JP2016197414A - 車載装置、コンテンツ再生方法、コンテンツ再生プログラムおよびコンテンツ再生システム。 - Google Patents

車載装置、コンテンツ再生方法、コンテンツ再生プログラムおよびコンテンツ再生システム。 Download PDF

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Abstract

【課題】ゲートウェイに対する要求を高くすることなく、車載ネットワークを介したコンテンツの送受信を行うことができる端末装置、コンテンツ送信方法、コンテンツ送信プログラムおよびコンテンツ再生システムを提供する。【解決手段】カーオーディオ装置300は、CANバスを通じて通信を行うゲートウェイ装置200を介して、モードをコンテンツデータを再生するモードに切り替えるコマンド情報を端末装置100から受信する第5の通信部と、第5の通信部で受信したコマンド情報に応じて、モードをコンテンツデータを再生するモードに切り替える制御部と、端末装置からコンテンツデータを受信する第6の通信部と、第6の通信部で受信したコンテンツデータを再生するコンテンツ再生部とを有する。第1の通信部は、コンテンツデータを再生するモードに切り替わったことを示す情報をCANバス上に送出することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本技術は、車載装置、コンテンツ再生方法、コンテンツ再生プログラムおよびコンテンツ再生システムに関する。
近年、様々なサービス、機能を提供する多種多様なアプリケーションを有する携帯電話機、スマートフォンなどの携帯端末装置が普及している。そして、よりアプリケーションによる利便性を高めるために、それら携帯端末装置と他の装置、他のネットワークとの連携が望まれている。例えば、汎用の携帯端末を車内ネットワークに接続することを可能とする車両通信システムおよびゲートウェイ装置が提案されている。(特許文献1)。
特開2005−236560号公報
しかし、特許文献1に記載の技術においては、車内ネットワークと無線通信の変換機(例えば、ゲートウェイと称される機器など)に求める役割が大きいという問題がある。例えば、双方の機器の保有するコンテンツ一覧を取得して情報を保持し、コンテンツ一覧の提供を行う必要があるほか、片方の機器からリクエストがあれば、他方の機器からコンテンツを取得して一時的に保持し、リクエストしている機器にコンテンツを送信する役目も果たす必要がある。このような役目を果たすゲートウェイは、コンテンツの圧縮率などにもよるが、一般的にはコマンドを受け渡しするだけのゲートウェイに比べて、要求される機器の性能が高くなり、必然的に高価な物になってしまうという問題がある。また、コンテンツの高音質化、高画質化に対応しきれなくなるリスクもある。
本技術は、このような点に鑑みてなされたものであり、ゲートウェイに対する要求を高くすることなく、コンテンツの送受信を可能とする車載装置、コンテンツ再生方法、コンテンツ再生プログラムおよびコンテンツ再生システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、第1の技術は、CANバスを通じて通信を行うゲートウェイ装置を介して、モードをコンテンツデータを再生するモードに切り替えるコマンド情報を端末装置から受信する第1の通信部と、第1の通信部で受信したコマンド情報に応じて、モードをコンテンツデータを再生するモードに切り替える制御部と、端末装置からコンテンツデータを受信する第2の通信部と、第2の通信部で受信したコンテンツデータを再生するコンテンツ再生部とを有し、第1の通信部は、コンテンツデータを再生するモードに切り替わったことを示す情報をCANバス上に送出することを特徴とする車載装置である。
また、第2の技術は、CANバスを通じて通信を行うゲートウェイ装置を介して、モードをコンテンツデータを再生するモードに切り替えるコマンド情報を端末装置から受信し、受信したコマンド情報に応じて、モードをコンテンツデータを再生するモードに切り替え、端末装置からコンテンツデータを受信し、受信したコンテンツデータを再生し、コンテンツデータを再生するモードに切り替わったことを示す情報をCANバス上に送出する車載装置におけるコンテンツ再生方法である。
また、第3の技術は、CANバスを通じて通信を行うゲートウェイ装置を介して、モードをコンテンツデータを再生するモードに切り替えるコマンド情報を端末装置から受信し、受信したコマンド情報に応じて、モードをコンテンツデータを再生するモードに切り替え、端末装置からコンテンツデータを受信し、受信したコンテンツデータを再生し、コンテンツデータを再生するモードに切り替わったことを示す情報をCANバス上に送出する車載装置におけるコンテンツ再生方法をコンピュータに実行させるコンテンツ再生プログラムである。
さらに、第4の技術は、ゲートウェイ装置を介して、モードをコンテンツデータを再生するモードに切り替えるコマンド情報を端末装置から受信する第1の通信部と、第1の通信部で受信したコマンド情報に応じて、モードをコンテンツデータを再生するモードに切り替える制御部と、端末装置からコンテンツデータを受信する第2の通信部と、第2の通信部で受信したコンテンツデータを再生するコンテンツ再生部とを有し、第1の通信部は、コンテンツデータを再生するモードに切り替わったことを示す情報をCANバス上に送出する車載装置と、端末装置と通信を行う第3の通信部と、CANバスを通じて車載装置と通信を行う第4の通信部とを備えるゲートウェイ装置とからなるコンテンツ再生システムである。
本技術によれば、ゲートウェイに対する要求を高くすることなく、車載ネットワークを介したコンテンツの送受信を行うことができる。
