィンドーイング関数は例えば、Gibb現象を取り除くために使用されうる。例えば、ウィンドーイング関数は、24サンプルのロールオフ長さインターバルを伴った二乗余弦ウィンドウでありうる(例、40MHzチャネルの場合)。より大きいまたはより小さいロールオフ値が可能である。より大きなロールオフ値は、追加されたインパルス応答の長さを縮小しうる。しかしながら、ある構成では、24サンプルの長さは、最大の可能な長さ28にすでに近い。80MHzチャネルの場合、同じロールオフの長さが使用されうる、しかしながら、より多くのものがより多くのトーンをカバーするために必要とされる。20MHzチャネルの場合、使用されていない直流(DC)トーンの左と右に28トーンしかないので14サンプルの最大ロールオフが使用されることができる。
説明されているウィンドウの例は、簡単な実数値の二乗余弦ウィンドウである。周波数領域の実数値のウィンドウ(real window)は、時間領域の対称インパルス応答に変換する。受信されたチャネルインパルス応答は、ウィンドウ応答と畳み込まれうる。しかしながら、実数値のウィンドウによって追加された追加の応答長さを最小化するために、非対称インパルス応答を有する複素数値のウィンドウが使用されうる。ある構成では、サイクリックインパルス応答は、ウィンドウの逆高速フーリエ変換の大きさ(例、
Figure 2016197884
)とみなされうる。例えば、インパルス応答は、1である和電力(a sum power of 1)に正規化されうる、また、タップ10〜128の合計電力は、キャリア(dBc)に対して−51デシベルでありうる。すなわち、9つの有意タップのみがあり、40メガヘルツ(Mhz)サンプリングレートについて200nsのスパンを与えている。最初の9タップの外の最悪なケースのタップは、約−65dBcでありうる。
通信デバイス102は、各受信シンボルについての無線通信デバイス(例、アクセス端末)122ごとのインパルス応答を分離しうる570。例えば、通信デバイス102は、各受信シンボルについての各無線通信デバイス122のインパルス応答に対応するサンプルの範囲を分離しうる。分離されたインパルス応答を使用して、通信デバイス102は、各無線通信デバイス122の位相エラー(例、角度)を計算しうる572。通信デバイス102は、そのあとで、位相および/または周波数エラーを(例えば行列乗算を使用して)縮小しうる574。言い換えれば、通信デバイス102は計算された位相エラーを使用して、位相および/または周波数エラーを縮小または訂正するために使用されうる、位相および/または周波数エラーの縮小または訂正を含むチャネル114の推定値を計算しうる。
図6は、通信デバイス上で位相エラーを減らすための方法600のより具体的な構成を図示するフロー図である。すなわち、図6は、通信デバイス上で位相エラーを減らすために、図5で示されるような方法500の1つの起こりうる実装に関してさらなる詳細を与える。
通信デバイス(例、アクセスポイント)102は、(例、FFTによって)受信したシンボル118を周波数領域へと変換し676、その変換された受信シンボルを既知データパターンで乗算して、各受信シンボル118についての和チャネルをもたらす。このプロシージャは、式(2)で図示されうる。
Figure 2016197884
式(2)では、H(f)は、周波数領域におけるサブキャリアfの和チャネルであり、FFT()は、高速フーリエ変換(FFT)演算であり、rは、シンボル数nを伴う受信されたトレーニングシンボル118であり、L(f)は、既知のトレーニングシンボル118のデータパターンである。
通信デバイス102は、和チャネルとウィンドーイング関数との積を時間領域へと(例、IFFTによって)変換し、各受信されたシンボル118について推定されたインパルス応答をもたらす678。このことは、式(3)で図示されるように計算されうる。
Figure 2016197884
式(3)では、hは、各受信シンボル118についての無線通信デバイス122のインパルス応答を表し、IFFT{}は、N点の逆高速フーリエ変換(IFFT)演算であり、W(f)は、(例、上の図5に関連して説明されたように)直流(DC)を中心とし、バンドエッジにおけるロールオフを伴った、ウィンドーイング関数である。無線通信デバイス122間でサイクリック遅延があるので、例えば、インパルス応答の和は、h推定値における異なる遅延に関する個別の(例、分離された)異なるインパルス応答を含めうる。
通信デバイス102は、インパルス応答のサンプルの範囲を分けることにより、各受信シンボル118についての無線通信デバイス122ごとの各インパルス応答を分離しうる680、なお、1つの無線通信デバイス122についてのサンプルの範囲は、第1のサンプル数から第2のサンプル数までである。第1のサンプル数は、無線通信デバイス122のサイクリック遅延(例、サンプル数における)から負の側のインパルス応答サンプル数を引き、点の数(例、N点FFTまたはIFFTに使用される)を足したものを、点の数で割った、計算の余りでありうる。第2のサンプル数は、無線通信デバイス122のサイクリック遅延(例、サンプル数における)に正の側のインパルス応答サンプルの数を足し、点の数(例、N点FFTまたはIFFTに使用される)を足したものを点の数で割った計算の余りでありうる。各受信シンボル118についての無線通信デバイス122ごとの各インパルス応答を分離すること680は、式(4)で図示されるように実行されうる。
Figure 2016197884
