JP4382070B2 - 受信局装置およびその処理方法、送信局装置 - Google Patents
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Arogyaswami Paulraj、他2名、「Introduction to Space-Time Wireless Communication」、Cambridge University Press、2003、P.178-188
このように周波数オフセットが残留してしまった場合に、受信局装置において受信信号を直交した信号成分に分解するような処理を行うと、各送信局装置ごとに異なった周波数オフセットがあるので、直交変換に劣化が生じ、伝送品質の劣化を招いてしまう。特にOFDMのようなサブキャリア間の直交性を利用した無線通信システムでは、サブキャリア間の直交性が崩れ、隣接サブキャリアからの干渉によって伝送品質の劣化を招いてしまう。従って、複数の送信局装置からの送信された信号が異なった周波数オフセットをもって受信局装置に同時に到来した場合に、どのようにして複数の送信局装置の信号を分離し、周波数オフセットの影響を軽減するかが課題となる。
図1は第1の実施形態による受信局装置の構成を示す第1の図である。
図2は第1の実施形態による受信局装置の処理フローを示す図である。
この図において、符号1011〜101MR(2≦MR)は受信アンテナ、1021〜102MR(2≦MR)は第1直交変換器、符号103MR―K(2≦K≦L,Lはオーバサンプリングした時系列のデータ、KはFFTポイント数)は分岐装置、符号104は適応指向性形成回路、符号105は逆直交変換器、符号106は自動周波数制御回路、符号107は復調器、符号1081〜符号108MU(2≦MU)は複数の送信局装置それぞれに対応した復号回路である。
図3は第2の実施形態による受信局装置の構成を示す第2の図である。
図4は第2の実施形態による受信局装置の処理フローを示す図である。
この図において、符号20311〜203MR−KD(2≦MR,2≦KD≦L、KDはサブキャリア数)は分岐装置、符号202は0挿入装置である。図2における受信局装置の構成では、K個の直交信号のうちKD個のみを各送信局装置の信号の復号に利用する場合の構成を示している。たとえばOFDM伝送を行う場合、FFTポイント数よりも少ないサブキャリア数で伝送を行うことが多い。ただし2Nのポイント数であれば演算子が高速となるため、信号処理ではサブキャリア数よりも大きなポイント数を使うことがある。たとえばKD=52個のサブキャリアを利用して伝送する場合、K=64ポイントのFFTが使われることが多い。このような構成に対応するため、第1の実施形態の逆直交変換器105の入力にKからKDを引いた数の個数の0を0挿入装置202によって挿入し、高速で逆直交変換器が動作可能となるように構成している。
図5は第3の実施形態による受信局装置の構成を示す第3の図である。
図6は第3の実施形態による受信局装置の処理フローを示す図である。
この図において、符号3031−1〜303MR−Km(2≦MR,2≦Km≦L、Kmは送信局装置mが使用するサブキャリア数)は分岐装置である。また符号302は0挿入装置である。図3における受信局装置の構成では、K個の直交信号のうちKm個のみを各送信局装置mの信号の復号に利用する場合の構成を示している。従って送信局装置が使用している直交信号成分のみを各送信局装置に対する復号回路1081〜108MUに入力することになる。このような構成に対応するため、第1の実施形態の逆直交交換機105の入力にK−Km個の0を0挿入装置302によって挿入し、高速で逆直交変換器が動作可能となるように構成している。
図7は第4の実施形態による受信局装置の構成を示す第4の図である。
この図において符号4011〜401MR(2≦MR)はガードインターバル除去装置、符号402はダミー信号挿入装置、符号403はダミー信号除去装置である。無線通信システムにおいては遅延波の影響を抑圧するため、ガードインターバルを設定して通信を行う場合がある。ガードインターバルを用いる伝送では、時系列のLD個の信号ごとにブロックを作成し、LD個のブロックの後ろのLG個の信号を複製し、先頭に挿入することによってL=LD+LGの長さのブロックデータを作成する。ここで、LD個のブロックの前にLG個の信号を複製し、ブロックの後ろに挿入するようにしてもよい。またLD個のブロックに予め決められた信号パターンのLG個の信号を挿入するようにしてもよい。