図1は、本技術におけるコンテンツ再生システムの構成を示すブロック図である。 図2は、第1の実施の形態に係る端末装置の構成を示すブロック図である。 図3は、ゲートウェイ装置の構成を示すブロック図である。 図4は、ゲートウェイ装置からカーオーディオ装置に送信されるデータのフォーマットを説明するための図である。 図5は、第1の実施の形態に係るカーオーディオ装置の構成を示すブロック図である。 図6は、カーオーディオ装置と、車両に搭載される他の装置のCANバスを用いた接続態様を示すブロック図である。 図7は、本技術の第1の実施の形態における処理の流れを示すフローチャートである。 図8は、本技術の第2の実施の形態に係る端末装置の構成を示すブロック図である。 図9は、本技術の第2の実施の形態に係るカーオーディオ装置の構成を示すブロック図である。 図10は、本技術の第2の実施の形態における処理の流れを示すフローチャートである。 図11は、本技術の第2の実施の形態における処理の流れを示すフローチャートである。 図12は、本技術の第3の実施の形態に係る端末装置の構成を示すブロック図である。 図13は、本技術の第3の実施の形態における処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本技術の実施の形態について図面を参照しながら説明する。ただし、本技術は以下の実施の形態のみに限定されるものではない。なお、説明は以下の順序で行う。
<1.第1の実施の形態>
[1−1.コンテンツ再生システムの構成]
[1−2.端末装置の構成]
[1−3.ゲートウェイ装置の構成]
[1−4.カーオーディオ装置の構成]
[1−5.コンテンツ再生システムにおける処理]
<2.第2の実施の形態>
[2−1.端末装置の構成]
[2−2.カーオーディオ装置の構成]
[2−3.コンテンツ再生システムにおける処理]
<3.第3の実施の形態>
[3−1.端末装置の構成]
[3−2.コンテンツ再生システムにおける処理]
<4.変形例>
<1.第1の実施の形態>
[1−1.コンテンツ再生システムの構成]
図1は本実施の形態に係るコンテンツ再生システム10の概略構成を示すブロック図である。コンテンツ再生システム10は、端末装置100、ゲートウェイ装置200および車載装置としてのカーオーディオ装置300とから構成されている。
端末装置100は、コンテンツストリーミング用アプリケーションがインストールされており、音楽、動画、画像などのコンテンツをストリーミングする機能を有する。端末装置100は、有線または/および無線の通信機能を有するものである。端末装置100としては、例えば、携帯電話機、スマートフォン、携帯音楽プレーヤ、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、デジタルカメラなどがある。
ゲートウェイ装置200は、端末装置100とカーオーディオ装置300間のデータ転送を行うネットワーク装置である。ゲートウェイ装置200は、CAN(Controller Area Network)と称される車内LAN(Local Area Network)によりカーオーディオ装置300と接続されている。CANとは、自動車等において機器間の相互通信に用いられるネットワークの規格の1つであり、CANバス方式と称されるシリアル通信方式を採用するものである。耐ノイズ性に優れ信頼性が高く、転送速度は最高で1Mbps(Bits Per Second)程度まで設定することが可能、などの特徴がある。CANバスには複数の機器、装置(ノード)が接続され、各ノードはCANバスを介して、データの送受信を行う。各ノードは、例えば、自動車の各部を制御する複数の電子制御ユニットECU(Electronic Control Unit)により構成される。
カーオーディオ装置300は、自動車などの車両に搭載され、音楽、動画などのコンテンツを再生する機能を有するものである。カーオーディオ装置300は、有線または/および無線の通信機能を有するものである。
本実施の形態においては、端末装置100、ゲートウェイ装置200、カーオーディオ装置300は全て、少なくとも2種類以上の通信方式を利用することができるようにそれぞれが通信モジュールを備えているものとする。端末装置100、ゲートウェイ装置200、カーオーディオ装置300は、相互に接続されており、データの送受信が可能となっている。コンテンツは、端末装置100からカーオーディオ装置300に直接送信される。なお、各装置の接続は無線通信、有線通信どちらでもよい。各装置の詳細な構成については後述する。
[1−2.端末装置の構成]
次に、コンテンツ再生システム10を構成する端末装置100について説明する。図2は端末装置100の構成を示すブロック図である。端末装置100は、第1通信部110、第2通信部120、記憶部130、入力部140、表示部150、制御部160を備える。
第1通信部110は、所定の通信方式を用いてゲートウェイ装置200およびカーオーディオ装置300とのデータの送受信を行う通信モジュールである。通信方式はWi−Fi(Wireless Fidelity)、無線LAN、3G回線、LTE(Long Term Evolution)などがある。なお、本実施の形態においては、第1通信部110はWi−Fiによって通信を行うものとして説明を行う。
第2通信部120は、所定の通信方式を用いてカーオーディオ装置300とのデータの送受信を行うための通信モジュールである。通信方式としては、例えば、Bluetooth、Wi−Fi、無線LAN、3G回線、LTE(Long Term Evolution)などがある。なお、本実施の形態においては、第2通信部120はBluetoothによって通信を行うものとして説明を行う。
第1通信部110および第2通信部120による通信により、端末装置100はインターネット接続、他の装置の通信を行うことが可能となる。なお、通信方式は、上述した無線通信方式に限られず、USB(Universal Serial Bus)接続、LANケーブル接続などの有線通信であってもよい。また、上述した通信方式以外の方式であってもデータ通信が可能な接続方法であればどのようなものを採用してもよい。通信方式は、端末装置100の機種、OS(Operation System)の種類などに基づいて適宜選択するようにしてもよい。なお、本実施の形態においては、第1通信部110はWi−Fiによって通信を行い、第2通信部120はBluetoothによって通信を行うものとする。
記憶部130は、例えば、HDD(Hard Disc Drive)、SSD(Solid State Drive)、不揮発性メモリなどの大容量記憶媒体から構成されるものである。記憶部130は、音声、動画などのコンテンツデータ、アプリケーション、端末装置100の動作に必要な各種データなどを保存するものである。記憶部130は、例えば、SDメモリーカードなどのような端末装置100に脱着可能な外部記憶媒体であってもよい。