式(4)では、hcnは、各受信シンボル118(すなわち、シンボル数nを伴う)についての無線通信デバイス122ごとの分離されたインパルス応答を表し、cは、無線通信デバイス122の番号(例、「クライアント」番号)であり、dは、無線通信デバイス122cについてのサンプルにおけるサイクリック遅延362であり、Tは、負の側のインパルス応答サンプルの数であり、Tは、正の側のインパルス応答サンプルの数であり、%は、モジュロー演算子であり、Nは、N点FFTまたはIFFTに使用される点の数である。したがって、各受信シンボル118についての無線通信デバイス122ごとのインパルス応答は、各受信シンボル118についてのインパルス応答の第1のサンプル数から第2のサンプル数までのサンプル範囲を取ることにより分離される。無線通信デバイス122が1より多い空間ストリーム360を有する場合には、例えばストリーム360が隣接するサイクリック遅延362の値を有すると仮定して、hcnが無線通信デバイス122の空間ストリーム360のすべての、または、その空間ストリーム360のすべてのうち一部の、インパルス応答にわたるように、TおよびTが選択されうる、ということが留意されるべきである。
通信デバイス102は、各受信シンボル118についての無線通信デバイス122ごとの分離されたインパルス応答と、第1の受信シンボル(例、「シンボル0」)の無線通信デバイス122ごとの分離されたインパルス応答と、の相互相関の角度(例えば、0から負の側および正の側のインパルス応答サンプルの和まで)を計算することによって、各受信シンボル118についての空間ストリーム360(例えば、上の図3に関連して説明されているような1つまたは複数の空間ストリーム360を無線通信デバイス122は割り当てられうる)ごとに位相エラー推定値(例、角度)を計算しうる682。位相エラー推定値は、式(5)で図示されるように、計算されうる。
Figure 2016197884
式5では、φcnは、各受信されたシンボル118についての無線通信デバイス122ごとの位相エラー推定値である。例えば、式5は、第1のシンボルのインパルス応答を伴うシンボルのインパルス応答のディファレンシャル検出を図示しうる。例えば、シンボルnについての無線通信デバイス122cのインパルス応答(例、hcn)は、第1のシンボル0の同じ無線通信デバイス112cの複素共役チャネルインパルス応答と乗算される。このあとで、この数は、関連サンプルのすべてにわたって加算されうる(例、無線通信デバイス122cに関連するインターバルにわたる)。この測定値φcnの角度は、シンボル0からシンボルnまでの位相ドリフトを表すことができ、そしてそれは、いずれの位相雑音(例、エラー)および/または周波数エラーによって引き起こされうる(有効に縮小または訂正されうる)。通信デバイス102は、各無線通信デバイス122および各シンボル118についてこの手法を使用しうる。
通信デバイス102は、受信シンボル118ごとの空間ストリームあたりの未知の位相シフトと結合された既知の乗算値を計算しうる684。通信デバイス102上で受信された信号は、LRと表されうる。Lが、サブキャリアfの既知トレーニングデータ値を含むスカラ値である。Hは、多数の通信デバイス102の受信アンテナ112によって、すべてのアップリンク無線通信デバイス122(例、「クライアント」)にわたって加算された空間ストリームの合計数の大きさを伴うサブキャリアfにおけるチャネル行列である。Rは、シンボルごとの空間ストリームあたりの未知の位相シフトφmnと結合された、シンボルnごとの空間ストリームmあたりのPmnの既知の(例、{1,−1})乗算の値を備える行列である。この計算は、式(6)で図示されるように、実行されうる。
Figure 2016197884
通信デバイス102は、既知のスカラデータ値(例、サブキャリア用)を伴う受信シンボル118、位相シフト(例、Rmn)を伴う既知の乗算値のエルミート、および、位相シフトを伴う既知の乗算値のエルミートで乗算した位相シフトを伴う既知の乗算値の反転、を右乗算することによって、位相および/または周波数エラー縮小を用いたチャネル推定値を計算しうる686。チャネル推定値は、式(7)で図示されるように、計算されうる686。
Figure 2016197884
式(7)では、Lは、サブキャリアfにおける既知トレーニングシンボルスカラデータ値であり、Hは、サブキャリアfにおけるチャネル推定値であり(すなわち、Hの大きさは、多数の通信デバイス102の受信アンテナ112によってすべてのアップリンク無線通信デバイス122にわたって加算された空間ストリーム360の合計数である)、Rは、位相シフトを伴う既知の乗算値(例、Pmn)であり、Rは、Rのエルミート(Hermitian)である。予期された位相エラーは、有効な反転性(good invertibility)を保証しうるユニタリ行列にRRが近くなるように、小さい場合がある(例、πよりもずっと小さい)。
各トレーニングシンボル118についての無線通信デバイス122ごとの異なる位相エラーを用いて、LRは、トレーニングシンボルn118とサブキャリアfにおける受信信号を表すということが留意されるべきである。受信信号におけるサブキャリアごとのサイクリック遅延依存の位相シフトがあるということにも留意されるべきである。このサイクリックシフトはトレーニングシンボル118とデータシンボルと同じであるとみなされうるため、チャネル推定値Hの一部とみなされ、実際のチャネルからサイクリック遅延の寄与度を取り除く必要がない場合がある。
方法600の1つの可能性のある構成が次の計算コストを伴って実装されうる:受信アンテナ112ごとのトレーニングシンボルごとの1つのIFFT、ウィンドーイングのためのサブキャリアごとの1つの乗算(multiply)、シンボル間の相互相関(すなわち、N回の乗算および加算を要する)、無線通信デバイス122ごとのトレーニングシンボル118ごとの1つの角度計算、RRの行列反転、およびL(RR)−1によるトレーニングシンボルの周波数領域のサンプルの行列乗算。
図7は、いくつかの無線通信デバイスのインパルス応答を分離する一例を図示するグラフである。このグラフは、(サンプル数763にしたがって)FFT行列から成るユニタリ4×4チャネルを使用して、1つのトレーニングシンボル118において4つの無線通信デバイス122(例、アクセス端末)についてのインパルス応答の大きさ(例、
Figure 2016197884