図8は第5の実施形態による受信局装置の構成を示す第5の図である。
この図において符号501は第2直交変換器、符号502は入力成分ごとに復調を行いパラレル/シリアル変換後出力をする復調器である。広帯域無線通信システムにおいて送信局装置は直交成分ごとに変調を行い信号の送信を行っている。例えばOFDM伝送の場合にはサブキャリアごとに独立した変調を行い信号を送信する。受信局装置では直交成分ごとの指向性形成によって他送信局装置からの干渉を除去した後、一旦、逆直交変換器105によって時系列の信号に変換される。時系列の信号に変換された後、自動周波数制御回路106によって周波数補正を行った後、第2直交変換器501によって再びK個の直交成分に変換し、復調器502によって直交成分ごとに復調を行い、さらにパラレル/シリアル変換を行って出力する。送信局装置mの使用する直交する信号の成分がKm個であった場合は、第2直交交換機501で得られるK個の直交成分からKm個を選択して復調すればよい。このように構成することによって、第1直交変換器と、各直交成分に対応した適応指向性形成回路と、各適応指向性形成回路の出力で復調を行い、シリアルパラレル変換器を構成する方法に対して、送信局装置ごとに逆直交変換器、自動周波数制御回路、第2直交変換器を付加するのみで、周波数オフセットの影響を軽減することができる。
送信局装置はOFDM伝送を行い、サブキャリア数が52であるとする。また遅延プロファイルは指数減衰のプロファイルとし、遅延スプレッドは100nsecであるとする。また送信局装置は4局、受信局装置における受信アンテナ数は8であるとし、各アンテナで独立のフェージングを仮定する。また周波数オフセットは±Δmaxの範囲で4局の周波数オフセットを分布させた。ここでΔmaxはサブキャリア間隔に対する周波数オフセットの割合とする。また変調方式は64QAMとし、符号化率1/2の畳み込み符号を用い、符号は軟判定ビタビ符号とした。従来方法では適応指向性形成回路の出力を位相オフセット除去後復調し、復調結果をパラレル−シリアル変換するものとした。図6で示すように、周波数オフセットの最大値が10%となると従来方法においては伝送特性の大幅な劣化がみられるのに対して、本発明では1dB以下程度の劣化に抑えることが出来ていることがわかる。
上述した第1〜第5の実施形態においては、送信局装置(例えばユーザ端末)が備えた1組の送信処理部とアンテナによって信号が送信された場合の例について説明した。第6の実施形態においては送信局装置がmj〜mj’番目までの各送信処理部とアンテナの組合せを備えた場合の例について説明する。送信局装置では送信する信号を(mj’−mj+1)個の信号系列に分割し、それぞれを異なる送信処理部とアンテナを介して送信局装置から送信する。この時、各送信局装置で用いる変調方式、符号化方式は異なっていても良い。なお送信局装置では周波数変換に用いる局部発信器を共有することでそれぞれの送信処理部とアンテナの組合せを用いて発信する信号の送信周波数を一致させる。
図10に示すように周波数オフセットΔが大きくなると伝達関数推定精度が劣化する。ただし、Qを大きくすることによって、伝達関数推定精度を改善できることが分かる。
この図より送信局装置は、送信データ信号発生装置601、トレーニング信号系列発生装置602、選択装置603、サブキャリアへの信号割り当て装置604、IFFT(逆高速フーリエ変換)装置605、GI(ガードインターバル)付与装置606、周波数変換器607、アンテナ608を有している。そして送信データ信号発生装置601が受信局装置へ送信する送信データを生成する。またトレーニング信号系列発生装置602は送信データを送信する時間区間とは別の時間に受信局装置へトレーニング信号を送信するためにトレーニング信号を生成する。ここでトレーニング信号系列発生装置602では、Q個の直交した信号系列を発生させる。また選択装置603はトレーニング信号の送信の時間区間においてはトレーニング信号系列発生装置602から受信した信号を選択し、また送信データを送信する時間区間においては送信データ信号発生装置601から受信した信号を選択する。そしてサブキャリアへの信号割り当て装置604がQ個の直交した信号系列を各サブキャリアに割り当てて、IFFT装置において逆高速フーリエ変換を行い、GI付与装置606においてガードインターバルを付与し、周波数変換器607によってRF周波数に変換した後、アンテナから信号が発信される。なお、サブキャリアへの信号割り当て装置604における信号系列のサブキャリアへ割り当てる方法は上述したとおりである。
