JP2016197779A - シート検出装置、シート搬送装置及び画像読取装置 - Google Patents

シート検出装置、シート搬送装置及び画像読取装置 Download PDF

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昌彦 宮崎
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Abstract

【課題】原稿などのシート部材から受ける押圧力が小さい場合であっても前記シート部材の有無を確実に検出できるシート検出装置、シート搬送装置、及び画像読取装置を提供すること。
【解決手段】原稿検出部50は、支軸58、59を有しシート部材の有無を検出するために用いられる揺動部材55と、支軸58、59が挿通される軸孔68を有し、軸孔68に支軸58、59が挿通された状態で揺動部材55を揺動可能に支持する支持板53、54と、軸孔68を形成する支持板53、54の内周部70に形成され、支軸58、59と点接触する第1頂点Q1と、支軸58、59の外周部71に形成され、第1頂点Q1と点接触によって支持されることにより支軸58、59が揺動自在に支持される第2頂点P1と、揺動部材55の揺動位置を検出する原稿センサー52とを有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、シート部材の有無を検出するシート検出装置、前記シート検出装置により検出された前記シート部材を搬送するシート搬送装置及び前記シート搬送装置を備える画像読取装置に関する。
複合機などの画像形成装置においては、原稿が所定の原稿載置部上に載置されているか否かを検出する原稿検出装置が備えられる。この種の原稿検出装置の1つとして、前記原稿載置部上に載置された前記原稿の重量による押圧力を前記原稿から受けて揺動し姿勢を変える揺動部材と、前記揺動部材の姿勢に応じた信号を出力するセンサーが出力する原稿検出装置が知られている。
ところで、このような原稿検出装置に備えられる前記揺動部材を揺動可能に支持する構成として、前記揺動部材に設けられた円筒状のボス部と、装置本体に設けられた支持ピンとを嵌合させて前記揺動部材を揺動可能に支持する構成が知られている(特許文献1参照)。この場合、前記支持ピンと前記ボス部とが面接触しながら、前記支持ピンが前記ボス部に対して相対回転する。
特開2002−37459号公報
しかしながら、前記構成においては、前記支持ピンと前記ボス部との面接触によって、前記支持ピンと前記ボス部との間に摩擦抵抗が生じ、その摩擦抵抗によって前記支持ピンが前記ボス部に対してスムーズに摺動しない場合がある。また、製造誤差や環境温度に起因して、前記支持ピンの外径或いは前記ボス部の孔の内径が設計値からずれた場合も、前記摩擦抵抗によって前記支持ピンが前記ボス部に対してスムーズに摺動しなくなる。
前記原稿検出装置は、前記原稿載置部上に載置される原稿が少ない場合や軽量の原稿が載置される場合であっても、その原稿を確実に検出することが要求される。そのため、前記支持ピンが前記ボス部に対してスムーズに摺動しない場合、前記原稿載置部上に原稿が載置されたことを検出できなくなる。
本発明の目的は、原稿などのシート部材から受ける押圧力が小さい場合であっても前記シート部材の有無を確実に検出できるシート検出装置、シート搬送装置、及び画像読取装置を提供することである。
本発明の一の局面に係るシート検出装置は、被検出部材と、支持部と、接触部と、被支持部と、揺動検出部とを備える。前記被検出部材は、支軸を有し、シート部材の有無を検出するために用いられる。前記支持部は、前記支軸が挿通される軸孔を有し、前記軸孔に前記支軸が挿通された状態で前記被検出部材を揺動可能に支持する。前記接触部は、前記軸孔を形成する前記支持部の内周部に形成され、前記支軸と点接触する。前記被支持部は、前記支軸の外周部に形成され、前記接触部と点接触によって支持されることにより前記支軸が揺動自在に支持される。前記揺動検出部は、前記被検出部材の揺動位置を検出する。