)761の例を示す。図7では、x軸は、サンプル数763を図示し、サンプルインターバルは1/40e6秒である。y軸は、任意のスケーリング係数(scaling factor)を伴うインパルス応答の大きさ761を図示する。例えば、図7は、サイクリック遅延差で分けられたアップリンク無線通信デバイス122のインパルス応答を示すウィンドーイングされたIFFT出力を図示する。この例では、T=T=16サンプルである。無線通信デバイスA788a,788e(すなわち、サイクリック遅延0を伴う)についてのインパルス応答(すなわち、大きさ)は、2つのサンプル数の範囲:サンプル112−127からサンプル0−16で観測されることができる。無線通信デバイスB788bについてのインパルス応答がサンプル16−48で図示され、無線通信デバイスC788cについてのインパルス応答がサンプル48−80で図示され、無線通信デバイスD788dについてのインパルス応答がサンプル80−112で図示される。これらのインパルス応答の各々は、上の式(4)にしたがって分離されうる570。例えば、サンプル112−127 790eとサンプル0−16 790aは、無線通信デバイスA788aについて分離されうる570。さらに、サンプル16−48 790bは、無線通信デバイスB788bについて分離され570、サンプル48−80 790cは、無線通信デバイスC788cについて分離され570、サンプル80−112 790dは、無線通信デバイスD788dについて分離されうる570。したがって、図7は、いくつかの無線通信デバイス122からのインパルス応答が異なるサイクリック遅延を有する結果として通信デバイス102によって分離されうるということを図示する。
図8は、通信デバイス上で位相エラーを減らすためのシステムおよび方法が実装されうる通信デバイス802の一構成を図示するブロック図である。通信デバイス(例、アクセスポイント)802は、位相/周波数エラー縮小モジュール804を含む。位相/周波数エラー縮小モジュール804は、ソフトウェア、ハードウェアまたは両方の組み合わせに埋め込まれうる。トレーニングシンボル894は、受信信号892から抽出されうる。これらのトレーニングシンボル894は、(例、N点803FFTによって)周波数領域へと変換され896、式(2)で示されるように既知のデータパターン813で乗算されうる898。この演算は和チャネル801をもたらす。和チャネル801は、ウィンドーイング関数815で乗算され、その積は、(例、式(3)で図示されるN点803IFFTによって)時間領域へと変換されうる865。この計算は、各受信されたトレーニングシンボル894のインパルス応答807をもたらす。
N点803、負のインパルス応答サンプル数821、正のインパルス応答サンプル数823、およびサンプルにおける(すなわち、無線通信デバイス122ごとの)サイクリック遅延877を使用して、通信デバイス802は、各受信されたシンボルについての無線通信デバイス122(例、アクセス端末)ごとのインパルス応答を分離しうる809(例、式(4)で図示される)。この演算809は、分離されたインパルス応答811をもたらし、そしてそれは、(例、負の側のインパルス応答サンプルの数821および正の側のインパルス応答サンプルの数823に沿って)各受信されたトレーニングシンボルについての無線通信デバイス122ごとに推定された位相エラー829を計算する831ために使用される(例、式(5)で図示される)。通信デバイス802は、(例、式(6)に図示されるP行列819を使用して)推定された位相エラー829をP行列827に組み込むことができる。受信信号892、既知データパターン813、および推定された位相エラーを伴うP行列819が使用され、(例、式(7)で図示されるように)位相および周波数エラー縮小825を用いて推定されたチャネルを計算する。推定されたチャネルが使用され、通信デバイス802によって受信された変調データシンボル867を復調し869、復調データシンボル871をもたらす。したがって、例えばプリアンブルからの位相および周波数エラー推定値は、チャネル推定値を訂正するために使用され、それによって、チャネル推定値における劣化を防ぐ。
図9は、通信デバイス、アクセスポイントまたは基地局902内に含まれうるあるコンポーネントを図示する。前述された通信デバイス102、302、802は、図9で示される通信デバイス、アクセスポイントまたは基地局902と同様に構成されうる。
通信デバイス、アクセスポイントまたは基地局902は、プロセッサ949を含む。プロセッサ949は、汎用のシングルチップまたはマルチチップのマイクロプロセッサ(例、ARM)、専用マイクロプロセッサ(例、デジタル信号プロセッサ(DSP))、マイクロコントローラ、プログラマブルゲートアレイ等でありうる。プロセッサ949は、中央処理装置(CPU)と呼ばれうる。図9の通信デバイス、アクセスポイントまたは基地局902では1つのプロセッサ949のみが図示されているが、別の構成では、プロセッサの組み合わせ(例、ARMおよびDSP)が使用されることができる。
通信デバイス、アクセスポイントまたは基地局902はまた、プロセッサ949と電子通信するメモリ933を含む(すなわち、プロセッサ949は、メモリ933から情報を読み出すおよび/またはメモリ933に情報を書き込むことができる)。メモリ933は、電子情報を格納することができる任意の電子コンポーネントでありうる。メモリ933は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取専用メモリ(ROM)、磁気ディスクストレージ媒体、光学ストレージ媒体、RAMのフラッシュメモリデバイス、プロセッサに含まれる内蔵メモリ、プログラマブル読取専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取専用メモリ(EPROM)、電子的消去可能PROM(EEPROM(登録商標))、レジスタ等、であってもよく、それらの組み合わせも含む。
