JP2016197191A - 像担持体ユニットおよびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】クリーニングブレードの長手方向両端部と中央部における像担持体に対する接触圧のばらつきを簡易な構成で調整可能とした像担持体ユニットおよびそれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】像担持体ユニットは、像担持体と、直方体状のクリーニングブレードを有するクリーニング装置と、を備える。クリーニングブレードは、クリーニングブレードと像担持体とが当接する第1の直線上における像担持体の接線に垂直な法線と、クリーニングブレードの厚み方向と、のなす設定角θが所定の角度となるように配置される。そして、第1の直線と、像担持体の回転方向に対しクリーニングブレードと支持部材との最上流側の境界線である第2の直線と、が共に法線上に重なるとともに、クリーニングブレードの第2の直線を含む像担持体の回転方向下流側の領域を支持部材との接着領域とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、電子写真方式を利用した複写機、プリンター、ファクシミリ、それらの複合機等の画像形成装置に用いる帯電装置およびそれを備えた画像形成装置に関し、特に、像担持体と、像担持体上の残留トナーを除去するクリーニングブレードを備えたクリーニング装置と、をユニット化した像担持体ユニットおよびそれを備えた画像形成装置に関するものである。
従来の画像形成装置においては、主に粉末の現像剤が使用され、現像装置を用いて感光体ドラム等の像担持体上に形成された静電潜像を現像剤中のトナーにより可視化し、その可視像(トナー像)を記録媒体上に転写した後、定着処理を行うプロセスが一般的である。感光体ドラム表面に残存するトナーは感光体ドラムに圧接されるクリーニングブレードを備えたクリーニング装置により除去され、新たなトナー像の形成が行われる。
ここで、図13に示すように、支持部材41に接着固定されたクリーニングブレード22のエッジ部22aを感光体ドラム3の長手方向に沿って線接触させると、図13に矢印で示す曲げ方向(ブレード厚み方向)の変形に加えて、クリーニングブレード22の長手方向(図13の紙面と垂直な方向)にも若干の変形が発生する。この長手方向への変形はクリーニングブレードの中央部に比べ両端部において顕著である。その結果、クリーニングブレードの長手方向両端部における接触圧が中央部に比べて大きくなり、感光体ドラム3の長手方向両端部において感光層の削れが発生するという問題点があった。
そこで、感光体ドラムの長手方向におけるクリーニングブレードの接触圧を一定に保持する方法が提案されており、例えば特許文献1には、クリーニングブレードを支持する支持部材の拘束力を、クリーニングブレードの長手方向両端部と中央部とで変化させることでクリーニング部材の長手方向における接触圧を均一化するようにしたクリーニング部材が開示されている。
また、特許文献2には、クリーニングブレードをフレーム部材に固定する2箇所の固定部材と、クリーニングブレードの長手方向両端との距離を調整することで、クリーニングブレードの長手方向の一端と他端との当接圧の差を調整するようにした像担持体装置が開示されている。
特開2008−65044号公報 特開2013−72889号公報
しかし、特許文献1の方法では、クリーニングブレードを支持する支持部材を、板金と板バネとで構成する必要があるため部品点数が増加する。また、クリーニングブレードの長手方向端部と中央部とで支持部材による支持面積が適切に調整されない場合、かえって接触圧のばらつきが大きくなるおそれもあった。
一方、特許文献2の方法では、クリーニングブレードの一端と他端とで当接圧を調整することはできるものの、クリーニングブレードの長手方向両端部の接触圧が中央部に比べて大きい場合に接触圧を調整することはできなかった。
