JP2016057439A - 端末装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】実在の音場に対応した調整値を設定する際に、各種調整値をユーザーが個別に調整する場合と比較して容易に設定できるようにする。【解決手段】コンサートホールに配置された配信装置20は、コンサートホールの音場を再現する調整データを、コンサートホールにいるユーザーの端末装置10へ近距離無線通信により送信する。端末装置10は、配信装置20から送信された調整データを記憶する。ユーザーが自宅に戻ると、端末装置10は、記憶した調整データをアンプ30へ送信する。アンプ30は、端末装置10から送信された調整データを記憶する。アンプ30は、コンサートホールの音場が再現されるように、調整データに基づいてオーディオ信号に音響処理を施し、音響処理が施されたオーディオ信号をスピーカへ出力する。【選択図】図1
Description
本発明は、音場を再現する技術に関する。
AVアンプをコントロールするスマートフォンのアプリケーションプログラムとして、例えば、非特許文献1に記載されたアプリケーションプログラムがある。このアプリケーションプログラムによれば、AVアンプと通信を行い、各種設定を行うことができる。
"商品の特徴|TA−DA5800ES|コンポーネントオーディオ|ソニー"、[online]、ソニー株式会社、[平成26年8月22日検索]、インターネット<http://www.sony.jp/audio/products/TA-DA5800ES/feature_3.html_L1_340>
非特許文献1のアプリケーションプログラムにおいては、各種の音場を選択するメニュー画面があり、いずれかの音場を選択する操作を行うと、選択した音場をAVアンプで再現することができる。しかしながら、再現することができる音場は、アプリケーションプログラムに予め設定されているものでしかなく、他の音場を設定することができない。AVアンプにおいては、リモコンや本体のボタンなどでDSPの調整を行うことにより、ユーザーが好みの音場を再現することもできるが、DSPの知識の少ないユーザーにとって、DSPの多数の調整値を設定して音場を再現することは難しく、手間がかかる。
本発明は、上述した背景の下になされたものであり、実在の音場に対応した調整値を設定する際に、各種調整値をユーザーが個別に調整する場合と比較して容易に設定できるようにする技術を提供することを目的とする。
本発明は、施設の音場を再現する調整データを当該施設に配置された配信装置から無線通信により受信する受信手段と、前記受信手段が受信した調整データを記憶する記憶手段と、前記調整データに基づいてオーディオ信号に前記施設の音場を再現する音響処理を施し、当該音響処理が施されたオーディオ信号を出力する装置へ、前記記憶手段に記憶された前記調整データを無線通信により送信する送信手段と、を有する端末装置を提供する。
また、本発明は、前記無線通信はBLE(Bluetooth (登録商標) Low Energy)の規格に従った通信であり、前記BLEの規格に従った通信により特定される前記配信装置までの距離に対応した前記調整データを前記配信装置から受信するようにしてもよい。
また、本発明は、コンピュータを、施設の音場を再現する調整データを当該施設に配置された配信装置から無線通信により受信する受信手段と、前記受信手段が受信した調整データを記憶する記憶手段と、前記調整データに基づいてオーディオ信号に前記施設の音場を再現する音響処理を施し、当該音響処理が施されたオーディオ信号を出力する装置へ、前記記憶手段に記憶された前記調整データを無線通信により送信する送信手段と、として機能させるためのプログラムを提供する。
本発明によれば、実在の音場に対応した調整値を設定する際に、各種調整値をユーザーが個別に調整する場合と比較して容易に設定することができる。
[実施形態]
図1は、本発明の実施形態に係る装置を示した図である。本実施形態に係る端末装置10は、所謂スマートフォンである。端末装置10は、近距離無線通信の機能を有しており、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)の通信規格に従った通信を行う。なお、端末装置10は、スマートフォンに限定されるものではなく、タブレット端末やデータ通信に特化したコンピュータ装置などであってもよい。
配信装置20は、例えば、コンサートホールに設置されたコンピュータ装置である。配信装置20は、近距離無線通信の機能を有しており、BLEの通信規格に従った通信を行う。
アンプ30は、所謂AVアンプであり、入力されるオーディオ信号を増幅してスピーカへ出力し、入力される映像信号を映像機器へ出力する機能を有する。アンプ30は、DSPを有しており、オーディオ信号に音響処理を施し、各種音場を再現する機能を有する。また、アンプ30も、近距離無線通信の機能を有しており、BLEの通信規格に従った通信を行う。