データ935および命令937は、メモリ933に格納されうる。命令937は、1つまたは複数のプログラム、ルーチン、サブルーチン、機能、プロシージャ等を含めうる。命令937は、単一のコンピュータ可読ステートメントまたは多くのコンピュータ可読ステートメントを含めうる。命令937は、上述された方法200、500、600を実装するために、プロセッサ949によって実行可能でありうる。命令937を実行することは、メモリ933に格納されるデータ935の使用を含めうる。図9は、プロセッサ949へとロードされているいくつかの命令937aとデータ935aを図示する。
通信デバイス、アクセスポイント、または基地局902はまた、通信デバイス、アクセスポイントまたは基地局902と遠隔ロケーション(例、無線通信デバイス122)との間の信号の送信および受信を可能にする、送信機945および受信機947を含めうる。送信機945と受信機947は、トランシーバ943と総称して呼ばれうる。アンテナ941は、トランシーバ943に電子的に結合されうる。通信デバイス、アクセスポイントまたは基地局902はまた、複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバおよび/またはマルチプルアンテナを含めうる(図示されず)。
通信デバイス、アクセスポイントまたは基地局902の様々なコンポーネントは、1つまたは複数のバスによって一緒に結合されることができ、そしてそれは、パワーバス、制御シグナルバス、ステータスシグナルバス、データバス等を含めうる。簡略のため、図9で図示される様々なバスは、バスシステム939と図示される。
図10は、無線通信デバイスまたはアクセス端末1022内に含まれうるあるコンポーネントを図示する。上述の無線通信デバイス122、322は、図10に図示される無線通信デバイスまたはアクセス端末1022と同様に構成されうる。
無線通信デバイスまたはアクセス端末1022はプロセッサ1067を含む。プロセッサ1067は、汎用のシングルチップまたはマルチチップのマイクロプロセッサ(例、ARM)、専用マイクロプロセッサ(例、デジタル信号プロセッサ(DSP))、マイクロコントローラ、プログラマブルゲートアレイ等でありうる。プロセッサ1067は、中央処理装置(CPU)と呼ばれうる。図10の無線通信デバイスまたはアクセス端末1022では1つのプロセッサ1067のみが図示されているが、別の構成では、プロセッサの組み合わせ(例、ARMおよびDSP)が使用されることができる。
無線通信デバイスまたはアクセス端末1022はまた、プロセッサ1067と電子通信しているメモリ1051を含む(すなわち、プロセッサ1067は、メモリ1051から情報を読み出す、および/または、メモリ1051へ情報を書き込むことができる)。メモリ1051は、電子情報を格納することが出来る任意の電子コンポーネントでありうる。メモリ1051は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取専用メモリ(ROM)、磁気ディスクストレージ媒体、光学ストレージ媒体、RAMのフラッシュメモリデバイス、プロセッサに含まれる内蔵メモリ、プログラマブル読取専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取専用メモリ(EPROM)、電子的消去可能PROM(EEPROM)、レジスタ等、であってもよく、それらの組み合わせも含む。
データ1053および命令1055は、メモリ1051に格納されうる。命令1055は、1つまたは複数のプログラム、ルーチン、サブルーチン、機能、プロシージャ等を含めうる。命令1055は、単一のコンピュータ可読ステートメントまたは多くのコンピュータ可読ステートメントを含めうる。命令1055を実行することは、メモリ1051に格納されるデータ1053の使用を含めうる。図10は、プロセッサ1067へとロードされているいくつかの命令1055aとデータ1053aを図示する。
無線通信デバイスまたはアクセス端末1022はまた、無線通信デバイスまたはアクセス端末1022と遠隔ロケーション(例、通信デバイス102)との間の信号の送信および受信を可能にする送信機1063と受信機1065とを含めうる。送信機1063と受信機1065は、トランシーバ1061と総称して呼ばれうる。アンテナ1026は、トランシーバ1061に電子的に結合されうる。無線通信デバイスまたはアクセス端末1022はまた、複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバ、および/またはマルチプルアンテナを含めうる(図示されず)。
無線通信デバイスまたはアクセス端末1022の様々なコンポーネントは、1つまたは複数のバスによって一緒に結合されることができ、そしてそれは、パワーバス、制御シグナルバス、ステータスシグナルバス、データバス等を含めうる。簡略のため、図10で図示される様々なバスは、バスシステム1057と図示される。
上記の説明では、参照番号はしばしば、様々な用語と関連して使用される。用語が参照番号と関連して使用される場合には、これは、図の1つまたは複数で図示される特定の構成要素を指すことを意味する。用語が参照番号なしで使用される場合、これは、いずれの特定の図に限定せずに、一般的には用語を指すことを意味する。
用語「決定すること(determining)」は広範囲の動作を含んでおり、したがって、「決定すること(determining)」は、計算すること、コンピュートすること、処理すること、導出すること、吟味すること(investigating)、ルックアップすること(looking up) (例、テーブル、データベース、または別のデータ構造においてルックアップすること)、確かめること(ascertaining)、および同様なものを含むことができる。また「決定すること」は、受信すること(例、情報を受信すること)、アクセスすること(例、メモリのデータにアクセスすること)、および同様なものを含むことができる。また、「決定すること」は、解決すること(resolving)、選択すること(selecting)、選ぶこと(choosing)、確立すること(establishing)、および同様なものを含むことができる。