本発明は、上記問題点に鑑み、クリーニングブレードの長手方向両端部と中央部における像担持体に対する接触圧のばらつきを簡易な構成で調整可能とした像担持体ユニットおよびそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の第1の構成は、像担持体と、クリーニング装置と、を備えた像担持体ユニットである。像担持体は回転可能であり、外周面にトナー像が形成される。クリーニング装置は、像担持体の外周面に所定の圧力で線接触し、像担持体上の残留トナーを掻き取る直方体状のクリーニングブレードと、クリーニングブレードが前記像担持体の回転方向上流側に突出した状態で接着固定される支持部材と、を有する。像担持体の回転軸と平行なクリーニングブレードの一辺方向を長手方向、長手方向と直交する像担持体の外周面の移動方向に延在するクリーニングブレードの一辺方向を幅方向、長手方向および幅方向と直交するクリーニングブレードの一辺方向を厚み方向とするとき、クリーニングブレードは、クリーニングブレードと像担持体とが当接する第1の直線上における像担持体の接線に垂直な法線と、クリーニングブレードの厚み方向と、のなす設定角θが所定の角度となるように配置されている。そして、第1の直線と、像担持体の回転方向に対しクリーニングブレードと支持部材との最上流側の境界線である第2の直線と、が共に法線上に重なるとともに、クリーニングブレードの第2の直線を含む像担持体の回転方向下流側の領域を支持部材との接着領域としている。
本発明の第1の構成によれば、像担持体の回転によりクリーニングブレードに加わる力の中で、クリーニングブレードを幅方向に圧縮する力を支配的にすることができる。その結果、クリーニングブレードの曲げ方向(厚み方向)、および長手方向の変形を抑制することができ、像担持体に対するクリーニングブレードの接触圧を長手方向の略全域に亘って均一化することができる。
本発明のドラムユニット40を備えた画像形成装置1の全体構成を示す概略断面図 本発明の第1実施形態に係るドラムユニット40およびこれに連結されるトナー搬送装置30付近の構成を示す側面断面図 第1実施形態のドラムユニット40に用いられるクリーニングブレード22および支持部材41の斜視図 図3におけるクリーニングブレード22および支持部材41の端部周辺の拡大斜視図 第1実施形態のドラムユニット40において、クリーニングブレード22を感光体ドラム3に接触させた状態を示す側面図 図5におけるクリーニングブレード22と感光体ドラム3との接触部分の拡大図 本発明の第2実施形態に係るドラムユニット40において、クリーニングブレード22を感光体ドラム3に接触させた状態を示す側面図 図7におけるクリーニングブレード22と感光体ドラム3との接触部分の拡大図 本発明1のドラムユニット40について感光体ドラム3に対するクリーニングブレード22の長手方向の当接圧分布をシミュレーションしたグラフ 本発明2のドラムユニット40について感光体ドラム3に対するクリーニングブレード22の長手方向の当接圧分布をシミュレーションしたグラフ 本発明3のドラムユニット40について感光体ドラム3に対するクリーニングブレード22の長手方向の当接圧分布をシミュレーションしたグラフ 比較例のドラムユニット40について感光体ドラム3に対するクリーニングブレード22の長手方向の当接圧分布をシミュレーションしたグラフ クリーニングブレード22を感光体ドラム3に接触させた従来の構成を示す側面図
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の画像形成装置100の構成を示す概略断面図である。画像形成装置(例えばプリンター)100では、画像形成動作を行う場合、帯電装置2により図1の時計回り方向に回転する感光体ドラム3が一様に帯電され、画像データに基づく露光装置(レーザー走査ユニット等)4からのレーザービームにより感光体ドラム3上に静電潜像が形成され、現像ユニット5により静電潜像に現像剤(以下、トナーという)が付着されてトナー像が形成される。
この現像ユニット5へのトナーの供給はトナーコンテナ6から行われる。なお、画像データはパーソナルコンピューター(図示せず)等から送信される。また、感光体ドラム3の表面の残留電荷を除去する除電装置(図示せず)が、感光体ドラム3の回転方向に対しクリーニング装置7の下流側に設けられている。
上記のようにトナー像が形成された感光体ドラム3に向けて、シート(転写紙、OHP等)が給紙カセット8からシート搬送路9を経由して搬送され、レジストローラー対10で転写ローラー11(画像転写部)への給送タイミングが調整される。そして、転写ローラー11により感光体ドラム3の表面に形成されたトナー像がシートに転写される。トナー像が転写されたシートは感光体ドラム3から分離され、定着ローラー対12を有する定着部13に搬送されてトナー像が定着される。定着部13を通過したシートは、シート搬送路14により装置上部に搬送され、排出ローラー対15より排出トレイ16に排出される。