なお、本実施の形態は、端末装置100からカーオーディオ装置300に送信され、カーオーディオ装置300において再生されるコンテンツは楽曲などの音声コンテンツである場合を例にして説明を行う。ただし、端末装置100からカーオーディオ装置300に送信され、カーオーディオ装置300において再生されるコンテンツは、音声コンテンツに限られず、動画コンテンツ、画像コンテンツなどのその他のコンテンツでもよい。
入力部140は、ユーザが端末装置100に対して各種入力を行うための入力手段である。例えば、ボタン、タッチパネル、スイッチなどにより構成されている。また、入力部140は、表示部150と一体に構成されたタッチスクリーンとして構成してもよい。入力部140に対してユーザによる入力操作がなされると、その入力に対応した制御信号が生成されて制御部160に出力される。そして、制御部160によりその制御信号に対応した演算処理や制御が行われる。
表示部150は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)、有機EL(Electro Luminescence)パネルなどにより構成された表示手段である。表示部150には、端末装置100の各種操作のメニューを表示するホーム画面、コンテンツリスト、再生中の音声コンテンツに関する情報(アーティスト名、曲名など)、動画コンテンツ、画像コンテンツなどが表示される。
制御部160は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)などから構成されている。ROMには、CPUにより読み込まれて動作されるプログラムなどが記憶されている。RAMは、CPUのワークメモリとして用いられる。制御部160はストリーミング用アプリケーションを実行することによって、アプリケーション制御部161、GUI(Graphical User Interface)制御部162、メモリアクセス制御部163、ストリーミング制御部164、車内LAN(Local Area Network)コマンド制御部165、状態判定部166として機能する。
本技術は、端末装置100にインストールされるアプリケーションプログラムが制御部160などのアプリケーションプロセッサに実行されることにより実現される。ただし、ただし、本技術はアプリケーションプログラムによって実現されるのみでなく、アプリケーション制御部161、GUI制御部162、メモリアクセス制御部163、ストリーミング制御部164、車内LANコマンド制御部165、状態判定部166それぞれの機能を有するハードウェアを組み合わせた装置として実現されてもよい。
アプリケーション制御部161は、アプリケーションの機能全体を管理、制御するものである。アプリケーション制御部161は、ユーザから入力部140に対してストリーミングモードでの動作を指示する入力がなされると、それに従い、端末装置100をストリーミングモードに切り替える。
GUI制御部162は、表示部150に表示される各種映像に合成するためのGUIメニューを生成し、表示部150に供給する。これにより、表示部150に本技術をユーザに利用させるための各種メニュー表示、アイコン表示などが行われる。
メモリアクセス制御部163は、アプリケーション制御部161からの指示に従い、記憶部130からコンテンツデータなどの各種データの読み出しを行うものである。
ストリーミング制御部164は、記憶部130から読み出されたコンテンツデータをストリーミングの方式に基づいた所定のデータ形式に変換し、第2通信部120に供給する。コンテンツデータは、第2通信部120を介してカーオーディオ装置300に送信される。
車内LANコマンド制御部165は、カーオーディオ装置300をストリーミング再生モードに遷移させるための所定のコマンドを生成して第1通信部110に供給する。コマンドは第1通信部110を介してゲートウェイ装置200に送信される。
状態判定部166は、ゲートウェイ装置200を介して端末装置100から送信されたコマンドを受けて、カーオーディオ装置300がストリーミング再生モードに切り替わった否かを判定するものである。カーオーディオ装置300は、CANバス上に、自身の状態を常時通知している。よって、端末装置100は、ゲートウェイ装置200を介してCANバス上の通信を傍受することにより、カーオーディオ装置300のモードを確認することができる。これにより、カーオーディオ装置300がストリーミング再生モードになり、カーオーディオ装置300の入力音源が端末装置100からのストリーミング音源になったことを確認することができる。
以上のようにして端末装置100が構成されている。
[1−3.ゲートウェイ装置の構成]
次に、図3を参照してゲートウェイ装置200の構成について説明する。図3は、ゲートウェイ装置200の構成を示すブロック図である。ゲートウェイ装置200は、第3通信部210、第4通信部220、端末接続制御部230、車内LAN接続制御部240、プロトコル変換処理部250を備える。
第3通信部210は、所定の通信方式を用いて端末装置100とのデータの送受信を行うものである。通信方式はWi−Fi、無線LAN、3G回線、LTE(Long Term Evolution)などがある。なお、本実施の形態においては、第3通信部210はWi−Fiによって通信を行うものとする。
第4通信部220は、車内LANであるCANバスと接続されており、カーオーディオ装置300との通信を行うためのCAN通信モジュールである。このように、ゲートウェイ装置200は、CAN通信機能と、有線および/または無線通信機能を有するものである。
端末接続制御部230は、第3通信部210は端末装置100との通信を行うために、アクセスポイントの識別子であるSSID(Service Set Identifier)、WEP(Wired Equivalent Privacy)のパスワード、ネットワーク名に対応したパスワードなどの管理、照合、認証などの所定の処理を行うものである。
車内LAN接続制御部240は、第4通信部220が車内LANと接続するために、第4通信部220に対して、車内LANであるCANへの接続制御を実施する。
プロトコル変換処理部250は、端末装置100から送信されたコマンドをカーオーディオ装置300に送信するために所定の変換処理を施すものである。この点について図4を参照して説明する。
