JP2016197802A - Rfタグ用アンテナ及びrfタグ - Google Patents

Rfタグ用アンテナ及びrfタグ Download PDF

Info

Publication number
JP2016197802A
JP2016197802A JP2015076683A JP2015076683A JP2016197802A JP 2016197802 A JP2016197802 A JP 2016197802A JP 2015076683 A JP2015076683 A JP 2015076683A JP 2015076683 A JP2015076683 A JP 2015076683A JP 2016197802 A JP2016197802 A JP 2016197802A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic core
tag
coil
base
circuit board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015076683A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016197802A5 (ja
JP6509612B2 (ja
Inventor
健太 副島
Kenta Soejima
健太 副島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Parts Ind Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Parts Ind Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Parts Ind Co Ltd filed Critical Tokyo Parts Ind Co Ltd
Priority to JP2015076683A priority Critical patent/JP6509612B2/ja
Publication of JP2016197802A publication Critical patent/JP2016197802A/ja
Publication of JP2016197802A5 publication Critical patent/JP2016197802A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6509612B2 publication Critical patent/JP6509612B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Support Of Aerials (AREA)

Abstract

【課題】 投影面積を小さくしつつ、空中配線を抑制して断線を生じにくい高信頼性のRFタグを提供する。
【解決手段】
棒状に形成された磁性体コア10の一端に装着されたベース20Dは、筒状部21の底壁21aから突出する支柱22a、22bと、筒状部21の外周面に沿って形成された溝部23a、23bを有する。溝部23a、23bの底面24a、24bは、それぞれ対応する支柱の側面22a1、22b1と面一に形成されている。コイル30の端末部32aは、支柱22aに絡げられた状態で、溝部23aの底面24aに沿って磁性体コア10側に延出され、コイル30の他端32bは、磁性体コア10側から溝部23bの底面24bに沿って延出された状態で、支柱22bに絡げられている。
【選択図】 図16