一方、感光体ドラム3の表面に残留しているトナーはクリーニング装置7により除去される。そして、感光体ドラム3は除電装置(図示せず)により除電された後、帯電装置2によって再び帯電され、以下同様にして画像形成が行われる。なお、感光体ドラム3と、帯電装置2と、クリーニング装置7とから成るユニットを、以下ではドラムユニット40(図2参照)と称する。
感光体ドラム3は、例えばアルミニウム製のドラム素管の外周面にアモルファスシリコン(a−Si)や有機感光層(OPC)から成る感光層が積層されたものであり、帯電装置2により、表面を帯電させるようになっている。そして、露光装置4からのレーザービームを受けた表面に帯電を減衰させた静電潜像を形成する。帯電装置2は、放電(例えばコロナ放電)することで感光体ドラム3の表面を帯電させるものであり、例えば細いワイヤー等を電極として、高電圧を印加されることで放電するようになっている。
露光装置4は、画像データに基づいて、光ビーム(例えばレーザービーム)を感光体ドラム3に照射し、感光体ドラム3の表面に静電潜像を形成する。現像ユニット5は、感光体ドラム3に対向配置された現像ローラーを備え、内部に収容された現像剤を現像ローラーにより感光体ドラム3の静電潜像に付着させて、トナー像を形成する。
クリーニング装置7は、トナー像がシートに転写された後に、感光体ドラム3の表面に残ったトナー(残留トナー)を除去する。クリーニング装置7の詳細な構成については後述する。
定着部13は、内部にハロゲンランプ等が配設された図1の時計回り方向に回転する加熱ローラー、および反時計回り方向に回転する加圧ローラーから成る定着ローラー対12がハウジング内に収納されている。転写ローラー11によりトナー像が転写されたシートは、定着部13内に搬入されて定着ローラー対12の定着ニップ部を通過する。このとき所定の温度および圧力により加熱、加圧され、シート上のトナー像が溶融定着されて永久像とされる。
図2は、本発明の第1実施形態に係るドラムユニット40およびこれに連結されるトナー搬送装置30付近の構成を示す要部断面図である。クリーニング装置7は、スプリング(図示せず)により感光体ドラム3の長手方向に線接触する摺擦ローラー21、クリーニングブレード22、および回収スクリュー23を備えている。
摺擦ローラー21は感光体ドラム3に所定の圧力で圧接されており、図示しない駆動手段により感光体ドラム3との当接面において同一方向に回転(順回転)する。摺擦ローラー21の周速は感光体ドラム3の周速よりも速くなるように(ここでは1.2倍)制御されている。摺擦ローラー21としては、例えば金属シャフトの周囲にローラー体としてEPDMゴム製でアスカーC硬度55°の発泡体層を形成した構造が挙げられる。ローラー体の材質としてはEPDMゴムに限定されず、他の材質のゴムや発泡ゴム体であっても良く、アスカーC硬度が10〜90°の範囲のものが好適に使用される。
感光体ドラム3表面の、摺擦ローラー21との当接面よりも回転方向下流側には、クリーニングブレード22が感光体ドラム3に当接した状態で支持部材41に固定されている。クリーニングブレード22としては、例えばJIS硬度が78°のポリウレタンゴム製のブレードが用いられ、感光体ドラム3表面の当接点において感光体ドラム3の接線方向に対し所定の角度で取り付けられている。なお、クリーニングブレード22の材質および硬度、寸法、感光体ドラム3への食い込み量および圧接力等は、感光体ドラム3の仕様に応じて適宜設定される。
摺擦ローラー21或いはクリーニングブレード22により感光体ドラム3表面から掻き落とされた残留トナーは重力により落下し、クリーニング装置7のハウジング内に徐々に堆積する。そして、回収スクリュー23が回転することにより、ハウジング内のトナーはハウジングの長手方向(図2の紙面と垂直な方向)に順次搬送され、ハウジングの底面の一端に設けられたトナー排出部25からクリーニング装置7の外部に排出される。
トナー搬送装置30は、トナー搬送パイプ31および搬送スクリュー33を含む構成である。トナー搬送パイプ31の両端にはトナー搬入口32、トナー排出口33が形成されており、トナー搬入口32はクリーニング装置7のトナー排出部25に、トナー排出口33は廃トナーボトル37にそれぞれ連結されている。搬送スクリュー35は、搬送羽(螺旋羽)35aおよびその中心を貫通する回転軸35bから構成されており、トナー搬送パイプ31内に回転可能に支持されている。回転軸35bの一端はトナー搬送パイプ31の外部に延長されており、その先端には駆動入力ギア39が付設されている。駆動入力ギア39は駆動モーター(図示せず)に連結されており、搬送スクリュー35は所定の速度で回転駆動される。クリーニング装置7からトナー搬入口32を介してトナー搬送パイプ31内に搬入されたトナーは、図2の矢印A方向に回転する搬送スクリュー35によりトナー搬送パイプ31内を矢印B方向に順次搬送され、トナー排出口33を介して廃トナーボトル37内へ貯留される。