1021〜102MR・・・第1直交変換器
1031−1〜103MR−K・・・分岐装置
104・・・適応指向性形成回路
105・・・逆直交変換器
106・・・自動周波数制御回路
107・・・復調器
2031−1〜203MR−KD・・・分岐装置
202・・・0挿入装置
3031−1〜303MR−Km・・・分岐装置
302・・・0挿入装置
4011〜401MR・・・ガードインターバル除去装置
402・・・ダミー信号挿入装置
403・・・ダミー信号除去装置
501・・・第2直交変換器
502・・・復調器
Claims (21)
- 複数MU個の送信局装置から送信された信号を受信する受信局装置であって、
複数MR個のアンテナ素子と、
該アンテナ素子で受信した時系列の複数L個の受信信号を、複数K個の直交する信号系列の成分に分解するMR個の第1直交変換器と、
該第1直交変換器によって分解された信号系列を複数MU個に分岐する、MRにKを乗じた数の分岐装置と、
該分岐装置の出力信号を入力信号とし、上記複数の送信局装置それぞれから送信された信号を受信する、MUにKを乗じた数の適応指向性形成回路と、
該適応指向性形成回路のうち、一つの前記送信局装置から送信された信号について処理するK個の適応指向性形成回路から出力された信号を入力信号とし、第1直交変換器における処理の逆変換を行う、MU個の第1逆直交変換器と、
該第1逆直交変換器の各々に接続され、上記送信局装置のそれぞれの周波数オフセットを調整し、周波数オフセットのない信号を出力するMU個の自動周波数制御回路と、
該自動周波数制御回路の出力信号を入力信号として復調処理を行う復調器と、
を備えることを特徴とする受信局装置。 - 複数MU個の送信局装置から送信された信号を受信する受信局装置であって、
複数MR個のアンテナ素子と、
該アンテナ素子で受信した時系列の複数L個の受信信号を、複数K個の直交する信号系列の成分に分解し、そのうち複数KD(K>KD)個を出力するMR個の第1直交変換器と、
該第1直交変換器によって分解された信号系列を複数MU個に分岐する、MRにKを乗じた数の分岐装置と、
該分岐装置の出力信号を入力信号とし、上記複数の送信局装置それぞれから送信された信号を受信する、MUにKを乗じた数の適応指向性形成回路と、
該適応指向性形成回路のうち、一つの前記送信局装置から送信された信号について処理するK個の適応指向性形成回路から出力された信号と、K−KD個の0とを入力信号とし、第1直交変換器における処理の逆変換を行いK個の時系列信号を出力する、MU個の第1逆直交変換器と、
該第1逆直交変換器の各々に接続され、上記送信局装置のそれぞれの周波数オフセットを調整し、周波数オフセットのない信号を出力するMU個の自動周波数制御回路と、
該自動周波数制御回路の出力信号を入力信号として復調処理を行う復調器と、
を備えることを特徴とする受信局装置。 - 送信信号を複数Km個のサブキャリアに分岐するシリアル−パラレル変換器を備え、高速フーリエ変換のポイント数Kと同数の直交する信号系列のうち、Km個の信号系列を選択した後、当該選択されたKm個の直交信号系列と、前記シリアル−パラレル変換器から出力されたKm個の出力信号とを乗算して合成し、アンテナへの出力信号を生成して受信局装置に送信する複数MU個の送信局装置を有する無線通信システムにおける受信局装置であって、
複数MR個のアンテナ素子と、
該アンテナ素子で受信した時系列の複数L個の受信信号を、複数K個の直交する信号系列の成分に分解するMR個の第1直交変換器と、
該第1直交変換器によって分解された信号系列を複数MU個に分岐する、MRにKを乗じた数の分岐装置と、
該分岐装置の出力信号を入力信号とし、上記複数の送信局装置それぞれから送信された信号を受信する適応指向性形成回路と、
該適応指向性形成回路のうち、一つの前記送信局装置mから送信された信号について処理するKm個の適応指向性形成回路から出力された信号と、K−Km個の0とを入力信号とし、第1直交変換器における処理の逆変換を行うMU個の第1逆直交変換器と、
該第1逆直交変換器の各々に接続され、上記送信局装置のそれぞれの周波数オフセットを調整し、周波数オフセットのない信号を出力するMU個の自動周波数制御回路と、
該自動周波数制御回路の出力信号を入力信号として復調処理を行う復調器と、