Description

本発明は、物品もしくは人・動物等の特定や認証を行うRFID(Radio frequency Identification)に用いられるRFタグ用アンテナ及びRFタグに関する。
近年、電波(電磁波)を利用して物品や人・動物等を識別して管理する技術としてRFIDが注目されている。RFIDは、物品等に取り付けたRFタグに情報の読み取りや書き込みを行うリーダ/ライタを利用して、非接触によりリーダ/ライタとの情報の交信が行われる。これにより、物品等の特定や認証が可能となり、様々な分野に利用されている。
RFタグに用いられるアンテナとしては、磁性材料からなるコアと、コアの端部に固定される樹脂製のベースと、コアの外周に巻回される導線を備えるものが知られている(特許文献1)。
特許文献1に記載のベースには、導線の端部が巻回される2個の端子部が形成されており、この端子部はコアの軸方向の外側に向かって突出するように形成されている。
そして、導線の一端を一方の端子部に巻回して絡げた状態で、コアの外周に導線を所定回巻回した後、導線の他端を他方の端子部に巻回して絡げている。
また、RFタグ(RFIDタグ)としては、棒状に形成された磁性体コアと、磁性体コアの端部に固定される樹脂製のベースと、磁性体コアに巻回されたコイルと、コイルが電気的に接続されたICチップと、これらが収納される筐体とを備えるものが知られている(特許文献2)。
特許文献2に記載のベースには、外周面の一部が矩形状に凹んだ溝部が形成されており、この溝部に沿ってコイルの端末部が延在している。
また、ベースにはインサート成形等によって一対の金属端子片が一体に設けられており、溝部に沿って延在するコイルの端末部が、この一対の金属端子片に絡げられて固定されている。そして、この一対の金属端子片は、半田等によってICチップと電気的に接続されている。
特許文献1と特許文献2によれば、棒状に形成された磁性体コアにコイルを巻回したことにより、平面コイルを用いた平板状タグに比べて検出精度を向上させることができるとともに、RFタグの投影面積を小さくして設置面積を小さくすることができる。
国際公開第2008/156145号 特開2009−237795号公報
しかしながら、RFタグ用アンテナでは、外部応力等によって巻線が断線するのを防止するために、空中配線を最小限にすることが極めて重要であるものの、特許文献1に記載のアンテナでは、ベースと端子部に特別な配慮が為されておらず、導線の端部をベースの端子部に巻回して絡げると、少なからず空中配線が発生する構造になっている。このため、断線不良が発生する危険性が高くなり、長期信頼性に欠ける問題がある。また、アンテナが実装される基板への実装面(ベースの底面)が平面状であるため、基板への実装時にアンテナと基板の相対的な位置決めが難しいといった問題がある。
また、特許文献2に記載のRFタグでは、ベースにコイルの端末部を延在させる溝部が形成されているものの、コイルの端末部を金属端子片に絡げる際に少なからず空中配線が発生する構造になっているため、断線不良が発生する危険性がある。また、金属端子片をICチップに半田等によって電気的に接続する際に、ICチップとの相対的な位置決めが難しいといった問題がある。
そこで、本発明の主たる目的は、RFタグの投影面積を小さくしつつ、空中配線を抑制して断線を生じにくい高信頼性のRFタグ用アンテナ及びRFタグを提供しようとするものである。
上記の課題を解決するために為された本発明の一実施態様に係るRFタグ用アンテナは、
棒状に形成された磁性体コアと、前記磁性体コアの外周に巻回されたコイルと、前記磁性体コアの一端に装着された樹脂製のベースとを備え、
前記ベースは、前記磁性体コアの一端が挿入される有底の筒状部と、前記筒状部の底壁から前記磁性体コアの軸方向に沿って外側に突出する2つの支柱と、前記筒状部の外周面に前記軸方向に沿って形成された2つの溝部を有し、
前記2つの溝部の底面は、それぞれ対応する前記2つの支柱の側面の一部と略面一に形成されており、
前記コイルの一端は、一方の前記支柱に絡げられた状態で、一方の前記溝部の底面に沿って前記磁性体コア側に延出されており、
前記コイルの他端は、前記磁性体コア側から他方の前記溝部の底面に沿って延出された状態で、他方の前記支柱に絡げられていることを特徴とする。
また、上記の課題を解決するために為された本発明の他の一実施態様に係るRFタグは、上記本発明の一実施態様に係るRFタグ用アンテナと、ICチップが搭載された回路基板と、前記RFタグ用アンテナと前記回路基板が収納されるケースを備え、前記回路基板に前記2つの支柱に絡げられた前記コイルの両端が電気的に接続されていることを特徴とする。
本発明によれば、ベースの筒状部に形成した溝部の底面を、支柱の側面の一部と面一に形成したことにより、コイルの巻き始めの端末部と巻き終わりの端末部の双方において空中配線が生じるのを効果的に抑制し、断線を生じにくい高信頼性のRFタグ用アンテナ及びRFタグが実現できる。