本発明の他の局面に係るシート搬送装置は、シート載置部と、シート検出装置と、搬送部とを備える。前記シート載置部は、前記シート部材が載置される。前記シート検出装置は、前記シート載置部に載置された前記シート部材を検出可能である。前記搬送部は、前記シート検出装置によって検出された前記シート部材を搬送する。
本発明の他の局面に係る画像読取装置は、前記シート搬送装置と、画像読取部とを有する。前記画像読取部は、前記シート搬送装置によって搬送される前記シート部材の画像を読み取る。
本発明によれば、前記シート部材から受ける押圧力が小さい場合であっても前記シート部材の有無を確実に検出できるシート検出装置、シート搬送装置、及び画像読取装置を提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 図2は、図1に示す画像形成装置におけるスキャナー部と原稿カバーの外観斜視図である。 図3は、ADFの平面図である。 図4(A)は、支軸の軸方向から見た第1揺動位置の揺動機構の構成図、図4(B)は、図4(A)のVB−VB線の断面図である。 図5(A)は、支軸の軸方向から見た第2揺動位置の揺動機構の構成図、図5(B)は、図5(A)のVIB−VIB線の断面図である。 図6(A)は、第1の実施形態において、支軸の軸方向に直交する直交方向の支軸の断面を示す図、図6(B)は、前記直交方向における軸孔の断面を示す図、図6(C)は、支軸が軸孔に支持された状態を示す断面図である。 図7(A)は、第2の実施形態において、前記直交方向における支軸の断面を示す図、図7(B)は、前記直交方向における軸孔の断面を示す図、図7(C)は、支軸が軸孔に支持された状態を示す断面図である。 図8は、支軸の断面形状と軸孔の断面形状との他の例を示す図である。
[第1の実施形態]
図1〜図6を参照して、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置1Aについて説明する。以下の説明では、図1に示されるように、画像形成装置1Aが平坦面に設置された状態を基準として上下方向501を定義する。また、画像形成装置1Aを手前側(正面側)から見て左右方向502を定義する。また、図1の紙面に直交する直交方向を前後方向503と定義する。上下方向501は、鉛直方向である。
図1に示される画像形成装置1Aは、画像読取機能、ファクシミリー機能、及び画像形成機能などを備える複合機である。なお、画像形成装置1Aは、複合機に限られず、例えばスキャナー装置、ファクシミリー装置、或いは複写機等であってもよい。図1に示されるように、画像形成装置1Aは、画像形成部2と、画像読取装置3とを有する。なお、図示していないが、画像形成装置1Aは、画像形成装置1Aのユーザーによる各種の指示の入力のための操作を受け付ける操作部、前記操作部を操作するユーザーに対して各種の情報を表示する表示部を有する。
画像形成部2は、画像読取装置3で読み取られた画像データ、又は外部のパーソナルコンピューター等の情報処理装置から後述する通信I/F部(不図示)を通じて入力された画像データに基づいて、シート部材に対する画像形成処理(印刷処理)を実行する。
画像形成部2は、給紙カセット5を有する。また、画像形成部2は、感光体ドラム6、帯電部7、現像部8、トナーコンテナ9、転写ローラー10、除電部11、露光装置12、定着ローラー13、及び加圧ローラー14を備える。なお、画像形成部2は、一般的な電子写真方式の画像形成処理を行うものであるため、その説明は省略する。また、画像形成部2は、電子写真方式のものに限定されず、インクジェット記録方式、或いはそれ以外の記録方式のものであってもよい。
画像読取装置3は、スキャナー部15と原稿カバー16とを有する。
スキャナー部15は、原稿から画像を読み取る読取ジョブを実行する。スキャナー部15は、コンタクトガラス17、読取ユニット18、ミラー19、20、光学レンズ21及び撮像素子22などが設けられている。コンタクトガラス17の上側のガラス面は、原稿載置面M1である。スキャナー部15の上面は、原稿載置面M1を含んで構成されている。スキャナー部15は、本発明の画像読取部の一例である。