を備えることを特徴とする受信局装置。 - 送信局装置が、時系列に連続したLD個の信号の入力を受付けて当該LD個の信号の後ろのLG個の信号を生成して、先頭に挿入することによってL=LD+LG個の信号を生成して出力するガードインターバル付与装置を具備した無線通信システムにおける受信局装置であって、
前記アンテナ素子で受信した時系列の複数L個の受信信号から連続した前記LD個の信号を抽出して出力し、前記第1直交変換器への入力信号を作成するガードインターバル除去装置と、
前記自動周波数制御回路に入力する前の信号にLG個のダミー信号を挿入するダミー信号挿入装置と、
前記自動周波数制御回路から出力された信号からLG個のダミー信号を除去するダミー信号除去装置と、を備え、
前記自動周波数制御回路は、予め設定された位相Δθを用いて、k番目の入力信号に対してkで示される数にΔθの値を乗じて位相回転を与える処理を行う
ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の受信局装置。 - 前記複数の送信局装置のうちm番目の送信局装置から送信された信号を復調する前記受信局装置であって、
入力信号からK個の直交信号成分を生成し、
該K個の信号のうち送信局装置mが使用しているKm個の信号を選択し、
該選択されたKm個のそれぞれの信号を復調し、
復調したKm個の信号それぞれをパラレルシリアル変換を行って出力する
ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の受信局装置。 - 前記送信局装置が、送信処理部とアンテナの組合せからなるmjからmj’番目までの複数の送信処理機能と、当該送信処理機能それぞれが周波数変換を行う際に共有して利用する局部発信器とを備えており、
前記自動周波数制御回路が、受信信号の周波数オフセットの除去処理を行って、前記送信処理機能それぞれから発信された信号の送信周波数を一致させる
ことを特徴とする請求項1から請求項5に記載の受信局装置。 - 前記第1直交変換器は、高速フーリエ変換のポイント数Kと同数のフーリエ変換器によって構成され、
前記適応指向性形成回路は、前記送信局装置において、前記フーリエ変換器で変換されたサブキャリアごとの送信局装置のアンテナと受信局装置のアンテナとの伝達関数推定区間の伝達関数に基づいて指向性の形成が行われ、またQ(<K)個の直交するトレーニング信号系列が、(n−1)Q+1番目のサブキャリアからNQ番目のサブキャリア(nは1〜Nの整数,(N−1)Q+1≦K≦NQ)に割り当てられた該Q個の直交信号系列を用いて、伝達関数の推定を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の受信局装置。 - 前記第1直交変換器は、高速フーリエ変換のポイント数Kと同数のフーリエ変換器と当該K個の周波数成分から連続したKD個の周波数成分を選択する選択装置とによって構成され、
前記適応指向性形成回路は、前記送信局装置において、前記フーリエ変換器で変換されたサブキャリアごとの送信局装置のアンテナと受信局装置のアンテナとの伝達関数推定区間の伝達関数に基づいて指向性の形成が行われ、またQ(<KD)個の直交するトレーニング信号系列が、(n−1)Q+1番目のサブキャリアからNQ番目のサブキャリア(nは1〜Nの整数,(N−1)Q+1≦KD≦NQ)に割り当てられた該Q個の直交信号系列を用いて、伝達関数の推定を行う
ことを特徴とする請求項2に記載の受信局装置。 - 前記第1直交変換器は、高速フーリエ変換のポイント数Kと同数のフーリエ変換器によって構成され、
前記適応指向性形成回路は、前記送信局装置において、前記フーリエ変換器で変換されたサブキャリアごとの送信局装置のアンテナと受信局装置のアンテナとの伝達関数推定区間の伝達関数に基づいて指向性の形成が行われ、またQ(<K)個の直交するトレーニング信号系列が、(n−1)Q+1番目のサブキャリアからNQ番目のサブキャリア(nは1〜Nの整数,(N−1)Q+1≦K≦NQ)に割り当てられた該Q個の直交信号系列を用いて、伝達関数の推定を行う
ことを特徴とする請求項3に記載の受信局装置。 - 複数MU個の送信局装置から送信された信号を受信する受信局装置の処理方法であって、
MR個の第1直交変換器が、複数MR個のアンテナ素子で受信した時系列の複数L個の受信信号を、複数K個の直交する信号系列の成分に分解し、