図4に示されるように、端末装置100からゲートウェイ装置200へはコマンドデータとして、「Identifier Field」と、「Data Field 0-8 Byte」に相当するデータが送信される。ゲートウェイ装置200はそのデータを受信すると、プロトコル変換処理部250により、図4に示される「Identifier Field」と、「Data Field 0-8 Byte」以外の情報を付加する。付加される情報としては、データ照合情報、フッター情報などがある。そして、ゲートウェイ装置200は、「Identifier Field」と、「Data Field 0-8 Byte」以外の情報が付加されたパケットをCANバスに供給することによりカーオーディオ装置300に送信する。
また、プロトコル変換処理部250は、カーオーディオ装置300から車内LAN上の送信されたこのパケットを傍受し、「Identifier Field」と、「Data Field 0-8 Byte」に相当する部分を切り出して端末装置100に送信する。この送信されたデータを用いて端末装置100の状態判定部166はカーオーディオ装置300のモードが遷移したか否かを判定することができる。
以上のようにしてゲートウェイ装置200が構成されている。
[1−4.カーオーディオ装置の構成]
次に、図5を参照して、車載装置としてのカーオーディオ装置300の構成について説明する。図5は、カーオーディオ装置300の構成を示すブロック図である。カーオーディオ装置300は、音声コンテンツの再生が可能な装置である。カーオーディオ装置300は、第5通信部310、第6通信部320、入力部330、表示部340、制御部350、GUI制御部360、車内LANコマンド制御部370、ストリーミング制御部380、音声信号処理部390、音源部395を備える。
第5通信部310は、車内LANであるCANバスとの通信を行うためのCAN通信モジュールである。第5通信部310はCANバスを介してゲートウェイ装置200との通信を行う。
第6通信部320は、所定の通信方式を用いて端末装置100とのデータの送受信を行うための通信モジュールである。通信方式としては、例えば、Bluetooth、Wi−Fi(Wireless Fidelity)、無線LAN、3G回線、LTE(Long Term Evolution)などがある。なお、本実施の形態においては、第6通信部320はBluetoothを利用して端末装置100と通信を行うものとする。
なお、通信方式は、これらの無線通信方式に限られず、USB(Universal Serial Bus)接続、LANケーブル接続などの有線通信であってもよい。また、上述した通信方式以外の方式であってもデータ通信が可能な接続方法であればどのようなものを採用してもよい。このように、カーオーディオ装置300は、CAN通信機能と有線および/または無線通信機能を有するものである。
入力部330は、ユーザがカーオーディオ装置300に対して各種入力を行うための入力手段である。例えば、ボタン、タッチパネル、スイッチなどにより構成されている。また、入力部330は、表示部340と一体に構成されたタッチスクリーンとして構成してもよい。入力部330に対してユーザによる入力操作がなされると、その入力に対応した制御信号が生成されて制御部350に出力される。そして、制御部350によりその制御信号に対応した演算処理や制御が行われる。
表示部340は、例えば、LCD、PDP、有機ELパネルなどにより構成された表示手段である。表示部340には、カーオーディオ装置300の各種操作のメニューを表示するホーム画面、コンテンツリスト、再生中の音声コンテンツに関する情報(アーティスト名、曲名など)、動画コンテンツ、画像コンテンツなどが表示される。
制御部350は、例えば、CPU、RAMおよびROMなどから構成されている。ROMには、CPUにより読み込まれて動作されるプログラムなどが記憶されている。RAMは、CPUのワークメモリとして用いられる。CPUは、ROMに記憶されたプログラムに従い様々な処理を実行することによって、カーオーディオ装置300全体および各部の制御を行う。制御部350は、ゲートウェイ装置200を介して端末装置100から送信されたコマンドを受信すると、カーオーディオ装置300のモードをストリーミング再生を行うストリーミング再生モードに切り替える。また、その際に、ストリーミング再生の入力音源を所定の音源に切り替える。本実施の形態においては、端末装置100の第2通信部120から送信されるコンテンツを再生するように、入力音源を端末装置100の第2通信部120に対応するようにBluetoothに切り替える。
GUI制御部360は、表示部340に表示される各種映像に合成するためのGUIメニューを生成し、表示部340に供給する。これにより、表示部150に本技術をユーザに利用させるための各種メニュー表示、アイコン表示などが行われる。
車内LANコマンド制御部370は、車内LANであるCANを通じて受信した、カーオーディオ装置300をストリーミング再生モードに遷移させるためのコマンドデータに所定の処理を施して制御部350に供給する。また、車内LANコマンド制御部370は、カーオーディオ装置300自身の状態を示すために、コマンドデータを車内LANに常時送信する働きも担う。
ストリーミング制御部380は、端末装置100から送信され、第6通信部320で受信したコンテンツデータを音声信号に変換し、音声信号処理部390に供給する。このように、カーオーディオ装置300は、外部装置からストリーミングで送信されたコンテンツを再生する機能を有するものである。
音声信号処理部390は、ストリーミング制御部380から供給された音声信号に対してD/A(Digital/Analog)変換、増幅等の必要な処理を施して外部のアンプ、プリアウトなどに供給する。そして、音声はアンプまたはプリアウトに接続されたスピーカから出力される。
音源部395は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、Blu-rayなどの光ディスクプレーヤやラジオなどの音声コンテンツを出力するものである。なお、本実施の形態においては、カーオーディオ装置300で再生されるコンテンツは楽曲などの音声コンテンツであるが、コンテンツは、音声コンテンツに限られず、動画コンテンツ、画像コンテンツなどのその他のコンテンツでもよい。