本発明の第1実施形態例に係るRFタグ用アンテナの側面図である。 本発明の第1実施形態例に係るRFタグ用アンテナの斜視図である。 本発明の第1実施形態例に係るベースを底壁側から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態例に係るベースを開口側から見た斜視図である。 本発明の第2実施形態例に係るRFタグ用アンテナの側面図である。 本発明の第2実施形態例に係るRFタグ用アンテナの斜視図である。 本発明の第2実施形態例に係るベースを底壁側から見た斜視図である。 本発明の第2実施形態例に係るベースを開口側から見た斜視図である。 本発明の第3実施形態例に係るRFタグ用アンテナの側面図である。 本発明の第3実施形態例に係るRFタグ用アンテナの斜視図である。 本発明の第3実施形態例に係るベースを底壁側から見た斜視図である。 本発明の第3実施形態例に係るベースを開口側から見た斜視図である。 本発明の第4実施形態例に係るRFタグの側面図である。 本発明の第4実施形態例に係るベースを底壁側から見た斜視図である。 本発明の第4実施形態例に係るベースを開口側から見た斜視図である。 本発明の第4実施形態例に係るRFタグの分解斜視図である。 本発明の第5実施形態例に係るRFタグの側面図である。 本発明の第5実施形態例に係るベースを底壁側から見た斜視図である。 本発明の第5実施形態例に係るベースを開口側から見た斜視図である。 本発明の第5実施形態例に係るRFタグの分解斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態例を説明する。
なお、以下に記載の各実施形態例において採用される構成要素は、可能な限り任意な組み合わせで採用することができる。また、本発明の態様あるいは技術的特徴は以下に記載の実施形態例に限定されることなく、明細書全体および図面に記載されたもの、或いはそれらの記載から当業者が把握することの出来る発明思想に基づいて認識されるものである。
(第1実施形態例)
本発明の第1実施形態例に係るRFタグ用アンテナ1Aを、図1から図4を参照して説明する。
本例のRFタグ用アンテナ1Aは、主に、磁性体コア10と、ベース20Aと、コイル30を備えている。
磁性体コア10は、直線状の細長い棒状に形成されている。本例の磁性体コア10は円柱状に形成されているが、任意の角柱状であってもよい。
磁性体コア10の材料としては、所望の磁気特性を有するNi−Zn系フェライト、Mn−Zn系フェライト、金属磁性体等の任意の磁性材料を用いることができる。この磁性材料として例えば電気抵抗の比較的小さい金属磁性体等を用いる場合には、磁性体コア10の外側に絶縁テープを巻いた状態で使用するのが好ましい。
ベース20Aは、筒状部21と2つの支柱22a、22bを有し、非導電性かつ非磁性の樹脂で一体に成形されている。
筒状部21は、有底の略円筒形を成している。筒状部21の内径は磁性体コア10の外径とほぼ同じであり、磁性体コア10は、その一端が筒状部21に挿入されてベース20Aに固定される。筒状部21の外径は、磁性体コア10の外径よりもコイルの線材の径の2倍以上大きい。
なお、ベース20Aへの磁性体コア10の固定には、必要に応じて接着剤を用いることができる。
支柱22a、22bは、筒状部21の底壁21aから磁性体コア10の軸方向(磁性体コアの長手方向を意味し、図1では紙面の左右方向)に沿って外側に突出するように形成されている。
2つの支柱22a、22bは、同じ形状を成しており、本例では四角柱の角部を円弧状に面取りしたものとなっている。なお、支柱22a、22bの形状は、円柱状、楕円柱状、任意の多角柱状等であってもよい。
筒状部21の外周面には、磁性体コア10の軸方向に沿って2つの溝部23a、23bが形成されている。
2つの溝部23a、23bは、筒状部21の全長に亘って形成されており、その幅と深さは、コイル30の導線径よりも大きく設定されている。
なお、溝部23a、23bの断面形状は特に限定されるものではないが、本例では概ね矩形状としている。
一方の溝部23aは、一方の支柱22aに隣接して形成されている。より具体的には、溝部23aは、支柱22aの延長線上に支柱22aと略同一の幅で形成されている。
また、他方の溝部23bは、他方の支柱22bに隣接して形成されている。より具体的には、溝部23bは、支柱22bの延長線上に支柱22bと略同一の幅で形成されている。
そして、溝部23aの底面24aは、支柱22aの平坦な側面22a1と略面一に形成されており、溝部23bの底面24bは、支柱22bの平坦な側面22b1と略面一に形成されている。
コイル30は、ポリイミド等の耐熱性樹脂を被覆した一本の導線からなり、磁性体コア10の外周に複数回巻回された巻回部31と、2つの端末部32a、32bを有している。
巻回部31は、磁性体コア10の筒状部21から外部に突出している部分に設けられている。なお、筒状部21の外径は磁性体コア10の外径よりもコイルの線材の径の2倍以上大きく設定されているため、巻回部31はベース20Aの軸方向における投影面内に配される。
巻き始めの端末部32aは、支柱22aに絡げた状態で、溝部23aの底面24aに沿って磁性体コア10側に延出されている。
ここで、溝部23aの底面24aは支柱22aの平坦な側面22a1と略面一に形成されているため、端末部32aを溝部23aの底面24aに沿って磁性体コア10側に延出させた際に、空中配線がほとんど生じない。
また、巻き終わりの端末部32bは、図面には表れていないが、磁性体コア10側から溝部23bの底面24bに沿って延出された状態で、支柱22bに絡げられている。
ここで、溝部23bの底面24bは支柱22bの平坦な側面22b1と略面一に形成されているため、端末部32bを磁性体コア10側から溝部23bの底面24bに沿って延出させた際に、空中配線がほとんど生じない。
このように、本例のRFタグ用アンテナ1Aでは、コイル30の巻き始めの端末部32aと巻き終わりの端末部32bの双方において空中配線がほとんど生じないため、断線を生じにくい高信頼性のRFタグ用アンテナとなる。
(第2実施形態例)
本発明の第2実施形態例に係るRFタグ用アンテナ1Bを、図5〜図8を参照して説明する。図5〜図8において図1〜図4中の符号と同じ符号を付しているものは同等の構成要素を示しており、構成が同じ部分については説明を省略する。