読取ユニット18は、コンタクトガラス17の下方に設けられている。読取ユニット18は、LED光源23及びミラー24を備えており、ステッピングモーター等の駆動モーターを用いた移動機構(不図示)により左右方向502へ移動可能に構成されている。
原稿カバー16は、スキャナー部15の上方に設けられている。原稿カバー16は、スキャナー部15における上面後側(背面側)の端部を回動中心として、原稿載置面M1を覆う閉塞姿勢と、原稿載置面M1から離間して原稿載置面M1を露出させる開放姿勢との間でスキャナー部15に回動可能に支持されている。原稿カバー16は、前記閉塞姿勢において、原稿載置面M1に載置された原稿をその下面が原稿載置面M1に沿う状態に押さえ、且つ、読取ユニット18へ向かう外光を遮る。
原稿カバー16は、ADF(Auto Document Feeder)30を有する。また、ADF30は、搬送部46、原稿セット部35及び排紙部36を備えている。搬送部46は、搬送ローラー31〜34を有する。ADF30は、本発明のシート搬送装置の一例である。
原稿セット部35は、原稿カバー16のうち原稿載置面M1と対向する対向面44と反対側の位置に設けられており、原稿セット部35には、1又は複数枚の原稿S1が載置される原稿載置面N1が構成されている。
搬送ローラー31〜34は、原稿セット部35にセットされた原稿S1を1枚ずつ搬送し、コンタクトガラス17上に定められた原稿読取位置L1を左右方向502の右向きへ通過するように原稿を移動させる。搬送ローラー31〜34のうち最も上流側の位置に配置された搬送ローラー31は、原稿セット部35にセットされた原稿S1の最上層に圧接され、原稿S1を1枚ずつ下流側に繰り出す繰り出しローラーである。排紙部36には、搬送ローラー31〜34により搬送された原稿S1が排出される。
図2、図3に示されるように、原稿セット部35は、原稿載置板37、一対の原稿規制板38、39、及び原稿検出部50(図3参照)を有する。原稿載置板37には、原稿が載置される。原稿載置板37は、本発明のシート載置部の一例である。
原稿規制板38、39は、原稿載置板37から起立し、且つ、画像形成装置1Aの左右方向502、換言すると搬送ローラー31による繰り出し方向に沿って延在し、互いに離間した状態で対向する。原稿規制板38、39は、不図示のラックギヤー及びピニオンギヤーによって、画像形成装置1Aの前後方向503において、互いに接近及び離反するように連動する。
原稿規制板38、39は、ユーザーにより原稿セット部35に載置される原稿S1のサイズに対応する位置に配置される。これにより、原稿規制板38、39は、原稿S1の端部に当接して原稿S1の向きを搬送ローラー31による繰り出し方向に沿う向きとし、且つ、前記繰り出し方向に交差する方向における原稿S1の移動を規制する。
原稿検出部50は、原稿載置板37における原稿の有無を検出する。原稿検出部50は、原稿載置板37に載置される原稿のサイズに拘わらず、その原稿の存在を検出することのできる位置に配置されている。具体的に、原稿検出部50は、搬送ローラー31を通る繰り出し方向に沿った直線R1上の位置で、且つ、搬送ローラー31の近傍の位置に設けられている。原稿検出部50の構成については後述する。原稿載置板37のうち原稿検出部50の近傍の位置には、開口部40が設けられている。原稿検出部50の後述する揺動部材55は、この開口部40を通って原稿載置面N1から上方に突出することが可能である。前記原稿は、本発明のシート部材の一例である。
画像形成装置1Aは、二通りの読取方式の読取処理が実行可能である。第1の読取方式は、コンタクトガラス17上に載置された原稿の画像をスキャナー部15によって読み取る読取方式である。また、第2の読取方式は、原稿セット部35に原稿が載置されADF30により搬送される原稿の画像をスキャナー部15によって読み取る読取方式である。
具体的に、前記第1の読取方式による読取処理においては、ユーザーにより原稿がコンタクトガラス17上に載置され、原稿カバー16が閉姿勢にされる。そして、ユーザーにより、前記操作部又は前記表示部を用いて画像形成装置1Aに画像の読取開始を指示する操作が行われる。この場合、原稿セット部35に原稿は載置されず、原稿検出部50からは原稿を検出した旨を示す信号は出力されない。