以上のようにして、カーオーディオ装置300が構成されている。なお、本実施の形態においては、端末装置100とゲートウェイ装置200間の通信は、Wi−Fiを用いて行うものとする。また、端末装置100とカーオーディオ装置300間のコンテンツデータの送受信はBluetoothを用いて行うものとする。ただし、通信方式はそれらに限られるものではない。ゲートウェイ装置200とカーオーディオ装置300間の通信はCANバスを用いて行われる。
図6は、カーオーディオ装置300と、車両に搭載される他の装置の接続態様を示すブロック図である。車両においては、アンプ1100、カーオーディオ装置300、コンソールパネル1000、ゲートウェイ装置200などの主にコンテンツ再生に関連する装置が第1のCANバス1400に接続されている。そして、第1のCANバス1400はメーターパネル1300に接続されている。
メーターパネル1300には第1のCANバス1400とは異なる第2のCANバス1500が接続されている。第2のCANバス1500には、エンジン、ギア、ドア、ライトなど車両の走行に関連する装置、機器が接続されている。ただし、それらは本技術には直接関係ないため、図中の記載及び説明を省略する。このような接続態様においては、メーターパネル1300がゲートウェイとしての役割を果たしている。
また、カーオーディオ装置300にはアンプ1100が接続されている、さらにアンプ1100はスピーカ1200に接続されている。カーオーディオ装置300からアンプ1100に供給された音声信号はアンプ1100で増幅されスピーカ1200に供給されることにより、音声として出力される。
以上のようにして、カーオーディオ装置300が構成されている。
[1−5.コンテンツ再生システムにおける処理]
次に、コンテンツ再生システム10における処理について説明する。図7はコンテンツ再生システム10における処理の流れを示すフローチャートである。なお、端末装置100、ゲートウェイ装置200、カーオーディオ装置300間における通信のための認証、ペアリングなどは予め行われているものとする。
まず、ステップS101で、端末装置100の入力部140により、ユーザからのストリーミング再生モードを選択する操作を受け付ける。入力部140からアプリケーション制御部161にユーザの入力に応じた制御信号が送信され、アプリケーション制御部161の制御のもと端末装置100はストリーミング再生モードで動作することとなる。
次にステップS102で、端末装置100はゲートウェイ装置200に対してコマンドを送信することにより、ゲートウェイ装置200を介してコマンドをカーオーディオ装置300に送信する。これを受けて、カーオーディオ装置300の制御部350は、カーオーディオ装置300を端末装置100から送信されたコンテンツを再生するストリーミング再生モードに切り替える。
次にステップS103で、端末装置100の状態判定部166は、カーオーディオ装置300がストリーミング再生モードに切り替わり、ストリーミング再生モードの入力音源が適切に選択されたかを判定する。例えば、端末装置100とカーオーディオ装置300とがBluetoothで接続されている場合には、Bluetoothがストリーミングの入力音源として選択されたかを判定する。この確認は上述のように、端末装置100がゲートウェイ装置200を介してCANバス上の通信を傍受することにより確認することができる。
ステップS103の判定によって、カーオーディオ装置300のモードおよび入力音源が適切であることが確認できた場合、処理はステップS104からステップS105に進む(ステップS104のYes)。
そして、ステップS105で、端末装置100は、カーオーディオ装置300に対してコンテンツのストリーミングを実行する。ストリーミングデータは、ゲートウェイ装置200を介さずに、Bluetoothを用いて端末装置100からカーオーディオ装置300に直接送信される。これにより、カーオーディオ装置300によって端末装置100に保存されたコンテンツの再生が可能となる。
一方、ステップS103の判定によって、カーオーディオ装置300における入力音源としてBluetoothが選択されていないと確認された場合、処理はステップS104からステップS106に進む(ステップS104のNo)。
次にステップS106で、所定の時間が経過した否かが判定される。時間の計時は端末装置が通常備える時計機能などを用いればよい。所定の時間が経過していない場合、処理はステップS103に進み、再び、カーオーディオ装置300がストリーミング再生モードであるか、入力音源としてBluetoothが選択されているかを判定する。
一方、ステップS106で、所定の時間が経過したと判定された場合、処理はステップS107に進む(ステップS106のYes)。そして、ステップS107で、端末装置100のアプリケーション制御部161は、ユーザに対してエラー通知を行う。エラー通知は、所定時間が経過してもカーオーディオ装置300がストリーミング再生モードに遷移しないため、いずれかの装置やネットワークになんらかの障害があるおそれがあるため、それをユーザに通知するために行うものである。
エラー通知の方法としては、GUI制御部162の制御のもと表示部150に表示される文字列、画像、アイコンなどの表示、または、端末装置100が備えるスピーカから出力する音声メッセージなどが考えられる。表示部150における表示と音声メッセージとを併用してもよい。なお、エラー通知は、端末装置100、カーオーディオ装置300の両方またはいずれか一方において行うようにしてもよい。
以上のようにして、第1の実施の形態における処理が行われる。第1の実施の形態によれば、カーオーディオ装置300を直接操作しなくても、端末装置100を操作するだけでカーオーディオ装置300のモードを切り替えることが可能となる。
通常、カーオーディオ装置300の操作パネルは車両の前部座席側に設けられているため、車両内の後部座席に座っている人は操作することができない、または、身を前方に乗り出さなければ操作することができず、不便である。そこで、本実施の形態に係る技術を用いれば、後部座席に座っている人は端末装置100を操作することでカーオーディオ装置300を直接操作しなくてもカーオーディオ装置300のモードを切り替えることができ、コンテンツの再生を容易に行うことが可能となる。