フレーズ「に基づいている(based on)」は、明示的に特定されていない限り、「にのみ基づいている(based only on)」を意味していない。言いかえれば、フレーズ「に基づいている(based on)」は、「にのみ基づいている(based only on)」と「に少なくとも基づいている(based at least on)」の両方を説明する。
ここで説明された機能は、プロセッサ可読またはコンピュータ可読媒体上で1つまたは複数の命令として格納されうる。用語「コンピュータ可読媒体」は、コンピュータまたはプロセッサによってアクセスされることができる任意の利用可能な媒体を指す。例として、また限定されないが、そのような媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ、CD−ROMあるいは他の光学ディスクストレージ、磁気ディスクストレージあるいは他の磁気ストレージデバイス、あるいは、命令あるいはデータ構造の形式に所望のプログラムコードを格納するために使用されることができる、また、コンピュータによってアクセスされることができる、任意の他の媒体も備えうる。ここで使用されるように、ディスク(disk)とディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光学ディスク、デジタル汎用ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイディスクを含んでおり、「ディスク(disks)」は、大抵、データを磁気的に再生し、「ディスク(discs)」は、レーザーで光学的に再生する。コンピュータ可読媒体がタンジブルで非一時的でありうるということは留意されるべきである。用語「コンピュータプログラムプロダクト」は、コンピューティングデバイスまたはプロセッサによって、実行されうる、処理されうる、または、計算されうる、コードまたは命令(例、「プログラム」)と組み合わせたコンピューティングデバイスまたはプロセッサを指す。ここで使用されるように、用語「コード」は、コンピューティングデバイスまたはプロセッサによって実行可能である、ソフトウェア、命令、コードまたはデータを指すことがある。
ソフトウェアまたは命令はまた、送信媒体上で送信されることができる。例えば、ソフトウェアがウェブサイト、サーバ、あるいは、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア(twisted pair)、デジタル加入者ライン(digital subscriber line)(DSL)、あるいは赤外線、無線、およびマイクロ波のような無線技術を使用している他の遠隔ソース、から送信される場合には、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、あるいは赤外線、無線、およびマイクロ波のような無線技術は、送信媒体の定義に含まれる。
ここで開示される方法は、記載される方法を達成するための1つまたは複数のステップまたは動作を備える。方法のステップおよび/または動作は、特許請求の範囲から逸脱することなく互いに置き換えられうる。言いかえれば、ステップまたは動作の特定の順序が記載されている方法の適切な動作に必要とされない限り、特定のステップおよび/または動作の、順序および/または使用は、特許請求の範囲から逸脱することなく修正されうる。
本願の請求項は、上記で図示されるような、厳密な構成およびコンポーネントに限定されていないということは理解されるべきである。様々な修正、変更、および変形は、特許請求の範囲から逸脱することなく、ここで記載されるシステム、方法、および装置の、配置(arrangement)、オペレーション、および詳細において行われうる。
本願の請求項は、上記で図示されるような、厳密な構成およびコンポーネントに限定されていないということは理解されるべきである。様々な修正、変更、および変形は、特許請求の範囲から逸脱することなく、ここで記載されるシステム、方法、および装置の、配置(arrangement)、オペレーション、および詳細において行われうる。
以下に本願発明の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
位相エラーを減らすために構成される通信デバイスであって、
プロセッサと、
前記プロセッサと電子通信しているメモリと、
前記メモリに格納される命令と、
を備え、前記命令は、
周波数領域において和チャネルを計算することと、
1つまたは複数のインパルス応答を推定することと、
1つまたは複数の無線通信デバイスのインパルス応答を分離することと、
各無線通信デバイスの位相エラーを計算することと、
各無線通信デバイスの前記位相エラーを減らすことと、
が実行可能である、
通信デバイス。
[C2]
前記命令は、各無線通信デバイスの周波数エラーを減らすことがさらに実行可能である、C1に記載の通信デバイス。
[C3]
各無線通信デバイスの前記位相および周波数エラーは、前記1つまたは複数のインパルス応答間の位相差から前記通信デバイスによって導出される、C2に記載の通信デバイス。
[C4]
各無線通信デバイスの前記位相および周波数エラーを減らすことは、行列乗算を使用して実行される、C2に記載の通信デバイス。
[C5]
前記通信デバイスはアクセスポイントである、C1に記載の通信デバイス。
[C6]
前記無線通信デバイスはアクセス端末である、C1に記載の通信デバイス。
[C7]
前記命令は、各無線通信デバイスから複数のトレーニングシンボルを受信することがさらに実行可能である、C1に記載の通信デバイス。
[C8]