前記操作部又は前記表示部を用いて前記画像の読取開始を指示する操作がユーザーにより行われると、左側の予め定められた読取開始位置に位置する読取ユニット18を前記駆動モーターが左右方向502に沿って原稿のサイズに応じた移動量だけ右側へ移動させる。また、これと並行してLED光源23が連続して順次1ライン分の光を照射する処理が行われる。これにより、LED光源23からコンタクトガラス17へ向けて照射される光が左右方向502へ走査される。
そして、原稿からの反射光がミラー24、19、20及び光学レンズ21を介して撮像素子22に導かれ、撮像素子22の受光量に応じた前記光量データが順次画像処理部(不図示)へ伝送される。前記画像処理部は、前記光量データに対し、γ補正処理、RGBカラーバランスの調整である色補正処理、RGBデータからCMYKデータへの色変換処理等を行って原稿に形成されている画像の画像データを生成する。
一方、前記第2の読取方式による読取処理においては、まず、ユーザーにより原稿カバー16が前記閉塞姿勢とされ、原稿セット部35に原稿S1が載置される。このとき、原稿検出部50からは原稿を検出した旨を示す信号が出力される。また、ユーザーにより、原稿規制板38、39が、原稿セット部35に載置された原稿S1のサイズに対応する位置にセットされる。
そして、ユーザーにより、原稿検出部50から原稿を検出した旨を示す信号が出力された状態で前記操作部又は前記表示部を用いて画像形成装置1Aに画像の読取開始を指示する操作が行われると、ADF30は、原稿セット部35にセットされた一又は複数の原稿を搬送ローラー31〜34により順次搬送する。そして、ADF30は、コンタクトガラス17上に定められた原稿読取位置L1を左右方向502に沿って右側へ通過するように原稿を移動させる。スキャナー部15の読取ユニット18は、ADF30による原稿の搬送時、原稿読取位置L1の下方に配置され、この原稿読取位置L1でLED光源23からコンタクトガラス17へ向けて光を照射する。なお、原稿S1からの反射光の経路及びこの反射光に基づく原稿S1の画像データの生成方法については前記第1の読取方式の読取処理と同様である。
次に、原稿検出部50の構成について説明する。図4(A)及び図4(B)に示されるように、原稿検出部50は、揺動機構51と、原稿センサー52とを有する。原稿検出部50は、本発明のシート検出装置の一例である。
揺動機構51は、一対の支持板53、54と、揺動部材55とを有する。揺動部材55は、原稿載置板37に原稿が載置されたか否かを検出するために用いられる。揺動部材55は、本発明の被検出部材の一例である。
支持板53、54は、原稿載置板37の下面43に設けられたプレート状の部材である。支持板53、54は、原稿載置板37と一体形成されており、左右方向502に沿う向きで下面43から下方へ延設されている。支持板53、54は、前後方向503に一定の間隔を隔てて互いに対向する。
支持板53、54は、それぞれ軸孔68を有する。換言すると、支持板53、54は、内周部70(図6(B)参照)を有し、内周部70によって軸孔68が形成されている。内周部70は、支持板53、54に形成された内周面又は内周縁である。軸孔68は、本実施形態では貫通孔である。支持板53の軸孔68と支持板54の軸孔68とは、互い対向する位置に設けられている。軸孔68各々には、揺動部材55に設けられた後述する支軸58、59が貫通する。そして、支持板53、54は、軸孔68を貫通した支軸58、59を支持し、揺動部材55を揺動可能に支持する。支持板53、54は、本発明の支持部の一例である。
図5に示されるように、揺動部材55は、本体部60と、支軸58、59とを有する。本体部60は、左右方向502に長い形状を有し、基部61と、接触片部62とを有する。基部61は、左右方向502の左側に設けられたブロック状の部位である。接触片部62は、左右方向502の右側に設けられたプレート状の部位である。基部61は、後側を向く後側面63(図4(B)参照)と、前側を向く前側面64とを有する。なお、本実施形態では、基部61はブロック状に形成され、接触片部62はプレート状に形成されているが、基部61及び接触片部62は、これらの形状に限定されるものではない。