また、ゲートウェイ装置200はコマンドデータの送受信を行うのみで、コンテンツデータの送受信は行わないため、ゲートウェイ装置200に高い性能を要求する必要がない。よって、ゲートウェイ装置200の性能を高めた結果、ゲートウェイ装置が高価なものとなってしまうこともない。また、ゲートウェイ装置には高性能を要求することがないため、既存のゲートウェイ装置のままで、将来的なコンテンツの高音質化、高画質化にも対応することができる。
<2.第2の実施の形態>
[2−1.端末装置の構成]
次に、本技術の第2の実施の形態について説明する。図8は本技術の第2の実施の形態に係る端末装置400の構成を示すブロック図である。第2の実施の形態における端末装置400は、マイクロホン410およびイコライザ解析/決定部420を備える点で第1の実施の形態と相違する。その他の構成は第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
マイクロホン410は、端末装置400に音声を入力するための音声入力手段である。マイクロホン410に入力された音声はアナログ音声信号に変換されてイコライザ解析/決定部420に供給される。
イコライザ解析/決定部420は、マイクロホン410から入力された音声信号を解析して、コンテンツ再生の際における適切なイコライザ設定を決定するものである。適切なイコライザ設定としては、例えば、約100Hz以下の低域が所定値以上である場合には、100Hz以下のゲインを所定量下げ、また、低域が所定値以下である場合には、低域のゲインを所定量上げるなどである。これは、高域、中域についても同様である。また、予め、イコライザ設定のプリセットを多数カーオーディオ装置500に記憶させておき、入力音声の解析結果に合わせてプリセットを選択することによりイコライザ設定を決定するようにしてもよい。
決定されたイコライザ設定情報は、端末装置400からゲートウェイ装置200に送信され、ゲートウェイ装置200を介してカーオーディオ装置500に送信される。カーオーディオ装置500はイコライザ設定情報を受信すると、それに従い、自身のイコライザ調整を行う。
また、第2の実施の形態において状態判定部166は、ゲートウェイ装置200を介してCANバス上の通信を傍受してカーオーディオ装置500の状態を取得することによりイコライザの状態を把握する。そして、その把握したイコライザの状態と、イコライザ解析/決定部420が算出したイコライザ設定と比較することにより、カーオーディオ装置500のイコライザ設定が正しくなされているかを判定する。
[2−2.カーオーディオ装置の構成]
次に、第2の実施の形態に係るカーオーディオ装置500の構成について説明する。図9は第2の実施の形態に係るカーオーディオ装置500の構成を示すブロック図である。第2の実施の形態におけるカーオーディオ装置500は、イコライザ設定部510を備える点で第1の実施の形態と相違する。その他の構成は第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
イコライザ設定部510は、ゲートウェイ装置200を介して端末装置400から送信されたイコライザ設定情報に基づいて音声信号処理部390におけるイコライザの設定を行うものである。これにより、カーオーディオ装置500は、端末装置400が算出したイコライザ設定で音声を再生することができる。
[2−3.コンテンツ再生システムにおける処理]
次に、図10および図11のフローチャートを参照して、第2の実施の形態に係るコンテンツ再生システム10における処理について説明する。第1の実施の形態と同じ処理については同じステップ番号を付して詳細な説明を省略する。
ステップS101およびステップS102の処理の後、ステップS201で、端末装置400は、カーオーディオ装置500のイコライザ設定を初期化させるためのコマンドデータをゲートウェイ装置200を介してカーオーディオ装置500に送信する。これを受けて、カーオーディオ装置500のイコライザ設定部510は、カーオーディオ装置500のイコライザ設定を初期化させる。
次にステップS103で、端末装置400の状態判定部166は、カーオーディオ装置500がストリーミング再生モードに切り替わり、ストリーミング再生モードの入力音源が適切に選択されたかを判定する。さらに、状態判定部166は、カーオーディオ装置500のイコライザ設定が初期状態に戻ったか否かを判定する。上述したように、カーオーディオ装置500は、CANバス上に、自身の状態を常時通知している。よって、端末装置400は、カーオーディオ装置500のモードの判定と同様に、ゲートウェイ装置200を介してCANバス上の通信を傍受することにより、カーオーディオ装置500のイコライザ設定を確認することができる。
そして、カーオーディオ装置500のモードがストリーミング再生モードになり、入力音源としてBluetoothが選択され、さらにイコライザの設定が初期化されている場合には処理はステップS203からステップS105に進む(ステップS203のYes)。次にステップS105で端末装置400からカーオーディオ装置500へ、Bluetoothを用いたストリーミングが実行される。
一方、カーオーディオ装置500のモードがストリーミング再生モードであること、入力音源としてBluetoothが選択されていること、イコライザの設定が初期化されていることのいずれか一つがなされていない場合には、処理はステップS203からステップS106に進む(ステップS203のNo)。
そして、ステップS106で所定時間が経過したか否かを判定し、経過した場合にはステップS107で、端末装置400はユーザに対してエラー通知を行う。このエラー通知の態様は第1の実施の形態と同様であり、表示部150における表示、音声メッセージなどによりエラーを通知する。
ステップS105でストリーミングが実行されると、次にステップS204で、端末装置400のイコライザ解析/決定部420は、マイクロホン410からの入力音声に基づいてイコライザ設定を決定する。そして、その決定されたイコライザ設定情報はゲートウェイ装置200に送信され、ゲートウェイ装置を介してカーオーディオ装置500に送信される。
そして、ステップS205で、カーオーディオ装置500のイコライザ設定部510は、受信したイコライザ設定情報に基づいてカーオーディオ装置500のイコライザ設定を行う。