各無線通信デバイスは少なくとも1つの空間ストリームを使用し、各無線通信デバイスは空間ストリームごとに異なるサイクリック遅延を使用する、C1に記載の通信デバイス。
[C9]
各無線通信デバイス間のサイクリック遅延差は、予期されたチャネルにフィルタリング長を足したものよりも大きい、C8に記載の通信デバイス。
[C10]
サイクリック遅延差は、前記1つまたは複数の無線通信デバイスの各々の前記インパルス応答を分離するのに十分大きい、C8に記載の通信デバイス。
[C11]
前記サイクリック遅延差は、200ナノ秒よりも大きい、C10に記載の通信デバイス。
[C12]
前記命令は、1つまたは複数の無線通信デバイスを見つけることがさらに実行可能である、C1に記載の通信デバイス。
[C13]
前記命令は、チャネルを推定することがさらに実行可能である、C1に記載の通信デバイス。
[C14]
前記命令は、
前記1つまたは複数の無線通信デバイスからデータシンボルを受信することと、
前記推定されたチャネルを使用して前記データシンボルを復調することと、
がさらに実行可能である、C13に記載の通信デバイス。
[C15]
マルチプルアンテナ、をさらに備えるC1に記載の通信デバイス。
[C16]
前記プロセッサは、デジタル信号プロセッサ(DSP)を備える、C1に記載の通信デバイス。
[C17]
通信デバイス上で位相エラーを減らすための方法であって、
周波数領域において和チャネルを計算することと、
通信デバイス上で、1つまたは複数のインパルス応答を推定することと、
前記通信デバイス上で、1つまたは複数の無線通信デバイスのインパルス応答を分離することと、
前記通信デバイス上で、各無線通信デバイスの位相エラーを計算することと、
前記通信デバイス上で、各無線通信デバイスの前記位相エラーを減らすことと、
を備える方法。
[C18]
各無線通信デバイスの周波数エラーを減らすこと、をさらに備えるC17に記載の方法。
[C19]
各無線通信デバイスの前記位相および周波数エラーは、前記1つまたは複数のインパルス応答間の位相差から前記通信デバイスによって導出される、C18に記載の方法。
[C20]
各無線通信デバイスの前記位相および周波数エラーを減らすことは、行列乗算を使用して実行される、C18に記載の方法。
[C21]
前記通信デバイスはアクセスポイントである、C17に記載の方法。
[C22]
前記無線通信デバイスはアクセス端末である、C17に記載の方法。
[C23]
各無線通信デバイスから複数のトレーニングシンボルを受信すること、をさらに備えるC17に記載の方法。
[C24]
各無線通信デバイスは少なくとも1つの空間ストリームを使用し、各無線通信デバイスは空間ストリームごとに異なるサイクリック遅延を使用する、C17に記載の方法。
[C25]
各無線通信デバイス間のサイクリック遅延差は、予期されたチャネルにフィルタリング長を足したものよりも大きい、C24に記載の方法。
[C26]
サイクリック遅延差は、前記1つまたは複数の無線通信デバイスの各々の前記インパルス応答を分離するのに十分大きい、C24に記載の方法。
[C27]
前記サイクリック遅延差は、200ナノ秒よりも大きい、C26に記載の方法。
[C28]
1つまたは複数の無線通信デバイスを見つけること、をさらに備えるC17に記載の方法。
[C29]
チャネルを推定すること、をさらに備えるC17に記載の方法。
[C30]
前記1つまたは複数の無線通信デバイスからデータシンボルを受信することと、
前記推定されたチャネルを使用して前記データシンボルを復調することと、
をさらに備えるC29に記載の方法。
[C31]
前記通信デバイスは、マルチプルアンテナを使用する、C17に記載の方法。
[C32]
前記通信デバイスは、デジタル信号プロセッサ(DSP)を使用する、C17に記載の方法。
[C33]
命令を有する非一時的なタンジブルコンピュータ可読媒体を備える位相エラーを減らすためのコンピュータプログラムプロダクトであって、前記命令は、
通信デバイスに周波数領域において和チャネルを計算させるためのコードと、
前記通信デバイスに1つまたは複数のインパルス応答を推定させるためのコードと、
前記通信デバイスに1つまたは複数の無線通信デバイスのインパルス応答を分離させるためのコードと、
前記通信デバイスに各無線通信デバイスの位相エラーを計算させるためのコードと、
前記通信デバイスに各無線通信デバイスの前記位相エラーを減らさせるためのコードと、
を備える、
コンピュータプログラムプロダクト。
[C34]
前記命令は、前記通信デバイスに各無線通信デバイスの周波数エラーを減らさせるためのコード、をさらに備える、C33に記載のコンピュータプログラムプロダクト。
[C35]
各無線通信デバイスの前記位相および周波数エラーは、前記1つまたは複数のインパルス応答間の位相差から前記通信デバイスによって導出される、C34に記載のコンピュータプログラムプロダクト。
[C36]
各無線通信デバイスの前記位相および周波数エラーを減らすことは、行列乗算を使用して実行される、C34に記載のコンピュータプログラムプロダクト。
[C37]
各無線通信デバイスは少なくとも1つの空間ストリームを使用し、各無線通信デバイスは空間ストリームごとに異なるサイクリック遅延を使用する、C33に記載のコンピュータプログラムプロダクト。
[C38]
各無線通信デバイス間のサイクリック遅延差は、予期されたチャネルにフィルタリング長を足したものよりも大きい、C37に記載のコンピュータプログラムプロダクト。
[C39]
サイクリック遅延差は、前記1つまたは複数の無線通信デバイスの各々の前記インパルス応答を分離するのに十分大きい、C37に記載のコンピュータプログラムプロダクト。
[C40]
前記命令は、前記通信デバイスにチャネルを推定させるためのコード、をさらに備える、C33に記載のコンピュータプログラムプロダクト。
[C41]
前記命令は、
前記通信デバイスに前記1つまたは複数の無線通信デバイスからデータシンボルを受信させるためのコードと、