支軸58は、後側面63に直交する直交方向に延出するように後側面63に設けられている。また、支軸59は、前側面64に直交する直交方向に延出するように前側面64に設けられている。そして、支軸58と支軸59とは、一直線上に設けられている。
支軸58は、支持板53に設けられた軸孔68を貫通する。支軸59は、支持板54に設けられた軸孔68を貫通する。これにより、揺動部材55は、支持板53、54に支持されている。なお、支軸58、59は、支持板53、54を貫通していなくてもよく、挿通していればよい。
図6(B)に示されるように、軸孔68の開口形状は、三角形である。この三角形の頂点Q1〜Q3のうち、頂点Q1が最下位置に位置し、頂点Q2及び頂点Q3は、頂点Q1より上方に位置する。このように、軸孔68の開口形状である前記三角形は、上下方向501において他の頂点Q2、Q3よりも下側に位置する1つの第1頂点Q1を含む逆三角形状である。つまり、内周部70は、第1頂点Q1で屈曲する形状を形成し、第1頂点Q1は、内周部70に形成された屈曲点である。換言すると、内周部70は、第1頂点Q1が下方に配置された逆三角形状の軸孔68を形成する。軸孔68の開口形状である前記三角形の第1頂点Q1における内角はθ1である。第1頂点Q1は、支軸58、59の軸方向(長手方向)に直交する直交方向の断面においてV字形状を有する凹部或いは谷部の最下点或いは頂点である。第1頂点Q1は、本発明における接触部の一例である。
図6(A)に示されるように、支軸58、59は、その軸方向(長手方向)に直交する直交方向の断面形状が三角形である。つまり、支軸58、59は、外周部71(図6(A)参照)を有し、外周部71によって断面三角形状に形成されている。外周部71は、支持板53、54に形成された外周面である。この三角形の頂点P1〜P3のうち、頂点P1が最下位置に位置し、頂点P2及び頂点P3は、頂点P1より上方に位置する。このように、支軸58、59の断面形状である前記三角形は、上下方向501において他の頂点P2、P3よりも下側に位置する1つの第2頂点P1を含む逆三角形である。つまり、支軸58、59は、外周部71の第2頂点P1で屈曲する形状に形成されており、第2頂点P1は、外周部71に形成された屈曲点である。支軸58、59の前記断面形状である前記三角形の第2頂点P1における内角はθ2である。第2頂点P1は、支軸58、59の軸方向(長手方向)に直交する直交方向の断面においてV字形状を有する凸部或いは山部の頂点である。第2頂点P1は、本発明における被支持部の一例である。
ここで、図6(C)に示されるように、支軸58、59と支持板53、54とは、前記直交方向の断面で、前記各三角形の第1頂点Q1と第2頂点P1とにおいて点接触し、支軸58、59は、その点接触により支持板53、54に支持される。そして、第1頂点Q1における内角θ1は、第2頂点P1における内角θ2よりも大きい。したがって、支軸58、59は、第2頂点P1で支持板53、54の第1頂点Q1と点接触し、この点接触によって支軸58、59が支持板53、54により支持された状態で、揺動部材55が第2頂点P1を揺動中心として揺動自在である。
なお、前記点接触には、接触部分を拡大視すると或る面積で接触していても、支軸58、59及び支持板53、54等の大きさとの関係で極めて小さい接触面積で点状に接触している接触態様が含まれる。
支軸58、59は、揺動部材55の重心位置(不図示)よりやや接触片部62側の位置に設けられている。また、前記重心位置より接触片部62側の部位を上方に付勢する不図示の付勢部材(例えばコイルバネ等)が設けられている。
そのため、原稿載置板37に原稿が載置されていない状態では、図4(A)及び図4(B)に示されるように、接触片部62側の先端の方が基部61側の先端よりも高い位置に位置する。このとき、接触片部62が原稿載置板37の開口部40を通って原稿載置面N1から上方に突出する。このときの揺動部材55の揺動位置を、第1揺動位置という。