本実施形態例は、ベースの構造が第1実施形態例と異なる。
具体的には、第1実施形態例では、2つの溝部の底面24a、24bと磁性体コア10の外周面との間に底面24a、24bの厚み相当分の段差が生じているが、本実施形態例では、2つの溝部の底面24a、24bは、磁性体コア10の外周面と略面一に形成されている。
このために本例のベース20Bでは、溝部23a、23bの深さを筒状部21の厚さに設定し、溝部23a、23bは底壁21a以外において筒状部21を貫通するように形成されている。すなわち、溝部23a、23bの底面24a、24bは、底壁21aの部分だけに形成されている。
本例のRFタグ用アンテナ1Bにおいても、第1実施形態例のRFタグ用アンテナ1Aと同様の効果を有する。
また、本例のRFタグ用アンテナ1Bでは、2つの溝部の底面24a、24bが磁性体コア10の外周面の一部と略面一に形成されているため、2つの溝部23a、23bと磁性体コア10との境界部分においても空中配線を抑制でき、より一層断線を生じにくい高信頼性のRFタグ用アンテナとなる。
(第3実施形態例)
本発明の第3実施形態例に係るRFタグ用アンテナ1Cを、図9〜図12を参照して説明する。図9〜図12において図1〜図4中の符号と同じ符号を付しているものは同等の構成要素を示しており、構成が同じ部分については説明を省略する。
本実施形態例は、コイルの巻線形態とベースの構造が第1実施形態例と異なる。
具体的には、第1実施形態例では、コイル30の巻回部31は磁性体コア10に直接巻回されているが、本実施形態例では、コイル30の巻回部31はベースの一部を介して磁性体コア10に間接的に巻回されている。
このために本例のベース20Cには、筒状部21の開口側から軸方向に延長された延出部25が設けられており、磁性体コア10の一端は延出部25と筒状部21に挿入されている。
延出部25は筒状部21と同心に設けられており、延出部25の外径は筒状部21の外径よりもコイルの線材の径の2倍以上小さく、延出部25の内径は筒状部21の内径と同じである。
また、溝部23aの底面24aは、支柱22aの平坦な側面22a1と略面一に形成されているとともに、延出部25の外周面とも略面一に形成されている。
また、溝部23bの底面24bは、支柱22bの平坦な側面22b1と略面一に形成されているとともに、延出部25の外周面とも略面一に形成されている。
コイル30は、延出部25の外周に複数回巻回された巻回部31と、2つの端末部32a、32bを有している。なお、延出部25の外径は筒状部21の外径よりもコイルの線材の径の2倍以上小さく設定されているため、巻回部31はベース20Cの軸方向における投影面内に配される。
巻き始めの端末部32aは、支柱22aに絡げた状態で、溝部23aの底面24aに沿って延出部25側に延出されている。
また、巻き終わりの端末部32bは、延出部25側から溝部23bの底面24bに沿って延出された状態で、支柱22bに絡げられている。
本例のRFタグ用アンテナ1Cにおいても、第1実施形態例のRFタグ用アンテナ1Aと同様の効果を有する。
また、本例のRFタグ用アンテナ1Cでは、2つの溝部の底面24a、24bは、コイルが巻回される延出部25の外周面と略面一に形成されているため、2つの溝部23a、23bと延出部25との境界部分においても空中配線を抑制でき、より一層断線を生じにくい高信頼性のRFタグ用アンテナとなる。
また、本例のRFタグ用アンテナ1Cでは、コイル30の巻回部31はベース20Cの延出部25を介して磁性体コア10に間接的に巻回されるため、磁性体コア10として電気抵抗の小さい磁性材料をそのまま用いることもでき、磁性材料の選択の自由度を高めることができる。
また、本例のRFタグ用アンテナ1Cでは、コイル30の巻回部31はベース20Cの延出部25を介して磁性体コア10に間接的に巻回されるため、コイル30の巻回部31と端末部32a、32bをベース20Cだけに配することができる。
このため、ベース20Cにコイル30を配し終わってから、ベース20Cに磁性体コア10を組み込むことができ、仮にコイルの巻回後に不良が発生したとしても、磁性体コアを廃棄せずに済み、廃材を削減することができる。
(第4実施形態例)
本発明の第4実施形態例に係るRFタグ用アンテナ1DとRFタグ100を、図13〜図16を参照して説明する。図13〜図16において図5〜図8中の符号と同じ符号を付しているものは同等の構成要素を示しており、構成が同じ部分については説明を省略する。
本実施形態例に係るRFタグ用アンテナ1Dは、ベースの構造が第2実施形態例のRFタグ用アンテナ1Bと異なる。
具体的には、第2実施形態例のベース20Bでは、筒状部21の底壁21aは平坦面となっているが、本実施形態例のベース20Dでは、筒状部21の底壁21aに、段差部26とリブ27を設けている。
段差部26は、筒状部21の底壁21aのほぼセンターに、軸方向に平行な面として形成されている。この段差部26によって、筒状部21の底壁21aには高い部分と低い部分が形成され、高い部分に支柱22a、22bが配され、低い部分にリブ27が配されている。
支柱22a、22bは、段差部26からコイルの線材の径に相当する距離だけ離れて形成されている。これにより、支柱22a、22bに絡げられた端末部32a、32bは、その外周面が段差部26の延長線上に位置することになる。
リブ27は、段差部26の中央部分に隣接して設けられている。このリブ27は、筒状部21を貫通するように溝部23a、23bを形成したことによって低下したベース20Dの強度を補強するとともに、後述の回路基板40の位置決めに利用される。