図3は、第1実施形態のドラムユニット40に用いられるクリーニングブレード22および支持部材41の斜視図であり、図4は、クリーニングブレード22および支持部材41の端部周辺(図3の破線円S内)の拡大斜視図である。
支持部材41は、ステンレス等の板金を側面視L字状に折り曲げて形成されており、十分な剛性を有している。クリーニングブレード22は、支持部材41のL字状の一辺(図3では下辺)の外側に沿って接着固定されている。
図4に示すように、クリーニングブレード22は支持部材41から先端が突出するように接着固定されており、クリーニングブレード22先端の支持部材41から遠い側のエッジ部22aが感光体ドラム3表面に当接する。
ここで、クリーニングブレード22のエッジ部22aと感光体ドラム3とが当接する直線(以下、第1の直線という)をL1、感光体ドラム3の回転方向に対して支持部材41とクリーニングブレード22との最上流側の境界線(以下、第2の直線という)をL2とし、第2の直線L2を含む支持部材41とクリーニングブレード22との接触面を接着領域Rとする。また、以下の説明において、感光体ドラム3の回転軸と平行なクリーニングブレード22の一辺方向を長手方向(X方向)、長手方向と直交し、感光体ドラムの外周面の移動方向に延在するクリーニングブレード22の一辺方向を幅方向(Y方向)、長手方向および幅方向に直交するクリーニングブレード22の一辺方向を厚み方向(Z方向)とする。
図5は、第1実施形態のドラムユニット40において、クリーニングブレード22および支持部材41を感光体ドラム3に接触させた状態を示す側面図であり、図6は、図5におけるクリーニングブレード22と感光体ドラム3との接触部分の拡大図である。図5に示すように、クリーニングブレード22は、感光体ドラム3の回転方向(図5の時計回り方向)に対し上流側に先端を向けた状態で、エッジ部22aを感光体ドラム3の表面に当接させている。
また、図6に示すように、クリーニングブレード22は、エッジ部22aと感光体ドラム3とが当接する第1の直線L1上における感光体ドラム3の接線Tに垂直な法線Oと、クリーニングブレード22の厚み方向(Z方向)とのなす角度(以下、設定角という)θが所定の角度となるように配置されている。
本実施形態では、クリーニングブレード22の長手方向(X方向、図6の紙面と垂直な方向)への変形を抑制するために、法線Oが第2の直線L2を通るように、即ち、第1の直線L1と第2の直線L2とが法線O上に重なるようにクリーニングブレード22を配置している。そして、クリーニングブレード22の感光体ドラム3と反対側の面(図6では上面)において、第2の直線L2を含む感光体ドラム3の回転方向下流側の領域を接着領域R(図6に破線で表示)としている。
上記の構成とすることにより、感光体ドラム3の回転によりクリーニングブレード22に加わる力の中で、クリーニングブレード22を幅方向(Y方向)に圧縮する力を支配的にすることができる。その結果、クリーニングブレード22の曲げ方向(厚み方向、Z方向)、および長手方向(X方向、図6の紙面と垂直な方向)の変形を抑制することができ、感光体ドラム3に対するクリーニングブレード22の接触圧を長手方向の略全域に亘って均一化することができる。
ここで、クリーニングブレード22の厚みをtとすると、クリーニングブレード22は、第2の直線L2を含む感光体ドラム3の回転方向上流側の領域(支持部材41から突出した領域)の幅方向寸法w1=t×θ/90°で表される。従って、クリーニングブレード22の幅方向寸法wは、接着領域Rを確保するためにw>t×θ/90を満たす必要がある。
また、設定角θが大きくなると、クリーニングブレード22の曲げ方向に加わる力が大きくなるため、クリーニングブレード22のめくれが発生し易くなる。従って、設定角θは0°以上45°以下とすることが好ましい。