図1は、本発明の実施形態に係る装置を示した図である。本実施形態に係る端末装置10は、所謂スマートフォンである。端末装置10は、近距離無線通信の機能を有しており、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)の通信規格に従った通信を行う。なお、端末装置10は、スマートフォンに限定されるものではなく、タブレット端末やデータ通信に特化したコンピュータ装置などであってもよい。
配信装置20は、例えば、コンサートホールに設置されたコンピュータ装置である。配信装置20は、近距離無線通信の機能を有しており、BLEの通信規格に従った通信を行う。
アンプ30は、所謂AVアンプであり、入力されるオーディオ信号を増幅してスピーカへ出力し、入力される映像信号を映像機器へ出力する機能を有する。アンプ30は、DSPを有しており、オーディオ信号に音響処理を施し、各種音場を再現する機能を有する。また、アンプ30も、近距離無線通信の機能を有しており、BLEの通信規格に従った通信を行う。
(端末装置10の構成)
図2は、端末装置10のハードウェア構成の一例を示した図である。制御部101は、CPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)、不揮発性メモリを備えており、CPUが不揮発性メモリに記憶されているプログラムを実行すると、スマートフォンのオペレーティングシステムが実現する。
図2は、端末装置10のハードウェア構成の一例を示した図である。制御部101は、CPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)、不揮発性メモリを備えており、CPUが不揮発性メモリに記憶されているプログラムを実行すると、スマートフォンのオペレーティングシステムが実現する。
タッチパネル103は、表示装置(例えば液晶ディスプレイ)と位置入力装置とが一体化した装置である。タッチパネル103は、端末装置10を操作するための各種画面を表示する。また、タッチパネル103は、表示装置上においてユーザーが指又はスタイラスペンで触れた位置を示す情報を制御部101へ出力する。制御部101は、表示装置で表示されている画面と、タッチパネル103から出力された情報に基づいてユーザーの操作を特定し、特定した操作に応じた処理を実行する。操作部104は、端末装置10を操作するためのボタンを備えている。通信部105は、移動体通信網を介して無線通信を行う通信インターフェースとして機能する。近距離通信部108は、BLEの通信規格に従った通信を行う機能を有しており、同じ通信規格に従った通信を行う他の装置と通信を行う。
音声処理部107は、マイクロホンとスピーカを有している。音声処理部107は、端末装置10同士が音声通話を行う場合、通話相手の音声に係るデジタル信号が通信部105から供給されると、供給されたデジタル信号をアナログ信号に変換する。このアナログ信号は、スピーカへ供給され、スピーカからは、通話相手の音声が放音される。また、音声処理部107は、マイクロホンが音声を収音すると、収音した音声をデジタル信号に変換する。音声処理部107は、端末装置10で音声通話を行う場合、ユーザーの音声を変換したデジタル信号を通信部105へ供給する。このデジタル信号は、通信部105から移動体通信網へ送信され、通話相手の端末装置10へ送信される。
記憶部102は、不揮発性メモリであり、各種アプリケーションプログラム(以下、アプリと称する)やアプリが使用するデータを記憶する。本実施形態においては、アンプ30が音場を再現するときに使用するDSPの各種調整データを配信装置20から受信し、受信した調整データをアンプ30へ送信してアンプ30の設定を行う設定アプリを記憶している。
(端末装置10の機能構成)
図3は、設定アプリを実行することにより実現する機能の構成を示した機能ブロック図である。受信部151は、近距離通信部108を制御し、配信装置20が送信する調整データを受信する。メモリ制御部152は、受信部151が受信した調整データを記憶部102に書き込む。また、メモリ制御部152は、記憶部102に記憶されている調整データを読み出し、読み出した調整データを送信部153へ供給する。送信部153は、メモリ制御部152から供給された調整データを、近距離通信部108を制御してアンプ30へ送信する。
図3は、設定アプリを実行することにより実現する機能の構成を示した機能ブロック図である。受信部151は、近距離通信部108を制御し、配信装置20が送信する調整データを受信する。メモリ制御部152は、受信部151が受信した調整データを記憶部102に書き込む。また、メモリ制御部152は、記憶部102に記憶されている調整データを読み出し、読み出した調整データを送信部153へ供給する。送信部153は、メモリ制御部152から供給された調整データを、近距離通信部108を制御してアンプ30へ送信する。
(配信装置20の構成)