なお、本例のリブ27は三角柱の形状を成しているが、任意の形状を採用することができるものである。
上記の構成を有するRFタグ用アンテナ1Dと、ICチップ(不図示)が搭載された矩形平板状の回路基板40と、ケース50によって、本例のRFタグ100が構成されている。
回路基板40の一辺の中央部には、位置決め用の凹部41が形成されており、この凹部41にリブ27を挿嵌することによってRFタグ用アンテナ1Dと回路基板40との位置決めがなされている。なお、回路基板40の幅(図17の紙面垂直方向の幅)は、ベース20Dの筒状部21の外径よりも小さく設定されており、回路基板40はベース20Dの軸方向における投影面内に配される。
そして、回路基板40の上面縁部が段差部26に当接し、回路基板40の先端部が底壁21aの低い部分に当接した状態で、支柱22a、22bに絡げられたコイル30の端末32a、32bが回路基板40の所定のパターンに半田等によって電気的に接続される。このように、本例では端子金具(金属端子)を用いることなくコイル30の端末32a、32b自体を接続端子としている。
なお、回路基板40は、必要に応じて接着剤によってベース20Dに固定することができる。
回路基板40に搭載されたICチップは、不図示のリーダ/ライタによって情報の読み取りや書き込みが行われるものであり、制御回路とメモリを備えている。
ケース50は、有底の略円筒形を成し、非導電性かつ非磁性の樹脂で一体に成形されている。
ケース50の内径は、ベース20Dの筒状部21の外径よりも僅かに大きく設定されており、RFタグ用アンテナ1Dと回路基板40は、ケース50内に収納される。そして、ケース50内の空隙を樹脂で充填、もしくは開口部をキャップ等によって封止することでRFタグ100が完成する。
RFタグ100は、リーダ/ライタのアンテナから電波もしくは磁界に乗せて所定の情報が送信されると、RFタグ用アンテナ1Dがこれを受信する。すると、RFタグ用アンテナ1Dに電力が発生し、この電力によりICチップの制御回路とメモリが動作され、メモリ内の所定のデータを電波もしくは磁界に乗せて送信する。RFタグ100からの電波もしくは磁界はリーダ/ライタのアンテナで受信され、所定のデータが取り出される。これにより、RFタグ100が付された物品もしくは人・動物等の特定や認証を行うことができる。
本例のRFタグ用アンテナ1Dにおいても、第2実施形態例のRFタグ用アンテナ1Bと同様の効果を有する。
また、本例のRFタグ用アンテナ1DおよびRFタグ100では、筒状部21の底壁21aに段差部26を形成したことにより、回路基板40を段差部26に当接させて簡易的な位置決めをすることができる。
さらに、本例のRFタグ用アンテナ1DおよびRFタグ100では、段差部26に隣接するリブ27を形成し、このリブ27を回路基板40に設けられた凹部41に挿嵌することにより、RFタグ用アンテナ1Dと回路基板40の位置決めを容易に且つ確実に行うことができる。これにより、製造工程を簡略化できるとともに、製品毎のバラツキを抑制して不良発生率を抑制することもできる。
(第5実施形態例)
本発明の第5実施形態例に係るRFタグ用アンテナ1FとRFタグ200を、図17〜図20を参照して説明する。図17〜図20において図13〜図16中の符号と同じ符号を付しているものは同等の構成要素を示しており、構成が同じ部分については説明を省略する。
本実施形態例に係るRFタグ用アンテナ1Fは、ベースの構造が第4実施形態例のRFタグ用アンテナ1Dと異なる。
具体的には、本実施形態例のベース20Fでは、第4実施形態例のベース20Dに基板差込部28を設けている。
基板差込部28は、段差部26の最低部から軸方向に連続する溝として形成されている。この基板差込部28の高さ(図17の上下方向の高さ)は、回路基板40の厚さと略同じである。
リブ27は、段差部26の中央部分に隣接して設けられており、基板差込部28の内部まで連続して形成されている。
回路基板40には、第4実施形態例よりも深い位置決め用の凹部41が形成されており、この凹部41にリブ27が挿嵌される。そして、回路基板40の上面縁部が段差部26に当接し、回路基板40の先端部が、基板差込部28に差し込まれ基板差込部28の最深部に当接して、RFタグ用アンテナ1Fと回路基板40との位置決めがなされている。
本例のRFタグ用アンテナ1FおよびRFタグ200においても、第4実施形態例のRFタグ用アンテナ1DおよびRFタグ100と同様の効果を有する。
また、本例のRFタグ用アンテナ1FおよびRFタグ200では、回路基板40は基板差込部28によって上下面が支持された状態でベース20Fに組み付けることができるため、接着剤を用いることなく回路基板40をベース20Fに固定することができる。
以上、本発明の実施形態例を説明したが、本発明はこれらの実施形態例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で上記実施形態例を適宜に変形等できる。
また、上記の実施形態例ではRFタグ用アンテナ1D、1Fを用いたRFタグ100、200を説明したが、RFタグ用アンテナ1A、1B、1Cを用いてRFタグを構成できることは言うまでもない。
1A、1B、1C、1D、1F RFタグ用アンテナ
10 磁性体コア
20A、20B、20C、20D、20F ベース
21 筒状部
21a 筒状部の底壁
22a、22b 支柱
22a1、22b1 側面
23a、23b 溝部
24a、24b 溝部の底面
25 延出部
26 段差部
27 リブ
28 基板差込部
30 コイル
31 巻回部
32a、32b 端末部
40 回路基板
41 凹部
50 ケース
100、200 RFタグ