次にステップS206で、端末装置400は、ゲートウェイ装置200を介してCANバス上の通信を傍受することにより、カーオーディオ装置500のイコライザ設定が正しくなされたかを判定する。そして、カーオーディオ装置500のイコライザの設定が正しくなされている場合、処理はステップS207からステップS208に進む(ステップS207のYes)。
そして、ステップS208で、イコライザの設定を完了とし、処理が終了となる。一方、カーオーディオ装置500のイコライザの設定が正しくなされていない場合、処理はステップS207からステップS209に進む(ステップS207のNo)。
次にステップS209で、所定の時間が経過した否かが判定される。所定の時間が経過していない場合、処理はステップS206に進み、再び、カーオーディオ装置500のイコライザが正しく設定されたかを判定する。
一方、ステップS209で、所定の時間が経過したと判定された場合、処理はステップS210に進む(ステップS209のYes)。そして、ステップS210で、端末装置400のアプリケーション制御部161は、ユーザに対してエラー通知を行う。エラー通知は、所定時間が経過してもカーオーディオ装置500のイコライザが正しく設定されない場合にいずれかの装置やネットワークになんらかの障害があるおそれがあるため、それをユーザに通知するために行うものである。
エラー通知の方法としては、表示部150における文字列、画像、アイコンなどの表示、または、端末装置400が備えるスピーカから出力する音声メッセージなどが考えられる。表示部150における表示と音声メッセージとを併用してもよい。
以上のようにして第2の実施の形態における処理が行われる。第2の実施の形態によれば、マイクロホン410で集音した環境音に合わせて、コンテンツ再生の際のイコライザを設定することができるため、よりよい音質でコンテンツを再生させることができる。
また、イコライザ設定の決定は端末装置400側で行うため、ゲートウェイ装置200、カーオーディオ装置500に何ら変更を加えることなく、それら装置は従来のものをそのまま使用することができる。
さらに、端末装置400により決定されたイコライザ設定情報は、ゲートウェイ装置200を介してカーオーディオ装置500に送信されるため、イコライザ設定のためにカーオーディオ装置500を直接操作する必要がない。よって、カーオーディオ装置500から離間した位置にいるユーザであってもイコライザ設定を行い、コンテンツ再生を行うことができる。
<3.第3の実施の形態>
[3−1.端末装置の構成]
次に、本技術の第3の実施の形態について説明する。図12は第3の実施の形態に係る端末装置の構成を示すブロック図である。第3の実施の形態における端末装置600は、イコライザ解析/決定部610を備える点で、第1の実施の形態と相違する。その他の構成は第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
イコライザ解析/決定部610は、ストリーミングデータに対して公知の音声解析処理を施し、コンテンツの周波数特性を求める。そして、周波数特性情報に基づき、イコライザ設定を決定する。イコライザの設定としては、例えば、約100Hz以下の低域が所定値以上である場合には、100Hz以下のゲインを所定量下げ、また、低域が所定値以下である場合には、低域のゲインを所定量上げるなどである。これは、高域、中域についても同様である。また、予め、イコライザ設定のプリセットを多数カーオーディオ装置500に記憶させておき、入力音声の解析結果に合わせてプリセットを選択することによりイコライザ設定を決定するようにしてもよい。
算出されたイコライザ設定情報は第2の実施の形態と同様に、ゲートウェイ装置200を介して、カーオーディオ装置500に送信される。カーオーディオ装置500の構成は第2の実施の形態と同様である。カーオーディオ装置500のイコライザ設定部510は、ゲートウェイ装置を介して端末装置600から送信されたイコライザ設定情報に基づいて音声信号処理部390においてイコライザの設定を行う。これにより、カーオーディオ装置500は、端末装置600が算出したイコライザ設定により調整された音でコンテンツを再生することができる。
以上のようにして、第3の実施の形態に係る端末装置600が構成されている。なお、ゲートウェイ装置200およびカーオーディオ装置500の構成は第2の実施の形態と同様であるため説明を省略する。
[3−2.コンテンツ再生システムにおける処理]
次に、第3の実施の形態に係るコンテンツ再生システムにおける処理について図10および図13のフローチャートを参照して説明する。第1または第2の実施の形態と同じ処理については同じステップ番号を付して詳細な説明を省略する。第2の実施の形態における処理を示す図10のフローチャートは第3の実施の形態においても同様であるため、説明は、図13のステップS301から行う。
ステップS301で、端末装置600のイコライザ解析/決定部610は、端末装置600からカーオーディオ装置500に送信されるコンテンツデータの音声を解析し、イコライザ設定を決定する。次に、ステップS302で、イコライザ設定情報がゲートウェイ装置200を介してカーオーディオ装置500に送信される。そして、カーオーディオ装置500のイコライザ設定部510により、そのイコライザ設定情報に基づいたイコライザ設定がなされる。ステップS206乃至ステップS210の処理は第2の実施の形態と同様である。
以上のようにして第3の実施の形態における処理が行われる。第3の実施の形態によれば、コンテンツの音響特性に合わせて、コンテンツ再生の際のイコライザを設定することができるため、よりよい音質でコンテンツを再生させることができる。
<4.変形例>
以上、本技術の実施の形態について具体的に説明したが、本技術は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本技術の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
CANバスを通じて通信を行うゲートウェイ装置を介して、モードをコンテンツデータを再生するモードに切り替えるコマンド情報を端末装置から受信する第1の通信部と、
前記第1の通信部で受信したコマンド情報に応じて、モードをコンテンツデータを再生するモードに切り替える制御部と、
前記端末装置から前記コンテンツデータを受信する第2の通信部と、
前記第2の通信部で受信した前記コンテンツデータを再生するコンテンツ再生部とを有し、