そして、原稿載置板37に原稿S1が載置されると、図5(A)及び図5(B)に示されるように、前後方向503の前側からみて揺動部材55が時計回りの方向に揺動し、接触片部62が原稿載置面N1から上方に突出しない位置に位置する。このときの揺動部材55の揺動位置を、第2揺動位置という。
なお、第2頂点P1における角度θ2の大きさと頂点Q1における角度θ1の大きさは、原稿載置板37に原稿が載置されていない状態で揺動部材55が前記第1揺動位置をとり、原稿載置板37に原稿S1が載置された状態で揺動部材55が前記第2揺動位置をとるように設計されている。換言すると、揺動部材55が前記第1揺動位置のときの支軸58、59の位置と前記第2揺動位置のときの支軸58、59の位置との間で支軸58、59が変位可能となるように、角度θ1と角度θ2との関係が規定されている。
以上のように、支軸58と支持板53とは、揺動部材55の揺動時、同じ1点(第2頂点P1、第1頂点Q1)で点接触する。そして、支軸58は、第2頂点P1が第1頂点Q1で支持された状態で、第1頂点Q1を揺動中心として揺動する。同様に、支軸59と支持板54とは、揺動部材55の揺動時、同じ1点(第2頂点P1、第1頂点Q1)で接触する。そして、支軸59は、第2頂点P1が第1頂点Q1で支持された状態で、第1頂点Q1を揺動中心として揺動する。
図4(A)及び図4(B)に示されるように、原稿センサー52は、原稿載置板37の下方に設けられている。原稿センサー52は、例えば、発光ダイオードからなる発光部75と、例えばフォトトランジスタからなる受光部76とを有する周知の透過型光学センサーである。原稿センサー52は、本発明の揺動検出部の一例である。
発光部75と受光部76とは、揺動部材55の揺動領域を挟んで前後方向503に所定の間隔を隔てて設けられている。そして、揺動部材55が前記第1揺動位置のとき、発光部75と受光部76との間の光路(検出領域)から接触片部62が退避する。このとき、発光部75から出力された光は、受光部76により受光される。また、揺動部材55が前記第2揺動位置のとき、発光部75と受光部76との間の光路に接触片部62が位置する。このとき、発光部75から出力された光は、揺動部材55の接触片部62により遮られ、受光部76に受光されない。このように、原稿センサー52は、揺動部材55の接触片部62を検出するための検出領域を有し、揺動部材55は前記第2揺動位置のときに前記検出領域に存在し、前記第1揺動位置のときに前記検出領域に存在しない。したがって、原稿センサー52は、揺動部材55が前記第1揺動位置である場合と前記第2揺動位置である場合とで異なる信号を出力する。このように、原稿センサー52は、揺動部材55の揺動位置を検出する。
受光部76は、発光部75から出力された光を受光していない場合には、出力値が予め定められた閾値より小さい信号を生成し、発光部75から出力された光を受光すると、出力値が前記閾値を超える信号を生成する。これらの信号は、原稿センサー52の出力信号として不図示の制御部に出力される。
以上のように、本実施形態では、揺動部材55が前記第1揺動位置と前記第2揺動位置との間を揺動しているときには、支軸58と支持板53、支軸59と支持板54とが、断面で見た場合、揺動中も同じ1点(頂点P1、頂点Q1)で点接触する。そのため、揺動部材55が前記第1揺動位置と前記第2揺動位置との間で揺動する際に、支軸58、59と支持板53、54との間で揺動の抵抗となる力が発生しない。
よって、原稿セット部35にセットされた原稿から受ける押圧力が小さい場合であっても、揺動部材55がスムーズに揺動することができる。その結果、原稿セット部35にセットされる原稿が少ない場合や軽量の原稿が載置される場合であっても、その原稿を確実に検出することができる。
[第2の実施形態]
本実施形態は、支軸58、59及び軸孔68の断面形状が前記第1の実施形態と異なり、それ以外の構成については前記第1の実施形態と略同様である。よって、第1の実施形態との相違点についてのみ説明する。