前記通信デバイスに前記推定されたチャネルを使用して前記データシンボルを復調させるためのコードと、
をさらに備える、C40に記載のコンピュータプログラムプロダクト。
[C42]
位相エラーを減らすための装置であって、
周波数領域において和チャネルを計算するための手段と、
1つまたは複数のインパルス応答を推定するための手段と、
1つまたは複数の無線通信デバイスのインパルス応答を分離するための手段と、
各無線通信デバイスの位相エラーを計算するための手段と、
各無線通信デバイスの前記位相エラーを減らすための手段と、
を備える装置。
[C43]
各無線通信デバイスの周波数エラーを減らすための手段、
をさらに備えるC42に記載の装置。
[C44]
各無線通信デバイスの前記位相および周波数エラーは、前記1つまたは複数のインパルス応答間の位相差から前記通信デバイスによって導出される、C43に記載の装置。
[C45]
各無線通信デバイスの前記位相および周波数エラーを減らすことは、行列乗算を使用して実行される、C43に記載の装置。
[C46]
各無線通信デバイスは少なくとも1つの空間ストリームを使用し、各無線通信デバイスは空間ストリームごとに異なるサイクリック遅延を使用する、C42に記載の装置。
[C47]
各無線通信デバイス間のサイクリック遅延差は、予期されたチャネルにフィルタリング長を足したものよりも大きい、C46に記載の装置。
[C48]
サイクリック遅延差は、前記1つまたは複数の無線通信デバイスの各々の前記インパルス応答を分離するのに十分大きい、C46に記載の装置。
[C49]
チャネルを推定するための手段、をさらに備えるC42に記載の装置。
[C50]
前記1つまたは複数の無線通信デバイスからデータシンボルを受信するための手段と、
前記推定されたチャネルを使用して前記データシンボルを復調するための手段と、
をさらに備えるC49に記載の装置。

Claims (50)

  1. 位相エラーを減らすために構成される通信デバイスであって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサと電子通信しているメモリと、
    前記メモリに格納される命令と、
    を備え、前記命令は、
    周波数領域において和チャネルを計算することと、
    1つまたは複数のインパルス応答を推定することと、
    1つまたは複数の無線通信デバイスのインパルス応答を分離することと、
    各無線通信デバイスの位相エラーを計算することと、
    各無線通信デバイスの前記位相エラーを減らすことと、
    が実行可能である、
    通信デバイス。
  2. 前記命令は、各無線通信デバイスの周波数エラーを減らすことがさらに実行可能である、請求項1に記載の通信デバイス。
  3. 各無線通信デバイスの前記位相および周波数エラーは、前記1つまたは複数のインパルス応答間の位相差から前記通信デバイスによって導出される、請求項2に記載の通信デバイス。
  4. 各無線通信デバイスの前記位相および周波数エラーを減らすことは、行列乗算を使用して実行される、請求項2に記載の通信デバイス。
  5. 前記通信デバイスはアクセスポイントである、請求項1に記載の通信デバイス。
  6. 前記無線通信デバイスはアクセス端末である、請求項1に記載の通信デバイス。
  7. 前記命令は、各無線通信デバイスから複数のトレーニングシンボルを受信することがさらに実行可能である、請求項1に記載の通信デバイス。
  8. 各無線通信デバイスは少なくとも1つの空間ストリームを使用し、各無線通信デバイスは空間ストリームごとに異なるサイクリック遅延を使用する、請求項1に記載の通信デバイス。
  9. 各無線通信デバイス間のサイクリック遅延差は、予期されたチャネルにフィルタリング長を足したものよりも大きい、請求項8に記載の通信デバイス。
  10. サイクリック遅延差は、前記1つまたは複数の無線通信デバイスの各々の前記インパルス応答を分離するのに十分大きい、請求項8に記載の通信デバイス。
  11. 前記サイクリック遅延差は、200ナノ秒よりも大きい、請求項10に記載の通信デバイス。
  12. 前記命令は、1つまたは複数の無線通信デバイスを見つけることがさらに実行可能である、請求項1に記載の通信デバイス。
  13. 前記命令は、チャネルを推定することがさらに実行可能である、請求項1に記載の通信デバイス。
  14. 前記命令は、
    前記1つまたは複数の無線通信デバイスからデータシンボルを受信することと、
    前記推定されたチャネルを使用して前記データシンボルを復調することと、
    がさらに実行可能である、請求項13に記載の通信デバイス。
  15. マルチプルアンテナ、をさらに備える請求項1に記載の通信デバイス。
  16. 前記プロセッサは、デジタル信号プロセッサ(DSP)を備える、請求項1に記載の通信デバイス。
  17. 通信デバイス上で位相エラーを減らすための方法であって、
    周波数領域において和チャネルを計算することと、
    通信デバイス上で、1つまたは複数のインパルス応答を推定することと、
    前記通信デバイス上で、1つまたは複数の無線通信デバイスのインパルス応答を分離することと、
    前記通信デバイス上で、各無線通信デバイスの位相エラーを計算することと、
    前記通信デバイス上で、各無線通信デバイスの前記位相エラーを減らすことと、
    を備える方法。
  18. 各無線通信デバイスの周波数エラーを減らすこと、をさらに備える請求項17に記載の方法。
  19. 各無線通信デバイスの前記位相および周波数エラーは、前記1つまたは複数のインパルス応答間の位相差から前記通信デバイスによって導出される、請求項18に記載の方法。
  20. 各無線通信デバイスの前記位相および周波数エラーを減らすことは、行列乗算を使用して実行される、請求項18に記載の方法。
  21. 前記通信デバイスはアクセスポイントである、請求項17に記載の方法。