前記第1の通信部は、前記コンテンツデータを再生するモードに切り替わったことを示す情報を前記CANバス上に送出する
ことを特徴とする車載装置。
(2)
前記ゲートウェイ装置を介して前記端末装置から送信されたイコライザ設定情報に基づいて前記コンテンツデータの再生の際におけるイコライザの設定を行うイコライザ設定部を更に備える(1)に記載の車載装置。
(3)
前記端末装置は音声を入力するマイクロホンを備える(1)または(2)に記載の車載装置。
(4)
前記制御部は、前記端末装置から送信された前記コマンド情報に応じて、前記コンテンツデータを再生するモードにおける入力音源を切り替える(1)から(3)のいずれかに記載の車載装置。
(5)
CANバスを通じて通信を行うゲートウェイ装置を介して、モードをコンテンツデータを再生するモードに切り替えるコマンド情報を端末装置から受信し、
受信した前記コマンド情報に応じて、モードを前記コンテンツデータを再生するモードに切り替え、
前記端末装置から前記コンテンツデータを受信し、
受信した前記コンテンツデータを再生し、
前記コンテンツデータを再生するモードに切り替わったことを示す情報を前記CANバス上に送出する
車載装置におけるコンテンツ再生方法。
(6)
CANバスを通じて通信を行うゲートウェイ装置を介して、モードをコンテンツデータを再生するモードに切り替えるコマンド情報を端末装置から受信し、
受信した前記コマンド情報に応じて、モードを前記コンテンツデータを再生するモードに切り替え、
前記端末装置から前記コンテンツデータを受信し、
受信した前記コンテンツデータを再生し、
前記コンテンツデータを再生するモードに切り替わったことを示す情報を前記CANバス上に送出する
車載装置におけるコンテンツ再生方法をコンピュータに実行させるコンテンツ再生プログラム。
(7)
ゲートウェイ装置を介して、モードをコンテンツデータを再生するモードに切り替えるコマンド情報を端末装置から受信する第1の通信部と、
前記第1の通信部で受信したコマンド情報に応じて、モードをコンテンツデータを再生するモードに切り替える制御部と、
前記端末装置からコンテンツデータを受信する第2の通信部と、
前記第2の通信部で受信したコンテンツデータを再生するコンテンツ再生部とを有し、
前記第1の通信部は、コンテンツデータを再生するモードに切り替わったことを示す情報を前記CANバス上に送出する車載装置と
前記端末装置と通信を行う第3の通信部と、
前記CANバスを通じて前記車載装置と通信を行う第4の通信部と、
を備えるゲートウェイ装置と
からなるコンテンツ再生システム。
100、400、600・・端末装置
110・・・・・・・・・・第1通信部
120・・・・・・・・・・第2通信部
166・・・・・・・・・・状態判定部
200・・・・・・・・・・ゲートウェイ装置
300,500・・・・・・カーオーディオ装置
410・・・・・・・・・・マイクロホン
420・・・・・・・・・・イコライザ解析/決定部

Claims (7)

  1. CANバスを通じて通信を行うゲートウェイ装置を介して、モードをコンテンツデータを再生するモードに切り替えるコマンド情報を端末装置から受信する第1の通信部と、
    前記第1の通信部で受信したコマンド情報に応じて、モードをコンテンツデータを再生するモードに切り替える制御部と、
    前記端末装置から前記コンテンツデータを受信する第2の通信部と、
    前記第2の通信部で受信した前記コンテンツデータを再生するコンテンツ再生部とを有し、
    前記第1の通信部は、前記コンテンツデータを再生するモードに切り替わったことを示す情報を前記CANバス上に送出する
    ことを特徴とする車載装置。
  2. 前記ゲートウェイ装置を介して前記端末装置から送信されたイコライザ設定情報に基づいて前記コンテンツデータの再生の際におけるイコライザの設定を行うイコライザ設定部を更に備える
    請求項1に記載の車載装置。
  3. 前記端末装置は音声を入力するマイクロホンを備える
    請求項1に記載の車載装置。
  4. 前記制御部は、前記端末装置から送信された前記コマンド情報に応じて、前記コンテンツデータを再生するモードにおける入力音源を切り替える
    請求項1に記載の車載装置。
  5. CANバスを通じて通信を行うゲートウェイ装置を介して、モードをコンテンツデータを再生するモードに切り替えるコマンド情報を端末装置から受信し、
    受信した前記コマンド情報に応じて、モードを前記コンテンツデータを再生するモードに切り替え、
    前記端末装置から前記コンテンツデータを受信し、
    受信した前記コンテンツデータを再生し、
    前記コンテンツデータを再生するモードに切り替わったことを示す情報を前記CANバス上に送出する
    車載装置におけるコンテンツ再生方法。
  6. CANバスを通じて通信を行うゲートウェイ装置を介して、モードをコンテンツデータを再生するモードに切り替えるコマンド情報を端末装置から受信し、
    受信した前記コマンド情報に応じて、モードを前記コンテンツデータを再生するモードに切り替え、
    前記端末装置から前記コンテンツデータを受信し、
    受信した前記コンテンツデータを再生し、
    前記コンテンツデータを再生するモードに切り替わったことを示す情報を前記CANバス上に送出する
    車載装置におけるコンテンツ再生方法をコンピュータに実行させるコンテンツ再生プログラム。
  7. ゲートウェイ装置を介して、モードをコンテンツデータを再生するモードに切り替えるコマンド情報を端末装置から受信する第1の通信部と、
    前記第1の通信部で受信したコマンド情報に応じて、モードをコンテンツデータを再生するモードに切り替える制御部と、
    前記端末装置からコンテンツデータを受信する第2の通信部と、
    前記第2の通信部で受信したコンテンツデータを再生するコンテンツ再生部とを有し、
    前記第1の通信部は、コンテンツデータを再生するモードに切り替わったことを示す情報を前記CANバス上に送出する車載装置と
    前記端末装置と通信を行う第3の通信部と、
    前記CANバスを通じて前記車載装置と通信を行う第4の通信部と、
    を備えるゲートウェイ装置と
    からなるコンテンツ再生システム。
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