MRにKを乗じた数の分岐装置が、前記第1直交変換器によって分解された信号系列を複数MU個に分岐し、
MUにKを乗じた数の適応指向性形成回路が、前記分岐装置の出力信号を入力信号とし、上記複数の送信局装置それぞれから送信された信号を受信し、
MU個の第1逆直交変換器が、前記適応指向性形成回路のうち、一つの前記送信局装置から送信された信号について処理するK個の適応指向性形成回路から出力された信号を入力信号とし、第1直交変換器における処理の逆変換を行い、
MU個の自動周波数制御回路が、前記第1逆直交変換器の各々に接続され、上記送信局装置のそれぞれの周波数オフセットを調整し、周波数オフセットのない信号を出力し、
復調器が、前記自動周波数制御回路の出力信号を入力信号として復調処理を行う
ことを特徴とする処理方法。 - 複数MU個の送信局装置から送信された信号を受信する受信局装置の処理方法であって、
MR個の第1直交変換器が、複数MR個のアンテナ素子で受信した時系列の複数L個の受信信号を、複数K個の直交する信号系列の成分に分解し、そのうち複数KD(K>KD)個を出力し、
MRにKを乗じた数の分岐装置が、前記第1直交変換器によって分解された信号系列を複数MU個に分岐し、
MUにKを乗じた数の適応指向性形成回路が、前記分岐装置の出力信号を入力信号とし、上記複数の送信局装置それぞれから送信された信号を受信し、
第1逆直交変換器が、前記適応指向性形成回路のうち、一つの送信局装置から送信された信号について処理するK個の適応指向性形成回路から出力された信号と、Kの数からKDの数を引いた数の0とを入力信号とし、第1直交変換器における処理の逆変換を行いK個の時系列信号を出力し、
MU個の自動周波数制御回路が、前記第1逆直交変換器の各々に接続され、上記送信局装置のそれぞれの周波数オフセットを調整し、周波数オフセットのない信号を出力し、
復調器が、前記自動周波数制御回路の出力信号を入力信号として復調処理を行う
ことを特徴とする処理方法。 - 送信信号を複数Km個のサブキャリアに分岐するシリアル−パラレル変換器を備え、高速フーリエ変換のポイント数Kと同数の直交する信号系列のうち、Km個の信号系列を選択した後、当該選択されたKm個の直交信号系列と、前記シリアル−パラレル変換器から出力されたKm個の出力信号とを乗算して合成し、アンテナへの出力信号を生成して受信局装置に送信する複数MU個の送信局装置を有する無線通信システムにおける受信局装置の処理方法であって、
MR個の第1直交変換器が、複数MR個のアンテナ素子で受信した時系列の複数L個の受信信号を、複数K個の直交する信号系列の成分に分解し、
MRにKを乗じた数の分岐装置が、前記第1直交変換器によって分解された信号系列を複数MU個に分岐し、
適応指向性形成回路が、前記分岐装置の出力信号を入力信号とし、上記複数の送信局装置それぞれから送信された信号を受信し、
MU個の第1逆直交変換器が、該適応指向性形成回路のうち、一つの前記送信局装置mから送信された信号について処理するKm個の適応指向性形成回路から出力された信号と、K−Km個の0とを入力信号とし、第1直交変換器における処理の逆変換を行い、
MU個の自動周波数制御回路が、該第1逆直交変換器の各々に接続され、上記送信局装置のそれぞれの周波数オフセットを調整し、周波数オフセットのない信号を出力し、
復調器が、前記自動周波数制御回路の出力信号を入力信号として復調処理を行う
ことを特徴とする処理方法。 - 送信局装置が、時系列に連続したLD個の信号の入力を受付けて当該LD個の信号の後ろのLG個の信号を生成して、先頭に挿入することによってL=LD+LG個の信号を生成して出力するガードインターバル付与装置を具備しており、
受信局装置において、
ガードインターバル除去装置が、前記アンテナ素子で受信した時系列の複数L個の受信信号から連続した前記LD個の信号を抽出して出力し、前記第1直交変換器への入力信号を作成し、
ダミー信号挿入装置が、前記自動周波数制御回路に入力する前の信号にLG個のダミー信号を挿入し、
ダミー信号除去装置が、前記自動周波数制御回路から出力された信号からLG個のダミー信号を除去し、
前記自動周波数制御回路は、予め設定された位相Δθを用いて、k番目の入力信号に対してkで示される数にΔθの値を乗じて位相回転を与える処理を行う
ことを特徴とする請求項10から請求項12の何れかに記載の処理方法。 - 前記複数の送信局装置のうちm番目の送信局装置から送信された信号を復調する請求項10から請求項13の何れかに記載の前記受信局装置における処理方法であって、