図7(A)に示されるように、支軸58、59は、その軸方向(長手方向)に直交する断面形状が180°より大きな中心角の扇形である。支軸58、59は、外周部78(図7(A)参照)を有し、外周部78によって断面三角形状に形成されている。外周部78は、支持板53、54に形成された外周面である。具体的には、前記扇形は、2つの半径101、102と、円弧103とにより形成される。円弧103は、一方の半径101及び他方の半径102より上方に位置し、前記扇形の中心点P11は、円弧103の両端部より上方に位置する。中心点P11よりも下側に位置する円弧103の両端から半径101、102が中心点P11に向かって延び、半径101、102が交差して中心点P11ができる。つまり、支軸58、59は、外周部71の第2頂点P1で屈曲する形状に形成されており、第2頂点P11は、外周部78に形成された屈曲点である。換言すると、支軸58、59は、円柱体から半径101、102の部分で切り欠かれた形状を有する。以下、切り欠かれた部分を切り欠き部200といい、中心点P11を、第2頂点P11という。このように、外周部78は、切り欠き部200を有する断面扇形を形成する。切り欠き部200の第2頂点P11における内角は、θ3である。第2頂点P11は、支軸58、59の軸方向(長手方向)に直交する直交方向の断面においてV字形状を有する凹部或いは谷部の最下点或いは頂点である。第2頂点P11は、本発明における被支持部の一例である。
支持板53、54は、それぞれ軸孔69を有する。すなわち、支持板53、54は、内周部77(図7(B)参照)を有し、内周部77によって軸孔69が形成されている。内周部77は、支持板53、54に形成された内周面又は内周縁である。軸孔69は、本実施形態では貫通孔である。
図7(B)に示されるように、軸孔69の開口形状は、180°より大きな中心角の扇形である。具体的には、前記扇形は、2つの半径104、105と、円弧106とにより形成される。円弧106は、一方の半径104と他方の半径105より上方に位置する。前記扇形の中心Q12は、円弧106の両端部より上方に位置する。以下、中心Q12を、第1頂点Q12という。第1頂点Q12よりも下側に位置する円弧106の両端から半径104、105が第1頂点Q12に向かって延び、半径104、105が交差して第1頂点Q12ができる。つまり、支持板53、54は、軸孔68を形成する内周部77の第1頂点Q12で屈曲する形状に形成されており、第1頂点Q12は、軸孔69を形成する内周部77に形成された屈曲点である。換言すると、内周部77は、内周部77の下側部分から上方へ突出して第1頂点Q12を先端とする突出部を形成する。第1頂点Q12における内角は、θ4であり、この角θ4は、半径101と半径102とのなす角θ3よりも小さい。第1頂点Q12は、支軸58、59の軸方向(長手方向)に直交する直交方向の断面においてV字形状を有する凸部或いは山部の頂点である。第1頂点Q12は、本発明における接触部の一例である。
ここで、図7(C)に示されるように、支軸58、59と支持板53、54とは、前記直交方向の断面で、前記各扇形の第1頂点Q12と第2頂点P11とにおいて点接触し、支軸58、59は、その点接触により支持板53、54に支持される。そして、第1頂点Q12における内角θ4は、第2頂点P11における内角θ3よりも小さい。つまり、切り欠き部200は、前記突出部が挿入可能なサイズである。したがって、支軸58、59は、第2頂点P11で支持板53、54の第1頂点Q1と点接触し、この点接触によって支軸58、59が支持板53、54により支持された状態で、揺動部材55が第2頂点P11を揺動中心として揺動自在である。なお、前記点接触の定義は、第1の実施形態と同様である。
支軸58、59は、第1の実施形態と同様、揺動部材55の重心位置(不図示)よりやや接触片部62側の位置に設けられている。また、前記重心位置より接触片部62側の部位を上方に付勢する不図示の付勢部材(例えばコイルバネ等)が設けられている。
そのため、原稿載置板37に原稿が載置されていない状態では、図4(A)及び図4(B)に示されるように、揺動部材55が第1揺動位置となり、このとき、接触片部62が原稿載置板37の開口部40を通って原稿載置面N1から上方に突出する。
そして、原稿載置板37に原稿S1が載置されると、図5(A)及び図5(B)に示されるように、前後方向503の前側からみて揺動部材55が時計回りの方向に揺動し、前記第2揺動位置となる。