図4は、配信装置20のハードウェア構成の一例を示した図である。近距離通信部205は、BLEの通信規格に従った通信を行う機能を有しており、同じ通信規格に従った通信を行う他の装置と通信を行う。記憶部202は、データを永続的に記憶する不揮発性メモリを有している。記憶部202は、後述するアンプ30のDSPがオーディオ信号に音響処理を施すときに使用する調整データを記憶する。ここで、記憶部202に記憶されている調整データは、配信装置20が設置されているコンサートホールの音場を再現する内容となっている。制御部201は、CPUやRAM、不揮発性メモリを備えており、CPUが不揮発性メモリに記憶されているプログラムを実行すると、調整データを端末装置10へ送信する機能が実現する。
図4は、配信装置20のハードウェア構成の一例を示した図である。近距離通信部205は、BLEの通信規格に従った通信を行う機能を有しており、同じ通信規格に従った通信を行う他の装置と通信を行う。記憶部202は、データを永続的に記憶する不揮発性メモリを有している。記憶部202は、後述するアンプ30のDSPがオーディオ信号に音響処理を施すときに使用する調整データを記憶する。ここで、記憶部202に記憶されている調整データは、配信装置20が設置されているコンサートホールの音場を再現する内容となっている。制御部201は、CPUやRAM、不揮発性メモリを備えており、CPUが不揮発性メモリに記憶されているプログラムを実行すると、調整データを端末装置10へ送信する機能が実現する。
(アンプ30の構成)
図5は、アンプ30のハードウェア構成の一例を示した図である。制御部301は、CPUやRAM、不揮発性メモリを備えている。CPUは、不揮発性メモリに記憶されているプログラムを実行し、各部を制御する。記憶部302は、データを永続的に記憶する不揮発性メモリを有している。記憶部302は、後述するDSPがオーディオ信号に音響処理を施すときに使用する調整データを記憶する。操作部303は、アンプ30を操作するための各種ボタンを有している。制御部301は、操作部303において操作されたボタンに応じて各種処理を実行する。近距離通信部304は、BLEの通信規格に従った通信を行う機能を有しており、同じ通信規格に従った通信を行う他の装置と通信を行う。
図5は、アンプ30のハードウェア構成の一例を示した図である。制御部301は、CPUやRAM、不揮発性メモリを備えている。CPUは、不揮発性メモリに記憶されているプログラムを実行し、各部を制御する。記憶部302は、データを永続的に記憶する不揮発性メモリを有している。記憶部302は、後述するDSPがオーディオ信号に音響処理を施すときに使用する調整データを記憶する。操作部303は、アンプ30を操作するための各種ボタンを有している。制御部301は、操作部303において操作されたボタンに応じて各種処理を実行する。近距離通信部304は、BLEの通信規格に従った通信を行う機能を有しており、同じ通信規格に従った通信を行う他の装置と通信を行う。
信号取得部307は、オーディオ信号や映像信号の入力端子を複数備えている。信号取得部307は、制御部301により制御され、複数の入力端子に入力されたオーディオ信号から一つのオーディオ信号を選択して信号処理部306へ出力する。また、信号取得部307は、制御部301により制御され、複数の入力端子に入力された映像信号から一つを選択して信号出力部308へ出力する。
信号処理部306は、ADコンバータ、DSP、DAコンバータを有する。ADコンバータは、信号取得部307から供給されたオーディオ信号をデジタル信号に変換してDSPへ出力する。DSPは、制御部301が記憶部302から取得して信号処理部306へ出力した調整データに基づいてデジタル信号に音響処理を施し、音響処理が施されたデジタル信号をDAコンバータへ出力する。DAコンバータは、DSPから供給されるデジタル信号をアナログ信号であるオーディオ信号に変換して信号出力部308へ出力する。
信号出力部308は、映像信号の出力端子と、オーディオ信号の出力端子を備えており、信号取得部307から供給される映像信号を映像信号の出力端子へ供給し、DSPから供給されるオーディオ信号をオーディオ信号の出力端子へ供給する。
信号処理部306は、ADコンバータ、DSP、DAコンバータを有する。ADコンバータは、信号取得部307から供給されたオーディオ信号をデジタル信号に変換してDSPへ出力する。DSPは、制御部301が記憶部302から取得して信号処理部306へ出力した調整データに基づいてデジタル信号に音響処理を施し、音響処理が施されたデジタル信号をDAコンバータへ出力する。DAコンバータは、DSPから供給されるデジタル信号をアナログ信号であるオーディオ信号に変換して信号出力部308へ出力する。
信号出力部308は、映像信号の出力端子と、オーディオ信号の出力端子を備えており、信号取得部307から供給される映像信号を映像信号の出力端子へ供給し、DSPから供給されるオーディオ信号をオーディオ信号の出力端子へ供給する。
(実施形態の動作例)