図7は、本発明の第2実施形態に係るドラムユニット40において、クリーニングブレード22および支持部材41を感光体ドラム3に接触させた状態を示す側面図であり、図8は、図7におけるクリーニングブレード22と感光体ドラム3との接触部分の拡大図である。本実施形態では、第1実施形態と同様に、エッジ部22aと感光体ドラム3とが当接する第1の直線L1上における感光体ドラム3の接線Tに垂直な法線Oが第2の直線L2を通るように、即ち、第1の直線L1と第2の直線L2とが法線O上に重なるようにクリーニングブレード22を配置している。そして、感光体ドラム3の回転方向に対し下流側、且つ感光体ドラム3との対向面と垂直な第2の直線L2を含む面(図7、図8では右側面)を接着領域R(図8に破線で表示)としている。
上記の構成とすることにより、第1実施形態と同様に、感光体ドラム3の回転によりクリーニングブレード22に加わる力の中で、クリーニングブレード22を幅方向(Y方向)に圧縮する力を支配的にすることができる。その結果、クリーニングブレード22の曲げ方向(Z方向、厚み方向)、および長手方向(X方向、図8の紙面と垂直な方向)の変形を抑制することができ、感光体ドラム3に対するクリーニングブレード22の接触圧を長手方向の略全域に亘って均一化することができる。
また本実施形態では、クリーニングブレード22の幅方向寸法wは、第2の直線L2を含む感光体ドラム3の回転方向下流側の領域(支持部材41から突出した領域)の幅方向寸法と同一であり、クリーニングブレード22の厚みをtとすると、w=t×θ/90°で表される。
また、本実施形態においても、設定角θが大きくなるとクリーニングブレード22の曲げ方向に加わる力が大きくなるため、クリーニングブレード22のめくれが発生し易くなる。従って、設定角θは0°以上45°以下とすることが好ましい。
その他、本発明は上記各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば上記実施形態においては、摺擦ローラー21およびクリーニングブレード22を備えたクリーニング装置7について説明したが、本発明のトナー搬送装置30は、例えばクリーニングブレード22のみを備えたクリーニング装置にも適用することができる。
また、上記各実施形態では、感光体ドラム3と、感光体ドラム3の表面に残留したトナーを除去するクリーニング装置7とをユニット化したドラムユニット40を例に挙げて説明したが、例えばトナー像が一次転写される中間転写ベルト(像担持体)と、中間転写ベルト上の残留トナーをクリーニングブレードにより除去するベルトクリーニング装置とがユニット化された像担持体ユニットにも全く同様に適用可能である。以下、実施例により本発明の効果について更に詳細に説明する。
本発明のドラムユニット40を用いた場合の、感光体ドラム3に対するクリーニングブレード22の長手方向の接触圧のばらつきについて調査した。試験条件としては、長手方向の寸法が228mm、幅方向の寸法w=14mm、厚みt=2mmのポリウレタン製のクリーニングブレード22を、支持部材41から突出した領域の幅方向寸法(ブレード自由長)w1=0.55mm(接着領域Rの幅方向寸法w−w1=13.45mm)として支持部材41に接着固定し、設定角θ=25°で感光体ドラム3に接触させて、図5、図6に示したような第1実施形態のドラムユニット40(本発明1)を作製した。
また、長手方向の寸法が228mm、幅方向の寸法w=6mm、厚みt=2mmのポリウレタン製のクリーニングブレード22を、支持部材41から突出した領域の幅方向寸法(ブレード自由長)w1=0.55mm(接着領域Rの幅方向寸法w−w1=4.45mm)として支持部材41に接着固定し、設定角θ=25°で感光体ドラム3に接触させて、図5、図6に示したような第1実施形態のドラムユニット40(本発明2)を作製した。
また、長手方向の寸法が228mm、幅方向の寸法w=0.55mm、厚みt=2mmのポリウレタン製のクリーニングブレード22を、長手方向および厚み方向に延在する面を接着領域Rとして支持部材41に接着固定し、支持部材41から突出した領域の幅方向寸法(ブレード自由長)w1=0.55mmとして、設定角θ=25°で感光体ドラム3に接触させて、図7、図8に示したような第2実施形態のドラムユニット40(本発明3)を作製した
一方、長手方向の寸法が228mm、幅方向の寸法w=15mm、厚みt=2mmのポリウレタン製のクリーニングブレード22を、支持部材41から突出した領域の幅方向寸法(ブレード自由長)w1=10mm(接着領域Rの幅方向寸法w−w1=5mm)として支持部材41に接着固定し、設定角θ=25°で感光体ドラム3に接触させて、図13に示したような従来のドラムユニット40(比較例)を作製した。