以上のように、本実施形態では、支軸58と支持板53、支軸59と支持板54とが、揺動中も同じ1点(第2頂点P11、第1頂点Q12)で点接触する。そして、支軸58、59は、第2頂点P11が第1頂点Q12で支持された状態で、第1頂点Q12を揺動中心として揺動する。そのため、揺動部材55が前記第1揺動位置と前記第2揺動位置との間で揺動する際に、支軸58、59と支持板53、54との間で揺動の抵抗となる力が発生しない。これにより、小さい外力によっても確実に揺動部材55がスムーズに揺動することができる。
その結果、画像形成装置1は、原稿セット部35にセットされる原稿が少ない場合や軽量の原稿が載置される場合であっても、その原稿を確実に検出することができる。
なお、搬送部46による原稿の搬送経路上、或いは、画像形成部2の内部を搬送されるシート部材の搬送経路上に、原稿検出部50と同様の構成を有するシート検出装置が設けられ、前記搬送経路における前記シート部材の有無が検出されるようにしてもよい。また、給紙カセット5のシート載置面である底面にも、原稿検出部50と同様の構成を有するシート検出装置が設けられ、前記搬送経路における前記シート部材の有無が検出されるようにしてもよい。この場合、前記シート検出装置と給紙カセット5と給紙カセット5からシート部材を給送する給送ローラー等の搬送部とが、本発明のシート搬送装置の一例である。
なお、支軸58、59の軸方向に直交する断面において、支軸58、59の形状が三角形、軸孔68の断面形状が円形であり、支軸58、59の前記三角形の3つの頂点が軸孔68の内周面に内接する形態を図8に示す。
1:画像形成装置
2:画像形成部
3:画像読取装置
30:ADF
37:原稿載置板
50:原稿検出部
51:揺動機構
52:原稿センサー
53、54:支持板
55:揺動部材
58、59:支軸
68、69:軸孔
P1、P11、Q1、Q12:頂点

Claims (6)

  1. 支軸を有し、シート部材の有無を検出するために用いられる被検出部材と、
    前記支軸が挿通される軸孔を有し、前記軸孔に前記支軸が挿通された状態で前記被検出部材を揺動可能に支持する支持部と、
    前記軸孔を形成する前記支持部の内周部に形成され、前記支軸と点接触する接触部と、
    前記支軸の外周部に形成され、前記接触部と点接触によって支持されることにより前記支軸が揺動自在に支持される被支持部と、
    前記被検出部材の揺動位置を検出する揺動検出部と、
    を備えるシート検出装置。
  2. 前記内周部は、予め定められた第1頂点で屈曲する形状を形成し、
    前記接触部は、前記第1頂点であり、
    前記支軸は、予め定められた第2頂点で屈曲する形状に形成されており、
    前記被支持部は、前記第1頂点と点接触される前記第2頂点である請求項1に記載のシート検出装置。
  3. 前記内周部は、前記第1頂点が下方に配置された逆三角形状の前記軸孔を形成し、
    前記支軸は、前記第2頂点が下方に配置された逆三角形状に形成されており、
    前記第1頂点における角度は、前記第2頂点における角度よりも大きい請求項2に記載のシート検出装置。
  4. 前記内周部は、前記内周部の下側部分から上方へ突出して前記第1頂点を先端とする突出部を形成し、
    前記外周部は、前記第2頂点における角度が前記突出部を挿入可能なサイズに形成された切り欠き部を有する断面扇形を形成し、
    前記第1頂点における角度は、前記第2頂点における角度よりも小さい請求項2に記載のシート検出装置。
  5. 前記シート部材が載置されるシート載置部と、
    前記シート載置部に載置された前記シート部材を検出可能な請求項1乃至4の何れか一項に記載のシート検出装置と、
    前記シート検出装置によって検出された前記シート部材を搬送する搬送部と、を備えるシート搬送装置。
  6. 請求項5に記載のシート搬送装置と、
    前記シート搬送装置によって搬送される前記シート部材の画像を読み取る画像読取部と、
    を備える画像読取装置。
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