次に本実施形態の動作例について、図6のシーケンス図を用いて説明する。コンサートホールにいるユーザーが端末装置10において設定アプリを起動する操作を行うと、制御部101は、記憶部102から設定アプリを取得して実行する。制御部101は、設定アプリを実行すると、配信装置20が送信するアドバタイズメントパケットを受信する(ステップS1)。このアドバタイズメントパケットを近距離通信部108が受信すると、制御部101は、配信装置20との接続状態へ移行し(ステップS2)、近距離通信部108を制御して接続要求を送信する(ステップS3)。この接続要求を近距離通信部205が受信すると、制御部201は、端末装置10との接続状態へ移行する(ステップS4)。
次に本実施形態の動作例について、図6のシーケンス図を用いて説明する。コンサートホールにいるユーザーが端末装置10において設定アプリを起動する操作を行うと、制御部101は、記憶部102から設定アプリを取得して実行する。制御部101は、設定アプリを実行すると、配信装置20が送信するアドバタイズメントパケットを受信する(ステップS1)。このアドバタイズメントパケットを近距離通信部108が受信すると、制御部101は、配信装置20との接続状態へ移行し(ステップS2)、近距離通信部108を制御して接続要求を送信する(ステップS3)。この接続要求を近距離通信部205が受信すると、制御部201は、端末装置10との接続状態へ移行する(ステップS4)。
接続状態へ移行した制御部201は、記憶部202に記憶されている調整データを取得し、取得した調整データを、近距離通信部205を制御して送信する(ステップS5)。この調整データを近距離通信部108が受信すると、制御部101は、近距離通信部205から送信された調整データを記憶部102に記憶させる(ステップS6)。
配信装置20と端末装置10は、一定間隔で通信を行い、通信が維持されている間は、接続状態を維持する。一方、端末装置10のユーザーが配信装置20の通信範囲外に出ると、互いに通信相手からの通信が届かなくなり、通信ができなくなる。端末装置10は、配信装置20と通信ができなくなると、配信装置20の通信範囲外に出たと判断し、接続状態を解除する(ステップS7)。また、配信装置20も、端末装置10と通信ができなくなると、接続状態を解除する(ステップS8)。
この後にユーザーが帰宅し、自宅のアンプ30に近づくと、近距離通信部304が送信しているアドバタイズメントパケットを近距離通信部108が受信する(ステップS9)。このアドバタイズメントパケットを近距離通信部108が受信すると、制御部101は、端末装置10との接続状態へ移行し(ステップS10)、近距離通信部108を制御して接続要求を送信する(ステップS11)。この接続要求を近距離通信部304が受信すると、制御部301は、端末装置10との接続状態へ移行する(ステップS12)。
制御部101は、アンプ30との接続状態へ移行すると、記憶部102に記憶されている調整データを取得し、取得した調整データを、近距離通信部108を制御してアンプ30へ送信する(ステップS13)。この調整データを近距離通信部304が受信すると、制御部301は、近距離通信部304が受信した調整データを記憶部302に記憶させる(ステップS14)。
この後、ユーザーが設定アプリを終了させると(ステップS15)、端末装置10からアンプ30への通信が行われなくなる。アンプ30は、端末装置10と通信ができなくなると、接続状態を解除する(ステップS16)。調整データを記憶したアンプ30においては、記憶した調整データを制御部301が信号処理部306へ供給する。信号処理部306は、供給された調整データに基づいてオーディオ信号に音響処理を施す。
本実施形態によれば、ユーザーが行った場所の音場を再現する調整データを、設定アプリが取得してアンプ30へ出力するため、煩雑な操作を行わなくともユーザーが行った場所の音場を再現することができる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。なお、上述した各実施形態及び以下の変形例は、一つ又は複数を適宜組み合わせて実施してもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。なお、上述した各実施形態及び以下の変形例は、一つ又は複数を適宜組み合わせて実施してもよい。
上述した実施形態においては、端末装置10は、配信装置20から調整データを取得しているが、本発明は、この構成に限定されるものではない。例えば、配信装置20は、通信ネットワークに接続されており、調整データを記憶したサーバ装置の通信ネットワーク上におけるアドレスを端末装置10へ送信し、端末装置10は、受信したアドレスで特定されるサーバ装置と通信を行い、サーバ装置から調整データを取得してもよい。
上述した実施形態においては、配信装置20は、施設の一例であるコンサートホールに配置されているが、配信装置20の配置場所はコンサートホールに限定されるものではなく、例えば、多目的ホール、ライブハウス、オペラハウス、野球場、屋外のステージなど、他の施設であってもよい。
上述した実施形態においては、調整データの内容は、施設の音場を再現する内容となっているが、この構成に限定されるものではない。例えば、ライブハウスにおいては、ライブハウスに配置されたスピーカや音場を調整する調音パネルによって得られる音場の調整データを配信装置20が送信するようにしてもよい。