Claims (6)

  1. 棒状に形成された磁性体コアと、前記磁性体コアの外周に巻回されたコイルと、前記磁性体コアの一端に装着された樹脂製のベースとを備え、
    前記ベースは、前記磁性体コアの一端が挿入される有底の筒状部と、前記筒状部の底壁から前記磁性体コアの軸方向に沿って外側に突出する2つの支柱と、前記筒状部の外周面に前記軸方向に沿って形成された2つの溝部を有し、
    前記2つの溝部の底面は、それぞれ対応する前記2つの支柱の側面の一部と略面一に形成されており、
    前記コイルの一端は、一方の前記支柱に絡げられた状態で、一方の前記溝部の底面に沿って前記磁性体コア側に延出されており、
    前記コイルの他端は、前記磁性体コア側から他方の前記溝部の底面に沿って延出された状態で、他方の前記支柱に絡げられている、
    ことを特徴とするRFタグ用アンテナ。
  2. 前記2つの溝部の底面は、前記磁性体コアの外周面の一部と略面一に形成されている請求項1に記載のRFタグ用アンテナ。
  3. 前記ベースは、前記筒状部から前記軸方向に延長され前記筒状部よりも外形が小さい延出部を有し、
    前記コイルは、前記延出部を介して前記磁性体コアの外周に巻回されている請求項1に記載のRFタグ用アンテナ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のRFタグ用アンテナと、ICチップが搭載された回路基板と、前記RFタグ用アンテナと前記回路基板が収納されるケースを備え、前記回路基板に前記2つの支柱に絡げられた前記コイルの両端が電気的に接続されているRFタグ。
  5. 前記筒状部の底壁には、前記軸方向に沿って段差部が形成されており、
    前記回路基板は、前記段差部に当接している請求項4に記載のRFタグ。
  6. 前記筒状部の底壁には、前記段差部に隣接するリブが形成されており、
    前記回路基板には、前記リブが挿嵌される位置決め用の凹部が形成されている請求項5に記載のRFタグ。
JP2015076683A 2015-04-03 2015-04-03 Rfタグ用アンテナ及びrfタグ Active JP6509612B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015076683A JP6509612B2 (ja) 2015-04-03 2015-04-03 Rfタグ用アンテナ及びrfタグ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015076683A JP6509612B2 (ja) 2015-04-03 2015-04-03 Rfタグ用アンテナ及びrfタグ