本発明1〜3、および比較例のドラムユニット40について、感光体ドラム3に対するクリーニングブレード22の長手方向の当接圧分布をシミュレーションにより比較した。結果を図9〜図12に示す。図9〜図12では、横軸にクリーニングブレード22の長手方向位置(mm)、縦軸にクリーニングブレード22の当接圧(N)をとり、長手方向の各位置(0.5mm間隔)における当接圧をプロットしている。
図9〜図11から明らかなように、本発明1〜3のドラムユニット40では、クリーニングブレード22の長手方向の略全域に亘って当接圧が略均一であった。これに対し、図12から明らかなように、比較例のドラムユニット40では、長手方向両端部における当接圧が中央部に比べて大幅に高くなっていた。
以上の結果より、本発明1〜3のドラムユニット40では、クリーニングブレード22の長手方向両端部における当接圧を低減する効果が認められ、感光体ドラム3の長手方向両端部における感光層の削れ防止効果が期待できることが確認された。
本発明は、像担持体と、像担持体上の残留トナーを除去するクリーニングブレードを備えたクリーニング装置と、をユニット化した像担持体ユニットに利用可能である。本発明の利用により、クリーニングブレードの長手方向両端部と中央部における像担持体に対する接触圧のばらつきを簡易な構成で調整することができる。
3 感光体ドラム(像担持体)
7 クリーニング装置
21 摺擦ローラー
22 クリーニングブレード
22a エッジ部
30 トナー搬送装置
40 ドラムユニット(像担持体ユニット)
41 支持部材
100 画像形成装置
L1 第1の直線
L2 第2の直線
T 接線
O 法線
R 接着領域

Claims (5)

  1. 外周面にトナー像が形成される回転可能な像担持体と、
    該像担持体の外周面に所定の圧力で線接触し、前記像担持体上の残留トナーを掻き取る直方体状のクリーニングブレードと、該クリーニングブレードが前記像担持体の回転方向上流側に突出した状態で接着固定される支持部材と、を有するクリーニング装置と、
    を備えた像担持体ユニットにおいて、
    前記像担持体の回転軸と平行な前記クリーニングブレードの一辺方向を長手方向、該長手方向と直交する前記像担持体の外周面の移動方向に延在する前記クリーニングブレードの一辺方向を幅方向、前記長手方向および前記幅方向と直交する前記クリーニングブレードの一辺方向を厚み方向とするとき、
    前記クリーニングブレードは、前記クリーニングブレードと前記像担持体とが当接する第1の直線上における前記像担持体の接線に垂直な法線と、前記クリーニングブレードの前記厚み方向と、のなす設定角θが所定の角度となるように配置されており、
    前記第1の直線と、前記像担持体の回転方向に対し前記クリーニングブレードと前記支持部材との最上流側の境界線である第2の直線と、が共に前記法線上に重なるとともに、前記クリーニングブレードの前記第2の直線を含む前記像担持体の回転方向下流側の領域を前記支持部材との接着領域としたことを特徴とする像担持体ユニット。
  2. 前記設定角θが0°以上45°以下であることを特徴とする請求項1に記載の像担持体ユニット。
  3. 前記接着領域は、前記クリーニングブレードの前記長手方向および前記幅方向に延在する、前記像担持体と反対側の面に形成されており、前記クリーニングブレードの幅方向の寸法をw、前記クリーニングブレードの厚みをtとするとき、w>t×θ/90°を満たすことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の像担持体ユニット。
  4. 前記接着領域は、前記クリーニングブレードの前記長手方向および前記厚み方向に延在する、前記像担持体の回転方向に対し下流側の面に形成されており、前記クリーニングブレードの幅方向の寸法をw、前記クリーニングブレードの厚みをtとするとき、w=t×θ/90°を満たすことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の像担持体ユニット。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の像担持体ユニットを備えた画像形成装置。
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JP2006184689A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Canon Inc 画像形成方法及び画像形成装置
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