BLEの通信規格においては、BLEに従った通信を行う装置同士は、通信相手までの距離を特定することができる。例えば、コンサートホールの演奏用スペースの上方に配信装置20を配置し、配信装置20は、端末装置10までの距離を特定する。
配信装置20は、特定した配信装置20から端末装置10までの距離により、コンサートホールにおいて端末装置10が位置する領域として、例えば、ホール前方(演奏スペースに近い方向)、ホール中央、ホール後方、2階席などを特定する。コンサートホールにおいては、これらの位置によって音の聞こえ方が異なる場合があるため、配信装置20は、端末装置10までの距離に応じた調整データ、即ち、特定した領域に対応した音響特性を再現する調整データを端末装置10へ送信してもよい。
配信装置20は、特定した配信装置20から端末装置10までの距離により、コンサートホールにおいて端末装置10が位置する領域として、例えば、ホール前方(演奏スペースに近い方向)、ホール中央、ホール後方、2階席などを特定する。コンサートホールにおいては、これらの位置によって音の聞こえ方が異なる場合があるため、配信装置20は、端末装置10までの距離に応じた調整データ、即ち、特定した領域に対応した音響特性を再現する調整データを端末装置10へ送信してもよい。
上述した実施形態においては、BLEの通信規格に従って各装置が通信を行っているが、各装置が従う通信規格は、BLEに限定されるものでない。例えば、各装置は、無線LANの通信規格に従って通信を行ってもよい。また、端末装置10は、配信装置20との間ではBLEに従った通信を行い、アンプ30との間では無線LANの通信規格に従った通信を行うというように、通信相手に応じて通信方法が異なるようにしてもよい。
上述した実施形態においては、配信装置20は、アンプ30に対応した調整データを送信しているが、アンプ30の機種が複数ある場合、アンプ30毎にDSPが異なり、調整データの種類が異なる場合がある。アンプ30の機種が複数ある場合には、配信装置20は、各機種に対応した調整データを端末装置10へ送信し、端末装置10は、配信装置20から取得した調整データのうち、通信相手となるアンプ30に対応した調整データをアンプ30へ送信するようにしてもよい。
各装置のプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD(Hard Disk Drive)、FD(Flexible Disk))など)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供し、インストールしてもよい。また、通信回線を介してプログラムをダウンロードしてインストールしてもよい。
10…端末装置、20…配信装置、30…アンプ、101…制御部、102…記憶部、103…タッチパネル、104…操作部、105…通信部、107…音声処理部、108…近距離通信部、151…受信部、152…メモリ制御部、153…送信部、201…制御部、202…記憶部、205…近距離通信部、301…制御部、302…記憶部、303…操作部、304…近距離通信部、306…信号処理部、307…信号取得部、308…信号出力部
Claims (3)
- 施設の音場を再現する調整データを当該施設に配置された配信装置から無線通信により受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した調整データを記憶する記憶手段と、
前記調整データに基づいてオーディオ信号に前記施設の音場を再現する音響処理を施し、当該音響処理が施されたオーディオ信号を出力する装置へ、前記記憶手段に記憶された前記調整データを無線通信により送信する送信手段と、
を有する端末装置。 - 前記無線通信はBLE(Bluetooth Low Energy)の規格に従った通信であり、
前記BLEの規格に従った通信により特定される前記配信装置までの距離に対応した前記調整データを前記配信装置から受信する
請求項1に記載の端末装置。 - コンピュータを、
施設の音場を再現する調整データを当該施設に配置された配信装置から無線通信により受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した調整データを記憶する記憶手段と、
前記調整データに基づいてオーディオ信号に前記施設の音場を再現する音響処理を施し、当該音響処理が施されたオーディオ信号を出力する装置へ、前記記憶手段に記憶された前記調整データを無線通信により送信する送信手段と、
として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014183141A JP2016057439A (ja) | 2014-09-09 | 2014-09-09 | 端末装置及びプログラム |
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