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2016197802A true JP2016197802A (ja) 2016-11-24
JP2016197802A5 JP2016197802A5 (ja) 2018-04-26
JP6509612B2 JP6509612B2 (ja) 2019-05-08

Family

ID=57358520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015076683A Active JP6509612B2 (ja) 2015-04-03 2015-04-03 Rfタグ用アンテナ及びrfタグ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6509612B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019047448A (ja) * 2017-09-07 2019-03-22 東京パーツ工業株式会社 アンテナ装置
JP2019080162A (ja) * 2017-10-24 2019-05-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 アンテナ装置、非接触給電装置及び保持部材
CN112164856A (zh) * 2020-08-13 2021-01-01 中国石油天然气集团有限公司 一种方位天线骨架结构及三自由度框式绕线工装

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS645509U (ja) * 1987-06-30 1989-01-12
JPS6416719U (ja) * 1987-07-20 1989-01-27
JPH04107910U (ja) * 1991-12-14 1992-09-17 ミツミ電機株式会社 アンテナコイル装置
WO2008056601A1 (fr) * 2006-11-08 2008-05-15 Sumida Corporation Unité d'antenne

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS645509U (ja) * 1987-06-30 1989-01-12
JPS6416719U (ja) * 1987-07-20 1989-01-27
JPH04107910U (ja) * 1991-12-14 1992-09-17 ミツミ電機株式会社 アンテナコイル装置
WO2008056601A1 (fr) * 2006-11-08 2008-05-15 Sumida Corporation Unité d'antenne

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019047448A (ja) * 2017-09-07 2019-03-22 東京パーツ工業株式会社 アンテナ装置
JP2019080162A (ja) * 2017-10-24 2019-05-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 アンテナ装置、非接触給電装置及び保持部材
JP7029692B2 (ja) 2017-10-24 2022-03-04 パナソニックIpマネジメント株式会社 非接触給電装置及び保持部材
CN112164856A (zh) * 2020-08-13 2021-01-01 中国石油天然气集团有限公司 一种方位天线骨架结构及三自由度框式绕线工装

Also Published As

Publication number Publication date
JP6509612B2 (ja) 2019-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102267300B1 (ko) 안테나와 안테나 제조 방법
JP4894960B2 (ja) 電子機器
JP4737464B2 (ja) 縦型コイル部品
JP4905506B2 (ja) アンテナ装置
CN107293859B (zh) 一种天线装置以及该天线装置的制造方法
US10141649B2 (en) Antenna device and manufacturing method of antenna device
JP5590274B1 (ja) キー入力装置および電子機器
JP5741782B1 (ja) アンテナ装置、カード型デバイスおよび電子機器
JP2011135560A (ja) アンテナコイルとその製造方法
JP6514357B2 (ja) アンテナデバイス
JP2016197802A (ja) Rfタグ用アンテナ及びrfタグ
JP2009272768A (ja) 無線タグ及び無線タグを有する導電性パイプ
JP2006339329A (ja) 平面コイル装置及び基板並びに平面コイル固定方法
US10074904B2 (en) Antenna device and coil component used therein
JP2009290829A (ja) ループアンテナ装置
US10109412B2 (en) Coil part and method of manufacturing coil part
JP2009237795A (ja) Rfidタグ
JP5593834B2 (ja) 近接型アンテナ及び無線通信機器
JP2011009903A (ja) 磁性体アンテナ及びアンテナ装置
JP5949841B2 (ja) トランスフォーマ及びこれを備えるフラットパネルディスプレイ装置
CN106025559A (zh) 一种多方向近场通讯天线装置
US20190378641A1 (en) Inductor and inductor manufacturing method
US9251949B2 (en) Magnetic element
CN104599821A (zh) 线圈部件及其制造方法
WO2015129766A1 (ja) アンテナ装置および携帯端末装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180313

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180313

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190320

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190403

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6509612

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250