  22. 前記無線通信デバイスはアクセス端末である、請求項17に記載の方法。
  23. 各無線通信デバイスから複数のトレーニングシンボルを受信すること、をさらに備える請求項17に記載の方法。
  24. 各無線通信デバイスは少なくとも1つの空間ストリームを使用し、各無線通信デバイスは空間ストリームごとに異なるサイクリック遅延を使用する、請求項17に記載の方法。
  25. 各無線通信デバイス間のサイクリック遅延差は、予期されたチャネルにフィルタリング長を足したものよりも大きい、請求項24に記載の方法。
  26. サイクリック遅延差は、前記1つまたは複数の無線通信デバイスの各々の前記インパルス応答を分離するのに十分大きい、請求項24に記載の方法。
  27. 前記サイクリック遅延差は、200ナノ秒よりも大きい、請求項26に記載の方法。
  28. 1つまたは複数の無線通信デバイスを見つけること、をさらに備える請求項17に記載の方法。
  29. チャネルを推定すること、をさらに備える請求項17に記載の方法。
  30. 前記1つまたは複数の無線通信デバイスからデータシンボルを受信することと、
    前記推定されたチャネルを使用して前記データシンボルを復調することと、
    をさらに備える請求項29に記載の方法。
  31. 前記通信デバイスは、マルチプルアンテナを使用する、請求項17に記載の方法。
  32. 前記通信デバイスは、デジタル信号プロセッサ(DSP)を使用する、請求項17に記載の方法。
  33. 命令を有する非一時的なタンジブルコンピュータ可読媒体を備える位相エラーを減らすためのコンピュータプログラムプロダクトであって、前記命令は、
    通信デバイスに周波数領域において和チャネルを計算させるためのコードと、
    前記通信デバイスに1つまたは複数のインパルス応答を推定させるためのコードと、
    前記通信デバイスに1つまたは複数の無線通信デバイスのインパルス応答を分離させるためのコードと、
    前記通信デバイスに各無線通信デバイスの位相エラーを計算させるためのコードと、
    前記通信デバイスに各無線通信デバイスの前記位相エラーを減らさせるためのコードと、
    を備える、
    コンピュータプログラムプロダクト。
  34. 前記命令は、前記通信デバイスに各無線通信デバイスの周波数エラーを減らさせるためのコード、をさらに備える、請求項33に記載のコンピュータプログラムプロダクト。
  35. 各無線通信デバイスの前記位相および周波数エラーは、前記1つまたは複数のインパルス応答間の位相差から前記通信デバイスによって導出される、請求項34に記載のコンピュータプログラムプロダクト。
  36. 各無線通信デバイスの前記位相および周波数エラーを減らすことは、行列乗算を使用して実行される、請求項34に記載のコンピュータプログラムプロダクト。
  37. 各無線通信デバイスは少なくとも1つの空間ストリームを使用し、各無線通信デバイスは空間ストリームごとに異なるサイクリック遅延を使用する、請求項33に記載のコンピュータプログラムプロダクト。
  38. 各無線通信デバイス間のサイクリック遅延差は、予期されたチャネルにフィルタリング長を足したものよりも大きい、請求項37に記載のコンピュータプログラムプロダクト。
  39. サイクリック遅延差は、前記1つまたは複数の無線通信デバイスの各々の前記インパルス応答を分離するのに十分大きい、請求項37に記載のコンピュータプログラムプロダクト。
  40. 前記命令は、前記通信デバイスにチャネルを推定させるためのコード、をさらに備える、請求項33に記載のコンピュータプログラムプロダクト。
  41. 前記命令は、
    前記通信デバイスに前記1つまたは複数の無線通信デバイスからデータシンボルを受信させるためのコードと、
    前記通信デバイスに前記推定されたチャネルを使用して前記データシンボルを復調させるためのコードと、
    をさらに備える、請求項40に記載のコンピュータプログラムプロダクト。
  42. 位相エラーを減らすための装置であって、
    周波数領域において和チャネルを計算するための手段と、
    1つまたは複数のインパルス応答を推定するための手段と、
    1つまたは複数の無線通信デバイスのインパルス応答を分離するための手段と、
    各無線通信デバイスの位相エラーを計算するための手段と、
    各無線通信デバイスの前記位相エラーを減らすための手段と、
    を備える装置。
  43. 各無線通信デバイスの周波数エラーを減らすための手段、
    をさらに備える請求項42に記載の装置。
  44. 各無線通信デバイスの前記位相および周波数エラーは、前記1つまたは複数のインパルス応答間の位相差から前記通信デバイスによって導出される、請求項43に記載の装置。
  45. 各無線通信デバイスの前記位相および周波数エラーを減らすことは、行列乗算を使用して実行される、請求項43に記載の装置。
  46. 各無線通信デバイスは少なくとも1つの空間ストリームを使用し、各無線通信デバイスは空間ストリームごとに異なるサイクリック遅延を使用する、請求項42に記載の装置。
  47. 各無線通信デバイス間のサイクリック遅延差は、予期されたチャネルにフィルタリング長を足したものよりも大きい、請求項46に記載の装置。
  48. サイクリック遅延差は、前記1つまたは複数の無線通信デバイスの各々の前記インパルス応答を分離するのに十分大きい、請求項46に記載の装置。
  49. チャネルを推定するための手段、をさらに備える請求項42に記載の装置。
  50. 前記1つまたは複数の無線通信デバイスからデータシンボルを受信するための手段と、
    前記推定されたチャネルを使用して前記データシンボルを復調するための手段と、
    をさらに備える請求項49に記載の装置。
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