入力信号からK個の直交信号成分を生成し、
該K個の信号のうち送信局装置mが使用しているKm個の信号を選択し、
該選択されたKm個のそれぞれの信号を復調し、
復調したKm個の信号それぞれをパラレルシリアル変換を行って出力する
ことを特徴とする処理方法。 - 前記送信局装置が、送信処理部とアンテナの組合せからなるmjからmj’番目までの複数の送信処理機能と、当該送信処理機能それぞれが周波数変換を行う際に共有して利用する局部発信器とを備えており、
前記受信局装置における前記自動周波数制御回路が、受信信号の周波数オフセットの除去処理を行って、前記送信処理機能それぞれから発信された信号の送信周波数を一致させる
ことを特徴とする請求項10から請求項14に記載の処理方法。 - 前記受信局装置の前記第1直交変換器は、高速フーリエ変換のポイント数Kと同数のフーリエ変換器によって構成され、
前記受信局装置の前記適応指向性形成回路は、前記送信局装置において、前記フーリエ変換器で変換されたサブキャリアごとの送信局装置のアンテナと受信局装置のアンテナとの伝達関数推定区間の伝達関数に基づいて指向性の形成が行われ、またQ(<K)個の直交するトレーニング信号系列が、(n−1)Q+1番目のサブキャリアからNQ番目のサブキャリア(nは1〜Nの整数,(N−1)Q+1≦K≦NQ)に割り当てられた該Q個の直交信号系列を用いて、伝達関数の推定を行う
ことを特徴とする請求項10に記載の処理方法。 - 前記受信局装置の前記第1直交変換器は、高速フーリエ変換のポイント数Kと同数のフーリエ変換器と当該K個の周波数成分から連続したKD個の周波数成分を選択する選択装置とによって構成され、
前記受信局装置の前記適応指向性形成回路は、前記送信局装置において、前記フーリエ変換器で変換されたサブキャリアごとの送信局装置のアンテナと受信局装置のアンテナとの伝達関数推定区間の伝達関数に基づいて指向性の形成が行われ、またQ(<KD)個の直交するトレーニング信号系列が、(n−1)Q+1番目のサブキャリアからNQ番目のサブキャリア(nは1〜Nの整数,(N−1)Q+1≦KD≦NQ)に割り当てられた該Q個の直交信号系列を用いて、伝達関数の推定を行う
ことを特徴とする請求項11に記載の処理方法。 - 前記受信局装置の前記第1直交変換器は、高速フーリエ変換のポイント数Kと同数のフーリエ変換器によって構成され、
前記受信局装置の前記適応指向性形成回路は、前記送信局装置において、前記フーリエ変換器で変換されたサブキャリアごとの送信局装置のアンテナと受信局装置のアンテナとの伝達関数推定区間の伝達関数に基づいて指向性の形成が行われ、またQ(<K)個の直交するトレーニング信号系列が、(n−1)Q+1番目のサブキャリアからNQ番目のサブキャリア(nは1〜Nの整数,(N−1)Q+1≦K≦NQ)に割り当てられた該Q個の直交信号系列を用いて、伝達関数の推定を行う
ことを特徴とする請求項12に記載の処理方法。 - 請求項1に記載の送信局装置であって、
前記フーリエ変換器で変換されたサブキャリアごとの送信局装置のアンテナと受信局装置のアンテナとの伝達関数推定区間の伝達関数に基づいて指向性の形成を行い、
Q(<K)個の直交するトレーニング信号系列を、(n−1)Q+1番目のサブキャリアからNQ番目のサブキャリア(nは1〜Nの整数,(N−1)Q+1≦K≦NQ)に割り当てる
ことを特徴とする送信局装置。 - 請求項2に記載の送信局装置であって、
前記フーリエ変換器で変換されたサブキャリアごとの送信局装置のアンテナと受信局装置のアンテナとの伝達関数推定区間の伝達関数に基づいて指向性の形成を行い、
Q(<KD)個の直交するトレーニング信号系列を、(n−1)Q+1番目のサブキャリアからNQ番目のサブキャリア(nは1〜Nの整数,(N−1)Q+1≦KD≦NQ)に割り当てる
ことを特徴とする送信局装置。 - 請求項3に記載の送信局装置であって、
前記フーリエ変換器で変換されたサブキャリアごとの送信局装置のアンテナと受信局装置のアンテナとの伝達関数推定区間の伝達関数に基づいて指向性の形成を行い、
Q(<K)個の直交するトレーニング信号系列を、(n−1)Q+1番目のサブキャリアからNQ番目のサブキャリア(nは1〜Nの整数,(N−1)Q+1≦K≦NQ)に割り当てる
ことを特徴とする送信局装置。
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